JPH1056155A - 半導体メモリ装置のキャパシタ下部電極の製造方法 - Google Patents

半導体メモリ装置のキャパシタ下部電極の製造方法

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JPH1056155A
JPH1056155A JP9143034A JP14303497A JPH1056155A JP H1056155 A JPH1056155 A JP H1056155A JP 9143034 A JP9143034 A JP 9143034A JP 14303497 A JP14303497 A JP 14303497A JP H1056155 A JPH1056155 A JP H1056155A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体メモリ装置のキャパシタ下部電極の製
造方法を提供する。 【解決手段】 キャパシタを製造するために、半導体基
板100上に前記半導体基板100の所定の領域を露出
させるコンタクトホールが形成された絶縁層パターン1
12を形成し、前記結果物の全面に不純物がドーピング
された非晶質シリコン膜を蒸着し、前記非晶質シリコン
膜をパタニングして下部電極パターンを形成し、前記結
果物を洗浄して前記結果物の表面から汚染物と表面酸化
膜を取り除き、前記洗浄された結果物を真空で維持され
る前記反応チャンバー内にローディングし、前記反応チ
ャンバー内に所定のガスを所定の時間ほど供給すること
により、前記下部電極パターンの表面に非晶質シリコン
薄層を蒸着し、前記非晶質シリコン薄層に多数のシリコ
ン結晶核を生成及び成長させることにより、屈曲型の結
晶粒を有する下部電極130を形成する段階とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に係り、特にDRAM(Dynamic Random Access Memo
ry)において電極の表面積を増加させてキャパシタのキ
ャパシタンスを増加させる半導体メモリ装置のキャパシ
タ下部電極の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】DRAMにおいて、単位メモリセルの面
積の減少に伴い、セルキャパシタンスが減少する。これ
により、メモリセルの読出し能力は低下し、ソウトエラ
ー率は増加する。したがって、半導体メモリ装置の高集
積化を達成するためには、特定値以上のセルキャパシタ
ンスを確保しなければならない。
【0003】半導体メモリ装置のセルキャパシタンスは
メモリ装置の記憶容量を定める重要な変数である。これ
により、半導体メモリ装置の集積度が増えるにつれて、
限られたたセル面積内でキャパシタンスを増加させるた
めの各種の方法が提案された。キャパシタのキャパシタ
ンスCは次のように表される。
【0004】 ここで、ε0 は自由空間における誘電率、εr は誘電膜
の相対誘電率、Aは電極の有効面積、dは誘電膜の厚さ
を示す。式1からわかるように、キャパシタンスは、3
種の変数、すなわち誘電膜の誘電率、キャパシタの有効
面積、誘電膜の厚さを変化させることにより増加させる
ことができる。
【0005】電極の表面積を増加させてキャパシタのキ
ャパシタンスを増加させる典型的な方法としては、下部
電極の表面に屈曲型の結晶粒であるいわゆるHSG(He
mispherical Grain )シリコン膜を形成するか、キャパ
シタの構造をスタック型、トリンチ型及びシリコン型な
どの3次元構造で形成する。タツミなどによる米国特許
第5,835,863号では、キャパシタ電極の有効面
積を増加させるため、半導体基板を覆う絶縁膜の上部に
非晶質シリコン膜を蒸着し、前記非晶質シリコン膜の表
面中の複数の部分にそれぞれ複数の結晶核を発生させ、
前記複数の結晶核をそれぞれ茸又は半球形状の結晶粒に
成長させて前記非晶質シリコン膜をポリシリコン膜に変
換させることにより、前記ポリシリコン膜からなるキャ
パシタ電極を形成する。
【0006】しかしながら、上述した従来の技術によれ
ば、前記絶縁膜の上部に蒸着された非晶質シリコン膜を
清潔な状態に維持することは困難である。その上、前記
非晶質シリコン膜内で極めて微小な領域で結晶化が行わ
れたり、その表面が他の物質により汚れた場合には、非
