JPH1061107A - 機械式鉄筋継手、継手構成部材及びその製造方法 - Google Patents

機械式鉄筋継手、継手構成部材及びその製造方法

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JPH1061107A
JPH1061107A JP8241392A JP24139296A JPH1061107A JP H1061107 A JPH1061107 A JP H1061107A JP 8241392 A JP8241392 A JP 8241392A JP 24139296 A JP24139296 A JP 24139296A JP H1061107 A JPH1061107 A JP H1061107A
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JP
Japan
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coupler
lock nut
joint
bridge
screwed
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Pending
Application number
JP8241392A
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English (en)
Inventor
Shigehata Nakamura
成果 中村
Yoshihiko Ota
吉彦 太田
Yukiyasu Yamanaka
幸安 山中
Kiyomi Shimohashi
清美 下橋
Katsuhiko Hirai
克彦 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Katan Co Ltd
Original Assignee
Nippon Katan Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1061107A publication Critical patent/JPH1061107A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロックナットやカプラーの螺合及び螺進を伴
う鉄筋の連結作業を簡略化することが可能であると共
に、部品点数管理等を容易化でき、またロックナットを
カプラーに圧着させる際のトルク管理を容易かつ確実に
行える機械式鉄筋継手を提供する。 【解決手段】 第1ロックナット7とカプラー5とを、
手動工具のトルクを受けて破断する程度の強度を有した
ブリッジ11を介して連結する。また第1ロックナット
7を回転軸方向に2分割し、これらの間をトルク設定ブ
リッジ13を介して連結する。このトルク設定ブリッジ
13の破断強度を、上記ブリッジ11の破断強度よりも
高く、かつ上記第1ロックナット7をカプラー5に圧着
させるに適した規定トルクに対応して設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建築物等の施工
現場において鉄筋を連結する際に用いられる機械式鉄筋
継手、継手構成部材及びその製造方法の技術分野に属
し、特に連結作業の作業性の改善を図ったものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の機械式鉄筋継手について、図9に
基づいて説明する。図9は機械式鉄筋継手で連結した状
態を示す一部断面図である。図において、51及び52
は接続すべき鉄筋であり、各鉄筋51、52の一端には
それぞれ雄ねじ部53、54を圧接している。55は内
部に雌ねじ部56を有した筒形のカプラーであり、この
カプラー55の雌ねじ部56を双方の鉄筋51、52の
雄ねじ部53、54に螺合し、さらに各雄ねじ部53、
54に螺合したロックナット57、58を上記カプラー
55に圧着させている。
【0003】上記機械式鉄筋継手で鉄筋51と鉄筋52
