JPH1061908A - 触媒燃焼加熱式採暖器 - Google Patents

触媒燃焼加熱式採暖器

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Publication number
JPH1061908A
JPH1061908A JP8217358A JP21735896A JPH1061908A JP H1061908 A JPH1061908 A JP H1061908A JP 8217358 A JP8217358 A JP 8217358A JP 21735896 A JP21735896 A JP 21735896A JP H1061908 A JPH1061908 A JP H1061908A
Authority
JP
Japan
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catalytic combustion
combustion heating
hot plate
cushion member
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP8217358A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyonobu Yoshida
清信 吉田
Haruo Ida
治夫 井田
Tomoaki Kitano
智章 北野
Shinichiro Kobayashi
伸一郎 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8217358A priority Critical patent/JPH1061908A/ja
Publication of JPH1061908A publication Critical patent/JPH1061908A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液化燃料ガスを触媒燃焼させて得られる熱を
利用して、身体を部分的に暖める触媒燃焼加熱式採暖器
において、商用電源に接続することなく長時間にわたっ
て採暖できるようにし、かつ小型、軽量で使い勝手を向
上する。 【解決手段】 燃料タンク1に貯蔵した燃料ガスと空気
を触媒燃焼加熱部2により酸化反応させ、触媒燃焼加熱
部2により熱板6を加熱し、この加熱される熱板6の表
面をクッション部材11で覆ったものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液化燃料ガスを触
媒燃焼させることによって得られる熱を利用して、身体
を部分的に暖める触媒燃焼加熱式採暖器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、身体を部分的に暖める採暖器とし
ては、例えば、クッション部材の内部にヒータを埋め込
んだ電気座布団が一般的である。また、蓄熱材を内蔵
し、この蓄熱材を加熱して蓄熱し、採暖可能としたもの
も考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の採暖
器における電気座布団は、ヒータに商用電源電圧を印加
するものであるため、電源コードを設けて商用電源に接
続する必要があり、スポーツ観戦、魚釣りなどのよう
に、電源のない屋外で使用する用途には、対応できない
という問題を有していた。
【0004】また、蓄熱材を内蔵したものでは、蓄熱材
の蓄熱量が大きくできないため、採暖可能な時間が短い
という問題を有しており、これを解決するために、蓄熱
量を大きくすると、大型になって重量が重くなり、携帯
用としての使い勝手が悪くなるという問題を有してい
た。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、商用
電源に接続することなく長時間にわたって採暖できるよ
うにし、かつ小型、軽量で使い勝手を向上することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、燃料タンクに貯蔵した燃料ガスと空気を触
媒燃焼加熱部により酸化反応させ、触媒燃焼加熱部によ
り熱板を加熱し、この熱板の表面をクッション部材で覆
ったものである。
【0007】これにより、商用電源に接続することな
く、触媒燃焼加熱部により加熱された熱板によって、長
時間にわたって採暖することができ、かつ小型、軽量で
使い勝手を向上することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、燃料ガスを貯蔵する燃料タンクと、前記燃料ガスと
空気を酸化反応させる触媒燃焼加熱部と、前記触媒燃焼
加熱部により加熱される熱板とを備え、前記熱板の表面
をクッション部材で覆ったものであり、燃料タンクに貯
蔵した燃料ガスを触媒燃焼加熱部で触媒燃焼させて熱板
を加熱することができ、商用電源に接続することなく、
触媒燃焼加熱部により加熱された熱板によって、長時間
にわたって採暖することができ、かつ小型、軽量で使い
勝手を向上することができる。
【0009】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、触媒燃焼加熱部を熱板の一端部に
配置したものであり、クッション部材で覆った熱板を一
端部より加熱することができ、しかも、使用時は触媒燃
焼加熱部が採暖の際に邪魔になることがなく、使い勝手
を一層向上することができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、熱板は、厚板で形成し触
媒燃焼加熱部により加熱される第1の熱板と、複数枚の
薄板で形成した第2の熱板とよりなり、前記第2の熱板
の一端を前記第1の熱板に結合したものであり、複数枚
の薄板で熱板を形成した場合、断面積が同じの1枚の熱
板と比べて、伝熱容量が同じで可撓性がすぐれるため、
第2の熱板の伝熱容量を確保しながら、可撓性を向上す
ることができる。
【0011】請求項4に記載の発明は、上記請求項3に
記載の発明において、第2の熱板は、第1の熱板からの
熱の移動方向とほぼ平行に複数のスリットを設けたもの
