JPH1060447A - 難燃剤組成物 - Google Patents

難燃剤組成物

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JPH1060447A
JPH1060447A JP24423296A JP24423296A JPH1060447A JP H1060447 A JPH1060447 A JP H1060447A JP 24423296 A JP24423296 A JP 24423296A JP 24423296 A JP24423296 A JP 24423296A JP H1060447 A JPH1060447 A JP H1060447A
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JP
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soluble polymer
acid
water
weight
based water
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JP24423296A
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Yoshiyuki Ueno
義之 上野
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホルマリンで変性(メチロール化等)しなく
ても高濃度水溶液もしくは水性分散液で市場に供給する
ことができ、難燃性に優れ、加熱処理後の着色および紙
力劣化が少ないセルロース系材料用難燃剤組成物を提供
する。 【解決手段】 スルファミン酸、リン酸、ポリリン酸、
ホウ酸および硫酸から選ばれる1種以上の無機酸のグア
ニジン塩、アンモニウム塩およびI〜III族の金属塩
から選ばれる少なくとも1種の塩(A)と、ポリスチレ
ンスルホン酸系水溶性高分子、ポリビニルアルコール系
水溶性高分子、ポリオキシアルキレン系水溶性高分子、
ポリアクリルアミド系水溶性高分子、ポリカルボン酸系
水溶性高分子およびセルロース系水溶性高分子から選ば
れる少なくとも1種の水溶性高分子(B)とを必須成分
として含有する水溶液もしくは水性分散体からなり、
(B)の量が(A)の重量に対して0.05〜10重量
%であり、かつ(A)の含有量が組成物全量に基づいて
少なくとも40重量%であることを特徴とする難燃剤組
成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はセルロース系材料用
の難燃剤組成物に関する。さらに詳しくは、難燃性に優
れ、加熱後の着色や紙力劣化の少ない非ホルマリン系の
難燃剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙製品等のセルロース系材料に用
いられる難燃剤としては、スルファミン酸グアニジンと
メチロール化スルファミン酸グアニジンの混合物(例え
ば特開昭60−199094号公報)、スルファミン酸
グアニジンとホルマリンの反応生成物(例えば特公昭6
1−29993号公報)、スルファミン酸アンモンとジ
シアンジアミドの混合物にホルマリンを反応させたもの
(例えば特開昭平4−45148号公報)などが知られ
ている。これらのものはいずれもホルマリンで変性(主
としてメチロール化)することにより水溶性を高め、通
常40重量%以上の製品濃度で市場に供給されている。
【0003】また、ホルマリンを使用しない方法として
は、従来からのスルファミン酸グアニジンを用いる方法
があるが、これは水溶液にしてもその濃度が40重量%
程度であり、保管条件によっては40%重量を確保でき
ない。また、難燃剤組成物として重要な性能のひとつで
ある処理紙の耐熱性(白度)が劣るものである。また、
スルファミン酸と尿素の溶融反応物(特開昭62−12
9383号公報)、スルファミン酸グアニジンのアルキ
レンオキサイド付加物(特開平2−70793号)など
が知られているが、これらは水溶液の濃度は40重量%
以上確保できるものの、処理紙の白度を低下させる問題
点がある。
【0004】また、処理紙の白度を低下させないものと
して、スルファミン酸の金属塩(特開昭55−7808
1号、開昭62−129381号、特開昭62−129
382号各公報など)、スルファミン酸金属塩のアルキ
レンオキサイド付加物(特開平2−289199号公
