JPH1060192A - 遅燃性樹脂組成物およびそのシート - Google Patents
遅燃性樹脂組成物およびそのシートInfo
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- JPH1060192A JPH1060192A JP8217445A JP21744596A JPH1060192A JP H1060192 A JPH1060192 A JP H1060192A JP 8217445 A JP8217445 A JP 8217445A JP 21744596 A JP21744596 A JP 21744596A JP H1060192 A JPH1060192 A JP H1060192A
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- JP
- Japan
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- vinyl acetate
- weight
- sheet
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- acetate copolymer
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】燃えた場合にその燃焼速度が遅く(遅燃性)、
柔軟性も損なわないエチレン酢酸ビニル共重合樹脂組成
物とそのシートを提供する。 【解決手段】ポリエチレン酢酸ビニル共重合樹脂100
重量部に、ポリエチレン5〜70重量部を配合した樹脂
組成物を調製し、そのMFRを3以下にする。さらに、
無機充填剤を1〜20重量部の範囲で配合してもよい。
または、ハロゲン系難燃剤を2〜20重量部の範囲で配
合してもよい。
柔軟性も損なわないエチレン酢酸ビニル共重合樹脂組成
物とそのシートを提供する。 【解決手段】ポリエチレン酢酸ビニル共重合樹脂100
重量部に、ポリエチレン5〜70重量部を配合した樹脂
組成物を調製し、そのMFRを3以下にする。さらに、
無機充填剤を1〜20重量部の範囲で配合してもよい。
または、ハロゲン系難燃剤を2〜20重量部の範囲で配
合してもよい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エチレン酢酸ビニ
ル共重合樹脂の組成物とそのシートに関する。このシー
トは、ゴム製品代替として自動車部品用途に適してい
る。
ル共重合樹脂の組成物とそのシートに関する。このシー
トは、ゴム製品代替として自動車部品用途に適してい
る。
【0002】
【従来の技術】エチレン酢酸ビニル共重合樹脂のシート
は、柔軟性があり、かつ安価であるため、真空成形等の
二次加工に供され、電気製品、自動車部品などの分野で
ゴム製品代替として広く用いられている。エチレン酢酸
ビニル共重合樹脂は燃えやすいので、燃えにくくするた
めに難燃剤を添加することはよく知られている。しか
し、燃えにくくするためには多量の難燃剤の添加が必要
である。エチレン酢酸ビニル共重合樹脂に多量の難燃剤
を添加すると、溶融時の張力が低下し、延伸性が損なわ
れるので、押出し成形でシートを製造する作業をしにく
くなる。また、多量の難燃剤の添加により本来の柔軟性
が失われたり、展開性が損なわれ、真空成形や圧空成形
をしにくくなる。
は、柔軟性があり、かつ安価であるため、真空成形等の
二次加工に供され、電気製品、自動車部品などの分野で
ゴム製品代替として広く用いられている。エチレン酢酸
ビニル共重合樹脂は燃えやすいので、燃えにくくするた
めに難燃剤を添加することはよく知られている。しか
し、燃えにくくするためには多量の難燃剤の添加が必要
である。エチレン酢酸ビニル共重合樹脂に多量の難燃剤
を添加すると、溶融時の張力が低下し、延伸性が損なわ
れるので、押出し成形でシートを製造する作業をしにく
くなる。また、多量の難燃剤の添加により本来の柔軟性
が失われたり、展開性が損なわれ、真空成形や圧空成形
をしにくくなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本来燃えやすいエチレ
ン酢酸ビニル共重合樹脂を燃えにくく(難燃性に)する
ことは難しい。そこで、本発明が解決しようとする課題
は、燃えた場合にその燃焼速度を遅く(遅燃性に)する
ことである。そのようなエチレン酢酸ビニル共重合樹脂
組成物とそのシートを提供する。また、このシートに柔
軟性と良好な真空成形性等二次成形性もも付与する。