晶質シリコン膜内のシリコン原子の表面移動が抑制され
て結晶核の生成及び成長が行われない。その結果、不均
一な形状を有するHSGシリコン膜が形成されるという
問題がある。
【0007】図1A及び図1Bは半導体基板上の非晶質
シリコン膜が部分的に結晶化された状態でHSGを形成
した結果を示すSEM(scanning electron microscop
e)写真である。図1A及び図1Bからわかるように、
非晶質シリコンの上部にはHSGが正常的に形成されて
いるが、結晶化された部分ではシリコンの移動駆動力が
ないため、核の成長が見だされない。
【0008】同様に、非晶質シリコン表面が他の異物に
より汚れる場合も、非晶質シリコン原子が異物原子と結
合されるので、シリコンの表面移動は困難である。か
つ、非晶質シリコン表面の汚染度が増えて一定の厚さの
異物が存在する場合も、核の生成及び成長が行われな
い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、均一な表面屈曲を有する下部電極を形成するこ
とのできる半導体メモリ装置のキャパシタ下部電極の製
造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、ウェーハを載置するサセプターが装着され
た密閉反応チャンバーを備える薄膜蒸着装備を用いて下
部電極を形成する半導体メモリ装置のキャパシタ下部電
極の製造方法において、(a)半導体基板上に前記半導
体基板の所定の領域を露出させるコンタクトホールが形
成された絶縁層パターンを形成する段階と、(b)前記
結果物の全面に不純物がドーピングされた非晶質シリコ
ン膜を蒸着する段階と、(c)前記非晶質シリコン膜を
パタニングして下部電極パターンを形成する段階と、
(d)前記結果物を洗浄して前記結果物の表面から汚染
物と表面酸化膜を取り除く段階と、(e) 前記洗浄さ
れた結果物を高真空で維持される前記反応チャンバー内
にローディングし、前記反応チャンバー内に所定のガス
を所定の時間ほど供給することにより、前記下部電極パ
ターンの表面に非晶質シリコン薄層を蒸着する段階と、
(f)前記非晶質シリコン薄層に多数のシリコン結晶核
を生成及び成長させることにより、屈曲型の結晶粒を有
する下部電極を形成する段階とを含むことを特徴とする
半導体メモリ装置のキャパシタ下部電極の製造方法を提
供する。
【0011】望ましくは、前記所定のガスの供給は前記
半導体基板の温度を上昇させながら行い、前記半導体基
板の温度を上昇させる段階は、前記サセプターの温度を
700〜1000℃で5〜40秒間維持する第1段階
と、前記第1段階の直後に前記反応チャンバー内のサセ
プターの温度を500〜800℃で維持する第2段階と
を含む。
【0012】かつ、望ましくは、前記所定のガスは、S
iH4 、Si2 6 及びSiH2 Cl2 よりなる群から
選ばれるいずれか一つのガスあるいはそれらの混合ガス
である。より望ましくは、前記所定のガスは不活性ガス
をさらに含む。さらに、前記(e)段階では、前記非晶
質シリコン薄層が前記下部電極パターンの表面にのみ選
択的に蒸着されることが望ましい。
【0013】望ましくは、前記(f)段階は、前記
(e)段階の後に真空遮断なしに連続的に行う。かつ、
前記(f)段階は、10-7torr以下の超高真空状態
で行うことが望ましい。前記(f)段階は、前記シリコ
ン結晶核の生成時は前記所定のガスを連続的に供給する
段階と、前記シリコン結晶核の成長時は前記所定のガス
の供給を遮断する段階とを含むことが望ましい。かつ、
所定のガスの供給は前記所定のガスの流量調節と共に行
われる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面に基づき本発
明の実施の形態を詳しく説明する。一般に、キャパシタ
電極の有効面積を増加させるため、HSGシリコン膜を
形成する方法では、シリコン原子の表面移動メカニズム
を用いて電極の表面積を増加させる。そのメカニズムに
よれば、シリコンソースガス、例えばシラン(Si
4 )、ジシラン(Si2 6 )ガスを用いて非晶質シ
リコン膜の表面にシリコン結晶核を形成し、非晶質シリ
コン膜のシリコン原子が前記結晶核に移動して非晶質シ
リコン膜の表面に一定の大きさを有する半球状のグレイ
ンからなるHSGシリコン膜を形成するように所定の温
度でアニーリングさせる。この際、結晶核の成長が所望
