JPH1061998A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH1061998A
JPH1061998A JP8217403A JP21740396A JPH1061998A JP H1061998 A JPH1061998 A JP H1061998A JP 8217403 A JP8217403 A JP 8217403A JP 21740396 A JP21740396 A JP 21740396A JP H1061998 A JPH1061998 A JP H1061998A
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dehumidification
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荘一 小曽戸
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茂 吉留
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度調節とともに、湿度も使用者の好みに応
じて調節でき、より快適な空調環境を提供できるように
する。 【解決手段】 リモコン2の除湿ボタン14を押すと、
空気調和機本体1は除湿運転を開始し、このときの除湿
を「標準」に設定する。かかる除湿運転中、除湿ボタン
14を押すと、除湿の設定が変更し、この除湿ボタン1
4を押す毎に、例えば、「強力」,「おさえめ」,「標
準」というように、多段階に除湿の設定が変化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湿度調節機能を有
する空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、除湿運転が可能な空気調和機とし
ては、室内機の風量を抑えた冷房運転を行なう方式(簡
易方式)や、室内熱交換器を冷却器と加熱器に分け、あ
るいは室内熱交換器の下流に電気ヒータを設けて吹き出
し空気の湿度と温度を同時に調節する方式(再熱方式)
などが知られている。
【0003】また、制御方法としては、例えば特開昭6
1−59134号公報に開示されるように、室内温度検
出手段と室内湿度検出手段とを用い、温度設定手段で任
意に設定された温度に制御する自動運転制御方法がある
が、このうちの室内湿度検出手段からの検出情報は、除
湿運転のON/OFFに使用されるのみであった。
【0004】これに対し、特開平8ー86494号公報
には、空気調和機を種々の用途に使用することができる
ようにするために、種々の除湿運転モードを選択できる
ようにした技術が開示されている。この用途とは、室内
で洗濯物を乾かすことができるようなカラッと乾燥した
ような状態にする除湿運転モード(これを、以下、「ラ
ンドリ」モードという)や、外出中に室内を乾燥させて
ダニやカビの発生を防止することができるようにした除
湿運転モード(これを、以下、「おでかけ」モードとい
う),例えば、冬の時期などで窓や壁に付く結露を除く
ことができるようにした運転モード(以下、これを「結
露抑制」モードという)である。
【0005】ここで、「ランドリ」モードは圧縮機を連
続運転するとともに、室内フアンの風速を強くするもの
であって、湿度ができるかぎり低くなるようにするもの
であり、「おでかけ」モードは湿度を「標準」モードと
同様にして、かつ室内フアンの風速を弱くするものであ
る。また、「結露抑制」モードは圧縮機を連続運転する
とともに、室内フアンの風速を弱くするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の空気調和機で
は、通常、上記の特開昭61ー59134号公報に記載
のように、温度設定は任意に行なえるが、使用者の湿度
の設定を任意に行なえるものではなかった。これは、一
般に、空気調和機、特に、小型の空気調和機において
は、風量を抑えた冷房運転などの簡易的な除湿機能が多
く、充分な除湿性能が得られなかったために、正確な湿
度制御ができなかったのである。
【0007】また、上記の特開平8ー86494号公報
に記載の空気調和機では、種々の除湿運転モードの選択
設定が可能であり、通常使用する除湿能力(これを、以
下、「標準」除湿能力という、例えば、湿度を50%と
する除湿能力である)での除湿運転モード(これを、以
下、「標準」モードという)で得られる湿度(この場
