JPH1062095A - Zn被覆アルミチューブ - Google Patents

Zn被覆アルミチューブ

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Publication number
JPH1062095A
JPH1062095A JP22241496A JP22241496A JPH1062095A JP H1062095 A JPH1062095 A JP H1062095A JP 22241496 A JP22241496 A JP 22241496A JP 22241496 A JP22241496 A JP 22241496A JP H1062095 A JPH1062095 A JP H1062095A
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JP
Japan
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aluminum tube
fins
brazed
fin
coated aluminum
Prior art date
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Pending
Application number
JP22241496A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Yanagawa
裕 柳川
Yoshito Inabayashi
芳人 稲林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐孔食性に優れ且つフィンが剥離し難い、熱
交換器等に適した、Zn被覆アルミチューブを提供す
る。 【解決手段】 フィンをろう付けして用いるZn被覆ア
ルミチューブにおいて、前記Zn被覆アルミチューブの
フィンがろう付けされる面のZn被覆量V1 が1m2
たり25g〜35gであり、それ以外の面のZn被覆量V2
が1m2 あたり7g〜25gであり、且つ前記V1 とV2
の間に (V1 −V2)≧5gの関係式が成立つ。 【効果】 Zn被覆量を、フィンをろう付けする面とそ
れ以外の面とに分けて規定して、十分な犠牲効果を持た
せ、また孔食の進行を遅らせたものなので、耐孔食性に
優れ且つフィンが剥離し難い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用熱交換器
等に好適なフィンをろう付けして用いるZn被覆アルミ
チューブに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用ラジエーターの熱交換器は、例
えば、図4に示すように、複数本のアルミチューブ(偏
平多穴管)11の間にコルゲート状に加工した薄肉フィン
20を一体に形成し、このアルミチューブ11の両端はヘッ
ダー40とタンク50とで構成される空間にそれぞれ開口し
ており、一方のタンク50側の空間からアルミチューブ11
内を通して吸熱後の高温冷媒を他方のタンク側の空間に
送り、アルミチューブ11及びフィン20の部分で熱交換し
放熱した低温冷媒を再び循環させるものである。近年、
前記自動車用熱交換器の各部材には、軽量化を図る為、
アルミニウムが使用され、しかも薄肉化が進められてい
る。しかし、アルミニウムは一般に腐食環境において孔
食が発生し易く、当然のことながらこの孔食が貫通する
と熱交換器は、その機能が失われるという問題があっ
た。この為、アルミチューブにZn層を被覆して、Zn
層を優先腐食させる方法がとられている。又フィンには
アルミチューブ材より電位が卑な材料(犠牲材)を用
い、Zn層の他に、フィンも優先腐食するようにしてい
る。前記Zn被覆アルミチューブは、アルミ板とZn板
をクラッドした複合板を筒状に成形し、筒状体の端部を
溶接する電縫加工法、又はアルミチューブ(押出多穴
管)にZnを溶射する方法により作製されている。前記
溶射法では、1m2 あたり15g前後のZnをチューブ全
面に均一に被覆していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記Znを溶
射したアルミチューブにフィンをろう付けしたものは、
使用中にフィンが剥離してしまうという問題があった。
本発明者等は、その対策について種々検討し、前記フィ
ンの剥離はフィンがろう付けされる面にZnを多く被覆
することにより改善できることを知見し、更に研究を進
めて本発明を完成させるに到った。本発明は、耐孔食性
に優れ且つフィンが剥離し難い、Zn被覆アルミチュー
ブの提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、フィンをろう
付けして用いるZn被覆アルミチューブにおいて、前記
