JPH1057391A - 電気手術用処置器具 - Google Patents
電気手術用処置器具Info
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- JPH1057391A JPH1057391A JP8235909A JP23590996A JPH1057391A JP H1057391 A JPH1057391 A JP H1057391A JP 8235909 A JP8235909 A JP 8235909A JP 23590996 A JP23590996 A JP 23590996A JP H1057391 A JPH1057391 A JP H1057391A
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- conductive
- insulating film
- distal end
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 導電性線条体への通電中に、線条体の一部に
おける電流密度の上昇(過密電流の発生)を防ぎ、切除
対象であるポリープなどの組織へ均一に通電を行い、生
体組織の切れ残りなどが生じない耐久性にも優れた双極
子型電気手術用処置器具を提供すること。 【解決手段】 体内に挿入可能なカテーテル管16と、
カテーテル管16の遠位端15から前進および後退移動
自在に装着され、相互に絶縁状態で保持される一対の導
電性線条体18,20とを有する電気手術用処置器具で
あって、一対の導電性線条体18,20の遠位端部位L
aの外周面には、絶縁性膜36が被着してある。
おける電流密度の上昇(過密電流の発生)を防ぎ、切除
対象であるポリープなどの組織へ均一に通電を行い、生
体組織の切れ残りなどが生じない耐久性にも優れた双極
子型電気手術用処置器具を提供すること。 【解決手段】 体内に挿入可能なカテーテル管16と、
カテーテル管16の遠位端15から前進および後退移動
自在に装着され、相互に絶縁状態で保持される一対の導
電性線条体18,20とを有する電気手術用処置器具で
あって、一対の導電性線条体18,20の遠位端部位L
aの外周面には、絶縁性膜36が被着してある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気手術用処置器
具に係り、さらに詳しくは、ポリープ(隆起性腫瘍様病
変)などの切除手術の際に用いられる器具であって、導
電性線条体への通電中に、線条体の一部における電流密
度の上昇(過密電流の発生)を防ぎ、切除対象であるポ
リープなどの組織へ均一に通電を行い、生体組織の切れ
残りなどが生じない双極子型電気手術用処置器具に関す
る。
具に係り、さらに詳しくは、ポリープ(隆起性腫瘍様病
変)などの切除手術の際に用いられる器具であって、導
電性線条体への通電中に、線条体の一部における電流密
度の上昇(過密電流の発生)を防ぎ、切除対象であるポ
リープなどの組織へ均一に通電を行い、生体組織の切れ
残りなどが生じない双極子型電気手術用処置器具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電気手術用処置器具は、高周波の電気的
エネルギーを利用した電気手術器であり、生体に電撃を
与えずに生体組織を電気的に切開し、手術時の出血を少
なくすることができるので、近年広く用いられるように
なっている。電気手術用処置器具は、手術用処置器具の
先端部に設けられた電極と生体組織間における高周波の
電気的エネルギーによる作用を利用するもので、単極子
型電気手術用処置器具と双極子型電気手術用処置器具と
がある。
エネルギーを利用した電気手術器であり、生体に電撃を
与えずに生体組織を電気的に切開し、手術時の出血を少
なくすることができるので、近年広く用いられるように
なっている。電気手術用処置器具は、手術用処置器具の
先端部に設けられた電極と生体組織間における高周波の
電気的エネルギーによる作用を利用するもので、単極子
型電気手術用処置器具と双極子型電気手術用処置器具と
がある。
【0003】単極子型電気手術用処置器具は、生体組織
の切断力に優れ、切断したときの出血が少ないという利
点を有するものであるが、所要電力が100W程度と高
いので、切断される生体組織の範囲が広く、そのため生
体組織の細部の切断には適していない。これに対して、
双極子型電気手術用処置器具は、低い所要電力で稼働す
ることができ、切断される生体組織の範囲が狭いので、
生体組織の細部の切断に適している。
の切断力に優れ、切断したときの出血が少ないという利
点を有するものであるが、所要電力が100W程度と高
いので、切断される生体組織の範囲が広く、そのため生
体組織の細部の切断には適していない。これに対して、
双極子型電気手術用処置器具は、低い所要電力で稼働す
ることができ、切断される生体組織の範囲が狭いので、
生体組織の細部の切断に適している。
【0004】双極子型電気手術用処置器具としては、チ
ューブのルーメン内に長軸方向に滑動可能な第一導電性
線条体と第二導電性線条体とを有し、絶縁スペーサーを
用いて第一導電性線条体の先端と第二導電性線条体の先
端とを繋ぎ、ループを形成させたものが知られている
(特開平2−291850号公報、特開平4−2418
53号公報、特開平4−325151号公報など)。
ューブのルーメン内に長軸方向に滑動可能な第一導電性
線条体と第二導電性線条体とを有し、絶縁スペーサーを
用いて第一導電性線条体の先端と第二導電性線条体の先
端とを繋ぎ、ループを形成させたものが知られている
(特開平2−291850号公報、特開平4−2418
53号公報、特開平4−325151号公報など)。
【0005】このような双極子電気手術用処置器具にお
いては、第一導電性線条体および第二導電性線条体を撃
ぐ絶縁スペーサー近傍の導電性線条体のポリープ切除能
力が小さいのでポリープの切除の際に生体組織の切れ残