とを連結する手順は、まず増設側の鉄筋51の雄ねじ部
53に第1ロックナット57及びカプラー55を順に螺
合し、雄ねじ部53のほぼ根元まで螺進によりそれぞれ
退避させると共に、既設側の鉄筋52の雄ねじ部54に
も第2ロックナット58を螺合し、これを雄ねじ部54
のほぼ根元まで螺進により退避させておく。次いで、既
設鉄筋52の雄ねじ部54と増設鉄筋51の雄ねじ部5
3とを対峙させ、カプラー55を上記とは逆方向に螺進
させて既設鉄筋52の雄ねじ部54に螺合させ、カプラ
ー55が両雄ねじ部53、54に跨るまで螺進させる。
そして、両ロックナット57、58をそれぞれ螺進さ
せ、トルクレンチ等の計測器付き工具を用いて規定のト
ルクで上記カプラー55に圧着させるというものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような機械式鉄筋
継手では、カプラー55及び両ロックナット57、58
の螺合及び螺進を伴う上記一連の作業が非常に煩らわし
く、作業性の改善が切望されている。つまり従来は、
増設鉄筋51の雄ねじ部53への第1ロックナット57
の螺合、同雄ねじ部53へのカプラー55の螺合、
既設鉄筋52の雄ねじ部54への第2ロックナット58
の螺合、カプラー55の既設鉄筋52の雄ねじ部54
への螺合、第1ロックナット57のカプラー55への
追従螺進、両ロックナット57、58のカプラー55
への圧着という煩雑な作業を行わなければならなかった
ということである。
【0005】また、上記カプラー55、及び両ロックナ
ット57、58がそれぞれ別々の部品であるため、部品
搬送や部品点数管理が煩雑になり、また施工現場におい
て部品不足等の不具合が発生することもあった。
【0006】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであって、その目的は、ロックナットや
カプラーの螺合及び螺進を伴う鉄筋の連結作業を簡略化
することが可能であり、また部品搬送や部品点数管理を
容易化できると共に、施工現場における部品不足等の不
具合の発生を抑制することが可能な機械式鉄筋継手を提
供することにある。さらに、ロックナットをカプラーに
圧着させる際のトルク管理を容易かつ確実に行える機械
式鉄筋継手を提供することもこの発明の目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の機械式
鉄筋継手は、接続すべき第1鉄筋1と第2鉄筋2との端
部にそれぞれ第1雄ねじ部3と第2雄ねじ部4とを設
け、第1ロックナット7と、内部に雌ねじ部6を有した
筒形のカプラー5とを上記第1鉄筋1の第1雄ねじ部3
に螺合し、第2ロックナット8を螺合した状態の第2鉄
筋2の第2雄ねじ部4に向けてカプラー5を螺進し、そ
の雌ねじ部6を双方の鉄筋1、2の各雄ねじ部3、4に
螺合した状態において、各雄ねじ部3、4に螺合したロ
ックナット7、8をそれぞれ上記カプラー5に圧着させ
るようにした機械式鉄筋継手において、上記第1ロック
ナット7とカプラー5とは、両者5、7の雌ねじ部6、
9のピッチが連続するように配置すると共に、両者5、
7を、手動工具のトルクを受けて破断する程度の強度を
有したブリッジ11を介して連結したことを特徴として
いる。また請求項2の継手構成部材は、上記において用
いる第1ロックナット7とカプラー5との組合せ部材だ
けを単独で記載したものである。
【0008】この機械式鉄筋継手及び継手構成部材で
は、例えば既設鉄筋(第2鉄筋)2に増設鉄筋(第1鉄
筋)1を継ぐ場合、まず増設鉄筋1の雄ねじ部3に、ブ
リッジ11を介して連結された第1ロックナット7及び
カプラー5を所定の長さにわたって螺合しておく。この
とき上記従来のの2作業を同時に行える。そして、
既設鉄筋2の雄ねじ部4に第2ロックナット8が螺合さ
れた状態で、ブリッジ11を介して連結された第1ロッ
クナット7及びカプラー5を上記とは逆方向に螺進させ
て既設鉄筋2の雄ねじ部4に螺合させ、カプラー5の雌
ねじ部6が両雄ねじ部3、4に跨るまで螺進させる。こ
