JPH1060057A - 樹脂組成物およびこれを用いた帯電防止性塗膜 - Google Patents
樹脂組成物およびこれを用いた帯電防止性塗膜Info
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- JPH1060057A JPH1060057A JP21848596A JP21848596A JPH1060057A JP H1060057 A JPH1060057 A JP H1060057A JP 21848596 A JP21848596 A JP 21848596A JP 21848596 A JP21848596 A JP 21848596A JP H1060057 A JPH1060057 A JP H1060057A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プラスチックフィルムやシートおよび成型体
に使用され、各種材料の包装材料、IC搬送容器、家電
製品の表示窓や各種メーターのカバー、クリーンルーム
の窓などに好適に使用される、帯電防止性相互貫入樹脂
組成物およびこれを用いた帯電防止性塗膜を提供するも
のである。 【解決手段】 エチレン構造単位、4級アンモニウムカ
チオン基含有アクリルアミド構造単位およびアクリレー
ト構造単位から構成される特定のカチオン変性共重合体
およびヒドロキシル基含有遊離基重合性単量体および多
官能性遊離基重合性単量体から構成される組成物に、必
要に応じ遊離基重合開始剤を配合したものをプラスチッ
ク基材に塗布した後、熱、紫外線、又は電子線により硬
化させ得られる帯電防止性塗膜は、透明性、各種基材に
対する密着性と耐久性、特に耐水性に優れている。
に使用され、各種材料の包装材料、IC搬送容器、家電
製品の表示窓や各種メーターのカバー、クリーンルーム
の窓などに好適に使用される、帯電防止性相互貫入樹脂
組成物およびこれを用いた帯電防止性塗膜を提供するも
のである。 【解決手段】 エチレン構造単位、4級アンモニウムカ
チオン基含有アクリルアミド構造単位およびアクリレー
ト構造単位から構成される特定のカチオン変性共重合体
およびヒドロキシル基含有遊離基重合性単量体および多
官能性遊離基重合性単量体から構成される組成物に、必
要に応じ遊離基重合開始剤を配合したものをプラスチッ
ク基材に塗布した後、熱、紫外線、又は電子線により硬
化させ得られる帯電防止性塗膜は、透明性、各種基材に
対する密着性と耐久性、特に耐水性に優れている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯電防止性相互貫
入樹脂組成物およびこれを用いた帯電防止性塗膜に関す
るものである。
入樹脂組成物およびこれを用いた帯電防止性塗膜に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】プラスチックは軽量性、成形性、外観が
優れることから成型体やフィルム・シートの形状で家電
・オフィス機器の筐体、自動車部品、各種包装用材料、
雑貨品等に幅広く使用されているが、欠点として材料自
身の電気抵抗が高いため摩擦や剥離によって生じた静電
気が漏洩することなく蓄積し、このため外観的には埃付
着による商品価値の低下、電子機器などでは放電による
誤動作の問題点を有している。
優れることから成型体やフィルム・シートの形状で家電
・オフィス機器の筐体、自動車部品、各種包装用材料、
雑貨品等に幅広く使用されているが、欠点として材料自
身の電気抵抗が高いため摩擦や剥離によって生じた静電
気が漏洩することなく蓄積し、このため外観的には埃付
着による商品価値の低下、電子機器などでは放電による
誤動作の問題点を有している。
【0003】このような静電気障害に対しては、従来よ
り帯電防止剤を使用することがその対処手段として公知
である。即ち、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性
剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤等からなる帯
電防止剤をプラスチックに練り込む(内部添加)か、ま
たはプラスチック表面に塗布する(外部塗布)ことが一
般的に行われている。
り帯電防止剤を使用することがその対処手段として公知
である。即ち、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性
剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤等からなる帯
電防止剤をプラスチックに練り込む(内部添加)か、ま
たはプラスチック表面に塗布する(外部塗布)ことが一
般的に行われている。
【0004】内部添加の場合は、帯電防止効果の耐久性
は比較的良好なものの、プラスチック材料の全体に添加
する必要があるため添加量が多くなりコストアップの要
因となる。外部塗布の場合は、表面のみに適用するので
コストアップ要因は比較的少ないが耐久性の点では非常
に問題視されている。即ち、表面を摩擦することや水洗
することにより帯電防止剤が容易に脱落しその効力を失
う。
は比較的良好なものの、プラスチック材料の全体に添加
する必要があるため添加量が多くなりコストアップの要
因となる。外部塗布の場合は、表面のみに適用するので
コストアップ要因は比較的少ないが耐久性の点では非常
に問題視されている。即ち、表面を摩擦することや水洗
することにより帯電防止剤が容易に脱落しその効力を失
う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる問題点に対し
て、本発明者らは特開平4−198309号において第
4級アンモニウム塩基を含有するポリアクリルアミド系
共重合体の水性組成物をプラスチックの表面に塗布する
方法を開発し耐摩擦耐久性のある塗膜を提案している。
しかしながら、この方法であっても更なる耐久性を要求
する場面、例えば湿潤条件下での摩擦耐久性や高温での
水洗に対する耐久性の点ではまだ改良の必要があった。
また、ポリエチレンテレフタレートフィルム等の基材に
対する密着性と言う点でも改良の余地があった。
て、本発明者らは特開平4−198309号において第
4級アンモニウム塩基を含有するポリアクリルアミド系
共重合体の水性組成物をプラスチックの表面に塗布する
方法を開発し耐摩擦耐久性のある塗膜を提案している。
しかしながら、この方法であっても更なる耐久性を要求
する場面、例えば湿潤条件下での摩擦耐久性や高温での
水洗に対する耐久性の点ではまだ改良の必要があった。
