JPH1062604A - 光学基板の製造方法および液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

光学基板の製造方法および液晶表示装置の製造方法

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JPH1062604A
JPH1062604A JP8216995A JP21699596A JPH1062604A JP H1062604 A JPH1062604 A JP H1062604A JP 8216995 A JP8216995 A JP 8216995A JP 21699596 A JP21699596 A JP 21699596A JP H1062604 A JPH1062604 A JP H1062604A
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JP
Japan
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optical
light
substrate
protective film
manufacturing
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JP8216995A
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English (en)
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Hideo Yamanaka
英雄 山中
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な工程でアライメントマークを形成する
こと。 【解決手段】 本発明は、ガラス基板1の表面にフォト
レジスト2で覆われる部分とフォトレジスト2で覆われ
ないでガラス基板1の表面が露出する部分とを形成する
工程と、フォトレジスト2をマスクとしてガラス基板1
の表面が露出する部分を加工してレンズ部Rを形成して
いく工程と、加工によってレンズ部Rが完成するまでの
間に、レンズ部Rを形成するためのマスクになるフォト
レジスト2を完全に除去するとともに、レンズ部Rを形
成するためのマスクにならないフォトレジスト2’を残
してアライメントマーク部AMとする工程とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透光性基板にマイ
クロレンズやマイクロプリズムから成る光学部分を形成
する光学基板の製造方法および液晶表示装置の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶プロジェクター等の液晶表示装置で
は、TFT等の駆動素子が形成された駆動基板に対向す
る対向基板にマイクロレンズアレイやマイクロプリズム
アレイを形成し、照明光を画素領域に集光して表示画像
の明るさを向上させる技術が提案されている。
【0003】このマイクロレンズアレイの形成方法とし
ては、特公平6−42126号公報の投影型画像表示装
置に記載されている。また、他の形成方法としいては、
ガラス基板に凹部を形成してそこに高屈折率透明樹脂を
埋め込むことでマイクロレンズアレイを形成する技術も
考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】先に示したように、マ
イクロレンズアレイやマイクロプリズムアレイが形成さ
れた光学基板は、画素領域に照明光を集光させて表示画
像の明るさを向上させる必要があることから、TFT等
が形成された駆動基板との位置合わせが非常に重要とな
る。また、マイクロレンズアレイ等が形成された光学基
板を所定の大きさにダイシングする際にも、アライメン
トが必要となる。
【0005】ところが、マイクロレンズアレイ等を形成
する基板としては光を透過する透光性基板が用いられて
おり、主としてガラス基板から成る透光性基板の表面に
位置合わせ用のアライメントマークを別途形成するには
非常に手間のかかる工程が必要となる。
【0006】また、高屈折率透明樹脂を用いてマイクロ
レンズアレイ等を形成する場合には、この高屈折率透明