のとき上記従来のの2作業を同時に行える。そし
て、増設鉄筋1のロックナット7をレンチ等を用いて締
めればブリッジ11が破断するから、そのまま規定トル
クで締め、また既設鉄筋2側の第2ロックナット8をレ
ンチ等を用いて規定トルクで締めればカプラー5に圧着
し、鉄筋の連結が行える。上記規定トルクは、鉄筋呼び
径13mmのもので3〜6Kgf・m、鉄筋呼び径41
mmのもので78〜156Kgf・mであるので、ブリ
ッジ11の破断強度は、鉄筋呼び径に応じてそれよりも
十分小さな値になるよう設定しておくのが好ましい。ま
た上記継手構成部材では、搬送時等においてカプラー5
と第1ロックナット7とを、単品のように取扱える。
【0009】請求項3の機械式鉄筋継手及び継手構成部
材は、上記第1ロックナット7が回転軸方向に2分割さ
れ、これらの間がトルク設定ブリッジ13を介して連結
されており、このトルク設定ブリッジ13の破断強度
が、上記ブリッジ11の破断強度よりも高く、かつ上記
第1ロックナット7をカプラー5に圧着させるに適した
規定トルクに対応して設定されていることを特徴として
いる。
【0010】この機械式鉄筋継手及び継手構成部材で
は、ロックナット7をレンチ等を用いて締めればブリッ
ジ11が破断する。次いで分割された一方のロックナッ
ト7bを締めれば、規定トルクに達したときにトルク設
定ブリッジ13が破断し、カプラー5に圧着する。従っ
て、従来のようにトルクレンチのような計測器付き工具
を施工現場に持込む必要がないし、またトルク設定ブリ
ッジ13の破断により、規定トルク付与作業が完了して
いることを確認できる。
【0011】請求項4の機械式鉄筋継手及び継手構成部
材は、上記第1ロックナット7とカプラー5とにおいて
は、軸方向に相対向する端部に環状の圧着面27、25
がそれぞれ形成されており、この圧着面27、25は上
記雌ねじ部6、9の谷よりも外周側に位置すると共に、
この圧着面27、25の内周側で、かつ上記雌ねじ部
6、9の谷よりも外周側の位置に上記ブリッジ11が設
けられていることを特徴としている。
【0012】この機械式鉄筋継手及び継手構成部材で
は、破断したブリッジ11が圧着面27、25間に介在
しないので、安定した締め付けトルクが得られる。また
ブリッジ11を設けても、これが第1雄ねじ部3に干渉
するおそれがない。
【0013】請求項5の機械式鉄筋継手及び継手構成部
材は、上記ブリッジ11が、カプラー5と第2ロックナ
ット8との間にも設けられていることを特徴としてい
る。
【0014】この機械式鉄筋継手及び継手構成部材で
は、カプラー5と2つのロックナット7、8が仮止めさ
れるから、両鉄筋1、2の各雄ねじ部3、4にロックナ
ット7、8を独自に螺合及び螺進させる作業が不要とな
る。つまり上記従来の〜の作業が2回の作業で行え
る。またカプラー5と一対のロックナット7、8とを、
単品のように取扱えるので、部品搬送や部品点数管理が
行い易く、施工現場での部品不足等の不具合の発生を抑
制できる。
【0015】請求項6の機械式鉄筋継手及び継手構成部
材は、上記カプラー5及びロックナット7、8を鋳造に
より形成すると共に、各雄ねじ部3、4及び各雌ねじ部
6、9、10を台形ねじとしたことを特徴としている。
【0016】この機械式鉄筋継手及び継手構成部材で
は、台形ねじとしたことにより、三角ねじに較べて、中
子の製作が容易である等、鋳造作業が行い易く、また損
傷し難く補修も容易であり、リードが大きくとれるから
鉄筋を連結する作業が容易となる。
【0017】請求項7の継手構成部材の製造方法は、上
記請求項4の継手構成部材を製造するに際し、上記第1
ロックナット7とカプラー5との相対向する端部となる
部分を、雌ねじ部6、9よりも外周側に位置する筒状部
20で全周にわたって連結すると共に、筒状部20の内
周部には、上記雌ねじ部6、9よりも外周側に位置する
複数条の突条11を軸方向に延設して成る筒状素材を鋳
造により一体成形しておき、その後、ねじ軸と平行な回
転軸を有するカッターで上記筒状部20を、上記突条1