報)などが提案されているが、これらは難燃剤組成物と
して重要な性能のひとつである処理紙の強度を低下させ
る問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年環境への関心が高
まる中、難燃処理された紙製品中の残存ホルマリンに対
する問題が指摘され、従来のようなホルマリンの残存の
心配が全くない非ホルマリン系の難燃剤が強く求められ
ている。しかし、ホルマリンを全く使用しない場合、4
0重量%の製品濃度が限界であり、保管条件によっては
40重量%を確保するのも困難である。また、水溶性を
高めたものは処理紙の耐熱性(とくに白度および強度)
が劣り、これらすべてを満足することは非常に困難であ
った。本発明の目的は、ホルマリンを全く用いなくても
40重量%以上の製品濃度を確保でき、しかも難燃性に
優れ、加熱後の着色や紙力劣化の少ない非ホルマリン系
難燃剤組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、かかる問題
点に鑑み鋭意検討した結果、特定の無機酸の塩と特定の
水溶性高分子を特定の重量比で併用することにより、高
濃度の水系の難燃剤組成物を得ることができることを見
いだし、本発明に到達した。すなわち本発明は、スルフ
ァミン酸、リン酸、ポリリン酸、ホウ酸および硫酸から
選ばれる1種以上の無機酸のグアニジン塩、アンモニウ
ム塩およびI〜III族の金属塩から選ばれる少なくと
も1種の塩(A)と、ポリスチレンスルホン酸系水溶性
高分子、ポリビニルアルコール系水溶性高分子、ポリオ
キシアルキレン系水溶性高分子、ポリアクリルアミド系
水溶性高分子、ポリカルボン酸系水溶性高分子およびセ
ルロース系水溶性高分子から選ばれる少なくとも1種の
水溶性高分子(B)とを必須成分として含有する水溶液
もしくは水性分散体からなり、(B)の量が(A)の重
量に対して0.05〜10重量%であり、かつ(A)の
含有量が組成物全量に基づいて少なくとも40重量%で
あることを特徴とする難燃剤組成物である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明における無機酸の塩(A)
としては、スルファミン酸、リン酸、ポリリン酸、ホウ
酸および硫酸から選ばれる1種以上の無機酸のグアニジ
ン塩、アンモニウム塩、周期表I〜III族の金属(リ
チウム、ナトリウム、カリウム、ベリリウム、亜鉛、マ
グネシウム、カルシウム、バリウム、アルミニウムな
ど)の塩などの塩類が挙げられる。これらのうち好まし
いものはスルファミン酸グアニジン、スルファミン酸カ
ルシウムおよびスルファミン酸マグネシウムであり、さ
らに好ましいものはスルファミン酸グアニジンとスルフ
ァミン酸カルシウムおよび/またはスルファミン酸マグ
ネシウムとの混合物である。
【0008】上記の無機酸のグアニジン塩は、例えばス
ルファミン酸グアニジン場合、スルファミン酸アンモニ
ウムとジシアンジアミドとを、通常(1〜3):1、好
ましくは(1.4〜1.8):1のモル比で、通常12
0〜200℃、好ましくは140〜180℃の反応温度
で溶融塩反応を行うことにより得られる。他の無機酸の
グアニジン塩も同様の方法で得ることができる。
【0009】該反応物には、主成分であるスルファミン
酸グアニジンのほかに、例えば未反応のスルファミン酸
アンモニウム、ジシアンジアミド、さらには副生物であ
るイミドビススルファミン酸アンモン、イミドビススル
ファミン酸グアニジンなどが少量含まれていてもよい。
【0010】上記反応において、無機酸のアンモニウム
塩のモル比が1未満では、メラミン、アンメリンなどの
水不溶解物の含有量が増加し、最終製品の水溶性が低下
するとともに難燃性が低下し、3を越えると未反応の無
機酸のアンモニウム塩が多量に残存することによるセル
ロース系素材の加熱時の着色、強度劣化などの原因とな
る。
【0011】また、スルファミン酸カルシウム、スルフ
ァミン酸マグネシウム等は、通常の中和反応で得られ
る。すなわち、スルファミン酸あるいはスルファミン酸
アンモニウムと水酸化カルシウム、スルファミン酸マグ
ネシウムとを当量反応させて得られる。
【0012】スルファミン酸グアニジン(a1)とスル
ファミン酸カルシウムおよび/またはスルファミン酸マ
グネシウム(a2)の配合物を得るには、上記のスルフ
ァミン酸グアニジンとスルファミン酸カルシウムおよび
/またはスルファミン酸マグネシウムを配合することに
より得ることができ、また、スルファミン酸あるいはス
