JPH1055672A5 - - Google Patents
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- JPH1055672A5 JPH1055672A5 JP1996213477A JP21347796A JPH1055672A5 JP H1055672 A5 JPH1055672 A5 JP H1055672A5 JP 1996213477 A JP1996213477 A JP 1996213477A JP 21347796 A JP21347796 A JP 21347796A JP H1055672 A5 JPH1055672 A5 JP H1055672A5
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Description
【発明の名称】半導体記憶装置
【特許請求の範囲】
【請求項1】複数のメモリセルが接続された対をなす第1のビット線及び第2のビット線を有する半導体記憶装置において、
前記第1のビット線及び前記第2のビット線を高電位側電圧と低電位側電圧との間の第1の電圧にプリチャージするビット線プリチャージ回路と、
前記第1のビット線と前記第2のビット線の電位差を増幅して出力するセンスアンプを備え、
前記センスアンプは、
第1の電流入出力電極が第1のノードに接続され、第2の電流入出力電極が前記第1のビット線に接続された一導電型の第1の電界効果トランジスタと、
第1の電流入出力電極が前記第1のノードに接続され、第2の電流入出力電極が前記第2のビット線に接続された一導電型の第2の電界効果トランジスタと、
第1の電流入出力電極が第2のノードに接続された他導電型の第3の電界効果トランジスタと、
第1の電流入出力電極が前記第2のノードに接続された他導電型の第4の電界効果トランジスタと、
前記第1のノードと前記第1の電界効果トランジスタのゲートとの間に接続された第1のスイッチ素子と、
前記第1のノードと前記第2の電界効果トランジスタのゲートとの間に接続された第2のスイッチ素子を備えること
を特徴とする半導体記憶装置。
【請求項2】前記第1のビット線及び前記第2のビット線をプリチャージした後に、
前記第1のスイッチ素子及び前記第2のスイッチ素子を導通して、前記第1の電界効果トランジスタ及び前記第2の電界効果トランジスタをダイオード接続し、前記第1のノードに第2の電圧を印加すること
を特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項3】前記第2の電圧は、
前記第1のビット線の電圧と前記第2のビット線の電圧との差が、前記第1の電界効果トランジスタのスレッショルド電圧と前記第2の電界効果トランジスタのスレッショルド電圧との差と略同一となるように設定されること
を特徴とする請求項2に記載の半導体記憶装置。
【請求項4】増幅動作時に、
前記第1のスイッチ素子と前記第2のスイッチ素子を非道通とし、
前記第1の電界効果トランジスタと前記第3の電界効果トランジスタは、第2の電流入出力電極が前記第1のビット線に接続されるとともに、ゲートが前記第2のビット線に接続され、
前記第2の電界効果トランジスタと前記第4の電界効果トランジスタは、第2の電流入出力電極が前記第2のビット線に接続されるとともに、ゲートが前記第1のビット線に接続されること
を特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の半導体記憶装置。
【請求項5】前記第1のノードに第1のセンスアンプ駆動電圧が印加され、前記第1の電界効果トランジスタ及び前記第2の電界効果トランジスタが活性化された後、
前記第2のノードに第2のセンスアンプ駆動電圧が印加されて前記第3の電界効果トラ ンジスタ及び前記第4の電界効果トランジスタが活性化されること
を特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の半導体記憶装置。
【請求項6】前記第1の電界効果トランジスタと前記第3の電界効果トランジスタのゲート間に接続される第3のスイッチ素子と、
前記第2の電界効果トランジスタと前記第4の電界効果トランジスタのゲート間に接続される第4のスイッチ素子を備え、
前記第3の電界効果トランジスタは、第2の電流入出力電極が前記第1のビット線に接続されるとともに、ゲートが前記第2のビット線に接続され、
前記第4の電界効果トランジスタは、第2の電流入出力電極が前記第2のビット線に接続されるとともに、ゲートが前記第1のビット線に接続されること
を特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5に記載の半導体記憶装置。
【請求項7】前記第1の電界効果トランジスタと前記第3の電界効果トランジスタのゲート間に接続される第3のスイッチ素子と、
前記第2の電界効果トランジスタと前記第4の電界効果トランジスタのゲート間に接続される第4のスイッチ素子と、
前記第1のビット線と前記第4の電界効果トランジスタのゲートとの間に接続される第5のスイッチ素子と、
前記第2のビット線と前記第3の電界効果トランジスタのゲートとの間に接続される第6のスイッチ素子と、
前記第3の電界効果トランジスタの第2の電流入出力電極と前記第3の電界効果トランジスタのゲートとの間に接続される第7のスイッチ素子と、
前記第4の電界効果トランジスタの第2の電流入出力電極と前記第4の電界効果トランジスタのゲートとの間に接続される第8のスイッチ素子を備え、
前記第3の電界効果トランジスタの第2の電流入出力電極を前記第1のビット線に接続し、
前記第4の電界効果トランジスタの第2の電流入出力電極を前記第2のビット線に接続すること
を特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5に記載の半導体記憶装置。
【請求項8】前記第1の電界効果トランジスタと前記第3の電界効果トランジスタのゲート間に直列接続される第3のスイッチ素子と第4のスイッチ素子と、
前記第2の電界効果トランジスタと前記第4の電界効果トランジスタのゲート間に直列接続される第5のスイッチ素子と第6のスイッチ素子と、
前記第3の電界効果トランジスタの第2の電流入出力電極と前記第3の電界効果トランジスタのゲートとの間に接続される第7のスイッチ素子と、
前記第4の電界効果トランジスタの第2の電流入出力電極と前記第4の電界効果トランジスタのゲートとの間に接続される第8のスイッチ素子を備え、
前記第3の電界効果トランジスタの第2の電流入出力電極を前記第1のビット線に接続し、
前記第4の電界効果トランジスタの第2の電流入出力電極を前記第2のビット線に接続し、
前記第3のスイッチ素子と前記第4のスイッチ素子との接続点を前記第2のビット線に接続し、
前記第5のスイッチ素子と前記第6のスイッチ素子との接続点を前記第1のビット線に接続すること
を特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5に記載の半導体記憶装置。
【請求項9】前記第1の電界効果トランジスタと前記第3の電界効果トランジスタの第2の電流入出力電極間に接続される第3のスイッチ素子と、
前記第2の電界効果トランジスタと前記第4の電界効果トランジスタの第2の電流入出力電極間に接続される第4のスイッチ素子と、
前記第1のビット線と前記第4の電界効果トランジスタのゲートとの間に接続される第5のスイッチ素子と、
前記第2のビット線と前記第3の電界効果トランジスタのゲートとの間に接続される第6のスイッチ素子を備え、
前記第1の電界効果トランジスタのゲートを前記第3の電界効果トランジスタのゲートに接続し、
前記第2の電界効果トランジスタのゲートを前記第4の電界効果トランジスタのゲートに接続すること
を特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5に記載の半導体記憶装置。
【請求項10】前記第1の電界効果トランジスタと前記第3の電界効果トランジスタの第2の電流入出力電極間に接続される第3のスイッチ素子と、
前記第2の電界効果トランジスタと前記第4の電界効果トランジスタの第2の電流入出力電極間に接続される第4のスイッチ素子を有し、
前記第1の電界効果トランジスタのゲートを、前記第3の電界効果トランジスタのゲート及び前記第4の電界効果トランジスタの第2の電流入出力電極に接続し、
前記第2の電界効果トランジスタのゲートを、前記第4の電界効果トランジスタのゲート及び前記第3の電界効果トランジスタの第2の電流入出力電極に接続すること
を特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5に記載の半導体記憶装置。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のメモリセルが接続された対をなすビット線と、データ読出し時、選択されたメモリセルによって生じる対をなすビット線間の差電圧を増幅するフリップフロップ回路からなるセンスアンプとを備え、ビット線を増幅時の最大電圧と最小電圧との間の電圧にプリチャージするビット線プリチャージ方式を採用する半導体記憶装置に関する。
【0002】
ここに、MOSトランジスタのスレッショルド電圧Vthはゲート長に依存し、ゲート長が短くなるほど、短チャネル効果によって低下の度合が大きくなるので、フリップフロップ回路からなるセンスアンプを構成する対をなすMOSトランジスタの加工ばらつきによるスレッショルド電圧Vthの不平衡(差)ΔVthは、ゲート長が短くなるほど大きくなる。
【0003】
このスレッショルド電圧Vthの不平衡ΔVthは、センスアンプのオフセット電圧となることから、微細化に伴い、データ読出し時に生じるビット線間の差電圧が、この不平衡ΔVthと同程度か、あるいは、それ以下になると、センスアンプは誤動作をしてしまう。そこで、その対策が必要となる。
【0004】
【従来の技術】
図20はフリップフロップ回路からなるセンスアンプを構成する対をなすMOSトランジスタのスレッショルド電圧Vthの不平衡ΔVthによるセンスアンプの誤動作を防止するようにした従来のダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(以下、DRAMという)の一例の要部を示す回路図である。
【0005】
図20中、WL−Aはメモリセルの選択を行うワード線、BL−A、/BL−Aはそれぞれ複数のメモリセルが接続された対をなすビット線、1はビット線BL−Aに接続されているメモリセルの1個を示しており、2はセルキャパシタ、3はセルトランジスタである。
【0006】
また、4はビット線BL−A、/BL−Aのプリチャージを行うビット線プリチャージ回路であり、5〜7はビット線プリチャージ信号φPRにより導通(以下、ONという)、非導通(以下、OFFという)が制御されるnMOSトランジスタ、VCCは電源電圧である。
【0007】
また、8はフリップフロップ回路からなるセンスアンプであり、9、10は増幅動作を行う対をなすnMOSトランジスタ、11〜13は制御信号φ1によりON、OFFが制御されるnMOSトランジスタ、14、15は制御信号φ2によりON、OFFが制御されるnMOSトランジスタ、16は制御信号φ3によりON、OFFが制御されるnMOSトランジスタ、VEはVCCよりも低い電圧である。
【0008】
図21は、このDRAMのビット線プリチャージ時及びデータ読出し時の動作を示す波形図であり、ビット線プリチャージ信号φPR、制御信号φ1〜φ3を示している。
【0009】
即ち、このDRAMにおいては、ビット線プリチャージ時には、ビット線プリチャージ信号φPR=VP、制御信号φ1〜φ3=0[V]、nMOSトランジスタ5〜7=ON、nMOSトランジスタ11〜16=OFFとされ、ビット線BL−A、/BL−Aが電源電圧VCCにプリチャージされる。但し、VP≧VCC+Vth(nMOSトランジスタのスレッショルド電圧)である。
【0010】
その後、ビット線プリチャージ信号φPR=0[V]、制御信号φ1=VP、nMOSトランジスタ5〜7=OFF、nMOSトランジスタ11〜13=ONとされる。
【0011】
この結果、nMOSトランジスタ9、10は、ダイオード接続とされ、ノードN1の電圧=ビット線/BL−Aの電圧=VE+Vth9(nMOSトランジスタ9のスレッショルド電圧)、ノードN2の電圧=ビット線BL−Aの電圧=VE+Vth10(nMOSトランジスタ10のスレッショルド電圧)となる。
【0012】
その後、制御信号φ1=0[V]、制御信号φ2=VP、nMOSトランジスタ11〜13=OFF、nMOSトランジスタ14、15=ONとされるが、この場合、ノードN1、N2の容量はビット線BL−A、/BL−Aの容量よりも十分に小さいので、ノードN1の電圧=ビット線BL−Aの電圧=VE+Vth10、ノードN2の電圧=ビット線/BL−Aの電圧=VE+Vth9となる。
【0013】
ここに、例えば、Vth9=Vth10+ΔVthとすると、図22に示すように、スレッショルド電圧がVth9=Vth10+ΔVthのnMOSトランジスタ9は、ゲート電圧=ビット線/BL−Aの電圧=VE+Vth10+ΔVthとなり、スレッショルド電圧がVth10のnMOSトランジスタ10は、ゲート電圧=ビット線BL−Aの電圧=VE+Vth10となる。
【0014】
即ち、nMOSトランジスタ9のスレッショルド電圧Vth9−nMOSトランジスタ10のスレッショルド電圧Vth10=nMOSトランジスタ9のゲート電圧−nMOSトランジスタ10のゲート電圧=ΔVthとなり、nMOSトランジスタ9、10のスレッショルド電圧Vth9、Vth10の不平衡ΔVthは、見かけ上なくなった状態となる。
【0015】
その後、選択されたメモリセルのデータがビット線BL−A又はビット線/BL−Aに読み出されると、制御信号φ3=VCC、nMOSトランジスタ16=ONとされ、nMOSトランジスタ9、10は、活性状態とされて、増幅動作を行い、選択されたメモリセルにより生じるビット線BL−A、/BL−A間の差電圧を増幅することになる。
【0016】
このように、このDRAMにおいては、nMOSトランジスタ9、10に増幅動作を行わせる前に、nMOSトランジスタ9、10のゲートにセンスアンプ8のオフセット電圧を補償するだけの電荷を蓄積させ、nMOSトランジスタ9、10のスレッショルド電圧Vth9、Vth10の不平衡ΔVthを見かけ上なくすようにし、センスアンプ8の誤動作を防止するようにしている。
【0017】
また、図23はフリップフロップ回路からなるセンスアンプを構成する対をなすMOSトランジスタのスレッショルド電圧Vthの不平衡ΔVthによるセンスアンプの誤動作を防止するようにした従来のDRAMの他の例の要部を示す回路図である。
【0018】
図23中、WL−Bはメモリセルの選択を行うワード線、BL−B、/BL−Bはそれぞれ複数のメモリセルが接続された対をなすビット線、18はビット線BL−Bに接続されているメモリセルの1個を示しており、19はセルキャパシタ、20はセルトランジスタである。
【0019】
また、21はビット線BL−B、/BL−Bのプリチャージを行うビット線プリチャージ回路であり、22〜24はビット線プリチャージ信号φPRによりON、OFFが制御されるnMOSトランジスタである。
【0020】
また、25はフリップフロップ回路からなるセンスアンプであり、26、27は増幅動作を行う対をなすnMOSトランジスタ、28はビット線プリチャージ信号φPRによりON、OFFが制御されるnMOSトランジスタ、29、30は制御信号φ4によりON、OFFが制御されるnMOSトランジスタ、31は制御信号φ5によりON、OFFが制御されるnMOSトランジスタである。
【0021】
図24は、このDRAMのビット線プリチャージ時及びデータ読出し時の動作を示す波形図であり、ビット線プリチャージ信号φPR、制御信号φ4、φ5を示している。
【0022】
即ち、このDRAMにおいては、ビット線プリチャージ時には、ビット線プリチャージ信号φPR=VP、制御信号φ4、φ5=0[V]、nMOSトランジスタ22〜24、26〜28=ON、nMOSトランジスタ29〜31=OFFとされる。
【0023】
この結果、ノードN3、N4=VCC、ビット線BL−Bの電圧=VCC−Vth26(nMOSトランジスタ26のスレッショルド電圧)、ビット線/BL−Bの電圧=VCC−Vth27(nMOSトランジスタ27のスレッショルド電圧)にプリチャージされる。
【0024】
その後、ビット線プリチャージ信号φPR=0[V]、制御信号φ4=VP、nMOSトランジスタ22〜24、28=OFF、nMOSトランジスタ29、30=ONとされる。
【0025】
この場合、ノードN3、N4の容量は、ビット線BL−B、/BL−Bの容量よりも十分に小さいので、ノードN3の電圧=ビット線BL−Bの電圧=VCC−Vth26、ノードN4の電圧=ビット線/BL−Bの電圧=VCC−Vth27となる。
【0026】
ここに、例えば、Vth26=Vth27+ΔVthとすると、図25に示すように、スレッショルド電圧がVth26=Vth27+ΔVthのnMOSトランジスタ26は、ゲート電圧=ノードN4の電圧=VCC−Vth27となり、スレッショルド電圧がVth27のnMOSトランジスタ27は、ゲート電圧=ノードN3の電圧=VCC−Vth27−ΔVthとなる。
【0027】
即ち、nMOSトランジスタ26のスレッショルド電圧Vth26−nMOSトランジスタ27のスレッショルド電圧Vth27=nMOSトランジスタ26のゲート電圧−nMOSトランジスタ27のゲート電圧=ΔVthとなり、nMOSトランジスタ26、27のスレッショルド電圧Vth26、Vth27の不平衡ΔVthは、見かけ上なくなった状態となる。
【0028】
その後、選択されたメモリセルのデータがビット線BL−B又はビット線/BL−Bに読み出されると、制御信号φ5=VCC、nMOSトランジスタ31=ONとされ、nMOSトランジスタ26、27は、活性状態とされ、増幅動作を行い、選択されたメモリセルにより生じるビット線BL−B、/BL−B間の差電圧を増幅することになる。
【0029】
