JPH1057910A - 物品の洗浄方法 - Google Patents
物品の洗浄方法Info
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- JPH1057910A JPH1057910A JP8218748A JP21874896A JPH1057910A JP H1057910 A JPH1057910 A JP H1057910A JP 8218748 A JP8218748 A JP 8218748A JP 21874896 A JP21874896 A JP 21874896A JP H1057910 A JPH1057910 A JP H1057910A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】洗浄時の有機溶剤の蒸発による損失量が著しく
低減された洗浄方法及び洗浄装置を提供する。 【達成手段】有機溶剤を洗浄液とする浸漬洗浄槽1の後
に水を置換媒体とする浸漬置換槽2を直列に配置して成
り、被洗浄物品9を浸漬洗浄槽1で洗浄後、浸漬置換槽
2において付着する有機溶剤を水と置換するように構成
し、必要により、該水を乾燥させる。
低減された洗浄方法及び洗浄装置を提供する。 【達成手段】有機溶剤を洗浄液とする浸漬洗浄槽1の後
に水を置換媒体とする浸漬置換槽2を直列に配置して成
り、被洗浄物品9を浸漬洗浄槽1で洗浄後、浸漬置換槽
2において付着する有機溶剤を水と置換するように構成
し、必要により、該水を乾燥させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は被洗浄物品に付着す
る油脂、金属粉などの汚染物を洗浄するための新規な洗
浄方法及び該洗浄方法に使用する洗浄装置に関する。詳
しくは、洗浄時の有機溶剤の蒸発による損失量が著しく
低減された洗浄方法及び洗浄装置を提供するものであ
る。
る油脂、金属粉などの汚染物を洗浄するための新規な洗
浄方法及び該洗浄方法に使用する洗浄装置に関する。詳
しくは、洗浄時の有機溶剤の蒸発による損失量が著しく
低減された洗浄方法及び洗浄装置を提供するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】被洗浄物品に付着する油脂、金属粉など
の汚染物の洗浄には有機溶剤を用いる洗浄技術が広く使
われていた。これは、トリクロロエチレンなどの 塩
素系有機溶剤を使用する場合には、一般的に浸漬洗浄し
た後に溶剤による蒸気洗浄を行い仕上げ洗浄と被洗浄物
品の乾燥がおこなわれる。
の汚染物の洗浄には有機溶剤を用いる洗浄技術が広く使
われていた。これは、トリクロロエチレンなどの 塩
素系有機溶剤を使用する場合には、一般的に浸漬洗浄し
た後に溶剤による蒸気洗浄を行い仕上げ洗浄と被洗浄物
品の乾燥がおこなわれる。
【0003】図2は、上記の蒸気洗浄を行うための洗浄
装置としては、浸漬洗浄槽21に、内部にヒーター23
を設けた蒸気洗浄槽22を直列に設け、これらの洗浄槽
の共通する気相部をコンデンサー24で冷却すると共
に、抽気のための排気ダクト26を接続したフード25
を設けて構成される。
装置としては、浸漬洗浄槽21に、内部にヒーター23
を設けた蒸気洗浄槽22を直列に設け、これらの洗浄槽
の共通する気相部をコンデンサー24で冷却すると共
に、抽気のための排気ダクト26を接続したフード25
を設けて構成される。
【0004】また、ノルマルアルカンやシクロアルカン
など石油系溶剤による場合は、浸漬洗浄した後に、蒸気
洗浄のかわりに付着した溶剤を加熱及び/又は送風によ
り強制的に乾燥させる事がおこなわれる
など石油系溶剤による場合は、浸漬洗浄した後に、蒸気
洗浄のかわりに付着した溶剤を加熱及び/又は送風によ
り強制的に乾燥させる事がおこなわれる
