JPH1066972A - 水処理用分離膜の洗浄回生方法 - Google Patents
水処理用分離膜の洗浄回生方法Info
- Publication number
- JPH1066972A JPH1066972A JP22707096A JP22707096A JPH1066972A JP H1066972 A JPH1066972 A JP H1066972A JP 22707096 A JP22707096 A JP 22707096A JP 22707096 A JP22707096 A JP 22707096A JP H1066972 A JPH1066972 A JP H1066972A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cleaning
- membrane
- washing
- water
- water treatment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】膜に付着した混合汚染物質を膜を損傷すること
なく効果的に除去する水処理用分離膜の洗浄回生方法を
提供すること。 【解決手段】少なくとも二つの洗浄段階を含む水処理用
分離膜の洗浄回生方法において、水処理用分離膜の膜に
酸性溶液で洗浄する第一の洗浄段階と前記膜にホルマリ
ンとアルカリ助剤とを含有するアルカリ性溶液で洗浄す
る第二の洗浄段階を順に行うこと。
なく効果的に除去する水処理用分離膜の洗浄回生方法を
提供すること。 【解決手段】少なくとも二つの洗浄段階を含む水処理用
分離膜の洗浄回生方法において、水処理用分離膜の膜に
酸性溶液で洗浄する第一の洗浄段階と前記膜にホルマリ
ンとアルカリ助剤とを含有するアルカリ性溶液で洗浄す
る第二の洗浄段階を順に行うこと。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、純水や超純水など
の処理水を製造するために用いられている、逆浸透膜
(RO)、限外濾過膜(UF)、精密濾過膜(MF)等
の水処理用分離膜洗浄回生方法に係わり、特に、逆浸透
膜の洗浄回生に適した方法に関する。
の処理水を製造するために用いられている、逆浸透膜
(RO)、限外濾過膜(UF)、精密濾過膜(MF)等
の水処理用分離膜洗浄回生方法に係わり、特に、逆浸透
膜の洗浄回生に適した方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶パネルや超LSIなどを製造する電
子工業や、医薬製造工場等において、コロイド状物質及
びイオンの量をppbオーダーまで減少させたいわゆる
超純水を必要とする。このような超純水を製造する純水
製造プラントは、常圧脱気装置、逆浸透膜装置、フィル
タ装置、真空脱気装置、紫外線照射有機物分解装置、イ
オン交換装置、限外濾過膜装置などからなり、被処理水
の溶存成分や微粒子成分を除去して、比抵抗値18MΩ
・cm以上、TOC1ppb以下、0.05μm粒径の
微粒子数個/ml程度までに純度を高めることが行われて
いる。
子工業や、医薬製造工場等において、コロイド状物質及
びイオンの量をppbオーダーまで減少させたいわゆる
超純水を必要とする。このような超純水を製造する純水
製造プラントは、常圧脱気装置、逆浸透膜装置、フィル
タ装置、真空脱気装置、紫外線照射有機物分解装置、イ
オン交換装置、限外濾過膜装置などからなり、被処理水
の溶存成分や微粒子成分を除去して、比抵抗値18MΩ
・cm以上、TOC1ppb以下、0.05μm粒径の
微粒子数個/ml程度までに純度を高めることが行われて
いる。
【0003】このような純水製造プラントで用いられる
装置のうち逆浸透膜装置は、逆浸透膜に原水を溶解塩類