であり、第2の熱板を第1の熱板とほぼ平行に折り曲げ
たときの可撓性を向上することができ、折り曲げやすく
なって携帯時は小型化して使い勝手を向上することがで
きる。
【0012】請求項5に記載の発明は、上記請求項1〜
4に記載の発明において、クッション部材は、熱板に固
定したものであり、クッション部材を熱板に固定するこ
とによって、クッション部材により熱板の熱を大気に放
出するのを防ぐことができ、また、クッション部材の上
に人が座ると、座った部分のクッション部材が圧縮さ
れ、熱板から人への熱伝達を効率よく行うことができ
る。
【0013】請求項6に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、熱板の上面を覆うクッション部材
の熱伝導性に傾斜をもたせ、触媒燃焼加熱部に近い部分
の熱伝導を悪くしたものであり、熱板の温度分布は、触
媒燃焼加熱部から離れるにしたがって低くなるように傾
斜しているため、その上に人が座ると温度分布の傾斜を
感じるが、熱板と人との間に介在するクッション部材の
熱伝導性に熱板の温度分布と逆の傾斜をもたせることに
より補正し、人体が感じる熱が均一になるようにするこ
とができる。
【0014】請求項7に記載の発明は、上記請求項6に
記載の発明において、熱板の上面を覆うクッション部材
は、触媒燃焼加熱部に近い方の厚さを厚くして熱伝導を
悪くしたものであり、熱板の温度が高い部分のクッショ
ン部材の厚さを厚くすることにより、クッション部材に
人が座ったとき、人体が感じる熱を均一にすることがで
きる。
【0015】請求項8に記載の発明は、上記請求項6に
記載の発明において、クッション部材は、複数の開口部
を有し、前記開口部の開口面積を触媒燃焼加熱部から離
れるにしたがって大きくなるようにしたものであり、熱
板の温度分布の傾斜を補正するため、人が座ったときに
開口部の大きさによりクッション部材の圧縮量が異な
り、人体を熱板に近づけることができるため、クッショ
ン部材に人が座ったときに人体が感じる熱を均一にする
ことができる。
【0016】請求項9に記載の発明は、上記請求項1ま
たは5に記載の発明において、クッション部材は、平面
形状が熱板より大きく、前記熱板の上面を覆う第1のク
ッション部材と、下面を覆う第2のクッション部材より
なり、前記第1のクッション部材と第2のクッション部
材を熱板の周囲で接合したものであり、熱板の端面を第
1のクッション部材と第2のクッション部材との接合部
で覆うことができ、鋭利で高温の熱板の端面が露出する
ことがなく、安全性を確保することができる。
【0017】請求項10に記載の発明は、上記請求項9
に記載の発明において、第1のクッション部材の硬度と
第2のクッション部材の硬度とを異なるものとしたもの
であり、第2のクッション部材は、所定の硬度をもたせ
ることにより、地面などの設置箇所への熱伝達を遮蔽
し、熱板の変形を防ぐことができるとともに、座り心地
を高めることができ、第1のクッション部材の硬度を第
2のクッション部材の硬度より小さくすることにより、
座った人に熱板の熱を効率よく伝達することができる。
【0018】請求項11に記載の発明は、上記請求項9
に記載の発明において、第1のクッション部材の厚さと
第2のクッション部材の厚さとを異なるものとしたもの
であり、第2のクッション部材は、所定の厚さとするこ
とにより、地面などの設置箇所への熱伝達を遮蔽し、熱
板の変形を防ぐことができるとともに、座り心地を高め
ることができ、第1のクッション部材の厚さを第1のク
ッション部材の厚さより小さくすることにより、座った
人に熱板の熱を効率よく伝達することができる。
【0019】請求項12に記載の発明は、上記請求項1
〜11に記載の発明において、燃料タンクは、触媒燃焼
加熱部に燃料ガスを供給する供給バルブを備え、前記触
媒燃焼加熱部に対して着脱自在としたものであり、複数
の燃料タンクを準備することにより、使用中の燃料タン
クの燃料ガスがなくなっても、燃料ガスを満たした予備
の燃料タンクに取り替えて長時間使い続けることがで
き、使用中に面倒な燃料ガスの充填作業を行うことなく
使い勝手を向上することができる。
【0020】請求項13に記載の発明は、上記請求項1
2に記載の発明において、燃料タンクは、燃料ガスを注
入する注入バルブを設けたものであり、燃料タンク内の
燃料ガスがなくなると、注入バルブを通してガスボンベ
より燃料ガスを補給することができ、安価な燃料ガスを
使用できるとともに、使い勝手を向上することができ
る。
【0021】請求項14に記載の発明は、上記請求項1
〜13に記載の発明において、触媒燃焼加熱部は、燃料
ガスを気化し噴出させるノズルと、このノズルから噴出
した燃料ガスと空気の混合気を触媒燃焼させる燃焼部
と、この燃焼部への混合気の供給を制御して燃焼を制御
する温度制御装置とを備えたものであり、燃料タンクよ
り供給された燃料ガスは気化してノズルより噴出し、こ
のとき、燃料ガスは空気と混合されて燃焼部に供給さ
れ、温度制御装置により燃焼温度を制御しながら触媒燃
焼し、この触媒燃焼熱により熱板を外部温度に関係なく
一定の温度に加熱することができ、また、燃料ガスの無
駄使いをなくすことができる。
【0022】請求項15に記載の発明は、上記請求項1
4に記載の発明において、温度制御装置は、磁性的特性
が急激に変化するキュリー点をもつ感温磁性体と、前記
感温磁性体に対向して設け前記感温磁性体を引きつける
磁石と、燃焼部への混合ガスの供給を制御する弁とを備
え、燃焼部の燃焼熱により前記感温磁性体の温度がキュ
リー点を越えたとき、前記弁を閉塞して混合ガスの供給
を停止し前記燃焼部の温度を制御するようにしたもので
あり、燃焼部の熱により感温磁性体が加熱され、感温磁
性体の温度が組成により決まるキューリー点に達する
と、磁石は感温磁性体を吸着できなくなり、燃焼部への
混合ガスの供給を制御する弁を塞ぐ。これにより燃料ガ
スは燃焼部に供給されなくなり、温度が低下する。感温
磁性体は非常にヒステリシスが小さく、感温磁性体が復
帰すると、磁石は再び感温磁性体を吸着して弁を開く。
この間はわずかの時間のため、燃焼部の温度は十分に高
く、燃料ガスが供給されると再び触媒反応を開始する。