の時間ほど続けて行われるようにするため、前記シリコ
ン原子が結晶核に移動する速度が、下地膜である非晶質
シリコン膜のバルク領域が結晶化される速度より速くな
るべきである。かかるメカニズムを用いて電極の有効面
積を増加させるためには、非晶質シリコン膜のバルク領
域における結晶の成長速度と非晶質シリコン膜の表面に
おけるシリコン原子の結晶核への移動速度を安定的に調
節することが必要である。
【0015】このように非晶質シリコン膜の表面にHS
Gシリコン膜のような屈曲型の結晶粒を形成するメカニ
ズムは、工程の途中に2種の因子により影響を受ける。
その一つの因子は非晶質シリコン膜自体の特性であり、
もう一つの因子は結晶核の形成前又は形成後に下地膜の
表面に吸着される異物による汚染である。具体的に説明
すると、表面屈曲を形成するための下地膜として用いら
れる非晶質シリコン膜は結晶粒が全く存在しない完全な
非晶質状態を維持しなければならない。これは、下地膜
に結晶粒が存在すると、表面屈曲の形成時、結晶粒内の
シリコン原子が結晶核に移動しなくなるからである。一
方、異物による汚染は下地膜表面の洗浄時に発生するこ
とがあり、結晶核が形成されている結果物が大気中に露
出されるときに発生することもある。したがって、シリ
コン結晶核を形成するまえに下地膜表面の清浄度を保つ
ことが求められる。
【0016】図2は、典型的な気体雰囲気の下で非晶質
シリコンからなる下部電極パターン10の表面に結晶質
シリコンからなる結晶核12の生成状態を示す。一般
に、非晶質シリコン表面に形成された結晶核が相の転移
を駆動力として成長するメカニズムは、相の転移に関連
するギブスの自由エネルギー(Gibbs freeenergy )
と、結晶核の生成及び成長時に発生する界面エネルギー
(又は表面エネルギー)との和として表することができ
る。このような関係を図2を参照して数式で表現する
と、次のとおりである。
【0017】(式2) △G=(4/3)πr2 △Gtrf(θ)+4πr2 γf
(θ) ここで、△Gは全体ギブスの自由エネルギー、rは結晶
核の半径、△Gtrは単位体積当たり相転移のギブスの自
由エネルギー(△Gtr=△Gcrystal −△
amorphous )、γはγmg、γnm及びγngのベクトル和
であり、ここで、γmgは気体と非晶質シリコンとの表面
張力、γngは気体と結晶質シリコンとの表面張力であ
る。かつ、f(θ)は形状因子である。
【0018】上述したように、非晶質シリコン表面のシ
リコン原子は前記式の駆動力で結晶質シリコン、すなわ
ち結晶核12に移動して結晶核を成長させる。前記の式
は、非晶質シリコン膜内のシリコン原子が結晶質シリコ
ン核に相転移しながら、結晶質シリコンに成長するとき
に求められる駆動力のみを示したものであり、実際は上
述したように結晶核の成長をなすためには、非晶質シリ
コン膜内のシリコン原子が結晶質シリコンに移動しなけ
ればならない。このように、非晶質シリコン膜内のシリ
コン原子の結晶質シリコンへの移動を許すためには、非
晶質シリコンの非晶質性を保ち、非晶質シリコン表面上
のシリコン原子が他の原子とは結合しない自由表面を有
しなければならない。
【0019】(実施例)本発明においては、非晶質シリ
コン層が形成された半導体基板を反応チャンバーにロー
ディングした後、超高真空状態で前記非晶質シリコン層
の上に高純度及び低欠陥状態の非晶質シリコン薄層を形
成させる。引き続き、前記非晶質シリコン薄層に対して
結晶核の生成及び成長工程を行い所望の屈曲型の結晶粒
を形成させる。
【0020】図3〜図6は、本発明の望ましい実施例に
より半導体メモリ装置のキャパシタを製造する方法を説
明するために工程順序により示した断面図である。図3
を参照すれば、トランジスタなどの下部構造物が形成さ
れた半導体基板100の上に前記下部構造物を絶縁させ
る目的で絶縁層を形成する。その後、前記絶縁層の上に
写真食刻工程によりフォトレジストパターン(図示せ
ず)を形成し、前記フォトレジストパターンを食刻マス
クとして用いて前記絶縁層を食刻して絶縁層パターン1
12を形成することにより、前記半導体基板100の一
部を露出させるコンタクトホールh1 を形成する。
【0021】その後、前記フォトレジストパターンを取
り除いた後、前記コンタクトホールh1 が形成された結
果物の全面に不純物がドーピングされている非晶質シリ
