JPH1058434A - 平板状チェーン体、カッターチェーンおよび切断装置 - Google Patents

平板状チェーン体、カッターチェーンおよび切断装置

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JPH1058434A
JPH1058434A JP21570996A JP21570996A JPH1058434A JP H1058434 A JPH1058434 A JP H1058434A JP 21570996 A JP21570996 A JP 21570996A JP 21570996 A JP21570996 A JP 21570996A JP H1058434 A JPH1058434 A JP H1058434A
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JP
Japan
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sliding surface
flap
chain
cutter
flaps
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP21570996A
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English (en)
Inventor
Katsumi Mogi
克己 茂木
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Publication of JPH1058434A publication Critical patent/JPH1058434A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28DWORKING STONE OR STONE-LIKE MATERIALS
    • B28D1/00Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor
    • B28D1/02Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing
    • B28D1/12Saw-blades or saw-discs specially adapted for working stone
    • B28D1/124Saw chains; rod-like saw blades; saw cables

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sawing (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 平板状チェーン体にかかる張力を弱めた場合
にも各フラップ間の摺動面に隙間が空きにくく、隙間に
異物が進入しにくいカッターチェーン1を提供する。 【解決手段】 フラップ2を無端状に連結した平板状チ
ェーン体に切断刃4を固定した。フラップ2の一端には
凸摺動面6Cを有する連結用凸部6が形成され、他端に
は凹摺動面8Bを有する連結用凹部8が形成され、連結
用凸部6は隣接するフラップ2の連結用凹部8に嵌合さ
れている。連結用凸部6の先端部およびフラップ2に
は、リング係合溝10,12がそれぞれ形成され、C型
リング14がはめ込まれて、各フラップ2は厚さ方向へ
離脱不能に連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木材、石材等の硬
質物質、車両若しくは構造物などの切断や解体に使用さ
れる切断工具の基体や、動力伝達用チェーン等として好
適な平板状チェーン体と、このチェーン体を基体として
用いたカッターチェーン、並びにそのカッターチェーン
を使用した切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者は先に、特願平1−32223
7号等において、平板状チェーン体およびそれを用いた
カッターチェーン、並びに切断装置を提案した。前記出
願に係る平板状チェーン体は、平板状のフラップを同一
平面内で回動可能に多数枚連結したもので、各フラップ
の一端には、先端に向けて拡大する連結用凸部がフラッ
プ本体と同一肉厚で形成されると共に、フラップの他端
には前記連結用凸部がはまりこむ連結用切欠部が形成さ
れ、連結用凸部を隣接する他のフラップの連結用切欠部
にはめ込むことにより、各フラップが回動可能に連結さ
れている。
【0003】この平板状チェーン体では、フラップ同士
の分離を防止するため、連結用凸部および連結用切欠部