また、ポリエチレンテレフタレートフィルム等の基材に
対する密着性と言う点でも改良の余地があった。
【0006】一方、帯電防止性の塗膜を得る別の手段と
しては、例えば特開平2−120370や特開平3−1
26769号公報に見られるように過塩素酸やチオシア
ン酸塩の等の導電性の塩を遊離基重合性単量体に含有さ
せて放射線を照射し帯電防止性の硬化塗膜を得る方法が
知られている。しかしながら、この方法にあっては導電
化のために用いる材料が低分子量、且つ本質的に水溶性
であるため耐水性の点で不満足な水準にある。同様に、
第4級アンモニウム塩型界面活性剤、例えばトリエチル
アルキルエーテルアンモニウムサルフェートを導電化剤
として用いる同様の方法が特開昭60−221414号
公報で提案されているが、水溶性低分子量化合物である
点で前記と同様の欠点を有している。
しては、例えば特開平2−120370や特開平3−1
26769号公報に見られるように過塩素酸やチオシア
ン酸塩の等の導電性の塩を遊離基重合性単量体に含有さ
せて放射線を照射し帯電防止性の硬化塗膜を得る方法が
知られている。しかしながら、この方法にあっては導電
化のために用いる材料が低分子量、且つ本質的に水溶性
であるため耐水性の点で不満足な水準にある。同様に、
第4級アンモニウム塩型界面活性剤、例えばトリエチル
アルキルエーテルアンモニウムサルフェートを導電化剤
として用いる同様の方法が特開昭60−221414号
公報で提案されているが、水溶性低分子量化合物である
点で前記と同様の欠点を有している。
【0007】活性輻射線硬化塗膜の導電化剤として、第
4級アンモニウム塩基を含有する高分子化合物を用いる
ことも提案されており、例えば、特開昭57−9852
8号公報にはポリビニルアルコール、ポリビニルピロリ
ドン、ポリアクリルアミド或るいはポリアクリレート樹
脂若しくはこれらの変性物に第4級アンモニウム塩をペ
ンダント状に付加して得られる水溶性のカチオン樹脂
が、また、特開昭59−53540号公報にはカチオン
性第4級アンモニウム官能基を有する水溶性のアクリル
系導電性樹脂が、さらには特開平4−1247号公報に
はスチレン−クロロメチルスチレン共重合体のトリメチ
ルアミン4級化物を用いることがそれぞれ提案されてい
る。このような活性輻射線硬化塗膜の導電化剤として高
分子化合物を用いる方法は、前記の低分子化合物を導電
化剤を用いる方法と比較して耐水性は確かに改良されて
いるが、湿潤条件下での摩擦耐久性や高温下水洗に対す
る耐久性に対する要求には答えられていないのが現状で
ある。
4級アンモニウム塩基を含有する高分子化合物を用いる
ことも提案されており、例えば、特開昭57−9852
8号公報にはポリビニルアルコール、ポリビニルピロリ
ドン、ポリアクリルアミド或るいはポリアクリレート樹
脂若しくはこれらの変性物に第4級アンモニウム塩をペ
ンダント状に付加して得られる水溶性のカチオン樹脂
が、また、特開昭59−53540号公報にはカチオン
性第4級アンモニウム官能基を有する水溶性のアクリル
系導電性樹脂が、さらには特開平4−1247号公報に
はスチレン−クロロメチルスチレン共重合体のトリメチ
ルアミン4級化物を用いることがそれぞれ提案されてい
る。このような活性輻射線硬化塗膜の導電化剤として高
分子化合物を用いる方法は、前記の低分子化合物を導電
化剤を用いる方法と比較して耐水性は確かに改良されて
いるが、湿潤条件下での摩擦耐久性や高温下水洗に対す
る耐久性に対する要求には答えられていないのが現状で
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の問題点を解消すべく、鋭意研究の結果、本発明に到
達したものである。すなわち本発明は、式、
来の問題点を解消すべく、鋭意研究の結果、本発明に到
達したものである。すなわち本発明は、式、
【0009】
【化4】
【0010】で表されるエチレン構造単位70〜99モ
ル%、式、
ル%、式、
【0011】
【化5】
【0012】(式中、R1 は炭素数1〜4のアルキル基
を示す)で表されるアクリレ−ト構造単位0〜15モル
%、および式
を示す)で表されるアクリレ−ト構造単位0〜15モル
%、および式
【0013】
【化6】
【0014】(式中、R2 は炭素数2〜8のアルキレン
基;R3 ,R4 ,R5 はそれぞれ独立に炭素数1〜12
のアルキル基、炭素数7〜12のアリールアルキルまた
は炭素数6〜12の脂環アルキル;Xはハロゲン原子、
CH3OSO3 ,C2H5OSO3、R6 SO3、但しR6 はR3 、R
4 、R5 の意味に同じ)で表されるアクリルアミド構造
単位1〜15モル%からなるカチオン変性共重合体
(A)3〜90重量%と、遊離基重合性単量体(B)1
0〜97重量%、若しくは遊離基重合性単量体(B)が
分子内にに水酸基を有する遊離基重合性単量体10〜9
7重量%を必須成分として含有してなる混合物を遊離基
発生の環境下で該遊離基重合性単量体を重合せしめて得
られる樹脂組成物および、これを用いた帯電防止性の塗
膜を提供するものである。
基;R3 ,R4 ,R5 はそれぞれ独立に炭素数1〜12
のアルキル基、炭素数7〜12のアリールアルキルまた
は炭素数6〜12の脂環アルキル;Xはハロゲン原子、
CH3OSO3 ,C2H5OSO3、R6 SO3、但しR6 はR3 、R
4 、R5 の意味に同じ)で表されるアクリルアミド構造
単位1〜15モル%からなるカチオン変性共重合体
(A)3〜90重量%と、遊離基重合性単量体(B)1
0〜97重量%、若しくは遊離基重合性単量体(B)が
分子内にに水酸基を有する遊離基重合性単量体10〜9
7重量%を必須成分として含有してなる混合物を遊離基
発生の環境下で該遊離基重合性単量体を重合せしめて得
られる樹脂組成物および、これを用いた帯電防止性の塗
膜を提供するものである。
【0015】
[A成分]本発明のA成分として使用するカチオン変性
共重合体は、式
共重合体は、式
【0016】
【化7】
【0017】で表されるエチレン構造単位70〜99モ
ル%、式
ル%、式
【0018】
【化8】
【0019】(式中、R1 は炭素数1〜4のアルキル基
を示す)で表されるアクリレート構造単位0〜15モル
%、および、式
を示す)で表されるアクリレート構造単位0〜15モル
%、および、式
【0020】
【化9】
【0021】(式中、R2 は炭素数2〜8のアルキレン
基;R3 ,R4 ,R5 はそれぞれ独立に炭素数1〜12
のアルキル基、炭素数7〜12のアリールアルキルまた
は炭素数6〜12の脂環アルキル;Xはハロゲン原子、
CH3OSO3 ,C2H5OSO3、R6 SO3、但しR6 はR3 、R