ルファミン酸アンモニウムに、炭酸グアニジンと、水酸
化カルシウムおよび/または水酸化マグネシウムとを各
配合比になるように中和反応させて得ることもできる。
【0013】上記(a1)と(a2)の重量比は、通常
(10〜90):(90〜10)、好ましくは(50〜
80):(50〜20)、さらに好ましくは(60〜7
0):(40〜30)である。(a1)の比率が10未
満では処理紙の強度が低下し、90を超えると処理紙の
白度が低下し、いずれの場合も使用に耐えない。
【0014】本発明で用いられる水溶性高分子(B)と
しては、ポリスチレンスルホン酸系水溶性高分子、ポリ
ビニルアルコール系水溶性高分子、ポリエチレンオキサ
イド系水溶性高分子、ポリアクリルアミド系水溶性高分
子、ポリカルボン酸系水溶性高分子、セルロース系誘導
体およびこれらの2種以上の混合物が挙げられ、好まし
くはポリスチレンスルホン酸系水溶性高分子、ポリビニ
ルアルコール系水溶性高分子およびこれらの混合物であ
る。
【0015】ポリスチレンスルホン酸系水溶性高分子と
しては、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム、ポリスチ
レンスルホン酸アンモニウム、ポリスチレンスルホン酸
ナトリウム−マレイン酸共重合物、ポリスチレンスルホ
ン酸ナトリウム−アクリル酸共重合物、ポリスチレンス
ルホン酸ナトリウム−アクリル酸エステル共重合物、ポ
リスチレンスルホン酸ナトリウム−アクリルアミド共重
合物などが挙げられ、好ましくはポリスチレンスルホン
酸ナトリウムおよびポリスチレンスルホン酸アンモニウ
ムである。該ポリスチレンスルフォン酸系水溶性高分子
の重量平均分子量は、通常5,000〜1,000,0
00、好ましくは10,000〜500,000であ
る。
【0016】重量平均分子量が5,000未満では十分
な分散効果が得られず、得られた分散物中に経日ととも
に沈降物が発生して組成物が不均一となり、1,00
0,000を越えると分散物の粘度が非常に高くなり、
取り扱いが困難になる。
【0017】ポリビニルアルコール系高分子としては、
鹸化度65〜100モル%、重合度100〜5,000
の、無変性ポリビニルアルコール、カルボキシル基変性
ポリビニルアルコール、スルホン酸基変性ポリビニルア
ルコール、シアノエチル基変性ポリビニルアルコール、
非イオン基変性ポリビニルアルコールなどが挙げられ、
好ましくは鹸化度70〜90モル%、重合度300〜
1,000の無変性ポリビニルアルコールである。
【0018】該ポリビニルアルコール系高分子の鹸化度
が65モル%未満および重合度が100未満では、十分
な分散効果が得られず、得られた分散物に経日とともに
沈降物の発生して組成物が不均一となり、重合度が5,
000を越えると分散物の粘度が非常に高くなり、取り
扱いが困難になる。
【0019】本発明において、(A)に対する(B)の
配合量は通常0.05〜10重量%、好ましくは0.5
〜5.0重量%である。0.05重量%未満では充分な
分散効果が得られず、分散物の安定性が悪く、10重量
%を越えると、分散物の粘度が高くなり使用するにあた
りその取り扱いが困難となる。また、組成物中の(A)
の含有量は、組成物全量に基づいて通常少なくとも40
重量%、好ましくは少なくとも60重量%である。40
重量%未満では有効成分当りの輸送コストおよび保管コ
ストが高くなり、工業的に実用価値の低いのとなる。
【0020】本発明の難燃剤組成物を得る方法として
は、微粉砕した(A)を(B)の水溶液中に添加して
部分分散物を得る方法;(A)を湿式粉砕して微粒化
し、(B)を添加、溶解して部分分散物を得る方法;
(A)と(B)を高温で水溶液にし、冷却して(A)を
一部を析出させて部分分散物を得る方法;さらに析出
した(A)を湿式粉砕して微粒化し部分分散物を得る方
法;などが挙げられ、とくに限定されない。
【0021】難燃剤処理紙を作製する際に、必要に応じ
て本発明の難燃剤組成物に、他の公知の難燃剤成分を含
有させることもできる。該他の公知の難燃剤成分の例と
しては、グアニジン塩(スルファミン酸グアニジン、硫
酸グアニジン、リン酸グアニジン、ホウ酸グアニジン
等);シアノ置換グアニジン塩(スルファミン酸グアニ
ル尿素等);アミノ置換もしくはアミノ基含有置換グア
ニジン塩(スルファミン酸アミノグアニジン等);強酸
のアンモニウム塩(スルファミン酸アンモニウム、硫酸
アンモニウム等);アミノ基含有化合物(ジシアンジア
