JPH1065192A - 光起電力デバイスおよびその製造方法 - Google Patents

光起電力デバイスおよびその製造方法

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JPH1065192A
JPH1065192A JP9139097A JP13909797A JPH1065192A JP H1065192 A JPH1065192 A JP H1065192A JP 9139097 A JP9139097 A JP 9139097A JP 13909797 A JP13909797 A JP 13909797A JP H1065192 A JPH1065192 A JP H1065192A
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Kenji Takada
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Satoshi Yamada
聡 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業性が良好でかつ信頼性の高い電極構造を
有する光起電力デバイスを提供する。 【構成】 少なくとも光起電力素子(102)の受光面
側の一部に導電性部材または半導体部材を配置するため
の接着体(105)を有する光起電力デバイス(10
0)であって、前記接着体が少なくとも1種類以上の粘
着層と少なくとも1種類以上の耐熱性高分子層からなる
ことを特徴とする光起電力デバイス。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信頼性の高い電極構造
を有する光起電力デバイスおよびその製造方法に関す
る。より詳しくは金属ワイヤーおよびバスバーを有する
集電電極の改善された接続構造を有する光起電力デバイ
スおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】太陽電池の電力を効率的に収集するため
に、太陽電池表面に線状の電極を複数設ける技術が知ら
れている。さらにこれら複数の線状の電極の端部に共通
したバスバー(buss bar)を設けて外部に電力
を取り出すことが知られている。米国特許第4,26
0,429号明細書には、太陽電池表面に設ける集電電
極として、導電性粒子を含むポリマーでコートされた複
数の金属ワイヤーを太陽電池表面に熱及び/又は圧力で
固定することが記載されている。また、金属ワイヤーの
端部を共通のバスバーに接続することが記載されてい
る。米国特許第5,084,107号明細書には、クラ
ンプでその両端を保持した複数の金属ワイヤーの少なく
とも一部に導電性接着剤を塗布し、該金属ワイヤーを太
陽電池表面に押し付けながら加熱して導電性接着剤を固
化し、しかる後金属ワイヤーを切断することにより、太
陽電池表面に集電電極を形成する方法が記載されてい
る。さらに該金属ワイヤーの電流を集める集電電極を金
属ワイヤーに接続することが記載されている。集電電極
とバスバーを接続する方法として導電性ペーストを用い
る方法と、半田を用いる方法が考えられる。導電性ペー
ストを用いる場合、導電性ペーストを吐出させるための
アプリケーターを用いて複数の点を吐出し、その後、ペ
ーストを乾燥あるいは硬化させる。半田を用いる場合、
金属ワイヤーとバスバーを半田を介して直接固定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した方法
においては、上記従来技術に開示されるような電極構成
を太陽電池に用いる場合、下述する問題がある。 (1)集電電極、バイパスダイオード、または太陽電池
を直列または並列化するための金属部材をバスバーに半
田により接続するには半田を溶融するためには、局部的
に250℃〜350℃の高熱を加える必要があり、光起
電力素子は熱ダメージを受け特性に影響する問題があ
る。 (2)金属ワイヤーからなる集電電極をバスバーに半田
で接続するには、前記導電性接着剤の被覆層を介してバ
スバーに接続するのは困難であり、接着層を一部除去し
て半田付けする必要があり、多数の点で接着する必要が
あり作業性が悪い。 (3)バスバーに用いる金属体のバリや折り曲がりが半
導体層をつき抜け短絡の原因となる。 (4)金属ワイヤーをバスバーに銀ペーストにより接続
する方法では、銀ペーストを適量吐出するためのアプリ
ケーターが必要となり、さらに、銀ペーストを加熱、乾
燥、硬化する工程が必要である。 (5)凹凸部に銀ペーストを塗布するために塗布部の銀
ペーストが厚盛りになったり、不均一になりラミネーシ
ョンなどによる封止部を突き破ったりする問題がある。 (6)半田の付き性をよくするために、フラックスを併
用する場合やヤニ入りの半田を用いる場合には、超音波
洗浄などの別工程でフラックスやヤニを除去、乾燥する
必要がある。 (7)上記いずれの方法も金属ワイヤーを張り配置する
際に、太陽電池の非発電領域で接着剤などを用いて仮固
定するため、仮固定のための部分のエリアがバスバー形
成部以外に必要となり、したがって余分な面積が必要で
ある。
【0004】
【発明の目的】本発明の目的は、従来技術における上述
した問題を克服して作業性の良好な信頼性の高い光起電
力デバイス用の電極構造を提供することにある。本発明
の他の目的は、前記電極構造を用いた特性の良好な光起
電力デバイスを提供することにある。本発明のさらに他
の目的は、前記電極構造を用いて光起電力デバイスを安
定にかつ効率的に製造する方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来技術にお
ける上述した問題を解決し、上記目的を達成するもので
ある。本発明は、導電性表面を有する基板、半導体層、
透明電極、および金属ワイヤーを有する発電領域と、前
記金属ワイヤーの端部を固定する金属ワイヤー端部固定
領域とを有し、前記金属ワイヤーは粘着材を介して高分
子フィルムに固定されていることを特徴とする光起電力
デバイスにある。本発明はまた、導電性表面を有する基
板、半導体層、透明電極、および金属ワイヤーを有する
発電領域と、前記金属ワイヤーの端部を固定する金属ワ
イヤー端部固定領域とを有し、前記金属ワイヤーは粘着
材を介して高分子フィルムに固定されており、かつ前記
金属ワイヤーはバスバーと前記接着体との間に挟まれて
該バスバーと電気的に接続していることを特徴とする光
起電力デバイスにある。本発明は上記電極構造を有する
光起電力デバイスの製造方法を包含する。当該方法は、
導電性表面を有する基板、半導体層、透明電極、および
金属ワイヤーを有する発電領域と、前記金属ワイヤーの
端部を固定する金属ワイヤー端部固定領域とを有する光
起電力デバイスの製造方法であって、該ワイヤー端部固
定領域に粘着材と高分子フィルム層からなる接着体を配
置する工程と、前記接着体上および前記光起電力素子上
に金属ワイヤーを配置する工程と、前記接着体上および
前記金属ワイヤー上にバスバーを配置する工程と、熱又
は/及び出力により前記金属ワイヤーと前記バスバーを
導電性接着剤で接着する工程とを有することを特徴とす
