JPH1055992A - クリーニング方法と半導体の製造方法 - Google Patents
クリーニング方法と半導体の製造方法Info
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- JPH1055992A JPH1055992A JP20958096A JP20958096A JPH1055992A JP H1055992 A JPH1055992 A JP H1055992A JP 20958096 A JP20958096 A JP 20958096A JP 20958096 A JP20958096 A JP 20958096A JP H1055992 A JPH1055992 A JP H1055992A
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- semiconductor
- brf
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Abstract
(57)【要約】
【課題】半導体製造装置内の付着物,半導体基板表面上
の汚染を効率良く除去出来るクリーニング方法を提供す
る。本方法を用いて、基板表面の汚染を除去する半導体
装置の製造方法、及び装置内付着物を除去後の製造装置
を用いて、半導体装置を製造する方法を提供する。 【解決手段】ボンベ1dにあるクリーニングガス2dは
BrF3 及びBrF5 及びBrF7を少なくとも1種類
を含むガスからなり、導入口5から半導体製造装置6内
に導入される。そして、外部のヒータ9により与えられ
る熱により、クリーニングガス2dは、ハロゲンラジカ
ルに分解する。この時、半導体製造装置の内壁8あるい
は半導体基板12上の汚染は、これらラジカルと反応
し、気化し、排気口13から除去されるので、効率良く
これら付着物あるいは汚染をクリーニング出来る。
の汚染を効率良く除去出来るクリーニング方法を提供す
る。本方法を用いて、基板表面の汚染を除去する半導体
装置の製造方法、及び装置内付着物を除去後の製造装置
を用いて、半導体装置を製造する方法を提供する。 【解決手段】ボンベ1dにあるクリーニングガス2dは
BrF3 及びBrF5 及びBrF7を少なくとも1種類
を含むガスからなり、導入口5から半導体製造装置6内
に導入される。そして、外部のヒータ9により与えられ
る熱により、クリーニングガス2dは、ハロゲンラジカ
ルに分解する。この時、半導体製造装置の内壁8あるい
は半導体基板12上の汚染は、これらラジカルと反応
し、気化し、排気口13から除去されるので、効率良く
これら付着物あるいは汚染をクリーニング出来る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクリーニング方法及
び半導体装置の製造方法に関する。
び半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体製造では熱CVD,プラズ
マCVD,ドライエッチングプロセスがますます重要と
なっている。これらのプロセスでは、各種ガスを製造装
置内に導入し、ガスの気相反応及び表面反応を利用して
成膜,エッチングを行われている。例えば、プラズマC
VDによる成膜では、単位時間あたりの半導体の生産
高:スループットの向上を目指し、より高速に成膜する
ことを目的に反応性の高いラジカルにまでガス分子を解
離させている。またコンタクトホールを生成のためのド
ライエッチングでは、高アスペクト比の溝穴の生成を目
指し、選択性の高いエッチングプロセスが開発されてい
る。本プロセスでも被エッチング材以外の部分の保護の
ため、ガス分子を堆積性能の高いラジカルまで分解させ
ている。このため、ウエハ上のみを成膜,エッチングす
る場合でも、容器内壁にも付着性の高いラジカルが堆積
する。製造装置内壁にこの様な堆積膜が付着すると、装
置内部にパーティクルを発生させたり、付着物の剥離が
生じることや、成膜,エッチング性能が経時的に劣化す
るので、定期的にこれらの付着物を除去する必要があ
る。
マCVD,ドライエッチングプロセスがますます重要と
なっている。これらのプロセスでは、各種ガスを製造装
置内に導入し、ガスの気相反応及び表面反応を利用して
成膜,エッチングを行われている。例えば、プラズマC
VDによる成膜では、単位時間あたりの半導体の生産
高:スループットの向上を目指し、より高速に成膜する
ことを目的に反応性の高いラジカルにまでガス分子を解
離させている。またコンタクトホールを生成のためのド
ライエッチングでは、高アスペクト比の溝穴の生成を目
指し、選択性の高いエッチングプロセスが開発されてい
る。本プロセスでも被エッチング材以外の部分の保護の
ため、ガス分子を堆積性能の高いラジカルまで分解させ
ている。このため、ウエハ上のみを成膜,エッチングす
る場合でも、容器内壁にも付着性の高いラジカルが堆積
する。製造装置内壁にこの様な堆積膜が付着すると、装
置内部にパーティクルを発生させたり、付着物の剥離が
生じることや、成膜,エッチング性能が経時的に劣化す
るので、定期的にこれらの付着物を除去する必要があ
る。
【0003】これらの付着物を除去する方法は、 (1)機械的な研磨法 (2)酸,アルカリ水溶液を用いたウエット洗浄法 (3)NF3 ,CF4 ,SF6 ,O2 等プラズマを用い
たドライ洗浄法 (4)ClF3 を用いた熱クリーニング法 が一般的に利用されている。ここで、(1),(2)は装
置を洗浄毎に分解する必要があり、半導体の生産高:ス
ループットが低減する。一方、(3)はプラズマを発生
させ、ガスの解離で生じたラジカルにより、製造装置内
の付着を除去している。このプラズマを用いた洗浄方法
ではプラズマが発生する領域以外の除去速度が遅いの
で、プラズマを長時間発生しなければならない。このた
め、本方法も半導体のスループットが低減する。また、
長時間のプラズマ照射により、製造装置の劣化が生じ
る。プラズマを利用せず、加熱のみで容器内のPoly−S
i,金属,SiO2 を含む付着物を除去する方法とし
て、特願昭64−17857号,特願平3−146681号明細書にあ
るようにClF3 を用いた洗浄方法(4)が提案されて
