JPH1053861A - 酸化アルミニウム蒸着フィルムの製造方法 - Google Patents
酸化アルミニウム蒸着フィルムの製造方法Info
- Publication number
- JPH1053861A JPH1053861A JP20952696A JP20952696A JPH1053861A JP H1053861 A JPH1053861 A JP H1053861A JP 20952696 A JP20952696 A JP 20952696A JP 20952696 A JP20952696 A JP 20952696A JP H1053861 A JPH1053861 A JP H1053861A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- aluminum
- aluminum oxide
- film
- oxygen
- deposited
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
蒸発させると共に、真空槽内に酸素を供給して反応さ
せ、酸化アルミニウム蒸着フィルムを製造する反応蒸着
において、安定した膜厚を維持しながら安定した組成の
蒸着膜を連続的に製造を可能とする。 【解決手段】真空槽内の、単位時間当たりの平均アルミ
ニウム蒸発量A〔モル/分〕と、単位時間当たりの酸素
導入量B〔モル/分〕との比〔B/A〕を、0.01<
B/A≦0.2の範囲に維持しながらプラスチックフィ
ルム上に蒸着する。
Description
蒸着フィルムの製造方法に関し、詳しくは、アルミニウ
ムを蒸発源とし、連続したプラスチックフィルム上に酸
化アルミニウムを効果的に蒸着させる酸化アルミニウム
の製造方法に関する。
アルミニウムを蒸着した蒸着フィルムは、特開昭58−
2173号に示されるように、ガスバリア性フィルムと
して、既に知られている。
方法として、酸化アルミニウム自体を蒸発源とする方法
が一般的である。しかし、酸化アルミニウムを蒸発源と
した場合は、蒸気圧が低く、また、蒸発には高温で行わ
なければならない課題があった。
ミニウム蒸気中に酸素ガスを導入しながら蒸着する、い
わゆる反応蒸着法により、酸化アルミニウム蒸着フィル
ムを製造する方法が知られている。この反応蒸着法は、
真空槽内に酸素を導入しながら蒸着を行うため、供給す
る酸素量とアルミニウムの蒸発量との割合が重要となっ
てくる。この酸素の供給量とアルミニウムの蒸発量との
割合を特定することにより、真空槽内の圧力を一定の範
囲内にすることができ、均一な膜厚の酸化アルミニウム
層をプラスチックフィルム上に蒸着する方法が提案され
ている。(特公平6−99798号参照)
発方法(電子線照射加熱方法、抵抗加熱方法)を考慮す
ると、蒸発したアルミニウムのうち50%以下の量が、
プラスチックフィルム上に付着するのに加えて、供給し
た酸素は、プラスチックフィルム上に付着したアルミニ
ウムとのみ反応するので、供給する酸素の量は、付着す
るアルミニウムと反応する対応する範囲の量に設定しな
ければならない。この酸素の供給の割合が、付着するア
ルミニウムに比較して過剰な状態では、真空槽内の蒸着
雰囲気のバランスが崩れ、ガスバリア性、均一な膜厚の
酸化アルミニウム層を有する酸化アルミニウム蒸着フィ
ルムの製造が困難となってしまう。
ムを蒸発源とし、真空槽内に酸素を供給しながら連続し
たプラスチックフィルム上に、酸化アルミニウムを連続
的に蒸着する製造方法において、酸素の供給量をできる
だけ少ない状態でも、安定した性能を有する酸化アルミ
ニウム蒸着層を有する蒸着を可能とした、酸化アルミニ
ウム蒸着フィルムの製造方法を提供することを目的とす
る。
素を導入しながら、アルミニウムに電子線を照射して加
熱蒸発させ、連続したプラスチックフィルム上に、酸化
