JPH10197030A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JPH10197030A
JPH10197030A JP9000617A JP61797A JPH10197030A JP H10197030 A JPH10197030 A JP H10197030A JP 9000617 A JP9000617 A JP 9000617A JP 61797 A JP61797 A JP 61797A JP H10197030 A JPH10197030 A JP H10197030A
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JP
Japan
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compressor
operating
air
air conditioner
capacity
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Pending
Application number
JP9000617A
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English (en)
Inventor
Manabu Ishihara
学 石原
Yuki Takatsu
由紀 高津
Hiroshi Hirose
浩 広瀬
Takashi Fudo
孝 不動
Koichi Aoishi
浩一 青石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い能力で運転することによる冷え過ぎ感等
の不快感が生じるのを防止する。 【解決手段】 リモコンの操作によって能力セーブモー
ドが選択されると、コンプレッサモータ108の運転電
流Iを制限するための、電流値の変更及びクロスフロー
ファンの回転数を設定するための演算式の変更が行われ
る(ステップ200〜204)。これにより、風量の低
減及び、コンプレッサが高い能力で運転されるときの能
力の低下が図られる。また、能力セーブモードの終了が
選択されると、変更した電流値及び風量を演算するため
の演算式が戻され、通常の運転が可能となる(ステップ
206、208)。これにより、例えば冷房運転時に冷
え過ぎ感が生じるのを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍サイクルによ
って室内の空気調和を図る空気調和機に係り、詳細に
は、設定された運転条件及び環境条件に応じてコンプレ
ッサの能力及び送風量を制御する空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】室内の空気調和を図る空気調和機(以下
「エアコン」と言う)は、コンプレッサの回転数を制御
することにより運転能力を制御して、効率的に室内の冷
房ないし暖房を行うようにしている。
【0003】このようなエアコンでは、例えば冷房運転
時に室内温度又は外気温度と設定温度に基づいてコンプ
レッサの回転数及び送風量を制御し、室内が設定温度と
なるように冷房運転を行う。この後、室内が設定温度に
達すると、コンプレッサの回転数ないし送風量を下げる
ことにより、運転能力を抑えて、室内を設定温度に維持
するようにしている。
【0004】ところで、このようなエアコンでは、室内
温度ないし外気温度と設定温度の温度差が大きいと、コ
ンプレッサの回転数を大きくすると共に送風量を高くし
て大きな冷房能力で運転を開始するようになっており、
これによって、短時間に室内温度が設定温度になるよう
にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、利用者
は、コンプレッサの回転数を大きくすると共に、高い送
風量でエアコンの室内ユニットから吹き出される風にさ
らされると、室内が設定温度に達していないにもかかわ
らず冷え過ぎ感を覚えたり、ひいては不快感を感じさせ
てしまうことがある。
【0006】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、室内温度ないし外気温度と設定温度の差が大きい
ために大きな運転能力で運転してしまうことにより生じ
る不快感を防止することができる空気調和機を提案する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、運転環境条件及び設定された運転条件に基
づいてコンプレッサの回転数及び室内へ吹出す温調した
空気の送風量を制御して室内の空気調和を図る空気調和
機であって、運転環境条件及び設定された運転条件に基
づいて設定された回転数で前記コンプレッサを駆動する
コンプレッサ制御手段と、前記コンプレッサを駆動する
コンプレッサモータの運転電流が所定値を越えないよう
にコンプレッサの回転数を補正する運転電流制限手段
と、運転環境条件及び設定された運転条件に基づいて予
め段階的に設定された送風量を選択して送風手段を制御
する送風制御手段と、前記コンプレッサモータの運転電
流を制限する所定値を半値又は半値前値に変更すると共
に前記送風制御手段により設定される送風量の段階を所
定段階下げることにより運転能力を制限する運転能力制
限手段と、を含むことを特徴とする。
【0008】この発明によれば、室内温度ないし室外温
度等の運転環境条件及び設定された運転条件に基づいて
コンプレッサの回転数及び送風手段による送風量を設定
して空気調和を図る。また、運転電流制限手段は、コン
プレッサを駆動するコンプレッサモータの運転電流が高
くなったときに、コンプレッサの回転数を制限して、空
気調和機ないし空気調和機へ電力を供給する配線等の保
護を行う。