いる。ここでClF3 は220℃以上でF2 との反応で
ClFとF2 に分解し、さらなる加熱により生じたFラ
ジカルは優れた付着物の除去性能を持つ。本方法は、プ
ラズマを立てることなく、短時間で、装置内へダメージ
を与えることなく装置内をクリーニング可能なので、現
在、半導体製造装置内の洗浄方法として、精力的に応用
されている。
たドライ洗浄法 (4)ClF3 を用いた熱クリーニング法 が一般的に利用されている。ここで、(1),(2)は装
置を洗浄毎に分解する必要があり、半導体の生産高:ス
ループットが低減する。一方、(3)はプラズマを発生
させ、ガスの解離で生じたラジカルにより、製造装置内
の付着を除去している。このプラズマを用いた洗浄方法
ではプラズマが発生する領域以外の除去速度が遅いの
で、プラズマを長時間発生しなければならない。このた
め、本方法も半導体のスループットが低減する。また、
長時間のプラズマ照射により、製造装置の劣化が生じ
る。プラズマを利用せず、加熱のみで容器内のPoly−S
i,金属,SiO2 を含む付着物を除去する方法とし
て、特願昭64−17857号,特願平3−146681号明細書にあ
るようにClF3 を用いた洗浄方法(4)が提案されて
いる。ここでClF3 は220℃以上でF2 との反応で
ClFとF2 に分解し、さらなる加熱により生じたFラ
ジカルは優れた付着物の除去性能を持つ。本方法は、プ
ラズマを立てることなく、短時間で、装置内へダメージ
を与えることなく装置内をクリーニング可能なので、現
在、半導体製造装置内の洗浄方法として、精力的に応用
されている。
【0004】一方、BrとFで構成された分子からなる
ガスは、基板の選択的エッチング(特願昭60−53027 号
明細書)に、NF3 と混合したクリーニングガス(特願
平3−146681号明細書)として、SiN膜エッチング
(特願平4−10621 号明細書)に、導電体膜形成前後の
エッチング(特願平5−146681 号明細書)に利用されて
いる。しかし、半導体装置内及び半導体ウエハ表面上
の、多くの物質が複雑に化合した堆積物あるいは付着物
を、BrとFで構成された分子からなるガス単独でクリ
ーニングする方法に関する公知例は無い。
ガスは、基板の選択的エッチング(特願昭60−53027 号
明細書)に、NF3 と混合したクリーニングガス(特願
平3−146681号明細書)として、SiN膜エッチング
(特願平4−10621 号明細書)に、導電体膜形成前後の
エッチング(特願平5−146681 号明細書)に利用されて
いる。しかし、半導体装置内及び半導体ウエハ表面上
の、多くの物質が複雑に化合した堆積物あるいは付着物
を、BrとFで構成された分子からなるガス単独でクリ
ーニングする方法に関する公知例は無い。
【0005】さらに半導体ウエハ等の基板の表面に形成
される集積回路は、近年ますます集積度が増加しており
パターンの線幅が微細化してきている。最小加工寸法は
64MbitDRAMで0.3μm,256MbitDRAMで0.2μm であ
り、その製造工程で微量な汚染が製品の品質や歩留りを
著しく低下させている。微量な汚染として特に問題とな
るのは金属汚染,有機物汚染,自然酸化膜である。
される集積回路は、近年ますます集積度が増加しており
パターンの線幅が微細化してきている。最小加工寸法は
64MbitDRAMで0.3μm,256MbitDRAMで0.2μm であ
り、その製造工程で微量な汚染が製品の品質や歩留りを
著しく低下させている。微量な汚染として特に問題とな
るのは金属汚染,有機物汚染,自然酸化膜である。
【0006】上記汚染に対し基板表面を洗浄する手段と
してアールシーエーレビュー31(1970年)第18
7ページから207ページ[RCA Review,31(1970) P.1
87〜206 ]で述べられている様に、アンモニア水と過酸
化水素水の混合物を80度程度に加熱し、これにウエハ
を侵漬する方法(RCA洗浄)が一般に行われている。
これらのウエット洗浄法は液中で処理するため、汚染の
再付着が不可避であること、高段差部分や複雑な素子構
造への液浸透が充分でない事等の理由で早晩限界が生じ
る事が予想されている。そこで汚染の再付着が原理的に
起こり得ず、高段差部分の洗浄が容易なガスの気相反応
及び表面反応を利用した洗浄法が提案されている。これ
はドライ洗浄と呼ばれ、特開昭64−9621号公報で述べら
れている様に塩素ガスに紫外光を照射する事でSiウエ
ハ上の金属汚染を除去する方法、特開平4−75324号公報
で述べられている様に酸素ガスにプラズマを印加してS
iウエハ上の有機物を除去する方法、特開平1−77120号
公報で述べられている様にフッ素系ガスにプラズマを印
加してウエハ上の自然酸化膜を除去する方法等が知られ
ている。
してアールシーエーレビュー31(1970年)第18
7ページから207ページ[RCA Review,31(1970) P.1
87〜206 ]で述べられている様に、アンモニア水と過酸
化水素水の混合物を80度程度に加熱し、これにウエハ
を侵漬する方法(RCA洗浄)が一般に行われている。
これらのウエット洗浄法は液中で処理するため、汚染の
再付着が不可避であること、高段差部分や複雑な素子構
造への液浸透が充分でない事等の理由で早晩限界が生じ
る事が予想されている。そこで汚染の再付着が原理的に
起こり得ず、高段差部分の洗浄が容易なガスの気相反応
及び表面反応を利用した洗浄法が提案されている。これ
はドライ洗浄と呼ばれ、特開昭64−9621号公報で述べら
れている様に塩素ガスに紫外光を照射する事でSiウエ
ハ上の金属汚染を除去する方法、特開平4−75324号公報
で述べられている様に酸素ガスにプラズマを印加してS
iウエハ上の有機物を除去する方法、特開平1−77120号
公報で述べられている様にフッ素系ガスにプラズマを印
加してウエハ上の自然酸化膜を除去する方法等が知られ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公知技術
では以下の問題点が存在する。
では以下の問題点が存在する。
【0008】プラズマ不要のClF3 を容器内に導入し
て加熱する方法は、膜の種類によって、クリーニング速