合、50%)よりも低い湿度に設定されるものである
が、上記の「ランドリ」モードや「おでかけ」モード,
「結露抑制」モードというように、空気調和機を特殊な
ようとに使用できるようにするものであり、このような
モードで空気調和機が除湿運転を行なっている環境で
は、使用者が快適に過ごせるものではない。
【0008】一方、再熱方式の採用などに伴なって充分
な除湿量が得られるようになってくるとともに、快適性
へのニーズの高まりから、使用者の希望に応じたより正
確できめ細かな湿度制御が求められるようになってき
た。
【0009】本発明の目的は、かかるニーズに応えるた
めに、温度調節とともに、湿度も使用者の好みに応じて
調節でき、より快適な空調環境を形成することができる
ようにした空気調和機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、除湿運転モードの除湿能力として、「標
準」除湿能力と該「標準」除湿能力よりも湿度を低くす
る「強力」除湿能力とを、さらに加えて、該「標準」除
湿能力よりも湿度を高くする「おさえめ」除湿能力とを
任意に選択設定可能とする手段を設ける。
【0011】かかる除湿能力は1つの操作手段で適宜任
意に選択設定することができるし、除湿運転の開始では
「標準」除湿能力が自動的に設定され、除湿運転の開始
後では、かかる操作手段を操作することにより、任意の
除湿能力を選択設定することができる。また、選択設定
された除湿能力が、例えば、この除湿能力で達成される
湿度として、リモコンの表示部に表示され、これによ
り、使用者は現在設定されている除湿能力を容易に知る
ことができて、どのような除湿能力を選択できるかを自
身の好みとする湿度に応じて決めることを容易にする。
【0012】また、加湿装置と連動させることにより、
例えば、冬の時期などの非常に乾燥しているときでも、
使用者は自身の好みに応じた湿度の設定が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。図1は本発明による空気調和機の一実
施形態とその操作装置を示す構成図であって、1は空気
調和機本体、2はリモートコントローラ(操作装置:以
下、リモコンという)、3はマイクロコンピュータ(以
下、マイコンという)、4は受信回路、5は室温検出
器、6は湿度検出器、7は室内フアンモータ、8は室外
フアンモータ、9は圧縮機、10はCPU(中央処理ユ
ニット)、11は記憶部、12は電源、13はマイコ
ン、14は除湿ボタン、15は運転/停止ボタン、16
はタイマボタン、17は表示部、18は送信回路、19
は電池、20はCPU、21は記憶部である。
【0014】同図において、空気調和機本体1は、空気
調和機の各種制御を行なうマイコン3を中枢とし、リモ
コン2からの信号を受信する受信回路4や室内温度を検
出する室温検出器5,室内湿度を検出する湿度検出器
6,室内ファンモータ7,室外ファンモータ8,圧縮機
9などから構成されており、電源12から電力が供給さ
れる。
【0015】マイコン3は、CPU10と、リモコン2
によって設定される温度や湿度,風速,運転時間などの
情報を記憶する記憶部11とを含んでいる。また、湿度
検出器6としては、湿度センサあるいは空気温度と熱交
換器の温度とから所定の計算式に従って湿度を割り出す
方式など、いずれの方式のものであってもよい。
【0016】リモコン2は、制御用のマイコン13を中
枢とし、除湿運転モードを選択するための除湿ボタン1
4と、運転あるいはその停止を行なわせるための運転/
停止ボタン15と、使用者の希望により設定時間を変更
できるようにするタイマボタン16と、その設定内容を
表示する表示部17と、空気調和機本体1に信号を送る
送信回路18と、リモコン2自身にに電力を供給する電
池19とからなる。
【0017】マイコン13は、CPU20と、予め設定
された運転モード情報を記憶する記憶部21とからなっ
ている。
【0018】なお、通常設けられている冷房や暖房運転
を設定するための運転モードボタンや、温度設定のため
のボタンなどは省略している。
【0019】また、この実施形態としては、冷房,暖
房,除湿の各運転が可能なものであってもよいし、冷房
運転と除湿運転だけが可能なものであってもよい。さら
には、これら運転に加えて、加湿や換気機能を有するも
のであってもよく、運転や機能については限定されるも
のではない。
【0020】ここで、除湿機能としては、湿度制御を可
能にするために、充分な除湿量が確保できるような除湿
能力が必要である。また、空気調和機本体1からの吹き
