JPH1064286A - 不揮発性半導体メモリ装置 - Google Patents

不揮発性半導体メモリ装置

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JPH1064286A
JPH1064286A JP9174922A JP17492297A JPH1064286A JP H1064286 A JPH1064286 A JP H1064286A JP 9174922 A JP9174922 A JP 9174922A JP 17492297 A JP17492297 A JP 17492297A JP H1064286 A JPH1064286 A JP H1064286A
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memory device
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semiconductor memory
potential
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JP9174922A
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Hiroshi Goto
寛 後藤
Toshibumi Asakawa
俊文 浅川
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な消去動作によって消去できる不揮発性
半導体メモリ装置を提供することを目的とするものであ
る。 【解決手段】 浮遊ゲート3と制御ゲート2とを有する
トランジスタ1を備える不揮発性メモリセルにおいて、
トランジスタ1のドレイン電極またはソース電極の一方
に電気的に接続する容量素子9と、容量素子9を充電
し、ドレイン電極またはソース電極の一方を他方と異な
る電位に設定する電位設定手段と、容量素子9が放電す
るまで、トランジスタ1の値電圧を変動させる電圧を制
御ゲート2に印加する電圧発生手段とを備える不揮発性
半導体メモリ装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報またはデータ
を電気的に書換えることのできる不揮発性半導体メモリ
装置に関し、特に、書込み、消去動作を簡単にかつ確実
に実施できる不揮発性半導体メモリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の不揮発性半導体メモリ装置では、
その記憶情報の書換え動作を大別すると、ホット・エ
レクトロンによる書き込み、トンネル電流による消去方
式と、トンネル電流による書き込み、トンネル電流に
よる消去方式とに分けられる。前者は、電気的消去型の
フラッシュEEPROMであり、メモリセルの制御ゲー
トとドレイン電極の両方に書き込み電圧Vppを印加し
て、ホット・エレクトロンを浮遊ゲートに注入して書き
込みが行われている。従って、チャンネル長やトンネル
絶縁膜の膜厚やソース・ドレイン電極間の電圧などによ
りメモリセルの閾値が異なり、書き込み後の閾値VTHの
分布は、図38(a)、(b)に示すように大きなもの
となる。
【0003】一方、消去時は、制御ゲートを接地し、ソ
ース電極(或いはドレイン電極)に消去電圧Vppを印加
し、浮遊ゲートに捕獲された電子をソース電極(或いは
ドレイン電極)に引き抜いている。この消去動作におい
ても、書き込み時と同線にワード線の電圧やドレイン電
圧やトンネル電圧絶縁膜厚などに依存して、消去後のセ
ルの閾値の分布は図38(a)、(b)に示すように大
きくばらついたものとなる。後者は、NAND型EEP
ROMであり、この不揮発性メモリは浮遊ゲートの全面
からのトンネル電流によって書き込み及び消去が行われ
る。上述した消去の場合と同様に、閾値はワード線の印
加電圧やドレイン電圧やトンネル絶縁膜などに依存して
変動するため、書き込み後や消去後のメモリセルの閾値
VTHの分布は、図38(c)に示すように大きくなる特
徴を有する。
【0004】なお、図38(d)は紫外線消去型である
UVEPROMの閾値を示すものであり、メモリセルの
制御ゲートとドレイン電極の両方に書き込み用電圧Vpp
を印加して、ホット・エレクトロンを浮遊ゲートに注入
して書き込みが行われる。従って、フラッシュEEPR
OMと同様に、書き込み後のメモリセルの閾値電圧は広
く分布する。一方、消去動作は、浮遊ゲートに捕獲され
た電子の引き抜きを紫外線の照射によって行うので、消
去後の閾値電圧VTHが約0.8V近傍に揃った分布とな
る。閾値電圧の分布を示す図38(a)乃至(d)で
は、縦軸が閾値電圧VTHを示し、横軸が各メモリセルの
閾値電圧VTHの頻度を示しており、浮遊ゲートに電荷が
蓄積された状態を”0”データとし、浮遊ゲートに蓄積
電荷がない状態を”1”データと表示して閾値電圧の分
布が示されている。従来の半導体不揮発性メモリでは、
上述したように、閾値電圧VTHのばらつきが発生する特
徴を有している。従って、同一の閾値電圧VTHとして書
き込み操作及び消去操作をすることができない。通常、
同一チップ内であっても、閾値のばらつきがあり、ビッ
ト毎に書き込み時間を変えることによって閾値電圧が所
定の範囲に収まるようにしており、書き込み時間がかか
る。
【0005】また、従来の半導体不揮発性メモリでは、
メモリセルの書き込み状態や消去状態を検出し、修正す
るための輪理回路を具備しており、この諭理回路は半導
体メモリ装置において大きな面積を占める。また、この
論理回路は、通常、メモリセルに流れるドレイン電流か
ら書き込み状態や消去状態を検出する場合が多い。その
一例として、特開昭64−46297号(発明者:ウィ
ンストン・ケイ・エム・リー、出願人:インテル・コー
ポレーション)が挙げられる。図39(a)、(b)
は、その原理的な回路図であり、この不揮発性メモリの
消去は、浮遊ゲートの最終的な電位を制御する特別の回
路によって実施できる。
【0006】図39(a)に示されるように、不揮発性
メモリセル1は制卸ゲート2と浮遊ゲート3を備えてい
る。消去電圧源7はメモリセルのソースSに消去電圧を
供給するようになっている。帰還増幅回路4がドレイン
Dと制御ゲート2の間に接続されている。動作において
は、ドレイン電圧が上昇すると、制御電圧2も上昇し、
浮遊ゲートから電子が放電される。その結果、一層帰還
電圧が上昇して制御ゲート2に印加され消去電圧を打ち
消す。帰還増幅回路4の帰還量を制御することによっ
て、浮遊ゲートの最終的な電位を制御することができ
る。
【0007】図39(b)に示されるように、不揮発性
メモリ1は制御ゲート2と浮遊ゲート3を備え、不揮発
性メモリ1のドレインと制御ゲート2の間に、基準電圧
源6が接続された比較器5が接続され、その出力端子は
消去電圧源7に接続されている。ドレイン電圧が上昇し
て、基準電圧VR を越えると、比較器5の出力が反転し
て消去電圧源7の動作を停止する。これによって、不揮
発性メモリが過消去状態となって、負の閾値が発生する
のが防止される。上述のように、従来の不揮発性メモリ
は、初期状態の閾値が所定の分布を有しており、書き込
み時の閾値電圧のばらつきを少なくして安定した動作を
行わせるための回路や、消去状態を検出して修正する帰
還回路や論理回路を具備することにより、消去動作時は
メモリセルが過消去状態となり、負の閾値電圧が発生す
るのを防止して、メモリセルの初期状態の閾値電圧のば
らつきを低減する。こうして、従来の不揮発性半導体メ
モリはより複雑な回路構成となっている。このように、
メモリセル以外に多くの回路を必要とするため、不揮発
性半導体メモリ装置が必要以上に大きくなる。また、初
期状態のメモリセルの閾値電圧がばらついている場合に
は、書き込み時間を変えることにより、メモリセルの閾
値電圧が所定の範囲に入るようにしており、書き込み時
間を要する欠点がある。
【0008】一般的に、フラッシュEEPROMの書き
込み・消去動作は、予め浮遊ゲートに電荷を蓄積して"
0"データを書き込んだうえ、浮遊ゲートの蓄積電荷を
消去するようになされるので、その消去動作が複雑であ
る欠点がある。このようなことから、フラッシュEEP
ROMでは、消去動作は、電荷を浮遊ゲートに一旦蓄積
した後に、電荷を引き抜くようにして行っている。ま
た、書き込み時間を節約するために、データを一旦RA
Mに記録させてから、不揮発性メモリセルに書き込む方
法が採られている。
【0009】そのため、大きな周辺回路が必要となる。
このような欠点を解消するため、不揮発性メモリの書き
込み・消去動作機能を保持しながら不揮発性メモリ装置
の周辺領域にDRAM(ダイナミックRAM)を構成し
て、データをそのRAMに一旦書き込んだ後に、順次不
揮発性メモリセルに書き込む方法が考えられている。
【0010】また、副ビット線に蓄積された浮遊電荷の
漏洩(リーク電流)が大きい場合には、電位が急激に低
下して、プリチャージが十分になされない。これは、記
憶情報を読み出す際の支障となる。さらに、不揮発性メ
モリセルの浮遊ゲートに電荷を蓄積することによってデ
ータを蓄積する場合に、プリチャージされた副ビット線
の蓄積電荷が漏洩電流によって放出されると、不揮発性
メモリセルのドレイン電圧(充電電圧)が低下する。そ
のため、消去動作ができない恐れがある。ドレイン電圧
は一定であることが望ましく、変動が大きい場合には、
書き込み・消去動作が効果的に実行できなくなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記課題に鑑みなされ
たものであって、本発明の第1の目的は、簡単な消去動
作によって消去ができる不揮発性半導体メモリを提供す
ることである。また、本発明の第2の目的は、ビット線
に蓄積された電荷を保持して、浮遊ゲート型の不揮発性
メモリの書き込み・消去動作を確実になし得る不揮発性
半導体メモリ装置を提供することである。また、本発明
の第3の目的は、短時間に、しかも、安定した書き込み
・消去動作を確実になし得る不揮発性半導体メモリ装置
を提供することである。また、本発明の第4の目的は、
書き込み・消去動作を確実になし得、また消費電力を低
減できる不揮発性半導体メモリ装置を提供することであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明の実施の
形態について、以下の四つの側面から説明する。本発明
の第1の側面によれば、複数のワード線、前記ワード線
と交差する複数本のビット線とソース線、前記ワード線
と前記ビット線、前記ソース線の交点の所に備えられ
た、各々ソース、ドレイン、浮遊ゲートおよび制御ゲー
トを有し、その制御ゲート、ドレイン、浮遊ゲートおよ
びソースが各ワード線、ビット線、ソース線にそれぞれ
接続されている、複数個のメモリセル、選択されたメモ
リセルのソースまたはドレインに電荷を与え、一定時間
後に浮遊状態にする手段、および前記選択メモリの制御
ゲートに正電位と負電位の間で変化する信号を印加し、
それによってその閾値が一定電圧に収束するようにする
手段、を備えたことを特徴とする前記不揮発性半導体メ
モリ装置、が提供される。
【0013】本発明の第1の側面による不揮発性半導体
メモリ装置について、図1、図2を参照して説明する。
図1(a)の原理図において、不揮発性メモリセル1は
半導体基板にソース・ドレイン拡散層とその主表面に形
成された第1、第2の絶縁層(トンネル酸化膜)を有す
る。メモリセル1はまた、第1、第2の絶縁膜によって
囲まれた第1電極(浮遊ゲート)とその第1電極の上に
形成された第2電極(制御ゲート)とを有している。メ
モリセル1はスイッチMOSトランジスタ8に接続さ
れ、そのドレイン電極はキャパシタ9に接続される。キ
ャパシタ9は複数個のメモリセルに接続されたビット
線、及びそのビット線に電気的に接続された部分の総合
寄生容量Co を有している。ビット線に接続されている
部分は、たとえば選択スイッチ素子8とメモリセルであ
る。他のトランジスタまたは配線は回路に相当する構造
による。選択スイッチ素子8とメモリセルは少なくとも
1つのトランジスタを有するけれども、そのトランジス
タが接続されている側の不純物拡散層の寄生容量がおも
にまたは実質的に寄生容量Co に寄与する。ビット線が
長くなり、不揮発性メモリセルの数が多くなると、寄生
容量が増大する。ビット線等が短く、寄生容量の発生が
不十分である場合、寄生容量Co に、別の容量素子をビ
ット線に補助的に接続しても良い。
【0014】今、データがセルに書き込まれるように電
荷が浮遊ゲート2に注入され、メモリセルの閾値が十分
に高いように浮遊ゲート2が負電位に十分に帯電される
ものとする。
【0015】図1(b)に示されるように、メモリセル
1のドレイン電極が正電位(5V)に帯電され、その後
浮遊電位に置かれる。次に、正パルスを制御電極2に印
加して制御電極2の電位が短時間、正(3V)となるよ
うにし、次に負パルスを制御電極2に印加して制御電極
の電位が短時間負(−10V)となるようにする。その
ため、浮遊ゲート3の電位は若干変化してドレイン電位
を低下させる。このような動作を繰り返して浮遊ゲート
3に蓄積された電荷を減少させ、それによってメモリセ
ルに記憶されたデータを消去する。
【0016】上述したように、本発明の第1の側面によ
る不揮発性半導体メモリ装置においては、消去は次のよ
うに行われる。正、負の電位に変化するパルス波(信
号)を制御ゲートに印加して、浮遊ゲートに蓄積された
電荷を放電し、メモリセルの閾値が十分に低くなると
き、ドレインの電荷がチャンネルを通してソースに放電
されてドレイン電位を低下させる。
【0017】ドレイン電位はパルス波が制御電極に印加
されるとき低くなる。そのため、たとえ、負パルスが制
御電極に印加されても、浮遊ゲートとドレインの間でト
ンネル電流は流れず、浮遊ゲート電位はそれ以上変化し
ない。
【0018】本発明の第2の側面によれば、複数本のワ
ード線、前記ワード線と交差する複数本の主ビット線と
それに選択トランジスタを介して接続された副ビット線
およびソース線、前記ワード線と前記副ビット線、前記
ソース線の交点の所に蓄えられた、各々ソース、ドレイ
ン、浮遊ゲートおよび制御ゲートを有し、その制御ゲー
ト、ドレインおよびソースが各ワード線、副ビット線、
ソース線にそれぞれ接続されている、複数個のメモリセ
ル、前記副ビット線のうちの一本をプリチャージし、一
定時間後に浮遊状態にする手段、前記選択メモリセルの
制御ゲートに正ピーク電位と負ピーク電位の間で変動す
るパルス信号を印加し、その閾値が一定電圧に収束する
ようにする手段、および前記副ビット線からの漏れ電流
を補償する電流をその副ビット線に供給する手段、を備
えたことを特徴とする不揮発性半導体メモリ装置、が提
供される。
【0019】本発明による不揮発性半導体メモリ装置の
第2の側面においては、メモリセルの制御ゲートに正負
に振動するパルス信号を印加することによって、浮遊ゲ
ートに蓄積された電荷を引き抜いて、浮遊ゲート電圧を
一定電圧に収束するようにする。プリチャージされた電
荷の漏洩が大きい場合は、副ビット線に漏洩電流を補う
電流を印加して副ビット線の充電電圧が急速に低下する
のを防止する。こうして副ビット線の充電電位を保持し
ながら書き込み・消去動作を行うようにする。
【0020】本発明の第3の側面によれば、第2の側面
による不揮発性半導体メモリ装置において、前記パルス
信号が、前記正の波高値電位の間に、前記正の波高値電
位より低い別の正の波高値電位と前記負の波高値電位の
間で変動するパルスが重畳されている、不揮発性半導体
メモリ装置が提供される。また、前記パルス信号が、前
記正の波高値電位の間に、前記正の波高値電位より高い
別の正の波高値電位と前記負の波高値電位の間で変動す
るパルスが重畳されている不揮発性半導体メモリ装置が
提供される。
【0021】図2(a)を参照して、本発明の第3の側
面による不揮発性半導体メモリ装置の動作を簡単に説明
する。図2(a)において、Ts は選択用トランジス
タ、M 1 は浮遊ゲートを携える不揮発性のメモリトラン
ジスタである。メモリトランジスタM1 のドレインは選
択トランジスタTsのソースに接続されている。その接
続点に、キャパシタCo と漏洩電線に対応する等価抵抗
R0 が接続されている。信号を制御ゲートに印加して閾
値の異なる不揮発性メモリの閾値電圧をその電荷を引き
抜くことによって所定の値に収束させるものである。
【0022】尚、漏れ電流が大きい場合は、その電流値
に相当する電流を補充する漏洩電流供給手段によってド
レイン電圧の変動を小さくして閾値電圧の検出を容易に
する。また、キャパシ夕Co は線間容量が大きい場合に
は省略できる。
【0023】先ず、選択用トランジスタTsのドレイン
に5Vの電圧を印加し、そのゲート電極に5Vの電圧を
印加して選択用トランジスタTsをオン状態としてキャ
パシタCo を充電し、選択トランジスタTsをオフ状態
としてメモリトランジスタM 1 を浮遊状態とする。メモ
リトランジスタM1 の制御ゲートには図2(c)、
(d)のようなパルスが印加される。
【0024】図2(c)の信号は正負に振動するパルス
からなり、正電位のパルスA、Bは波高値(3V、2.