1を残して全周にわたって切断し、これにより上記圧着
面25、27と上記ブリッジ11とを形成することを特
徴としている。
【0018】この継手構成部材の製造方法では、カプラ
ー5及びロックナット7を一度に製造でき、また簡単な
作業で圧着面25、27とブリッジ11とを精度良く形
成できるので、製造コストを低減できる。
【0019】請求項8の継手構成部材は、接続すべき一
対の雄ねじ部3、4の両者にカプラー5を螺合させ、上
記各雄ねじ部3、4に螺合したロックナット7、8をカ
プラー5の両側に圧着させて成る機械式鉄筋継手におい
て用いる継手構成部材であって、上記カプラー5と、少
なくともいずれか一方のロックナット7とを、その雌ね
じ部6、9のピッチが連続するように配置すると共に、
両者5、7を、手動工具のトルクを受けて破断する程度
の強度を有したブリッジ11を介して連結したことを特
徴としている。
【0020】上記請求項8の継手構成部材は、請求項1
や請求項2のような継手状態を有するもののみならず、
その他の構造の継手状態をもその前提として包含してい
るものであり、このような場合でも螺合、螺進作業を、
カプラー5とロックナット7とを一体のものとして行え
るので、鉄筋を連結する際の作業性を改善できる。
【0021】
【発明の実施の形態】次にこの発明の機械式鉄筋継手、
継手構成部材及びその製造方法の具体的な実施形態につ
いて、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1はこの発
明の第1の実施形態であって、機械式鉄筋継手により鉄
筋を連結した状態の側面図である。
【0022】図1において、1は増設鉄筋(第1鉄
筋)、2は既設鉄筋(第2鉄筋)であり、各鉄筋1、2
の一端にはそれぞれ台形ねじよりなる第1及び第2雄ね
じ部3、4を、例えば摩擦圧接等により連結している。
5は内部に上記雄ねじ部3、4に対応した雌ねじ部6を
有した筒形のカプラー、7、8は上記雌ねじ部6と同様
の雌ねじ部9、10を有した第1及び第2ロックナット
である。
【0023】上記カプラー5と、このカプラー5を鉄筋
接続時に螺進により退避させる側の第1雄ねじ部3に螺
合する第1ロックナット7とは、雌ねじ部6、9のピッ
チが連続するように配置されていると共に、手動工具の
トルクを受けて破断する程度の強度を有したブリッジ1
1・・を介して連結され、これらカプラー5と第1ロッ
クナット7とによって継手構成部材Aが構成されてい
る。
【0024】上記継手構成部材Aの構造、つまり第1ロ
ックナット7とカプラー5との接続構造について説明す
る。このカプラー5と第1ロックナット7とにおいて
は、軸方向に相対向する端部に、環状の圧着面25、2
7が形成されている。この環状の圧着面25、27は、
上記各雌ねじ部6、9の谷よりも径方向外周側に位置す
るものである。そして図3に示すように、上記環状の圧
着面25、26の内周部であって、かつ上記各雌ねじ部
6、9の谷よりも径方向外周側に、カプラー5と第1ロ
ックナット7とを周上の数点(図では3点)で一体的に
連結する短寸棒状のブリッジ11が設けられている。
【0025】次にその製造方法について説明する。ま
ず、上記第1ロックナット7とカプラー5との相対向す
る端部となる部分を、雌ねじ部6、9の谷よりも外周側
に位置するやや薄肉の筒状部20で全周にわたって連結
すると共に、筒状部20の内周部には、上記雌ねじ部
6、9の谷よりも外周側に位置する複数条の突条11を
軸方向に延設して成る筒状素材を鋳造により一体成形し
ておく。この鋳造時に、上記各雌ねじ部6、9も適当な
中子を用いて台形ねじとして成形しておく。そしてその
後、ねじ軸と平行な回転軸を有するカッターで上記筒状
部20を、上記突条11を残して全周にわたって切断
し、これにより上記圧着面25、27と上記ブリッジ1
1を形成するのである。
【0026】上記第1実施形態の機械式鉄筋継手では、
既設鉄筋2に増設鉄筋1を連結する場合、まず図1に示
すように増設鉄筋1の第1雄ねじ部3に継手構成部材
A、つまりブリッジ11・・を介して連結された第1ロ
