JPH1059903A - 置換ヒドロキシヒドロシンナメートエステルの改良された製造方法 - Google Patents

置換ヒドロキシヒドロシンナメートエステルの改良された製造方法

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JPH1059903A
JPH1059903A JP9150331A JP15033197A JPH1059903A JP H1059903 A JPH1059903 A JP H1059903A JP 9150331 A JP9150331 A JP 9150331A JP 15033197 A JP15033197 A JP 15033197A JP H1059903 A JPH1059903 A JP H1059903A
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JP
Japan
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group
ester
methyl
formula
catalyst
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Application number
JP9150331A
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English (en)
Inventor
Michael Eugene Schultz
オイゲン シュルツ ミッチェル
Benoit Dubuis
デュブイ ブノワ
Peter Kueng
キュンク ペーテル
John Richard Ross
リチャード ロス ジョン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Novartis AG
BASF Schweiz AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
Ciba Spezialitaetenchemie Holding AG
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters
    • C07C67/03Preparation of carboxylic acid esters by reacting an ester group with a hydroxy group

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】酸化防止剤として有用な立体障害性ヒドロキシ
ヒドロシンナメートエステルをごく少量のスズ触媒を用
いて高収率、高純度で製造する方法の提供。 【解決手段】化合物Iを、そのメチルまたはエチルエス
テルとE−(OH)n との、0.001〜0.049モ
ル%のスズ触媒の存在下でのエステル交換により製造す
る方法。 (基の例:R1 =メチル,第三ブチル、n=1〜4、E
=1〜4価の有機基)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヒドロキシヒドロシ
ンナメートの置換された高級脂肪族エステルを、ごく少
量のスズ触媒を用いて、該当するメチルまたはエチルエ
ステルのエステル交換により製造するための改良された
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】置換された立体障害性ヒドロキシヒドロ
ケイ皮酸の脂肪族エステルおよびポリエステルは広範囲
の有機材料のための有効な酸化防止剤としてよく知られ
ており、該有機材料を酸化分解および熱分解から保護す
る。これらのエステルの多くはフェノール系酸化防止剤
として市販品が入手されている。
【0003】そのような化合物を製造するために使用さ
れ得るいくつかのエステル交換触媒はリチウムアミド、
アルミニウムイソプロピレートおよび酸化ジブチルスズ
を包含する。米国特許第4594444号〔オルバン(O
rban) 〕 は、相当するメチルまたはエチルエステルと
高級脂肪族アルコールとの、周期表第4主族または副族
の金属の酸化物または有機金属化合物を触媒として、上
記メチルまたはエチルエステルを基準として0.05な
いし1.0モル%の量で用いるエステル交換による立体
障害性ヒドロキシフェニルカルボン酸エステルの製造方
法を教示している。酸化高級ジアルキルスズ、特に酸化
ジブチルスズが上記の目的のための好ましい触媒として
教示されている。
【0004】しかしながら、生成物中のスズ残留物の量
