JPH106695A - 熱加飾転写装置 - Google Patents

熱加飾転写装置

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JPH106695A
JPH106695A JP16469396A JP16469396A JPH106695A JP H106695 A JPH106695 A JP H106695A JP 16469396 A JP16469396 A JP 16469396A JP 16469396 A JP16469396 A JP 16469396A JP H106695 A JPH106695 A JP H106695A
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JP
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heater
housing
ink ribbon
thermal
drive reel
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JP16469396A
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Inventor
Masaomi Tabata
畑 雅 臣 田
Norio Matsumoto
本 典 夫 松
Tetsuya Kunii
井 徹 也 國
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Pilot Corp
Original Assignee
Pilot Corp
Pilot Pen Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 片手で把持して簡単に加飾転写を行うことが
でき、インクリボンが自動的に送られて、転写後にハウ
ジング内に戻される熱加飾転写装置を得ること。 【解決手段】 ハウジング(2)を片手で把持し、その
底面(4)を被転写シート(S)の面に沿わせて移動さ
せると、回転体(10a)が転動し、この回転が歯車
(20,17)により、インクリボン(R)の巻取用リ
ール(37)を回転させ、送出リール(36)からヒー
タ(22)の外面を経てインクリボン(R)を送る。イ
ンクリボン(R)は、ばね(30)の力でヒータ(2
2)によりシート(S)の表面の画像のトナー(T)に
押圧されてトナーを軟化させ、インクリボンの加飾用イ
ンクが画像に転写される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、普通紙複写機やレ
ーザープリンタで印刷された原稿の画像を形成するトナ
ー樹脂の上に、熱加飾インクリボンを重ね、その上から
ヒータで加熱することによりトナー樹脂を軟化させ、軟
化した樹脂の粘着性によって熱加飾インクリボンのイン
クを原稿画像上に転写させる熱加飾転写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原稿の画像のトナーの上に加飾インクリ
ボンを重ね、その上から加熱加圧部で加熱加圧すること
によりトナーを軟化させ、画像にインクリボンの加飾用
インクを転写する転写装置は、例えば特開昭63−20
9939号公報に記載されているように公知である。こ
の転写装置を用いることによって、加飾用インク、例え
ばメタリックインク、蛍光色インク等を原稿の画像に転
写し、画像に加飾効果を与えることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な加飾を行う転写装置は、手で把持するハウジングを有
し、このハウジング内に加飾インクリボンのロールをセ
ットしてインクリボンをハウジング外に引き出し、その
インクリボンを転写対象となる原稿の面上に乗せ、イン
クリボンの先端を一方の手で押さえ、他方の手でハウジ
ングを把持してハウジングを原稿の転写領域に沿って移
動させ、ハウジングに付設した加圧部によりインクリボ
ンを転写領域に押圧するようになっている。
【0004】従来の加飾転写装置は、このように両手を
用い、しかも片手でインクリボンを押さえながらハウジ
ングを移動させなければならないので、操作性がきわめ
て悪く、作業をしにくい欠点がある。また、ハウジング
外に引き出したインクリボンはハウジング外に出たまま
になるので、転写作業後にそれを片付けなければならな
いため面倒である。
【0005】よって、本発明は、片手だけで転写作業を
行えるために操作性がよく、しかも送り出された加飾用
インクリボンが転写につれて自動的にハウジング内へ送