る。
【0006】
【実施態様例】図1(a)は、本発明の光起電力デバイ
スの模式的平面図であり、図1(b)は図1(a)にお
けるA−A′線に沿った模式的断面図であり、図1
(c)は図1(a)におけるB−B′線に沿った模式的
断面図である。図1(a)乃至1(c)において、10
0は光起電力デバイス、101は支持基板、102は光
起電力素子、103は第1の集電電極である金属ワイヤ
ー、104は第2の集電電極であるバスバー、105は
接着体である。光起電力素子102は下部電極、半導体
層、透明電極を有する。基板101が導電性表面を有す
る場合には下部電極は設けなくてもよい。図1(a)乃
至1(c)においては、接着体105は基板101の端
部で光起電力素子102が存在しない部分に設けられて
いる。バスバー104は本例のように対向する2辺に設
けてもよいし、1辺にのみ設けてもよい。金属ワイヤー
103は光起電力素子102で発生した電流を効率よく
収集し、バスバー104は金属ワイヤー103で収集し
た電流をまとめて外部に導出する機能を有している。接
着体105は金属ワイヤー103およびバスバー104
を光起電力素子102に固定する機能を有している。上
述したように、図1(b)は金属ワイヤー103に沿っ
た方向の断面図である。図1(b)に徴して明らかなよ
うに、金属ワイヤー103の端部は基板101上に設け
られた接着体105と、バスバー104との間に挟まれ
ている。上述したように、図1(c)はバスバー104
に沿った方向の断面図である。図1(c)に徴して明ら
かなように、金属ワイヤー103は接着体105にめり
込んで、かつバスバー104に挟まれて配置されてい
る。また、バスバー104も接着体105と接してい
る。
【0007】上記光起電力デバイスの作製は以下のよう
に行う。すなわち、基板101の露出部に接着体105
を載置・固定し、予め導電性接着剤をコートしてある金
属ワイヤー103を光起電力素子102および接着体1
05の上に載置する。金属ワイヤーは光起電力素子の大
きさに応じて複数設けられる。この時金属ワイヤー10
3の端部は接着体105によって固定される。続いてバ
スバー104を接着体105の上に、金属ワイヤー10
3を挟んで配置する。バスバー104もまた接着体10
5によって固定される。最後に光起電力素子100全体
を加熱・加圧することにより、金属ワイヤー103の導
電性接着剤が溶融・固化し、金属ワイヤー103と光起
電力素子102およびバスバー104との電気的および
機械的接続が完了する。金属ワイヤー103の導電性接
着剤は少なくともバスバー104と接する部分に設けら
れるように部分的に設けられていてもよい。
【0008】図2は、光起電力素子201、金属ワイヤ
ー205、およびバスバー207の位置関係を拡大して
示す模式図である。図2において、201は金属ワイヤ
ー端部固定領域、202は接着体、205は第1の集電
電極である金属ワイヤー、206は導電性接着剤、20
7は第2の集電電極であるバスバーである。接着体20
2は高分子フィルム203の両面に粘着材204を形成
したものである。図2(a)金属ワイヤー205を導電
性接着剤206で被覆し、バスバー207に接着した場
合の略断面図である。図2(b)はバスバー207に導
電性接着剤206を塗布し、金属ワイヤー205をバス
バー207に接着した場合の略断面図である。前記導電
性接着剤206の塗布はバスバー207全体に施しても
部分的塗布してもよい。また、導電性接着剤206は金
属ワイヤー205およびバスバー207の両方に形成し
てもよい。光起電力素子201の表面は透明導電層が形
成されていてもよいし、透明導電層が除去されて半導体
層が露出していてもよい。また、接着体202は光起電
力素子の基板上に設けられてもよい。
【0009】図3は、金属ワイヤーが光起電力素子表面
に接着された様子を示す略断面図である。図3におい
て、301は光起電力素子、302は金属ワイヤー、3
03は導電性接着剤である。300は金属ワイヤーと導
電性接着剤303とからなる第1の集電電極を示す。図
3(a)は、金属ワイヤーを導電性接着剤で被覆し、光
起電力素子表面に接着した場合の略断面図である。図3
(b)は、光起電力素子301上に金属ワイヤー302
を配置し、導電性接着剤303を部分的に配置、接着し
た場合の略断面図である。
【0010】図4(a)は、本発明の光起電力デバイス
の他の例の模式的平面図である。図4(b)は、図4
(a)におけるA−A′線に沿った断面図であり、図4
(c)は図4(a)におけるB−B′線に沿った断面図
である。この例では基板401上の全面に渡って光起電
力素子402が設けられている。光起電力素子402の
表面には透明導電層406が設けられている。透明導電
層406のエッジ部は、エッチングなどによって除去さ
れた、透明導電層除去領域407が形成されている。さ
らに、バスバー404が載置される部分の透明導電層4
06a(非発電領域)と、発電に有効に働く部分の透明
導電層406b(発電領域)とを電気的に分離するため
にその間の透明導電層も除去されている。これにより、
光入射側のバスバー404と基板側の電極との絶縁をよ
り確実にする。非発電領域の透明導電層406aの上に
接着体405が設けられ、金属ワイヤー403、および
バスバー404が配置される。この例は特に長尺の基板
上に連続的に半導体層を積層することにより作製した光
起電力素子に適用することができる。
【0011】図5は本発明の光起電力デバイスを用いた
太陽電池モジュールの一例の模式的断面図である。上述
した光起電力デバイス501が複数直列に接続され、補
強板502上に絶縁フィルム505と共に樹脂503に
よって封止をし、さらに表面保護層504が設けられ
る。補強板502としては金属板、プラスチック板、ガ
ラス板などが用いられる。樹脂封止用樹脂503として
は、太陽電池との接着性、耐候性、緩衝効果の点でEV
A(エチレンビニルアセテート)、EEAなどが好適に
用いられる。絶縁フィルム505としては、ナイロンフ
ィルム、PETフィルム等が用いられる。表面保護層5
04としてはモジュールの軽量化、フレキシブル性を得
るためにフッ素系の樹脂層が好適に用いられる。フッ素
系の樹脂としては、例えば4フッ化エチレンの共重合体
ETFE(デュポン社製、テフゼル)、ポリフッ化ビニ
ル(デュポン社製、テドラー)などが挙げられる。また
これらの樹脂に紫外線吸収剤を加えることで耐候性を向
上させてもよい。樹脂封止形成の方法としては例えば真
空ラミネーターのような装置を用いて、真空中で加熱圧
着することが可能である。ガラスなどの透光性の基板を
用いた場合にはこれを表面保護層として用い、光起電力
デバイスを樹脂封止し、裏面をフッ素樹脂、PETなど
のフィルムで保護する。
【0012】本発明の太陽電池モジュールの補強板を折
り曲げることにより太陽電池一体型の建材とし、屋根
材、壁材などに適用することができる。また、電力変換
装置と共に用いられて電源装置を構成することができ
る。図6は電力変換装置の構成の一例で、太陽電池モジ
ュール601の電圧、電流を検知する検知器602、検
知器で検知された出力に応じてインバーター604を制