このように、このDRAMにおいても、nMOSトランジスタ26、27に増幅動作を行わせる前に、nMOSトランジスタ26、27のゲートにセンスアンプ25のオフセット電圧を補償するだけの電荷を蓄積させ、nMOSトランジスタ26、27のスレッショルド電圧Vth26、Vth27の不平衡ΔVthを見かけ上なくすようにし、センスアンプ25の誤動作を防止するようにしている。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図20、図23に示す従来のDRAMは、ビット線プリチャージ方式について、現在では使用されることの少ないVCCプリチャージ方式を採用するものであり、ビット線を増幅時の最大電圧と最小電圧との中間ないし中間付近にプリチャージするビット線プリチャージ方式を採用する半導体記憶装置には適用することができない。
【0031】
本発明は、かかる点に鑑み、ビット線を増幅時の最大電圧と最小電圧との間の電圧にプリチャージするビット線プリチャージ方式を採用する半導体記憶装置であって、フリップフロップ回路からなるセンスアンプを構成する対をなす電界効果トランジスタのスレッショルド電圧の不平衡によるセンスアンプの誤動作を防止し、微細化に対応することができるようにした半導体記憶装置を提供することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数のメモリセルが接続された対をなす第1のビット線及び第2のビット線を有する半導体記憶装置において、第1のビット線及び第2のビット線を高電位側電圧と低電位側電圧との間の第1の電圧にプリチャージするビット線プリチャージ回路と、第1のビット線と第2のビット線の電位差を増幅して出力するセンスアンプを備え、センスアンプは、第1の電流入出力電極が第1のノードに接続され、第2の電流入出力電極が第1のビット線に接続された一導電型の第1の電界効果トランジスタと、第1の電流入出力電極が第1のノードに接続され、第2の電流入出力電極が第2のビット線に接続された一導電型の第2の電界効果トランジスタと、第1の電流入出力電極が第2のノードに接続された他導電型の第3の電界効果トランジスタと、第1の電流入出力電極が第2のノードに接続された他導電型の第4の電界効果トランジスタと、第1のノードと第1の電界効果トランジスタのゲートとの間に接続された第1のスイッチ素子と、第1のノードと第2の電界効果トランジスタのゲートとの間に接続された第2のスイッチ素子を備えるというものである。
【0033】
本発明においては、センスアンプは、第1、第2のビット線が第1の電圧にプリチャージされた後、データ読出し前に、第1、第2のスイッチ素子をONとされて第1、第2の電界効果トランジスタをダイオード接続とされ、第1のビット線の電圧と第2のビット線の電圧との差が第2の電界効果トランジスタのスレッショルド電圧と第1の電界効果トランジスタのスレッショルド電圧との差と同一となるように第1のノードに第2の電圧が印加される。
【0034】
そして、また、センスアンプは、増幅動作時には、第1、第2のスイッチ素子をOFFとされ、第1、第3の電界効果トランジスタは、第2の電流入出力電極を第1のビット線に接続し、ゲートを第2のビット線に接続し、第2、第4の電界効果トランジスタは、第2の電流入出力電極を第2のビット線に接続し、ゲートを第1のビット線に接続してなるフリップフロップ回路を構成し、第1のノードに第1のセンスアンプ駆動電圧が印加されて第1、第2の電界効果トランジスタが活性化された後、第2のノードに第2のセンスアンプ駆動電圧が印加されて第3、第4の電界効果トランジスタが活性化される。
【0035】
即ち、本発明においては、センスアンプは、増幅動作時、第1〜第4の電界効果トランジスタでフリップフロップ回路を構成し、対をなす第1、第2の電界効果トランジスタが活性化された後、対をなす第3、第4の電界効果トランジスタが活性化される。
【0036】
ここに、第1、第2のビット線が第1の電圧にプリチャージされた後、データ読出し前には、第1、第2のスイッチ素子をONとされて第1、第2の電界効果トランジスタをダイオード接続とされ、第1のビット線の電圧と第2のビット線の電圧との差が第2の電界効果トランジスタのスレッショルド電圧と第1の電界効果トランジスタのスレッショルド電圧との差と同一となるようにされるので、増幅動作時、先に活性化される第1、第2の電界効果トランジスタのスレッショルド電圧の不平衡は、見かけ上なくなった状態とされる。
【0037】
したがって、この第1の発明によれば、ビット線を増幅時の最大電圧と最小電圧との間の電圧にプリチャージするビット線プリチャージ方式を採用する半導体記憶装置において、フリップフロップ回路からなるセンスアンプを構成する対をなす第1、第2の電界効果トランジスタのスレッショルド電圧の不平衡によるセンスアンプの誤動作を防止することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図19を参照して、本発明の実施の第1形態〜第6形態について、本発明をDRAMに適用した場合を例にして説明する。
【0039】
(第1形態・・図1〜図4)
図1は本発明の実施の第1形態の要部を示す回路図である。図1中、WL−Cはメモリセルの選択を行うワード線、BL−C、/BL−Cはそれぞれ複数のメモリセルが接続された対をなすビット線、33はビット線BL−Cに接続されたメモリセルの1個を示しており、34はセルキャパシタ、35はセルトランジスタである。なお、この例では、電源電圧VCCは、1[V]とされている。
【0040】
また、36はビット線BL−C、/BL−Cと後述するビット線プリチャージ回路及びセンスアンプとの接続を図るビット線トランスファ回路であり、37、38はビット線トランスファ信号BTによりON、OFFが制御されるスイッチ素子をなすnMOSトランジスタである。
【0041】
また、39はビット線BL−C、/BL−Cのプリチャージを行うビット線プリチャージ回路であり、40〜42はビット線プリチャージ信号PRECによりON、OFFが制御されるスイッチ素子をなすnMOSトランジスタである。
【0042】
また、Vref1は、0[V]よりも高く、VCC/2=0.5[V]よりも低い基準電圧、例えば、0.3[V]、43は制御信号RC1によりON、OFFが制御されるスイッチ素子をなすnMOSトランジスタ、44はnMOSトランジスタ43を介して供給される基準電圧Vref1をビット線プリチャージ回路39に供給する基準電圧線である。
【0043】
また、45はフリップフロップ回路からなるセンスアンプであり、46、47は増幅動作を行う対をなすnMOSトランジスタ、48、49は増幅動作を行う対をなすpMOSトランジスタである。
【0044】
また、50、51は制御信号DIOによりON、OFFが制御されるスイッチ素子をなすnMOSトランジスタ、52、53は制御信号CONによりON、OFFが制御されるスイッチ素子をなすnMOSトランジスタである。
【0045】
また、54は制御信号NCNによりON、OFFが制御されるnMOSトランジスタ、55はnMOSトランジスタ54を介して供給されるセンスアンプ駆動電圧SNLをセンスアンプ45に供給するセンスアンプ駆動電圧線、56はセンスアンプ駆動電圧SPLをセンスアンプ45に供給するセンスアンプ駆動電圧線である。
【0046】
この例では、センスアンプ駆動電圧SNLは、その電圧値として、0[V]、VCC/2(0.5[V])又はVref1をとり、センスアンプ駆動電圧SPLは、その電圧値として、VCC、VCC/2又はVref1をとる。
【0047】
また、Vref2は電源電圧VCCよりも低く、VCC/2よりも高い基準電圧、例えば、0.8[V]、57は制御信号RC2によりON、OFFが制御されるスイッチ素子をなすnMOSトランジスタ、58はnMOSトランジスタ57を介して供給される基準電圧Vref2をセンスアンプ45に供給する基準電圧線である。
【0048】
図2及び図3はメモリセル33からのデータの連続読出し動作を示す波形図であり、Vth47(nMOSトランジスタ47のスレッショルド電圧)=Vth46(nMOSトランジスタ46のスレッショルド電圧)+ΔVthの場合を例とし、図2はメモリセル33に論理「0」が記憶されている場合、即ち、メモリセル33の蓄積ノードN6の電圧=0[V]とされている場合、図3はメモリセル33に論理「1」が記憶されている場合、即ち、メモリセル33の蓄積ノードN6の電圧=VCCとされている場合を示している。
【0049】
ここに、図2A、図3AはノードN5の電圧及びセンスアンプ駆動電圧SPLを示しており、実線がノードN5の電圧、破線がセンスアンプ駆動電圧SPLである。
【0050】
また、図2B、図3Bはビット線プリチャージ信号PREC及び制御信号RC1、NCN、RC2を示しており、破線がビット線プリチャージ信号PREC、実線が制御信号RC1、一点鎖線が制御信号NCN、二点鎖線が制御信号RC2である。
【0051】
また、図2C、図3Cは制御信号CON、DIO及びワード線WL−Cの電圧を示しており、破線が制御信号CON、一点鎖線が制御信号DIO、実線がワード線WL−Cの電圧である。
【0052】
また、図2D、図3Dはビット線BL−C、/BL−Cの電圧及びメモリセル33の蓄積ノードN6の電圧を示しており、実線がビット線BL−Cの電圧、破線がビット線/BL−Cの電圧、一点鎖線がメモリセル33の蓄積ノードN6の電圧である。
【0053】
即ち、本発明の実施の第1形態においては、ビット線プリチャージ時には、ビット線トランスファ信号BT=Hレベル、nMOSトランジスタ37、38=ONの状態で、制御信号NCN=Hレベル、nMOSトランジスタ54=ON、センスアンプ駆動電圧SNL、SPL=VCC/2とされると共に、ビット線プリチャージ信号PREC=Hレベル、nMOSトランジスタ40〜42=ONとされる。
【0054】
続いて、制御信号RC1=Hレベル、nMOSトランジスタ43=ONとされ、ビット線BL−C、/BL−Cは、基準電圧Vref1にプリチャージされる。なお、この場合、センスアンプ駆動電圧SNL、SPL=Vref1とされる。
【0055】
また、制御信号DIO=Lレベル、制御信号CON=Hレベルの状態から、制御信号RC1の立ち上がりタイミングと同じタイミングで、制御信号DIO=Hレベルとされ、nMOSトランジスタ50、51=ONとされる。なお、制御信号DIO=Hレベル、nMOSトランジスタ50、51=ONとした後、制御信号RC1=Hレベルとしても良い。
【0056】
その後、制御信号PREC、RC1、CON、NCN=Lレベル、制御信号RC2=Hレベルとされ、nMOSトランジスタ40〜43、52、53=OFF、nMOSトランジスタ54=OFF、nMOSトランジスタ57=ONとされ、nMOSトランジスタ46、47は、それぞれ、ダイオード接続とされると共に、ノードN5の電圧=基準電圧Vref2とされる。
【0057】
この結果、ビット線BL−C、/BL−Cは、それぞれ、ノードN5からnMOSトランジスタ46、47を介して電荷を供給され、ビット線BL−Cの電圧は基準電圧Vref1から(Vref2−Vth46)に向かって上昇し、ビット線/BL−Cの電圧は基準電圧Vref1から(Vref2−Vth47)=(Vref2−Vth46−ΔVth)に向かって上昇する。
【0058】
ここに、ビット線BL−Cの電圧=Vref2−Vth46、ビット線/BL−Cの電圧=Vref2−Vth46−ΔVthに到達するのを待つと時間がかかるため、ビット線BL−C、/BL−Cの電圧がVCC/2の近傍の電圧であり、かつ、ビット線BL−C、/BL−C間の電圧差がΔVthになった段階、即ち、ビット線BL−Cの電圧=Vref2−Vth46−α(但し、α>0である)、ビット線/BL−C=Vref2−Vth46−ΔVth−αとなった段階で、制御信号DIO、RC2=Lレベル、制御信号CON=Hレベルとされ、nMOSトランジスタ50、51、57=OFF、nMOSトランジスタ52、53=ONとされると共に、制御信号NCN=Hレベル、nMOSトランジスタ54=ON、センスアンプ駆動電圧SNL=VCC/2、センスアンプ駆動電圧SPL=VCC/2とされる。
【0059】
この状態においては、図4に示すように、スレッショルド電圧をVth46とするnMOSトランジスタ46は、そのゲート電圧=ノードN8の電圧=ビット線/BL−Cの電圧≒Vref2−Vth46−ΔVth−αとなり、スレッショルド電圧をVth47=Vth46+ΔVthとするnMOSトランジスタ47は、そのゲート電圧=ノードN7の電圧=ビット線BL−Cの電圧≒Vref2−Vth46−αとなる。
【0060】
即ち、nMOSトランジスタ47のスレッショルド電圧Vth47−nMOSトランジスタ46のスレッショルド電圧Vth46=nMOSトランジスタ47のゲート電圧−nMOSトランジスタ46のゲート電圧=ΔVthとなり、nMOSトランジスタ46のスレッショルド電圧Vth46とnMOSトランジスタ47のスレッショルド電圧Vth47の不平衡ΔVthは見かけ上なくなり、nMOSトランジスタ46、47のゲートにはセンスアンプ45のオフセット電圧を補償するだけの電荷が蓄積されていることになる。
【0061】
その後、ワード線WL−C=Hレベルとされ、メモリセル33からのデータがビット線BL−Cに読み出されると共に、センスアンプ駆動電圧SNL=0[V]とされ、nMOSトランジスタ46、47が活性化されて増幅動作を開始し、続いて、センスアンプ駆動電圧SPL=VCCにされてpMOSトランジスタ48、49が活性化されて、増幅動作を開始する。
【0062】
この結果、ビット線BL−C、/BL−C間の差電圧は増幅され、図2に示すように、メモリセル33が「0」を記憶している場合には、ビット線BL−Cの電圧は0[V]に向かって下降すると共に、ビット線/BL−Cの電圧はVCCに向かって上昇し、メモリセル33から読み出されたデータがセンスアンプ45にラッチされる。
【0063】
これに対して、図3に示すように、メモリセル33が「1」を記憶している場合には、ビット線BL−Cの電圧はVCCに向かって上昇すると共に、ビット線/BL−Cの電圧は0[V]に向かって下降し、メモリセル33から読み出されたデータがセンスアンプ45にラッチされる。
【0064】
このように、本発明の実施の第1形態によれば、センスアンプ45に増幅動作を行わせる前に、nMOSトランジスタ46、47のゲートにセンスアンプ45のオフセット電圧を補償するだけの電荷を蓄積させ、nMOSトランジスタ46、47のスレッショルド電圧Vth46、Vth47の不平衡ΔVthを見かけ上なくすようにし、かつ、増幅動作時には、nMOSトランジスタ46、47をpMOSトランジスタ48、49よりも先に活性化するようにしているので、微細化に伴い、ビット線BL−C、/BL−C間の差電圧がnMOSトランジスタ46、47のスレッショルド電圧Vth46、Vth47の不平衡ΔVth以下になったとしても、センスアンプ45の正常動作を確保することができ、微細化に対応することができる。
【0065】
(第2形態・・図5〜図8)
図5は本発明の実施の第2形態の要部を示す回路図であり、本発明の実施の第2形態は、図1に示す本発明の実施の第1形態が備えるセンスアンプ45と回路構成の異なるセンスアンプ60を設け、その他については、本発明の実施の第1形態と同様に構成したものである。
【0066】
このセンスアンプ60において、61、62は増幅動作を行う対をなすnMOSトランジスタ、63、64は増幅動作を行う対をなすpMOSトランジスタである。
【0067】
また、65、66は制御信号DIOによりON、OFFが制御されるスイッチ素子をなすnMOSトランジスタ、67〜70は制御信号CONによりON、OFFが制御されるスイッチ素子をなすnMOSトランジスタ、71、72は制御信号DIOによりON、OFFが制御されるスイッチ素子をなすnMOSトランジスタである。
【0068】
図6及び図7はメモリセル33からのデータの連続読出し動作を示す波形図であり、Vth62(nMOSトランジスタ62のスレッショルド電圧)=Vth61(nMOSトランジスタ61のスレッショルド電圧)+ΔVthの場合を例とし、図6はメモリセル33に論理「0」が記憶されている場合、即ち、メモリセル33の蓄積ノードN6の電圧=0[V]とされている場合、図7はメモリセル33に論理「1」が記憶されている場合、即ち、メモリセル33の蓄積ノードN6の電圧=VCCとされている場合を示している。
【0069】
ここに、図6A、図7AはノードN5の電圧及びセンスアンプ駆動電圧SPLを示しており、実線がノードN5の電圧、破線がセンスアンプ駆動電圧SPLである。
【0070】
また、図6B、図7Bはビット線プリチャージ信号PREC及び制御信号RC1、NCN、RC2を示しており、破線がビット線プリチャージ信号PREC、実線が制御信号RC1、一点鎖線が制御信号NCN、二点鎖線が制御信号RC2である。
【0071】
また、図6C、図7Cは制御信号CON、DIO及びワード線WL−Cの電圧を示しており、破線が制御信号CON、一点鎖線が制御信号DIO、実線がワード線WL−Cの電圧である。
【0072】
また、図6D、図7Dはビット線BL−C、/BL−Cの電圧及びメモリセル33の蓄積ノードN6の電圧を示しており、実線がビット線BL−Cの電圧、破線がビット線/BL−Cの電圧、一点鎖線がメモリセル33の蓄積ノードN6の電圧である。
【0073】
即ち、本発明の実施の第2形態においては、ビット線プリチャージ時には、ビット線トランスファ信号BT=Hレベル、nMOSトランジスタ37、38=ONの状態で、制御信号NCN=Hレベル、nMOSトランジスタ54=ON、センスアンプ駆動電圧SNL、SPL=VCC/2とされると共に、ビット線プリチャージ信号PREC=Hレベル、nMOSトランジスタ40〜42=ONとされる。なお、この場合、センスアンプ駆動電圧SNL、SPL=Vref1とするようにしても良い。
【0074】
続いて、制御信号RC1=Hレベル、nMOSトランジスタ43=ONとされ、ビット線BL−C、/BL−Cは、基準電圧Vref1にプリチャージされる。なお、この場合、センスアンプ駆動電圧SNL、SPL=Vref1とされる。
【0075】
