JPH1054073A - 通水溝用面状パッキンとその製造方法 - Google Patents

通水溝用面状パッキンとその製造方法

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JPH1054073A
JPH1054073A JP22772096A JP22772096A JPH1054073A JP H1054073 A JPH1054073 A JP H1054073A JP 22772096 A JP22772096 A JP 22772096A JP 22772096 A JP22772096 A JP 22772096A JP H1054073 A JPH1054073 A JP H1054073A
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packing
water
water passage
groove
drain
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JP22772096A
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Koji Takahashi
孝治 高橋
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KOKUSAKU BLOCK KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排水溝等の接続作業を容易に行うことができ
る通水溝用面状パッキンを提供する。 【解決手段】 排水溝21間に介在して通水孔23周囲
の水封を行う面状パッキン11で、伸縮性材料によって
板状に構成されたパッキン本体12と、パッキン本体1
2の一側面に設けた、排水溝21の接続端面21aに接
着するための両面接着テープ14を有する。面状パッキ
ン11は、排水溝の通水孔23と略同一断面形状の開孔
13を有し、その上端部幅が排水溝の上端部幅よりも小
さく形成される。面状パッキン11は25mmの厚みがあ
る伸縮性材なので、排水溝21の接合部が曲線状の場合
であっても、内側と外側の厚みを変えることで対応でき
る。面状パッキン11の上部の排水溝間には、容易にモ
ルタルを充填することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のコンクリー
ト製の通水溝を接続し、あるいはその通水溝を集水桝そ
の他の通水要素に接続して側溝や暗渠等の通水路を構成
する場合に使用される通水溝用面状パッキンとその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば車歩道やトンネル等の側
溝、各種競技場の側溝、あるいは鉄道の暗渠等に対し、
コンクリートブロックとして構成された複数の排水溝を
直列または交差状に接続して排水路を形成している。ま
た、このような排水溝を集水桝その他の排水要素に接続
することも行われている。
【0003】図9は、このような排水路の一例として、
排水溝を用いて施工された側溝の断面形状を表したもの
である。この図9に示すように、路面1を掘削して形成
した溝孔2に、クラッシャラン3を敷いた後、その上に
ベースコンクリート4(又は、モルタル)を打設し、そ
の上にコンクリートブロックからなる排水溝5を載置し
ている。図に示した排水溝5は、ボックス形の断面形状
を有するとともに、その内部に通水孔6を有し、かつ上
面壁にスリット7を有するいわゆるスリット溝と称され
るタイプのものである。この排水溝5が所定の長さを有
するものとして各種構成され、通水孔6の方向に複数接
続される。なお、排水溝5の片側上方には縁石8が載置
されている。
【0004】図10は、スリット溝であるコンクリート
製の排水溝5を接続する場合の従来の接続構造を例示し
たものである。この図10に示す例では、排水溝5の一
方の接続端面5aに通水孔6の外周面の片側(図面左
側)を覆う配置で凹部9aが形成され、他方の接続端面
5bに通水孔6の外周面の他の片側(図面右側)を覆う
配置で凹部9bが形成されている。両凹部9a,9bの
上端部および下端部は、通水孔6の仮想中心線(図面縦
方向)を越えるように形成されており、排水溝5を前後
に接続配置した場合に、凹部9aと凹部9bの上端部同
士、下端部同士が交差するようになっている。これらの
凹部9a,9bに案内固定されるように、ゴム等からな
る紐状のパッキン10a,10bがそれぞれ施工現場で
各接続端面5a,5bから突出するように嵌め込まれ、
両面接着テープによって接着される。そして、これとほ
