JPH1054085A - 木造軸組の接合構造と接合金物 - Google Patents

木造軸組の接合構造と接合金物

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JPH1054085A
JPH1054085A JP21258296A JP21258296A JPH1054085A JP H1054085 A JPH1054085 A JP H1054085A JP 21258296 A JP21258296 A JP 21258296A JP 21258296 A JP21258296 A JP 21258296A JP H1054085 A JPH1054085 A JP H1054085A
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joint
fixing
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JP21258296A
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Shinji Harada
眞二 原田
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 梁の上下両側に柱を接合するものにおいて、
使用する金物の数と取付けの手間を低減できるようにす
る。 【解決手段】 梁(1)と梁(2)を接合する金物(3)に一
方の梁(1)の上に設置される上部水平部(5)を設けて、
この上部水平部(5)より突出する柱固定部(8)で上階の
柱(22)を固定し、更に、同じ梁(1)の下面に柱固定金物
(16)の下部水平部(18)を当接して、梁(1)を通す通しボ
ルト(25)で、上部水平部(8)と下部水平部(18)を固定
し、その下部水平部(18)より突出する柱固定部(19)を下
階の柱(17)へ固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、梁と梁との接合
部に用いられる木造軸組の接合構造とそれに使用される
接合金物であって、特に、梁勝ち構造の梁上と梁下への
柱端部の接合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】梁勝ち構造の軸組においては、梁の下に
下階の柱上端が接合され、梁上に上階の柱下端が接合さ
れる。従来においては、図3のように、各柱(41)(42)と
梁(43)の上面若しくは下面間に跨って夫々L字形の引き
寄せ金物(44)(44)…を配置して、それら梁(43)及び柱(4
1)(42)と金物(44)を貫通して差し込んだボルト(45)で固
定している。
【0003】また、梁(43)の側面に別の梁(46)の端部が
接合される場合には、図のような接合金物(47)を用いて
接合することが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構造におい
ては、梁(43)と梁(46)を接合する金物(47)の他に柱(41)
(42)を接合する引き寄せ金物(44)という特別の金物が必
要となり、特に、この引き寄せ金物(44)は、図のように
柱(41)(42)と梁(43)との各コーナー毎に必要となるから
金物の数が増加してコスト高となるとともに、接合の手
間も増加する欠点がある。
【0005】この発明は、このような従来の欠点を解消
して、梁の上下両側に柱を接合するものにおいて、使用
する金物の数と取付けの手間を低減できるようにするこ
とを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、梁・梁接合部の一方の梁側面に当接さ
れる取付け部とその取付け部より張り出した支持部とか
らなる梁接合金物において、前記取付け部上端に一体に
設けられた上部水平部が前記一方の梁上面に載置され、
同じ梁の下面には下階の柱上端に固定された柱接合金物
上端の下部水平部が当接されて、これらの梁及び両水平
部を貫通する垂直方向の通しボルトで相互に固定される
とともに、前記支持部には接合相手となる他方の梁の端
部が固定され、上部水平部より上方に突出する柱固定部
には上階の柱の下端が固定されてなることを特徴とする
ものである。
【0007】上記において、好ましくは、梁接合金物の
柱固定部は柱下端のスリットへ挿入される垂直プレート
からなるとともに、柱側面よりこの接続部を貫通して差
し込んだピン又はボルトで接合されるものが提供され
る。
【0008】また、好ましくは、柱接合金物は、前記下
部水平部の下面より突出する垂直プレートを備え、この
垂直プレートが柱上端のスリットへ挿入されて、その柱
側面より垂直プレートを貫通して差し込んだピン又はボ
ルトで固定されていることを特徴とするものが提供され
る。
【0009】同じく、上記の課題を解決するためのこの
発明の接合金物は、梁・梁接合部の一方の梁の側面に固
定される取付け部と、その取付け部より張り出して他方
の梁を固定する梁支持部と、同じく取り付け部の上端に
一体に設けられて前記一方の梁の上面に載置される上部
水平部と、その上部水平部より上方に突出して上階の柱
下端が固定される柱固定部からなる梁接合金物と、前記
上部水平部に対応してその上部水平部が載置される梁の
下面に当接される下部水平部を備えるとともに、この下
部水平部の下面より突出して下階の柱上端へ固定される
柱固定部とを備えた柱接合金物とからなることを特徴と
する。