り込まれて収納されるため、転写の都度インクリボンの
片付けを行う必要がない熱加飾転写装置を得ることを課
題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記課
題は、熱加飾転写を受けるシートの面に接する底面をも
ち、この底面に開口部を有するハウジングと、前記シー
トの面に底面を向けてシート面に沿いハウジングを手で
把持して移動させた時に、シートに接して回転駆動され
るようにハウジング底面に回転自在に支持した回転体
と、前記回転体の回転駆動に応じて回転されるようにハ
ウジング内に支持された駆動リール軸と、ハウジング内
に支持された遊動リール軸と、ハウジングの前記開口部
に臨んで設けられたヒータと、遊動リール軸に装着され
た送出リールから、前記ヒータの外面に接した状態で前
記開口部に露出する位置を経て、駆動リール軸に装着さ
れた駆動リールに巻き取られる経路をもつようにハウジ
ング内に収容され、ハウジングをシート面上で移動させ
ることによる駆動リール軸の回転によって前記ヒータの
外面に沿い送られる熱加飾インクリボンと、熱加飾イン
クリボンをヒータによりシートの面に押しつけるよう
に、ヒータにシート方向への力を与える押圧手段と、を
備える熱加飾転写装置により解決される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の熱加飾転写装置
(以下、転写装置という)を開放し、内部のインクリボ
ンカセットを取り外した状態を示している。この転写装
置は開閉自在のハウジング2を備え、このハウジング2
は本体2aと蓋2bとから構成されている。蓋2bはヒ
ンジ3により本体2aに連結されている。ハウジング本
体2aは底面4を有しており、この底面の一側には開口
部5が設けられている。開口部5は、本体2aの一方の
側壁の張出部7に隣接して形成される。蓋2bの側にも
張出部7に対応する形状の張出部8が形成されている。
蓋2bをハウジング本体2aに向かって閉じた状態は図
2に示されている。
【0008】ハウジング本体2aの底壁4には2本の回
転体10a,10bが回転自在に支持されている。回転
体10a,10bは図示の例ではロール状をなしている
がロール以外の他の形態でもよい。図4に示すように、
回転体10a,10bは回転軸11a,11bによりそ
れぞれ支持されており、両回転体の周面は底面4より少
し突出している。
【0009】図1に示すように、ハウジング本体2aの
側端面13には、駆動リール軸15および遊動リール軸
16が前記回転体10a,10bに平行に支持されてい
る。遊動リール軸16は固定軸になっている。また、駆
動リール軸15は回転軸で、それに歯車17が取り付け
られている。一方、前記回転体10aには、図4に示す
ように歯車19が形成されており、この歯車19に噛み
合う歯車20が駆動リール軸の前記歯車17と噛み合っ
ている。したがって、回転体10aが回転駆動される
と、その回転が駆動リール軸15に伝達されて、駆動リ
ール軸15が回転する。
【0010】図1において、前記開口部5の部分にはヒ
ータ22が設けられている。ヒータ22として、この実
施形態ではPTCサーミスタ(正特性サーミスタ)が用
いられる。ヒータ22は例えば円板形、方形等をなし、
ヒータ基台23に固定されている。ヒータ基台23はポ
リエーテルイミド等の合成樹脂からなり、回転軸24に
より支持されて回転軸24まわりで回転可能となってい
る。ヒータ22は図6に示すようにヒータ基台23との
間に空間25を介して固定されており、回転軸24を通
す軸孔26を有している。図6に示すように、ヒータ基
台23の背後には突起28が形成され、この突起28に
圧縮ばね30の力が作用しており、このばねの力によっ
て、ヒータ基台23は図6において回転軸24まわりで
時計方向に回動する力を与えられている。この力はヒー
タ22を開口部5から外方へ押し出そうとする力にな
る。圧縮ばね30の力はヒータ22用のスイッチ31に
よって受けている。スイッチ31は、図1に示すように
支持部材33を介してハウジング本体2aに固定されて
いる。そして、圧縮ばね30を所定量以上圧縮する力が
作用するとスイッチ31が閉じるようになっている。ヒ
ータ22の電源はこの実施形態では電池で、電池は符号
32(図1)で示すように、ハウジングの蓋2bの内部
に収容される。なお、電池32からヒータ22への配線
は図では省略してある。
【0011】本発明の転写装置では、以上に述べた主要
部材のほかに、図1に示す熱加飾インクリボンRを保持
するリボンカセット34が用いられる。このリボンカセ
ット34は、支板35と、それに回転可能にしかも平行