御する制御器603を備えている。電力変換装置は商用
電力系統との連携機能を備えていてもよい。太陽電池モ
ジュール601の電力はこのような電力変換装置を介し
て負荷回路605に供給される。図7は、本発明の光起
電力デバイスからなる太陽電池モジュールを屋根材とし
て使用する場合の態様例を示す模式図である。すなわ
ち、図7(a)は棟側係止部701と軒側係止部702
を互いにはぜ組む屋根材、図7(b)は野地板705上
に固定された固定部材704に係止部703を嵌挿する
屋根材、図7(c)は隣り合う屋根材同士の係止部70
6をキャップ707で係止する屋根材をそれぞれ示し、
これらの平面部には光起電力デバイス700が設けられ
ている。
【0013】以下図2を参照して本発明の光起電力デバ
イスの構成要素について説明する。
【接着体202】金属ワイヤー固定領域201に設けら
れ、金属ワイヤー205およびバスバー207を固定す
る接着体202は、高分子フィルム203の両面に粘着
材204を配したものが用いられる。いわゆる両面テー
プを用いてもよい。高分子フィルムと粘着材は複数積層
してもよい。この場合、複数の種類の高分子フィルムま
たは粘着材を用いてもよい。接着体202の一例の両面
テープとしては、粘着材としてポリジメチルシロキサン
(厚さ0.050mm)、高分子フィルムとしてポリイ
ミドフィルム(厚さ0.025mm)、粘着材としてポ
リジメチルシロキサン(厚さ0.025mm)、ポリエ
ステルフィルム(厚さ0.075mm)、ポリジメチル
シロキサン(厚さ0.050mm)を順に積層した、幅
7mmの両面テープ(東洋インキ製造製、ダブルフェー
スLEW411A)が挙げられる。
【0014】
【高分子フィルム203】高分子フィルム203は、粘
着材204とともに金属ワイヤー205またはバスバー
207を光起電力素子上に配置するための接着体202
の一部として用いられ、金属ワイヤー205またはバイ
パスダイオードをバスバーに接続する際の半田の熱やバ
スバーのバリや折れ曲がりなどから光起電力素子を保護
するために耐熱性を有することが望ましい。また、絶縁
性を有することにより、金属ワイヤーと基板側の電極と
がショートすることを防止できる。前記高分子フィルム
の構成材料としては、セロファン、レーヨン、アセテー
ト、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
エーテルケトン、フッ素樹脂、ポリスルホン、不飽和ポ
リエステル、エポキシ、ポリアミド、ポリイミド、ポリ
アミドイミド、ポリイミドシリコン樹脂が挙げられる。
これらの高分子フィルム材料中で粘着材との接着性、低
熱膨張、強度が優れたポリイミド、ポリエチレンテレフ
タレートは特に好ましいものである。高分子フィルムは
少なくとも融点が250℃以上であることが望ましい。
【0015】
【粘着材204】粘着材204としては、アクリル系、
ゴム系、シリコーン系、ポリビニルエーテル系、エポキ
シ系、ポリウレタン系、ナイロン系、ポリアミド系、無
機系、または複合型粘着材などが挙げられる。これらの
粘着材の中で、接着性、タック、保持力、耐電性、耐湿
性などに優れているものが好適に用いられる。これらの
中、アクリル系およびシリコン系の粘着材は耐久性や耐
熱性、保持力に優れており、特に好ましい。中でも、シ
リコン系粘着材は吸湿率も低く、耐水性に優れた材料で
ある。粘着材の形成法としてはアプリケーターなどを用
いて均一幅に塗布形成する方法がある。粘着材の種類に
応じて、乾燥や加熱、加圧、光照射などの処理を行って
もよい。粘着材の吸湿率は40℃、80%RHの環境
下、12時間の保持で好ましくは0.0%〜1.5%、
より好ましくは0.01〜1.0%であることにより、
光起電力デバイスの樹脂被覆工程時におこる外観不良を
防ぐことができる。
【0016】
【金属ワイヤー205】本発明の光起電力デバイスの第
1の集電電極に用いられる金属ワイヤー205として
は、銅、銀、金、白金、アルミニウム、モリブデン、タ
ングステンなどの電気抵抗が低い材料が好適に用いられ
る。また、該金属ワイヤー205はこれらの金属の合金
であってもよい。さらに、所望に応じて該金属ワイヤー
の表面に腐食防止、酸化防止、導電性樹脂との接着性向
上、電気的導通の改良などの目的で薄い表面金属層を形
成してもよい。前記表面金属層としては、銀、パラジュ
ーム、銀とパラジュームの合金、金などの腐食されにく
い貴金属や、ニッケル、スズなどの耐食性のよい金属が
好適なものである。前記表面金属層の形成方法として
は、メッキ法、クラッド法が好適に用いられる。また、
前記金属をフィラーとして樹脂に分散して作製した導電
性樹脂組成物をコートしてもよい。この場合、コート厚
みは所望に応じて決定されるものであるが、例えば断面
が円形の金属ワイヤーであれば直径の1%から10%の
厚みが好適である。前記金属ワイヤー205の断面形状
は円形が好適であるが、矩形であってもよく所望に応じ
て適宜選択される。前記金属ワイヤーが円形である場合
の直径は、電気抵抗ロスとシャドーロスとの和が最小と
なるように設計して選択されるものであるが、具体的に
は例えば直径25μmから1mmまでが好適に用いられ
る。より好ましくは25μmから200μmとすること
が効率のよい光起電力デバイスを得ることができる。2
5μmより細い場合はワイヤーが切れ易く、また、電気
ロスも大きくなるといった問題がある。また、200μ
m以上であるとシャドーロスが大きくなったり、光起電
力素子表面の凹凸が大きくなってラミネーションなどの
樹脂封止の際にEVAなどの充填材を厚くしなければな
らなくなるといった問題がある。このような金属ワイヤ
ーは公知の伸線機によって所望の直径に成型して作製さ
れる。伸線機を通過した金属ワイヤーは硬質であるが、
伸び易さや曲げ易さなどの所望の特性に応じて公知の方
法でアニールし、軟質にして用いてもよい。
【0017】
【導電性接着剤206】上述した金属ワイヤー205を
導電性接着剤206で光起電力素子の表面およびバスバ
ー207に接着することにより得られる光起電力デバイ
スは、起電力を効率よく集電でき、良好な特性を奏する
ものとなる。接着の方法としては、前記金属ワイヤー全
体205を導電性接着剤で被覆するか部分的に塗布配置
し、加熱、加圧により接着する方法がある(図2
(a))。また、バスバー207に金属ワイヤー205
を接着する際バスバー207側に導電性接着剤206を
予め塗布し、加熱、加圧により接着してもよい(図2
(b))。本発明において、前記金属ワイヤー205を
接着するための前記導電性接着剤206は、導電性粒子
と高分子樹脂とを混和して得られる。前記高分子樹脂と
しては金属ワイヤーに塗膜を形成し易く、作業性に優
れ、柔軟性があり、耐候性が優れた樹脂が好ましい。そ
うした樹脂としては熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂などが
好ましい。熱硬化性樹脂の具体例として、エポキシ樹
脂、ウレタン樹脂、フェノール樹脂、ポリビニルホルマ
ール、アルキド樹脂あるいはこれらを変性した樹脂など
が好適なものとして挙げられる。これらの中、ウレタン