度が大きく異なる。このため多くの物質が複雑に化合し
ている装置内の付着物は、ClF3 では除去性能がまだ
足りず、さらに除去性能が高いガスが必要となる場合が
ある。
て加熱する方法は、膜の種類によって、クリーニング速
度が大きく異なる。このため多くの物質が複雑に化合し
ている装置内の付着物は、ClF3 では除去性能がまだ
足りず、さらに除去性能が高いガスが必要となる場合が
ある。
【0009】また、NF3 とBrF系ガスを混合したク
リーニングガスはプラズマ中で処理して初めて効果が見
られるが前述した様にプラズマを用いたクリーニングは
時間を要するため、半導体素子製造のスループットが低
下するという問題があった。一方、ウエハ洗浄では半導
体素子の微細化に伴いドライエッチング技術等の加工技
術が進歩し、プラズマ中の複雑な反応を経て今までにな
い複雑な組成を持つ汚染が生成してしまうため、上記し
たドライ洗浄法では全く除去出来ない事が予想される。
従って、半導体集積回路等の半導体装置を高い歩留りで
製造するためには複雑な組成を持つ基板上の汚染を除去
する方法が不可欠である。
リーニングガスはプラズマ中で処理して初めて効果が見
られるが前述した様にプラズマを用いたクリーニングは
時間を要するため、半導体素子製造のスループットが低
下するという問題があった。一方、ウエハ洗浄では半導
体素子の微細化に伴いドライエッチング技術等の加工技
術が進歩し、プラズマ中の複雑な反応を経て今までにな
い複雑な組成を持つ汚染が生成してしまうため、上記し
たドライ洗浄法では全く除去出来ない事が予想される。
従って、半導体集積回路等の半導体装置を高い歩留りで
製造するためには複雑な組成を持つ基板上の汚染を除去
する方法が不可欠である。
【0010】本発明の目的は、半導体装置内の付着物を
除去するための、ClF3 熱クリーニング方法に比べ同
等以上の除去能力を持つクリーニング方法、および、半
導体基板の汚染上を除去出来るクリーニング方法を提供
することにある。
除去するための、ClF3 熱クリーニング方法に比べ同
等以上の除去能力を持つクリーニング方法、および、半
導体基板の汚染上を除去出来るクリーニング方法を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、BrF3 、BrF5 、BrF7 のうち少
なくとも一種類を含むガス(以降クリーニングガスと呼
ぶ)を半導体製造装置内に供給すると共に、前記半導体
製造装置を650℃以下の温度範囲として、加熱する事
により半導体製造装置内の付着物あるいは半導体表面上
の汚染を除去するクリーニング方法が提供される。
に、本発明は、BrF3 、BrF5 、BrF7 のうち少
なくとも一種類を含むガス(以降クリーニングガスと呼
ぶ)を半導体製造装置内に供給すると共に、前記半導体
製造装置を650℃以下の温度範囲として、加熱する事
により半導体製造装置内の付着物あるいは半導体表面上
の汚染を除去するクリーニング方法が提供される。
【0012】好ましくは前記クリーニング方法で、半導
体製造装置を加熱する領域を付着物が存在する領域に限
るクリーニング方法が提供される。
体製造装置を加熱する領域を付着物が存在する領域に限
るクリーニング方法が提供される。
【0013】好ましくは前記クリーニング方法で、前記
クリーニングガスに加え、稀ガスを添加するクリーニン
グ方法が提供される。
クリーニングガスに加え、稀ガスを添加するクリーニン
グ方法が提供される。
【0014】好ましくは前記クリーニング方法で、半導
体基板上あるいは半導体裏面の汚染を除去するクリーニ
ング方法が提供される。
体基板上あるいは半導体裏面の汚染を除去するクリーニ
ング方法が提供される。
【0015】好ましくは前記クリーニング方法で、半導
体ウエハ表面のエッチング処理後の半導体ウエハ表面の
残さ物を除去するクリーニング方法が提供される。
体ウエハ表面のエッチング処理後の半導体ウエハ表面の
残さ物を除去するクリーニング方法が提供される。
【0016】好ましくは前記クリーニング方法で、Si
で構成される半導体表面の汚染、あるいは絶縁物・有機
物・金属に被着された半導体ウエハ上の汚染を除去する
クリーニング方法が提供される。
で構成される半導体表面の汚染、あるいは絶縁物・有機
物・金属に被着された半導体ウエハ上の汚染を除去する
クリーニング方法が提供される。
【0017】好ましくは前記クリーニング方法で、前記
クリーニングガスの導入と共に前記製造装置内に紫外
線,レーザー光,放射光を照射することにより前記半導
体表面上の汚染を除去するクリーニング方法が提供され
る。
クリーニングガスの導入と共に前記製造装置内に紫外
線,レーザー光,放射光を照射することにより前記半導
体表面上の汚染を除去するクリーニング方法が提供され
る。
【0018】好ましくは前記クリーニング方法で、前記
クリーニングガスを使用前は低温保存し、使用するとき
のみ高温にするクリーニング方法が提供される。
クリーニングガスを使用前は低温保存し、使用するとき
のみ高温にするクリーニング方法が提供される。
【0019】好ましくは前記クリーニングガスを液状で
保管し、使用時のみ加熱して気化するクリーニング方法
が提供される。
保管し、使用時のみ加熱して気化するクリーニング方法
が提供される。
【0020】さらに、第2の目的を達成するために、本
発明は、前記クリーニングガスを半導体製造装置内に供
給すると共に、前記半導体製造装置を加熱する事により
半導体基板表面を処理する半導体装置の製造方法が提供
される。
発明は、前記クリーニングガスを半導体製造装置内に供
給すると共に、前記半導体製造装置を加熱する事により
半導体基板表面を処理する半導体装置の製造方法が提供
される。
【0021】また、第3の目的を達成するために、本発
明によれば、前記クリーニングガスを半導体製造装置内
に供給すると共に、前記半導体製造装置を加熱する事に
より装置内部をクリーニングした後、その装置を用いて
半導体基板を処理する半導体装置の製造方法が提供され
る。
明によれば、前記クリーニングガスを半導体製造装置内
に供給すると共に、前記半導体製造装置を加熱する事に
より装置内部をクリーニングした後、その装置を用いて
半導体基板を処理する半導体装置の製造方法が提供され
