JPH1059323A - 真空包装装置 - Google Patents

真空包装装置

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JPH1059323A
JPH1059323A JP15270697A JP15270697A JPH1059323A JP H1059323 A JPH1059323 A JP H1059323A JP 15270697 A JP15270697 A JP 15270697A JP 15270697 A JP15270697 A JP 15270697A JP H1059323 A JPH1059323 A JP H1059323A
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享 石川
Shinzo Kozuka
慎三 小塚
Tadashi Sakai
忠志 酒井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サービス性や、装置のコンパクト化を犠牲に
することなく、蓋体の開閉に応動して安定した真空ポン
プの起動・停止を可能にする真空包装装置を提供する。 【解決手段】 真空包装装置5の本体7は、開位置及び
閉位置の間で軸支部23を中心として回動自在の蓋体9
と協働して真空包装室21を画成する。該本体内には真
空ポンプ11が、蓋体及び本体の間には、該蓋体を開位
置に偏倚する弾性体27が、蓋体7には、その開閉動作
に連動して回動自在に腕部分25が、本体内には、位置
固定の案内ピン55付きの支持部材53が、それぞれ設
けられている。連接棒部材49は、緩衝機構29を介し
て一端で腕部分25の下端に回動自在に取り付けられる
と共に、案内ピン55を滑動自在に受け入れる係合部5
1を有し、案内ピン55により案内されて常に一定の運
動をする。真空ポンプは、該連接棒部材により安定的に
作動されるスイッチ54により起動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱接着性の袋状部
材の中に食品等を入れ脱気してヒートシールすることに
より密封包装を行う真空包装装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】食品等を熱接着性の袋状部材の中に入
れ、その袋状部材の内部を脱気・減圧してからヒートシ
ールすることにより密封するいわゆる真空包装は、一般
に次のようにして行われる。即ち、適当な配管を介して
真空ポンプに接続された減圧可能なチャンバの中に、食
品等の被包装物を入れた一辺開口の袋状部材を入れる。
その際、閉じるべき開口辺は、ヒートシール可能な位置
に置かれる。チャンバの蓋体を閉じ、脱気工程と称する
操作、即ち真空ポンプを作動させてチャンバ内の気体を
排出する操作を行う。次に、袋状部材の内部と連通する
チャンバ内の圧力が所定圧に達したことを圧力センサで
検知し、その後、シール工程と称する操作、即ちヒート
シール装置により、前述の袋状部材の開口辺を閉じる操
作が行われる。最後に、前記配管に連絡した大気開放弁
が開弁し、チャンバ内の圧力が大気圧に戻り、蓋体を開
いて密封された袋状部材を取り出す。
【0003】かかる真空包装装置における蓋体は、一般
に、コイルばね等の弾性体で生じる弾性力により、他の
外力が付加しない状態では開位置に付勢されるようにな
っている。そのため、真空包装をする場合には、まず、
使用者が上記弾性力に抗して蓋体を閉め、蓋体が閉まる
ことに連動して作動するスイッチにより真空ポンプを起
動することによって脱気工程を開始し、それによりチャ
ンバ内の圧力を減少し、続いてシール工程を行ってい
た。
【0004】真空ポンプ起動用のスイッチとしては、例
えば、真空包装装置のハウジング外に突出して設けら
れ、蓋体を閉める時に、この蓋体によって直接にスイッ
チを押圧作動する形式のものが知られているが、スイッ
チが外部に突出していると、蓋体を閉じなくても同スイ
ッチを押すことができるので、蓋体が開いた状態のまま
真空ポンプを高負荷で作動させてしまう等の不具合があ
る。この不具合を解消すべく、スイッチをハウジング内
部に収容するようにしたものもある(実公平4ー277
67号公報参照)。
【0005】この実公平4ー27767号公報に記載さ
れたものにおいては、図9に示すように、真空ポンプ
(図示せず)の起動用のスイッチ100は、真空室10
1を画成する容器102の後部に上下位置調節可能に取
付片103を介して取り付けられており、該スイッチ1
00の作動片104は、上述した真空室の蓋体105の
閉塞時にレバー106の先端により押圧され、以てスイ
ッチ100を閉成し、逆に、蓋体103の開放方向の回
動でレバー106による押圧を解除され、スイッチ10
0を開成するようになっている。
【0006】一方、シール工程が終了すると、チャンバ
内が徐々に上述したように大気圧に戻るため、上記弾性
力によって蓋体が勢いよく開いてしまう。そのような現
象が起こると、真空包装装置の筺体に、あるいは、蓋体
の開き角度を制限するためのストッパを有する真空包装
装置では該ストッパ及びその周辺部分に、強度上好まし
くない大きな衝撃力が作用して、破損等の問題につなが
る恐れがある。
【0007】そのため、蓋体の急激な開動作に伴う上述
の問題を解決するための従来技術として、実開昭54−
162568号公報には、図10に側面図が示されてい
る真空包装機200が開示されている。この真空包装機
は、本体201及び真空箱(蓋体)202を有する。真