Zn被覆アルミチューブのフィンがろう付けされる面の
Zn被覆量V1 が1m 2 あたり25g〜35gであり、それ
以外の面のZn被覆量V2 が1m2 あたり7g〜25gで
あり、且つ前記V1 とV2 の間に (V1 −V2)≧5gの
関係式が成立つことを特徴とするZn被覆アルミチュー
ブである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
を参照して具体的に説明する。図1は、本発明のZn被
覆アルミチューブにフィンをろう付けした状態の例を示
す斜視図である。Znが被覆されたアルミチューブ(偏
平多穴管)10の平面部12にフィン(ブレージングシー
ト)20がろう付けされており、フィン20がろう付けされ
た平面部12のZn被覆量V1 は1m2 あたり25g〜35
g、それ以外の面(曲部)13のZn被覆量V2 は1m2
あたり 7g〜25gで、かつ (V1 −V2)は5g以上であ
る。
【0006】本発明において、Zn被覆アルミチューブ
のフィンがろう付けされる面(図1の平面部)のZn被
覆量V1 を1m2 あたり25g〜35gに規定した理由は、
25g未満ではフィンが剥離し易くなるためである。この
剥離し易い原因はろう付け加熱時に、フィンをろう付け
した部分のZnがフィレット部(チューブとフィンが接
触するろうの堆積部)に拡散してフィレット部近傍のZ
nが不足し、その結果チューブのフィレット部近傍に孔
食が多数生じるためである。またZn被覆量が35gを超
えると、チューブの電位が卑になり過ぎて孔食の進行が
速まるためである。特にフィレット部から離れた箇所は
フィレット部へのZnの拡散量が少ないため上限を超え
た場合の影響が出易い。
【0007】フィンがろう付けされない面(曲部)のZ
n被覆量を1m2 あたり7g〜25gに規定した理由は、
7g未満では、被覆されたZnによる犠牲腐食効果が十
分に得られず、25gを超えるとチューブの電位が卑にな
り過ぎて孔食の進行が速まるためである。ここで、Zn
被覆量の上限が、フィンをろう付けする面で多く、フィ
ンをろう付けしない面で少ない理由は、フィンがろう付
けされる面ではフィレット部へのZnの拡散を見込んだ
ためである。
【0008】本発明において、フィンがろう付けされる
面のZn被覆量V1 とそれ以外の面のZn被覆量V2
の差を5g以上に規定した理由は、前記被覆量の差が5
g未満では、フィンをろう付けしない面の腐食速度が、
フィンをろう付けした面の腐食速度を上回り、フィンを
ろう付けしない面に早期に孔食が発生するようになるた
めである。
【0009】本発明において、アルミチューブには、JI
S-1000系のアルミニウム、又は比較的合金濃度の低いア
ルミニウム合金が主に適用される。アルミチューブの断
面形状は、円形、楕円形、偏平形等任意である。フィン
には、芯材の片面にろう材を複合したブレージングシー
ト等が適用される。アルミチューブに被覆するZnに
は、純Znの他、Zn−Al系合金等のZn合金が主に
適用される。
【0010】本発明において、Znを、フィンがろう付
けされる面に厚く、それ以外の面に薄く被覆する方法を
図2イ、ロを参照して説明する。図2イに示す方法は、
対向する2本の溶射ガン30の間にアルミチューブ10を、
その平面部12が溶射方向に対して垂直になるように配置
して溶射する方法である。図2ロに示す方法は、溶射ガ
ンを平面部溶射用ガン31と曲部溶射用ガン32とにわけて
溶射する方法である。この方法では平面部12と曲部13の
Zn被覆量を高精度に制御できる。
【0011】
【実施例】次に本発明を実施例により詳細に説明する。
JIS-1100合金を押出加工して、厚さ2mm、巾15mm、肉厚
0.4mm のアルミチューブ(偏平多穴管)を作製した。こ
のアルミチューブに図2ロに示した溶射方法によりZn
を溶射してZn被覆アルミチューブを作製した。アルミ
チューブの平面部(フィンろう付け面)と曲部(フィン
をろう付けしない面)のZnの被覆量は種々に変化させ
た。得られたZn被覆アルミチューブを長さ60mmに切断
し、この切断したアルミチューブ10間にフィン20をろう
付けしてミニコアを組立てた(図3参照)。フィン20に
はJIS-7072合金板(芯材)に電位が卑なJIS-4045合金板
(ろう材)を張合わせたコルゲート状のブレージングシ
ートを用いた。次に、このミニコアについてCASS試
験を行った。CASS試験はNaClとCuCl2 ・H
2 Oを含む腐食液を 720時間噴霧して行った。試験終了
後、ミニコアの表面に付着した腐食生成物を除去したの
ち、アルミチューブに生じた孔食の深さを測定した。又
フィンの剥離状態を調べた。結果を表1に示す。
【0012】
【表1】
【0013】表1より明らかなように、本発明例 (No.1
〜5)では、フィンが剥離するようなことがなく、又孔食
の深さは平面部、曲部とも浅かった。これに対し、比較