樹脂の埋め込みによってアライメントマークを形成する
ことも考えられるが、斜光、レーザ光等のアライメント
照明ではパターン判別が困難であり、正確なアライメン
トを自動的に行うことができない。
【0007】しかも、マイクロレンズアレイ等を形成す
る基板が透光性基板から成ることから、対向する液晶駆
動基板の駆動回路に不要な光が入射して駆動特性を変動
させるという問題がある。また、これを解消するために
遮光膜を設けることも考えられるが、別途このような遮
光膜を形成することにより製造工程の煩雑化を招くこと
になる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するために成された光学基板の製造方法である。
すなわち、本発明は、透光性基板の表面に保護膜で覆わ
れる部分と保護膜で覆われないで透光性基板の表面が露
出する部分とを形成する工程と、保護膜をマスクとして
透光性基板の表面が露出する部分を加工して光学部分を
形成していく工程と、加工によって光学部分が完成する
までの間に、光学部分を形成するためのマスクになる保
護膜を完全に除去するとともに、光学部分を形成するた
めのマスクにならない保護膜を残しておく工程とから成
る。
【0009】また、上記製造方法で製造した光学基板を
対向基板に貼り合わせ、液晶駆動基板と重ね合わせるに
あたり、残す保護膜を液晶駆動基板の駆動回路の遮光用
の膜として使用する液晶表示装置の製造方法でもある。
【0010】本発明では、透光性基板に光学部分を形成
する際の保護膜を被着する際、光学部分を形成するため
のマスクと、光学部分を形成しないマスクとを同時に設
けておき、光学部分を形成するための加工で前者の保護
膜を完全に除去し、後者の保護膜を残しておくようにし
ている。この残った保護膜で形成されるパターンが透光
性基板のアライメントマークとなるため、別途アライメ
ントマークを形成する必要がなくなる。
【0011】しかも、この残った保護膜を遮光膜とする
ことで、液晶駆動基板との重ね合わせを行う際、この遮
光用の保護膜を液晶駆動基板の駆動回路と対向させるこ
とで、別途遮光膜を形成することなく駆動回路の遮光を
行うことができるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の光学基板の製造
方法における実施の形態を図に基づいて説明する。本実
施形態では、主としてマイクロレンズやマイクロプリズ
ムを備えた光学基板の製造方法を例として説明を行う。
【0013】図1〜図2は第1実施形態を説明する模式
断面図である。先ず、図1(a)に示すように、透光性
を備えたガラス基板1の表面にフォトレジスト2を塗布
し、フォトリソグラフィーを用いて後述のマイクロレン
ズを形成する部分であるレンズ部Rおよびアライメント
マークを形成するためのアライメントマーク部AMを開
口する。
【0014】ガラス基板1としては、例えば6インチ
径、0.8mm厚の石英ガラス基板(屈折率1.47
2)を使用し、フォトレジスト2としては、例えばネガ
型フォトレジストを用いて、マスク露光および現像によ
ってパターニングした後、所定の温度でポストベークを
施し、ガラス基板1との密着性向上を図っておく。
【0015】次に、図1(b)に示すように、ガラス基
板1上のフォトレジスト2をマスクとしてエッチング処
理を施し、レンズ部Rに凹状の窪みを形成する。エッチ
ング処理としてウェットエッチングを用いる場合には、
HF系のエッチング液を使用し、またドライエッチング
を用いる場合には、CCl4 ガスを使用する。
【0016】そして、このエッチングによるレンズ部R
の形成を、レンズ部R間にあるフォトレジスト2(図1
(b)の例では左側2つのフォトレジスト)が剥離する
まで続ける。これによって、レンズ部Rの窪みが形成さ
れるとともに、図1(b)の例では右側2つのフォトレ
ジスト2が残る状態となる。図1(c)に示すように、
このフォトレジスト2’を利用して間をアライメントマ
ーク部AMとして使用することになる。
【0017】つまり、本実施形態では、レンズ部Rを形
成するためのフォトレジスト2はエッチングによって除
去してしまい、アライメントマーク部AMを構成するフ
ォトレジスト2’はエッチングしても残るような大きさ
にパターニングしてある。これによって、レンズ部Rの