の浸透膜の浸透圧以上の加圧下で供給し、塩類の大半を
逆浸透膜で阻止して塩類を減少させた透過水を処理水と
して得るとともに、塩類を濃縮した被透過水を排出する
ものであるが、この処理中に原水に含まれているコロイ
ド状物質も逆浸透膜で阻止することができるので、前記
超純水の製造には好都合である。
装置のうち逆浸透膜装置は、逆浸透膜に原水を溶解塩類
の浸透膜の浸透圧以上の加圧下で供給し、塩類の大半を
逆浸透膜で阻止して塩類を減少させた透過水を処理水と
して得るとともに、塩類を濃縮した被透過水を排出する
ものであるが、この処理中に原水に含まれているコロイ
ド状物質も逆浸透膜で阻止することができるので、前記
超純水の製造には好都合である。
【0004】逆浸透膜は、以上のような操作で原水を処
理するものであるから、原水の濃縮倍率、換言すれば透
過水の回収率を大きくすればする程、一定の供給原水か
ら多量の透過水を得ることができ、コストの面で有利で
ある。
理するものであるから、原水の濃縮倍率、換言すれば透
過水の回収率を大きくすればする程、一定の供給原水か
ら多量の透過水を得ることができ、コストの面で有利で
ある。
【0005】しかしながら、カルシウム、マグネシウム
等の硬度成分、硫酸イオン、シリカなどが多量に含まれ
ている原水を逆浸透膜装置で処理する場合、透過水の回
収率を大きくすると、比較的溶解度の小さい硫酸カルシ
ウムやシリカ等の沈殿物が膜に析出して、圧力損失の増
大、透過水量の減少などの問題が生じる。
等の硬度成分、硫酸イオン、シリカなどが多量に含まれ
ている原水を逆浸透膜装置で処理する場合、透過水の回
収率を大きくすると、比較的溶解度の小さい硫酸カルシ
ウムやシリカ等の沈殿物が膜に析出して、圧力損失の増
大、透過水量の減少などの問題が生じる。
【0006】また、原水中の微生物による膜分離装置汚
染は、処理水中の微粒子として超純水の水質を悪化させ
たり、膜上に菌体が繁殖し微生物及びその代謝物等から
なる有機性物質が付着し、膜の水透過性を低下させるな
どの問題が生じる。
染は、処理水中の微粒子として超純水の水質を悪化させ
たり、膜上に菌体が繁殖し微生物及びその代謝物等から
なる有機性物質が付着し、膜の水透過性を低下させるな
どの問題が生じる。
【0007】このため、こうした膜汚染物を効率よく除
去することが膜分離装置の実使用において大きな課題と
なっている。
去することが膜分離装置の実使用において大きな課題と
なっている。
【0008】膜汚染物を除去する膜洗浄方法としては、
大きく物理的方法と化学的方法とがある。物理的方法と
しては温水、脈動、気水混合洗浄方法等があるが、装置
及び操作が複雑となる上に、十分な洗浄が発揮されない
場合が多い。このため、種々の洗浄剤を使用した化学的
洗浄方法が一般的に行われている。洗浄剤としては、界
面活性剤、酸、アルカリ、酸化・還元剤、キレート剤、
酵素等が用いられており、これらを単独ないし併用して
使用している。
大きく物理的方法と化学的方法とがある。物理的方法と
しては温水、脈動、気水混合洗浄方法等があるが、装置
及び操作が複雑となる上に、十分な洗浄が発揮されない
場合が多い。このため、種々の洗浄剤を使用した化学的
洗浄方法が一般的に行われている。洗浄剤としては、界
面活性剤、酸、アルカリ、酸化・還元剤、キレート剤、
酵素等が用いられており、これらを単独ないし併用して
使用している。
【0009】しかしながら、従来の洗浄方法では、硫酸
カルシウムやシリカ等のスケール物質と微生物及びその
代謝物等の有機性物質とからなる混合汚染物質の除去に
は適当なものがなく、膜性能の回復は十分とは言えなか
った。
カルシウムやシリカ等のスケール物質と微生物及びその
代謝物等の有機性物質とからなる混合汚染物質の除去に