空箱202は、下部が開口した筺体であって、本体20
1の上方に配設されて、その上部に設けられた支台20
3に回動可能に取り付けられている。また、真空箱20
2の後部には、本体201の外面よりも後方に突出した
ばね係止部分206が形成されている。該ばね係止部分
206には、コイルばね204及びダンパ205の一端
が接続されている。コイルばね204及びダンパ205
の他端は、それぞれ、本体201の下部に取り付けられ
ている。
【0008】この真空包装機200により真空包装を行
う場合、まず、真空箱202が図10の一点鎖線に示さ
れるような開いた状態で、被包装物を収容した袋状部材
(図示せず)を本体201の上面に載置し、その後、真
空箱202を閉じる。これにより、袋状部材は、真空箱
201により画成された真空チャンバ内に収容される。
次に、図示しない真空ポンプが作動して脱気工程が始ま
り、真空チャンバ及び袋状部材内の気体が脱気される。
真空チャンバ内の圧力低下に伴って、袋状部材は、その
中に収容した被包装物に密着する。そして、袋状部材の
開口部分がシールされて(シール工程)、真空包装が完
了する。真空包装が終了すると、真空チャンバ内の圧力
が大気圧に戻り、真空箱202は、コイルばね204の
弾性力によって開き始める。しかし、真空箱202に
は、ダンパ205が取り付けられているため、真空箱2
02が開く速度は、このダンパ205によって減衰され
る。かくして、真空箱202が勢いよく開くことによる
不具合が防止されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、蓋体の閉止に
伴い真空ポンプを起動するためのスイッチに関して、実
公平4ー27767号公報の図4に記載されたスイッチ
100では、蓋体105の開閉に連動して回動するレバ
ー106により作動するように取付片103に装着され
ているため、蓋体105が閉塞した時にタイミング良く
真空ポンプを起動して真空引きを開始させるには、取付
片103の位置調整を綿密に行うという非常に面倒な熟
練作業が必要であり、また、容器101の後部にスイッ
チ100が特別に設けられているため、サービス性が劣
るだけでなく、高さ方向及び奥行き方向のハウジング寸
法が増し、装置のコンパクト化の弊害にもなっていた。
【0010】また、蓋体の開放に伴う衝撃を緩和するた
めの機構に関して、図10に記載の実開昭54−162
568号公報の真空包装機200では、蓋体(真空箱)
が勢いよく開くことは防止できるが、蓋体(真空箱)の
開閉に関係する構造が、真空包装機の本体の後方にあ
り、しかも該本体から突出している。そのため、本体の
外部に蓋体の開閉に関わる構造がある分だけ、真空包装
装置の前後方向の全長が増大し、真空包装機全体をコン
パクト化することが困難である。加えて、本体から突出
する部分が多いため、設置場所の壁面等にほぼ密着させ
て真空包装機を配設することが難しい。更に、上述の突
出部分は、蓋体(真空箱)の開閉に伴い頻繁に動く部分
であるため、本体から露出していることで、何らかの障
害物と当接したりすると、蓋体(真空箱)本来の正常な
開閉動作が阻害される恐れもある。
【0011】従って、本発明の主な目的は、サービス性
や、装置のコンパクト化を犠牲にすることなく、蓋体の
開閉に応動して安定した真空ポンプの起動・停止を可能
にする作用を奏する真空包装装置を提供することであ
る。また、本発明の別の目的は、上述の諸作用に加え
て、蓋体の開放に伴う衝撃を吸収するための機構を内部
に収容してスムーズに開閉を行うことを可能にする真空
包装装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、請求項1に記載の本発明によると、真空包装装置
は、開位置及び閉位置の間で軸支部を中心として回動自
在の蓋体と、前記閉位置にある時の前記蓋体と協働して
真空包装室を画成するように前記蓋体の下方に配設され
た本体と、該本体内に設けられた真空ポンプと、前記蓋
体を前記開位置に偏倚する弾性体とを有する真空包装装
置において、前記蓋体の開閉動作に連動して回動自在
に、前記本体の内部で前記軸支部から略垂下するように
設けられた腕部分と、前記本体内に配設された位置固定
の案内部材と、一端で前記腕部分の下端に回動自在に取
り付けられると共に、前記案内部材を相対的に滑動自在
に受け入れる係合部を有する連接棒部材と、該連接棒部
材により作動されて前記真空ポンプを起動するスイッチ
とを備え、該スイッチは、前記蓋体の前記開位置から前
記閉位置への移動に伴い前記腕部分を介して前記連接棒
部材が前記案内部材により案内されて前記閉位置に対応
する位置に到達した時、前記連接棒部材により作動しう
る位置に配置されている。
【0013】蓋体が閉動作を行う時に、腕部分が蓋体と
一体的に回動し、それに伴って連接棒部材も回動もしく
は移動するが、その間中、この連接棒部材は、係合部が
案内部材に係合している。案内部材は位置固定であるか
ら、連接棒部材は常に一定の移動を行う。従って、真空
ポンプを起動するためのスイッチは、蓋体の閉位置への
到達時期に調和した好適なタイミングで作動する。該ス
イッチは、サービスが容易な本体内部に収容されてお
り、また、コンパクト化の障害にもならない。
【0014】この場合、請求項2に記載の本発明のよう
に、真空ポンプ起動用のスイッチは、案内部材を有する
支持部材に装着しておくと、別の部材を設ける必要がな
いので、更なるコンパクト化及び製造コストの低減にな
り、好適である。また、請求項3に記載の本発明のよう
に、連接棒部材は、蓋体の閉位置から開位置への移動に