5V)が異なり、負電位のパルスCの波高値(−10
V)は一定である。また、図2(d)のパルス信号も正
負電位の間で振動するパルスからなる。図示されている
ように、−10Vと−5Vのピーク値を有する負パルス
B、Cが、各々一定の波高値を有する正パルスAの間で
交互に繰り返されて重畳される。
【0025】このようにして、正電位のパルスAによっ
て、メモリトランジスタM1 が所定の閾値電圧に設定さ
れ、正電位のパルスBの電位を低くすることによって、
消費流が低減できる。
【0026】本発明の第4の側面によれば、複数本のワ
ード線、前記ワード線と交差する複数中の主ビット線と
それに選択トランジスタを介して接続された副ビット線
およびソース線、前記ワード線と前記副ビット線、前記
ソース線の交点の所に備えられた、各々ソース、ドレイ
ン、浮遊ゲートおよび制御ゲートを有し、その制御ゲー
ト、ドレインおよびソースが各ワード線、副ビット線、
ソース線にそれぞれ接続されている、複数個のメモリセ
ル、前記各メモリセルのソースまたはドレインを正電位
に充電する手段、前記選択メモリセルの制御ゲートに正
の波高値電位と負の波高値電位の間で変動するパルス信
号を印加し、その閾値が一定電圧に収束するようにする
手段、および前記各メモリセルのソースまたはドレイン
に微少電流を供給する手段を備えたことを特徴とする不
揮発性半導体メモリ装置、が提供される。
【0027】本発明の第4の側面による不揮発性半導体
メモリ装置においては、ワード線を介してメモリトラン
ジスタ(セル)の制御ゲートにパルス信号を供給して消
去・書き込み動作を行う。漏れ電流に相当する極めて微
少の電流を供給する手段を主ビット線または副ビット線
に設けて、消去・書き込み動作時に、列デコーダ回路の
動作に応じて所定のビット線に微少電流を供給する。し
たがって、多数のメモリセルの閾値を同時に、しかも精
度よく所定の値に制御できる。
【0028】なお、本発明のメモリセルの制御ゲートに
印加される「信号」は正電位と負電位の間で変化する信
号と定義でき、本発明の意図する動作を達成できるもの
なら何でも良い。
【0029】続いて、浮遊ゲート型不揮発性半導体メモ
リセルM1 〜Mnの閾値を揃える方法について説明す
る。この説明において、メモリセルM1 〜Mnを構成す
るトランジスタを「メモリセル」という。理解を容易に
するために、より具体的に説明する。しかし、本発明は
具体的な説明に限定されるべきでない。また、記憶ノー
ドN(図1(a)のトランジスタとキャパシタの接合
点)が位置する側のメモリトランジスタの電極をドレイ
ン電極とし、反対側のメモリトランジスタの電極をソー
ス電極という。ソース電極、ドレイン電極の上記定義は
便宜上のものである。場合によっては、実際の不揮発性
半導体メモリ装置の動作モードによって、記憶ノードが
位置するメモリトランジスタの電極をソース電極とした
方が良い場合もある。たとえば、周知の仮想接地線シス
テムにおいて、メモリトランジスタのドレイン電極が共
通に接続されるビット線とそのソース電極が共通に接続
されるソース線が交互に接地電位に切り替えられる。本
発明はこのようなモードをも含む。
【0030】また、メモリセルのある構造及び電圧の印
加状態(電界強度の分布)において、トンネル電流がメ
モリトランジスタの浮遊ゲートとチャンネルの間で流れ
ることがある。しかし、次の説明では、ドレイン電極を
比較的高い電圧に置くために浮遊ゲートから取り出され
た電子が最終的にドレイン電極に移動されることを考慮
して、メモリ構造や電界分布に関わらず、トンネル電流
が浮遊ゲートとドレイン電極の間で流れるものとする。
【0031】(不揮発性半導体メモリセルの閾値を調整
する方法)図1(b)は、本発明による不揮発性半導体
メモリセルの閾値を調整する方法のタイミング図であ
る。この調整方法において、一定の振幅、たとえば正、
負電位の間で振動するAC電圧またはACパルス信号が
一定の回数だけ印加される。この方法において、メモリ
トランジスタのドレイン電極はソース電極のそれより高
い電位に前もって維持されている。ドレイン電極を高電
位に維持するには、ドレイン電極とそれに接続されたビ
ット線の寄生容量を容量素子として利用して電荷の蓄積
を行うのが好適である。さもなければ、特別に容量素子
をドレイン電極に接続してそこに電荷を蓄積しても実現
できる。次に、その制御ゲートに正負に振動する交流パ
ルス信号を印加する。制御ゲートに正の電圧を印加する
と、その印加電圧との相関により決まるある値またはそ
の近傍の範囲(以下、期待値という)よりも低い閾値を
有するメモリトランジスタはオン状態になり、不揮発性
メモリセルのドレイン電極からソース電極へ電荷が移動
する。この結果、ドレイン電圧は十分に低下して、以後
負の電圧をソース電極に印加してもトンネル電流が流れ
なくなる。即ち、浮遊ゲートから電子の引き抜きが起こ
らなくなるので、当該不揮発性メモリセルの閾値は以後
変動しなくなる。
【0032】他方、制御ゲートに負の電圧を印加する
と、メモリトランジスタの浮遊ゲートに蓄積されていた
電荷がドレイン電極に引き抜かれ、その引き抜かれた分
だけ不揮発性メモリセルの閾値電圧が低下する。引き続
き制御ゲートに正の電圧を印加すると、期待値よりも低
い閾値を有するメモリトランジスタはオン状態になり、
ドレイン電極からソース電極へ電荷が移動する。この結
果、ドレイン電圧は十分に低下して、以後負の電圧を制
御ゲートに印加しても浮遊ゲートから電子の引き抜きが
起こらなくなり、当該不揮発性メモリセルの閾値は以後
変動しなくなる。
【0033】以上の操作を繰り返すと、最終的に全ての
不揮発性メモリセルが閾値に収束することになる。尚、
例えば、以上の操作の繰り返し数が少ないと十分閾値が
一定の値に厳格に収束せずに、所望の範囲を持つ場合も
ある。その場合であっても、上記の方法を用いて不揮発
性メモリセルの閾値が適切に調整されていることは明白
であり、厳格に一定値に収束するか所望の範囲に収束す
るかは収束の問題にすぎない。
【0034】この方法の原理からも明らかであるが、不
揮発性メモリセルの制御ゲートに印加する交流パルス信
号の波形に特に限定はない。矩形波であっても良いし、
正弦波であっても良い。さらに、具体的に説明する。例
えば、3Vから−10Vとの間で振動する交流パルス信
号を10パルスだけある不揮発性メモリセルの制御ゲー
トに印加する場合を考えてみよう。
【0035】先ず、選択トランジスタTr1のドレイン電
圧を5Vにして、且つ当該選択トランジスタのゲート電
圧を5Vにしてオン状態にすると、ビット線BL及びそ
れに電気的に接続する部分が有する寄生容量が構成する
容量素子が充電される。この充電により、任意の不揮発
性メモリMk に係わるメモリトランジスタのドレイン電
位を高めておく。その後、選択トランジスタTr1をオフ
状態(ゲート電圧0V)にして、不揮発性メモリMk に
係わるメモリトランジスタの制御ゲートに上記交流パル
ス信号を印加する。先ず、このメモリトランジスタの制
御ゲートに3Vなる正の電圧を印加すると、この正の電
圧との相関で決まる期待値以下の閾値を有するメモリト
ランジスタはオン状態になり、そのドレイン電極からソ
ース電極に向かってチャネル電流が流れる。このこと
は、容量素子に蓄積されていた電荷の放出によるメモリ
トランジスタのドレイン電圧の低下を意味する。このよ
うなメモリトランジスタにおいては、以後負電圧の制御
ゲートへの印加により、トンネル電流が流れることはな
い。次に、このメモリトランジスタの制御ゲートに−1
0Vなる負電圧が印加すると、浮遊ゲートの電位は負、
通常は刺御ゲートの電位の約半分になる。すると、浮遊
ゲートからドレイン電極に少し電子が引き抜かれ、これ
に対応するトンネル電流が浮遊ゲートとドレイン電極と
の間に流れる。この結果、浮遊ゲートから引き抜かれた
電子の分だけメモリトランジスタの閾値電圧が低下す
る。引き続き、このメモリトランジスタの制御ゲートに
3Vなる正の電圧を印加すると、期待値以下の閾値を有
するメモリトランジスタのドレイン電圧の低下が起こ
る。以後、この交流パルス信号の印加を操り返す。する
と、最終的に、全ての不揮発性メモリセルの閾値は期待
値に収束するように調整されることになる。
【0036】図42(a)〜(c)は浮遊ゲート型メモ
リトランジスタの制御ゲートにパルス状の制御ゲート電
圧VCG(同図(c))を印加した場合の浮遊ゲート電位
VFGの経時的変化(同図(a))及びビット線電位VBL
の経時的変化(同図(b))を示している。同図(c)
に示す制御ゲート電圧VCGは5Vと−10Vとの間で振
動する複数個のパルスが連続して結合することで構成さ
れる交流電圧である。図42(a)の(イ)、(ロ)、
(ハ)に示すように、初期状態では、−6V、−4V、
2Vのように異なった、浮遊ゲート電位VFGは約100
μ秒間で所定の電位(約−2V)に収束している。メモ
リセルの閾値は、浮ゲートの約2倍と考えて良いので、
交流電圧の制御ゲートへの印加により、当初12V、8
V、4Vのように分布していた閾値が約4Vに収束した
ことが分かる。この時、図42(b)の(ハ)に示すよ
うに、低い閾値を有するメモリセルでは第1のパルス
(図42(c)の(1))を印加するや否や急速にビッ
ト線電位VBLが低下して以後一定値に漸近している。一
方、図42(b)の(イ)、(ロ)に示すように、高い
閾値を有するメモリセルでは第4のパルス(図42
(c)の(4))が印加されるまでビット線電位VBLが
急速には低下せず、閾値が大きなもの程ビット線電位V
BLの低下する時期が遅く、閾値の大きさに係わらず一定
のビット線電位VBLに漸近している。従って、図42に
よれば、浮遊ゲート型メモリトランジスタの制御ゲート
に交流電圧を印加した場合、そのメモリセルの閾値を調
整できることが分かる。
【0037】このような効果は、図44及び図45に明
確に示されている。これらの図の横軸はメモリセルの初
期のは閾値電圧、縦軸は10個のパルスからなる交流電
圧を制御ゲートに印加することにより収束した閾値であ
る。交流電圧を構成するパルスは、図44の場合は、4
V、3Vまたは2V(15μ秒)と−10V(10μ
秒)との間で振動する矩形波であり、図45の場合は3
V(15μ秒)である。これらの図から分かるように、
少なくとも当初の当初の閾値と制御ゲートに印加する交
流電圧をパラメータとして、閾値の収束値または収束範
囲は予想できる。また、これらの図面から、初期の閾
値が4V以上である場合には、初期の閾値に関わらず期
待値は約一定であること、制御ゲートに印加する交流
電圧の正の波高値電圧よりもメモリセルの初期の閾値の
方が大きい場合に、初期の閾値に関わらず期待値は約一
定であること、制御ゲートに印加する交流電圧の負の
波高値電圧は−10V以下であれば、初期の閾値に関わ
らず約一定であることが分かる。初期の閾値(Vth
0)が4Vより小さく、制御ゲートに印加される正の電
圧がV+であれば、収束後の閾値が0.7+乃至0.8
+(Vth0=2Vの場合、約070V+、Vth0=3V
の場合、約0.73V+、Vth0=4Vの場合、約0.