は適当なものがなく、膜性能の回復は十分とは言えなか
った。
【0010】このため、膜透過水量を維持するために洗
浄頻度を多くしなければならず、膜の寿命を短くする結
果となっていた。
浄頻度を多くしなければならず、膜の寿命を短くする結
果となっていた。
【0011】一方、膜自体について見ると、従来の非対
称酢酸セルロース膜に代わって、ポリスルホン多孔性支
持膜等に、膜性能を司る活性層を被覆した高性能の複合
逆浸透膜やポリアミド製の非対称膜が出現し、近年工業
的に利用されている。
称酢酸セルロース膜に代わって、ポリスルホン多孔性支
持膜等に、膜性能を司る活性層を被覆した高性能の複合
逆浸透膜やポリアミド製の非対称膜が出現し、近年工業
的に利用されている。
【0012】しかし、このような新たに開発された逆浸
透膜は、非対称酢酸セルロース膜に比較して耐塩素性が
劣るためこれまでのように塩素による常時殺菌・洗浄を
行うことができないという問題があった。
透膜は、非対称酢酸セルロース膜に比較して耐塩素性が
劣るためこれまでのように塩素による常時殺菌・洗浄を
行うことができないという問題があった。
【0013】以上のように、超純水の製造工程のような
水処理工程に用いる水処理用分離膜においては、硫酸カ
ルシウムやシリカ等のスケール物質と微生物及びその代
謝物等の有機性物質とからなる混合汚染物質の除去には
適当なものがなく、膜透過水量を維持するために洗浄頻
度が多くなり、膜の寿命を短くするという問題があっ
た。また、複合逆浸透膜や非対称膜逆浸透膜のような高
性能の水処理用分離膜では耐塩素性が劣るため塩素によ
る常時殺菌・洗浄を行うことができず膜の高性能を生か
した運転がなされていないという問題があった。
水処理工程に用いる水処理用分離膜においては、硫酸カ
ルシウムやシリカ等のスケール物質と微生物及びその代
謝物等の有機性物質とからなる混合汚染物質の除去には
適当なものがなく、膜透過水量を維持するために洗浄頻
度が多くなり、膜の寿命を短くするという問題があっ
た。また、複合逆浸透膜や非対称膜逆浸透膜のような高
性能の水処理用分離膜では耐塩素性が劣るため塩素によ
る常時殺菌・洗浄を行うことができず膜の高性能を生か
した運転がなされていないという問題があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題を解決すべくなされたもので、膜に付着した混合汚
染物質を、膜を損傷することなく効果的に除去し、透過
水量を回生させる、逆浸透膜のような水処理用分離膜の
洗浄回生方法を提供することを目的としている。また、
第2の目的は、高性能であるが、耐塩性に欠ける水処理
用分離膜の能力を最大限に利用すべく塩素を使用せずに
効果的に混合汚染物質を除去する逆浸透膜の洗浄回生方
法を提供することにある。
問題を解決すべくなされたもので、膜に付着した混合汚
染物質を、膜を損傷することなく効果的に除去し、透過
水量を回生させる、逆浸透膜のような水処理用分離膜の
洗浄回生方法を提供することを目的としている。また、
第2の目的は、高性能であるが、耐塩性に欠ける水処理
用分離膜の能力を最大限に利用すべく塩素を使用せずに
効果的に混合汚染物質を除去する逆浸透膜の洗浄回生方
法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、従来技術
の欠点を解決すべく鋭意研究した結果、逆浸透膜に沈着
した前記混合汚染物質の除去に対しては、ホルマリンと
アルカリ助剤若しくはホルマリンとアルカリ助剤と界面
活性剤とを含有するアルカリ性溶液で洗浄するのが有効
であるとの知見を得た。しかし、ホルマリンとアルカリ
助剤若しくはホルマリンとアルカリ助剤と界面活性剤と
を含有するアルカリ性溶液を単に前記混合汚染物質に接
