JPH1053737A - インクジェット記録用インク - Google Patents
インクジェット記録用インクInfo
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- JPH1053737A JPH1053737A JP21033296A JP21033296A JPH1053737A JP H1053737 A JPH1053737 A JP H1053737A JP 21033296 A JP21033296 A JP 21033296A JP 21033296 A JP21033296 A JP 21033296A JP H1053737 A JPH1053737 A JP H1053737A
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Landscapes
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】インクの粘度は環境温度によって大きく変化す
るため、記録ヘッドの吐出特性が変化し、インクジェッ
トプリンタを使用する環境温度によって、その記録品質
を一定に保てないという課題があった。 【解決手段】被記録材を着色するための染料と、染料を
溶解する溶媒からなるインクジェット記録用インクであ
って、インクの5℃における粘度と40℃における粘度
の比を、1.0以上、3.5以下とする。
るため、記録ヘッドの吐出特性が変化し、インクジェッ
トプリンタを使用する環境温度によって、その記録品質
を一定に保てないという課題があった。 【解決手段】被記録材を着色するための染料と、染料を
溶解する溶媒からなるインクジェット記録用インクであ
って、インクの5℃における粘度と40℃における粘度
の比を、1.0以上、3.5以下とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばパソコン用
ターミナルプリンタ、電卓用プリンタ、レジスター用プ
リンタなどに用いられ、インク滴によって記録を行うイ
ンクジェットプリンタに使用するインクジェット記録用
インクに関する。
ターミナルプリンタ、電卓用プリンタ、レジスター用プ
リンタなどに用いられ、インク滴によって記録を行うイ
ンクジェットプリンタに使用するインクジェット記録用
インクに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、様々な方法
でインク滴を吐出し、被記録材上にインク滴を付着させ
て記録を行う。一つの記録方法として、特公平2−51
734号公報に開示されているように、圧力発生手段に
より、インクを満たした圧力室と呼ばれる室に圧力を与
えて、インクを圧力室から微少なノズルを通じて吐出さ
せ、ノズルに対向する位置に設置された被記録材に付着
させて記録する方法がある。
でインク滴を吐出し、被記録材上にインク滴を付着させ
て記録を行う。一つの記録方法として、特公平2−51
734号公報に開示されているように、圧力発生手段に
より、インクを満たした圧力室と呼ばれる室に圧力を与
えて、インクを圧力室から微少なノズルを通じて吐出さ
せ、ノズルに対向する位置に設置された被記録材に付着
させて記録する方法がある。
【0003】ところで、インクの物理的性質である粘度
や表面張力や比重は、環境温度によってその値が変わ
る。特にインクの粘度の温度依存性は大きく、従来我々
が開発したインクの5℃の粘度値は、40℃の粘度値に
比較して、4倍程度以上であった。
や表面張力や比重は、環境温度によってその値が変わ
る。特にインクの粘度の温度依存性は大きく、従来我々
が開発したインクの5℃の粘度値は、40℃の粘度値に
比較して、4倍程度以上であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の圧力
発生手段の圧力発生能力は、通常、環境温度が変わって
も一定か、低温になる程小さくなる。またインクの粘度
は粘性抵抗となって、インク吐出の抵抗になるため、粘
度が大きいほど、吐出されるインクの量やスピードは小
さくなる。前述した如く、インクの粘度は低温ほど大き
くなり、それ故、インク吐出量と吐出スピードは、低温
で益々小さくなる。
発生手段の圧力発生能力は、通常、環境温度が変わって
も一定か、低温になる程小さくなる。またインクの粘度
は粘性抵抗となって、インク吐出の抵抗になるため、粘
度が大きいほど、吐出されるインクの量やスピードは小
さくなる。前述した如く、インクの粘度は低温ほど大き
くなり、それ故、インク吐出量と吐出スピードは、低温