この作用を繰り返すことで、燃焼部の温度を一定に保つ
ことができる。
【0023】請求項16に記載の発明は、上記請求項1
4に記載の発明において、触媒燃焼加熱部は、触媒燃焼
させる燃焼部を外部より視認できる窓部を有するもので
あり、パイロットランプなどを設けることなく、外部よ
り窓部を通して燃焼部の燃焼状態を直接視認することが
でき、使い勝手を向上することができる。
【0024】請求項17に記載の発明は、上記請求項1
6に記載の発明において、触媒燃焼加熱部は、触媒燃焼
を開始させる着火装置を備え、窓部より着火を視認でき
るようにしたものであり、着火装置により触媒燃焼を容
易に開始させることができるとともに、触媒燃焼が開始
したか否かを直接視認することができ、使い勝手を向上
することができる。
【0025】請求項18に記載の発明は、上記請求項1
に記載の発明において、少なくとも触媒燃焼加熱部の排
気口を覆う遮熱板を備え、前記遮熱板の一端を熱板に結
合したものであり、排気口より排出される高温の排気ガ
スが、遮熱板によって直接外部へ排出するのを防止する
ことができるとともに、高温の排気ガスにより遮熱板を
加熱し、その熱を熱板に回収することができ、加熱効率
を向上することができる。
【0026】請求項19に記載の発明は、上記請求項1
〜18に記載の発明において、触媒燃焼加熱部の触媒燃
焼を開始させる着火装置を駆動する着火駆動装置を備
え、触媒燃焼加熱部の両側に燃料タンクと着火駆動装置
とを配置したものであり、触媒燃焼加熱部を挟んで着火
駆動装置と燃料タンクとをその両側に直線上に配置する
ことにより、着火駆動装置と燃料タンクが触媒燃焼加熱
部の熱の影響を受けにくくすることができるとともに、
構造上小型化することができ、使用時に人体と接触しに
くくできる。
【0027】請求項20に記載の発明は、上記請求項1
〜19に記載の発明において、燃料ガスを収納した燃料
タンク、前記燃料ガスと空気を酸化反応させる触媒燃焼
加熱部などを収納した加熱部本体を備え、前記加熱部本
体と熱板の表面を覆ったクッション部材とをカバーに収
納したものであり、クッション部材に発泡ポリウレタン
樹脂などを使用した場合に、クッション部材をカバーに
よって保護することができるとともに、カバーの上に座
って採暖することができ、さらに、カバーに防滴性又は
防水性をもたせることにより、魚釣などの水がかかる恐
れのある屋外での使用を可能にすることができる。
【0028】請求項21に記載の発明は、上記請求項2
0に記載の発明において、カバーは、少なくとも加熱部
本体に設けた操作部を外部から操作可能としたものであ
り、カバーに収納した状態で、触媒燃焼の着火及び消化
操作や、火力調整などの手動操作を簡単に行うことがで
き、使い勝手を向上することができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0030】(実施例1)図1から図3に示すように、
燃料タンク1は、液化石油ガスなどの燃料ガスを貯蔵
し、触媒燃焼加熱部2に供給する。触媒燃焼加熱部2
は、アルミニウム厚板で形成した第1の熱板3に固定し
てあり、燃料ガスと空気を酸化反応させて触媒燃焼し、
第1の熱板3を加熱する。第2の熱板4は、横200〜
250mm、縦250〜300mmの長方形の複数枚の
アルミニウム薄板を締結部材5で締結し、この第2の熱
板4の一端を第1の熱板3に結合している。
【0031】第1の熱板3と第2の熱板4とで熱板6を
構成しており、触媒燃焼加熱部2は第1の熱板3に固定
しているため、熱板6の一端部に配置されている。第2
の熱板4は、第1の熱板3からの熱の移動方向とほぼ平
行に複数のスリット7を設けている。
【0032】加熱部本体8は、合成樹脂で形成し、燃料
タンク1、触媒燃焼加熱部2などを固定した第1の熱板
3などを固定するケース9と、燃料タンク1、触媒燃焼
加熱部2などを覆い、ケース9に嵌着する蓋10とで構
成している。第2の熱板4は、一端を加熱部本体8内で
第1の熱板3に結合し、加熱部本体8より露出させてい
る。クッション部材11は、発泡ポリウレタン樹脂で横
300〜400mm、縦300〜500mmの長方形に
形成し、加熱部本体8の外側で第2の熱板4を覆うもの
で、第2の熱板4に接着剤などにより接着して固定して
いる。
【0033】上記構成において動作を説明すると、燃料
タンク1より触媒燃焼加熱部2に燃料ガスを供給し、触
媒燃焼加熱部2で触媒燃焼させると、触媒燃焼熱により
第1の熱板3が加熱される。第2の熱板4は、一端を第
1の熱板3に結合しているため、第2の熱板4も第1の
熱板3を通して加熱される。したがって、クッション部
材11上に座ったり、クッション部材11を腰、背中な
どに当てることにより、第2の熱板4によりクッション
部材11を通して採暖することができる。
【0034】ここで、熱源は、燃料タンク1内の燃料ガ
スであるため、商用電源に接続することなく、長時間に
わたって採暖することができ、かつ小型、軽量で使い勝
手を向上することができる。また、触媒燃焼加熱部2を
熱板6の一端部に配置しているので、クッション部材1
1で覆った第2の熱板4を一端部より加熱することがで
き、しかも、加熱器本体8は採暖の際に邪魔になること
がなく、使い勝手を一層向上することができる。
【0035】また、熱板6は、厚板で形成し触媒燃焼加
熱部2により加熱される第1の熱板3と、複数枚の薄板
で形成した第2の熱板4とで構成し、第2の熱板4の一
端を第1の熱板3に結合しているので、第2の熱板4
は、断面積が同じ1枚の熱板と比べて、伝熱容量が同じ
で可撓性がすぐれるため、第2の熱板4の伝熱容量を確
保しながら、可撓性を向上することができる。
【0036】また、第2の熱板4は、第1の熱板3から
の熱の移動方向とほぼ平行に複数のスリット7を設けて
いるので、第2の熱板4を第1の熱板3とほぼ平行に折
り曲げたときの可撓性を向上することができ、折り曲げ
やすくなって使い勝手を向上することができる。
【0037】さらに、クッション部材11は、第2の熱
板4に固定しているため、クッション部材11により第
2の熱板4の熱を大気に放出するのを防ぐことができ、
また、クッション部材11の上に人が座ると、座った部