触させただけでは、必ずしも十分とはいいがたく、実用
的には、なお改良が望まれる。
の欠点を解決すべく鋭意研究した結果、逆浸透膜に沈着
した前記混合汚染物質の除去に対しては、ホルマリンと
アルカリ助剤若しくはホルマリンとアルカリ助剤と界面
活性剤とを含有するアルカリ性溶液で洗浄するのが有効
であるとの知見を得た。しかし、ホルマリンとアルカリ
助剤若しくはホルマリンとアルカリ助剤と界面活性剤と
を含有するアルカリ性溶液を単に前記混合汚染物質に接
触させただけでは、必ずしも十分とはいいがたく、実用
的には、なお改良が望まれる。
【0016】本発明者等は、実験を重ねた結果、膜にホ
ルマリンとアルカリ助剤若しくはホルマリンとアルカリ
助剤と界面活性剤とを含有するアルカリ性溶液で洗浄す
るに先立って、酸性溶液で洗浄を行うことにより前記混
合汚染物質が効果的に除去できることを見出だし本発明
に到達した。
ルマリンとアルカリ助剤若しくはホルマリンとアルカリ
助剤と界面活性剤とを含有するアルカリ性溶液で洗浄す
るに先立って、酸性溶液で洗浄を行うことにより前記混
合汚染物質が効果的に除去できることを見出だし本発明
に到達した。
【0017】なお、本発明は、非対称膜や複合膜の逆浸
透膜を用いたスパイラル型モジュールや中空糸型モジュ
ールなどの洗浄回生に適しているが、逆浸透膜に限ら
ず、限外濾過膜や精密濾過膜等の洗浄回生方法について
も有効である。
透膜を用いたスパイラル型モジュールや中空糸型モジュ
ールなどの洗浄回生に適しているが、逆浸透膜に限ら
ず、限外濾過膜や精密濾過膜等の洗浄回生方法について
も有効である。
【0018】したがって、本願発明は、少なくとも二つ
の洗浄段階を含む水処理用分離膜の洗浄回生方法におい
て、水処理用分離膜の膜に酸性溶液で洗浄する第1の洗
浄段階と、前記膜にホルマリンとアルカリ助剤とを含有
するアルカリ性溶液で洗浄する第2の洗浄段階を順に行
うことを特徴としている。
の洗浄段階を含む水処理用分離膜の洗浄回生方法におい
て、水処理用分離膜の膜に酸性溶液で洗浄する第1の洗
浄段階と、前記膜にホルマリンとアルカリ助剤とを含有
するアルカリ性溶液で洗浄する第2の洗浄段階を順に行
うことを特徴としている。
【0019】第2の洗浄工程に使用するアルカリ性溶液
には、界面活性剤を添加することもできる。
には、界面活性剤を添加することもできる。
【0020】アルカリ性溶液で洗浄した後には、例え
ば、予め貯留しておいた逆浸透膜の処理水などを用い
て、溶解成分が抽出されなくなるまで洗浄する。
ば、予め貯留しておいた逆浸透膜の処理水などを用い
て、溶解成分が抽出されなくなるまで洗浄する。
【0021】第1の洗浄段階は、pHを低くし酸性で溶
解する沈着物質を除去する工程である。
解する沈着物質を除去する工程である。
【0022】第1の洗浄段階に使用可能な酸としては、
洗浄溶液のpHを下げるものであれば、無機酸、有機酸
を問わず用いることができる。
洗浄溶液のpHを下げるものであれば、無機酸、有機酸
を問わず用いることができる。
【0023】本発明に使用可能な無機酸としては、塩
酸、硫酸、硝酸、リン酸、フッ化水素、三酸化クロムな
どが例示され、有機酸としては、ギ酸、酢酸、プロピオ
ン酸、乳酸のようなモノカルボン酸、シュウ酸、酒石
酸、コハク酸、リンゴ酸のようなジカルボン酸、クエン
酸のようなトリカルボン酸などが例示される。本発明に
は、例えばショウ酸、クエン酸が好適に使用される。使
用する酸溶液の濃度は、酸の種類や汚染物質の成分等に
より実験的に適宜決められるが、通常酸濃度で0.01
〜10重量%、pHで1〜5の範囲のものが使用され
る。最も好ましい酸溶液は、酸としてシュウ酸、クエン
酸、酒石酸を用いたもの、また、酸濃度としては、0.