の相互摺動面に溝および突条をそれぞれ形成し、これら
溝および突条をかみ合わせた構造、あるいは、各フラッ
プのチェーン内周側の端部に溝を形成し、平板状チェー
ン体の使用時には、これら溝をバックアッププレートの
一端縁に係合させる構造を採用し、連結用凸部が連結用
切欠部から離脱しないようにしていた。
【0004】一方、前記出願に係るカッターチェーン
は、前記平板状チェーン体の外周側端部に砥粒層チップ
または鋸刃を固定したものである。また、前記出願に係
る切断装置は、前記カッターチェーンをスプロケットに
巻回して回転させ、カッターチェーンを走行させること
により被削材の切断を行うものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来技
術においては、平板状チェーン体に張力がかかっている
ときはよいが、張力を弱めた場合に連結用凸部および連
結用切欠部の摺動面に隙間が空き、この隙間に粉塵や切
粉が入ると摺動抵抗を増してしまうという問題があっ
た。
【0006】また、スプロケットへの着脱またはフラッ
プ摩耗時の交換を可能とするため、少なくとも平板状チ
ェーン体の一部でフラップの連結部を切り離し可能とし
ておくことが望ましいが、被削材の切り代を低減するた
めに平板状チェーン体の肉厚を小さくした場合、連結部
の強度を確保すること、および切り離し・再連結を容易
化することとの両立が難しく、いずれか一方を高めれば
他方が損なわれることが避けられないという問題があっ
た。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、平板状チェーン体にかかる張力を弱めた場合にも各
フラップ間の摺動面に隙間が空きにくく、隙間に異物が
進入しにくいうえ、フラップの肉厚が小さい場合にも連
結部の強度が高く、連結・切り離し操作も容易な平板状
チェーン体、カッターチェーン、および切断装置を提供
することを課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る第1の平板状チェーン体は、平板状を
なす多数のフラップを同一平面上で無端状に連結し、前
記各フラップの一端には円弧状の第1摺動面を有する連
結用凸部が形成されるとともに、前記フラップの他端に
は前記第1摺動面と相補形状をなす第2摺動面を有する
連結用凹部が形成され、前記連結用凸部を隣接する他の
フラップの連結用凹部に嵌合し、前記第1摺動面および
前記第2摺動面を摺動可能に当接させることにより、各
フラップは前記平面内で相互に回動可能に連結されてお
り、前記フラップには、前記連結用凸部の第1摺動面
を、前記連結用凹部の第2摺動面に押しつけるための付
勢手段が設けられていることを特徴とする。
【0009】本発明に係る第2の平板状チェーン体は、
平板状をなす多数のフラップを同一平面上で無端状に連
結し、前記各フラップの一端には円弧状の第1摺動面を
有する連結用凸部が形成されるとともに、前記フラップ
の他端には前記第1摺動面と相補形状をなす第2摺動面
を有する連結用凹部が形成され、前記連結用凸部を隣接
する他のフラップの連結用凹部に嵌合し、前記第1摺動
面および前記第2摺動面を摺動可能に当接させることに
より、各フラップは前記平面内で相互に回動可能に連結
されており、前記連結用凸部および前記フラップには、
前記第1摺動面および前記第2摺動面の曲率中心を中心
とする円形または円弧形をなす治具収容部が形成され、
この治具収容部に外周が円形または円弧形をなす連結治
具を着脱自在にはめ込むことにより、各フラップは厚さ
方向へ離脱不能に連結されていることを特徴とする。
【0010】本発明に係るカッターチェーンは、前記平
板状チェーン体の前記各フラップのチェーン外周側の端
部に、それぞれ切断刃を固定してなるものである。
【0011】さらに、本発明に係る切断装置は、前記カ
ッターチェーンを回転可能に巻回支持する2以上のスプ
ロケットと、前記スプロケットを回転させることにより
前記カッターチェーンを走行させるカッター駆動機構
と、被削材またはカッターチェーンの少なくとも一方
を、カッター巻回面に沿って他方側へ移動させる切込機
構とを具備することを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
[カッターチェーンの第1実施形態]図1は、本発明に
係るカッターチェーンの第1実施形態を、後述する切断
装置のスプロケット30に巻回した状態を示す正面図で
あり、図2〜図10はカッターチェーン1の細部の説明
図である。カッターチェーン1は、一定厚で同形状のフ
ラップ2が多数、同一平面に沿って無端状に連結されて
なる平板状チェーン体を有し、この平板状チェーン体の
各フラップ2のチェーン外周側端面に、2個づつ切断刃