また、制御信号DIO=Lレベル、制御信号CON=Hレベルの状態から、制御信号RC1の立ち上がりタイミングと同じタイミングで、制御信号DIO=Hレベルとされ、nMOSトランジスタ65、66、71、72=ONとされる。なお、制御信号DIO=Hレベル、nMOSトランジスタ65、66、71、72=ONとした後、制御信号RC1=Hレベルとしても良い。
【0076】
その後、制御信号PREC、RC1、CON、NCN=Lレベル、制御信号RC2=Hレベルとされ、nMOSトランジスタ40〜43、67〜70=OFF、nMOSトランジスタ54=OFF、nMOSトランジスタ57=ONとされ、nMOSトランジスタ61、62及びpMOSトランジスタ63、64は、それぞれ、ダイオード接続とされると共に、ノードN5の電圧=基準電圧Vref2とされる。
【0077】
この結果、ビット線BL−C、/BL−Cは、それぞれ、ノードN5からnMOSトランジスタ61、62を介して電荷を供給され、ビット線BL−Cの電圧は、基準電圧Vref1から(Vref2−Vth61)に向かって上昇し、ビット線/BL−Cの電圧は、基準電圧Vref1から(Vref2−Vth62)=(Vref2−Vth61−ΔVth)に向かって上昇する。
【0078】
ここに、ビット線BL−Cの電圧=Vref2−Vth61、ビット線/BL−Cの電圧=Vref2−Vth61−ΔVthに到達するのを待つと時間がかかるため、ビット線BL−C、/BL−Cの電圧がVCC/2の近傍の電圧であり、かつ、ビット線BL−C、/BL−C間の電圧差がΔVthになった段階、即ち、ビット線BL−Cの電圧=Vref2−Vth61−α、ビット線/BL−C=Vref2−Vth61−ΔVth−αとなった段階で、制御信号DIO、RC2=Lレベル、制御信号CON=Hレベルとされ、nMOSトランジスタ65、66、71、72=OFF、nMOSトランジスタ67〜70=ONとされると共に、制御信号NCN=Hレベル、nMOSトランジスタ54=ON、センスアンプ駆動電圧SNL=VCC/2、センスアンプ駆動電圧SPL=VCC/2とされる。
【0079】
この状態においては、図8に示すように、スレッショルド電圧をVth61とするnMOSトランジスタ61は、そのゲート電圧=ノードN8の電圧=ビット線/BL−Cの電圧≒Vref2−Vth61−ΔVth−αとなり、スレッショルド電圧をVth62=Vth61+ΔVthとするnMOSトランジスタ62は、そのゲート電圧=ノードN7の電圧=ビット線BL−Cの電圧≒Vref2−Vth61−αとなる。
【0080】
即ち、nMOSトランジスタ62のスレッショルド電圧Vth62−nMOSトランジスタ61のスレッショルド電圧Vth61=nMOSトランジスタ62のゲート電圧−nMOSトランジスタ61のゲート電圧=ΔVthとなり、nMOSトランジスタ61のスレッショルド電圧Vth61とnMOSトランジスタ62のスレッショルド電圧Vth62の不平衡ΔVthは見かけ上なくなり、nMOSトランジスタ61、62のゲートにはセンスアンプ60のオフセット電圧を補償するだけの電荷が蓄積されていることになる。
【0081】
その後、ワード線WL−C=Hレベルとされ、メモリセル33からのデータがビット線BL−Cに読み出されると共に、センスアンプ駆動電圧SNL=0[V]とされ、nMOSトランジスタ61、62が活性化されて増幅動作を開始し、続いて、センスアンプ駆動電圧SPL=VCCにされ、pMOSトランジスタ63、64が活性化されて増幅動作を開始する。
【0082】
この結果、ビット線BL−C、/BL−C間の差電圧は増幅され、図6に示すように、メモリセル33が「0」を記憶している場合には、ビット線BL−Cの電圧は0[V]に向かって下降すると共に、ビット線/BL−Cの電圧はVCCに向かって上昇し、メモリセル33から読み出されたデータがセンスアンプ60にラッチされる。
【0083】
これに対して、図7に示すように、メモリセル33が「1」を記憶している場合には、ビット線BL−Cの電圧はVCCに向かって上昇すると共に、ビット線/BL−Cの電圧は0[V]に向かって下降し、メモリセル33から読み出されたデータがセンスアンプ60にラッチされる。
【0084】
このように、本発明の実施の第2形態によれば、センスアンプ60に増幅動作を行わせる前に、nMOSトランジスタ61、62のゲートにセンスアンプ60のオフセット電圧を補償するだけの電荷を蓄積させ、nMOSトランジスタ61、62のスレッショルド電圧Vth61、Vth62の不平衡ΔVthを見かけ上なくすようにし、かつ、増幅動作時には、nMOSトランジスタ61、62をpMOSトランジスタ63、64よりも先に活性化するようにしているので、微細化に伴い、ビット線BL−C、/BL−C間の差電圧がnMOSトランジスタ61、62のスレッショルド電圧Vth61、Vth62の不平衡ΔVth以下になったとしても、センスアンプ60の正常動作を確保することができ、微細化に対応することができる。
【0085】
また、nMOSトランジスタ61、62をそれぞれダイオード接続とし、ビット線BL−Cの電圧を基準電圧Vref1から(Vref2−Vth61)に向かって上昇させると共に、ビット線/BL−Cの電圧を基準電圧Vref1から(Vref2ーVth62)=(Vref2−Vth61−ΔVth)に向かって上昇させる場合に、nMOSトランジスタ71、72=ONとし、pMOSトランジスタ63、64をダイオード接続としているので、nMOSトランジスタ61、62のスレッショルド電圧Vth61、V th62の不平衡ΔVthが大きい場合であっても、pMOSトランジスタ63、64がOFF状態を維持し、即ち、pMOSトランジスタ63、64に電流が流れないようにし、ビット線BL−Cの電圧=Vref2−Vth61−α、ビット線/BL−Cの電圧=Vref2−Vth61−ΔVth−αとすることができる。
【0086】
(第3形態・・図9)
図9は本発明の実施の第3形態の要部を示す回路図であり、本発明の実施の第3形態は、図5に示す本発明の実施の第2形態が備えるセンスアンプ60と回路構成の異なるセンスアンプ74を設け、その他については、本発明の実施の第2形態と同様に構成したものである。
【0087】
センスアンプ74は、nMOSトランジスタ61のゲートとpMOSトランジスタ63のゲートとの間にnMOSトランジスタ67、69を直列に接続すると共に、nMOSトランジスタ62のゲートとpMOSトランジスタ64のゲートとの間にnMOSトランジスタ68、70を直列に接続し、nMOSトランジスタ67、69の接続点をノードN8に接続すると共に、nMOSトランジスタ68、70の接続点をノードN7に接続し、その他については、センスアンプ60と同様に構成したものである。
【0088】
本発明の実施の第3形態においても、本発明の実施の第2形態と同様に動作させる場合には、センスアンプ74に増幅動作を行わせる前に、nMOSトランジスタ61、62のゲートにセンスアンプ74のオフセット電圧を補償するだけの電荷を蓄積させ、nMOSトランジスタ61、62のスレッショルド電圧Vth61、Vth62の不平衡ΔVthを見かけ上なくすようにし、かつ、増幅動作時には、nMOSトランジスタ61、62をpMOSトランジスタ63、64よりも先に活性化することができるので、微細化に伴いビット線BL−C、/BL−C間の差電圧がnMOSトランジスタ61、62のスレッショルド電圧Vth61、Vth62の不平衡ΔVth以下になったとしても、センスアンプ74の正常動作を確保することができ、微細化に対応することができる。
【0089】
また、nMOSトランジスタ61、62をダイオード接続とし、ビット線BL−Cの電圧を基準電圧Vref1から(Vref2−Vth61)に向かって上昇させると共に、ビット線/BL−Cの電圧を基準電圧Vref1から(Vref2ーVth62)=(Vref2−Vth61−ΔVth)に向かって上昇させる場合に、nMOSトランジスタ71、72=ONとし、pMOSトランジスタ63、64をダイオード接続とすることができるので、nMOSトランジスタ61、62のスレッショルド電圧Vth61、V th62の不平衡ΔVthが大きい場合であっても、pMOSトランジスタ63、64がOFF状態を維持し、即ち、pMOSトランジスタ63、64に電流が流れないようにし、ビット線BL−Cの電圧=Vref2−Vth61−α、ビット線/BL−Cの電圧=Vref2−Vth61−ΔVth−αとすることができる。
【0090】
(第4形態・・図10〜図13)
図10は本発明の実施の第4形態の要部を示す回路図であり、本発明の実施の第4形態は、本発明の実施の第1形態が備えるセンスアンプ45と回路構成の異なるセンスアンプ77を設け、その他については、本発明の実施の第1形態と同様に構成したものである。
【0091】
このセンスアンプ77において、78、79は増幅動作を行う対をなすnMOSトランジスタ、80、81は増幅動作を行う対をなすpMOSトランジスタである。
【0092】
また、82、83は制御信号DIOによりON、OFFが制御されるスイッチ素子をなすnMOSトランジスタ、84〜87は制御信号CONによりON、OFFが制御されるスイッチ素子をなすnMOSトランジスタである。
【0093】
図11及び図12はメモリセル33からのデータの連続読出し動作を示す波形図であり、Vth79(nMOSトランジスタ79のスレッショルド電圧)=Vth78(nMOSトランジスタ78のスレッショルド電圧)+ΔVthの場合を例とし、図11はメモリセル33に論理「0」が記憶されている場合、即ち、メモリセル33の蓄積ノードN6の電圧=0[V]とされている場合、図12はメモリセル33に論理「1」が記憶されている場合、即ち、メモリセル33の蓄積ノードN6の電圧=VCCとされている場合を示している。
【0094】
ここに、図11A、図12AはノードN5の電圧及びセンスアンプ駆動電圧SPLを示しており、実線がノードN5の電圧、破線がセンスアンプ駆動電圧SPLである。
【0095】
また、図11B、図12Bはビット線プリチャージ信号PREC及び制御信号RC1、NCN、RC2を示しており、破線がビット線プリチャージ信号PREC、実線が制御信号RC1、一点鎖線が制御信号NCN、二点鎖線が制御信号RC2である。
【0096】
また、図11C、図12Cは制御信号CON、DIO及びワード線WL−Cの電圧を示しており、破線が制御信号CON、一点鎖線が制御信号DIO、実線がワード線WL−Cの電圧である。
【0097】
また、図11D、図12Dはビット線BL−C、/BL−Cの電圧及びメモリセル33の蓄積ノードN6の電圧を示しており、実線がビット線BL−Cの電圧、破線がビット線/BL−Cの電圧、一点鎖線がメモリセル33の蓄積ノードN6の電圧である。
【0098】
即ち、本発明の実施の第4形態においては、ビット線プリチャージ時には、ビット線トランスファ信号BT=Hレベル、nMOSトランジスタ37、38=ONの状態で、制御信号NCN=Hレベル、nMOSトランジスタ54=ON、センスアンプ駆動電圧SNL、SPL=VCC/2とされると共に、ビット線プリチャージ信号PREC=Hレベル、nMOSトランジスタ40〜42=ONとされる。なお、この場合、センスアンプ駆動電圧SNL、SPL=Vref1とするようにしても良い。
【0099】
続いて、制御信号RC1=Hレベル、nMOSトランジスタ43=ONとされ、ビット線BL−C、/BL−Cは、基準電圧Vref1にプリチャージされる。なお、この場合、センスアンプ駆動電圧SNL、SPL=Vref1とされる。
【0100】
また、制御信号DIO=Lレベル、制御信号CON=Hレベルの状態から、制御信号RC1の立ち上がりタイミングと同じタイミングで、制御信号DIO=Hレベルとされ、nMOSトランジスタ82、83=ONとされる。なお、制御信号DIO=Hレベル、nMOSトランジスタ82、83=ONとした後、制御信号RC1=Hレベルとしても良い。
【0101】
その後、制御信号PREC、RC1、CON、NCN=Lレベル、制御信号RC2=Hレベルとされ、nMOSトランジスタ40〜43、84〜87=OFF、nMOSトランジスタ54=OFF、nMOSトランジスタ57=ONとされ、nMOSトランジスタ78、79は、それぞれ、ダイオード接続とされると共に、ノードN5=基準電圧Vref2とされる。
【0102】
この結果、ビット線BL−C、/BL−Cは、それぞれ、ノードN5からnMOSトランジスタ78、79を介して電荷を供給され、ビット線BL−Cの電圧は基準電圧Vref1から(Vref2−Vth78)に向かって上昇し、ビット線/BL−Cの電圧は基準電圧Vref1から(Vref2−Vth79)=(Vref2−Vth78−ΔVth)に向かって上昇する。
【0103】
ここに、ビット線BL−Cの電圧=Vref2−Vth78、ビット線/BL−Cの電圧=Vref2−Vth78−ΔVthに到達するのを待つと時間がかかるため、ビット線BL−C、/BL−Cの電圧がVCC/2の近傍の電圧であり、かつ、ビット線BL−C、/BL−C間の電圧差がΔVthになった段階、即ち、ビット線BL−Cの電圧=Vref2−Vth78−α、ビット線/BL−C=Vref2−Vth78−ΔVth−αとなった段階で、制御信号DIO、RC2=Lレベル、制御信号CON=Hレベルとされ、nMOSトランジスタ82、83=OFF、nMOSトランジスタ84〜87=ONとされると共に、制御信号NCN=Hレベル、nMOSトランジスタ54=ON、センスアンプ駆動電圧SNL=VCC/2、センスアンプ駆動電圧SPL=VCC/2とされる。
【0104】
この状態においては、図13に示すように、スレッショルド電圧をVth78とするnMOSトランジスタ78は、そのゲート電圧=ノードN8の電圧=ビット線/BL−Cの電圧=Vref2−Vth78−ΔVth−αとなり、スレッショルド電圧をVth79=Vth78+ΔVthとするnMOSトランジスタ79は、そのゲート電圧=ノードN7の電圧=ビット線BL−Cの電圧=Vref2−Vth78−αとなる。
【0105】
即ち、nMOSトランジスタ79のスレッショルド電圧Vth79−nMOSトランジスタ78のスレッショルド電圧Vth78=nMOSトランジスタ79のゲート電圧−nMOSトランジスタ78のゲート電圧=ΔVthとなり、nMOSトランジスタ78のスレッショルド電圧Vth78とnMOSトランジスタ79のスレッショルド電圧Vth79の不平衡ΔVthは見かけ上なくなり、nMOSトランジスタ78、79のゲートにはセンスアンプ77のオフセット電圧を補償するだけの電荷が蓄積されていることになる。
【0106】
その後、ワード線WL−C=Hレベルとされ、メモリセル33からのデータがビット線BL−Cに読み出されると共に、センスアンプ駆動電圧SNL=0[V]にされ、nMOSトランジスタ78、79が活性化されて増幅動作を開始し、続いて、センスアンプ駆動電圧SPL=VCCにされ、pMOSトランジスタ80、81が活性化されて増幅動作を開始する。
【0107】
この結果、ビット線BL−C、/BL−C間の差電圧は増幅され、図11に示すように、メモリセル33が「0」を記憶している場合には、ビット線BL−Cの電圧は0[V]に向かって下降すると共に、ビット線/BL−Cの電圧はVCCに向かって上昇し、メモリセル33から読み出されたデータがセンスアンプ77にラッチされる。
【0108】
これに対して、図12に示すように、メモリセル33が「1」を記憶している場合には、ビット線BL−Cの電圧はVCCに向かって上昇すると共に、ビット線/BL−Cの電圧は0[V]に向かって下降し、メモリセル33から読み出されたデータがセンスアンプ77にラッチされる。
【0109】
このように、本発明の実施の第4形態によれば、センスアンプ77に増幅動作を行わせる前に、nMOSトランジスタ78、79のゲートにセンスアンプ77のオフセット電圧を補償するだけの電荷を蓄積させ、nMOSトランジスタ78、79のスレッショルド電圧Vth78、Vth79の不平衡ΔVthを見かけ上なくすようにし、かつ、増幅動作時には、nMOSトランジスタ78、79をpMOSトランジスタ80、81よりも先に活性化するようにしているので、微細化に伴い、ビット線BL−C、/BL−C間の差電圧がnMOSトランジスタ78、79のスレッショルド電圧Vth78、Vth79の不平衡ΔVth以下になったとしても、センスアンプ77の正常動作を確保することができ、微細化に対応することができる。
【0110】
また、nMOSトランジスタ78、79をそれぞれダイオード接続とし、ビット線BL−Cの電圧を基準電圧Vref1から(Vref2−Vth78)に向かって上昇させると共に、ビット線/BL−Cの電圧を基準電圧Vref1から(Vref2ーVth79)=(Vref2−Vth78−ΔVth)に向かって上昇させる場合に、nMOSトランジスタ86、87=OFFとしているので、nMOSトランジスタ78、79のスレッショルド電圧Vth78、V th79の不平衡ΔVthが大きい場合であっても、pMOSトランジスタ80、81に電流が流れないようにし、ビット線BL−Cの電圧=Vref2−Vth78−α、ビット線/BL−Cの電圧=Vref2−Vth78−ΔVth−αとすることができる。
【0111】
(第5形態・・図14〜図17)
図14は本発明の実施の第5形態の要部を示す回路図であり、本発明の実施の第5形態は、図10に示す本発明の実施の第4形態が備えるセンスアンプ77と回路構成の異なるセンスアンプ89を設け、その他については、本発明の実施の第4形態と同様に構成したものである。
【0112】
このセンスアンプ89は、センスアンプ77が設けるnMOSトランジスタ84、85を削除し、pMOSトランジスタ80とnMOSトランジスタ86との接続点とpMOSトランジスタ81のゲートとを接続すると共に、pMOSトランジスタ81とnMOSトランジスタ87との接続点とpMOSトランジスタ80のゲートとを接続し、その他については、センスアンプ77と同様に構成したものである。
【0113】