樹脂はエナメル線用絶縁被覆材料として用いられてお
り、柔軟性や生産性の面で優れているので好ましいもの
である。熱可塑性樹脂の具体例としては、ポリアミドイ
ミド樹脂、メラミン樹脂、ブチラール、フェノキシ樹
脂、ポリイミド樹脂、フッ素樹脂、アクリル、スチレ
ン、ポリエステルなどが好適なものとして挙げられる。
前記導電性粒子は導電性を付与するための顔料であり、
具体的な例としては、グラファイト、カーボンブラッ
ク、In23,TiO2,SnO2,ITO,ZnOなど
の金属酸化物、およびこれらに適当なドーパントを添加
した酸化物半導体材料などが好適なものとして挙げられ
る。前記導電性粒子の粒径は、形成する前記被覆層の厚
みよりも小さくする必要があるが、小さすぎると粒子同
士の接触点での抵抗が大きくなるため所望の比抵抗が得
られなくなる。このような事情から前記導電性粒子は平
均粒径が0.02μm乃至15μmの範囲であることが
望ましい。前記導電性粒子と前記高分子樹脂とは所望の
比抵抗を得るため好適な比率で混合される。導電性粒子
の量を多くすると比抵抗は低くなるが樹脂の比率が少な
くなるため塗膜としての安定性は悪くなる。また、樹脂
の量を多くすると導電性粒子どうしの接触が不良となり
高抵抗化する。従って、好適な比率は、用いる高分子樹
脂と導電性粒子および所望の物性値によって適宜選択さ
れる。具体的には導電性粒子を5体積%から95体積%
程度とすることで良好な比抵抗が得られる。導電性接着
剤206は、その比抵抗が光起電力素子によって発生す
る電流を集電するのに無視し得る程度であり、かつ、金
属ワイヤーからの金属イオンのマイグレーションが原因
となるシャントが生じないように適度な膜厚とすること
が必要である。具体的には該比抵抗は0.01乃至10
0Ω・cm程度であることが好ましい。0.01Ω・c
m以下であるとシャントを防ぐバリア機能が少なくな
り、100Ω・cm以上では電気抵抗ロスが大きくなる
ためである。前記導電性粒子および高分子樹脂の混合に
際しては、3本ロールミル、ペイントシェーカー、ビー
ズミルなどの通常の分散装置を用いることができる。分
散を良好とするため所望に応じて公知の分散剤を添加し
てもよい。また、分散時あるいは分散後に導電性樹脂の
粘度調整のため適当な溶剤で希釈してもよい。
【0018】
【バスバー207】バスバー207は金属ワイヤー端部
固定領域201に設けられる。金属ワイヤー端部固定領
域201としては以下の態様が可能である。 (1)光起電力素子の基板露出部 (2)光起電力素子の最表面に設けられる透明電極が除
去された部分 (3)光起電力素子の最表面に設けられる透明電極上
で、該透明電極は半導体層と非接続である部分 本発明において使用するバスバー207は、電気抵抗の
低い金属または合金で形成する。そうした材料の具体的
例としては、銅、銀、金、白金、アルミニウム、スズ、
鉛、ニッケルなどの金属およびこれら金属の合金が挙げ
られる。必要に応じて前記バスバーの表面には、腐食防
止、酸化防止、導電性樹脂との接着性向上、電気的導通
の改良などの目的で薄い表面金属層を形成してもよい。
また、バスバーの少なくとも一部に導電性ペーストを塗
布し、金属ワイヤーとバスバーを電気的に接続するよう
にしてもよい。その形状は帯状の箔体、またはワイヤー
が可能である。
【0019】以下図1に示す光起電力素子102につい
て説明する。
【光起電力素子102】本発明における光起電力素子1
02の構成としては、基板101の上に第1の電極と第
1の電極上に設けた発電に寄与する半導体層と該半導体
層の光入射面側に設けた金属ワイヤーからなる第2の電
極を設けた構成が好ましい。また、所望に応じて前記半
導体層の光入射面側と前記金属ワイヤーとの間に反射防
止の目的と表面抵抗を低くする目的で透明導電層を設け
てもよい。前記第1の電極は半導体層の裏面側に設けら
れるものであり、スクリーン印刷法、蒸着法などの方法
で金属層を形成してつくられる。該金属層を構成する金
属の種類は半導体と良好なオーミック性が得られるもの
を適宜選択して用いる。前記半導体層が例えばアモルフ
ァスシリコン薄膜からなるものである場合には支持基板
が必要となり、該支持基板としては絶縁性あるいは導電
性基板が用いられる。この場合前記第1の電極は前記基
板上に堆積される。前記第1の電極としては、ステンレ
スやアルミなどの金属基板が好適に用いられるが、ガラ
ス、高分子樹脂、セラミックスなどの絶縁性基板の上に
クロム、アルミニウム、銀などの金属を蒸着したもので
あってもよい。また、光起電力素子が結晶シリコン光起
電力素子である場合には、上述した基板を設けずに、第
1の電極を銀ペーストのスクリーン印刷などで形成して
もよい。樹脂などの絶縁性基板上に金属層を形成した基
板の場合、上下電極間の絶縁をより確実にするために、
バスバーを載置する非発電領域の基板表面の第1の電極
は除去されていてもよい。前記半導体層としてはpn接
合、pin接合、ショットキー接合などの半導体接合を
有する構造を持つことが必要であり、そうした半導体層
としては、結晶シリコン、多結晶シリコン、薄膜多結晶
シリコン、アモルファスシリコンなどのIV族の半導体
やCdS,CdTeなどのII,VI族の半導体やGa
AsなどのIII,V族の半導体が好適に用いられる。
また、シングルセルだけでなくpin接合またはpn接
合を複数重ねたタンデムセル、トリプルセルも好適に用
いられる。前記タンデムセル構成の具体例としては例え
ばa−Siのi層を有するpinのトップセルとボトム
セルとを積層した構成、a−Siのi層を有するpin
のトップセルとa−SiGeのi層を有するpinのボ
トムセルを積層した構成が挙げられる。また、トップセ
ルをa−Siのi層を有するpin構造のものとし、ボ
トムセルを薄膜の多結晶のpn構造のものにしてもよ
い。前記トリプルセル構成の具体例としては、a−Si
のi層を有するpin構造のトップセルとミドルセル、
そしてa−SiGeのi層を有するpin構造のボトム
セルを積層した構成;a−Siのi層を有するpin構
造のトップセル、a−SiGeのi層を有するpin構
造のミドルセル、そしてa−SiGeのi層を有するp
in構造のボトムセルを積層した構成が挙げられる。前
記透明導電層としては、ITO,SnO2,In23
どの公知の材料が好適に用いられる。本発明の金属ワイ
ヤーからなる第2の電極は前記半導体層の光入射面側に
配置されるが、配置方法としては集電の電気抵抗による
損失とシャドーロスとの和が最小となるように適当な間
隔で平行に配置するのが好ましい。例えば透明電極層の
シート抵抗が100Ω/□程度であれば金属ワイヤーの
間隔は5mm程度が好ましい。また、細い径のワイヤー
を用いた場合にはピッチを狭くし、太い径のワイヤーを
用いた場合にはピッチを広くするという最適化を行うこ
とで最適な効率が得られる。
【0020】
【光起電力デバイスの製造】上述した金属ワイヤーをバ
スバーおよび光起電力素子の半導体層または透明導電膜
の上に導電性接着剤で接着することにより光起電力デバ
イスを構成する。その方法は、熱または圧力あるいは熱
と圧力で接着する方法が好ましい。加熱温度としては前
記導電性接着剤が軟化し、バスバー及び/又は光起電力