【0009】ここで、運転能力制限手段は、送風手段に
よる送風量を抑えると共に、運転電流制限手段によって
コンプレッサモータの運転電流を制限するときの値を半
値又は約1/2程度の所定値に変更する。これによっ
て、運転電流制限手段は、コンプレッサモータの運転電
流を変更された値以下となるようにコンプレッサの回転
数を制限するので、コンプレッサの能力が低く抑えられ
る。
【0010】したがって、例えば冷房運転時に送風手段
により空調される室内に吹き出される空調風は、大きな
冷房能力が必要とされるときであっても、温度の低下及
び風量が抑えられ、肌寒さ等の冷え過ぎ感を感じさせる
ことがない。
【0011】本発明では、前記運転電流制限手段が、前
記コンプレッサモータの運転電流を検出する電流検出手
段を備え、該電流検出手段による検出値が所定値に達す
ることにより前記コンプレッサの回転数を下降させる。
【0012】この発明によれば、電流検出手段によって
検出した運転電流が所定値を越えたときに、コンプレッ
サの回転数を下げることにより運転能力を制限する。こ
れによって、運転能力が高いときには、運転能力が低く
なるように抑えることができ、運転能力が低いときに
は、運転能力が抑えられることがない。
【0013】また、本発明では、前記運転能力制限手段
が、前記設定される運転条件と共に前記リモコンスイッ
チの操作によって選択されて設定されることにより作動
することを特徴とする。
【0014】この発明によれば、リモコンスイッチの操
作によって簡単に運転能力制限手段を作動させるか否か
の選択を行うことができる。これによって、室内の空調
開始時に、運転能力が大きくなって不快感を感じるとき
には、簡単に運転能力を制限して、緩やかに空調を行う
ことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施の形態を説
明する。
【0016】図1には本実施の形態に適用した空気調和
機(以下「エアコン10」という)が示されている。こ
のエアコン10は、室内ユニット12と室外ユニット1
4とによって構成されており、遠隔操作手段として設け
られているワイヤレスリモコンスイッチ(以下「リモコ
ン120」という)の操作によって運転/停止される。
また、エアコン10は、リモコン120で運転モード、
設定温度等の運転条件が設定されて操作信号が送出され
ると、この操作信号を室内ユニット12で受信し、外気
温度ないし室内温度等の運転環境条件と設定された運転
条件に基づいた空調運転を行う。
【0017】図2には、エアコン10の室内ユニット1
2と室外ユニット14との間に構成されている冷凍サイ
クルを示している。室内ユニット12と室外ユニット1
4の間には、冷媒を循環させる太管の冷媒配管16A
と、細管の冷媒配管16Bが対で設けられており、それ
ぞれの一端が室内ユニット12に設けられている熱交換
器18に接続されている。
【0018】冷媒配管16Aの他端は、室外ユニット1
4のバルブ20Aに接続されている。このバルブ20A
は、マフラー22Aを介して四方弁24に接続されてい
る。この四方弁24には、それぞれがコンプレッサ26
に接続されているアキュムレータ28とマフラー22B
が接続されている。さらに、室外ユニット14には、熱
交換器30が設けられている。この熱交換器30は、一
方が四方弁24に接続され、他方が冷暖房用のキャピラ
リチューブ32、ストレーナ34、電動膨張弁36、モ
ジュレータ38を介してバルブ20Bに接続されてい
る。このバルブ20Bには、冷媒配管16Bの他端が接
続されており、これによって、室内ユニット12と室外
ユニット14の間に冷凍サイクルを形成する冷媒の密閉
された循環路が構成されている。
【0019】エアコン10では、四方弁24の切り換え
によって、運転モードが冷房モード(ドライモード)と
暖房モードが切り換えられる。なお、図2では、矢印で
冷房モード(冷房運転)と暖房モード(暖房運転)にお
けるそれぞれの冷媒の流れを示している。
【0020】図3には、室内ユニット12の概略断面を
示している。この室内ユニット12には、図示しない室
内の壁面に固定される取付ベース40の上下(図3の紙
面上下)に係止されるケーシング42によって内部が覆
われている。このケーシング42内には、中央部にクロ
スフローファン44が配置されている。熱交換器18
は、クロスフローファン44の前面側から上面側に渡っ
て配置されていおり、熱交換器18とケーシング42の
前面側から上面側に形成されている吸込み口46との間
には、フィルタ48が配置されている。また、ケーシン
グ42の下部には、吹出し口50が形成されている。
【0021】これにより、室内ユニット12では、クロ
スフローファン44の回転によって、吸込み口46から
室内の空気が吸込まれフィルタ48及び熱交換器18を
通過した後、吹出し口50から室内へ向けて吹き出され
る。また、室内ユニット12では、冷凍サイクルによっ
て熱交換器18が冷却または加熱されており、室内から
吸込んだ空気が熱交換器18を通過するときに、熱交換
器18によって所定の温度に冷却または加熱しており、
この空気を室内へ吹出すことにより室内の空気調和を図
っている。
【0022】吹出し口50内には、左右フラップ52及
び上下フラップ54が設けられており、左右フラップ5
2及び上下フラップ52によって、吹き出される空調風
の向きが変えられるようになっている。
【0023】図4に示されるように、室内ユニット12
には、電源基板56、コントロール基板58及びパワー
リレー基板60が設けられている。エアコン10を運転
するための電力が供給される電源基板56には、モータ
電源62、制御回路電源64、シリアル電源66及び駆
動回路68が設けられている。また、コントロール基板
58には、シリアル回路70、駆動回路72及びマイコ