で益々小さくなる。
【0005】インクの吐出量が多ければ、記録の濃度は
高くなり、吐出量が少なければ、記録の濃度は低くな
る。インクの粘度の温度依存性が大きい程、インク吐出
量や吐出スピード等の記録ヘッドの吐出特性は、環境温
度に大きな影響を受け、よって、良好で一定の品質の記
録を得られなくなる。
高くなり、吐出量が少なければ、記録の濃度は低くな
る。インクの粘度の温度依存性が大きい程、インク吐出
量や吐出スピード等の記録ヘッドの吐出特性は、環境温
度に大きな影響を受け、よって、良好で一定の品質の記
録を得られなくなる。
【0006】インクの粘度が環境温度によって変化して
も、記録品質の変化や低下を防ぐためには、プリンタな
いし記録ヘッドに、インクの粘度に対応した吐出ができ
る機構、例えば記録ヘッドの加熱手段等を取り付ける方
法がある。ところが、このような機構を取り付けると、
プリンタのコストが上昇し、サイズの増大が生じるた
め、適切な方法とは言えない。
も、記録品質の変化や低下を防ぐためには、プリンタな
いし記録ヘッドに、インクの粘度に対応した吐出ができ
る機構、例えば記録ヘッドの加熱手段等を取り付ける方
法がある。ところが、このような機構を取り付けると、
プリンタのコストが上昇し、サイズの増大が生じるた
め、適切な方法とは言えない。
【0007】そこで、本発明はこのような課題を解決す
るためになされたものであり、環境温度の変化による、
インクの物理的性質のうちインク吐出特性に大きな影響
を与える粘度の変化を小さくしたインクを提供すること
で、記録品質が環境温度の変化に対して安定しており、
安価で小サイズのインクジェットプリンタを提供するこ
とを目的とする。
るためになされたものであり、環境温度の変化による、
インクの物理的性質のうちインク吐出特性に大きな影響
を与える粘度の変化を小さくしたインクを提供すること
で、記録品質が環境温度の変化に対して安定しており、
安価で小サイズのインクジェットプリンタを提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録用インクは、少なくとも被記録材を着色するための
染料と該染料を溶解する溶媒からなるインクジェット記
録用インクであって、インクの5℃における粘度と40
℃における粘度の比が1.0以上、3.5以下であるこ
とを特徴とする。
記録用インクは、少なくとも被記録材を着色するための
染料と該染料を溶解する溶媒からなるインクジェット記
録用インクであって、インクの5℃における粘度と40
℃における粘度の比が1.0以上、3.5以下であるこ
とを特徴とする。
【0009】本発明によれば、インクの温度依存性が小
さいため、環境温度が変化しても、プリンタや記録ヘッ
ドに特別な機構を設けなくても、安定した吐出特性を保
つことができ、記録の品質を一定にするという効果を奏
する。また、当該インクジェット記録方式を用いたプリ
ンタのコスト上昇やサイズの増大を生じることもない。
さいため、環境温度が変化しても、プリンタや記録ヘッ
ドに特別な機構を設けなくても、安定した吐出特性を保
つことができ、記録の品質を一定にするという効果を奏
する。また、当該インクジェット記録方式を用いたプリ
ンタのコスト上昇やサイズの増大を生じることもない。
【0010】この場合において、インクの5℃における
粘度と40℃における粘度の比が1.0以上、2.5以
下とすることが望ましく、これにより更にインクの温度
依存性を小さくできるため、記録の品質を一定にするこ
とができる。
粘度と40℃における粘度の比が1.0以上、2.5以
下とすることが望ましく、これにより更にインクの温度
依存性を小さくできるため、記録の品質を一定にするこ
とができる。
【0011】また、インクの染料を溶解する溶媒自体、
5℃における粘度と40℃における粘度の比が比較的小
さいものを用いることが好ましい。例えば、ジエチレン
グリコールモノブチルエーテルアセテート、トリプロピ
レングリコールモノメチルエーテル、n−デカン等が好
ましい溶媒として挙げられる。また、染料を溶解する溶
媒が水であるときは、水以外の溶媒として5℃における
粘度と40℃における粘度の比が小さい、例えば、ジメ
チルスルホキシド、1,4−ジオキサン、炭酸プロピレ
ン等を添加することが望ましく、これによりインクの温
度依存性を小さくできるため、上記の効果を奏する。
5℃における粘度と40℃における粘度の比が比較的小
さいものを用いることが好ましい。例えば、ジエチレン
グリコールモノブチルエーテルアセテート、トリプロピ
レングリコールモノメチルエーテル、n−デカン等が好
ましい溶媒として挙げられる。また、染料を溶解する溶