4が固定されたものである。そして、スプロケット30
を回転することにより、各切断刃4で被削材を切断する
ことができる。
【0013】フラップ2は、図2に示すように略矩形状
をなし、その一端には連結用凸部6、他端には連結用凸
部6と相補的な形状をなす連結用凹部8がそれぞれ形成
され、各フラップ2の連結用凸部6は、隣接する他のフ
ラップ2の連結用凹部8に嵌合されることにより、全て
のフラップ2が同一平面内で相互に回動可能に連結され
ている。
【0014】連結用凸部6は、フラップ2の前記一端の
略中央から垂直に突出したほぼ一定幅の首部6Aと、こ
の首部6Aの先端に一体形成された略半円状の抜け止め
部6Bとからなる略T字状をなし、抜け止め部6Bの後
面で首部6Aの両側には、首部6A側を向く一対の凸摺
動面(第1摺動面)6Cがそれぞれ対称に形成されてい
る。対をなす凸摺動面6Cは、図4に示すように、同一
の中心点O1を有する円弧であり、中心点O1は首部6
Aの中心線の延長線上に位置する。また、各凸摺動面6
Cにはその長手方向に延びる突条が形成されている。
【0015】一方、連結用凹部8は、連結用凸部6より
も大きい略T字状をなし、図2および図3に示すよう
に、連結用凹部8内に連結用凸部6を嵌合した際に、抜
け止め部6Bの凸摺動面6Cに対し摺動可能に面接触す
る一対の凹摺動面8Bが形成されている。凹摺動面8B
にはまた、凸摺動面6Cの突条と相補的な断面形状をな
す溝が長手方向に向けて形成され、これら突条と溝が図
8に示すように面接触状態で嵌合されることにより、連
結用凹部8からの連結用凸部6の離脱が防止されてい
る。なお、突条と溝は逆であってもよい。
【0016】連結用凹部8には、連結用凸部6の首部6
Aと対向する一対の入口壁面8Aが形成されている。こ
れら入口壁面8Aは、正常な使用態様においては首部6
Aと接触しないように形状設定されている。すなわち、
カッターチェーン1がスプロケット30に巻回された状
態(図2参照)、およびカッターチェーン1が被削材に
切り込んで内側に曲がった状態(図3参照)のいずれに
おいても、入口壁面8Aは首部6Aに接触しない。細い
首部6Aを保護するためである。
【0017】連結用凸部6の先端面と、連結用凹部8の
突き当たり面8Cとの間には、十分な間隙が開くように
形状設定されている。これにより、連結用凸部6は、カ
ッターチェーン1がスプロケット30に巻回された状態
(図2参照)、およびカッターチェーン1が被削材に切
り込んで内側に曲がった状態(図3参照)のいずれにお
いても、連結用凹部8の内周面に当接することがない。
【0018】フラップ2の内周側の面2Aは、図2に示
すように、スプロケット30にカッターチェーン1を巻
回した状態において、ピン44を結ぶ円周線に沿った円
弧面とされ、スプロケット30のチェーン巻回面と面接
触するようになっている。フラップ2の内周側の側面2
B,2Cは、スプロケット30にカッターチェーン1を
巻回した状態(図2参照)においても当接しないように
形状設定されている。
【0019】一方、フラップ2の外周側の側面2D,2
Eは、図3に示すようにカッターチェーン1が被削材に
切り込んで内側に曲がった際に互いに面接触し、それ以
上カッターチェーン1が曲がらないように角度規制す
る。外周側の側面2D,2Eにより位置規制するように
したのは、回動中心点O1からの距離、当接面積のいず
れもが十分に大きく確保でき、強度を高めやすいからで
ある。フラップ2の外周側の側面2D,2Eが当接する
角度αは2〜10゜であることが望ましく、より好まし
くは3〜7゜とされる。前記角度範囲であると、切り込
み荷重によりカッターチェーン1が内側へ最も曲がった
としても、その曲率は適度に制限されて切断の進行を阻
害しない。なお、カッターチェーン1に加える張力を十
分に大きくすれば、カッターチェーン1が被削材に切り
込んだ際にも、フラップ2の外周側の側面2D,2Eは
互いに面接触しないことになる。
【0020】連結用凸部6の抜け止め部6Bの一側面に
は、図4に示すように、浅い半円状のリング収容凹部1
0Aが形成され、リング収容凹部10Aの内周面底部に
は、図4に示すように全長に亘って一定深さのリング係
合溝10が形成されている。リング係合溝10は、図6
に示すように、フラップ2の厚さ方向中央に位置してお
り、その底面の曲率中心点は、凸摺動面6Cの中心点O
1と一致している。
【0021】一方、連結用凹部8の側にも、フラップ2
の側面に浅い半円状のリング収容凹部12Aが形成さ
れ、リング収容凹部12Aの内周面底部には、図4およ
び図9に示すように、全長に亘って一定深さのリング係
合溝12が形成されている。リング係合溝12は、フラ
ップ2の厚さ方向中央に位置しており、その底面の曲率