図15及び図16はメモリセル33からのデータの連続読出し動作を示す波形図であり、Vth79(nMOSトランジスタ79のスレッショルド電圧)=Vth78(nMOSトランジスタ78のスレッショルド電圧)+ΔVthの場合を例とし、図15はメモリセル33に論理「0」が記憶されている場合、即ち、メモリセル33の蓄積ノードN6の電圧=0[V]とされている場合、図16はメモリセル33に論理「1」が記憶されている場合、即ち、メモリセル33の蓄積ノードN6の電圧=VCCとされている場合を示している。
【0114】
ここに、図15A、図16AはノードN5の電圧及びセンスアンプ駆動電圧SPLを示しており、実線がノードN5の電圧、破線がセンスアンプ駆動電圧SPLである。
【0115】
また、図15B、図16Bはビット線プリチャージ信号PREC及び制御信号RC1、NCN、RC2を示しており、破線がビット線プリチャージ信号PREC、実線が制御信号RC1、一点鎖線が制御信号NCN、二点鎖線が制御信号RC2である。
【0116】
また、図15C、図16Cは制御信号CON、DIO及びワード線WL−Cの電圧を示しており、破線が制御信号CON、一点鎖線が制御信号DIO、実線がワード線WL−Cの電圧である。
【0117】
また、図15D、図16Dはビット線BL−C、/BL−Cの電圧及びメモリセル33の蓄積ノードN6の電圧を示しており、実線がビット線BL−Cの電圧、破線がビット線/BL−Cの電圧、一点鎖線がメモリセル33の蓄積ノードN6の電圧である。
【0118】
即ち、本発明の実施の第5形態においては、ビット線プリチャージ時には、ビット線トランスファ信号BT=Hレベル、nMOSトランジスタ37、38=ONの状態で、制御信号NCN=Hレベル、nMOSトランジスタ54=ON、センスアンプ駆動電圧SNL、SPL=VCC/2とされると共に、ビット線プリチャージ信号PREC=Hレベル、nMOSトランジスタ40〜42=ONとされる。なお、この場合、センスアンプ駆動電圧SNL、SPL=Vref1とするようにしても良い。
【0119】
続いて、制御信号RC1=Hレベル、nMOSトランジスタ43=ONとされ、ビット線BL−C、/BL−Cは、基準電圧Vref1にプリチャージされる。なお、この場合、センスアンプ駆動電圧SNL、SPL=Vref1とされる。
【0120】
また、制御信号DIO=Lレベル、制御信号CON=Hレベルの状態から、制御信号RC1の立ち上がりタイミングと同じタイミングで、制御信号DIO=Hレベルとされ、nMOSトランジスタ82、83=ONとされる。なお、制御信号DIO=Hレベル、nMOSトランジスタ82、83=ONとした後、制御信号RC1=Hレベルとしても良い。
【0121】
その後、制御信号PREC、RC1、CON、NCN=Lレベル、制御信号RC2=Hレベルとされ、nMOSトランジスタ40〜43、86、87=OFF、nMOSトランジスタ54=OFF、nMOSトランジスタ57=ONとされ、nMOSトランジスタ78、79は、それぞれ、ダイオード接続とされると共に、ノードN5=基準電圧Vref2とされる。
【0122】
この結果、ビット線BL−C、/BL−Cは、それぞれ、ノードN5からnMOSトランジスタ78、79を介して電荷を供給され、ビット線BL−Cの電圧は基準電圧Vref1から(Vref2−Vth78)に向かって上昇し、ビット線/BL−Cの電圧は基準電圧Vref1から(Vref2ーVth79)=(Vref2−Vth78−ΔVth)に向かって上昇する。
【0123】
ここに、ビット線BL−Cの電圧=Vref2−Vth78、ビット線/BL−Cの電圧=Vref2−Vth78−ΔVthに到達するのを待つと時間がかかるため、ビット線BL−C、/BL−Cの電圧がVCC/2の近傍の電圧であり、かつ、ビット線BL−C、/BL−C間の電圧差がΔVthになった段階、即ち、ビット線BL−Cの電圧=Vref2−Vth78−α、ビット線/BL−C=Vref2−Vth78−ΔVth−αとなった段階で、制御信号DIO、RC2=Lレベル、制御信号CON=Hレベルとされ、nMOSトランジスタ82、83=OFF、nMOSトランジスタ86、87=ONとされると共に、制御信号NCN=Hレベル、nMOSトランジスタ54=ON、センスアンプ駆動電圧SNL=VCC/2、センスアンプ駆動電圧SPL=VCC/2とされる。
【0124】
この状態においては、図17に示すように、スレッショルド電圧をVth78とするnMOSトランジスタ78は、そのゲート電圧=ノードN8の電圧=ビット線/BL−Cの電圧=Vref2−Vth78−ΔVth−αとなり、スレッショルド電圧をVth79=Vth78+ΔVthとするnMOSトランジスタ79は、そのゲート電圧=ノードN7の電圧=ビット線BL−Cの電圧=Vref2−Vth78−αとなる。
【0125】
即ち、nMOSトランジスタ79のスレッショルド電圧Vth79−nMOSトランジスタ78のスレッショルド電圧Vth78=nMOSトランジスタ79のゲート電圧−nMOSトランジスタ78のゲート電圧=ΔVthとなり、nMOSトランジスタ78のスレッショルド電圧Vth78とnMOSトランジスタ79のスレッショルド電圧Vth79の不平衡ΔVthは見かけ上なくなり、nMOSトランジスタ78、79のゲートにはセンスアンプ89のオフセット電圧を補償するだけの電荷が蓄積されていることになる。
【0126】
その後、ワード線WL−C=Hレベルとされ、メモリセル33からのデータがビット線BL−Cに読み出されると共に、センスアンプ駆動電圧SNL=0[V]にされ、nMOSトランジスタ78、79が活性化されて増幅動作を開始し、続いて、センスアンプ駆動電圧SPL=VCCにされ、pMOSトランジスタ80、81が活性化されて増幅動作を開始する。
【0127】
この結果、ビット線BL−C、/BL−C間の差電圧は増幅され、図15に示すように、メモリセル33が「0」を記憶している場合には、ビット線BL−Cの電圧は0[V]に向かって下降すると共に、ビット線/BL−Cの電圧はVCCに向かって上昇し、メモリセル33から読み出されたデータがセンスアンプ89にラッチされる。
【0128】
これに対して、図16に示すように、メモリセル33が「1」を記憶している場合には、ビット線BL−Cの電圧はVCCに向かって上昇すると共に、ビット線/BL−Cの電圧は0[V]に向かって下降し、メモリセル33から読み出されたデータがセンスアンプ89にラッチされる。
【0129】
このように、本発明の実施の第5形態によれば、センスアンプ89に増幅動作を行わせる前に、nMOSトランジスタ78、79のゲートにセンスアンプ89のオフセット電圧を補償するだけの電荷を蓄積させ、nMOSトランジスタ78、79のスレッショルド電圧Vth78、Vth79の不平衡ΔVthを見かけ上なくすようにし、かつ、増幅動作時には、nMOSトランジスタ78、79をpMOSトランジスタ80、81よりも先に活性化するようにしているので、微細化に伴い、ビット線BL−C、/BL−C間の差電圧がnMOSトランジスタ78、79のスレッショルド電圧Vth78、Vth79の不平衡ΔVth以下になったとしても、センスアンプ89の正常動作を確保することができ、微細化に対応することができる。
【0130】
また、nMOSトランジスタ78、79をそれぞれダイオード接続とし、ビット線BL−Cの電圧を基準電圧Vref1から(Vref2−Vth78)に向かって上昇させると共に、ビット線/BL−Cの電圧を基準電圧Vref1から(Vref2ーVth79)=(Vref2−Vth78−ΔVth)に向かって上昇させる場合に、nMOSトランジスタ86、87=OFFとしているので、nMOSトランジスタ78、79のスレッショルド電圧Vth78、V th79の不平衡ΔVthが大きい場合であっても、pMOSトランジスタ80、81に電流が流れないようにし、ビット線BL−Cの電圧=Vref2−Vth78−α、ビット線/BL−Cの電圧=Vref2−Vth78−ΔVth−αとすることができる。
【0131】
(第6形態・・図18、図19)
図18は本発明の実施の第6形態の要部を示す回路図である。本発明の実施の第6形態においては、図1に示す本発明の実施の第1形態が設けるセンスアンプ45と回路構成の異なるセンスアンプ91が設けられている。
【0132】
このセンスアンプ91において、92、93は増幅動作を行う対をなすpMOSトランジスタ、94、95は増幅動作を行う対をなすnMOSトランジスタである。
【0133】
また、96、97は制御信号DIOによりON、OFFが制御されるスイッチ素子をなすnMOSトランジスタ、98、99は制御信号CONによりON、OFFが制御されるスイッチ素子をなすnMOSトランジスタである。
【0134】
また、100は制御信号PCNによりON、OFFが制御されるnMOSトランジスタ、101はnMOSトランジスタ100を介して供給されるセンスアンプ駆動電圧SPLをセンスアンプ91に供給するセンスアンプ駆動電圧線、102はセンスアンプ駆動電圧SNLをセンスアンプ91に供給するセンスアンプ駆動電圧線である。
【0135】
なお、センスアンプ駆動電圧SNLは、その電圧値として、0[V]、VCC/2又はVref3(0.7[V])をとり、センスアンプ駆動電圧SPLは、その電圧値としてVCC、VCC/2又はVref3をとる。
【0136】
また、Vref4は0[V]よりも高く、VCC/2よりも低い基準電圧、例えば、0.2[V]、103は制御信号RC2によりON、OFFが制御されるスイッチ素子をなすnMOSトランジスタ、104はnMOSトランジスタ103を介して供給される基準電圧Vref4をセンスアンプ91に供給する基準電圧線である。その他については、図1に示す本発明の実施の第1形態と同様に構成されている。
【0137】
本発明の実施の第6形態においては、ビット線プリチャージ時には、ビット線トランスファ信号BT=Hレベル、nMOSトランジスタ37、38=ONの状態で、制御信号PCN=Hレベル、nMOSトランジスタ100=ON、センスアンプ駆動電圧SNL、SPL=VCC/2とされると共に、ビット線プリチャージ信号PREC=Hレベル、nMOSトランジスタ40〜42=ONとされる。なお、この場合、センスアンプ駆動電圧SNL、SPL=Vref3とするようにしても良い。
【0138】
続いて、制御信号RC1=Hレベル、nMOSトランジスタ43=ONとされ、ビット線BL−C、/BL−Cは、基準電圧Vref3にプリチャージされる。なお、この場合、センスアンプ駆動電圧SNL、SPL=Vref3とされる。
【0139】
また、制御信号DIO=Lレベル、制御信号CON=Hレベルの状態から、制御信号RC1の立ち上がりタイミングと同じタイミングで、制御信号DIO=Hレベルとされ、nMOSトランジスタ96、97=ONとされる。なお、制御信号DIO=Hレベル、nMOSトランジスタ96、97=ONとした後、制御信号RC1=Hレベルとしても良い。
【0140】
その後、制御信号PREC、RC1、PCN=Lレベル、制御信号CON=Hレベル、制御信号RC2=Hレベルとされ、nMOSトランジスタ40〜43、98、99、100=OFF、nMOSトランジスタ103=ONとされ、pMOSトランジスタ92、93は、それぞれ、ダイオード接続とされると共に、ノードN7=基準電圧Vref4とされる。
【0141】
この結果、例えば、Vth93(pMOSトランジスタ93のスレッショルド電圧)=Vth92(nMOSトランジスタ92のスレッショルド電圧)+ΔVthとすると、ビット線BL−C、/BL−Cは、それぞれ、pMOSトランジスタ92、93を介してノードN9側に電荷を放電し、ビット線BL−Cの電圧は基準電圧Vref3から(Vref4−Vth92)に向かって下降し、ビット線/BL−Cの電圧は、基準電圧Vref3から(Vref4−Vth93)=(Vref4−Vth92−ΔVth)に向かって下降する。
【0142】
ここに、ビット線BL−Cの電圧=Vref4−Vth92、ビット線/BL−Cの電圧=Vref2−Vth92−ΔVthに到達するのを待つと時間がかかるため、ビット線BL−C、/BL−Cの電圧がVCC/2の近傍の電圧であり、かつ、ビット線BL−C、/BL−C間の電圧差がΔVthになった段階、即ち、ビット線BL−Cの電圧=Vref4−Vth92+α、ビット線/BL−C=Vref4−Vth92−ΔVth+αとなった段階で、制御信号DIO、RC2=Lレベル、制御信号CON=Hレベルとされ、nMOSトランジスタ96、97、103=OFF、nMOSトランジスタ98、99=ONとされると共に、制御信号PCN=Hレベル、nMOSトランジスタ100=ON、センスアンプ駆動電圧SNL=VCC/2、センスアンプ駆動電圧SPL=VCC/2とされる。
【0143】
この状態においては、図19に示すように、スレッショルド電圧をVth92とするpMOSトランジスタ92は、そのゲート電圧=ノードN8の電圧=ビット線/BL−Cの電圧=Vref4−Vth92−ΔVth+αとなり、スレッショルド電圧をVth93=Vth92+ΔVthとするpMOSトランジスタ93は、そのゲート電圧=ノードN7の電圧=ビット線BL−Cの電圧=Vref4−Vth92+αとなる。
【0144】
即ち、pMOSトランジスタ93のスレッショルド電圧Vth93−pMOSトランジスタ92のスレッショルド電圧Vth92=pMOSトランジスタ93のゲート電圧−nMOSトランジスタ92のゲート電圧=ΔVthとなり、pMOSトランジスタ92のスレッショルド電圧Vth92とpMOSトランジスタ93のスレッショルド電圧Vth93の不平衡ΔVthは見かけ上なくなり、pMOSトランジスタ92、93のゲートにはセンスアンプ91のオフセット電圧を補償するだけの電荷が蓄積されていることになる。
【0145】
その後、ワード線WL−C=Hレベルとされ、メモリセル33からのデータがビット線BL−Cに読み出されると共に、センスアンプ駆動電圧SPL=VCCとされ、pMOSトランジスタ92、93が活性化されて増幅動作を開始し、続いて、センスアンプ駆動電圧SNL=0[V]にされ、nMOSトランジスタ94、95が活性化されて増幅動作を開始する。
【0146】
この結果、ビット線BL−C、/BL−C間の差電圧は増幅され、メモリセル33が「0」を記憶している場合には、ビット線BL−Cの電圧は0[V]に向かって下降すると共に、ビット線/BL−Cの電圧はVCCに向かって上昇し、メモリセル33から読み出されたデータがセンスアンプ91にラッチされる。
【0147】
これに対して、メモリセル33が「1」を記憶している場合には、ビット線BL−Cの電圧はVCCに向かって上昇すると共に、ビット線/BL−Cの電圧は0[V]に向かって下降し、メモリセル33から読み出されたデータがセンスアンプ91にラッチされる。
【0148】
このように、本発明の実施の第6形態によれば、センスアンプ91に増幅動作を行わせる前に、pMOSトランジスタ92、93のゲートにセンスアンプ91のオフセット電圧を補償するだけの電荷を蓄積させ、pMOSトランジスタ92、93のスレッショルド電圧Vth92、Vth93の不平衡ΔVthを見かけ上なくすようにし、かつ、増幅動作時には、pMOSトランジスタ92、93をnMOSトランジスタ94、95よりも先に活性化するようにしているので、微細化に伴い、ビット線BL−C、/BL−C間の差電圧がpMOSトランジスタ92、93のスレッショルド電圧Vth92、Vth93の不平衡ΔVth以下になったとしても、センスアンプ91の正常動作を確保することができ、微細化に対応することができる。
【0149】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ビット線を増幅時の最大電圧と最小電圧との間にプリチャージするビット線プリチャージ方式を採用する半導体記憶装置において、フリップフロップ回路からなるセンスアンプを構成する対をなす電界効果トランジスタのスレッショルド電圧の不平衡によるセンスアンプの誤動作を防止し、微細化に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態の要部を示す回路図である。
【図2】本発明の実施の第1形態におけるメモリセルからのデータの連続読出し動作を示す波形図である。
【図3】本発明の実施の第1形態におけるメモリセルからのデータの連続読出し動作を示す波形図である。
【図4】本発明の実施の第1形態の動作を説明するための回路図である。
【図5】本発明の実施の第2形態の要部を示す回路図である。
【図6】本発明の実施の第2形態におけるメモリセルからのデータの連続読出し動作を示す波形図である。
【図7】本発明の実施の第2形態におけるメモリセルからのデータの連続読出し動作を示す波形図である。
【図8】本発明の実施の第2形態の動作を説明するための回路図である。
【図9】本発明の実施の第3形態の要部を示す回路図である。
【図10】本発明の実施の第4形態の要部を示す回路図である。
【図11】本発明の実施の第4形態におけるメモリセルからのデータの連続読出し動作を示す波形図である。
【図12】本発明の実施の第4形態におけるメモリセルからのデータの連続読出し動作を示す波形図である。
【図13】本発明の実施の第4形態の動作を説明するための回路図である。
【図14】本発明の実施の第5形態の要部を示す回路図である。
【図15】本発明の実施の第5形態におけるメモリセルからのデータの連続読出し動作を示す波形図である。
【図16】本発明の実施の第5形態におけるメモリセルからのデータの連続読出し動作を示す波形図である。
【図17】本発明の実施の第5形態の動作を説明するための回路図である。
【図18】本発明の実施の第6形態の要部を示す回路図である。
【図19】本発明の実施の第6形態の動作を説明するための回路図である。
【図20】従来のDRAMの一例の要部を示す回路図である。
【図21】図20に示す従来のDRAMのビット線プリチャージ時及びデータ読出し時の動作を示す波形図である。
【図22】図20に示す従来のDRAMのビット線プリチャージ時の動作を説明するための回路図である。
【図23】従来のDRAMの他の例の要部を示す回路図である。
【図24】図23に示す従来のDRAMのビット線プリチャージ時及びデータ読出し時の動作を示す波形図である。
【図25】図23に示す従来のDRAMのビット線プリチャージ時の動作を説明するための回路図である。
【符号の説明】
46、47 増幅動作を行う対をなすnMOSトランジスタ
48、49 増幅動作を行う対をなすpMOSトランジスタ