媒が水であるときは、水以外の溶媒として5℃における
粘度と40℃における粘度の比が小さい、例えば、ジメ
チルスルホキシド、1,4−ジオキサン、炭酸プロピレ
ン等を添加することが望ましく、これによりインクの温
度依存性を小さくできるため、上記の効果を奏する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を用い
て本発明を説明する。
て本発明を説明する。
【0013】本発明は、被記録材を着色するための染料
と該染料を溶解する溶媒からなるインクジェット記録用
インクであり、他に成分調整剤、例えばインクの表面張
力を調整する界面活性剤、防腐剤、pH調整剤等を添加
することができる。
と該染料を溶解する溶媒からなるインクジェット記録用
インクであり、他に成分調整剤、例えばインクの表面張
力を調整する界面活性剤、防腐剤、pH調整剤等を添加
することができる。
【0014】本発明のインクにおいて着色剤として用い
られる染料の添加量は、要求される記録濃度及び色彩値
によって決定されるが、着色成分量に換算して0.1〜
20wt%、望ましくは0.1〜5wt%添加されるも
のである。染料は単独もしくは複数で添加することがで
きる。
られる染料の添加量は、要求される記録濃度及び色彩値
によって決定されるが、着色成分量に換算して0.1〜
20wt%、望ましくは0.1〜5wt%添加されるも
のである。染料は単独もしくは複数で添加することがで
きる。
【0015】着色に用いられる染料としては、水溶性染
料としては、C.I.DirectBlack(以下D
Bk)−38、DBk−71、DBk−74、DBk−
75、DBk−90、DBk−112、DBk−11
7、DBk−154、DBk−169、Acid Bl
ack(以下ABk)−2、ABk−24、ABk−3
1、ABk−52等の黒色染料がある。またカラー染料
としてはC.I.Direct Yellow(以下D
Y)−27、DY−28、DY−33、DY−39、D
Y−58、DY−86、DY−88、DY−98、DY
−132、DY−142、DY−144、Acid Y
ellow(以下AY)−11、AY−17、AY−2
3、AY−25、Diret Red(以下DR)−
1、DR−2、DR−4、DR−9、DR−11、DR
−13、DR−17、DR−20、DR−227、Ac
id Red(以下AR)−1、AR−14、AR−3
2、AR−51、AR−52、AR−87、AR−9
2、AR−94、AR−249、AR−289、Dir
ect Blue(以下DB)−1、DB−8、DB−
71、DB−76、DB−78、DB−80、DB−8
6、DB−90、DB−199、Acid Blue
(以下AB)−9、AB−22、AB−93、AB−1
12等がある。油性染料としては、黒染料としてC.
I.SolventBlack(以下SBk)−3、S
Bk−7、SBk−22、SBk−45、SBk−50
等がある。またカラ−染料としてはC.I.Solve
nt Yellow(以下SY)−19、SY−61、
SY−82、SY−93、Solvent Red(以
下SR)−8、SR−18、SR−49、SR−81、
Solvent Blue(以下SB)−2、SB−
5、SB−36、SB−70等があるが、これらに限定
されるものではなく、必要に応じて選択可能である。本
発明のインクにおける溶媒成分としては、5℃における
粘度と40℃における粘度の比(簡便のため以下これを
温度粘度係数α5/40と呼ぶ)が小さい溶媒を、単独もし
くは複数混合して使用することができる。この溶剤とし
ては例えばジエチレングリコールモノブチルエーテルア
セテート、トリプロピレングリコールモノメチルエーテ
ル、n−デカン等の有機溶剤があげられる。
料としては、C.I.DirectBlack(以下D
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75、DBk−90、DBk−112、DBk−11
7、DBk−154、DBk−169、Acid Bl
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1、ABk−52等の黒色染料がある。またカラー染料
としてはC.I.Direct Yellow(以下D
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6、DB−90、DB−199、Acid Blue
(以下AB)−9、AB−22、AB−93、AB−1
12等がある。油性染料としては、黒染料としてC.