ミド、メラミン、ヘキサメチレンテトラミン等);強酸
の金属塩(スルファミン酸マグネシウム等)が挙げられ
る。これらのうち好ましいものはグアニジン塩類および
アミノ基含有化合物である。
【0022】また、本発明の難燃剤組成物と共に必要に
より、サイズ剤、デンプン等の表面処理剤、その他の処
理剤と併用することも可能である。
【0023】本発明の難燃剤組成物は通常水溶液あるい
は水分散液として使用される。その濃度は使用目的によ
って任意に選択することができるが、固形分重量換算で
通常0.5〜60重量%である。
【0024】本発明の難燃剤組成物が適用される対象基
材としては、たとえば紙製品(障子紙、襖紙、壁紙、板
紙、合成紙など)等のセルロース系材料が挙げられる。
また、布等の繊維材料さらには木材、合板、合成木材等
の建築材料の難燃加工にも使用できる。
【0025】本発明の難燃剤組成物の基材に対する付着
量は、固形分重量換算で通常5〜40重量%、好ましく
は8〜25重量%である。
【0026】本発明の難燃剤組成物を基材に適用する方
法は、従来行なわれている方法でよく、例えば基材を本
発明の組成物またはこれの水希釈液に浸漬後乾燥する方
法、サイズプレス、コーター等で塗布する方法、ハケに
て塗布する方法などが挙げられる。
【0027】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。なお、以
下において%は重量%を示す。
【0028】なお、性能評価は以下の方法で行った。 塗布量 :原紙の重量に対する難燃剤有効成
分の付着量(%)。 難燃性 :JIS Z 2150(45度メ
ッケルバーナー法)に準拠して炭化長(cm)を測定。 耐熱性(白度) :200℃×3分間オーブン中で加
熱処理後、ハンター白色度(%)を測定。 耐熱性(引裂強度):200℃×3分間オーブン中で加
熱処理後、JIS P8116に準拠して引裂強度
(g)を測定。 経日安定性 :難燃剤有効成分60%に調整した
ものを0℃および40℃でそれぞれ保管し、二週間後、
1ヶ月後および3ヶ月後の沈降物の有無とを観察した。 評価基準 ○;沈降物無し、×;沈降物発生
【0029】製造例1〔(A)の製造例〕 ジシアンジアミド84gとスルファミン酸アンモニウム
200gとを混合し、130〜170℃で3時間反応さ
せた。冷却後、粉砕してスルファミン酸グアニジン(A
−1)を得た。
【0030】製造例2〔(A)の製造例〕 ジシアンジアミド84gとスルファミン酸アンモニウム
171gとを混合し、130〜170℃で3時間反応さ
せた。冷却後、粉砕してスルファミン酸グアニジン(A
−2)を得た。
【0031】製造例3〔(A)の製造例〕 スルファミン酸94gと水酸化カルシウム37gを水2
50gに加え中和反応させ、スルファミン酸カルシウム
の25%水溶液(A−3)を得た。
【0032】製造例4〔(A)の製造例〕 スルファミン酸94gと水酸化マグネシウム29gを水
225gに加え中和反応させ、スルファミン酸マグネシ
ウムの25%水溶液(A−4)を得た。
【0033】実施例1〜5 製造例1〜4で得た(A−1)〜(A−4)、ポリスチ
レンスルホン酸ナトリウム〔三洋化成工業(株)製;ケ
ミスタットSA−9〕およびポリビニルアルコール〔日
本合成(株)製;ゴーセノールGL−05〕をそれぞれ
表1に示す割合で配合した。これを60℃〜70℃に加
温して均一に溶解するとともに、有効成分60%になる
ように減圧下で水を留去し冷却した後、析出した結晶物
を湿式粉砕器で粉砕し、平均粒径0.3μm〜3μmの
分散物を得た。これらの組成物をさらに水で有効成分1
8%に希釈し、サイズプレス法で紙に処理し、100℃
〜105℃に調整したオートドライヤーで乾燥後性能評
価を行った。上記各分散物の経日安定性および処理紙の
性能評価結果を表2に示す。
【0034】比較例1 ジシアンジアミド84gとスルファミン酸アンモニウム
200gとを混合し、130〜170℃で3時間反応さ
せた。次いで、ホルマリン(ホルムアルデヒド37%水
溶液)81gに、該反応物および水158gを加え、5
0〜70℃で2時間加熱して有効成分60%の比較の難
燃剤組成物の水溶液を得た。この組成物を水で有効成分
18%に希釈し、実施例1と同様の方法で紙に処理し性
能評価を行った。上記60%水溶液の経日安定性および
処理紙の性能評価結果を表2に示す。
【0035】比較例2 ジシアンジアミド84gとスルファミン酸アンモニウム
200gとを混合し、130〜170℃で3時間反応さ
