JPH1063154A - 像保持体からの像形成物質除去方法及びその装置 - Google Patents

像保持体からの像形成物質除去方法及びその装置

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JPH1063154A
JPH1063154A JP8237299A JP23729996A JPH1063154A JP H1063154 A JPH1063154 A JP H1063154A JP 8237299 A JP8237299 A JP 8237299A JP 23729996 A JP23729996 A JP 23729996A JP H1063154 A JPH1063154 A JP H1063154A
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JP
Japan
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image
liquid
image forming
forming substance
toner
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JP8237299A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Tokita
才明 鴇田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 像保持体からの像形成物質除去装置におい
て、像形成物質の除去処理時間の短縮と、像保持体のシ
ワやジャム等の発生の防止を可能とする。 【解決手段】 液付与ユニット200と剥離ユニット3
00との間に、該液付与ユニット200により像保持体
としての被記録材に付与された液の、像形成物質である
トナーと被記録材との界面への浸透性を高めるための液
浸透処理ユニット500を設け、上記被記録材1をトナ
ーの軟化点以下の温度に保ったまま液浸透処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター、印刷機等の画像形成装置で画像を形
成した像保持体から該画像を構成する像形成物質を除去
する像保持体からの像形成物質除去方法及びその装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のOA化により、プリンター用紙や
複写用紙等の像保持体が大量に使用されるようになって
きた。それにともなってオフィスからは大量の廃棄用紙
が生ずるようになり、この多くが無駄に捨てられている
のが現状である。この処分に多大の費用がかかると同時
に、これら廃棄処理による地域環境の悪化、ひいては用
紙を生産するための森林伐採による地球規模での環境悪
化まで、最近ではとりざたされるようになってきた。
【0003】従来、この問題を解消し用紙のリサイクル
を図るためには、一度使用した用紙上のインキを取り除
き、再びすいて再生古紙として利用する処置を施してい
た。この処置には大規模な古紙再生施設が必要となる
上、使用済みの古紙に対して分別、回収、輸送など再生
紙を得るまでにいくつもの工程を踏まざるをえなかっ
た。
【0004】最近になって、1度使用した用紙上の文字
画像をクリーニングにより取り去り、複写あるいはプリ
ンティングに再利用することができる用紙が開発されて
いる。例えば、特開平4−67043号公報には、シー
ト状支持体(像保持体)の表面、特に片面のみに離型処
理してなり、且つ該離型処理した支持体に印を付け、普
通紙と区別したものが開示されている。しかしながら、
この支持体は特殊紙であるため定着性に難があり、一般
の複写用紙として使用するには問題がある。また、特開
平1−101576号公報及び特開平1−101577
号公報には、画像形成支持体(像保持体)上の像形成物
質を溶解する有機溶剤中で該画像形成支持体を超音波処
理することにより該像形成物質からなる画像を除去する
方法が開示されている。しかしながら、この方法の場
合、有機溶剤を用いているため、一般のオフィスや家庭
で使用するのにはやはり適さない。更に、特開平1−2
97294号公報には、画像形成支持体としてプラスチ
ック、金属、液浸透性の悪い用紙あるいはセラミックな
どで形成されたものを使用し、該支持体上に形成された
画像を熱溶融性の剥離体を介在させて加熱し、画像を該
支持体から剥離するクリーニング方法が開示されてい
る。しかしながら、この方法の場合、表面に離型処理を
施した特別な用紙を用いなければならない。
【0005】また、先に本出願人は、少なくとも画像が
形成される側の表面近傍に液体で膨潤する層を設けた像
保持体としての被記録材を用い、該画像を形成する皮膜
状の像形成物質よりも該被記録材の膨潤層を大きく膨潤
せしめる、水を含有した液体(以下、画像除去促進液と
いう)を被記録材に付与する液付与手段と、液付与後に
該被記録材を剥離部材に圧接或いは加熱圧接して、該像
形成物質を被記録材から該剥離部材に転写剥離する剥離
手段を有する像形成物質除去方法及び再生方法に関する
被記録材の再生装置を提案している(特開平6−289
754号、特開平7−13383号参照)。ここで、上
記皮膜状とは、必ずしも画像全体が一つの膜を形成して
いる状態ではなく、単に像形成物質が被記録材の内部に
深く浸透していない状態ということ、及び、染料を含有
する水性インクで印字した場合のように像形成物質がほ
とんど分子レベルで被記録材に吸着されている状態では
ないということを意味する。これによれば、被記録材に
対してその紙質を比較的損傷することなく像形成物質の
みを除去し、被記録材を再利用可能な状態に再生できる
ことが確認されている。
【0006】また、本出願人は、上記方法及び装置の改
良として、上記不安定化液の必要量を低減させ、再生エ
ネルギーの低減、処理速度の高速化、像保持体搬送の信
頼性の向上、像保持体のサイズ変化の低減、装置の小型
化、大量の不安定化液が蒸発するために発生する装置内
外のトラブルの回避、像形成物質の転写剥離の際に像保
持体の一部が像形成物質とともに剥離してしまうことに
よる像保持体の表面の荒れの防止等を目的とするものを
提案している(例えば、特願平7−37522号、特願
平5−22215号参照)。
【0007】例えば上記特開平8−44260号の方法
においては、水を含有する不安定化液が含浸された像保
持体の画像形成面に剥離部材を密着させるとともに水分
を透過しないシール部材により像保持体と剥離部材とを
密封又は密着挟持させ、像保持体からの水分蒸発が実質
的に生じない状態にしている。そして、この像保持体か
らの水分蒸発が実質的に生じない状態で、少なくとも像
保持体及び像形成物質を加熱して像形成物質を可塑化あ
るいは軟化させ、像保持体と剥離部材とを複数回圧接さ
せることにより、あるいは、上記像保持体からの水分蒸
発が実質的に生じない状態で、複数回像保持体と剥離部
材との間にズレが生じさせることにより、可塑化あるい
は軟化した像形成物質を像保持体から剥離部材へと転写
させ、前記目的を達成できることが明示されている。こ
こで、上記像保持体は、プリンター用紙、複写用紙など
のセルロース繊維を主成分とした紙質層で構成されたも
のに限定されず、少なくとも像形成物質が付着する側の
表面近傍に水を含む液体で膨潤する層を有するものであ
ればその対象となる。
【0008】また、本出願人は、上記不安定化液を付与