アルミニウム蒸着層を連続的に形成する、酸化アルミニ
ウム蒸着フィルムの製造方法において、単位時間当たり
の平均アルミニウム蒸発量A〔モル/分〕と、単位時間
当たりの酸素の導入量B〔モル/分〕との比〔B/A〕
を、0.01<B/A≦0.2に維持しながら蒸着を行
うことを特徴とする、酸化アルミニウム蒸着フィルムの
製造方法である。また、第2の発明は、前記蒸着方法に
おいて、マイクロ波プラズマを発生した雰囲気中で蒸着
をする酸化アルミニウム蒸着フィルムの製造方法であ
る。
り行うので、蒸着源の加熱ばかりでなく、真空槽中に供
給された酸素が励起され、蒸発されたアルミニウムとよ
り確実に反応するので、極めて少ない割合の酸素の供給
で、ガスバリア性が優れた透明な酸化アルミニウム蒸着
フィルムの製造が可能となった。
囲気がより一層励起された状態となるので、さらに少な
い割合の酸素で、ガスバリア性の優れた透明な酸化アル
ミニウム蒸着フィルムの製造ができる。
例を示す説明図である。真空槽1内に設置された巻取軸
2に巻かれた連続したプラスチックフィルム5は、−3
0℃〜10℃に冷却された冷却ドラム3に沿って走行し
ながら、フィルム巻取軸4に巻き取られる。同時に、ル
ツボ6内のアルミニウムに電子線ビーム銃7から電子線
を照射して、アルミニウムを蒸発し、かつアルミニウム
の蒸気雰囲気内に位置したガス吹き出し口8から酸素を
供給する。
プラスチックフィルム5の表面に、酸化アルミニウム蒸
着膜が形成される。ここで、酸化アルミニウムは、Al
O、Al2 O3 を示すが、Al2 O3 に完全にするので
はなく、Al2 O3 に微量のAlが存在する状態が、ガ
スバリア性、透明性が良好な状態となる。また、前記蒸
発したアルミニウム内でプラズマを発生するためのホー
ンアンテナ11にマイクロ波を供給することにより、よ
り効果的に蒸着ができる。
ついて説明する。幅50cmのポリエステルフィルム
(厚さ12μm)を600m/分の速度で走行させ、こ
のポリエステルフィルム上に、厚さ400Åの酸化アル
ミニウム層を蒸着するため、蒸着源となるアルミニウム
の蒸発量Aを108.3g/分(4.0モル/分)と
し、一方、酸素の供給量Bを8〜13リットル/分
(0.477〜0.774モル/分)とした。すなわ
ち、酸素供給量B/アルミニウム蒸発量を0.12〜
0.19となる範囲に条件で行った。この時、蒸発した
アルミニウムがポリエステルフィルム上に、酸化アルミ
ニウムとしての付着効率を30%とし、酸素供給量が過
剰にならないように設定した。
フィルムは、透明で、ガスバリア性の優れたフィルム
で、しかも膜厚のバラツキの少ないフィルムであった。
に対する酸素の供給量の割合が少ない状態にしたので、
酸素の供給量が過剰となることがなく、真空槽内の圧力
のバランスが崩れないので、安定した膜厚の連続状態の
蒸着フィルムを得ることができる。
り、蒸着形成された酸化アルミニウムが、完全にAl2
O3 とならず、微量のAlが存在する蒸着を行うので、
透明性を損なわず、しかもガスバリア性の優れた酸化ア
ルミニウム蒸着フィルムを製造することができる。
り、より少ない酸素の供給量での反応蒸着ができ、これ
に蒸着雰囲気にプラズマを発生させることにより、より
効果的に酸化アルミニウム蒸着フィルムの製造が可能と
なった。
示す説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】真空槽内に酸素を導入しながら、アルミニ
ウムに電子線を照射して加熱蒸発させ、連続したプラス
チックフィルム上に、酸化アルミニウム蒸着層を連続的
に形成する酸化アルミニウム蒸着フィルムの製造方法に
おいて、単位時間当たりの平均アルミニウム蒸発量A
〔モル/分〕と、単位時間当たりの酸素の導入量B〔モ
ル/分〕との比〔B/A〕を、0.01<B/A≦0.
