JPH1056340A - 高周波増幅器 - Google Patents

高周波増幅器

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JPH1056340A
JPH1056340A JP8227769A JP22776996A JPH1056340A JP H1056340 A JPH1056340 A JP H1056340A JP 8227769 A JP8227769 A JP 8227769A JP 22776996 A JP22776996 A JP 22776996A JP H1056340 A JPH1056340 A JP H1056340A
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    • H03F3/189High-frequency amplifiers, e.g. radio frequency amplifiers
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    • H03F3/1935High-frequency amplifiers, e.g. radio frequency amplifiers with semiconductor devices only with field-effect devices with junction-FET devices
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波増幅器を設ける機器の小型化、軽量
化、低価格化を図る。 【解決手段】 電力増幅回路37の入力側に、低域通過
型入力整合回路74と高域通過型入力整合回路78とを
並列に接続して設け、周波数の異なる2種類の送信入力
信号のうち一方の送信入力信号については、低域通過型
入力整合回路74により整合をとり、他方の送信入力信
号については高域通過型入力整合回路78により整合を
とる。また、電力増幅回路37の出力側に、低域通過型
出力整合回路44と高域通過型出力整合回路49とを並
列に接続して設け、一方の送信出力信号については低域
通過型出力整合回路44により整合をとり、他方の送信
出力信号については高域通過型出力整合回路49により
整合をとる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば携帯電話、
コードレス電話等の無線通信機器等に用いて好適な高周
波増幅器に関し、特に、周波数の異なる複数の高周波信
号についてそれぞれ整合をとり、これらを単一の増幅回
路で増幅するようにした高周波増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話、コードレス電話等の移
動通信機器では、それぞれ専用の周波数帯域の電波が使
用されていた。このため、携帯電話等に内蔵された送信
装置中には、唯一専用の周波数帯域の高周波信号(送信
電波)のみを増幅する高周波増幅器が設けられていた。
【0003】ここで、従来技術による高周波増幅器につ
いて図10に基づいて説明する。
【0004】図10において、1は従来技術による高周
波増幅器を示し、該高周波増幅器1は、例えば携帯電話
に内蔵された送信装置中に設けられ、この携帯電話の送
信電波として使用される専用の周波数帯域の高周波信号
を増幅するための専用の電力増幅器である。例えば、こ
の携帯電話の送信電波として使用される専用の周波数帯
域が890MHz〜915MHzであり、中心周波数が
902.5MHzの場合には、該高周波増幅器1は、こ
のような周波数帯域の高周波信号のみを増幅するのに適
した構成となっている。
【0005】2は高周波増幅器1の入力端子であり、該
入力端子2は、携帯電話に内蔵され、通話信号と搬送信
号とを合成し、送信入力信号(高周波入力信号)を出力
する送信信号発生回路等(図示せず)に接続されてい
る。そして、該入力端子2には、この送信信号発生回路
から出力される送信入力信号が入力される。
【0006】3は入力端子2に結合コンデンサ4を介し
て接続された入力整合回路を示し、該入力整合回路3
は、図10に示すように、インダクタンス素子としての
コイル5と、容量素子としてのコンデンサ6とをL形に
接続することにより構成されている。そして、該入力整
合回路3は、送信入力信号の中心周波数(902.5M
Hz)について整合をとるように、コイル5のインダク
タンス、コンデンサ6の容量等のパラメータが設定され
ている。即ち、前記送信入力信号の中心周波数に対する
反射係数を最適化し、高周波増幅器1の入力リターンロ
スが最小となるように、コイル5、コンデンサ6の各パ
ラメータが設定されている。
【0007】7は入力整合回路3の出力側に接続された
電力増幅回路を示し、該電力増幅回路7は電力増幅を行
う電界効果トランジスタ8(以下、「FET8」とい
う)、図示しないバイアス回路等から大略構成されてい
る。そして、該電力増幅回路7は入力整合回路3で整合
がとられた送信入力信号を、携帯電話の送信電波として
使用できる程度(例えば1W程度)に増幅し、その結果
を送信出力信号として後述の出力整合回路9に向けて出
力する。
【0008】9は電力増幅回路7の出力側に設けられた
出力整合回路を示し、該出力整合回路9は、前述した入
力整合回路3とほぼ同様に、コイル10とコンデンサ1
1とをL形に接続することにより構成されている。そし
て、該出力整合回路9は、送信出力信号の中心周波数
(902.5MHz)について整合をとるように、コイ
ル10のインダクタンス、コンデンサ11の容量等のパ
ラメータが設定されている。即ち、電力増幅回路7の出
力特性、バイアス条件、利得等を考慮しつつ、前記送信
出力信号の中心周波数に対する反射係数が最適となるよ
うに、コイル10、コンデンサ11の各パラメータが設
定されている。
【0009】12はバイアス電流を除去するための結合
コンデンサである。13は高周波増幅器1の出力端子で
あり、該出力端子13は携帯電話に設けられたアンテナ
等に接続されている。
【0010】このように構成される従来技術による高周
波増幅器1では、前記送信信号発生回路等から出力され
る送信入力信号を増幅して送信出力信号を生成し、この
送信出力信号を携帯電話のアンテナ側に向けて出力す
る。そして、当該高周波増幅器1から出力された送信出
力信号は、前記アンテナから送信電波となって発信され
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、携帯電話で使用される送信電波の周波数帯
域は1種類であり、その中心周波数は例えば902.5
MHzと単一である。このため、従来技術による高周波
増幅器1の入力整合回路3は中心周波数が902.5M
Hzの送信入力信号のみについて整合をとるように設定
され、出力整合回路9も中心周波数が902.5MHz
の送信出力信号のみについて整合をとるように設定され
ている。
【0012】しかし、携帯電話を使用する地域が異なる
と、送信電波の周波数帯域が異なる場合がある。例え
ば、ある地域における送信電波の周波数帯域が890M
Hz〜915MHz、他の地域における送信電波の周波
数帯域が1430MHz〜1450MHzという場合が
ある。このため、複数の地域で通話可能な共用型の携帯
電話を実現しようとすると、周波数帯域の異なる少なく
とも2種類の送信電波(送信信号)を取り扱う必要があ
る。
【0013】そこで、このような共用型の携帯電話にお
いて、周波数帯域の異なる2種類の送信信号を増幅する
には、図11に示すように、ある地域の周波数帯域につ
いて整合をとるように構成された第1の高周波増幅器2
1と、他の地域の周波数帯域について整合をとるように
構成された第2の高周波増幅器22とを並列に設け、各
高周波増幅器21,22の入力側、出力側に切換スイッ
チ23,23を設ける構成が考えられる。
【0014】ところが、上記構成では、2個の高周波増
幅器21,22を設けるため、同一構成の電力増幅回路
を2個並列に設ける必要があると共に、切換スイッチ2
3,23を設ける必要がある。この結果、これらを実装
するための回路基板のサイズが増し、携帯電話の小型
化、軽量化が難しく、また、部品点数が増加するため、
コストの上昇を招くという問題が生じる。
【0015】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は、周波数の異なる2種類の高周
波信号を増幅でき、当該高周波増幅器を設ける機器の小
型化、軽量化、低価格化に貢献できるようにした高周波
増幅器を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために請求項1に係る発明は、第1の高周波入力信号と
該第1の高周波入力信号に対し周波数の異なる第2の高
周波入力信号とについて整合をとる入力整合回路と、該
入力整合回路の出力側に接続され、前記第1の高周波入
力信号を増幅して第1の高周波出力信号を出力し、また
は前記第2の高周波入力信号を増幅して第2の高周波出
力信号を出力する増幅回路と、該増幅回路の出力側に接
続され、前記第1の高周波出力信号について整合をとる
第1の出力整合回路と、前記増幅回路の出力側に該第1
の出力整合回路に対して並列に接続され、前記第2の高
周波出力信号について整合をとる第2の出力整合回路と
から構成したことにある。
【0017】上記構成の如く、第1の出力整合回路と第
2の出力整合回路とを並列に接続することにより、第1
の高周波出力信号と第2の高周波出力信号との双方につ
いて整合をとることができる。
【0018】即ち、第1の高周波出力信号と第2の高周
波出力信号とは互いに周波数が異なるため、それぞれの
高周波出力信号について整合をとるには、前記増幅回路