素子の表面に接着する温度以上にすることが好ましい。
また、圧力としては導電性接着剤が適度に変形する圧力
が好ましく、光起電力素子を破壊しない程度の圧力以下
でなければならない。具体的には例えば、アモルファス
シリコンのような薄膜光起電力素子では0.1kg/c
2から1.0kg/cm2が好適である。接着方法とし
ては、金属ワイヤーの端部または全体に導電性接着剤を
予め塗布被覆することが望ましい。金属ワイヤーの全長
に渡って導電性接着剤が塗布される場合、金属ワイヤー
とバスバーとの接続および金属ワイヤーと光起電力素子
表面との接続を同時に行うことができ、作業時間を大幅
に短縮することができる。導電性接着剤はバスバーのほ
うに塗布しておいてもよいし、金属ワイヤーとバスバー
の両方に塗布しておいてもよい。光起電力素子表面に金
属ワイヤーを接着するには、スクリーン印刷などで直線
状や所望の形のドットで導電性接着剤を形成し、ワイヤ
ーを配置、接着してもよい。導電性接着剤が熱可塑性で
あれば加熱により軟化するが、熱硬化性の樹脂の場合
は、ワイヤー及び/又はバスバーへの塗布や光起電力素
子上への印刷を行う時に硬化反応はさせずに溶剤の乾燥
のみ行って、接着時に加熱により硬化させてもよい。
【0021】
【実施例】以下に実施例を示して本願発明をさらに説明
するが、本発明はこれらの実施例により限定されるもの
ではない。
【0022】
【実施例1】図4に示す電極構造を有する光起電力デバ
イスを用いた太陽電池モジュールを以下のようにして作
製した。
【集電電極の作製】集電電極である金属ワイヤー403
として、図2(a)に示す金属ワイヤー205からなる
コアと導電性接着剤206からなる被覆層(クラッド)
で構成された断面構造を有する被覆金属ワイヤーを以下
のようにして作製した。 (1)集電電極を構成する金属ワイヤー(コア)とし
て、厚み2μmの銀クラッド層で銅線の表面を被覆した
直径100μmの銀クラッド銅ワイヤーを用意した。 (2)前記被覆層としての導電性接着剤を形成させるた
めのカーボンペーストを以下のように作製した。まず、
溶剤として酢酸エチル2.5g、IPA2.5gの混合
溶剤を分散用シェーク瓶に加えボールミルで十分撹拌し
た。次に、硬化剤としてブロックイソシアネートを1.
1g、分散用ガラスビーズ10gを加えた。次に、導電
性粒子として平均の一次粒径が0.05μmのカーボン
ブラックを2.5gを加えた。このようにして調整した
シェーク瓶中の材料を東洋精機製作所製ペイント・シェ
ークにて10時間分散処理し均一化した。その後、かく
して得られた導電性接着剤から分散用ガラスビーズを取
り除いた。得られた導電性接着剤の一部をサンプリング
してその平均粒子径を測定したところ約1μmであっ
た。前記接着剤を前記硬化剤の標準硬化条件である16
0℃、30分で加熱硬化させ、その体積抵抗率を測定し
たところ、10Ω・cmであり十分低抵抗であることが
確認された。 (3)上述した銀クラッド銅ワイヤーに、不図示のコー
ト用ダイスの口径が150μmから200μmであるワ
イヤーコート機を用いて被覆層として前記導電性接着剤
を塗布し、ついで乾燥して形成した。なお、塗布速度は
40m/minで滞留時間が2sec、乾燥炉の温度は
120℃とし、同条件で5回繰り返して金属ワイヤーを
コートした。前記ワイヤーに塗布された導電性接着剤は
溶剤を揮発させ未硬化状態で存在する。以上のようにし
て、集電電極である金属ワイヤー403を得た。
【0023】
【光起電力素子の作製】
(4)光起電力素子402として、以下のようにして作
製したトリプルセルタイプの光起電力素子を用意した。
すなわち、支持基板401としての厚み125μmのS
US430BA基板125μmを脱脂、洗浄後、該基板
上に不図示のDCスパッタ装置を用い下部電極として5
00Å厚のAg膜と500Å厚のZnO膜からなる層を
形成した。ついで、不図示のRFプラズマCVD成膜装
置を用い、400Å膜厚のn型a−Si層/1000Å
膜厚のi型a−SiGe層/100Å膜厚のp型μC−
Si層からなるボトムセル、400Å膜厚のn型a−S
i層/900Å膜厚のi型a−SiGe層/100Å膜
厚のp型μC−Si層からなるミドルセル、100Å膜
厚のn型a−Si層/1000Å膜厚のi型a−Si層
/100Å膜厚のp型μC−Si層からなるトップセル
をこの順序で形成した。ここで、各セルのn型a−Si
層はSiH4とPH3とH2の混合ガスから形成し、各セ
ルのp型μC−Si層はSiH4とBF3とH2の混合ガ
スから形成した。また、ボトムセルおよびミドルセルの
i型a−SiGe層はSiH4とGeH4とH2の混合ガ
スから形成し、トップセルのi型a−Si層はSiH4
とH2の混合ガスから形成した。ついで、前記トップセ
ルのp型層上に不図示の抵抗加熱式蒸着装置を用い透明
電極として、ITO透明電極層700Åを形成した。か
くして、光起電力素子402を得た。
【0024】
【光起電力デバイスの作製】
(5)上記(4)において得られた光起電力素子402
の大きさは30cm×30cmであった。素子の有効面
積が900cm2となるように塩化第二鉄を主成分とす
るエッチングペーストと市販の印刷機を用いて透明導電
膜の一部を除去て透明導電層除去領域407を形成し、
発電領域の透明導電層406bおよび非発電領域の透明
導電層406aを形成した。 (6)上記(5)で形成された透明電極層406aの上
に、シリコーン粘着剤50μm/ポリイミド25μm/
シリコーン粘着剤25μm/ポリエチレンテレフタレー
ト75μm/シリコーン粘着剤50μmの積層体からな
る接着体405を接着配置し、上記(3)で得られた金
属ワイヤー403を5.5mm間隔で張り、配置、前記
積層体上で固定した。 (7)バスバー404としての硬質銅を銀クラッドで被
覆した幅7mmの銅箔を金属ワイヤー403および接着
体405の上に配置した。 (8)バスバー403を上記光起電力素子402のセル
面に接着するために加熱圧着した。条件は200℃、1
min、圧力1kg/cm2で行った。 (9)前記金属ワイヤー403をバスバー404に接着
するために、加熱圧着した。加熱条件は、200℃、1
5sec、圧力は5kg/cm2で行った。金属ワイヤ
ーがバスバーに接着された断面は図2(a)に示す。か
くして図4に示す構成の光起電力デバイスを得た。以上
の光起電力デバイスの作製手法を繰り返し行って、合計
12個の光起電力デバイスを作製した。得られた12個
の光起電力デバイスの中、10個を(i)25℃,50
%RH環境下で12時間保持し、1個を(ii)35
℃、90%RH環境下に12時間保持した。残り1個を
以下に述べる半田耐性試験用に取っておいた。
【0025】
【ラミネーション】
(10)以上で得られ、上記(i)、(ii)条件下で
保持した光起電力デバイスに対しての樹脂封止を以下の
ように行った。すなわち、光起電力デバイスの上下にク
レーンガラスおよびEVA積層し、さらにその上下にフ
ッ素樹脂フィルムETFEを積層し、真空ラミネーター
に投入して160℃、60min保持しラミネーション
を行った。かくして11個の太陽電池モジュールを得
た。
【0026】
【評価】上記(9)で保存しておいた光起電力デバイス