分のクッション部材11が圧縮され、第2の熱板4から
人への熱伝達を効率よく行うことができる。
【0038】(実施例2)図4に示すように、クッショ
ン部材12は、加熱器本体8から離れた位置に複数の開
口部13を設け、触媒燃焼加熱部2に近い方の熱伝導を
悪くしている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0039】上記構成において動作を説明すると、第2
の熱板4を第1の熱板3を通して触媒燃焼加熱部2によ
り加熱したときの温度分布は、触媒燃焼加熱部2からの
距離が長くなると低くなるように傾斜している。したが
って、クッション部材12の熱伝導性が全面にわたって
同じである場合は、その上に人が座ると、第2の熱板4
の温度分布に傾斜を感じ、触媒燃焼加熱部2から離れた
部分で感じる温度は低くなる。
【0040】クッション部材12に複数の開口部13を
設けることによって、熱伝導性に傾斜をもたせ、触媒燃
焼加熱部2に近い方を熱伝導を悪くすることにより、第
2の熱板4と人との間に介在するクッション部材12の
熱伝導性に、第2の熱板4の温度分布と逆の傾斜をもた
せることにより補正することができ、人が座ったときの
クッション部材13の圧縮量が大きくなり、人体が第2
の熱板4に近づいて均熱に採暖することができる。
【0041】また、図5に示すように、第2の熱板4の
上面を覆うクッション部材12aを触媒燃焼加熱部2を
収納した加熱器本体8に近い方の厚さを厚くして熱伝導
を悪くしても、同様にして、クッション部材12aに人
が座ったとき、均熱に採暖するすることができる。
【0042】また、図6に示すように、クッション部材
14に設けた複数の開口部15の開口面積を、触媒燃焼
加熱部2を収納した加熱器本体8からの距離に応じて変
える、つまり、開口部15の開口面積を、触媒燃焼加熱
部2から離れるにしたがって大きくすることにより、同
様にして、クッション部材14に人が座ったとき、人体
が感じる熱を均一にすることができる。
【0043】(実施例3)図7に示すように、クッショ
ン部材12は、平面形状が第2の熱板4より大きく、第
2の熱板4の上面を覆う第1のクッション部材12b
と、下面を覆う第2のクッション部材12cとで構成
し、第1のクッション部材12bと第2のクッション部
材12cを第2の熱板4の周囲で、略U字状の接合部イ
で接合している。
【0044】第1のクッション部材12bと第2のクッ
ション部材12cは、発泡ポリウレタン樹脂で構成し、
第1のクッション部材12bは、314平方センチメー
トル当たり25%圧縮するのに必要な荷重が、8〜12
kgfであり、第2のクッション部材12cは、314
平方センチメートル当たり25%圧縮するのに必要な荷
重が、35〜45kgfとしている。なお、複数の開口
部13は第1のクッション部材12bのみに設けてい
る。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0045】上記構成において動作を説明すると、第2
の熱板4の端面を第1のクッション部材12bと第2の
クッション部材12cとの接合部イで覆うことができ、
クッション部材12の上に人が座ったり、クッション部
材12を折り曲げても、鋭利で高温の第2の熱板4の端
面が、クッション部材12より露出することがなく、安
全性を確保することができる。
【0046】また、第1のクッション部材12bの硬度
と第2のクッション部材12cの硬度とを異なるものと
し、第2のクッション部材12cの硬度を大きくしてい
るため、地面などの設置箇所への熱伝達を遮蔽し、第2
の熱板4の変形を防ぐことができるとともに、座り心地
を高めることができる。また、第1のクッション部材1
2bの硬度を第2のクッション部材12cの硬度より小
さくすることにより、座った人に第2の熱板4の熱を効
率よく伝達することができる。
【0047】また、図8に示すように、第1のクッショ
ン部材12dの厚さを第2のクッション部材12eの厚
さより薄くすることにより、座った人と熱板4を近づけ
て効率よく伝達することができる。
【0048】(実施例4)図9に示すように、燃料タン
ク1は、触媒燃焼加熱部2に燃料ガスを供給する供給バ
ルブ16と燃料ガスを注入する注入バルブ17を設け、
触媒燃焼加熱部2に対して着脱自在としている。供給バ
ルブ16は、ばね18により弁体19をパッキング20
に圧接して構成している。燃料タンク1に灯心布21を
内蔵し、この灯心布21に一端を接触させた灯心22の
他端を気化部23に接触させている。
【0049】注入バルブ17は、図10に示すように、
バルブ本体24に摺動体25を移動可能に設け、ばね2
6のばね力で、ガス通路内の摺動体25に設けた穴27
をドーナツ状のパッキング28に圧接して塞ぐように構
成している。バルブ本体24の外周面にねじ29を設
け、このねじ29により燃料タンク1に取り付けてい
る。
【0050】上記構成において動作を説明すると、燃料
タンク1を触媒燃焼加熱部2に装着すると、供給バルブ
16の弁体19は、触媒燃焼加熱部2側より押圧され、
供給バルブ16が開く。燃料タンク1内の燃料ガスは、
灯心22を通って気化部23で気化されて触媒燃焼加熱
部2に供給される。このとき、灯心22はその一端を灯
心布21に接触させているため、燃料タンク1の姿勢に
関係なく、燃料ガスを触媒燃焼加熱部2に供給すること
ができる。
【0051】燃料タンク1に燃料ガスを注入するとき
は、ガスボンベ(図示せず)により、図10の下半分に
示すように、摺動体25をばね26のばね力に抗して押
圧すると、摺動体25に設けた穴27はドーナツ状のパ
ッキング28から離れ、ガス通路が開いて、ガスボンベ
より燃料ガスを注入することができる。
【0052】このように、燃料タンク1は、燃料ガスを
注入する注入バルブ17を設けているので、燃料タンク
1内の燃料ガスがなくなると、注入バルブ17を通して
ガスボンベ(図示せず)より燃料ガスを補給することが
でき、安価な燃料ガスを使用できるとともに、使い勝手
を向上することができる。
【0053】また、複数の燃料タンク1を準備すること
により、使用中の燃料タンク1の燃料ガスがなくなって
も、燃料タンク1を取り替えて長時間使い続けることが