りを生じる場合がある。
いては、第一導電性線条体および第二導電性線条体を撃
ぐ絶縁スペーサー近傍の導電性線条体のポリープ切除能
力が小さいのでポリープの切除の際に生体組織の切れ残
りを生じる場合がある。
【0006】図5(a)は、従来の双極子電気手術用処
置器具の斜視図である。本図において、第一導電性線条
体1と第二導電性線条体2とがチューブ3の遠位端より
露出し、絶縁スペーサー4により結合されて、ループ5
を形成している。図5(b)および図5(c)は、図5
(a)の双極子電気手術用処置器具を用いた施術の状態
を示す説明図である。施術時においては、まず導電性線
条体操作部の操作により、導電性線条体の先端のチュー
ブ遠位端から露出部を大きくし、大きいループを形成す
る。次いで図5(b)に示すように、ループ5をポリー
プ6の周辺に配置し、導電性線条体1,2をチューブル
ーメン3に収納する方向に滑動し、ループを小さくする
ことによりポリープの回りに引き締め、高周波電流発生
装置を起動することにより、電気的エネルギーでポリー
プ6を切除する。
置器具の斜視図である。本図において、第一導電性線条
体1と第二導電性線条体2とがチューブ3の遠位端より
露出し、絶縁スペーサー4により結合されて、ループ5
を形成している。図5(b)および図5(c)は、図5
(a)の双極子電気手術用処置器具を用いた施術の状態
を示す説明図である。施術時においては、まず導電性線
条体操作部の操作により、導電性線条体の先端のチュー
ブ遠位端から露出部を大きくし、大きいループを形成す
る。次いで図5(b)に示すように、ループ5をポリー
プ6の周辺に配置し、導電性線条体1,2をチューブル
ーメン3に収納する方向に滑動し、ループを小さくする
ことによりポリープの回りに引き締め、高周波電流発生
装置を起動することにより、電気的エネルギーでポリー
プ6を切除する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この双極子電
気手術用処置器具では、絶縁スペーサー4近傍の導電性
線条体1,2の遠位端部分(線条体1,2が最も近接す
る部分)において、通電中に電流密度の上昇(過密電流
の発生)が生じ、スパークが発生するおそれがあった。
このため、電極である線条体1,2の遠位端部分へ炭化
組織(焼け焦げなど)が付着し、結果的に、通電不均一
(不十分)が生じ、図5(c)に示すように、切れ残り
7が生じるおそれがあった。
気手術用処置器具では、絶縁スペーサー4近傍の導電性
線条体1,2の遠位端部分(線条体1,2が最も近接す
る部分)において、通電中に電流密度の上昇(過密電流
の発生)が生じ、スパークが発生するおそれがあった。
このため、電極である線条体1,2の遠位端部分へ炭化
組織(焼け焦げなど)が付着し、結果的に、通電不均一
(不十分)が生じ、図5(c)に示すように、切れ残り
7が生じるおそれがあった。
【0008】また、スパークが発生すると、絶縁スペー
サー4と線条体1,2との固定に用いる接着剤、あるい
は絶縁スペーサー4自体などの耐久性が劣化するおそれ
があった。
サー4と線条体1,2との固定に用いる接着剤、あるい
は絶縁スペーサー4自体などの耐久性が劣化するおそれ
があった。
【0009】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、導電性線条体への通電中に、線条体の一部における
電流密度の上昇(過密電流の発生)を防ぎ、切除対象で
あるポリープなどの組織へ均一に通電を行い、生体組織
の切れ残りなどが生じない耐久性にも優れた双極子型電
気手術用処置器具を提供することを目的とする。
れ、導電性線条体への通電中に、線条体の一部における
電流密度の上昇(過密電流の発生)を防ぎ、切除対象で
あるポリープなどの組織へ均一に通電を行い、生体組織
の切れ残りなどが生じない耐久性にも優れた双極子型電
気手術用処置器具を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の観点に係る電気手術用処置器具は、
体内に挿入可能なカテーテル管と、前記カテーテル管の
遠位端から前進および後退移動自在に装着され、相互に
絶縁状態で保持される一対の導電性線条体とを有する電
気手術用処置器具であって、前記一対の導電性線条体の
相互近接部位の外周面には、絶縁性膜が被着してあるこ
とを特徴とする。
に、本発明の第1の観点に係る電気手術用処置器具は、
体内に挿入可能なカテーテル管と、前記カテーテル管の
遠位端から前進および後退移動自在に装着され、相互に
絶縁状態で保持される一対の導電性線条体とを有する電
気手術用処置器具であって、前記一対の導電性線条体の
相互近接部位の外周面には、絶縁性膜が被着してあるこ
とを特徴とする。
【0011】本発明の第2の観点に係る電気手術用処置
器具は、体内に挿入可能なカテーテル管と、前記カテー
テル管の遠位端から前進および後退移動自在に装着さ
れ、相互に絶縁状態で保持される一対の導電性線条体と
を有する電気手術用処置器具であって、前記一対の導電
性線条体のいずれか一方の少なくとも遠位端側外周面に
は、絶縁性膜が被着してあることを特徴とする。
器具は、体内に挿入可能なカテーテル管と、前記カテー
テル管の遠位端から前進および後退移動自在に装着さ
れ、相互に絶縁状態で保持される一対の導電性線条体と
を有する電気手術用処置器具であって、前記一対の導電
性線条体のいずれか一方の少なくとも遠位端側外周面に
は、絶縁性膜が被着してあることを特徴とする。
【0012】絶縁性膜が形成される範囲は、一対の導電
性線条体が最も近接する部分であることが好ましく、両
方の導電性線条体に絶縁性膜を皮膜する場合には、線状
体の遠位端から2〜10mmの範囲であることが好まし
い。
性線条体が最も近接する部分であることが好ましく、両
方の導電性線条体に絶縁性膜を皮膜する場合には、線状
体の遠位端から2〜10mmの範囲であることが好まし
い。
【0013】絶縁性膜としては、特に限定されないが、