出し空気の温度を調節できる再熱方式の除湿機能が望ま
しい。勿論、簡易方式のものであっても、他の手段によ
って室温制御ができれば、それでもよい。
【0021】なお、冷房運転及び暖房運転については、
通常の空気調和機と同様に行なわれるので、ここでは、
それらの説明を省略する。
【0022】リモコン2の除湿ボタン14を押すことに
より、除湿運転が開始する。ここでは、説明を簡明にす
るために、専用の除湿ボタン14を設けているが、他の
操作ボタンと兼用させることもできる。
【0023】ここで、この除湿ボタン14には、2つの
機能がある。その1つは、除湿運転を開始させる機能で
あり、他の1つは、除湿能力を切り換える機能である。
運転停止中に除湿ボタン14を押すと、特定の除湿能力
(ここでは、設定湿度を、例えば、50%にする「標
準」除湿能力とする)で除湿運転が開始し、この除湿運
転開始後、この除湿ボタン14を押す毎に、設定湿度
を、例えば、40%にする「強力」除湿能力,設定湿度
を、例えば、60%にする「おさえめ」除湿能力,「標
準」除湿能力の順に除湿能力がサイクリックに切り換わ
る。
【0024】かかる操作による除湿能力の設定は、次の
ようにして行なわれる。即ち、リモコン2において、除
湿ボタン14が押されると、マイコン13での記憶部2
1に記憶されているデータであるその直前の設定湿度な
どを勘案して、マイコン13のCPU20で設定湿度が
求められ、これに対する除湿能力を表わすデータが表示
部17で表示されるとともに、その設定湿度の情報が送
信回路18から空気調和機本体1に送信される。空気調
和機本体1では、この情報が受信回路4で受信され、マ
イコン3のCPU10が、湿度検出器6により室内の湿
度を確認しながら、この受信情報による設定湿度に応じ
た除湿能力で除湿運転を行なわせる。
【0025】このとき、室内温度については、別の手段
で設定するか、あるいは空気調和機本体1でのマイコン
3またはリモコン2のマイコン13が、周囲の環境条件
と設定湿度とから適切な設定温度を自動的に演算して求
める。
【0026】このようにして、空気調和機本体1では、
温度とともに、湿度の多段階切換えも可能となり、これ
ら設定湿度と設定温度とに応じた除湿能力の除湿運転を
行なう。
【0027】なお、運転/停止ボタン15は、暖房,冷
房運転など除湿運転以外の運転を開始させる場合と、全
ての運転を停止させる場合とに使用される。除湿運転を
開始させたい場合には、除湿ボタン14を押し、除湿運
転を停止させたい場合には、運転/停止ボタン15を押
す。
【0028】図2は図1におけるリモコン2の操作部及
び表示部17が設けられた前面部を示す外観図であっ
て、図1に対応する部分には同一符号を付けている。
【0029】同図において、除湿ボタン14はリモコン
2の前面に設けられており、ここでは、これに「除湿」
と表記しているものとする。
【0030】また、表示部17には、ここで表示される
全ての表示内容を示すものであり、実際には、これらの
うちの、そのときの運転モードに対応したものだけが表
示される。
【0031】表示部17での右上部分に示す「標準」,
「強力」,「おさえめ」の表示内容が、除湿運転時に除
湿ボタン14の操作によって設定される除湿能力を表わ
している。除湿運転の開始のために除湿ボタン14を押
すと、表示部17では、その右上部分に示す「除湿」が
表示されて除湿運転が開始されるとともに、上記のよう
に、このとき設定される除湿能力は「標準」除湿能力で
あるから、表示部17の右上部分に「標準」が表示され
る。かかる除湿運転中、除湿ボタン14を押す毎に、上
記のように除湿能力が切り換わり、これに伴って、「強
力」,「おさえめ」,「標準」の順にかつサイクリック
に除湿能力の表示が変更される。
【0032】図3はかかる除湿運転動作を示すフローチ
ャートであり、また、図4はかかる動作での表示部17
での表示例を示す図である。
【0033】図3において、いま、空気調和機本体1
(図1)が停止状態にあって、リモコン2(図2)の除
湿ボタン14を押すと(ステップ100)、除湿運転が
開始し(ステップ101)、「標準」の除湿が設定され
てリモコン2の表示部17に、図4(a)に示すよう
に、この設定された除湿を示す「標準」という文字が表
示される。かかる状態は、運転/停止ボタン15が押さ
れない限り続き(ステップ103)、また、除湿ボタン
14が押されない限り続く(ステップ104)。
【0034】その後、除湿ボタン14が押されると(ス
テップ104)、設定除湿が「強力」に移行し、リモコ