形成のためのエッチングと同時に、このレンズ部Rが形
成された段階で残ったフォトレジスト2’を用いてアラ
イメントマーク部AMを構成できるようになる。なお、
このアライメントマークAMと同様な考え方でスクライ
ブラインを構成することもできる。
【0018】次に、図2(a)に示すように、ガラス基
板1のレンズ部R、アライメントマーク部AMおよびス
クライブライン(図示せず)に高屈折率透明樹脂3をコ
ーティングし、基台ガラス4を貼り合わせる処理を行
う。高屈折率透明樹脂3としては、紫外線照射硬化型、
または紫外線照射+加熱硬化型、または熱硬化型のもの
(屈折率1.60〜1.70)を使用し、基台ガラス4
としては例えば6インチ径、0.5〜0.8mm厚の石
英ガラス(屈折率1.472)を使用する。この高屈折
率透明樹脂3と基台ガラス4およびガラス基板1との屈
折率差によって、レンズ部Rのレンズ効果が発揮される
ことになる。
【0019】また、高屈折率透明樹脂3をコーティング
して基台ガラス4を貼り合わせた後は、高屈折率透明樹
脂3に紫外線を照射したり(例えば、2000〜300
0mJ/cm2 )、加熱(例えば、150〜180℃)
によって硬化させ、基台ガラス4を固着する。
【0020】この基台ガラス4の貼り合わせによって、
レンズ部Rの形成されたガラス基板1と基台ガラス4と
の間にフォトレジスト2’で形成されたアライメントマ
ーク部AMが挟まれた状態となって、例えばTFT基板
との重ね合わせやダイシングまたはスクライブブレーク
時等、後の工程での位置合わせの目標として使用できる
ようになる。
【0021】次いで、図2(b)に示すように、基台ガ
ラス4の片面研磨を行い、所定の厚さに成形する。片面
研磨はガラス基板1を基準に光学研磨加工する。つま
り、屈折率差とレンズ部Rの曲率半径とで決まる焦点距
離のために基台ガラス4の厚みが重要となる。
【0022】このとき、ガラス基板1、基台ガラス4、
高屈折率透明樹脂3ともに透明であり、光学研磨途中で
の基台ガラス4の厚み測定が不正確となり、焦点距離も
不正確となり、十分なレンズ効果を発揮できない。しか
し、本実施形態のフォトレジスト2’は不透明であるこ
とから、それを基準として片面研磨中の基台ガラス4の
厚さを正確に測定でき、焦点距離の精度が向上し、十分
なレンズ効果を発揮できるようになる。
【0023】ここで、レンズの焦点距離f=(r/Δ
n)n、r:レンズ部Rの曲率半径、Δn:屈折率差、
n:高屈折率である。したがって、例えばr=25μ
m、Δn=1.7(高屈折率)−1.472(低屈折
率)とした場合、レンズの焦点距離f=(2.5/
(1.7−1.472))×1.7=186μmとな
る。
【0024】基台ガラス4を所定の厚さに成形した後
は、その表面にITO5をスパッターによって形成す
る。ITO5の厚さとしては130〜150nm程度で
ある。これによって、マイクロレンズアレイを備えた光
学基板が完成する。
【0025】マイクロレンズアレイを備えた光学基板が
完成した後は、TFT基板に所定のポリイミド配向膜を
形成し、ラビング処理を施し、光学基板側にシール剤塗
布、TFT基板側にコモン剤を塗布し、双方のアライメ
ントマークを用いて重ね合わせを行う。その後、アライ
メントマークとスクライブラインとでスクライブブレー
クを行い、液晶注入および熱処理をして液晶表示装置を
完成させる。
【0026】なお、マイクロレンズアレイを備えた光学
基板とTFT基板とに所定のポリイミド配向膜を形成
し、ラビング処理後にアライメントマークでダイシング
分割して光学基板を光学チップ、TFT基板をTFTチ
ップとし、光学チップにシール剤を塗布、TFTチップ
にコモン剤を塗布して双方のアライメントマークを用い
て重ね合わせを行う。その後、液晶注入および熱処理を
して液晶表示装置を完成させてもよい。
【0027】図3は液晶表示装置が完成した状態を示す
概略断面図、図4は液晶表示装置の概略平面図である。
先に説明した製造方法によってマイクロレンズアレイ部
MRの周辺にはアライメントマーク部AMを構成するた
めのフォトレジスト2’が形成されている。このフォト
レジスト2’を遮光膜から構成し、図5に示すようにマ
イクロレンズアレイ部MRの周囲を囲む状態に残してお
く。
【0028】これにより、TFT基板7を重ね合わせた