I.SolventBlack(以下SBk)−3、S
Bk−7、SBk−22、SBk−45、SBk−50
等がある。またカラ−染料としてはC.I.Solve
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SY−82、SY−93、Solvent Red(以
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Solvent Blue(以下SB)−2、SB−
5、SB−36、SB−70等があるが、これらに限定
されるものではなく、必要に応じて選択可能である。本
発明のインクにおける溶媒成分としては、5℃における
粘度と40℃における粘度の比(簡便のため以下これを
温度粘度係数α5/40と呼ぶ)が小さい溶媒を、単独もし
くは複数混合して使用することができる。この溶剤とし
ては例えばジエチレングリコールモノブチルエーテルア
セテート、トリプロピレングリコールモノメチルエーテ
ル、n−デカン等の有機溶剤があげられる。
【0016】また、水を溶媒として使用したインク中に
温度粘度係数α5/40が小さい溶媒を、単独もしくは複数
添加することができ、溶剤として例えばジメチルスルホ
キシド、1,4−ジオキサン、炭酸プロピレン等があげ
られる。
温度粘度係数α5/40が小さい溶媒を、単独もしくは複数
添加することができ、溶剤として例えばジメチルスルホ
キシド、1,4−ジオキサン、炭酸プロピレン等があげ
られる。
【0017】他にインクに保湿性を持たせる為に有機溶
剤を添加することができ、有機溶剤として例えばグリセ
リン、グリコール類、ポリグリコール類等の不揮発性有
機溶剤をあげることができる。有機溶剤の添加量はイン
クの全重量に対して1〜50wt%の範囲で添加できる
が、インクの粘度、蒸発性等から1〜30wt%の範囲
にすることが望ましい。
剤を添加することができ、有機溶剤として例えばグリセ
リン、グリコール類、ポリグリコール類等の不揮発性有
機溶剤をあげることができる。有機溶剤の添加量はイン
クの全重量に対して1〜50wt%の範囲で添加できる
が、インクの粘度、蒸発性等から1〜30wt%の範囲
にすることが望ましい。
【0018】インク中の成分の組み合わせは、インク及
び記録の品質項目のいずれに重点を置くかで決まるが、
本発明のインクにおいては温度粘度係数α5/40が1.0
以上、3.5以下となるように、更には温度粘度係数α
5/40が1.0以上、2.5以下となるように構成され
る。その一例として、以下の表1に示す組成物からイン
クを作成し、5℃及び25℃及び40℃の粘度の値と、
各温度におけるインクの吐出特性と記録品質の判定結
果、上記5℃及び40℃の粘度の値から計算したインク
の温度粘度係数α5/40と、溶媒の温度粘度係数α5/40の
値を表2に示す。
び記録の品質項目のいずれに重点を置くかで決まるが、
本発明のインクにおいては温度粘度係数α5/40が1.0
以上、3.5以下となるように、更には温度粘度係数α
5/40が1.0以上、2.5以下となるように構成され
る。その一例として、以下の表1に示す組成物からイン
クを作成し、5℃及び25℃及び40℃の粘度の値と、
各温度におけるインクの吐出特性と記録品質の判定結
果、上記5℃及び40℃の粘度の値から計算したインク
の温度粘度係数α5/40と、溶媒の温度粘度係数α5/40の
値を表2に示す。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】図1は、本実施形態のインクと従来我々が
開発したインクの粘度の温度依存性の比較を示すグラフ
である。線aが本実施形態のインクであり、線bが、比
較例としての従来のインクを示すものである。比較例b
のものが、40℃の粘度値η40bに対する5℃の粘度値
η5bが4倍程度あるのに対し、本実施形態のインクで
は、5℃の粘度値η5a=4.9mPa・s、40℃の粘度値
η40a=1.7mPa・sであり、η5aはη40aの2.9倍で
あり、インク粘度の温度特性が改善されたことがわか
る。
開発したインクの粘度の温度依存性の比較を示すグラフ
である。線aが本実施形態のインクであり、線bが、比
較例としての従来のインクを示すものである。比較例b
のものが、40℃の粘度値η40bに対する5℃の粘度値
η5bが4倍程度あるのに対し、本実施形態のインクで
は、5℃の粘度値η5a=4.9mPa・s、40℃の粘度値
η40a=1.7mPa・sであり、η5aはη40aの2.9倍で
あり、インク粘度の温度特性が改善されたことがわか
る。
【0022】上記表2における吐出特性、記録濃度及び
記録安定性の判定方法は以下の通りである。
記録安定性の判定方法は以下の通りである。
【0023】(1)吐出特性:5℃及び25℃及び40℃