があまりに多い場合、生成物の特性、例えば安定性、ま
たは毒性が混交され、そして上記残留物を除去する操作
が行われなければならない。また、残留触媒は最終的な
使用の間に妨害を引起したり、不所望の変色や熱安定性
または光安定性の低下を導く可能性がある。もしスズ触
媒の量をオルバンの方法に開示されたものに比べ十分に
低下させることができるならば、上記の残留物の除去操
作は不要になり、そして方法が経済的であることが明ら
かである。すなわち、必要なスズ触媒の量が、最終生成
物の蒸留による該生成物からの除去がしばしば不要であ
るような少量である本発明の方法の場合である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、相当により
低濃度のスズ触媒を用い、そしてより低温でのエステル
交換を行うことによりオルバンの方法とは相違する置換
ヒドロキシヒドロシンナメートエステルの改良された製
造方法の提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、置換されたヒ
ドロキシヒドロケイ皮酸のエステルを、少量のスズ触媒
を用いて、該当するメチルまたはエチルエステルと高級
脂肪族アルコールとのエステル交換により製造するため
の改良された方法に関するものである。
【0007】より詳しくは、本発明は、次式I: (式中、R1 は炭素原子数1ないし4のアルキル基を表
し、nは1ないし4を表し、nが1であるとき、Eは炭
素原子数4ないし18の直鎖または分岐鎖アルキル基を
表し、nが2であるとき、Eは炭素原子数2ないし12
の直鎖または分岐鎖アルキレン基、または1ないし5個
のOもしくはS原子により中断された前記アルキレン基
を表し、nが3であるとき、Eは炭素原子数3ないし6
の直鎖または分岐鎖アルカントリイル基を表し、そして
nが4であるとき、Eはペンタエリトリチル基を表す)
で表される化合物を、該化合物の相当するメチルまたは
エチルエステルと、次式:E−(OH)n で表されるア
ルカノールまたはポリオールとの反応によるエステル交
換により製造するための改良された方法であって、上記
エステル交換が、120ないし200℃の温度で、出発
物質のメチルまたはエチルエステルを基準として0.0
01ないし0.049モル%のスズ触媒の存在下で行わ
れることを特徴とする、上記改良された方法を包含す
る。
【0008】上記の相当するメチルまたはエチルエステ
ルは、上記式I中、nが1を表し、そしてEがメチル基
またはエチル基を表し、最も好ましくはメチル基を表す
化合物である。好ましくはR1 はメチル基または第三ブ
チル基を表す。最も好ましいエステルは、メチルまたは
エチル3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシヒドロシ
ンナメートである。nが1である場合、Eは好ましくは
炭素原子数8ないし18のアルキル基であり、最も好ま
しくはイソオクチル基、ラウリル基またはn−オクタデ
シル基であり、特にn−オクタデシル基である。nが2
である場合、Eは好ましくはヘキサメチレン基、−CH
2 CH2 SCH2 CH2 −または−CH2 CH2 OCH
2 CH2 OCH2 CH2 −である。nが3である場合、
Eは好ましくはCH3 C(CH2 −)3 またはCH3
2 C(CH2 −)3 である。
【0009】好ましくは式Iで表される化合物はイソオ
クチル3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシヒドロシ
ンナメート、n−オクタデシル3,5−ジ第三ブチル−
4−ヒドロキシヒドロシンナメートまたはペンタエリト
リチルテトラキス(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロ
キシヒドロシンナメート)である。
【0010】好ましくは、スズ触媒はモノアルキルスズ
エステル、ジアルキルスズエステル、酸化ジアルキルス
ズ、酸化トリアルキルスズ、四塩化スズ、三塩化モノア
ルキルスズ、二塩化ジアルキルスズ、塩化トリアルキル
スズまたは第一スズエステル(stannous tin ester)であ
る。
【0011】より好ましくは、スズ触媒はブチルスズト
リス(2−エチルヘキサノエート);ジブチルスズビス
(2−エチルヘキサノエート);ジブチルスズジアセテ
ート;酸化ジブチルスズ;酸化トリオクチルスズ、三塩
化ブチルスズ、ブチルスズトリメチレート、二塩化ジブ
チルスズ、二塩化ジフェニルスズ、塩化トリブチルスズ
または第一スズビス(2−エチルヘキサノエート);特