対してのみ抵抗力を生じる軸部を有する本体内部の緩衝
機構を介して腕部分に接続されていることが好ましい。
このように構成すると、蓋体を開位置に偏倚するための
弾性体と、蓋体の開き速度を減衰するための緩衝機構と
が共に本体内に収まり該本体から突出しなくなるので、
コンパクト化に寄与する。また、弾性体及び緩衝機構を
蓋体の軸支部に直接的に設ける場合と比較して、小さな
弾性係数の弾性体で蓋体を開くことができ、延いては、
減衰率の低い緩衝機構を採用できるため、製造コストの
低減になる。
【0015】更に、請求項4に記載のように、本発明
は、開位置及び閉位置の間で軸支部を中心として回動自
在の蓋体と、前記閉位置にある時の前記蓋体と協働して
真空包装室を画成するように前記蓋体の下方に配設され
た本体と、該本体内に設けられた真空ポンプと、前記蓋
体を前記開位置に偏倚する弾性体とを有する真空包装装
置において、前記蓋体の開閉動作に連動して回動自在
に、前記本体の内部で前記軸支部から略垂下するように
設けられた腕部分と、前記本体内に配設された位置固定
の案内部材と、一端で前記腕部分の下端に回動自在に取
り付けられると共に、前記案内部材を相対的に滑動自在
に受け入れる係合部を有する連接棒部材と、該連接棒部
材により作動されて前記真空ポンプを起動するスイッチ
とを備え、前記連接棒部材は、前記蓋体の前記閉位置か
ら前記開位置への移動に対してのみ抵抗力を生じる軸部
を有する前記本体の内部の緩衝機構を介して前記腕部分
に接続されている真空包装装置を提供している。
【0016】案内部材としては、案内ピンを用いること
ができるが、好適には、円筒形回転部を有するベアリン
グ状の部材を用いると、係合部に対する摩擦が減少し
て、引っ掛かるようなことがなくなるので、緩衝機構に
対して回転力以外の余計な力が掛からず、関連部材の耐
久性の向上になる。また、緩衝機構として角形の外形形
状を有するロータリーダンパを用い、この角形の形状を
利用してロータリーダンパの固定を行えば、強度・耐久
性に優れた固定構造が提供される。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施の形態即ち実
施形態について添付図面を参照して詳細に説明するが、
図中、同一符号は同一又は対応部分を示すものとする。
図1は、本発明の実施形態に係る真空包装装置を側方か
ら見た縦断面図である。尚、以下の説明において、各部
の位置もしくは方向については、図1に向かって見て左
側を“前”、右側を“後”としており、また、図中の点
線は、真空包装装置の蓋体が閉じている状態を示してい
る。
【0018】図1において、真空包装装置5は、本体7
と、その上方に位置する開閉自在の蓋体9とを有する。
本体7は箱状になっており、そのハウジング内には、図
示しない大気連通バルブ、真空ポンプ11、電磁的に駆
動されるソレノイド弁のようなものでよい脱気バルブ1
3、シールバルブ15並びにシールシリンダ組立体17
等が配設されている。真空ポンプ11は、分岐管cを介
して脱気バルブ13及びシールバルブ15に接続されて
いる。分岐管cは、真空ポンプ11とは反対側で、脱気
バルブ13の出口側とシールバルブ15の出口側とに接
続している。一方、脱気バルブ13の入口側は、管b及
び管a介して本体7の後部上方にある脱気口19と接続
している。この脱気口19は、後述するように蓋体9が
閉じた際に、蓋体9が本体7の上面と協働して画成する
チャンバ21内の気体を吸引することができるように、
本体7の上面よりも突出している。シールバルブ15の
入口側には、管dの一端が接続されており、その他端
は、シールシリンダ組立体17に接続されている。図示
しない大気連通バルブは、後述する脱気工程及びシール
工程では閉じており、シール工程終了後に、チャンバ2
1の圧力を大気圧にするように開く。
【0019】蓋体9は、下方が開口した筺体であり、内
部には、上述したチャンバ(真空包装室)21が画成さ
れ、ここで、袋状の包装物(図示せず)に対する一連の
包装工程が行われる。図1及び図2に点線で示されるよ
うに、蓋体9の周縁部が本体7の上面と当接するように
蓋体9が閉じると、蓋体9の内部に画成されたチャンバ
21は、蓋体9の内面及び本体7の上面によってパッキ
ン9bを介して密閉される。一方、チャンバ21は、蓋
体9が図1に実線に示されるように開いているときは、
蓋体9の開口9aを介して外部と連通する。蓋体9の上
部内面には、密封接着用熱線受部39が下向きに突出し
て形成されている。
【0020】蓋体9の後部の左右両側には、紙面に垂直
な横方向に延びる軸支部23が設けられており、蓋体9
は、回動軸を含むこの軸支部23を中心として回動す
る。更に、蓋体9の後部には、軸支部23から下方に延
びる腕部分25が蓋体9と一体的に回動可能に設けられ
ている。腕部分25には、弾性体27や、所定の一方向
の回転に対してのみ抵抗を生じせしめるリーディングダ
ンパ(緩衝機構)29等が取り付けられているが、それ
等については、後から詳細に説明する。また、腕部分2
5は、本体7のハウジング内に配置されており、それに
伴って弾性体27及びリーディングダンパ29等も全て
同ハウジング内に設けられている。
【0021】シールシリンダ組立体17は、減圧室3
1、密封接着用熱線部材33、ピストン35及びばね3
7からなる。減圧室31は、シールシリンダの内面とピ
ストン35とにより画成され、密封接着用熱線部材33
はピストン35に取り付けられている。熱線部材33
は、蓋体9が閉じた際に、熱線受部39に対峙するよう