を以下に述べる半田耐性試験に付して評価した。評価結
果は表1に示す。また、上記12で得られた11個の太
陽電池モジュールを以下に述べるように評価した。評価
結果は表1に示す。 (光起電力デバイスの半田耐性試験)光起電力デバイス
のバスバー上にこて先温度280℃および320℃
のものをそれぞれ1分間押し付けた。その後、バスバー
を接着体から剥がし、高分子フィルムの表面状態を目視
で観察した。観察結果を以下の基準で表1に示す。 ○:320℃においても接着体の溶融が見られない場
合、 △:320℃では接着体中のフィルム表面が溶融してい
るが、280℃では溶融が見られない場合、そして ×:280℃では接着体中のフィルム表面が溶融してい
る場合。 (モジュール試料の特性評価) イ.上記(i)の環境下および上記(ii)の環境下で
12時間保持した光起電力素子デバイスを使用して、得
られたそれぞれの太陽電池モジュールの初期外観を目視
により観察した。観察結果を以下の基準で表1に示す。 ○:気泡などの樹脂充填不良が見られない場合、そして △:実使用上問題がない程度に充填不良が発生している
場合。 ロ.上記(i)の環境下で保持した光起電力デバイスを
使用して得られた太陽電池モジュールの暗状態での電圧
−電流特性を測定し、電圧−電流特性曲線原点付近の傾
きからのシャント抵抗を算出した。得られた結果を以下
の基準で表1に示す。 ○:200kΩ・cm2以上の場合、 △:50kΩ・cm2以上200kΩ・cm2未満の場
合、そして ×:50kΩ・cm2未満の場合。 ハ.上記(i)の環境下で12時間保持した光起電力デ
バイスを使用して得られた太陽電池モジュール10個に
対してAM1.5のグローバルの太陽光スペクトルで1
00mW/cm2の光量の擬似太陽光光源(以下シュミ
レータと呼ぶ)を用いて電流−電圧特性を測定し、変換
効率を求め、それら10個の太陽電池モジュールの変換
効率の平均を算出した。得られた結果を以下の基準で表
1に示す。なお、本実施例の変換効率を1.0とした。 ○:相対値が0.9以上の場合、そして △:相対値が0.8以上0.9未満の場合。 ニ.上記ハに用いた太陽電池モジュールについて日本工
業規格C8917の結晶系太陽電池モジュール環境試験
方法および耐久試験方法に定められた温湿度サイクル試
験A−2に基づく温湿度サイクル試験を行った。すなわ
ち、試料を温湿度が制御できる恒温恒湿機に投入し、−
40℃、1時間保持から85℃(相対湿度85%R
H)、22時間保持に変化させるサイクル試験を20回
繰り返し行った。次に、試験終了後の試料を上記ハと同
様にシュミレータを用いて変換効率を測定した。上記ハ
で得られた変換効率を初期変換効率として、これと温湿
度サイクル試験後の変換効率を対比して変化率を求め、
得られた結果を以下の基準で表1に示す。 ○:初期変換効率に対して平均で2%未満の低下の場
合、そして ×:初期変換効率に対して平均で2%以上の低下の場
合。
【0027】
【実施例2】実施例1と同様にして光起電力デバイスを
12個作製し、そのうち10個を(i)25℃、50%
RH環境下で12時間保持し、1個を(ii)35℃、
90%RH環境下に12時間保持し、残り1個を半田耐
性試験に用いた。(i)、(ii)環境下で保持した1
1個の光起電力デバイスを用いて、接着体にアクリル粘
着剤50μm/ポリイミド25μm/アクリル粘着剤2
5μm/ポリエチレンテレフタレート75μm/アクリ
ル粘着剤50μmの積層体からなる接着体にした以外は
実施例1と同様にして11個の太陽電池モジュールを作
製した。得られた光起電力デバイスおよび太陽電池モジ
ュールを実施例1におけると同様に評価した。評価結果
は表1に示す。
【0028】
【実施例3】実施例1と同様にして、光起電力デバイス
を12個作製し、そのうち10個を(i)25℃、50
%RH環境下で12時間保持し、1個を(ii)35
℃、90%RH環境下に12時間保持した。残り1個を
半田耐性試験に用いた。(i)、(ii)環境下で保持
した11個の光起電力デバイスを用い、バスバーの銀メ
ッキをしていない銅を用いた以外は実施例1と同様にし
て、11個の太陽電池モジュールを作製した。得られた
光起電力デバイスおよび太陽電池モジュールを実施例1
におけると同様に評価した。評価結果は表1に示す。
【0029】
【実施例4】実施例1と同様にして光起電力デバイスを
12個作製し、そのうち10個を(i)25℃、50%
RH環境下で12時間保持し、1個を(ii)35℃、
90%RH環境下に12時間保持した。残り1個を半田
耐性試験に用いた。(i)、(ii)環境下で保持した
11個の光起電力デバイスを用い、接着体にアクリル粘
着剤50μm/ポリエチレンテレフタレート150μm
/アクリル粘着剤50μmの積層体からなる接着体にし
た以外は実施例1と同様にして11個の太陽電池モジュ
ールを作製した。得られた光起電力デバイスおよび太陽
電池モジュールを実施例1におけると同様に評価した。
評価結果は表1に示す。
【0030】
【実施例5】実施例1と同様にして光起電力デバイスを
12個作製し、そのうち10個を(i)25℃、50%
RH環境下で12時間保持し、1個を(ii)35℃、
90%RH環境下に12時間保持した。残り1個を半田
耐性試験に用いた。(i)、(ii)環境下で保持した
11個の光起電力デバイスを用い、接着体にシリコーン
粘着剤50μm/ポリイミド50μm/シリコーン粘着
剤50μmの積層体からなる接着体にした以外は実施例
1と同様にして11個の太陽電池モジュールを作製し
た。得られた光起電力デバイスおよび太陽電池モジュー
ルを実施例1におけると同様に評価した。評価結果は表
1に示す。
【0031】
【比較例1】実施例1と同様にして光起電力デバイスを
12個作製し、そのうち10個を(i)25℃、50%
RH環境下で12時間保持し、1個を(ii)35℃、
90%RH環境下に12時間保持した。残り1個を半田
耐性試験に用いた。(i)、(ii)環境下で保持した
11個の光起電力デバイスを用い、高分子フィルム層を
持たない接着体を使用した以外は実施例1と同様にし
て、11個の太陽電池モジュールを作製した。得られた
光起電力デバイスおよび太陽電池モジュールを実施例1
におけると同様に評価した。評価結果は表1に示す。
【0032】
【比較例2】実施例1と同様にして光起電力デバイスを
12個作製し、そのうち10個を(i)25℃、50%
RH環境下で12時間保持し、1個を(ii)35℃、
90%RH環境下に12時間保持した。残り1個を半田
耐性試験に用いた。(i)、(ii)環境下で保持した
11個の光起電力デバイスを用い、高分子層としてナイ
ロンを用い、粘着剤としてアクリル粘着剤を用いた接着
体を使用した以外は実施例1と同様にして11個の太陽
電池モジュールを作製した。得られた光起電力デバイス
および太陽電池モジュールを実施例1におけると同様に
評価した。評価結果は表1に示す。
【0033】
【比較例3】実施例1と同様にして、光起電力デバイス
を12個作製し、そのうち10個を(i)25℃、50
%RH環境下で12時間保持し、1個を(ii)35
℃、90%RH環境下に12時間保持した。残り1個を