中心点は、凹摺動面8Bの中心点O2と一致している。
ただし、リング係合溝12のうち、中心点O1、O2を
結ぶ線と交差する箇所には、図10に示すように回り止
め突起24が形成されている。この回り止め突起24
は、後述するC型リング14の開口端を係止してC型リ
ング14の回転を防止する作用を果たす。
【0022】回り止め突起24を除くリング収容凹部1
2Aの深さと曲率半径は、リング収容凹部10Aと同じ
であり、リング係合溝12の幅や深さもリング係合溝1
0と同じである。そして、フラップ2の連結用凹部8
に、隣接するフラップ2の連結用凸部6をはめ込むと、
連結用凸部6の中心点O1は連結用凹部8の中心点O2
と合致し、リング係合溝10の底面とリング係合溝12
の底面は、同一の円周上に位置する。そして、これらリ
ング係合溝10,12には、図2および図7に示すよう
にC型リング14をはめ込むことが可能となる。
【0023】C型リング14は、外周縁が正確な円形を
なすC字状の平板な部材であり、その両端には操作孔1
4Aが形成され、これら操作孔14Aを工具で摘んで間
隔を狭めることにより、C型リング14の外径を弾性的
に縮小してリング係合溝10,12への着脱が可能とな
る。リング係合溝10,12の内径はC型リング14の
自然状態での外径より僅かに小さく、このため、C型リ
ング14をリング係合溝10,12へ装着すると、C型
リング14は連結用凸部6を連結用凹部8から押し出す
方向に付勢する。
【0024】この付勢力により、カッターチェーン1に
張力を加えていない状態でも凸摺動面6Cと凹摺動面8
Bとの間に間隙が生じにくいので、これら摺動面6C,
8B間に切粉や粉塵、脱落砥粒が進入しにくく、それら
の進入による摺動面の損傷や摺動抵抗の増大を防ぐこと
が可能である。なお、リング係合溝10,12の内径が
C型リング14の自然状態での外径とほぼ同じであって
も、フラップ連結長を縮める力に対しては抗力を生じる
ので、同様の効果が得られる。また、リング係合溝12
の周長は、リング係合溝10の周長よりも長いので、リ
ング係合溝12とC型リング14との摩擦力の方が、リ
ング係合溝10とC型リング14との摩擦力に勝る。こ
の点からも、C型リング14の回転を防止する効果が得
られる。
【0025】図4および図5に示すように、フラップ2
の中央には、一対の位置決め孔22が形成されていても
よい。これら位置決め孔22はフラップ2を機械加工す
るときに位置決め用として使用されるが、フラップ2の
軽量化にも貢献している。
【0026】各フラップ2のチェーン内周側の端面のカ
ッタ走行方向後方側には、凹円弧状の駆動用凹部18が
形成される一方、同端辺のカッタ回転方向前方側には、
直線状の切欠16が形成されている。これにより、カッ
ターチェーン1が各スプロケット30に巻回された位置
では、駆動用凹部18がスプロケット30の溝内に固定
された個々のピン44と図2に示すように係合し、スプ
ロケット30に対するカッターチェーン1の空転を防止
する。一方、切欠16は、カッタ回転にともなう駆動用
凹部18へのピン44の係合・離脱過程で、ピン44と
フラップ2との干渉を防止する役目を果たす。
【0027】各フラップ2のチェーン外周側の端面2F
の両端部には、切断刃4として直方体状の砥粒層チップ
4がそれぞれロウ付け等により固定され、さらに、各砥
粒層チップ4の後縁を支える凸部20が形成されてい
る。切断刃4はフラップ2に対して機械的に着脱可能と
することも可能である。砥粒層チップ4としては、ダイ
ヤモンド砥粒、CBN砥粒あるいは周知の一般砥粒を金
属結合剤とともに圧粉成形および焼結、あるいはホット
プレスしてなるメタルボンド砥粒層が一般的であるが、
それ以外の砥粒層チップを用いてもよい。砥粒層チップ
4のフラップ厚さ方向の幅は、フラップ2の肉厚よりも
若干厚い程度とされ、厚さ方向の中心をフラップ2の厚
さ方向の中心と合致させて固定されている。なお、フラ
ップ2に固定する切断刃4は1個または3個以上にする
ことも可能であるし、切断刃4として鋸刃や各種切削刃
などを固定してもよい。
【0028】上記構成からなる平板状チェーン体および
カッターチェーン1によれば、C型リング14の弾性力
により連結用凸部6を連結用凹部8から押し出す方向に
押されているので、カッターチェーン1にかかる張力を
弱めた場合にも、各フラップ2間の摺動面6C,8B間
に隙間が空きにくく、隙間に切粉や粉塵、脱落砥粒など
の異物が進入しにくい。このため、摺動面6C,8Bの
損傷や摺動抵抗の増大を効果的に防止することができ
る。
【0029】また、C型リング14を外すだけで、各フ
ラップ2の連結長を縮めて、各フラップ2を切り離すこ
とが可能であるにも拘わらず、C型リング14の装着に
