JPH1062178A - 振動ジャイロ - Google Patents

振動ジャイロ

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JPH1062178A
JPH1062178A JP8237244A JP23724496A JPH1062178A JP H1062178 A JPH1062178 A JP H1062178A JP 8237244 A JP8237244 A JP 8237244A JP 23724496 A JP23724496 A JP 23724496A JP H1062178 A JPH1062178 A JP H1062178A
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vibrating
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piezoelectric substrate
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Katsumi Fujimoto
本 克 己 藤
Nobuyuki Ishidoko
床 信 行 石
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高性能で、かつ強い耐衝撃性を有する振動ジ
ャイロを得る。 【解決手段】 振動ジャイロ10は、互いに逆向きに分
極した2つの圧電体基板14,16を接合層18で接合
した振動体12を含む。圧電体基板14,16の外側主
面に、電極20,24を形成する。電極20は、6つの
電極部分20a〜20fに分割する。振動体12のノー
ド点に対応する部分において、電極24に突起26を形
成する。突起26を軟性樹脂で形成した支持部材30で
包むことにより、振動体12を支持台28上に固定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は振動ジャイロに関
し、特にたとえば、カメラの手振れ防止、カーナビゲー
ションシステム、ポインティングデバイスなどに使用さ
れる振動ジャイロに関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の振動ジャイロの一例を示す
斜視図である。振動ジャイロ1は、振動体2を含む。振
動体2は、第1の圧電体基板3および第2の圧電体基板
4を接着することによって形成される。第1の圧電体基
板3および第2の圧電体基板4は、矢印で示すように、
互いに逆向きの厚み方向に分極される。
【0003】第1の圧電体基板3の外側主面には、分割
された電極5が形成される。電極5は、第1の圧電体基
板3の長手方向に延びる溝によって、幅方向に2分割さ
れている。さらに、電極5は、振動体2のノード点付近
において第1の圧電体基板3の幅方向に延びる2つの溝
によって、長手方向に3分割されている。つまり、電極
5は、6つの部分に分割されている。さらに、第2の圧
電体基板4の外側主面の全面に、別の電極6が形成され
る。振動体2のノード点付近において、電極6と支持台
7上の支持ピン8とが接続される。支持ピン8は、図8
に示すように、たとえば半田付けや接着剤などによっ
て、電極6に取り付けられている。
【0004】この振動ジャイロ1では、電極5の長手方
向の中央部にある2つの電極部分5a,5bと、それに
対向する電極6との間に、駆動信号が印加される。第1
の圧電体基板3および第2の圧電体基板4は、互いに逆
向きに分極されているため、振動体2はバイモルフ構造
となっており、駆動信号によって振動体2が電極5,6
形成面に直交する向きに屈曲振動する。このとき、振動
体2は、その長手方向の両端から少し内側にある2つの
ノード点を中心として屈曲振動する。このとき、電極部
分5a,5bからは同じ信号が出力されるため、これら
の電極部分5a,5bから出力される信号の差をとれ
ば、2つの出力信号が相殺されて0となる。
【0005】振動体2の軸を中心として回転すると、振
動体2の屈曲振動の向きに直交する向きにコリオリ力が
働く。そのため、振動体2の屈曲振動の方向が変わり、
電極部分5a,5bの出力信号が変化する。つまり、一
方の電極部分5aからの出力信号がコリオリ力に対応し
て増加すると、他方の電極部分5bからの出力信号はコ
リオリ力に対応して減少する。したがって、これらの電
極部分5a,5bからの出力信号の差をとれば、コリオ
リ力に対応した信号のみを得ることができる。このよう
に、電極部分5a,5bの出力信号の差を測定すること
によって、振動ジャイロ1に加わった回転角速度を検出
することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような振動ジャイ