る。
【0022】以上のように構成した本発明では、BrF
3 及びBrF5 及びBrF7 のうち少なくとも一種を含
むガス(以降クリーニングガスと呼ぶ)は、半導体製造
装置内に供給され、かつ半導体製造装置が加熱される
と、BrFn→BrFn-2+F2,BrFn→BrFn-1+
Fの様に分解する。分解反応の速度は加熱時の温度Tが
上昇するにつれ増加する。ここで、EA を活性化エネル
ギ、kB をボルツマン定数とすると分解反応の速度はex
p(−EA/kBT)に比例する。
3 及びBrF5 及びBrF7 のうち少なくとも一種を含
むガス(以降クリーニングガスと呼ぶ)は、半導体製造
装置内に供給され、かつ半導体製造装置が加熱される
と、BrFn→BrFn-2+F2,BrFn→BrFn-1+
Fの様に分解する。分解反応の速度は加熱時の温度Tが
上昇するにつれ増加する。ここで、EA を活性化エネル
ギ、kB をボルツマン定数とすると分解反応の速度はex
p(−EA/kBT)に比例する。
【0023】図1には分子軌道計算による各種ガス,ラ
ジカルの電子親和力,励起エネルギを示している。ここ
で電子親和力は電子の吸収しやすさの目安であり、励起
エネルギは分解に必要なエネルギの目安である。従っ
て、本図で左上に行く分子,ラジカル程,反応性が高く
なるが、これは存在する実験の傾向と一致する。一方、
本図で右下に行くほど安定で取扱が容易であるため、こ
れらがクリーニングガスの候補となる。取扱いの容易さ
の順は以下の様になる。BrF3 >ClF>BrF5 >
ClF3 > BrF7 、このとき、ClF3 が分解して
生じるClF,ClF2 に比べると電子親和力は (1)BrF3 の分解で生じるBrF,BrF2 はBr
F<ClF,BrF2 <ClF2 (2)BrF5 の分解して生じるBrF4 ,BrF3 は
BrF3 <ClF,BrF4 >ClF2 (3)BrF7 の分解して生じるBrF5 ,BrF6 は
BrF5 >ClF,BrF6 >ClF2 である。分解して生じるラジカルの電子親和力が大きい
程、付着物の結合軌道から電子を吸収しやすいので、付
着物を分解しやすい。分解した付着物の多くはハロゲン
化物となって除去される。従って(1)〜(3)から付
着物の除去能力は以下の様になる。
ジカルの電子親和力,励起エネルギを示している。ここ
で電子親和力は電子の吸収しやすさの目安であり、励起
エネルギは分解に必要なエネルギの目安である。従っ
て、本図で左上に行く分子,ラジカル程,反応性が高く
なるが、これは存在する実験の傾向と一致する。一方、
本図で右下に行くほど安定で取扱が容易であるため、こ
れらがクリーニングガスの候補となる。取扱いの容易さ
の順は以下の様になる。BrF3 >ClF>BrF5 >
ClF3 > BrF7 、このとき、ClF3 が分解して
生じるClF,ClF2 に比べると電子親和力は (1)BrF3 の分解で生じるBrF,BrF2 はBr
F<ClF,BrF2 <ClF2 (2)BrF5 の分解して生じるBrF4 ,BrF3 は
BrF3 <ClF,BrF4 >ClF2 (3)BrF7 の分解して生じるBrF5 ,BrF6 は
BrF5 >ClF,BrF6 >ClF2 である。分解して生じるラジカルの電子親和力が大きい
程、付着物の結合軌道から電子を吸収しやすいので、付
着物を分解しやすい。分解した付着物の多くはハロゲン
化物となって除去される。従って(1)〜(3)から付
着物の除去能力は以下の様になる。
【0024】BrF7 >ClF3 〜BrF5 > BrF
3 従って、ClF3 熱クリーニング同等以上の付着物除
去能力を持つガスはBrF7 ,BrF5 を、ClF3 熱
クリーニング同等以下の付着物除去能力を持つガスはB
rF3 ,BrF5 を利用出来る。
3 従って、ClF3 熱クリーニング同等以上の付着物除
去能力を持つガスはBrF7 ,BrF5 を、ClF3 熱
クリーニング同等以下の付着物除去能力を持つガスはB
rF3 ,BrF5 を利用出来る。
【0025】これらBr系ガス(BrF3 ,BrF5 ,
BrF7 ガス)の特徴として、温度の上昇と共にクリー
ニング性能が高まる(上述)が、高温の場合はこれらガ
スの解離が進み、反応性の低いBrFラジカル(図2)
の比率が高まり、クリーニング性能が劣化する。また、
さらに装置を高温とするとBrラジカルが発生する事に
よりウエハ表面に昇華性の低いBr化合物が表面上に堆
積し、クリーニング性能が低下する場合がある。また、
装置自体のコスト及びランニングコストの面から、装置
温度はなるべく室温に近い方が良い。以上から、反応温
度としてBrF,Brラジカルの比率の高まる温度
(T)以下とすることが適切である。計算によると、T
のおおよその値は650℃である事が判明した。
BrF7 ガス)の特徴として、温度の上昇と共にクリー
ニング性能が高まる(上述)が、高温の場合はこれらガ
スの解離が進み、反応性の低いBrFラジカル(図2)
の比率が高まり、クリーニング性能が劣化する。また、
さらに装置を高温とするとBrラジカルが発生する事に
よりウエハ表面に昇華性の低いBr化合物が表面上に堆
積し、クリーニング性能が低下する場合がある。また、
装置自体のコスト及びランニングコストの面から、装置
温度はなるべく室温に近い方が良い。以上から、反応温
度としてBrF,Brラジカルの比率の高まる温度
(T)以下とすることが適切である。計算によると、T
のおおよその値は650℃である事が判明した。
【0026】一方、ガス以外のものでも図1に示したク
リーニングガス領域(本発明のコンセプトにより、クリ
ーニングに適した電子親和力,励起エネルギを持つガス
として分類される領域)にあるガスが本発明に含まれる
ことは明らかである。
リーニングガス領域(本発明のコンセプトにより、クリ
ーニングに適した電子親和力,励起エネルギを持つガス
として分類される領域)にあるガスが本発明に含まれる
ことは明らかである。
【0027】また、前述の様に、装置を加熱すると加熱
装置と加熱するための電力が必要となる。この時、装置
全体を加熱せずに、付着物の存在する領域のみを加熱す
れば、装置自体のコストとランニングコストを削減出来
る。