ン2の表示部17に、図4(b)に示すように、この切
り換わった設定除湿を示す「強力」という文字が表示さ
れる(ステップ105)。かかる状態は、運転/停止ボ
タン15が押されない限り続き(ステップ106)、ま
た、除湿ボタン14が押されない限り続く(ステップ1
07)。
【0035】その後、除湿ボタン14が再度押されると
(ステップ107)、設定除湿が「おさえめ」に移り、
リモコン2の表示部17に、図4(c)に示すように、
この切り換わった設定除湿を示す「おさえめ」という文
字が表示される(ステップ108)。かかる状態は、運
転/停止ボタン15が押されない限り続き(ステップ1
09)、また、除湿ボタン14が押されない限り続く
(ステップ110)。
【0036】そして、その後、除湿ボタン14が再び押
されると(ステップ110)、設定除湿が「標準」に移
り、リモコン2の表示部17に、図4(a)に示すよう
に、この切り換わった設定除湿を示す「標準」という文
字が表示される(ステップ102)。
【0037】以下、同様にして、除湿運転が続いている
限り、除湿ボタン14が押される毎に、設定除湿が「標
準」,「強力」,「おさえめ」の順にかつサイクリック
に移行する。
【0038】このようにして、この実施形態では、夫々
の湿度設定が可能であるから、除湿運転の開始では、除
湿能力が設定湿度を50%とする「標準」とするが、こ
の「標準」除湿能力の除湿運転では、例えば、室内に人
が多く居たり、人が動き廻るなどして湿度が高く感じら
れて、快適性が損なわれている場合、あるいはかかる除
湿運転のまま外出して帰宅し、汗ばんだ感じがするよう
な場合など除湿不足を感じたときには、除湿スイッチ1
4を押すことにより、除湿能力が「強力」に切り換わ
り、設定湿度を40%とする除湿運転に移行し、また、
「標準」除湿能力の除湿運転していると、室内が乾燥し
過ぎるように感じる場合、あるいは長時間除湿運転をす
るときに電力の消費量を低減したい場合などでは、除湿
スイッチ14を2回押すことにより、除湿能力が「おさ
えめ」に切り換わり、設定湿度を60%とする除湿運転
に移行し、使用者の好みに応じて除湿能力を使い分ける
ことができる。
【0039】このように、除湿ボタン14の操作によっ
て設定湿度(除湿能力)を切換え変更することができる
が、勿論、この設定湿度の変更順序はこれに限るもので
はない。さらに、除湿能力の表現も、上記のような「標
準」,「強力」,「おさえめ」に限るものではなく、他
の表現、例えば設定湿度の値、即ち、「標準」を「50
%」と、「強力」を「40%」と、「おさえめ」を「6
0%」という具合に表現してもよい。
【0040】使用される地域が比較的高温多湿にならな
い場合には、「標準」と「おさえめ」との組み合わせと
すれば、選択操作の単純化及び誤選択による必要以上の
除湿運転を防止して電力の無駄使いを防止することがで
きる。
【0041】図5は上記の除湿運転と通常冷房運転での
室内の温度分布を示す図であって、同図(a)は「標
準」除湿能力での除湿運転のときを、また、同図(b)
は通常冷房運転のときを夫々示すものであり、いずれも
設定温度を自動的にもしくは別の手段により28℃とし
た場合である。
【0042】図5(a),(b)を比較して明らかなよ
うに、除湿運転の場合には、空気調和機本体の吹き出し
口から吹き出される空気の流れの部分では、設定温度に
対してわずかに1℃低い27℃となっているが、全体と
して設定温度28℃になっているが、通常冷房運転の場
合には、空気調和機本体の吹き出し口から吹き出される
冷たくて重い空気が床の方に流れ、この床部分と上方の
部分とで大きな温度差が生ずることがわかる。このた
め、人は足元が冷えたように感じ、快適性が損なわれる
ことになる。
【0043】勿論、夏の時期のように、気温が充分高い
ときには、冷房運転によって室内を適度に冷すことがで
き、これによって快適な室内環境が得られるが、それ以
外の場合には、除湿運転の方が快適な室内環境が得られ
る。
【0044】なお、上記の除湿運転での各除湿能力「標
準」,「強力」,「おさえめ」は、冷凍サイクルを形成
する圧縮機の回転数や運転率(単位時間当りの圧縮機の
運転時間の割合)を異ならせることにより、夫々設定す
る。
【0045】図6は本発明による空気調和機の第2の実
施形態の除湿運転モードを示す図であって、この第2の
実施形態でも、図1と同様の構成をなしている。
【0046】同図において、この実施形態での除湿運転
モードは、先の第1の実施形態での除湿能力の違いによ