80V+)である。
【0038】上記の閾値の調整方法は、より低い方の電
圧(正負に振動する交流電圧の接合には、負の電圧)を
印加することでメモリセルの閾値を低下させ、より高い
方の電圧(正負に振動する交流電圧の場合には、正の電
圧)を印加することで、メモリセルの閾値の検証と選別
を行っていると言える。ここで、メモリセルの閾値の検
証とは、対象となるメモリセルの実際の閾値と、より高
い方の電圧との相関で決まる閾値の収束値又は収束範囲
である期待値とを比較する操作の意味であり、メモリセ
ルの選別とは、期待値以下の閾値を有するメモリセルで
あるかそうでないかを区別する操作を意味する。より高
い方の電圧に基づきメモリセルの選別が行われると、期
待値以下の閾値を有するに至ったメモリセルでは、当該
メモリセルが有するメモリトランジスタのドレイン電圧
が低下して、以後より低い方の電圧を印加しても、トン
ネル電流が流れず、以後メモリセルの閾値の検証に供さ
れることがない。他方、未だに期待値より大きな閾値を
有するメモリセルでは、低い方の電圧を印加すれば、ト
ンネル電流が流れるので、期待値以下の閾値になるまで
メモリセルの閾値の検証とそれに引き続くメモリセルの
選別に供される。
【0039】この場合、メモリセルの閾値が収束すべき
期待値は、制御ゲートに印加するより高い方の電圧によ
り任意に決定できる。又、より低い方の電圧の印加時間
を短くする程、その間に流れるトンネル電流をより小さ
くすることかできる。換言すれは、浮遊ゲートからより
少しずつ電子を引き抜くことができるので、メモリセル
の閾値の期待値への収束の精度を高めることができる。
他方、より高い方の電圧の印加時間が短いと、その間に
メモリトランジスタのドレイン電圧が低下しきらないう
ちにより低い方の電圧が始まってしまい、メモリセルの
閾値の収束を適切に制御できなくなる。それ故、不揮発
性メモリ装置自体の動作速度への支障が生じない限りに
おいて、より高い方の電圧の印加時間は長いのが好まし
い。
【0040】正負に振動する交流電圧の場合には、正電
圧の絶対値は、負電圧の絶対値よりも小さい方が好まし
い。ゲート酸化膜内の電界強度分布にもよるが、制御ゲ
ートに正電圧を印加した時の電子の浮遊ゲートへの注入
の起こりやすさと、制御ゲートに負電圧を印加した時の
電子の浮遊ゲートからの引き抜きの起こりやすさとが概
ね同じであるとすると、正電圧の絶対値の方が負電圧の
絶対値より大きい場合、結果としてメモリセルの閾値の
発散を招来する場合が有り得る。勿論、正電圧の印加に
よる電子の浮遊ゲートへの注入を無視できる条件もある
が、総じて、メモリセルの閾値の変化に及ぼす正電圧の
印加の効果を下回れば、上記の閾値の調整方法は十分実
効的であると言える。
【0041】メモリトランジスタの制御ゲートに印加す
るより低い方の電圧は、そのメモリトランジスタのドレ
イン電圧を基準にして十分低いのが好ましい。このより
低い方の電圧の印加により、浮遊ゲートからの電子の引
き抜きを行うが、交流電圧の印加の過程でドレイン電圧
は徐々に低下していく。それに応じて浮遊ゲートからの
電子の引き抜きは困雑となる。それ故、制御ゲートに印
加するより低い方の電圧を、そのメモリトランジスタの
ドレイン電圧を基準にして十分低くして、電子の引き抜
き、トンネル電流の流れ具合を容易にする。それ故、制
御ゲートに印加するより低い方の電圧の振幅がドレイン
電圧の変動に応じて変化するのが好ましい。
【0042】上記の閾値の調整方法においては、より高
い方の電圧(正負に振動する交流電圧の場合は、正の電
圧)をより低い方の電圧(正負に振動する交流電圧の場
合には、負の電圧)よりも先にメモリトランジスタの制
御ゲートに印加するのが好適である。なぜならば、対象
となるメモリセルがEEPROMの場合、先に負の電圧
を印加すると、既に十分低い閾値を有するメモリセルの
その閾値が更に低くなり、このメモリセルは一種の過消
去状態になる。この結果、ソース電極とドレイン電極と
が短絡状態になり、ドレイン電圧の印加が不能になり、
データの読み出し不良、ビット線の充電不能等の支障が
生ずるからである。
【0043】しかし、より低い方の電圧を最初に印加し
ても構わない。例えば、−10Vなる低い電圧でなく、
−1Vなる高い電圧であるならば、上記のような過消去
の問題は発生しないことも実際には多い。それ故、最初
により低い方の電圧を印加しても構わない。但し、例え
ば、最初に−1Vを印加し、次に3Vを印加した以後
は、例えば−10V、即ちメモリトラタのドレイン電圧
を基準にして十分低い負電圧を印加した方が、トンネル
電流が流れ易くなるので好ましい。
【0044】以上解説した閾値の調整方法は、見方を変
えれば、浮遊ゲート型不揮発性メモリセルの閾値を低下
させ、所望の値乃至は所望の範囲に収束させる新しい方
法にとどまらす、浮遊ゲート型不揮発性メモリセルの消
去(または定義如何では、書き込み)の新しい方法でも
ある。その意味から、以下の実通例においては、この方
法を便宜的に交流パルス法と総称する接合がある。
【0045】(交流パルス法を適用するメモリの基本構
成の説明)図46を参照して、上述の交流パルス法が適
用される不揮発性記憶装置の基本構造について解説す
る。同図において、1はメモリアレイ、2(21〜2
4)はマルチプレクサに代表される選択回路、3は電圧
源、4は交流電圧発生回路、5は電圧検出回路、6はそ
の他の周辺回路、そして7は制御回路である。Wi また
はWLi はワード線、Sj はソース線、Bk またはBL
k はビット線、STk はゲート選択線、SL1 はソース
選択線、Trkは選択トランジスタである。ここで、i,J,
k,l はワード線、ソース線等の本線および選択トランジ
ス夕の個数に対応する整数である。
【0046】メモリアレイ1は、複数の不揮発性メモリ
セルM1 〜Mnが規則的に配置して構成されている。任
意の不揮発性メモリセルMk は制御ゲートと浮遊ゲート
とを有するトランジスタ(以下メモリトランジスタとい
う)を備え、ワード線Wi とビット線Bk との交差位置
に配置している。メモリトランジスタのゲート電極、ド
レイン電極、及びソース電極はそれぞれ、ワード線W
i、ビット線Bk 及びソース線Sj に接続している。選
択回路2は、制御回路7からの制御信号により特定のア
ドレスに対応するワード線、ビット線及びソース線を選
択する。この意昧から、選択回路2はアドレスデコーダ
を内蔵していると考えても構わない。選択回路21は選
択すべき特定のビット線のみに電圧を印加することで、
節電に寄与している。選択回路22は特定のゲート選択
線を選択して、そのゲート選択線に対応する選択トラン
ジスタの開閉動作を可能にする。これらの選択回路2
1、22により、交流パルス法に必要なビット線または
補助的に付加した容量素子を充電することができる。選
択回路23および24は、特定のワード線および特定の
ソース線を選択する。交流電圧発生回路4は、所定の交
流パルス信号を選択回路23を介して選択されたワード
線に供給する。この回路4はワード線を選択するための
選択信号である直線電圧信号を発生する回路、即ちワー
ド線駆動回路と同一またはその一部としてもかまわな
い。電圧検出回路5は交流パルス法の適用中またはこれ
を適用した結果低下したビット線の電位を検出する。こ
の回路5は、メモリ情報を読み出すためのセンス回路と
兼用であっても構わない。周辺回路6は、交流パルス法
の適用上直接的には必要とされない回格を総括的にまと
め、簡潔に表記したものである。
【0047】制御回路7は、選択回路2(21〜2
4)、電圧源3、交流電圧発生回路6を統括的に制御す
るものであり、各回路の動作タイミングの制御を初めと
する交流パルス法の操作に必要な全ての制御を司る。制
御回路の一部または全部は、メモリアレイ1が配置する
チップ上に形成されても構わないが、当該チップの外部
から制御信号を入力されて交流パルス法の操作のために
制御回路7が行う制御は、例えば下記の通りである。
【0048】1.選択回路2を制御して、 (1)特定のメモリセル、特定のワード線またはビット
線を選択する。一度に枚数のメモリセル、ワード線また
はビット線を選択することもできる。 (2)選択されたメモリセルのソース電位、ドレイン電
位、基板電位等を所定値に設定することができる。これ
により、選択されたビット選の電位を相対的に高くし
て、その浮遊状態に維持することを始めとしてメモリト
ランジスタ内にトンネル電流やチャンネル電流が流れや
すい電位条件を設定することができる。
【0049】2.交流電圧回路4を制御して、 (1)所定の交流パルス信号を選択する。パルスの振
幅、交流電圧を構成するパルスの種類や数あるいは周
期、パルス幅、ピーク値、パルスの波形等を適宜設定す
ることができる。また、正電圧と負電圧の何れを先に印
加するかを変更することができる。特に、例えば、制御
回路7は、特定のワード線の電位が低下しつつあること
を検出した電圧検出回路5からの信号に基づき、負電圧
の波高値の絶対値を増加させ得る。同様に、制御回路7
は電圧検出回路5からの信号に基づき、パルス幅や交流
パルスを構成するパルスの種類を変化させることができ
る。
【0050】(2)所定の交流パルス信号を選択回路2
3を介して特定のワード線に印加することができる。
【0051】(3)交流電圧回路4による交流パルス信
号の特定のワード線への印加を停止することかできる。
特に、制御回路7は、特定のワード線の電位が十分低下
したことを検出した電圧検出回路5からの信号に基づ
き、そのワード線への交流電圧の印加を停止する。これ
により、節電する。
【0052】3.電圧源3はスイッチドキャパシタの動
作に必要な電圧源のオン・オフ制御を可能とするように
制御される。
【0053】以下に説明する各実施例において、図46
に示された不揮発性メモリ装置の基本構造は特記する場
合を除き、基本的に共通する。従って、各実施例におい
ては、メモリアレイ1の主要部のみを原則として解説す
れば足りる。
【0054】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (第1の側面)図3を参照して、本発明の第1の側面に
よる不揮発性半導体メモリ装置につい説明する。同図に
おいて、不揮発性メモリセルがマトリックス状に配列さ
れ、不揮発性半導体メモリ装置を形成している。メモリ
セルM11、M12、M21、M22の各メモリセルは、半導体
基板にソース・ドレイン拡散層が形成され、約100A
のゲート酸化膜が形成され、そのゲート酸化膜とONO
膜(シリコン酸化膜、シリコン酸化膜、シリコン酸化
膜)等の絶縁膜とによって浮遊ゲートが覆われ、その上
に制御ゲートが形成されている。
【0055】メモリセルM11、M12の制御ゲートはワー
ド線W1 と接続され、メモリセルM 21、M22の制御ゲー
トはワード線W2 と接続されている。ビット線B1 のメ
モリセルM11、M21、、、の一方の電極、およびセレク
トトランジスタTr1のソース電極に接続され、ビット線
B2 はメモリセルM12、M22、、、、の一方の電極、お
よびセレクトトランジスタTr2のソース電極に接続され
ている。メモリセルM 11とM12の接続点とメモリセルM
21とM22の接続点がそれそれ共通接続されてソース線S
1 を介してソース側セレクトトランジスタのソースに接
続されている。セレクトトランジスタTr1、Tr2は、そ
のドレイン電極がプルアップ回路10にそれぞれ接続さ
れ、それらのゲート電極は基準電圧源11に接続されて
いる。ビット線B1 とソース線S1 の間にキャパシタC
1 が接続され、ソース線S1 とビット線B2 の間にキャ
パシタC2 が接続されている。尚、キャパシタC1 、C
2はトランジスタを介して接続してもよい。
【0056】無論、これに限定するものではないが、実
施例の個々のメモリセルは、その浮遊ゲートが3μm×
1μmのサイズで、チャネルやソース・ドレイン拡散層
の一部とゲート絶縁膜を挟んで形成され、そのチャネル
領域のサイズは、1μm×μmであるとする。
【0057】また、キャパシタC1 、C2 の必要な容量
は、以下のような条件で決定される。 (1メモリセルの浮遊ゲートの容量)<<(ビット
線、ソース線間のキャパシタンス)
【0058】(浮遊状態のビット線の漏れ電流とその
キャパシタンス)>>(ワード線に印加される交流電圧
のパルス幅)
【0059】しかも、交流パルス法が適用され、メモリ
トランジスタの制御ゲートに交流電圧が印加されている
場合には、この交流電圧を印加している間に生ずるビッ
ト線の電位降下が5%以内であることが望ましい。経験
的に言うと、上記のおよびの条件を満足する容量素
子9、Coは100〜300fF程度である。この意昧
から、ビット線およびこれに電気的に接続する部分が有
する寄生容量がこの値よりも大きい場合には、補助用容
量素子C1、C2を設ける必要はないと言ってよい。
【0060】図4(a)〜(c)の波形図を参照して、
上記のメモリ装置に対する消去方法を説明する。先ず、
ビット線B1 と電位を5Vにし、ビット線B2 の電位を
接地電位とし、ソース線S1 の電位を接地電位とする。
次に、選択トランジスタTr1、Tr2をオフ状態として、
ビット線B1 、B2 をフローティング(浮遊状態)にす
る。キャパシタC1 、C2 は充電された状態となる。続
いて、ワード線W2 は接地電位に落とし、図4(a)に
示すパルス波(信号)をワード線W1 およびメモリセル
M11、M12の制御ゲートに印加する。ワード線W1 に接
続された浮遊ゲートの電位は、図4(c)に示すよう
に、制御電位が印加されると、徐々に減少する。図4
(c)に示すように、ビット線B1 に接続されたドレイ
ン電極の電圧は、浮遊ゲートの電位が所定の閾値で、制
御ゲートに正電位が印加されると低減する。
【0061】上述のように、ビット線を介して制御ゲー
トに印加されるパルス波は、最初に波高値が3Vの正電
位であり、パルス高が20μsのパルスが印加され、続
いて波高値が−10Vで、パルス幅が10μsの負電位
のパルスを印加される。制御ゲートに正負の電圧を交互
に繰り返して印加して、浮遊ゲートとドレインでの電位
を低減する。
【0062】尚、パルス波の正電位の電圧の絶対値は、
負電位の電圧の絶対値よりも小さく設定する必要があ
る。また、メモリセルのビット線を介して制御ゲートに
は正電位のパルスを印加した後、負電位のパルスを印加
するように設定する。なお、パルス波はスイッチ13を
介してパルス発生回路から印加される。
【0063】この操作により、メモリセルM11の制御ゲ
ートに接続されたワード線W1に負のパルスを印加され
ると、その浮遊ゲートとドレイン拡散層間にトンネル電
流が流れる。その結果として、浮遊ゲートに蓄積された
電荷は減少する。閾値が徐々に低くなるとき、ソース・
ドレイン間にチャンネル電流が流れ始める。このチャネ
ル電流により、ドレイン電圧が低下し、浮遊ゲート、ド
レイン間にトンネル電流が流れなくなる。こうして、メ