61、62 増幅動作を行う対をなすnMOSトランジスタ
63、64 増幅動作を行う対をなすpMOSトランジスタ
78、79 増幅動作を行う対をなすnMOSトランジスタ
80、81 増幅動作を行う対をなすpMOSトランジスタ
92、93 増幅動作を行う対をなすpMOSトランジスタ
94、95 増幅動作を行う対をなすnMOSトランジスタ
【特許請求の範囲】
【請求項1】複数のメモリセルが接続された対をなす第1のビット線及び第2のビット線を有する半導体記憶装置において、
前記第1のビット線及び前記第2のビット線を高電位側電圧と低電位側電圧との間の第1の電圧にプリチャージするビット線プリチャージ回路と、
前記第1のビット線と前記第2のビット線の電位差を増幅して出力するセンスアンプを備え、
前記センスアンプは、
第1の電流入出力電極が第1のノードに接続され、第2の電流入出力電極が前記第1のビット線に接続された一導電型の第1の電界効果トランジスタと、
第1の電流入出力電極が前記第1のノードに接続され、第2の電流入出力電極が前記第2のビット線に接続された一導電型の第2の電界効果トランジスタと、
第1の電流入出力電極が第2のノードに接続された他導電型の第3の電界効果トランジスタと、
第1の電流入出力電極が前記第2のノードに接続された他導電型の第4の電界効果トランジスタと、
前記第1のノードと前記第1の電界効果トランジスタのゲートとの間に接続された第1のスイッチ素子と、
前記第1のノードと前記第2の電界効果トランジスタのゲートとの間に接続された第2のスイッチ素子を備えること
を特徴とする半導体記憶装置。
【請求項2】前記第1のビット線及び前記第2のビット線をプリチャージした後に、
前記第1のスイッチ素子及び前記第2のスイッチ素子を導通して、前記第1の電界効果トランジスタ及び前記第2の電界効果トランジスタをダイオード接続し、前記第1のノードに第2の電圧を印加すること
を特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
【請求項3】前記第2の電圧は、
前記第1のビット線の電圧と前記第2のビット線の電圧との差が、前記第1の電界効果トランジスタのスレッショルド電圧と前記第2の電界効果トランジスタのスレッショルド電圧との差と略同一となるように設定されること
を特徴とする請求項2に記載の半導体記憶装置。
【請求項4】増幅動作時に、
前記第1のスイッチ素子と前記第2のスイッチ素子を非道通とし、
前記第1の電界効果トランジスタと前記第3の電界効果トランジスタは、第2の電流入出力電極が前記第1のビット線に接続されるとともに、ゲートが前記第2のビット線に接続され、
前記第2の電界効果トランジスタと前記第4の電界効果トランジスタは、第2の電流入出力電極が前記第2のビット線に接続されるとともに、ゲートが前記第1のビット線に接続されること
を特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の半導体記憶装置。
【請求項5】前記第1のノードに第1のセンスアンプ駆動電圧が印加され、前記第1の電界効果トランジスタ及び前記第2の電界効果トランジスタが活性化された後、
前記第2のノードに第2のセンスアンプ駆動電圧が印加されて前記第3の電界効果トラ ンジスタ及び前記第4の電界効果トランジスタが活性化されること
を特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の半導体記憶装置。
【請求項6】前記第1の電界効果トランジスタと前記第3の電界効果トランジスタのゲート間に接続される第3のスイッチ素子と、
前記第2の電界効果トランジスタと前記第4の電界効果トランジスタのゲート間に接続される第4のスイッチ素子を備え、
前記第3の電界効果トランジスタは、第2の電流入出力電極が前記第1のビット線に接続されるとともに、ゲートが前記第2のビット線に接続され、
前記第4の電界効果トランジスタは、第2の電流入出力電極が前記第2のビット線に接続されるとともに、ゲートが前記第1のビット線に接続されること
を特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5に記載の半導体記憶装置。
【請求項7】前記第1の電界効果トランジスタと前記第3の電界効果トランジスタのゲート間に接続される第3のスイッチ素子と、
前記第2の電界効果トランジスタと前記第4の電界効果トランジスタのゲート間に接続される第4のスイッチ素子と、
前記第1のビット線と前記第4の電界効果トランジスタのゲートとの間に接続される第5のスイッチ素子と、
前記第2のビット線と前記第3の電界効果トランジスタのゲートとの間に接続される第6のスイッチ素子と、
前記第3の電界効果トランジスタの第2の電流入出力電極と前記第3の電界効果トランジスタのゲートとの間に接続される第7のスイッチ素子と、
前記第4の電界効果トランジスタの第2の電流入出力電極と前記第4の電界効果トランジスタのゲートとの間に接続される第8のスイッチ素子を備え、
前記第3の電界効果トランジスタの第2の電流入出力電極を前記第1のビット線に接続し、
前記第4の電界効果トランジスタの第2の電流入出力電極を前記第2のビット線に接続すること
を特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5に記載の半導体記憶装置。
【請求項8】前記第1の電界効果トランジスタと前記第3の電界効果トランジスタのゲート間に直列接続される第3のスイッチ素子と第4のスイッチ素子と、
前記第2の電界効果トランジスタと前記第4の電界効果トランジスタのゲート間に直列接続される第5のスイッチ素子と第6のスイッチ素子と、
前記第3の電界効果トランジスタの第2の電流入出力電極と前記第3の電界効果トランジスタのゲートとの間に接続される第7のスイッチ素子と、
前記第4の電界効果トランジスタの第2の電流入出力電極と前記第4の電界効果トランジスタのゲートとの間に接続される第8のスイッチ素子を備え、
前記第3の電界効果トランジスタの第2の電流入出力電極を前記第1のビット線に接続し、
前記第4の電界効果トランジスタの第2の電流入出力電極を前記第2のビット線に接続し、
前記第3のスイッチ素子と前記第4のスイッチ素子との接続点を前記第2のビット線に接続し、
前記第5のスイッチ素子と前記第6のスイッチ素子との接続点を前記第1のビット線に接続すること
を特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5に記載の半導体記憶装置。
【請求項9】前記第1の電界効果トランジスタと前記第3の電界効果トランジスタの第2の電流入出力電極間に接続される第3のスイッチ素子と、
前記第2の電界効果トランジスタと前記第4の電界効果トランジスタの第2の電流入出力電極間に接続される第4のスイッチ素子と、
前記第1のビット線と前記第4の電界効果トランジスタのゲートとの間に接続される第5のスイッチ素子と、
前記第2のビット線と前記第3の電界効果トランジスタのゲートとの間に接続される第6のスイッチ素子を備え、
前記第1の電界効果トランジスタのゲートを前記第3の電界効果トランジスタのゲートに接続し、
前記第2の電界効果トランジスタのゲートを前記第4の電界効果トランジスタのゲートに接続すること
を特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5に記載の半導体記憶装置。
【請求項10】前記第1の電界効果トランジスタと前記第3の電界効果トランジスタの第2の電流入出力電極間に接続される第3のスイッチ素子と、
前記第2の電界効果トランジスタと前記第4の電界効果トランジスタの第2の電流入出力電極間に接続される第4のスイッチ素子を有し、
前記第1の電界効果トランジスタのゲートを、前記第3の電界効果トランジスタのゲート及び前記第4の電界効果トランジスタの第2の電流入出力電極に接続し、
前記第2の電界効果トランジスタのゲートを、前記第4の電界効果トランジスタのゲート及び前記第3の電界効果トランジスタの第2の電流入出力電極に接続すること
を特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5に記載の半導体記憶装置。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のメモリセルが接続された対をなすビット線と、データ読出し時、選択されたメモリセルによって生じる対をなすビット線間の差電圧を増幅するフリップフロップ回路からなるセンスアンプとを備え、ビット線を増幅時の最大電圧と最小電圧との間の電圧にプリチャージするビット線プリチャージ方式を採用する半導体記憶装置に関する。
【0002】
ここに、MOSトランジスタのスレッショルド電圧Vthはゲート長に依存し、ゲート長が短くなるほど、短チャネル効果によって低下の度合が大きくなるので、フリップフロップ回路からなるセンスアンプを構成する対をなすMOSトランジスタの加工ばらつきによるスレッショルド電圧Vthの不平衡(差)ΔVthは、ゲート長が短くなるほど大きくなる。
【0003】
このスレッショルド電圧Vthの不平衡ΔVthは、センスアンプのオフセット電圧となることから、微細化に伴い、データ読出し時に生じるビット線間の差電圧が、この不平衡ΔVthと同程度か、あるいは、それ以下になると、センスアンプは誤動作をしてしまう。そこで、その対策が必要となる。
【0004】
【従来の技術】
図20はフリップフロップ回路からなるセンスアンプを構成する対をなすMOSトランジスタのスレッショルド電圧Vthの不平衡ΔVthによるセンスアンプの誤動作を防止するようにした従来のダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(以下、DRAMという)の一例の要部を示す回路図である。
【0005】
図20中、WL−Aはメモリセルの選択を行うワード線、BL−A、/BL−Aはそれぞれ複数のメモリセルが接続された対をなすビット線、1はビット線BL−Aに接続されているメモリセルの1個を示しており、2はセルキャパシタ、3はセルトランジスタである。
【0006】
また、4はビット線BL−A、/BL−Aのプリチャージを行うビット線プリチャージ回路であり、5〜7はビット線プリチャージ信号φPRにより導通(以下、ONという)、非導通(以下、OFFという)が制御されるnMOSトランジスタ、VCCは電源電圧である。
【0007】
また、8はフリップフロップ回路からなるセンスアンプであり、9、10は増幅動作を行う対をなすnMOSトランジスタ、11〜13は制御信号φ1によりON、OFFが制御されるnMOSトランジスタ、14、15は制御信号φ2によりON、OFFが制御されるnMOSトランジスタ、16は制御信号φ3によりON、OFFが制御されるnMOSトランジスタ、VEはVCCよりも低い電圧である。
【0008】
図21は、このDRAMのビット線プリチャージ時及びデータ読出し時の動作を示す波形図であり、ビット線プリチャージ信号φPR、制御信号φ1〜φ3を示している。
【0009】
即ち、このDRAMにおいては、ビット線プリチャージ時には、ビット線プリチャージ信号φPR=VP、制御信号φ1〜φ3=0[V]、nMOSトランジスタ5〜7=ON、nMOSトランジスタ11〜16=OFFとされ、ビット線BL−A、/BL−Aが電源電圧VCCにプリチャージされる。但し、VP≧VCC+Vth(nMOSトランジスタのスレッショルド電圧)である。
【0010】
その後、ビット線プリチャージ信号φPR=0[V]、制御信号φ1=VP、nMOSトランジスタ5〜7=OFF、nMOSトランジスタ11〜13=ONとされる。
【0011】
この結果、nMOSトランジスタ9、10は、ダイオード接続とされ、ノードN1の電圧=ビット線/BL−Aの電圧=VE+Vth9(nMOSトランジスタ9のスレッショルド電圧)、ノードN2の電圧=ビット線BL−Aの電圧=VE+Vth10(nMOSトランジスタ10のスレッショルド電圧)となる。
【0012】
その後、制御信号φ1=0[V]、制御信号φ2=VP、nMOSトランジスタ11〜13=OFF、nMOSトランジスタ14、15=ONとされるが、この場合、ノードN1、N2の容量はビット線BL−A、/BL−Aの容量よりも十分に小さいので、ノードN1の電圧=ビット線BL−Aの電圧=VE+Vth10、ノードN2の電圧=ビット線/BL−Aの電圧=VE+Vth9となる。
【0013】
ここに、例えば、Vth9=Vth10+ΔVthとすると、図22に示すように、スレッショルド電圧がVth9=Vth10+ΔVthのnMOSトランジスタ9は、ゲート電圧=ビット線/BL−Aの電圧=VE+Vth10+ΔVthとなり、スレッショルド電圧がVth10のnMOSトランジスタ10は、ゲート電圧=ビット線BL−Aの電圧=VE+Vth10となる。
【0014】
即ち、nMOSトランジスタ9のスレッショルド電圧Vth9−nMOSトランジスタ10のスレッショルド電圧Vth10=nMOSトランジスタ9のゲート電圧−nMOSトランジスタ10のゲート電圧=ΔVthとなり、nMOSトランジスタ9、10のスレッショルド電圧Vth9、Vth10の不平衡ΔVthは、見かけ上なくなった状態となる。
【0015】
その後、選択されたメモリセルのデータがビット線BL−A又はビット線/BL−Aに読み出されると、制御信号φ3=VCC、nMOSトランジスタ16=ONとされ、nMOSトランジスタ9、10は、活性状態とされて、増幅動作を行い、選択されたメモリセルにより生じるビット線BL−A、/BL−A間の差電圧を増幅することになる。
【0016】
このように、このDRAMにおいては、nMOSトランジスタ9、10に増幅動作を行わせる前に、nMOSトランジスタ9、10のゲートにセンスアンプ8のオフセット電圧を補償するだけの電荷を蓄積させ、nMOSトランジスタ9、10のスレッショルド電圧Vth9、Vth10の不平衡ΔVthを見かけ上なくすようにし、センスアンプ8の誤動作を防止するようにしている。
【0017】
また、図23はフリップフロップ回路からなるセンスアンプを構成する対をなすMOSトランジスタのスレッショルド電圧Vthの不平衡ΔVthによるセンスアンプの誤動作を防止するようにした従来のDRAMの他の例の要部を示す回路図である。
【0018】
図23中、WL−Bはメモリセルの選択を行うワード線、BL−B、/BL−Bはそれぞれ複数のメモリセルが接続された対をなすビット線、18はビット線BL−Bに接続されているメモリセルの1個を示しており、19はセルキャパシタ、20はセルトランジスタである。
【0019】
また、21はビット線BL−B、/BL−Bのプリチャージを行うビット線プリチャージ回路であり、22〜24はビット線プリチャージ信号φPRによりON、OFFが制御されるnMOSトランジスタである。
【0020】
また、25はフリップフロップ回路からなるセンスアンプであり、26、27は増幅動作を行う対をなすnMOSトランジスタ、28はビット線プリチャージ信号φPRによりON、OFFが制御されるnMOSトランジスタ、29、30は制御信号φ4によりON、OFFが制御されるnMOSトランジスタ、31は制御信号φ5によりON、OFFが制御されるnMOSトランジスタである。
【0021】
図24は、このDRAMのビット線プリチャージ時及びデータ読出し時の動作を示す波形図であり、ビット線プリチャージ信号φPR、制御信号φ4、φ5を示している。
【0022】
即ち、このDRAMにおいては、ビット線プリチャージ時には、ビット線プリチャージ信号φPR=VP、制御信号φ4、φ5=0[V]、nMOSトランジスタ22〜24、26〜28=ON、nMOSトランジスタ29〜31=OFFとされる。
【0023】
この結果、ノードN3、N4=VCC、ビット線BL−Bの電圧=VCC−Vth26(nMOSトランジスタ26のスレッショルド電圧)、ビット線/BL−Bの電圧=VCC−Vth27(nMOSトランジスタ27のスレッショルド電圧)にプリチャージされる。
【0024】
その後、ビット線プリチャージ信号φPR=0[V]、制御信号φ4=VP、nMOSトランジスタ22〜24、28=OFF、nMOSトランジスタ29、30=ONとされる。
【0025】
この場合、ノードN3、N4の容量は、ビット線BL−B、/BL−Bの容量よりも十分に小さいので、ノードN3の電圧=ビット線BL−Bの電圧=VCC−Vth26、ノードN4の電圧=ビット線/BL−Bの電圧=VCC−Vth27となる。
【0026】
ここに、例えば、Vth26=Vth27+ΔVthとすると、図25に示すように、スレッショルド電圧がVth26=Vth27+ΔVthのnMOSトランジスタ26は、ゲート電圧=ノードN4の電圧=VCC−Vth27となり、スレッショルド電圧がVth27のnMOSトランジスタ27は、ゲート電圧=ノードN3の電圧=VCC−Vth27−ΔVthとなる。
【0027】
即ち、nMOSトランジスタ26のスレッショルド電圧Vth26−nMOSトランジスタ27のスレッショルド電圧Vth27=nMOSトランジスタ26のゲート電圧−nMOSトランジスタ27のゲート電圧=ΔVthとなり、nMOSトランジスタ26、27のスレッショルド電圧Vth26、Vth27の不平衡ΔVthは、見かけ上なくなった状態となる。
【0028】
その後、選択されたメモリセルのデータがビット線BL−B又はビット線/BL−Bに読み出されると、制御信号φ5=VCC、nMOSトランジスタ31=ONとされ、nMOSトランジスタ26、27は、活性状態とされ、増幅動作を行い、選択されたメモリセルにより生じるビット線BL−B、/BL−B間の差電圧を増幅することになる。
【0029】
このように、このDRAMにおいても、nMOSトランジスタ26、27に増幅動作を行わせる前に、nMOSトランジスタ26、27のゲートにセンスアンプ25のオフセット電圧を補償するだけの電荷を蓄積させ、nMOSトランジスタ26、27のスレッショルド電圧Vth26、Vth27の不平衡ΔVthを見かけ上なくすようにし、センスアンプ25の誤動作を防止するようにしている。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図20、図23に示す従来のDRAMは、ビット線プリチャージ方式について、現在では使用されることの少ないVCCプリチャージ方式を採用するものであり、ビット線を増幅時の最大電圧と最小電圧との中間ないし中間付近にプリチャージするビット線プリチャージ方式を採用する半導体記憶装置には適用することができない。