るモードに加え、空気調和機の用途の違いとして区分さ
れるモード、即ち、「ランドリ」,「おでかけ」,「結
路抑制」の3つのモードを付加したものであり、除湿ボ
タン14(図1)を押す毎に、6つのモードが矢印方向
に切り換わるものである。これ以外は、先に説明した第
1の実施形態と同様である。
【0047】かかるようとによる除湿運転モードは、図
7に示すように、使用者のニーズの調査の結果に基づく
ものである。即ち、「ランドリ」モードは、空気調和機
の除湿機能により、室内で洗濯物を乾燥させるようにし
たいという使用者のニーズを満足させるものであり、ま
た、「おでかけ」モードは、外出中も室内を乾燥させて
ダニやカビの繁殖を抑えたいという使用者のニーズを満
足させるものであり、「結露抑制」モードは、冬の時期
などで窓ガラスなどに生ずる結露を防止したいという使
用者のニーズを満足させるものである。
【0048】図8はかかるようとによる除湿運転モード
での条件を示す図である。
【0049】同図において、「標準」モードは、先の運
転開始とともに設定される「標準」除湿能力での除湿運
転モードであって、上記のように、設定湿度は50%で
あり、設定温度は運転開始時の室温、室内フアンの風速
を弱として、他のモードに切り換えられない限り、ま
た、運転停止とならない限り、このモードが継続する。
「強力」,「おさえめ」の各除湿能力の除湿運転につい
ても、上記の設定湿度や室内フアンの風速を異ならせる
だけで、「標準」除湿能力での除湿運転モードと同様で
ある。
【0050】「ランドリ」モードは、設定温度を運転開
始時の室温とするが、圧縮機を連続回転させて湿度を可
能な限り低くなるようにし、室内フアンの風速も強とす
る。このモードの運転時間は、洗濯物の乾燥時間などを
考慮して、ここでは、3時間と有限にしている。この運
転時間が経過すると、除湿運転を停止させる。
【0051】「おでかけ」モードは、設定温度をほぼ5
0%ととし、設定温度は外気温度とする。また、室内フ
アンの風速を弱とし、他のモードに切り換えられない限
り、また、運転停止とならない限り、このモードが継続
する。
【0052】「結露抑制」モードは、温度を無視して圧
縮機を連続回転させ、湿度を可能な限り低くなるように
し、室内フアンの風速を弱とする。このモードの運転時
間は、結露がなくなる時間や、いつまでも運転を継続す
ると、冷された状態が続くことなどを考慮して、ここで
は、2時間と有限にしている。このモードも、この運転
時間が経過すると、除湿運転を停止させる。
【0053】以上のようにして、この第2の実施形態で
は、室内の快適な環境を得るための湿度の切換え設定が
可能となるとともに、空気調和機を衣類の乾燥やダニ,
カビなどの防止のための室内の乾燥,結露の抑制のため
の空気の乾燥などの用途に使用することも可能となり、
しかも、同じ除湿スイッチ14を操作するだけで、簡単
にこれらモードの選択設定が可能となる。
【0054】図9は本発明による空気調和機の第3の実
施形態を示す外観図であって、22は加湿ユニットであ
り、図1に対応する部分には同一符号を付けている。
【0055】同図において、この第3の実施形態は、先
の第1または第2の実施形態の空気調和機本体1に、こ
の空気調和機本体1と連動して運転が可能な加湿ユニッ
ト22を組み合わせたものである。加湿ユニット22
は、除湿運転時、空気調和機本体1あるいはリモコン
(図示せず)からの指令で動作する。
【0056】即ち、例えば、冬場などの非常に乾燥した
時期、使用者が除湿スイッチ14(図1)を押すと、
「標準」除湿能力の除湿運転開始モードとなるが、この
ときの室内湿度は、この「標準」除湿能力の設定湿度よ
りも低い。このときには、マイコン3(図1)は加湿ユ
ニット22を動作させて湿度を高めるようにし、これに
よって湿度が高くなって設定湿度を越えると、加湿ユニ
ット22を停止させるとともに、圧縮機を回転させて空
気調和機本体1が除湿運転を開始する。そして、また、
除湿が行なわれて湿度が設定湿度よりも低くなると、加
湿ユニット22が動作を開始して空気調和機本体1の圧
縮機が停止し、以下、このようにして、設定湿度が保た
れるような除湿運転が行なわれる。「強力」や「おさえ
め」の各除湿能力の除湿運転の場合も同様である。
【0057】一般に、日本のように、湿潤な気候の地域
では、加湿して湿度調節することは少ないと考えられる
が、それでも、冬季の太平洋側では、乾燥して低湿度状
態になる場合がある。そのような場合、上記のように、
空気調和機本体1と加湿ユニット22との組み合わせは
有効である。