必要なリング係合溝10,12を、連結強度に影響を与
えない箇所に形成し、フラップ2の厚さ方向全域を摺動
面6C,8Bとして使用するようにしたので、フラップ
2の肉厚が小さい場合にも理想的な連結強度が得られ
る。すなわち、フラップ2の連結・切り離しの容易性
と、連結強度とを両立させることが可能である。
【0030】また、カッターチェーン1を被削材に切り
込んだ際に、カッターチェーン1が周回面の内側へ若干
曲がって、切断刃4が円弧状に並んで切り込んでいくよ
うにフラップ2の形状を設定しているから、カッターチ
ェーン1が内側へ曲がらない場合に比べて、被削材への
切り込み開始を円滑に行うことが可能である。また、カ
ッターチェーン1が内側へ曲がるときの最大曲率を、図
3に示すようにフラップ2の側面2D,2Eの全域で規
制する構成としたので、その他の部分で規制する構成に
比べて強度上の信頼性を高めることが可能である。
【0031】さらに、この実施形態では、個々のフラッ
プ2に各2個の砥粒層チップである切断刃4を間隔を開
けて固定しているため、切断刃4の単位面積当りの切込
み力が増大するうえ、各切断刃4からの切粉排出性が良
好になるので、切粉の堆積による切断刃4のビビリ振動
が生じにくく、研削能率も向上できる。
【0032】[カッターチェーンの第2実施形態]図1
8は、本発明の第2実施形態で使用されるフラップ2を
示している。このフラップ2と第1実施形態が相違する
点は、第1実施形態のリング収容凹部12Aおよびリン
グ収容凹部10Aに対応する箇所をフラップ2から切り
欠いて、リング係合溝10,12をその切欠面の中央に
沿って形成した点にある。この場合にも、連結用凸部6
を連結用凹部8に収容し、リング係合溝10,12にC
型リング14をはめ込むことにより、各フラップ2が離
脱不能に連結されて第1実施形態と同様の効果が得られ
る。
【0033】なお、本発明において使用できるフラップ
連結治具はC型リング14のみに限定されず、例えば、
容易に縮径可能な波形リングや、弾性体製の円板をリン
グ係合溝10,12にはめ込む構造とすることもできる
し、弾性を有しない連結治具を用いてもよい。
【0034】[切断装置の実施形態]次に、図11〜図
16を用いて、前記カッターチェーン1を使用した切断
装置の一実施形態を説明する。まず図11は、カッター
チェーン1を巻回して支持するためのスプロケット30
の一例を示している。スプロケット30は、通常2基が
同一平面に沿って配置され、少なくとも1基を回転駆動
することによりカッターチェーン1を走行させる。スプ
ロケット30を3基以上設けてカッターチェーン1を巻
回することも可能である。
【0035】スプロケット30は、回転可能に支持され
る円板状の軸部32と、この軸部32の外周面に放射状
に固定されたパイプ34と、各パイプ34の外周端に固
定された円環状の取付板36とを有し、取付板36の外
周面には、一対の側板38が互いに張り合わされて固定
されている。
【0036】パイプ34は断面が楕円形の金属製で、長
径方向がスプロケット30の周方向を向くように配列さ
れている。側板38は、図12〜図14に示すように内
周端部では互いに密着しているが、その他の部分では平
行な間隙30Aが形成されてカッタ収容溝30Aとされ
ている。このカッタ収容溝30Aの幅はフラップ2の厚
さよりも僅かに大きい程度で、深さはフラップ2の切断
刃4が固定された外周部を除く全てを収容できる程度に
されている。
【0037】側板38はそれぞれボルト42により取付
板36に対して垂直に固定され、側板38の内周部は、
図14に示すようにボルト46で互いに締結されてい
る。また、カッタ収容溝30A内に収容されたカッター
チェーン1の駆動用凹部18と対応する箇所には、駆動
用凹部18と係合する円柱状のピン44が埋め込まれ、
それぞれボルト48で固定されている。なお、ピン44
を設けるのは駆動される側のスプロケット30だけでも
よい。
【0038】さらに、収容された各フラップ2の連結部
と対応する箇所では、図11に示すように側板38に矩
形状の窓40が形成されており、側板38の軽量化、お
よび連結部の磨耗量の検査が行えるようになっている。
【0039】このようなスプロケット30によれば、上
記構成の採用により、スプロケット30の著しい軽量化
が図れるので、スプロケット30にカッターチェーン1
を加えた全体重量を軽減することができる。このため、
スプロケット30の直径が例えば数mもあるような場合
であっても、回転慣性力を小さくすることができ、駆動
力の軽減が図れ、被削材の特性に応じた細かい速度制御
が容易となり、万一の場合の緊急停止に要する時間を短
縮することができる。また、楕円形パイプ34の採用に
より、回転時の空気抵抗も小さくすることが可能であ