する手段を有する像保持体からの像形成物質除去装置に
おいて、像保持体に対してより均一に液を付与するこ
と、液が付与された状態の像保持体を安定に搬送するこ
と、より少量の画像除去促進液付与で効果的な剥離を行
うことなどを目的とするものを提案している(例えば、
特願平5−239075号、特願平7−26087
号)。そして、これにより、上記像保持体からの像形成
物質除去装置における不安定化液の液付与手段による像
保持体への均一な液付与が達成されるようになり、画像
除去特性が改善され、像保持体の搬送も安定に、すなわ
ち、ジャムの発生がなくなると共に像保持体自身への損
傷もなく搬送ができるようになった。
【0009】図6は、上記特開平8−44260号や上
記特願平7−26087号で提案されている技術を適用
した、開発途中の像保持体からの像形成物質除去装置の
一例を示すものである。この装置は、転写型の電子写真
複写機によって画像が形成された像保持体としての被記
録材から、像形成物質としての乾式の電子写真用トナー
(以下、トナーという)を取り除き、被記録材を再生す
る被記録材再生装置(以下、トナー除去装置という)の
一例である。このトナー除去装置は、積載状態で収容し
ている画像が形成された被記録材1を一枚づつ分離給送
する給紙ユニット100と、給紙ユニット100から送
られてきた被記録材1に液保持部材で不安定化液(以
下、「液」という)を付与する液付与手段としての液付
与ユニット200と、液が供給された被記録材1からト
ナーを剥離して除去する剥離手段としての剥離ユニット
300と、剥離ユニット300から被記録材1を排出す
る排出ユニット400等を備えている。
【0010】上記給紙ユニット100は、画像形成面を
上に向けて給紙トレイ101上に積載された被記録材1
を最上部のものから給紙ローラ102で給紙し、図示し
ない分離機構で重送紙を分離して一枚の被記録材1のみ
を、タイミング調整及びスキュー補正のための図示しな
いレジストローラ対で送り出すものである。その具体的
な構成及び動作は電子写真複写機における給紙機構と同
様であるので、詳細な説明は省略する。
【0011】上記液付与ユニット200は、被記録材1
の搬送のためのガイド板201a、201b、202
a、202b、203a、203b、液2が収容された
液容器204、汲み上げローラ205、塗布ローラ20
6、押さえローラ207などにより構成されている。上
記汲み上げローラ205は一部が液容器201内の液2
中に浸るように設置されている。また、上記塗布ローラ
206は上記汲み上げローラ205に対して接するよう
に若しくはわずかのギャップを持つように設置されてい
る。図6において、被記録材1の搬送速度に合わせて塗
布ローラ206が矢印方向に回転し、該塗布ローラ20
6に連れ回る形で汲み上げローラ205が矢印方向に回
転する。このとき被記録材1は、塗布ローラ206と被
記録材を一定加重で上面から押さえる押さえローラ20
7との間を搬送される。そして、上記汲み上げローラ2
05の回転により、液容器204内の液2を塗布ローラ
206との対向部まで汲み上げ、該液2を塗布ローラ2
06から被記録材1に塗布する。液2の塗布量は、塗布
ローラ206の表面に設けたくぼみの大きさ及び深さに
より調整される。
【0012】ここで、上記被記録材は、水を含む液体が
画像の形成されている側の表面に付与されると膨潤する
ものであるが、被記録材の表面近傍に形成された熱可塑
性または熱溶融性を有する像形成物質と被記録材との界
面付近に水が浸透すると、両者間の接着力は非常に弱い
ものとなる。液付与ユニット200において液2を被記
録材1に付与するのは、この接着力を弱めるためにほか
ならない。この像形成物質を表面近傍に保持する被記録
材を、短時間で水に湿らせるには被記録材の濡れ性が重
要な特性項目として寄与し、例えば、純水あるいは水道
水などに普通紙を浸しても濡れ性が悪いためなかなか繊
維間内部にまで水は浸透しない。そこで、この問題を解
消し速やかに水を被記録材内部にまで浸透させるため
に、上記液2としては、水に界面活性剤あるいは水溶性
ポリマーなどを加えた液を使用するのが好ましい。
【0013】上記剥離ユニット300には、少なくとも
一方のベルト部材が転写紙1上のトナーTと接触する一
対のエンドレスのベルト部材(以下「エンドレスベル
ト」という)301a,301bが、内部に図示しない
ヒーターを有して加熱が可能な加熱加圧ローラ302〜
306、分離ローラ307a、307b、入口ローラ3
08a、308b、支持ローラ309a、309b、3
10a、310b、311a、311bを介して張り巡
らされ、図示しない駆動手段により、矢印方向に回動さ
れる。駆動手段は、加熱加圧ローラ304〜306が、
電動機によりギアを介して駆動されるように配置されて
いる。この一対のエンドレスベルト301a,bのうち
転写紙1の画像形成面に接触する下側のエンドレスベル
ト301b(以下、必要に応じて「剥離ベルト」とい
う)は被記録材1に付着しているトナーに対して該トナ
ーと該被記録材1との付着力よりも大きな付着力を発揮
し得る剥離部材で構成されている。加熱加圧ローラ30
2、303は、例えばアルミニウム、ステンレスなどの
金属よりなるローラであり、加熱加圧ローラ304〜3
06は、表面にシリコーン・ゴム等の弾性部材の被覆を
設けたローラである。加熱加圧ローラ302とローラ3
04、305との間、加熱加圧ローラ303とローラ3
05、306との間には、図示しないバネ、油圧などの
付勢手段により、圧力が加えられ、それぞれの加熱加圧
ローラ間には、ニップが形成される。
【0014】ここで、一般に用いられている乾式トナー
を使用する電子写真方式による画像を例として、像形成
物質の除去の過程を述べる。乾式の電子写真用トナーは
一般に粘弾性を有する熱可塑性樹脂を主成分としたもの
である。図6の装置の剥離ユニット300において、画
像が形成された被記録材1は、エンドレスベルト301
a、301bの間に挟持され複数の剥離部を搬送される
が、被記録材1上のトナーTは、加熱加圧ローラ302
〜306のニップ間を通過する間に、所定の温度に達
し、軟化する。軟化したトナーTは、加熱加圧ローラ3
02〜306が形成するニップ内で押圧され、トナーT
は剥離ベルト301bへ接着する。加熱する温度は、使
用する像形成物質の粘弾性の温度特性により、適当なレ
ベルが選択されるべきである。一般の乾式の電子写真用
トナーを用いる場合には、70〜190°Cが好まし
く、特に、90〜130°Cに被記録材1が加熱される
ように設定することが好ましい。この温度範囲よりも低
い温度では、トナーTの流動性が不足するので、トナー
Tが充分に剥離部材11a、11bに接着せず、トナー
Tの剥離転写が生じにくくなる。また、上記温度範囲よ
りも高い温度では、トナーTの流動性が高くなり過ぎ
て、トナーTが被記録材1の中まで浸透してしまうた
め、剥離転写が困難になったり、被記録材1と剥離ベル
ト301bとの分離が困難になったりする。
【0015】また、剥離ユニット300において、上記
加圧加熱ローラ302〜306間の一つのニップを通過
した後のエンドレスベルト301a、301bは逆方向
に曲げられるため、上下のエンドレスベルト301a、
301bの間、被記録材1とエンドレスベルト301
a、301bとの間には速度差を生じる。これにより、
上下のエンドレスベルト間及び被記録材と下側のエンド
レスベルト、すなわち剥離ベルトとの間にせん断力が作
用し、それぞれの接触面に平行な相対的なずれが発生す
