JPH1060741A - アルミナ繊維の製造方法 - Google Patents

アルミナ繊維の製造方法

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JPH1060741A
JPH1060741A JP21706196A JP21706196A JPH1060741A JP H1060741 A JPH1060741 A JP H1060741A JP 21706196 A JP21706196 A JP 21706196A JP 21706196 A JP21706196 A JP 21706196A JP H1060741 A JPH1060741 A JP H1060741A
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JP
Japan
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spinning
solution
aluminum alkoxide
organic solvent
magnesium
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JP21706196A
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Inventor
Toshio Suzuki
俊男 鈴木
Noriko Kamihashi
範子 神橋
Kazuo Hirota
一雄 広田
Chikafumi Tanaka
爾文 田中
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Unitika Ltd
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Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易にアルミナ繊維を製造することのできる
アルミナ繊維の製造方法を提供する。 【解決手段】 次の3工程からなるアルミナ繊維の製造
方法。 (1)アルミニウムアルコキシド、アルカノールアミン
化合物及びマグネシウム化合物と有機溶媒とを混合させ
てアルミニウムアルコキシド含有溶液を得る工程、
(2)得られたアルミニウムアルコキシド含有溶液を加
水分解させて紡糸原液を得る工程、(3)得られた紡糸
原液を紡糸した後、焼成する工程。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、触媒担体等に利用
できるアルミナ繊維の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アルミナ繊維は種々の原料を用い
て様々な方法で製造されており、そのアルミナ繊維の製
造方法としては、ゾル−ゲル法、無機塩法、スラリー法
等が知られている。これらのうち、ゾル−ゲル法として
は、例えば特開平2−141417号公報には、アルミ
ニウムアルコキシドを出発原料としてこれをアルコール
に溶解し、アセチルアセトンを添加剤として混合した
後、得られた溶液を加水分解させることによって紡糸原
液を得た後、紡糸して焼成する方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の方法で
は、紡糸原液を得る工程で溶液中に沈殿物が生じてしま
い、曳糸性の良好な紡糸原液を得ることができないとい
う問題があった。本発明は、曳糸性の良好な紡糸原液を
用いてアルミナ繊維を容易に製造することのできるアル
ミナ繊維の製造方法を提供することを目的とするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこのような
課題を解決するために鋭意検討の結果、ゾル−ゲル法に
よってアルミナ繊維を製造するに際し、マグネシウム化
合物を用いてゾルを調製することにより、また、溶媒と
して混合有機溶媒を用いてゾルを調製することにより、
曳糸性の良好な紡糸原液が得られるということを見い出
し、本発明に到達した。すなわち、第一の発明は、次の
3工程からなるアルミナ繊維の製造方法を要旨とするも
のである。 (1)アルミニウムアルコキシド、アルカノールアミン
化合物及びマグネシウム化合物と有機溶媒とを混合させ