る。
【0040】続いて、カッターチェーン1およびスプロ
ケット30を用いた切断装置の全体構成の一例を、図1
5および図16を用いて説明する。なお、以下の説明で
用いる上下左右は図15に基づくものとする。
【0041】符号122は床面Fに立てられた一対の支
柱であり、これら支柱122の前面には、図16に示す
ように、それぞれガイドレール124が上下方向に固定
されている。各ガイドレール124の前面には、ベース
板128が互いに同じ高さに配置され、これらベース板
128がガイドレール124に沿って昇降可能に支持さ
れている。
【0042】ガイドレール124の前面には、上下方向
に延びる凹部126が形成され、この凹部126内には
スクリュウ軸130が上下に向けて配置されている。各
ベース板128は、それぞれ雌ネジ部材132を介して
スクリュウ軸130に取り付けられている。各支柱12
2の上端には天板134が水平に掛け渡され、各スクリ
ュウ軸130の上端は、この天板134上に固定された
一対のギヤボックス136に接続されている。各ギヤボ
ックス136は、水平なロッド138を介して互いに接
続され、天板134に固定された昇降モータ140に接
続されている。そして昇降モータ140を作動すると各
スクリュウ軸130が同方向に回転し、両ベース板12
8が同じ高さを保ちつつ昇降する。
【0043】各ベース板128にはワイヤ142の一端
が固定され、これらワイヤ142は上方に延ばされ、天
板134の上方に設けられた滑車144に巻かれたう
え、下端にはバランスウエイト146が固定されてい
る。そして、バランスウエイト146と、ベース板12
8を含む昇降部との釣り合いがとられている。
【0044】右側のベース板128の前面には軸支持体
148が配置され、軸支持体148の裏面に形成された
取付溝が、ベース板128の前面に設けられた水平なガ
イド部150に嵌合され、ガイド部150に沿って左右
方向変位可能かつ任意位置で固定可能となっている。軸
支持体148には前方に突出する回転軸154が回転自
在に取り付けられ、この回転軸154に前述のスプロケ
ット30が垂直に固定されている。なお、スプロケット
30の外径がそれほど大きくない場合には、従来一般に
使用されているスプロケットに交換することも可能であ
る。
【0045】左側のベース板128には、前方に向けて
回転軸154と同じ高さで回転軸156が回転自在に取
り付けられ、この回転軸156にはプーリ158および
スプロケット30が同軸に固定されている。そして、図
1に示すように、両スプロケット30間にカッターチェ
ーン1が巻回されている。左側のベース板128には駆
動モータ(カッタ駆動機構)160が固定され、このモ
ータ160の回転軸にプーリ162が固定されている。
プーリ162とプーリ158の間にベルト164が巻回
され、駆動モータ160を作動することにより、各スプ
ロケット30が回転し、カッターチェーン1が走行す
る。
【0046】被削材を支持するために、各支柱122の
間の床面Fには、前後方向に向けて一対のレール16
6,168が敷かれ、これらの上に台車170が置か
れ、レール166,168に沿って走行可能とされてい
る。台車170の上面には水平なワークテーブル172
が固定されている。
【0047】以上の切断装置を用い、カッターチェーン
1で被削材を切断するには、まず昇降モータ140を作
動させて各ベース板128およびカッターチェーン1を
上昇させたうえ、テーブル172に載せた石材等の被削
材を前後に位置決めする。この時、カッターチェーン1
の張力が不足していれば軸支持体148を右に動かして
張力を調節する。調整が完了したら、駆動モータ160
を作動させ、カッターチェーン1を走行させつつ、昇降
モータ140を作動させてカッターチェーン1を所望の
切り込み速度で降下させ、被削材の切断を行えばよい。
【0048】上記構成からなる切断装置Sによれば、軽
量のスプロケット30を使用しているので、スプロケッ
ト30が巨大な場合にも、比較的小さな動力でカッター
チェーン1の切断性能を最高に引き出すことが可能であ
る。スプロケット30が大型化するほど、個々のフラッ
プ2の連結部の回動角度は小さくて済むので、フラップ
2の磨耗の問題を低減することができる。例えば、スプ
ロケット30に対するカッターチェーン1の巻回直径を
2500mmとし、フラップ2の連結ピッチ(中心点O
1,O2間の距離)を150mmとすれば、各連結部は
わずか7.5゜回動するだけでよいのであり、摺動面に
異物が進入しにくいことと相まって、摺動面の磨耗量を
極めて小さく抑えることができる。
【0049】また、この切断装置Sによれば、カッター
チェーン1の張力調整が容易に行えるため、被削材に切