る。このずれの発生により、トナーを介して接着してい
た被記録材1と剥離ベルト301bとは分離し、被記録
材1上のトナーは剥離ベルト301b側に剥離転写す
る。
【0016】上記剥離ユニット300においては、上記
剥離プロセスを経て、トナーが被記録材1から剥離ベル
ト301bへと剥離転写するが、被記録材1上のトナー
の全部を、被記録材1と剥離ベルト301bとの間の1
回の圧接及び分離で剥離部材に剥離転写しようとする
と、実用に耐える程度の定着性を有する画像では被記録
材1とトナーとの接着力が大きいため、剥離転写が不十
分となってトナーが被記録材1の表面に残ってしまった
り、被記録材の一部が破壊してトナーと共に剥離ベルト
301bへ転写してしまう現象が生じたりするという問
題を生じる。更に被記録材1と剥離ベルト301bとの
分離が不良となり、被記録材1が剥離ベルト301bに
巻き付いてしまい、ジャムが発生したりするという問題
を生じる。
【0017】そこで、図6のトナー除去装置の剥離ユニ
ット300においては、被記録材と剥離部材との間の1
回の圧接・分離で被記録材1上のすべてのトナーを剥離
ベルト301bに転写することなく、上記圧接及び分離
を複数回繰り返し、段階的に被記録材1上のトナーを剥
離ベルト301bに剥離転写させて、被記録材上のトナ
ーを除去することにより、前述の問題を解消している。
すなわち、トナーの除去を良好に行い、被記録材の損傷
を防止し、被記録材と剥離部材との分離不良によるジャ
ムの発生を防ぐことができる。
【0018】また、上記剥離ベルト301bには、被記
録材1表面のトナーTが剥離転写されるが、剥離ベルト
301b上のトナーはクリーニング部材312bにより
除去され、剥離ベルト301bは繰り返し使用される。
クリーニング部材312bで除去されたトナーは容器3
13b内に収容される。上記クリーニング部材312b
としては、スパイラル状に刃を形成したローラ、ループ
状に金属や有機ポリマーの細線を巻き付けたたわし状の
表面を有するローラ、金属や有機ポリマーのワイアを植
毛したローラが好ましく用いられるが、必ずしも回動可
能なローラを用いる必要は無く、金属やセラミックス、
有機ポリマーの固定のブレードにより剥離部材をクリー
ニングすることも可能である。
【0019】上記排出ユニット400は上記剥離ユニッ
ト300によりトナーが除去され、再生された被記録材
1をストックするためのものであり、排紙トレー401
上に再生された被記録材1が重なった状態でストックさ
れる。 (以下、余白)
【0020】ここで、液付与ユニット200による被記
録材1への液付与量が多い場合、例えば1g以上の液を
付与する場合には、剥離ユニット300から排出された
被記録材1は液2により塗れた状態であったり表面が平
滑でなかったりする場合がある。これを防止するために
被記録材を乾燥し、平滑に仕上げる乾燥・仕上げ手段を
上記剥離ユニット300と排出ユニット400との間に
設けてもよい。
【0021】なお、図6のトナー除去装置は、剥離ユニ
ット300における一対のエンドレスベルト301a、
301bのうち下側のエンドレスベルト301bのみが
剥離部材で構成されているものであるが、上記一対のエ
ンドレスベルト301a、301bの双方を剥離部材で
構成した場合には、両面コピーの画像を除去するにあた
って片面ずつの剥離処理を行う場合に比較して、被記録
材1の加熱を1回でだけ行えばよい点でエネルギー効率
よくトナーが除去される。また、両面同時に剥離すれ
ば、処理速度も速くなり、機械構成も簡素なものにでき
る。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところが、本発明者の
研究により、以上述べたような構成の像保持体からの像
形成物質除去装置において像形成物質の除去を行う際
に、像形成物質の種類によっては像保持体と像形成物質
との界面への不安定化液の浸透性が悪く、液付与後十分
な時間をおかなければ接着力が弱まらない現象が確認さ
れた。図7は像形成物質としての、互いに異なる2種類
のトナーT1、T2の剥離率と像保持体に不安定化液を
付与した後該像保持体を剥離ユニットに進入させるまで
の放置時間との関係を示す説明図である。ここで、剥離
率とは剥離処理前の像保持体としての転写紙上の像形成
物質としてのトナーが付着した部分(以下、トナー部と
いう)の面積に対する剥離処理後の転写紙上のトナー部
の面積の比率であり、全くトナーが剥離されない場合が
0%、全てのトナーが剥離された場合が100%であ
る。図7において、特性線a1はトナーT1を用いる複
写機(以下、A1機という)にて作製した転写紙からト
ナーの剥離を行った場合の結果を示すものであり、特性
線a2は、トナーT2を用いる複写機(以下、B1機と
いう)にて作製した転写紙からのトナーの剥離率を示す
ものである。図7からわかるように、B1機にて作製し
た転写紙からトナーの除去を行う場合には、液付与後の
放置時間によらず良好なトナーの除去がなされている。
一方、A1機にて作製した転写紙からトナーの除去を行
う場合には、液付与後10secしか放置しない場合には
約86%程度しかトナーの除去がなされていないが、放
置時間が増えるにつれて剥離率が向上し、約50sec以
上の十分な放置時間をおくことにより100%の剥離率
が得られることがわかる。この結果から、転写紙からの
トナー剥離を良好に行うためには、転写紙とトナーとの
界面に十分に不安定化液が浸透する程度に十分な時間を
おく必要があるということがわかる。
【0023】しかしながら、良好なトナー除去を行うた
めに放置時間をとると、転写紙1枚当たりのトナー除去
処理時間が長くなってしまうという問題点があった。
【0024】また、上記装置において、液付与後、トナ
ーと転写紙との界面の接着力が弱まらない状態で上記剥
離手段で上記トナーの軟化点以上の温度に加熱すると、
トナーが軟化して上記剥離部材である下エンドレスベル
ト301bとの間にも接着力が生じ、転写紙がトナーを
介して上記下エンドレスベルト301bに固定されてし
まう。そして、その状態で搬送される際に、何らかの原
因、例えば、上記下エンドレスベルト301aと共に上
記転写紙を挟持して搬送を行う上エンドレスベルト30
1aと転写紙との摩擦力や、図6のように転写紙の搬送
経路が蛇行配置された場合に該搬送経路に生じるずれ等
が生じることにより、上記転写紙面方向にズレ応力が付
与されると、該転写紙にひずみが発生し、シワが生じた
り、ジャムの原因となったりするという問題点もあっ
た。なお、この問題点は、図6の装置のようにベルト形
状の剥離部材を用いる剥離手段を有する装置の場合のみ
ならず、上記トナーと転写紙との界面の接着力が弱まら
ない状態で該転写紙をトナーの軟化点以上の温度に加熱
し、このときに該転写紙面方向に何らかの原因でズレ応
力が付与される装置の場合には発生し得るものである。
【0025】本発明は以上の背景に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、像形成物質の除去処理
時間が短縮でき、しかも像保持体のシワやジャム等の発
生を防止することのできる像保持体からの像形成物質除
去装置を提供することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、像保持体の画像形成面と該画像
形成面に付着している像形成物質との間の付着状態を不
安定状態にする不安定化液を、該像保持体に付与する液