ン74が設けられている。
【0024】電源基板56の駆動回路68には、クロス
フローファン44を駆動するファンモータ76(例えば
DCブラシレスモータ)が接続されており、コントロー
ル基板58に設けられているマイコン74からの制御信
号に応じてモータ電源62から駆動電力を供給する。こ
のとき、マイコン74は、駆動回路68からの出力電圧
を12V〜36Vの範囲で256ステップで変化させる
ように制御する。
【0025】コントロール基板58の駆動回路72に
は、パワーリレー基板60及び上下フラップ54を操作
する上下フラップモータ78が接続されている。パワー
リレー基板60には、パワーリレー80と温度ヒューズ
等が設けられており、マイコン74からの信号によっ
て、パワーリレー80を操作し、室外ユニット14へ電
力を供給するための接点80Aを開閉する。エアコン1
0は、接点80Aが閉じられることにより、室外ユニッ
ト14へ電力が供給されて運転される。
【0026】また、上下フラップモータ78は、マイコ
ン74の制御信号に応じて制御されて、上下フラップ5
4を操作する。上下フラップ54が、上下方向へスイン
グされることにより、室内ユニット12の吹出し口50
から吹き出される空気の吹出し方向が上下方向へ変えら
れる。この上下フラップ54の操作は、吹出し風が任意
の方向へ向けられるように固定できるが、自動モードで
は、運転状態に応じて予め定められている方向へ向けら
れる。
【0027】このように、エアコン10の室内ユニット
12では、クロスフローファン44の回転と、上下フラ
ップ54の操作が制御されることにより、所望の風量及
び風向または室内を快適にするために設定される風量及
び風向とされて、空調された空気を室内へ吹出すことが
できるようになっている。
【0028】マイコン74及び電源回路56のシリアル
電源66に接続されているシリアル回路70は、室外ユ
ニット14へ接続されており、マイコン74は、このシ
リアル回路70を介して室外ユニット14との間でシリ
アル通信を行い、室外ユニット14の作動を制御するよ
うになっている。
【0029】また、室内ユニット12には、リモコン1
20からの操作信号を受信する受信回路及び運転表示用
の表示LED等を備えた表示基板82が設けられてお
り、この表示基板82がマイコン74に接続されてい
る。図1に示されるように、この表示基板82の表示部
82Aは、室内ユニット12のケーシング42前面に設
けられており、リモコン120からの操作信号が、表示
部82Aに設けられている受信センサによって受信され
る。これにより、リモコン120からの操作信号がマイ
コン74に入力される。
【0030】図4に示されるように、室内ユニット12
のマイコン74には、室内温度を検出する室温センサ8
4及び熱交換器18のコイル温度を検出する熱交温度セ
ンサ86が接続され、また、コントロール基板58に設
けられているサービスLED及び運転切換スイッチ88
が接続されている。なお、後述するリモコン120にも
温度センサが設けられており、室内温度は通常は、リモ
コン120によって計測されて所定のタイミングで送出
されてくるようになっている。
【0031】運転切換スイッチ88は、通常運転とメン
テナンス時等に行う試験運転との切換用であると共に、
電源スイッチ88Aの接点を開放してエアコン10への
運転電力の供給を遮断できるようになっている。通常、
この運転切換スイッチ88は、通常運転に設定されてい
る。なお、サービスLEDは、メンテナンス時に点灯操
作することにより、サービスマンに自己診断結果を知ら
せるようになっている。
【0032】この室内ユニット12は、端子板90のタ
ーミナル90A、90B、90Cを介して室外ユニット
14に接続されている。
【0033】一方、図5に示されるように、室外ユニッ
ト14には、端子板92が設けられ、この端子板92の
ターミナル92A、92B、92Cがそれぞれ、室内ユ
ニット12の端子板90のターミナル90A、90B、
90Cに接続されている。これにより、室外ユニット1
4には、室内ユニット12から運転電力が供給されると
共に、室内ユニット12との間でシリアル通信が可能と
なっている。
【0034】この室外ユニット14には、整流基板9
4、コントロール基板96が設けられている。コントロ
ール基板96には、マイコン98共に、ノイズフィルタ
100A、100B、100C、シリアル回路102及
びスイッチング電源104等が設けられている。
【0035】整流基板94には、ノイズフィルタ100
Aを介して供給される電力を整流し、ノイズフィルタ1
00B、100Cを介して平滑化してスイッチング電源
104へ出力する。スイッチング電源104は、マイコ
ン98と共にインバータ回路106に接続されている。
これにより、コンプレッサモータ108に誘導電動機を
用いる場合は、マイコン98から出力される制御信号に
応じた周波数の電力をインバータ回路106からコンプ
レッサモータ108へ出力して、コンプレッサ26を回
転駆動させるようになっている。
【0036】なお、マイコン98は、インバータ回路1
06から出力される電力の周波数が、オフまたは14Hz
以上(上限は運転電流の上限による)の範囲となるよう
に制御しており、これによって、コンプレッサモータ1
08、すなわちコンプレッサ26の回転数が変えられ、
コンプレッサ26の能力(エアコン10の冷暖房能力)
が制御される。また、コンプレッサモータ108に直流
ブラシレスモータを用いる際には、モータ(直流ブラシ
レスモータ)に印加する直流電圧をマイコン98からの
信号に基づいて変え、コンプレッサモータ108の回転
数を制御する。このコントロール基板96には、四方弁
24及び熱交換器30を冷却するための図示しないファ
ンを駆動するファンモータ110、ファンモータコンデ