4 、R5 の意味に同じ)で表されるアクリルアミド構造
単位1〜15モル%からなる線状に不規則に配列した重
量平均分子量1000〜50000のアクリルアミド系
共重合体である。なお、本発明に用いる前記共重合体は
本発明の効果を損なわない範囲で少量の他の構造単位、
例えばアクリル酸、メタクリル酸、アクリロニトリル、
グリシジルメタクリレート、スチレン等の構造単位を含
有しても支障無い。
基;R3 ,R4 ,R5 はそれぞれ独立に炭素数1〜12
のアルキル基、炭素数7〜12のアリールアルキルまた
は炭素数6〜12の脂環アルキル;Xはハロゲン原子、
CH3OSO3 ,C2H5OSO3、R6 SO3、但しR6 はR3 、R
4 、R5 の意味に同じ)で表されるアクリルアミド構造
単位1〜15モル%からなる線状に不規則に配列した重
量平均分子量1000〜50000のアクリルアミド系
共重合体である。なお、本発明に用いる前記共重合体は
本発明の効果を損なわない範囲で少量の他の構造単位、
例えばアクリル酸、メタクリル酸、アクリロニトリル、
グリシジルメタクリレート、スチレン等の構造単位を含
有しても支障無い。
【0022】また、本明細書でいう重量平均分子量とは
ゲルパーミュエーションクロマトグラフィー(GPC)
で測定した単分散のポリスチレン換算の重量平均分子量
をいう。式(1)で示される前記エチレン構造単位(A
−1)が70モル%未満の場合、塗膜の高温水洗時の耐
久性が悪化、99モル%を越える場合は帯電防止効果が
劣る。好ましい範囲は80〜97モル%である。
ゲルパーミュエーションクロマトグラフィー(GPC)
で測定した単分散のポリスチレン換算の重量平均分子量
をいう。式(1)で示される前記エチレン構造単位(A
−1)が70モル%未満の場合、塗膜の高温水洗時の耐
久性が悪化、99モル%を越える場合は帯電防止効果が
劣る。好ましい範囲は80〜97モル%である。
【0023】また、式(2)で示される前記アクリレー
ト構造単位(A−2)の構造単位は本発明では必ずしも
必須ではないが、存在することにより(B)成分との混
和性が良好となり透明な硬化塗膜が得られやすいので好
ましいが15モル%を越えると塗膜にベタツキが生じる
ので好ましくない。好ましい範囲は1〜10モル%であ
る。
ト構造単位(A−2)の構造単位は本発明では必ずしも
必須ではないが、存在することにより(B)成分との混
和性が良好となり透明な硬化塗膜が得られやすいので好
ましいが15モル%を越えると塗膜にベタツキが生じる
ので好ましくない。好ましい範囲は1〜10モル%であ
る。
【0024】また、式(3)で示される前記アクリルア
ミド構造単位(A−3)が1モル%未満の場合は帯電防
止性が不足し、15モル%を越える場合は塗膜の高温耐
水性が悪化する。好ましい範囲は2〜10モル%であ
る。式(2)中のR1 は、炭素数4を越えると塗膜が柔
らかくなり過ぎベタツキの原因となる。メチル基、エチ
ル基、n-プロピル基、i-プロピル基、n-ブチル基、sec-
ブチル基、t-ブチル基が例示できる。好ましいのはメチ
ル基およびエチル基である。
ミド構造単位(A−3)が1モル%未満の場合は帯電防
止性が不足し、15モル%を越える場合は塗膜の高温耐
水性が悪化する。好ましい範囲は2〜10モル%であ
る。式(2)中のR1 は、炭素数4を越えると塗膜が柔
らかくなり過ぎベタツキの原因となる。メチル基、エチ
ル基、n-プロピル基、i-プロピル基、n-ブチル基、sec-
ブチル基、t-ブチル基が例示できる。好ましいのはメチ
ル基およびエチル基である。
【0025】式(3)中のR2 としてはエチレン基、プ
ロピレン基、ヘキサメチレン基、ネオペンチレン基が例
示できる。製造の容易性および経済性の面からエチレン
基とプロピレン基が好ましい。また、式(3)中のR
3 、R4 、R5 の炭素数1〜12のアルキル基としては
メチル基、エチル基、n-プロピル基、i-プロピル基、n-
ブチル基、sec-ブチル基、n-オクチル基、n-ラウリル基
が例示できる。好ましくはメチル、エチル基である。炭
素数7〜12のアリールアルキル基としてはベンジル
基、4−メチルベンジル基が例示できる。
ロピレン基、ヘキサメチレン基、ネオペンチレン基が例
示できる。製造の容易性および経済性の面からエチレン
基とプロピレン基が好ましい。また、式(3)中のR
3 、R4 、R5 の炭素数1〜12のアルキル基としては
メチル基、エチル基、n-プロピル基、i-プロピル基、n-
ブチル基、sec-ブチル基、n-オクチル基、n-ラウリル基
が例示できる。好ましくはメチル、エチル基である。炭
素数7〜12のアリールアルキル基としてはベンジル
基、4−メチルベンジル基が例示できる。
【0026】炭素数6〜12の脂環アルキル基としては
シクロヘキシル基、メチルシクロヘキシル基が例示でき
る。また、式(3)中のXとしてはCl、Br、Iなど
のハロゲン原子、CH3OSO3、C2H5OSO3などのアルキルサ
ルフェート、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、プ
ロパンスルホン酸、ドデカンスルホン酸、パラトルエン
スルホン酸、メタキシレンスルホン酸などが例示でき
る。帯電防止性能の点から好ましいのはCl、CH3SO3、
C2H5SO3 、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、パラ
トルエンスルホン酸である。
シクロヘキシル基、メチルシクロヘキシル基が例示でき
る。また、式(3)中のXとしてはCl、Br、Iなど
のハロゲン原子、CH3OSO3、C2H5OSO3などのアルキルサ
ルフェート、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、プ
ロパンスルホン酸、ドデカンスルホン酸、パラトルエン
スルホン酸、メタキシレンスルホン酸などが例示でき
る。帯電防止性能の点から好ましいのはCl、CH3SO3、
C2H5SO3 、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、パラ
トルエンスルホン酸である。
【0027】重量平均分子量が1000未満の時は硬化
塗膜の強度が不足する。50000を越える場合は
(B)成分との配合物の粘度が高くなりすぎて塗工に困
難を生じる。好ましくは、重量平均分子量が3000〜
30000である。カチオン変性共重合体(A)成分の
含量は3〜90重量%、好ましくは5〜60重量%であ
る。3%未満の場合は帯電防止性が劣り、90%を越え
る場合は耐水性が不足し、且つ透明性と基材に対する密
着性が劣る傾向にある。