ン酢酸ビニル共重合樹脂を燃えにくく(難燃性に)する
ことは難しい。そこで、本発明が解決しようとする課題
は、燃えた場合にその燃焼速度を遅く(遅燃性に)する
ことである。そのようなエチレン酢酸ビニル共重合樹脂
組成物とそのシートを提供する。また、このシートに柔
軟性と良好な真空成形性等二次成形性もも付与する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、エチレン酢酸
ビニル共重合樹脂にポリエチレンを配合した樹脂組成物
とすることにより、上記課題を解決する。ポリエチレン
は、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂より燃焼速度の遅い
樹脂であり、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂の柔軟性を
損なわない軟質樹脂である。ポリエチレンは、燃焼速度
を遅くし、かつ柔軟性を損なわない範囲で配合する必要
があり、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂100重量部に
対してポリエチレン5〜70重量部とする。また、樹脂
組成物としてのMFRを、シートへの押出し成形性や良
好な二次成形性を確保する理由で3以下とする。ポリエ
チレンの配合により、シートへの押出し成形時や、二次
加工である真空成形時の溶融粘度が高くなる。シートを
加熱して軟化させたときのの垂れが抑制され、真空成形
性も良好となる。MFRの測定は、JIS K7210
に基づいて実施したものであり、MFRが3とは、10
分当りの押出し量が3gであることを示す。
ビニル共重合樹脂にポリエチレンを配合した樹脂組成物
とすることにより、上記課題を解決する。ポリエチレン
は、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂より燃焼速度の遅い
樹脂であり、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂の柔軟性を
損なわない軟質樹脂である。ポリエチレンは、燃焼速度
を遅くし、かつ柔軟性を損なわない範囲で配合する必要
があり、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂100重量部に
対してポリエチレン5〜70重量部とする。また、樹脂
組成物としてのMFRを、シートへの押出し成形性や良
好な二次成形性を確保する理由で3以下とする。ポリエ
チレンの配合により、シートへの押出し成形時や、二次
加工である真空成形時の溶融粘度が高くなる。シートを
加熱して軟化させたときのの垂れが抑制され、真空成形
性も良好となる。MFRの測定は、JIS K7210
に基づいて実施したものであり、MFRが3とは、10
分当りの押出し量が3gであることを示す。
【0005】また、さらに燃焼速度を遅くするために、
エチレン酢酸ビニル共重合樹脂100重量部に対して、
ポリエチレン5〜70重量部と、柔軟性を損なわないよ
うに無機充填剤1〜20重量部を配合することができ
る。樹脂組成物としてのMFRは同様に3以下とする。
無機充填剤の少量配合の場合は、燃焼速度を遅くする効
果より、むしろ加熱軟化時のシートの垂れ抑制、シート
の冷却促進に効果がある。別の手段によりさらに燃焼速
度を遅くするために、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂1
00重量部に対して、ポリエチレン5〜70重量部と、
柔軟性を損なわないようにハロゲン系難燃剤2〜20重
量部を配合することができる。樹脂組成物としてのMF
Rは同様に3以下とする。
エチレン酢酸ビニル共重合樹脂100重量部に対して、
ポリエチレン5〜70重量部と、柔軟性を損なわないよ
うに無機充填剤1〜20重量部を配合することができ
る。樹脂組成物としてのMFRは同様に3以下とする。
無機充填剤の少量配合の場合は、燃焼速度を遅くする効
果より、むしろ加熱軟化時のシートの垂れ抑制、シート
の冷却促進に効果がある。別の手段によりさらに燃焼速
度を遅くするために、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂1
00重量部に対して、ポリエチレン5〜70重量部と、
柔軟性を損なわないようにハロゲン系難燃剤2〜20重
量部を配合することができる。樹脂組成物としてのMF
Rは同様に3以下とする。