にブチルスズトリス(2−エチルヘキサノエート)、ジ
ブチルスズジアセテート、三塩化ブチルスズ、ブチルス
ズトリメチレートまたは酸化ジブチルスズである。最も
好ましくは、スズ触媒はブチルスズトリス(2−エチル
ヘキサノエート);ジブチルスズジアセテートまたは酸
化ジブチルスズである。上に特に列挙したもの以外の化
合物もまた、本発明のエステル交換反応のための有効な
触媒であり得ることは特に言及される。
【0012】本発明のエステル交換方法は、スズ触媒、
特にブチルスズトリス−2−エチルヘキサノエートを、
出発物質のメチルまたはエチルエステルを基準として
0.001ないし0.049モル%Snのレベルで使用
することにより触媒され得るので、オルバンの方法に比
べ改良された方法である。このようなわずかな量の触媒
を用いて少なくとも98%完了まで反応は進行する。低
い触媒レベルおよび高い変換率は、触媒または未反応の
出発物質のいずれかを最終エステル生成物から反応後に
分離する必要性を解消する。後反応の仕上げなしで済ま
せることは、工程時間の短縮および廃棄物に関連するコ
ストの解消により製造コストを顕著に削減する。明らか
な経済性が本発明の方法に伴う。好ましくは、スズ触媒
の量は、出発物質のメチルまたはエチルエステルを基準
として0.005ないし0.02モル%、最も好ましく
は0.008ないし0.016モル%である。式I中、
nが4であり、そしてEがペンタエリトリチル基である
場合には、スズ触媒の量は出発物質のメチルまたはエチ
ルエステルを基準として0.049モル%近傍であるこ
とが好ましい。
【0013】好ましくは、温度は150ないし190
℃、最も好ましくは160ないし190℃である。本発
明の方法は、250と1ミリバールの間、好ましくは5
0と3ミリバールの間の圧力で通常操作される。本発明
の方法は不活性溶媒または剥離剤(ストリッピング剤)
の存在なしに好ましくは操作されるけれども、該不活性
溶媒または不活性ガス剥離剤、例えば窒素が使用される
場合も同様に良好に作用する。
【0014】
【発明の実施の形態】上記したように、比較的高レベル
のエステル交換触媒が当該産業分野において使用され、
最終生成物から触媒残留物を除去する必要があった。そ
のような触媒残留物の除去の失敗は生成物自身の安定性
およびフェノール系酸化防止剤としての最終使用者によ
る適用におけるその性能の両方に悪影響を及ぼし得る。
従来のエステル交換触媒、例えばリチウムアミド、リチ
ウムメトキシドおよびアルミニウムイソプロピレート
は、最終生成物への適度な変換(少なくとも97%)を
達成するために、出発物質のメチルまたはエチルエステ
ルを基準としてリチウムまたはアルミニウム200ない
し500ppmの範囲のレベルで使用されなければなら
ない。
【0015】これに対し、本発明は酸化ジブチルスズま
たはブチルスズトリス−2−エチルヘキサノエートを出
発物質のメチルまたはエチルエステルを基準として0.
001ないし0.049モル%のレベルで使用する。式
I中、nが4であり、そしてEがペンタエリトリチル基
である化合物を除くほとんどの場合、これは最終生成物
中に約100ppmまたはそれ以下のSnのスズレベル
を残す。典型的な数値は50ppm未満のSnである。
多くの場合において、ほんの4ないし30ppmの数値
が達成され得る。これらのレベルのスズは、最終生成物
の安定性または最終使用者による適用における最終生成
物の性能のいずれにも悪影響を及ぼさない。本発明の改
良された方法は反応後の触媒残留物の除去、典型的には
塩基性触媒(すなわちリチウムアミドまたはリチウムメ
トキシド)の酸中和、そして繰り返される水洗浄や水酸
化物としてスズ触媒を沈澱させるための水性アルカリ溶
液の使用等の必要性を明らかに解消する。また、触媒残
留物からヒドロキシヒドロシンナメートエステルの分離
は高価な操作、例えばエステルの蒸留または結晶化によ
り行われ得る。本発明の方法は従来の方法に比べ顕著に
改良されたものである。
【0016】
【実施例】以下に実施例により本発明を説明する。 実施例1 イソオクチル3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシヒ
ドロシンナメート 攪拌機、温度計、留去メタノールそして後にイソオクタ
ノールを集めるためのトラップを有する還流冷却器およ
び真空連結部を備えた3つ口の丸底フラスコに、メチル
3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメ
ート200g(0.684モル)、イソオクタノール
〔エックサル−8(登録商標,Exxal-8 ),エックソン