半田耐性試験に用いた。(i)、(ii)環境下で保持
した11個の光起電力デバイスを用い、高分子層として
ナイロンを用い、粘着剤としてシリコーン粘着剤を用い
た接着体を使用した以外は実施例1と同様にして11個
の太陽電池モジュールを作製した。得られた光起電力デ
バイスおよび太陽電池モジュールを実施例1におけると
同様に評価した。評価結果は表1に示す。
【0034】表1に示す結果に基づいて以下のことが理
解される。耐熱性高分子フィルムを用いた接着体を使用
した本発明の実施例においては、半田耐性が高く、半田
の熱によって光起電力素子が損傷を受けることもない。
また、バスバーと光起電力素子との間に任意の間隔を保
つことができるためにバスバーに使われる金属体のバリ
や折れから光起電力素子を保護することができる。これ
に対して高分子フィルムを使用しない比較例1では、半
田耐性試験で、光起電力デバイスが損傷し、短絡を引き
起こしたために初期の変換効率の低下、温湿度サイクル
後の変換効率においても低下傾向が見られた。耐熱性の
低いナイロンを高分子フィルムとして使用した比較例
2,3では、同様に半田耐性試験で、光起電力デバイス
が損傷し、短絡を引き起こしたために初期の変換効率の
低下、温湿度サイクル後の変換効率においても低下傾向
が見られた。
【0035】
【表1】
【0036】
【発明の効果】上述した本発明の構成によれば、以下の
効果が奏される。 (1)接着体は少なくとも1種類以上の粘着剤と少なく
とも1種類以上の高分子フィルム層からなるため、金属
ワイヤーをバスバー上にハンダで接続する際局部的に3
00℃〜400℃の熱が付与されても、光起電力素子を
熱から保護することができ歩留が向上する。また、高分
子フィルム層がバスバーと光起電力素子とに任意の間隔
を保つことが可能であり、バスバーに用いられる金属体
のバリ、折り曲がりによる光起電力素子の短絡を防ぐこ
とができる。 (2)金属ワイヤーの少なくとも一部が導電性接着剤に
よって光起電力素子の表面に接着されていることで金属
ワイヤーによる集電性が高まり、さらに金属ワイヤーを
用いることでシャドーロスを軽減した光起電力デバイス
用の信頼性の高い電極構造を達成することができる。 (3)バスバーが少なくとも一部に導電性ペーストで被
覆された構造にすることによりそれと金属ワイヤーとの
接続が確実となり、かつ、接続面との接触抵抗を軽減す
ることができる。 (4)金属ワイヤーを導電性ペーストで被覆することに
より金属ワイヤーからの金属イオンの光起電力素子上へ
のマイグレーションが防止でき、金属マイグレーション
が原因となるシャントを防ぐことができ、光起電力デバ
イスの信頼性を向上することができる。 (5)接着体として、吸湿率が40℃、80%RHの環
境下、12時間の保持で1.5%以下である粘着剤を用
いることで、光起電力素子の樹脂被覆工程時におこる外
観不良を防ぐことができる。 (6)接着体として電気絶縁性の優れた粘着剤を用いる
ことで、効率よく発電された電気をバスバーに集電する
ことができ、電気特性の優れた光起電力デバイスとする
ことができる。 (7)光起電力素子に粘着剤と高分子フィルム層からな
る接着体を配置する工程と、前記接着体上および前記光
起電力素子上に金属ワイヤーを配置する工程と、前記接
着体上および前記集電電極上にバスバーを配置する工程
と、熱又は/及び圧力により前記集電電極と前記バスバ
ーを導電性接着剤で接着する工程とを有することを特徴
とする光起電力デバイスの製造方法により、前記接着体
は金属ワイヤーの固定とバスバー固定の両方を行いなが
ら前記金属ワイヤーの形成と前記バスバーの接続が同時
に行われ、これにより工程を削減し、製造プロセスが簡
便になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電極構造を有する光起電力デバイスの
一例を示す図である。
【図2】本発明における集電電極とバスバーとの接続部
の略断面図である。
【図3】本発明における集電電極と光起電力素子との接
続を示す図である。
【図4】本発明の電極構造を用いた光起電力デバイスの
一例を示す図である。
【図5】本発明の光起電力デバイスを用いた太陽電池モ
ジュールの一例を示す図である。
【図6】本発明の太陽電池モジュールを用いた電源装置
の一例を示す図である。
【図7】本発明の太陽電池モジュールからなる屋根材の
例を示す図である。
【符号の説明】
100,501,700 光起電力デバイス 101,401 支持体 102,201,301,402 光起電力素子 103,205,302,403 金属ワイヤー 104,207,404 バスバー 105,202,405 接着体 203 高分子フィルム 204 粘着剤 206,303 導電性接着剤 300 集電電極 406a,406b 透明導電層 502 補強板 503 樹脂 504 表面保護層 505 絶縁フィルム 601 太陽電池モジュール 602 検知器 603 制御器 604 インバーター 605 負荷回路 701 棟側係止部 702 軒側係止部 703,706 係止部 704 固定部 705 野地板 707 キャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高田 健司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 山田 聡 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 塩塚 綾子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性表面を有する基板、半導体層、透
    明電極、および金属ワイヤーを有する発電領域と、前記
    金属ワイヤーの端部を固定する金属ワイヤー端部固定領
    域とを有し、前記金属ワイヤーは粘着材を介して高分子
    フィルムに固定されていることを特徴とする光起電力デ
    バイス。
  2. 【請求項2】 前記金属ワイヤー端部固定領域は前記基
    板の露出部の一部である請求項1に記載の光起電力デバ
    イス。
  3. 【請求項3】 前記金属ワイヤー端部固定領域は前記半
    導体層の露出部の一部である請求項1に記載の光起電力
    デバイス。
  4. 【請求項4】 前記金属ワイヤー端部固定領域は前記透
    明電極上で、該透明電極は半導体層と非接続である部分
    の一部である請求項1に記載の光起電力デバイス。
  5. 【請求項5】 前記金属ワイヤー端部固定領域は前記光
    起電力素子の表面の透明導電層の少なくとも一部が除去
    されて形成されている請求項4に記載の光起電力デバイ
    ス。
  6. 【請求項6】 前記金属ワイヤーの少なくとも一部が導
    電性接着剤で前記光起電力素子の表面に固定されている
    請求項1に記載の光起電力デバイス。
  7. 【請求項7】 前記粘着材の、40℃、80%RHの環
    境下12時間の保持での吸湿率が、0.0%以上1.5
    %以下である請求項1に記載の光起電力デバイス。
  8. 【請求項8】 前記粘着材は、アクリル系、ゴム系、シ
    リコーン系、ポリビニルエーテル系、エポキシ系、ポリ