に配置されており、その先端部は本体7の上面から突出
する。熱線部材33の上記先端部は、電気が流れると発
熱するようになっており、それによって袋状の包装物の
開口部分をヒートシールする。ばね37は、減圧室31
内に配設され、熱線部材33及びピストン35を下方に
付勢するように、ピストン35に弾性力を付与してい
る。また、前述した管dの他端は、減圧室31に連通し
ている。
【0022】次に、蓋体9の開閉に関わる部分の構造に
ついて説明する。図2は、蓋体9の開閉に関わる構造の
みを示した断面図である。図2に示されるように、本実
施形態では、蓋体9の開閉に関わる部分、即ち腕部分2
5、弾性体27、リーディングダンパ29及び連接棒部
材49は、全て本体7のハウジング内部に収容されてい
るため、真空包装装置5の後部外面に突出部分が無く、
真空包装装置5自体がコンパクトになっている。本体7
の上部には、弾性体27の一端27aが好ましくは回動
可能に接続されている。弾性体27の他端27bは、前
述した腕部分25のほぼ中央に好ましくは回動可能に接
続されている。弾性体27は、例えばコイルばね、ゴム
紐もしくは帯、弾性ベルト等とすることができる。ま
た、弾性体27は、図2に実線で示される蓋体9の全開
状態において、自然長であるように、もしくは該自然長
よりも若干伸びた長さであるように、本体7及び腕部分
25間に取り付けられている。上述したリーディングダ
ンパ29は、腕部分25の先端近傍に取り付けられてい
る。
【0023】図3の(a)は、リーディングダンパ29
全体の側面図であり、図3の(b)は、リーディングダ
ンパ29を図3の(a)における矢印Aの方向から見た
図である。図3において、リーディングダンパ29は、
オイル等の粘性流体が収容されている円筒状の本体部4
1と、回転体部43と、フランジ部47とからなる。フ
ランジ部47には、前述した腕部分25への固着手段
(図示せず)を通すために、2個の穴45が穿設されて
いる。回転体部43の一端は、本体部41内に収容され
るように配設されると共に、スクリュープロペラ等の羽
根車が設けられている。従って、回転体部43が回転
し、その一部分である前記羽根車が回転すると、本体部
41内の粘性流体が流動されるようになっている。回転
体部43の他端は、フランジ部47から突出している。
また、本体部41内には、図示しない弁が配設されてい
る。この弁は、回転体部43及びその一部である前記羽
根車が、図3の(b)において矢印Yの向き(図におい
て反時計方向)に回転する際には閉弁して、本体部41
内における粘性流体の流れを抑制し、回転体部43及び
その一部である前記羽根車が、図3の(b)において矢
印Xの向き(図において時計方向)に回転する際には開
弁して、本体部41内における粘性流体の流れを阻止し
ないようになっている。このように、リーディングダン
パ29は、回転体部43が図3の(b)において反時計
方向に回転する際には、同回転体部43の回転に抵抗が
生じるようになっている。
【0024】図2に戻り、リーディングダンパ29の回
転体部43には、連接棒部材49の一端が回動自在に接
続されている。連接棒部材49には、その他端近傍から
中央部分にかけて直線状に延びるスロットもしくは溝
(係合部)51が形成されている。連接棒部材49の上
記他端はL字状に湾曲して突出部49aを形成してい
る。スロット51には、本体7のほぼ上部中央から垂下
する支持部材53の固定位置に設けられた案内ピン(案
内部材)55が嵌合するようになっている。従って、連
接棒部材49は、蓋体9の開閉に伴って腕部分25が揺
動する際に、同連接棒部材に形成されたスロット51の
延長方向に沿って案内ピン55に関して摺動し、固定位
置の案内ピン55により案内されて常に一定の運動がで
きるようになっている。このようにして、連接棒部材4
9は、蓋体9の開閉動作に伴って、腕部分25に対する
傾斜姿勢が変化し、リーディングダンパ29の回転体部
43を回転させる。
【0025】図1から分かるように、支持部材53は、
上述した案内ピン55を有すると共に、その下端部にス
イッチ54を支持している。該スイッチ54は、蓋体9
が鎖線で示すように閉じた時に連接棒部材49が図1に
おいて最右方に達することにより上記突出部49aによ
って押圧される位置に作動片を備えている。連接棒部材
48の上記突出部49aにより該作動片が押圧されると
スイッチ54がオンとなり、真空ポンプ11が起動され
る。尚、図示は省略するが、本発明によると連接棒部材
49とスイッチ54とは、上述したようにスイッチ54
が押される時、連接棒部材49の突出部49aの押圧面
がスイッチ54の上記作動片の被押圧面にほぼ平行に一
様に接触するような位置関係で配列されている。このよ
うな配列すると、スイッチ54の作動片がその被押圧面
に対して斜めに押されることがなく、スイッチの作動タ
イミングが一定となって、タイミング良く真空引きを開
始させることができる。
【0026】また、本体7の後部上方には、蓋体9の開
動作を規制するストッパ57が設けられている。この実
施形態においては、リーディングダンパ29の緩衝作用
により、蓋体9の開動作を規制するため、蓋体9は、全
開する直前で、即ち腕部分25がストッパ57に当接す
る直前で止まるようになっている。しかし、安全のため
にストッパ57が設けられらていて、該ストッパ57
は、蓋体9が全開したときにちょうど腕部分25と当接
するようになっている。ストッパ57の形状等について
は、蓋体9が所望の傾斜まで開いた際に腕部分25と当
接することで蓋体9の動きを停止できさえすればよく、