モリセルM11は収束された閾値電圧を持つようになる。
【0064】一方、メモリセルタM12においては、ビッ
ト線B2 の電位が接地電位であるために、その浮遊ゲー
トとドレイン(あるいはソース)の間にトンネル電流は
流れず、メモリセルM12の閾値は高い電圧状態を保持し
ている。メモリセルM21,M22においては、ワード線W
2 の電位が接地電位であるため、それらの浮遊ゲートの
電位は変化せず、閾値も変わらない。
【0065】次に、メモリセルが2Vと低い閾値を持つ
場合について説明する。先ず、閾値電圧が高い場合と同
様に、ビット線、ソース線、ワード線、選択トランジス
タに信号を印加する。ビット線B1 の電位を5Vにし、
ビット線B2 の電位を接地電位とし、ソース線S1 の電
位を接地電位とする。
【0066】次に、選択トランジスタTr1、Tr2をオフ
状態として、ビット線B1、B2を浮遊状態にする。その
とき、キャパシ夕C1、C2は充電状態になっている。続
いて、ワード線W2は接地電位に落とし、図5(a)に
示されたパルス波(信号)がワード線W1、即ちメモリ
セルM11、M22の制御ゲートに印加する。
【0067】この操作によって、メモリセルM11では、
その制御電極に接続されたワード線W1 に正のパルスが
印加されると、そのソース・ドレイン間にチャンネル電
流が流れ、ドレイン電圧が低下する。結果として、負の
パルスが印加されても、浮遊ゲートとドレインの間にト
ンネル電流が流れなくなる。このように、正のパルスを
最初に印加することにより、既に閾値の低いメモリセル
の浮遊ゲートから、更に、電荷を引き抜くことは起こら
ず、このため、従来行われていた消去前の電き込み動作
が不要となる。ここで、ドレイン電圧を十分低下させる
ためにはパルスの正電位の期間を長くすることが望まし
い。
【0068】一方、メモリセルM12においては、ビット
線B2の電位が接地電位であるため、その浮遊ゲートと
ドレイン(或いはソース)との間にトンネル電流は流れ
ず、メモリセルM12の閾値は高電圧のままである。
【0069】また、メモリセルM21、M22においては、
ビット線B2 の電位が接地電位であるため、その浮遊ゲ
ートの電位は変化せす、閾値も変わらない。さらにワー
ド線W1 の受け持っているビット線の電位が全て低下し
た時点で、消去動作を完了することにより、ゲートがワ
ード線に接続している多数のメモリセルを並列に消去す
ることができる。消去動作は通常は10周期以下で終了
するので、並列接線されるメモリセルの数の上限を12
8程度に設定することにより、消去に長時間を費やす必
要がなくなる。
【0070】ここで、ビット線の電位は、ソース電流に
より、時間と共に徐々に低下するので、この低下を見込
んだパルス振幅をワード線に与えることにより、より高
速で安定な消去動作を実現することができる。また、バ
ルス幅を狭くすることにより、制御の精度を上げること
ができる。
【0071】無論、本発明の第1の側面による不揮発性
半導体メモリ装置は図3のものに限定されるものではな
く、同一の同一の消去動作は、図6に示すような不揮発
性半導体メモリ装置にも適用できる。
【0072】図6に示されたメモリ装置においては、セ
レクタトランジスタTr1、Tr2のチャンネルに対してワ
ード線W1 〜W4 が直交し、各メモリセルM11、M12、
M22、M31、M32、M41、M42のソース線S1〜S3を広
域ソース線Siに接続している。
【0073】また、一本のワード線に接続された多数の
メモリセルの閾値について、消去動作を同時に制御でき
るため、メモリセルが上記のような寸法であれば、並列
に配列できるメモリセルの数は64程度から1000程
度に向上させることができるとともに、消去時間を大幅
に短縮できる。
【0074】本発明の第1の側面による不揮発性半導体
メモリ装置は、不揮発性半導体メモリセルの制御ゲート
にパルス波(信号)を印加して浮遊ゲートに蓄積された
電荷を消去して、それによってメモリセルを初期状熊に
設定するものである。従って、消去方法が簡便である。
また、従来行われていた消去前の書き込み動作が不要に
なり、消去時間を大福に短縮できる。
【0075】また、並列に接続された多数のメモリセル
の消去を同時に実行できる。制御ゲートに印加されるパ
ルス波(信号)のパルス幅を制御することによって、メ
モリセルの閾値電圧を精度よく設定できる。これによっ
て、不揮発性メモリセルの閾値のばらつきによる誤動作
を解消するための特別の帰還回路や論理回路を必要とし
なくなる。その結果、同じ記憶容量であるとするなら
ば、従来よりも、小型の不揮発性半導体メモリ装置が提
供できるとともに、製造コストを低減できる。無論、書
き込み動作においても、類似の動作によって、処理時間
を短縮できる。
【0076】(第2側面)本発明の第2の側面による不
揮発正半導体メモリ装置について説明する。図7は、本
発明の第2の側面による不揮発性半導体メモリセルの一
実施例の回路図である。同図において、不揮発性半導体
メモリ装置は、不揮発性メモリセルアレイ21、レベル
シフタ回路22、不揮発性メモリセルの閾値電圧を検出
するための閾値検出回路24、スイッチ回路23、2
5、行・列デコーダ(図示しない)、センスアンプ回路
(図示しない)等からなる。
【0077】メモリセルアレイ21においては、選択用
トランジスタTsa1 のドレインが主ビット線BLa1に接
続され、そのソースに副ビット約BLsa1 が接続されて
いる。副ビット線BLsa1 に不揮発性メモリMa1、Ma2
のドレインが接続され、不揮発性メモリMa1、Ma2 の
ソースが共通接続され、ソース側選択トランジスタTrs
1 のドレインに接続され、ソース側選択線SL1 がソー
ス側選択トランジスタTrs1 の制御ゲートに接続されて
いる。不揮発性メモリMa1、Ma2のソース・ドレイン間
のキャパシタCa1が接続されている。
【0078】一方、主ビット線BLb1には、選択用トラ
ンジスタTsb1 のドレインが接続され、そのソースに副
ビット線BLsb1 が接続され、不揮発性メモリMb1、M
b2とキャパシタCb1 は上記と同線な接続となってい
る。
【0079】ワード線W1は、不揮発性メモリMa1、Mb
1の制御ゲートに接続され、ワード線W2は、不揮発性メ
モリMa2、Mb2の制御ゲートに接続されている。選択用
トランジスタTsa1と副ビット線BLsa1に接続されたキ
ャパシタCa1および不揮発性メモリMa1、Ma2を1ブ
ロック1a1とし、このようなブロックが主ビット線B
La1に接続されている。そして、選択用トランジスタT
sb1 、キャハシ夕Cb1 および、メモリセルMb1、Mb2
が主ビット線BLb1に接続されている。
【0080】ワード線W1、W2、、、、は共通接続され
て、スイッチ回路23を介して、レベルシフタ23に接
続されている。スイッテ23はマルチプレクサでもよ
く、ブロック毎にマルチプレクサを介してレベルシフタ
回路22に接続するようにする。
【0081】また、副ビット線BLsa1 は、スイッチ回
路25を介して閾値検出回路24に接続され、副ビット
線BLsb1 も同様に閾値検出回路24に接続されてい
る。閾値検出回路22は、トランジスタ(MOSFE
T)T6、T7からなるCMOSインバータから構成さ
れている。
【0082】レベルシフタ回路22は、トランジスタ
(MOSFET)T2 、T3 からなるCMOSインバー
タと、その入力側に常時オン状態に設定されたトランジ
スタT4と、このCMOSインバータの出力をその入力
側に正帰還するトランジスタT5から構成されている。
【0083】動作においては、レベルシフタ回路22の
入力段には、図8(a)に示すような波高値が5Vのパ
ルスが印加され、その出力段から図8(b)に示すよう
な正負(3V、−10V)に振幅するパルスが出力され
る。即ち、レベルシフタ回路22の入力段には、“H”
レベル(5V)、“L”レベル(0V)のパルス信号が
所定の周期で供給されており、“L”レベルが入力され
ると、その出力は"L"レベル(−10V)となり、−1
0Vの電圧がワード線W1、W2に印加される。また、"
H"レベルが入力されると、その出力は、“H”レベル
(3V)となり、3Vの電圧がワード線W1、W2に印加
される。
【0084】また、閾値検出回路24は、トランジスタ
T7のソースに印加される電圧線VDDを不揮発性メモ
リMa1、Ma2、、、の消去時の浮遊ゲート電圧の約2
倍の電圧に設定する。
【0085】さらに、ブロック1a1、1b1、、、は基本
的に、キャパシタとトランジスタからなるDRAMを構
成している。例えば、ブロック1a1は、ほぼワード線と
して選択ゲート線ST1 を用いた選択トランジスタTsa
1 、補助キャパシタCa1と副ビット線BLsa1 の寄生容
量からなるキャパシタンスCo、および不揮発性メモリ
素子Ma1 、Ma2 からなるDRAMセルを構成する。
【0086】書き込み・消去またはリフレッンュ動作
が、DRAMに対して、通常の方法でなされる。DRA
Mに一旦記憶されたデータは不揮発性半導体メモリ装置
の所定のメモリ素子(セル)に転送される。
【0087】なお、副ビット線BLsa1 と不揮発性メモ
リMa1、 Ma2による浮遊容量が小さい場合は、キャパシ
タCa1を必ずしも設ける必要はない。メモリ素子の微細
化に伴って寄生容量は小さくけれども、浮遊容量が10
0pF以上であれば、キャパシタは省略できる。
【0088】図9(a)、9(b)を参照して、図7に
示した不揮発性半導体メモリセルの書き込み・消去動作
について説明する。図9(a)は図7の主要部を示す回
路図である。図9(b)は回路の各部に印加される波形
を示す。図9(a)において、T1 は選択トランジス
タ、Ma1は不揮発性半導体メモリ素子、Coは浮遊容
量、Roは漏洩電流に対応する等価抵抗を示している。
以下、漏洩電流が無視し得る場合について説明する。
【0089】先ず、書き込み込み・消去動作について、
不線発性メモリMa1の閾値が7V以上あるものとして説
明する。選択用トランジスタT1 をオン状態とし、副ビ
ット線BLsa1 に5Vの電圧を印加し、ソース線の電位
を接地電位として、副ビット線BLsa1 を充電(プリチ
ャージ)する。その後、選択用トランジスタTsa1 をオ
フ状態として、副ビット線BLsa1を浮遊状態とする。
キャパシタCa1を含めた容量成分COは充電された状態
となる。
【0090】続いて、ワード線W1を介して、不揮発性
メモリMa1の制御ゲートに、図9(b)に示すような、
パルス信号が印加される。不揮発性メモリMa1の制御ゲ
ートに負(−10V)のパルスが印加されると、不揮発
性メモリMa1の浮遊ゲートとドレインの価にトンネル電
流が流れ、閾値電圧Vthが十分低くなった時点で、ソー
ス・ドレイン間にチャンネル電流が流れる。このチャン
ネル電流により、ドレイン電圧(副ビット線BLsa1の
電位)が低下し、浮遊ゲートとドレイン間にトンネル電
流は流れなくなり、不揮発性メモリMa1の閾値電圧は
低下して、不揮発性メモリの閾値電圧は一定値に設定さ
れる。
【0091】次に、不揮発性メモリMa1の閾値電圧が
2Vと低い場合について説明する。先ず、閾値電圧が高
い場合と同様に、副ビット線BLsa1の電位を5Vに
し、ソース電位を接地電位とし、選択用トランジスタT
1 をオフ状態とし、副ビット線BLsa1を充電(プリチ
ャージ)して浮遊状態にする。容量成分Coは充電され
た状態になっている。
【0092】続いて、上述の場合と同じように、ワード
線W1を介して、制御ゲートに図9に示すように、パル
ス信号を印加する。不揮発性メモリ素子Ma1に正電圧
(3V)が印加されると、ソース・ドレイン間にチャン
ネル電流が流れ、ドレイン電圧が低下し、負電圧(−1
0V)が印加されても、浮遊ゲートとドレインの間にト
ンネル電線は流れなくなる。このように、正電圧のパル
スが印加されることにより、初期状態において閾値電圧
の低い不揮発性メモリ素子の浮遊ゲートから更に電荷を
引き抜くことはなくなる。すなわち、過消去状態は起こ
らない。
【0093】従って、たとえ、閾値電圧の異なる不揮発
性メモリを同時に消去したとしても、過剰消去となるこ
とはない。したがって、従来行われていた消去前の書き
込み動作によって閾値を揃える操作を必要としない。
【0094】図10を参照して、本発明の第2の側面に
よる不揮発性半導体メモリ装置の別の実施例について説
明する。
【0095】図10の実施例はレベルシフタ回路の構成
が図7の実施例と異なるのみであって、他の回路構成は
同一であるので、同一部分の説明は省略する。レベルシ
フタ回路22’はトランジスタ(MOSFET)T8 ,
T9 からなるCMOSインバー夕26と、トランジスタ
(MOSFET)T10、T11からなるCMOSインバー
タ27、トランジスタ(MOSFET)T12,T13から
なるCMOSインバータ28と、インバータI1 、I2
およびキャパシタC1 からなるスピードアップ回路2
9、およびトランジスタT14、T15からなり、トランジ
スタT11とトランジスタT12のドレインが共通接続さ
れ、CMOSトランジスタ26の入力端子に接続され、
その接続点に0Vが印加されている。
【0096】CMOSインバータ27の出力端子は、ト
ランジスタT8のソースに接続され、CMOSインバー
タ28の出力端子は、トランジスタT9のソースに接続
され、トランジスタT11、T12の共通接続されたソース
は、CMOSインバー夕26の入力端子に接続されてい
る。CMOSインバータ28の入力端子には、スピード
アップ回路29とトランジスタT15のドレインが接続さ
れ、その出力端子にトランジスタT15のゲートが接続さ
れ、そのソースが負の電圧源に接続されている。
【0097】動作においては、CMOSインバータ2
7、28の入力端子には、それぞれ5Vの波高値のパル
ス信号IN1、IN2がそれぞれ印加され、トランジス
タT10のソースには正電圧(3V)が印加され、トラン
ジスタT13には負の電圧(−10V)が印加されてい
る。
【0098】次に、図11(a)〜(c)に基づいて、
レベルシフ夕回路22’の動作について説明する。図1
1(a)に示すように、“L”レベルの信号がCMOS
インバータ27に入力されると、トランジスタT10がオ
ン状態となり、トランジスタT8 がオン状態になる。一
方、CMOSインバータ28の入力端子には、“L”レ
ベルが入力されるので、トランジスタT12はオフ状態を
維持し、トランジスタT9 もオフ状態であるので、CM
OSインバータ26の出力端子からは、3Vの電圧がワ
ード線W1、W2、、、、に印加される。
【0099】続いて、“H”レベルの信号がCMOSイ
ンバータ27に入力されると、トランジスタT10はオフ
状態となる。一方、CMOSインバータ28の入力端子
には、“H”レベルが入力されるので、トランジスタT
13はオン状態となり、トランジスタT9もオン状態とな
るので、CMOSインバータ26の出力端子を介して−
10Vの電圧がワード線W1、W2、、、に印加される。