の環境下で、内径60μmのノズルからインクを単位時
間吐出させ、「吐出したインクの総重量/インクの吐出
回数」から求められる1吐出あたりの吐出インク重量を
測定し、25℃での吐出インク重量に対する5℃及び4
0℃の吐出インク重量の変化率を求め、下記基準を以て
判定する。
の環境下で、内径60μmのノズルからインクを単位時
間吐出させ、「吐出したインクの総重量/インクの吐出
回数」から求められる1吐出あたりの吐出インク重量を
測定し、25℃での吐出インク重量に対する5℃及び4
0℃の吐出インク重量の変化率を求め、下記基準を以て
判定する。
【0024】 ○−吐出インク重量の変化率が±5%以内 △−吐出インク重量の変化率が±10%以内 ×−吐出インク重量の変化率が±10%より大 (2)記録濃度:(1)と同じ条件・吐出方法でインクを吐出
させ、市販のコピー紙に記録したものの記録部分の光学
濃度を測定し、5℃及び40℃の光学濃度を25℃の光
学濃度と比較して、下記基準を以て判定する。
させ、市販のコピー紙に記録したものの記録部分の光学
濃度を測定し、5℃及び40℃の光学濃度を25℃の光
学濃度と比較して、下記基準を以て判定する。
【0025】 ○−光学濃度の変化率が±5%以内 △−光学濃度の変化率が±10%以内 ×−光学濃度の変化率が±10%より大 (3)記録安定性:(2)と同じ方法でインクを吐出・記録す
ることを、コピー紙100枚分行い、下記基準で判定す
る。
ることを、コピー紙100枚分行い、下記基準で判定す
る。
【0026】 ○−異常なし ×−不吐出または記録の乱れ発生 以上のように、インクの温度粘度係数α5/40を1.0以
上、3.5以下にした場合、吐出されるインクの重量の
変化は殆どなく、記録の品質は低下することはない。こ
のため、プリンタを動作させる環境温度が変化しても良
好な記録品質が維持される。使用した溶媒のジメチルス
ルホキシドの温度粘度係数α5/40は2.0であり、粘度
の温度依存性が小さい溶媒である。
上、3.5以下にした場合、吐出されるインクの重量の
変化は殆どなく、記録の品質は低下することはない。こ
のため、プリンタを動作させる環境温度が変化しても良
好な記録品質が維持される。使用した溶媒のジメチルス
ルホキシドの温度粘度係数α5/40は2.0であり、粘度
の温度依存性が小さい溶媒である。
【0027】
【実施例】さらに以下にその組成を示す実施例1〜5
(表3〜表7)及び比較例1〜2(表8、表9)のイン
クを用いて、詳細に本実施例を説明する。
(表3〜表7)及び比較例1〜2(表8、表9)のイン
クを用いて、詳細に本実施例を説明する。
【0028】実施例1〜5及び比較例1〜2のインクの
表記した成分を、その総量が100gになるように秤量
添加し、約70℃で加熱して撹拌した。インクの温度が
室温に戻った後、孔径0.8μmのメンブランフィルタ
ーで濾過して各インクを作成した。
表記した成分を、その総量が100gになるように秤量
添加し、約70℃で加熱して撹拌した。インクの温度が
室温に戻った後、孔径0.8μmのメンブランフィルタ
ーで濾過して各インクを作成した。
【0029】〔実施例1〕
【0030】
【表3】
【0031】〔実施例2〕
【0032】
【表4】
【0033】
【化1】
【0034】〔実施例3〕
【0035】
【表5】
【0036】〔実施例4〕
【0037】
【表6】
【0038】〔実施例5〕
【0039】
【表7】
【0040】〔比較例1〕
【0041】
【表8】
【0042】〔比較例2〕
【0043】
【表9】
【0044】上記各インクの5℃及び25℃及び40℃
の粘度の値と、各温度におけるインクの吐出特性と記録
品質の判定結果、上記5℃及び40℃の粘度の値から計
算したインクの温度粘度係数α5/40と、溶媒の温度粘度
係数α5/40の値を表10に示す。同じく比較例のインク
について表11に示す。それぞれの表における吐出特
性、記録濃度、記録安定性は、上記と同様に判定した。
の粘度の値と、各温度におけるインクの吐出特性と記録
品質の判定結果、上記5℃及び40℃の粘度の値から計
算したインクの温度粘度係数α5/40と、溶媒の温度粘度
係数α5/40の値を表10に示す。同じく比較例のインク
について表11に示す。それぞれの表における吐出特
性、記録濃度、記録安定性は、上記と同様に判定した。
【0045】
【表10】
【0046】
【表11】
【0047】実施例1のインクは、1,4−ジオキサン
を溶媒として添加したインクであり、その温度粘度係数
α5/40は2.7である。
を溶媒として添加したインクであり、その温度粘度係数
α5/40は2.7である。
【0048】実施例2のインクは、炭酸プロピレンを溶
媒として添加したインクであり、その温度粘度係数α
5/40は2.6である。
媒として添加したインクであり、その温度粘度係数α