ぼ同一構成の他の排水溝5,5が前後に接続されること
により、各パッキン10a,10bによって接続端面5
a,5bでの通水孔6の周囲の封水が行われるようにな
っている。以上の排水溝5,5の接続配置が終了した後
には、外観上の処理を行うため排水溝の端面間(紐状パ
ッキン10a,10bの外周部)にモルタルを充填し
て、当該接合部の施工が完成する。
【0005】なお、図示しないが、排水溝の接続端面の
通水孔全周囲を覆う配置で凹部が形成され、一つの排水
溝の接続端面で紐上パッキンが通水孔全体の封水を行う
ようにしたものも知られている。また、図10に示した
排水溝5では、紐状パッキン10a,10bを取り付け
るための凹部9a,9bを接続端面5a,5bに形成し
ているが、凹部を形成せず接続端面5a,5bに直接紐
状パッキンを接着させるようにしたものも知られてい
る。また、排水溝5の通水孔6としては、各種形状があ
り、例えばその断面形状が多角形状の通水孔や円形の通
水孔等がある。また、排水溝5のスリット7は、図10
に示すように、排水溝の両端部が閉鎖されている図10
に示すタイプのものと、排水溝の長手方向の両端部まで
開口されているタイプのもの等がある。
【0006】図11は、このようなスリット溝であるコ
ンクリート製の排水溝5を曲線部に接続配置して施工す
る場合の従来の施工例を例示したものである。排水溝5
を接続して曲線状の排水路を形成する場合、排水溝5,
5は直線形状なので、排水溝5,5の接合部分に所定の
角度を持たせて接続配置する必要がある。この場合、上
述した紐状パッキンでは、曲線の外周面側の密閉を確保
することができないため、従来では、図11に示す方法
で曲線部分の施工が行われている。まず図11に示すよ
うに、排水溝5,5を排水路となる曲線部の形状に合わ
せた所定の角度で配置し、通水孔の形状とほぼ同一形状
の発砲スチロール51を両排水溝5,5の接合部(通水
孔内)に挿入する。次いで、図示しない、連結用プレー
トを接合部の側面に配置し、コンクリート用ねじを打ち
込むことで、接合部を固定する。次いで、両排水溝5,
5の接合間隔部(発砲スチロール51の外周部)に、目
地材としてモルタル52を詰めるとともに、モルタル5
2の脱落を防止するために上部にサシ筋を53を行う。
この際、凹部9a,9bには紐状パッキンを取り付けず
にモルタル52を詰めることで、この凹部がモルタル5
2を固定させる役目をする。モルタル52が硬化した
後、スリット7から工具を用いて発砲スチロール51を
掻き取る。以上のように施工することで、線部分におけ
る排水溝5,5間の曲防水を確保している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した紐
状のパッキンを用いた従来の排水溝の接続構造では、下
記のように種々の問題があった。排水溝の接続端面の凹
部に紐状パッキンを嵌め込む作業が面倒であり、作業能
率が低いとともに、接着面積が小さいために十分な接着
が得られない場合があった。特にコンクリート粉埃や微
細砂等が排水溝表面に付着し易いコンクリート製排水溝
では紐状パッキンの接着能力が劣るため、紐状パッキン
10a,10bを案内固定するための凹部9a,9bが
接続端面5a,5bに形成されていない排水溝の場合、
途中ではがれ落ち易く、作業効率が低下していた。
【0008】排水溝を複数接続して設計長さの排水路を
施工しようとする場合に、排水路の長さ方向の寸法誤差
を接続端面のパッキン部で調整することが、紐状パッキ
ンでは調整幅が小さいため寸法精度がでにくいものであ
った。また、コンクリート製排水溝を接続した側溝等の
場合、温度変化による熱膨張や熱収縮は、例えば長さ2
0mの場合5cm程度に達する場合があるが、紐状パッキ
ンではこの長さ変化に対する吸収度合が少ないものであ
った。排水溝の胴部に孔をあけて他の枝状の排水溝等を
接続する場合、その接続部における孔形状や孔寸法の差
に対処することが困難であり、各種接続に応用し難い等
の問題もあった。
【0009】また、曲線状の排水路に排水溝を施工する
場合、発砲スチロールの挿入や、サシ筋を行う等の特別
な資材や工程が必要となり、施工効率が低かった。特
に、通水孔内に配置した発砲スチロールはモルタルを受
けるためのものであるため、モルタルが硬化した後でな
ければ取り出すことができず、作業時間を伸ばす結果と
なっていた。このように、発砲スチロールを直ちに取り
除くことができないため、通常は、通水孔内に発砲スチ
ロールを残したまま順次排水溝の接続配置を行ってい
き、排水路全体の施工がほぼ完了する最終段階で取り除
くことになる。このため、通水孔内の発砲スチロール