様々な例が考えられ得るため、これ以上詳細な説明につ
いては省略する。
【0027】次に、本実施形態の真空包装装置5の脱気
工程及びシール工程並びに蓋体9の開閉動作について、
図1及び図2を参照して説明するが、真空ポンプ11、
脱気バルブ13及びシールバルブ15等の電気的な制御
回路については、周知の構成でよいのでその説明は省略
する。まず、真空ポンプ11が作動していない通常の状
態では、腕部分25が同弾性体27によって前方に引っ
張られて、真空包装装置5の蓋体9は、図1に実線で示
すように全開している。使用者は、このように蓋体9が
開いている状態で、被包装物を収容した袋状の包装物を
本体7の上面に載せる。その際、袋状の包装物の開口部
を熱線部材33の先端部に載せておく。尚、このとき、
脱気バルブ13及びシールバルブ15は閉じている。
【0028】次に、使用者が、図2に実線で示す全開状
態の蓋体9を、軸支部23を中心として図2において反
時計方向に回転させて点線で示す全閉状態に閉じると、
蓋体9の内側に画成されたチャンバ2は、蓋体9の外部
から隔離される。また、蓋体9が閉じる際には、それま
で本体7の後側のハウジング外壁7aと所定角度を成し
て傾いていた腕部分25が、図2において見て反時計方
向に回転し始め、図2に点線で示されるようにハウジン
グ外壁7aとほぼ平行な状態に垂下する。更に、蓋体9
の閉動作に伴って腕部分25が本体7の後側のハウジン
グ外壁7aに接近するため、弾性体27は伸長し、腕部
分25と連結する連接棒部材49は、そのスロット51
が支持部材53の案内ピン55に嵌合することより案内
されながら、図2において見て右方に滑動し、ハウジン
グ外壁7aに接近する。そして、蓋体9が全閉した時に
は、案内ピン55は常にスロット51の前端部の位置に
ある。
【0029】このような腕部分25及び連接棒部材49
の動作によって、腕部分25に設けられた周知のリーデ
ィングダンパ29においては、連接棒部材49と接続す
る回転体部43が図3の(b)において見て矢印Xの方
向に回転する。このとき、本体部41内の粘性流体に
は、回転体部43の一端にある前記羽根車の回転によっ
て、流れが生じるが、上述したように、回転体部43が
X方向に回転する場合には、本体部41内の弁が開弁し
ているため、前記粘性流体の流れは阻止されることな
い。その結果、使用者は、蓋体9を閉じる際には、弾性
体27の弾性力に打ち勝つ程度の力を蓋体9に付与すれ
ばよい。
【0030】蓋体9を閉じた後は、脱気バルブ13が開
き、真空ポンプ11が起動もしくは作動して脱気工程が
始まる。真空ポンプ11の起動は、前述のように連接棒
部材49のスロット51の前端部に案内ピン55が位置
する時に、スイッチ54の作動片が連接棒部材49によ
り押圧されることによって同スイッチ54がオンとなる
ことにより行われる。また、脱気工程中には、上記図示
しない大気連通バルブは閉じている。真空ポンプ11が
作動すると、図1に示されるように、管c、脱気バルブ
13、管b、管a及び脱気口19を介して、チャンバ2
1内の気体等が吸引される。これによって、チャンバ2
1内の圧力は少なくとも大気圧以下となり、蓋体9は、
この負圧によって、伸長した弾性体27に打ち勝って閉
じた状態に維持される。チャンバ21内の脱気が進行し
てチャンバ21内が所望の脱気状態を示す所定圧力(圧
力センサにより検出可能)以下に減圧すると、或いは所
望の脱気状態になるのに十分な時間(タイマにより検出
可能)が経過すると、脱気バルブ13が閉じて脱気が中
断する。そして、チャンバ21が上記所定圧力の状態
で、一定時間保持され、袋状の包装物は被包装物に密着
する。また、チャンバ21内の圧力が、一旦は前記所定
圧力になったが、前記一定時間経過前に同所定圧力より
も上昇してしまった場合には、再び脱気バルブ13が開
いてチャンバ21内の圧力を同所定圧力まで低下させ
る。
【0031】かくして、脱気工程が終了すると、制御回
路はシール工程に移行する。シール工程では、脱気バル
ブ13が閉じられ、その代わりにシールバルブ15が開
く。シールバルブ15が開くと、真空ポンプ11の作動
によって、図1に示されるように、シールシリンダ組立
体17の減圧室31内の気体が管dを介して吸引され
る。これにより減圧室31の圧力は低下し、ピストン3
5がばね37の弾性力に抗して上方に移動すると共に、
ピストン35と接続する熱線部材33も一緒に上方に移
動する。そして、熱線部材33の上に載っていた包装物
の開口部も、熱線部材33と一緒に上方に動かされ、熱
線部材33と熱線受部39との間に挟まれる。熱線部材
33の先端部は、上昇すると共に通電されて発熱するよ
うになっているため、熱線部材33と熱線受部39とに
挟まれた包装物の開口部は、ヒートシールされ、被包装
物の真空包装が完了する。
【0032】シール工程が終了すると、シールバルブ1
5が閉じて熱線部材33が元の状態に戻り、それまで閉
じていた大気連通バルブが開いて、チャンバ21と真空
包装装置5の外部とが連通し、チャンバ21内の圧力が
ほぼ大気圧に戻る。これによってチャンバ21内が負圧
でなくなるため、脱気工程及びシール工程に亙って蓋体
9に作用していた蓋体9を閉じる力が減少し、図2に点
線で示される状態の蓋体9は、弾性体27で生じる弾性
力によって徐々に開く。そして、腕部分25がストッパ
57(図2)に当接することで蓋体9の開動作が停止し
て図2に実線で示されるような完全に開いた状態にな
る。
【0033】また、蓋体9が開く際には、本体7の後側
のハウジング外壁7aとほぼ平行な状態にあった腕部分