例のNo.6は、平面部のZn被覆量が少ないため、フィレ
ット部近傍のZnがフィレット部に拡散してZnの犠牲
腐食効果が得られずフィレット部近傍に多数孔食が生
じ、そのためフィンの剥離箇所が多くなった。No.7は平
面部のZn被覆量が多かったため平面部の孔食の進行が
速くなり、平面部に深い孔食が生じた。No.8,9は曲部の
Zn被覆量が多かったため曲部の孔食の進行が速くな
り、曲部に深い孔食が生じた。No.10 は曲部のZn被覆
量が少なかったため犠牲腐食効果が十分でなく曲部に深
い孔食が生じた。No.11 は平面部と曲部のZn付着量の
差が5g/m2 未満のため曲部の腐食速度が平面部の腐
食速度を上回り、曲部に深い孔食が生じた。
【0014】以上、偏平多穴管にZnを被覆する場合に
ついて説明したが、本発明は他の形状のアルミチューブ
に適用しても、またZn合金を溶射しても同様の効果が
得られるものである。
【0015】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明のZn被覆
アルミチューブは、Zn被覆量を、フィンをろう付けす
る面とそれ以外の面とに分けて規定して、十分な犠牲効
果を持たせ、また孔食の進行を遅らせたもので、耐孔食
性に優れ且つフィンが剥離し難い。従って、アルミ製熱
交換器等に適用してその信頼性が向上し、工業上顕著な
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のZn被覆アルミチューブにフィンをろ
う付けした状態の例を示す斜視図である。
【図2】本発明のZn被覆アルミチューブを製造すると
きのZn被覆方法の態様を示す説明図である。
【図3】CASS試験用ミニコアの斜視図である。
【図4】ラジエーターの態様を示す一部断面の斜視図で
ある。
【符号の説明】
10,11 アルミチューブ(偏平多穴管) 12 アルミチューブ(偏平多穴管)の平面部 13 アルミチューブ(偏平多穴管)の曲部 20 フィン 30,31,32 溶射ガン 40 ヘッダー 50 タンク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィンをろう付けして用いるZn被覆ア
    ルミチューブにおいて、前記Zn被覆アルミチューブの
    フィンがろう付けされる面のZn被覆量V1が1m2
    たり25g〜35gであり、それ以外の面のZn被覆量V2
    が1m2 あたり7g〜25gであり、且つ前記V1 とV2
    の間に (V1 −V2)≧5gの関係式が成立つことを特徴
    とするZn被覆アルミチューブ。
JP22241496A 1996-08-23 1996-08-23 Zn被覆アルミチューブ Pending JPH1062095A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22241496A JPH1062095A (ja) 1996-08-23 1996-08-23 Zn被覆アルミチューブ

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JP22241496A JPH1062095A (ja) 1996-08-23 1996-08-23 Zn被覆アルミチューブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1062095A true JPH1062095A (ja) 1998-03-06

Family

ID=16782018

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22241496A Pending JPH1062095A (ja) 1996-08-23 1996-08-23 Zn被覆アルミチューブ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005078151A1 (en) * 2004-02-12 2005-08-25 Showa Denko K.K. Tube for use in heat exchanger, method for manufacturing said tube, and heat exchanger

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005078151A1 (en) * 2004-02-12 2005-08-25 Showa Denko K.K. Tube for use in heat exchanger, method for manufacturing said tube, and heat exchanger

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