は、排水溝の端面部から取り出すことができず、幅の狭
いスリットから掻き取らなければならず、作業が大変で
あった。
【0010】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、排水溝等の通水溝の接続作業を容易に行うこ
とができる通水溝用面状パッキンを提供することを第1
の目的とする。また、本発明は、このような通水溝用面
状パッキンを効率よく製造する方法を提供することを第
2の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、複数のコンクリート製通水溝を直列または交差状に
接続し、あるいは前記通水溝を集水桝その他の通水要素
に接続して側溝、暗渠その他の通水路を構成する場合
に、前記接続部分に介在して通水孔周囲の水封を行うパ
ッキンであって、伸縮性材料によって所定の厚みを持っ
た板状に形成され、前記通水溝の接続端面に面接合する
パッキン本体を備え、このパッキン本体は前記通水溝の
通水用の開孔を有する通水溝用面状パッキンとすること
で、前記第1の目的を達成する。請求項2に記載の発明
では、請求項1に記載の通水溝用面状パッキンにおい
て、通水用の開孔の形状は、通水溝の通水孔形状と略同
一に形成されている。請求項3に記載の発明では、請求
項1または、請求項2に記載の通水溝用面状パッキンに
おいて、パッキン本体の上端部の幅寸法が通水溝の上端
部の幅寸法よりも小さく形成されている。請求項4に記
載の発明では、請求項1、請求項2、または請求項3に
記載した通水溝用面状パッキンにおいて、パッキン本体
の少なくとも厚さ方向一方の側面に接着面が形成されて
いる。請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の通
水溝用面状パッキンにおいて、接着面はパッキン本体に
添装された両面接着テープである。請求項6に記載の発
明では、請求項1から請求項5のうちのいずれか1の請
求項に記載の通水溝用面状パッキンにおいて、パッキン
本体は、上下、左右またはその他の方向に沿って二以上
のパッキンエレメントに分割されている。請求項7に記
載の発明では、請求項6に記載の通水溝用面状パッキン
において、パッキンエレメントの分割端部は、組立て時
に互いに重合する寸法を有する。請求項8に記載の発明
では、請求項6または請求項7に記載の通水溝用面状パ
ッキンの製造に際し、各パッキンエレメントは伸縮性材
料で構成された一枚の板状素材をプレス切断することに
より成形するとともに、成形時の型取りは一つのパッキ
ンエレメントの開孔部分に他のパッキンエレメントの一
部が入り込みこれら各パッキンエレメントが相互に隣接
した緻密な配置とする、ことで前記第2の目的を達成す
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、
通水溝として、スリット溝タイプの排水溝の接続に適用
した場合について説明する。図1は本発明に係る面状パ
ッキンの一実施形態による構成を示す斜視図であり、図
2〜図4はこの面状パッキンを用いて排水路を施工する
場合の説明図である。
【0013】図1に示すように、本実施形態の面状パッ
キン11は、全体として略四角形の板状のパッキン本体
12の中央部分に、一部湾曲した略五角形状の開孔13
をあけ、一側面に両面接着テープ14を添装した構成の
ものである。パッキン本体12は、耐水性のある伸縮性
材で構成されている。具体的には、ウレタンフォーム、
特殊ウレタンフォーム、EPDMフォーム、等の各種材
料を使用することが可能である。本実施形態のパッキン
本体12では、ポリエチレン樹脂を基材とする発泡体
(例えば商品名オプセル)等の伸縮性材料によって構成
されており、耐候性に優れ、紫外線による変色等を生じ
ず、また対薬品性に優れ、酸やアルカリに対して安定な
性質を有し、さらに高周波域における吸音特性にも優れ
たものとしている。
【0014】この面状パッキン11は、接続すべき排水
溝の接続端面とほぼ同一形状の輪郭としたもので、外径
寸法は例えば高さ360〜670mm、幅390〜680
mm等としてあり、厚さは例えば25mmとしてある。本実
施形態では、目地材としてのモルタル等を詰めるため
に、面状パッキン11の上端部の幅寸法が、使用すべき
排水溝の上端部の幅寸法よりも約40mm程度狭く形成さ
れるとともに、左右端部の幅寸法も使用すべき排水溝の
左右端部の幅寸法よりも約5mm程度狭く形成されてい
る。一方、面状パッキン11の下端部の幅寸法は、使用
すべき排水溝の下端部の幅寸法とほぼ同一の幅寸法に形
成されている。このため、面状パッキン11を排水溝の
端面に接着する場合、排水溝を路面等に置いた状態で面