たとえばフッ素樹脂、ポリイミド樹脂、セラミックなど
が用いられる。セラミックとしては、金属酸化物、金属
窒化物、金属炭化物などを例示することができる。絶縁
性膜としては、通電後の組織が付着しにくく、あるいは
付着物が容易に剥がれる膜であることが好ましい。この
ような観点からは、滑り易い膜であることが好ましい。
たとえばフッ素樹脂、ポリイミド樹脂、セラミックなど
が用いられる。セラミックとしては、金属酸化物、金属
窒化物、金属炭化物などを例示することができる。絶縁
性膜としては、通電後の組織が付着しにくく、あるいは
付着物が容易に剥がれる膜であることが好ましい。この
ような観点からは、滑り易い膜であることが好ましい。
【0014】絶縁性膜の膜厚は、特に限定されないが、
5〜50μm程度が好ましい。絶縁性膜の成膜方法は、
特に限定されないが、焼付け法、スプレー吹き付け法、
浸漬法などを例示することができる。
5〜50μm程度が好ましい。絶縁性膜の成膜方法は、
特に限定されないが、焼付け法、スプレー吹き付け法、
浸漬法などを例示することができる。
【0015】本発明において、絶縁性膜とは、抵抗値が
導電性線条体よりも高い値を有する膜の意味であり、線
条体間にポリープなどが介在された状態で両者間に電流
が流れる程度の導電性を有する膜である。このような観
点から、絶縁性膜は、線条体の外周面の全面にわたり必
ずしも存在する必要はなく、絶縁性膜部分が島状に点在
する場合や、ストライプまたは縞状に形成してある場合
や、絶縁性膜に多数の開口部(線状体の表面の露出部
分)が形成してある場合でも良い。このように絶縁性膜
を形成することで、線状体の外周面には、絶縁性部分と
導電性部分とが混在し、その割合を調整することで、絶
縁性の要求と導電性の要求とのバランスをとることがで
きる。
導電性線条体よりも高い値を有する膜の意味であり、線
条体間にポリープなどが介在された状態で両者間に電流
が流れる程度の導電性を有する膜である。このような観
点から、絶縁性膜は、線条体の外周面の全面にわたり必
ずしも存在する必要はなく、絶縁性膜部分が島状に点在
する場合や、ストライプまたは縞状に形成してある場合
や、絶縁性膜に多数の開口部(線状体の表面の露出部
分)が形成してある場合でも良い。このように絶縁性膜
を形成することで、線状体の外周面には、絶縁性部分と
導電性部分とが混在し、その割合を調整することで、絶
縁性の要求と導電性の要求とのバランスをとることがで
きる。
【0016】なお、線状体の外周に絶縁性部分と導電性
部分とを混在させるための方法としては、たとえば線状
体にフッ素樹脂などの低付着性ポリマーを焼付け、その
後、レーザをスポット的に多数照射し、照射部分のポリ
マーを蒸発させ、多数の細孔を明ける方法がある。ま
た、絶縁性膜を成膜すべき線条体の表面部分に前処理を
行い、選択的な粉体塗装を行うことにより、絶縁成膜を
点在して成膜させる方法もある。さらに、絶縁性膜を成
膜した後、その膜を部分的に研磨により除去する方法も
ある。さらにまた、線条体の表面に、CVD、PVD、
イオン注入などにより、低付着性物質を析出させて絶縁
性膜を点在して形成することもできる。
部分とを混在させるための方法としては、たとえば線状
体にフッ素樹脂などの低付着性ポリマーを焼付け、その
後、レーザをスポット的に多数照射し、照射部分のポリ
マーを蒸発させ、多数の細孔を明ける方法がある。ま
た、絶縁性膜を成膜すべき線条体の表面部分に前処理を
行い、選択的な粉体塗装を行うことにより、絶縁成膜を
点在して成膜させる方法もある。さらに、絶縁性膜を成
膜した後、その膜を部分的に研磨により除去する方法も
ある。さらにまた、線条体の表面に、CVD、PVD、
イオン注入などにより、低付着性物質を析出させて絶縁
性膜を点在して形成することもできる。
【0017】本発明において、一対の導電性線条体を相
互に絶縁状態で保持するために、これら線条体の遠位端
は、絶縁性スペーサーで接続し、これら線条体がカテー
テル管の遠位端から前進移動して突出した場合に、ルー
プ状と成るように癖付けしてあることが好ましい。
互に絶縁状態で保持するために、これら線条体の遠位端
は、絶縁性スペーサーで接続し、これら線条体がカテー
テル管の遠位端から前進移動して突出した場合に、ルー
プ状と成るように癖付けしてあることが好ましい。
【0018】本発明に係る電気手術用処置器具では、手
術に際して導電性線条体への通電中に、両線条体が最も
近接する部分間で電流密度が上昇しようとするが、この
部分には、絶縁性膜が皮膜してあるので、他の部分に比
べて電流密度が上昇することはなくなる。その結果、こ
の部分でのスパークを防止することができると共に、切
除対象であるポリープなどの組織へ均一に通電を行うこ
とが可能になる。したがって、導電性線条体への炭化組
織(焼け焦げ)の付着も防止することができ、生体組織
の切れ残りなどがほとんど生じなくなる。また、スパー
クが生じないので、線条体を絶縁状態に保持するための
スペーサーや接着剤の劣化も少なく、耐久性が向上す
る。
術に際して導電性線条体への通電中に、両線条体が最も
近接する部分間で電流密度が上昇しようとするが、この
部分には、絶縁性膜が皮膜してあるので、他の部分に比
べて電流密度が上昇することはなくなる。その結果、こ
の部分でのスパークを防止することができると共に、切
除対象であるポリープなどの組織へ均一に通電を行うこ
とが可能になる。したがって、導電性線条体への炭化組
織(焼け焦げ)の付着も防止することができ、生体組織
の切れ残りなどがほとんど生じなくなる。また、スパー
クが生じないので、線条体を絶縁状態に保持するための
スペーサーや接着剤の劣化も少なく、耐久性が向上す
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電気手術用処
置器具を、図面に示す実施形態に基づき、詳細に説明す
る。
置器具を、図面に示す実施形態に基づき、詳細に説明す
る。
【0020】第1実施形態 図1は本発明の一実施形態に係る電気手術用処置器具の