てアルミニウムアルコキシド含有溶液を得る工程、
(2)得られたアルミニウムアルコキシド含有溶液を加
水分解させて紡糸原液を得る工程、(3)得られた紡糸
原液を紡糸した後、焼成する工程。また、第二の発明
は、次の3工程からなるアルミナ繊維の製造方法を要旨
とするものである。 (1)アルミニウムアルコキシド及びアルカノールアミ
ン化合物と混合有機溶媒とを混合させてアルミニウムア
ルコキシド含有溶液を得る工程、(2)得られたアルミ
ニウムアルコキシド含有溶液を加水分解させて紡糸原液
を得る工程、(3)得られた紡糸原液を紡糸した後、焼
成する工程。さらに、第三の発明は、次の3工程からな
るアルミナ繊維の製造方法を要旨とするものである。 (1)アルミニウムアルコキシド、アルカノールアミン
化合物及びマグネシウム化合物と混合有機溶媒とを混合
させてアルミニウムアルコキシド含有溶液を得る工程、
(2)得られたアルミニウムアルコキシド含有溶液を加
水分解させて紡糸原液を得る工程、(3)得られた紡糸
原液を紡糸した後、焼成する工程。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いられるアルミニウムアルコキシドとして
は、一般式(RO)3 Al(R:アルキル基)で示され
るものがあげられ、そのRの具体例としてメチル基、エ
チル基、n−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブ
チル基、iso−ブチル基、sec−ブチル基、ter
t−ブチル基等があげられる。また、本発明に用いられ
るアルカノールアミン化合物としては、例えばモノメタ
ノールアミン、モノエタノールアミン、モノn−プロパ
ノールアミン、モノiso−プロパノールアミン、ジメ
タノールアミン、ジエタノールアミン、ジn−プロパノ
ールアミン、ジiso−プロパノールアミン、トリメタ
ノールアミン、トリエタノールアミン、トリn−プロパ
ノールアミン、トリiso−プロパノールアミン等があ
げられる。
【0006】本発明に用いられるマグネシウム化合物と
しては、例えば硝酸マグネシウム、酢酸マグネシウム、
炭酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、リン酸水素マグ
ネシウム、リン酸二水素マグネシウム、リン酸三水素マ
グネシウム、フッ化マグネシウム、臭化マグネシウム、
塩化マグネシウム、ヨウ化マグネシウム、水酸化マグネ
シウム、ホスフイン酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウ
ム等の無機化合物、酢酸マグネシウム、クエン酸マグネ
シウム、乳酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウ
ム、シュウ酸マグネシウム等の有機化合物があげられ
る。本発明に用いられる有機溶媒としては、例えばメタ
ノール、エタノール、n−プロパノール、iso−プロ
パノール、n−ブタノール、iso−ブタノール、se
c−ブタノールに代表されるアルコール類があげられ
る。
【0007】本発明でアルミナ繊維を製造するには、次
の三つの工程で製造することが必要であり、まず第一の
工程として、アルミニウムアルコキシド含有溶液を得る
ことが必要である。そのためには、第一の発明では、ア
ルミニウムアルコキシド、アルカノールアミン化合物及
びマグネシウム化合物と有機溶媒とに、第二の発明及び
第三の発明では、アルミニウムアルコキシド及びアルカ
ノールアミン化合物又はアルミニウムアルコキシド、ア
ルカノールアミン化合物及びマグネシウム化合物と混合
有機溶媒とに、それぞれ混合させることが必要である。
【0008】本発明に用いられるアルカノールアミン化
合物は、安定な加水分解を進行させ、また、アルミニウ
ムアルコキシドを有機溶媒又は混合有機溶媒に効果的に
混合させるためのものであり、その混合量としては、ア
ルミニウムアルコキシド1モルに対して活性水素のモル
数で0.5〜2.5モルの範囲が好ましく、特に0.8
〜2.0モルが好ましい。アルカノールアミン化合物の
混合量が0.5〜2.5モルの範囲にあるときは、加水
分解時にアルミニウムアルコキシドの加水分解速度の調
整が十分に行われて、紡糸操作に適した粘性を有するゾ
ルが得られるが、0.5モルより少ない場合には、加水