装置と加熱するための電力が必要となる。この時、装置
全体を加熱せずに、付着物の存在する領域のみを加熱す
れば、装置自体のコストとランニングコストを削減出来
る。
【0028】またクリーニングガスに、稀ガスを添加す
る事により、単位体積当たりの反応性が低減され取扱い
が容易となる。
る事により、単位体積当たりの反応性が低減され取扱い
が容易となる。
【0029】さらにクリーニング物質が分解したラジカ
ルは半導体基板上の汚染部分の結合に関する電子を奪
い、付着物を分解し、多くはハロゲン化物となって昇華
する。これにより半導体基板上あるいは裏面の付着物を
除去できる。
ルは半導体基板上の汚染部分の結合に関する電子を奪
い、付着物を分解し、多くはハロゲン化物となって昇華
する。これにより半導体基板上あるいは裏面の付着物を
除去できる。
【0030】上記より、半導体ウエハ表面のエッチング
処理後の半導体ウエハ表面の残さ物も除去できる。
処理後の半導体ウエハ表面の残さ物も除去できる。
【0031】さらに上記より、Siで構成される半導体
表面の汚染、あるいは絶縁物・有機物・金属に被着され
た半導体ウエハ上の汚染も除去できる。
表面の汚染、あるいは絶縁物・有機物・金属に被着され
た半導体ウエハ上の汚染も除去できる。
【0032】また、クリーニング物質の導入と共に半導
体基板上あるいは裏面に紫外線,レーザー光,放射光を
照射することにより、前期ガスクリーニング物質の分解
を促進し、かつ、分解したラジカルを励起せしめるた
め、反応性が向上し、半導体基板上あるいは裏面の付着
物の除去性能を向上出来る。
体基板上あるいは裏面に紫外線,レーザー光,放射光を
照射することにより、前期ガスクリーニング物質の分解
を促進し、かつ、分解したラジカルを励起せしめるた
め、反応性が向上し、半導体基板上あるいは裏面の付着
物の除去性能を向上出来る。
【0033】さらに、クリーニング物質を使用前は低温
保存し、使用するときのみ高温にして使用することによ
り、使用直前まで反応性を抑え、使用するときのみ高温
とすることにより使用前の取扱いが容易となり、かつ高
温で使用するので付着物の除去性能を向上出来る。
保存し、使用するときのみ高温にして使用することによ
り、使用直前まで反応性を抑え、使用するときのみ高温
とすることにより使用前の取扱いが容易となり、かつ高
温で使用するので付着物の除去性能を向上出来る。
【0034】さらに、クリーニング物質を液体の状態で
保存し、使用するときのみ一気に加熱し気化させる事に
より使用前の取扱が容易となる。
保存し、使用するときのみ一気に加熱し気化させる事に
より使用前の取扱が容易となる。
【0035】
(実施例1)本発明の第1の実施例を図2,図3に従っ
て説明する。図2に示す本実施例の装置は、加熱により
気相化学反応を生じさせ、半導体基板に薄膜を成膜する
薄膜製造装置である。成膜する場合、ボンベ1aの成膜
用のガス2aがバルブ3a及びマスフローコントローラ
4aにより制御され、ガス導入口5を通して、薄膜製造
容器6内に導入される。この時、薄膜製造容器6の外側
から与えられる熱により、成膜用のガス2aが分解・反
応し、ホルダ7の半導体基板上12に薄膜が成膜する。
て説明する。図2に示す本実施例の装置は、加熱により
気相化学反応を生じさせ、半導体基板に薄膜を成膜する
薄膜製造装置である。成膜する場合、ボンベ1aの成膜
用のガス2aがバルブ3a及びマスフローコントローラ
4aにより制御され、ガス導入口5を通して、薄膜製造
容器6内に導入される。この時、薄膜製造容器6の外側
から与えられる熱により、成膜用のガス2aが分解・反
応し、ホルダ7の半導体基板上12に薄膜が成膜する。
【0036】このとき、容器内壁8にも半導体基板上と
同じ薄膜が付着する。本付着物は剥離等により半導体基
板上の成膜を阻害するので、除去する必要がある。
同じ薄膜が付着する。本付着物は剥離等により半導体基
板上の成膜を阻害するので、除去する必要がある。
【0037】このためボンベ1dにあるクリーニング用
のBrF7 ガス2dをバルブ3d及びマスフローコント
ローラ4dにより制御して、ガス導入口5を通し、薄膜
製造容器6内に導入する、この時、BrF7 ガス2dを
希釈するため、ボンベ1eにあるHeガス2eもバルブ
3e及びマスフローコントローラ4eにより制御して、
ガス導入口5を通し、薄膜製造容器6内に導入する。そ
して、薄膜製造容器6の外側の加熱用ヒータ9から与え
る熱により、クリーニング用のBrF7 ガス201が分
解する。BrF7 ガスとHeガスのモル比率は1:1と
する。分解で生じたラジカルは、壁の付着物と反応し、
揮発性の高い化合物となり、排気ポンプ10により、吸
引され薄膜製造容器6外に排気され、除外装置11によ
り除外される。そして、容器内壁8上の付着物が除去さ
れるまで、BrF7 ガスとHeガスの供給,排気および
加熱を続ける。
のBrF7 ガス2dをバルブ3d及びマスフローコント
ローラ4dにより制御して、ガス導入口5を通し、薄膜
製造容器6内に導入する、この時、BrF7 ガス2dを
希釈するため、ボンベ1eにあるHeガス2eもバルブ
3e及びマスフローコントローラ4eにより制御して、
ガス導入口5を通し、薄膜製造容器6内に導入する。そ
して、薄膜製造容器6の外側の加熱用ヒータ9から与え
る熱により、クリーニング用のBrF7 ガス201が分
解する。BrF7 ガスとHeガスのモル比率は1:1と
する。分解で生じたラジカルは、壁の付着物と反応し、
揮発性の高い化合物となり、排気ポンプ10により、吸
引され薄膜製造容器6外に排気され、除外装置11によ
り除外される。そして、容器内壁8上の付着物が除去さ
れるまで、BrF7 ガスとHeガスの供給,排気および
加熱を続ける。
【0038】本実施例の効果を見積もるために、(1)
容器内壁にPoly−Si膜,Si−N膜,SiO2 膜,WS
i膜,W膜を成膜し、(2)BrF7 ガスとHeガスを
供給,加熱して、上記各種薄膜の除去速度(エッチング
レート)を検討した。図3には、温度を変化させた時の
BrF及びClF3 による各種膜のエッチングレートを
示した。
容器内壁にPoly−Si膜,Si−N膜,SiO2 膜,WS
i膜,W膜を成膜し、(2)BrF7 ガスとHeガスを