【0100】結果として、図11(c)に示すようなパ
ルス信号がワード線W1 、W2 、、、に印加されること
によって、不揮発性メモリ素子の閾値が一定に揃う。次
に、副ビット線に蓄積された電荷の漏洩が大きい場合に
ついて説明する。図9(a)に示した等価抵抗Roの値
が小さい場合、すなわち、泥洩電流(リーク電流)が大
きい場合、浮遊ゲート電圧VFGが収束し難いものとな
る。図12(a)〜(c)がそのような場合を説明する
ための不揮発性メモリの各部の波形を示すものである。
【0101】図12(c)に示すように、不揮発性メモ
リ素子の消去のために、波高値が5Vから−10Vに振
動するパルス信号を制御ゲートに印加すると、図12
(a)に示すように、浮遊ゲート電圧VFGは制御ゲート
電極に印加されるパルスの振幅に応じて振動する。しか
し、浮遊ゲート電圧VFGが異なるメモリ素子(イ)、
(ロ)、(ハ)は所定の閾値電圧Vthに容易に収束しな
い。さらに、図12(b)に示すように、不揮発性メモ
リ素子(イ)、(ロ)、(ハ)はそのビット線電圧VBL
が急激に低下している。
【0102】次に、本発明の第2の側面による不揮発性
半導体メモリ装置の更に他の実施例について説明する。
図13(a)の実施例は、漏洩電流が大きい場合の実施
例を示すもので、漏洩電流を補償する電流供給回路を備
えている。即ち、メモリセルアレイ21において、主ビ
ット線BLa1と副ビット線BLsa1との間に抵抗Ra1
が接続されている。即ち、漏洩電流が大きい場合は、副
ビット線BLsa1 の充電電圧が急速に低下する。このよ
うな不都合を避けるために、抵抗Ra1 を介して副ビッ
ト線BLsa1 に漏洩電流に等しいか、それ以上の電流を
供治して充電電圧の低下を抑制するようになされてい
る。抵抗Rb1も同様に接続されている。メモリセルアレ
イ21の構成は、図7および図8と同一の構成となって
いる。レベルシフタ回路も図7及び図8と同様な構成で
よい。
【0103】図13(b)は図13(a)の回路の主要
部の等価回路を示し、図13(c)はその各部に印加さ
れる電圧波形を示す。図13(b)において、Coは副
ビット線に発生する容量成分を示し、Roは副ビット線
に印加される電圧と漏洩電流とによって設定される等価
抵抗を示し、Ra1第4の側面によるa1 は漏洩電流に等
しいか、それ以上の電流を供給するための抵抗である。
【0104】図14(a)〜(c)を参照して、本発明
の第2の側面による不揮発性半導体メモリ装置の更に他
の実施例について説明する。図14(a)において、メ
モリセルアレイ21は上記実施例と同じ構成であり、漏
洩電流の補償をする電流の補償をする電流供給回路は、
トランジスタTa(MOSFET)と抵抗Ra1による直
列接続からなり、主ビット線BLa1にトランジスタTa
のドレインが接続され、そのソースが抵抗Ra1の一端に
接続され、抵抗Ra1の他端が副ビット線BLsa1 に接
続されている。また、トランジスタTb および抵抗Rb1
においても同様な構成となっている。
【0105】この実施例では、トランジスタTaをター
ン・オンすることによって、副ビット線に蓄積された電
荷を長時間保持することができる。それ故、選択用トラ
ンジスタTsa1 をトランスファゲートとして用い、副ビ
ット線を容量として用いることにより、DRAM(ダイ
ナミックRAN)を構成することかできる。このダイナ
ミックRAMの読み出しには、トランジスタTsa1 をオ
ン状態とし、メモリセルに低電圧(1〜2V)を印加し
て、セル電流を計測することによって行われる。
【0106】浮遊ゲートを帯電させる動作は、選択用ト
ランジスタTsa1 を閉じてワード線に十分高い電圧を印
加し、ホット・エレクトロンによる浮遊ゲートに電荷を
注入する方法や、基板とワード線の間に十分高い電位差
を与えて、薄い酸化膜を通るトンネル電流によって浮遊
ゲートを帯電させる方法によることができる。又、浮遊
ゲートから電荷を抜き取る動作は、主ビット線BLa1を
高い電位側にして、選択用トランジスタTsa1をオン
し、トランジスタTaをオフして副ビット線に高抵抗を
通じて、漏洩電流と等しいか、それを上回る電流を供給
しながら行うことでなし得る。無論、抵抗Ra1、Rb1
に代え、逆バイアス接続されたダイオードを用いてもよ
い。
【0107】図13(a)、図13(b)の実施例で
は、等価抵抗Roと容量成分Coとによる第1の時定数
は、抵抗Ra1と容量成分Coとによる第2の時定数よ
り小さな値に設定する。例えば、抵抗Ra1の抵抗値を
100MΩとすれば、浮遊容量を含む容量成分Coとの
第2の時定数を15−50μsec程度に設定し、不揮
発性メモリの浮遊ゲートに印加されるパルスの周期を約
30μsecに設定する。このようにして、第2の時定
数は第1の時定数より小さくされ、第2の時定数は不揮
発性半導体メモリセルの制御ゲートに印加されるパルス
の周期の半分より短くなるようにする。これは次の理由
による。
【0108】ビット線に蓄積された電荷の漏洩が大きい
場合、抵抗Ra1を介して不揮発性メモリセルのドレイン
電極側に電流が供給されるとき、この供給電流は漏洩電
流より大きくなけれはならない。しかし、浮遊ゲートの
電子が十分に引き抜かれているメモリセルに対しては、
電子の引く抜きはそれ以上起こらない。言い替えれば、
ドレイン電位を回復する電流供給はそれ以上起こらな
い。ドレイン電位を回復するに必要な時間は第2の時定
数によって規定される。それ故、第2の時定数は第1の
時定数より小さい、印加パルスの期間の約半分が望まし
い。
【0109】図15(a)〜(c)には浮遊ゲート電圧
VFGの異なる不揮発性メモリ(イ)、(ロ)の動作状態
を示している。正(3V)、負(−10V)電位の間で
変化し、約30μsecの周期を有するパルス信号gが
浮遊ゲートに印加される。図15(a)に示すように、
浮遊ゲート電圧VFGはパルスの周期に呼応して変動す
る。浮遊メモリ(イ)、(ロ)の浮遊ゲート電圧VFGは
所定の電圧に次第に収束する。
【0110】一方、図15(b)の(ロ)に示されるよ
うに、メモリ(b)のビット電圧VBL(ドレイン電圧)
は、浮遊ゲートの電荷が引き抜かれるに従って、漏洩電
流による降下と供給電流による上昇によって脈動する。
しかし、図15(b)の(イ)に示すように、メモリ
(イ)のドレイン電圧は、浮遊ゲートに蓄積された電荷
が十分に引き抜かれるまでは十分に高電位を保持してお
り、引き抜きが完了すると、ドレイン電圧は供給電流に
よる上昇と漏洩電流による降下のために脈動し始める。
【0111】漏洩電流は図16に示すようなゲート付き
ダイオードによって補償される。P型ウエル領域31が
N型半導体層30に形成され、N型ソース・ドレイン領
域がP型ウェル領域31に形成されている。チャンネル
領域にはゲート電極33が形成される。
【0112】主ビット線はN型ソース・ドレイン領域1
2s、12dとN型半導体層10に接続される。ワード
線はゲート電極13に接続され、P型ウェル領域11が
副ビット線に接続されている。このような構造におい
て、ゲート電極13に印加されるパルス信号をワード線
に印加される電圧と同期させることによって、ドレイン
電圧変動を低下させることができる。
【0113】漏洩電流の原因は、ゲート電流が負である
ため引き起こされる浮遊ゲートとドレインの間のトンネ
ル電流や、ドレイン拡散層周辺にある結晶欠陥などが要
因となって発生すると思われ、特に、前者が主な要因で
ある。
【0114】本実施例では、漏洩電流に同期してドレイ
ンに電流を供給するので、ドレイン電圧変動を減少させ
ることができる。
【0115】上述のように、本発明の第2の側面による
不揮発性半導体装置は、副ビット線に漏洩電流より大き
な電流を供給して副ビット線または主ビット線にプリチ
ャージされた電位を維持する電流供給手段を設けたもの
である。即ち、実施例に示された電圧源と抵抗からなる
電流源は副ビット線または主ビット線に接続される。こ
の電流源回路は実施例において用いられたものに限定さ
れるものではなく、いくつかの公知の回路によって実現
できる。
【0116】無論、メモリセルアレイは、上記の実施例
に限定することはない。例えば、ソース線と副ビット線
が設けられている場合は、ソース線と副ビット線に電流
供給回路を接続することによって漏洩電流を補償でき
る。この場合、トランジスタTa1のドレインが副ビッ
ト線に接続され、そのソースはソース線に接続される。
メモリセルアレイは、主ビット線に接続される複数の不
揮発性半導体メモリセルを各々が有する複数のブロック
で構成しても良い。
【0117】上述のように、本発明の第2の側面によれ
ば、副ビット線をプリチャージしてレベルシフタ回路を
介して不揮発性メモリセルの浮遊ゲートに正負に振動す
るパルス信号を印加することによって異なった浮遊ゲー
ト電圧を所定の電圧に収束させることができるものであ
り、極めて簡単な手段により書き込み・消去動作がなさ
れ得る利点がある。
【0118】また、副ビット線に蓄積された充電電圧の
電位が漏洩電流によってその電位が低下する場合であっ
たとしても、漏洩電流を供給する電線供給手段を備える
ことによって、副ビット線の電位を保持して浮遊ゲート
の蓄積電荷を消去することができるものである。従っ
て、異なった浮遊ゲート電圧の不揮発性メモリに対して
確実に所定の閾値に設定することができる。
【0119】また、本発明の第2の側面による不揮発性
半導体メモリ装置によれば、プリチャージが十分になさ
れるので、DRAMとして安定した動作を行わせること
ができる。
【0120】(第3側面)図面を参照して、本発明の第
3の側面による不揮発性半導体メモリ装置の種々の実施
例について説明する。図17(a)は不揮発性半導体メ
モリ装置の一実施例の回路図である。図17(a)に示
すように、不揮発性半導体メモリ装置は、不揮発性メモ
リによるメモリセルフレイ41、パルス波高値設定回路
42、スイッチ回路43(例えば、マルチプレクサ)、
および行・列デコーダ、センスアンプ回路等の周辺回路
(図示しない)からなる。
【0121】メモリセルアレイ41においては、選択ト
ランジスタTsa1 のドレインは主ビット線BLa1に接続
され、選択トランジスタTsa1 のソースは副ビット線に
接続される。メモリMa1 、Ma2 のドレインは副ビット
線BLsa1 に接続され、共通に接続されたそのソース
は、ソース線を介してソース側選択トランジスタのドレ
インに接続されている。ソース側選択用トランジスタT
rs1 の制御ゲートにはソース側選択SL1 が接続されて
いる。メモリ素子Ma1 、Ma2 の各々ソース・ドレイン
間にキャパシタが接続される。
【0122】一方、主ビット線BLb1 には、選択用ト
ランジスタTsb1 のドレインが接続され、そのソースに
副ビット線BLsb1 が接続されており、メモリ素子Mb
1 、Mb2 の各々のソース、ドレインにキャパシタCb
1 が接続されている。なお、副ビット線BLsa1 及び不
揮発性メモリセルMa1 、Ma2 による寄生容量が比較
的小さい場合は、キャパシタを設ける必要はない。メモ
リ素子の微少化にともなって、寄生容量は小さくなる傾
向にあり、浮遊容量が100pF以上であれば、キャパ
シタCa1 は省略できる。
【0123】ワード線W1はメモリ素子Ma1 、Ma2
の制御ゲートに接続され、ワード線W2 はメモリ素子M
a2 、Mb2 の制御ゲートに接続されている。ワード線
W1、W2 , 、、、はスイッチ回路43に接続されてい
る。スイッチ回路43(スイッチでよい)は出力パルス
信号をパルス波高値設定回路42からワード線W1 ,W
2 , 、、、に連続的に印加するものである。
【0124】複数のメモリセルを1ブロックとし、各ブ
ロックのメモリ素子のワード線を共通とし、メモリ素子
の蓄積電荷を順次消去するようにしてもよい。
【0125】次に、パルス波高設定回路42の構成につ
いて説明する。Pチャンネルトランジス夕(MOSFE
T)T1 とNチャンネルトランジス夕(MOSFET)
T2でCMOSインバータを構成し、トランジスタT1の
ソースはトランジスタT34,T4 に接続され、トランジ
スタT2 のソースに負の電圧源(−10V)が接続さ
れ、トランジスタT1 、T2 のドレインがスピードアッ
プ用のトランジスタT 5 のゲートに接続され、トランジ
スタT5 のドレインがトランジスタT1 ,T2の共通接
続されたゲートと自己バイアス用のトランジスタT6の
ソースに接続されている。トランジスタT3とトランジ
スタT4 のドレインには、それぞれ第1の電圧源(4ボ
ルト)と第2の電圧源(5ボルト)に接続され、それら
のゲート電極は共通接続されている。
【0126】パルス波高値設定回路42においては、入
力信号IN1はトランジスタT6 のドレインに入力さ
れ、入力信号IN2トランジスタT6 のドレインに入力
され、入力され、入力信号IN2はトランジスタT3 、
T4 のゲートに入力される。回路42の出力段からは、
図17に示すように、所定の周期の5V(波高値)の正
パルスと5V(波高値)の正パルスの間に重畳された4
V(波高値)の正のパルスと、−10V(波高値)の負
のパルスが合成された出力パルスがスイッチ回路43を
介して、ワード線W1、W2、、、、に選択的に印加され
る。
【0127】パルス波高値設定回路42からの出力パル
ス信号はスイッチ回路43とワード線を介してメモリ素
子の制御ゲートに印加され、浮遊状態にある各メモリト
ランジスタの浮遊ゲートに蓄積された電荷を引き抜き、
閾値電圧を所定の値または範囲に揃えるものである。
【0128】図18は本発明の第3の側面による不揮発
性半導体メモリ装置の別の実施例を示す。図18に示さ
れたパルス波高値42は、図17(a)の実施例と異な
って、CMOSインバータのトランジスタT1 のソース
はで電圧源4Vに接続されるとともに、トランジスタT
4 のソースに接続され、そのドレインに電圧源(5V)
に接続される。他の回路構成は同じである。図17
(b)のものとは異なった入力信号IN1およびIN2
が入力されるけれども、生成される出力パルス信号が図
17(b)のものと同様である。
【0129】図19(a)〜(c)を参照して、図18
の回路の動作を説明する。図19(a)〜(c)は、そ
れぞれ浮遊ゲート電圧VFG、ドレイン電圧(ビット線電
圧V BL)及び制御ゲート電圧VCGの波形図である。
【0130】図19(c)に示すパルス信号は、所定の
周期で正電位の波高値が3Vのパルス(A)、これらの
パルス(A)の間に重畳された正電位の波高値が2.5
Vのパルス(B)および負電位の波高値が−10Vのパ
ルスからなる。このようなパルス信号が制御ゲートに印
加される。なお、制御ゲートに印加される正電位のパル
スの波高値は3Vに限定されることなく、5Vでもよ
い。
【0131】また、上記パルス(B)の波高値2.5V
は−5Vに設定してもよい。また、この値は3V(或い
は5V)から−10Vの範囲で設一定すればよく、2.