でき、使い勝手を向上することができる。
【0054】(実施例5)図11に示すように、触媒燃
焼加熱部2は、燃料ガスを気化し噴出させるノズル30
と、このノズル30から噴出した燃料ガスと空気の混合
気を触媒燃焼させる燃焼部31と、この燃焼部31への
混合気の供給を制御して燃焼を制御する温度制御装置3
2とを備えている。
【0055】触媒33は、コルゲート形状の担体に担持
され、例えば、アルミニウムや銅等の熱伝導性の良好な
材料で形成した筒状のケース34の内面に配置してい
る。このケース34の側壁には燃焼ガスを排出する排気
口(図示せず)を設けている。触媒33の下流側のケー
ス34の内面にセラミックなどの電気絶縁体35を設
け、この電気絶縁体35にヒータ36(着火装置)を設
け、着火時にこのヒータ36を赤熱して燃焼部31を加
熱する。
【0056】温度制御装置32は、図12に示すように
構成しており、感温フェライト(感温磁性体)37は、
磁気的特性が急激に変化するキュリー点(例えば120
℃)をもち、リング状に形成して外殻38に固定してい
る。磁石39は、感温フェライト37に対向して設け、
感温フェライト37を吸引するもので、感温フェライト
37と反対側の面に弁部材40を弁保持体41で保持し
ている。弁保持体41は外殻38の内面に所定の隙間4
2を有している。ばね43は、磁石39を感温フェライ
ト37より離反する方向に付勢している。
【0057】弁体44は、弁部材40に対向して弁ポー
ト45を設けて弁を形成するとともに、弁ポート45と
反対側の位置に気化燃料ガスを触媒33に向けて噴出す
るノズル30を設けている。ここで、燃料ガスが流れる
方向と弁が閉じる方向を同じ方向に設定している。
【0058】熱可溶体46は、221℃で溶融するもの
で、弁保持体47により保持した安全弁部材48と、こ
の安全弁部材48に対向して設けた安全弁ポート49と
の間に設けている。ばね50は、安全弁部材48を安全
弁ポート49の方向に付勢している。他の構成は上記実
施例1と同じである。
【0059】上記構成において動作を説明すると、燃料
タンク1より燃料ガスを供給すると、燃料ガスは感温フ
ェライト37の中央部を通り、感温フェライト37と磁
石39および弁保持体41の隙間42を通過して、弁ポ
ート45に至りノズル30より吹き出す。このとき、燃
料ガスの流速により吸気穴51から空気が引き込まれて
燃料ガスと空気の混合気となり触媒33に供給される。
【0060】そして、ヒータ36に通電して赤熱するこ
とにより、触媒33のヒータ36側に確実に火炎を生
じ、金属性ネット52が赤熱する。これにより触媒33
は加熱され、やがて触媒反応を開始する。触媒33が触
媒反応を開始することにより、火炎には排気ガスしか来
なくなり、火炎は自然消滅する。触媒反応によりケース
34が加熱され、この触媒燃焼熱により第1の熱板3を
加熱する。
【0061】また、燃焼部31のケース34が加熱さ
れ、その熱により外殻38が加熱されることによって、
外殻38に固定された感温フェライト37を加熱し、感
温フェライト37の温度が組成により決まるキュリー点
に達すると、磁石39は感温フェライト37を吸着でき
なくなり、ばね43により感温フェライト37から離さ
れ、弁部材40が弁体44側へ移動して弁ポート45を
塞ぐ。これにより燃料ガスは触媒33に供給されなくな
り、温度が低下する。
【0062】感温フェライト37は非常にヒステリシス
が小さく、数度以下の温度変化で元の状態に復帰する。
感温フェライト37が復帰すると、磁石39は再び感温
フェライト37を吸着し弁ポート45を開く。この間は
わずかの時間のため、触媒33の温度は充分に高く、燃
料ガスが供給されると再び触媒反応を開始する。この作
用を繰り返すことで、ケース34の温度を一定に保つこ
とができる。
【0063】このときの制御温度は、感温フェライト3
7の組成だけで決まるため、同じ組成の感温フェライト
37で作られた温度制御装置32は、同じ温度で温度制
御できることになり、組立時の調整は必要ない。このた
め、非常に量産しやすくなる。また、設定温度を変更し
たいときも、所定の組成をもつ感温フェライト37を組
み合わせればよく、非常に簡単に行うことができる。
【0064】また、感温フェライト37の温度がキュリ
ー点に達しても、何等かの原因で、弁ポート45を塞ぐ
ことができず、燃料ガスが供給され続けると、熱可溶体
46の温度が221℃に達したとき、熱可溶体46が溶
融し、ばね50のばね力により、安全弁部材48を安全
弁ポート49に圧接し、これにより燃料ガスは触媒33
に供給されなくなり、安全性を確保することができる。
【0065】(実施例6)図11に示すように、窓部5
3は、触媒燃焼加熱部2の触媒燃焼させる燃焼部31を
外部より視認できるようにしている。また、窓部53
は、ヒータ36による着火を視認できるようにしてい
る。この窓部53は、図2に示すように、加熱部本体8
を構成する蓋10に設けた透視窓54を通して視認でき
るようにしている。他の構成は上記実施例1または実施
例5と同じである。
【0066】上記構成において動作を説明すると、ヒー
タ36に通電して赤熱すると、触媒33のヒータ36側
に確実に火炎を生じ、金属性ネット52が赤熱する。こ
れにより触媒33は加熱され、やがて触媒反応を開始す
る。このとき、透視窓54および窓部53を通して、パ
イロットランプなどを設けることなく、外部より窓部5
3を通して燃焼部31の着火状態および燃焼状態を直接
視認することができ、使い勝手を向上することができ
る。
【0067】(実施例7)図2に示すように、遮熱板5
5は、触媒燃焼加熱部2の排気口56を覆うように構成
し、この遮熱板55の一端を第1の熱板3に結合してい
る。また、加熱部本体8には排気口56に対向して排気
穴56aを形成している。そして、この排気穴56aの
内面には多数の小穴(図示せず)を有した熱遮蔽板55
aを設けている。他の構成は上記実施例1と同じであ
る。
【0068】上記構成において動作を説明すると、ヒー
タ36に通電して赤熱すると、触媒33のヒータ36側
に確実に火炎を生じ、金属性ネット52が赤熱する。こ
れにより触媒33は加熱され、やがて触媒反応を開始す