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の有機溶剤による洗浄技術は、洗浄工程中特に乾燥時に
発生する有機溶剤の蒸気の処理において問題がある。
の有機溶剤による洗浄技術は、洗浄工程中特に乾燥時に
発生する有機溶剤の蒸気の処理において問題がある。
【0006】もし、塩素系有機溶剤を使用する場合は洗
浄終了後、被洗浄物品に付着した有機溶剤を蒸発乾燥さ
せる手段としておこなわれる該有機溶剤の飽和蒸気によ
る蒸気洗浄において、該蒸気の装置外への漏洩による環
境汚染の問題が挙げられる。かかる漏洩を防止するた
め、前記の図2に示すように、排気ダクトより蒸気洗浄
において発生した雰囲気ガスを抽気して活性炭等で処理
する対策も採られているが、該ガスの処理量が多く、大
型の処理設備を必要とするという問題を有する。
浄終了後、被洗浄物品に付着した有機溶剤を蒸発乾燥さ
せる手段としておこなわれる該有機溶剤の飽和蒸気によ
る蒸気洗浄において、該蒸気の装置外への漏洩による環
境汚染の問題が挙げられる。かかる漏洩を防止するた
め、前記の図2に示すように、排気ダクトより蒸気洗浄
において発生した雰囲気ガスを抽気して活性炭等で処理
する対策も採られているが、該ガスの処理量が多く、大
型の処理設備を必要とするという問題を有する。
【0007】また、石油系溶剤など可燃性の有機溶剤を
洗浄液として使用する場合は洗浄後の乾燥工程で発生す
る可燃性ガスによる火災の危険性がある。
洗浄液として使用する場合は洗浄後の乾燥工程で発生す
る可燃性ガスによる火災の危険性がある。
【0008】そのため、その使用に際しては、洗浄設備
と設置場所には必要な防火対策を行い、且つ被洗浄物品
の乾燥時には、有機溶剤濃度を爆発限界以下にするた
め、乾燥槽内を大量の空気で希釈したり、窒素ガス雰囲
気下で乾燥するなどの対策が必要となる。
と設置場所には必要な防火対策を行い、且つ被洗浄物品
の乾燥時には、有機溶剤濃度を爆発限界以下にするた
め、乾燥槽内を大量の空気で希釈したり、窒素ガス雰囲
気下で乾燥するなどの対策が必要となる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、有機溶剤
による洗浄・乾燥を行う際の上記問題を解決し得る洗浄
方法を開発すべく、鋭意研究を重ねた。その結果、被洗
浄物品の有機溶剤による浸漬洗浄後、該被洗浄物品を水
に浸漬して、付着した有機溶剤を水と置換後、乾燥処理
を行うことにより、上述のような有機溶剤の作業環境汚
染や火災の危険性をなくし得ることを見い出し、本発明
を完成するに至った。
による洗浄・乾燥を行う際の上記問題を解決し得る洗浄
方法を開発すべく、鋭意研究を重ねた。その結果、被洗
浄物品の有機溶剤による浸漬洗浄後、該被洗浄物品を水
に浸漬して、付着した有機溶剤を水と置換後、乾燥処理
を行うことにより、上述のような有機溶剤の作業環境汚
染や火災の危険性をなくし得ることを見い出し、本発明
を完成するに至った。
【0010】すなわち、本発明は、被洗浄物品を有機溶
剤により浸漬洗浄した後、該被洗浄物品を水に浸漬して
付着する有機溶剤を水により置換することを特徴とする
物品の洗浄方法である。
剤により浸漬洗浄した後、該被洗浄物品を水に浸漬して
付着する有機溶剤を水により置換することを特徴とする
物品の洗浄方法である。
【0011】また、本発明は、上記方法の実施に使用す
るための装置として、有機溶剤を洗浄液とする浸漬洗浄
槽の後に水を置換媒体とする浸漬置換槽を直列に配置し
て成り、被洗浄物品を浸漬洗浄槽で洗浄後、浸漬置換槽
において付着する有機溶剤を水と置換するように構成し
たことを特徴とする洗浄装置をも提供する。
るための装置として、有機溶剤を洗浄液とする浸漬洗浄
槽の後に水を置換媒体とする浸漬置換槽を直列に配置し
て成り、被洗浄物品を浸漬洗浄槽で洗浄後、浸漬置換槽
において付着する有機溶剤を水と置換するように構成し
たことを特徴とする洗浄装置をも提供する。