25が、図2において見て時計方向に回転し、図2に実
線で示されるように後側のハウジング外壁7aと所定の
角度を成して傾斜するように移動する。更に、蓋体9が
開動作に伴って、腕部分25が本体7中央にある支持部
材53に近付くことから、腕部分25と連結する連接棒
部材49は、案内ピン55を中心に支持部材53に対し
て(図2において見て)反時計方向に回転しながら、案
内ピン55がスロット51に沿って相対的に移動するよ
うに、ハウジング外壁7aから離間する方向に動く。
【0034】蓋体9が開くことに伴う腕部分25及び連
接棒部材49の動作によって、腕部分25に設けられた
リーディングダンパ29においては、連接棒部材49と
接続する回転体部43が、図3の(b)において見て矢
印Yの方向に回転する。また、それに伴って、回転体部
43の一端にある前記羽根車も、本体部41内で回転す
るため、本体部41内の粘性流体に流れが生じる。
【0035】しかし、本実施形態では、上述したよう
に、回転体部43がY方向に回転しようとすると、本体
部41内においては、上記弁が閉弁することにより前記
粘性流体の流れが抑制され、回転体部43に対する粘性
流体の流動抵抗が増大する。従って、回転体部43は、
X方向に回転する場合に比べてより大きなトルクが作用
しなければ、Y方向には回転しにくくなっている。これ
により、本実施形態では、蓋体9が開く速度は、弾性体
27で生じる弾性力が回転体部43を粘性流体の上記流
動抵抗に抗して矢印Yの方向に回転させるために費やさ
れる分だけ、減衰することになる。以上により、チャン
バ21内の圧力が負圧でなくなっても、蓋体9がゆっく
り開くため、腕部分25がストッパ57等に勢いよく当
接することによる衝撃が生じないようになっている。
【0036】更に、本実施形態では、弾性体27の弾性
力が、蓋体9の回動支点である軸支部23から離間した
位置で腕部分25に作用する。そのため、蓋体9を開く
ための軸支部23回りのトルクを発生させる際に、弾性
力の作用点(弾性体27の一端27a)が蓋体9の回転
中心(軸支部23)から離間している分だけ、従来より
も小さい弾性力で十分に蓋体9を開くことが可能なトル
クを発生できる。また、本実施形態では、蓋体9が開く
際に開き速度を減衰させるために生じる力も、蓋体9の
回動支点である軸支部23から離間した位置で腕部分に
作用する。これにより、蓋体9の回動支点に直接的に緩
衝機構を設けた場合に比べて、大きな減衰効果が得られ
る。
【0037】尚、本発明のトルク低減により弾性係数が
小さい弾性体でも使用できるようになるが、弾性係数を
小さくすることに代えて、弾性体の弾性変形量を小さく
抑えるように使用してもよく、その場合には、繰り返し
伸縮する弾性体の変形疲労が軽減され、弾性体の使用寿
命が延長される。
【0038】以上、本発明の好適な実施形態似ついて説
明したが、本発明は、この実施形態に限定されるもので
はなく、様々な改変が可能である。例えば、図1〜図3
の実施形態においては、連接棒部材49の案内は、連接
棒部材49にスロット51を形成し、該スロット51
に、支持部材53に設けた案内ピン55を係合させるこ
とにより行っていたが、図4及び図5から分かるよう
に、案内部材として、円筒形回転部を有するベアリング
を用いてもよい。即ち、前述した実施形態のものとは実
質的に異なる部分についてのみ、ローマ字の添え字を付
して図4及び図5を参照し説明すると、55Aは、案内
部材としてのベアリングであり、該ベアリング55A
は、十字穴55cを頭部に有するねじ部55bと、この
頭部を囲む実質的に円筒形の回転部55aとを有し、回
転部55aと頭部との間の環状スペース55eには通常
の玉軸受と同様の態様で複数のボール55dが配設さ
れ、回転部55aを回転自在に支持している。このベア
リング55Aは、そのねじ部55bが支持部材53に螺
合することにより取り付けられる。
【0039】一方、連接棒部材49には、前記実施形態
のスロット51に対応する位置に、案内部材55Aに係
合する係合部として、一部に切欠きを有する細長い枠状
板部材51Aが設けられている。該枠状板部材51A
は、連接棒部材49の突出部49a側に位置する背面部
51aと、該背面部51aの上下縁に沿って平行に突出
部49aとは反対側に延びる上面部51b及び下面部5
1cと、上面部51bの自由端から垂下する舌状部51
dとからなり、該上面部51b、下面部51c及び舌状
部51dが連接棒部材49の突出部49aとは反対側の
側面の一部と協働して、上述したベアリング55Aの円
筒形回転部を滑動もしくは転動自在に受け入れるスペー
ス51eを画成している。従って、ベアリングの円筒形
回転部55aは、少なくとも上面部51bの下面と下面
部51cの上面とに係合する。
【0040】このようにベアリング55Aを用いること
により、案内ピン55の場合と比較して、摩擦が少なく
なって、連接棒部材がベアリングに引っ掛かるようなこ
とがなくなり、関連部品の耐久性が向上するだけでな
く、ダンパに対して回転力以外の余分な力がかからない
ようになり、作動が円滑になる。また、連接棒部材49
にスロットを形成しないため、強度が低下することもな
い。尚、図示しないが、連接棒部材49への枠状板部材
51Aの固定は、例えばネジにより行うことができる。
また、連接棒部材49には図4に示すように、十字穴5
5cに匹敵する大きさの貫通口55fが形成されてい
て、支持部材53に対するベアリング55Aの分解・組
立の便に供するようになっている。また、枠状板部材5
1Aに対するベアリング55Aの動作自体は、前記実施