付与工程と、像保持体に付着している像形成物質に対し
て該像形成物質と該像保持体との付着力よりも大きな付
着力を発揮し得る剥離部材と、該不安定化液が付与され
た像保持体上の像形成物質とを接触させ、かつ、該像保
持体を該像形成物質の軟化点以上の温度に加熱した後、
該剥離部材と該像保持体とを離間させることにより、該
像保持体から該像形成物質を剥離する剥離工程と、を有
する像保持体からの像形成物質除去方法において、上記
像保持体を上記像形成物質の軟化点以下の温度に保った
状態で、上記液付与工程によって上記像保持体に付与さ
れた不安定化液の上記像保持体と該像保持体に付着して
いる像形成物質との界面への浸透を促進する液浸透処理
工程を、上記像保持体を像形成物質の軟化点以上の温度
に加熱するよりも前に実行することを特徴とするもので
ある。
【0027】この像保持体からの像形成物質除去方法に
おいては、上記像保持体を像形成物質の軟化点以上の温
度に加熱するよりも前に、上記液付与工程によって上記
像保持体に付与された不安定化液の、上記像保持体と該
像保持体に付着している像形成物質との界面への浸透を
促進する液浸透処理工程を実行する。これにより、不安
定化液の上記像保持体と該像保持体に付着している像形
成物質との界面への浸透が促進される。また、該液の浸
透が促進されて該液が上記界面に浸透すると、上記像形
成物質と上記像保持体との接着力が弱められ、その後に
像保持体上の像形成物質が軟化点以上の温度に加熱され
ても上記界面に上記液が介在することにより、該界面に
おける接着力が高まらない。
【0028】請求項2の発明は、像保持体の画像形成面
と該画像形成面に付着している像形成物質との間の付着
状態を不安定状態にする不安定化液を、該像保持体に付
与する液付与手段と、該像形成物質を該像形成物質の軟
化点以上の温度に加熱する加熱装置を有し、該像保持体
に付着している像形成物質に対して該像形成物質と該像
保持体との付着力よりも大きな付着力を発揮し得る剥離
部材と、該不安定化液が付与された像保持体上の像形成
物質と、を接触させ、かつ、上記加熱装置により上記像
形成物質を加熱した後、該剥離部材と該像保持体とを離
間させることにより、該像保持体から該像形成物質を剥
離する剥離手段と、を有する像保持体からの像形成物質
除去装置において、上記像形成物質を上記像形成物質の
軟化点以下の温度に保った状態で、上記液付与手段によ
って上記像保持体に付与された不安定化液の上記像保持
体と該像保持体に付着している像形成物質との界面への
浸透を促進する液浸透処理手段を、上記加熱装置よりも
像保持体搬送方向上流側に設けたことを特徴とするもの
である。
【0029】この像保持体からの像形成物質除去装置に
おいては、上記加熱装置よりも像保持体搬送方向上流側
に設けた上記液浸透処理手段により、上記液付与手段に
よって上記像保持体に付与された不安定化液の上記像保
持体と該像保持体に付着している像形成物質との界面へ
の浸透を促進する。また、該液の浸透が促進されて該液
が上記界面に浸透すると、上記像形成物質と上記像保持
体との接着力が弱められ、その後に像保持体上の像形成
物質が軟化点以上の温度に加熱されても上記界面に上記
液が介在することにより、該界面における接着力が高ま
らない。
【0030】請求項3の発明は、請求項2の像保持体か
らの像形成物質除去装置において、上記像保持体を一回
又は複数回上記像形成物質の軟化点以下の温度に加熱す
る加熱手段、上記像保持体を一回又は複数回加圧する加
圧手段、及び上記像保持体に一回又は複数回ズレ応力を
付与するズレ応力付与手段のうち、少なくとも一つの手
段を、上記液浸透処理手段として設けたことを特徴とす
るものである。
【0031】この像保持体からの像形成物質除去装置に
おいては、上記液浸透処理手段により、上記像保持体に
対して上記像形成物質の軟化点以下の温度への加熱、加
圧、及びズレ応力のうち少なくとも一つの作用を一回以
上行う。ここで、上記像保持体を上記像形成物質の軟化
点以下の温度に加熱した場合には、該像形成物質の軟化
による接着力が生じない状態で上記像保持体に付与され
た液の粘性を低下させて像保持体と該像保持体に付着し
ている像形成物質との界面への浸透が促進される。ま
た、上記像保持体を一回又は複数回に分けて加圧した場
合、又はズレ応力付与手段により上記像保持体に一回又
は複数回に分けてズレ応力を付与した場合には、該加圧
力又はズレ応力により上記液が像形成物質または該像形
成物質が付着していない像保持体表面に押圧され、該液
の毛管現象による浸透を促進するので、像保持体と該像
保持体に付着している像形成物質との界面への上記液の
浸透が促進される。また、該液の浸透が促進されて該液
が上記界面に浸透すると、上記像形成物質と上記像保持
体との接着力が弱められ、その後に像保持体上の像形成
物質が軟化点以上の温度に加熱されても上記界面に上記
液が介在することにより、該界面における接着力が高ま
らない。
【0032】請求項4の発明は、請求項2又は3の像保
持体からの像形成物質除去装置において、上記液付与手
段による液付与箇所から上記液浸透処理手段による液浸
透処理箇所までの間で上記像保持体を挟持しながら搬送
する挟持搬送手段を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0033】この像保持体からの像形成物質除去装置に
おいては、上記挟持搬送手段により、上記液付与箇所か
ら上記液浸透処理箇所までの間で上記像保持体を挟持し
ながら搬送する。
【0034】請求項5の発明は、請求項2、3、又は4
の像保持体からの像形成物質除去装置において、上記液
付与手段による上記像保持体への液付与と上記液浸透処
理手段による該像保持体と該像保持体に付着している像
形成物質との界面への上記液の浸透処理とを同時に又は
交互に複数回行うように、上記液付与手段と上記液浸透
処理手段とを構成したことを特徴とするものである。
【0035】この像保持体からの像形成物質除去装置に
おいては、上記液付与手段による上記像保持体への液付
与と上記液浸透処理手段による該像保持体と該像保持体
に付着している像形成物質との界面への上記液の浸透処
理とを同時に又は交互に複数回行う。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明を電子写真複写機に
よって画像が形成された像保持体から、像形成物質を除
去するトナー除去装置に適用した実施形態について説明
する。図1は本実施形態に係るトナー除去装置の概略構
成図である。ここで、上記図6の装置と同様な部分には
同じ符号を付し、それらの説明は省略する。
【0037】本発明者の鋭意研究の結果、上記液付与ユ
ニット200で被記録材に付与した液を、該被記録材と
像形成物質との界面に短時間で浸透させるためには、液
付与後に加圧、加熱、ズレ応力などの付与を行うのが効
果的であることがわかった。しかしながら、被記録材と
像形成物質との界面に液が浸透しないまま被記録材の温
度を軟化点以上の温度に加熱すると、上述のように被記
録材のシワやジャムが発生しやすくなる。そこで、本実
施形態においては、液付与ユニット200と剥離ユニッ
ト300との間に、該液付与ユニット200により像保
持体としての被記録材に付与された液の、像形成物質で
あるトナーと被記録材との界面への浸透性を高めるため
の液浸透処理ユニット500を設け、上記被記録材1を
トナーの軟化点以下の温度に保ったまま液浸透処理を行
うような構成を採用している。以下、液浸透処理ユニッ