状パッキン11の下面を路面に当てることで容易に位置
決めすることができる。
【0015】開孔13の形状は、排水溝の通水孔の形状
に対応させたものである。この面状パッキン11の輪郭
形状や開孔13の形状、およびこれらの寸法については
種々変形できるものであり、例えば開孔13は、排水溝
の通水孔形状に対応させて、円形等とする場合もある。
特に、面状パッキン11の厚さについては、曲線状の排
水路を施工する場合の、種々の曲率に対応できるように
するため、15mm、30mm、40mm、50mm、60mm、
70mm、80mm、90mm、100mm等、種々の厚さとす
ることができる。
【0016】また、パッキン本体12の一側面に設けた
両面接着テープ14には、油脂状表面を有するカバーシ
ート15で被覆してあり、このカバーシート15を任意
の場所、時に応じて剥離することで、接着剤面を表出す
ることができる。ただし、この接着面を両面接着テープ
14で形成したのは、接着作業を容易に行えるようにす
るために最適なものとした場合を示したものであり、必
ずしもこれに限らず他の接着手段を用いることも勿論可
能である。
【0017】図2は、このような構成の面状パッキン1
1を使用して複数の排水溝21および集水桝22を接続
し、排水路を施工する場合の状態を示したものである。
なお、排水溝21は断面ボックス状で上面壁にスリット
2bを有するスリット溝タイプのものであり、断面略5
角形の排水孔23を有するものである。この図2に示す
ように、接続すべき排水溝21の接続端面21aや集水
桝22の接続端面22a等に面状パッキン11を接着す
る。すなわち、面状パッキン11からカバーシート15
を剥離し、両面テープ14による接着面を介して、面状
パッキン本体12を、排水溝21や集水桝22の接続端
面21a,22aに接着する。この接着作業は例えば施
工現場付近等で容易かつ迅速に行うことができる。この
場合、面状パッキン11の接着面積が大きいため、コン
クリート粉埃や微細砂等が排水溝21,集水桝22等の
表面に付着していても、十分な接着が得られ、施工箇所
までの移動途中に面状パッキン11が剥離することがな
い。
【0018】こうして接着した面状パッキン11を挟み
つける形で排水溝21および集水桝22等を接続配置
し、例えば排水溝21の側端部に形成した開口部24を
介して接続端面21aの孔25に連結具としてのボルト
26を挿入し、対向配置した図示しない排水溝等の対向
部に埋設されているナット(図示しない)に締着するこ
とで固定し、所定長さの排水路を形成する。これによ
り、面状パッキン11は圧縮された状態で排水溝21お
よび集水桝22等の間に介在する。
【0019】図3は、面状パッキン11を介在させて接
続した排水溝21を複数接続した状態を示す側断面図で
ある。面状パッキン11の寸法幅が狭く形成されている
上端部の上部と、排水溝21の接続端面21aとの隙間
27部分に、矢印aで示すように目地材としてのモルタ
ルや、コンクリートを充填して強度を確保するとともに
外観を整える。左右横幅方向の側面部分の隙間にも同様
に、目地材の充填を行う。この排水溝21の端面21a
間への目地材の充填は、面状パッキン本体14の外周縁
が型枠としての輪郭を確実に形取るので、従来の紐状パ
ッキンを用いた場合等に比較して、充填が容易かつ確実
に行える。また、このようにして施工された排水路にお
いては、面状パッキン11が圧縮された状態で排水溝2
1および集水桝22等の間に介在するので、排水路の長
さ方向の寸法誤差を接続端面のパッキン部粉で十分に調
整することができ、寸法精度を従来に比して大幅に向上
することができる。さらに、本実施形態の面状パッキン
11では、コンクリート製の排水溝21を接続した側溝
等の場合、温度変化による熱膨張や熱収縮による長さ変
化を十分に吸収することができる。
【0020】図4は、曲線状の排水路を施工する場合の
状態を表したものである。この図4に示すように、排水
溝21を一定の折曲角度θで接合しなければならない場
合であっても、本実施形態の面状パッキン11では十分
な厚みを有しているとともに、伸縮性材で形成されてい
るため、折曲部分の外側と内側とで圧縮状態に差をつけ
ることで、その折曲部分における排水溝21の接続端面
21a間の隙間寸法の差を吸収し、これにより曲線的接
続部においても十分な水封機能が確保できるものであ
る。厚さ25mmの面状パッキン11を使用した場合、例
えば、曲線状に配置した排水溝21,21の内側での間
隔を5mmとし、外側での間隔を15mmとすることで曲線
状の排水路を形成することができる。曲率が更に大きく
なった場合には、更に厚手の面状パッキンを使用し、外