【0012】本発明において、洗浄液として使用される
有機溶剤は、油脂、金属粉などの汚染物を洗浄する際に
通常使われるものであれば、特に制限されない。例え
ば、トリクロロエチレン、メチレンクロライドなどの塩
素系有機溶剤、ノルマルアルカンやシクロアルカンなど
の石油系溶剤が好適に使用できる。
有機溶剤は、油脂、金属粉などの汚染物を洗浄する際に
通常使われるものであれば、特に制限されない。例え
ば、トリクロロエチレン、メチレンクロライドなどの塩
素系有機溶剤、ノルマルアルカンやシクロアルカンなど
の石油系溶剤が好適に使用できる。
【0013】また、上記有機溶剤を使用した浸漬洗浄に
は、公知の条件、手段が特に制限なく採用される。例え
ば、浸漬洗浄における有機溶剤の温度は、該有機溶剤の
沸点以下の温度、好ましくは、有機溶剤の引火点より1
0℃程度低い温度に設定することが望ましい。また、浸
漬洗浄は、一段で行っても良いが、好ましくは、2〜5
段の浸漬洗浄を繰り返す、いわゆる多段方式で行われ
る。
は、公知の条件、手段が特に制限なく採用される。例え
ば、浸漬洗浄における有機溶剤の温度は、該有機溶剤の
沸点以下の温度、好ましくは、有機溶剤の引火点より1
0℃程度低い温度に設定することが望ましい。また、浸
漬洗浄は、一段で行っても良いが、好ましくは、2〜5
段の浸漬洗浄を繰り返す、いわゆる多段方式で行われ
る。
【0014】浸漬洗浄を多段で実施する場合、被洗浄物
が後段に移行するに従って洗浄液である有機溶剤の清浄
性が徐々に高くなるように設定することが、洗浄を効率
的に行うために好ましい。特に、最終段における汚染物
濃度は100ppm以下となるように設定することが望
ましい。また、洗浄液の温度も、被洗浄物品が後段に移
行するに従って上記温度範囲内で徐々に上昇するように
設定することが洗浄性の向上のために好ましい。
が後段に移行するに従って洗浄液である有機溶剤の清浄
性が徐々に高くなるように設定することが、洗浄を効率
的に行うために好ましい。特に、最終段における汚染物
濃度は100ppm以下となるように設定することが望
ましい。また、洗浄液の温度も、被洗浄物品が後段に移
行するに従って上記温度範囲内で徐々に上昇するように
設定することが洗浄性の向上のために好ましい。
【0015】更に、上記の浸漬洗浄において、少なくと
も1段の洗浄に、超音波照射、揺動回転等の公知の洗浄
補助手段を併用することも望ましい。
も1段の洗浄に、超音波照射、揺動回転等の公知の洗浄
補助手段を併用することも望ましい。
【0016】本発明において、上記の有機溶剤による浸
漬洗浄後、被洗浄物品に付着する有機溶剤を水と置換す
る操作を行うことが本発明の目的を達成するために重要
である。即ち、被洗浄物品に付着する有機溶剤を水と置
換することにより、後の乾燥において、有機溶剤の蒸気
の発生を極めて低く抑えることができ、その結果とし
て、排ガスの処理設備や防火対策が実質的に不要とな
る。
漬洗浄後、被洗浄物品に付着する有機溶剤を水と置換す
る操作を行うことが本発明の目的を達成するために重要
である。即ち、被洗浄物品に付着する有機溶剤を水と置
換することにより、後の乾燥において、有機溶剤の蒸気
の発生を極めて低く抑えることができ、その結果とし
て、排ガスの処理設備や防火対策が実質的に不要とな
る。
【0017】上記の被洗浄物品に付着する有機溶剤を水
と置換する操作において、これを効率よく行うためは、
被洗浄物品を水に浸漬した状態で、超音波照射、揺動、
回転等の手段を施すことが望ましい。
と置換する操作において、これを効率よく行うためは、
被洗浄物品を水に浸漬した状態で、超音波照射、揺動、
回転等の手段を施すことが望ましい。
【0018】かかる置換に使用する水は、有機溶剤によ
る浸漬洗浄によって清浄にされた被洗浄物品を汚染しな
い程度の清浄度を有するものであれば特に制限されず、
通常の水道水、井水などを使用することもできる。しか