概略斜視図、図2は同実施形態の使用状態を示す概略斜
視図である。
概略斜視図、図2は同実施形態の使用状態を示す概略斜
視図である。
【0021】図1に示すように、本実施形態に係る電気
手術用処置器具10は、いわゆるバイポーラスネアと称
される器具であり、内部にルーメン14が形成されたカ
テーテル管16を有し、カテーテル管16の遠位端15
から前進および後退移動自在に、一対の導電性線条体1
8,20が装着してある。導電性線条体18,20の遠
位端は、絶縁性スペーサー22に接着剤などで固定して
あり、相互に絶縁状態となるように保持してある。ま
た、これら線条体18,20は、線条体18,20がカ
テーテル管16の遠位端15から前進移動して突出した
場合に、線条体18,20でループ(スネア)24を形
成するように癖付けしてある。
手術用処置器具10は、いわゆるバイポーラスネアと称
される器具であり、内部にルーメン14が形成されたカ
テーテル管16を有し、カテーテル管16の遠位端15
から前進および後退移動自在に、一対の導電性線条体1
8,20が装着してある。導電性線条体18,20の遠
位端は、絶縁性スペーサー22に接着剤などで固定して
あり、相互に絶縁状態となるように保持してある。ま
た、これら線条体18,20は、線条体18,20がカ
テーテル管16の遠位端15から前進移動して突出した
場合に、線条体18,20でループ(スネア)24を形
成するように癖付けしてある。
【0022】絶縁性スペーサー22は、特に限定されな
いが、適度な強度、耐熱性および加工性を有する電気絶
縁材料で構成してある。このような電気絶縁材料として
は、アルミナ、ジルコニアなどのセラミック、ポリベン
ズイミダゾール、ポリエーテルスルホンなどの耐熱性プ
ラスチックなどを例示することができる。
いが、適度な強度、耐熱性および加工性を有する電気絶
縁材料で構成してある。このような電気絶縁材料として
は、アルミナ、ジルコニアなどのセラミック、ポリベン
ズイミダゾール、ポリエーテルスルホンなどの耐熱性プ
ラスチックなどを例示することができる。
【0023】スペーサー22の形状および大きさは、特
に限定されず、導電性線条体18,20の外径などに応
じて断面が円形または楕円形などのスペーサーを選択す
ることができる。スペーサーの断面径(円であれば直
径、楕円であれば長径)は、通常は0.5〜5mm、好ま
しくは1〜3mmであり、その軸方向長さは、通常は0.
5〜5mm、好ましくは1〜3mmである。
に限定されず、導電性線条体18,20の外径などに応
じて断面が円形または楕円形などのスペーサーを選択す
ることができる。スペーサーの断面径(円であれば直
径、楕円であれば長径)は、通常は0.5〜5mm、好ま
しくは1〜3mmであり、その軸方向長さは、通常は0.
5〜5mm、好ましくは1〜3mmである。
【0024】カテーテル管16の材質は電気絶縁材料で
あれば特に制限はなく、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリアミド、ポリ
エステル、ポリカーボネート、ポリエーテルスルホン、
フッ素樹脂などのプラスチック類を使用することがで
き、目的に応じて適切な弾性率を有する材料を選択する
ことができる。カテーテル管16の外径は、特に限定さ
れないが、たとえば1.5〜3.0mmが好ましい。ま
た、カテーテル管16の肉厚は、特に限定されないが、
0.1〜0.5mm程度である。
あれば特に制限はなく、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリアミド、ポリ
エステル、ポリカーボネート、ポリエーテルスルホン、
フッ素樹脂などのプラスチック類を使用することがで
き、目的に応じて適切な弾性率を有する材料を選択する
ことができる。カテーテル管16の外径は、特に限定さ
れないが、たとえば1.5〜3.0mmが好ましい。ま
た、カテーテル管16の肉厚は、特に限定されないが、
0.1〜0.5mm程度である。
【0025】導電性線条体18,20は、ワイヤ電極で
あり、その材質は、導電性材料であれば特に制限はなく
使用することができ、このような導電性材料としては、
例えば、金、銀、白金、ニッケル、鉄、アルミニウム、
錫、亜鉛などの金属単体や、ステンレス鋼、ニクロムな
どの合金などを挙げることができる。導電性線条体1
8,20の構造は、単線、撚線のいずれであってもよ
く、撚線としては、単線からなる芯線とこれを囲むコイ
ルとからなるものが含まれる。
あり、その材質は、導電性材料であれば特に制限はなく
使用することができ、このような導電性材料としては、
例えば、金、銀、白金、ニッケル、鉄、アルミニウム、
錫、亜鉛などの金属単体や、ステンレス鋼、ニクロムな
どの合金などを挙げることができる。導電性線条体1
8,20の構造は、単線、撚線のいずれであってもよ
く、撚線としては、単線からなる芯線とこれを囲むコイ
ルとからなるものが含まれる。
【0026】導電性線条体18,20の外径は、手術部
位により任意に選択することができるが、通常は0.1
〜1mm、好ましくは0.2〜0.6mmのものを使用
することができる。
位により任意に選択することができるが、通常は0.1
〜1mm、好ましくは0.2〜0.6mmのものを使用
することができる。
【0027】これら導電性線条体18,20のうちの一
方の線条体20は、それらの短絡防止のために、カテー
テル管16の内部において、必要に応じて、ルーメン1
4内に別途設けた樹脂チューブ26内に軸方向移動自在
に挿通することができる。樹脂チューブ26は、ルーメ
ン14内に軸方向移動不能に固定してあることが好まし
いが、ルーメン14内で線条体20と共に、軸方向に移
動しても良い。樹脂チューブ26の材質には特に制限は
なく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ四
フッ化エチレン等のフッ素樹脂などを挙げることができ