供給,加熱して、上記各種薄膜の除去速度(エッチング
レート)を検討した。図3には、温度を変化させた時の
BrF及びClF3 による各種膜のエッチングレートを
示した。
【0039】図3から、温度が550℃まではBrF7
ガスによるPoly−Si膜,Si−N膜,SiO2膜のエッ
チングレートは、ClF3ガスによるエッチングレート
より大きい事が読み取れる。これは、BrF7の分解で
生じるBrF6,BrF5 の電子親和力(付着物の結合
に関わる電子を吸収する力)が、それぞれ、ClF3の分
解で生じるClF2 ,ClFの電子親和力に比べ大きい
ことから説明出来る。また650℃以下では温度の上昇
と共にクリーニング性能が高まるが、温度650℃以上
では温度が上昇してもクリーニング性能は変わらない
か、あるいは低下する事が判る。これは650℃以上で
はクリーニング性能の低いBrFラジカルの比率が高ま
る事で説明がつく。またBrラジカルが生じてウエハ表
面に昇華性の低いBr化物が表面上に堆積し、クリーニ
ング性能が低下すると考えられる。
ガスによるPoly−Si膜,Si−N膜,SiO2膜のエッ
チングレートは、ClF3ガスによるエッチングレート
より大きい事が読み取れる。これは、BrF7の分解で
生じるBrF6,BrF5 の電子親和力(付着物の結合
に関わる電子を吸収する力)が、それぞれ、ClF3の分
解で生じるClF2 ,ClFの電子親和力に比べ大きい
ことから説明出来る。また650℃以下では温度の上昇
と共にクリーニング性能が高まるが、温度650℃以上
では温度が上昇してもクリーニング性能は変わらない
か、あるいは低下する事が判る。これは650℃以上で
はクリーニング性能の低いBrFラジカルの比率が高ま
る事で説明がつく。またBrラジカルが生じてウエハ表
面に昇華性の低いBr化物が表面上に堆積し、クリーニ
ング性能が低下すると考えられる。
【0040】(実施例2)本発明の第2の実施例を図4
を用いて説明する。実施例1で利用したクリーニングガ
スBrF7 をBrF3 ,BrF5 としたときの内壁上の
Poly−Si膜のエッチングレートの検討結果を図4に示
す。実験装置及び状況はクリーニングガス以外は実施例
1と同じである。図4から各種ガスのエッチングレート
はBrF7 >ClF3 〜BrF5 >BrF3 の順である
ことが分かる。また、Si−N膜,SiO2 膜,WSi
膜,W膜でもBrF3 ,BrF5 ,Br7 のエッチング
レートは上記と同じであり、適用先に最適なガスの種類
を選択できる。
を用いて説明する。実施例1で利用したクリーニングガ
スBrF7 をBrF3 ,BrF5 としたときの内壁上の
Poly−Si膜のエッチングレートの検討結果を図4に示
す。実験装置及び状況はクリーニングガス以外は実施例
1と同じである。図4から各種ガスのエッチングレート
はBrF7 >ClF3 〜BrF5 >BrF3 の順である
ことが分かる。また、Si−N膜,SiO2 膜,WSi
膜,W膜でもBrF3 ,BrF5 ,Br7 のエッチング
レートは上記と同じであり、適用先に最適なガスの種類
を選択できる。
【0041】(実施例3)本発明の第3の実施例を以下
に示す。Cl2 とSF6 ガスを用いたTiW−Al−T
iWのマイクロ波によるドライエッチング後の半導体ウ
エハ表面にはEPMA解析(電子線照射時に発生する特
性X線から含有元素を解析)とSEM観察によると、A
l,Ti,W,O,Siで構成された残さ(エッチング
残さ)が0.1 ミクロン程度の厚さで堆積していた。こ
のため、本ウエハをホルダ7上に乗せて、流量比が1:
1のBrF5 とHeガスを外部から装置内部に導入し
て、外部ヒータ9により加熱した。本クリーニング処理
の後、本ウエハ表面上を、再びSEMで調べてみると、
エッチング残さがほとんど消失していた。なお、この
時、温度上昇による基板のダメージを抑止するため、容
器内の温度を実施例4の装置内のクリーニング時の温度
より100度ほど低くしている。またBrF3の代わり
にクリーニングガスをClF3 とし、それ以外は同一条
件とすると、本ウエハのSi基板にダメージを受けてい
た。
に示す。Cl2 とSF6 ガスを用いたTiW−Al−T
iWのマイクロ波によるドライエッチング後の半導体ウ
エハ表面にはEPMA解析(電子線照射時に発生する特
性X線から含有元素を解析)とSEM観察によると、A
l,Ti,W,O,Siで構成された残さ(エッチング
残さ)が0.1 ミクロン程度の厚さで堆積していた。こ
のため、本ウエハをホルダ7上に乗せて、流量比が1:
1のBrF5 とHeガスを外部から装置内部に導入し
て、外部ヒータ9により加熱した。本クリーニング処理
の後、本ウエハ表面上を、再びSEMで調べてみると、
エッチング残さがほとんど消失していた。なお、この
時、温度上昇による基板のダメージを抑止するため、容
器内の温度を実施例4の装置内のクリーニング時の温度
より100度ほど低くしている。またBrF3の代わり
にクリーニングガスをClF3 とし、それ以外は同一条
件とすると、本ウエハのSi基板にダメージを受けてい
た。
【0042】(実施例4)半導体製造ラインでは、裏面
が搬送系や知具等と接触する事により汚染が蓄積し、そ
の後のウェット洗浄工程等でその汚染がウエハに転写し
たり、加熱する工程でウエハの表に拡散してしまったり
して、デバイス特性を著しく低下させる事が多い。実際
の製造ラインでのウエハ裏面の汚染をEPMAで測定し
たところ、Al,O,Ti,W,Fe,Niの各元素が
観測された。図1に示した装置にウエハ裏面を上にし
て、流量比が1:1のBrF5 とHeを装置内部に導入
し、ヒータ9により加熱した。再び、ウエハ裏面をEP
MAで測定したところ、処理前に見られた元素はほとん
ど観測されず、本発明がウエハ裏面洗浄にも有効である
事が分った。
が搬送系や知具等と接触する事により汚染が蓄積し、そ
の後のウェット洗浄工程等でその汚染がウエハに転写し
たり、加熱する工程でウエハの表に拡散してしまったり
して、デバイス特性を著しく低下させる事が多い。実際
の製造ラインでのウエハ裏面の汚染をEPMAで測定し
たところ、Al,O,Ti,W,Fe,Niの各元素が
観測された。図1に示した装置にウエハ裏面を上にし