ンサ110Aが接続されている。また、室外ユニット1
4には、外気温度を検出する外気温度センサ112、熱
交換器30の冷媒コイルの温度を検出するコイル温度セ
ンサ114及びコンプレッサ26の温度を検出するコン
プレッサ温度センサ116が設けられており、これらが
マイコン98に接続されている。
【0037】マイコン98は、運転モードに応じて四方
弁24を切り換えるとと共に、室内ユニット12からの
制御信号、外気温度センサ112、コイル温度センサ1
14及びコンプレッサ温度センサ116の検出結果に基
づいて、ファンモータ110のオン/オフ及びコンプレ
ッサモータ108(コンプレッサ26)の運転周波数等
を制御するようになっている。エアコン10の能力、す
なわち、コンプレッサ26の能力は、コンプレッサモー
タ108の運転周波数によって定まる。
【0038】このように構成されているエアコン10で
は、図6(B)に示されるように、冷暖房時の風量をリ
モコン120のスイッチ操作によって複数段階(例えば
風量H、M、L)に設定できるようになっており、それ
ぞれの風量H、M、Lに応じて設定されている回転数R
でクロスフローファン44を回転駆動するようになって
いる。なお、図6(B)では、冷房及びドライモード時
の運転領域(冷房運転領域、Dry-AA領域、Dry-A 領域、
Dry-B 領域)に対して設定されるクロスフローファン4
4の回転数Rを示している。
【0039】また、エアコン10では、ドライモード時
の風量範囲が風量Lよりも少ない風量Dry-f と風量LL
(Dry-f >LL)が設定されており、風量Dry-f から風
量LLの範囲内となる回転数Rでクロスフローファン4
4を回転させるようになっている。このとき室内温度が
設定温度に達していない場合、室内温度が設定温度に達
するまで予め設定されている一次式に基づいて風量(回
転数R)を徐々に低下させ、室内温度が設定温度に達し
た後には、風量LLで送風を行うようになっている。
【0040】本実施の形態では、一例として風量H、
M、Lのそれぞれに対応するクロスフローファン44の
回転数Rを1150rpm 、1000rpm 、920rpm と
して、風量Hで520m3/h(1時間当たりの送風量)の
送風量が得られるようにしている。また、風量LLにお
いて250m3/hの風量が得られるようにクロスフローフ
ァン44の回転数Rを600rpm に設定し、風量Dry-f
でのクロスフローファン44の回転数Rを670rpm に
設定している。また、風量LL以外では、設定されてい
る回転数Rを基準として1/fのゆらぎを与えて所定の
範囲(約±20rpm )で不規則に変化させており、風量
LLで送風するとき(Dry-B 領域)には、室内温度及び
コンプレッサ26のオフ/オフに応じてクロスフローフ
ァン44をオン/オフするようにしている。
【0041】一方、エアコン10では、室内温度ないし
外気温度、設定温度等の種々のパラメータに基づいてフ
ァジー演算を行い、この演算結果に基づいてコンプレッ
サ26の運転周波数F(コンプレッサモータ108の運
転周波数)を設定し、この設定結果に基づいてコンプレ
ッサ26を運転する(コンプレッサモータ108を駆動
する)。すなわち、コンプレッサ26の運転周波数Fを
ファジー演算に基づいて変化させる。
【0042】エアコン10では、図6(A)に示される
ように、ドライモード時にコンプレッサ26の運転周波
数Fを所定値以下にすることにより冷房能力を抑え、こ
れにあわせて前記した如くクロスフローファン44によ
る風量を制御することにより所定の除湿能力が得られる
ようにされている。なお、図6(A)では、冷房及びド
ライモードでの運転領域に対するコンプレッサ26の運
転周波数Fの変化を示している。
【0043】ドライモードは、運転を開始するときのコ
ンプレッサ26の運転周波数Fが周波数fA となってお
り、この周波数fA から室内温度と設定温度の温度差に
応じて設定されている一次式に基づいて所定値まで低下
させるドライA領域(Dry-A領域)と、この所定値でコ
ンプレッサ26を間欠的に運転するドライB領域(Dry-
B 領域)が設定されている。エアコン10のドライモー
ドは、ドライA領域かドライB領域の何れかで運転され
る。
【0044】ドライA領域では、室内温度が設定温度と
なるように徐々に低下させるようにしながら室内の除湿
を行い、ドライB領域では、室内温度を設定温度に維持
しながら除湿を行う。このとき、クロスフローファン4
4の回転数R(オン/オフを含む)を前記した如く抑え
ながら変化させることにより、冷房感が生じるのを抑
え、所定の除湿能力(例えば350cc/h )が得られる
ようにされている。
【0045】エアコン10では、ドライモードでの運転
を開始するときのコンプレッサ26の運転周波数Fであ
る周波数fA を18Hzに設定しており、ドライB領域で
のコンプレッサ26の運転周波数Fが、この周波数fA
より所定値a(例えば4Hz)だけ下げた周波数fA-a ま
たはコンプレッサ26の運転周波数Fの最低値として設
定されている周波数fMIN (例えば8Hz)の何れか高い
周波数となるようにしている。すなわち、ドライA領域
では、コンプレッサ26の運転周波数Fが周波数fA か
ら周波数fA-a (または周波数fMIN )へ向けて徐々に
下がるように設定され、ドライB領域では、周波数fA-
a (または周波数fMIN )で所定の時間間隔でコンプレ
ッサ26をオン/オフしている。
【0046】なお、エアコン10では冷房領域も2段階
に設定されており、コンプレッサ26の運転周波数F
が、周波数fAA以下となる、低能力での運転領域をドラ
イAA領域(Dry-AA領域)としている。図6(A)及び
図6(B)に示されるように、ドライAA領域では、ク
ロスフローファン44の回転数Rを冷房運転領域での最