の出力側において、第1の高周波出力信号についての反
射係数と第2の高周波出力信号についての反射係数を、
増幅回路の出力特性、バイアス条件、利得等を考慮しつ
つ、それぞれ最適に設定する必要がある。
【0019】そこで、第1の出力整合回路では第1の高
周波出力信号について最適な反射係数を設定し、第2の
出力整合回路では第2の高周波出力信号について最適な
反射係数を設定する。そして、前記各出力整合回路を並
列に接続することにより、単一の高周波増幅器で、周波
数の異なる2種類の高周出力波信号について整合をとる
ことができる。
【0020】一方、第1の高周波入力信号および第2の
高周波入力信号についての整合は、前記入力整合回路に
よって行う。即ち、該入力整合回路によって第1の高周
波入力信号および第2の高周波入力信号の双方につい
て、当該高周波増幅器の入力リターンロスが小さくなる
ように整合をとる。ここで、該入力整合回路は、単一の
入力整合回路でもよく、または複数の整合回路を組み合
わせて構成した入力整合回路でもよい。
【0021】請求項2に係る発明は、第1の高周波入力
信号について整合をとる第1の入力整合回路と、該第1
の入力整合回路に対し並列に接続され、前記第1の高周
波入力信号と周波数の異なる第2の高周波入力信号につ
いて整合をとる第2の入力整合回路と、前記各入力整合
回路の出力側に接続され、前記第1の高周波入力信号を
増幅して第1の高周波出力信号を出力し、または前記第
2の高周波入力信号を増幅して第2の高周波出力信号を
出力する増幅回路と、該増幅回路の出力側に接続され、
前記第1の高周波出力信号について整合をとる第1の出
力整合回路と、前記増幅回路の出力側に該第1の出力整
合回路に対し並列に接続され、前記第2の高周波出力信
号について整合をとる第2の出力整合回路とから構成し
たことにある。
【0022】上記構成の如く、第1の入力整合回路と第
2の入力整合回路とを並列に接続することにより、第1
の高周波入力信号と第2の高周波入力信号との双方につ
いて的確に整合をとることができる。
【0023】即ち、第1の高周波入力信号と第2の高周
波入力信号とは互いに周波数が異なる。このため、それ
ぞれの高周波入力信号について入力リターンロスが最小
となるように整合をとるには、第1の高周波入力信号に
ついての反射係数と第2の高周波入力信号についての反
射係数を、それぞれ最適に設定するのが望ましい。
【0024】そこで、第1の入力整合回路では第1の高
周波入力信号について最適な反射係数を設定し、第2の
入力整合回路では第2の高周波入力信号について最適な
反射係数を設定する。そして、前記各入力整合回路を並
列に接続することにより、周波数の異なる2種類の高周
波入力信号について的確に整合をとることが可能とな
る。
【0025】一方、第1の出力整合回路と第2の出力整
合回路とを並列に接続することにより、請求項1に係る
発明と同様に、第1の高周波出力信号と第2の高周波出
力信号との双方について整合をとることができる。
【0026】請求項3に係る発明は、第1の入力整合回
路を、第1の高周波入力信号について整合をとり該第1
の高周波入力信号よりも周波数が高い第2の高周波入力
信号を遮断する低域通過フィルタ型の整合回路とし、第
2の入力整合回路を、前記第2の高周波入力信号につい
て整合をとり前記第1の高周波入力信号を遮断する高域
通過フィルタ型の整合回路としたことにある。
【0027】上記構成より、第1の入力回路を低域通過
フィルタ型の整合回路としたから、該第1の入力整合回
路は、第1の高周波入力信号よりも周波数の高い第2の
高周波入力信号を遮断する、いわゆる低域通過フィルタ
と同様の周波数特性を有する。従って、第1の高周波入
力信号について整合をとるために、第1の入力整合回路
を構成する回路素子のパラメータ(例えば、コイルのイ
ンダクタンスやコンデンサの容量)を変更し、第1の高
周波入力信号についての反射係数を調整しても、これに
よって、第2の入力整合回路により設定された第2の高
周波入力信号についての反射係数はほとんど変化しな
い。
【0028】また、第2の入力整合回路を高域通過フィ
ルタ型の整合回路としたから、該第2の入力整合回路
は、第2の高周波入力信号より周波数の低い第1の高周
波入力信号を遮断する、いわゆる高域通過フィルタと同
様の周波数特性を有する。従って、第2の高周波入力信
号について整合をとるために、第2の入力整合回路を構
成する回路素子のパラメータを変更し、第2の高周波入
力信号についての反射係数を調整しても、これによっ
て、第1の入力整合回路により設定された第1の高周波
入力信号についての反射係数はほとんど変化しない。
【0029】このように、第1の入力整合回路と第2の
入力整合回路とが相互に依存しないため、第1の入力整
合回路による反射係数の設定と、第2の入力整合回路に
よる反射係数の設定とを独立に行うことができ、周波数
の異なる2種類の高周波入力信号について容易に整合を
とることができる。
【0030】請求項4に係る発明は、第1の高周波入力
信号について整合をとる第1の入力整合回路と、該第1
の入力整合回路の出力側に直列に接続され、前記第1の
高周波入力信号と周波数の異なる第2の高周波入力信号
について整合をとる第2の入力整合回路と、該第2の入
力整合回路の出力側に接続され、前記第1の入力整合回
路により整合がとられた第1の高周波入力信号を増幅し
て第1の高周波出力信号を出力し、または前記第2の入
力整合回路により整合がとられた第2の高周波入力信号
を増幅して第2の高周波出力信号を出力する増幅回路
と、該増幅回路の出力側に接続され、前記第1の高周波
出力信号について整合をとる第1の出力整合回路と、前
記増幅回路の出力側に該第1の出力整合回路に対して並
列に接続され、前記第2の高周波出力信号について整合
をとる第2の出力整合回路とから構成したことにある。
【0031】上記構成の如く、第1の入力整合回路と第
2の入力整合回路とを直列に接続することにより、第1
の高周波入力信号と第2の高周波入力信号との双方につ
いて的確に整合をとることができる。
【0032】即ち、第1の高周波入力信号と第2の高周
波入力信号とは互いに周波数が異なる。このため、それ
ぞれの高周波入力信号について入力リターンロスが最小
となるように整合をとるには、前記増幅回路の入力側に
おいて、第1の高周波入力信号についての反射係数と第
2の高周波入力信号についての反射係数を、それぞれ最
適に設定する必要がある。
【0033】そこで、第1の入力整合回路では第1の高
周波入力信号について最適な反射係数を設定し、第2の
入力整合回路では第2の高周波入力信号について最適な
反射係数を設定する。そして、前記各入力整合回路を直
列接続することにより、周波数の異なる2種類の高周波
入力信号について的確に整合をとることができる。
【0034】一方、第1の出力整合回路と第2の出力整
合回路とを並列に接続することにより、請求項1に係る
発明と同様に、第1の高周波出力信号と第2の高周波出
力信号との双方について整合をとることができる。
【0035】請求項5に係る発明は、第1の入力整合回
路を、第1の高周波入力信号について整合をとり該第1
の高周波入力信号よりも周波数が高い第2の高周波入力
信号を通過させる高域通過フィルタ型の整合回路とし、
第2の入力整合回路を、前記第2の高周波入力信号につ
いて整合をとり前記第1の高周波入力信号を通過させる
低域通過フィルタ型の整合回路としたことにある。
【0036】上記構成より、第1の入力整合回路を高域
通過フィルタ型の整合回路としたから、該第1の入力整
合回路は、第1の高周波入力信号よりも周波数の高い第
2の高周波入力信号をそのまま通過させる、いわゆる高
域通過フィルタと同様の周波数特性を有する。従って、
第1の高周波入力信号について整合をとるために、第1
の入力整合回路を構成する回路素子のパラメータ(例え
ばコイルのインダクタンスやコンデンサの容量)を変更
し、第1の高周波入力信号についての反射係数を調整し
ても、これによって、第2の入力整合回路により設定さ
れた第2の高周波入力信号についての反射係数はほとん
ど変化しない。
【0037】また、第2の入力整合回路を低域通過フィ
ルタ型の整合回路としたから、該第2の入力整合回路
は、第2の高周波入力信号よりも周波数の低い第1の高
周波入力信号をそのまま通過させる、いわゆる低域通過
フィルタと同様の周波数特性を有する。従って、第2の
高周波入力信号について整合をとるために、第2の入力
整合回路を構成する回路素子のパラメータを変更し、第
2の高周波入力信号についての反射係数を調整しても、
これによって、第2の入力整合回路により設定された第
1の高周波入力信号についての反射係数はほとんど変化
しない。
【0038】このように、第1の入力整合回路と第2の
入力整合回路とが相互に依存しないため、第1の入力整
合回路による反射係数の設定と、第2の入力整合回路に
よる反射係数の設定とを独立に行うことができ、周波数
の異なる2種類の高周波入力信号について、より一層容
易に整合をとることができる。
【0039】また、請求項6に係る発明の如く、第1の
入力整合回路を、第1の高周波入力信号について整合を
とり該第1の高周波入力信号よりも周波数が低い第2の
高周波入力信号を通過させる低域通過フィルタ型の整合
回路とし、第2の入力整合回路を、前記第2の高周波入
力信号について整合をとり前記第1の高周波入力信号を
通過させる高域通過フィルタ型の整合回路としても、請
求項5に係る発明と同様の作用を奏する。
【0040】請求項7に係る発明は、第1の出力整合回
路を、第1の高周波出力信号について整合をとり該第1
の高周波出力信号よりも周波数が高い第2の高周波出力
信号を遮断する低域通過フィルタ型の整合回路とし、第
2の出力整合回路を、前記第2の高周波出力信号につい