【0031】
本発明は、かかる点に鑑み、ビット線を増幅時の最大電圧と最小電圧との間の電圧にプリチャージするビット線プリチャージ方式を採用する半導体記憶装置であって、フリップフロップ回路からなるセンスアンプを構成する対をなす電界効果トランジスタのスレッショルド電圧の不平衡によるセンスアンプの誤動作を防止し、微細化に対応することができるようにした半導体記憶装置を提供することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数のメモリセルが接続された対をなす第1のビット線及び第2のビット線を有する半導体記憶装置において、第1のビット線及び第2のビット線を高電位側電圧と低電位側電圧との間の第1の電圧にプリチャージするビット線プリチャージ回路と、第1のビット線と第2のビット線の電位差を増幅して出力するセンスアンプを備え、センスアンプは、第1の電流入出力電極が第1のノードに接続され、第2の電流入出力電極が第1のビット線に接続された一導電型の第1の電界効果トランジスタと、第1の電流入出力電極が第1のノードに接続され、第2の電流入出力電極が第2のビット線に接続された一導電型の第2の電界効果トランジスタと、第1の電流入出力電極が第2のノードに接続された他導電型の第3の電界効果トランジスタと、第1の電流入出力電極が第2のノードに接続された他導電型の第4の電界効果トランジスタと、第1のノードと第1の電界効果トランジスタのゲートとの間に接続された第1のスイッチ素子と、第1のノードと第2の電界効果トランジスタのゲートとの間に接続された第2のスイッチ素子を備えるというものである。
【0033】
本発明においては、センスアンプは、第1、第2のビット線が第1の電圧にプリチャージされた後、データ読出し前に、第1、第2のスイッチ素子をONとされて第1、第2の電界効果トランジスタをダイオード接続とされ、第1のビット線の電圧と第2のビット線の電圧との差が第2の電界効果トランジスタのスレッショルド電圧と第1の電界効果トランジスタのスレッショルド電圧との差と同一となるように第1のノードに第2の電圧が印加される。
【0034】
そして、また、センスアンプは、増幅動作時には、第1、第2のスイッチ素子をOFFとされ、第1、第3の電界効果トランジスタは、第2の電流入出力電極を第1のビット線に接続し、ゲートを第2のビット線に接続し、第2、第4の電界効果トランジスタは、第2の電流入出力電極を第2のビット線に接続し、ゲートを第1のビット線に接続してなるフリップフロップ回路を構成し、第1のノードに第1のセンスアンプ駆動電圧が印加されて第1、第2の電界効果トランジスタが活性化された後、第2のノードに第2のセンスアンプ駆動電圧が印加されて第3、第4の電界効果トランジスタが活性化される。
【0035】
即ち、本発明においては、センスアンプは、増幅動作時、第1〜第4の電界効果トランジスタでフリップフロップ回路を構成し、対をなす第1、第2の電界効果トランジスタが活性化された後、対をなす第3、第4の電界効果トランジスタが活性化される。
【0036】
ここに、第1、第2のビット線が第1の電圧にプリチャージされた後、データ読出し前には、第1、第2のスイッチ素子をONとされて第1、第2の電界効果トランジスタをダイオード接続とされ、第1のビット線の電圧と第2のビット線の電圧との差が第2の電界効果トランジスタのスレッショルド電圧と第1の電界効果トランジスタのスレッショルド電圧との差と同一となるようにされるので、増幅動作時、先に活性化される第1、第2の電界効果トランジスタのスレッショルド電圧の不平衡は、見かけ上なくなった状態とされる。
【0037】
したがって、この第1の発明によれば、ビット線を増幅時の最大電圧と最小電圧との間の電圧にプリチャージするビット線プリチャージ方式を採用する半導体記憶装置において、フリップフロップ回路からなるセンスアンプを構成する対をなす第1、第2の電界効果トランジスタのスレッショルド電圧の不平衡によるセンスアンプの誤動作を防止することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図19を参照して、本発明の実施の第1形態〜第6形態について、本発明をDRAMに適用した場合を例にして説明する。
【0039】
(第1形態・・図1〜図4)
図1は本発明の実施の第1形態の要部を示す回路図である。図1中、WL−Cはメモリセルの選択を行うワード線、BL−C、/BL−Cはそれぞれ複数のメモリセルが接続された対をなすビット線、33はビット線BL−Cに接続されたメモリセルの1個を示しており、34はセルキャパシタ、35はセルトランジスタである。なお、この例では、電源電圧VCCは、1[V]とされている。
【0040】
また、36はビット線BL−C、/BL−Cと後述するビット線プリチャージ回路及びセンスアンプとの接続を図るビット線トランスファ回路であり、37、38はビット線トランスファ信号BTによりON、OFFが制御されるスイッチ素子をなすnMOSトランジスタである。
【0041】
また、39はビット線BL−C、/BL−Cのプリチャージを行うビット線プリチャージ回路であり、40〜42はビット線プリチャージ信号PRECによりON、OFFが制御されるスイッチ素子をなすnMOSトランジスタである。
【0042】
また、Vref1は、0[V]よりも高く、VCC/2=0.5[V]よりも低い基準電圧、例えば、0.3[V]、43は制御信号RC1によりON、OFFが制御されるスイッチ素子をなすnMOSトランジスタ、44はnMOSトランジスタ43を介して供給される基準電圧Vref1をビット線プリチャージ回路39に供給する基準電圧線である。
【0043】
また、45はフリップフロップ回路からなるセンスアンプであり、46、47は増幅動作を行う対をなすnMOSトランジスタ、48、49は増幅動作を行う対をなすpMOSトランジスタである。
【0044】
また、50、51は制御信号DIOによりON、OFFが制御されるスイッチ素子をなすnMOSトランジスタ、52、53は制御信号CONによりON、OFFが制御されるスイッチ素子をなすnMOSトランジスタである。
【0045】
また、54は制御信号NCNによりON、OFFが制御されるnMOSトランジスタ、55はnMOSトランジスタ54を介して供給されるセンスアンプ駆動電圧SNLをセンスアンプ45に供給するセンスアンプ駆動電圧線、56はセンスアンプ駆動電圧SPLをセンスアンプ45に供給するセンスアンプ駆動電圧線である。
【0046】
この例では、センスアンプ駆動電圧SNLは、その電圧値として、0[V]、VCC/2(0.5[V])又はVref1をとり、センスアンプ駆動電圧SPLは、その電圧値として、VCC、VCC/2又はVref1をとる。
【0047】
また、Vref2は電源電圧VCCよりも低く、VCC/2よりも高い基準電圧、例えば、0.8[V]、57は制御信号RC2によりON、OFFが制御されるスイッチ素子をなすnMOSトランジスタ、58はnMOSトランジスタ57を介して供給される基準電圧Vref2をセンスアンプ45に供給する基準電圧線である。
【0048】
図2及び図3はメモリセル33からのデータの連続読出し動作を示す波形図であり、Vth47(nMOSトランジスタ47のスレッショルド電圧)=Vth46(nMOSトランジスタ46のスレッショルド電圧)+ΔVthの場合を例とし、図2はメモリセル33に論理「0」が記憶されている場合、即ち、メモリセル33の蓄積ノードN6の電圧=0[V]とされている場合、図3はメモリセル33に論理「1」が記憶されている場合、即ち、メモリセル33の蓄積ノードN6の電圧=VCCとされている場合を示している。
【0049】
ここに、図2A、図3AはノードN5の電圧及びセンスアンプ駆動電圧SPLを示しており、実線がノードN5の電圧、破線がセンスアンプ駆動電圧SPLである。
【0050】
また、図2B、図3Bはビット線プリチャージ信号PREC及び制御信号RC1、NCN、RC2を示しており、破線がビット線プリチャージ信号PREC、実線が制御信号RC1、一点鎖線が制御信号NCN、二点鎖線が制御信号RC2である。
【0051】
また、図2C、図3Cは制御信号CON、DIO及びワード線WL−Cの電圧を示しており、破線が制御信号CON、一点鎖線が制御信号DIO、実線がワード線WL−Cの電圧である。
【0052】
また、図2D、図3Dはビット線BL−C、/BL−Cの電圧及びメモリセル33の蓄積ノードN6の電圧を示しており、実線がビット線BL−Cの電圧、破線がビット線/BL−Cの電圧、一点鎖線がメモリセル33の蓄積ノードN6の電圧である。
【0053】
即ち、本発明の実施の第1形態においては、ビット線プリチャージ時には、ビット線トランスファ信号BT=Hレベル、nMOSトランジスタ37、38=ONの状態で、制御信号NCN=Hレベル、nMOSトランジスタ54=ON、センスアンプ駆動電圧SNL、SPL=VCC/2とされると共に、ビット線プリチャージ信号PREC=Hレベル、nMOSトランジスタ40〜42=ONとされる。
【0054】
続いて、制御信号RC1=Hレベル、nMOSトランジスタ43=ONとされ、ビット線BL−C、/BL−Cは、基準電圧Vref1にプリチャージされる。なお、この場合、センスアンプ駆動電圧SNL、SPL=Vref1とされる。
【0055】
また、制御信号DIO=Lレベル、制御信号CON=Hレベルの状態から、制御信号RC1の立ち上がりタイミングと同じタイミングで、制御信号DIO=Hレベルとされ、nMOSトランジスタ50、51=ONとされる。なお、制御信号DIO=Hレベル、nMOSトランジスタ50、51=ONとした後、制御信号RC1=Hレベルとしても良い。
【0056】
その後、制御信号PREC、RC1、CON、NCN=Lレベル、制御信号RC2=Hレベルとされ、nMOSトランジスタ40〜43、52、53=OFF、nMOSトランジスタ54=OFF、nMOSトランジスタ57=ONとされ、nMOSトランジスタ46、47は、それぞれ、ダイオード接続とされると共に、ノードN5の電圧=基準電圧Vref2とされる。
【0057】
この結果、ビット線BL−C、/BL−Cは、それぞれ、ノードN5からnMOSトランジスタ46、47を介して電荷を供給され、ビット線BL−Cの電圧は基準電圧Vref1から(Vref2−Vth46)に向かって上昇し、ビット線/BL−Cの電圧は基準電圧Vref1から(Vref2−Vth47)=(Vref2−Vth46−ΔVth)に向かって上昇する。
【0058】
ここに、ビット線BL−Cの電圧=Vref2−Vth46、ビット線/BL−Cの電圧=Vref2−Vth46−ΔVthに到達するのを待つと時間がかかるため、ビット線BL−C、/BL−Cの電圧がVCC/2の近傍の電圧であり、かつ、ビット線BL−C、/BL−C間の電圧差がΔVthになった段階、即ち、ビット線BL−Cの電圧=Vref2−Vth46−α(但し、α>0である)、ビット線/BL−C=Vref2−Vth46−ΔVth−αとなった段階で、制御信号DIO、RC2=Lレベル、制御信号CON=Hレベルとされ、nMOSトランジスタ50、51、57=OFF、nMOSトランジスタ52、53=ONとされると共に、制御信号NCN=Hレベル、nMOSトランジスタ54=ON、センスアンプ駆動電圧SNL=VCC/2、センスアンプ駆動電圧SPL=VCC/2とされる。
【0059】
この状態においては、図4に示すように、スレッショルド電圧をVth46とするnMOSトランジスタ46は、そのゲート電圧=ノードN8の電圧=ビット線/BL−Cの電圧≒Vref2−Vth46−ΔVth−αとなり、スレッショルド電圧をVth47=Vth46+ΔVthとするnMOSトランジスタ47は、そのゲート電圧=ノードN7の電圧=ビット線BL−Cの電圧≒Vref2−Vth46−αとなる。
【0060】
即ち、nMOSトランジスタ47のスレッショルド電圧Vth47−nMOSトランジスタ46のスレッショルド電圧Vth46=nMOSトランジスタ47のゲート電圧−nMOSトランジスタ46のゲート電圧=ΔVthとなり、nMOSトランジスタ46のスレッショルド電圧Vth46とnMOSトランジスタ47のスレッショルド電圧Vth47の不平衡ΔVthは見かけ上なくなり、nMOSトランジスタ46、47のゲートにはセンスアンプ45のオフセット電圧を補償するだけの電荷が蓄積されていることになる。
【0061】
その後、ワード線WL−C=Hレベルとされ、メモリセル33からのデータがビット線BL−Cに読み出されると共に、センスアンプ駆動電圧SNL=0[V]とされ、nMOSトランジスタ46、47が活性化されて増幅動作を開始し、続いて、センスアンプ駆動電圧SPL=VCCにされてpMOSトランジスタ48、49が活性化されて、増幅動作を開始する。
【0062】
この結果、ビット線BL−C、/BL−C間の差電圧は増幅され、図2に示すように、メモリセル33が「0」を記憶している場合には、ビット線BL−Cの電圧は0[V]に向かって下降すると共に、ビット線/BL−Cの電圧はVCCに向かって上昇し、メモリセル33から読み出されたデータがセンスアンプ45にラッチされる。
【0063】
これに対して、図3に示すように、メモリセル33が「1」を記憶している場合には、ビット線BL−Cの電圧はVCCに向かって上昇すると共に、ビット線/BL−Cの電圧は0[V]に向かって下降し、メモリセル33から読み出されたデータがセンスアンプ45にラッチされる。
【0064】
このように、本発明の実施の第1形態によれば、センスアンプ45に増幅動作を行わせる前に、nMOSトランジスタ46、47のゲートにセンスアンプ45のオフセット電圧を補償するだけの電荷を蓄積させ、nMOSトランジスタ46、47のスレッショルド電圧Vth46、Vth47の不平衡ΔVthを見かけ上なくすようにし、かつ、増幅動作時には、nMOSトランジスタ46、47をpMOSトランジスタ48、49よりも先に活性化するようにしているので、微細化に伴い、ビット線BL−C、/BL−C間の差電圧がnMOSトランジスタ46、47のスレッショルド電圧Vth46、Vth47の不平衡ΔVth以下になったとしても、センスアンプ45の正常動作を確保することができ、微細化に対応することができる。
【0065】
(第2形態・・図5〜図8)
図5は本発明の実施の第2形態の要部を示す回路図であり、本発明の実施の第2形態は、図1に示す本発明の実施の第1形態が備えるセンスアンプ45と回路構成の異なるセンスアンプ60を設け、その他については、本発明の実施の第1形態と同様に構成したものである。
【0066】
このセンスアンプ60において、61、62は増幅動作を行う対をなすnMOSトランジスタ、63、64は増幅動作を行う対をなすpMOSトランジスタである。
【0067】
また、65、66は制御信号DIOによりON、OFFが制御されるスイッチ素子をなすnMOSトランジスタ、67〜70は制御信号CONによりON、OFFが制御されるスイッチ素子をなすnMOSトランジスタ、71、72は制御信号DIOによりON、OFFが制御されるスイッチ素子をなすnMOSトランジスタである。
【0068】
図6及び図7はメモリセル33からのデータの連続読出し動作を示す波形図であり、Vth62(nMOSトランジスタ62のスレッショルド電圧)=Vth61(nMOSトランジスタ61のスレッショルド電圧)+ΔVthの場合を例とし、図6はメモリセル33に論理「0」が記憶されている場合、即ち、メモリセル33の蓄積ノードN6の電圧=0[V]とされている場合、図7はメモリセル33に論理「1」が記憶されている場合、即ち、メモリセル33の蓄積ノードN6の電圧=VCCとされている場合を示している。
【0069】
ここに、図6A、図7AはノードN5の電圧及びセンスアンプ駆動電圧SPLを示しており、実線がノードN5の電圧、破線がセンスアンプ駆動電圧SPLである。
【0070】
また、図6B、図7Bはビット線プリチャージ信号PREC及び制御信号RC1、NCN、RC2を示しており、破線がビット線プリチャージ信号PREC、実線が制御信号RC1、一点鎖線が制御信号NCN、二点鎖線が制御信号RC2である。
【0071】
また、図6C、図7Cは制御信号CON、DIO及びワード線WL−Cの電圧を示しており、破線が制御信号CON、一点鎖線が制御信号DIO、実線がワード線WL−Cの電圧である。
【0072】
また、図6D、図7Dはビット線BL−C、/BL−Cの電圧及びメモリセル33の蓄積ノードN6の電圧を示しており、実線がビット線BL−Cの電圧、破線がビット線/BL−Cの電圧、一点鎖線がメモリセル33の蓄積ノードN6の電圧である。
【0073】
即ち、本発明の実施の第2形態においては、ビット線プリチャージ時には、ビット線トランスファ信号BT=Hレベル、nMOSトランジスタ37、38=ONの状態で、制御信号NCN=Hレベル、nMOSトランジスタ54=ON、センスアンプ駆動電圧SNL、SPL=VCC/2とされると共に、ビット線プリチャージ信号PREC=Hレベル、nMOSトランジスタ40〜42=ONとされる。なお、この場合、センスアンプ駆動電圧SNL、SPL=Vref1とするようにしても良い。
【0074】
続いて、制御信号RC1=Hレベル、nMOSトランジスタ43=ONとされ、ビット線BL−C、/BL−Cは、基準電圧Vref1にプリチャージされる。なお、この場合、センスアンプ駆動電圧SNL、SPL=Vref1とされる。
【0075】
また、制御信号DIO=Lレベル、制御信号CON=Hレベルの状態から、制御信号RC1の立ち上がりタイミングと同じタイミングで、制御信号DIO=Hレベルとされ、nMOSトランジスタ65、66、71、72=ONとされる。なお、制御信号DIO=Hレベル、nMOSトランジスタ65、66、71、72=ONとした後、制御信号RC1=Hレベルとしても良い。
【0076】