し、特に清浄性が要求される場合には、蒸留水、イオン
交換水等の精製水を使用することが望ましい。
る浸漬洗浄によって清浄にされた被洗浄物品を汚染しな
い程度の清浄度を有するものであれば特に制限されず、
通常の水道水、井水などを使用することもできる。しか
し、特に清浄性が要求される場合には、蒸留水、イオン
交換水等の精製水を使用することが望ましい。
【0019】また、上記の水には、親水性と疎水性の両
方の特徴をもつアルコ−ル型水酸基を有する化合物を
0.1〜50重量%、好ましくは、0.5〜20重量%
の割合で加えることで、水と有機溶剤の置換が容易にな
るため好ましい。上記操作は、特に、有機溶剤が塩素系
溶剤や石油系溶剤のように、水に難溶性の場合に効果的
である。
方の特徴をもつアルコ−ル型水酸基を有する化合物を
0.1〜50重量%、好ましくは、0.5〜20重量%
の割合で加えることで、水と有機溶剤の置換が容易にな
るため好ましい。上記操作は、特に、有機溶剤が塩素系
溶剤や石油系溶剤のように、水に難溶性の場合に効果的
である。
【0020】このようなアルコ−ル型水酸基を有する化
合物として、代表的なものを例示すれば、エタノ−ル、
エチレングリコ−ル、プロピレングリコ−ルなどのアル
コ−ル類、エチレングリコ−ル-モノブチルエ−テル、
プロピレングリコ−ル-モノメチルエ−テルなどグリコ
−ルのアルキルエ−テル類、ポリオキシエチレンノニル
フェニルエ−テル、ポリオキシエチレンラウリルエ−テ
ルなどいわゆるアルキル又はアルキルフェニルエ−テル
型のノニオン系界面活性剤などがあげられる。また被洗
浄物品の洗浄及び乾燥時の発錆を防ぐために上記の水に
アミンなどの既知の防錆成分を加えることもできる。
合物として、代表的なものを例示すれば、エタノ−ル、
エチレングリコ−ル、プロピレングリコ−ルなどのアル
コ−ル類、エチレングリコ−ル-モノブチルエ−テル、
プロピレングリコ−ル-モノメチルエ−テルなどグリコ
−ルのアルキルエ−テル類、ポリオキシエチレンノニル
フェニルエ−テル、ポリオキシエチレンラウリルエ−テ
ルなどいわゆるアルキル又はアルキルフェニルエ−テル
型のノニオン系界面活性剤などがあげられる。また被洗
浄物品の洗浄及び乾燥時の発錆を防ぐために上記の水に
アミンなどの既知の防錆成分を加えることもできる。
【0021】上記有機溶剤との置換操作を繰り返し行う
ことにより、該水中には、徐々に有機溶剤が蓄積する。
従って、有機溶剤によって汚染された水は、連続的に、
或いは断続的に精製処理するか、新しい水を供給するこ
とによって有機溶剤の濃度を一定量以下、一般には5容
量%以下に保つことが望ましい。
ことにより、該水中には、徐々に有機溶剤が蓄積する。
従って、有機溶剤によって汚染された水は、連続的に、
或いは断続的に精製処理するか、新しい水を供給するこ
とによって有機溶剤の濃度を一定量以下、一般には5容
量%以下に保つことが望ましい。
【0022】かかる精製処理の方法は、有機溶剤と水と
の公知の分離手段が特に制限なく採用される。例えば、
水に難溶なトリクロロエチレンやノルマルアルカンの場
合には水と相分離をおこすので、比重差で容易に分離で
きる。また可溶性の有機溶剤の場合には蒸留による分離
が好適である。本発明において、付着した有機溶剤を水
によって置換された被洗浄物品は、自然乾燥により、付
着する水を乾燥させても良いが、加熱及び/又は送風に
より、強制的に乾燥させることが好ましい。かかる加熱
温度は、40〜200℃の範囲内で、被洗浄物品に悪影
響を与えない温度を選択して採用される。
の公知の分離手段が特に制限なく採用される。例えば、
水に難溶なトリクロロエチレンやノルマルアルカンの場
合には水と相分離をおこすので、比重差で容易に分離で
きる。また可溶性の有機溶剤の場合には蒸留による分離
が好適である。本発明において、付着した有機溶剤を水
によって置換された被洗浄物品は、自然乾燥により、付