塗膜の強度が不足する。50000を越える場合は
(B)成分との配合物の粘度が高くなりすぎて塗工に困
難を生じる。好ましくは、重量平均分子量が3000〜
30000である。カチオン変性共重合体(A)成分の
含量は3〜90重量%、好ましくは5〜60重量%であ
る。3%未満の場合は帯電防止性が劣り、90%を越え
る場合は耐水性が不足し、且つ透明性と基材に対する密
着性が劣る傾向にある。
【0028】本発明の(B)成分に用いる遊離基重合性
単量体は、分子内に炭素−炭素二重結合を一つ以上有す
る単量体であって、アクリル酸エステル、メタクリル酸
エステル、芳香族ビニル単量体、アクリルアミド誘導
体、複素環ビニル単量体が使用される。本発明において
は、これらの遊離基重合性単量体の内、分子内に水酸基
を有する単量体(B−1)の少なくとも一種以上を使用
することが得られる硬化塗膜の透明性を維持する観点か
ら望ましい。
単量体は、分子内に炭素−炭素二重結合を一つ以上有す
る単量体であって、アクリル酸エステル、メタクリル酸
エステル、芳香族ビニル単量体、アクリルアミド誘導
体、複素環ビニル単量体が使用される。本発明において
は、これらの遊離基重合性単量体の内、分子内に水酸基
を有する単量体(B−1)の少なくとも一種以上を使用
することが得られる硬化塗膜の透明性を維持する観点か
ら望ましい。
【0029】遊離基重合性単量体(B−1)の例として
はヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ジエチレン
グリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリオキシエチ
レン(Mn<20000)グリコールのモノ(メタ)ア
クリレート、グリセリンモノ又はジ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパンモノ又はジ(メタ)アクリ
レート、ペンタエリスリトールのモノ又はジ又はトリ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールのモノ
又はジ又はトリ又はペンタ(メタ)アクリレート、ビス
(ヒドロキシエチル)ビスフェノールAのモノ(メタ)
アクリレート、ビス(ヒドロキシエチル)レゾルシンモ
ノ(メタ)アクリレートなどの多価アルコールの部分
(メタ)アクリル酸エステル類やパラヒドロキシスチレ
ンのエトキシレートなどの芳香族単量体やメチロールア
クリルアミドなどのアクリルアミド誘導体が挙げられ
る。
はヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ジエチレン
グリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリオキシエチ
レン(Mn<20000)グリコールのモノ(メタ)ア
クリレート、グリセリンモノ又はジ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパンモノ又はジ(メタ)アクリ
レート、ペンタエリスリトールのモノ又はジ又はトリ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールのモノ
又はジ又はトリ又はペンタ(メタ)アクリレート、ビス
(ヒドロキシエチル)ビスフェノールAのモノ(メタ)
アクリレート、ビス(ヒドロキシエチル)レゾルシンモ
ノ(メタ)アクリレートなどの多価アルコールの部分
(メタ)アクリル酸エステル類やパラヒドロキシスチレ
ンのエトキシレートなどの芳香族単量体やメチロールア
クリルアミドなどのアクリルアミド誘導体が挙げられ
る。
【0030】本発明においては、(B−1)成分のう
ち、例えばヒドロキシエチル(メタ)アクリレートなど
のように分子内に炭素−炭素二重結合を一個しか有しな
い遊離基重合性単量体を(B−1)成分として選択した
ときは硬化塗膜の耐水性が劣る傾向があるのでこれを維
持する目的で、前記B−1に加えて分子内に二個以上炭
素−炭素二重結合を有する遊離基重合性単量体(B−
2)を併用することが望ましい。
ち、例えばヒドロキシエチル(メタ)アクリレートなど
のように分子内に炭素−炭素二重結合を一個しか有しな
い遊離基重合性単量体を(B−1)成分として選択した
ときは硬化塗膜の耐水性が劣る傾向があるのでこれを維
持する目的で、前記B−1に加えて分子内に二個以上炭
素−炭素二重結合を有する遊離基重合性単量体(B−
2)を併用することが望ましい。
【0031】遊離基重合性単量体(B−2)の例として
は、ポリオキシアルキレン(エチレン、プロピレン、ブ
チレン;Mn<20000)グリコールのジ(メタ)ア
クリレート、グリセリントリ(メタ)アクリレート、ト
リメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペン
タエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペン
タエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ビス
(ヒドロキシエチル)ビスフェノールAジ(メタ)アク
リレート、ビス(ヒドロキシエチル)レゾルシンジ(メ
タ)アクリレート、1,4テトラメチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、1,6ヘキサンジオールジ(メ
タ)アクリレートなどの多価アルコールの(メタ)アク
リル酸エステル類や、ジビニルベンゼンなどの芳香族ビ
ニル単量体やメチレンビスアクリルアミドなどのアクリ
ルアミド誘導体が挙げられる。
は、ポリオキシアルキレン(エチレン、プロピレン、ブ
チレン;Mn<20000)グリコールのジ(メタ)ア
クリレート、グリセリントリ(メタ)アクリレート、ト
リメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペン
タエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペン
タエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ビス
(ヒドロキシエチル)ビスフェノールAジ(メタ)アク
リレート、ビス(ヒドロキシエチル)レゾルシンジ(メ
タ)アクリレート、1,4テトラメチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、1,6ヘキサンジオールジ(メ
タ)アクリレートなどの多価アルコールの(メタ)アク