5/40は2.6である。
【0049】実施例3のインクは、トリエチレングリコ
ールを溶媒として添加したインクであり、その温度粘度
係数α5/40は3.1である。
ールを溶媒として添加したインクであり、その温度粘度
係数α5/40は3.1である。
【0050】実施例4のインクは、グリセリンを溶媒と
して添加したインクであり、その温度粘度係数α5/40は
2.9である。
して添加したインクであり、その温度粘度係数α5/40は
2.9である。
【0051】実施例5のインクは、n−デカンを溶媒と
して添加したインクであり、その温度粘度係数α5/40は
2.4である。このように、インクの温度粘度係数α
5/40が1.0以上、3.5以下であれば、吐出されるイ
ンクの重量の変化は十分小さなものとなるため、記録の
品質が低下することはなかった。
して添加したインクであり、その温度粘度係数α5/40は
2.4である。このように、インクの温度粘度係数α
5/40が1.0以上、3.5以下であれば、吐出されるイ
ンクの重量の変化は十分小さなものとなるため、記録の
品質が低下することはなかった。
【0052】これに対し、比較例1のインクは、プロピ
レングリコールを溶媒として添加したインクであり、そ
の温度粘度係数α5/40は3.7である。
レングリコールを溶媒として添加したインクであり、そ
の温度粘度係数α5/40は3.7である。
【0053】また、比較例2のインクは、乳酸エチルを
溶媒として添加したインクであり、その温度粘度係数α
5/40は3.8である。
溶媒として添加したインクであり、その温度粘度係数α
5/40は3.8である。
【0054】温度粘度係数α5/40が3.5以上である各
比較例では、吐出されるインクの重量変化が大きく、記
録の印字品質が低下している。このように比較例に使用
されている溶媒の温度粘度係数α5/40は、実施例の温度
粘度係数α5/40に比べて大きく、インクの温度粘度係数
αの上昇を招くものであることがわかる。
比較例では、吐出されるインクの重量変化が大きく、記
録の印字品質が低下している。このように比較例に使用
されている溶媒の温度粘度係数α5/40は、実施例の温度
粘度係数α5/40に比べて大きく、インクの温度粘度係数
αの上昇を招くものであることがわかる。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば環境
温度が変化しても、インクの物理的特性の粘度の変化が
小さく、インクの吐出特性を安定したものとすることが
でき、温度変化によらない安定した記録品質を維持する
インジエットプリンタを提供できる。
温度が変化しても、インクの物理的特性の粘度の変化が
小さく、インクの吐出特性を安定したものとすることが
でき、温度変化によらない安定した記録品質を維持する
インジエットプリンタを提供できる。
【図1】インクの粘度の温度依存性を示す図。
Claims (6)
- 【請求項1】 少なくとも被記録材を着色するための染
料と該染料を溶解する溶媒からなるインクジェット記録
用インクにおいて、該インクの5℃における粘度と40
℃における粘度の比が、1.0以上、3.5以下である
ことを特徴とするインクジエット記録用インク。 - 【請求項2】 請求項1記載のインクジェット記録用イ
ンクにおいて、該インクの5℃における粘度と40℃に
おける粘度の比が1.0以上、2.5以下であることを
特徴とするインクジェット記録用インク。 - 【請求項3】請求項1ないし2記載のインクジェット記
録用インクにおいて、染料を溶解する前記溶媒が、ジエ
チレングリコールモノブチルエーテルアセテート、トリ
プロピレングリコールモノメチルエーテル、n−デカン
の少なくとも一つを含むことを特徴とするインクジェッ
ト記録用インク。 - 【請求項4】請求項1ないし2記載のインクジェット記
録用インクにおいて、染料を溶解する前記溶媒が水であ
り、更に水以外の溶媒としてジメチルスルホキシド、
1,4−ジオキサン、炭酸プロピレンの少なくとも一つ
を添加したことを特徴とするインクジェット記録用イン
ク。 - 【請求項5】請求項1ないし4記載のインクジェット記
録用インクにおいて、更に、不揮発性有機溶剤が、イン
クの全重量に対して1〜50wt%の範囲で添加されて
いることを特徴とするインクジェット記録用インク。 - 【請求項6】請求項5記載のインクジェット記録用イン
クにおいて、前記不揮発性有機溶剤が、グリセリン、グ
リコール類、ポリグリコールの少なくとも一つを含むこ