【0006】上記各遅燃性樹脂組成物からなるシート
は、その厚さを1mm以上にする。シートの厚さが薄い
と、上記の遅燃性樹脂組成物を使用しても燃焼速度を遅
くすることに顕著な効果が現われないからである。
は、その厚さを1mm以上にする。シートの厚さが薄い
と、上記の遅燃性樹脂組成物を使用しても燃焼速度を遅
くすることに顕著な効果が現われないからである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係るエチレン酢酸ビニル
共重合樹脂の組成物は、MFR3以下であることが必要
であるが、好ましくは、MFR2以下にする。また、エ
チレン酢酸ビニル共重合樹脂の組成物中の酢酸ビニル含
有量を10重量%以下にすることが好ましく、さらに好
ましくは酢酸ビニル含有量を5重量%以下にする。尚、
酢酸ビニル含有量が3重量%未満になると、通常、エチ
レン酢酸ビニル共重合樹脂の組成物とは言わなくなる。
エチレン酢酸ビニル共重合樹脂にポリエチレンを配合し
た樹脂組成物からなるシートを押出し成形で製造する場
合、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂とポリエチレンの溶
融温度の差を40℃以下にする。溶融温度の差がひらき
すぎると、押出し時に未溶融物ができるためシートの外
観が悪くなる。また、二次加工の真空成形で製品外観が
悪くなるので好ましくない。尚、エチレン酢酸ビニル共
重合樹脂に配合する樹脂として、ポリエチレンのほかに
ポリオレフィン系熱可塑性エラストマ、ポリスチレン系
熱可塑性エラストマ等も使用可能であり、これらの二種
以上を併用することも可能である。
共重合樹脂の組成物は、MFR3以下であることが必要
であるが、好ましくは、MFR2以下にする。また、エ
チレン酢酸ビニル共重合樹脂の組成物中の酢酸ビニル含
有量を10重量%以下にすることが好ましく、さらに好
ましくは酢酸ビニル含有量を5重量%以下にする。尚、
酢酸ビニル含有量が3重量%未満になると、通常、エチ
レン酢酸ビニル共重合樹脂の組成物とは言わなくなる。
エチレン酢酸ビニル共重合樹脂にポリエチレンを配合し
た樹脂組成物からなるシートを押出し成形で製造する場
合、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂とポリエチレンの溶
融温度の差を40℃以下にする。溶融温度の差がひらき
すぎると、押出し時に未溶融物ができるためシートの外
観が悪くなる。また、二次加工の真空成形で製品外観が
悪くなるので好ましくない。尚、エチレン酢酸ビニル共
重合樹脂に配合する樹脂として、ポリエチレンのほかに
ポリオレフィン系熱可塑性エラストマ、ポリスチレン系
熱可塑性エラストマ等も使用可能であり、これらの二種
以上を併用することも可能である。
【0008】樹脂組成物に配合する無機充填剤として、
タルク、マイカ、シリカ、酸化アンチモン、水酸化マグ
ネシウム、水酸化アルミニウム、メタホウ酸バリウム、
ホウ酸亜鉛、リン酸塩等を採用できるが、これらに限定
されない。二種以上の無機充填剤を併用することも可能
である。無機充填剤の配合量がポリエチレン酢酸ビニル
共重合樹脂100重量部に対して20重量部を越える
と、柔軟性のほかに成形性も損なわれる。樹脂組成物に
配合するハロゲン系難燃剤として、臭素系、塩素系のい
ずれも採用することができる。難燃剤添加の効果を期待
するには、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂100重量部
に対して難燃剤2重量部以上の配合が必要である。好ま
しくは5重量部以上である。
タルク、マイカ、シリカ、酸化アンチモン、水酸化マグ
ネシウム、水酸化アルミニウム、メタホウ酸バリウム、
ホウ酸亜鉛、リン酸塩等を採用できるが、これらに限定
されない。二種以上の無機充填剤を併用することも可能
である。無機充填剤の配合量がポリエチレン酢酸ビニル
共重合樹脂100重量部に対して20重量部を越える
と、柔軟性のほかに成形性も損なわれる。樹脂組成物に
配合するハロゲン系難燃剤として、臭素系、塩素系のい
ずれも採用することができる。難燃剤添加の効果を期待
するには、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂100重量部
に対して難燃剤2重量部以上の配合が必要である。好ま
しくは5重量部以上である。
【0009】
実施例1〜3、従来例1 酢酸ビニル含有量8重量%、MFR1.5のエチレン酢