て、流量比が1:1のBrF5 とHeを装置内部に導入
し、ヒータ9により加熱した。再び、ウエハ裏面をEP
MAで測定したところ、処理前に見られた元素はほとん
ど観測されず、本発明がウエハ裏面洗浄にも有効である
事が分った。
【0043】(実施例5)本発明の第5の実施例を図5
に従って説明する。図5に示す本実施例の装置は、実施
例1における図1の装置で、容器6内の上面の一部を石
英板14の上方に紫外線照射装置20を設置している。
さらに、ボンベ1f内のClF3 ガス2fがバルブ3
f,3h及びマスフローコントローラ4fにより制御さ
れ、ガス導入口5を通して、容器6内に導入可能であ
る。
に従って説明する。図5に示す本実施例の装置は、実施
例1における図1の装置で、容器6内の上面の一部を石
英板14の上方に紫外線照射装置20を設置している。
さらに、ボンベ1f内のClF3 ガス2fがバルブ3
f,3h及びマスフローコントローラ4fにより制御さ
れ、ガス導入口5を通して、容器6内に導入可能であ
る。
【0044】紫外線照射の効果を見積もるため、ホルダ
7上にpoly−Si膜を乗せて、流量比が1:1のBrF5
とHeを装置内部に導入し、ヒータ9により加熱した。
このとき、上部から、200nmの紫外線を1kwで照射
すると、poly−Si膜のエッチングレートは照射しない場
合に比べ1.3 倍ほど増大した。これは、照射により、
BrF5 の分解が促進するとともに、BrF5 の分解に
より生じたラジカルによるpoly−Si膜の分解・除去が促
進したためである。
7上にpoly−Si膜を乗せて、流量比が1:1のBrF5
とHeを装置内部に導入し、ヒータ9により加熱した。
このとき、上部から、200nmの紫外線を1kwで照射
すると、poly−Si膜のエッチングレートは照射しない場
合に比べ1.3 倍ほど増大した。これは、照射により、
BrF5 の分解が促進するとともに、BrF5 の分解に
より生じたラジカルによるpoly−Si膜の分解・除去が促
進したためである。
【0045】(実施例6)本発明の第6の実施例を図6
に従って説明する。BrF5 ,BrF7 は、反応性が高
く、室温では容器内に導入する前に導入装置と反応し、
導入装置を腐食する事や、これらのガスの反応性が劣化
する可能性がある。このため図7ではクリーニングガス
の導入系を断熱材18で囲み、冷却装置17により導入
装置と反応しない程度に低温に保つ。また、室温で液状
の場合、導入口直前で加熱装置19によりクリーニング
材を気化温度以上に加熱し、気化させる。
に従って説明する。BrF5 ,BrF7 は、反応性が高
く、室温では容器内に導入する前に導入装置と反応し、
導入装置を腐食する事や、これらのガスの反応性が劣化
する可能性がある。このため図7ではクリーニングガス
の導入系を断熱材18で囲み、冷却装置17により導入
装置と反応しない程度に低温に保つ。また、室温で液状
の場合、導入口直前で加熱装置19によりクリーニング
材を気化温度以上に加熱し、気化させる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、BrF3 及びBrF5
及びBrF7 のうち少なくとも一種類を含むガス分子か
らなるクリーニングガスは、加熱により付着物の結合に
関わる電子を吸収しやすいラジカルに分解するため、こ
れらラジカルは半導体製造装置内、及び半導体表面の複
雑に化合している付着物,汚染を分解し、揮発し、製造
装置内から除外する。また付着物の除去能力はBrF7
>ClF3 〜BrF5 >BrF3 であり、適応先に応じ
て種類を選定すれば最適なクリーニングが可能となる。
及びBrF7 のうち少なくとも一種類を含むガス分子か
らなるクリーニングガスは、加熱により付着物の結合に
関わる電子を吸収しやすいラジカルに分解するため、こ
れらラジカルは半導体製造装置内、及び半導体表面の複
雑に化合している付着物,汚染を分解し、揮発し、製造
装置内から除外する。また付着物の除去能力はBrF7
>ClF3 〜BrF5 >BrF3 であり、適応先に応じ
て種類を選定すれば最適なクリーニングが可能となる。
【0047】従って例えば、各種成膜プロセスで生じる
製造装置内の付着物を、クリーニングガスであるBrF
7 の導入・加熱によりClF3 熱クリーニングより高速
に除去出来る。これにより、プラズマを用いないので、
製造装置のプラズマ照射による破損を低減出来、かつク
リーニングプロセス時間をClF3 熱クリーニングより
短縮出来る。
製造装置内の付着物を、クリーニングガスであるBrF
7 の導入・加熱によりClF3 熱クリーニングより高速
に除去出来る。これにより、プラズマを用いないので、
製造装置のプラズマ照射による破損を低減出来、かつク
リーニングプロセス時間をClF3 熱クリーニングより
短縮出来る。
【0048】また、半導体装置製造プロセスにおけるド
ライエッチングでは、エッチング残さが基板表面上に生
じる。本残さを、クリーニング物質であるBrF5 ある
いはBrF3 の導入・加熱により除去出来る。これによ
り、ウエット洗浄では除去困難なレジスト残さを除去出
来る。
ライエッチングでは、エッチング残さが基板表面上に生
じる。本残さを、クリーニング物質であるBrF5 ある
いはBrF3 の導入・加熱により除去出来る。これによ
り、ウエット洗浄では除去困難なレジスト残さを除去出
来る。
【0049】以上から本発明により、半導体装置の製造
コストを低減でき、かつ、半導体装置製造におけるスル
ープットを向上出来る。
コストを低減でき、かつ、半導体装置製造におけるスル
ープットを向上出来る。
【図1】分子軌道計算による各種ガス,ラジカルの電子
親和力,励起エネルギの説明図。
親和力,励起エネルギの説明図。
【図2】加熱により気相化学反応を生じさせ、半導体基
板に薄膜を成膜する薄膜製造装置及びBrF7 とHeを
用いて装置内の付着物をクリーニングする装置の系統
図。
板に薄膜を成膜する薄膜製造装置及びBrF7 とHeを
用いて装置内の付着物をクリーニングする装置の系統
図。
【図3】温度を変化させた時のBrF7 及びClF3 に
よる各種膜のエッチングレートを示す特性図。
よる各種膜のエッチングレートを示す特性図。