り込んだ状態でのカッターチェーン1の内側への曲がり
具合を任意に調整できるという利点も有する。
【0050】[切断装置の第2実施形態]図15および
図16に示した切断装置は1本のカッターチェーン1を
使用したものであったが、図17に示すように、スプロ
ケット30のそれぞれに複数のカッタ収容溝30Aを形
成し、これらカッタ収容溝30Aのそれぞれに同じカッ
ターチェーン1を巻回した構成としてもよい。このよう
な切断装置によれば、1回の切断作業で複数面の切断を
行うことができ、石板の切り出し作業などにおける作業
効率を大幅に向上することが可能である。
【0051】以上、本発明の実施形態を具体的に説明し
たが、本発明に係る平板状チェーン体、カッターチェー
ン、および切断装置はこれら実施形態のみに限定される
ものではなく、必要に応じて種々の変形が可能である。
例えば、チェーン体に固定する切断刃4を鋸刃セグメン
トに変更すれば、木材等の切断にも使用可能である。ま
た、砥粒層チップを用いた場合、石材以外の硬質物質、
車両若しくは構造物などの切断・解体に使用可能であ
る。さらに、切断刃として、ダイヤモンドまたはCBN
等の高密度焼結体、超硬合金製チップ、あるいは比較的
軟質な被削材用として安価な高速度鋼製切刃等も使用可
能である。
【0052】さらに、本発明に係る平板状チェーン体
は、カッターチェーンとしてのみ使用されるものではな
く、例えば動力伝達用チェーンや物品運搬用チェーンと
しても高い性能を発揮する。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る平板
状チェーン体、カッターチェーン、および切断装置によ
れば、平板状チェーン体にかかる張力を弱めた場合に
も、各フラップの摺動面間に隙間が空きにくく、隙間に
異物が進入しにくい。このため、摺動面の損傷や摺動抵
抗の増大を効果的に防止することができる。
【0054】また、付勢手段もしくは連結治具を連結強
度に影響を与えない箇所に設けることが可能であるか
ら、フラップの厚さ方向全域を摺動面として使用するこ
とができ、フラップの肉厚が小さい場合にも理想的な連
結強度が得られる。すなわち、フラップの連結・切り離
しの容易性と、連結強度とを両立させることが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカッターチェーンの第1実施形態
を示す正面図である。
【図2】同実施形態の一部分を示す正面図である。
【図3】同実施形態の一部分を示す正面図である。
【図4】フラップの正面図である。
【図5】フラップの背面図である。
【図6】図4中のVI矢視図である。
【図7】図2中のVII−VII線断面図である。
【図8】図2中のVIII−VIII線断面図である。
【図9】図4中のIX−IX線断面図である。
【図10】フラップの回り止め突起を示す説明図であ
る。
【図11】本発明に係る切断装置の一実施形態のスプロ
ケットを示す正面図である。
【図12】同スプロケットの断面図である。
【図13】同スプロケットの外周部の断面図である。
【図14】同スプロケットの外周部の断面図である。
【図15】本発明に係る切断装置の一実施形態の全体を
示す正面図である。
【図16】図15中のXVI−XVI線断面図である。
【図17】本発明に係る切断装置の他の実施形態のスプ
ロケットの断面図である。
【図18】本発明に係る平板状チェーン体の他の実施形
態のフラップの正面図である。
【符号の説明】
1 カッターチェーン 2 フラップ 4 切断刃 6 連結用凸部 6A 首部 6B 抜け止め部 6C 凸摺動面(第1摺動面) 8 連結用凹部 8B 凹摺動面(第2摺動面) 8C 突き当たり面 10,12 リング係合溝 10A,12A リング収容凹部(治具収容部) 14 C型リング(付勢手段、連結治具) 14A 操作孔 16 切欠 18 駆動用凹部 O1,O2 中心点 30 スプロケット 32 軸部 34 パイプ 36 取付板 38 側板 44 ピン 140 カッタ昇降用モータ(切込機構の要部) 160 カッタ駆動用モータ(カッター駆動機構の要
部)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状をなす多数のフラップを同一平面
    上で無端状に連結した平板状チェーン体であって、 前記各フラップの一端には円弧状の第1摺動面を有する
    連結用凸部が形成されるとともに、前記フラップの他端
    には前記第1摺動面と相補形状をなす第2摺動面を有す
    る連結用凹部が形成され、前記連結用凸部を隣接する他
    のフラップの連結用凹部に嵌合し、前記第1摺動面およ
    び前記第2摺動面を摺動可能に当接させることにより、
    各フラップは前記平面内で相互に回動可能に連結されて