る。このとき、排気口56より排気ガスが排出される
が、この排気ガスの温度は高いため、遮熱板55および
熱遮蔽板55aにより高温の排気ガスが外部へ直接排出
するのを防止することができるとともに、高温の排気ガ
スにより遮熱板55を加熱し、その熱を第1の熱板3に
回収することができ、加熱効率を向上することができ
る。
【0069】(実施例8)図1に示すように、電池(着
火駆動装置)57は、触媒燃焼加熱部2の触媒燃焼を開
始させるヒータ36(図11参照)を駆動するもので、
触媒燃焼加熱部2の両側に燃料タンク1と電池57とを
配置している。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0070】上記構成において、触媒燃焼加熱部2を挟
んでその両側に電池57と燃料タンク1とを直線的に配
置することにより、電池57と燃料タンク1が触媒燃焼
加熱部2の熱の影響を受けにくくすることができ、さら
に、構造上小型化することができる。
【0071】(実施例9)図13に示すように、カバー
58は、加熱部本体8と第2の熱板4の表面を覆ったク
ッション部材11とを収納している。そして、カバー5
8は、少なくとも加熱部本体8に設けた操作部59を外
部から操作可能としている。他の構成は上記実施例1と
同じである。
【0072】上記構成において、クッション部材11に
発泡ポリウレタン樹脂などを使用した場合に、クッショ
ン部材11をカバー58によって保護することができる
とともに、カバー58の上に座って採暖することがで
き、さらに、カバー58に防滴性をもたせることによ
り、魚釣などの水のかかる恐れのある屋外での使用を可
能にすることができる。
【0073】また、カバー58は、少なくとも加熱部本
体8に設けた操作部59を外部から操作可能としている
ので、カバー58に収納した状態で、触媒燃焼の着火及
び消化操作や、火力調整などの手動操作を簡単に行うこ
とができ、使い勝手を向上することができる。
【0074】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、燃料ガスを貯蔵する燃料タンクと、前記
燃料ガスと空気を酸化反応させる触媒燃焼加熱部と、前
記触媒燃焼加熱部により加熱される熱板とを備え、前記
熱板の表面をクッション部材で覆ったから、燃料タンク
に貯蔵した燃料ガスを触媒燃焼加熱部で触媒燃焼させて
熱板を加熱することができ、商用電源に接続することな
く、触媒燃焼加熱部により加熱された熱板によって、長
時間にわたって採暖することができ、かつ小型、軽量で
使い勝手を向上することができる。
【0075】また、請求項2に記載の発明によれば、触
媒燃焼加熱部を熱板の一端部に配置したから、クッショ
ン部材で覆った熱板を一端部より加熱することができ、
しかも、触媒燃焼加熱部は採暖の際に邪魔になることが
なく、使い勝手を一層向上することができる。
【0076】また、請求項3に記載の発明によれば、熱
板は、厚板で形成し触媒燃焼加熱部により加熱される第
1の熱板と、複数枚の薄板で形成した第2の熱板とより
なり、前記第2の熱板の一端を前記第1の熱板に結合し
たから、複数枚の薄板で熱板を形成した場合、断面積が
同じ1枚の熱板と比べて、伝熱容量が同じで可撓性がす
ぐれるため、第2の熱板の伝熱容量を確保しながら、可
撓性を向上することができる。
【0077】また、請求項4に記載の発明によれば、第
2の熱板は、第1の熱板からの熱の移動方向とほぼ平行
に複数のスリットを設けたから、第2の熱板を第1の熱
板とほぼ平行に折り曲げたときの可撓性を向上すること
ができ、折り曲げやすくなって携帯時は小型化して使い
勝手を向上することができる。
【0078】また、請求項5に記載の発明によれば、ク
ッション部材は、熱板に固定したから、クッション部材
を熱板に固定することによって、クッション部材により
熱板の熱を大気に放出するのを防ぐことができ、また、
クッション部材の上に人が座ると、座った部分のクッシ
ョン部材が圧縮され、熱板から人への熱伝達を効率よく
行うことができる。
【0079】また、請求項6に記載の発明によれば、熱
板の上面を覆うクッション部材の熱伝導性に傾斜をもた
せ、触媒燃焼加熱部に近い方を熱伝導を悪くしたから、
熱板の温度分布は、触媒燃焼加熱部からの距離が長くな
ると低くなるように傾斜しているため、その上に人が座
ると温度分布の傾斜を感じるが、熱板と人との間に介在
するクッション部材の熱伝導性に熱板の温度分布と逆の
傾斜をもたせることにより補正し、人体が感じる熱を均
一にすることができる。
【0080】また、請求項7に記載の発明によれば、熱
板の上面を覆うクッション部材は、触媒燃焼加熱部に近
い方の厚さを厚くして熱伝導を悪くしたから、熱板の温
度が高い方のクッション部材の厚さを厚くすることによ
り、クッション部材に人が座ったとき、人体が感じる熱
を均一にすることができる。
【0081】また、請求項8に記載の発明によれば、ク
ッション部材は、複数の開口部を有し、前記開口部の開
口面積を触媒燃焼加熱部から離れるにしたがって大きく
なるようにしたから、熱板の温度分布の傾斜を補正し、
人が座ったときに開口部が大きい場合クッション部材の
圧縮による歪量が大きく、人体を熱板に近づけて感じる
熱を均一にすることができる。
【0082】また、請求項9に記載の発明によれば、ク
ッション部材は、平面形状が熱板より大きく、前記熱板
の上面を覆う第1のクッション部材と、下面を覆う第2
のクッション部材よりなり、前記第1のクッション部材
と第2のクッション部材を熱板の周囲で接合したから、
熱板の端面を第1のクッション部材と第2のクッション
部材との接合部で覆うことができ、鋭利で高温の熱板の
端面が露出することがなく、安全性を確保することがで
きる。
【0083】また、請求項10に記載の発明によれば、
第1のクッション部材の硬度と第2のクッション部材の
硬度とを異なるものとしたから、第2のクッション部材
は、所定の硬度をもたせることにより、地面などの設置
箇所への熱伝達を遮蔽し、熱板の変形を防ぐことができ
るとともに、座り心地を高めることができ、第1のクッ
ション部材の硬度を第2のクッション部材の硬度より小
さくすることにより、座った人に熱板の熱を効率よく伝