せた。次いで、水189gを加え、50〜70℃で2時
間加熱して有効成分60%の比較の難燃剤組成物の水溶
液を得た。この組成物を水で有効成分18%で希釈し、
実施例1と同様の方法で紙に処理し性能評価を行った。
上記60%水溶液の経日安定性および処理紙の性能評価
結果を表2に示す。
【0036】比較例3 製造例3で得た(A−3)を60℃〜70℃に加温し、
減圧下で水を留去し、有効成分60%の分散物を得た。
この組成物を水で有効成分18%に希釈し、実施例1と
同様の方法で紙に処理し性能評価を行った。上記分散物
の経日安定性および処理紙の性能評価結果を表2に示
す。
【0037】比較例4 製造例4で得た(A−4)を60℃〜70℃に加温し、
減圧下で水を留去し、有効成分60%の分散物を得た。
この組成物を水で有効成分18%に希釈し、実施例1と
同様の方法で紙に処理し性能評価を行った。上記分散物
の経日安定性および処理紙の性能評価結果を表2に示
す。
【0038】比較例5 製造例1の(A−1)60gと製造例3の(A−3)1
60gとを混合し、60℃〜70℃に加温し、減圧下で
水を留去し、有効成分60%の分散物を得た。この組成
物を水で有効成分18%に希釈し、実施例1と同様の方
法で紙に処理し性能評価を行った。上記分散物の経日安
定性および処理紙の性能評価結果を表2に示す。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】 注)*1:耐熱性の欄の( )内は加熱処理前のハンター白色度を示す。 *2:経日安定性の欄の上段は40℃、下段の( )内は0℃における経日 安定性を示す。
【0041】
【発明の効果】本発明の難燃剤組成物は従来の難燃剤に
較べ下記の効果を奏し、とくに紙製品等のセルロース系
材料用難燃剤として極めて有用である。 (1)ホルマリンを使用していないので取り扱い上安全
であり、難燃処理物における残存ホルマリンの懸念が全
くない。 (2)ホルマリン変性していないにもかかわらず、高濃
度液状化が可能であるため、輸送コストおよび保管コス
トの低減が可能である。 (3)60重量%程度の高濃度分散液状態においても長
期保存安定性が極めて良好である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06M 13/438 D06M 15/00 15/00 D21H 1/34 A D21H 19/10 D06M 13/40

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スルファミン酸、リン酸、ポリリン酸、
    ホウ酸および硫酸から選ばれる1種以上の無機酸のグア
    ニジン塩、アンモニウム塩およびI〜III族の金属塩
    から選ばれる少なくとも1種の塩(A)と、ポリスチレ
    ンスルホン酸系水溶性高分子、ポリビニルアルコール系
    水溶性高分子、ポリオキシアルキレン系水溶性高分子、
    ポリアクリルアミド系水溶性高分子、ポリカルボン酸系
    水溶性高分子およびセルロース系水溶性高分子から選ば
    れる少なくとも1種の水溶性高分子(B)とを必須成分
    として含有する水溶液もしくは水性分散体からなり、
    (B)の量が(A)の重量に対して0.05〜10重量
    %であり、かつ(A)の含有量が組成物全量に基づいて
    少なくとも40重量%であることを特徴とする難燃剤組
    成物。
  2. 【請求項2】 (A)が、無機酸のアンモニウム塩とジ
    シアンジアミドとを(1〜3):1のモル比で反応させ
    て得られる無機酸のグアニジン塩である請求項1記載の
    組成物。
  3. 【請求項3】 (A)が、スルファミン酸グアニジン
    (a1)と、スルファミン酸カルシウムおよび/または
    スルファミン酸マグネシウム(a2)とからなり、(a
    1)と(a2)の重量比が(10〜90):(90:1
    0)である請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】 (B)が、重量平均分子量5,000〜
    1,000,000のポリスチレンスルホン酸系水溶性
    高分子および/または鹸化度65〜100モル%、重合
    度100〜5,000のポリビニルアルコール系水溶性
    高分子である請求項1〜3いずれか記載の組成物。
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