(Exxon) 〕178g(1.37モル,100%過剰)お
よびブチルスズトリス(2−エチルヘキサノエート)
〔ファスキャット9201(登録商標,Fascat 9201
),エルフ−アトケム(Elf-Atochem) 〕0.05g
(0.0000826モル;最終生成中スズ50pp
m)を添加する。反応混合物を400mmHgの減圧に
晒し、そしてフラスコを140−150℃に加熱する。
メタノールの発生が始まり、そしてトラップレシーバー
に集められる。反応混合物が160℃に達した時、イソ
オクタノールの還流が観察され、そして170−180
℃で激しくなり、その間メタノールの発生は停止する。
この時点で、過剰なイソオクタノールはトラップレシー
バーに分離され、そして系内の圧力を最終的に5mmH
gまで減圧する。全ての過剰なイソオクタノールが除去
されたら、フラスコ内の残留物を窒素雰囲気下で冷却す
る。所望の表題化合物はして実質的に定量的な収量(9
9重量%以上)で得られる。生成物は「無色透明」であ
り、そして1重量%未満の出発物質のメチルエステルお
よび0.1重量%未満のイソオクタノールを含有する。
【0017】実施例2 イソオクチル3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシヒ
ドロシンナメート 100%過剰のイソオクタノール、65分の反応時間お
よび最終生成物中にスズ77ppmを残すのに十分な触
媒を用いて実施例1の一般的操作を繰り返すと、表題化
合物への変換率が99.8%で、不純物としてわずかに
0.2%の出発物質であるメチルエステルを含有してい
た(GC面積%による)。イソオクタノールは最終生成
物中に検出されなかった。
【0018】実施例3 イソオクチル3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシヒ
ドロシンナメート 60%過剰のイソオクタノール、65分の反応時間およ
び最終生成物中にスズ61ppmを残すのに十分な触媒
を用いて実施例1の一般的操作を繰り返すと、表題化合
物への変換率が99.6%で、不純物としてわずかに
0.4%の出発物質であるメチルエステルを含有してい
た(GC面積%による)。イソオクタノールは最終生成
物中に検出されなかった。
【0019】実施例4 イソオクチル3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシヒ
ドロシンナメート 60%過剰のイソオクタノール、60分の反応時間およ
び最終生成物中にスズ42ppmを残すのに十分な触媒
を用いて実施例1の一般的操作を繰り返すと、表題化合
物への変換率が98.2%で、不純物としてわずかに
1.7%の出発物質であるメチルエステルを含有してい
た(GC面積%による)。イソオクタノールは最終生成
物中に検出されなかった。
【0020】実施例5 イソオクチル3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシヒ
ドロシンナメート 100%過剰のイソオクタノール、90分の反応時間お
よび最終生成物中にスズ20ppmを残すのに十分な触
媒を用いて実施例1の一般的操作を繰り返すと、表題化
合物への変換率が97.9%で、不純物としてわずかに
2.0%の出発物質であるメチルエステルを含有してい
た(GC面積%による)。0.1%のイソオクタノール
が最終生成物中に検出された(GC面積%による)。
【0021】実施例1ないし5は、最終生成物中にわず
か20ppmのスズを残すレベルまで触媒濃度を低下さ
せた場合でも、最終生成物への変換は少なくとも97%
のレベルまで迅速に進行し、そしてオルバンの方法に必
要な温度に比べより低温で進行することを示している。
【0022】実施例6ないし8 置換されたヒドロキシヒドロケイ皮酸のメチルまたはエ
チルエステルおよび種々のアルカノールを用いて実施例
1の一般的操作を繰り返すと、式Iで表される以下の高
級エステルが高収率および高純度で得られる。
【0023】実施例9 イソオクチル3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシヒ
ドロシンナメート 触媒としてブチルスズトリス(2−エチルヘキサノエー
ト)に代えて等モル%量の酸化ジブチルスズを用いる以
外は実施例1の一般的操作を繰り返すと、表題化合物が
それを蒸留によりさらに精製する必要なしに得られる。
【0024】実施例10 n−オクタデシル3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキ
シヒドロシンナメート 加熱/冷却浴、攪拌機、サーモカップル、窒素流入口、
留去メタノールを集めるためのトラップを有する還流冷
却器および真空連結部を備えた反応器に、メチル3,5
−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート4
38.6g(1.5モル,5%過剰)および1−オクタ
デカノール386.8g(1.43モル)を添加する。
混合物を攪拌しながら窒素雰囲気下で100℃まで加熱
する。真空下(5mmHg以下)100℃で30分間乾
燥させた後、混合物を窒素雰囲気下120℃まで加熱
し、そして酸化ジブチルスズ〔ファスキャット4201
(登録商標,Fascat 4201 ),エルフ−アトケム(Elf-A
tochem) 〕0.05g(0.0002モル)を添加す
る。真空を100mmHgまで低下させ、そして反応混
合物を185℃まで1時間加熱する。真空を1.5時間
かけて2mmHgまで徐々に低下させ、そしてその温度
および圧力にさらに30分間保持する。真空を解除し、
そして反応塊を100℃まで冷却する。ワイプフィルム
エバポレーター(wiped-film evaporator) を用いて過剰
なメチル3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシヒドロ
シンナメートを除去すると、30ppmのSnを含有す
る白色固体として表題化合物が得られる。実質的に定量
的な収量(99.8重量%)のエステル生成物が得られ
る。この30ppmというSn残留量はエステル酸化防
止剤のための全ての適用試験において受容され得る。
【0025】実施例11 ペンタエリトリチルテトラキス(3,5−ジ第三ブチル
−4−ヒドロキシヒドロシンナメート) メチル3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシヒドロシ
ンナメート725g(2.48モル)およびペンタエリ
トリトール67.5g(0.50モル)および酸化ジブ
チルスズ〔ファスキャット4201(登録商標,Fascat
4201 ),エルフ−アトケム(Elf-Atochem) 〕0.30
g(0.0012モル)を用いて実施例10の一般的操
作を繰り返して、表題化合物が製造される。反応混合物
を100mmHgにて120ないし190℃で30分間
加熱し、次いで190℃で3mmHgまで2時間かけて
圧力を低下させる。反応混合物を190℃でさらに3時
間加熱する。過剰なメチル3,5−ジ第三ブチル−4−
ヒドロキシヒドロシンナメートを1mmHg以下にて2
05℃で蒸留により除去すると、非常に高い収量の表題
化合物が200ppmのSnを含有する白色固体として
得られる。得られた生成物の分析は表題化合物が約9
6.5%であり、相当するトリエステルが2.0%であ
り、そして出発物質のメチルエステルが0.7%である
ことを示す。
【0026】本例の場合、スズ触媒残留のレベルは20
0ppmSnであるので、スズ触媒残留物の除去は、該
スズ触媒が底部にある場合は蒸留により、また該スズ触
媒が母液中にある場合は再結晶により行われ得る。その
ような操作は高価である。
【0027】ヒドロキシヒドロシンナメートエステル溶
融体からスズ触媒を除去するために、通常、水性アルカ
リ溶液が使用されて不溶性の水酸化スズを形成する。し
かしながら、アルカリ媒体がそのようなエステル生成物
に有害であり、エステル生成物の黄変および分解を導く
ことが知られている。上に挙げた各々の理由のために、
スズ触媒残留物の分離のための上記方法は、触媒残留物
のレベルが最終的な利用においてエステル酸化防止剤の
性能に害がない場合には、回避されるべきである。本発
明の方法は、ほとんどの場合において、後でスズ触媒を
除去する必要性を回避することを可能にしている。
【0028】実施例12ないし17 置換されたヒドロキシヒドロケイ皮酸のメチルまたはエ
チルエステルおよび種々のポリオールを用いて実施例1
0の一般的操作を繰り返すと、式Iで表される以下の高
級エステルが高収率および高純度で得られる。 実施例 1 12 2 第三ブチル ヘキサメチレン 13 2 メチル −CH2 CH2 SCH2 CH2 − 14 2 第三ブチル −CH2 CH2 (OCH2 CH2 2 − 15 3 第三ブチル CH3 C(CH2 −)3 16 3 第三ブチル CH3 CH2 C(CH2 −)3 17 4 メチル ペンタエリトリチル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 ブノワ デュブイ スイス国 4132 ムッテンツ ランクマッ トシュトラーセ 17 (72)発明者 ペーテル キュンク スイス国 5073 ギルプ−オーベルフリッ ク シュタインアッカー 6 (72)発明者 ジョン リチャード ロス アメリカ合衆国 アラバマ 36695 モー ビル ノーウィッチ コート 1633