て整合をとり前記第1の高周波出力信号を遮断する高域
通過フィルタ型の整合回路としたことにある。
【0041】上記構成より、第1の出力整合回路を低域
通過フィルタ型の整合回路としたから、該第1の出力整
合回路は、第1の高周波出力信号よりも周波数の高い第
2の高周波出力信号を遮断する、いわゆる低域通過フィ
ルタと同様の周波数特性を有する。従って、第1の高周
波出力信号について整合をとるために、第1の出力整合
回路を構成する回路素子のパラメータを変更し、第1の
高周波出力信号についての反射係数を調整しても、これ
によって、第2の出力整合回路により設定された第2の
高周波出力信号についての反射係数はほとんど変化しな
い。
【0042】また、第2の出力整合回路を高域通過フィ
ルタ型の整合回路としたから、該第2の出力整合回路
は、第2の高周波出力信号より周波数の低い第1の高周
波出力信号を遮断する、いわゆる高域通過フィルタと同
様の周波数特性を有する。従って、第2の高周波出力信
号について整合をとるために、第2の出力整合回路を構
成する回路素子のパラメータを変更し、第2の高周波出
力信号についての反射係数を調整しても、これによっ
て、第1の出力整合回路により設定された第1の高周波
出力信号についての反射係数はほとんど変化しない。
【0043】このように、第1の出力整合回路と第2の
出力整合回路とが相互に依存しないため、第1の出力整
合回路による反射係数の設定と、第2の出力整合回路に
よる反射係数の設定とを独立に行うことができ、周波数
の異なる2種類の高周波出力信号について容易に整合を
とることができる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って詳述する。
【0045】まず、本発明の第1の実施例による高周波
増幅器を共用型携帯電話の送信信号を増幅する高周波増
幅器に適用した場合を例に挙げ、図1および図2を参照
しつつ説明する。
【0046】図1において、31は本実施例による高周
波増幅器であり、該高周波増幅器31は、例えば、周波
数帯域の異なる2種類の送信電波を送信する共用型の携
帯電話に設けられ、各送信電波として使用される周波数
帯域の異なる2種類の送信信号(高周波信号)を増幅す
るための高周波電力増幅器である。例えば、ある地域で
使用される送信電波の周波数帯域が890MHz〜91
5MHzで、その中心周波数f1が902.5MHzで
あり、他の地域で使用される送信電波の周波数帯域が1
430MHz〜1450MHzで、その中心周波数f2
が1440MHzである場合に、該高周波増幅器31
は、中心周波数f1の送信信号と中心周波数f2の送信
信号との双方を増幅するのに最適となるように構成され
ている。
【0047】32は高周波増幅器31の入力端子であ
り、該入力端子32は共用型携帯電話の送信信号発生回
路等(図示せず)に接続され、該入力端子32には、こ
の送信信号発生回路等から周波数帯域の異なる2種類の
高周波入力信号としての送信入力信号が入力される。即
ち、該入力端子32には、中心周波数f1(902.5
MHz)の送信入力信号A1と、中心周波数f2(14
40MHz)の送信入力信号A2がそれぞれ入力され
る。33は高周波増幅器31の入力側で送信入力信号A
1,A2の直流分を除去する結合コンデンサである。
【0048】34は入力端子32に結合コンデンサ33
を介して接続され、送信入力信号A1,A2について整
合をとる低域通過フィルタ型の入力整合回路(以下、
「低域通過型入力整合回路34」という)を示し、該低
域通過型入力整合回路34は、入力端子32側から後述
の電界効果トランジスタ38のゲート端子側に向けて延
びる信号線の途中に設けられたインダクタンス素子とし
てのコイル35と、前記信号線とアースとの間に設けら
れた容量素子としてのコンデンサ36とから構成されて
いる。即ち、該低域通過型入力整合回路34は、コイル
35とコンデンサ36とをL形に接続してなる、いわゆ
る低域通過フィルタ(LPF)とほぼ同様の回路構成で
ある。
【0049】そして、該低域通過型入力整合回路34
は、送信入力信号A1,A2についてそれぞれ整合をと
るように、コイル35のインダクタンス、コンデンサ3
6の容量等の各パラメータが設定されている。即ち、送
信入力信号A1の中心周波数f1についての反射係数と
送信入力信号A2の中心周波数f2についての反射係数
とを、双方バランスがとれるように最適化し、入力リタ
ーンロスが可及的に小さくなるようにコイル35、コン
デンサ36の各パラメータが設定されている。
【0050】37は低域通過型入力整合回路34の出力
側に接続された電力増幅回路を示し、該電力増幅回路3
7は電力増幅を行う電界効果トランジスタ38(以下、
「FET38」という)と、該FET38の入力側のバ
イアス電圧を設定する入力側バイアス回路39と、FE
T38の出力側のバイアス電圧を設定する出力側バイア
ス回路40等とから大略構成されている。また、前記各
バイアス回路39,40は、直流電源41、チョークコ
イル42、バイパスコンデンサ43を図1の如く接続す
ることにより構成されている。
【0051】そして、該電力増幅回路37は低域通過型
入力整合回路34により整合がとられた送信入力信号A
1,A2を、携帯電話の各送信電波として使用できる程
度(例えば1W程度)に増幅し、その結果を送信出力信
号B1,B2として後述の出力整合回路44,49に向
けて出力する。即ち、該電力増幅回路37は、送信入力
信号A1を増幅して中心周波数f1の送信出力信号B1
を出力し、送信入力信号A2を増幅して中心周波数f2
の送信出力信号B2を出力する。
【0052】なお、該電力増幅回路37にFET38を
設ける構成としたが、FET38に換えてバイポーラト
ランジスタ等の他の能動素子を適用してもよい。また、
該電力増幅回路37を単一のFET38からなる1段増
幅器として構成したが、複数のFET、トランジスタ等
からなる多段増幅器としてもよい。
【0053】44は電力増幅回路37の出力側に接続さ
れ、送信出力信号B1について整合をとる低域通過フィ
ルタ型の出力整合回路(以下、「低域通過型出力整合回
路44」という)を示し、該低域通過型出力整合回路4
4は、FET38のドレイン端子から後述の出力端子4
8側に向けて延びる信号線の途中に設けられたインダク
タンス素子としてのコイル45と、前記信号線とアース
との間に設けられた容量素子としてのコンデンサ46と
から構成されている。即ち、該低域通過型出力整合回路
44は、コイル45とコンデンサ46とをL形に接続し
てなる、いわゆる低域通過フィルタ(LPF)とほぼ同
様の回路構成である。
【0054】そして、該低域通過型出力整合回路44
は、送信出力信号B1の中心周波数f1について整合を
とるように、コイル45のインダクタンス、コンデンサ
46の容量等のパラメータが設定されている。即ち、電
力増幅回路37の出力特性、バイアス条件、利得等を考
慮しつつ、送信出力信号B1の中心周波数f1に対する
反射係数が最適となるように、コイル45、コンデンサ
46の各パラメータが設定されている。
【0055】また、該低域通過型出力整合回路44は、
図2中の特性線α1に示すような周波数特性を有する。
即ち、送信出力信号B1の中心周波数f1(902.5
MHz)について整合をとるようにコイル45、コンデ
ンサ46の各パラメータを設定すると、該低域通過型出
力整合回路44は、送信出力信号B1の中心周波数f1
よりも高い周波数帯域を遮断する特性となる。
【0056】ここで、上述したように、送信出力信号B
1の中心周波数f1は例えば902.5MHzであり、
送信出力信号B2の中心周波数f2は例えば1440M
Hzであり、送信出力信号B2の中心周波数f2は送信
出力信号B1の中心周波数f1よりも高い。この結果、
図2に示すように、送信出力信号B2の中心周波数f2
は、低域通過型出力整合回路44の周波数特性において
遮断領域にある。従って、該低域通過型出力整合回路4
4は送信出力信号B1について整合をとると共に、送信
出力信号B2を遮断する。
【0057】47はバイアス電流を除去するための結合
コンデンサである。48は高周波増幅器31の第1の出
力端子であり、該出力端子48は携帯電話のアンテナ側
に接続されている。そして、該出力端子48からは、低
域通過型出力整合回路44により整合のとられた送信出
力信号B1が出力される。
【0058】49は電力増幅回路37の出力側に、前記
低域通過型出力整合回路44に対し並列に接続され、送
信出力信号B2について整合をとる高域通過フィルタ型
の出力整合回路(以下、「高域通過型出力整合回路4
9」という)を示し、該高域通過型出力整合回路49
は、FET38のドレイン端子から後述の出力端子52
に向けて延びる信号線の途中に設けられた容量素子とし
てのコンデンサ50と、前記信号線とアースとの間に設
けられたインダクタンス素子としてのコイル51とから
構成されている。即ち、該高域通過型出力整合回路49
は、コンデンサ50とコイル51とをL形に接続してな
る、いわゆる高域通過フィルタ(HPF)とほぼ同様の
回路構成である。
【0059】そして、該高域通過型出力整合回路49
は、送信出力信号B2の中心周波数f2について整合を
とるように、コンデンサ50の容量、コイル51のイン
ダクタンス等の各パラメータが設定されている。
【0060】また、該高域通過型出力整合回路49は、
図2中の特性線α2に示すような周波数特性を有する。
即ち、送信出力信号B2の中心周波数f2(1440M
Hz)について整合をとるようにコンデンサ50、コイ
ル51の各パラメータを設定すると、該高域通過型出力
整合回路49は、送信出力信号B2の中心周波数f2よ
りも低い周波数帯域を遮断する特性となる。この結果、
図2に示すように、送信出力信号B1の中心周波数f1