側での間隔を大きく取ることができる。
【0021】曲線状に排水溝21,21を接続配置した
後、両接合部の固定と強度を確保するために、連結用プ
レート61、62を、コンクリート用ねじ63,63を
打ち込んで固定する。なお、図4に示した連結用プレー
ト61,62は、理解を容易にするために拡大して表示
したもので、実際の寸法サイズとは異なる。なお、連結
用プレート61と62は、同一のものを使用するように
しても良い。また、連結用プレート61,62の固定
は、コンクリート用ねじ以外に、ボルトとナットにより
固定するようにしても良い。この場合、ナットは、予め
連結用インサートとして排水溝内に配置しておく。
【0022】このようにして曲線状に接続配置した排水
溝21,21の接合部には、扇形に圧縮形成された面状
パッキン11の上部と側面部に、図3で説明したと同様
に、モルタル等の目地材を充填することで外観を整え
る。
【0023】以上説明したように、本実施形態の面状パ
ッキン11によれば、曲線状の排水路を形成することで
排水溝21の端面21a、21b間の外周側の間隔があ
いた状態でも、面状パッキン11の状端面で目地外の充
填を支えることができる。このため、通水孔(排水孔)
内への発泡スチロール等の挿入や、サシ筋を行う等の特
別の資材や工程を必要とすることがなく、極めて効率よ
く施工することができる。また、発砲スチロール等の挿
入がないため、スリット21bからの掻き取り作業もな
く、施工工数を低減できる。
【0024】なお、以上説明した曲線状の排水路は、水
平面上で曲線状に施工する場合について説明したが、垂
直面上で曲線状に排水溝を施工することも可能である。
すなわち、曲線形状の坂道等の傾斜面に施工する場合、
傾斜が凸局面であれば、上端部側の間隔が狭く、下端部
側の間隔が広くなるように排水溝21,21を接続区配
置する。逆に、傾斜が凹局面であれば、下端部側の間隔
が狭く、上端部側の間隔が広くなるように排水溝21,
21を接続区配置する。このように垂直面上で曲線状に
排水溝を施工する場合であっても、本実施形態の面状パ
ッキンを使用することにより、容易に施工することがで
きる。
【0025】なお、図示しないが、互いに接続配置した
排水溝21と排水溝21との角度θが大きくなった場合
(例えば、45度、60度、90度等)には、施工現場
において排水溝21の端部を斜め(θ/2)に切り取
り、または、削り取り、排水溝21の接続端面21a,
21bを傾斜面状に形成して接続することになる。この
ような加工によって排水溝21の端面部が傾斜面とな
り、排水孔23の表面積が拡大することになるが、この
場合であっても本実施形態の面状パッキン11は十分広
い面積を有するので、切断後の接続端面21a,21b
に余すところなく接触して十分な水封機能を得ることが
できる。なお、この場合、面状パッキン11を接続端面
21aに背着した後、パッキン本体の内側をカッター等
で切断することで、開孔13部の形状を排水溝21の排
水孔23の形状に一致させることができる。
【0026】また図示しないが同様に、排水溝21の胴
部に孔をあけて他の枝状の排水溝等を接続する場合、本
実施形態の面状パッキン11であれば、接続部における
孔形状や孔寸法の差に対処することが容易であり、各種
接続への応用、対応性に富むものとなる。特に、既に敷
設されている排水路に新たな排水路を接続する場合に
は、既設の排水溝の形状と新たに施工する排水溝の形状
とが異なっている場合が多いが、このような場合であっ
ても本実施形態の面状パッキン11によれば、接続部に
おける孔形状や孔寸法の差に対処することが容易であ
る。
【0027】図5は、本発明に係る他の実施形態におけ
る面状パッキンを表したものである。本実施形態の面状
パッキン21は、パッキン本体11が例えば上下二つの
パッキンエレメント11a,11bに分割されている。
各パッキンエレメント11a,11bの一側面には両面
接着テープ14a,14bがそれぞれ設けられている。
そして、施工時においは、この上下の各パッキンエレメ
ント11a,11bの分割端部11a1,11a2,1
1b1,11b2を互いに合せて前記一体型の面状パッ
キンと同様の方法で使用することができる。本実施形態
では、各パッキンエレメント11a,11bの分割端部
11a1,11a2,11b1,11b2が、組立て時
に互いに重合する寸法を有する構成としてある。これに
より、接合端部間に隙間が生じたりすることなく、確実
に水封機能が得られるようになる。
【0028】図6は、図5に示した分割形の面状パッキ
ンの製造方法を例示したものである。前記した第1の実
施形態の場合も同様であるが、本実施形態の分割形の面