に支持された送出リール36および駆動リール37とか
ら構成されており、送出リール36に巻回された熱加飾
インクリボンRが引き出されて駆動リール37に巻き取
られるようになっている。
【0012】支板35は突出部35aを有し、この突出
部35aの先端部に図8に示すようにリボン案内片3
9,40が固定されている。送出リール36から繰り出
された熱加飾インクリボンRは、支板35に設けた案内
ロール41を経て案内片39に至り、弛緩状態で案内片
40へ至り、次いで支板35に設けた案内ロール42を
経て駆動リール37に巻かれている。両リール36,3
7の端部は、図9に示すように周溝を設けることによっ
て形成されたフランジ36a,37aをそれぞれ有し、
これらのフランジによって支板35から外れないように
されている。両リール36,37は中空円筒状をなし、
それらの内周面には周方向に間隔を置いて軸方向の係合
溝44が形成されている。両リール36,37の軸線間
の距離は、前記駆動リール軸15および遊動リール軸1
6の軸線間の距離と等しくされている。なお、図8にお
いて、45は、フランジ36a,37aに隣接する周溝
に支板35をはめ易くするために設けたスリットを示
す。
【0013】リボンカセット34は、図4および図10
に示すようにハウジング本体2a内にセットされるよう
になっている。セット状態では、送出リール36が遊動
リール軸16に、駆動リール37が駆動リール軸15に
それぞれ嵌まり、リボンカセット支板35の突出部35
aがハウジングの開口部5へ向かって延びるようにな
る。リボンカセット34の熱加飾インクリボンRは、図
1に示すように突出部35aの先端部では幾分弛んだ状
態になっており、この弛んだインクリボン部分が、ヒー
タ22の外面を通るように掛けられる。このようにヒー
タ22の外側にインクリボンRを通した状態では、図7
に示す1対のリボン案内突起23a、23aの間にイン
クリボンRが通ることになる。
【0014】この時、ヒータ基台23は図6に示す位置
より、ばね30の力で軸24まわりで時計方向に回動し
た状態にあり、したがって、ヒータ基台23もヒータ2
2も図4に示すように開口部5から突出した状態にあ
る。なお、図4および図10において、熱加飾インクリ
ボンRは支板35の背後にあるわけであるが、インクリ
ボンRの経路を明確にするために便宜的に実線で示して
ある。
【0015】図11に示すように、インクリボンRはリ
ボン46の片面にインク層47を施したものにより構成
されている。図4に示したようにインクリボンRを通し
た状態で、インクリボンRのリボン46はヒータ22の
面に接し、インク層47は反ヒータ側に露出する。イン
ク層47は加飾効果のあるメタリックインク、蛍光色イ
ンク等である。
【0016】前記駆動リール軸15は、図12に示すよ
うにハウジング本体2bの側端面13から立ち上がるボ
ス50に回転可能に嵌める中空構造をとることができ
る。駆動リール軸15はそれと一体的に前記歯車17が
成形されている。駆動リール軸15に前記駆動リール3
7を結合するにはスリップカラー51が用いられる。ス
リップカラー51は合成樹脂成形品の円環体で、スリッ
ト52を有し、これにより弾性が与えられる。そしてス
リップカラー51の周面には複数の係合爪53が突設さ
れている。スリップカラー51は駆動リール軸15の外
周に弾性的な締りばめ状態ではめられる。そして、係合
爪53は駆動リール37がスリップカラー51のまわり
にはめられた時に駆動リール37内周面の係合溝44の
いずれかに係合する。これによって、駆動リール軸15
が回転駆動されると、スリップカラー51およびその係
合爪53を介して駆動リール37に回転力が伝達され
る。しかし、スリップカラー51の弾性的締りばめによ
る摩擦力を超える駆動トルクが駆動リール軸15に作用
すると、駆動リール軸15とスリップカラー51との間
に滑りが生ずる。
【0017】遊動リール軸16にも、図1に示すように
同様なスリップカラー51が施され、このスリップカラ
ー51の係合爪53が遊動リール36の係合溝44に係
合させられる。このようにスリップカラー51を施すこ
とによって、遊動リール36に巻かれたインクリボンR
を引き出すときに、抵抗トルクが発生し、インクリボン
Rに張りをもたせた状態で遊動リール36から送り出す
ことができる。
【0018】図6に示すように、インクリボンRの送り
方向に関してヒータ22より下流側に隣接して冷却手段
56が設けられる。冷却手段56は、ヒータ22により
加熱されたインクリボンRおよびその下側のトナー(後
述)を冷却して安定化させるもので、冷却手段56はヒ
ータ基台23と一体的な面またはヒータ基台23に固定