形態におけるスロット51に対する案内ピン55の動作
と実質的に同様であるから、更なる説明を必要としな
い。
【0041】また、図1〜図3の実施形態においては、
リーディングダンパ29のフランジ部47に設けられた
穴45にネジもしくはボルト(図示せず)を通し、リー
ディングダンパ29を腕部分25に直接固定していた
が、図6から了解されるように、緩衝機構として角形の
ロータリーダンパ60を採用し、該ロータリーダンパ6
0を囲む屈曲した形状のブラケット70を腕部分25に
固定することにより、ロータリーダンパ60を腕部分2
5に間接的に取り付けるようにしてもよい。この実施形
態では6角構造であるが、例えば3角、4角、・・・等
の形状とすることができる。即ち、図7の(a)及び
(b)は、屈曲ブラケット70の正面図及び右側面図で
あり、図8の(a)及び(b)は、この屈曲ブラケット
70に保持されるロータリーダンパ60である。ロータ
リーダンパ60は、図から分かるように6角筒形の本体
部61と、該本体部から突出する実質的に6角筒形の軸
部62とからなり、本体部61内には緩衝作用を発揮さ
せるために高粘性の流体と回転体もしくは回転羽根(共
に図示せず)が収容されており、強度及び耐久性に優れ
たアルミニウム製の軸部62は該回転体に接続されてい
る。
【0042】一方、屈曲ブラケット70は、矩形断面の
柱状空間71を画成するコ字形板部材72と、該板部材
72の長手方向自由端からそれぞれ90°屈曲して異な
る方向に延びる1対の取付部73とを有する。各取付部
73には、ネジ74(図6参照)のような手段によりブ
ラケット70を腕部分25に取り付けるために、穴75
が穿設されており、また、板部材72の長手方向端部に
は、丸穴77を有する仕切壁76が形成されている。柱
状空間71の長手方向の寸法は、本体部61の角形部分
の長手方向寸法にほぼ等しく、また、この柱状空間71
の矩形断面の寸法は、図7の上下方向が本体部61の6
角形の直径方向に対峙する頂点間の距離にほぼ等しく、
図7の左右方向が本体部61の6角形の対峙する2辺間
の距離にほぼ等しい。
【0043】従って、図8に示したロータリーダンパ6
0を、その軸部62を先頭にして、屈曲ブラケット70
の柱状空間71内に、仕切壁76とは反対側から挿入す
ると、該軸部62が仕切壁76に形成された穴77から
突出した状態となることが分かる。連接棒部材49の基
端部には、図6から了解されるように、軸部62の角形
形状に対応する貫通穴が形成されていて、この貫通穴に
軸部62が嵌合するようになっている。従って、連接棒
部材49に連動してロータリーダンパ60の軸部62が
回転する際に、緩衝作用が得られる。尚、このとき、ロ
ータリーダンパ60の本体部61はブラケット70の柱
状空間71内にぴったり嵌合するので、軸部62と共回
りすることはない。上述のように、ロータリーダンパ6
0の本体部61をブラケット70で覆う形で腕部分25
に固定することにより、前の実施形態のようにリーディ
ングダンパを直接ネジで固定するよりも、強度があり耐
久性に優れた構造を提供することができる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の本発明
による真空包装装置では、蓋体が閉動作を行う時に、腕
部分が蓋体と一体的に回動し、それに伴って連接棒部材
も回動もしくは移動するが、その間中、この連接棒部材
は、係合部が位置固定の案内部材に係合しており、常に
一定の移動を行う。従って、真空ポンプを起動するため
のスイッチは、蓋体の閉位置への到達時期に調和した好
適なタイミングで作動することができ、また、サービス
性や、コンパクト化を犠牲にすることもない。
【0045】また、請求項2に記載の本発明のように、
真空ポンプ起動用のスイッチを案内部材を有する支持部
材に装着しておくと、別の部材を設ける必要がないの
で、更にコンパクト化及び製造コストの低減を促進する
ことができる。
【0046】更に、請求項3に記載の本発明のように、
連接棒部材が、蓋体の閉位置から開位置への移動に対し
てのみ抵抗力を生じる軸部を有する本体内部の緩衝機構
を介して腕部分に接続されていると、蓋体を開位置に偏
倚するための弾性体と、蓋体の開き速度を減衰するため
の緩衝機構とが共に本体内に収まり該本体から突出しな
くなるので、コンパクト化に更に寄与することができ
る。また、小さな弾性係数の弾性体で蓋体を開くことが
でき、延いては、減衰率の低い緩衝機構を採用できるた
め、製造コストの低減を計ることができる。請求項4に
記載の本発明によれば、上述の請求項1及び3に記載の
本発明による効果を奏することができる。
【0047】また、請求項4に記載の発明のように、案
内部材として、円筒形回転部を有するベアリング状の部
材を用いると、係合部に対する摩擦が減少して、引っ掛
かるようなことがなくなるので、緩衝機構に対して回転
力以外の余計な力が掛からず、関連部材の耐久性の向上
になり、請求項5に記載の発明のように、緩衝機構とし
て角形の外形形状を有するロータリーダンパを用い、こ
の角形の形状を利用してロータリーダンパの固定を行え
ば、強度・耐久性に優れた固定構造を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る真空包装装置の断面
図である。
【図2】 図1の真空包装装置から蓋体の開閉に直接関
係しない部分を除いて示す図である。
【図3】 (a)は、緩衝機構全体の側面図であり、
(b)は、緩衝機構を図3の(a)における矢印Aの方
向から見た図である。
【図4】 本発明の改変実施形態に係る連接棒部材の案