状態で、有効画素領域Gの周辺に設けられた駆動回路部
71を入射光から遮光することが可能となり、動作を安
定させることが可能となる。
【0029】なお、図5は対向基板にプリズムPを備え
る場合の製造方法を示す概略断面図である。プリズムP
を備える場合には、以下の手順で行う。 (1)マイクロレンズアレイ部MAが形成された基板
(マイクロレンズ基板)にマイクロプリズム用基板8を
高屈折率透明樹脂3を介して貼り合わせる。 (2)マイクロレンズ基板のアライメントマーク部AM
を基準にマイクロプリズム用基板8を所定の厚さ(例え
ば0.2mm厚)となるよう光学研磨する。 (3)マイクロレンズ基板のアライメントマーク部AM
を基準にフォトリソグラフィーを行い、CCl4 等でド
ライエッチングを行ってマイクロプリズム部MPを形成
する(図5(a)参照)。 (4)マイクロプリズム部MPを高屈折率透明樹脂3で
埋め、カバーガラス9(例えば、0.5mm厚)を貼り
合わせる(図5(b)参照)。 (5)カバーガラス9を所定の厚さ(例えば、0.1m
m厚)となるまで光学研磨する。 (6)ITO5(透明電極)を成膜する(130〜15
0nm厚)(図5(c)参照)。 なお、マイクロプリズム用基板8、カバーガラス9の厚
さは、レンズ部Rの曲率半径、高屈折率透明樹脂等のパ
ラメータで決まる。
【0030】図6はアライメントマークの形状を示す平
面図である。先に説明した図1(c)に示す工程で、レ
ンズ部Rの完成の後に残ったフォトレジスト2’がアラ
イメントマーク部AMとして使用されるが、この残った
フォトレジスト2’を利用して図6(a)〜(c)に示
すような形状にする。
【0031】すなわち、図6(a)は十文字にフォトレ
ジスト2’を残してアライメントマーク部AMを構成し
ており、この十文字の方向が各々ガラス基板のxy方向
を示している。また、図6(b)は十文字を中抜きとし
てアライメントマーク部AMを構成しており、この中抜
きとなった十文字の方向が各々ガラス基板のxy方向を
示している。さらに、図6(c)は4つのL型のフォト
レジストによってxy方向を示すようにしたアライメン
トマーク部AMである。なお、アライメントマーク部A
Mは、200(μm)×200(μm)程度の大きさが
良い。
【0032】このように、残すフォトレジスト2’の形
状によってガラス基板の方向性を特定できるようなアラ
イメントマーク部AMを構成すればよく、ガラス基板の
方向性を特定できれば図6(a)〜(c)に示す形状に
限定されることはない。また、アライメントマーク部A
Mと同様な方法でスクライブラインを形成する場合に
は、250〜300μm程度の幅が良い。
【0033】次に、図7の模式断面図に基づいて第2実
施形態の説明を行う。第2実施形態では、保護膜として
フォトレジスト2と金属膜6とを用いている点に特徴が
ある。
【0034】先ず、図7(a)に示すように、透光性を
備えたガラス基板1の表面に遮光性を備えた金属膜6を
被着し、その上にフォトレジスト2を塗布してフォトリ
ソグラフィーを用いて後述のマイクロレンズを形成する
部分であるレンズ部R、アライメントマーク部AMおよ
びスクライブラインに対応したフォトレジスト2を開口
する。
【0035】その後、このフォトレジスト2をマスクと
して金属膜6のエッチングを行い、レンズ部Rと対応し
た金属膜6を開口する。
【0036】ガラス基板1としては、例えば6インチ
径、0.8mm厚の石英ガラス基板(屈折率1.47
2)を使用し、また金属膜6としては、例えばクロムや
アルミニウム、タンタル、モリブデン、タングステン、
酸化クロム等をスパッターによって200nm程度被着
する。なお、金属膜6としてはクロム、酸化クロム等の
遮光性および低反射性を備えたものが望ましい。
【0037】フォトレジスト2としては、例えばネガ型
フォトレジストを用いて、マスク露光および現像によっ
てパターニングした後、所定の温度でポストベークし
て、金属膜6との密着性向上を図っておく。そして、こ
のフォトレジスト2をマスクとして金属膜6を例えばC
4 ガスにてドライエッチングする。
【0038】次に、図7(b)に示すように、ガラス基
板1上のフォトレジスト2および金属膜6をマスクとし
てエッチング処理を施し、レンズ部Rに凹状の窪みを形
成する。エッチング処理としてウェットエッチングを用