した板状体であってもよいが、積極的な冷却を行う手段
(例えば放熱し易い構造または冷却媒体を通す手段)で
あってもよい。単なる板状体の場合は、例えば金属の板
を用いることができる。冷却手段56はヒータ22の熱
の影響をなるべく受けないように設置する必要がある。
【0019】ハウジング2の頂部には、図3に示すよう
にヒータ22が所定温度にまで達した時に点灯される温
度表示装置としてのランプ58が設置されている。な
お、59は電源スイッチである。ヒータ22が作動して
から所定温度に達した時にランプ58を点灯する回路を
図13に示す。この回路の作動は次の通りである。電源
スイッチ59の投入後、前記スイッチ31が閉じると、
ヒータ22に電流が流れる。ヒータ22はPTCサーミ
スタ(正特性サーミスタ)により構成されているので、
図14のグラフに示すような特性を有し、電源投入直後
は温度が低いために抵抗値(R)が低い。したがって、
ヒータ22には大きな電流が流れ、電池両端の電圧が低
下する。電流によってヒータ22の温度が上昇するにつ
れて図14から解るように抵抗値(R)が上昇し、この
ため電流(A)が減少する。これによって、図15のグ
ラフから明らかなように電圧(V)が上昇する。そし
て、電圧(V)が所定値に回復すると、電圧比較部60
が所定値を検出し、ランプ58を点灯する。
【0020】このように、図13の回路を用いることに
よって、電源投入後電圧が自動的に所定値に回復するの
を検知してランプ58を点灯することができる。一般的
には、ヒータの所定温度への上昇を検知してランプを点
灯するには、ヒータ温度の検出用センサを用い、センサ
により検出した温度を基準温度と比較し、基準温度がセ
ンサにより検出された時に温度比較部からランプ制御部
へ信号を出し、それによりランプを点灯することが行わ
れるが、このような手段を用いるとヒータに温度センサ
を組み込んだり、配線をしたりしなければならず、複雑
な電子回路が必要になり、装置のコストが上昇する。と
ころが、図13に示す回路を用いることにより、温度セ
ンサや複雑な電子回路が不要となり、そのための配線の
必要もなく、簡易な構成になり、電子回路で消費する電
力もなくなるので、ランニングコストが安くなる。
【0021】次に、以上に説明した熱加飾転写装置の作
用を説明する。
【0022】まず、内部にリボンカセット34を装着し
インクリボンRをヒータ22の表面に沿って通して閉鎖
した図2の状態の転写装置のハウジングを手で保持し、
図3の状態に立て、図16に示すように、テーブル等の
上に置いた被転写シートSに底面4が向くように転写装
置を位置させる。そして、ヒータ22の電源スイッチ5
9を投入し、図16の状態の転写装置を同図において矢
印Aで示す方向に移動させる。この時、転写装置を軽く
被転写シートSに向かって下圧する。そして、シートS
上の所望の原稿の所望箇所、例えば印刷された文章の所
望の1行に沿って転写装置の移動を終ると、シートSの
所望箇所のトナー画像の部分にのみ加飾インクの層が付
着する。なお、インクリボンRのかけ方と送り方向を逆
にし、ハウジングを前記矢印Aと逆の方向に移動させる
ようにすることも可能である。
【0023】以下、上記作用をさらに詳しく説明する。
図2の状態の転写装置は、その開口部5から図4に示す
ようにヒータ22およびヒータ基台23がばね30の力
によって突出させられている。この状態の転写装置を手
で把持して図16に示すように被転写シートS上に押し
つけると、ヒータ22を支持するヒータ基台23は図1
0に示すように開口部5内へ押し込まれる。すなわち、
ヒータ22がシートSの面に押されることによって、ヒ
ータ基台23は、図10において回転軸24まわりに反
時計方向に回動させられて図10の位置を取る。ヒータ
基台23の反時計方向回動によって生じるばね30の圧
縮力でスイッチ31が閉じる。スイッチ31は前記電池
32をヒータ22に接続する電気回路に挿入されている
ので、これによってヒータ22に通電が始まる。この通
電開始時には、送出リール36から駆動リール37へ到
るインクリボンRは図10に示すように、ヒータ22お
よび冷却手段56の下面とシートSとの間に介在してい
る。
【0024】ヒータ22の通電が開始されてヒータが転
写に適した温度になると、図13について説明した回路
の作用でランプ58が点灯する。この点灯を確認したと
ころで、操作者は図16および図10に矢印Aで示す方
向に転写装置を移動させる。ばね30の力でヒータ22
は下方へ押し出されようとするので、このばね30の力
に抗して転写装置を下方へ押圧しつつ移動させる必要が
ある。
【0025】転写装置を図10において矢印A方向に移