状パッキン11を製造する場合には、各パッキンエレメ
ント11a,11bは伸縮性材料で構成された一枚の板
状素材30の一方の側面に両面接着テープ14a,14
bを取り付けた状態で、これをプレス切断することによ
り成形することが望ましい。この場合、成形時の型取り
は、一つのパッキンエレメント(例えば上部エレメント
1a)の開孔13となる部分に、他のパッキンエレメン
ト(例えば下部エレメント1b)の一部が入り込み、こ
れら各パッキンエレメント1a,1bが相互に隣接した
緻密な配置とする。隣接する下方では逆に、一つのパッ
キンエレメント(例えば下部エレメント1b)の開孔1
3となる部分に、他のパッキンエレメント(例えば上部
エレメント1a)の一部が入り込み、これら各パッキン
エレメント1a,1bが相互に隣接した緻密な配置とす
る。すなわち、千鳥状の配列で成形を行うものである。
このような形取りを行う本実施形態の面状パッキンの製
造方法によれば、パッキン本体11の開孔13となる部
分の素材片を極力減少することができ、効率良い製造が
行え、コスト低減等の経済的利点が得られる。
【0029】なお前記の実施形態では、パッキン本体1
1を上下に分割した例を示したが、本発明では図7に示
すように、左右のパッキンエレメント11c,11dに
二分割する構成としてもよい。この場合においても、各
パッキンエレメントの一方の側面に両面接着テープ14
c,14dを取り付けた状態でプレス切断が行われる。
なお、この他、分割方向を各種方向に変更してもよく、
また分割数を三分割以上としてもよい。
【0030】図8は、本実施形態の面状パッキンを予め
取り付けた排水溝21の構成を表したものである。この
排水溝21は、排水溝本体21cの接続端面21a,2
1bの少なくとも一方の面に、上述した各実施形態の面
状パッキン11を予め貼り付けて構成したものである。
なお、図示した排水溝本体21cは、上面壁にスリット
21bを有するスリット溝状のものとしているが、スリ
ットが無い暗渠溝であっても良い。また、長手方向の全
長にわたってスリットが形成されている構造のスリット
溝であっても良い。
【0031】このような構成の排水溝21によると、施
工現場付近や工場内で予め面状パッキン11付きの排水
溝21として取り扱うことができ、施工能率の向上に資
することができるものである。また、排水溝21の接続
端面21aに面状パッキン11が張り付けられているた
め、施工現場に排水溝21を運搬する途中で排水溝同士
が接触して欠けを生じることが少なくなる。このため、
施工途中に資材不足になることが少なくなる。さらに、
資材を多めに準備する必要も少なくなり、運搬コスト、
運搬工数の面で有利である。
【0032】なお、本発明は以上示した各実施形態に限
らず、コンクリート製排水溝を直列または交差状に接続
し、あるいは前記排水溝を集水桝その他の排水要素に接
続して側溝、暗渠その他の排水路を構成する場合に、接
続部分に介在させて通水孔周囲の水封を行うパッキンに
広く適用できるものである。
【0033】また、以上説明した各実施形態では、通水
溝として排水溝を対象に説明したが、本発明では排水溝
に限定されるものではなく、上水道用の通水溝、下水道
用の通水溝に適用することも可能である。また、ガソリ
ン、石油、CWM、COM等の液体燃料用の通水溝、そ
の他の各種液体を輸送するための通水溝にも適用するこ
とが可能である。すなわち、本発明の各請求項で用され
ている「通水」の概念は、水のみを指すものではなく、
広く液体一般を意味するものである。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1から請求
項7に記載した通水溝用面状パッキンによれば、排水溝
等の通水溝の接続作業を容易に行うことができる。請求
項8に記載の通水溝用面状パッキンの製造方法によれ
ば、通水溝用面状パッキンを効率よく製造することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る面状パッキンの一実施形態を示す
斜視図である。
【図2】図1に示す面状パッキンを使用した本発明に係
る排水路の施工方法の実施形態を示す斜視図である。
【図3】図1に示す面状パッキンを使用した本発明に係
る排水路の施工方法の実施形態を示す側断面図である。
【図4】図1に示す面状パッキンを使用して曲線状排水
路の施工状態を示す説明図である。
【図5】本発明に係る面状パッキンの他の実施形態とし
て、分割形の面状パッキンの構成を示す斜視図である。
【図6】図5に示した分割形の面状パッキンを製造する
本発明に係る面状パッキンの製造方法の実施形態を示す
説明図である。