ックナット7及びカプラー5を螺合し、第1雄ねじ部3
のほぼ根元まで螺進により退避させておく。このとき第
2ロックナット8も、図のように第2雄ねじ部4に螺合
し、その根元近くまで螺進させておく。次いで、増設鉄
筋1の第1雄ねじ部3と既設鉄筋2の第2雄ねじ部4と
を対峙させ、ブリッジ11・・を介して連結されたロッ
クナット7及びカプラー5を先ほどとは逆方向に螺進さ
せて既設鉄筋2の第2雄ねじ部4に螺合させ、カプラー
5の雌ねじ部6が両雄ねじ部3、4に跨るまで螺進させ
る(図2の状態)。そして、両ロックナット7、8をレ
ンチ等を用いて締めればブリッジ11・・が破断するか
ら、そのまま両ロックナット7、8をレンチ等を用いて
規定トルクで締めれば両ロックナット7、8はカプラー
5に圧着され、これにより両鉄筋1、2の連結が完了す
る。このように本実施形態においては、従来のものに較
べて第1ロックナット7独自の螺合及び螺進を伴う作業
が不要となり、作業を簡略化することができる。つまり
上記従来のの作業が同時に行えると共に、さらに
の作業を同時に行えることになる。上記規定トルク
は、鉄筋呼び径13mmのもので3〜6Kgf・m、鉄
筋呼び径41mmのもので78〜156Kgf・mであ
るので、ブリッジ11の破断強度は、鉄筋呼び径に応じ
てそれよりも十分小さな値になるよう設定しておくのが
好ましい。
【0027】また、ブリッジ11が、圧着面25、27
よりも内周側で、かつカプラー5及びロックナット7の
雌ねじ部9よりも外周側に設けられているから、破断し
たブリッジ11が圧着面25、27間に介在しないの
で、安定した締め付けトルクが得られると共に、ブリッ
ジ11を設けても、これが第1雄ねじ部3に干渉するお
それがない。
【0028】さらに、上記雄ねじ部3、4及び雌ねじ部
6、9、10を台形ねじとしたことから、三角ねじに較
べて、中子の製作が容易である等、鋳造作業が行い易
く、また損傷し難く補修も容易であり、リードが大きく
とれるから鉄筋1、2を連結する作業が容易である。
【0029】しかも、上記カプラー5及び第1ロックナ
ット7が鋳物で一体的に成形されているから、カプラー
5及び第1ロックナット7を一度に製造でき、また簡単
な作業で圧着面25、27とブリッジ11とを精度良く
形成できるので、製造コストを低減できる。さらにカプ
ラー5と第1ロックナット7とを、単品のように取扱え
るので、部品搬送や部品点数管理が行い易く、施工現場
での部品不足等の不具合の発生を抑制できる。なおコス
ト面からすれば、上記第2ロックナット8もカプラー5
と一体に鋳造しておき、その後、これをカッターによっ
て切断、分離するのが好ましい。
【0030】図5に継手構成部材Aの第2の実施形態を
示す。これは図のように、カプラー5に対して、第1ロ
ックナット7のみならず、さらに第2ロックナット8を
も上記同様のブリッジ12を介して付設した構造のもの
である。なお他の構造は第1の実施形態と略同様である
ため、同一部分を同一符号で示してその説明を省略す
る。この実施形態においては、第1の実施形態に比較す
ると、第2ロックナット8を付設した分だけ、第1雄ね
じ部3が長くなってしまうという難点はあるものの、連
結作業に際しては、従来の上記〜の作業が2回の螺
合、螺進作業によって行えるという作業性上の利点、及
びカプラー5と一対のロックナット7、8、つまり連結
作業に必要な全ての部品を単品のように取扱えるので、
部品搬送や部品点数管理が行い易いという利点が生じ
る。なおこの実施形態のブリッジ11、12の構造、及
び形成方法等は第1の実施形態と同様である。
【0031】図6は第3の実施形態を示す。この実施形
態では、第1ロックナット7が内側ロックナット7aと
外側ロックナット7bとに回転軸方向に2分割され、図
8に示すように、これらの間が手動工具のトルクを受け
て破断する程度の強度を有したトルク設定ブリッジ1
3、13・・を介して連結されており、このトルク設定
ブリッジ13、13・・の破断強度が第1ロックナット
7をカプラー5に圧着させるに適した規定トルクに対応