は、高域通過型出力整合回路49の周波数特性において
遮断領域にある。従って、該高域通過型出力整合回路4
9は送信出力信号B2について整合をとると共に、送信
出力信号B1を遮断する。
【0061】52は高周波増幅器31の第2の出力端子
であり、該出力端子52は前記出力端子48と共に携帯
電話のアンテナ側に接続されている。即ち、前記出力端
子48と該出力端子52は携帯電話のアンテナ側に並列
的に接続されている。そして、該出力端子52からは、
高域通過型出力整合回路49により整合のとられた送信
出力信号B2が出力される。
【0062】本実施例による高周波増幅器31は上述し
たような構成を有するものであり、当該高周波増幅器3
1によれば、送信入力信号A1が前記送信信号発生回路
等から出力されると、低域通過型入力整合回路34が該
送信入力信号A1について整合をとり、電力増幅回路3
7が該送信入力信号A1を増幅して送信出力信号B1を
出力する。そして、低域通過型出力整合回路44が該送
信出力信号B1について整合をとり、該送信出力信号B
1を出力端子48を介して該当該携帯電話のアンテナ側
に向けて出力する。なお、電力増幅回路37から出力さ
れる送信出力信号B1は、高域通過型出力整合回路49
により遮断されるため、出力端子52側を流通すること
はない。
【0063】一方、送信入力信号A2が前記送信信号発
生回路等から出力されると、低域通過型入力整合回路3
4が該送信入力信号A2について整合をとり、電力増幅
回路37が送信入力信号A2を増幅して送信出力信号B
2を出力する。そして、高域通過型出力整合回路49が
該送信出力信号B2について整合をとり、該送信出力信
号B2を出力端子52を介して該当該携帯電話のアンテ
ナ側に向けて出力する。なお、電力増幅回路37から出
力される送信出力信号B2は、低域通過型出力整合回路
44により遮断されるため、出力端子48側を流通する
ことはない。
【0064】ここで、当該高周波増幅器31が、送信出
力信号B1,B2について、いかにして整合をとるかに
ついて説明する。
【0065】即ち、送信出力信号B1と送信出力信号B
2とは互いに周波数が異なるため、これら送信出力信号
B1,B2について整合をとるには、電力増幅回路37
の出力側において、送信出力信号B1についての反射係
数と送信出力信号B2についての反射係数とを、電力増
幅回路37の出力特性、バイアス条件、利得等を考慮し
つつ、それぞれ最適に設定する必要がある。
【0066】そこで、低域通過型出力整合回路44では
送信出力信号B1について最適な反射係数となるよう
に、該低域通過型出力整合回路44を構成するコイル4
5、コンデンサ46の各パラメータを設定する。また、
高域通過型出力整合回路49は送信出力信号B2につい
て最適な反射係数となるように、該高域通過型出力整合
回路49を構成するコンデンサ50、コイル51の各パ
ラメータを設定する。
【0067】これにより、周波数の異なる送信出力信号
B1,B2についてそれぞれ、利得が最大となるように
整合をとることができる。
【0068】さらに、本実施例による高周波増幅器31
では、図1に示すように、高域の周波数帯域を遮断する
周波数特性を有する低域通過型出力整合回路44と、低
域の周波数帯域を遮断する周波数特性を有する高域通過
型出力整合回路49とを並列に接続する構成とした。こ
れにより、低域通過型出力整合回路44は送信出力信号
B1について整合をとり、送信出力信号B2については
遮断する。一方、高域通過型出力整合回路49では、送
信出力信号B2について整合をとり、送信出力信号B1
については遮断する。
【0069】この結果、電力増幅回路37を構成するF
ET38のドレイン端子から負荷側(出力端子48,5
2側)をみた場合に、送信出力信号B1についての反射
係数は、高域通過型出力整合回路49の回路特性の寄与
は小さく、低域通過型出力整合回路44の回路特性が支
配的となる。一方、送信出力信号B2についての反射係
数は、低域通過型出力整合回路44の回路特性の寄与は
小さく、高域通過型出力整合回路49の回路特性が支配
的となる。
【0070】従って、送信出力信号B1について整合を
とるために、低域通過型出力整合回路44に設けられた
コイル45、コンデンサ46の各パラメータを変更し、
送信出力信号B1についての反射係数を調整しても、こ
れによって、高域通過型出力整合回路49によって設定
されている送信出力信号B2についての反射係数はほと
んど変化しない。また、これと同様に、送信出力信号B
2について整合をとるために、高域通過型出力整合回路
49に設けられたコンデンサ50、コイル51の各パラ
メータを変更し、送信出力信号B2についての反射係数
を調整しても、これによって、低域通過型出力整合回路
44によって設定されている送信出力信号B1について
の反射係数はほとんど変化しない。
【0071】かくして、本実施例によれば、高周波増幅
器31の出力側において、低域通過型出力整合回路44
と高域通過型出力整合回路49とを並列に接続する構成
としたことにより、周波数の異なる2種類の送信信号を
それぞれ最適な特性で増幅することができる。
【0072】これにより、本実施例による高周波増幅器
31を共用型携帯電話に1個設けるだけで、周波数の異
なる2種類の送信信号を増幅することができ、従来技術
(図10)のように、2個の高周波増幅器21,22、
各切換スイッチ23等を設ける必要がなくなる。従っ
て、当該高周波増幅器31を設ける携帯電話機等の小型
化、軽量化および低価格化を図ることができる。
【0073】また、出力整合回路44,49において低
域通過フィルタ型と高域通過フィルタ型とを組み合わせ
たから、低域通過型出力整合回路44と高域通過型出力
整合回路49とが相互に依存しなくなり、送信出力信号
B1についての反射係数の設定と、送信出力信号B2に
ついての反射係数の設定とを独立に行うことができ、各
出力整合回路44,49の設計,調整の容易化を図るこ
とができる。
【0074】次に、本発明の第2の実施例による高周波
増幅器を共用型携帯電話の送信信号を増幅する高周波増
幅器に適用した場合を例に挙げ、図3を参照しつつ説明
する。
【0075】本実施例による高周波増幅器61の特徴
は、中心周波数f1(902.5MHz)の送信出力信
号B1について整合をとる第1の出力整合回路を、低域
通過フィルタ型の整合回路により構成された低域通過型
出力整合回路62とし、中心周波数f2(1440MH
z)の送信出力信号B2について整合をとる第2の出力
整合回路を、低域通過フィルタ型の整合回路により構成
された低域通過型出力整合回路63としたことにある。
【0076】即ち、低域通過型出力整合回路62は、前
述した第1の実施例による低域通過型出力整合回路44
と同様に、コイル64とコンデンサ65とをL形に接続
してなり、低域通過フィルターと同様の回路構成をなし
ている。そして、該低域通過型出力整合回路62は、送
信出力信号B1の中心周波数f1について整合をとるよ
うに、コイル64のインダクタンス、コンデンサ65の
容量等の各パラメータが設定されている。また、該低域
通過型出力整合回路62の出力側には、バイパス電流を
除去するための結合コンデンサ66が設けられている。
【0077】さらに、低域通過型出力整合回路63は、
前記低域通過型出力整合回路62と同様に、コイル67
とコンデンサ68とをL形に接続してなり、低域通過フ
ィルターと同様の回路構成をなしている。そして、該低
域通過型出力整合回路63は、送信出力信号B2の中心
周波数f2について整合をとるように、コイル67のイ
ンダクタンス、コンデンサ68の容量等の各パラメータ
が設定されている。また、該低域通過型出力整合回路6
3の出力側には、バイパス電流を除去するための結合コ
ンデンサ69が設けられている。
【0078】このように構成される本実施例による高周
波増幅器61によっても、上述した第1の実施例による
高周波増幅器31とほぼ同様の作用効果を奏する。但
し、各出力整合回路62,63を双方とも低域通過フィ
ルタ型としたため、出力整合回路62の回路特性と出力
整合回路63の回路特性とは相互に依存する。このた
め、出力整合回路62に設けられたコイル64、コンデ
ンサ65の各パラメータと、出力整合回路63に設けら
れたコイル67、コンデンサ68の各パラメータとは、
送信出力信号B1,B2双方の整合を同時にとるように
調整しつつ設定する。
【0079】次に、本発明の第3の実施例による高周波
増幅器を共用型携帯電話の送信信号を増幅する高周波増
幅器に適用した場合を例に挙げ、図4を参照しつつ説明
する。本実施例の特徴は、当該高周波増幅器の入力側に
設けられた入力整合回路を、低域通過フィルタ型の整合
回路と高域通過フィルタ型の整合回路とを並列に接続す
る構成としたことにある。なお、本実施例では前述した
第1の実施例の構成要素と同一の構成要素に同一の符号
を付し、その説明を省略するものとする。
【0080】図4において、71は本実施例による高周
波増幅器を示す。72は該高周波増幅器71の第1の入
力端子であり、該入力端子72は共用型携帯電話の送信
信号発生回路等(図示せず)に接続されている。そし
て、該入力端子72には、前記送信信号発生回路から出
力される中心周波数f1(例えば902.5MHz)の
送信入力信号A1と中心周波数f2(例えば1440M
Hz)の送信入力信号A2とが入力される。
【0081】74は入力端子72に結合コンデンサ73
を介して接続され、送信入力信号A1について整合をと
る低域通過フィルタ型の入力整合回路(以下、「低域通
過型入力整合回路74」という)を示し、該低域通過型
入力整合回路74は、入力端子72側からFET38の
ゲート端子に向けて延びる信号線の途中に設けられたイ
ンダクタンス素子としてのコイル75と、前記信号線と