分解の進行が速いために、沈殿物が析出したり、紡糸操
作に適した粘性を有するゾルが得られにくくなるので好
ましくない。また、2.0モルより多い場合には、粘性
を有するゾルは得られるものの、紡糸操作に適した程の
粘性を有するゾルは得られず、繊維の形態を保持するの
が困難になる傾向があるので実用的ではない。
【0009】本発明においては、紡糸原液の曳糸性を高
めるためにマグネシウム化合物を添加するが、混合有機
溶媒を用いる場合にはマグネシウム化合物を添加しなく
てもよい。マグネシウム化合物を添加する場合には、そ
の添加量としては、焼成時における酸化マグネシウム/
アルミナの重量比率で0.1〜10%となるように添加
することが好ましく、特に0.5〜5%となるように添
加することが好ましい。マグネシウム化合物の添加量が
0.1%より少ない場合及び10%より多い場合には、
紡糸原液の曳糸性を高めにくくなるので好ましくない。
【0010】このとき、有機溶媒又は混合有機溶媒の濃
度としては、アルミニウムアルコキシド1モルに対して
5〜30モルが好ましく、特に、8〜25モルが好まし
い。5モルより少ない場合には効果的な混合ができなく
なるので好ましくなく、30モルより多い場合には不経
済になるので好ましくない。また、混合有機溶媒として
は、上記の有機溶媒を2種以上混合するが、特に混合有
機溶媒中で含有量が最も多い有機溶媒(主溶媒)に対し
て他の有機溶媒としては、主溶媒より沸点の高い有機溶
媒を用いることが好ましい。その混合比(モル比)とし
ては、主溶媒1に対して0.1〜0.8が好ましく、特
に0.2〜0.5が好ましい。混合比が0.1より小さ
い場合又は0.8より大きい場合には混合有機溶媒を用
いる効果がなくなるので好ましくない。例えば主溶媒と
してiso−プロパノール(沸点82℃)を用いた場合
には他の有機溶媒としてsec−ブタノール(沸点99
℃)を用いればよい。
【0011】本発明においては、アルミニウムアルコキ
シド含有溶液を得るために、まず、第一の発明では、ア
ルミニウムアルコキシドと有機溶媒とを混合した後、さ
らにアルカノールアミン化合物及びマグネシウム化合物
と混合することが、第二の発明では、アルミニウムアル
コキシドと主溶媒となる有機溶媒とを混合した後、さら
にアルカノールアミン化合物及び主溶媒より沸点の高い
他の有機溶媒と混合することが、第三の発明では、アル
ミニウムアルコキシドと主溶媒となる有機溶媒とを混合
した後、アルカノールアミン化合物、マグネシウム化合
物及び主溶媒より沸点の高い他の有機溶媒と混合するこ
とが、それぞれ好ましい。
【0012】特に本発明においては、紡糸原液を得るた
めに、次の第二の工程で加熱して濃縮するが、混合有機
溶媒の場合にはその主溶媒の沸点付近の温度で行うこと
が好ましい。このとき、単一の有機溶媒では濃縮によっ
て溶液の粘度が上昇し、紡糸可能な粘度の領域でゲル化
の進行が速くなる傾向があるが、混合有機溶媒では沸点
が高い他の有機溶媒の存在によってゲル化の進行が抑え
られ、安定した紡糸原液を得ることができる。
【0013】次に、第二の工程として、得られたアルミ
ニウムアルコキシド含有溶液を加水分解させて紡糸原液
を得ることが必要である。そのためには,例えば水を加
えてアルミニウムアルコキシドを加水分解すればよい。
このときの水の添加量としては、アルミニウムアルコキ
シド1モルに対して0.5〜2モルの範囲で添加するこ
とが好ましく、特に0.8〜1.5モルの範囲で添加す
ることが好ましい。0.5モルより少ない場合には、紡
糸原液を紡糸した後に繊維の形態を保持しにくくなるた
めに好ましくない。また、2モルより多い場合には、加
水分解の進行が速くなるため、粉末状の沈殿物が析出し
やすくなり、さらに得られた紡糸原液のゲル化が速くな
り、紡糸可能な状態が短くなるので、操業性を考慮する
と好ましくない。
【0014】このとき、この溶液を加熱して濃縮するこ
とが望まれ、濃縮温度としては、溶媒の沸点近傍で行う
のが好ましい。濃縮温度が溶媒の沸点より高いと表面か
らのゲル化の進行が速くなるので、安定な紡糸原液が得
られにくくなり、また、濃縮温度が低いとゲル化の進行
が遅くなるので、操業性を考慮すると好ましくない。ま
た、濃縮時の圧力としては、特に制限されず、常圧で行
えばよい。このようにして得られた紡糸原液は250ポ