    おり、 前記フラップには、前記連結用凸部の第1摺動面を、前
    記連結用凹部の第2摺動面に押しつけるための付勢手段
    が設けられていることを特徴とする平板状チェーン体。
  2. 【請求項2】 前記連結用凸部および前記フラップに
    は、前記第1摺動面および前記第2摺動面の曲率中心を
    中心とする円形または円弧形をなす治具収容部が形成さ
    れ、この治具収容部に外周が円形または円弧形をなし、
    かつ弾性的に拡大縮小可能な連結治具をはめ込むことに
    より、各フラップは厚さ方向へ離脱不能に連結されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の平板状チェーン体。
  3. 【請求項3】 前記第1摺動面および前記第2摺動面の
    一方には長手方向に延びる溝が形成され、他方には長手
    方向に延びる突条が形成され、前記溝と前記突条が長手
    方向に摺動可能に嵌合されていることを特徴とする請求
    項1または2記載の平板状チェーン体。
  4. 【請求項4】 平板状をなす多数のフラップを同一平面
    上で無端状に連結した平板状チェーン体であって、 前記各フラップの一端には円弧状の第1摺動面を有する
    連結用凸部が形成されるとともに、前記フラップの他端
    には前記第1摺動面と相補形状をなす第2摺動面を有す
    る連結用凹部が形成され、前記連結用凸部を隣接する他
    のフラップの連結用凹部に嵌合し、前記第1摺動面およ
    び前記第2摺動面を摺動可能に当接させることにより、
    各フラップは前記平面内で相互に回動可能に連結されて
    おり、 前記連結用凸部および前記フラップには、前記第1摺動
    面および前記第2摺動面の曲率中心を中心とする円形ま
    たは円弧形をなす治具収容部が形成され、この治具収容
    部に外周が円形または円弧形をなす連結治具を着脱自在
    にはめ込むことにより、各フラップは厚さ方向へ離脱不
    能に連結されていることを特徴とする平板状チェーン
    体。
  5. 【請求項5】 前記治具収容部は、前記連結用凸部およ
    び前記フラップの一方の側面にそれぞれ形成され全体と
    して円形または円弧形をなす凹部と、この凹部の内周面
    に形成された溝とを具備し、これら溝にリングの外周を
    はめ込むことにより各フラップは厚さ方向へ離脱不能に
    連結されていることを特徴とする請求項4記載の平板状
    チェーン体。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載された平
    板状チェーン体の、前記各フラップのチェーン外周側の
    端部に、それぞれ切断刃を固定してなることを特徴とす
    るカッターチェーン。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載されたカッターチェーン
    を用いた切断装置であって、前記カッターチェーンを回
    転可能に巻回支持する2以上のスプロケットと、前記ス
    プロケットを回転させることにより前記カッターチェー
    ンを走行させるカッター駆動機構と、被削材またはカッ
    ターチェーンの少なくとも一方を、カッター巻回面に沿
    って他方側へ移動させる切込機構とを具備することを特
    徴とする切断装置。
  8. 【請求項8】 前記スプロケットは、軸部と、この軸部
    から放射状に延びる多数のパイプと、これらパイプの外
    周端に固定された円環状のカッターチェーン収容部とを
    具備し、前記カッターチェーン収容部にカッターチェー
    ンの内周側部分の一部がはめ込まれていることを特徴と
    する請求項7記載の切断装置。
JP21570996A 1996-08-15 1996-08-15 平板状チェーン体、カッターチェーンおよび切断装置 Withdrawn JPH1058434A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITPR20080061A1 (it) * 2008-09-30 2010-04-01 Effe Meccanica S R L Macchina multifilo per il taglio di marmi, graniti, pietre dure.
WO2019007064A1 (zh) * 2017-07-07 2019-01-10 厦门致力金刚石科技股份有限公司 一种金刚石链锯及成型方法

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