    ウレタン系、ナイロン系、ポリアミド系、無機系、また
    は複合型粘着材から選ばれる少なくとも一種である請求
    項1に記載の光起電力デバイス。
  9. 【請求項9】 前記高分子フィルムは少なくとも融点が
    250℃以上である高分子樹脂フィルムである請求項1
    に記載の光起電力デバイス。
  10. 【請求項10】 前記高分子フィルム材料は、セロファ
    ン、レーヨン、アセテート、ポリエチレン、ポリエチレ
    ンテレフタレート、ポリエーテルケトン、フッ素樹脂、
    ポリスルホン、不飽和ポリエステル、エポキシ、ポリア
    ミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリイミドシリ
    コン樹脂から選ばれる少なくとも一種である請求項1に
    記載の光起電力デバイス。
  11. 【請求項11】 前記光起電力素子は非単結晶半導体を
    有する請求項1に記載の光起電力デバイス。
  12. 【請求項12】 導電性表面を有する基板、半導体層、
    透明電極、および金属ワイヤーを有する発電領域と、前
    記金属ワイヤーの端部を固定する金属ワイヤー端部固定
    領域とを有し、前記金属ワイヤーは粘着材を介して高分
    子フィルムに固定されており、かつ前記金属ワイヤーは
    バスバーと前記接着体との間に挟まれて該バスバーと電
    気的に接続していることを特徴とする光起電力デバイ
    ス。
  13. 【請求項13】 前記金属ワイヤーと前記バスバーとの
    電気的接続は導電性接着剤によるものである請求項12
    に記載の光起電力デバイス。
  14. 【請求項14】 前記バスバーの少なくとも一部に導電
    性接着剤が塗布されている請求項12に記載の光起電力
    デバイス。
  15. 【請求項15】 前記金属ワイヤーの少なくとも一部が
    導電性接着剤で前記光起電力素子の表面に固定されてい
    る請求項12に記載の光起電力デバイス。
  16. 【請求項16】 前記金属ワイヤー端部固定領域は前記
    基板の露出部である請求項12に記載の光起電力デバイ
    ス。
  17. 【請求項17】 前記金属ワイヤー端部固定領域は前記
    半導体層の露出部である請求項12に記載の光起電力デ
    バイス。
  18. 【請求項18】 前記金属ワイヤー端部固定領域は前記
    透明電極上で、該透明電極は半導体層と非接続である部
    分である請求項12に記載の光起電力デバイス。
  19. 【請求項19】 前記金属ワイヤー端部固定領域は前記
    光起電力素子の表面の透明導電層の少なくとも一部が除
    去されて形成されている請求項18に記載の光起電力デ
    バイス。
  20. 【請求項20】 前記粘着材の、40℃、80%RHの
    環境下12時間の保持での吸湿率が、0.0%以上1.
    5%以下である請求項12に記載の光起電力デバイス。
  21. 【請求項21】 前記粘着材は、アクリル系、ゴム系、
    シリコーン系、ポリビニルエーテル系、エポキシ系、ポ
    リウレタン系、ナイロン系、ポリアミド系、無機系、ま
    たは複合型粘着材から選ばれる少なくとも一種である請
    求項12に記載の光起電力デバイス。
  22. 【請求項22】 前記高分子フィルムは少なくとも融点
    が250℃以上である高分子樹脂フィルムである請求項
    12に記載の光起電力デバイス。
  23. 【請求項23】 前記高分子フィルム材料は、セロファ
    ン、レーヨン、アセテート、ポリエチレン、ポリエチレ
    ンテレフタレート、ポリエーテルケトン、フッ素樹脂、
    ポリスルホン、不飽和ポリエステル、エポキシ、ポリア
    ミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリイミドシリ
    コン樹脂から選ばれる少なくとも一種である請求項12
    に記載の光起電力デバイス。
  24. 【請求項24】 前記光起電力素子は非単結晶半導体を
    有する請求項12に記載の光起電力デバイス。
  25. 【請求項25】 導電性表面を有する基板、半導体層、
    透明電極、および金属ワイヤーを有する発電領域と、前
    記金属ワイヤーの端部を固定する金属ワイヤー端部固定
    領域とを有する光起電力デバイスの製造方法であって、
    該ワイヤー端部固定領域に粘着材と高分子フィルム層か
    らなる接着体を配置する工程と、前記接着体上および前
    記光起電力素子上に金属ワイヤーを配置する工程と、前
    記接着体上および前記金属ワイヤー上にバスバーを配置
    する工程と、熱または/及び圧力により前記金属ワイヤ
    ーと前記バスバーを導電性接着剤で接着する工程とを有
    することを特徴とする光起電力デバイスの製造方法。
  26. 【請求項26】 前記金属ワイヤーを予め導電性接着剤
    でコートする工程を含む請求項25に記載の光起電力デ
    バイスの製造方法。
  27. 【請求項27】 前記金属ワイヤーを前記光起電力素子
    表面に接着する工程を含む請求項25に記載の光起電力
    デバイスの製造方法。
  28. 【請求項28】 前記金属ワイヤーを光起電力素子表面
    に接着する工程と、前記金属ワイヤーを前記バスバーに
    接着する工程を同時に行う請求項27に記載の光起電力
    デバイスの製造方法。
  29. 【請求項29】 導電性表面を有する基板、半導体層、
    透明電極、および金属ワイヤーを有する発電領域と、前
    記金属ワイヤーの端部を固定する金属ワイヤー端部固定
    領域とを有し、前記金属ワイヤーは粘着材を介して高分
    子フィルムに固定されている光起電力デバイスを補強板
    上に樹脂封止し、保護フィルムで被覆したことを特徴と
    する太陽電池モジュール。
  30. 【請求項30】 導電性表面を有する基板、半導体層、
    透明電極、および金属ワイヤーを有する発電領域と、前
    記金属ワイヤーの端部を固定する金属ワイヤー端部固定
    領域とを有し、前記金属ワイヤーは粘着材を介して高分
    子フィルムに固定されている光起電力デバイスを補強板
    上に樹脂封止し、保護フィルムで被覆し、さらに前記補
    強板の一部が折り曲げられていることを特徴とする建
    材。
  31. 【請求項31】 導電性表面を有する基板、半導体層、
    透明電極、および金属ワイヤーを有する発電領域と、前
    記金属ワイヤーの端部を固定する金属ワイヤー端部固定
    領域とを有し、前記金属ワイヤーは粘着材を介して高分
    子フィルムに固定されている光起電力デバイスを補強板
    上に樹脂封止し、保護フィルムで被覆した太陽電池モジ
    ュールと、該太陽電池モジュールの電力を制御する電力
    制御装置とを有することを特徴とする発電装置。
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