コン膜を蒸着してからパタニングして非晶質シリコンか
らなる下部電極パターン120を形成する。次に、前記
結果物を湿式洗浄して下部電極パターン120の表面か
ら汚染物と表面酸化膜(自然酸化膜)を取り除く。その
後、屈曲型の結晶粒を形成するため、前記結果物を超高
真空で維持される反応チャンバー(図示せず)、望まし
くは、10-7torr以下の圧力で維持される反応チャ
ンバー内にローディングする。
【0022】図7は、前記半導体基板100の下部電極
パターン120の表面に屈曲型の結晶粒を形成するため
に前記反応チャンバー内で工程進行中の各段階別の温度
変化を示すグラフである。図7において、(a)は反応
チャンバー内のサセプター(susceptor )の温度を調節
するために前記反応チャンバーに設けられたヒーターの
設定温度変化を示すものである。(b)は半導体基板の
実際の温度変化を示すものであり、(c)はサセプター
の温度変化を示すものである。
【0023】図7を参照すれば、段階1で前記反応チャ
ンバーにローディングされている下部電極パターン12
0が形成された半導体基板100の温度を迅速に上げる
ためにヒーターの温度を約5〜40秒間、望ましくは、
約20秒間1000℃程度に上げてサセプターの温度を
700〜1000℃、望ましくは、約850℃まで上げ
る。その後、ヒーターの温度を765℃程度に下げるこ
とにより、前記サセプターの温度を一定の温度、例えば
500〜800℃、望ましくは、約720℃に下げ、前
記ヒーターの温度は765℃程度に維持させる。そし
て、下部電極パターン120の表面が後続く工程により
その表面上に非晶質シリコン薄層の蒸着に好適な温度と
なるまで、前記半導体基板100を反応チャンバー内に
所定の時間ほど待機させる。以下、このような待機時
間、すなわち非晶質シリコン薄層の蒸着に好適な温度と
なるまでの時間を“温度安定化時間”という。
【0024】段階2では、前記半導体基板100の温度
が非晶質シリコン薄層の蒸着に好適な温度、すなわち結
晶粒を形成する温度より低い所定の温度、望ましくは、
550℃以下の温度になると、前記反応チャンバー内に
屈曲型の結晶粒を形成するための結晶核の形成に求めら
れる工程ガス、例えばSiH4 、Si2 6 及びSiH
2 Cl2 よりなる群から選ばれるいずれか一つのガスを
供給して前記下部電極パターン120の表面に非晶質シ
リコン薄層を蒸着する。この際、反応チャンバー内にN
2 ガス又はArガスのような不活性ガスを同時に供給す
ることもできる。
【0025】図4は、前記下部電極パターン120の表
面に非晶質シリコン薄層125が蒸着された状態を示
す。ここで、前記非晶質シリコン薄層125の厚さを数
十Å程度の厚さで蒸着するが、工程ガスの供給時間を調
節して前記下部電極パターン120の表面にのみ非晶質
シリコン薄層が蒸着されるようにすることが望ましい。
この際、前記反応チャンバー内の蒸着圧力は、非晶質シ
リコン薄層125の蒸着工程中にも10-3torr以下
の高真空が保たれるので、前記下部電極パターン120
の表面への不純物の吸着が防止されて半導体基板の表面
が汚れることを抑制することができる。
【0026】図7の段階2において、前記非晶質シリコ
ン薄層125の蒸着が行われるとき、前記半導体基板1
00の温度は結晶核の形成が可能な温度、例えば570
℃以上に上がり、前記非晶質シリコン薄層125の表面
に多数の結晶核の形成が可能となる。図7の段階3にお
いて、前記半導体基板100の温度が結晶化温度の以上
に徐々に上がることにより、前記非晶質シリコン薄層1
25(図4参照)には連続的に多数の結晶核が生成され
る。すなわち、高真空の下で行われる前記非晶質シリコ
ン薄層125の蒸着工程の後、真空遮断なしに前記非晶
質シリコン薄層125の上に結晶核が連続的に形成され
る。この際、前記シリコン結晶核の生成時、上述したよ
うな工程に必要なガスを連続的に供給する。ここで、必
要に応じて前記ガスの流量調節を同時に行うこともでき
る。これにより、非晶質シリコン薄層125とシリコン
結晶核を真空遮断なしに連続的に形成することにより、
それらの界面への不純物の吸着及び生成を防止しうる。
したがって、本発明による方法では、均一な形状の結晶
核を生成させることが可能である。
【0027】図7の段階4では、前記工程ガスの供給を
止め、前記反応チャンバー内の圧力を再び超高真空、例