して設定されている。なお他の構造は第1の実施形態と
略同様であるので、同一部分を同一符号で示してその説
明を省略する。上記ブリッジ13・・は、上記ブリッジ
11と同様に形成されたものであり、内側ロックナット
7a及び外側ロックナット7bの雌ねじ部の歯底よりも
外周側において、両ロックナット7a、7bを周上の数
点(図8では3点)で一体的に連結する短い棒状部材で
ある。上記ロックナット7a、7bは鋳物で一体成形さ
れ、上記ブリッジ11と同様に、両者7a、7bの境界
付近でねじ軸と平行な回転軸を有する薄刃のカッターで
外周側から数回切り込むことにより、切り残った部分で
ブリッジ13・・を形成するようにしたものである。そ
して、トルク設定ブリッジ13は先のブリッジ11より
も大きな断面積を有するものとして形成され(図7、図
8参照)、トルク設定ブリッジ13の破断強度がブリッ
ジ11の破断強度を上回るように設定されている。なお
このトルク設定ブリッジ13の設定トルクについては、
上記記載を参照されたい。
【0032】上記第3実施形態の機械式鉄筋継手では、
第1ロックナット7をレンチ等を用いて締めればブリッ
ジ11・・が破断する。次いで外側ロックナット7bを
締めれば、規定トルクに達したときにトルク設定ブリッ
ジ13・・が破断し、第1ロックナット7がカプラー5
に圧着する。従って、従来のものに較べて第1ロックナ
ット7がカプラーに圧着する際のトルク管理を容易かつ
確実に行うことができる。すなわち従来のようにトルク
レンチのような計測器付き工具を施工現場に持込む必要
がない。またトルク設定ブリッジ13の破断により、規
定トルク付与作業が完了していることを確認できるの
で、従来のように規定トルク付与作業の完了を確認する
ためのマーキングを行う必要がない。
【0033】なお上記第3実施形態では、第1ロックナ
ット7を2分割し、これらの間をトルク設定ブリッジ1
3、13・・で連結したが、第2ロックナット8につい
ても2分割し、これらの間をトルク設定ブリッジで連結
した実施形態も本発明に含まれる。この実施形態によれ
ば、ロックナット7、8がカプラーに圧着する際のトル
ク管理を容易かつ確実に行うことができる。
【0034】上記各実施形態においては、第1鉄筋1及
び第2鉄筋2が回転できない状態を前提にその具体例を
説明したが、一対の雄ねじ部3、4を、カプラー5と一
対のロックナット7、8とを用いて連結する継手であれ
ば、本発明の適用は可能である。つまりカプラー5と、
少なくともいずれか一方のロックナット7とをブリッジ
11によって連結すれば、螺合、螺進作業の能率化、容
易化が達成し得るということである。もっとも、上記第
1実施形態〜第3実施形態では、作業性の向上という効
果は特に顕著にあらわれる。
【0035】
【発明の効果】以上のように請求項1の機械式鉄筋継手
及び請求項2の継手構成部材では、第1ロックナット及
びカプラーを手動工具のトルクを受けて破断する程度の
強度を有したブリッジで仮止めしたから、これらの螺合
及び螺進を伴う作業を簡略化することができ、鉄筋を連
結する際の作業性を改善することができる。またカプラ
ーと第1ロックナットとを単品のように取扱えることか
ら、部品搬送や部品点数管理を容易化でき、また施工現
場における部品不足という不具合の発生を抑制できる。
【0036】請求項3のようにすれば、ロックナットが
カプラーに圧着する際のトルク管理を容易かつ確実に行
うことができる。またトルクレンチのような計測器付き
工具を施工現場に持込む必要がないし、規定トルク付与
作業の完了確認作業を容易化できる。
【0037】請求項4のようにすれば、破断したブリッ
ジが圧着面間に介在しないので、安定した締め付けトル
クが得られる。またブリッジによりカプラー及びロック
ナットの螺合及び螺進が損なわれることを防止できる。
【0038】請求項5のようにすれば、第2鉄筋の雄ね
じ部にロックナットを独自に螺合及び螺進させる作業が
不要となり、鉄筋を連結する際の作業性を更に改善する
ことができる。またカプラーと一対のロックナットと