1〜10重量%の範囲のもの、さらに、pHでは2〜4
の範囲のものである。
酸、硫酸、硝酸、リン酸、フッ化水素、三酸化クロムな
どが例示され、有機酸としては、ギ酸、酢酸、プロピオ
ン酸、乳酸のようなモノカルボン酸、シュウ酸、酒石
酸、コハク酸、リンゴ酸のようなジカルボン酸、クエン
酸のようなトリカルボン酸などが例示される。本発明に
は、例えばショウ酸、クエン酸が好適に使用される。使
用する酸溶液の濃度は、酸の種類や汚染物質の成分等に
より実験的に適宜決められるが、通常酸濃度で0.01
〜10重量%、pHで1〜5の範囲のものが使用され
る。最も好ましい酸溶液は、酸としてシュウ酸、クエン
酸、酒石酸を用いたもの、また、酸濃度としては、0.
1〜10重量%の範囲のもの、さらに、pHでは2〜4
の範囲のものである。
【0024】濃度とpHの好適範囲は、水酸化ナトリウ
ムの添加で調整することができる。第2の洗浄段階に使
用されるホルマリンの濃度は、通常0.1〜10重量%
程度が適しており、好ましくは0.5〜3重量%であ
る。ホルマリンの濃度が低過ぎると本発明の効果が少な
く、濃度高過ぎると膜を損傷するおそれがあるばかりで
なく脱薬に要する水洗時間が長時間になってしまう。
ムの添加で調整することができる。第2の洗浄段階に使
用されるホルマリンの濃度は、通常0.1〜10重量%
程度が適しており、好ましくは0.5〜3重量%であ
る。ホルマリンの濃度が低過ぎると本発明の効果が少な
く、濃度高過ぎると膜を損傷するおそれがあるばかりで
なく脱薬に要する水洗時間が長時間になってしまう。
【0025】第2の洗浄段階に使用されるアルカリ助剤
としては、アンモニア、ヒドラジン、チオ硫酸ナトリウ
ム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、メタケイ酸ナ
トリウム、セスキケイ酸ナトリウム、オルトケイ酸ナト
リウム、オルトリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウ
ム、重炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、トリポ
リリン酸ナトリウム、テトラリン酸ナトリウム、ヘキサ
メタリン酸ナトリウム等が例示される。本発明には、ア
ンモニア、ヒドラジン、水酸化ナトリウムが好適してお
り、pHの調整が容易に行える点で水酸化ナトリウムが
より好適している。 本発明に使用されるアルカリ助剤
には、それ自体では全く、またはほとんど洗浄力をもた
ないものもあるが、本発明のアルカリ性溶液において
は、著しい洗浄力増強作用を示す。
としては、アンモニア、ヒドラジン、チオ硫酸ナトリウ
ム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、メタケイ酸ナ
トリウム、セスキケイ酸ナトリウム、オルトケイ酸ナト
リウム、オルトリン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウ
ム、重炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム、トリポ
リリン酸ナトリウム、テトラリン酸ナトリウム、ヘキサ
メタリン酸ナトリウム等が例示される。本発明には、ア
ンモニア、ヒドラジン、水酸化ナトリウムが好適してお
り、pHの調整が容易に行える点で水酸化ナトリウムが
より好適している。 本発明に使用されるアルカリ助剤
には、それ自体では全く、またはほとんど洗浄力をもた
ないものもあるが、本発明のアルカリ性溶液において
は、著しい洗浄力増強作用を示す。
【0026】アルカリ性溶液のpHは9〜11が使用で
き、特に、pH10〜11の範囲がより好ましい。pH
が9未満であると洗浄効果が少なくなり、pHが11を
越えると膜を損傷するおそれがある。
き、特に、pH10〜11の範囲がより好ましい。pH
