JPH1065473A - 増幅回路 - Google Patents

増幅回路

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JPH1065473A
JPH1065473A JP8220819A JP22081996A JPH1065473A JP H1065473 A JPH1065473 A JP H1065473A JP 8220819 A JP8220819 A JP 8220819A JP 22081996 A JP22081996 A JP 22081996A JP H1065473 A JPH1065473 A JP H1065473A
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励 佐藤
Kazuyoshi Shimizu
和義 清水
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Yukio Akazawa
幸雄 赤沢
Noboru Ishihara
昇 石原
Makoto Nakamura
誠 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 増幅回路に関し、製造プロセスのバラツキ、
温度、電源変動、雑音の存在によらず安定に動作する増
幅回路の提供。 【解決手段】 バースト性信号Vi のピーク値Vp 及び
ボトム値Vb を検出保持し、中間の閾値Vthを生成する
自動閾値設定回路10と、閾値Vthを中心に入力信号V
i を線形領域で増幅する振幅制限増幅回路20とを備え
る増幅回路において、無信号時の出力信号Vo に基づ
き、該信号レベルが所定となるように回路20に対して
帰還を掛けるオフセット補償回路30を備え、閾値Vth
の検出誤差、その他の入力オフセット成分を補償する。
また検出したピーク値又はボトム値と所定の基準レベル
を比較する比較回路51と、比較出力に従い出力信号V
o を所定レベルにクランプするクランプ回路T55とを
備え、バースト非受信時の出力信号Vo を所望レベルに
クランプする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は増幅回路に関し、更
に詳しくはバースト信号を含む入力信号のピーク値とボ
トム値とを検出保持し、これらの中間の閾値を生成する
自動閾値設定回路と、この閾値を中心に前記入力信号を
線形領域で増幅し、出力振幅を一定に保つ振幅制限増幅
回路とを備える増幅回路に関する。
【0002】有線(電気,光)や無線による通信システ
ムではバースト性を有する信号の送/受信が行われる。
係るシステムの受信側では受信信号の振幅が瞬時に変化
するため、これに追従して瞬時に利得補償を行い、出力
振幅を一定に保つことが、後段の安定なクロック抽出、
符号判別に不可欠である。
【0003】
【従来の技術】図22は従来技術を説明する図である。
図22(A)は従来の増幅回路の回路図で、図におい
て、10はバースト信号を含む入力信号Vi のピーク値
p とボトム値Vb とを検出・保持すると共に、これら
の中間の閾値Vthを生成する自動閾値設定回路(AT
C)、20はこの閾値Vthを中心に入力信号Vi を線形
領域で増幅し、出力振幅を一定に保つ振幅制限増幅回路
20(増幅器A21)である。
【0004】ATC10は、入力信号Vi のピーク値V
p を検出するピーク検出回路(PD)11と、入力信号
i のボトム値Vb を検出するボトム検出回路(BD)
12と、これらの中間の閾値信号Vthを生成する抵抗分
圧回路13とを備える。ピーク検出回路11において、
例えば無信号時(非バースト受信時)の入力信号レベル
i ≒1.5Vとすると、該Vi がオペアンプA11の
反転入力(−)に入力する。一方、容量C11は抵抗値
の比較的大きい抵抗R11により電源−V(又はGN
D)側に放電されおり、その電圧Vp は次第に低下す
る。オペアンプA11はこのVp とVi とを比較してお
り、Vp <Vi になるとLOWレベルを出力し、これに
よりPMOSFET T11がONする。PMOSFET T11がON
すると、容量C11はPMOSFET T11を介して急速に充
電され、こうして無信号時のピーク検出値Vp =Vi
1.5Vに保持される。
【0005】ボトム検出回路12において、無信号時の
入力信号レベルVi ≒1.5VはオペアンプA12の反
転入力(−)に入力している。一方、容量C12は抵抗
値の比較的大きい抵抗R12により電源VDD側から充電
されおり、その電圧Vb は次第に上昇する。オペアンプ
A12はこのVb とVi とを比較しており、Vb >V i
になるとHIGHレベルを出力し、これによりNMOSFET
T12がONする。NMOSFET T12がONすると、容量
C12はNMOSFET T12を介して急速に放電され、こう
して無信号時のボトム検出値Vb =Vi ≒1.5Vに保
持される。
【0006】次に、入力信号が有ると、例えばVi
0.5Vに低下する。この場合に、ピーク検出回路11
においては、Vp >Vi によりオペアンプA11はHI
GHレベルを出力し、これによりPMOSFET T11はOF
Fしている。従って、ピーク検出値Vp ≒1.5Vに保
持される。一方、ボトム検出回路12においては、Vb
>Vi によりオペアンプA12はHIGHレベルを出力
し、これによりNMOSFETT12がONする。NMOSFET T
12がONすると、容量C12はVi ≒0.5V(入力
信号の振幅)のレベルまで急速に放電され、こうして入
力信号のボトム値Vb =Vi ≒0.5Vが検出・保持さ
れる。
【0007】抵抗分圧回路13は、抵抗値の比較的大き
い抵抗R13,R14(R13=R14)の直列回路か
らなっており、Vp とVb の中間{(Vp +Vb )/
2}の閾値信号Vthを生成し、これが増幅器A21の非
反転入力(+)に入力される。従って、増幅器A21に
おいては、入力信号Vi の振幅が瞬時に変化しても、こ
れ追従して閾値信号Vthが変化し、これにより利得補償
が瞬時に行われるので、出力信号Vo の振幅が一定に保
たれる。
【0008】図22(B)にその動作タイミングチャー
トを示す。この種の増幅回路では、各構成回路が設計通
りに動作している場合は、図示の如く入力信号Vi の振
幅の1/2に閾値信号Vthが自動設定され、増幅器A2
1の出力には所望のパルス幅の出力信号Vo が得られ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現実には製造
プロセスのバラツキや、温度、電源電圧の変動等が存在
し、これにより増幅器A21や、オペアンプA11,A
12等には様々な入力オフセットが生じ得る。例えばオ
ペアンプA11,A12等に入力オフセットが生じる
と、結果としてピーク検出値Vp 及び又はボトム検出値
b に検出誤差が生じ、その閾値Vthは所望の中間値か
ら大幅にずれてしまう。
【0010】図22(B)において、例えば無信号時に
おける閾値VthがVth´の側にずれると、増幅器A21
の入力にオフセット電圧VOFS が形成される。その結
果、増幅器A21の出力信号Vo は無信号時でも所望の
DCレベル(例えば0V)とはならない。しかも、この
状態で入力信号Vi に雑音等が載ると、これが増幅され
て出力されてしまう等、後段の処理回路に様々な悪影響
を与える。
【0011】また、受信信号の入力により入力信号Vi
がLOWレベルになっても、閾値信号Vth´は、入力信
号Vi の振幅の中央には無いため、結果として出力信号
oのパルス幅が太ってしまう。パルス幅が太ると、後
段の処理回路ではクロックタイミングの正確な抽出が困
難となり、またデータ信号のアイパターンも劣化するこ
とから、符号誤りを起こし易いという問題がある。特
に、無信号期間も含めて受信データが小振幅のシステム
の場合は、利得を増すことにより雑音の影響が顕著に現
れるため、符号誤りを起こし易くなる。以上の事は、無
信号時における閾値VthがVth´と反対側にずれた場合
も同様に考えられる。
【0012】また、仮にピーク検出値Vp 及びボトム検
出値Vb に検出誤差がなくても、増幅器A21そのもの
が入力オフセット±VOFS を有する場合がある。この場
合も、上記同様にして後段の処理回路に悪影響を与え
る。更にまた、一般に電源やグランドからの雑音の影響
は、受信データの大小に関わらず現れるため、特に受信
データが小振幅の場合は、プリアンプ等の雑音の影響と
重畳されて、この増幅回路に効いてくる。この場合に、
従来のようにシステム的な雑音対策がなされず、例えば
ATC10がグランド雑音の影響を受け易く、かつ増幅
器A21が電源変動や電源雑音の影響を受け易い回路構
成であると、雑音の影響がもろに効いてきて後段の処理
回路に悪影響を与える。
【0013】更にまた、この種の光通信システムでは、
システム上の反射光等が、本来無信号であるべきバース
ト信号の間の区間で受信される場合がある。この場合
も、反射光や雑音の影響により、何らかの出力信号VO
が出力され、後段の処理回路に様々な悪影響を与える。
本発明の目的は、製造プロセスのバラツキ、温度、電源
電圧の変動、更には雑音等の存在にも係わらず、常に所
望の特性で安定に動作する増幅回路を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題は例えば図1
の構成により解決される。即ち、本発明(1)の増幅回
路は、バースト信号を含む入力信号Vi のピーク値とボ
トム値とを検出保持し、これらの中間の閾値Vthを生成
する自動閾値設定回路10と、この閾値Vthを中心に前
記入力信号Vi を線形領域で増幅し、出力振幅を一定に
保つ振幅制限増幅回路20とを備える増幅回路におい
て、無信号時の振幅制限増幅回路20の出力VO に基づ
き、該出力VO の信号レベルが所定となるように振幅制
限増幅回路20に帰還を掛けるオフセット補償回路30
を備えるものである。
【0015】本発明(1)によれば、オフセット補償回
路30は無信号時の振幅制限増幅回路20の出力VO
基づき、該出力VO の信号レベルが所定となるように振
幅制限増幅回路20に対して負帰還を掛けるので、製造
プロセスのバラツキ、温度、電源電圧の変動等により閾
値信号Vthに誤差があっても、又は振幅制限増幅回路2
0そのものに入力オフセットがあっても、この誤差や入
力オフセットによる影響を有効に補償できる。
【0016】従って、出力信号VO におけるDCレベル
の変動、パルス幅の変動、更には雑音信号の出力を有効
に抑制でき、後段の処理回路は適正なクロックタイミン
グの抽出、適正な符号判別を行える。好ましくは、本発
明(2)においては、上記本発明(1)において、例え
ば図2に示す如く、オフセット補償回路30は、振幅制
限増幅回路20の出力と所定の基準レベルVref とを比
較する比較回路CMP31と、該比較回路の出力信号V
e を所定の時定数で蓄積、保持する蓄積保持回路(C3
1,R31等)とを備える。
【0017】本発明(2)によれば、比較回路CMP3
1は振幅制限増幅回路20の出力と所定の基準レベルV
ref とを比較するので、入力の閾値誤差やオフセット分
を高精度で検出できる。また蓄積保持回路は比較回路の
出力信号Ve を所定の時定数で蓄積、保持するので、帰
還ループを安定に構成できる。なお、蓄積保持回路の時
定数を大きくしておけば、バースト信号の受信時でも帰
還信号Vf の変動は小さい。従って、本発明(2)のオ
フセット補償回路30は、無信号の時のみ動作するもの
でないことに注意されたい。
【0018】また好ましくは、本発明(3)において
は、上記本発明(1)において、例えば図3に示す如
く、オフセット補償回路30は、振幅制限増幅回路20
の反転,非反転出力(平衡出力)を比較する比較回路C
MP31と、該比較回路の出力信号を所定の時定数で蓄
積、保持する蓄積保持回路とを備える。本発明(3)に
よれば、所定の基準レベルVref を生成する必要が無い
ので、回路を無調整で構成できる。また比較回路CMP
31は振幅制限増幅回路20の反転,非反転出力を比較
するので、入力の閾値誤差やオフセット分の検出感度が
高い。
【0019】また好ましくは、本発明(4)において
は、上記本発明(1)において、例えば図2,図3に示
す如く、オフセット補償回路30の出力を振幅制限増幅
回路20の信号入力側に帰還する。また好ましくは、本
発明(5)においては、上記本発明(1)において、例
えば図4,図5に示す如く、オフセット補償回路30の
出力を振幅制限増幅回路20の閾値入力側に帰還する。
【0020】従って、入力信号のバイアスに影響を与え
ない。また好ましくは、本発明(6)においては、上記
本発明(1)において、例えば図6,図7に示す如く、
オフセット補償回路30は反転,非反転の帰還信号
f ,/Vf を生成し、該反転,非反転の帰還信号を振
幅制限増幅回路20の差動対をなす信号入力側と閾値入
力側とに夫々帰還する。
【0021】従って、反転,非反転の各帰還信号Vf
/Vf のダイナミックレンジを小さくできる。また、こ
れらを振幅制限増幅回路20の差動対をなす信号入力側
と閾値入力側とに夫々帰還するので、回路の帰還応答が
速い。また好ましくは、本発明(7)においては、上記
本発明(1)において、例えば図8,図9に示す如く、
オフセット補償回路30の出力を振幅制限増幅回路20
の信号出力側に帰還する。
【0022】本発明(7)によれば、オフセット補償回
路30の出力を振幅制限増幅回路20の信号出力側に帰
還するので、上記入力側に帰還する場合と比べて、帰還
ルートからの雑音の混入を抑制できる。また振幅制限増
幅回路20の信号出力側には帰還信号を直接帰還できる
ので、帰還ロスが少なく、効率が良い。また帰還信号の
ダイナミックレンジも広くとれ、高精度で安定な負帰還
制御を行える。
【0023】なお、振幅制限増幅回路20が複数段構成
の場合は、帰還信号を中間段に帰還しても良い。また好
ましくは、本発明(8)においては、上記本発明(1)
において、例えば図8,図9に示す如く、オフセット補
償回路30は反転,非反転の帰還信号V f ,/Vf を生
成し、該反転,非反転の帰還信号を振幅制限増幅回路2
0の差動対をなす信号出力側に夫々帰還する。
【0024】従って、反転,非反転の各帰還信号Vf
/Vf のダイナミックレンジを小さくできる。また、こ
れらを振幅制限増幅回路20の差動対をなす信号出力V
o ,/Vo の側に夫々帰還するので、回路の帰還応答が
速い。また好ましくは、本発明(9)においては、上記
本発明(2)又は(3)において、例えば図10に示す
如く、オフセット補償回路30は、外部制御により蓄積
保持回路への比較信号Ve の入力を付勢/消勢するスイ
ッチ手段SW31を備える。
【0025】本発明(9)によれば、以下のオフセット
補償制御が可能である。例えば、予め無信号時にスイッ
チ手段SW31をONにして帰還ループを形成し、適正
なオフセット補償を行う。次にバースト受信時にはスイ
ッチ手段SW31をOFFにする。こうすれば、バース
ト受信時に大きな信号Vi が入力しても、蓄積保持回路
への比較信号Ve の入力は消勢されるので、帰還信号V
f の値は変動しない。またこの区間に蓄積保持回路は上
記形成された帰還信号Vf を維持するので、振幅制限増
幅回路20はオフセット補償された出力信号Vo を出力
する。また、本発明(9)では、蓄積保持回路の時定数
を小さくできるので、帰還ループの利得を高くできる。
【0026】また本発明(10)の増幅回路は、上記前
提となる増幅回路において、例えば図11に示す如く、
自動閾値設定回路10と振幅制限増幅回路20とを共に
グランド基準の回路構成で構成したものである。ここ
で、グランド基準の回路構成とは、例えば図11に示す
如く、各主要信号Vi ,Vth等の信号レベルがグランド
雑音の影響を直接的に受ける回路構成を言う。本発明
(10)によれば、少なくとも自動閾値設定回路10と
振幅制限増幅回路20とを共にグランド基準の回路構成
で構成したので、グランド雑音の影響は増幅回路の全体
に同相で働いて相殺され、出力信号への影響が抑制され
る。また、この種の回路構成では各主要信号Vi ,Vth
等は元々電源変動や電源雑音の影響を受けにくい。従っ
て、雑音や電源変動に強い増幅回路が得られる。
【0027】また本発明(11)の増幅回路は、上記前
提となる増幅回路において、例えば図12に示す如く、
自動閾値設定回路10と振幅制限増幅回路20とを共に
電源基準の回路構成で構成したものである。ここで、電
源基準の回路構成とは、例えば図12に示す如く、各主
要信号Vi,Vth等の信号レベルが電源変動や電源雑音
の影響を直接的に受ける回路構成を言う。本発明(1
1)によれば、少なくとも自動閾値設定回路10と振幅
制限増幅回路20とを共に電源基準の回路構成で構成し
たので、電源変動や電源雑音の影響は増幅回路の全体に
同相で働いて相殺され、出力信号への影響が抑制され
る。また、この種の回路構成では各主要信号Vi ,Vth
等は元々グランド雑音の影響を受けにくい。従って、雑
音や電源変動に強い増幅回路が得られる。
【0028】また本発明(12)の増幅回路は、上記前
提となる増幅回路において、例えば図13に示す如く、
無信号時の振幅制限増幅回路20の出力に基づき、該出
力の信号レベルが所定となるように振幅制限増幅回路に
帰還を掛けるオフセット補償回路30を有する増幅回路
10,20と、前段の任意回路とをカップリングコンデ
ンサCC により接続すると共に、該増幅回路の信号入力
側に直流バイアスを加えるバイアス回路40を備えるも
のである。
【0029】この種の増幅回路10,20では、その入
力のダイナミックレンジ(又は動作点レベル)と、前段
回路の出力のダイナミックレンジ(又は動作点レベル)
とは必ずしも一致しない。係る場合でも、本発明(1
2)によれば、これらをカップリングコンデンサCC
より接続すると共に、増幅回路10,20の信号入力側
に所望の直流バイアスVB を加えるので、所望の入力ダ
イナミックレンジの信号の増幅及び所望のオフセット補
償制御が得られる。
【0030】好ましくは、本発明(13)においては、
上記本発明(12)において、カップリングコンデンサ
C は、バースト信号入力時における増幅回路入力の直
流バイアス変動が、該増幅回路の最小受信電力に対応す
る入力信号振幅の数パーセント以内に収まるような容量
値を有する。従って、バースト信号入力時における増幅
回路入力の直流バイアス変動を抑制でき、オフセット補
償制御を安定に行える。
【0031】また上記の課題は例えば図1又は図15の
構成により解決される。即ち、本発明(14)の増幅回
路は、上記前提となる増幅回路において、自動閾値設定
回路10の検出ピーク値Vp 又は検出ボトム値Vb と所
定の基準レベルとを比較する比較回路51と、その比較
出力に従い振幅制限増幅回路20の出力を所定の信号レ
ベルにクランプするクランプ回路T55とを備えるもの
である。
【0032】ところで、一般にこの種の増幅回路では、
無信号時の検出ピーク値Vp ,検出ボトム値Vb は無信
号時の入力信号Vi のレベルに復帰して(又はリセット
されて)いる。従って、閾値信号Vth≒Vi により、振
幅制限増幅回路20は無信号時の入力信号Vi に対して
所定の利得を有する。係る状態では、入力信号が無いに
も係わらず、入力の雑音や不要な反射光信号等が増幅さ
れるために、振幅制限増幅回路20の出力にパルス信号
が出力され、後段の回路に悪影響を及ぼす。
【0033】本発明(14)によれば、例えば比較回路
CMP51は検出ボトム値Vb と所定の基準レベルVC
とを比較するので、入力の無信号時にはVi ≒Vb >V
C の関係となり、これによりクランプ回路T55は振幅
制限増幅回路20の出力を所定の信号レベル(GND又
は無信号時の出力レベル)にクランプする。従って、後
段の回路に悪影響を及ぼさない。また、受信バースト信
号が入力した時は、速やかにVb <VC となるので、出
力信号のクランプ状態も速やかに開放される。従って、
以後は適正なデータパルス信号が出力される。
【0034】好ましくは、本発明(15)においては、
上記本発明(14)において、例えば図17に示す如
く、所定の基準レベルVC は、振幅制限増幅回路20の
増幅トランジスタT21と同一特性を有するレプリカト
ランジスタT51で構成した定電流源回路と、該定電流
源回路の定電流I1 (必要ならI1 をカレントミラーし
たI2 )に基づき駆動される抵抗R52とにより生成さ
れる。
【0035】本発明(15)によれば、レプリカトラン
ジスタT51は増幅トランジスタT21と同一特性(利
得,しきい値電圧VTH,温度特性等)を有するので、製
造プロセスのバラツキ、温度や電源の変動等によらず、
増幅トランジスタT21の特性に対応した基準レベルV
C を自動生成できる。なお、入力信号Vi が正論理の場
合は上記検出ボトム値Vb に代えて検出ピーク値Vp
使用される。
【0036】また本発明(16)の増幅回路は、上記前
提となる増幅回路において、例えば図16に示す如く、
自動閾値設定回路10の検出ピーク値Vp 又は検出ボト
ム値Vb と、検出ボトム値Vb 又は検出ピーク値Vp
レベルシフトした値VC とを比較する比較回路CMP5
1と、その比較出力に従い振幅制限増幅回路の出力を所
定の信号レベルにクランプするクランプ回路T55とを
備えるものである。
【0037】本発明(16)は、入力信号Vi の振幅
(Vp −Vb )を検出しており、別途に独立した基準レ
ベルVC を生成する必要が無いので、回路構成が簡単で
あると共に、調整の必要もなく、出力信号Vo のクラン
プ必要有無の判定を安定に行える。好ましくは、本発明
(17)においては、上記本発明(16)において、例
えば図18に示す如く、レベルシフト量は、振幅制限増
幅回路20の増幅トランジスタ21と同一特性を有する
レプリカトランジスタT51で構成した定電流源回路
と、該定電流源回路の定電流I1 (必要ならカラントミ
ラーされたI2 )に基づき駆動される抵抗54とにより
生成される。
【0038】また好ましくは、本発明(18)において
は、上記本発明(14)〜(16)又は(17)におい
て、例えば図19に示す如く、自動閾値設定回路10の
検出ピーク値Vp 及び検出ボトム値Vb はリセット信号
RSTの入力によりその時点の入力信号Vi の信号レベ
ルに初期化される。従って、バースト受信後、自動閾値
設定回路10を速やかにリセットすることで、バースト
受信直後より後段の回路に雑音パルスが出力されるのを
有効に防止できる。
【0039】また好ましくは、本発明(19)において
は、上記本発明(14)〜(17)又は(18)におい
て、例えば図20に示す如く、無信号時の振幅制限増幅
回路20の出力Vo ´に基づき、該出力Vo ´の信号レ
ベルが所定となるように振幅制限増幅回路に帰還を掛け
るオフセット補償回路30を備える。従って、クランプ
機能と、オフセット補償機能とにより、増幅回路の動作
信頼性は格段に向上する。
【0040】また本発明(20)の増幅回路は、上記前
提となる増幅回路において、例えば図21に示す如く、
上記本発明(19)の増幅回路を複数段縦列接続したも
のである。本発明(20)によれば、上記本発明(1
9)の増幅回路を複数段縦列接続することで、回路全体
として高い利得が得られる。逆に、各増幅段の利得を小
さく出来るので、オフセット補償の残差分を小さくでき
る。一方、このオフセット補償の残差分は、全段を通し
て、各段における残差分は所定以上には成り得ないの
で、最終的に高利得かつ低オフセットの増幅回路を安定
かつ容易に提供できる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
好適なる複数の実施の形態を詳細に説明する。なお、全
図を通して同一符号は同一又は相当部分を示すものとす
る。図2は実施の形態による増幅回路を説明する図
(1)で、増幅器A21(即ち、振幅制限増幅回路2
0)の信号入力側にオフセット補償のための帰還を掛け
る場合示している。
【0042】図において、10はバースト信号を含む入
力信号Vi のピーク値Vp とボトム値Vb とを検出・保
持すると共に、これらの中間の閾値Vthを生成する自動
閾値設定回路(ATC)、20はこの閾値Vthを中心に
入力信号Vi を線形領域で増幅し、出力振幅を一定に保
つ振幅制限増幅回路20(以下、増幅器A21とも言
う)、30は振幅制限増幅回路20の入力オフセットを
補償するためのオフセット補償回路である。
【0043】なお、ATC10と、振幅制限増幅回路2
0とについては図22の従来のものと同様で良い。但
し、ATC10については、以下の各実施の形態を通し
て、ピーク,ボトム検出値Vp ,Vb の強制リセット機
能無しのものと、強制リセット機能有りのものとが考え
られる。図2は基本的には強制リセット機能無しの回路
構成を示している。強制リセット機能有りの場合は、例
えば図示の抵抗R11,R12に代えて、外部のリセッ
ト信号RSTによりON/OFFするようなスイッチ回
路(不図示)を設ける。更には、容量C11,C12と
分圧抵抗R13,R14との間に夫々高入力インピーダ
ンスのソースフォロワ回路(不図示)を介在させても良
い。この場合の容量C11,C12は、バースト信号受
信時におけるリセット信号RST=0の間は、スイッチ
回路OFFにより、夫々のピーク検出値Vp 、ボトム検
出値Vb を安定に保持するが、バースト信号非受信時
(無信号時)にリセット信号RST=1になると、スイ
ッチ回路ONにより、その時点の無入力信号Vi の値に
高速にリセットされる。
【0044】オフセット補償回路30は、所定の基準電
圧Vref を生成する定電圧源回路と、基準電圧Vref
増幅器A21の出力信号Vo とを比較する比較回路CM
P31と、比較回路CMP31の出力信号Ve を所定の
時定数で蓄積、保持するローパスフィルタ回路(抵抗R
31,容量C31)と、緩衝増幅器B31とを備え、緩
衝増幅器B31の出力の帰還信号Vf を抵抗R22を介
して増幅器A21の反転入力(−)に供給している。帰
還量は、抵抗R21と抵抗R22との比で決定される。
【0045】以下、増幅回路のオフセット補償動作を説
明する。入力の無信号時において、十分な時間が経過
(又は適当なタイミングにリセット信号RST=1が入
力)すると、増幅器A21の入力にオフセットが存在し
ない場合は、Vi ´=Vthとなり、出力信号Vo の振幅
は0Vとなる。この時の出力信号Vo のDCレベルをV
o とすると、基準電圧Vref は、Vref =Vo に選ばれ
る。更に、この場合のCMP31の出力Ve =Ve0とす
ると、これを蓄積・保持した帰還信号Vf =Vi (無信
号時)となるように設定されており、よって増幅器A2
1に負帰還は掛からない。
【0046】また、増幅器A21の入力にVi ´<Vth
のオフセットが存在する場合は、増幅器A21の出力で
は入力無信号にも係わらずVo >Vref の関係となり、
CMP31の出力Ve はHIGHレベルになる。これに
より抵抗R31を介して容量C31が充電され、帰還信
号Vf は時定数τ=C31×R31で上昇する。これに
より入力信号Vi ´のDCバイアスが押し上げられ、最
終的にはVi ´=Vth、即ち、Vo =Vref の動作状態
に落ちつく。
【0047】また、増幅器A21の入力にVi ´>Vth
のオフセットが存在する場合は、増幅器A21の出力で
は入力無信号にも係わらずVo <Vref の関係となり、
CMP31の出力Ve はLOWレベルになる。これによ
り抵抗R31を介して容量C31が放電され、帰還信号
f は時定数τ=C31×R31で下降する。これによ
り入力信号Vi ´のDCバイアスが引き下げげられ、最
終的にはVi ´=Vth、即ち、Vo =Vref の動作状態
に落ちつく。
【0048】このように、上記何れの場合も、入力の無
信号時における出力信号Vo のDCレベルは所望のV
ref となる。次に入力信号Vi が入力すると、これに追
従してATC10が生成した閾値信号Vthのレベルは、
上記オフセット補償により、入力信号Vi ´の信号振幅
の丁度中間にある。その結果、増幅器A21は、この閾
値Vthを中心にして入力信号Vi ´を線形領域で増幅
し、所定振幅の出力信号Vo を出力する。従って、出力
信号Vo のDCレベル及び出力のパルス幅変動が有効に
抑制され、符号誤りを起こし難い。
【0049】なお、このようなオフセット補償はシステ
ムの立ち上げ時に安定状態に達すればよく、かつ他に帰
還回路も存在しないので、帰還ループの時定数τの選択
には自由度があり、増幅回路が不安定になることを十分
に回避できる。図3は実施の形態による増幅回路を説明
する図(2)で、上記図2の増幅器A21が平衡型の出
力信号Vo ,/Vo (但し、記号/は反転を示す)を出
力する場合を示している。
【0050】入力の無信号時において、増幅器A21の
入力にオフセットが存在しない場合は、Vi ´=Vth
なり、増幅器A21の出力ではVo =/Vo となる。こ
の場合は帰還信号Vf =Vi ´となり、増幅器A21に
負帰還は掛からない。また、増幅器A21の入力にVi
´<Vthのオフセットが存在する場合は、増幅器A21
の出力ではVo >/Vo となり、オフセット補償回路3
0の帰還信号Vf は上昇する。その結果、入力信号Vi
´のDCバイアスが押し上げられ、最終的にはVi ´=
thのバイアス状態に落ちつく。
【0051】また、増幅器A21の入力にVi ´>Vth
のオフセットが存在する場合は、増幅器A21の出力で
はVo </Vo となり、オフセット補償回路30の帰還
信号Vf は下降する。その結果、入力信号Vi ´のDC
バイアスが引き下げられ、最終的にはVi ´=Vthのバ
イアス状態に落ちつく。この例では、CMP31は平衡
型の出力信号Vo ,/Vo を比較するので、上記図2の
場合に比べて入力オフセットの検出感度が高い。また、
所定の基準電圧Vref を生成する必要が無いので、回路
を無調整に構成できる。
【0052】図4は実施の形態による増幅回路を説明す
る図(3)で、増幅器A21の閾値入力側にオフセット
補償の帰還を掛ける場合を場合を示している。入力の無
信号時において、増幅器A21の入力にオフセットが存
在しない場合は、Vi =Vthとなり、増幅器A21の出
力ではVo =Vref となる。この場合は帰還信号Vf
i となり、増幅器A21に負帰還は掛からない。
【0053】また、増幅器A21の入力にVi <Vth
オフセットが存在する場合は、増幅器A21の出力では
o >Vref となり、オフセット補償回路30の帰還信
号V f は下降する。その結果、閾値信号VthのDCバイ
アスが引き下げられ、最終的にはVi =Vthのバイアス
状態に落ちつく。また、増幅器A21の入力にVi >V
thのオフセットが存在する場合は、増幅器A21の出力
ではVo <Vref となり、オフセット補償回路30の帰
還信号V f は上昇する。その結果、閾値信号VthのDC
バイアスが押し上げられ、最終的にはVi =Vthのバイ
アス状態に落ちつく。
【0054】この例では、オフセット補償回路30の帰
還信号Vf を増幅器A21の閾値入力側に帰還するの
で、上記図2又は図3に示したように、入力信号Vi
ラインに補償量調整のための抵抗R21を介在させる必
要が無い。従って、入力信号V i の利得低下が生じな
い。図5は実施の形態による増幅回路を説明する図
(4)で、上記図4の増幅器A21が平衡型の出力信号
o ,/Vo を出力する場合を示している。
【0055】入力の無信号時において、増幅器A21の
入力にオフセットが存在しない場合は、Vi =Vthとな
り、増幅器A21の出力ではVo =/Vo となる。この
場合は帰還信号Vf =Vi となり、増幅器A21に負帰
還は掛からない。また、増幅器A21の入力にVi <V
thのオフセットが存在する場合は、増幅器A21の出力
ではVo >/Vo となり、オフセット補償回路30の帰
還信号V f は下降する。その結果、閾値信号VthのDC
バイアスが引き下げられ、最終的にはVi =Vthのバイ
アス状態に落ちつく。
【0056】また、増幅器A21の入力にVi >Vth
オフセットが存在する場合は、増幅器A21の出力では
o </Vo となり、オフセット補償回路30の帰還信
号V f は上昇する。その結果、閾値信号VthのDCバイ
アスが押し上げられ、最終的にはVi =Vthのバイアス
状態に落ちつく。この例では、回路を無調整に構成でき
ると共に、入力オフセットの検出感度が高い。
【0057】図6は実施の形態による増幅回路を説明す
る図(5)で、オフセット補償回路の比較回路CMP3
1が平衡型の出力信号Ve ,/Ve を出力する場合を示
している。入力の無信号時において、増幅器A21の入
力にオフセットが存在しない場合は、Vi ´=Vthとな
り、増幅器A21の出力ではVo =Vref となる。この
場合は、帰還信号Vf =/Vf =Vi ´となり、増幅器
A21に負帰還は掛からない。
【0058】また、増幅器A21の入力にVi ´<Vth
のオフセットが存在する場合は、増幅器A21の出力で
はVo >Vref となり、オフセット補償回路30の帰還
信号Vf は上昇し、かつ帰還信号/Vf は下降する。そ
の結果、入力信号Vi ´のDCバイアスが押し上げら
れ、かつ閾値信号VthのDCバイアスは引き下げられ
る。こうして、最終的にはVi ´=Vthのバイアス状態
に落ちつく。
【0059】また、増幅器A21の入力にVi ´>Vth
のオフセットが存在する場合は、増幅器A21の出力で
はVo <Vref となり、オフセット補償回路30の帰還
信号Vf は下降し、かつ帰還信号/Vf は上昇する。そ
の結果、入力信号Vi ´のDCバイアスが引き下げら
れ、かつ閾値信号VthのDCバイアスが押し上げられ
る。こうして、最終的にはVi ´=Vthのバイアス状態
に落ちつく。
【0060】この例では、入力信号Vi ´及び閾値信号
thに夫々負帰還を掛けるので、各帰還信号Vf ,/V
f のダイナミックレンジを小さく出来ると共に、帰還制
御の応答が速い。図7は実施の形態による増幅回路を説
明する図(6)で、上記図6の増幅器A21が平衡型の
出力信号Vo ,/Vo を出力する場合を示している。
【0061】入力の無信号時において、増幅器A21の
入力にオフセットが存在しない場合は、Vi ´=Vth
なり、増幅器A21の出力ではVo =/Vo となる。こ
の場合は、帰還信号Vf =/Vf =Vi ´となり、増幅
器A21に負帰還は掛からない。また、増幅器A21の
入力にVi ´<Vthのオフセットが存在する場合は、増
幅器A21の出力ではVo >/Vo となり、オフセット
補償回路30の帰還信号Vf は上昇し、かつ帰還信号/
f は下降する。その結果、入力信号Vi ´のDCバイ
アスが押し上げられ、かつ閾値信号VthのDCバイアス
は引き下げられる。こうして、最終的にはVi ´=Vth
のバイアス状態に落ちつく。
【0062】また、増幅器A21の入力にVi ´>Vth
のオフセットが存在する場合は、増幅器A21の出力で
はVo </Vo となり、オフセット補償回路30の帰還
信号Vf は下降し、かつ帰還信号/Vf は上昇する。そ
の結果、入力信号Vi ´のDCバイアスが引き下げら
れ、かつ閾値信号VthのDCバイアスが押し上げられ
る。こうして、最終的にはVi ´=Vthのバイアス状態
に落ちつく。
【0063】この例では、CMP31は平衡型の出力信
号Vo ,/Vo を比較するので、上記図6の場合に比べ
て入力オフセットの検出感度が高い。また、回路を無調
整に構成できる。図8は実施の形態による増幅回路を説
明する図(7)で、オフセット補償用の帰還電流If
/If を振幅制限増幅回路20(増幅器A21)の出力
段に帰還する場合を示している。
【0064】増幅器A21において、NMOSFET T21,
T22は差動対を成しており、共通のソース側には定電
流源CCSが、また各ドレイン側には夫々負荷抵抗R2
1,R22(但し、R21=R22)が接続している。
係る構成で、NMOSFET T21のゲートには入力信号Vi
を加え、かつNMOSFET T22のゲートには閾値信号V th
を加える。
【0065】また、この例の緩衝増幅器B33の出力段
は例えばPMOSFET 等による可変定電流源(不図示)とな
っており、入力の帰還信号Vf ,/Vf に応じた各定電
流I f ,/If をNMOSFET T21,T22の各ドレイン
側に流し込む。入力の無信号時において、増幅器A21
の入力にオフセットが存在しない場合は、Vi =Vth
なり、増幅器A21の出力ではVo =/Vo =Vref
なる。この場合は、帰還信号Vf =/Vf となり、よっ
て帰還電流If =/If となる。従って、増幅器A21
の出力段に負帰還は掛からない。
【0066】また、増幅器A21の入力にVi <Vth
オフセットが存在する場合は、増幅器A21の出力では
o >/Vo となり、またオフセット補償回路30の入
力ではVo >Vref となる。これにより帰還信号Vf
上昇し、かつ帰還信号/Vfは下降する。また、これに
より帰還電流If は減少し、かつ帰還電流/If は増大
する。その結果、出力信号Vo の動作点電圧が引き下げ
られ、かつ出力信号/Vo の動作点電圧は押し上げられ
る。こうして、最終的にはVo =/Vo =Vre f の動作
点電圧の状態に落ちつく。
【0067】また、増幅器A21の入力にVi >Vth
オフセットが存在する場合は、増幅器A21の出力では
o </Vo となり、またオフセット補償回路30の入
力ではVo <Vref となる。これにより帰還信号Vf
下降し、かつ帰還信号/Vfは上昇する。また、これに
より帰還電流If は増大し、かつ帰還電流/If は減少
する。その結果、出力信号Vo の動作点電圧が押し上げ
げられ、かつ出力信号/Vo の動作点電圧は引き下げら
れる。こうして、最終的にはVo =/Vo =V ref の動
作点電圧の状態に落ちつく。
【0068】この例では、帰還電流If ,/If の各ダ
イナミックレンジを大きく取れるので、雑音等による影
響を十分に抑制した、高精度の負帰還制御を行える。な
お、緩衝増幅器B33の出力段をNMOSFET 等による可変
定電流源となし、入力の帰還信号Vf ,/Vf に応じた
各定電流If ,/If を抵抗R21,R22から吸い込
むように構成しても良い。
【0069】また、上記の帰還電流If ,/If による
負帰還制御に代えて、帰還電圧Vf,/Vf による負帰
還制御を増幅器A21の出力段に掛けるように構成して
も良い。図9は実施の形態による増幅回路を説明する図
(8)で、上記図8の増幅器A21が平衡型の出力信号
o ,/Vo を出力する場合を示している。
【0070】入力の無信号時において、増幅器A21の
入力にオフセットが存在しない場合は、Vi =Vthとな
り、増幅器A21の出力ではVo =/Vo となる。この
場合は帰還電流If =/If となり、増幅器A21に負
帰還は掛からない。また、増幅器A21の入力にVi
thのオフセットが存在する場合は、増幅器A21の出
力ではVo >/Vo となり、これによりオフセット補償
回路30の帰還電流If は減少し、かつ帰還電流/If
は増大する。その結果、出力信号V o の動作点電圧は引
き下げられ、かつ出力信号/Vo の動作点電圧は押し上
げられる。こうして、最終的にはVo =/Vo の動作点
電圧の状態に落ちつく。
【0071】また、増幅器A21の入力にVi >Vth
オフセットが存在する場合は、増幅器A21の出力では
o </Vo となり、これによりオフセット補償回路3
0の帰還電流If は増大し、かつ帰還電流/If は減少
する。その結果、出力信号V o の動作点電圧が押し上げ
られ、かつ出力信号/Vo の動作点電圧は引き下げられ
る。こうして、最終的にはVo =/Vo の動作点電圧の
状態に落ちつく。
【0072】この例では、CMP31は平衡型の出力信
号Vo ,/Vo を比較するので、上記図8の場合に比べ
て入力オフセットの検出感度が高い。また、回路を無調
整に構成できる。図10は実施の形態による増幅回路を
説明する図(9)で、上記のオフセット補償制御の有/
無を外部制御できる場合を示している。
【0073】オフセット補償回路30において、例えば
比較器CMP31の出力と抵抗R31との間にスイッチ
回路SW31を直列に挿入する。このスイッチ回路SW
31は、バースト信号の非受信時におけるリセット信号
RST=1によりONし、上記のオフセット補償を行
う。このバースト信号の非受信時においては、出力信号
0 の平均レベルに影響を与えるようなデータ信号の入
力が無いので、無信号時の直流レベルVo に基づくオフ
セット補償制御を正確かつ安定に行える。
【0074】一方、バースト信号の受信時には、リセッ
ト信号RST=0によりスイッチ回路SW31をOFF
し、帰還ループを切断する。従って、この区間のオフセ
ット補償信号Vf は更新されない。即ち、出力信号V0
の平均レベルに影響を与えるようなデータ信号の入力に
よる影響を受けない。またこの区間では、事前に生成さ
れたオフセット補償信号Vf が維持されるので、増幅器
A21はオフセット無しの状態下で安定に動作する。
【0075】図11は実施の形態による増幅回路を説明
する図(10)で、グランド雑音並びに電源変動や電源
雑音の影響を受け難い増幅回路の構成を示している。A
TC10において、オペアンプA11,A12をグラン
ド基準(出力段が共通のグランド雑音の影響を直接的に
受ける回路構成)で構成すると共に、容量C11,C1
2の各基準側を夫々共通のGND側に接続する。また増
幅器A21も、図示の如くグランド基準で構成すると共
に、出力信号Vo をPMOSFET T21のドレイン側(即
ち、共通のGNDに接続された負荷抵抗R21の反対
側)より取り出す。
【0076】また、オフセット補償回路30を備える場
合は、オフセット補償回路30においても、CMP3
1,緩衝増幅器B31,Vref 等を夫々グランド基準で
構成すると共に、容量C31の基準側を共通のGNDに
接続する。係る回路構成では、各回路は元々電源変動や
電源雑音の影響を受け難い。一方、今、もし無信号時の
共通のグランドGNDに負の雑音が載ったとすると、入
力信号Vi (Vi ´)及び閾値信号Vthは夫々グランド
雑音の影響を直接に受ける。差動対をなす増幅器A21
は、入力Vi ´,Vthの同相成分を増幅しないことによ
り、その出力信号V0 の振幅は0Vであるが、入力Vi
´,Vthの低下によりPMOSFET T21,T22の各ドレ
イン電流が僅かに増すと、出力信号V0 のレベルが僅か
に上昇する。しかし、負荷抵抗R21のグランドレベル
も負の雑音により僅かに低下するので、結果として出力
信号V0 のレベル変動は抑制される。即ち、グランド雑
音の影響は同相で相殺される。共通のグランドGNDに
正の雑音が載った場合も同様である。従って、グランド
雑音並びに電源変動や電源雑音の影響を受け難い増幅回
路を提供できる。
【0077】図12は実施の形態による増幅回路を説明
する図(11)で、グランド雑音並びに電源変動や電源
雑音の影響を受け難い他の増幅回路の構成を示してい
る。ATC10において、オペアンプA11,A12を
電源基準(出力段が共通の電源変動や電源雑音の影響を
直接的に受ける回路構成)で構成すると共に、容量C1
1,C12の各基準側を夫々共通の電源VDD側に接続す
る。また増幅器A21も、図示の如く電源基準で構成す
ると共に、出力信号Vo をNMOSFET T21のドレイン側
(即ち、共通の電源VDDに接続された負荷抵抗R21の
反対側)より取り出す。
【0078】また、オフセット補償回路30を備える場
合は、オフセット補償回路30においても、CMP3
1,緩衝増幅器B31,Vref 等を夫々電源基準で構成
すると共に、容量C31の基準側を共通の電源VDDに接
続する。係る回路構成では、各回路は元々グランド雑音
の影響を受け難い。一方、共通の電源変動や電源雑音に
よる影響は、上記と同様にして同相で相殺される。従っ
て、グランド雑音並びに電源変動や電源雑音の影響を受
け難い増幅回路を提供できる。
【0079】図13は実施の形態による増幅回路を説明
する図(12)で、実施の形態による増幅回路を光電変
換回路をなすトランスインピーダンス形のプリアンプに
接続した場合を示している。フォトダイオードPDに光
信号が入力し、光電流Iinが流れると、プリアンプPA
の出力信号△Vout =Iin×RF となる。しかし、光電
流Iinが流れない時(無信号時)におけるプリアンプP
Aの出力DCレベルが、増幅回路(ATC10,増幅器
A21等)の入力のダイナミックレンジと必ずしも一致
しているとは限らない。そこで、本実施の形態では、プ
リアンプPAの出力と増幅回路の入力とをカップリング
コンデンサCC により接続すると共に、バイアス回路4
0を設けて、増幅回路10,20の入力に適当なDCバ
イアスVB を加えている。このバイアス電圧VB は、所
定の固定電圧VE と抵抗R41,R42の抵抗比とで決
定される。
【0080】更に、バイアス回路40において、好まし
くは、オペアンプA41,固定電圧VE をグランド基準
で構成すると共に、帰還用抵抗R41,R42の回路を
共通のグランドGNDに接続する。またATC10にお
いても、オペアンプA11,A12を夫々グランド基準
で構成すると共に、容量C11,C12の基準側を共通
のグランドGNDに接続する。更にまた、増幅器A21
も図11に示した如くグランド基準で構成すると共に、
その出力信号Vo をPMOSFET T21のドレインより取り
出す。更にまた、好ましくは、オフセット補償回路30
において、CMP31,緩衝増幅器B31,固定電圧生
成回路Vref をグランド基準で構成すると共に、容量C
31の基準側を共通のグランドGNDに接続する。
【0081】係る回路構成では、バイアス電圧VB ,閾
値信号Vth及び出力信号Vo 、更には帰還信号Vf は、
元々電源変動や電源雑音の影響を受け難い。一方、グラ
ンド雑音の影響は同相で相殺される。なお、入力信号V
i がバースト信号の場合は、入力信号の直流レベルが変
動することがあり得るが、この変動が回路の最小受信電
力の信号振幅の数パーセント程度以内の場合は、出力波
形に与える影響は少ない。そこで、この条件を満足する
ようにカップリングコンデンサCC の容量値を選択す
る。
【0082】このように、本実施の形態によれば、増幅
器A21とATC10の入力ダイナミックレンジに対し
て最適な動作が可能となると共に、電源変動や電源雑音
の影響とグランド雑音の影響とが増幅器A21の出力に
現れないため、符号誤りを起こし難い。図14は実施の
形態による増幅回路を説明する図(13)で、上記図1
3の回路を電源基準で構成した場合を示している。
【0083】バイアス回路40において、オペアンプA
41,固定電圧VE を電源基準で構成すると共に、帰還
用抵抗R41,R42の回路を共通の電源VDD側に接続
する。またATC10においても、オペアンプA11,
A12を電源基準で構成すると共に、容量C11,C1
2の基準側を共通の電源VDDに接続する。更にまた、増
幅器A21も図12に示した如く電源基準で構成すると
共に、その出力信号V o をNMOSFET T21のドレインよ
り取り出す。更にまた、好ましくは、オフセット補償回
路30において、CMP31,緩衝増幅器B31,固定
電圧生成回路V ref を電源基準で構成すると共に、容量
C31の基準側を共通の電源VDDに接続する。
【0084】係る回路構成では、バイアス電圧VB ,閾
値信号Vth及び出力信号Vo 、更には帰還信号Vf は、
元々グランド雑音の影響を受け難い。一方、電源変動や
電源雑音の影響は同相で相殺される。図15は実施の形
態による増幅回路を説明する図(14)で、入力の無信
号時における増幅器A21の出力信号Vo をクランプす
る場合を示している。
【0085】なお、図15(a)に増幅回路の動作タイ
ミングチャートを示す。クランプ回路50において、比
較器CMP51は、ATC10のボトム検出値Vb と自
己の所定の定電圧VC とを比較している。このボトム検
出値Vb は、上記図2に示した如く、バースト信号の非
受信区間においては抵抗R12により充電され、略Vi
≒Vb の状態に戻っている。但し、無入力信号時の入力
信号Viには、図15(a)に示す如く、所定レベル以
下の反射光等による光信号や雑音信号等が重畳している
ので、そのボトム検出値Vb は入力信号Vi のDCレベ
ルよりもその分だけ低い。
【0086】上記所定の定電圧VC は、この雑音信号等
を考慮したボトム検出値Vb の最小値よりも僅かに低く
設定されている。その結果、入力の無信号時において
は、V b >VC の関係となり、CMP51の出力はHI
GHレベルになる。これによりNMOSFET T55がON
し、増幅器A21の出力信号Vo ´をGNDレベル(又
は、無信号時のVo ´の所望の電源レベル)にクランプ
する。従って、バースト信号の非受信区間における緩衝
増幅器B21の出力VO のDCレベルは一定に保たれ、
かつ入力の雑音等による影響も十分に抑制される。
【0087】次に、バースト信号の受信区間となり、入
力信号Vi が入力すると、ボトム検出値Vb は該信号V
i のボトム値まで急速に放電され、その値を保持する。
その結果、バースト信号の受信区間においては、最初の
データ信号から速やかにVb<VC の関係となり、CM
P51の出力はLOWレベルになる。これによりNMOSFE
T T55はOFFし、増幅器A21の出力信号Vo ´を
クランプ状態から開放する。これにより、緩衝増幅器B
21の出力にはデータ信号の適正な信号パルスVo が得
られる。
【0088】図16は実施の形態による増幅回路を説明
する図(15)で、上記図15におけるクランプ回路5
0の他の例を示している。クランプ回路50において、
比較器CMP51は、ATC10のピーク検出値V
p と、ATC10のボトム検出値Vb を自己の定電流源
CCSの定電流と抵抗R51とによりレベルシフトした
信号VC とを比較している。
【0089】ピーク検出値Vp は、上記図2に示した如
く、バースト信号の非受信区間においては抵抗R11に
より放電され、略Vi ≒Vp の状態に戻っている。但
し、無入力信号時の入力信号Vi には所定レベル以下の
反射光等による光信号や雑音信号が重畳しているので、
そのピーク検出値Vp は入力信号Vi のDCレベルより
もその分だけ高い。一方、ボトム検出値Vb は、上記と
同様にして入力信号ViのDCレベルよりも雑音等の成
分による分だけ低い。
【0090】上記レベルシフトされた信号VC は、この
状態で、VC >Vp の関係となるように設定されてい
る。その結果、入力の無信号時においては、VC >Vp
の関係によりCMP51の出力はHIGHレベルにな
る。これによりNMOSFET T55がONし、増幅器A21
の出力信号Vo ´をGNDレベル(又は、無信号時のV
o´の所望の電源レベル)にクランプする。従って、バ
ースト信号の非受信区間における緩衝増幅器B21の出
力VO のDCレベルは一定に保たれ、かつ入力の雑音等
による影響も十分に抑制される。
【0091】次に、バースト信号の受信区間となり、入
力信号Vi が入力すると、そのピーク検出値Vp につい
ては大きな変化は無いが、ボトム検出値Vb の方は該信
号V i のボトム値まで急速に放電され、その値を保持す
る。その結果、バースト信号の受信区間においては、最
初のデータ信号から速やかにVC <Vp の関係となり、
CMP51の出力はLOWレベルになる。これによりNM
OSFET T55はOFFし、増幅器A21の出力信号Vo
´をクランプ状態から開放する。これにより、緩衝増幅
器B21の出力にはデータ信号の適正な信号パルスVo
が得られる。
【0092】図17は実施の形態による増幅回路を説明
する図(16)で、上記図15におけるクランプ回路5
0の他の例を示している。クランプ回路50において、
増幅器A21のNMOSFET T21と同様の特性(利得,し
きい値電圧VTH,温度特性等)を有するNMOSFET T51
を設け、該NMOSFET T51を抵抗R51を介して自己バ
イアスする。更に、NMOSFET T52を図示の如く接続
し、NMOSFET T51に流れる定電流I1 をNMOSFET T5
2にカレントミラーする。この場合に、NMOSFET T52
に流れる電流I2 には、例えばI2 =2I1 の関係が有
り、これは、例えばNMOSFET T51,T52のチャネル
幅W1,W2 をW1 :W2 =1:2に選ぶことで得られ
る。この定電流I2 を可変抵抗R52より引き込み、所
定の電圧VC を生成する。
【0093】係る構成では、製造プロセスのバラツキ等
の要因でNMOSFET T21の利得やしきい値電圧VTH等が
変化しても、特性同一によりNMOSFET T51の利得やし
きい値電圧VTH等も同様に変化する。従って、NMOSFET
T21の特性に応じた基準電圧VC を自動生成でき、調
整の負担が大幅に緩和される。これは、特性の温度変動
に対しても同様のことが成り立つ。
【0094】なお、この回路のクランプ制御については
図15の場合と同様に考えられる。図18は実施の形態
による増幅回路を説明する図(17)で、上記図17に
おけるクランプ回路50の変形例を示している。クラン
プ回路50において、増幅器A21のNMOSFET T21と
同様の特性を有するNMOSFET T51を設け、該NMOSFET
T51を抵抗R51を介して自己バイアスする。更に、
NMOSFET T52,PMOSFET T53,T54を図示の如く
接続し、NMOSFET T51に流れる定電流I1 をPMOSFET
T54にカレントミラーする。この場合に、PMOSFET T
54に流れる電流I2 は、例えばI2 =2I1 の関係に
有る。この定電流I2 を抵抗R54に流し込み、ボトム
検出信号Vb をレベルシフトする。
【0095】その結果、入力の無信号時においては、V
C >Vp の関係により比較器CMP51の出力はHIG
Hレベルになる。これによりNMOSFET T55がONし、
増幅器A21の出力信号Vo ´をGNDレベル等にクラ
ンプする。次に、入力信号Vi が入力すると、ボトム検
出値Vb は信号Vi のボトム値まで急速に放電され、そ
の値を保持する。その結果、バースト信号の受信区間に
おいては、速やかにVC <Vp の関係となり、CMP5
1の出力はLOWレベルになる。これによりNMOSFET T
55はOFFし、増幅器A21の出力信号Vo ´をクラ
ンプ状態から開放する。
【0096】図19は実施の形態による増幅回路を説明
する図(18)で、上記図15における自動閾値生成回
路10の変形例を示している。なお、図19(a)に増
幅回路の動作タイミングチャートを示す。自動閾値生成
回路10において、ここではピーク,ボトム検出回路1
1,12にはリセット信号RSTが入力しており、バー
スト信号の受信終了直後のピーク,ボトム検出値Vp
b は外部のリセット信号RSTにより速やかにリセッ
トされる。従って、緩衝増幅器B21の出力VO のDC
レベルはバースト信号の受信終了直後から一定に保た
れ、かつ入力の雑音等による影響も速やかに抑制され
る。
【0097】図20は実施の形態による増幅回路を説明
する図(19)で、上記図19の構成にオフセット補償
回路を接続した場合を示している。この場合に、好まし
くは、増幅器A21及びATC10をグランド基準の回
路構成とすることで電源変動や電源雑音の影響を受けに
くい。またグランド雑音の影響は増幅器A21,ATC
10に同相で働くのでグランド雑音も除去される。ま
た、オフセット補償回路30を設けたことにより、増幅
器A21の入力のオフセットが補償され、出力信号Vo
のパルス幅変動が抑制される。更に、クランプ回路50
を設けたことにより、バースト信号の非受信時における
増幅器A21の出力Vo をクランプするので、入力の所
定以下の反射光信号や雑音による影響が緩衝増幅器B2
1の出力に現れない。従って、符号誤りを起こし難い。
【0098】なお、これらのATC10,増幅器A2
1,オフセット補償回路30及びクランプ回路50は上
記各実施の形態によるものを任意に組み合わせて良いこ
とは明らかである。図21は実施の形態による増幅回路
を説明する図(20)で、上記各実施の形態による増幅
回路を複数段縦列接続した場合を示している。
【0099】上記各実施の形態による増幅回路を基本ア
ンプ1001 〜100n となし、これらを縦列接続する
ことで、入力信号Vi を広いダイナミックレンジで増幅
できると共に、回路全体として高い利得が得られる。逆
に、各増幅段の利得を小さく出来るので、オフセット補
償の残差分を小さくできる。一方、このオフセット補償
の残差分は、全段を通して、各段における残差分は所定
以上には成り得ないので、最終的に高利得かつ低オフセ
ットの増幅回路を安定かつ容易に提供できる。
【0100】また、製造プロセスのバラツキ等に起因す
る閾値電圧や直流利得のバラツキ等を許容することが可
能になる。更には、、各増幅器A21及び各ATC10
等をグランド基準で構成することで電源変動や電源雑音
の影響を受けにくい。またグランド雑音の影響は各増幅
器A21,ATC10に同相で働くのでグランド雑音も
除去される。なお、各構成を電源基準で構成しても良
い。
【0101】また、各オフセット補償回路30は、各増
幅器A21の入力のオフセットを夫々に補償するので各
出力段のパルス幅変動が抑制される。また、各クランプ
回路50は、バースト信号の非受信時における各増幅器
A21の出力Vo をクランプするので、入力の所定以下
の反射光や雑音による影響が各緩衝増幅器B21の出力
に現れない。従って、符号誤りを起こし難い。
【0102】なお、上記各実施の形態では入力信号が負
論理の場合を述べたが、入力信号が正論理の場合でも同
様に構成できる。また、上記各実施の形態では光通信へ
の適用例を述べたが、本発明は電気や無線による信号の
増幅回路にも適用できる。また、上記各実施の形態では
MOSFETを使用した場合を述べたが、本発明は接合
型FETや接合型トランジスタで実現しても良い。
【0103】また、上記本発明に好適なる複数実施の形
態を述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で、各回
路の構成、制御、及びこれらの組合せの様々な変更が行
えることは言うまでも無い。
【0104】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、製造プ
ロセスのバラツキ、温度、電源電圧の変動、更には雑音
等の存在にも係わらず、常に所望の特性で安定に動作す
る増幅回路を提供でき、光通信等の信頼性向上に寄与す
る所が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の原理を説明する図である。
【図2】図2は実施の形態による増幅回路を説明する図
(1)である。
【図3】図3は実施の形態による増幅回路を説明する図
(2)である。
【図4】図4は実施の形態による増幅回路を説明する図
(3)である。
【図5】図5は実施の形態による増幅回路を説明する図
(4)である。
【図6】図6は実施の形態による増幅回路を説明する図
(5)である。
【図7】図7は実施の形態による増幅回路を説明する図
(6)である。
【図8】図8は実施の形態による増幅回路を説明する図
(7)である。
【図9】図9は実施の形態による増幅回路を説明する図
(8)である。
【図10】図10は実施の形態による増幅回路を説明す
る図(9)である。
【図11】図11は実施の形態による増幅回路を説明す
る図(10)である。
【図12】図12は実施の形態による増幅回路を説明す
る図(11)である。
【図13】図13は実施の形態による増幅回路を説明す
る図(12)である。
【図14】図14は実施の形態による増幅回路を説明す
る図(13)である。
【図15】図15は実施の形態による増幅回路を説明す
る図(14)である。
【図16】図16は実施の形態による増幅回路を説明す
る図(15)である。
【図17】図17は実施の形態による増幅回路を説明す
る図(16)である。