動させると、回転体10a,10bがシートSに接して
転動する。この転動によって転写装置を円滑に移動させ
ることができる。回転体10aは図10において矢印B
方向に回転する。この回転は歯車19,20,17を介
して駆動リール37の矢印C方向の回転に変換される。
【0026】駆動リール37がこのように回転駆動され
ることによって、熱加飾インクリボンRは駆動リール3
7に巻き取られ、これによってインクリボンRは図10
で矢印で示すように送られる。そして、ヒータ22およ
び冷却手段56は、それによりシートSの面に滑りのな
い状態で押し付けられているインクリボンRに対し相対
的に滑りつつ前記矢印Aの方向に移動し、駆動リール3
7に巻き取られつつ遊動リール37から送り出されてい
るインクリボンRの新しい部分の上に順次載りつつ下方
への押圧力を作用させ続ける。かくして、シートS上に
はインクリボンRの新しい部分が順次送り出されて載せ
られ、その上をヒータ22および冷却手段56が順次通
り過ぎて行くことになる。この際、インクリボンRには
ヒータ22からの熱が加わる。
【0027】図17はこの状況を説明する図である。シ
ートS上にはトナーTからなる画像が予め形成されてお
り、この画像上にインク層47とリボン46からなるイ
ンクリボンRが順次載せられ、矢印で示すように圧下さ
れつつヒータからの熱を受ける。これによって、トナー
Tが溶融して軟化し、それにインク層47が接合され
る。したがって、リボン46を取り除くと、図18に示
すように、画像を形成するトナーTの上に加飾インク層
47が付着したものが得られる。
【0028】以上に説明した原理によって、転写装置を
移動させた部分の画像に加飾インク層が施されることに
なる。このように、加飾インク層をトナーに付着させる
ことにより転写した後に残るインクリボンRは残ったイ
ンク層と共に駆動リール37に巻き取られてハウジング
内に取り込まれる。
【0029】加飾インク層がトナー上に付着するのは前
述のようにトナーが熱により軟化するからであるが、軟
化したままのトナーからその上のインク層を冷却が不十
分のまま剥がすと、画像が乱れ易いので、冷却手段56
による冷却によってトナーとインク層を冷却して固化さ
せ画像の乱れを防止する。すなわち、ヒータ22により
軟化したトナーとインク層は、ヒータ22に続いて冷却
手段56がその上を通過することにより冷却を受け直ち
に固化する。
【0030】以上のように転写装置をシートSの面に押
し付けながら移動させるわけであるが、インクリボンR
がシートSの面に順次接してから駆動リール37に巻き
取られる速度と回転体10aの回転速度が同期しない
と、インクリボンRに過度の張力が作用したりする。こ
のような不都合は、前記スリップカラー51の駆動リー
ル軸15に対する滑りにより解消する。また、遊動リー
ル軸16のまわりにはめたスリップカラー51は遊動リ
ール36に繰り出しに対する抵抗を与え、インクリボン
Rに適当な張力をもたせる。
【0031】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の熱加飾転
写装置によれば、そのハウジングを片手で保持し、被転
写シート上にハウジング底面を押しつけるように移動さ
せることにより、底面の回転体の回転が駆動力として働
いて、ハウジング内に収容した熱加飾インクリボンを送
出リールから駆動リールに巻き取りながら送る作用が自
動的に生起する。そして、このように送られるインクリ
ボンが底面にある開口部から露出するヒータの表面を通
って加熱され、さらにこのインクリボンがヒータにより
被転写シート上のトナーに押しつけられて、加飾インク
がトナー上に転写される。このように、本発明では、転
写装置を片手で簡易に操作でき、しかも転写に用いられ
たインクリボンは自動的にハウジング内へ収容されるの
で、インクリボンの片付けは不要となる。
【0032】また、駆動リール軸とインクリボン用駆動
リールの間の回転スリップ手段は、回転体の回転速度と
駆動リールのインクリボン巻取速度の同期を可能にす
る。
【0033】また、ヒータとヒータ基台の間に空間を設
けることによって、ヒータからヒータ基台への放熱が減
少し、ヒータ表面に十分な熱を保持できるようになり、
ヒータの加熱の立ち上がりが速くなり、消費電力が少く
てすむ。
【0034】さらにまた、ヒータにより加熱された加飾
用インクとトナーをヒータの下流側で冷却手段により冷
却することにより、インクとトナーは固化するまで十分
に冷却され、転写の品質が向上する。
【0035】また、ヒータの温度表示装置を備えること
により、ヒータが転写に必要な温度になったときにのみ
転写を開始できることになる。
【0036】さらに、リボンカセットは、転写装置ハウ
ジングに対するリボンの装入、取り出しを簡易に行うこ
とを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱加飾転写装置の一実施形態の一部部
品を取り出した開放状態での斜視図。
【図2】図1の転写装置の閉鎖状態の斜視図。
【図3】閉鎖した転写装置を立てた状態の斜視図。
【図4】同転写装置の開放状態での平面図。
【図5】同側面図。
【図6】同転写装置のヒータおよびヒータ基台の断面
図。
【図7】図6の底面図。
【図8】リボンカセットの裏面図。
【図9】図8の右側面図。
【図10】図4の転写装置の転写時における状態を示す
拡大図。
【図11】熱加飾インクリボンの断面図。
【図12】駆動リール軸と駆動リールの連結部を示す分
解斜視図。
【図13】ヒータの昇温に応じてランプを点灯する回路
を示す図。
【図14】ヒータとして用いられる正特性サーミスタの
特性図。
【図15】電池の電流と電圧の関係を示す図。
【図16】転写装置を転写のために手で把持して移動さ
せる状態を示す図。
【図17】転写の原理の説明図。
【図18】転写完了後の状態の説明図。
【符号の説明】
2 ハウジング 4 底面 5 開口部 10a 回転体 10b 回転体 15 駆動リール軸 16 遊動リール軸 17 歯車 19 歯車 20 歯車 22 ヒータ 23 ヒータ基台 24 回転軸 25 空間 30 圧縮ばね 31 スイッチ 32 電池 34 リボンカセット R 熱加飾インクリボン 35 支板 36 送出リール 37 駆動リール 39 リボン案内片 40 リボン案内片 41 案内ロール 42 案内ロール 44 係合溝 47 インク層 50 ボス 51 スリップカラー 52 スリット 53 係合爪 56 冷却手段 58 表示装置 S 被転写シート 59 電源スイッチ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱加飾転写を受けるシートの面に接する底
    面をもち、この底面に開口部を有するハウジングと、 前記シートの面に底面を向けてシート面に沿いハウジン
    グを手で把持して移動させた時に、シートに接して回転
    駆動されるようにハウジング底面に回転自在に支持した
    回転体と、 前記回転体の回転駆動に応じて回転されるようにハウジ
    ング内に支持された駆動リール軸と、 ハウジング内に支持された遊動リール軸と、 ハウジングの前記開口部に臨んで設けられたヒータと、 遊動リール軸に装着された送出リールから、前記ヒータ
    の外面に接した状態で前記開口部に露出する位置を経
    て、駆動リール軸に装着された駆動リールに巻き取られ
    る経路をもつようにハウジング内に収容され、ハウジン
    グをシート面上で移動させることによる駆動リール軸の
    回転によって前記ヒータの外面に沿い送られる熱加飾イ
    ンクリボンと、 熱加飾インクリボンをヒータによりシートの面に押しつ
    けるように、ヒータにシート方向への力を与える押圧手
    段と、 を備える熱加飾転写装置。
  2. 【請求項2】前記駆動リール軸が駆動リールとの間に回
    転スリップ手段を備えている請求項1記載の熱加飾転写
    装置。
  3. 【請求項3】前記回転スリップ手段が、駆動リール軸の
    周りに、回転方向滑りが可能な程度の弾性的な締りばめ
    によりはめられ、外面に駆動リールとの係合爪を有する
    環体により構成されている請求項2記載の熱加飾転写装
    置。
  4. 【請求項4】前記ヒータがヒータ基台に支持され、ヒー
    タとヒータ基台の間に伝熱防止用空間が設けられている
    請求項1記載の熱加飾転写装置。
  5. 【請求項5】前記ヒータがヒータ基台に支持され、ヒー
    タ基台には、熱加飾インクリボンの送り方向に関して下
    流側に冷却手段が設けられている請求項1記載の熱加飾
    転写装置。
  6. 【請求項6】前記ヒータが転写に必要な温度に達したこ
    とを知らせる表示装置を備える請求項1記載の熱加飾転
    写装置。
  7. 【請求項7】前記送出リール、駆動リールおよび熱加飾
    インクリボンが、ハウジング内への所定の装着位置を保
    持した状態で、リボンカセットとしてユニット化されて
    いる請求項1記載の熱加飾転写装置。
JP16469396A 1996-06-25 1996-06-25 熱加飾転写装置 Pending JPH106695A (ja)

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