着する水を乾燥させても良いが、加熱及び/又は送風に
より、強制的に乾燥させることが好ましい。かかる加熱
温度は、40〜200℃の範囲内で、被洗浄物品に悪影
響を与えない温度を選択して採用される。
【0023】本発明は、上記した洗浄方法を好適に実施
することが可能な洗浄装置をも提供する。
することが可能な洗浄装置をも提供する。
【0024】図1は、本発明の洗浄装置の代表的な態様
を示す概略図である。図1に示されるように、本発明の
洗浄装置は有機溶剤を洗浄液とする浸漬洗浄槽1の後に
水を置換媒体とする浸漬置換槽2を直列に配置して成
り、被洗浄物品9を浸漬洗浄槽1で洗浄後、浸漬置換槽
2において付着する有機溶剤を水と置換するように構成
される。
を示す概略図である。図1に示されるように、本発明の
洗浄装置は有機溶剤を洗浄液とする浸漬洗浄槽1の後に
水を置換媒体とする浸漬置換槽2を直列に配置して成
り、被洗浄物品9を浸漬洗浄槽1で洗浄後、浸漬置換槽
2において付着する有機溶剤を水と置換するように構成
される。
【0025】上記の浸漬洗浄槽1は、図に示すように、
2槽以上の多段で構成することが好ましく、この場合、
洗浄液である有機溶剤は、浸漬洗浄槽の最終段側から新
液を補給し、オーバーフロー等の手段によって順次送液
することにより、最終段の清浄度を高く維持するように
することが望ましい。
2槽以上の多段で構成することが好ましく、この場合、
洗浄液である有機溶剤は、浸漬洗浄槽の最終段側から新
液を補給し、オーバーフロー等の手段によって順次送液
することにより、最終段の清浄度を高く維持するように
することが望ましい。
【0026】また、上記の浸漬置換槽2は、通常、一槽
で構成されるが、必要に応じて二槽以上を直列に設けて
も良い。
で構成されるが、必要に応じて二槽以上を直列に設けて
も良い。
【0027】本発明の洗浄装置において、浸漬置換槽2
では、有機溶剤との置換によって汚染された水を精製す
る有機溶剤/水分離装置6を設けて、該水を精製するこ
とが望ましい。精製された水はライン8より再度浸漬置
換槽2に循環することができ、分離された有機溶剤は、
ライン7により浸漬洗浄槽1の少なくとも一槽に循環す
ることが望ましい。
では、有機溶剤との置換によって汚染された水を精製す
る有機溶剤/水分離装置6を設けて、該水を精製するこ
とが望ましい。精製された水はライン8より再度浸漬置
換槽2に循環することができ、分離された有機溶剤は、
ライン7により浸漬洗浄槽1の少なくとも一槽に循環す
ることが望ましい。
【0028】かかる有機溶剤/水分離装置6は、有機溶
剤を用いる有機溶剤が塩素系溶剤や石油系溶剤のように
水に難溶の場合は、例えば、比重差により分離する分離
装置が好適である。回収した有機溶剤は再度、そのまま
で又は精製して使用することができる。
剤を用いる有機溶剤が塩素系溶剤や石油系溶剤のように
水に難溶の場合は、例えば、比重差により分離する分離
装置が好適である。回収した有機溶剤は再度、そのまま
で又は精製して使用することができる。
【0029】また有機溶剤が水に可溶である場合は、有
機溶媒/水分離装置6として蒸留器などの精製装置を用
いることができる。
機溶媒/水分離装置6として蒸留器などの精製装置を用
いることができる。
【0030】勿論、水を定期的に全量交換することも可
能である。
能である。
【0031】これらの浸漬洗浄槽1と浸漬置換槽2とに
おける被洗浄物品9の移動手段は、特に制限されない。
例えば、上記の該洗浄装置の上部から人手によって被洗
浄物品9を順次移動させることもできるが、工業的な実
施においては、図1に示すような天井クレ−ンやチェ−
ンタクト方式の搬送装置4による自動化が好適に採用さ
れる。
おける被洗浄物品9の移動手段は、特に制限されない。
例えば、上記の該洗浄装置の上部から人手によって被洗
浄物品9を順次移動させることもできるが、工業的な実
施においては、図1に示すような天井クレ−ンやチェ−