5Vや−5Vのパルス(B)に限定するものではない。
動作においては、選択用トランジスタTsa1、Trs1を
オン状態として副ビット線BLsa1、キャパシタCa1
等を充電した後、選択トランジスタTsa1をオフ状態と
して、メモリトランシスタMa1、Ma2を浮遊状態とす
る。続いて、図19(c)に示すようなパルス信号(制
御ゲート電圧VCG)がスイッチ回路43を介してワード
線W1に印加されると、メモリトランジスタMa1の浮
遊ゲートに蓄積された電荷が引き抜かれる。図19
(a)、(b)、(c)に示すように、異なった浮遊ゲ
ート電圧VFGは約300.0μsec程度で収束する。
ビット線電圧VBLは図19(b)の(a)、(b)、
(c)に示すような波形となる。図19の(a)、
(b)、(c)の波形の相違は、浮遊ゲート電圧の初期
値やビット線に発生する漏洩電流によって発生する。
【0132】図20は本発明の第3の側面による不揮発
性半導体メモリ装置の別の実施例を示す。パルス波高値
設定回路44はスイッチ回路44と電圧源回路451 、
452 及び453 から構成され、スイッチ回路44はバ
ッファ441a、スイッチ441b、バッファ442a、スイ
ッチ443bから構成されている。スイッチ451 、45
2、453 は共通に接続されてスイッチ回路43に接続
されている。電源回路45 1 、452 、からの電圧(3
V)、(−5V)が出力され、バッファ441a、442a
を介してスイッチ441b、442bに入力され、電圧源4
53から電圧(−10V)がスイッチ443bに入力され
る。
【0133】図21を参照して、図20の実施例の動作
を説明する。図20のスイッチ回路44の等価回路は図
21(a)に示されている。スイッチ441b〜443bは
それぞれa〜cと記している。これらのスイッチを制御す
る選択信号のタイミングは図21(b)に示されてい
る。スイッチ回路44の出力は図21(c)に示されて
いる。
【0134】タイミングt1 でスイッチaをオンとし、
他のスイッチb、cをオフとすると、出力として3V
(波高値)の正電位のパルスが出力される。タイミング
t2でスイッチcをオンとし、他のスイッチをオフする
と、−10V(波高値)の負電位のパルスが出力され
る。タイミングt3で、スイッチbをオンとし、他のス
イッチをオフとすると、−5Vの負電位のパルスが出力
される。このように、スイッチa、b、cを制御すること
によって、合成されたパルスがスイッチ回路43を介し
てメモリ素子の制御ゲートに印加される。
【0135】図22は、本発明の第3の側面による不揮
発性半導体メモリ装置の他の実施例を示している。図2
2(a)に示すように、スイッチ回路44はスイッチA
1、B1、C1、A2、B2、C2からなる。スイッチ
A1、A2の一端は電圧源(3V)451に接続され、
スイッチB1、B2の一端が電圧電源回路(−5V)4
52に接続され、スイッチC1、C2の一端が電圧電源
回路(−10V)453に接続される。スイッチA1、
B1、C1のそれぞれの他端が共通接続され、且つスイ
ッチA2、B2、C2のそれぞれの他端が共通接続さ
れ、スイッチ回路43(例えばマルチプレクサ)を介し
てワード線に接続される。
【0136】図22(b)、(c)に基づいて、合成パ
ルスについて説明する。タイミングt1でスイッチA1
をオンとすると、3V(波高値)の正電位のパルスが出
力され、タイミングt2でスイッチC1をオンすると−
10V(波高値)の負電位のパルスが出力される。続い
て、タイミングt3でスイッチB1をオンすると、一5
V(波高値)の負電位のパルスが出力され、タイミング
t3でスイッチC2がオンとなり、−10V(波高値)
のパルスが出力される。
【0137】なお、浮遊ゲートからの電荷の引き抜きが
完了するにつれて、ドレイン電圧の脈動は、ドレイン電
圧の低下を検出する際に雑音となり、メモリの閾値電圧
の検出の妨害となる。この脈動はワード線におけるパル
ス幅を小さくすることによって減少できるが、消費電流
の増大を招く。しかし、制御ゲートに印加されるパルス
信号の3つのレべルA、B、Cをそれぞれ、3V、−5
V、−10Vとし、Bレベルは可能な限り負の電位に設
定することによって、ワード線を介して充放電される電
荷量が減少し、消費電流も減少させることができる。
【0138】無論、漏れ電流が大きい場合は、消去・書
き込み動作を妨害するが、これは、メモリ素子によって
発生される漏れ電流に等しい電流を供給する電流供給手
段によって補償できる。
【0139】図23(a)、(b)は、本発明の第3の
側面による不揮発性半導体メモリ装置の他の実施例を示
し、NANDゲート型のEEPROMである。図23
(a)において、メモリ素子(セル)M1〜M3は選択用
トランジスタTs1、Ts2間に直列に接続され、それら
の制御ゲート電極がそれぞれワード線W 1〜W3に接続さ
れている。選択用トランジスタTs1のドレインは、ビ
ット線BLa1に接続され、抵抗R1を介して電源電圧
(5V)に接続されている。ST 1、ST2は選択線であ
る。
【0140】セルM1〜M3の浮遊ゲートから電荷を引き
抜くのに必要な各ワード線の電位は図23(b)の表に
示されている。例えば、セル1を消去する場合は、選択
線ST1 、ST2 およびワード線W2、W3 を“H”レ
ベルとし、ワード線W1に上述のようなパルスを印加す
ることによって、確実に浮遊ゲートに蓄積された電荷を
引き抜くことができる。無論、ここのパルス信号は、正
負電位の間まで変動するパルスで構成しても良い。抵抗
R1は、微少電流を供給するための抵抗であり、もっと
も簡単な漏洩電流供給手段である。ビット線のみではキ
ャパシタの容量が不足する場合は、キャパシ夕C0を付
加する。
【0141】上述のように、本発明の第3の側面による
不揮発性半導体メモリ装置は、メモリ素子の制御電極に
正電位と負電位の間で変動するパルス信号を印加してそ
のゲートに蓄積された電荷を引き抜いて消去・書き込み
を行うものである。通常の電位より高い波高値を有する
パルスが所定の周期で印加されるとき、メモリ素子のチ
ャンネルコンダクタが一時的に上昇してドレイン電位が
急速に変化するので、閾値電圧が低下したことを容易に
検出し得る。
【0142】また、所定の電位より高い電位のパルスを
印加することは、ワード線を高速充放電することにな
り、消費電流が増加する。しかし、この欠点は高電位パ
ルスの間に低(負)電位パルスを充電することによって
除去できる。すなわち、高電位パルス閾値電圧を設定す
るのに寄与し、負の電位パルスを重電する場合は消費電
流を低減することができる。本発明の第3の側面によれ
ば、ワード線にパルス信号を印加して消去動作および書
き込み動作を行うことによって、安定したは閾値電圧の
検出が可能であるとともに、動作時間を短縮することが
できる。また、本発明によれば、多数のメモリトランジ
スタを浮遊ゲートからの電荷の引き抜きを同時に行うこ
とができると共に、閾値電圧を精度よく揃えることがで
きる。
【0143】(側面4)図面を参照して、本発明の第4
の側面による不揮発性半導体メモリ装置の一実施例を説
明する。先ず、第4の側面との比較のために、上記した
本発明に要求された改良点を説明する。浮遊ゲート型メ
モリトランジスタの閾値電圧を捕える手段が本発明の発
明者によって提案されている。提案された方法は、浮遊
状態にあるメモリトランジスタの制御ゲートにパルスを
印加して、浮遊ゲートに蓄積された電荷を引き抜いて閾
値電圧を揃えるものである。図40(a)、(b)はそ
の概要を示す等価回路図とその動作波形図を示してい
る。
【0144】図40(a)において、Toは選択トラン
ジスタであり、Moは不揮発性メモリトランジスタであ
る。その動作は、図40(b)の波形図に示されるよう
に、選択用トランジスタToのドレインに電減電圧とし
て5Vの電圧を印加し、その制御ゲートに5Vの電圧を
印加する。その後、メモリトランジスタMoのドレイン
を浮遊状態とする。続いて、所定の周期で正・負に振動
するパルスを、メモリトランジスタMoの制御ゲートに
印加して、余剰電子を引き抜いて閾値電圧を低下させる
ものである。パルス発生回路の−例が、図41に示され
ている。図41において、CMOSインバータがPMO
SトランジスタTaとNMOSトランジスタTbで構成
され、その入力段に自己バイアスされたトランジスタが
接続され、スピードアッブ用トランジスタTaのドレイ
ン、制御ゲートがその入出力端子にそれぞれ接続され、
PMOSトランジスタTaのソースには3Vの電圧源が
接続され、NMOSトランジスタTbのドレインに−1
0Vの電圧源が接続されている。
【0145】図41(b)は5Vの波高値を持った入力
信号INを示し、図41(c)は−10V乃至3Vの出
力信号OUTを示す。図42(a)〜(c)はメモリト
ランジスタの制御ゲートにパルス状の制御電圧VCGを印
加した場合の浮遊ゲートおよびビット線の電位の変化を
示す。すなわち、図42(c)に示されたパルスが制御
ゲートに印加されることにより、図42(a)の
(イ)、(ロ)、(ハ)に示されるように、初期状態で
異なった浮遊ゲート電氏VFGが略100μsecで所定
の閾値電圧値に収束する。その場合、図42(b)の
(イ)、(ロ)、(ハ)に示すように、ビット線電圧が
変動する。しかし、等価抵抗R1が小さい場合、大きな
漏れ電流が流れることになる。その結果、図43(a)
に示すように、浮遊ゲートVFGの波形(イ)、(ロ)、
(ハ)は200μsecが経過しても収束しない。
【0146】図24において、メモリセルアレイ62は
メモリ素子(MOSFET)M11、M12、M21、M22か
らなる。選択トランジスタT1 、T2 のソースにそれぞ
れビット線BL1 、BL2 が接続されている。副ビット
線BLs1 にはメモリ素子M 11、M21のドレインが接続
され、副ビット線BLs2にはメモリトランジスタM12、
M22のドレインが接続され、メモリトランジスタM11、
M12、M21、M22のそれそれのソースがソース線S1 が
接続され、ソース線S1 が、選択用トランジスタTsの
ドレインに接続されている。SL1、ST1は選択線であ
り、WL1 、WL2 はワード線である。
【0147】ビット線BL1 、BL2 は微少電流供給回
路66、67に接続されると共に、列デコーダ64に接
続されている。ワード線WL1 、WL2 はワード駆動回
路63を介して列デコーダ62に接続される。ワード線
WL1 、WL2 にはワード駆動回路63を介してパルス
発生回路65から消去・書き込み用のパルス信号が供給
される。微少電流供給回路66、67には、クロック信
号φとクロック信号φバーがそれぞれ印加されている。
【0148】消去動作時は、上記したようなパルス発生
回路65から正負に振動するパルス信号が選択されたワ
ード線WL1 ,WL2 の何れかに印加される。消去動作
には、列デコータ回路64の動作に応じて、電流供給回
路66、67の何れかから、副ビット線BLs1またはB
Ls2(メモリトランジスタのソースあるいはドレイン)
に選択トランジスタT1またはT2を介して電流が供給さ
れる。微少電流回路66または67から供給される電流
は、メモリ素子のソースまたドレインからの漏洩電流
(3〜5nA)に相当する。このようにして、図40
(a)、40(b)に関連して説明した消去・書き込み
動作における不都合が回避できる。
【0149】微少電流供給回路66、67は選択トラン
ジスタT1 、T2 を介して副ビット線BLs1、BLs2に
所定の充電電圧を印加してメモリ素子のドレインに微少
電流を供給できる。所定の充電電圧は、例えばトランジ
スタとキャパシタからなる充電回路から供給できる。
【0150】微少電流供給回路66、67は図27、2
8に示されたチャージポンプ回路及び図30乃至33に
示されたスイッチドキャパシタで構成できる。
【0151】図25を参照して、本発明の第4の側面に
よる不揮発性半導体メモリ装置の別の実施例を説明す
る。図25の実施列は、次の点で図24の実施例とは次
の点で異なっている。ビット線BL1 、BL2 は列デコ
ーダ回路64に接続され、微少電流供給回路68が列デ
コーダ回路64に接続されている。クロック信号φ及び
φバーが印加された微少電流供給回路68はトランジス
タ64によって制御される。微少電流供給回路68から
の微少電流は列デコーダ回路64を介して主ビット線B
L1 、BL2に供給され、さらに、選択トランジスタT
1およびT2を介して副ビット線BLs1、BLs2 に
供給される。制御信号が制御ゲートに供給されるトラン
ジスタT3 は列デコー夕回路64の動作タイミングに応
じて動作する。その場合、列デコーダ回路68が動作し
て列デコーダ回路64を介して微少電流が供給される。
他の回路構成は図24のものと同一である。
【0152】また、微少電流供給回路68は、図24の
実施例と同線にチャージポンプ回路、スイッチ回路で構
成され、主ビット線毎に漏洩電流に対応する微少電流を
供給する。
【0153】図26を参照して、本発明の第4の側面に
よる不揮発性半電体メモリの更に他の実施例を説明す
る。図26の実施例は次の点で図24の実施例と異なっ
ている。微少電流供給回路66、67は制御ゲートが列
デコーダ回路64によって制御されるトランジスタT