えば10-7torr以下の圧力に維持させた後、結晶核
の成長工程を行う。すなわち、前記半導体基板100の
温度が反応チャンバー内で正常状態に至る温度まで上が
ることにより、シリコンの結晶化温度の以上で前記結晶
核128に対する熱処理効果が与えられる。実際は、前
記半導体基板100の温度が反応チャンバー内で正常状
態(約600℃)となるまで、約150秒がかかる。す
なわち、前記非晶質シリコン薄膜125内のシリコン原
子が前記結晶核128に移動し、前記結晶核128が徐
々に成長する。この際、上述したような結晶核の成長が
続けられると、周囲にある結晶粒の間に相互凝集現象が
発生してキャパシタの有効面積が減るため、適宜な大き
さの結晶粒を有する屈曲型の結晶粒が形成されるように
熱処理温度及び時間を調節して結晶粒の成長を制御す
る。
【0028】図6は、屈曲型の結晶粒を有する下部電極
130の完成状態を示す断面図である。図6における参
照番号120Aは、前記下部電極130の上に屈曲型の
結晶粒を完成するまえに前記下部電極パターン120の
アウトラインを示すものである。図7の段階4におい
て、屈曲型の結晶粒を有する下部電極130が完成され
た後、図7の段階5で前記反応チャンバーから前記半導
体基板100をアンローディングし、前記半導体基板1
00を常温で冷却させる。
【0029】その後、前記結果物上にキャパシタ絶縁膜
を形成し、その上に上部電極を形成するための導電物質
を蒸着する。上述したように本発明によれば、下部電極
パターンの表面に非晶質シリコン薄層、結晶核及び結晶
粒を形成する一連の工程が一つの反応チャンバー内で真
空遮断なしに連続的に行われるので、超清浄状態で工程
を行うことが可能である。したがって、従来のような結
晶粒の成長が発生しない欠陥を抑制することができ、結
晶粒の大きさと密度の均一性を向上させうる。
【0030】かつ、本発明の方法によれば、下部電極と
結晶粒との間に非晶質層が蒸着されることにより、後述
するようにキャパシタンスの最大値と最小値の比率(以
下、“Cmin/Cmax”という)は低減する。しか
しながら、このような問題は、理想的なCmin/Cm
axを得るための別途の熱処理工程を行うことなく、キ
ャパシタが形成された後に行われる工程により半導体基
板に熱処理する効果が得られるので、解決することがで
きる。
【0031】(評価例1)上述したように、本発明の方
法により下部電極の表面に屈曲型の結晶粒を形成して製
造したキャパシタの特性を次のように評価した。本発明
の方法により下部電極パターンの表面に屈曲型の結晶粒
を形成するまえに非晶質シリコン薄層を形成すること
が、その後に形成される屈曲型の結晶粒に及ぼす影響を
評価するため、ヒーターの温度765℃、結晶核の成長
時間180秒、工程ガスSi2 6 の流量18sccm
の条件を一定にした状態で、温度安定化時間、すなわち
非晶質シリコン薄層の形成に必要な工程ガスの供給前ま
での待機時間を30〜180秒に変化させ、工程ガスの
供給時間を80〜140秒に変化させる。これにより、
下部電極の上に形成される屈曲型の結晶粒の形態を観察
した。
【0032】図8〜図11は、前記テストのように温度
安定化時間と工程ガス供給時間の変化により得られた屈
曲型の結晶粒の表面構造を示すSEM写真である。図8
は温度安定化時間を180秒、工程ガスの供給時間を8
0秒とする場合、図9は温度安定化時間を90秒、工程
ガスの供給時間を100秒とする場合、図10の温度安
定化時間を60秒、工程ガスの供給時間を120秒とす
る場合、図11は温度安定化時間を30秒、工程ガスの
供給時間を140秒とする場合にあたる。
【0033】図8〜図11の結果からわかるように、温
度上昇による温度安定化時間が十分でシリコンの結晶化
温度で結晶核の生成及び成長が行われる場合(図8参
照)には、結晶粒が大きく結晶粒の密度も高い。一方、
温度上昇による安定化時間を90秒、60秒及び30秒
にそれぞれ低減させることにより、工程ガスの供給時間
を増やせても、工程ガスの供給後シリコンの結晶化温度
となるまでは非晶質膜の蒸着が行われるので、結晶粒の
生成時間が減る。その結果、工程の完了後に得られる構
造は、結晶粒の密度が低くその大きさも小さい。したが
って、キャパシタを形成することにおいて、温度安定化
時間は下部電極の有効面積を変化させ、その結果、キャ
パシタンス値に直接影響を及ぼす。