【0010】この場合、前記各柱固定部は、柱端部のス
リットへ挿入される垂直プレートからなるものが考えら
れる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、梁(1)の両側面
に梁(2)(2)が接合する場合の実施形態を示している。
(3)がこの発明の梁接合金物であり、(4a)は、所定の厚
みを備えた鉄板からなる垂直方向の取付け部であって、
この取付け部(4a)の上端が、直角に水平方向に折り曲げ
られて上部水平部(5)を一体に形成している。更に、こ
の上部水平部(5)の前記取付け部(4a)とは反対側の先端
部分が下向きに垂直に折り曲げられて、もう一つの第2
の取付け部(4b)を一体に形成し、これら第1と第2の取
付け部(4a)(4b)が互いに対向している。他方、上部水平
部(5)の上面中央には、上方に突出するようにして垂直
プレートからなる柱固定部(8)が設けられている。
【0012】上記各取付け部(4a)(4b)の外側面中央に
は、梁(2)を接合するための垂直な一枚の挿入支持部
(7)(7)が張り出して固着されており、これらの挿入支
持部(7)(7)の上端には、半円状の底部を備えた概略V
字形の切欠部(9)が形成され、この切欠部(9)よりも下
方において、上下一対のピン挿入穴(10)(10)が形成され
ている。
【0013】そして、これらの挿入支持部(7)(7)に対
応して、梁(1)の両側面に接合される梁(2)(2)の端面
には、その挿入支持部(7)が挿入される厚みと幅を備え
たスリット(11)が形成され、前記挿入支持部(7)の切欠
部(9)に対応して形成されたこの梁(2)のボルト穴(12)
(図2)には、予めボルト(13)が挿入して取り付けられて
いる。更に、挿入支持部(7)のピン挿入穴(10)(10)に対
応してピン挿入穴(15)(15)が形成されている。
【0014】(16)は、下階の柱(17)を接合するための柱
接合金物であり、前記梁(1)の下面に当接される下部水
平部(18)と、その下部水平部(18)の下面中央より突出し
た柱固定部(19)からなるT字型に形成されている。
【0015】上記において、上下各柱固定部(18)(19)に
は、その先端部に左右一対のピン挿入穴(20)(20)が形成
され、上・下部水平部(5)(18)には、柱固定部(8)(19)
の両側において、それぞれ左右一対のボルト穴(21)(21)
が形成されている。他方、上階の柱(22)の下端面と下階
の柱(17)上端面には、その中央にスリット(24)と、その
スリット(24)を貫通し且つ前記柱固定部(8)(19)のピン
挿入穴(20)(20)に合致するピン挿入穴(23)(23)とが形成
されている。
【0016】上記梁接合金物(3)は、角形木材からなる
梁(1)の上端面に前記上部水平部(5)を上方から設置す
るとともに、取付け部(4a)(4b)を梁(1)の側面に当接し
て設置される。上部水平部(5)は、この上部水平部(5)
に形成した複数個の各ボルト(21)(21)…へ上方から通し
ボルト(25)を差し込み、更にその通しボルト(21)の先端
を梁(1)のボルト穴(26)を貫通させるとともに、梁(1)
下面に当接した柱接合金物(16)の下部水平部(18)のボル
ト穴(21)より突出させて、上下両端にナット(27)(27)を
螺合して締め付けて固定する。
【0017】そして、柱接合金物(16)は、柱固定部(19)
を下階の柱(17)のスリット(24)へ上方から挿入するとと
もに、互いに合致するピン挿入穴(20)(23)へ外側からド
リフトピン(28)を打ち込んで下階の柱(17)へ固定する。
但し、柱固定部(19)は、先に下階の柱(17)へ予め固定し
ておくことも可能である。
【0018】他方、取付け部(4a)(4b)は、挿入支持部
(7)の両側において、この取付け部(4a)(4b)に予め形成
した複数の取付け穴(29)(29)…へビス(30)を差し込んで
同様に梁(1)の側面へねじ込むことによって固定されて
いる。
【0019】上記のようにして、接合金物(3)(16)を梁
(1)へ取り付け、且つ梁(1)を下階の柱(17)へ接合した
状態において、これに接合される梁(2)先端のスリット
(11)へ挿入支持部(3)を挿入させるとともに、この梁
(2)へ予め取り付けたボルト(13)を、前記切欠部(9)へ
上方から落とし込むことによって、所定の位置へ位置決
めする。しかる後、梁(2)の側面側から、それらのピン
挿入穴(15)(15)へ、ドリフトピン(14)(14)を、挿入支持
部(7)のピン挿入穴(10)(10)を貫通するようにして打ち
込んで、この梁(2)を挿入支持部(7)へ固定して取り付
けるものである。
【0020】更に、上部水平部(5)の上面には、上階の
柱(22)下端面に形成したスリット(24)へ柱固定部(8)を
挿入するようにして設置し、その柱(22)と柱固定部(8)
に形成されたピン挿入穴(23)(20)へ、ドリフトピン(28)
を外側から打ち込んで、この上階の柱(22)の下端を固定
する。
【0021】なお、各柱(17)(22)の端面には、通しボル
ト(25)先端とナット(27)を避けるための座掘穴(31)(31)
…を形成している。
【0022】上記の取付け構造において、梁(2)(2)側
からの剪断荷重は、それらの梁(2)(2)を固定している
ボルト(13)とドリフトピン(14)(14)から挿入支持部(7)
(7)へ伝えられる。この挿入支持部(7)(7)へ伝えられ
た剪断荷重は、取付け部(4a)(4b)から水平部(5)を介し