4、T5に接続されている。微少電流供給回路66、6
7はビット線毎に電位を設定する。微少電流供給回路6
6、67は図24の実施例と同様な回路で構成され、他
の回路構成は図24の実施例と同じである。
【0154】本実施例では、図25の実施例と同じよう
に、微少電流供給回路66、67はそれぞれ、トランジ
スタT4 、T5 によって制御され、各ビット線毎に微少
電流を供給する。次に、図27〜図33を参照して、微
少電流供給回路66、68の実施例を説明する。図27
はチャージポンプからなる微少電流供給回路70を示し
ている。図27において、自己バイアスされたトランジ
スタT6 、T7 、T8 は直列接続されている。トランジ
スタT7 ,T8 の接続点にカップリングキャパシタC1
が接続され、トランジスタT6 ,T7 の接続点にカップ
リングキャパシタC2 が接続されている。カップリング
キャパシタC1 を介してクロック信号φが印加され、カ
ップリングキャパシタC2 を介してクロック信号φバー
が印加される。ビット線BL1 、BL2 にそれそれチャ
ージポンプ回路の出力OUTが印加される。
【0155】クロック信号φ、φバーは波高値が5ボル
トであり、1MHzの周波教を有している。各接続点に
互いに反転したクロック信号φ、φバーが印加され、ト
ランジスタT8から所定の電圧がビット線に供給され
る。テャージポンプ回路を介してビット線に所定の電圧
が印加されて、微少電流I1(3〜5nA程度)がオン
状態の選択用トランジスタを介して副ビット線に供給さ
れる。カップリングキャパシタC1、C2は1〜100f
Fの容量を有している。微少電流I1の値はクロック周
波数と発振周波数によって設定される。供給電流I1は
ビット線に供給され、線間容量として充電される。本実
施例で用いられたクロック信号は1MHzのクロック周
波数と5Vの波高値を有する。ビット線の寄生容量1p
Fである。微少電流I1の値は漏洩電流IL(3−5
V)の値によって任意に設定される。
【0156】図28は、より高い電位を得るためのチャ
ージポンプ回路を示す。図27のチャージポンプ回路の
接地側に、自己バイアスされたトランジスタT9 が直列
接続されている。トランジスタT6 とT9 との接続点に
は、カップリングキャパシタC3が接続され、カップリ
ングキャパシタC3 を介してクロック信号φが印加さ
れ、他のカップリングキャパシタC1 、C2 には図27
と同様なクロック信号が印加されている。その出力OUT
はビット線に印加される。キャパシタC4 はビツト線寄
生容量(約1pF)を示し、T1 が選択用トランジスタ
であり、Mがメモリトランジスタである。なお、トラン
ジスタT6 〜T9 はMOS形トランジスタである。
【0157】図29(a)〜(e)は図28の回路の動
作状態を表す波形図である。図28を参照して、図28
のチャージポンプを備えた不揮発性半導体メモリ装置の
動作について説明する。オン状態の選択トランジスタT
1 のドレインに電源電圧(5V)を印加してメモリT1
のドレインまたはソースを充電する。オン状態の選択用
トランジスタT1を介してメモリ素子Mのドレインに微
少電流I1(3−5V)を供給する。こうして、メモリ
素子Mのドレインは実質的に浮遊状態に設定される。そ
の後、メモリトランジスタMの制御ゲートにワード線W
Lを介して図29に示すようなパルス状の信号を印加し
て、消去・書き込み込み動作を行う。余剰電子が引き抜
かれ閾値電圧が揃った状態では、そのメモリトランジス
タのチャンネルコンタクダンスは約1MΩとなる。
【0158】一方、チャージポンプ回路には、周波数が
1MHz で、波高値が5Vのクロック信号φ、φバーが
カップリンクキャパシ夕C1 、C2 、C3 を介して接続
点A、B、Cにそれそれ印加されている。その接続点の
波形が図29(a)乃至(d)に示されている。
【0159】図29(a)〜(e)の波形図から明らか
なように、カップリングキャパシタC3 を介してクロッ
ク信号φを介して印加されると、トランジスタT9 に電
荷がチャージされ、A点の電位が上昇する。同時に、B
点に位相が反転したクロック信号φバーが印加され、ト
ランジスタT6 にチャージされる。生成された電位はA
点に重畳される。このように順次重畳され、図29に示
すような電位がビット線BLの電圧として印加される。
その後、微少電流をオン状態選択トランジスタT1を介
してメモリ素子Mのソース・ドレインに供給し、図29
(e)に示すようなパルス状の信号を印加して、浮遊ゲ
ートにチャージされた余刈電荷を引き抜いてメモリ素子
の閾値を揃えるものである。
【0160】図30は微少電流供給回路66〜68とし
て用いられたスイッチドキャパシタ回路を示す。図30
に示されるように、電圧源E0がトランジスタT10のド
レインに接続され、そのソースがキャパシ夕C5 の一端
とトランジスタT11のドレインに接続され、トランジス
タT11のソースがビット線BLに接続されている。ビッ
ト線BLはその寄生容量が約1pFであり、キャパシタ
C5 の容量は約15pFである。
【0161】トランジスタT10、T11の制御ゲートに、
それぞれクロック信号φ、φバーが印加され、トランジ
スタT10、T11が交互にオン状態となる。“H”レベル
のパルスがトランジスタT10の制御ゲートに印加され、
同時にトランジスタT11には、“L”レベルの信号が印
加されるので、キャパシタC5 の電圧Eoが印加されて
チャージされる。次に、トランジスタT10の制御ゲート
に“L”レベルの信号が印加されると、オフ状態とな
り、トランジスタT11には“H”レベルの信号が印加さ
れるので、オン状態になる。キャパシタC5 に、チャー
ジされた充電圧がトランジスタT11を介して出力され、
ビット線の寄生容量C6 にチャージされる。このよう
に、トランジスタT10、T11が交互に動作することによ
って、所定の電圧がビット線BLに印加される。なお、
キャパシタC5は1〜100fFの小さな容量のものが
選ばれ、クロック信号φ、φバーの周波数や振幅を最適
な値に選び、ビット線BLに微少電流が供給されるよう
にされる。
【0162】図31は微少電流供給回路としてスイッチ
ドキャパシ夕回路を用いた場合の動作波形を示す。トラ
ンジスタT10,T11の制御ゲートにクロック信号φ、φ
バーが印加されると、キャパシタC5 は徐々に充電され
て、トランジスタT10,T11の接続点の電位は上昇す
る。その結果、図31(a)に示すような波形を有する
出力電圧がビット線BLに印加される。そのとき、図3
1(c)に示すようなパルス信号がメモリ素子の制御ゲ
ートに印加される。結果として、異なった浮遊ゲート電
圧VFGが所定の閾値に揃う。ビット線電圧VBlは図31
(a)のような波形となる。
【0163】図32は、スイッチドキャパシタの別の実
施例を示す。図30の回路に、トランジスタT11とT13
がさらに接続され、トランジスタT11とT13の接続点に
ダイオード接続されたMOS形トランジスタが接続され
ている。これによって、雑音成分か除去できるので、安
定した出力をビット線に印加することができる。トラン
ジスタT10〜T13はMOS形のトランジスタである。図
32のキャパシタ回路の各点の波形が図33(a)〜
(d)に示されている。
【0164】図34は、本発明の第4の側面による不揮
発性半導体メモリ装置の他の実施例を示す。本実施例に
おいて、メモリセルアレイ61は図24に示されたもの
と同じ構造を有する。微少電流回路70がスイッチ回路
71(例えば、マルチプレクサ)を介して副ビット線B
Ls1、BLs2に接続されている。微少電流供給回路71
がスイッチ回路71を介して隣接したメモリセルアレイ
の副ビット線に接続することができる。各補助トランジ
スタCa、Cbの容量は100〜300fF程度であ
る。
【0165】本実施例における消去・書き込み動作は次
のようにして実行される。メモリ素子のドレイン(また
はソース)に正電位に充電した後、選択用トランジスタ
をオフ状態にする。ドレイン(ビット線)に微少電流
(3〜5nA程度)を印加して浮遊状態にする。メモリ
素子の制御ゲートにパルス信号を印加して浮遊ゲートに
蓄積された電荷が減少して、書き込み・消去動作を実行
する。消去・書き込み動作中に、微少電流がスイッチ回
路71を介して副ビット線に供給される。
【0166】図35〜図37は、本発明の第4の側面に
よる不揮発性半導体メモリ装置の更に他の実施例を示
す。前述の実施例では、微少電琉回路としてのチャージ
ポンプやスイッチドキャパシタ回路を用いてビット線を
充電する。これに対して、図35〜図37の実施例はそ
の充電およひ放電の応答特性を改良して、消去・書き込
みの高速性能を高めることを意図している。
【0167】図35〜図37の実施例はビット線に対す
る充電・放電系を図24〜図26の実施例に加えたこと
を特徴としている。図35において、ビット線BL1 、
BL2 がそれぞれ、トランジスタT6 、T 7 のソースに
接続されている。これらトランジスタのドレインは電圧
源Vccに接続されている。他の回路構成は図24のもの
と同様である。動作においては、トランジスタT6 、T
7 のソースに充電信号Sc が印加され、トランジスタT
4 、T5 のゲートに放電信号Sd が印加される。消去・
書き込み動作の開始時に、充電信号が印加される。終了
時に、放電信号Sd を印加して、ビット線BL1 、BL
2 に蓄積された電荷を放電させる。
【0168】図36において、ビット線BL1がトラン
ジスタT8、T9の接続点に接続され、且つビット線BL
2がトランジスタT10、T11の接続点に接続される。ト
ランジスタT9 、T11は充電系を構成する。充電信号S
c1 、Sc2 をそれぞれトランジスタT9 、T11のゲート
に印加することによって、ビット線BL1 、BL2 を充
電して消去・書き込み動作を行う。また、トランジスタ
T8 、T10は放電系を溝成する。消去・書き込み動作の
終了時において、放電信号Sd1 、Sd2を印加して、ビ
ット線BL1、BL2にチャージされた電荷を放電させ
る。
【0169】図37において、ビット線BL1 はトラン
ジスタT8 、T9 の接続点に接続され、ビット線BL2
はトランジスタT10、T11の接続点に接続される。トラ
ンジスタT9 、T11は充電系を構成する。トランジスタ
T9 、T11のゲートに充電信号Sc を印加することによ
って、ビット線BL1 、BL2 をそれぞれ充電して消去
・書き込み込み動作を行う。また、トランジスタT8 、
T10は放電系を構成する。トランジスタT8、T9のゲー
トが共通接続され、消去・書き込み動作の終了時におい
て、放電信号Sd を印加して、ビット線BL1 、BL2
にチャージされた電荷を放電させる。
【0170】図35〜図37の実施例において、テャー
ジポンプ回路やスイッチドキャパシタ回路により、ビッ
ト線に所定の電位を印加する前に、充電信号をビット線
に印加して、それによってソース電位より高い電位にビ
ット線を充電する。その後、パルス信号をワード線に印
加して所定のメモリ素子の閾値を揃える。従って、消去
・書き込み動作を高速で行うことができる。一方、消去
・書き込み動作を終了後、ビット線はドレイン電位より
低い電位にして短時間で次の動作に移行することを可能
にしている。
【0171】上述のように、本発明の第4の側面による
不揮発性半導体メモリ装置において、極めて微少の電流
をビット線に供給するか、或いはビット線を充電した後
に、選択用トランジスタをオフ状態として、漏れ電琉に
相当する線少電流をそのビット線に供給するようにす
る。その後、メモリ素子の制御ゲートにパルス信号を印
加して閾値を揃える。微少電流は、メモリ素子のチャン
ネルコンダクタンスが大きな値になっている間にビット
線に供給されるので、過剰に電荷が引き抜かれて過剰消
去にならないように、或いはドレイン側の電位を回復さ
せないように、回復時間より短いパルス幅のパルス信号
を制御ゲートに印加するとよい。
【0172】尚、電流値を周波数と波高値に設定可能で
あるチャージポンプ回路やスイッチドキャパシタ回路を
用いることができるが、微少電流を供給することが可能
な種々の公知の回路を用いても良い。
【0173】本発明の第4の側面による不揮発性半導体
メモリ装置は、浮遊ゲートから電荷を引き抜く消去・書
き込み動作に関し、浮遊ゲートへの電子の注入方法は従
来の方法と何ら変わらない。それ故、チャンネルからホ
ットエレクトロンにより浮遊ゲートを負電位に帯電さ
せ、トンネル電流により、浮遊ゲートからソース、ドレ
イン或いは基板に逃がす方式の不揮発性半導体メモリ装
置に適応することができる。
【0174】本発明の第4の側面による不揮発性半導体
メモリ装置では、微少電流によってビット線を実質的に
浮遊電位にして、正負電位間で変化するパルス信号をメ
モリ素子の制御ゲートに印加してその浮遊ゲートに蓄積
された余剰電荷を引き抜いて消去・書き込みを行う。ビ
ット線(ドレインまたはソース)からの漏れ電流がある
場合でも、微少電流供給回路によってビット線に微少電
流が供給されるので、多数のメモリ素子の浮遊ゲートか
ら電荷を同時に且つ精度よく行うことができる。さら
に、ビット線に充電してから消去・書き込み動作を行う