達することができる。
【0084】また、請求項11に記載の発明によれば、
第1のクッション部材の厚さと第2のクッション部材の
厚さとを異なるものとしたから、第2のクッション部材
は、所定の厚さとすることにより、地面などの設置箇所
への熱伝達を遮蔽し、熱板の変形を防ぐことができると
ともに、座り心地を高めることができ、第1のクッショ
ン部材の厚さを第1のクッション部材の厚さより小さく
することにより、座った人に熱板の熱を効率よく伝達す
ることができる。
【0085】また、請求項12に記載の発明によれば、
燃料タンクは、触媒燃焼加熱部に燃料ガスを供給する供
給バルブを備え、前記触媒燃焼加熱部に対して着脱自在
としたから、複数の燃料タンクを準備することにより、
使用中の燃料タンクの燃料ガスがなくなっても、燃料タ
ンクを取り替えて長時間使い続けることができ、使い勝
手を向上することができる。
【0086】また、請求項13に記載の発明によれば、
燃料タンクは、燃料ガスを注入する注入バルブを設けた
から、燃料タンク内の燃料ガスがなくなると、注入バル
ブを通してガスボンベより燃料ガスを補給することがで
き、安価な燃料ガスを使用できるとともに、使い勝手を
向上することができる。
【0087】また、請求項14に記載の発明によれば、
触媒燃焼加熱部は、燃料ガスを気化し噴出させるノズル
と、このノズルから噴出した燃料ガスと空気の混合気を
触媒燃焼させる燃焼部と、この燃焼部への混合気の供給
を制御して燃焼を制御する温度制御装置とを備えたか
ら、燃料タンクより供給された燃料ガスは気化してノズ
ルより噴出し、このとき、燃料ガスは空気と混合されて
燃焼部に供給され、温度制御装置により燃焼温度を制御
しながら触媒燃焼し、この触媒燃焼熱により熱板を外部
温度に関係なく一定の温度に加熱することができ、ま
た、燃料ガスの無駄使いをなくすることができる。
【0088】また、請求項15に記載の発明によれば、
温度制御装置は、磁性的特性が急激に変化するキュリー
点をもつ感温磁性体と、前記感温磁性体に対向して設け
前記感温磁性体を引きつける磁石と、燃焼部への混合ガ
スの供給を制御する弁とを備え、燃焼部の燃焼熱により
前記感温磁性体の温度がキュリー点を越えたとき、前記
弁を閉塞して混合ガスの供給を停止し前記燃焼部の温度
を制御するようにしたから、燃焼部の熱により感温磁性
体が加熱され、感温磁性体の温度が組成により決まるキ
ューリー点に達すると、磁石は感温磁性体を吸着できな
くなり、燃焼部への混合ガスの供給を制御する弁を塞
ぐ。これにより燃料ガスは燃焼部に供給されなくなり、
温度が低下する。感温磁性体は非常にヒステリシスが小
さく、感温磁性体が復帰すると、磁石は再び感温磁性体
を吸着して弁を開く。この間はわずかの時間のため、燃
焼部の温度は十分に高く、燃料ガスが供給されると再び
触媒反応を開始する。この作用を繰り返すことで、燃焼
部の温度を一定に保つことができる。
【0089】また、請求項16に記載の発明によれば、
触媒燃焼加熱部は、触媒燃焼させる燃焼部を外部より視
認できる窓部を有するから、パイロットランプなどを設
けることなく、外部より窓部を通して燃焼部の燃焼状態
を直接視認することができ、使い勝手を向上することが
できる。
【0090】また、請求項17に記載の発明によれば、
触媒燃焼加熱部は、触媒燃焼を開始させる着火装置を備
え、窓部より着火を視認できるようにしたから、着火装
置により触媒燃焼を容易に開始させることができるとと
もに、触媒燃焼が開始したか否かを直接視認することが
でき、使い勝手を向上することができる。
【0091】また、請求項18に記載の発明によれば、
少なくとも触媒燃焼加熱部の排気口を覆う遮熱板を備
え、前記遮熱板の一端を熱板に結合したから、排気口よ
り排出される触媒燃焼の排気ガスは温度が高いため、遮
熱板により高温の排気ガスが外部へ直接排出するのを防
止することができるとともに、高温の排気ガスにより遮
熱板を加熱し、その熱を熱板に回収することができ、加
熱効率を向上することができる。
【0092】また、請求項19に記載の発明によれば、
触媒燃焼加熱部の触媒燃焼を開始させる着火装置を駆動
する着火駆動装置を備え、触媒燃焼加熱部の両側に燃料
タンクと着火駆動装置とを配置したから、触媒燃焼加熱
部を挟んで着火駆動装置と燃料タンクとを直線的に配置
することにより、着火駆動装置と燃料タンクが触媒燃焼
加熱部の熱の影響を受けにくくすることができ、さら
に、構造上小型にすることができる。
【0093】また、請求項20に記載の発明によれば、
燃料ガスを収納した燃料タンク、前記燃料ガスと空気を
酸化反応させる触媒燃焼加熱部などを収納した加熱部本
体を備え、前記加熱部本体と熱板の表面を覆ったクッシ
ョン部材とをカバーに収納したから、クッション部材に
発泡ポリウレタン樹脂などを使用した場合に、クッショ
ン部材をカバーによって保護することができるととも
に、カバーの上に座って採暖することができ、さらに、
カバーに防滴性をもたせることにより、魚釣などの水に
触れる恐れのある場所でも使用することができる。
【0094】また、請求項21に記載の発明によれば、
カバーは、少なくとも加熱部本体に設けた操作部を外部
から操作可能としたから、カバーに収納した状態で、触
媒燃焼の着火及び消化操作や、火力調整などの手動操作
を簡単に行うことができ、使い勝手を向上することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の触媒燃焼加熱式採暖器
の一部切欠した上面図
【図2】同触媒燃焼加熱式採暖器の要部断面図
【図3】同触媒燃焼加熱式採暖器の熱板の部分断面図
【図4】本発明の第2の実施例の触媒燃焼加熱式採暖器
の上面図
【図5】同触媒燃焼加熱式採暖器の他の例の側面図
【図6】同触媒燃焼加熱式採暖器の他の例の上面図
【図7】(a)本発明の第3の実施例の触媒燃焼加熱式
採暖器の上面図 (b)同触媒燃焼加熱式採暖器の側面図
【図8】同触媒燃焼加熱式採暖器の他の例の側面図
【図9】本発明の第4の実施例の触媒燃焼加熱式採暖器
の燃料タンクの断面図
【図10】同触媒燃焼加熱式採暖器の燃料タンクの注入
バルブの拡大断面図
【図11】本発明の第5の実施例の触媒燃焼加熱式採暖