リル酸エステル類や、ジビニルベンゼンなどの芳香族ビ
ニル単量体やメチレンビスアクリルアミドなどのアクリ
ルアミド誘導体が挙げられる。
【0032】本発明においては、前記(B−1)及び又
は(B−2)の遊離基重合性単量体に加えて、塗料の粘
度を低下させ塗布を容易にしたり、硬化塗膜の固さを調
整する目的で他の遊離基重合性単量体(B−3)を使用
することができる。遊離基重合性単量体(B−3)の例
としてはメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)
アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、シクロヘ
キシル(メタ)アクリレート、エチルヘキシル(メタ)
アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、ジメチ
ルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノ
プロピル(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリル
酸エステル類や、スチレン、α−メチルスチレン、パラ
メチルビニルベンゼンなどの芳香族ビニル単量体や、ア
クリルアミド、ジメチルアクリルアミド、ジエチルアク
リルアミド、ジメチルアミノエチルアクリルアミド、ジ
メチルアミノプロピルアクリルアミド、イソプロピルア
クリルアミド、アクロイルモルホリンなどのアクリルア
ミド誘導体や、N−ビニルピロリドン、N−ビニルオキ
サゾリン、ビニルピリジンなどの複素環ビニル単量体が
挙げられる。
は(B−2)の遊離基重合性単量体に加えて、塗料の粘
度を低下させ塗布を容易にしたり、硬化塗膜の固さを調
整する目的で他の遊離基重合性単量体(B−3)を使用
することができる。遊離基重合性単量体(B−3)の例
としてはメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)
アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、シクロヘ
キシル(メタ)アクリレート、エチルヘキシル(メタ)
アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、ジメチ
ルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノ
プロピル(メタ)アクリレートなどの(メタ)アクリル
酸エステル類や、スチレン、α−メチルスチレン、パラ
メチルビニルベンゼンなどの芳香族ビニル単量体や、ア
クリルアミド、ジメチルアクリルアミド、ジエチルアク
リルアミド、ジメチルアミノエチルアクリルアミド、ジ
メチルアミノプロピルアクリルアミド、イソプロピルア
クリルアミド、アクロイルモルホリンなどのアクリルア
ミド誘導体や、N−ビニルピロリドン、N−ビニルオキ
サゾリン、ビニルピリジンなどの複素環ビニル単量体が
挙げられる。
【0033】本発明においては塗膜の透明性を維持し、
且つ耐水性を維持すると言う観点から(B−1)及び
(B−2)成分は必須である。好ましい比率は(B−
1)/(B−2)=95〜20/5〜80(重量比)、
より好ましくは90〜50/10〜50(重量比)であ
る。(B−1)成分が95以上では耐水性が最早維持で
きなくなり、20未満では塗膜の透明性が低下する傾向
にある。(B−3)は必要に応じ適宜使用されるが、そ
の比率は((B−1)+(B−2))/(B−3)=1
00〜20/0〜80(重量比)である。(B−3)成
分が80を越えると耐水性維持に難点が生じる。
且つ耐水性を維持すると言う観点から(B−1)及び
(B−2)成分は必須である。好ましい比率は(B−
1)/(B−2)=95〜20/5〜80(重量比)、
より好ましくは90〜50/10〜50(重量比)であ
る。(B−1)成分が95以上では耐水性が最早維持で
きなくなり、20未満では塗膜の透明性が低下する傾向
にある。(B−3)は必要に応じ適宜使用されるが、そ
の比率は((B−1)+(B−2))/(B−3)=1
00〜20/0〜80(重量比)である。(B−3)成
分が80を越えると耐水性維持に難点が生じる。
【0034】(B−1)+(B−2)+(B−3)で構
成されるB成分の含量は10〜97重量%、好ましくは
40〜95重量%である。10重量%未満では耐水性が
不足し、透明性や基材に対する密着性も不十分な水準に
とどまる。一方、97%を越える場合は帯電防止性が不
足する。本発明は遊離基発生の環境下に実施される。遊
離基発生の手段として電子線やγ線などの高エネルギー
の放射線が用いられる場合は重合開始剤(C)成分の存
在は必ずしも必要ないが、遊離基発生の手段が熱重合開
始による場合は熱重合開始剤(C−1)が、また紫外線
重合開始による場合は光重合開始剤(C−2)の添加が
必要である。
成されるB成分の含量は10〜97重量%、好ましくは
40〜95重量%である。10重量%未満では耐水性が
不足し、透明性や基材に対する密着性も不十分な水準に
とどまる。一方、97%を越える場合は帯電防止性が不
足する。本発明は遊離基発生の環境下に実施される。遊
離基発生の手段として電子線やγ線などの高エネルギー
の放射線が用いられる場合は重合開始剤(C)成分の存
在は必ずしも必要ないが、遊離基発生の手段が熱重合開
始による場合は熱重合開始剤(C−1)が、また紫外線
重合開始による場合は光重合開始剤(C−2)の添加が
必要である。
【0035】熱重合開始剤(C−1)の例としては、メ
チルエチルケトンパーオキシド、ジイソプロピルベンゼ
ンハイドロパーオキシド、ジクミルパーオキシド、ター
シャリブチルパーオキシアセテート、ベンゾイルパーオ
キシドなどの有機過酸化物、2,2‘−アゾビス(2−
メチルブチロニトリル)、1,1’−アゾビス(1−シ
クロヘキサンカルボニトリル)、アゾビスイソブチロニ
トリル、4,4‘−アゾビス(4−シアノペンタン酸)
などのアゾ化合物が挙げられる。
チルエチルケトンパーオキシド、ジイソプロピルベンゼ
ンハイドロパーオキシド、ジクミルパーオキシド、ター
シャリブチルパーオキシアセテート、ベンゾイルパーオ
キシドなどの有機過酸化物、2,2‘−アゾビス(2−
メチルブチロニトリル)、1,1’−アゾビス(1−シ
クロヘキサンカルボニトリル)、アゾビスイソブチロニ
トリル、4,4‘−アゾビス(4−シアノペンタン酸)
などのアゾ化合物が挙げられる。
【0036】また光重合開始(C−2)の例としては、