2に維持しながら蒸着を行うことを特徴とする、酸化ア
ルミニウム蒸着フィルムの製造方法。 - 【請求項2】マイクロ波プラズマを発生した雰囲気中で
蒸着をする請求項1に記載の酸化アルミニウム蒸着フィ
ルムの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20952696A JP3837782B2 (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | 酸化アルミニウム蒸着フィルムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20952696A JP3837782B2 (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | 酸化アルミニウム蒸着フィルムの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1053861A true JPH1053861A (ja) | 1998-02-24 |
| JP3837782B2 JP3837782B2 (ja) | 2006-10-25 |
Family
ID=16574255
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20952696A Expired - Lifetime JP3837782B2 (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | 酸化アルミニウム蒸着フィルムの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3837782B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001192808A (ja) * | 2000-01-11 | 2001-07-17 | Ulvac Japan Ltd | 透明AlOxバリア膜の形成方法及び製造装置 |
-
1996
- 1996-08-08 JP JP20952696A patent/JP3837782B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001192808A (ja) * | 2000-01-11 | 2001-07-17 | Ulvac Japan Ltd | 透明AlOxバリア膜の形成方法及び製造装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3837782B2 (ja) | 2006-10-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4961958A (en) | Process for making diamond, and doped diamond films at low temperature | |
| US7541070B2 (en) | Method of vapor-depositing strip-shaped substrates with a transparent barrier layer made of aluminum oxide | |
| JPH08197676A (ja) | 障壁層を有するプラスチックフィルムの製造方法および装置 | |
| JP2840502B2 (ja) | 高機能材料膜形成方法 | |
| JPS6135401A (ja) | 反射鏡 | |
| JP2000129428A (ja) | 酸化マグネシウム膜の作製方法 | |
| JP2570279B2 (ja) | 包装用フイルム | |
| JP3837782B2 (ja) | 酸化アルミニウム蒸着フィルムの製造方法 | |
| JPH02250953A (ja) | 蒸着フィルムの製造方法 | |
| EP0656430B2 (en) | Process and apparatus for the codeposition of metallic oxides on plastic films. | |
| JPH1060626A (ja) | 酸化アルミニウム蒸着フィルムの製造方法 | |
| JPH06228743A (ja) | 真空蒸着装置 | |
| JP2000087238A (ja) | 多色被膜生成方法および耐摩耗性・耐食性多色部材 | |
| JP2982050B2 (ja) | ダイヤモンド状炭素薄膜及び異種原子置換ダイヤモンド状炭素薄膜の製造方法 | |
| JPH08209329A (ja) | 巻き取り式蒸着装置及びcvd装置 | |
| JP2000171606A (ja) | 酸化チタン被覆プラスチックフィルムの製造方法および酸化チタン被覆プラスチックフィルム | |
| JPH11200011A (ja) | 真空蒸着装置 | |
| JPH09165674A (ja) | 真空被覆装置 | |
| JP3747953B2 (ja) | ガス遮断性透明フィルム | |
| JP4486308B2 (ja) | イオンプレーティング装置およびこれを用いた成膜方法 | |
| JP4934902B2 (ja) | 巻き取り式真空蒸着装置 | |
| JP2634487B2 (ja) | イオンプレーティングによる耐摩耗性被膜形成法 | |
| JP2668313B2 (ja) | 磁気記録媒体及びその製造方法 | |
| JP2636577B2 (ja) | 窒化チタン膜の形成方法 | |
| WO1987005637A1 (fr) | Dispositif de plaquage ionique continu pour un film a defilement rapide |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060421 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060502 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060615 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060711 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060724 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090811 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100811 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110811 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110811 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120811 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120811 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130811 Year of fee payment: 7 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |