JPH1066254A - 放電装置付き限流リアクトルとその制御方式 - Google Patents
放電装置付き限流リアクトルとその制御方式Info
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- JPH1066254A JPH1066254A JP8227521A JP22752196A JPH1066254A JP H1066254 A JPH1066254 A JP H1066254A JP 8227521 A JP8227521 A JP 8227521A JP 22752196 A JP22752196 A JP 22752196A JP H1066254 A JPH1066254 A JP H1066254A
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Abstract
み電流を抑制し得る限流リアクトルを得る。 【解決手段】 2個のリアクトル6−1,6−2を互い
に巻き方向を逆にして直列状態で鉄心5又は空心に巻回
し、一方のリアクトル6−2には並列に放電装置4を設
けた上でリアクトル本体を構成すると共に、このリアク
トル本体を系統に対して直列に挿入し、過大な電流の通
過により放電装置4にて放電させて一方のリアクトル6
−2を短絡させることにより限流機能を付与する。
Description
る過大な電流を抑制するために使用する放電装置付き限
流リアクトルとその制御方式に関する。
良く知られている。図4は最も単純な従来技術の一例で
あって限流リアクトル1そのものを電力系統に直列に設
置する第1の方式である。なお、2は接続端子である。
又、図5はヨーロッパ等にて行なわれようとしているも
のであり、直列リアクトル1と直列コンデンサ3とを直
列接続することにより電力系統に直列に設置する第2の
方式である。
1のインピーダンスによって事故電流を抑制する。又、
第2の方式はコンデンサ3を挟んで放電装置4を設けて
いる。そして、通常時はリアクトル1のLとコンデンサ
3のCとで直列共振状態(に近い)として運用し、事故
時には事故電流によって放電装置4を放電させる。この
場合、放電装置4が放電すれば前記したLとCの共振状
態が崩れて、リアクトル1のインピーダンスのみが残っ
て事故電流を限流する。
1の方式は、定常時・事故時に拘らず、常時、系統にイ
ンピーダンスが挿入されたままであるため、通常時のイ
ンピーダンスにより電力系統の安定度や電圧安定性が損
なわれることがあり得る。又、第2の方式は、近年の送
電電圧の増大に対処するためには、例えば500kVに
対応できる直列コンデンサの開発が必要である。
たものであり、通常時のインピーダンスを大幅に低減さ
せることが可能であるばかりか、電力系統の安定度や電
圧安定性を損なわずに、過大な電流のみを抑制すること
の可能な放電装置付き限流リアクトルを提供することを
目的としている。
係る放電装置付き限流リアクトルは、2個のリアクトル
を互いに巻き方向を逆にして直列状態で鉄心又は空心に
巻回し、一方のリアクトルには並列に放電装置を設けた
上でリアクトル本体を構成すると共に、このリアクトル
本体を系統に対して直列に挿入し、過大な電流の通過に
より放電装置を放電させて一方のリアクトルを短絡させ
ることにより限流機能を付与するようにした。
成インピーダンスはほゞ零であるが、過電流の通過によ
り放電装置が作動して一方のリアクトルが短絡される。
したがって残ったリアクトルがそのまま系統に直列に残
って限流作用を果たす。
限流リアクトルの制御方式は、2個のリアクトルを互い
に巻き方向を逆にして直列状態で鉄心又は空心に巻回
し、一方のリアクトルには並列に放電装置を設けた上で
リアクトル本体を構成すると共に、このリアクトル本体
を系統に対して直列に挿入し、過大な電流の通過により
放電装置を放電させて一方のリアクトルを短絡させるこ
とにより限流機能を付与するに際し、放電電流を検出し
て前記放電装置に対して並列に設けた遮断器を閉路させ
て前記一方のリアクトルの限流機能を自己保持させるよ
うにした。
作動すれば、放電装置に並列に設けた遮断器が閉路して
一方の限流リアクトルを短絡し、限流機能を自己保持で
きる。
限流リアクトルは、請求項1において、放電装置回路に
変流器を設けて放電装置に流れる放電電流を検出し、こ
の検出電流により放電装置に対して並列に設けた遮断器
を閉路してリアクトルによる限流機能を自己保持させ
る。
限流リアクトルは、請求項1又は請求項3において、鉄
心に巻回される各コイルは複数群に分けて交互に積層し
た。
限流リアクトルの実施の形態を示す構成図である。図1
において5は鉄心であって2つのリアクトル6−1,6
−2と放電装置4とからリアクトル本体を構成してい
る。
ーダンスがほゞ等しく、巻方向が逆向きになっていて、
しかもリアクトル同士は直列接続されている。したがっ
て常時は2つのリアクトルのインピーダンスはほゞ零で
ある。
ちのいずれか一方には、放電装置4が並列に接続されて
おり、各接続端子2,2は電力系統に直列接続される。
放電装置4としては、気中ギャップや放電用アレスター
などの放電用機器を使用する。以下に上記構成を有する
放電装置付き限流リアクトルの作用を説明する。
トルは夫々逆向きに巻かれていて、しかもインピーダン
スがほゞ等しいことから合成インピーダンスがほゞ零で
ある。即ち、鉄心中にできる各磁束は夫々打ち消し合っ
ている。しかし、実際には夫々のインピーダンスの差及
び漏れインピーダンスにより、わずかのインピーダンス
が残留する。
ると、前記した漏れインピーダンスと通過電流値とで決
まる電圧が夫々のリアクトル6−1,6−2の両端に印
加される。そこで、この電圧によって一方のリアクトル
6−2と並列にある放電装置4が放電し、リアクトル6
−2のインピーダンスが短絡される。
ピーダンスの値に差が生じ、全体としてのインピーダン
スが急激に増加することになって、過大な電流が抑制さ
れることになる。要するに常時はインピーダンスがほゞ
零であったものが、過大な電流の通過によりインピーダ
ンスが生じて限流作用がなされる。なお、上記説明では
鉄心入りの場合について説明したが、ギャップ付き鉄心
リアクトルであっても、あるいは空心リアクトルであっ
ても同様である。
であり、図2において図1と同一部分,相当部分につい
ては同一符号を付して説明を省略する。本実施の形態に
おける構成上の特徴部分は放電装置4に対して並列に遮
断器7を設けると共に放電装置に変流器8を設けたこと
である。
置4が放電すると、この放電電流を変流器8が検出し、
遮断器7をオンしてリアクトル6−2を短絡する。この
ことにより限流作用を一層確かなものとすると同時に、
放電装置として気中ギャップを用いる場合には、ギャッ
プの劣化の防止を図る。
めに、機器設計に当たっては電気絶縁及び層間配置が問
題になる。一例として、500kV用放電装置付き限流
リアクトルの設計概要を示すと、以下の通りである。
側のみを示す。したがって一点鎖線に沿って対称形をな
している。図3では外鉄型鉄心9を用い、この鉄心の周
りにコイル10を巻き付けた構造である。そして考え方
の基本は、いかにして常時の漏れインピーダンスを小さ
くするかであり、そのためにはターン間及び層間をでき
るだけコンパクトにするかである。
ル群を8群とし、1ターン当たりの電圧を500Vとす
ると、必要なターン数は576ターン,1群当たりのタ
ーン数は72ターンとなる。冷却方式を送油風冷式とす
ると銅線の電流密度は4A/mm2 程度にできるため、
装置の定格電流を8000Aとすると必要な銅線断面積
は2809mm2 となる。
幅2m×高さ1.6mとすると、1段目のリアクトルの
占有領域は2m×0.8m,1群当たりでは2m×0.