る。導電性線条体のうちの他方の線条体18は、カテー
テル管16のルーメン14内に軸方向移動自在に装着し
てある。
方の線条体20は、それらの短絡防止のために、カテー
テル管16の内部において、必要に応じて、ルーメン1
4内に別途設けた樹脂チューブ26内に軸方向移動自在
に挿通することができる。樹脂チューブ26は、ルーメ
ン14内に軸方向移動不能に固定してあることが好まし
いが、ルーメン14内で線条体20と共に、軸方向に移
動しても良い。樹脂チューブ26の材質には特に制限は
なく、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ四
フッ化エチレン等のフッ素樹脂などを挙げることができ
る。導電性線条体のうちの他方の線条体18は、カテー
テル管16のルーメン14内に軸方向移動自在に装着し
てある。
【0028】カテーテル管16のルーメン14内で、導
電性線条体18,20の相互を絶縁状態で軸方向移動自
在に保持するための手段としては、前記の手段に限定さ
れず、種々の手段を採用することができる。たとえば両
線条体18,20を、それぞれルーメン14内に配置さ
れた樹脂チューブに挿入させても良く、また、2つのル
ーメンを有する樹脂チューブの各ルーメンに線条体1
8,20を挿通させても良い。または、2つの線条体の
外周面のそれぞれに絶縁皮膜を設けても良い。
電性線条体18,20の相互を絶縁状態で軸方向移動自
在に保持するための手段としては、前記の手段に限定さ
れず、種々の手段を採用することができる。たとえば両
線条体18,20を、それぞれルーメン14内に配置さ
れた樹脂チューブに挿入させても良く、また、2つのル
ーメンを有する樹脂チューブの各ルーメンに線条体1
8,20を挿通させても良い。または、2つの線条体の
外周面のそれぞれに絶縁皮膜を設けても良い。
【0029】図1に示すように、カテーテル管16の近
位端28は、操作用基部30に接続してあり、導電性線
条体18,20の両近位端は、操作用基部30に対して
軸方向移動自在に装着された操作用把手32に接続して
ある。この操作用把手32を操作することで、線条体1
8,20をカテーテル管16内で軸方向に移動させ、カ
テーテル管16の遠位端15から線条体18,20を前
進させて突出させたり、後退させてルーメン14内に引
き込んだりすることが可能になっている。
位端28は、操作用基部30に接続してあり、導電性線
条体18,20の両近位端は、操作用基部30に対して
軸方向移動自在に装着された操作用把手32に接続して
ある。この操作用把手32を操作することで、線条体1
8,20をカテーテル管16内で軸方向に移動させ、カ
テーテル管16の遠位端15から線条体18,20を前
進させて突出させたり、後退させてルーメン14内に引
き込んだりすることが可能になっている。
【0030】なお、線条体18,20をカテーテル管1
6内で軸方向に移動させるための構造は、特に限定され
ないが、図1に示すように軸方向に移動可能な操作用把
手32と、これと連動して軸方向に移動する移動部材を
具備するものであってもよく、あるいは、回動部材とこ
の回動部材の回動に連動して軸方向に移動する移動部材
とを具備するものであってもよい。本実施形態の電気手
術用処置器具10においては、線条体18,20の近位
端は、さらに、コード34を通じて、図示省略してある
高周波電流発生装置に接続される。
6内で軸方向に移動させるための構造は、特に限定され
ないが、図1に示すように軸方向に移動可能な操作用把
手32と、これと連動して軸方向に移動する移動部材を
具備するものであってもよく、あるいは、回動部材とこ
の回動部材の回動に連動して軸方向に移動する移動部材
とを具備するものであってもよい。本実施形態の電気手
術用処置器具10においては、線条体18,20の近位
端は、さらに、コード34を通じて、図示省略してある
高周波電流発生装置に接続される。
【0031】本実施形態では、図1に示すように、線条
体18,20の遠位端は、カテーテル管16の遠位端か
ら露出した状態で、ループ24が形成されるように癖付
けしてある。そして、本実施形態では、線条体18,2
0の遠位端からLaの範囲において、線条体18,20
の外周面に遠位端側絶縁性膜36が成膜してある。遠位
端側絶縁性膜36の形成長さLaは、2〜10mm程度が
好ましい。
体18,20の遠位端は、カテーテル管16の遠位端か
ら露出した状態で、ループ24が形成されるように癖付
けしてある。そして、本実施形態では、線条体18,2
0の遠位端からLaの範囲において、線条体18,20
の外周面に遠位端側絶縁性膜36が成膜してある。遠位
端側絶縁性膜36の形成長さLaは、2〜10mm程度が
好ましい。
【0032】この遠位端側絶縁性膜36は、線条体1
8,20の遠位端のみに形成され、それらの後ろ(近位
端側)には、絶縁性膜が形成されない、あるいは形成さ
れても薄い絶縁性膜しか形成されていない導電性領域3
8が形成される。導電性領域38の長さLbは、5〜6
0mmが好ましい。この導電性領域38の後ろ(近位端
側)に位置する線条体18,20の外周面には、近位端
側絶縁性膜40が形成してある。
8,20の遠位端のみに形成され、それらの後ろ(近位
端側)には、絶縁性膜が形成されない、あるいは形成さ
れても薄い絶縁性膜しか形成されていない導電性領域3
8が形成される。導電性領域38の長さLbは、5〜6
0mmが好ましい。この導電性領域38の後ろ(近位端
側)に位置する線条体18,20の外周面には、近位端
側絶縁性膜40が形成してある。
【0033】遠位端側絶縁性膜36および近位端側絶縁
性膜40としては、特に限定されないが、たとえばフッ
素樹脂、ポリイミド樹脂、セラミックなどが用いられ
る。セラミックとしては、金属酸化物、金属窒化物、金
属炭化物などを例示することができる。これら絶縁性膜
36,40としては、通電後の組織が付着しにくく、あ
るいは付着物が容易に剥がれる膜であることが好まし
い。このような観点からは、滑り易い膜であることが好