イズ以上の粘度を有しており、優れた曳糸性を示す。
【0015】さらに、第三の工程として、得られた紡糸
原液から紡糸した後、焼成する。そのためには、公知の
紡糸方法、例えば紡糸口金から紡糸原液を空気中に押し
出す乾式紡糸法により繊維化して前駆体繊維(焼成する
前の繊維を前駆体繊維という)を得る。このときに用い
る紡糸口金としては、内径0.1〜1mm、長さ1〜1
0mm、長さと内径の比(L/D)が10以下の範囲の
ものが好ましい。また、吐出線速度としては、1〜5m
/min.であればよく、引き取り速度と吐出線速度と
の比(紡糸ドラフト)としては、5〜15になるように
引き取り速度を設定すればよい。
【0016】次いで、得られた前駆体繊維を加熱乾燥
し,焼成する。その加熱方法としては、目的に応じて任
意の方法で行うことが可能である。例えば弛緩状態ある
いは緊張状態の前駆体繊維を空気中又は窒素、アルゴン
等の不活性ガス中で加熱し有機成分を炭化させ(加熱乾
燥)、さらに酸化性雰囲気(酸素が含まれる雰囲気)
下、好ましくは空気中で加熱して炭化した有機成分を燃
焼し、除去するとともにアルミニウム化合物を酸化アル
ミニウムに変換させる(焼成)。この酸化アルミニウム
はさらに真空中又は水素雰囲気下で焼成することも可能
である。また、加熱、焼成条件は上述の方法に制限され
るものではなく、加熱、焼成を一段階で行うことも可能
である。乾燥温度としては、有機成分が炭化する温度以
上であれば特に限定されるものではなく、80〜250
℃であることが好ましく、特に100〜200℃である
ことが好ましい。さらに焼成温度としては、500〜1
100℃であることが好ましく、特に700〜900℃
であることが好ましい。焼成温度が1100℃より高い
と、α相のアルミナが析出し、繊維の強度が低下するた
めに好ましくなく、また、500℃より低いと有機成分
が残留炭素として存在してしまうために好ましくない。
焼成時間としては、有機成分が十分燃焼除去され、金属
酸化物が形成される時間であれば、特に限定されるもの
ではなく、好ましい範囲としては1〜5時間である。
【0017】
【実施例】次に、本発明を実施例により具体的に説明す
る。なお、実施例中の溶液の粘度及び紡糸原液の曵糸性
(長)の測定は次の方法により行った。 (a)溶液の粘度 東機産業株式会社製B型回転粘度計を用いて測定した。 (b)紡糸原液の曵糸性(長) 紡糸原液の液面に直径10mmのテフロン棒を浸けた
後、毎分50cmのスピードで引上げることに得られる
繊維の長さを測定した。
【0018】実施例1 アルミニウムイソプロポキシド(アルミニウムアルコキ
シド)1モルをiso−プロパノール(有機溶媒、沸点
82℃)15モルと混合して60℃で1時間撹拌した
後、トリエタノールアミン(アルカノールアミン化合
物)を0.4モルと硝酸マグネシウム(マグネシウム化
合物)を酸化マグネシウム/アルミナの重量比率で1%
を加えて6時間撹拌して溶液(アルミニウムアルコキシ
ド溶液)を得た。このときの調製を窒素雰囲気下で行っ
た。
【0019】その後、得られた溶液に水を1モル加えて
1時間撹拌を行って加水分解させた(このときの調製を
窒素雰囲気化で行った)後、溶液の粘度が250ポイズ
以上になるまで大気中80℃で加熱濃縮させて紡糸原液
を得た。得られた紡糸原液の曳糸性(長)を測定したと
ころ、40cmの曳糸性(長)を示した。
【0020】次に,この紡糸原液を内径0.45mm、
長さ3mmの紡糸口金から吐出線速度3.6m/mi
n.、引き取り速度3.6m/min.となるように空
気中に押し出すことにより紡糸した後、相対湿度80%
の水蒸気雰囲気下で80℃の加熱処理を6時間施して乾
燥させて前駆体繊維を得た。得られた前駆体繊維を空気
中、900℃で2時間焼成させてアルミナ繊維を得た。
得られたアルミナ繊維の結晶相はすべてγ相であった。
【0021】実施例2 有機溶媒としてiso−プロパノール(有機溶媒、沸点
82℃)に代えてsec−ブタノール(有機溶媒、沸点
99℃)を用いた以外は実施例1と同様にして紡糸原液
を得た。得られた紡糸原液の曳糸性(長)を測定したと
ころ、42cmの曳糸性(長)を示した。次に,この紡
糸原液を用いて実施例1と同様にしてアルミナ繊維を得
た。得られたアルミナ繊維の結晶相はすべてγ相であっ
た。
【0022】実施例3 マグネシウム化合物として硝酸マグネシウムに代えて酢