ベンゾイン、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾ
インイソブチルエーテルなどのベンゾイン又はそのアル
キルエーテル類、ベンゾフェノン、ミヒラーケトン、4
−ベンゾイルベンジルトリメチルアンモニウムクロライ
ドなどのベンゾフェノン類、2,2−ジメトキシ−2−
フェニルアセトフェノン、2,2−ジクロル−4‘−フ
ェノキシアセトフェノンなどのアセトフェノン類、ジエ
チルチオキサントン、ジイソプロピルチオキサントン、
2−(カルボメトキシ)チオキサントン、2−(3−ス
ルホプロポキシ)チオキサントンなどのチオキサントン
類などが挙げられる。
ベンゾイン、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾ
インイソブチルエーテルなどのベンゾイン又はそのアル
キルエーテル類、ベンゾフェノン、ミヒラーケトン、4
−ベンゾイルベンジルトリメチルアンモニウムクロライ
ドなどのベンゾフェノン類、2,2−ジメトキシ−2−
フェニルアセトフェノン、2,2−ジクロル−4‘−フ
ェノキシアセトフェノンなどのアセトフェノン類、ジエ
チルチオキサントン、ジイソプロピルチオキサントン、
2−(カルボメトキシ)チオキサントン、2−(3−ス
ルホプロポキシ)チオキサントンなどのチオキサントン
類などが挙げられる。
【0037】前記(C−2)の効力を高めるためにn−
ブチルアミン、トリエチルアミン、トリエタノールアミ
ン、メチルジエタノールアミン、エチルジエタノールア
ミンなどの増感剤を共存させることができる。(C−
1)、(C−2)成分の添加量は、A成分とB成分の合
計量に対し、0.5〜7重量%、好ましくは1〜5重量
%である。0.5%未満の場合は硬化不足となり耐水性
が充分改良された塗膜が得られない。7%を越える場合
は最早耐水性の向上は見られず不経済である。
ブチルアミン、トリエチルアミン、トリエタノールアミ
ン、メチルジエタノールアミン、エチルジエタノールア
ミンなどの増感剤を共存させることができる。(C−
1)、(C−2)成分の添加量は、A成分とB成分の合
計量に対し、0.5〜7重量%、好ましくは1〜5重量
%である。0.5%未満の場合は硬化不足となり耐水性
が充分改良された塗膜が得られない。7%を越える場合
は最早耐水性の向上は見られず不経済である。
【0038】(A)、(B)および/または(C)成分
からなる混合物はそのままでも塗工できるが、必要に応
じて不活性な溶剤を用いて適度な粘度になるまで希釈し
て塗工し、該溶剤を蒸発させた後硬化することもでき
る。そのような溶剤としては、メタノール、エタノー
ル、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、n−ブタノール、イソブタノールなどの低級アルコ
ール類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭
化水素溶剤類、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、
ブチルセロソルブなどのセロソルブ類、ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシド、γ−ブチロラクトンな
どの非プロトン性極性溶剤が使用可能である。この内、
アルコール類、芳香族炭化水素溶剤類およびその混合物
が好ましい。
からなる混合物はそのままでも塗工できるが、必要に応
じて不活性な溶剤を用いて適度な粘度になるまで希釈し
て塗工し、該溶剤を蒸発させた後硬化することもでき
る。そのような溶剤としては、メタノール、エタノー
ル、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、n−ブタノール、イソブタノールなどの低級アルコ
ール類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭
化水素溶剤類、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、
ブチルセロソルブなどのセロソルブ類、ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシド、γ−ブチロラクトンな
どの非プロトン性極性溶剤が使用可能である。この内、
アルコール類、芳香族炭化水素溶剤類およびその混合物
が好ましい。
【0039】尚、硬化前の前処理としての乾燥速度が遅
いと言う観点で制限はあるが、上記溶剤類に替えて水を
使用し、均一乃至分散または必要に応じ乳化剤を用いて
乳化するか、または特開平4−198309に準じた方
法で(A)成分を水性組成物とした後、(B)および/
又は(C)成分を配合して本発明の組成物を適用するこ
とも可能である。
いと言う観点で制限はあるが、上記溶剤類に替えて水を
使用し、均一乃至分散または必要に応じ乳化剤を用いて
乳化するか、または特開平4−198309に準じた方
法で(A)成分を水性組成物とした後、(B)および/
又は(C)成分を配合して本発明の組成物を適用するこ
とも可能である。
【0040】前記溶剤または水を使用する場合の
(A)、(B)、(C)成分合計量の濃度は5〜60重
量%、好ましくは10〜50重量%である。本発明の組
成物はポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、
ポリエチレン、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレー
ト、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、エチレン−酢
酸ビニル共重合体などを基材とする透明または半透明の
プラスチックフィルムやシートおよび成型体に使用さ
れ、各種材料の包装材料、IC搬送容器、家電製品の表
示窓や各種メーターのカバー、クリーンルームの窓など
に好適に使用される。上記透明材料に限らず、例えばA
BS樹脂、HIPS樹脂製の家電製品の筐体や木材製の
家具や床材、ポリ塩化ビニル製床材、および情報記録紙
などの紙製品などの不透明な基材に対しても勿論適用可
能であり本発明の耐久性の利点を活かすことができる。
(A)、(B)、(C)成分合計量の濃度は5〜60重
量%、好ましくは10〜50重量%である。本発明の組
成物はポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、
ポリエチレン、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレー
ト、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、エチレン−酢
酸ビニル共重合体などを基材とする透明または半透明の
プラスチックフィルムやシートおよび成型体に使用さ
れ、各種材料の包装材料、IC搬送容器、家電製品の表
示窓や各種メーターのカバー、クリーンルームの窓など
に好適に使用される。上記透明材料に限らず、例えばA
BS樹脂、HIPS樹脂製の家電製品の筐体や木材製の
家具や床材、ポリ塩化ビニル製床材、および情報記録紙
などの紙製品などの不透明な基材に対しても勿論適用可
能であり本発明の耐久性の利点を活かすことができる。
【0041】また、本発明の組成物は前記の各種の基材
に対し、ロールコート、バーコート、エアーナイフコー
ト、スピンコート、スクリーン印刷、スプレー、浸漬な
ど被塗工物の形状に応じて公知の方法の中から適宜選択
して塗工することができる。尚、組成物の調製に溶剤や
水を使用した場合は塗工後、乾燥の前処理を行う。ま
た、本発明の組成物を実施するためには硬化の工程が必
須である。そのような硬化手段としては公知の方法が利
用でき、電子線、熱、または紫外線の作用により硬化さ
せる。即ち、電子線による場合は本発明の(A)および
(B)成分からなる組成物の被塗工物を1〜6メガラド
の強度の電子線照射下に置くことにより硬化させる。
に対し、ロールコート、バーコート、エアーナイフコー
ト、スピンコート、スクリーン印刷、スプレー、浸漬な
ど被塗工物の形状に応じて公知の方法の中から適宜選択
して塗工することができる。尚、組成物の調製に溶剤や
水を使用した場合は塗工後、乾燥の前処理を行う。ま
た、本発明の組成物を実施するためには硬化の工程が必
須である。そのような硬化手段としては公知の方法が利
用でき、電子線、熱、または紫外線の作用により硬化さ
せる。即ち、電子線による場合は本発明の(A)および
(B)成分からなる組成物の被塗工物を1〜6メガラド
の強度の電子線照射下に置くことにより硬化させる。
【0042】熱の作用による場合は本発明の(A)、
(B)および(C−1)からなる組成物の被塗工物を6
0〜150℃、好ましくは80〜120℃の温度条件下
に保つことにより硬化させる。尚、組成物の調製に溶剤
または水を使用した場合の乾燥工程において、乾燥とこ
の硬化工程を同時に実施することも可能である。紫外線
の作用による場合は本発明の(A)、(B)、(C−
2)からなる組成物の被塗工物を高圧水銀灯の照射下に
置くことにより実施する。
(B)および(C−1)からなる組成物の被塗工物を6
0〜150℃、好ましくは80〜120℃の温度条件下
に保つことにより硬化させる。尚、組成物の調製に溶剤
または水を使用した場合の乾燥工程において、乾燥とこ
の硬化工程を同時に実施することも可能である。紫外線
の作用による場合は本発明の(A)、(B)、(C−
2)からなる組成物の被塗工物を高圧水銀灯の照射下に
置くことにより実施する。
【0043】これらの硬化手段の内、操作の簡便性から
電子線または紫外線による硬化が、また装置の簡便性と
言う観点から紫外線による硬化が特に好ましい。
電子線または紫外線による硬化が、また装置の簡便性と
言う観点から紫外線による硬化が特に好ましい。
【0044】
実施例1 表1に記載のカチオン変性共重合体(AA−1) 20
部、表2に記載の遊離基重合性単量体(B−1−1)
60部、(B−2−1) 20部、ベンジルジメチルケ
タール 4部、メタノール 60部、トルエン 120
部を60℃にて加温しながら混合し均一に溶解して本発
明の組成物を得た。厚さ50μmの二軸延伸ポリエチレ
ンテレフタレートフィルムに乾燥後の塗膜の厚さが2.
5μmとなるように均一に塗布し、乾燥後メタルハライ
ドランプにより500mJ/cm2の強度で紫外線照射
を行った。得られた塗膜に付き、次の試験を行った。結
果を表6に示す。 [表面固有抵抗値]20℃、65%RHで24時間調湿
後同条件下において、アドバンテスト社製、ウルトラハ
イレジスタンスメーター R8340を用いて表面固有
抵抗値を測定した。 [基材密着性]塗膜にセロテープを貼り付け、強い力で
引き剥がした時の塗膜の状態を観察した。
部、表2に記載の遊離基重合性単量体(B−1−1)
60部、(B−2−1) 20部、ベンジルジメチルケ
タール 4部、メタノール 60部、トルエン 120
部を60℃にて加温しながら混合し均一に溶解して本発
明の組成物を得た。厚さ50μmの二軸延伸ポリエチレ
ンテレフタレートフィルムに乾燥後の塗膜の厚さが2.
5μmとなるように均一に塗布し、乾燥後メタルハライ
ドランプにより500mJ/cm2の強度で紫外線照射
を行った。得られた塗膜に付き、次の試験を行った。結
果を表6に示す。 [表面固有抵抗値]20℃、65%RHで24時間調湿
後同条件下において、アドバンテスト社製、ウルトラハ
イレジスタンスメーター R8340を用いて表面固有
抵抗値を測定した。 [基材密着性]塗膜にセロテープを貼り付け、強い力で
引き剥がした時の塗膜の状態を観察した。
【0045】 塗膜に損傷が無く完全に残っている→○ 塗膜の一部が剥がれる →△ 塗膜が完全に剥がれる →× [光線透過率]スガ試験機(株)製 ヘーズコンピュー
ター HGM−2DPを用いて全光線透過率及びヘ−ズ
を測定した。 [湿摩擦耐久性]水に浸したガーゼで80回摩擦した後
の塗膜の損傷の有無を観察した。
ター HGM−2DPを用いて全光線透過率及びヘ−ズ
を測定した。 [湿摩擦耐久性]水に浸したガーゼで80回摩擦した後
の塗膜の損傷の有無を観察した。
【0046】 損傷無し→○ 損傷あり→× 観察後、20℃、65%で24時間調湿後表面固有抵抗
を測定した。 [耐温水性]80℃の温水中に緩やかに攪拌した状態で
30分間保持した後引き上げて乾燥し、塗膜の表面状態
を観察した。
を測定した。 [耐温水性]80℃の温水中に緩やかに攪拌した状態で
30分間保持した後引き上げて乾燥し、塗膜の表面状態
を観察した。
【0047】 変化無しのもの→○ 表面が荒れているもの→△ 塗膜が溶出または脱落しているもの→× 塗膜が残存しているものについては、更に20℃、65
%RHで24時間調湿後上記と同様に表面固有抵抗を測
定した。
%RHで24時間調湿後上記と同様に表面固有抵抗を測
定した。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】
【表3】
【0051】
【表4】
【0052】実施例2〜5および比較例1〜4 実施例1と同様に表1に記載のカチオン変性共重合体お
よび表2〜4に記載の遊離基単量体および必要に応じ溶
剤または水を用いて表5の組成物を得た。この組成物を