ましい。絶縁性膜36,40は、同一種類の絶縁性膜で
あっても良いが、異なる種類の絶縁性膜であっても良
い。製造コストの低減からは、同一種類の絶縁性膜であ
ることが好ましい。異なる種類の絶縁性膜を選択する場
合には、近位端側絶縁性膜40の抵抗値の方が高いよう
に選択することが好ましい。近位端側において、線条体
18,20の短絡を防止するためである。
性膜40としては、特に限定されないが、たとえばフッ
素樹脂、ポリイミド樹脂、セラミックなどが用いられ
る。セラミックとしては、金属酸化物、金属窒化物、金
属炭化物などを例示することができる。これら絶縁性膜
36,40としては、通電後の組織が付着しにくく、あ
るいは付着物が容易に剥がれる膜であることが好まし
い。このような観点からは、滑り易い膜であることが好
ましい。絶縁性膜36,40は、同一種類の絶縁性膜で
あっても良いが、異なる種類の絶縁性膜であっても良
い。製造コストの低減からは、同一種類の絶縁性膜であ
ることが好ましい。異なる種類の絶縁性膜を選択する場
合には、近位端側絶縁性膜40の抵抗値の方が高いよう
に選択することが好ましい。近位端側において、線条体
18,20の短絡を防止するためである。
【0034】絶縁性膜36,40の膜厚は、特に限定さ
れないが、5〜50μm程度が好ましい。遠位端側絶縁
性膜36と近位端側絶縁性膜40とで、それらの膜厚を
変化させても良い。変化させる場合には、近位端側絶縁
性膜40の膜厚を厚くする。近位端側において、線条体
18,20の短絡を防止するためである。
れないが、5〜50μm程度が好ましい。遠位端側絶縁
性膜36と近位端側絶縁性膜40とで、それらの膜厚を
変化させても良い。変化させる場合には、近位端側絶縁
性膜40の膜厚を厚くする。近位端側において、線条体
18,20の短絡を防止するためである。
【0035】絶縁性膜36,40の成膜方法は、特に限
定されないが、焼付け法、スプレー吹き付け法、浸漬法
などを例示することができる。その際に、導電性領域3
8の部分はマスクすることが好ましい。あるいは、後工
程で、導電性領域38の部分の絶縁性膜を除去すること
で、導電性領域38を形成しても良い。
定されないが、焼付け法、スプレー吹き付け法、浸漬法
などを例示することができる。その際に、導電性領域3
8の部分はマスクすることが好ましい。あるいは、後工
程で、導電性領域38の部分の絶縁性膜を除去すること
で、導電性領域38を形成しても良い。
【0036】遠位端側絶縁性膜36は、絶縁性膜ではあ
るが、図2に示すように、線条体18,20間にポリー
プなどが介在された状態で両者間に電流が流れる程度の
導電性を有する膜である。線条体18,20の遠位端部
分で、導電性領域38よりも絶縁性を高くするのは、こ
の遠位端部分が近接することによる電流密度の増大を抑
制し、ポリープ42の基部を囲むループ24の周囲にお
いて、均一に通電を行うためである。
るが、図2に示すように、線条体18,20間にポリー
プなどが介在された状態で両者間に電流が流れる程度の
導電性を有する膜である。線条体18,20の遠位端部
分で、導電性領域38よりも絶縁性を高くするのは、こ
の遠位端部分が近接することによる電流密度の増大を抑
制し、ポリープ42の基部を囲むループ24の周囲にお
いて、均一に通電を行うためである。
【0037】遠位端側絶縁性膜36は、ある程度の絶縁
性と、電気治療を行うために必要な程度の導電性とを必
要とするため、絶縁性膜部分が島状に点在する場合や、
ストライプまたは縞状に形成してある場合や、絶縁性膜
に多数の開口部(線状体の表面の露出部分)が形成して
ある場合でも良い。このように絶縁性膜を形成すること
で、線状体18,20の外周面には、絶縁性部分と導電
性部分とが混在し、その割合を調整することで、絶縁性
の要求と導電性の要求とのバランスをとることができ
る。
性と、電気治療を行うために必要な程度の導電性とを必
要とするため、絶縁性膜部分が島状に点在する場合や、
ストライプまたは縞状に形成してある場合や、絶縁性膜
に多数の開口部(線状体の表面の露出部分)が形成して
ある場合でも良い。このように絶縁性膜を形成すること
で、線状体18,20の外周面には、絶縁性部分と導電
性部分とが混在し、その割合を調整することで、絶縁性
の要求と導電性の要求とのバランスをとることができ
る。
【0038】本実施形態の双極子型電気手術用処置器具
10を用いる施術時においては、まずカテーテル管16
の遠位端をポリープの近くにまで移動させるために、操
作用把手32を操作し、カテーテル管16のルーメン1
4内に線条体18,20を引き込む。その状態で、たと
えば内視鏡のチャネルを通してカテーテル管16の遠位
端を体腔内に導入する。
10を用いる施術時においては、まずカテーテル管16
の遠位端をポリープの近くにまで移動させるために、操
作用把手32を操作し、カテーテル管16のルーメン1
4内に線条体18,20を引き込む。その状態で、たと
えば内視鏡のチャネルを通してカテーテル管16の遠位
端を体腔内に導入する。
【0039】カテーテル管16の遠位端をポリープ42
の近くに位置させたら、体外に位置する操作用把手32
を操作し、カテーテル管16の遠位端15から線条体1
8,20を送り出し、図1に示すように、線条体18,
20で大きなループ24を形成する。
の近くに位置させたら、体外に位置する操作用把手32
を操作し、カテーテル管16の遠位端15から線条体1
8,20を送り出し、図1に示すように、線条体18,
20で大きなループ24を形成する。
【0040】次に、図2に示すように、このループ24
内にポリープ42の基部が入り込むようにカテーテル管
16の遠位端を操作し、その後、操作用把手32を操作
し、線条体18,20をカテーテル管16の内部に軸方
向に引き込み、ループ24を小さくし、ポリープ42の
基部を締め付ける。その後、高周波電流発生装置を起動
することにより、線条体18と線条体20との間に高周
波電流を流し、電気的エネルギーで患部を切除する。