酸ビニル共重合樹脂(EVA)とMFR0.3の低密度
ポリエチレン(LDPE)とMFR0.3の高密度ポリ
エチレン(HDPE)とを表1に示す配合(重量部)で
混合し、表1に示すとおりの酢酸ビニル含有量とMFR
を有する樹脂組成物を調製した。これを単軸押出機にて
成形し、1.2mm厚のシートを得た。
酸ビニル共重合樹脂(EVA)とMFR0.3の低密度
ポリエチレン(LDPE)とMFR0.3の高密度ポリ
エチレン(HDPE)とを表1に示す配合(重量部)で
混合し、表1に示すとおりの酢酸ビニル含有量とMFR
を有する樹脂組成物を調製した。これを単軸押出機にて
成形し、1.2mm厚のシートを得た。
【0010】
【表1】
【0011】MVSS 302(自動車室内材料の燃焼
性基準)に基づき、上記各押出シートの燃焼試験を行な
った。また、柔軟性の評価として、JISに定めるショ
ア硬度を測定した。さらに、二次加工の真空成形性の評
価として、真空成形時のシートの金型付着の有無を観察
し、真空成形後の光沢艶を測定した。これらの結果を表
2に示す。MVSS 302は、シートを水平状態に保
持し、シートの縁に15秒間火を近づけて着火し燃焼速
度を測定するものである。具体的には、縁から38mm燃
えた後に、さらに250mm燃え移る速度を測定するもの
であり、燃焼速度により下記のように区分される。 自消性(難燃性):着火60秒以内に5cm以下の燃焼で
自己消火 遅燃性1級:燃焼速度50mm/min以下 遅燃性2級:燃焼速度50〜 75mm/min以下 遅燃性3級:燃焼速度75〜100mm/min以下 また、光沢艶の測定は、グロスメータにより行なった。
性基準)に基づき、上記各押出シートの燃焼試験を行な
った。また、柔軟性の評価として、JISに定めるショ
ア硬度を測定した。さらに、二次加工の真空成形性の評
価として、真空成形時のシートの金型付着の有無を観察
し、真空成形後の光沢艶を測定した。これらの結果を表
2に示す。MVSS 302は、シートを水平状態に保
持し、シートの縁に15秒間火を近づけて着火し燃焼速
度を測定するものである。具体的には、縁から38mm燃
えた後に、さらに250mm燃え移る速度を測定するもの
であり、燃焼速度により下記のように区分される。 自消性(難燃性):着火60秒以内に5cm以下の燃焼で
自己消火 遅燃性1級:燃焼速度50mm/min以下 遅燃性2級:燃焼速度50〜 75mm/min以下 遅燃性3級:燃焼速度75〜100mm/min以下 また、光沢艶の測定は、グロスメータにより行なった。
【0012】
【表2】
【0013】表2から、実施例に係るシートは、従来例
1の柔軟性を大きく損なわずに燃焼速度を低下させるこ
とができることが判る。また、真空成形時のシートの金
型付着を無くし、真空成形後の光沢艶も従来並かそれ以
下に抑えられていることが判る。
1の柔軟性を大きく損なわずに燃焼速度を低下させるこ
とができることが判る。また、真空成形時のシートの金
型付着を無くし、真空成形後の光沢艶も従来並かそれ以
下に抑えられていることが判る。
【0014】実施例4〜7、従来例2 酢酸ビニル含有量3.5重量%、MFR1.5のエチレン
酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)とMFR0.3の高密
度ポリエチレン(HDPE)と無機充填剤(実施例6:
水酸化マグネシウム,実施例7:リン酸塩)を表3に示
す配合(重量部)で混合し、表3に示すとおりの酢酸ビ
ニル含有量とMFRを有する樹脂組成物を調製した。こ
れを単軸押出機にて成形し、1.3mm厚のシートを得
た。前述と同様に燃焼性、柔軟性、真空成形性について
評価を行なった結果を表4に示す。
酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)とMFR0.3の高密
度ポリエチレン(HDPE)と無機充填剤(実施例6:
水酸化マグネシウム,実施例7:リン酸塩)を表3に示
す配合(重量部)で混合し、表3に示すとおりの酢酸ビ
ニル含有量とMFRを有する樹脂組成物を調製した。こ
れを単軸押出機にて成形し、1.3mm厚のシートを得
た。前述と同様に燃焼性、柔軟性、真空成形性について
評価を行なった結果を表4に示す。
【0015】
【表3】
【0016】
【表4】
【0017】表4から、実施例に係るシートは、従来例
2とほぼ同等の柔軟性で燃焼速度を低下させることがで
きることが判る。また、真空成形時のシートの金型付着
が無く、真空成形後の光沢艶も従来並かそれ以下に抑え
られていることが判る。無機充填剤を少量添加しても柔