酸マグネシウムを用いた以外は実施例1と同様にして紡
糸原液を得た。得られた紡糸原液の曳糸性(長)を測定
したところ、41cmの曳糸性(長)を示した。次に,
この紡糸原液を用いて実施例1と同様にしてアルミナ繊
維を得た。得られたアルミナ繊維の結晶相はすべてγ相
であった。
【0023】実施例4 マグネシウム化合物として硝酸マグネシウムに代えて酢
酸マグネシウムを用いた以外は実施例2と同様にして紡
糸原液を得た。得られた紡糸原液の曳糸性(長)を測定
したところ、39cmの曳糸性(長)を示した。次に,
この紡糸原液を用いて実施例1と同様にしてアルミナ繊
維を得た。得られたアルミナ繊維の結晶相はすべてγ相
であった。
【0024】実施例5 アルミニウムイソプロポキシド(アルミニウムアルコキ
シド)1モルをiso−プロパノール(有機溶媒,沸点
82℃)15モルと混合して60℃で1時間撹拌した
後、トリエタノールアミン(アルカノールアミン化合
物)を0.4モルとsec−ブタノール(有機溶媒,沸
点99℃)を4モルとを加えた(硝酸マグネシウムは加
えなかった)以外は実施例1と同様にして紡糸原液を得
た。得られた紡糸原液の曳糸性(長)を測定したとこ
ろ、55cmの曳糸性(長)を示した。次に,この紡糸
原液を実施例1と同様にしてアルミナ繊維を得た。得ら
れたアルミナ繊維の結晶相はすべてγ相であった。
【0025】実施例6 アルミニウムイソプロポキシド(アルミニウムアルコキ
シド)1モルをiso−プロパノール(有機溶媒,沸点
82℃)15モルと混合して60℃で1時間撹拌した
後、トリエタノールアミン(アルカノールアミン化合
物)を0.4モルとn−ブタノール(有機溶媒,沸点1
15℃)を4モルとを加えた(硝酸マグネシウムは加え
なかった)以外は実施例1と同様にして紡糸原液を得
た。得られた紡糸原液の曳糸性(長)を測定したとこ
ろ、52cmの曳糸性(長)を示した。次に,この紡糸
原液を実施例1と同様にしてアルミナ繊維を得た。得ら
れたアルミナ繊維の結晶相はすべてγ相であった。
【0026】実施例7 アルミニウムイソプロポキシド(アルミニウムアルコキ
シド)1モルをsec−ブタノール(有機溶媒,沸点9
9℃)15モルと混合して60℃で1時間撹拌した後、
トリエタノールアミン(アルカノールアミン化合物)を
0.4モルとn−ブタノール(有機溶媒,沸点115
℃)を4モルとを加えた(硝酸マグネシウムは加えなか
った)以外は実施例2と同様にして紡糸原液を得た。得
られた紡糸原液の曳糸性(長)を測定したところ、53
cmの曳糸性(長)を示した。次に,この紡糸原液を実
施例1と同様にしてアルミナ繊維を得た。得られたアル
ミナ繊維の結晶相はすべてγ相であった。
【0027】実施例8 アルミニウムイソプロポキシド(アルミニウムアルコキ
シド)1モルをiso−プロパノール(有機溶媒,沸点
82℃)15モルと混合して60℃で1時間撹拌した
後、トリエタノールアミン(アルカノールアミン化合
物)を0.4モルとsec−ブタノール(有機溶媒,沸
点99℃)を4モルとを加えた(実施例1と同じように
して硝酸マグネシウムを加えた)以外は実施例1と同様
にして紡糸原液を得た。得られた紡糸原液の曳糸性
(長)を測定したところ、82cmの曳糸性(長)を示
した。次に,この紡糸原液を実施例1と同様にしてアル
ミナ繊維を得た。得られたアルミナ繊維の結晶相はすべ
てγ相であった。
【0028】実施例9 マグネシウム化合物として硝酸マグネシウムに代えて酢
酸マグネシウムを用いた以外は実施例8と同様にして紡
糸原液を得た。得られた紡糸原液の曳糸性(長)を測定
したところ、77cmの曳糸性(長)を示した。次に,
この紡糸原液を用いて実施例1と同様にしてアルミナ繊
維を得た。得られたアルミナ繊維の結晶相はすべてγ相
であった。
【0029】実施例10 アルミニウムイソプロポキシド(アルミニウムアルコキ
シド)1モルをiso−プロパノール(有機溶媒,沸点
82℃)15モルと混合して60℃で1時間撹拌した
後、トリエタノールアミン(アルカノールアミン化合
物)を0.4モルとn−ブタノール(有機溶媒,沸点1
15℃)を4モルとを加えた(実施例1と同じようにし
て硝酸マグネシウムを加えた)以外は実施例1と同様に
して紡糸原液を得た。得られた紡糸原液の曳糸性(長)
を測定したところ、78cmの曳糸性(長)を示した。