アースとの間に設けられた容量素子としてのコンデンサ
76とから構成されている。即ち、該低域通過型入力整
合回路74は、コイル75とコンデンサ76とをL形に
接続してなる、いわゆる低域通過フィルタとほぼ同様の
回路構成である。
【0082】そして、該低域通過型入力整合回路74
は、送信入力信号A1の中心周波数f1について整合を
とるように、コイル75のインダクタンス、コンデンサ
76の容量等のパラメータが設定されている。即ち、送
信入力信号A1の中心周波数f1についての反射係数を
最適化し、入力リターンロスが最小となるように整合を
とるように、コイル75、コンデンサ76の各パラメー
タが設定されている。
【0083】また、該低域通過型入力整合回路74は、
第1の実施例で述べた低域通過型出力整合回路44とほ
ぼ同様に、送信入力信号A1の中心周波数f1(90
2.5MHz)について整合をとるようにコイル75、
コンデンサ76の各パラメータを設定することにより、
送信入力信号A1の中心周波数f1よりも高い周波数帯
域を遮断する特性となる(図2中の特性線α1参照)。
【0084】ここで、送信入力信号A1の中心周波数f
1は例えば902.5MHzであり、送信入力信号A2
の中心周波数f2は例えば1440MHzであり、送信
入力信号A2の中心周波数f2は送信入力信号A1の中
心周波数f1よりも高い。この結果、送信入力信号A2
の中心周波数f2は、低域通過型入力整合回路74の周
波数特性において遮断領域にある。従って、該低域通過
型入力整合回路74は送信入力信号A1について整合を
とると共に、送信入力信号A2を遮断する。
【0085】77は高周波増幅器71の第2の入力端子
であり、該入力端子77は、前記入力端子72と共に共
用型携帯電話の送信信号発生回路等に接続されている。
即ち、前記入力端子72と該入力端子77は送信信号発
生回路等に並列的に接続されている。そして、該入力端
子77には送信入力信号A1,A2が入力される。
【0086】78は入力端子77に接続され、送信入力
信号A2について整合をとる高域通過フィルタ型の入力
整合回路(以下、「高域通過型入力整合回路78」とい
う)を示し、該高域通過型入力整合回路78は、電力増
幅回路37の入力側において、前記低域通過型入力整合
回路74に対し並列に接続されている。また、高域通過
型入力整合回路78は、入力端子77からFET38に
向けて延びる信号線の途中に設けられた容量素子として
のコンデンサ79と、前記信号線とアースとの間に設け
られたインダクタンス素子としてのコイル80とから構
成されている。即ち、該高域通過型入力整合回路78
は、コンデンサ79とコイル80とをL形に接続してな
る、いわゆる高域通過フィルタ(HPF)とほぼ同様の
回路構成である。
【0087】そして、該高域通過型入力整合回路78
は、送信入力信号A2の中心周波数f2について整合を
とるように、コンデンサ79の容量、コイル80のイン
ダクタンス等の各パラメータが設定されている。
【0088】また、該高域通過型入力整合回路78は、
第1の実施例で述べた高域通過型出力整合回路49とほ
ぼ同様に、送信入力信号A2の中心周波数f2(144
0MHz)について整合をとるようにコンデンサ79,
コイル80の各パラメータを設定することにより、送信
入力信号A2の中心周波数f2よりも低い周波数帯域を
遮断する特性となる(図2中の特性線α2参照)。この
結果、送信入力信号A1の中心周波数f1は、高域通過
型入力整合回路78の周波数特性において遮断領域にあ
る。従って、該高域通過型入力整合回路78は送信入力
信号A2について整合をとると共に、送信入力信号A1
を遮断する。
【0089】本実施例による高周波増幅器71は上述し
たような構成を有するものあり、当該高周波増幅器71
によれば、送信入力信号A1が前記送信信号発生回路等
から入力端子72に向けて出力されると、低域通過型入
力整合回路74が該送信入力信号A1について整合をと
る。このとき、該送信入力信号A1は入力端子77にも
出力されるが、該送信入力信号A1は高域通過型入力整
合回路78により遮断されるため、該送信入力信号A1
が高域通過型入力整合回路78を介して電力増幅回路3
7側へ流通することはない。そして、低域通過型入力整
合回路74により整合がとられた送信入力信号A1を電
力増幅回路37が増幅して送信出力信号B1を出力し、
低域通過型出力整合回路44が該送信出力信号B1につ
いて整合をとり、該送信出力信号B1を出力端子48を
介して該当該携帯電話のアンテナ側に向けて出力する。
なお、電力増幅回路37から出力される送信出力信号B
1は、高域通過型出力整合回路49により遮断されるた
め、出力端子52側を流通することはない。
【0090】一方、送信入力信号A2が前記送信信号発
生回路等から入力端子77に向けて出力されると、高域
通過型入力整合回路78が該送信入力信号A2について
整合をとる。このとき、該送信入力信号A2は入力端子
72にも出力されるが、該送信入力信号A2は低域通過
型入力整合回路74により遮断されるため、該送信入力
信号A2が低域通過型入力整合回路74を介して電力増
幅回路37側へ流通することはない。そして、高域通過
型入力整合回路78により整合がとられた送信入力信号
A2を電力増幅回路37が増幅して送信出力信号B2を
出力し、高域通過型出力整合回路49が該送信出力信号
B2について整合をとり、該送信出力信号B2を出力端
子52を介して該当該携帯電話のアンテナ側に向けて出
力する。なお、電力増幅回路37から出力される送信出
力信号B2は、低域通過型出力整合回路44により遮断
されるため、出力端子48側を流通することはない。
【0091】ここで、本実施例の特徴部分である低域通
過型入力整合回路74、高域通過型入力整合回路78に
より、送信入力信号A1,A2について、いかにして整
合をとるかについて説明する。
【0092】即ち、送信入力信号A1と送信入力信号A
2とは互いに周波数が異なるため、これら送信入力信号
A1,A2について整合をとるには、電力増幅回路37
の入力側において、送信入力信号A1についての反射係
数と送信入力信号A2についての反射係数とを、入力リ
ターンロスが最小となるように、それぞれ最適に設定す
る必要がある。
【0093】そこで、低域通過型入力整合回路74では
送信入力信号A1について最適な反射係数となるよう
に、該低域通過型入力整合回路74を構成するコイル7
5、コンデンサ76の各パラメータを設定する。また、
高域通過型入力整合回路78は送信入力信号A2につい
て最適な反射係数となるように、該高域通過型入力整合
回路78を構成するコンデンサ79,コイル80の各パ
ラメータを設定する。
【0094】これにより、周波数の異なる送信入力信号
A1,A2についてそれぞれ、入力リターンロスが最小
となるように整合をとることができる。
【0095】さらに、本実施例では、高域の周波数帯域
を遮断する周波数特性を有する低域通過型入力整合回路
74と、低域の周波数帯域を遮断する周波数特性を有す
る高域通過型入力整合回路78とを並列に接続する構成
とした。これにより、低域通過型入力整合回路74は送
信入力信号A1について整合をとり、送信入力信号A2
については遮断する。一方、高域通過型入力整合回路7
8では、送信入力信号A2について整合をとり、送信入
力信号A1については遮断する。
【0096】この結果、電力増幅回路37の入力側にお
いて、送信入力信号A1についての反射係数は、高域通
過型入力整合回路78の回路特性の寄与は小さく、低域
通過型入力整合回路74の回路特性が支配的となる。一
方、送信入力信号A2についての反射係数は、高域通過
型入力整合回路74の回路特性の寄与は小さく、低域通
過型入力整合回路78の回路特性が支配的となる。
【0097】従って、送信入力信号A1について整合を
とるために、低域通過型入力整合回路74に設けられた
コイル75、コンデンサ76の各パラメータを変更し、
送信入力信号A1についての反射係数を調整しても、こ
れによって、高域通過型入力整合回路78によって設定
されている送信入力信号A2についての反射係数はほと
んど変化しない。また、これと同様に、送信入力信号A
2について整合をとるために、高域通過型入力整合回路
78に設けられたコンデンサ79、コイル80の各パラ
メータを変更し、送信入力信号A2についての反射係数
を調整しても、これによって、低域通過型入力整合回路
74によって設定されている送信入力信号A1について
の反射係数はほとんど変化しない。
【0098】かくして、本実施例によれば、高周波増幅
器71の入力側において、低域通過型入力整合回路74
と高域通過型入力整合回路78とを並列に接続すると共
に、高周波増幅器71の出力側において、低域通過型出
力整合回路44と高域通過型出力整合回路49とを並列
に接続する構成としたから、周波数の異なる2種類の送
信信号をそれぞれ最適な特性で増幅することができる。
即ち、高周波増幅器71の入力側において、各送信入力
信号A1,A2について入力リターンロスを最小にする
ことができ、高周波増幅器71の出力側において、各送
信入力信号B1,B2について増幅の利得を最大にする
ことができる。
【0099】これにより、本実施例による高周波増幅器
71によっても、第1の実施例による高周波増幅器31
と同様に、当該高周波増幅器71を設ける携帯電話機等
の小型化、軽量化および低価格化を図ることができる。
【0100】また、入力整合回路74,78において低
域通過フィルタ型と高域通過フィルタ型とを組み合わせ
たから、低域通過型入力整合回路74と高域通過型入力
整合回路78とが相互に依存しなくなり、送信入力信号
A1についての反射係数の設定と、送信入力信号A2に
ついての反射係数の設定とを独立に行うことができ、各
入力整合回路74,78の設計,調整の容易化を図るこ