ロ1では、振動体2の屈曲振動がダンピングされないよ
うに、支持ピン8はできるだけ柔軟に変形するように設
計される。支持ピン8の剛性が高くなると、振動体2の
屈曲振動がダンピングされ、角速度センサとしての感度
やオフセットの安定性が損なわれる。逆に、支持ピン8
の柔軟性が高くなると、角速度センサとしての性能は向
上するが、強い衝撃が加わると支持ピン8の弾性限界を
越えてしまい、変形してしまうという問題がある。
【0007】それゆえに、この発明の主たる目的は、高
性能で、かつ強い耐衝撃性を有する振動ジャイロを提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、屈曲振動を
する振動体と、振動体の側面に形成される突起と、振動
体を支持するための支持台と、突起を支持台に固定する
ための軟性樹脂で形成された支持部材とを含む、振動ジ
ャイロである。この振動ジャイロにおいて、振動体の側
面に接続される導電材料で形成された支持ピンを含み、
突起を支持ピンに形成することができる。なお、振動体
は、互いに接合された2つの圧電体基板の外側主面に対
向電極が形成され、電極の少なくとも一方が分割された
構造とすることができる。
【0009】振動体の側面に形成された突起が、軟性樹
脂で形成された支持部材によって支持台に固定されてい
るため、突起は軟性樹脂で包まれ、突起のない支持ピン
を軟性樹脂で固定した場合に比べて、突起と軟性樹脂と
の接触面積が大きい。そのため、突起と軟性樹脂との間
に大きい接着力を得ることができる。導電材料で形成さ
れた支持ピンに突起を形成すれば、支持ピンを振動体へ
の信号の入出力用として用いることができる。2つの圧
電体基板を接合して振動体を形成することにより、バイ
モルフ構造とすることができ、振動体を効率よく屈曲振
動させることができる。
【0010】
【発明の効果】この発明によれば、大きい接着力を得る
ことができるため、大きい衝撃が加わっても、振動体の
側面に形成された突起が支持部材から外れにくい。しか
も、支持部材は軟性樹脂で形成されているため、振動体
の屈曲振動がダンピングされにくく、良好な特性を得る
ことができる。また、導電材料で形成された支持ピンを
用いれば、大きい支持強度を得ることができるととも
に、信号入出力用としても用いることができる。さら
に、振動体をバイモルフ構造とすることにより、振動体
を効率よく屈曲振動させることができるため、良好な特
性を得ることができる。
【0011】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0012】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の振動ジャイロの
一例を示す斜視図である。振動ジャイロ10は、振動体
12を含む。振動体12は、第1の圧電体基板14およ
び第2の圧電体基板16を含む。第1の圧電体基板14
および第2の圧電体基板16としては、たとえば圧電セ
ラミックやLiNbO3 ,LiTaO3 などの単結晶な
どが用いられる。第1の圧電体基板14および第2の圧
電体基板16は、接合層18で接合される。接合層18
の材料としては、たとえばエポキシ樹脂などが用いられ
る。第1の圧電体基板14と第2の圧電体基板16と
は、図1の矢印に示すように、互いに逆向きの厚み方向
に分極される。したがって、振動体12は、バイモルフ
構造となる。
【0013】第1の圧電体基板14の外側主面には、第
1の電極20が形成される。第1の電極20には、第1
の圧電体基板14の長手方向に延びる溝22aと、第1
の圧電体基板14の幅方向に延びる2つの溝22bとが
形成される。溝22bは、振動体12が屈曲振動すると
きのノード点に対応する部分、つまり第1の圧電体基板
14の長手方向の両端から少し内側に入った部分に形成
される。これらの溝22a,22bによって、第1の電
極20が6つの電極部分20a,20b,20c,20
d,20eおよび20fに分割される。さらに、第2の
圧電体基板16の外側主面には、その全面に第2の電極
24が形成される。
【0014】このような振動体12を作製するには、た
とえば大きい2枚の圧電体基板をエポキシ樹脂などで接
合して積層基板を形成し、一方の圧電体基板上に形成さ
れた電極に所定の間隔で溝を形成したのち、ダイシング
カットなどによって積層基板を切断すればよい。
【0015】さらに、第2の電極24上には、図2に示
すように、2つの突起26が形成される。振動体12の
屈曲振動については後述するが、突起26は振動体12
の屈曲振動のノード点に対応する部分に形成される。突
起26としては、たとえばL字状の金属片を第2の電極
24に半田付けすることによって形成される。なお、突