【0034】(評価例2)前記評価例1における各テス
ト条件の下で形成されたサンプルの上に絶縁膜及び上部
電極を形成することにより得られるサンプルのそれぞれ
についてキャパシタ特性を評価した。図12は、前記各
サンプルについてキャパシタンス及びCmin/Cma
x特性を評価した結果を示すグラフである。Cmin/
Cmaxは、キャパシタンス測定電圧を−1.5Vから
+1.5Vに変化させて測定したキャパシタンスの最大
値と最小値の比を示す。ここで、n型の不純物でドーピ
ングされた下部電極に接地電圧を加えた状態で、上部電
極に−1.5Vの電圧を加えたときに得られるキャパシ
タンスをCminとし、+1.5Vの電圧を加えたとき
に得られるキャパシタンスをCmaxとした。
【0035】図12の結果から、温度安定化時間が増え
るにつれてキャパシタンスが増えるということがわか
る。これは、前記図8〜図11のSEM写真に示したよ
うに、下部電極の表面に形成された結晶粒の大きさ及び
密度の増加による。かつ、Cmin/Cmaxが84〜
87%の範囲で分布することがわかる。 (評価例3)前記評価例2の評価結果に基づき、非晶質
シリコンからなる下部電極パターンが形成された半導体
基板を反応チャンバーにローディングし、温度安定化時
間を十分に維持させた後、本発明の方法により屈曲型の
結晶粒が形成された下部電極を備えるキャパシタの特性
を評価した。ここで、温度安定化時間は180秒、工程
ガス供給時間(すなわち、結晶粒の形成時間)は80
秒、工程ガスの供給流量は18sccmに設定し、工程
温度を調整することにより、結晶粒の大きさ、すなわ
ち、結晶粒の高さを制御して各結晶粒によるキャパシタ
ンス及びCmin/Cmax特性を評価した。
【0036】図13は、上述した評価結果として得られ
るキャパシタンス及びCmin/Cmax特性を示すグ
ラフである。図13において、結晶粒の高さ“0Å”と
は、屈曲型の結晶粒が形成されていない状態を示す。図
13の結果からわかるように、結晶粒の大きさが増加す
るとキャパシタの有効面積も増えるため、キャパシタン
ス値が増大する。かつ、Cmin/Cmaxは、結晶粒
の大きさが増加すると減少する。
【0037】この結果からわかるように、表面屈曲を用
いて有効面積を増加させたキャパシタの場合は、結晶粒
の大きさが増加すると、キャパシタンスが増えるが、C
min/Cmaxは減少する。しかしながら、本発明に
より温度安定化時間を短く設定して屈曲型の結晶粒を形
成したキャパシタの場合には、図13における評価に用
いたサンプルの場合とは異なり、結晶粒の大きさが小さ
くなりキャパシタンスが減少するが、Cmin/Cma
x値は増えない。その理由は、半導体基板の温度が十分
に上がらない低い温度状態で、不純物がドーピングされ
た非晶質シリコンからなる下部電極パターンに屈曲型の
結晶粒を形成するために高真空でシリコンの形成に必要
なガスを供給すると、屈曲型の結晶粒が形成されるまえ
に不純物でドーピングされていない非晶質シリコン膜が
先に形成されるからである。このように下部電極パター
ンと屈曲型の結晶粒との間に形成された不純物でドーピ
ングされていない非晶質シリコン層により下部電極で空
乏現象がひどく発生することにより、Cmin/Cma
x値は低くなる。
【0038】ここで、高真空の下で形成された非晶質シ
リコン層によるCmin/Cmaxの減少は、キャパシ
タを形成した後に熱処理することにより解決できる。上
述したように、温度安定化時間、工程ガス供給時間及び
他の工程変数を適宜に調節することにより、屈曲型の結
晶粒が部分的に又は全体的に形成されない現象を防止
し、所望のキャパシタンスを得ることができる。
【0039】(評価例4)図14は、本発明の方法によ
り製造されたキャパシタのキャパシタンス特性を評価し
た結果である。図14において、対照用のサンプルは本
発明による方法を適用しない場合、すなわち屈曲型の結
晶粒を形成しない場合を示す。図14の結果からわかる
ように、本発明による方法を適用してキャパシタを製造
した場合のキャパシタンス(約25fF/セル)は、本
発明による方法を適用しない場合のキャパシタンス(約
15fF/セル)に比べ1.6倍以上が増えた。かつ、
適用回数により、再現性があり、安定したキャパシタン
スの分布を得ることができる。
【0040】(評価例5)図15は、本発明の方法によ