内にポリープ42の基部が入り込むようにカテーテル管
16の遠位端を操作し、その後、操作用把手32を操作
し、線条体18,20をカテーテル管16の内部に軸方
向に引き込み、ループ24を小さくし、ポリープ42の
基部を締め付ける。その後、高周波電流発生装置を起動
することにより、線条体18と線条体20との間に高周
波電流を流し、電気的エネルギーで患部を切除する。
【0041】その際に本実施形態では、両線条体18,
20が最も近接する遠位端部分間で電流密度が上昇しよ
うとするが、この部分には、絶縁性膜36が皮膜してあ
るので、他の部分に比べて電流密度が上昇することはな
くなる。その結果、この部分でのスパークを防止するこ
とができると共に、切除対象であるポリープ42などの
組織へ均一に通電を行うことが可能になる。したがっ
て、導電性線条体18,20への炭化組織(焼け焦げ)
の付着も防止することができ、生体組織の切れ残りなど
がほとんど生じなくなる。また、スパークが生じないの
で、線条体18,20を絶縁状態に保持するためのスペ
ーサー22や接着剤の劣化も少なく、耐久性が向上す
る。
20が最も近接する遠位端部分間で電流密度が上昇しよ
うとするが、この部分には、絶縁性膜36が皮膜してあ
るので、他の部分に比べて電流密度が上昇することはな
くなる。その結果、この部分でのスパークを防止するこ
とができると共に、切除対象であるポリープ42などの
組織へ均一に通電を行うことが可能になる。したがっ
て、導電性線条体18,20への炭化組織(焼け焦げ)
の付着も防止することができ、生体組織の切れ残りなど
がほとんど生じなくなる。また、スパークが生じないの
で、線条体18,20を絶縁状態に保持するためのスペ
ーサー22や接着剤の劣化も少なく、耐久性が向上す
る。
【0042】第2実施形態 図3に示すように、本実施形態に係る電気手術用処置器
具10aは、線条体18,20の遠位端側の所定長さL
aの部分にのみ絶縁膜36が形成してあり、その他の部
分には絶縁膜が形成されていない。また、本実施形態で
は、図1に示す実施形態に比較して、線条体18,20
の遠位端部でループ24aを形成するための線条体1
8,20の癖付けの仕方が相違している。ループ24,
24aを形成するための癖付けの仕方は、これら実施形
態に限定されず、種々に改変することが可能である。そ
の他の構成は、前記第1実施形態と同様である。
具10aは、線条体18,20の遠位端側の所定長さL
aの部分にのみ絶縁膜36が形成してあり、その他の部
分には絶縁膜が形成されていない。また、本実施形態で
は、図1に示す実施形態に比較して、線条体18,20
の遠位端部でループ24aを形成するための線条体1
8,20の癖付けの仕方が相違している。ループ24,
24aを形成するための癖付けの仕方は、これら実施形
態に限定されず、種々に改変することが可能である。そ
の他の構成は、前記第1実施形態と同様である。
【0043】本実施形態の処置器具10aでも、前記実
施形態の処置器具10と同様な作用を有する。
施形態の処置器具10と同様な作用を有する。
【0044】第3実施形態 図4に示すように、本実施形態に係る電気手術用処置器
具10bは、一方の線条体18にのみ全長にわたり絶縁
膜44が形成してあり、他方の線条体20には絶縁膜が
形成されていない。また、本実施形態では、図1に示す
実施形態に比較して、線条体18,20の遠位端部でル
ープ24aを形成するための線条体18,20の癖付け
の仕方が相違している。その他の構成は、前記第1実施
形態と同様である。
具10bは、一方の線条体18にのみ全長にわたり絶縁
膜44が形成してあり、他方の線条体20には絶縁膜が
形成されていない。また、本実施形態では、図1に示す
実施形態に比較して、線条体18,20の遠位端部でル
ープ24aを形成するための線条体18,20の癖付け
の仕方が相違している。その他の構成は、前記第1実施
形態と同様である。
【0045】本実施形態の処置器具10bでも、前記実
施形態の処置器具10と同様な作用を有する。
施形態の処置器具10と同様な作用を有する。
【0046】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明に係る
電気手術用処置器具によれば、手術に際して導電性線条
体への通電中に、両線条体が最も近接する部分間で電流
密度が上昇しようとするが、この部分には、絶縁性膜が
皮膜してあるので、他の部分に比べて電流密度が上昇す
ることはなくなる。その結果、この部分でのスパークを
防止することができると共に、切除対象であるポリープ
などの組織へ均一に通電を行うことが可能になる。した
がって、導電性線条体への炭化組織(焼け焦げ)の付着
も防止することができ、生体組織の切れ残りなどがほと
んど生じなくなる。また、スパークが生じないので、線
条体を絶縁状態に保持するためのスペーサーや接着剤の
劣化も少なく、耐久性が向上する。
電気手術用処置器具によれば、手術に際して導電性線条
体への通電中に、両線条体が最も近接する部分間で電流
密度が上昇しようとするが、この部分には、絶縁性膜が
皮膜してあるので、他の部分に比べて電流密度が上昇す
ることはなくなる。その結果、この部分でのスパークを
防止することができると共に、切除対象であるポリープ
などの組織へ均一に通電を行うことが可能になる。した
がって、導電性線条体への炭化組織(焼け焦げ)の付着
も防止することができ、生体組織の切れ残りなどがほと
んど生じなくなる。また、スパークが生じないので、線
条体を絶縁状態に保持するためのスペーサーや接着剤の
劣化も少なく、耐久性が向上する。
【図1】図1は本発明の一実施形態に係る電気手術用処
置器具の概略斜視図である。
置器具の概略斜視図である。
【図2】図2は同実施形態の使用状態を示す概略斜視図
である。
である。
【図3】図3は本発明のその他の実施形態に係る電気手
術用処置器具の概略斜視図である。
術用処置器具の概略斜視図である。
【図4】図4は本発明のさらにその他の実施形態に係る