ト500について詳しく説明する。
【0038】図1の装置において、液浸透処理ユニット
500には、上下に2つのエンドレスベルト501a、
501bが、内部に図示しないヒーターを有して加熱が
可能な上ローラ502〜504、下ローラ505〜50
7、支持ローラ508a、508b、509a、509
bを介して張り巡らされている。そして、上下エンドレ
スベルト501a、501bそれぞれを独立に駆動でき
るように、上ローラ502、503、504と下ローラ
505、506、507を駆動する図示しない電動機が
設置されている。また、上記上下エンドレスベルト50
1a,501bの線速度はそれぞれ独立に設定可能とな
っている。
【0039】上記液付与ユニット200により液2が付
与された被記録材1は、液浸透処理ユニット500の上
下エンドレスベルト501a、501bの間に挿入さ
れ、上下ローラ502〜507により加圧される。この
加圧により、毛管現象による液2の被記録材1への浸透
が促され、被記録材1とトナーとの界面に液2が浸透し
やすくなる。よって、短時間で被記録材とトナーとの界
面に液2を浸透させて被記録材1とトナーとの接着力を
弱め、トナーを除去処理する時間を短縮することができ
る。液2の浸透処理がなされた被記録材はガイド板51
0a、510bを通過して剥離ユニット300に送られ
る。上記浸透処理によりトナーとの接着力が弱められた
被記録材1は、剥離ユニット300においてトナーの軟
化点以上の温度に加熱されるが、上記トナーと被記録材
1との界面に液が介在することにより、該トナーと被記
録材1との接着力が高まることがない。このため、剥離
ユニット300の蛇行搬送部において被記録材1面方向
にズレ応力が付与されても、該被記録材1にひずみが生
じにくく、被記録材1のシワやジャムなどの発生を防止
することができる。また、トナーと被記録材1との接着
力が高まらずトナーが被記録材1から剥離されやすくな
るので、剥離ベルト301bからの被記録材1の分離が
容易になり、分離不良によるジャムを防止することがで
きる。
【0040】また、上記構成においては、上記上下ロー
ラ502〜507により加圧を行う際に、該ローラ内蔵
のヒータにより加熱を行う。このときの加熱温度はトナ
ーの軟化点以下の温度に設定する。これにより、上記加
熱を行わずに室温で処理を行う場合に比して、液2の粘
性が低下して該液の浸透性が向上し、被記録材1とトナ
ーとの界面に浸透しやすくなるので、より短時間で被記
録材1とトナーとの接着力が弱まってトナーを良好に除
去することができる。さらに、トナーの軟化により該ト
ナーに接着力が生じることがないので、上記エンドレス
ベルト501bへの被記録材1の接着による該被記録材
のひずみが生じることがない。これにより、該ひずみに
よる被記録材のシワや搬送不良等の発生を防止すること
ができる。
【0041】また、上記上下エンドレスベルト501
a、501bの線速度が互いに異なる速度となるように
該エンドレスベルト501a、501bをそれぞれ駆動
すれば、該エンドレスベルト501a、501b間に速
度のズレが生じる。これにより、該エンドレスベルト5
01a、501bに挟持された被記録材1とトナーとの
間に、上記速度のズレに応じたズレ応力が生じる。この
ズレ応力により、毛管現象による液2の被記録材1への
浸透が促され、被記録材とトナーとの界面に液2が更に
浸透しやすくなる。よって、より短時間で被記録材1と
トナーとの接着力が弱まってトナーを良好に除去するこ
とができる。
【0042】図2に、変形例に係る液浸透ユニット50
0の概略構成を示す。この液浸透ユニット500におい
ては、上記一対のエンドレスベルト501a,501b
が千鳥状に配置された上下ローラ502、503、50
4、505、506、507により蛇行形状に配置さ
れ、複数の加圧部を形成するように構成している。液2
が付与された被記録材は、該加圧部において所定の圧力
で押圧され、上記液2が被記録材1と該被記録材1上に
付着したトナーとの界面に浸透する。図示の装置におい
ては、上記加圧を行う際に被記録材1はトナーの軟化点
以下の温度である室温に保たれている。また、この加圧
部通過の間に、被記録材1は千鳥状に配設された上下ロ
ーラ502、503、504、505、506、507
の形状にしたがって順次逆方向に湾曲するため、蛇行配
置してある上下エンドレスベルト501a、501bの
厚みの差と上下ローラへの巻き付け角とから、加圧部間
では、エンドレスベルト間、及び、該エンドレスベルト
と被記録材1との間にそれぞれ所定のズレ応力が生じ
る。このズレ応力の発生により、被記録材に付着してい
る液2がトナーを介して、あるいは、トナーの付着して
いない上記被記録材表面から浸透して回り込んで、該ト
ナーと被記録材1との界面に浸透する。これにより、転
写紙12から良好にトナーが除去される。なお、この場
合にも、上記上下エンドレスベルト501a、501b
が互いに異なる速度となるように該上下エンドレスベル
ト501a、501bを駆動して上記被記録材1にズレ
応力を付与したり、上記上下ローラ502、503、5
04、505、506、507にヒータを内蔵させて該
ヒータにより上記被記録材1をトナーの軟化点以下の温
度に加熱したりすることにより、更に液の浸透性を高め
て更に良好にトナーを除去することが可能となる。
【0043】また、上記液付与ユニット200及び液浸
透処理ユニット500として、図3に示すような、上記
液付与ユニット200と液浸透処理ユニット500とを
一体化した装置(以下、液付与及び液浸透処理ユニット
という)を用いてもよい。この装置においては、上下エ
ンドレスベルト501a、501bによる被記録材1の
挟持搬送経路上に、液付与を行う液付与部と、液浸透処
理を行う液浸透処理部とが設けられている。具体的に
は、上記上下エンドレスベルト501a、501bによ
る被記録材1の挟持搬送経路を挟んで上側に押さえロー
ラ207、上ローラ502、503、504が設けら
れ、上記各ローラに対向して塗布ローラ206、下ロー
ラ505、506、507が設けられている。そして、
上記塗布ローラ206には下エンドレスベルト501b
が一定長さ巻き付いており、その巻き付き領域内におい
て該下エンドレスベルト501bを挟んで対向するよう
に上記汲み上げローラ205が設けられている。これに
より、汲み上げローラ205の回転により汲み上げられ
た液2は上記下エンドレスベルト501b表面に付着
し、上記塗布ローラ206の回転により、該塗布ローラ
206と押さえローラとに挟持された被記録材1に塗布
される。そして、液2が塗布された被記録材1は上記上
下エンドレスベルト501a、501bに挟持された状
態のまま、上記上下ローラ502、503、504、5
05、506、507による加圧部に進入する。この構
成によれば、液2が付与された被記録材1が挟持された
状態のまま搬送されるので、液浸透処理が終了するまで
の間にジャムを引き起こしたり、被記録材1にシワが生
じたりすることがない。よって、良好にトナー除去処理
を行うことができる。なお、この場合にも、上記上下エ
ンドレスベルト501a、501bが互いに異なる速度
となるように該上下エンドレスベルト501a、501
bを駆動して上記被記録材1にズレ応力を付与したり、
上記上下ローラ502、503、504、505、50
6、507にヒータを内蔵させて該ヒータにより上記被
記録材1をトナーの軟化点以下の温度に加熱したりする