【0058】この第3の実施形態では、加湿機能を別ユ
ニットに持たせたが、勿論、これを空気調和機本体に組
み入れて一体化してもよいし、加湿機能と組み合わせて
も、図1で示したようなリモコン2による湿度の設定が
同様に可能であることはいうまでもない。
【0059】図10は以上の空気調和機本体1での冷凍
サイクルの一具体例を示す構成図であって、23は四方
弁、24は室外側熱交換器、25は電動膨張弁、26は
室内側熱交換器、26aは加熱側、26bは冷却側、2
7は除湿用膨張弁、28は冷媒配管であり、図1に対応
する部分には同一符号を付けている。
【0060】この具体例は、充分な除湿量を確保すると
ともに、吹き出し空気の温度調節が可能な冷凍サイクル
による再熱方式としてある。
【0061】図10において、この冷凍サイクルは、圧
縮機9や四方弁23,室外側熱交換器24,電動膨張弁
25,室内側熱交換器26が冷媒配管28で順次連結さ
れている。室内側熱交換器26は、除湿用膨張弁27に
より、冷凍サイクル的に加熱側26aと冷却側26bと
に2分割されている。
【0062】ここで、熱交換器としては、薄いアルミ板
を多数枚積層し、このアルミ板に直角に貫通させた銅パ
イプからなる、いわゆるクロスフィンチューブ型の熱交
換器を想定しているが、他の形式の熱交換であっても同
様である。電動膨張弁25と除湿用膨張弁27は絞り作
用の調節が可能な弁であり、次のように動作する。
【0063】即ち、冷房あるいは暖房運転時には、除湿
用膨張弁27を全開(絞り作用を起こさせない程度ある
いは絞り作用が最小の状態)とし、電動膨張弁25を冷
房あるいは暖房に適切な絞り量とする。このときには、
室内側熱交換器26は冷凍サイクル上1つの蒸発器ある
いは凝縮器として作用する。
【0064】除湿運転時には、逆に、電動膨張弁25を
全開とし、除湿用膨張弁27を除湿運転に適切な絞り量
とする。冷媒は、室内側熱交換器26の加熱側26aで
凝縮されて空気を加熱し、室内側熱交換器26の冷却側
26bで蒸発して空気を冷却する。これにより、除湿が
行なわれる。そして、これら2つの空気が混合されて室
内に送り出されることにより、室内の温度と湿度とが調
節される。この場合の除湿量や吹き出し空気温度の調節
は、圧縮機9の回転数や室外側ファン(図示せず)の回
転数,室内側ファンの回転数,除湿用膨張弁27の絞り
具合などにより行なうことができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
室内温度とともに、室内湿度も使用者の好みや室内の状
況,電力消費の低減の必要性などに応じたものとするこ
とができ、室内の状況がいかなるものであっても、快適
な室内環境を得ることを可能とするし、また、長時間連
続使用などでは、快適性を損なわずに、消費電力の低減
効果を得ることができる除湿運転も可能となる。
【0066】かかる室内湿度の切換えも、1つの操作手
段の操作で可能であり、また、現在設定されている湿度
の除湿運転が表示部で表示されるから、どのように室内
湿度を変更可能であるかも簡単に知ることができて、確
実の使用者の好みに応じた室内環境を簡単に得るように
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の第1の実施形態とそ
の操作装置とを示す構成図である。
【図2】図1におけるリモコンの操作部及び表示部が設
けられた前面部を示す外観図である。
【図3】図1に示した実施形態の除湿運転のための動作
を示すフローチャートである。
【図4】図3に示した除湿動作における図2に示したリ
モコンの表示部での表示例を示す図である。
【図5】除湿運転と冷房運転での室内の温度分布を示す
図である。
【図6】本発明による空気調和機の第2の実施形態での
除湿運転の各モードとその切り換わり順序を示す図であ
る。
【図7】図6に示した用途に関する各モードの内容を示
す図である。
【図8】図6に示した用途に関する各モードの運転条件
を示す図である。
【図9】本発明による空気調和機の他の実施形態を示す
外観図である。
【図10】本発明による空気調和機での冷凍サイクルの