低風量である風量Lよりも少なくなるように設定してい
る。
【0047】図7(A)及び図7(B)には、エアコン
10の遠隔操作に用いられるリモコン120の一例を示
している。
【0048】リモコン120は、ケーシング122に矩
形状の液晶パネルを用いた表示窓124が設けられてい
る。図7(A)に示されるように、この表示窓124に
は、運転モード、設定温度、室内温度(室温)、時間に
加えて風向、風量等の種々の運転条件が表示可能となっ
ている。図7(B)に示されるように、エアコン10の
運転中は、運転モード、設定温度又は室温、現在時間、
風向、風量等の設定された運転条件又は運転状態が選択
されて表示されるようになっている。
【0049】図7(A)及び図7(B)に示されるよう
に、ケーシング122の表面には、運転/停止ボタン1
26、温度設定ボタン128A、128B、1時間タイ
マ(1Hタイマ)ボタン130及び足もと暖房ボタン1
32等の主な設定ボタンが設けられている。エアコン1
0は、運転/停止ボタン126の操作によって運転/停
止される。また、表示窓124に表示される設定温度
は、温度設定ボタン128Aの操作によって高くなり、
温度設定ボタン128Bの操作によって低くなる。
【0050】なお、1時間タイマボタン130は、エア
コン10の運転時間を1時間に設定し、1時間経過する
とリモコン120からエアコン10の室内ユニット12
へ停止信号が送出されるようになっている。また、足も
と暖房ボタン132が操作されることにより、室内ユニ
ット12は、風向を下に向けると共に風量を増加させ
て、室内の床面の暖房感を高くするようにしている。
【0051】リモコン12のケーシング122には、ス
ライドカバー134が設けられており、このスライドカ
バー134のスライド操作によって、種々の操作ボタン
を有する操作パネル136が露出されるようになってい
る。
【0052】図7(A)に示されるように、スライドカ
バー134内に隠蔽されている操作パネル136には、
運転モードを自動、暖房、ドライ、冷房、空気清浄、乾
燥と順に切り換える運転切換ボタン138、室内ユニッ
ト12の吹出し口50から吹出す風量、風向の設定を換
える風量ボタン140、風向ボタン142が設けられて
おり、表示窓124にこれらの操作に応じた表示がなさ
れる(例えば図6(B)参照)。また、操作パネル13
6には、ハイパワーボタン144、おやすみボタン14
6、運転能力をセーブするための1/2室ボタン(以下
「セーブボタン148」と言う)等が設けられており、
エアコン10の運転能力を種々に設定可能となってい
る。
【0053】さらに、操作パネル136には、タイマ入
りボタン150、タイマ切ボタン152及び時刻設定ボ
タン154A、154B、予約ボタン156及び取り消
しボタン158が設けられている。タイマ入りボタン1
50及びタイマ切ボタン152のそれぞれは、運転開始
時間、運転停止時間の設定用となっており、例えば、タ
イマ入りボタン150を操作した後、時刻設定ボタン1
54A、154Bの操作によって表示窓124に表示し
ている予約時刻を進めたり戻したりして、所望の時間を
表示させた後、予約ボタン156を操作することにより
タイマ予約されるようになっている。なお、取り消しボ
タン158は、タイマ予約の取り消し用となっている。
【0054】このリモコン120には、内部に温度セン
サ(図示省略)が設けられており、操作信号と共に所定
のタイミングで室内ユニット12へ温度センサによって
検出した室内温度を送出するようになっている。
【0055】ところで、エアコン10では、リモコン1
20のセーブボタン148が操作されることにより、運
転能力及び風量をセーブする能力セーブモードに移行す
るようになっている。
【0056】図5に示されるように、エアコン10の室
外ユニット14には、ノイズフィルタ100Aを通過し
てスイッチング電源104へ供給される電流を検出する
ための変流器(Current Toransformer、以下「CT11
8」と言う)が設けられている。このCT118は、マ
イコン98に接続されており、マイコン98は、CT1
18を介して入力される電流をコンプレッサモータ10
8の運転電流として読込むようになっている。
【0057】コンプレッサモータ108の運転電流は、
コンプレッサ26の運転周波数F(コンプレッサモータ
108の運転周波数)に応じて変化するようになってお
り、コンプレッサ26の運転周波数Fを下げると、運転
電流も下がるようになっている。
【0058】マイコン98には、コンプレッサモータ1
08の運転電流Iに基づいたコンプレッサ26の運転周
波数Fの制限領域を設定している。この制限領域は、コ
ンプレッサ26(エアコン10)の運転を停止するトリ
ップ領域、コンプレッサ26の運転周波数Fを下げるこ
とにより運転電流Iを低下させる周波数ダウン領域、コ
ンプレッサ26の運転周波数Fが上昇しないように制限
する周波数上昇禁止領域及びコンプレッサ26の運転周
波数Fを制限しない無制限領域の4領域に設定されてい
る。
【0059】マイコン98では、電流値I1 (例えば1
9.5アンペア)、I2 (例えば20.0アンペア)I
3 (例えば22.5アンペア)を境界として、CT11
8によって検出した運転電流Iが、電流値I1 以下を無
制限領域とし、電流値I1 と電流値I2 の間であったと
きには、コンプレッサ26の運転周波数Fが上昇しない
ように制御する。また、運転電流Iが、電流値I2 と電
流値I3 の間となったときには、設定した運転周波数F
をダウンさせ、また、電流値I3 を越えたときには、コ
ンプレッサ26(コンプレッサモータ108)を停止さ
せて、エアコン10の運転を停止させる。
【0060】一方、エアコン10では、リモコン120
のセーブボタン148が操作されることにより能力セー