1mである。銅線を50mm×56mmとすると、1群
あたりでは、縦に2層積み、鉄心の周りを36層巻きと
なる。コイルの1巻き当たりの平均長は9.4mとした
とき、漏れたインピーダンスは下記の(1) 式となる。そ
して下記条件を入れて計算すると、この場合の漏れイン
ピーダンスは0.6%となる。
うにリアクトルを製作した場合、片側のリアクトルの漏
れは0.5%=2.2Ωより、60kAの過電流が通過
した時の発生電圧Vは、V=ZI=136kVとなる。
したがって、この電圧で作動する放電装置を用いれば、
60kA以上の過電流に対して動作する限流リアクトル
が得られる。
つの限流リアクトルを逆巻きにして、これらを直列接続
し、一方のリアクトルに対して並列に放電装置を設け、
常時はリアクトルの合成インピーダンスをほゞ零にして
おき、過電流の通過時に放電装置にて放電させることに
より一方のリアクトルを短絡して他方に入ったリアクト
ルを生かすように構成したので、通常時のインピーダン
スを大幅に低減させることが可能で、電力系統の安定度
や電圧安定性を損なわずに、過大な電流のみを抑制する
ことが可能である。更に、超高圧用の直列コンデンサの
開発が不要であり、設計上のメリットが大である。
施の形態を示す構成図。
す構成図。
Claims (4)
- 【請求項1】 2個のリアクトルを互いに巻き方向を逆
にして直列状態で鉄心又は空心に巻回し、一方のリアク
トルには並列に放電装置を設けた上でリアクトル本体を
構成すると共に、このリアクトル本体を系統に対して直
列に挿入し、過大な電流の通過により放電装置を放電さ
せて一方のリアクトルを短絡させることにより限流機能
を付与することを特徴とする放電装置付き限流リアクト
ル。 - 【請求項2】 2個のリアクトルを互いに巻き方向を逆
にして直列状態で鉄心又は空心に巻回し、一方のリアク
トルには並列に放電装置を設けた上でリアクトル本体を
構成すると共に、このリアクトル本体を系統に対して直
列に挿入し、過大な電流の通過により放電装置を放電さ
せて一方のリアクトルを短絡させることにより限流機能
を付与するに際し、放電電流を検出して前記放電装置に
対して並列に設けた遮断器を閉路させて前記一方のリア
クトルの限流機能を自己保持させることを特徴とする放
電装置付き限流リアクトルの制御方式。 - 【請求項3】 放電装置に変流器を設けて放電装置に流
れる放電電流を検出し、この検出電流により放電装置に
対して並列に設けた遮断器を閉路してリアクトルによる
限流機能を自己保持させることを特徴とする請求項1記
載の放電装置付き限流リアクトル。 - 【請求項4】 鉄心に巻回される各コイルは複数群に分
けて交互に積層したことを特徴とする請求項1又は請求
項3記載の放電装置付き限流リアクトル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22752196A JP3827028B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 放電装置付き限流リアクトル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22752196A JP3827028B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 放電装置付き限流リアクトル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1066254A true JPH1066254A (ja) | 1998-03-06 |
| JP3827028B2 JP3827028B2 (ja) | 2006-09-27 |
Family
ID=16862214
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22752196A Expired - Fee Related JP3827028B2 (ja) | 1996-08-09 | 1996-08-09 | 放電装置付き限流リアクトル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3827028B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014047558A1 (en) * | 2012-09-21 | 2014-03-27 | Enphase Energy, Inc. | Surge blocking inductor |
| WO2016190319A1 (ja) * | 2015-05-28 | 2016-12-01 | Ntn株式会社 | 限流回路用インダクタ |
| US9583255B2 (en) | 2012-09-21 | 2017-02-28 | Enphase Energy, Inc. | Surge blocking inductor |
| CN108767833A (zh) * | 2018-07-27 | 2018-11-06 | 国电南瑞科技股份有限公司 | 单相磁约束型故障电流限制器 |
-
1996
- 1996-08-09 JP JP22752196A patent/JP3827028B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014047558A1 (en) * | 2012-09-21 | 2014-03-27 | Enphase Energy, Inc. | Surge blocking inductor |
| US9583255B2 (en) | 2012-09-21 | 2017-02-28 | Enphase Energy, Inc. | Surge blocking inductor |
| WO2016190319A1 (ja) * | 2015-05-28 | 2016-12-01 | Ntn株式会社 | 限流回路用インダクタ |
| CN108767833A (zh) * | 2018-07-27 | 2018-11-06 | 国电南瑞科技股份有限公司 | 单相磁约束型故障电流限制器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3827028B2 (ja) | 2006-09-27 |
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