いる場合には、HF系のエッチング液を使用し、またド
ライエッチングを用いる場合には、CCl4 ガスを使用
する。
【0039】そして、このエッチングによるレンズ部R
の形成を、レンズ部R間にあるフォトレジスト2および
金属膜6(図7(b)の例では左側2つのフォトレジス
トおよび金属膜)が剥離するまで続ける。これによっ
て、レンズ部Rの窪みが形成されるとともに、図7
(b)の例では右側2つのフォトレジスト2および金属
膜6が残る状態となる。図7(c)に示すように、この
フォトレジスト2’および金属膜を利用してアライメン
トマーク部AMが構成されることになる。
【0040】なお、このフォトレジストおよび金属膜を
残すことで形成されるアライメントマーク部AMとして
は、例えば図6に示すような、ガラス基板の方向性を特
定できるような形状にしておく。
【0041】次に、図7(d)に示すように、ガラス基
板1のレンズ部R、アライメントマーク部AMおよびス
クライブラインに高屈折率透明樹脂3をコーティング
し、基台ガラス4を貼り合わせる処理を行う。高屈折率
透明樹脂3としては、紫外線照射硬化型、または紫外線
照射+加熱硬化型、または熱硬化型のもの(屈折率1.
60〜1.70)を使用し、基台ガラス4としては例え
ば石英ガラス(屈折率1.472)を使用する。この高
屈折率透明樹脂3と基台ガラス4との屈折率差によっ
て、レンズ部Rのレンズ効果が発揮されることになる。
【0042】また、高屈折率透明樹脂3をコーティング
して基台ガラス4を貼り合わせた後は、高屈折率透明樹
脂3に紫外線を照射したり(例えば、2000〜300
0mJ/cm2 )、加熱(例えば、150〜180℃)
によって硬化させ、基台ガラス4を固着する。
【0043】第1実施形態と同様、この基台ガラス4の
貼り合わせによって、レンズ部Rの形成されたガラス基
板1と基台ガラス4との間にアライメントマーク部AM
が挟まれた状態となって、例えばTFT基板との重ね合
わせやダイシングまたはスクライブブレーク時等、後の
工程での位置合わせの目標として使用できるようにな
る。
【0044】次いで、図2(b)に示す工程と同様に、
基台ガラス4の片面研磨を行い、所定の厚さに成形す
る。片面研磨はガラス基板1を基準に光学研磨加工す
る。つまり、屈折率差とレンズ部Rの曲率半径とで決ま
る焦点距離のために基台ガラス4の厚みが重要となる。
【0045】このとき、ガラス基板1、基台ガラス4、
高屈折率透明樹脂3ともに透明であり、光学研磨途中で
の基台ガラス4の厚み測定が不正確となり、焦点距離も
不正確となり、十分なレンズ効果を発揮できない。しか
し、本実施形態のフォトレジスト2’は不透明であるこ
とから、それを基準として片面研磨中の基台ガラス4の
厚さを正確に測定でき、焦点距離の精度が向上し、十分
なレンズ効果を発揮できるようになる。
【0046】ここで、レンズの焦点距離f=(r/Δ
n)n、r:レンズ部Rの曲率半径、Δn:屈折率差、
n:高屈折率である。したがって、例えばr=25μ
m、Δn=1.7(高屈折率)−1.472(低屈折
率)とした場合、レンズの焦点距離f=(2.5/
(1.7−1.472))×1.7=186μmとな
る。
【0047】この後の工程としては第1実施形態と同様
である。すなわち、図2(b)に示すように、基台ガラ
ス4の片面研磨を行い、所定の厚さに成形する。この厚
さとしては高屈折率透明樹脂3の屈折率によっても異な
るが、150〜200μm程度にする。
【0048】基台ガラス4を所定の厚さに形成した後
は、その表面にITO5をスパッターによって形成す
る。ITO5の厚さとしては130〜150nm程度で
ある。これによって、マイクロレンズアレイを備えた光
学基板が完成する。
【0049】また、対向基板にプリズムPを備える場合
には、図5に示す工程と同様な手順によってプリズムP
を形成する。そして、このプリズムPの上にITO5を
スパッターによって形成することで光学基板が完成す
る。
【0050】マイクロレンズアレイ部MAを備えた光学
基板が完成した後は、TFT基板に所定のポリイミド配
向膜を形成し、ラビング処理を施し、光学基板側にシー
ル剤塗布、TFT基板側にコモン剤を塗布し、双方のア
ライメントマーク部AMを用いて重ね合わせを行う。そ
の後、アライメントマーク部AMとスクライブラインと