ンタクト方式の搬送装置4による自動化が好適に採用さ
れる。
【0032】本発明の洗浄装置において、被洗浄物品9
は有機溶剤を洗浄液とする浸漬洗浄槽で、浸漬洗浄され
た後、移動手段4等により、水を置換媒体とする浸漬置
換槽2で、付着した有機溶剤を水と置換されて取り出さ
れる。
は有機溶剤を洗浄液とする浸漬洗浄槽で、浸漬洗浄され
た後、移動手段4等により、水を置換媒体とする浸漬置
換槽2で、付着した有機溶剤を水と置換されて取り出さ
れる。
【0033】本発明の装置において、浸漬置換槽2より
取り出された被洗浄物品9は、必要により乾燥槽3を設
け、付着した水を乾燥除去して装置外に取り出される。
取り出された被洗浄物品9は、必要により乾燥槽3を設
け、付着した水を乾燥除去して装置外に取り出される。
【0034】尚、水は比較的乾燥し難く、特に、被洗浄
物品が錆易い場合、水の除去に時間がかかると発錆の恐
れがあるため、上記乾燥槽3に加熱手段、送風手段、減
圧手段等を単独或いは組み合わせて設け、速やかに乾燥
を行うことが望ましい。
物品が錆易い場合、水の除去に時間がかかると発錆の恐
れがあるため、上記乾燥槽3に加熱手段、送風手段、減
圧手段等を単独或いは組み合わせて設け、速やかに乾燥
を行うことが望ましい。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明の洗浄方法によれ
ば、環境を汚染し、もしくは火災の危険性がある有機溶
剤は、乾燥時には水と置換されているため、該有機溶剤
を直接乾燥させていた従来の方法に対して、乾燥時の溶
剤蒸気を実質的になくすことができる。
ば、環境を汚染し、もしくは火災の危険性がある有機溶
剤は、乾燥時には水と置換されているため、該有機溶剤
を直接乾燥させていた従来の方法に対して、乾燥時の溶
剤蒸気を実質的になくすことができる。
【0036】従って、本発明の洗浄方法或いは装置によ
れば、従来の方法、装置に較べて有機溶剤による環境汚
染の対策が軽減され、また、有機溶剤が可燃性の場合、
乾燥時の火災の危険性がなくなる。
れば、従来の方法、装置に較べて有機溶剤による環境汚
染の対策が軽減され、また、有機溶剤が可燃性の場合、
乾燥時の火災の危険性がなくなる。
【0037】一方、洗浄効果についても、洗浄自体は有
機溶剤によっていることにより、従来の方法と同様の効
果が得られる。
機溶剤によっていることにより、従来の方法と同様の効
果が得られる。
【0038】
【実施例】本発明を具体的に説明するため実施例を挙げ
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
るが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0039】実施例1〜7 図1に示す態様の洗浄装置を使用して被洗浄物の洗浄を
実施した。
実施した。
【0040】図の浸漬槽中、第1,2槽に表1に示す有
機溶剤を入れて浸漬洗浄槽1とし、第3槽を浸漬置換槽
2とした。浸漬置換槽2に入れる水として表1に示すよ
うに、蒸留水(番号1〜4)または蒸留水に表1に示す
化合物を加えた水溶液(番号5〜7)をそれぞれ使用し
て、洗浄を実施した。
機溶剤を入れて浸漬洗浄槽1とし、第3槽を浸漬置換槽
2とした。浸漬置換槽2に入れる水として表1に示すよ
うに、蒸留水(番号1〜4)または蒸留水に表1に示す
化合物を加えた水溶液(番号5〜7)をそれぞれ使用し
て、洗浄を実施した。
【0041】また、被洗浄被物として20cm角の磨き
鉄板を用意し、これにプレス油を塗布したものを用い
た。
鉄板を用意し、これにプレス油を塗布したものを用い
た。
【0042】有機溶剤の入った浸漬洗浄槽1に室温で、
被洗浄物品9を順次3分間浸漬洗浄し、最後に浸漬置換
槽2中で5分間揺動して、付着した有機溶剤を水と置換
した。
被洗浄物品9を順次3分間浸漬洗浄し、最後に浸漬置換