その後、制御信号PREC、RC1、CON、NCN=Lレベル、制御信号RC2=Hレベルとされ、nMOSトランジスタ40〜43、67〜70=OFF、nMOSトランジスタ54=OFF、nMOSトランジスタ57=ONとされ、nMOSトランジスタ61、62及びpMOSトランジスタ63、64は、それぞれ、ダイオード接続とされると共に、ノードN5の電圧=基準電圧Vref2とされる。
【0077】
この結果、ビット線BL−C、/BL−Cは、それぞれ、ノードN5からnMOSトランジスタ61、62を介して電荷を供給され、ビット線BL−Cの電圧は、基準電圧Vref1から(Vref2−Vth61)に向かって上昇し、ビット線/BL−Cの電圧は、基準電圧Vref1から(Vref2−Vth62)=(Vref2−Vth61−ΔVth)に向かって上昇する。
【0078】
ここに、ビット線BL−Cの電圧=Vref2−Vth61、ビット線/BL−Cの電圧=Vref2−Vth61−ΔVthに到達するのを待つと時間がかかるため、ビット線BL−C、/BL−Cの電圧がVCC/2の近傍の電圧であり、かつ、ビット線BL−C、/BL−C間の電圧差がΔVthになった段階、即ち、ビット線BL−Cの電圧=Vref2−Vth61−α、ビット線/BL−C=Vref2−Vth61−ΔVth−αとなった段階で、制御信号DIO、RC2=Lレベル、制御信号CON=Hレベルとされ、nMOSトランジスタ65、66、71、72=OFF、nMOSトランジスタ67〜70=ONとされると共に、制御信号NCN=Hレベル、nMOSトランジスタ54=ON、センスアンプ駆動電圧SNL=VCC/2、センスアンプ駆動電圧SPL=VCC/2とされる。
【0079】
この状態においては、図8に示すように、スレッショルド電圧をVth61とするnMOSトランジスタ61は、そのゲート電圧=ノードN8の電圧=ビット線/BL−Cの電圧≒Vref2−Vth61−ΔVth−αとなり、スレッショルド電圧をVth62=Vth61+ΔVthとするnMOSトランジスタ62は、そのゲート電圧=ノードN7の電圧=ビット線BL−Cの電圧≒Vref2−Vth61−αとなる。
【0080】
即ち、nMOSトランジスタ62のスレッショルド電圧Vth62−nMOSトランジスタ61のスレッショルド電圧Vth61=nMOSトランジスタ62のゲート電圧−nMOSトランジスタ61のゲート電圧=ΔVthとなり、nMOSトランジスタ61のスレッショルド電圧Vth61とnMOSトランジスタ62のスレッショルド電圧Vth62の不平衡ΔVthは見かけ上なくなり、nMOSトランジスタ61、62のゲートにはセンスアンプ60のオフセット電圧を補償するだけの電荷が蓄積されていることになる。
【0081】
その後、ワード線WL−C=Hレベルとされ、メモリセル33からのデータがビット線BL−Cに読み出されると共に、センスアンプ駆動電圧SNL=0[V]とされ、nMOSトランジスタ61、62が活性化されて増幅動作を開始し、続いて、センスアンプ駆動電圧SPL=VCCにされ、pMOSトランジスタ63、64が活性化されて増幅動作を開始する。
【0082】
この結果、ビット線BL−C、/BL−C間の差電圧は増幅され、図6に示すように、メモリセル33が「0」を記憶している場合には、ビット線BL−Cの電圧は0[V]に向かって下降すると共に、ビット線/BL−Cの電圧はVCCに向かって上昇し、メモリセル33から読み出されたデータがセンスアンプ60にラッチされる。
【0083】
これに対して、図7に示すように、メモリセル33が「1」を記憶している場合には、ビット線BL−Cの電圧はVCCに向かって上昇すると共に、ビット線/BL−Cの電圧は0[V]に向かって下降し、メモリセル33から読み出されたデータがセンスアンプ60にラッチされる。
【0084】
このように、本発明の実施の第2形態によれば、センスアンプ60に増幅動作を行わせる前に、nMOSトランジスタ61、62のゲートにセンスアンプ60のオフセット電圧を補償するだけの電荷を蓄積させ、nMOSトランジスタ61、62のスレッショルド電圧Vth61、Vth62の不平衡ΔVthを見かけ上なくすようにし、かつ、増幅動作時には、nMOSトランジスタ61、62をpMOSトランジスタ63、64よりも先に活性化するようにしているので、微細化に伴い、ビット線BL−C、/BL−C間の差電圧がnMOSトランジスタ61、62のスレッショルド電圧Vth61、Vth62の不平衡ΔVth以下になったとしても、センスアンプ60の正常動作を確保することができ、微細化に対応することができる。
【0085】
また、nMOSトランジスタ61、62をそれぞれダイオード接続とし、ビット線BL−Cの電圧を基準電圧Vref1から(Vref2−Vth61)に向かって上昇させると共に、ビット線/BL−Cの電圧を基準電圧Vref1から(Vref2ーVth62)=(Vref2−Vth61−ΔVth)に向かって上昇させる場合に、nMOSトランジスタ71、72=ONとし、pMOSトランジスタ63、64をダイオード接続としているので、nMOSトランジスタ61、62のスレッショルド電圧Vth61、V th62の不平衡ΔVthが大きい場合であっても、pMOSトランジスタ63、64がOFF状態を維持し、即ち、pMOSトランジスタ63、64に電流が流れないようにし、ビット線BL−Cの電圧=Vref2−Vth61−α、ビット線/BL−Cの電圧=Vref2−Vth61−ΔVth−αとすることができる。
【0086】
(第3形態・・図9)
図9は本発明の実施の第3形態の要部を示す回路図であり、本発明の実施の第3形態は、図5に示す本発明の実施の第2形態が備えるセンスアンプ60と回路構成の異なるセンスアンプ74を設け、その他については、本発明の実施の第2形態と同様に構成したものである。
【0087】
センスアンプ74は、nMOSトランジスタ61のゲートとpMOSトランジスタ63のゲートとの間にnMOSトランジスタ67、69を直列に接続すると共に、nMOSトランジスタ62のゲートとpMOSトランジスタ64のゲートとの間にnMOSトランジスタ68、70を直列に接続し、nMOSトランジスタ67、69の接続点をノードN8に接続すると共に、nMOSトランジスタ68、70の接続点をノードN7に接続し、その他については、センスアンプ60と同様に構成したものである。
【0088】
本発明の実施の第3形態においても、本発明の実施の第2形態と同様に動作させる場合には、センスアンプ74に増幅動作を行わせる前に、nMOSトランジスタ61、62のゲートにセンスアンプ74のオフセット電圧を補償するだけの電荷を蓄積させ、nMOSトランジスタ61、62のスレッショルド電圧Vth61、Vth62の不平衡ΔVthを見かけ上なくすようにし、かつ、増幅動作時には、nMOSトランジスタ61、62をpMOSトランジスタ63、64よりも先に活性化することができるので、微細化に伴いビット線BL−C、/BL−C間の差電圧がnMOSトランジスタ61、62のスレッショルド電圧Vth61、Vth62の不平衡ΔVth以下になったとしても、センスアンプ74の正常動作を確保することができ、微細化に対応することができる。
【0089】
また、nMOSトランジスタ61、62をダイオード接続とし、ビット線BL−Cの電圧を基準電圧Vref1から(Vref2−Vth61)に向かって上昇させると共に、ビット線/BL−Cの電圧を基準電圧Vref1から(Vref2ーVth62)=(Vref2−Vth61−ΔVth)に向かって上昇させる場合に、nMOSトランジスタ71、72=ONとし、pMOSトランジスタ63、64をダイオード接続とすることができるので、nMOSトランジスタ61、62のスレッショルド電圧Vth61、V th62の不平衡ΔVthが大きい場合であっても、pMOSトランジスタ63、64がOFF状態を維持し、即ち、pMOSトランジスタ63、64に電流が流れないようにし、ビット線BL−Cの電圧=Vref2−Vth61−α、ビット線/BL−Cの電圧=Vref2−Vth61−ΔVth−αとすることができる。
【0090】
(第4形態・・図10〜図13)
図10は本発明の実施の第4形態の要部を示す回路図であり、本発明の実施の第4形態は、本発明の実施の第1形態が備えるセンスアンプ45と回路構成の異なるセンスアンプ77を設け、その他については、本発明の実施の第1形態と同様に構成したものである。
【0091】
このセンスアンプ77において、78、79は増幅動作を行う対をなすnMOSトランジスタ、80、81は増幅動作を行う対をなすpMOSトランジスタである。
【0092】
また、82、83は制御信号DIOによりON、OFFが制御されるスイッチ素子をなすnMOSトランジスタ、84〜87は制御信号CONによりON、OFFが制御されるスイッチ素子をなすnMOSトランジスタである。
【0093】
図11及び図12はメモリセル33からのデータの連続読出し動作を示す波形図であり、Vth79(nMOSトランジスタ79のスレッショルド電圧)=Vth78(nMOSトランジスタ78のスレッショルド電圧)+ΔVthの場合を例とし、図11はメモリセル33に論理「0」が記憶されている場合、即ち、メモリセル33の蓄積ノードN6の電圧=0[V]とされている場合、図12はメモリセル33に論理「1」が記憶されている場合、即ち、メモリセル33の蓄積ノードN6の電圧=VCCとされている場合を示している。
【0094】
ここに、図11A、図12AはノードN5の電圧及びセンスアンプ駆動電圧SPLを示しており、実線がノードN5の電圧、破線がセンスアンプ駆動電圧SPLである。
【0095】
また、図11B、図12Bはビット線プリチャージ信号PREC及び制御信号RC1、NCN、RC2を示しており、破線がビット線プリチャージ信号PREC、実線が制御信号RC1、一点鎖線が制御信号NCN、二点鎖線が制御信号RC2である。
【0096】
また、図11C、図12Cは制御信号CON、DIO及びワード線WL−Cの電圧を示しており、破線が制御信号CON、一点鎖線が制御信号DIO、実線がワード線WL−Cの電圧である。
【0097】
また、図11D、図12Dはビット線BL−C、/BL−Cの電圧及びメモリセル33の蓄積ノードN6の電圧を示しており、実線がビット線BL−Cの電圧、破線がビット線/BL−Cの電圧、一点鎖線がメモリセル33の蓄積ノードN6の電圧である。
【0098】
即ち、本発明の実施の第4形態においては、ビット線プリチャージ時には、ビット線トランスファ信号BT=Hレベル、nMOSトランジスタ37、38=ONの状態で、制御信号NCN=Hレベル、nMOSトランジスタ54=ON、センスアンプ駆動電圧SNL、SPL=VCC/2とされると共に、ビット線プリチャージ信号PREC=Hレベル、nMOSトランジスタ40〜42=ONとされる。なお、この場合、センスアンプ駆動電圧SNL、SPL=Vref1とするようにしても良い。
【0099】
続いて、制御信号RC1=Hレベル、nMOSトランジスタ43=ONとされ、ビット線BL−C、/BL−Cは、基準電圧Vref1にプリチャージされる。なお、この場合、センスアンプ駆動電圧SNL、SPL=Vref1とされる。
【0100】
また、制御信号DIO=Lレベル、制御信号CON=Hレベルの状態から、制御信号RC1の立ち上がりタイミングと同じタイミングで、制御信号DIO=Hレベルとされ、nMOSトランジスタ82、83=ONとされる。なお、制御信号DIO=Hレベル、nMOSトランジスタ82、83=ONとした後、制御信号RC1=Hレベルとしても良い。
【0101】
その後、制御信号PREC、RC1、CON、NCN=Lレベル、制御信号RC2=Hレベルとされ、nMOSトランジスタ40〜43、84〜87=OFF、nMOSトランジスタ54=OFF、nMOSトランジスタ57=ONとされ、nMOSトランジスタ78、79は、それぞれ、ダイオード接続とされると共に、ノードN5=基準電圧Vref2とされる。
【0102】
この結果、ビット線BL−C、/BL−Cは、それぞれ、ノードN5からnMOSトランジスタ78、79を介して電荷を供給され、ビット線BL−Cの電圧は基準電圧Vref1から(Vref2−Vth78)に向かって上昇し、ビット線/BL−Cの電圧は基準電圧Vref1から(Vref2−Vth79)=(Vref2−Vth78−ΔVth)に向かって上昇する。
【0103】
ここに、ビット線BL−Cの電圧=Vref2−Vth78、ビット線/BL−Cの電圧=Vref2−Vth78−ΔVthに到達するのを待つと時間がかかるため、ビット線BL−C、/BL−Cの電圧がVCC/2の近傍の電圧であり、かつ、ビット線BL−C、/BL−C間の電圧差がΔVthになった段階、即ち、ビット線BL−Cの電圧=Vref2−Vth78−α、ビット線/BL−C=Vref2−Vth78−ΔVth−αとなった段階で、制御信号DIO、RC2=Lレベル、制御信号CON=Hレベルとされ、nMOSトランジスタ82、83=OFF、nMOSトランジスタ84〜87=ONとされると共に、制御信号NCN=Hレベル、nMOSトランジスタ54=ON、センスアンプ駆動電圧SNL=VCC/2、センスアンプ駆動電圧SPL=VCC/2とされる。
【0104】
この状態においては、図13に示すように、スレッショルド電圧をVth78とするnMOSトランジスタ78は、そのゲート電圧=ノードN8の電圧=ビット線/BL−Cの電圧=Vref2−Vth78−ΔVth−αとなり、スレッショルド電圧をVth79=Vth78+ΔVthとするnMOSトランジスタ79は、そのゲート電圧=ノードN7の電圧=ビット線BL−Cの電圧=Vref2−Vth78−αとなる。
【0105】
即ち、nMOSトランジスタ79のスレッショルド電圧Vth79−nMOSトランジスタ78のスレッショルド電圧Vth78=nMOSトランジスタ79のゲート電圧−nMOSトランジスタ78のゲート電圧=ΔVthとなり、nMOSトランジスタ78のスレッショルド電圧Vth78とnMOSトランジスタ79のスレッショルド電圧Vth79の不平衡ΔVthは見かけ上なくなり、nMOSトランジスタ78、79のゲートにはセンスアンプ77のオフセット電圧を補償するだけの電荷が蓄積されていることになる。
【0106】
その後、ワード線WL−C=Hレベルとされ、メモリセル33からのデータがビット線BL−Cに読み出されると共に、センスアンプ駆動電圧SNL=0[V]にされ、nMOSトランジスタ78、79が活性化されて増幅動作を開始し、続いて、センスアンプ駆動電圧SPL=VCCにされ、pMOSトランジスタ80、81が活性化されて増幅動作を開始する。
【0107】
この結果、ビット線BL−C、/BL−C間の差電圧は増幅され、図11に示すように、メモリセル33が「0」を記憶している場合には、ビット線BL−Cの電圧は0[V]に向かって下降すると共に、ビット線/BL−Cの電圧はVCCに向かって上昇し、メモリセル33から読み出されたデータがセンスアンプ77にラッチされる。
【0108】
これに対して、図12に示すように、メモリセル33が「1」を記憶している場合には、ビット線BL−Cの電圧はVCCに向かって上昇すると共に、ビット線/BL−Cの電圧は0[V]に向かって下降し、メモリセル33から読み出されたデータがセンスアンプ77にラッチされる。
【0109】
このように、本発明の実施の第4形態によれば、センスアンプ77に増幅動作を行わせる前に、nMOSトランジスタ78、79のゲートにセンスアンプ77のオフセット電圧を補償するだけの電荷を蓄積させ、nMOSトランジスタ78、79のスレッショルド電圧Vth78、Vth79の不平衡ΔVthを見かけ上なくすようにし、かつ、増幅動作時には、nMOSトランジスタ78、79をpMOSトランジスタ80、81よりも先に活性化するようにしているので、微細化に伴い、ビット線BL−C、/BL−C間の差電圧がnMOSトランジスタ78、79のスレッショルド電圧Vth78、Vth79の不平衡ΔVth以下になったとしても、センスアンプ77の正常動作を確保することができ、微細化に対応することができる。
【0110】
また、nMOSトランジスタ78、79をそれぞれダイオード接続とし、ビット線BL−Cの電圧を基準電圧Vref1から(Vref2−Vth78)に向かって上昇させると共に、ビット線/BL−Cの電圧を基準電圧Vref1から(Vref2ーVth79)=(Vref2−Vth78−ΔVth)に向かって上昇させる場合に、nMOSトランジスタ86、87=OFFとしているので、nMOSトランジスタ78、79のスレッショルド電圧Vth78、V th79の不平衡ΔVthが大きい場合であっても、pMOSトランジスタ80、81に電流が流れないようにし、ビット線BL−Cの電圧=Vref2−Vth78−α、ビット線/BL−Cの電圧=Vref2−Vth78−ΔVth−αとすることができる。
【0111】
(第5形態・・図14〜図17)
図14は本発明の実施の第5形態の要部を示す回路図であり、本発明の実施の第5形態は、図10に示す本発明の実施の第4形態が備えるセンスアンプ77と回路構成の異なるセンスアンプ89を設け、その他については、本発明の実施の第4形態と同様に構成したものである。
【0112】
このセンスアンプ89は、センスアンプ77が設けるnMOSトランジスタ84、85を削除し、pMOSトランジスタ80とnMOSトランジスタ86との接続点とpMOSトランジスタ81のゲートとを接続すると共に、pMOSトランジスタ81とnMOSトランジスタ87との接続点とpMOSトランジスタ80のゲートとを接続し、その他については、センスアンプ77と同様に構成したものである。
【0113】
図15及び図16はメモリセル33からのデータの連続読出し動作を示す波形図であり、Vth79(nMOSトランジスタ79のスレッショルド電圧)=Vth78(nMOSトランジスタ78のスレッショルド電圧)+ΔVthの場合を例とし、図15はメモリセル33に論理「0」が記憶されている場合、即ち、メモリセル33の蓄積ノードN6の電圧=0[V]とされている場合、図16はメモリセル33に論理「1」が記憶されている場合、即ち、メモリセル33の蓄積ノードN6の電圧=VCCとされている場合を示している。
【0114】
ここに、図15A、図16AはノードN5の電圧及びセンスアンプ駆動電圧SPLを示しており、実線がノードN5の電圧、破線がセンスアンプ駆動電圧SPLである。
【0115】