が9未満であると洗浄効果が少なくなり、pHが11を
越えると膜を損傷するおそれがある。
【0027】アルカリ性溶液に添加可能な界面活性剤と
しては合成洗剤系、石鹸系、複合石鹸系を用いることが
でき、陰イオン性で、界面活性作用がある物質であれば
いずれも用いることができる。具体的には、アルキルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム、高級アルコール硫酸エス
テルナトリウム、アルキル硫酸エステルナトリウム、ア
ルキルスルホン酸ナトリウム、アルキルスルホコハク酸
ナトリウム、脂肪酸ナトリウム石鹸、アルキル硫酸ナト
リウム、ポリオキシエテレンアルキルエーテル硫酸ナト
リウム、アルキルリン酸ナトリウムなどが例示される。
しては合成洗剤系、石鹸系、複合石鹸系を用いることが
でき、陰イオン性で、界面活性作用がある物質であれば
いずれも用いることができる。具体的には、アルキルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム、高級アルコール硫酸エス
テルナトリウム、アルキル硫酸エステルナトリウム、ア
ルキルスルホン酸ナトリウム、アルキルスルホコハク酸
ナトリウム、脂肪酸ナトリウム石鹸、アルキル硫酸ナト
リウム、ポリオキシエテレンアルキルエーテル硫酸ナト
リウム、アルキルリン酸ナトリウムなどが例示される。
【0028】界面活性剤の濃度は、逆浸透膜の種類によ
って、0.001〜10重量%の範囲で適宜調節するこ
とが望ましく、特に、0.2〜0.5重量%の範囲がよ
り好ましい。
って、0.001〜10重量%の範囲で適宜調節するこ
とが望ましく、特に、0.2〜0.5重量%の範囲がよ
り好ましい。
【0029】最適な条件は、界面活性剤としてアルキル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム、アルキルスルホン酸ナ
トリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナ
トリウムの少なくとも1種、濃度では0.2〜0.3重
量%の範囲である。
ベンゼンスルホン酸ナトリウム、アルキルスルホン酸ナ
トリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナ
トリウムの少なくとも1種、濃度では0.2〜0.3重
量%の範囲である。
【0030】前記のアニオン系界面活性剤は単独もしく
は複数併用して使用することになんら問題はない。さら
に、界面活性剤濃度が規定の範囲に調整できれば、添加
剤を含有する市販の界面活性剤を用いても差し支えな
い。
は複数併用して使用することになんら問題はない。さら
に、界面活性剤濃度が規定の範囲に調整できれば、添加
剤を含有する市販の界面活性剤を用いても差し支えな
い。
【0031】このような添加剤としては、 (1) 洗浄力増強剤、具体的にはアルミノケイ酸塩、炭酸
塩、ケイ酸塩 (2) ビルダー(分散剤)、具体的には重合リン酸塩、天
然ゼオライト、カルボキシメチルセルロース (3) 金属イオン封鎖剤、具体的にはエチレンジアミン四
酢酸(EDTA)、クエン酸、グルコン酸、ヒドロキシ
酢酸、これらの塩 などがある。
塩、ケイ酸塩 (2) ビルダー(分散剤)、具体的には重合リン酸塩、天
然ゼオライト、カルボキシメチルセルロース (3) 金属イオン封鎖剤、具体的にはエチレンジアミン四
酢酸(EDTA)、クエン酸、グルコン酸、ヒドロキシ
酢酸、これらの塩 などがある。
【0032】本発明においては、第1段階の洗浄によっ
て、原水に含有された塩類やスケール中のカルシウム
塩、鉄分、前処理装置からリークするアルミニウム錯体
等が除かれて、第2段階の洗浄液が膜上の汚染物質中へ
浸透しやすい状態になる。
て、原水に含有された塩類やスケール中のカルシウム
塩、鉄分、前処理装置からリークするアルミニウム錯体