【図7】本発明に係る分割形の面状パッキンの別の実施
形態を示す斜視図である。
【図8】本発明の実施形態に係る面状パッキンを、予め
排水溝に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図9】排水路の構成例を示す断面図である。
【図10】従来例を示す斜視図である。
【図11】従来の曲線状排水路の施工例を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
11 面状パッキン 11a,11b,11c,11d パッキンエレメント 12 パッキン本体 13 開孔 14 両面接着テープ 15 カバーシート 21 排水溝 22 集水桝 23 排水孔 24 開口部 25 孔 26 ボルト 27 隙間 30 板状素材 61,62 連結用プレート

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコンクリート製通水溝を直列また
    は交差状に接続し、あるいは前記通水溝を集水桝その他
    の通水要素に接続して側溝、暗渠その他の通水路を構成
    する場合に、前記接続部分に介在して通水孔周囲の水封
    を行うパッキンであって、 伸縮性材料によって所定の厚みを持った板状に形成さ
    れ、 前記通水溝の接続端面に面接合するパッキン本体を備
    え、このパッキン本体は前記通水溝の通水用の開孔を有
    することを特徴とする通水溝用面状パッキン。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の通水溝用面状パッキン
    において、 通水用の開孔の形状は、通水溝の通水孔形状と略同一に
    形成されている、ことを特徴とする通水用面状パッキ
    ン。
  3. 【請求項3】 請求項1または、請求項2に記載の通水
    溝用面状パッキンにおいて、 パッキン本体の上端部の幅寸法が通水溝の上端部の幅寸
    法よりも小さく形成されている、ことを特徴とする通水
    溝用面状パッキン。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2、または請求項3に
    記載した通水溝用面状パッキンにおいて、 パッキン本体の少なくとも厚さ方向一方の側面に接着面
    が形成されている、ことを特徴とする通水溝用面状パッ
    キン。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の通水溝用面状パッキン
    において、接着面はパッキン本体に添装された両面接着
    テープである、ことを特徴とする通水溝用面状パッキ
    ン。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のうちのいずれか
    1の請求項に記載の通水溝用面状パッキンにおいて、 パッキン本体は、上下、左右またはその他の方向に沿っ
    て二以上のパッキンエレメントに分割されている、 ことを特徴とする通水溝用面状パッキン。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の通水溝用面状パッキン
    において、 パッキンエレメントの分割端部は、組立て時に互いに重
    合する寸法を有する、ことを特徴とする通水溝用面状パ
    ッキン。
  8. 【請求項8】 請求項6または請求項7に記載の通水溝
    用面状パッキンの製造に際し、 各パッキンエレメントは伸縮性材料で構成された一枚の
    板状素材をプレス切断することにより成形するととも
    に、 成形時の型取りは一つのパッキンエレメントの開孔部分
    に他のパッキンエレメントの一部が入り込みこれら各パ
    ッキンエレメントが相互に隣接した緻密な配置とする、
    ことを特徴とする通水溝用面状パッキンの製造方法。
JP22772096A 1996-08-09 1996-08-09 通水溝用面状パッキンとその製造方法 Pending JPH1054073A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018053546A (ja) * 2016-09-29 2018-04-05 株式会社ヒヨリジャパン 排水設備改修工法、排水設備構築方法、および排水設備
JP2020033733A (ja) * 2018-08-29 2020-03-05 アスザック株式会社 排水路の連結構造と排水路の連結方法

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