槽2中で5分間揺動して、付着した有機溶剤を水と置換
した。
【0043】その際、目視でおおまかな溶剤除去の所要
時間を測定した。
時間を測定した。
【0044】その後、被洗浄物品を乾燥槽3に移し、1
00℃の熱風を吹き付けて付着した水を蒸発乾燥させ、
被洗浄物品の洗浄性を目視観察した。
00℃の熱風を吹き付けて付着した水を蒸発乾燥させ、
被洗浄物品の洗浄性を目視観察した。
【0045】一方、洗浄装置の気相部をフ−ドより抽気
し、排気ダクトより排気する際の排ガス中の有機溶剤の
平均濃度を測定したところ、表1に示す値であった。
し、排気ダクトより排気する際の排ガス中の有機溶剤の
平均濃度を測定したところ、表1に示す値であった。
【0046】尚、塩素系溶剤の濃度はガスクロマトグラ
フにより、非塩素系溶剤の濃度は燃焼式ガス分析計によ
り測定した。
フにより、非塩素系溶剤の濃度は燃焼式ガス分析計によ
り測定した。
【0047】浸漬置換槽2で置換された有機溶剤は、水
に難溶の場合は水との比重差によって水面上に浮上する
か沈降する。浮上する場合は浸漬置換槽2と溶剤/水分
離槽間6でオ−バ−フロ−回路を形成させ、浸漬置換槽
表面に浮上する有機溶剤をオ−バ−フロ−によって除
き、溶剤/水分離槽で上層に分離した有機溶剤を回収
し、その量を測定した。また、沈降する場合は、浸漬置
換槽底部より溶剤/水分離槽に抜き出し、同じく溶剤/
水分離槽中で下層に分離した有機溶剤を回収した。
に難溶の場合は水との比重差によって水面上に浮上する
か沈降する。浮上する場合は浸漬置換槽2と溶剤/水分
離槽間6でオ−バ−フロ−回路を形成させ、浸漬置換槽
表面に浮上する有機溶剤をオ−バ−フロ−によって除
き、溶剤/水分離槽で上層に分離した有機溶剤を回収
し、その量を測定した。また、沈降する場合は、浸漬置
換槽底部より溶剤/水分離槽に抜き出し、同じく溶剤/
水分離槽中で下層に分離した有機溶剤を回収した。
【0048】実験は各5回繰り返し、その平均値を示し
た。
た。
【0049】比較例1 比較例1として石油系溶剤により、水による有機溶剤の
置換を行わない他は実施例1と同様の洗浄及び乾燥を行
った。
置換を行わない他は実施例1と同様の洗浄及び乾燥を行
った。
【0050】その際の排ガス中の溶剤濃度等を実施例1
と同様にして測定した結果を表1(番号8〜9)に示
す。実験は各5回繰り返し、その平均値を示した。
と同様にして測定した結果を表1(番号8〜9)に示
す。実験は各5回繰り返し、その平均値を示した。
【0051】比較例2 また比較例2として図2に示す態様の洗浄装置を使用し
て塩素系溶剤により、被洗浄物の浸漬洗浄−蒸気洗浄を
実施した。方法としては実施例と同じ被洗浄物を用い有
機溶剤の入った浸漬洗浄槽21に室温で、被洗浄物品を
順次3分間浸漬洗浄し、最後に蒸気洗浄槽22中で3分
間蒸気洗浄して乾燥状態で取り出した。
て塩素系溶剤により、被洗浄物の浸漬洗浄−蒸気洗浄を
実施した。方法としては実施例と同じ被洗浄物を用い有
機溶剤の入った浸漬洗浄槽21に室温で、被洗浄物品を
順次3分間浸漬洗浄し、最後に蒸気洗浄槽22中で3分
間蒸気洗浄して乾燥状態で取り出した。
【0052】その際の排ガス中の溶剤濃度等を実施例1
と同様にして測定した結果を表1(番号10〜11)に
併せて示す。
と同様にして測定した結果を表1(番号10〜11)に
併せて示す。
【0053】実験は5回繰り返し、その平均値を示し
た。
た。
【0054】
【表1】
【図1】 本発明の洗浄装置の代表的態様の概略図であ
る。
る。
【図2】 従来の浸漬−蒸気洗浄装置の代表的態様の概
略図である。
略図である。
1 浸漬洗浄槽 2 浸漬置換槽 3 乾燥槽 4 被洗浄物品の搬送装置 5 熱風吹き付けノズル 6 溶剤/水分離装置 7 溶剤戻しライン 8 水戻しライン 9 被洗浄物 10フ−ド 11排気ダクト 21浸漬洗浄槽 22蒸気洗浄槽 23ヒ−タ− 24コンデンサ− 25フ−ド 26排気ダクト