軟性は損なわれず、良好である。
2とほぼ同等の柔軟性で燃焼速度を低下させることがで
きることが判る。また、真空成形時のシートの金型付着
が無く、真空成形後の光沢艶も従来並かそれ以下に抑え
られていることが判る。無機充填剤を少量添加しても柔
軟性は損なわれず、良好である。
【0018】実施例8〜10、比較例1、従来例3〜4 酢酸ビニル含有量5重量%、MFR2又は3のエチレン
酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)とMFR0.3の低密
度ポリエチレン(LDPE)とを表5に示す配合(重量
部)で混合し、表5に示すとおりの酢酸ビニル含有量と
MFRを有する樹脂組成物を調製した(実施例8のEV
AはMFR3,実施例9、10のEVAはMFR2)。
これを単軸押出機にて成形し、1.2mm厚のシートを得
た。尚、比較例1は、酢酸ビニル含有量の多いエチレン
酢酸ビニル共重合樹脂(酢酸ビニル含有量:10重量
%,MFR:9)を使用して、酢酸ビニル含有量の多い
樹脂組成物を検討したものである。前述と同様に燃焼
性、柔軟性、真空成形性について評価を行なった結果を
表6に示す。
酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)とMFR0.3の低密
度ポリエチレン(LDPE)とを表5に示す配合(重量
部)で混合し、表5に示すとおりの酢酸ビニル含有量と
MFRを有する樹脂組成物を調製した(実施例8のEV
AはMFR3,実施例9、10のEVAはMFR2)。
これを単軸押出機にて成形し、1.2mm厚のシートを得
た。尚、比較例1は、酢酸ビニル含有量の多いエチレン
酢酸ビニル共重合樹脂(酢酸ビニル含有量:10重量
%,MFR:9)を使用して、酢酸ビニル含有量の多い
樹脂組成物を検討したものである。前述と同様に燃焼
性、柔軟性、真空成形性について評価を行なった結果を
表6に示す。
【0019】
【表5】
【0020】
【表6】
【0021】表6から、実施例に係るシートは、比較例
1、従来例3、4の柔軟性を大きく損なわずに燃焼速度
を低下させることができることが判る。また、真空成形
時のシートの金型付着が無く、真空成形後の光沢艶も従
来並かそれ以下に抑えられていることが判る。ポリエチ
レンを配合しても、比較例1のようにエチレン酢酸ビニ
ル共重合樹脂組成物のMFRが大きいと、ポリエチレン
配合の効果(遅燃性)は発揮されない。実施例8、9の
ようにMFRが3以下であれば遅燃性の効果は発揮され
る。
1、従来例3、4の柔軟性を大きく損なわずに燃焼速度
を低下させることができることが判る。また、真空成形
時のシートの金型付着が無く、真空成形後の光沢艶も従
来並かそれ以下に抑えられていることが判る。ポリエチ
レンを配合しても、比較例1のようにエチレン酢酸ビニ
ル共重合樹脂組成物のMFRが大きいと、ポリエチレン
配合の効果(遅燃性)は発揮されない。実施例8、9の
ようにMFRが3以下であれば遅燃性の効果は発揮され
る。
【0022】実施例11〜12 酢酸ビニル含有量3.5重量%、MFR1.5のエチレン
酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)とMFR0.3の高密
度ポリエチレン(HDPE)と難燃助剤として三酸化ア
ンチモンを併用した臭素系難燃剤を表7に示す配合(重
量部)で混合し、表7に示すとおりの酢酸ビニル含有量
とMFRを有する樹脂組成物を調製した。これを単軸押
出機にて成形し、1.3mm厚のシートを得た。前述と同
様に燃焼性、柔軟性、真空成形性について評価を行なっ
た結果を表8に示す。尚、リン系難燃剤の少量添加で
は、燃えにくくする効果はなかった。
酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)とMFR0.3の高密
度ポリエチレン(HDPE)と難燃助剤として三酸化ア
ンチモンを併用した臭素系難燃剤を表7に示す配合(重
量部)で混合し、表7に示すとおりの酢酸ビニル含有量
とMFRを有する樹脂組成物を調製した。これを単軸押
出機にて成形し、1.3mm厚のシートを得た。前述と同
様に燃焼性、柔軟性、真空成形性について評価を行なっ
た結果を表8に示す。尚、リン系難燃剤の少量添加で
は、燃えにくくする効果はなかった。
【0023】
【表7】
【0024】
【表8】
【0025】表8から、実施例に係るシートは、従来例
2とほぼ同等の柔軟性で燃焼速度を低下させることがで