て梁(1)に伝わり、更に下階の柱(17)に対する圧縮力と
して伝達される。このため、取付け部(4a)(4b)を固定す
るためのビス(19)は、かかる剪断荷重を支持する必要が
なく、このようなビス(19)で充分支持することが可能で
ある。
【0023】上記の実施形態においては、取付け部(4a)
(4b)を一般のビス(19)で固定しているが、ラグスクリュ
ー或いは釘で固定することも可能である。また、取付け
部(4a)(4b)は、梁(2)(2)を両側面に接合するため、左
右一対設けているが、片側のみに接合される場合には、
一方の取付け部(4)は削除したものが使用される。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明では、梁と梁を
接合する金物に上階の柱下端を接合する柱固定部を設け
ているから、これらを接合する金物は一つで済むことに
なり、その金物と下階の柱上端を接合する金物が加わる
だけであるから、金物の数が減少し且つ多数の金物を取
り付ける場合に比較して取付けの手間を低減できるとい
う効果が得られる。
【0025】加えて、梁の上下両側の柱は、同一の通し
ボルトで接合されるためボルト本数が減少し、その際、
両柱の接合構造は、スリットとそれに挿入される柱固定
部からなる同一の構造であるから、現場での接合方法が
解り易く単純化される。その際、柱固定部が柱の外側に
露出しないので外観が良好で、他の部材の取付けの妨げ
になることがない。
【0026】また、前記上部水平部は、梁支持部側から
伝達される剪断荷重をその水平部が固定された梁の上面
に伝えるので、剪断荷重に対する支持強度が増大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を示す梁と梁及び柱との接
合部の分解斜視図である。
【図2】同じく接合部の縦断面図である。
【図3】従来の柱と梁との接合部の斜視図である。
【符号の説明】
(1) 梁 (2) 梁 (3) 梁接合金物 (4a)(4b) 取付け部 (5) 上部水平部 (7) 挿入支持部 (8) 下部水平部 (11) スリット (20) 上階の柱 (16) 柱接合金物 (17) 下階の柱 (18) 下部水平部 (19) 柱固定部 (22) 上階の柱 (24) スリット (28) ドリフトピン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 梁・梁接合部の一方の梁側面に当接され
    る取付け部とその取付け部より張り出した支持部とから
    なる梁接合金物において、前記取付け部上端に一体に設
    けられた上部水平部が前記一方の梁上面に載置され、同
    じ梁の下面には下階の柱上端に固定された柱接合金物上
    端の下部水平部が当接されて、これらの梁及び両水平部
    を貫通する垂直方向の通しボルトで相互に固定されると
    ともに、前記支持部には接合相手となる他方の梁の端部
    が固定され、上部水平部より上方に突出する柱固定部に
    は上階の柱の下端が固定されてなることを特徴とする木
    造軸組の接合構造。
  2. 【請求項2】 上部水平部の柱固定部は柱下端のスリッ
    トへ挿入される垂直プレートからなるとともに、柱側面
    よりこの接続部を貫通して差し込んだピン又はボルトで
    接合されていることを特徴とする請求項1記載の木造軸
    組の接合構造。
  3. 【請求項3】 柱接合金物は、前記下部水平部の下面よ
    り突出する垂直プレートを備え、この垂直プレートが柱
    上端のスリットへ挿入されて、その柱側面より垂直プレ
    ートを貫通して差し込んだピン又はボルトで固定されて
    いることを特徴とする請求項1又は2記載の木造軸組の
    接合構造。
  4. 【請求項4】 梁・梁接合部の一方の梁の側面に固定さ
    れる取付け部と、その取付け部より張り出して他方の梁
    を固定する梁支持部と、同じく取り付け部の上端に一体
    に設けられて前記一方の梁の上面に載置される上部水平
    部と、その上部水平部より上方に突出して上階の柱下端
    が固定される柱固定部からなる梁接合金物と、前記上部
    水平部に対応してその上部水平部が載置される梁の下面
    に当接される下部水平部を備えるとともに、この下部水
    平部の下面より突出して下階の柱上端へ固定される柱固
    定部とを備えた柱接合金物とからなることを特徴とする
    木造軸組の接合金物。
  5. 【請求項5】 前記各柱固定部は、柱端部のスリットへ
    挿入される垂直プレートからなるものであることを特徴
    とする請求項4記載の木造軸組の接合金物。
JP21258296A 1996-08-12 1996-08-12 木造軸組の接合構造と接合金物 Pending JPH1054085A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019044392A (ja) * 2017-08-31 2019-03-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 接合金物及びこれを用いた接合構造

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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