とを特徴とするインクジェット記録用インク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21033296A JPH1053737A (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | インクジェット記録用インク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21033296A JPH1053737A (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | インクジェット記録用インク |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1053737A true JPH1053737A (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=16587670
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21033296A Withdrawn JPH1053737A (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | インクジェット記録用インク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1053737A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2014163A4 (en) * | 2006-05-02 | 2012-08-08 | Nippon Soda Co | LIQUID COMPOSITION, PROCESS FOR PREPARING LIQUID COMPOSITION AND MEANS FOR COMBATING ECONTOPARASITES FOR MAMMALS AND BIRDS |
| WO2015182667A1 (ja) * | 2014-05-30 | 2015-12-03 | 日産化学工業株式会社 | 薄膜の平坦化方法、平坦化薄膜の形成方法及び薄膜形成用ワニス |
-
1996
- 1996-08-08 JP JP21033296A patent/JPH1053737A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2014163A4 (en) * | 2006-05-02 | 2012-08-08 | Nippon Soda Co | LIQUID COMPOSITION, PROCESS FOR PREPARING LIQUID COMPOSITION AND MEANS FOR COMBATING ECONTOPARASITES FOR MAMMALS AND BIRDS |
| US9277746B2 (en) | 2006-05-02 | 2016-03-08 | Nippon Soda Co., Ltd. | Liquid composition, process for producing the liquid composition, and ectoparasite controlling agent for use in mammals and avians |
| WO2015182667A1 (ja) * | 2014-05-30 | 2015-12-03 | 日産化学工業株式会社 | 薄膜の平坦化方法、平坦化薄膜の形成方法及び薄膜形成用ワニス |
| CN106463632A (zh) * | 2014-05-30 | 2017-02-22 | 日产化学工业株式会社 | 薄膜的平坦化方法、平坦化薄膜的形成方法以及薄膜形成用清漆 |
| JPWO2015182667A1 (ja) * | 2014-05-30 | 2017-04-20 | 日産化学工業株式会社 | 薄膜の平坦化方法、平坦化薄膜の形成方法及び薄膜形成用ワニス |
| US10128444B2 (en) | 2014-05-30 | 2018-11-13 | Nissan Chemical Industries, Ltd. | Thin-film planarization method, planarized thin-film formation method, and thin-film formation varnish |
| CN106463632B (zh) * | 2014-05-30 | 2019-03-08 | 日产化学工业株式会社 | 薄膜的平坦化方法、平坦化薄膜的形成方法以及薄膜形成用清漆 |
| JP2019140419A (ja) * | 2014-05-30 | 2019-08-22 | 日産化学株式会社 | 薄膜の平坦化方法、平坦化薄膜の形成方法及び薄膜形成用ワニス |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031104 |