電気手術用処置器具の概略斜視図である。
電気手術用処置器具の概略斜視図である。
【図5】図5(a),(b),(c)は従来例に係る電
気手術用処置器具の使用状態を示す斜視図である。
気手術用処置器具の使用状態を示す斜視図である。
10… 電気手術用処置器具 14… ルーメン 16… カテーテル管 18,20… 導電性線条体 22… 絶縁性スペーサー 24… ループ 36,40… 絶縁性膜 38… 導電性領域 42… ポリープ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年4月23日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 電気手術用処置器具
Claims (2)
- 【請求項1】 体内に挿入可能なカテーテル管と、 前記カテーテル管の遠位端から前進および後退移動自在
に装着され、相互に絶縁状態で保持される一対の導電性
線条体とを有する電気手術用処置器具であって、 前記一対の導電性線条体の相互近接部位の外周面には、
絶縁性膜が被着してある電気手術用処置器具。 - 【請求項2】 体内に挿入可能なカテーテル管と、 前記カテーテル管の遠位端から前進および後退移動自在
に装着され、相互に絶縁状態で保持される一対の導電性
線条体とを有する電気手術用処置器具であって、 前記一対の導電性線条体のいずれか一方の少なくとも遠
位端側外周面には、絶縁性膜が被着してある電気手術用
処置器具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8235909A JPH1057391A (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | 電気手術用処置器具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8235909A JPH1057391A (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | 電気手術用処置器具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1057391A true JPH1057391A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=16993040
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8235909A Pending JPH1057391A (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | 電気手術用処置器具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1057391A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5989264A (en) * | 1998-06-11 | 1999-11-23 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Ultrasonic polyp snare |
| JP2002102244A (ja) * | 2000-10-04 | 2002-04-09 | Asahi Optical Co Ltd | 内視鏡用高周波スネア |
| JP2002102243A (ja) * | 2000-10-03 | 2002-04-09 | Asahi Optical Co Ltd | 内視鏡用高周波スネア |
| JP2002102237A (ja) * | 2000-10-03 | 2002-04-09 | Asahi Optical Co Ltd | 内視鏡用高周波スネア |
| JP2004531296A (ja) * | 2001-01-11 | 2004-10-14 | シー・アール・バード・インコーポレーテッド | アブレーションカテーテル |
| CN104546119A (zh) * | 2015-01-05 | 2015-04-29 | 张建国 | 黏膜剥离器 |
-
1996
- 1996-08-19 JP JP8235909A patent/JPH1057391A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5989264A (en) * | 1998-06-11 | 1999-11-23 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Ultrasonic polyp snare |
| JP2002102243A (ja) * | 2000-10-03 | 2002-04-09 | Asahi Optical Co Ltd | 内視鏡用高周波スネア |
| JP2002102237A (ja) * | 2000-10-03 | 2002-04-09 | Asahi Optical Co Ltd | 内視鏡用高周波スネア |
| JP2002102244A (ja) * | 2000-10-04 | 2002-04-09 | Asahi Optical Co Ltd | 内視鏡用高周波スネア |
| JP2004531296A (ja) * | 2001-01-11 | 2004-10-14 | シー・アール・バード・インコーポレーテッド | アブレーションカテーテル |
| CN104546119A (zh) * | 2015-01-05 | 2015-04-29 | 张建国 | 黏膜剥离器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050823 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060124 |