ことにより、更に液の浸透性を高めて更に短時間でトナ
ーを除去することが可能となる。 (以下、余白)
【0044】他の変形例に係る液付与及び液浸透処理ユ
ニットを図4(a)に示す。この装置においては、液付
与と液浸透処理とを同時に複数回行うような構成を採用
している。具体的には、液2が収容された液容器201
内の液2中にそれぞれの一部が浸るように汲み上げロー
ラ205a、205b、205c、205dが設置さ
れ、塗布ローラ515、516、517、518がそれ
ぞれ上記汲み上げローラ205a、205b、205
c、205dに対して接するように若しくはわずかのギ
ャップを持つように設置されている。そして、被記録材
1の搬送速度に合わせて塗布ローラ515、516、5
17、518が矢印方向に回転し、該塗布ローラ51
5、516、517、518に連れ回る形で汲み上げロ
ーラ205a、205b、205c、205dが矢印方
向に回転する。そして、被記録材1は、上記上下エンド
レスベルト501a、501bによる被記録材1の挟持
搬送経路を挟んで、複数の塗布ローラ515、516、
517、518と被記録材を一定加重で上面から加圧す
る複数の押さえローラ511、512、513、514
で構成された複数の加圧部を順次通過する。ここで、下
エンドレスベルト501bは、例えばコットンなどの通
水性のある素材で構成する。このとき、上記汲み上げロ
ーラ205a、205b、205c、205dの回転に
より、液容器204内の液2を塗布ローラ515、51
6、517、518との対向部まで汲み上げ、該液2を
上記複数の加圧部において塗布ローラ515、516、
517、518から上記下エンドレスベルト501bを
介して被記録材1に塗布する。このようにして、上記被
記録材1への液付与と、液浸透処理とを同時に複数回行
う。このように、多数回に分けて液付与を行うことで1
回の塗布を行った場合に生じる塗布むらが平均化され、
その結果として被記録材1への液2の塗布むらがなくな
ると共に、液を浸透させる効果が更に向上する。このと
き、上記液付与1回当たりに被記録材1に塗布する液の
量を少なくすると、液が被記録材1とトナーとの界面付
近に留まり、不必要に被記録材内部まで浸透させなくす
ることが可能となる。よって、液2の使用効率が向上す
る。
【0045】また、例えば図4(b)に示すように、液
付与と液浸透処理とを交互に複数回行うような構成を採
用してもよい。図示の装置の場合には、塗布ローラ51
5、516、517と押さえローラ511、512、5
13とにより蛇行配置された上下エンドレスベルト間を
被記録材が通過し、この間に、該被記録材に塗布ローラ
による液2の付与と、塗布ローラと押さえローラとによ
る加圧とが交互に付与される。この場合にも、上記下エ
ンドレスベルト501bは、コットンなどの通水性のあ
る素材で構成する。このように、液付与と液浸透処理と
を交互に複数回行う場合にも、液付与と液浸透処理とを
同時に複数回行う場合と同様の効果を得ることができ
る。更に、図4(b)の例においては、上記上下エンド
レスベルト501a、501bが蛇行配置されているこ
とにより、加圧力のみならず、ズレ応力も被記録材に付
与することとなるので、さらに液浸透性が向上する。な
お、以上述べた液付与と液浸透処理とを同時に又は交互
に複数回行うような構成を採用した場合にも、上記上下
エンドレスベルト501a、501bが互いに異なる速
度となるように該上下エンドレスベルト501a、50
1bを駆動して上記被記録材1にズレ応力を付与した
り、上記塗布ローラ515、516、517、と押さえ
ローラ511、512、513とにヒータを内蔵させて
該ヒータにより上記被記録材1をトナーの軟化点以下の
温度に加熱したりすることにより、更に液の浸透性を高
めて更に良好にトナーを除去することが可能となる。
【0046】次に、変形例に係るトナー除去装置の概略
構成を図5に示す。この装置においては、図1の液浸透
処理ユニット500及び剥離ユニット300として、該
液浸透処理ユニット500と剥離ユニット300とを一
体化した装置(以下、液浸透処理及び剥離ユニットとい
う)を用いた構成を採用している。ここで、上記図1の
装置と同様な部分には同じ符号を付し、それらの説明は
省略する。この装置においては、上下エンドレスベルト
301a、301bによる被記録材1の搬送経路上に、
液浸透処理を行う液浸透処理部と剥離を行う剥離部とが
設けられている。具体的には、上記上下エンドレスベル
ト301a、301bによる被記録材1の搬送経路上
に、被記録材1への加圧を行う上ローラ502、50
3、504、及び該上ローラ502、503、504に
上記エンドレスベルト301a、301bを挟んで対向
する下ローラ505、506、507が設けられ、該上
下ローラ502、503、504、505、506、5
07による加圧部よりもベルト搬送方向下流側に内部に
図示しないヒーターを有してトナーの軟化点以上の加熱
が可能な加熱加圧ローラ302〜306、分離ローラ3
07a、307bが設けられている。上記上下エンドレ
スベルト301a、301bのうち、下エンドレスベル
ト301bは剥離部材で構成されている。そして、上記
上下ローラ502、503、504、505、506、
507による加圧により、被記録材1とトナーとの界面
に液2が浸透して被記録材1とトナーとの接着力が弱ま
る。上記加圧を行う際には、被記録材1はトナーの軟化
点以下の温度である室温に保たれている。そして、被記
録材1とトナーとの接着力が弱まった被記録材は、複数
の剥離部に搬送される。そして、加熱加圧ローラ302
〜306のニップ間を通過する間に被記録材上のトナー
は軟化してエンドレスベルト301bへ接着する。この
時には既にトナーと被記録材との接着力が弱まっている
ので、上記加熱加圧ローラ302〜306のニップ間を
通過するときにズレ応力が与えられても剥離ベルト30
1bに被記録材が引っ張られることがない。よって、被
記録材にひずみが生じにくく、シワやジャムなどの発生
を防止することができる。そして、分離ローラによる分
離の際にトナーは被記録材から剥離されてエンドレスベ
ルト301b側に転写される。なお、この構成を採用し
た場合にも、上記上下エンドレスベルト301a、30
1bが互いに異なる速度となるように該上下エンドレス
ベルト301a、301bを駆動して上記被記録材1に
ズレ応力を付与したり、上記上下ローラ502、50
3、504、505、506、507にヒータを内蔵さ
せて該ヒータにより上記被記録材1をトナーの軟化点以
下の温度に加熱したりすることにより、更に液の浸透性
を高めて更に良好にトナーを除去することが可能とな
る。
【0047】
【実施例】 [実施例1]被記録材1としての市販のコピー用紙の片
面に上述のA1機にて画像を形成し、上記図1のトナー
除去装置を用いて上記画像形成面を下にした状態で上記
コピー用紙に不安定化液2を下面から付与し、トナー除
去処理を行った。該不安定化液2としては、アルキルス
ルホ琥珀酸ソーダ(5wt%)、フッ素系界面活性剤
(5wt%)、イオン交換水(残量)からなる混合液を
調合したものを用いた。上記エンドレスベルト501
a、501bとしては、ポリエチレンナフタレート樹脂
よりなる0.1mmの厚さのフィルムを超音波接合により
エンドレス・ベルトにしたものを用いた。上下ローラ5
02〜507としては直径が25mmのローラを用い
た。上ローラ502〜504は内部に熱源(ヒータ)と
してハロゲン・ランプを有するステンレス製のローラを