起26の材料としては、絶縁体であってもよく、第2の
電極24との接続は接着剤などを用いてもよい。そし
て、振動体12は、支持台28上に固定される。このと
き、図3に示すように、支持台28には、突起26に対
応する間隔で、軟性樹脂によって支持部材30が形成さ
れる。支持部材30としては、たとえばシリコン樹脂な
どが用いられる。この支持部材30によって突起26が
包まれ、振動体12は支持台28上に固定される。
【0016】この振動ジャイロ10を使用するには、図
4に示すように、第1の電極20の長手方向の中央部に
ある2つの電極部分20a,20bに抵抗40,42が
接続される。これらの抵抗40,42と第2の電極24
との間には、発振回路44が接続される。発振回路44
は、たとえば増幅回路と位相補正回路とを含み、第2の
電極24から出力される信号が発振回路44に帰還され
る。そして、増幅回路および位相補正回路によって、帰
還された信号のレベルおよび位相が調整され、第1の電
極20の電極部分20a,20bに与えられる。
【0017】また、第1の電極20の電極部分20a,
20bは、差動回路46の入力端に接続される。差動回
路46の出力端は、同期検波回路48に接続される。同
期検波回路48では、たとえば発振回路44の信号に同
期して、差動回路46の出力信号が検波される。同期検
波回路48は平滑回路50に接続され、さらに平滑回路
50は増幅回路52に接続される。
【0018】この振動ジャイロ10は、発振回路44に
よって自励振駆動される。このとき、振動体12はバイ
モルフ構造であるため、第1の圧電体基板14がその主
面に平行する向きに延びたとき、第2の圧電体基板16
はその主面に平行する向きに縮む。逆に、第1の圧電体
基板14がその主面に平行する向きに縮んだとき、第2
の圧電体基板16はその主面に平行する向きに延びる。
そのため、振動体12は、第1および第2の電極20,
24形成面に直交する向きに屈曲振動する。
【0019】回転角速度が加わっていないとき、電極部
分20a,20bから出力される信号は同じであり、差
動回路46で相殺されるため、差動回路46からは信号
が出力されない。振動体12の軸を中心として回転する
と、屈曲振動の向きに直交する向きにコリオリ力が働
く。このコリオリ力により、振動体12の屈曲振動の向
きが変わる。そのため、電極部分20a,20bから出
力される信号が変わる。たとえば、電極部分20aから
出力される信号が大きくなったとき、電極部分20bか
ら出力される信号は小さくなる。したがって、差動回路
46から、2つの電極部分20a,20bの出力信号の
差が得られる。電極部分20a,20bの出力信号の変
化は、振動体12の屈曲振動の向きの変化、すなわちコ
リオリ力に対応している。したがって、差動回路46か
らは、コリオリ力に対応したレベルの信号が出力され
る。
【0020】差動回路46の出力信号は、同期検波回路
48において、発振回路44の信号に同期して検波され
る。このとき、差動回路46の出力信号の正部分のみま
たは負部分のみが検波される。同期検波回路48で検波
された信号は、平滑回路50で平滑され、さらに増幅回
路52で増幅される。したがって、増幅回路52の出力
信号を測定することにより、振動ジャイロ10に加わっ
た回転角速度を検出することができる。
【0021】回転角速度の向きが逆の場合、振動体12
の屈曲振動の向きの変化も逆になり、電極部分20a,
20bの出力信号の変化は逆となる。そのため、差動回
路46から出力される信号は逆位相となり、同期検波回
路48で検波される信号も逆極性となる。そのため、増
幅回路52からの出力信号の極性も逆となる。したがっ
て、増幅回路52の出力信号の極性から、回転角速度の
方向を検出することができる。
【0022】この振動ジャイロ10では、振動体12が
突起26および支持部材30を介して支持台28に固定
されている。しかも、支持部材30はシリコン樹脂など
の軟性樹脂で形成され、突起26は支持部材30に包ま
れるようにして固定されている。そのため、突起26と
支持部材30との接触面積は大きく、大きい接着力を得
ることができる。ここで、突起26がなければ、支持部
材30は振動体12の側面に不定形に接着され、その接
着面積が大きければ大きいほど振動はダンピングされ、
小さければ小さいほど強度が低下する。つまり、ばらつ
きの大きな製品となってしまう。一方、突起26は一定
形状で振動体12に固着されており、かつ、接着面積も
大きくとれるため、振動ジャイロ10に大きい衝撃が加
わっても、突起26が支持部材30から外れにくい。し
かも、支持部材30は軟性樹脂で形成されているため、
振動体12の屈曲振動がダンピングされにくく、良好な
感度を有する振動ジャイロ10を得ることができる。つ
まり、良好な特性を有し、しかも耐衝撃性のある振動ジ