内構造を示す部分斜視図である。
【図5】 図4の改変実施形態における案内構造で用い
られているベアリング状の案内部材を一部断面で示す側
面図である。
【図6】 本発明の別の改変実施形態における緩衝機構
の固定構造を示す正面図である。
【図7】 (a)及び(b)は、図6の固定構造で用い
られる屈曲ブラケットを拡大して示す正面図及び側面図
である。
【図8】 (a)及び(b)は、図6の固定構造で用い
られるロータリーダンパの正面図及び側面図である。
【図9】 真空ポンプ起動用スイッチの従来の配置例を
示す真空包装機の部分断面図である。
【図10】 緩衝機構の従来の配置例を示す別の真空包
装機の概略側面図である。
【符号の説明】
5…真空包装装置、7…本体、7a…本体のハウジング
外壁、9…蓋体、11…真空ポンプ、21…チャンバ
(真空包装室)、23…軸支部、25…腕部分、27…
弾性体、29…リーディングダンパ(緩衝機構)、43
…回転体部(軸)、49…連接棒部材、51…スロット
(係合部)、51A…枠状板部材(係合部)、53…支
持部材、54…スイッチ、55…案内ピン(案内部
材)、55A…ベアリング(案内部材)、55a…円筒
形回転部、60…ロータリーダンパ、61…本体部、6
2…軸部、70…屈曲ブラケット。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開位置及び閉位置の間で軸支部を中心と
    して回動自在の蓋体と、前記閉位置にある時の前記蓋体
    と協働して真空包装室を画成するように前記蓋体の下方
    に配設された本体と、該本体内に設けられた真空ポンプ
    と、前記蓋体を前記開位置に偏倚する弾性体とを有する
    真空包装装置において、前記蓋体の開閉動作に連動して
    回動自在に、前記本体の内部で前記軸支部から略垂下す
    るように設けられた腕部分と、前記本体内に配設された
    位置固定の案内部材と、一端で前記腕部分の下端に回動
    自在に取り付けられると共に、前記案内部材を相対的に
    滑動自在に受け入れる係合部を有する連接棒部材と、該
    連接棒部材により作動されて前記真空ポンプを起動する
    スイッチとを備え、該スイッチは、前記蓋体の前記開位
    置から前記閉位置への移動に伴い前記腕部分を介して前
    記連接棒部材が前記案内部材により案内されて前記閉位
    置に対応する位置に到達した時、前記連接棒部材により
    作動しうる位置に配置されている真空包装装置。
  2. 【請求項2】 前記案内部材は、前記本体に取り付けら
    れた支持部材に装着されており、該支持部材に前記スイ
    ッチが装着されている請求項1に記載の真空包装装置。
  3. 【請求項3】 前記連接棒部材は、前記蓋体の前記閉位
    置から前記開位置への移動に対してのみ抵抗力を生じる
    軸部を有する前記本体の内部の緩衝機構を介して前記腕
    部分に接続されている請求項1又は2に記載の真空包装
    装置。
  4. 【請求項4】 開位置及び閉位置の間で軸支部を中心と
    して回動自在の蓋体と、前記閉位置にある時の前記蓋体
    と協働して真空包装室を画成するように前記蓋体の下方
    に配設された本体と、該本体内に設けられた真空ポンプ
    と、前記蓋体を前記開位置に偏倚する弾性体とを有する
    真空包装装置において、前記蓋体の開閉動作に連動して
    回動自在に、前記本体の内部で前記軸支部から略垂下す
    るように設けられた腕部分と、前記本体内に配設された
    位置固定の案内部材と、一端で前記腕部分の下端に回動
    自在に取り付けられると共に、前記案内部材を相対的に
    滑動自在に受け入れる係合部を有する連接棒部材と、該
    連接棒部材により作動されて前記真空ポンプを起動する
    スイッチとを備え、前記連接棒部材は、前記蓋体の前記
    閉位置から前記開位置への移動に対してのみ抵抗力を生
    じる軸部を有する前記本体の内部の緩衝機構を介して前
    記腕部分に接続されている真空包装装置。
  5. 【請求項5】 前記案内部材は、回転自在に支持された
    円筒形回転部を有し、該円筒形回転部が前記係合部に受
    け入れられている請求項3又は4に記載の真空包装装
    置。
  6. 【請求項6】 前記緩衝機構は、角形の本体部及び角形
    の軸部を有するロータリーダンパであって、前記連接棒
    部材と該ロータリーダンパの係合は、前記連接棒部材に
    形成された角形の穴に関して実質的に回転不能の態様で
    角形の前記軸部を受け入れることにより行われ、前記腕
    部分と前記ロータリーダンパの係合は、前記腕部分に取
    り付けられた屈曲ブラケットに対して実質的に回転不能
    の態様で前記ロータリーダンパの角形の前記本体部を受
    け入れることにより行われる、請求項3〜5のいずれか
    1つに記載の真空包装装置。
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KR20180059196A (ko) * 2016-11-25 2018-06-04 안병용 가스켓 높낮이가 조절되는 진공포장장치
CN116395219A (zh) * 2023-06-08 2023-07-07 雄县旭日纸塑包装有限公司 一种可调节的智能型塑料包装机

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