Claims (4)
- 【請求項1】 被洗浄物品を有機溶剤により浸漬洗浄し
た後、該被洗浄物品を水に浸漬して付着する有機溶剤を
水により置換することを特徴とする物品の洗浄方法。 - 【請求項2】 被洗浄物品を浸漬する水が、アルコ−ル
型水酸基を有する化合物を0.5〜50重量%の割合で
含有する請求項1記載の物品の洗浄方法。 - 【請求項3】 有機溶剤を洗浄液とする浸漬洗浄槽の後
に水を置換媒体とする浸漬置換槽を直列に配置して成
り、被洗浄物品を浸漬洗浄槽で洗浄後、浸漬置換槽にお
いて付着する有機溶剤を水と置換するように構成したこ
とを特徴とする洗浄装置。 - 【請求項4】 浸漬置換槽より取り出された被洗浄物品
を乾燥するための乾燥槽を設けた請求項3記載の洗浄装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8218748A JPH1057910A (ja) | 1996-08-20 | 1996-08-20 | 物品の洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8218748A JPH1057910A (ja) | 1996-08-20 | 1996-08-20 | 物品の洗浄方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1057910A true JPH1057910A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=16724807
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8218748A Pending JPH1057910A (ja) | 1996-08-20 | 1996-08-20 | 物品の洗浄方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1057910A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010051900A (ja) * | 2008-08-28 | 2010-03-11 | Kyocera Corp | 洗浄装置、基板の製造方法、および太陽電池素子 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0660479U (ja) * | 1993-01-22 | 1994-08-23 | 島田理化工業株式会社 | 洗浄乾燥装置 |
| JPH07283192A (ja) * | 1994-04-12 | 1995-10-27 | Nippon Steel Corp | 蒸気洗浄方法 |
| JPH0853788A (ja) * | 1994-08-09 | 1996-02-27 | Kaneda Rika Kogyosho:Kk | 機械部品の洗浄方法 |
| JPH08117703A (ja) * | 1994-10-18 | 1996-05-14 | Mitsubishi Kasei Eng Co | 油付着物の洗浄方法 |
| JPH08168603A (ja) * | 1994-12-16 | 1996-07-02 | Olympus Optical Co Ltd | 精密光学素子の洗浄方法 |
-
1996
- 1996-08-20 JP JP8218748A patent/JPH1057910A/ja active Pending
Patent Citations (5)
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040816 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041227 |