【図18】図18は実施の形態による増幅回路を説明す
る図(17)である。
【図19】図19は実施の形態による増幅回路を説明す
る図(18)である。
【図20】図20は実施の形態による増幅回路を説明す
る図(19)である。
【図21】図21は実施の形態による増幅回路を説明す
る図(20)である。
【図22】図22は従来技術を説明する図である。
【符号の説明】
10 自動閾値設定回路 20 振幅制限増幅回路 30 オフセット補償回路 40 バイアス回路 50 クランプ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 和義 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 与板 正幸 北海道札幌市中央区北一条西2丁目1番地 富士通北海道ディジタル・テクノロジ株 式会社内 (72)発明者 赤沢 幸雄 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 石原 昇 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 中村 誠 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バースト信号を含む入力信号のピーク値
    とボトム値とを検出保持し、これらの中間の閾値を生成
    する自動閾値設定回路と、この閾値を中心に前記入力信
    号を線形領域で増幅し、出力振幅を一定に保つ振幅制限
    増幅回路とを備える増幅回路において、 無信号時の振幅制限増幅回路の出力に基づき、該出力の
    信号レベルが所定となるように振幅制限増幅回路に対し
    て帰還を掛けるオフセット補償回路を備えることを特徴
    とする増幅回路。
  2. 【請求項2】 オフセット補償回路は、振幅制限増幅回
    路の出力と所定の基準レベルとを比較する比較回路と、
    該比較回路の出力信号を所定の時定数で蓄積、保持する
    蓄積保持回路とを備えることを特徴とする請求項1の増
    幅回路。
  3. 【請求項3】 オフセット補償回路は、振幅制限増幅回
    路の反転,非反転出力を比較する比較回路と、該比較回
    路の出力信号を所定の時定数で蓄積、保持する蓄積保持
    回路とを備えることを特徴とする請求項1の増幅回路。
  4. 【請求項4】 オフセット補償回路の出力を振幅制限増
    幅回路の信号入力側に帰還することを特徴とする請求項
    1の増幅回路。
  5. 【請求項5】 オフセット補償回路の出力を振幅制限増
    幅回路の閾値入力側に帰還することを特徴とする請求項
    1の増幅回路。
  6. 【請求項6】 オフセット補償回路は反転,非反転の帰
    還信号を生成し、該反転,非反転の帰還信号を振幅制限
    増幅回路の差動対をなす信号入力側と閾値入力側とに夫
    々帰還することを特徴とする請求項1の増幅回路。
  7. 【請求項7】 オフセット補償回路の出力を振幅制限増
    幅回路の信号出力側に帰還することを特徴とする請求項
    1の増幅回路。
  8. 【請求項8】 オフセット補償回路は反転,非反転の帰
    還信号を生成し、該反転,非反転の帰還信号を振幅制限
    増幅回路の差動対をなす信号出力側に夫々帰還すること
    を特徴とする請求項1の増幅回路。
  9. 【請求項9】 オフセット補償回路は、外部制御により
    蓄積保持回路への比較信号入力を付勢/消勢するスイッ
    チ手段を備えることを特徴とする請求項2又は3の増幅
    回路。
  10. 【請求項10】 バースト信号を含む入力信号のピーク
    値とボトム値とを検出保持し、これらの中間の閾値を生
    成する自動閾値設定回路と、この閾値を中心に前記入力
    信号を線形領域で増幅し、出力振幅を一定に保つ振幅制
    限増幅回路とを備える増幅回路において、 自動閾値設定回路と振幅制限増幅回路とを共にグランド
    基準の回路構成で構成したことを特徴とする増幅回路。
  11. 【請求項11】 バースト信号を含む入力信号のピーク
    値とボトム値とを検出保持し、これらの中間の閾値を生
    成する自動閾値設定回路と、この閾値を中心に前記入力
    信号を線形領域で増幅し、出力振幅を一定に保つ振幅制
    限増幅回路とを備える増幅回路において、 自動閾値設定回路と振幅制限増幅回路とを共に電源基準
    の回路構成で構成したことを特徴とする増幅回路。
  12. 【請求項12】 バースト信号を含む入力信号のピーク
    値とボトム値とを検出保持し、これらの中間の閾値を生
    成する自動閾値設定回路と、この閾値を中心に前記入力
    信号を線形領域で増幅し、出力振幅を一定に保つ振幅制
    限増幅回路とを備える増幅回路において、 無信号時の振幅制限増幅回路の出力に基づき、該出力の
    信号レベルが所定となるように振幅制限増幅回路に帰還
    を掛けるオフセット補償回路を有する増幅回路と、前段
    の任意回路とをカップリングコンデンサにより接続する
    と共に、該増幅回路の信号入力側に直流バイアスを加え
    るバイアス回路を備えることを特徴とする増幅回路。
  13. 【請求項13】 カップリングコンデンサは、バースト
    信号入力時における増幅回路入力の直流バイアス変動
    が、該増幅回路の最小受信電力に対応する入力信号振幅
    の数パーセント以内に収まるような容量値を有すること
    を特徴とする請求項12の増幅回路。
  14. 【請求項14】 バースト信号を含む入力信号のピーク
    値とボトム値とを検出保持し、これらの中間の閾値を生
    成する自動閾値設定回路と、この閾値を中心に前記入力
    信号を線形領域で増幅し、出力振幅を一定に保つ振幅制
    限増幅回路とを備える増幅回路において、 自動閾値設定回路の検出ピーク値又は検出ボトム値と所
    定の基準レベルとを比較する比較回路と、その比較出力
    に従い振幅制限増幅回路の出力を所定の信号レベルにク
    ランプするクランプ回路とを備えることを特徴とする増
    幅回路。
  15. 【請求項15】 所定の基準レベルは、振幅制限増幅回
    路の増幅トランジスタと同一特性を有するレプリカトラ
    ンジスタで構成した定電流源回路と、該定電流源回路の
    定電流に基づき駆動される抵抗とにより生成されること
    を特徴とする請求項14の増幅回路。
  16. 【請求項16】 バースト信号を含む入力信号のピーク
    値とボトム値とを検出保持し、これらの中間の閾値を生
    成する自動閾値設定回路と、この閾値を中心に前記入力
    信号を線形領域で増幅し、出力振幅を一定に保つ振幅制
    限増幅回路とを備える増幅回路において、 自動閾値設定回路の検出ピーク値又は検出ボトム値と、
    検出ボトム値又は検出ピーク値をレベルシフトした値と
    を比較する比較回路と、その比較出力に従い振幅制限増
    幅回路の出力を所定の信号レベルにクランプするクラン
    プ回路とを備えることを特徴とする増幅回路。
  17. 【請求項17】 レベルシフト量は、振幅制限増幅回路
    の増幅トランジスタと同一特性を有するレプリカトラン
    ジスタで構成した定電流源回路と、該定電流源回路の定
    電流に基づき駆動される抵抗とにより生成されることを
    特徴とする請求項16の増幅回路。
  18. 【請求項18】 自動閾値設定回路の検出ピーク値及び
    検出ボトム値はリセット信号の入力によりその時点の入
    力信号の信号レベルに初期化されることを特徴とする請
    求項14〜16又は17の増幅回路。
  19. 【請求項19】 無信号時の振幅制限増幅回路の出力に
    基づき、該出力の信号レベルが所定となるように振幅制
    限増幅回路に帰還を掛けるオフセット補償回路を備える
    ことを特徴とする請求項14〜17又は18の増幅回
    路。
  20. 【請求項20】 バースト信号を含む入力信号のピーク
    値とボトム値とを検出保持し、これらの中間の閾値を生
    成する自動閾値設定回路と、この閾値を中心に前記入力
    信号を線形領域で増幅し、出力振幅を一定に保つ振幅制
    限増幅回路とを備える増幅回路において、 請求項19の増幅回路を複数段縦列接続したことを特徴
    とする増幅回路。
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