器の触媒燃焼加熱部の断面図
【図12】同触媒燃焼加熱式採暖器の触媒燃焼加熱部の
温度制御装置の断面図
【図13】本発明の第9の実施例の触媒燃焼加熱式採暖
器の上面図
【符号の説明】
1 燃料タンク 2 触媒燃焼加熱部 6 熱板 11 クッション部材
フロントページの続き (72)発明者 小林 伸一郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料ガスを貯蔵する燃料タンクと、前記
    燃料ガスと空気を酸化反応させる触媒燃焼加熱部と、前
    記触媒燃焼加熱部により加熱される熱板とを備え、前記
    熱板の表面をクッション部材で覆った触媒燃焼加熱式採
    暖器。
  2. 【請求項2】 触媒燃焼加熱部を熱板の一端部に配置し
    た請求項1記載の触媒燃焼加熱式採暖器。
  3. 【請求項3】 熱板は、厚板で形成し触媒燃焼加熱部に
    より加熱される第1の熱板と、複数枚の薄板で形成した
    第2の熱板とよりなり、前記第2の熱板の一端を前記第
    1の熱板に結合した請求項1または2記載の触媒燃焼加
    熱式採暖器。
  4. 【請求項4】 第2の熱板は、第1の熱板からの熱の移
    動方向とほぼ平行に複数のスリットを設けた請求項3記
    載の触媒燃焼加熱式採暖器。
  5. 【請求項5】 クッション部材は、熱板に固定した請求
    項1〜4のいずれか1項に記載の触媒燃焼加熱式採暖
    器。
  6. 【請求項6】 熱板の上面を覆うクッション部材の熱伝
    導性に傾斜をもたせ、触媒燃焼加熱部に近い方を熱伝導
    を悪くした請求項1記載の触媒燃焼加熱式採暖器。
  7. 【請求項7】 熱板の上面を覆うクッション部材は、触
    媒燃焼加熱部に近い方の厚さを厚くして熱伝導を悪くし
    た請求項6記載の触媒燃焼加熱式採暖器。
  8. 【請求項8】 クッション部材は、複数の開口部を有
    し、前記開口部の開口面積を触媒燃焼加熱部から離れる
    にしたがって大きくなるようにした請求項6記載の触媒
    燃焼加熱式採暖器。
  9. 【請求項9】 クッション部材は、平面形状が熱板より
    大きく、前記熱板の上面を覆う第1のクッション部材
    と、下面を覆う第2のクッション部材よりなり、前記第
    1のクッション部材と第2のクッション部材を熱板の周
    囲で接合した請求項1または5記載の触媒燃焼加熱式採
    暖器。
  10. 【請求項10】 第1のクッション部材の硬度と第2の
    クッション部材の硬度とを異なるものとした請求項9記
    載の触媒燃焼加熱式採暖器。
  11. 【請求項11】 第1のクッション部材の厚さと第2の
    クッション部材の厚さとを異なるものとした請求項9記
    載の触媒燃焼加熱式採暖器。
  12. 【請求項12】 燃料タンクは、触媒燃焼加熱部に燃料
    ガスを供給する供給バルブを備え、前記触媒燃焼加熱部
    に対して着脱自在とした請求項1〜11のいずれか1項
    に記載の触媒燃焼加熱式採暖器。
  13. 【請求項13】 燃料タンクは、燃料ガスを注入する注
    入バルブを設けた請求項12記載の触媒燃焼加熱式採暖
    器。
  14. 【請求項14】 触媒燃焼加熱部は、燃料ガスを気化し
    噴出させるノズルと、このノズルから噴出した燃料ガス
    と空気の混合気を触媒燃焼させる燃焼部と、この燃焼部
    への混合気の供給を制御して燃焼を制御する温度制御装
    置とを備えた請求項1〜13のいずれか1項に記載の触
    媒燃焼加熱式採暖器。
  15. 【請求項15】 温度制御装置は、磁性的特性が急激に
    変化するキュリー点をもつ感温磁性体と、前記感温磁性
    体に対向して設け前記感温磁性体を引きつける磁石と、
    燃焼部への混合ガスの供給を制御する弁とを備え、燃焼
    部の燃焼熱により前記感温磁性体の温度がキュリー点を
    越えたとき、前記弁を閉塞して混合ガスの供給を停止し
    前記燃焼部の温度を制御するようにした請求項14記載
    の触媒燃焼加熱式採暖器。
  16. 【請求項16】 触媒燃焼加熱部は、触媒燃焼させる燃
    焼部を外部より視認できる窓部を有する請求項14記載
    の触媒燃焼加熱式採暖器。
  17. 【請求項17】 触媒燃焼加熱部は、触媒燃焼を開始さ
    せる着火装置を備え、窓部より着火を視認できるように
    した請求項16記載の触媒燃焼加熱式採暖器。
  18. 【請求項18】 少なくとも触媒燃焼加熱部の排気口を
    覆う遮熱板を備え、前記遮熱板の一端を熱板に結合した
    請求項1記載の触媒燃焼加熱式採暖器。
  19. 【請求項19】 触媒燃焼加熱部の触媒燃焼を開始させ
    る着火装置を駆動する着火駆動装置を備え、触媒燃焼加
    熱部の両側に燃料タンクと着火駆動装置とを配置した請
    求項1〜18のいずれか1項に記載の触媒燃焼加熱式採
    暖器。
  20. 【請求項20】 燃料ガスを収納した燃料タンク、前記
    燃料ガスと空気を酸化反応させる触媒燃焼加熱部などを
    収納した加熱部本体を備え、前記加熱部本体と熱板の表
    面を覆ったクッション部材とをカバーに収納した請求項
    1〜19のいずれか1項に記載の触媒燃焼加熱式採暖
    器。
  21. 【請求項21】 カバーは、少なくとも加熱部本体に設
    けた操作部を外部から操作可能とした請求項20記載の
    触媒燃焼加熱式採暖器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2006006664A1 (ja) * 2004-07-14 2008-05-01 マイコール株式会社 可撓性発熱体

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JPWO2006006664A1 (ja) * 2004-07-14 2008-05-01 マイコール株式会社 可撓性発熱体

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