を、単品のように取扱えるので、部品搬送や部品点数管
理が一段と行い易く、施工現場での部品不足等の不具合
の発生を確実に抑制できる。
【0039】請求項6のようにすれば、台形ねじである
ことから三角ねじに較べて鋳造作業を容易化でき、また
損傷し難く補修も容易であるから施工費用を軽減でき、
さらにリードが大きくとれるから鉄筋連結作業が容易と
なって、作業性を更に改善することができる。
【0040】請求項7のようにすれば、カプラー及びロ
ックナットを一度に製造でき、また簡単な作業で圧着面
とブリッジとを精度良く形成できるので、製造コストを
低減することができる。
【0041】請求項8のようにすれば、螺合、螺進作業
を、カプラーとロックナットとを一体のものとして行え
るので、鉄筋を連結する際の作業性を改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カプラー及びロックナットを退避させた状態で
の第1実施形態の一部断面図である。
【図2】カプラーを両雄ねじ部に跨らせた状態での第1
実施形態の一部断面図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】図1のB−B線断面図である。
【図5】カプラーを両雄ねじ部に跨らせた状態での第2
実施形態の一部断面図である。
【図6】カプラーを両雄ねじ部に跨らせた状態での第3
実施形態の一部断面図である。
【図7】図6のC−C線断面図である。
【図8】図6のD−D線断面図である。
【図9】従来例を説明するための図1相当図である。
【符号の説明】
1 第1鉄筋(増設側) 2 第2鉄筋(既設側) 3 第1雄ねじ部 4 第2雄ねじ部 5 カプラー 6 雌ねじ部 7 第1ロックナット 8 第2ロックナット 9 第1雌ねじ部 10 第2雌ねじ部 11 ブリッジ 12 ブリッジ 13 トルク設定ブリッジ 20 筒状部 25 圧着面 27 圧着面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下橋 清美 大阪府枚方市磯島南町13番1号 日本カタ ン株式会社内 (72)発明者 平井 克彦 大阪府枚方市磯島南町13番1号 日本カタ ン株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続すべき第1鉄筋(1)と第2鉄筋
    (2)との端部にそれぞれ第1雄ねじ部(3)と第2雄
    ねじ部(4)とを設け、第1ロックナット(7)と、内
    部に雌ねじ部(6)を有した筒形のカプラー(5)とを
    上記第1鉄筋(1)の第1雄ねじ部(3)に螺合し、第
    2ロックナット(8)を螺合した状態の第2鉄筋(2)
    の第2雄ねじ部(4)に向けてカプラー(5)を螺進
    し、その雌ねじ部(6)を双方の鉄筋(1)(2)の各
    雄ねじ部(3)(4)に螺合した状態において、各雄ね
    じ部(3)(4)に螺合したロックナット(7)(8)
    をそれぞれ上記カプラー(5)に圧着させるようにした
    機械式鉄筋継手において、上記第1ロックナット(7)
    とカプラー(5)とは、両者(5)(7)の雌ねじ部
    (6)(9)のピッチが連続するように配置すると共
    に、両者(5)(7)を、手動工具のトルクを受けて破
    断する程度の強度を有したブリッジ(11)を介して連
    結したことを特徴とする機械式鉄筋継手。
  2. 【請求項2】 接続すべき第1鉄筋(1)と第2鉄筋
    (2)との端部にそれぞれ第1雄ねじ部(3)と第2雄
    ねじ部(4)とを設け、第1ロックナット(7)と、内
    部に雌ねじ部(6)を有した筒形のカプラー(5)とを
    上記第1鉄筋(1)の第1雄ねじ部(3)に螺合し、第
    2ロックナット(8)を螺合した状態の第2鉄筋(2)
    の第2雄ねじ部(4)に向けてカプラー(5)を螺進
    し、その雌ねじ部(6)を双方の鉄筋(1)(2)の各
    雄ねじ部(3)(4)に螺合した状態において、各雄ね