使用し、下ローラ505〜507は同様にハロゲン・ラ
ンプを有する厚みが3mmのシリコーン・ゴム層を有す
るアルミニウム・ローラを用いた。各上下ローラ間に、
それぞれ3.9×104Paの圧力がかかるように、ロ
ーラ有効長を320mm、ニップ幅を1.5mm、ローラ
間荷重を19Nに設定した。
【0048】ここで、液浸透処理ユニットの上下ローラ
のヒータは点灯させず、室温にてトナー除去処理を実施
し、上記エンドレスベルト501a、501bは等速で
回動するように設定した。その後、コピー用紙上に残存
したトナーの割合(面積比)を目視により評価した。な
お、上記上下ローラのうち上記加圧を行う上下ローラ以
外は上記エンドレスベルト501a、501bから離間
し、上記加圧を行う上下ローラの数を変えて上記処理を
行った。この結果、上下ローラ各3本以上により加圧を
行った場合に、画像の取り残しのない良好な画像除去が
なされた。このとき、上記液付与後の用紙が剥離ユニッ
トに入るまでの時間は5sec以下であり、従来良好にト
ナー除去するために要した時間に比して十分短時間であ
った。この処理で再生された紙を用いて、再び、上記の
複写機で複写したところ、除去処理を行っていない紙を
用いた場合と明らかな差は観察されず、正常な画像が得
られた。また、この複写画像は指先でこすっても脱落せ
ず、また上記除去処理を行ったことによる定着不良も発
生せず、十分に実用に耐えると判定された。上記処理を
連続して30枚のコピー用紙について実施したが、ジャ
ムが発生したり紙にシワが発生したりすることはなかっ
た。
【0049】〔比較例1〕図1のトナー除去装置から液
浸透処理ユニットを取り外した装置を用いた以外は、上
記実施例1と同様に用紙のトナー除去処理をした。この
とき処理後の用紙にはトナーが残っており、また、トナ
ーが剥離されている部分においても、用紙表面に盛り上
がりが生じていた。
【0050】上記実施例1と比較例1とから、液浸透処
理ユニットを設置しない場合にはコピー用紙とトナーと
の界面に不安定化液が十分浸透せず、両者間の接着力が
十分に弱まっていないことが考えられる。液浸透処理ユ
ニット500を設置することで、トナー剥離前に用紙が
加圧を受け、その作用で 1.トナー表面に付着した不安定化液がトナーを通り抜
け界面に到達する 2.画像部以外の用紙表面に付着した不安定化液の一部
が回り込んでトナーと用紙との界面に到達する。 等が生じ、剥離性が向上すると考えられる。
【0051】〔実施例2〕上記実施例1と同じ装置(図
1のトナー除去装置)を用いて、上記上下エンドレスベ
ルト501a、501b間に1%の線速差を設け、液浸
透処理ユニット500に用紙が挿入されてから排出され
るまでの間に1mm程度の上下ベルト間のズレが発生する
ようにした以外は上記実施例1と同様の処理条件で用紙
からのトナー除去処理を行い、上記実施例1と同じ評価
を行った。その結果、液浸透処理ユニット500の上下
ローラ各2本以上により加圧を行った場合に、良好な剥
離を行うことができた。このとき、上記液付与後の用紙
が剥離ユニットに入るまでの時間は実施例1と同様に5
sec以下であり、従来良好にトナー除去するために要し
た時間に比して十分短時間であった。これは、上記実施
例1と同様に用紙への加圧を行う際に、更に該用紙にズ
レ応力を作用させることで、実施例1よりも少ないロー
ラ本数で効果的な液浸透を行うことが可能になったため
であると考えられる。
【0052】〔実施例3〕上記実施例1と同じ装置(図
1のトナー除去装置)を用いて、上記上下ローラによる
加熱温度を実施例に用いたトナーの軟化点以下の温度、
例えば60°Cに設定した以外は上記実施例1と同様の
処理条件で用紙からのトナー除去処理を行い、上記実施
例1と同じ評価を行った。その結果、液浸透処理ユニッ
ト500の上下ローラ各2本以上により加圧を行った場
合に、良好な剥離を行うことができた。このとき、上記
液付与後の用紙が剥離ユニットに入るまでの時間は実施
例1と同様に5sec以下であり、従来良好にトナー除去
するために要した時間に比して十分短時間であった。こ
れは、上記実施例1と同様に用紙への加圧を行う際に、
更に該用紙を加熱することで、実施例1よりも少ないロ
ーラ本数で効果的な液浸透を行うことが可能になったた
めであると考えられる。 〔比較例2〕上記上下ローラによる加熱温度を上記トナ
ーの軟化点以上の温度、例えば100°Cに設定した以
外は上記実施例3と同様の処理条件で用紙からのトナー
除去処理を行ったところ、エンドレスベルトと用紙とが
くっついて搬送不良が生じてしまった。
【0053】〔実施例4〕上記実施例1と同じ装置(図
1のトナー除去装置)において、液浸透処理ユニットと
して、図2に示した液浸透処理ユニットを用いた以外は
上記実施例1と同様の処理条件で用紙からのトナー除去
処理を行い、上記実施例1と同じ評価を行った。その結
果、実施例2と同様に、液浸透処理ユニット500の上
下ローラ各2本以上により加圧を行った場合に、良好な
剥離を行うことができた。このとき、上記液付与後の用
紙が剥離ユニットに入るまでの時間は実施例1と同様に
5sec以下であり、従来良好にトナー除去するために要
した時間に比して十分短時間であった。上記実施例2と
同様に上下ローラ各2本以上を用いた場合に良好な剥離
を行うことができたのは、以下の理由による。上記図2
の液浸透処理ユニットによれば、蛇行配置してある上下
エンドレスベルト501a、501bの厚みの差と上下
ローラへの巻き付け角とから上下のエンドレスベルト5
01a、501間でズレが生じる。このため、実施例2
で行ったように上下エンドレスベルト501a、501
bを独立に駆動しなくても、実施例2と同様に上下エン
ドレスベルト間にズレを発生させて効果的な液浸透を行
うことができたと考えられる。
【0054】〔実施例5〕上記実施例1と同じ装置(図
1のトナー除去装置)において、液付与ユニット200
及び液浸透処理ユニット500として、図3に示す装置
を用いた以外は上記実施例1と同様の処理条件で用紙か
らのトナー除去処理を行い、上記実施例1と同じ評価を
行った。その結果、液浸透処理を行う上下ローラ各3本
以上により加圧を行った場合に、良好な剥離を行うこと
ができた。このとき、上記液付与後の用紙が剥離ユニッ
トに入るまでの時間は5sec以下であり、従来良好にト
ナー除去するために要した時間に比して十分短時間であ
った。図3の装置によれば、処理対象の用紙を上下エン
ドレスベルト501a,501bで挟持した状態のまま
液付与と液浸透処理とを行うので、上記液付与ユニット
200と液浸透処理ユニット500との間で上記用紙を
挟持しない状態のまま搬送する場合とは異なり、液付与
によって腰が弱くなった用紙が、液浸透処理を終了する
までに紙ジャムを引き起こしたり、用紙にシワが生じた
りすることがなかった。
【0055】〔実施例6〕上記実施例1と同じ装置(図
1のトナー除去装置)において、液付与ユニット200
及び液浸透処理ユニット500として、図4(b)に示
す装置を用いた以外は上記実施例1と同様の処理条件で
用紙からのトナー除去処理を行い、上記実施例1と同じ
評価を行った。その結果、液浸透処理ユニット500の
上下ローラ各3本以上により加圧を行った場合に、良好
な剥離を行うことができた。このとき、一回目の液付与
後の用紙が剥離ユニットに入るまでの時間は5sec以下
であり、従来良好にトナー除去するために要した時間に
比して十分短時間であった。図4(b)の装置によれ