とができる。
【0101】さらに、低域通過型入力整合回路74によ
り送信入力信号A1について整合をとる一方で、送信入
力信号A2を遮断し、また、高域通過型入力整合回路7
8により送信入力信号A2について整合をとる一方で、
送信入力信号A1を遮断するようにしたから、当該高周
波増幅器71の入力側において、送信入力信号A1,A
2を選択的に切り換える切換スイッチ等が不要となる。
【0102】次に、本発明の第4の実施例による高周波
増幅器を共用型携帯電話の送信信号を増幅する高周波増
幅器に適用した場合を例に挙げ、図5ないし図7を参照
しつつ説明する。本実施例の特徴は、当該高周波増幅器
の入力側に設けられた入力整合回路を、高域通過フィル
タ型の整合回路と低域通過フィルタ型の整合回路とを直
列に接続する構成としたことにある。なお、本実施例で
は前述した第1の実施例の構成要素と同一の構成要素に
同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0103】図5において、81は本実施例による高周
波増幅器を示す。82は高周波増幅器81の入力端子で
あり、該入力端子82は共用型携帯電話の送信信号発生
回路等に接続されている。そして、該入力端子82に
は、この送信信号発生回路等から、中心周波数f1(9
02.5MHz)の送信入力信号A1と、中心周波数f
2(1440MHz)の送信入力信号A2がそれぞれ入
力される。
【0104】83は入力端子82に接続され、中心周波
数f1の送信入力信号A1について整合をとる高域通過
フィルタ型の入力整合回路(以下、「高域通過型入力整
合回路83」という)を示し、該高域通過型入力整合回
路83は、入力端子82側からFET38のゲート端子
側に向けて延びる信号線の途中に設けられた容量素子と
してのコンデンサ84と、前記信号線とアースとの間に
設けられたインダクタンス素子としてのコイル85とか
ら構成されている。即ち、該高域通過型入力整合回路8
3は、コンデンサ84とコイル85とをL形に接続して
なる、いわゆる高域通過フィルタとほぼ同様の回路構成
である。
【0105】そして、該高域通過型入力整合回路83
は、送信入力信号A1の中心周波数f1について整合を
とるように、コンデンサ84の容量、コイル85のイン
ダクタンス等の各パラメータが設定されている。
【0106】また、該高域通過型入力整合回路83は、
図6中の特性線β1に示すような周波数特性を有する。
即ち、送信入力信号A1の中心周波数f1(902.5
MHz)について整合をとるようにコンデンサ84,コ
イル85の各パラメータを設定すると、該高域通過型入
力整合回路83は、送信入力信号A1の中心周波数f1
よりも高い周波数帯域を通過させる特性となる。
【0107】ここで、上述したように、送信入力信号A
1の中心周波数f1は例えば902.5MHzであり、
送信入力信号A2の中心周波数f2は例えば1440M
Hzであり、送信入力信号A2の中心周波数f2は送信
入力信号A1の中心周波数f1よりも高い。この結果、
図6に示すように、送信入力信号A2の中心周波数f2
は、高域通過型入力整合回路83の周波数特性において
通過領域にある。従って、該高域通過型入力整合回路8
3は送信入力信号A1について整合をとると共に、送信
入力信号A2をそのまま通過させる。
【0108】86は前記高域通過型入力整合回路83の
出力側に直列に接続され、中心周波数f2の送信入力信
号A2について整合をとる低域通過フィルタ型の入力整
合回路(以下、「低域通過型入力整合回路86」とい
う)を示し、該低域通過型入力整合回路86は、入力端
子82側からFET38のゲート端子側に向けて延びる
信号線の途中に設けられたインダクタンス素子としての
コイル87と、前記信号線とアースとの間に設けられた
容量素子としてのコンデンサ88とから構成されてい
る。即ち、該低域通過型入力整合回路86は、コイル8
7とコンデンサ88とをL形に接続してなる、いわゆる
低域通過フィルタとほぼ同様の回路構成である。
【0109】そして、該低域通過型入力整合回路86
は、送信入力信号A2の中心周波数f2について整合を
とるように、コイル87のインダクタンス、コンデンサ
88の容量等の各パラメータが設定されている。
【0110】また、該低域通過型入力整合回路86は、
図6中の特性線β2に示すような周波数特性を有する。
即ち、送信入力信号A2の中心周波数f2(1440M
Hz)について整合をとるようにコイル87,コンデン
サ88の各パラメータを設定すると、該低域通過型入力
整合回路86は送信入力信号A2の中心周波数f2より
も低い周波数帯域を通過させる特性となる。この結果、
図6に示すように、送信入力信号A1の中心周波数f1
が、低域通過型入力整合回路86の周波数特性において
通過領域となる。従って、該低域通過型入力整合回路8
6は送信入力信号A2について整合をとると共に送信入
力信号A1をそのまま通過させる。
【0111】本実施例による高周波増幅器81は上述し
たような構成を有するものであり、当該高周波増幅器8
1によれば、送信入力信号A1が前記送信信号発生回路
等から入力端子82に出力されると、高域通過型入力整
合回路83が送信入力信号A1について整合をとり、電
力増幅回路37が該送信入力信号A1を増幅して送信出
力信号B1を出力する。そして、低域通過型出力整合回
路44が該送信出力信号B1について整合をとり、該送
信出力信号B1を出力端子48から当該共用型携帯電話
のアンテナ側に出力する。
【0112】一方、送信入力信号A2が前記送信信号発
生回路等から入力端子82に出力されると、低域通過型
入力整合回路86が送信入力信号A2について整合をと
り、電力増幅回路37が該送信入力信号A2を増幅して
送信出力信号B2を出力する。そして、高域通過型出力
整合回路49が該送信出力信号B2について整合をと
り、該送信出力信号B2を出力端子52から当該共用型
携帯電話のアンテナ側に出力する。
【0113】ここで、当該高周波増幅器81の入力整合
回路83,86が、送信入力信号A1,A2について、
いかにして整合をとるかについて説明する。
【0114】送信入力信号A1,A2は互いに周波数が
異なるため、これら送信入力信号A1,A2について、
入力リターンロスが最小となるように整合をとるには、
電力増幅回路37の入力側において、送信入力信号A1
についての反射係数と、送信入力信号A2についての反
射係数をそれぞれ最適に設定する必要がある。
【0115】そこで、高域通過型入力整合回路83は、
送信入力信号A1について最適な反射係数となるよう
に、該高域通過型入力整合回路83を構成するコンデン
サ84、コイル85の各パラメータを設定する。また、
低域通過型入力整合回路86は送信入力信号A2につい
て最適な反射係数となるように、該低域通過型入力整合
回路86を構成するコイル87、コンデンサ88の各パ
ラメータを設定する。そして、高域通過型入力整合回路
83,86を直列に接続する。これにより、周波数の異
なる送信入力信号A1,A2についてそれぞれ、入力リ
ターンロスが最小となるように整合をとることができ
る。
【0116】さらに、本実施例による高周波増幅器81
では、図5に示すように、高域の周波数帯域を通過させ
る周波数特性を有する高域通過型入力整合回路83と、
低域の周波数帯域を通過させる周波数特性を有する低域
通過型入力整合回路86とを直列に接続する構成とし
た。これにより、高域通過型入力整合回路83では、送
信入力信号A1について整合をとり、送信入力信号A2
についてはそのまま通過させることができ、低域通過型
入力整合回路86では、送信入力信号A2について整合
をとり、送信入力信号A1についてはそのまま通過させ
ることができる。これにより、高域通過型入力整合回路
83の回路特性と低域通過型入力整合回路86の回路特
性とが相互に依存することがない。
【0117】従って、送信入力信号A1について整合を
とるために、高域通過型入力整合回路83に設けられた
コンデンサ84、コイル85の各パラメータを変更し、
送信入力信号A1についての反射係数を調整しても、こ
れによって、低域通過型入力整合回路86によって設定
されている送信入力信号A2についての反射係数はほと
んど変化しない。また、これと同様に、送信入力信号A
2について整合をとるために、低域通過型入力整合回路
86に設けられたコイル87、コンデンサ88の各パラ
メータを変更し、送信入力信号A2についての反射係数
を調整しても、これによって、高域通過型入力整合回路
83によって設定されている送信入力信号A1について
の反射係数はほとんど変化しない。
【0118】ここで、図7は本実施例による高周波増幅
器81の低域通過型入力整合回路86に設けられたコン
デンサ88の容量値を変化させたときに、当該高周波増
幅器81の入力リターンロス特性がどのように変化する
かを示している。即ち、図7中の特性線γ1は前記コン
デンサ88の容量値を変化させる前の高周波増幅回路8
1の入力リターンロス特性を示し、特性線γ2は前記コ
ンデンサ88の容量値を変化させた後の入力リターンロ
ス特性を示す。本図によれば、低域通過型入力整合回路
86に設けられたコンデンサ88の容量値を変更したこ
とにより、送信入力信号A2の中心周波数f2付近の入
力リターンロス特性が矢示Rに示すように変化してい
る。しかし、送信入力信号A1の中心周波数f1付近の
入力リターンロス特性は変化していない。即ち、図7に
より、高域通過型入力整合回路83の回路特性は、低域
通過型入力整合回路86の回路特性に対して独立性を有
することがわかる。
【0119】このように、高域通過型入力整合回路83
と低域通過型入力整合回路86とが相互に依存しないた
め、送信入力信号A1についての反射係数の設定と、送
信入力信号A2についての反射係数の設定とを独立に行