ブモードに移行するようになっている。エアコン10の
室外ユニット14に設けられているマイコン98は、能
力セーブモードが選択されて設定されると、コンプレッ
サ26の運転周波数Fの制限領域の境界となる電流値I
1 及び電流値I2 を約半値に変更することにより、コン
プレッサ26の能力を抑えるようになっている(1/2
セーブ)。
【0061】すなわち、マイコン98では、エアコン1
0が能力セーブモードに移行すると、電流値I1 を例え
ば9.5アンペアに変更すると共に、電流値I2 を1
0.0アンペアに変更する。これにより、コンプレッサ
26が高い運転能力(運転周波数F)で運転されようと
したときに、運転能力の低下が図られる。
【0062】一方、エアコン10の室内ユニット12の
マイコン74は、能力セーブモードに移行することによ
りクロスフローファン44による風量を抑えるようにな
っている。例えば、通常の冷房運転領域では、風流Hか
ら風流Lの間でファンモータ76の回転数Rを制御する
のに対して、能力セーブモードに移行することにより風
量Mから風量Dry-f の間となるようにファンモータ76
(クロスフローファン44)の回転数Rを制御するよう
になっている。これにより、マニュアルモードで風量が
設定されているときには、設定された風量Hに対して実
際の風量が風量Mとなるように、風量を1段階低下させ
るようになっている。
【0063】すなわち、図6(B)に示されるように、
通常、風量Hから風量Lの間でクロスフローファン44
の回転数Rを制御するのに対して、能力セーブモードで
は風量Mから風量Dry-f の間で回転数Rを制御するよう
になっている。
【0064】なお、自動運転モードでは、室内ユニット
12のファンモータ76(クロスフローファン44)の
回転数Rは、ファジー演算によって設定されるようにな
っているときには、ファジー演算を行うときの演算式に
用いている数値(定数等)を一部変更するようになって
いる。
【0065】このようにエアコン10では、能力セーブ
モードが選択される。コンプレッサ26の能力及び室内
ユニット12から吹出す温調した空気の風量を抑えるこ
とにより、例えば室内温度又は外気温度と設定温度の温
度差が大きくても、高い運転能力で運転されることがな
いように制御される。
【0066】なお、エアコン10の能力セーブモード
は、セーブボタン148が再操作されるか、ハイパワー
ボタン144の操作によるハイパワーモードへの移行、
運転/停止ボタン126又はタイマ設定によるエアコン
10の運転停止などによって終了(リセット)される。
また、予め能力セーブモードによるエアコン10の運転
時間が設定されるようにし、予め設定された運転時間が
終了することにより能力セーブモードを終了するように
してもよい。
【0067】次に本実施の形態の作用を説明する。な
お、エアコン10では、冷房運転、暖房運転及びドライ
運転に加えて空気清浄運転等が設定可能であり、設定さ
れた運転モードに基づいた運転を開始する。また、自動
運転が設定されると、外気温度または室内温度と設定温
度に基づいて運転モードが選択されて空調運転を行う。
例えば、冷房モード(自動)またはドライモードが選択
されたときには、設定温度と室外温度又は室内温度の温
度差等からコンプレッサ26の運転周波数Fの基準とク
ロスフローファン44の回転数Rを設定する。この後、
室外ユニット14のマイコン98では、コンプレッサ2
6の運転周波数Fを基準としてファジー演算し、演算結
果に基づいて設定した運転周波数Fとなるようにコンプ
レッサモータ108を運転する。また、室内ユニット1
2のマイコン74では、設定されたクロスフローファン
44の回転数Rに1/fゆらぎを与えるゆらぎデータを
演算し、演算結果に基づいてファンモータ76を駆動す
る。なお、コンプレッサ26の運転周波数Fのファジー
演算及びコンプレッサ26の運転周波数F及びクロスフ
ローファン44の回転数Rに1/fゆらぎを与えるゆら
ぎデータの演算は、従来公知の方法を用いることがで
き、本実施の形態では詳細な説明を省略する。図8に示
すフローチャートは、エアコン10が運転されていると
きに、実行される割込みルーチンを示している。このフ
ローチャートの最初のステップ200では、能力セーブ
モードが選択されたか否かの確認を行っている。ここ
で、リモコン120のセーブボタン148が操作され
て、能力セーブモードが選択されると、このステップ2
00で肯定判定されて、ステップ202へ移行する。
【0068】このステップ202では、コンプレッサモ
ータ108の運転電流Iを制限するための、電流値I1
、I2 の変更が行われる。すなわち、通常、電流値I1
及び電流値I2 は、エアコン10を最大能力で運転で
きるように設定されているが、能力セーブモードへ移行
するときに、この電流値I1 、I2 を変更することによ
り、コンプレッサ26を運転するための運転電流Iの周
波数上昇禁止領域及び周波数ダウン領域が変更され、無
制限領域が狭められる。
【0069】次のステップ204では、クロスフローフ
ァン44によって室内ユニット12から室内へ吹出す風
量を設定するための演算式の変更を行う。これによっ
て、例えば、設定された風量に対して実際の風量が1段
階低下するようにファンモータ76が駆動される。
【0070】このようにして、能力セーブモードが設定
されると、エアコン10では、設定された条件に基づい
てコンプレッサ26の運転周波数F及びクロスフローフ
ァン44の回転数Rが制御されながら運転される。
【0071】一方、ステップ206では、能力セーブモ
ードが終了したか否かの確認を行い、エアコン10は、
能力セーブモードが終了されるまで、上記した条件が維
持されながら運転される。
【0072】ここで、リモコン120のセーブボタン1
48が再操作されるか、例えばハイパワーボタン144