実施例1と同様に塗工、乾燥後、活性輻射線源として実
施例1と同じ紫外線源または2メガラドの電子線源を用
いて硬化塗膜を得た。
よび表2〜4に記載の遊離基単量体および必要に応じ溶
剤または水を用いて表5の組成物を得た。この組成物を
実施例1と同様に塗工、乾燥後、活性輻射線源として実
施例1と同じ紫外線源または2メガラドの電子線源を用
いて硬化塗膜を得た。
【0053】塗膜の評価を実施例1と同様に行いその結
果を表6に示す。
果を表6に示す。
【0054】
【表5】
【0055】実施例5においては、先ずAA- 1と所定
量の水を用いて特開平4−198309の方法に従って
110℃、15分間乳化を行い固形分濃度10重量%の
水性組成物を得た。次いで、B、C成分、水の所定量と
乳化剤としてポリオキしエチレン(n=10)ノニルフ
ェノールを4部使用しホモミキサーで5分間乳化してエ
マルジョン状態にして塗工した。比較例3においては、
実施例5の前工程で調製した固形分濃度10重量%のA
A- 1の水性組成物をそのまま塗工した。
量の水を用いて特開平4−198309の方法に従って
110℃、15分間乳化を行い固形分濃度10重量%の
水性組成物を得た。次いで、B、C成分、水の所定量と
乳化剤としてポリオキしエチレン(n=10)ノニルフ
ェノールを4部使用しホモミキサーで5分間乳化してエ
マルジョン状態にして塗工した。比較例3においては、
実施例5の前工程で調製した固形分濃度10重量%のA
A- 1の水性組成物をそのまま塗工した。
【0056】
【表6】
【0057】実施例6 実施例1の組成物においてベンジルジメチルケタールに
替えてジクミルパーオキシド4部を使用して塗料組成物
を得、厚さ2mmのポリカーボネート板にバーコーター
を用いて乾燥塗膜の厚さが3μmとなるように塗布し1
10℃のオーブン中に10分間放置し乾燥と同時に硬化
させ硬化塗膜を得た。実施例1と同様に塗膜の試験を行
った結果、表面固有抵抗値は4×108 Ω/□、基材密
着性は○、全光線透過率89.9%、湿潤摩擦80回後
および耐温水試験後も表面状態は変わらず表面固有抵抗
値もそれぞれ、5×108 Ω/□、2×109 Ω/□を
維持していた。
替えてジクミルパーオキシド4部を使用して塗料組成物
を得、厚さ2mmのポリカーボネート板にバーコーター
を用いて乾燥塗膜の厚さが3μmとなるように塗布し1
10℃のオーブン中に10分間放置し乾燥と同時に硬化
させ硬化塗膜を得た。実施例1と同様に塗膜の試験を行
った結果、表面固有抵抗値は4×108 Ω/□、基材密
着性は○、全光線透過率89.9%、湿潤摩擦80回後
および耐温水試験後も表面状態は変わらず表面固有抵抗
値もそれぞれ、5×108 Ω/□、2×109 Ω/□を
維持していた。
【0058】
【発明の効果】エチレン構造単位、4級アンモニウムカ
チオン基含有アクリルアミド構造単位およびアクリレー
ト構造単位から構成される特定のカチオン変性共重合体
およびヒドロキシル基含有遊離基重合性単量体および多
官能性遊離基重合性単量体から構成される組成物に、必
要に応じ遊離基重合開始剤を配合したものをプラスチッ
ク基材に塗布した後、熱、紫外線、又は電子線により硬
化させ得られる帯電防止性塗膜は、透明性、各種基材に
対する密着性と耐久性、特に耐水性に優れている。
チオン基含有アクリルアミド構造単位およびアクリレー
ト構造単位から構成される特定のカチオン変性共重合体
およびヒドロキシル基含有遊離基重合性単量体および多
官能性遊離基重合性単量体から構成される組成物に、必
要に応じ遊離基重合開始剤を配合したものをプラスチッ
ク基材に塗布した後、熱、紫外線、又は電子線により硬
化させ得られる帯電防止性塗膜は、透明性、各種基材に
対する密着性と耐久性、特に耐水性に優れている。
Claims (3)
- 【請求項1】 式、 【化1】 で表されるエチレン構造単位70〜99モル%、式、 【化2】 (式中、R1 は炭素数1〜4のアルキル基を示す)で表
されるアクリレ−ト構造単位0〜15モル%、および式 【化3】 (式中、R2 は炭素数2〜8のアルキレン基;R3 ,R
4 ,R5 はそれぞれ独立に炭素数1〜12のアルキル
基、炭素数7〜12のアリールアルキルまたは炭素数6
〜12の脂環アルキル;Xはハロゲン原子、CH3OSO3 ,
C2H5OSO3、R6 SO3、但しR6 はR3 、R4 、R5 の意
味に同じ)で表されるアクリルアミド構造単位1〜15
モル%からなるカチオン変性共重合体(A)3〜90重
量%と、遊離基重合性単量体(B)10〜97重量%か
らなる混合物を遊離基発生の環境下で該遊離基重合性単
量体を重合せしめて得られる樹脂組成物。 - 【請求項2】 請求項1において、遊離基重合性単量
体(B)が分子内に水酸基を有する遊離基重合性単量体
を必須成分として含有することを特徴とする請求項1記
載の樹脂組成物。 - 【請求項3】 基体の表面上で得られる請求項1又は
2記載の樹脂組成物からなる帯電防止性塗膜。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21848596A JPH1060057A (ja) | 1996-08-20 | 1996-08-20 | 樹脂組成物およびこれを用いた帯電防止性塗膜 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21848596A JPH1060057A (ja) | 1996-08-20 | 1996-08-20 | 樹脂組成物およびこれを用いた帯電防止性塗膜 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1060057A true JPH1060057A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=16720672
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21848596A Pending JPH1060057A (ja) | 1996-08-20 | 1996-08-20 | 樹脂組成物およびこれを用いた帯電防止性塗膜 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1060057A (ja) |
-
1996
- 1996-08-20 JP JP21848596A patent/JPH1060057A/ja active Pending
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