うことができ、各入力整合回路83,86の設計,調整
をより一層容易化することができる。
【0120】かくして、本実施例によれば、高周波増幅
器81の入力側において、高域通過型入力整合回路83
と低域通過型入力整合回路86とを直列に接続し、出力
側において、低域通過型出力整合回路44と高域通過型
出力整合回路49とを並列に接続する構成としたことに
より、周波数の異なる2種類の送信信号をそれぞれ最適
な特性で増幅することができる。
【0121】これにより、本実施例による高周波増幅器
81を共用型携帯電話に1個設けるだけで、周波数の異
なる2種類の送信信号を増幅することができるから、従
来技術(図11)のように、2個の高周波増幅器21,
22、各切換スイッチ23等を設ける必要がなくなる。
従って、当該高周波増幅器81を設ける携帯電話機等の
小型化、軽量化および低価格化を図ることができる。
【0122】また、入力整合回路83,86において、
高域通過フィルタ型と低域通過フィルタ型を組み合わせ
たから、高域通過型入力整合回路83と低域通過型入力
整合回路86が相互に依存しなくなり、送信入力信号A
1についての反射係数の設定と、送信入力信号A2につ
いての反射係数の設定を独立して行うことができ、各入
力整合回路83,86の設計,調整等のより一層の容易
化を図ることができる。
【0123】次に、本発明の第5の実施例による高周波
増幅器を共用型携帯電話の送信信号を増幅する高周波増
幅器に適用した場合を例に挙げ、図8を参照しつつ説明
する。
【0124】本実施例による高周波増幅器91の特徴
は、中心周波数f1(902.5MHz)の送信入力信
号A1について整合をとる第1の入力整合回路を、低域
通過フィルタ型の整合回路により構成された低域通過型
入力整合回路92とし、中心周波数f2(1440MH
z)の送信入力信号A2について整合をとる第2の出力
整合回路を、低域通過フィルタ型の整合回路により構成
された低域通過型入力整合回路93としたことにある。
【0125】即ち、低域通過型入力整合回路92は、前
述した第1の実施例による低域通過型入力整合回路86
と同様に、コイル94とコンデンサ95とをL形に接続
してなり、低域通過フィルターと同様の回路構成をなし
ている。そして、該低域通過型入力整合回路92は、送
信入力信号A1の中心周波数f1について整合をとるよ
うに、コイル94のインダクタンス、コンデンサ95の
容量等の各パラメータが設定されている。
【0126】さらに、低域通過型入力整合回路93は、
前記低域通過型入力整合回路92と同様に、コイル96
とコンデンサ97とをL形に接続してなり、低域通過フ
ィルターと同様の回路構成をなしている。そして、該低
域通過型入力整合回路93は、送信入力信号A2の中心
周波数f2について整合をとるように、コイル96のイ
ンダクタンス、コンデンサ97の容量等の各パラメータ
が設定されている。
【0127】なお、入力端子82と低域通過型入力整合
回路92との間には、結合コンデンサ98が設けられて
いる。
【0128】このように構成される本実施例による高周
波増幅器91によっても、上述した第4の実施例による
高周波増幅器81とほぼ同様の作用効果を奏する。但
し、本実施例では、各入力整合回路92,93を双方と
も低域通過フィルタ型としたため、入力整合回路92の
回路特性と入力整合回路93の回路特性とは相互に依存
する。このため、入力整合回路92に設けられたコイル
94、コンデンサ95の各パラメータと、入力整合回路
93に設けられたコイル96、コンデンサ97の各パラ
メータとは、送信入力信号A1,A2双方の整合を同時
にとるように調整しつつ設定する。
【0129】次に、本発明の第6の実施例による高周波
増幅器を共用型携帯電話の送信信号を増幅する高周波増
幅器に適用した場合を例に挙げ、図9を参照しつつ説明
する。
【0130】本実施例による高周波増幅器101の特徴
は、中心周波数f1(902.5MHz)の送信入力信
号A1について整合をとる第1の入力整合回路を、高域
通過フィルタ型の整合回路により構成された高域通過型
入力整合回路102とし、中心周波数f2(1440M
Hz)の送信入力信号A2について整合をとる第2の出
力整合回路を、高域通過フィルタ型の整合回路により構
成された高域通過型入力整合回路103としたことにあ
る。
【0131】即ち、高域通過型入力整合回路102は、
前述した第3の実施例による高域通過型入力整合回路7
8と同様に、コンデンサ104とコイル105をL形に
接続してなり、高域通過フィルターと同様の回路構成を
なしている。そして、該高域通過型入力整合回路102
は、送信入力信号A1の中心周波数f1について整合を
とるように、コンデンサ104の容量、コイル105の
インダクタンス等の各パラメータが設定されている。
【0132】さらに、高域通過型入力整合回路103
は、前記高域通過型入力整合回路102と同様に、コン
デンサ106とコイル107をL形に接続してなり、高
域通過フィルターと同様の回路構成をなしている。そし
て、該高域通過型入力整合回路103は、送信入力信号
A2の中心周波数f2について整合をとるように、コン
デンサ106の容量、コイル107のインダクタンス等
の各パラメータが設定されている。
【0133】このように構成される本実施例による高周
波増幅器101によっても、上述した第5の実施例によ
る高周波増幅器91とほぼ同様の作用効果を奏する。
【0134】なお、前記第1または第2の実施例では、
高周波増幅器31(61)の入力整合回路34を低域通
過フィルタ型の整合回路により構成したが、本発明はこ
れに限るものでなく、高周波増幅器31(61)の入力
整合回路を、高域通過型フィルタ型の整合回路により構
成してもよい。
【0135】また、前記第2の実施例では、高周波増幅
器61の出力整合回路62,63をいずれも低域通過フ
ィルタ型の整合回路により構成したが、本発明はこれに
限らず、高周波増幅器61の各出力整合回路を、いずれ
も高域フィルタ型の整合回路により構成してもよい。
【0136】また、前記第4の実施例による高周波増幅
器81は、入力端子82に高域通過型入力整合回路83
を接続し、該高域通過型入力整合回路83の出力側に低
域通過型入力整合回路86を接続する構成としたが、高
域通過型入力整合回路83と低域通過型入力整合回路8
6とを入れ替えて接続しても実質的な差異はない。即
ち、入力端子82に低域通過型入力整合回路86を接続
し、該低域通過型入力整合回路86の出力側に高域通過
型入力整合回路83を接続してもよい。
【0137】また、前記各実施例では、高周波増幅器3
1,61,71,81,91,101を共用型携帯電話
に設ける場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに
限らず、周波数の異なる2種類の高周波信号を増幅する
高周波増幅器として広く適用することができる。
【0138】さらに、前記各実施例では、高周波増幅器
31,61,71,81,91,101を電力増幅器と
して述べたが、本発明はこれに限るものでなく、小信号
増幅器として適用することも可能である。
【0139】
【発明の効果】以上詳述したとおり請求項1に係る発明
によれば、増幅回路の出力側に、第1の出力整合回路と
第2の出力整合回路とを並列に接続する構成としたか
ら、増幅回路から出力される、周波数の異なる2種類の
高周波出力信号についてそれぞれ整合をとることがで
き、各高周波出力信号についての増幅率を最大にするこ
とができる。これにより、単一の高周波増幅器により周
波数の異なる2種類の高周波信号を増幅することができ
る。
【0140】従って、従来技術のように、周波数の異な
る2種類の高周波信号をそれぞれ増幅するために、切換
スイッチや、構成がほぼ同様の2個の増幅回路を並列に
設ける必要がなく、当該高周波増幅器を設ける機器の小
型化、軽量化および低価格化を図ることができる。
【0141】また、請求項2に係る発明によれば、増幅
回路の入力側において第1の入力整合回路と第2の入力
整合回路とを並列に接続し、前記増幅回路の出力側にお
いて第1の出力整合回路と第2の出力整合回路とを並列
に接続する構成としたから、増幅回路の入力側では、周
波数の異なる2種類の高周波入力信号について整合をと
ることができ、各高周波入力信号について入力リターン
ロスを最小にすることができる。また、前記増幅回路の
出力側では、増幅回路から出力される、周波数の異なる
2種類の高周波出力信号についてそれぞれ整合をとるこ
とができ、各高周波出力信号についての増幅率を最大に
することができる。これにより、単一の高周波増幅器に
より、周波数の異なる2種類の高周波信号について増幅
を行うことができる。
【0142】従って、請求項1に係る発明と同様に、当
該高周波増幅器を設ける機器の小型化、軽量化および低
価格化を図ることができる。
【0143】請求項3に係る発明によれば、第1の入力
整合回路を、第1の高周波入力信号について整合をとり
該第1の高周波入力信号よりも周波数が高い第2の高周
波入力信号を遮断する低域通過フィルタ型の整合回路と
し、第2の入力整合回路を、前記第2の高周波入力信号
について整合をとり前記第1の高周波入力信号を遮断す
る高域通過フィルタ型の整合回路としたから、第1の高
周波入力信号について整合をとるべく、第1の入力整合
回路を構成する回路素子のパラメータを変更しても、第
2の高周波入力信号の整合にはほとんど影響が生じな
い。また、第2の高周波入力信号について整合をとるべ
く、第2の入力整合回路を構成する回路素子のパラメー
タを変更しても、第1の高周波入力信号の整合にはほと
んど影響が生じない。
【0144】従って、第1の入力整合回路の設計,調整
と、第2の入力整合回路の設計,調整とをそれぞれ独立
に行うことができ、各入力整合回路の設計,調整の容易