等の能力セーブモードに反する運転モードが選択された
場合や、運転/停止ボタン126の操作等によってエア
コン10の運転が停止されたときには、能力セーブモー
ドを終了すると判断する(ステップ206で肯定判
定)。
【0073】能力セーブモードが終了されると、ステッ
プ208では、能力セーブモードへ移行するときに設定
した条件を初期状態に戻して(リセット)してこのフロ
ーチャートを終了する。これによって、コンプレッサモ
ータ108の運転電流Iを制限する電流値I1 、I2 が
戻されると共に、クロスフローファン44による風量を
設定するための演算式が、通常の数値に戻される。これ
によって、エアコン10は、能力セーブモードを終了し
て通常の運転を行う(ハイパワーボタン144が操作さ
れたときには、逆にハイパワーモードへ移行)。
【0074】図7(B)に示されるように、室内ユニッ
ト12のマイコン74では、通常、風量Hから風量Lの
範囲でクロスフローファン44の回転数Rを設定するの
に対して、能力セーブモードへ移行することにより、ク
ロスフローファン44の回転数Rを風量Mから風量Dry-
f の範囲で設定する。これによって、例えば冷房運転を
開始したときに、室内ユニット12から強力に冷風が吹
き出されるのを防止し、強力な冷風にさらされることに
よる冷え過ぎ感等の生じるのを抑えることができる。
【0075】一方、図9には、室外ユニット14のマイ
コン98によるコンプレッサモータ108の運転電流I
に基づいたコンプレッサ26の運転周波数Fの制御の一
例を示している。このフローチャートは、所定のタイミ
ング(例えば一定時間毎)に実行されて、運転電流Iを
抑えるために必要に応じてコンプレッサ26の運転周波
数Fを変更する。
【0076】このフローチャートは、実行が開始される
と最初のステップ210では、CT118によって変成
して入力される電流値を計測して、コンプレッサモータ
108の運転電流Iとして読込む。次にステップ212
では、読込んだ運転電流Iと電流値I3 を比較し、計測
した運転電流Iが電流値I3 を越えているときには(ス
テップ212で肯定判定)、ステップ214へ移行し
て、エアコン10及びエアコン10へ電力を供給する配
線を保護するためにエアコン10(コンプレッサ26)
の運転を停止させる。
【0077】ステップ212で否定判定されたときに
は、ステップ216へ移行して運転電流Iが電流値I2
を越えたか否かを確認する。すなわち、運転電流Iが、
電流値I2 と電流値I3 の間の周波数ダウン領域に達し
ているか否かを判断し、周波数ダウン領域にあると判断
されたとき(肯定判定)には、ステップ218へ移行し
て、設定されているコンプレッサ26の運転周波数Fを
下げる。これによって、コンプレッサモータ108の運
転電流が下げられる。
【0078】また、ステップ216で否定判定されたと
きには、ステップ220へ移行して、運転電流Iが電流
値I1 を越えているか否か、すなわち、周波数上昇禁止
領域にあるか無制限領域にあるかを判断する。ここで運
転電流Iが、周波数上昇禁止領域であるときには(ステ
ップ220で肯定判定)、ステップ222へ移行する。
このステップ222では、コンプレッサ26の運転周波
数Fを設定するときに、運転周波数Fを大きくする(高
くする)のを禁止する。これに対して、運転電流Iが無
制限領域であるとき(ステップ220で否定判定)に
は、そのままこのフローチャートを終了する。なお、一
度周波数上昇が禁止されているときに、運転電流Iが無
制限領域となったときには、周波数の上昇禁止を解除す
る。
【0079】このようにして、コンプレッサモータ10
8の運転電流Iに基づき、必要に応じてコンプレッサ2
6の運転周波数Fの設定値を変更するときに、電流値I
1 、I2 が変更されて、周波数上昇禁止領域及び周波数
ダウン領域が下げられることにより、コンプレッサ26
の運転周波数Fが高く設定されて、運転電流Iが大きく
なると、運転電流Iが無制限領域ないし周波数上昇禁止
領域まで下がるように運転周波数Fが下げられる。これ
によって、コンプレッサ26の能力が下げられる。
【0080】エアコン10では、コンプレッサ26の能
力が下げられることにより、例えば冷房運転時に吹出し
口50から吹き出される空調された空気の温度が低下す
るのを抑えられる。これにより、室内ユニット12から
低温となった空気が吹き出されることにより、肌寒く感
じてしまうなどの不快感が生じるのを確実に防止するこ
とができる。このように、エアコン10では、能力セー
ブモードが選択されることにより省エネの運転が行われ
ると共に、例えば、冷房運転の開始時に室内温度と設定
温度の温度差が大きく、高い能力での冷房運転が要求さ
れたときに、運転電流Iが大きくならないようにコンプ
レッサ26の運転周波数Fを制御する。これと共にエア
コン10では、クロスフローファン44の回転数Rを抑
える。したがって、エアコン10の吹出し口50から吹
き出される空気の量及び温度の低下が抑えられ、低温の
空気が多量に吹き出されることにより生じる冷え過ぎ感
等の不快感を防止することができる。また、エアコン1
0では、運転能力(冷房能力)を抑えることにより、空
調される室内の温度が緩やかに変化させるため、急激が
温度変化による違和感を生じさせたり、急激に温度が変
化することによる体調不良の発生を防止することができ
る。
【0081】なお、エアコン10の運転停止では、能力
セーブモードが解除されずに、次にエアコン10が運転
されるときに能力セーブモードへ移行するように、能力
セーブモードが記憶されるものであっても良い。また、
能力セーブモードは、エアコン10が大きい運転能力で
運転されるときに、運転能力を抑えるため、例えば運転
を開始してから所定時間又は所定の運転状態に達したと
きに自動的に解除されるものであっても良い。