ば、実施例5と同様に、処理対象の用紙を上下エンドレ
スベルト501a,501bで挟持した状態のまま液付
与と液浸透処理とを行うので、上記液付与ユニット20
0と液浸透処理ユニット500との間で上記用紙を挟持
しない状態のまま搬送する場合とは異なり、液付与によ
って腰が弱くなった用紙が、液浸透処理を終了するまで
に紙ジャムを引き起こしたり、用紙にシワが生じたりす
ることがなかった。
【0056】
【発明の効果】請求項1乃至5の発明によれば、上記液
浸透処理工程を実行することにより、上記液付与工程に
よって上記像保持体に付与された不安定化液の上記像保
持体と該像保持体に付着している像形成物質との界面へ
の浸透性が促進され、上記液浸透処理工程を実行しない
場合に比して短時間で像保持体と像形成物質との界面に
上記不安定化液を浸透させることができるので、像形成
物質の除去処理時間を短縮することができるという優れ
た効果がある。さらに、上記像保持体を像形成物質の軟
化点以上の温度に加熱する前に該像形成物質と該像保持
体との接着力を弱め、該像保持体が像形成物質の軟化点
以上の温度に加熱されたときにも上記界面における接着
力が高まらないので、何らかの原因で像保持体面方向に
ズレ応力が付与されても該像保持体にひずみが生じにく
く、像保持体のシワやジャムなどの発生を防止すること
ができるという優れた効果がある。また、上記像形成物
質と該像保持体との接着力が高まらなくなることで像形
成物質が像保持体から剥離されやすくなるので、剥離部
材からの像保持体の分離が容易になり、分離不良による
ジャムを防止することができるという効果がある。
【0057】また、請求項4及び5の発明によれば、上
記像保持体が、上記液付与箇所から上記液浸透処理箇所
までの間を上記挟持搬送手段により挟持されている状態
で搬送されるので、液付与により腰が弱くなった像保持
体にシワが生じたり、ジャムが生じたりすることがない
という優れた効果がある。
【0058】特に、請求項5の発明によれば、上記液付
与手段による液付与と上記液浸透処理手段による液浸透
処理とを同時に又は交互に複数回行うので、上記液付与
を複数回行うことにより一回の液付与当たりに生じる液
の塗布むらが平均化されて該塗布むらが減少すると共に
上記液浸透処理を複数回行うことにより該液を浸透させ
る効果が更に向上するという優れた効果がある。また、
1回しか液付与を行わない場合に比して上記複数回行う
液付与の1回当たりの液付与量を少なくすれば、液が像
保持体の内部にまで浸透せずに該像保持体と像形成物質
との界面付近に留まるようになるので液の使用効率が向
上するという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る電子写真複写機の概略構成を示
す正面図。
【図2】液浸透ユニットの変形例を示す概略構成図。
【図3】液付与ユニット及び液浸透処理ユニットの変形
例を示す概略構成図。
【図4】(a)、(b)は、液付与ユニット及び液浸透
処理ユニットの他の変形例を示す概略構成図。
【図5】変形例に係るトナー除去装置の概略構成を示す
正面図。
【図6】従来例に係るトナー除去装置の概略構成を示す
正面図。
【図7】図6の装置を用いてトナー除去処理を行ったと
きの剥離率の時間依存性を示す図。
【符号の説明】 100 給紙ユニット 200 液付与ユニット 300 剥離ユニット 400 排出ユニット 500 液浸透処理ユニット 501 エンドレスベルト 502〜504 上ローラ 505〜507 下ローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像保持体の画像形成面と該画像形成面に付
    着している像形成物質との間の付着状態を不安定状態に
    する不安定化液を、該像保持体に付与する液付与工程
    と、像保持体に付着している像形成物質に対して該像形
    成物質と該像保持体との付着力よりも大きな付着力を発
    揮し得る剥離部材と、該不安定化液が付与された像保持
    体上の像形成物質とを接触させ、かつ、該像保持体を該
    像形成物質の軟化点以上の温度に加熱した後、該剥離部
    材と該像保持体とを離間させることにより、該像保持体
    から該像形成物質を剥離する剥離工程と、を有する像保
    持体からの像形成物質除去方法において、 上記像保持体を上記像形成物質の軟化点以下の温度に保
    った状態で、上記液付与工程によって上記像保持体に付
    与された不安定化液の上記像保持体と該像保持体に付着
    している像形成物質との界面への浸透を促進する液浸透
    処理工程を、上記像保持体を像形成物質の軟化点以上の
    温度に加熱するよりも前に実行することを特徴とする像
    保持体からの像形成物質除去方法。
  2. 【請求項2】像保持体の画像形成面と該画像形成面に付
    着している像形成物質との間の付着状態を不安定状態に
    する不安定化液を、該像保持体に付与する液付与手段
    と、該像形成物質を該像形成物質の軟化点以上の温度に
    加熱する加熱装置を有し、該像保持体に付着している像
    形成物質に対して該像形成物質と該像保持体との付着力
    よりも大きな付着力を発揮し得る剥離部材と、該不安定
    化液が付与された像保持体上の像形成物質と、を接触さ
    せ、かつ、上記加熱装置により上記像形成物質を加熱し
    た後、該剥離部材と該像保持体とを離間させることによ
    り、該像保持体から該像形成物質を剥離する剥離手段
    と、を有する像保持体からの像形成物質除去装置におい
    て、 上記像形成物質を上記像形成物質の軟化点以下の温度に
    保った状態で、上記液付与手段によって上記像保持体に
    付与された不安定化液の上記像保持体と該像保持体に付
    着している像形成物質との界面への浸透を促進する液浸
    透処理手段を、上記加熱装置よりも像保持体搬送方向上
    流側に設けたことを特徴とする像保持体からの像形成物
    質除去装置。
  3. 【請求項3】請求項2の像保持体からの像形成物質除去
    装置において、 上記像保持体を一回又は複数回上記像形成物質の軟化点
    以下の温度に加熱する加熱手段、上記像保持体を一回又
    は複数回加圧する加圧手段、及び上記像保持体に一回又
    は複数回ズレ応力を付与するズレ応力付与手段のうち、
    少なくとも一つの手段を、上記液浸透処理手段として設
    けたことを特徴とする像保持体からの像形成物質除去装
    置。
  4. 【請求項4】請求項2又は3の像保持体からの像形成物
    質除去装置において、 上記液付与手段による液付与箇所から上記液浸透処理手
    段による液浸透処理箇所までの間で上記像保持体を挟持
    しながら搬送する挟持搬送手段を設けたことを特徴とす
    る像保持体からの像形成物質除去装置。
  5. 【請求項5】請求項2、3、又は4の像保持体からの像
    形成物質除去装置において、 上記液付与手段による上記像保持体への液付与と上記液
    浸透処理手段による該像保持体と該像保持体に付着して
    いる像形成物質との界面への上記液の浸透処理とを同時
    に又は交互に複数回行うように、上記液付与手段と上記
    液浸透処理手段とを構成したことを特徴とする像形成物
    質除去装置。
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