等が除かれて、第2段階の洗浄液が膜上の汚染物質中へ
浸透しやすい状態になる。
【0033】次いで、ホルマリンとアルカリ助剤を含有
するアルカリ性溶液、または、さらに界面活性剤を添加
したアルカリ性溶液を用いて第2段階の洗浄を行う。第
2段階の洗浄によって、酸洗浄では除去し得なかった汚
染物質のほとんどが除去される。
するアルカリ性溶液、または、さらに界面活性剤を添加
したアルカリ性溶液を用いて第2段階の洗浄を行う。第
2段階の洗浄によって、酸洗浄では除去し得なかった汚
染物質のほとんどが除去される。
【0034】第1段階の洗浄は、あらかじめ必要最終濃
度になるように調整した酸性溶液を、30分〜48時
間、好ましくは60分〜24時間通液することにより行
う。
度になるように調整した酸性溶液を、30分〜48時
間、好ましくは60分〜24時間通液することにより行
う。
【0035】また、第2段階の洗浄は、あらかじめ必要
最終濃度になるように調整したアルカリ性溶液を、30
分〜48時間、好ましくは60分〜24時間通液するこ
とにより行う。
最終濃度になるように調整したアルカリ性溶液を、30
分〜48時間、好ましくは60分〜24時間通液するこ
とにより行う。
【0036】この後、被処理水を通水して膜からの抽出
が認められなくなったところで洗浄回生が完了する。
が認められなくなったところで洗浄回生が完了する。
【0037】なお、水温は5〜40℃が適しており、好
ましくは15℃〜30℃である。
ましくは15℃〜30℃である。
【0038】本発明によれば、従来の洗浄方法では除去
困難であった硫酸カルシウムやシリカ等のスケール物質
と微生物及びその代謝物等の有機性物質とからなる混合
汚染物質を膜の劣化を生じることなく効率よく除去でき
る。
困難であった硫酸カルシウムやシリカ等のスケール物質
と微生物及びその代謝物等の有機性物質とからなる混合
汚染物質を膜の劣化を生じることなく効率よく除去でき
る。
【0039】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
に基づいて詳細に説明する。
【0040】図1は、本発明を実施するために用いたモ
ジュール洗浄試験装置を説明するための図である。
ジュール洗浄試験装置を説明するための図である。
【0041】図示の装置では、原水は原水タンク1に貯
留された後、移送ポンプ2により膜前処理装置((株)
クラレ・ML−7101(0602))3に供給され、
原水中の濁質成分が除去されてから、透過水タンク4に
貯留される。モジュールを洗浄する際には、クリーニン
グタンク5に洗浄液を調整し、クリーニングポンプ6に
よりモジュール7に供給する。洗浄液を除去する際には
透過水タンク4より、透過水をRO(逆浸透)ポンプ8
と高圧ポンプ9によりモジュール7に供給する。
留された後、移送ポンプ2により膜前処理装置((株)
クラレ・ML−7101(0602))3に供給され、
原水中の濁質成分が除去されてから、透過水タンク4に
貯留される。モジュールを洗浄する際には、クリーニン
グタンク5に洗浄液を調整し、クリーニングポンプ6に
よりモジュール7に供給する。洗浄液を除去する際には
透過水タンク4より、透過水をRO(逆浸透)ポンプ8
と高圧ポンプ9によりモジュール7に供給する。
【0042】
【実施例】上述のモジュール洗浄試験装置を用いて本発
明方法と従来方法による洗浄効果の比較試験を行った。
なお、実施例における膜洗浄の効果を示す混合汚染物質
の除去率は、次式により求めたものである。
明方法と従来方法による洗浄効果の比較試験を行った。
なお、実施例における膜洗浄の効果を示す混合汚染物質
の除去率は、次式により求めたものである。
【0043】除去率(%)=(1−膜透過液中の導電率
/膜供給液中の導電率)×100実施例1 原水に工業用水を用い、この水を原水中の濁質成分を除
去するための凝集濾過装置に通水し、逆浸透膜装置(東