【0082】以上の説明は、本発明の一例を示すもので
あり、本発明の構成を限定するものではない。本発明
は、冷凍サイクルによって室内の空調を行う種々の構成
の空気調和機に適用でき、冷房運転時に冷え過ぎ感を生
じさせることなく、室内を所望の温度(設定温度)に空
調することができる。
【0083】
【発明の効果】以上説明した如く本発明によれば、コン
プレッサの運転能力及び送風量を制限する運転能力制限
手段を設けているので、室内温度ないし外気温度と設定
温度の差が大きくともコンプレッサの運転周波数及び送
風量を簡単に抑えることができる。これによって、例え
ば冷房運転時に高い冷房能力によって運転されることに
よる冷え過ぎ感等の不快感を生じさせるのを確実に防止
することができ、効率良く室内を快適にする空気調和を
図ることができると言う優れた効果を有する。また、こ
れと同時に冷房能力が抑えられるので、省エネの効果も
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用したエアコンの概略構成図
である。
【図2】本実施の形態に適用したエアコンの冷凍サイク
ルを示す概略図である。
【図3】室内ユニットを示す概略断面図である。
【図4】室内ユニットの回路構成の概略を示すブロック
図である。
【図5】室外ユニットの回路構成の概略を示すブロック
図である。
【図6】(A)はエアコンの運転領域に対するコンプレ
ッサの運転周波数の領域及び運転周波数の変化の概略を
示す線図、(B)はエアコンの運転領域に対するクロス
フローファンの回転数及び回転数の変化の概略を示す線
図である。
【図7】(A)及び(B)はそれぞれリモコンを示す平
面図であり、(A)はスライドカバーを開いた状態を示
し、(B)はスライドカバーを閉じた状態を示すと共に
エアコンの運転中の表示窓の表示の一例を示している。
【図8】能力セーブモードの選択の一例を示すフローチ
ャートである。
【図9】コンプレッサモータの運転電流に基づいたコン
プレッサの運転周波数の制御の一例を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
10 エアコン(空気調和機) 12 室内ユニット 14 室外ユニット 18 熱交換器 26 コンプレッサ 30 熱交換器 44 クロスフローファン(送風手段) 74 マイコン(送風制御手段、運転能力制限手段) 76 ファンモータ(送風手段) 98 マイコン(コンプレッサ制御手段、運転電流制
限手段、運転能力制限手段) 108 コンプレッサモータ 118 CT(電流検出手段) 120 リモコン 126 運転/停止ボタン 148 セーブボタン(運転能力制限手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 不動 孝 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 青石 浩一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転環境条件及び設定された運転条件に
    基づいてコンプレッサの回転数及び室内へ吹出す温調し
    た空気の送風量を制御して室内の空気調和を図る空気調
    和機であって、 運転環境条件及び設定された運転条件に基づいて設定さ
    れた回転数で前記コンプレッサを駆動するコンプレッサ
    制御手段と、 前記コンプレッサを駆動するコンプレッサモータの運転
    電流が所定値を越えないようにコンプレッサの回転数を
    補正する運転電流制限手段と、 運転環境条件及び設定された運転条件に基づいて予め段
    階的に設定された送風量を選択して送風手段を制御する
    送風制御手段と、 前記コンプレッサモータの運転電流を制限する所定値を
    半値又は半値前値に変更すると共に前記送風制御手段に
    より設定される送風量の段階を所定段階下げることによ
    り運転能力を制限する運転能力制限手段と、 を含むことを特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 前記運転電流制限手段が、前記コンプレ
    ッサモータの運転電流を検出する電流検出手段を備え、
    該電流検出手段による検出値が所定値に達することによ
    り前記コンプレッサの回転数を下降させることを特徴と
    する請求項1に記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記運転能力制限手段が、前記設定され
    る運転条件と共に前記リモコンスイッチの操作によって
    選択されて設定されることにより作動することを特徴と
    する請求項1又は請求項2の何れかに記載の空気調和
    機。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100388684B1 (ko) * 2000-12-01 2003-06-25 삼성전자주식회사 공기조화기
JP2013204909A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Sharp Corp 空気調和機
JP2015215107A (ja) * 2014-05-08 2015-12-03 三菱電機株式会社 空気調和機
CN107575999A (zh) * 2017-09-19 2018-01-12 武汉海尔电器股份有限公司 用于空调控制的方法及装置、空调
CN112414919A (zh) * 2020-11-11 2021-02-26 厦门浦睿智能电子有限公司 基于直流电机工作电流测算净化器滤网寿命的方法及装置

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