でスクライブブレークを行い、液晶注入および熱処理を
して液晶表示装置を完成させる。
【0051】なお、マイクロレンズアレイ部MAを備え
た光学基板とTFT基板とに所定のポリイミド配向膜を
形成し、ラビング処理後にアライメントマークでダイシ
ング分割して光学基板を光学チップ、TFT基板をTF
Tチップとし、光学チップにシール剤を塗布、TFTチ
ップにコモン剤を塗布して双方のアライメントマーク部
AMを用いて重ね合わせを行う。その後、液晶注入およ
び熱処理をして液晶表示装置を完成させてもよい。
【0052】上記説明した第1実施形態および第2実施
形態では、いずれもレンズ部Rの形成としてガラス基板
1のウェットエッチングまたはドライエッチングを用い
る例を説明したが、他の方法を用いてもよい。
【0053】例えば、フォトレジスト2として耐サンド
ブラスト性の良好な感光性ドライフィルムフォトレジス
トを使用し、フォトリソグラフィーによってレンズ部R
と対応する部分の開口を行った後、サンドブラスト法に
よって物理的に窪みを形成する。その後、サンドブラス
ト処理で生じた窪み表面の細かい凹凸をわずかにHF系
のエッチング液でウェットエッチングまたはCCl4
を用いたドライエッチングを行って所定のレンズ形状へ
と整えるようにする。
【0054】また、上記と同じ感光性ドライフィルムフ
ォトレジストを使用し、サンドブラスト法の代わりに、
セラミックス微粒子を吹き付けて削るパウダービーム加
工を用いてもよい。この場合にも、パウダービーム加工
後に窪み表面に生じた細かい凹凸をわずかにHF系のエ
ッチング液でウェットエッチングまたはCCl4 等を用
いたドライエッチングを行って所定のレンズ形状へと整
えるようにする。
【0055】このようなサンドブラスト法やパウダービ
ーム加工によるレンズ部Rの形成法を適用する場合に
は、レンズ部Rを形成するガラス基板1として石英ガラ
ス基板を用いる必要がなく、ほうけい酸ガラス基板等の
安価なものを使用することができる。つまり、サンドブ
ラスト法やパウダービーム加工では、ガラス基板1を物
理的に削ることができるため、化学的なウェットエッチ
ングまたはドライエッチングで所定形状のレンズ部Rを
形成する時のような高いエッチング均一性は要求されな
い。したがって、石英ガラス基板よりも安価で大型のほ
うけい酸ガラス基板を使用することができ、ほうけい酸
ガラス基板を用いることで、大型の基板による大量生産
を行うことも可能となる。しかも、ウェットエッチング
やドライエッチングのみの場合と比べてレンズ形状の均
一化、再現性を向上でき、大型ガラス基板によるコスト
ダウンが可能となる。
【0056】また、上記説明したいずれの実施形態にお
いても、フォトレジスト2として遮光性を備えたものを
使用してもよい。すなわち、汎用のフォトレジスト2に
黒色有機顔料やカーボンを混合したものを用いた遮光性
を持たせるようにする。また、汎用のフォトレジスト2
の上に黒色有機顔料やカーボンを混合した樹脂ブラック
マスク用フォトレジストを形成しても良い。
【0057】この場合、図1(c)に示すようにレンズ
部Rおよび残ったフォトレジスト2’によりアライメン
トマーク部AMが形成された状態で、表面に樹脂ブラッ
クマスク用フォトレジストを3〜5μm厚塗布し、ガラ
ス基板1の裏面からフォトレジスト2’をマスクとして
セルフアライメントによる裏面露光、現像、ポストベー
クを行う。これによって、フォトレジスト2’の表面に
樹脂ブラックマスク用フォトレジストが形成されるよう
になる。
【0058】これにより、製造した光学基板を液晶表示
装置の駆動基板に対する対向基板として使用する際の遮
光性を向上させることができるようになる。つまり、外
乱光をこのフォトレジスト2で遮ることができ、TFT
素子の閾値電圧変動等の動作不安定要素を減少させるこ
とができるようになる。なお、このためには、光学的濃
度(Optical Density)が3.0以上と
なるように遮光性膜を形成することが重要である。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光学基板
の製造方法によれば次のような効果がある。すなわち、
マイクロレンズ等の光学部分を製造する際に用いる保護
膜の一部を残してアライメントマークにすることから、