    じ部(3)(4)に螺合したロックナット(7)(8)
    をそれぞれ上記カプラー(5)に圧着させるようにした
    機械式鉄筋継手において用いる継手構成部材であって、
    上記第1ロックナット(7)とカプラー(5)とから成
    り、両者(5)(7)を、その雌ねじ部(6)(9)の
    ピッチが連続するように配置すると共に、両者(5)
    (7)を、手動工具のトルクを受けて破断する程度の強
    度を有したブリッジ(11)を介して連結したことを特
    徴とする継手構成部材。
  3. 【請求項3】 上記第1ロックナット(7)が回転軸方
    向に2分割され、これらの間がトルク設定ブリッジ(1
    3)を介して連結されており、このトルク設定ブリッジ
    (13)の破断強度が、上記ブリッジ(11)の破断強
    度よりも高く、かつ第1ロックナット(7)をカプラー
    (5)に圧着させるに適した規定トルクに対応して設定
    されていることを特徴とする請求項1の機械式鉄筋継手
    又は請求項2の継手構成部材。
  4. 【請求項4】 上記第1ロックナット(7)とカプラー
    (5)とにおいては、軸方向に相対向する端部に環状の
    圧着面(27)(25)がそれぞれ形成されており、こ
    の圧着面(27)(25)は上記雌ねじ部(6)(9)
    の谷よりも外周側に位置すると共に、この圧着面(2
    7)(25)の内周側で、かつ上記雌ねじ部(6)
    (9)の谷よりも外周側の位置に上記ブリッジ(11)
    が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3
    のいずれかの機械式鉄筋継手又は継手構成部材。
  5. 【請求項5】 上記同様のブリッジ(12)が、カプラ
    ー(5)と第2ロックナット(8)との間にも設けられ
    ていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか
    の機械式鉄筋継手又は継手構成部材。
  6. 【請求項6】 上記カプラー(5)及びロックナット
    (7)(8)を鋳造によって形成すると共に、各雄ねじ
    部(3)(4)及び各雌ねじ部(6)(9)(10)を
    台形ねじとしたことを特徴とする請求項1〜請求項5の
    いずれかの機械式鉄筋継手又は継手構成部材。
  7. 【請求項7】 上記請求項4の継手構成部材を製造する
    に際し、上記第1ロックナット(7)とカプラー(5)
    との相対向する端部となる部分を、雌ねじ部(6)
    (9)よりも外周側に位置する筒状部(20)で全周に
    わたって連結すると共に、筒状部(20)の内周部に
    は、上記雌ねじ部(6)(9)よりも外周側に位置する
    複数条の突条(11)を軸方向に延設して成る筒状素材
    を鋳造により一体成形しておき、その後、ねじ軸と平行
    な回転軸を有するカッターで上記筒状部(20)を、上
    記突条(11)を残して全周にわたって切断し、これに
    より上記圧着面(25)(27)と上記ブリッジ(1
    1)とを形成することを特徴とする継手構成部材の製造
    方法。
  8. 【請求項8】 接続すべき一対の雄ねじ部(3)(4)
    の両者にカプラー(5)を螺合させ、上記各雄ねじ部
    (3)(4)に螺合したロックナット(7)(8)をカ
    プラー(5)の両側に圧着させて成る機械式鉄筋継手に
    おいて用いる継手構成部材であって、上記カプラー
    (5)と、少なくともいずれか一方のロックナット
    (7)とを、その雌ねじ部(6)(9)のピッチが連続
    するように配置すると共に、両者(5)(7)を、手動
    工具のトルクを受けて破断する程度の強度を有したブリ
    ッジ(11)を介して連結したことを特徴とする継手構
    成部材。
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