ャイロ10を得ることができる。
【0023】また、図5に示すように、金属などの導電
材料で形成した支持ピン32を用いてもよい。この場
合、支持ピン32は、支持台28の幅方向に延びるよう
に形成される。そして、図6に示すように、支持ピン3
2に突起26が形成される。支持ピン32は、振動体1
2のノード点に対応する部分において、第2の電極24
に半田付けされる。このとき、突起26は振動体12の
外方に向かって突き出すように配置され、この突起26
が支持部材30によって包まれるようにして固定され
る。
【0024】この振動ジャイロ10においても、図1に
示した振動ジャイロと同様に、突起26と支持部材30
との間に大きい接着力を得ることができる。そのため、
振動ジャイロ10に衝撃が加わっても、振動体12が支
持台28から外れることを防止することができる。しか
も、支持部材30が軟性樹脂で形成されているため、振
動体12の屈曲振動がダンピングされず、良好な感度を
有する振動ジャイロ10を得ることができる。さらに、
図1に示す振動ジャイロでは、第2の電極24の信号入
出力用として、リード線などを用いる必要があるが、こ
の振動ジャイロ10では、支持ピン32を信号入出力用
として用いることができる。そのため、第2の電極24
にリード線などを接続する必要がない。
【0025】この振動ジャイロ10では、2つの圧電体
基板14,16が接合され、バイモルフ構造となってい
るため、振動体12に効率よく屈曲振動を励振すること
ができる。そのため、良好な特性を有する振動ジャイロ
とすることができる。なお、2つの圧電体基板14,1
6は、必ずしも逆向きに分極する必要はなく、同じ方向
に分極してもよい。この場合、たとえば接合層18を半
田などの金属層で形成し、この接合層18が共通電極と
して用いられ、接合層18からの出力信号が発振回路4
4に帰還される。そして、発振回路44からの信号を第
1の電極20および第の電極24に与えることにより、
振動体12を屈曲振動させることができる。
【0026】また、上述の振動ジャイロ10では、第1
の電極20のみが分割されたが、第2の電極24も同様
に分割されてもよい。このような電極構造であっても、
2つの電極20,24間に駆動信号を与えることによ
り、振動体12を屈曲振動させることができる。この場
合、回転角速度に対応した信号は、第1の電極20の分
割部分から取り出してもよいし、第2の電極24の分割
部分から取り出してもよい。
【0027】さらに、上述の各振動ジャイロでは、2つ
の圧電体基板をバイモルフ構造にしたが、たとえばエリ
ンバなどの恒弾性材料で形成した柱状振動体の側面に圧
電素子を形成したものを用いてもよい。このような振動
体であっても、屈曲振動のノード部分に突起を形成し、
この突起を軟性樹脂で形成した支持部材で支持すること
により、同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の振動ジャイロの一例を示す斜視図で
ある。
【図2】図1に示す振動ジャイロに用いられる振動体と
突起との関係を示す図解図である。
【図3】図2に示す振動体を支持台に取り付けた状態を
示す図解図である。
【図4】図1に示す振動ジャイロを使用するときの回路
を示すブロック図である。
【図5】この発明の振動ジャイロの他の例を示す斜視図
である。
【図6】図5に示す振動ジャイロの振動体と支持ピンと
の関係を示す図解図である。
【図7】従来の振動ジャイロの一例を示す斜視図であ
る。
【図8】図7に示す従来の振動ジャイロに用いられる振
動体と支持ピンとの関係を示す図解図である。
【符号の説明】
10 振動ジャイロ 12 振動体 14 第1の圧電体基板 16 第2の圧電体基板 18 接合層 20 第1の電極 22a,22b 溝 24 第2の電極 26 突起 28 支持台 30 支持部材 32 支持ピン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈曲振動をする振動体、 前記振動体の側面に形成される突起、 前記振動体を支持するための支持台、および前記突起を
    前記支持台に固定するための軟性樹脂で形成された支持
    部材を含む、振動ジャイロ。
  2. 【請求項2】 前記振動体の側面に接続される導電材料
    で形成された支持ピンを含み、前記突起は前記支持ピン
    に形成される、請求項1に記載の振動ジャイロ。
  3. 【請求項3】 前記振動体は、互いに接合された2つの
    圧電体基板の外側主面に対向電極が形成され、前記電極
    の少なくとも一方が分割された構造である、請求項1ま
    たは請求項2に記載の振動ジャイロ。
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