別途の工程でアライメントマークを形成する必要が無く
なり、工程の簡素化を図ることが可能となるとともに、
読み取りやすいアライメントマークによる透光性基板の
位置合わせを容易にしかも正確に行うことが可能とな
る。
【0060】また、保護膜から成るアライメントマーク
によって、アライメントマークの判別が容易となり、T
FT等の液晶駆動基板との自動での位置合わせを的確に
行うことが可能となって、高精度、高生産性しかもレン
ズ効果の高い液晶表示装置を製造することが可能とな
る。
【0061】さらに、このアライメントマークと同様に
製造したスクライブまたはダイシングアライメントマー
クを使用することで、高精度の自動化スクライブまたは
ダイシングが可能となり生産性の向上を図ることが可能
となる。
【0062】また、スクライブまたはダイシングライン
が明確となることから、高精度のスクライブまたはダイ
シングが可能となる。
【0063】また、光学部分等を形成する際に残った保
護膜によって液晶駆動基板の駆動回路を外部光より遮へ
いすることができ、駆動回路のトランジスタの閾値電圧
変動を防止でき、安定した高画質の液晶表示が可能とな
る。
【0064】さらに、光学部分等を形成した後に保護膜
を剥離する必要がないことから、工程数の削減、剥離液
等の間接材料の不要によりコストダウンを図ることが可
能となる。
【0065】また、光学部分等を形成した後に残った保
護膜を基準として透光性基板に貼り合わせた基台ガラス
の厚さを正確に測定できるので、レンズの焦点距離が正
確となり、レンズ効果を高めることが可能となる。これ
によって、液晶表示装置の照度を高めることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態を説明する模式断面図(その1)
である。
【図2】第1実施形態を説明する模式断面図(その2)
である。
【図3】液晶表示装置の完成状態を示す概略断面図であ
る。
【図4】液晶表示装置を説明する概略平面図である。
【図5】プリズムを備える場合の製造工程図である。
【図6】アライメントマークの形状を示す平面図であ
る。
【図7】第2実施形態を説明する模式断面図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 フォトレジスト 3 高屈折
率透明樹脂 4 基台ガラス 5 ITO 6 金属膜 AM アライメントマーク部 P プリズム R
レンズ部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性基板の表面に保護膜で覆われる部
    分と該保護膜で覆われないで該透光性基板の表面が露出
    する部分とを形成する工程と、 前記保護膜をマスクとして前記透光性基板の表面が露出
    する部分を加工して光学部分を形成していく工程と、 前記加工によって前記光学部分が完成するまでの間に、
    該光学部分を形成するためのマスクになる保護膜を完全
    に除去するとともに、該光学部分を形成するためのマス
    クにならない保護膜を残しておく工程とから成ることを
    特徴とする光学基板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記光学部分に、前記透光性基板の屈折
    率と異なる屈折率の透光性樹脂を充填し、マイクロレン
    ズを構成することを特徴とする請求項1記載の光学基板
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記光学部分に、前記透光性基板の屈折
    率と異なる屈折率の透光性樹脂を充填し、マイクロプリ
    ズムを構成することを特徴とする請求項1記載の光学基
    板の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記保護膜はフォトレジスト膜から成る
    ことを特徴とする請求項1記載の光学基板の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記保護膜は金属膜から成ることを特徴
    とする請求項1記載の光学基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記保護膜はフォトレジスト膜と金属膜