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式I: (式中、 R1 は炭素原子数1ないし4のアルキル基を表し、 nは1ないし4を表し、 nが1であるとき、Eは炭素原子数4ないし18の直鎖
    または分岐鎖アルキル基を表し、 nが2であるとき、Eは炭素原子数2ないし12の直鎖
    または分岐鎖アルキレン基、または1ないし5個のOも
    しくはS原子により中断された前記アルキレン基を表
    し、 nが3であるとき、Eは炭素原子数3ないし6の直鎖ま
    たは分岐鎖アルカントリイル基を表し、そしてnが4で
    あるとき、Eはペンタエリトリチル基を表す)で表され
    る化合物を、 該化合物の相当するメチルまたはエチルエステルと、次
    式:E−(OH)n で表されるアルカノールまたはポリ
    オールとの反応によるエステル交換により製造するため
    の改良された方法であって、 上記エステル交換が、120ないし200℃の温度で、
    出発物質のメチルまたはエチルエステルを基準として
    0.001ないし0.049モル%のスズ触媒の存在下
    で行われることを特徴とする、上記改良された方法。
  2. 【請求項2】 メチルまたはエチルエステルがメチルま
    たはエチル3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシヒド
    ロシンナメートである請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 式I中、R1 がメチル基または第三ブチ
    ル基を表す化合物である請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 式I中、nが1を表し、そしてEが炭素
    原子数8ないし18のアルキル基を表す化合物である請
    求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 Eがイソオクチル基、ラウリル基または
    n−オクタデシル基を表す請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 式I中、nが2を表し、そしてEがヘキ
    サメチレン基、−CH2 CH2 SCH2 CH2 −または
    −CH2 CH2 OCH2 CH2 OCH2 CH2 −を表す
    化合物である請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 式I中、nが3を表し、そしてEがCH
    3 C(CH2 −)3またはCH3 CH2 C(CH2 −)
    3 を表す化合物である請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】 触媒の量が出発物質のメチルまたはエチ
    ルエステルを基準として0.005ないし0.02モル
    %である請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 触媒の量が出発物質のメチルまたはエチ
    ルエステルを基準として0.049モル%近傍である請
    求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 スズ触媒がモノアルキルスズエステ
    ル、ジアルキルスズエステル、酸化ジアルキルスズ、酸
    化トリアルキルスズまたは第一スズエステルである請求
    項1記載の方法。
  11. 【請求項11】 スズ触媒がブチルスズトリス(2−エ
    チルヘキサノエート);ジブチルスズビス(2−エチル
    ヘキサノエート);ジブチルスズジアセテート;酸化ジ
    ブチルスズ;酸化トリオクチルスズまたは第一スズビス
    (2−エチルヘキサノエート)である請求項10記載の
    方法。
  12. 【請求項12】 温度が150ないし190℃である請
    求項1記載の方法。
  13. 【請求項13】 エステル交換反応が完了した後、スズ
    触媒が最終生成物から除去されない請求項1記載の方
    法。
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