また、図15B、図16Bはビット線プリチャージ信号PREC及び制御信号RC1、NCN、RC2を示しており、破線がビット線プリチャージ信号PREC、実線が制御信号RC1、一点鎖線が制御信号NCN、二点鎖線が制御信号RC2である。
【0116】
また、図15C、図16Cは制御信号CON、DIO及びワード線WL−Cの電圧を示しており、破線が制御信号CON、一点鎖線が制御信号DIO、実線がワード線WL−Cの電圧である。
【0117】
また、図15D、図16Dはビット線BL−C、/BL−Cの電圧及びメモリセル33の蓄積ノードN6の電圧を示しており、実線がビット線BL−Cの電圧、破線がビット線/BL−Cの電圧、一点鎖線がメモリセル33の蓄積ノードN6の電圧である。
【0118】
即ち、本発明の実施の第5形態においては、ビット線プリチャージ時には、ビット線トランスファ信号BT=Hレベル、nMOSトランジスタ37、38=ONの状態で、制御信号NCN=Hレベル、nMOSトランジスタ54=ON、センスアンプ駆動電圧SNL、SPL=VCC/2とされると共に、ビット線プリチャージ信号PREC=Hレベル、nMOSトランジスタ40〜42=ONとされる。なお、この場合、センスアンプ駆動電圧SNL、SPL=Vref1とするようにしても良い。
【0119】
続いて、制御信号RC1=Hレベル、nMOSトランジスタ43=ONとされ、ビット線BL−C、/BL−Cは、基準電圧Vref1にプリチャージされる。なお、この場合、センスアンプ駆動電圧SNL、SPL=Vref1とされる。
【0120】
また、制御信号DIO=Lレベル、制御信号CON=Hレベルの状態から、制御信号RC1の立ち上がりタイミングと同じタイミングで、制御信号DIO=Hレベルとされ、nMOSトランジスタ82、83=ONとされる。なお、制御信号DIO=Hレベル、nMOSトランジスタ82、83=ONとした後、制御信号RC1=Hレベルとしても良い。
【0121】
その後、制御信号PREC、RC1、CON、NCN=Lレベル、制御信号RC2=Hレベルとされ、nMOSトランジスタ40〜43、86、87=OFF、nMOSトランジスタ54=OFF、nMOSトランジスタ57=ONとされ、nMOSトランジスタ78、79は、それぞれ、ダイオード接続とされると共に、ノードN5=基準電圧Vref2とされる。
【0122】
この結果、ビット線BL−C、/BL−Cは、それぞれ、ノードN5からnMOSトランジスタ78、79を介して電荷を供給され、ビット線BL−Cの電圧は基準電圧Vref1から(Vref2−Vth78)に向かって上昇し、ビット線/BL−Cの電圧は基準電圧Vref1から(Vref2ーVth79)=(Vref2−Vth78−ΔVth)に向かって上昇する。
【0123】
ここに、ビット線BL−Cの電圧=Vref2−Vth78、ビット線/BL−Cの電圧=Vref2−Vth78−ΔVthに到達するのを待つと時間がかかるため、ビット線BL−C、/BL−Cの電圧がVCC/2の近傍の電圧であり、かつ、ビット線BL−C、/BL−C間の電圧差がΔVthになった段階、即ち、ビット線BL−Cの電圧=Vref2−Vth78−α、ビット線/BL−C=Vref2−Vth78−ΔVth−αとなった段階で、制御信号DIO、RC2=Lレベル、制御信号CON=Hレベルとされ、nMOSトランジスタ82、83=OFF、nMOSトランジスタ86、87=ONとされると共に、制御信号NCN=Hレベル、nMOSトランジスタ54=ON、センスアンプ駆動電圧SNL=VCC/2、センスアンプ駆動電圧SPL=VCC/2とされる。
【0124】
この状態においては、図17に示すように、スレッショルド電圧をVth78とするnMOSトランジスタ78は、そのゲート電圧=ノードN8の電圧=ビット線/BL−Cの電圧=Vref2−Vth78−ΔVth−αとなり、スレッショルド電圧をVth79=Vth78+ΔVthとするnMOSトランジスタ79は、そのゲート電圧=ノードN7の電圧=ビット線BL−Cの電圧=Vref2−Vth78−αとなる。
【0125】
即ち、nMOSトランジスタ79のスレッショルド電圧Vth79−nMOSトランジスタ78のスレッショルド電圧Vth78=nMOSトランジスタ79のゲート電圧−nMOSトランジスタ78のゲート電圧=ΔVthとなり、nMOSトランジスタ78のスレッショルド電圧Vth78とnMOSトランジスタ79のスレッショルド電圧Vth79の不平衡ΔVthは見かけ上なくなり、nMOSトランジスタ78、79のゲートにはセンスアンプ89のオフセット電圧を補償するだけの電荷が蓄積されていることになる。
【0126】
その後、ワード線WL−C=Hレベルとされ、メモリセル33からのデータがビット線BL−Cに読み出されると共に、センスアンプ駆動電圧SNL=0[V]にされ、nMOSトランジスタ78、79が活性化されて増幅動作を開始し、続いて、センスアンプ駆動電圧SPL=VCCにされ、pMOSトランジスタ80、81が活性化されて増幅動作を開始する。
【0127】
この結果、ビット線BL−C、/BL−C間の差電圧は増幅され、図15に示すように、メモリセル33が「0」を記憶している場合には、ビット線BL−Cの電圧は0[V]に向かって下降すると共に、ビット線/BL−Cの電圧はVCCに向かって上昇し、メモリセル33から読み出されたデータがセンスアンプ89にラッチされる。
【0128】
これに対して、図16に示すように、メモリセル33が「1」を記憶している場合には、ビット線BL−Cの電圧はVCCに向かって上昇すると共に、ビット線/BL−Cの電圧は0[V]に向かって下降し、メモリセル33から読み出されたデータがセンスアンプ89にラッチされる。
【0129】
このように、本発明の実施の第5形態によれば、センスアンプ89に増幅動作を行わせる前に、nMOSトランジスタ78、79のゲートにセンスアンプ89のオフセット電圧を補償するだけの電荷を蓄積させ、nMOSトランジスタ78、79のスレッショルド電圧Vth78、Vth79の不平衡ΔVthを見かけ上なくすようにし、かつ、増幅動作時には、nMOSトランジスタ78、79をpMOSトランジスタ80、81よりも先に活性化するようにしているので、微細化に伴い、ビット線BL−C、/BL−C間の差電圧がnMOSトランジスタ78、79のスレッショルド電圧Vth78、Vth79の不平衡ΔVth以下になったとしても、センスアンプ89の正常動作を確保することができ、微細化に対応することができる。
【0130】
また、nMOSトランジスタ78、79をそれぞれダイオード接続とし、ビット線BL−Cの電圧を基準電圧Vref1から(Vref2−Vth78)に向かって上昇させると共に、ビット線/BL−Cの電圧を基準電圧Vref1から(Vref2ーVth79)=(Vref2−Vth78−ΔVth)に向かって上昇させる場合に、nMOSトランジスタ86、87=OFFとしているので、nMOSトランジスタ78、79のスレッショルド電圧Vth78、V th79の不平衡ΔVthが大きい場合であっても、pMOSトランジスタ80、81に電流が流れないようにし、ビット線BL−Cの電圧=Vref2−Vth78−α、ビット線/BL−Cの電圧=Vref2−Vth78−ΔVth−αとすることができる。
【0131】
(第6形態・・図18、図19)
図18は本発明の実施の第6形態の要部を示す回路図である。本発明の実施の第6形態においては、図1に示す本発明の実施の第1形態が設けるセンスアンプ45と回路構成の異なるセンスアンプ91が設けられている。
【0132】
このセンスアンプ91において、92、93は増幅動作を行う対をなすpMOSトランジスタ、94、95は増幅動作を行う対をなすnMOSトランジスタである。
【0133】
また、96、97は制御信号DIOによりON、OFFが制御されるスイッチ素子をなすnMOSトランジスタ、98、99は制御信号CONによりON、OFFが制御されるスイッチ素子をなすnMOSトランジスタである。
【0134】
また、100は制御信号PCNによりON、OFFが制御されるnMOSトランジスタ、101はnMOSトランジスタ100を介して供給されるセンスアンプ駆動電圧SPLをセンスアンプ91に供給するセンスアンプ駆動電圧線、102はセンスアンプ駆動電圧SNLをセンスアンプ91に供給するセンスアンプ駆動電圧線である。
【0135】
なお、センスアンプ駆動電圧SNLは、その電圧値として、0[V]、VCC/2又はVref3(0.7[V])をとり、センスアンプ駆動電圧SPLは、その電圧値としてVCC、VCC/2又はVref3をとる。
【0136】
また、Vref4は0[V]よりも高く、VCC/2よりも低い基準電圧、例えば、0.2[V]、103は制御信号RC2によりON、OFFが制御されるスイッチ素子をなすnMOSトランジスタ、104はnMOSトランジスタ103を介して供給される基準電圧Vref4をセンスアンプ91に供給する基準電圧線である。その他については、図1に示す本発明の実施の第1形態と同様に構成されている。
【0137】
本発明の実施の第6形態においては、ビット線プリチャージ時には、ビット線トランスファ信号BT=Hレベル、nMOSトランジスタ37、38=ONの状態で、制御信号PCN=Hレベル、nMOSトランジスタ100=ON、センスアンプ駆動電圧SNL、SPL=VCC/2とされると共に、ビット線プリチャージ信号PREC=Hレベル、nMOSトランジスタ40〜42=ONとされる。なお、この場合、センスアンプ駆動電圧SNL、SPL=Vref3とするようにしても良い。
【0138】
続いて、制御信号RC1=Hレベル、nMOSトランジスタ43=ONとされ、ビット線BL−C、/BL−Cは、基準電圧Vref3にプリチャージされる。なお、この場合、センスアンプ駆動電圧SNL、SPL=Vref3とされる。
【0139】
また、制御信号DIO=Lレベル、制御信号CON=Hレベルの状態から、制御信号RC1の立ち上がりタイミングと同じタイミングで、制御信号DIO=Hレベルとされ、nMOSトランジスタ96、97=ONとされる。なお、制御信号DIO=Hレベル、nMOSトランジスタ96、97=ONとした後、制御信号RC1=Hレベルとしても良い。
【0140】
その後、制御信号PREC、RC1、PCN=Lレベル、制御信号CON=Hレベル、制御信号RC2=Hレベルとされ、nMOSトランジスタ40〜43、98、99、100=OFF、nMOSトランジスタ103=ONとされ、pMOSトランジスタ92、93は、それぞれ、ダイオード接続とされると共に、ノードN7=基準電圧Vref4とされる。
【0141】
この結果、例えば、Vth93(pMOSトランジスタ93のスレッショルド電圧)=Vth92(nMOSトランジスタ92のスレッショルド電圧)+ΔVthとすると、ビット線BL−C、/BL−Cは、それぞれ、pMOSトランジスタ92、93を介してノードN9側に電荷を放電し、ビット線BL−Cの電圧は基準電圧Vref3から(Vref4−Vth92)に向かって下降し、ビット線/BL−Cの電圧は、基準電圧Vref3から(Vref4−Vth93)=(Vref4−Vth92−ΔVth)に向かって下降する。
【0142】
ここに、ビット線BL−Cの電圧=Vref4−Vth92、ビット線/BL−Cの電圧=Vref2−Vth92−ΔVthに到達するのを待つと時間がかかるため、ビット線BL−C、/BL−Cの電圧がVCC/2の近傍の電圧であり、かつ、ビット線BL−C、/BL−C間の電圧差がΔVthになった段階、即ち、ビット線BL−Cの電圧=Vref4−Vth92+α、ビット線/BL−C=Vref4−Vth92−ΔVth+αとなった段階で、制御信号DIO、RC2=Lレベル、制御信号CON=Hレベルとされ、nMOSトランジスタ96、97、103=OFF、nMOSトランジスタ98、99=ONとされると共に、制御信号PCN=Hレベル、nMOSトランジスタ100=ON、センスアンプ駆動電圧SNL=VCC/2、センスアンプ駆動電圧SPL=VCC/2とされる。
【0143】
この状態においては、図19に示すように、スレッショルド電圧をVth92とするpMOSトランジスタ92は、そのゲート電圧=ノードN8の電圧=ビット線/BL−Cの電圧=Vref4−Vth92−ΔVth+αとなり、スレッショルド電圧をVth93=Vth92+ΔVthとするpMOSトランジスタ93は、そのゲート電圧=ノードN7の電圧=ビット線BL−Cの電圧=Vref4−Vth92+αとなる。
【0144】
即ち、pMOSトランジスタ93のスレッショルド電圧Vth93−pMOSトランジスタ92のスレッショルド電圧Vth92=pMOSトランジスタ93のゲート電圧−nMOSトランジスタ92のゲート電圧=ΔVthとなり、pMOSトランジスタ92のスレッショルド電圧Vth92とpMOSトランジスタ93のスレッショルド電圧Vth93の不平衡ΔVthは見かけ上なくなり、pMOSトランジスタ92、93のゲートにはセンスアンプ91のオフセット電圧を補償するだけの電荷が蓄積されていることになる。
【0145】
その後、ワード線WL−C=Hレベルとされ、メモリセル33からのデータがビット線BL−Cに読み出されると共に、センスアンプ駆動電圧SPL=VCCとされ、pMOSトランジスタ92、93が活性化されて増幅動作を開始し、続いて、センスアンプ駆動電圧SNL=0[V]にされ、nMOSトランジスタ94、95が活性化されて増幅動作を開始する。
【0146】
この結果、ビット線BL−C、/BL−C間の差電圧は増幅され、メモリセル33が「0」を記憶している場合には、ビット線BL−Cの電圧は0[V]に向かって下降すると共に、ビット線/BL−Cの電圧はVCCに向かって上昇し、メモリセル33から読み出されたデータがセンスアンプ91にラッチされる。
【0147】
これに対して、メモリセル33が「1」を記憶している場合には、ビット線BL−Cの電圧はVCCに向かって上昇すると共に、ビット線/BL−Cの電圧は0[V]に向かって下降し、メモリセル33から読み出されたデータがセンスアンプ91にラッチされる。
【0148】
このように、本発明の実施の第6形態によれば、センスアンプ91に増幅動作を行わせる前に、pMOSトランジスタ92、93のゲートにセンスアンプ91のオフセット電圧を補償するだけの電荷を蓄積させ、pMOSトランジスタ92、93のスレッショルド電圧Vth92、Vth93の不平衡ΔVthを見かけ上なくすようにし、かつ、増幅動作時には、pMOSトランジスタ92、93をnMOSトランジスタ94、95よりも先に活性化するようにしているので、微細化に伴い、ビット線BL−C、/BL−C間の差電圧がpMOSトランジスタ92、93のスレッショルド電圧Vth92、Vth93の不平衡ΔVth以下になったとしても、センスアンプ91の正常動作を確保することができ、微細化に対応することができる。
【0149】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ビット線を増幅時の最大電圧と最小電圧との間にプリチャージするビット線プリチャージ方式を採用する半導体記憶装置において、フリップフロップ回路からなるセンスアンプを構成する対をなす電界効果トランジスタのスレッショルド電圧の不平衡によるセンスアンプの誤動作を防止し、微細化に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態の要部を示す回路図である。
【図2】本発明の実施の第1形態におけるメモリセルからのデータの連続読出し動作を示す波形図である。
【図3】本発明の実施の第1形態におけるメモリセルからのデータの連続読出し動作を示す波形図である。
【図4】本発明の実施の第1形態の動作を説明するための回路図である。
【図5】本発明の実施の第2形態の要部を示す回路図である。
【図6】本発明の実施の第2形態におけるメモリセルからのデータの連続読出し動作を示す波形図である。
【図7】本発明の実施の第2形態におけるメモリセルからのデータの連続読出し動作を示す波形図である。
【図8】本発明の実施の第2形態の動作を説明するための回路図である。
【図9】本発明の実施の第3形態の要部を示す回路図である。
【図10】本発明の実施の第4形態の要部を示す回路図である。
【図11】本発明の実施の第4形態におけるメモリセルからのデータの連続読出し動作を示す波形図である。
【図12】本発明の実施の第4形態におけるメモリセルからのデータの連続読出し動作を示す波形図である。
【図13】本発明の実施の第4形態の動作を説明するための回路図である。
【図14】本発明の実施の第5形態の要部を示す回路図である。
【図15】本発明の実施の第5形態におけるメモリセルからのデータの連続読出し動作を示す波形図である。
【図16】本発明の実施の第5形態におけるメモリセルからのデータの連続読出し動作を示す波形図である。
【図17】本発明の実施の第5形態の動作を説明するための回路図である。
【図18】本発明の実施の第6形態の要部を示す回路図である。
【図19】本発明の実施の第6形態の動作を説明するための回路図である。
【図20】従来のDRAMの一例の要部を示す回路図である。
【図21】図20に示す従来のDRAMのビット線プリチャージ時及びデータ読出し時の動作を示す波形図である。
【図22】図20に示す従来のDRAMのビット線プリチャージ時の動作を説明するための回路図である。
【図23】従来のDRAMの他の例の要部を示す回路図である。
【図24】図23に示す従来のDRAMのビット線プリチャージ時及びデータ読出し時の動作を示す波形図である。
【図25】図23に示す従来のDRAMのビット線プリチャージ時の動作を説明するための回路図である。
【符号の説明】
46、47 増幅動作を行う対をなすnMOSトランジスタ
48、49 増幅動作を行う対をなすpMOSトランジスタ
61、62 増幅動作を行う対をなすnMOSトランジスタ
63、64 増幅動作を行う対をなすpMOSトランジスタ
78、79 増幅動作を行う対をなすnMOSトランジスタ
80、81 増幅動作を行う対をなすpMOSトランジスタ
92、93 増幅動作を行う対をなすpMOSトランジスタ
94、95 増幅動作を行う対をなすnMOSトランジスタ
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