ことによって、充電電位の立ち上がり時間を短縮でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の側面による不揮発性半
導体メモリ(セル)の原理的回路図、(b)は同図
(a)に示されたメモリの動作を示す波形図である。
【図2】(a)は本発明の第2の側面による不揮発性半
導体メモリ(セル)の原理的回路図、(b)は同図
(a)に示されたメモリの動作を示す波形図、同図
(c)および(d)は消去・書き込み動作の間に、図2
(a)に示されたメモリのゲートに印加されるパルスの
波形図である。
【図3】本発明の第1の側面による不揮発性半導体メモ
リ装置の回路図である。
【図4】(a)は図3に示されたメモリのワード線に印
加されるパルスの波形図、(b)は図3に示されたメモ
リの浮遊ゲートの電位を示す図、(c)は図3に示され
たメモリのビット線の電位を示す図である。
【図5】(a)は図3に示されたメモリのワード線に印
加されるパルスの波形図、(b)は図3に示されたメモ
リの浮遊ゲート線の電位を示す図、(c)は図3に示さ
れたメモリのビット線の電位を示す図である。
【図6】本発明の第1の側面による別の不揮発性半導体
メモリ装置の回路図である。
【図7】本発明の第2の側面による不揮発性半導体メモ
リ装置の回路図である。
【図8】(a)及び(b)はそれぞれ、レベルシフタに
入力される波形図、及びその波形を示す図である。
【図9】(a)及び(b)は、それぞれ図7に示された
メモリの主要部を示す等価回路図及びそれに印加される
電圧を示す波形図である。
【図10】本発明の第2の側面による別の不揮発性半導
体メモリ装置の回路図である。
【図11】(a)及び(b)はレベルシフタに印加され
る入力パルスの波形図であり、(c)はその出力パルス
の波形図である。
【図12】(a)、(b)、(c)は、それそれ、図1
0に示されたメモリ装置の浮遊ゲート電圧、ビット線電
圧、および制御ゲート電圧を示す波形図である。
【図13】(a)は本発明の第2の側面によるさらに他
の不揮発性半導体メモリ装置の回路図、(b)及び
(c)はそれぞれ、(a)に示されたメモリの主要部を
示す等価回路図及びそれに印加される電圧を示す波形図
である。
【図14】(a)は本発明の第2の側面によるさらに他
の不揮発性半導体メモリ装置の回路図、(b)及び
(c)はそれぞれ、(a)に示されたメモリの主要部を
示す等価回路図及びそれに印加される電圧を示す波形図
である。
【図15】(a)、(b)、(c)は、それぞれ、図1
4(a)に示されたメモリ装置の浮遊ゲート電圧、ビッ
ト線、および制御ゲート電圧を示す波形図である。
【図16】電流供給手段の他の例を示す断面図である。
【図17】(a)は本発明の第3の側面による不揮発性
半導体メモリ装置の一実施例の回路図、(b)は消去・
書き込み動作時に制御ゲートに印加されるパルスの波形
図である。
【図18】本発明の第3の側面による不揮発性半導体メ
モリ装置の別の実施例の回路図である。
【図19】(a)、(b)、(c)は、それぞれ、図1
8に示されたメモリ装置の浮遊ゲート電圧、ビット線電
圧、および制御ゲート電圧を示す波形図である。
【図20】本発明の第3の側面による不揮発性半導体メ
モリ装置のさらに別の実施例の回路図である。
【図21】(a)は図20の実施例の等価回路図、
(b)、(c)はスイッチの動作タイミングを示す波形
図である。
【図22】(a)は図20の実施例の別の等価回路図、
(b)はスイッチの動作タイミングを示す波形図、
(c)は合成パルスの波形図である。
【図23】(a)は本発明の第3の側面による不揮発性
半電体メモリ装魔のさらに別の実施例の回路図、(b)
は消去動作を説明するための図である。
【図24】本発明の第4の側面による不揮発性半導体メ
モリ装置のさらに別の実施例の回路図である。
【図25】本発明の第4の側面による別の不揮発性半導
体メモリ装置の回路図である。
【図26】本発明の第4の側面によるさらに別の不揮発
性半導体メモリ装置の回路図である。
【図27】微少電流源がチャージポンプ回路である実施
例の回路図である。
【図28】チャージポンプの別の例の回路図である。
【図29】図28に示されたチャージポンプに基づく動
作波形を示す図である。
【図30】微少電流源がスイッチドキャパシタからなる
実施例を示す回路図である。
【図31】図30に示されたスイッチドキャパシタ回路
に基づいた動作波形図である。
【図32】スイッチドキャパシタ回路の別の例の回路図
である。
【図33】図32に示されたスイッチドキャパシタに基
づいた動作波形図である。
【図34】本発明の第4の側面による不揮発性半導体メ
モリ装置の他の実施例の回路図である。
【図35】本発明の第4の側面による不揮発性半導体メ
モリ装置の他の実施例の回路図である。
【図36】本発明の第4の側面による不揮発性半導体メ
モリ装置の他の実施例の回路図である。
【図37】本発明の第4の側面による不揮発性半導体メ
モリ装置の他の実施例の回路図である。
【図38】(a)及び(b)はそれぞれ、従来のフラッ
シュEEPROMの閾値の分布を示す図、(c)は従来
のNAND型EEPROMの閾値電圧の分布を示す図、
(d)はUVEPROMの閾値電圧の分布を示す図であ
る。
【図39】(a)及び(b)は従来の不揮発性半導体メ
モリの消去方法を示す回路図である。
【図40】(a)及び(b)は不揮発性半導体メモリの
等価回路図及びその動作を説明するための波形図であ
る。
【図41】(a)はパルス発生回路の一例を示す回路図
であり、(b)及び(c)はその動作を説明するための
波形図である。
【図42】不揮発性半導体メモリの動作を説明するため
の波形図である。
【図43】(a)乃至(c)は本発明によって解決され
るべき問題を説明するための波形図である。
【図44】本発明の閾値の調整の効果を示す図である。
【図45】本発明の閾値の調整の効果を示す図である。
【図46】「ACパルス法」を適用されるべきメモリの
基本構造のブロック図である。

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不揮発性半導体メモリ装置であって、 複数本のワード線、 前記ワードと交差する複数本のビット線にして、選択ト
    ランジスタを介してソース線に接続されたビット線、 前記ワード線と前記ビット線の交差位置に配置し、各々
    ソース、ドレイン、浮遊ゲートおよび制御ゲートを有
    し、その制御ゲート、ドレインおよびソースが各ワード
    線、ビット線、ソース線にそれぞれ接続されている、複
    数個のメモリセル、 選択されたメモリセルのソースまたはドレインに電荷を
    与え、浮遊状態に設定する手段、 前記選択メモリセルの制御ゲートに正波高値電位と負波
    高値電位の間で変動するパルス信号を印加し、その閾値
    が収束するようにする手段を備えたことを特徴とする不
    揮発性半導体メモリ装置。
  2. 【請求項2】 前記ビット線の漏れ電流を補償する電流
    を供給する微少電流供給手段をさらに備えたことを特徴
    とする請求項1に記載の不揮発性半導体メモリ装置。
  3. 【請求項3】 選択トランジスタを介して前記各ビット
    線に電気的に接続されたは複数の主ビット線をさらに備
    えたことを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体
    メモリ装置。
  4. 【請求項4】 各メモリセルのソースまたはドレインに
    ソース電位より低くはない電位を印加する第1のスイッ
    チ手段、および各メモリセルのソースまたはドレインに
    ドレイン電位より高くはない電位を印加する第2のスイ
    ッチ手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記
    載の不揮発性半導体メモリ装置。
  5. 【請求項5】 制御ゲートに信号を印加する前に、ビッ
    ト線を前記第1のスイッチ手段によってソース電位より
    高い電位に設定する請求項4に記載の不揮発性半導体メ
    モリ装置。
  6. 【請求項6】 制御ゲートに信号を印加する前に、前記
    第1のスイッチ手段によって前記ビット線をソース電位
    よりも高い電位に設定し、前記制御ゲートに前記信号を
    印加した後で、前記第2のスイッチ手段によって前記ビ
    ット線をドレイン電圧より低い電位に設定することを特
    徴とする請求項4に記載の不揮発性半導体メモリ装置。
  7. 【請求項7】 前記メモリセルのチャンネルからのホッ
    トエレクトロンにより該メモリセルの浮遊ゲートを負電
    位に帯電した後、該浮遊ゲートからソース、ドレインま
    たは基板に該浮遊ゲートに蓄積された電荷をトンネル電
    流として逃がすことを特徴とする請求項4に記載の不揮
    発性半導体メモリ装置。
  8. 【請求項8】 前記ソース、ドレインまたは基板から流
    れるトンネル電流により、該メモリセルの浮遊ゲートを
    負電位に帯電し、該浮遊ゲートに蓄積された電荷を該浮
    遊ゲートからソース、ドレインまたは基板に別のトンネ
    ル電流として逃がすことを特徴とする請求項1に記載の
    不揮発性半導体メモリ装置。
  9. 【請求項9】 前記微少電流供給手段が、直接にまたは
    スイッチを介して少なくとも一本のビット線に接続され
    ていることを特徴とする請求項2に記載の不揮発性半導
    体メモリ装置。
  10. 【請求項10】 前記スイッチがスイッチドキャパシタ
    であって、少なくとも一つのMOSダイオードを備えて
    いる請求項9に記載の不揮発性半導体メモリ装置。
  11. 【請求項11】 不揮発性半導体メモリ装置であって、 複数本のワード線、 前記ワード線と交差する複数本のビット線、 前記ワード線と前記ビット線の交差位置に配置し、各々
    ソース、ドレイン、浮遊ゲートおよび制御ゲートを有
    し、その制御ゲート、ドレインおよびソースが各ワード
    線、ビット線、ソース線にそれぞれ接続されている、複
    数個のメモリセル、 前記ビット線のうちの一本をプリチャージし、一定時間
    後に浮遊状態にする手段、および選択されたメモリセル
    の制御ゲートに前記ワード線を介して、正波高値と負波
    高値電位を有するパルスからなる信号を印加して閾値電
    圧を所定の電圧に収束するようにする手段を備えたこと
    を特徴とする不揮発性半導体メモリ装置。
  12. 【請求項12】 前記ビット線の漏れ電流を供給する手
    段をさらに備えたことを特徴とする請求項11に記載の
    不揮発性半導体メモリ装置。
  13. 【請求項13】 前記各メモリセルのソースまたはドレ
    インに微少電流を供給する手段をさらに備えたことを特
    徴とする請求項11に記載の不揮発性半導体メモリ装
    置。
  14. 【請求項14】 さらに、複数本の主ビット線を含み、
    各主ビット線は選択されたトランジスタを介して前記各
    ビット線に電気的に接続されていることを特徴とする請
    求項11に記載の不揮発性半導体メモリ装置。
  15. 【請求項15】 前記ビット線の容量成分と前記電流供
    給手段からの電流による等価抵抗値とによる第1の時定
    数が、前記ビット線の容量成分と前記漏れ電流による等
    価抵抗値とによる第2の時定数よりも小さく、且つ前記
    第1の時定数が前記信号の周期の略半分より長いことを
    特徴とする請求項11に記載の不揮発性半導体メモリ装
    置。
  16. 【請求項16】 前記電流供給手段が、電圧源に接続さ
    れた抵抗、またはスイッチに直列に接続された抵抗体か
    らなることを特徴とする請求項11に記載の不揮発性半
    導体メモリ装置。
  17. 【請求項17】 前記電流供給手段が電圧源に接続され
    た逆バイアス接続のダイオード又はスイッチ手段に直列
    に接続された逆バイアスされたダイオードからなる請求
    項11に記載の不揮発性半導体メモリ装置。
  18. 【請求項18】 前記電流供給手段が電圧源に接続され
    たゲート付きのダイオードまたはスイッチに直列接続さ
    れたゲート付きダイオードからなることを特徴とする請
    求項11に記載の不揮発性半導体メモリ装置。
  19. 【請求項19】 前記電流供給手段は主ビット線または
    ビット線の間に接続されていることを特徴とする請求項
    11に記載の不揮発性半導体メモリ装置。
  20. 【請求項20】 前記信号は複数個の正の波高値電位を
    含むことを特徴とする請求項11に記載の不揮発性半導
    体メモリ装置。
  21. 【請求項21】 前記信号は複数個の負の波高値電位を
    含むことを特徴とする請求項11に記載の不揮発性半導
    体メモリ装置。
  22. 【請求項22】 前記信号は複数個の正の波高値電位を
    含むことを特微とする請求項11に記載の不揮発性半導
    体メモリ装置。
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