化を図ることができる。
【0145】請求項4に係る発明によれば、増幅回路の
入力側において第1の入力整合回路と第2の入力整合回
路とを直列に接続し、前記増幅回路の出力側において第
1の出力整合回路と第2の出力整合回路とを並列に接続
する構成としたから、増幅回路の入力側では、周波数の
異なる2種類の高周波入力信号について整合をとること
ができ、各高周波入力信号について入力リターンロスを
最小にすることができる。また、前記増幅回路の出力側
では、増幅回路から出力される、周波数の異なる2種類
の高周波出力信号についてそれぞれ整合をとることがで
き、各高周波出力信号についての増幅率を最大にするこ
とができる。これにより、単一の高周波増幅器により、
周波数の異なる2種類の高周波信号について増幅を行う
ことができる。
【0146】従って、請求項1に係る発明と同様に、当
該高周波増幅器を設ける機器の小型化、軽量化および低
価格化を図ることができる。
【0147】請求項5に係る発明によれば、第1の入力
整合回路を、第1の高周波入力信号について整合をとり
該第1の高周波入力信号よりも周波数が高い第2の高周
波入力信号を通過させる高域通過フィルタ型の整合回路
とし、第2の入力整合回路を、前記第2の高周波入力信
号について整合をとり前記第1の高周波入力信号を通過
させる低域通過フィルタ型の整合回路する構成としたか
ら、第1の高周波入力信号について整合をとるべく、第
1の入力整合回路を構成する回路素子のパラメータを変
更しても、第2の高周波入力信号の整合にはほとんど影
響が生じない。また、第2の高周波入力信号について整
合をとるべく、第2の入力整合回路を構成する回路素子
のパラメータを変更しても、第1の高周波入力信号の整
合にはほとんど影響が生じない。
【0148】従って、第1の入力整合回路の設計,調整
と、第2の入力整合回路の設計,調整とをそれぞれ独立
に行うことができ、各入力整合回路の設計,調整をより
一層容易化することができる。
【0149】また、請求項6に係る発明の如く、第1の
入力整合回路を、第1の高周波入力信号について整合を
とり該第1の高周波入力信号よりも周波数が低い第2の
高周波入力信号を通過させる低域通過フィルタ型の整合
回路とし、第2の入力整合回路を、前記第2の高周波入
力信号について整合をとり前記第1の高周波入力信号を
通過させる高域通過フィルタ型の整合回路としても、請
求項5に係る発明と同様の効果を奏する。
【0150】請求項7に係る発明によれば、第1の出力
整合回路を、第1の高周波出力信号について整合をとり
該第1の高周波出力信号よりも周波数が高い第2の高周
波出力信号を遮断する低域通過フィルタ型の整合回路と
し、第2の出力整合回路を、前記第2の高周波出力信号
について整合をとり前記第1の高周波出力信号を遮断す
る高域通過フィルタ型の整合回路としから、第1の高周
波出力信号について整合をとるべく、第1の出力整合回
路を構成する回路素子のパラメータを変更しても、第2
の高周波出力信号の整合にはほとんど影響が生じない。
また、第2の高周波出力信号について整合をとるべく、
第2の出力整合回路を構成する回路素子のパラメータを
変更しても、第1の高周波出力信号の整合にはほとんど
影響が生じない。
【0151】従って、第1の出力整合回路の設計,調整
と、第2の出力整合回路の設計,調整とをそれぞれ独立
に行うことができ、各出力整合回路の設計,調整の容易
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による高周波増幅器を示
す回路図である。
【図2】本発明の第1の実施例による高周波増幅器に設
けられた低域通過型出力整合回路と高域通過型出力整合
回路の各周波数特性を示す特性線図である。
【図3】本発明の第2の実施例による高周波増幅器を示
す回路図である。
【図4】本発明の第3の実施例による高周波増幅器を示
す回路図である。
【図5】本発明の第4の実施例による高周波増幅器を示
す回路図である。
【図6】本発明の第4の実施例による高周波増幅器に設
けられた高域通過型入力回路回路と低域通過型入力整合
回路の各周波数特性を示す特性線図である。
【図7】本発明の第4の実施例による高周波増幅器の入
力リターンロス特性を示す特性線図である。
【図8】本発明の第5の実施例による高周波増幅器を示
す回路図である。
【図9】本発明の第6の実施例による高周波増幅器を示
す回路図である。
【図10】従来技術による高周波増幅器を示す回路図で
ある。
【図11】従来技術による高周波増幅器、切換スイッチ
等を示すブロック回路図である。
【符号の説明】
31,61,71,81,91,101 高周波増幅器 34,74,86,92,93 低域通過型入力整合回
路 78,83,102,103 高域通過型入力整合回路 37 電力増幅回路(増幅回路) 44,62,63 低域通過型出力整合回路 49 高域通過型出力整合回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の高周波入力信号と該第1の高周波
    入力信号に対し周波数の異なる第2の高周波入力信号と
    について整合をとる入力整合回路と、該入力整合回路の
    出力側に接続され、前記第1の高周波入力信号を増幅し
    て第1の高周波出力信号を出力し、または前記第2の高
    周波入力信号を増幅して第2の高周波出力信号を出力す
    る増幅回路と、該増幅回路の出力側に接続され、前記第
    1の高周波出力信号について整合をとる第1の出力整合
    回路と、前記増幅回路の出力側に該第1の出力整合回路
    に対して並列に接続され、前記第2の高周波出力信号に
    ついて整合をとる第2の出力整合回路とから構成してな
    る高周波増幅器。
  2. 【請求項2】 第1の高周波入力信号について整合をと
    る第1の入力整合回路と、該第1の入力整合回路に対し
    て並列に接続され、前記第1の高周波入力信号と周波数
    の異なる第2の高周波入力信号について整合をとる第2
    の入力整合回路と、前記各入力整合回路の出力側に接続
    され、前記第1の高周波入力信号を増幅して第1の高周
    波出力信号を出力し、または前記第2の高周波入力信号
    を増幅して第2の高周波出力信号を出力する増幅回路
    と、該増幅回路の出力側に接続され、前記第1の高周波
    出力信号について整合をとる第1の出力整合回路と、前
    記増幅回路の出力側に該第1の出力整合回路に対して並
    列に接続され、前記第2の高周波出力信号について整合
    をとる第2の出力整合回路とから構成してなる高周波増
    幅器。
  3. 【請求項3】 前記第1の入力整合回路は、第1の高周
    波入力信号について整合をとり該第1の高周波入力信号
    よりも周波数が高い第2の高周波入力信号を遮断する低
    域通過フィルタ型の整合回路であり、前記第2の入力整
    合回路は、前記第2の高周波入力信号について整合をと
    り前記第1の高周波入力信号を遮断する高域通過フィル
    タ型の整合回路である請求項2に記載の高周波増幅器。
  4. 【請求項4】 第1の高周波入力信号について整合をと
    る第1の入力整合回路と、該第1の入力整合回路の出力
    側に直列に接続され、前記第1の高周波入力信号と周波
    数の異なる第2の高周波入力信号について整合をとる第
    2の入力整合回路と、該第2の入力整合回路の出力側に
    接続され、前記第1の入力整合回路により整合がとられ
    た第1の高周波入力信号を増幅して第1の高周波出力信
    号を出力し、または前記第2の入力整合回路により整合
    がとられた第2の高周波入力信号を増幅して第2の高周
    波出力信号を出力する増幅回路と、該増幅回路の出力側
    に接続され、前記第1の高周波出力信号について整合を
    とる第1の出力整合回路と、前記増幅回路の出力側に該
    第1の出力整合回路に対して並列に接続され、前記第2
    の高周波出力信号について整合をとる第2の出力整合回
    路とから構成してなる高周波増幅器。
  5. 【請求項5】 前記第1の入力整合回路は、第1の高周
    波入力信号について整合をとり該第1の高周波入力信号
    よりも周波数が高い第2の高周波入力信号を通過させる
    高域通過フィルタ型の整合回路であり、前記第2の入力
    整合回路は、前記第2の高周波入力信号について整合を
    とり前記第1の高周波入力信号を通過させる低域通過フ
    ィルタ型の整合回路である請求項4に記載の高周波増幅
    器。
  6. 【請求項6】 前記第1の入力整合回路は、第1の高周
    波入力信号について整合をとり該第1の高周波入力信号
    よりも周波数が低い第2の高周波入力信号を通過させる
    低域通過フィルタ型の整合回路であり、前記第2の入力
    整合回路は、前記第2の高周波入力信号について整合を
    とり前記第1の高周波入力信号を通過させる高域通過フ
    ィルタ型の整合回路である請求項4に記載の高周波増幅
    器。
  7. 【請求項7】 前記第1の出力整合回路は、第1の高周
    波出力信号について整合をとり該第1の高周波出力信号
    よりも周波数が高い第2の高周波出力信号を遮断する低
    域通過フィルタ型の整合回路であり、前記第2の出力整
    合回路は、前記第2の高周波出力信号について整合をと
    り前記第1の高周波出力信号を遮断する高域通過フィル
    タ型の整合回路である請求項1,2,3,4,5または
    6に記載の高周波増幅器。
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