【図4】温度を変化させた時のBrF3 ,BrF5 ,B
rF7 によるSi膜のエッチングレートを示す特性図。
rF7 によるSi膜のエッチングレートを示す特性図。
【図5】加熱により気相化学反応を生じさせ、半導体基
板に薄膜を成膜する薄膜製造装置及びBrF5 とHeを
用いて半導体基板上の汚染部分をクリーニングする装置
を示す系統図。
板に薄膜を成膜する薄膜製造装置及びBrF5 とHeを
用いて半導体基板上の汚染部分をクリーニングする装置
を示す系統図。
【図6】加熱により気相化学反応を生じさせ、半導体基
板に薄膜を成膜する薄膜製造装置及び保存時は冷却され
使用時のみガス化するBrF7 を用いて装置内の付着物
をクリーニングする装置を示す系統図。
板に薄膜を成膜する薄膜製造装置及び保存時は冷却され
使用時のみガス化するBrF7 を用いて装置内の付着物
をクリーニングする装置を示す系統図。
1a〜1f…ボンベ、2a,2b…成膜用のガス、2c
…ClF3 、2d…BrF7 、2e…He、2f…Br
F3 、3a〜3h…バルブ、4a〜4f…マスフローコ
ントローラ、5a〜5c…ガス導入口、6…容器、7…
ホルダ、8…容器内壁、9…加熱用ヒータ、10…排気
ポンプ、11…除外装置、12…半導体基板、13…ガ
ス排気口。
…ClF3 、2d…BrF7 、2e…He、2f…Br
F3 、3a〜3h…バルブ、4a〜4f…マスフローコ
ントローラ、5a〜5c…ガス導入口、6…容器、7…
ホルダ、8…容器内壁、9…加熱用ヒータ、10…排気
ポンプ、11…除外装置、12…半導体基板、13…ガ
ス排気口。
Claims (11)
- 【請求項1】BrF3 ,BrF5 ,BrF7 のうちの少
なくとも一種類を含むガスを半導体製造装置内に供給す
ると共に、前記半導体製造装置を650℃以下の温度範
囲として、加熱する事により前記半導体製造装置内の付
着物あるいは半導体表面上の汚染を除去する事を特徴と
するクリーニング方法。 - 【請求項2】請求項1において、前記半導体製造装置を
加熱する領域を付着物が存在する領域に限るクリーニン
グ方法。 - 【請求項3】請求項1において、前記クリーニングガス
に加え、稀ガスを添加するクリーニング方法。 - 【請求項4】請求項1において、前記半導体基板上ある
いは半導体裏面の汚染を除去するクリーニング方法。 - 【請求項5】請求項1において、半導体ウエハ表面のエ
ッチング処理後の半導体ウエハ表面の残さ物を除去する
クリーニング方法。 - 【請求項6】請求項1において、前記クリーニングガス
の導入と共に前記製造装置内に紫外線,レーザー光,放
射光を照射するクリーニング方法。 - 【請求項7】請求項1において、前記クリーニングガス
を使用前は低温保存し、使用するときのみ高温にするク
リーニング方法。 - 【請求項8】請求項1において、前記クリーニングガス
を液状で保管し、使用時のみ加熱して気化するクリーニ
ング方法。 - 【請求項9】請求項1において、Siで構成される半導
体表面の汚染、あるいは絶縁物・有機物・金属に被着さ
れた半導体ウエハ上の汚染を除去するクリーニング方
法。 - 【請求項10】請求項1において、前記クリーニングガ
スを半導体製造装置内に供給すると共に、前記半導体製
造装置を加熱する事により半導体基板表面を処理する半
導体装置の製造方法。 - 【請求項11】請求項1において、前記クリーニングガ
スを半導体製造装置内に供給すると共に、前記半導体製
造装置を加熱する事により装置内部をクリーニングした
後、その装置を用いて半導体基板を処理する半導体装置
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20958096A JPH1055992A (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | クリーニング方法と半導体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20958096A JPH1055992A (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | クリーニング方法と半導体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1055992A true JPH1055992A (ja) | 1998-02-24 |
Family
ID=16575191
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20958096A Pending JPH1055992A (ja) | 1996-08-08 | 1996-08-08 | クリーニング方法と半導体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1055992A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008248825A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Tokyo Electron Ltd | ターボ分子ポンプの洗浄方法 |
| WO2024014405A1 (ja) * | 2022-07-15 | 2024-01-18 | エドワーズ株式会社 | 真空排気システムおよびクリーニング方法 |
-
1996
- 1996-08-08 JP JP20958096A patent/JPH1055992A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008248825A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Tokyo Electron Ltd | ターボ分子ポンプの洗浄方法 |
| WO2024014405A1 (ja) * | 2022-07-15 | 2024-01-18 | エドワーズ株式会社 | 真空排気システムおよびクリーニング方法 |
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