一具体例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 空気調和機本体 2 リモコン 3 マイコン 4 受信回路 5 室温検出器 6 湿度検出器 7 室内ファンモータ 8 室外ファンモータ 9 圧縮機 10 CPU 11 記憶部 12 電源 13 マイコン 14 除湿ボタン 15 運転/停止ボタン 16 タイマボタン 17 表示部 18 送信回路 19 電池 20 CPU 21 記憶部 22 加湿ユニット 23 四方弁 24 室外側熱交換器 25 電動膨張弁 26 室内側熱交換器 26a 室内側熱交換器の加熱側 26b 室内側熱交換器の冷却側 27 除湿用膨張弁 28 冷媒配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉留 茂 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所冷熱事業部内 (72)発明者 菊池 祐子 栃木県下都賀郡大平町大字富田800番地 株式会社日立製作所冷熱事業部内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも除湿運転モードを備えた空気
    調和機において、 該除湿運転モードの除湿能力として、少なくとも「標
    準」除湿能力と、該「標準」除湿能力よりも湿度を高く
    する「おさえめ」除湿能力とを任意に選択設定可能とす
    る手段を設けたことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 少なくとも除湿運転モードを備えた空気
    調和機において、 該除湿運転モードの除湿能力として、少なくとも「標
    準」除湿能力と、該「標準」除湿能力よりも湿度を低く
    する「強力」除湿能力と、該「標準」除湿能力よりも湿
    度を高くする「おさえめ」除湿能力とを任意に選択設定
    可能とする手段を設けたことを特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の空気調和機にお
    いて、 前記除湿能力の選択切換えを1つの操作手段の操作によ
    って行なうことができるように構成したことを特徴とす
    る空気調和機。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の空気調和機にお
    いて、 選択設定される前記除湿能力の種類を空気調和機本体を
    操作するためのリモートコントローラの表示部で表示す
    ることを特徴とする空気調和機。
  5. 【請求項5】 少なくとも除湿運転モードを備えた空気
    調和機において、 該除湿運転モードの除湿能力としての「標準」除湿能
    力,該「標準」除湿能力よりも湿度を低くする「強力」
    除湿能力及び該「標準」除湿能力よりも湿度を高くする
    「おさえめ」除湿能力と、用途に応じた除湿運転モード
    としての「ランドリ」モード,「おでかけ」モード及び
    「結露抑制」モードとのいずれかを任意に選択設定可能
    とする手段を設けたことを特徴とする空気調和機。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の空気調和機において、 前記除湿運転モードの除湿能力と前記用途に応じた除湿
    運転モードとのいずれかの選択切換えを1つの操作手段
    の操作によって行なうことができるように構成したこと
    を特徴とする空気調和機。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の空気調和機において、 前記除湿能力と前記用途に応じた除湿運転モードとのい
    ずれかの選択設定された種類を空気調和機本体を操作す
    るためのリモートコントローラの表示部で表示すること
    を特徴とする空気調和機。
  8. 【請求項8】 請求項1,2または5記載の空気調和機
    において、 前記除湿運転モードの開始では、前記「標準」除湿能力
    が自動的に選択設定されることを特徴とする空気調和
    機。
  9. 【請求項9】 請求項2または4記載の空気調和機にお
    いて、 前記「標準」,「強力」及び「おさえめ」の各除湿能力
    を冷凍サイクルを形成する圧縮機の運転率または回転数
    の違いによって得ることを特徴とする空気調和機。
  10. 【請求項10】 請求項1,2または5記載の空気調和
    機において、 加湿装置を設け、 選択設定された前記除湿能力で可能な湿度よりも低い湿
    度であるとき、該加湿装置と連動して選択された前記除
    湿能力の除湿運転を行なうことを特徴とする空気調和
    機。
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