きることが判る。また、真空成形時のシートの金型付着
が無く、真空成形後の光沢艶も従来並かそれ以下に抑え
られていることが判る。ハロゲン系難燃剤を少量添加し
ても柔軟性は損なわれず、良好である。
2とほぼ同等の柔軟性で燃焼速度を低下させることがで
きることが判る。また、真空成形時のシートの金型付着
が無く、真空成形後の光沢艶も従来並かそれ以下に抑え
られていることが判る。ハロゲン系難燃剤を少量添加し
ても柔軟性は損なわれず、良好である。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るエチレン酢
酸ビニル共重合樹脂を主成分とするシートは、エチレン
酢酸ビニル共重合樹脂が有している柔軟性を損なうこと
なく、着火したときの燃焼速度も遅い(遅燃性)。ま
た、真空成形性等の二次加工後も光沢艶が出にくく、自
動車部品などの分野に好適なものである。
酸ビニル共重合樹脂を主成分とするシートは、エチレン
酢酸ビニル共重合樹脂が有している柔軟性を損なうこと
なく、着火したときの燃焼速度も遅い(遅燃性)。ま
た、真空成形性等の二次加工後も光沢艶が出にくく、自
動車部品などの分野に好適なものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C08L 23/08 23:04 101:04)
Claims (4)
- 【請求項1】(1)エチレン酢酸ビニル共重合樹脂10
0重量部 (2)ポリエチレン5〜70重量部 からなり、MFRが3以下であることを特徴とする遅燃
性樹脂組成物。 - 【請求項2】(1)エチレン酢酸ビニル共重合樹脂10
0重量部 (2)ポリエチレン5〜70重量部 (3)無機充填剤1〜20重量部 からなり、MFRが3以下であることを特徴とする遅燃
性樹脂組成物。 - 【請求項3】(1)エチレン酢酸ビニル共重合樹脂10
0重量部 (2)ポリエチレン5〜70重量部 (3)ハロゲン系難燃剤2〜20重量部 からなり、MFRが3以下であることを特徴とする遅燃
性樹脂組成物。 - 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の遅燃性樹
脂組成物からなる厚さ1mm以上の遅燃性樹脂シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8217445A JPH1060192A (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | 遅燃性樹脂組成物およびそのシート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8217445A JPH1060192A (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | 遅燃性樹脂組成物およびそのシート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1060192A true JPH1060192A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=16704357
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8217445A Pending JPH1060192A (ja) | 1996-08-19 | 1996-08-19 | 遅燃性樹脂組成物およびそのシート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1060192A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113999451A (zh) * | 2021-11-22 | 2022-02-01 | 无锡市铭明汽车内饰材料有限公司 | 一种阻燃eva复合材料、制备方法及阻燃eva汽车前围 |
-
1996
- 1996-08-19 JP JP8217445A patent/JPH1060192A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113999451A (zh) * | 2021-11-22 | 2022-02-01 | 无锡市铭明汽车内饰材料有限公司 | 一种阻燃eva复合材料、制备方法及阻燃eva汽车前围 |
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