り製造されたキャパシタのCmin/Cmax特性を評
価した結果である。図15において、対照用のサンプル
は本発明を適用しない場合、すなわち屈曲型の結晶粒を
形成しない場合を示す。実際の半導体素子の製造工程に
おいては、キャパシタを形成してから後続く工程が行わ
れるにつれて別途の熱処理工程を行わなく、半導体基板
に熱処理する効果が得られる。このような後続く熱処理
効果により高真空の下で形成された非晶質層にも不純物
が拡散される。したがって、図15の結果からわかるよ
うに、本発明の方法を適用してキャパシタを製造する場
合、Cmin/Cmax特性が向上される。
【0041】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、結晶
粒が局部的に成長されない欠陥を抑制することができ、
従来のHSGよりその大きさが均一で密度の高い屈曲型
の結晶粒を得ることができる。したがって、半導体メモ
リ装置のキャパシタの有効面積を効率よく増加させう
る。
【0042】以上、本発明を具体的な実施例を挙げて詳
しく説明したが、本発明はこれに限るものでなく、本発
明の技術的な思想の範囲内で当分野における通常の知識
を持つ者により様々な変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)及び(B)は、従来技術の半導体基板上
の非晶質シリコン膜が部分的に結晶化された状態でHS
Gを形成した場合の結果を示すSEM写真による組織図
である。
【図2】従来技術の下部電極の表面に結晶核が生成され
た状態を示す図である。
【図3】本発明の望ましい実施例による半導体メモリ装
置のキャパシタ下部電極の製造方法を順次に示す断面図
である。
【図4】本発明の望ましい実施例による半導体メモリ装
置のキャパシタ下部電極の製造方法を順次に示す断面図
である。
【図5】本発明の望ましい実施例による半導体メモリ装
置のキャパシタ下部電極の製造方法を順次に示す断面図
である。
【図6】本発明の望ましい実施例による半導体メモリ装
置のキャパシタ下部電極の製造方法を順次に示す断面図
である。
【図7】本発明によるキャパシタの下部電極の製造にお
いて、反応チャンバー内における工程温度変化を示すグ
ラフである。
【図8】本発明による温度安定化時間と工程ガス供給時
間の変化により得られた屈曲型の結晶粒の表面構造を示
すSEM写真による組織図である。
【図9】本発明による温度安定化時間と工程ガス供給時
間の変化により得られた屈曲型の結晶粒の表面構造を示
すSEM写真による組織図である。
【図10】本発明による温度安定化時間と工程ガス供給
時間の変化により得られた屈曲型の結晶粒の表面構造を
示すSEM写真による組織図である。
【図11】本発明による温度安定化時間と工程ガス供給
時間の変化により得られた屈曲型の結晶粒の表面構造を
示すSEM写真による組織図である。
【図12】本発明の各テスト条件により形成されたサン
プルに対してキャパシタンス及びCmin/Cmax特
性を評価した結果を示すグラフである。
【図13】本発明による温度安定化時間を十分に維持し
た状態で形成された結晶粒の大きさによるキャパシタン
ス及びCmin/Cmax特性を評価した結果を示すグ
ラフである。
【図14】本発明の方法により製造されたキャパシタの
キャパシタンス特性を評価した結果である。
【図15】本発明の方法により製造されたキャパシタの
Cmin/Cmax特性を評価した結果である。
【符号の説明】
100 半導体基板 112 絶縁層パターン 120 下部電極パターン 125 非晶質シリコン薄層 128 結晶核 130 下部電極

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェーハを載置するサセプターが装着さ
    れた密閉反応チャンバーを備える薄膜蒸着装備を用いて
    下部電極を形成する半導体メモリ装置のキャパシタ下部
    電極の製造方法において、 (a)半導体基板上に前記半導体基板の所定の領域を露
    出させるコンタクトホールが形成された絶縁層パターン
    を形成する段階と、 (b)前記結果物の全面に不純物がドーピングされた非
    晶質シリコン膜を蒸着する段階と、 (c)前記非晶質シリコン膜をパタニングして下部電極
    パターンを形成する段階と、 (d)前記結果物を洗浄して前記結果物の表面から汚染