    とから構成されることを特徴とする請求項1記載の光学
    基板の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記保護膜は遮光性膜から成ることを特
    徴とする請求項1記載の光学基板の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記保護膜をマスクとして、サンドブラ
    スト法を用いて前記透光性基板の表面の露出する部分を
    削る加工を行い、前記光学部分を形成することを特徴と
    する請求項1記載の光学基板の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記保護膜をマスクとして、セラミック
    ス微粒子を前記透光性基板の表面の露出する部分に吹き
    付けて削る加工を行い、前記光学部分を形成することを
    特徴とする請求項1記載の光学基板の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記光学部分が完成した状態で前記透
    光性基板の表面に残っている保護膜を利用して、該透光
    性基板の位置合わせマークを構成することを特徴とする
    請求項1記載の光学基板の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項8記載の光学基板の製造方法に
    おいて、前記サンドブラスト法を用いて前記透光性基板
    の表面の露出する部分を削る工程を行った後、その削っ
    た部分の表面にエッチング処理を施して前記光学部分を
    形成することを特徴とする光学基板の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項9記載の光学基板の製造方法に
    おいて、前記セラミックス微粒子を前記透光性基板の表
    面の露出する部分に吹き付けて削る工程を行った後、そ
    の削った部分の表面にエッチング処理を施して前記光学
    部分を形成することを特徴とする光学基板の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記位置合わせマークを構成する部分
    に前記透光性基板の屈折率と異なる屈折率の透光性樹脂
    を充填することを特徴とする請求項10記載の光学基板
    の製造方法。
  14. 【請求項14】 透光性基板の表面に遮光保護膜で覆わ
    れる部分と該遮光保護膜で覆われないで該透光性基板の
    表面が露出する部分とを形成する工程と、 前記遮光保護膜をマスクとして前記透光性基板の表面が
    露出する部分を加工して複数のマイクロレンズまたは複
    数のマイクロプリズムが並ぶ光学アレイ領域を形成する
    工程と、 前記加工によって前記光学アレイ領域が完成するまでの
    間に、該光学アレイ領域を形成するためのマスクになる
    遮光保護膜を完全に除去するとともに、該光学アレイ領
    域を形成するためのマスクにならない遮光保護膜を該光
    学アレイ領域の周囲を囲む状態で残しておく工程と前記
    光学アレイ領域の形成された透光性基板を対向基板に貼
    り合わせる工程と、 前記対向基板の光学アレイ領域の周辺を囲む状態で残さ
    れた遮光保護膜と、液晶駆動基板の有効画素領域の周辺
    に設けられた駆動回路とを対向させるよう該液晶駆動基
    板と該対向基板とを重ね合わせる工程と、 前記液晶駆動基板と前記対向基板との間に液晶を注入す
    る工程とから成ることを特徴とする液晶表示装置の製造
    方法。
  15. 【請求項15】 前記光学アレイ領域の周囲を囲む遮光
    保護膜には、所定形状の位置合わせマークが形成されて
    いることを特徴とする請求項14記載の液晶表示装置の
    製造方法。
  16. 【請求項16】 前記光学アレイ領域および前記位置合
    わせマークには、前記透光性基板の屈折率と異なる屈折
    率の透光性樹脂を充填することを特徴とする請求項15
    記載の液晶表示装置の製造方法。
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