次に,この紡糸原液を実施例1と同様にしてアルミナ繊
維を得た。得られたアルミナ繊維の結晶相はすべてγ相
であった。
【0030】実施例11 マグネシウム化合物として硝酸マグネシウムに代えて酢
酸マグネシウムを用いた以外は実施例10と同様にして
紡糸原液を得た。得られた紡糸原液の曳糸性(長)を測
定したところ、75cmの曳糸性(長)を示した。次
に,この紡糸原液を用いて実施例1と同様にしてアルミ
ナ繊維を得た。得られたアルミナ繊維の結晶相はすべて
γ相であった。
【0031】実施例12 アルミニウムイソプロポキシド(アルミニウムアルコキ
シド)1モルをsec−ブタノール(有機溶媒,沸点9
9℃)15モルと混合して60℃で1時間撹拌した後、
トリエタノールアミン(アルカノールアミン化合物)を
0.4モルとn−ブタノール(有機溶媒,沸点115
℃)を4モルとを加えた(実施例1と同じようにして硝
酸マグネシウムを加えた)以外は実施例2と同様にして
紡糸原液を得た。得られた紡糸原液の曳糸性(長)を測
定したところ、80cmの曳糸性(長)を示した。次
に,この紡糸原液を実施例1と同様にしてアルミナ繊維
を得た。得られたアルミナ繊維の結晶相はすべてγ相で
あった。
【0032】実施例13 マグネシウム化合物として硝酸マグネシウムに代えて酢
酸マグネシウムを用いた以外は実施例12と同様にして
紡糸原液を得た。得られた紡糸原液の曳糸性(長)を測
定したところ、70cmの曳糸性(長)を示した。次
に,この紡糸原液を用いて実施例1と同様にしてアルミ
ナ繊維を得た。得られたアルミナ繊維の結晶相はすべて
γ相であった。
【0033】比較例1 硝酸マグネシウムを加えなかった以外は実施例1と同様
にして紡糸原液を調製したところ、得られた紡糸原液は
わずかに曳糸性(長)を示すものの、大気中でゲル化が
急速に進み、紡糸可能な粘度を維持することができず、
紡糸することができなかった。
【0034】比較例2 硝酸マグネシウムを加えなかった以外は実施例2と同様
にして紡糸原液を調製したところ、得られた紡糸原液は
10cm程度の曳糸性(長)を示すものの、大気中でゲ
ル化が急速に進み、紡糸可能な粘度を維持することがで
きず、紡糸することができなかった。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、曳糸性の良好な紡糸原
液を調製することができるので、容易にアルミナ繊維を
製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 爾文 京都府宇治市宇治小桜23番地 ユニチカ株 式会社中央研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の3工程からなるアルミナ繊維の製造
    方法。 (1)アルミニウムアルコキシド、アルカノールアミン
    化合物及びマグネシウム化合物と有機溶媒とを混合させ
    てアルミニウムアルコキシド含有溶液を得る工程、
    (2)得られたアルミニウムアルコキシド含有溶液を加
    水分解させて紡糸原液を得る工程、(3)得られた紡糸
    原液を紡糸した後、焼成する工程。
  2. 【請求項2】 次の3工程からなるアルミナ繊維の製造
    方法。 (1)アルミニウムアルコキシド及びアルカノールアミ
    ン化合物と混合有機溶媒とを混合させてアルミニウムア
    ルコキシド含有溶液を得る工程、(2)得られたアルミ
    ニウムアルコキシド含有溶液を加水分解させて紡糸原液
    を得る工程、(3)得られた紡糸原液を紡糸した後、焼
    成する工程。
  3. 【請求項3】 次の3工程からなるアルミナ繊維の製造
    方法。 (1)アルミニウムアルコキシド、アルカノールアミン
    化合物及びマグネシウム化合物と混合有機溶媒とを混合
    させてアルミニウムアルコキシド含有溶液を得る工程、
    (2)得られたアルミニウムアルコキシド含有溶液を加
    水分解させて紡糸原液を得る工程、(3)得られた紡糸
    原液を紡糸した後、焼成する工程。
JP21706196A 1996-08-19 1996-08-19 アルミナ繊維の製造方法 Pending JPH1060741A (ja)

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