    物と表面酸化膜を取り除く段階と、 (e) 前記洗浄された結果物を高真空で維持される前
    記反応チャンバー内にローディングし、前記反応チャン
    バー内に所定のガスを所定の時間ほど供給することによ
    り、前記下部電極パターンの表面に非晶質シリコン薄層
    を蒸着する段階と、 (f)前記非晶質シリコン薄層に多数のシリコン結晶核
    を生成及び成長させることにより、屈曲型の結晶粒を有
    する下部電極を形成する段階とを含むことを特徴とする
    半導体メモリ装置のキャパシタ下部電極の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記洗浄段階は湿式により行うことを特
    徴とする請求項1に記載の半導体メモリ装置のキャパシ
    タ下部電極の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記(e)段階で前記所定のガスの供給
    は前記半導体基板の温度を上昇させながら行うことを特
    徴とする請求項1に記載の半導体メモリ装置のキャパシ
    タ下部電極の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記半導体基板の温度を上昇させる段階
    は、 前記サセプターの温度を700〜1000℃で5〜40
    秒間維持する第1段階と、 前記第1段階の直後に前記反応チャンバー内のサセプタ
    ーの温度を500〜800℃で維持する第2段階とを含
    むことを特徴とする請求項3に記載の半導体メモリ装置
    のキャパシタ下部電極の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記(e)段階で前記所定のガスの供給
    は前記半導体基板の温度を一定の温度で維持しながら行
    うことを特徴とする請求項1に記載の半導体メモリ装置
    のキャパシタ下部電極の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記所定のガスは、SiH4 、Si2
    6 及びSiH2 Cl2 よりなる群から選ばれるいずれか
    一つのガスあるいはそれらの混合ガスであることを特徴
    とする請求項1に記載の半導体メモリ装置のキャパシタ
    下部電極の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記所定のガスは不活性ガスをさらに含
    むことを特徴とする請求項6に記載の半導体メモリ装置
    のキャパシタ下部電極の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記(e)段階では、前記非晶質シリコ
    ン薄層が前記下部電極パターンの表面にのみ選択的に蒸
    着されることを特徴とする請求項1に記載の半導体メモ
    リ装置のキャパシタ下部電極の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記(f)段階は前記(e)段階の後に
    真空遮断なしに連続的に行うことを特徴とする請求項1
    に記載の半導体メモリ装置のキャパシタ下部電極の製造
    方法。
  10. 【請求項10】 前記(f)段階は10-7torr以下
    の超高真空状態で行うことを特徴とする請求項1に記載
    の半導体メモリ装置のキャパシタ下部電極の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記(f)段階は、 前記シリコン結晶核の生成時は前記所定のガスを連続的
    に供給する段階と、 前記シリコン結晶核の成長時は前記所定のガスの供給を
    遮断する段階とを含むことを特徴とする請求項1に記載
    の半導体メモリ装置のキャパシタ下部電極の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記所定のガス供給は、前記所定のガ
    スの流量調節と同時に行われることを特徴とする請求項
    11に記載の半導体メモリ装置のキャパシタ下部電極の
    製造方法。
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