レ(株)、SU−720,スパイラル型逆浸透膜)に供
給した。凝集濾過装置は、濾過機の上に撹拌槽を設けた
装置であり、凝集剤としてPAC(ポリ塩化アルミニウ
ム)等を添加した原水が撹拌槽で撹拌され、マイクロフ
ロックを形成する。マイクロフロックを生成した原水は
下部のアンスラサイトと砂の二層構造濾過機に流入しこ
こで濾過操作が行われ濁質のない、きれいな水となる。
/膜供給液中の導電率)×100実施例1 原水に工業用水を用い、この水を原水中の濁質成分を除
去するための凝集濾過装置に通水し、逆浸透膜装置(東
レ(株)、SU−720,スパイラル型逆浸透膜)に供
給した。凝集濾過装置は、濾過機の上に撹拌槽を設けた
装置であり、凝集剤としてPAC(ポリ塩化アルミニウ
ム)等を添加した原水が撹拌槽で撹拌され、マイクロフ
ロックを形成する。マイクロフロックを生成した原水は
下部のアンスラサイトと砂の二層構造濾過機に流入しこ
こで濾過操作が行われ濁質のない、きれいな水となる。
【0044】逆浸透膜に使用したSU−720は、スパ
イラル型逆浸透膜モジュールであり、逆浸透膜を平膜に
成形し、織布の流路剤を挟んで袋状に加工し、メッシュ
スペーサー部分を重ねて、外周に沢山の孔を開けた管の
周りに海苔巻き状に巻いたものである。円柱状に巻かれ
た逆浸透膜を通過した水だけが中心の管に集まり、濃縮
された水は円柱の一端から排出される。
イラル型逆浸透膜モジュールであり、逆浸透膜を平膜に
成形し、織布の流路剤を挟んで袋状に加工し、メッシュ
スペーサー部分を重ねて、外周に沢山の孔を開けた管の
周りに海苔巻き状に巻いたものである。円柱状に巻かれ
た逆浸透膜を通過した水だけが中心の管に集まり、濃縮
された水は円柱の一端から排出される。
【0045】当該逆浸透膜装置への平均供給水温は20
℃、運転圧力は15kg/cm2 、水の回収率を60%
とし、24時間連続運転を行った。運転開始一週間後の
原水と膜透過水の水質は表1の通りであった。
℃、運転圧力は15kg/cm2 、水の回収率を60%
とし、24時間連続運転を行った。運転開始一週間後の
原水と膜透過水の水質は表1の通りであった。
【0046】
【表1】 運転開始2200時間頃より膜透過水量が減少しはじ
め、約5000時間の運転により膜透過水量が初期膜透
過水量に比べて32%減少したため、当該逆浸透膜装置
より先頭に充填されていたモジュールを引き抜き、次の
条件で前記モジュールの洗浄試験を行った。
め、約5000時間の運転により膜透過水量が初期膜透
過水量に比べて32%減少したため、当該逆浸透膜装置
より先頭に充填されていたモジュールを引き抜き、次の
条件で前記モジュールの洗浄試験を行った。
【0047】第1段階洗浄 水酸化ナトリウムを用いてpH2に調整した0.2重量
%のシュウ酸水溶液100 lをクリーニングタンク5
に調整し、当該逆浸透膜装置より引き抜いたモジュール
7に供給した。この際、モジュールの透過側と濃縮側よ
り流出するクリーニング液は前記タンク5に戻し、30
分間循環運転を行った。循環運転後、ポンプ6を停止
し、60分間静置した。この間にクリーニングタンク5
内の洗浄液を排出した。この第1段階の洗浄を省略した
ものを比較例1とし、効果を比較した。
%のシュウ酸水溶液100 lをクリーニングタンク5
に調整し、当該逆浸透膜装置より引き抜いたモジュール
7に供給した。この際、モジュールの透過側と濃縮側よ
り流出するクリーニング液は前記タンク5に戻し、30
分間循環運転を行った。循環運転後、ポンプ6を停止
し、60分間静置した。この間にクリーニングタンク5
内の洗浄液を排出した。この第1段階の洗浄を省略した
ものを比較例1とし、効果を比較した。
【0048】第2段階洗浄 水酸化ナトリウムを用いてpH12に調整した1.0重
量%のホルマリン水溶液100 lをクリーニングタン
ク5に調整し、前記モジュール7に供給した。この際、
モジュールの透過側と濃縮側より流出するクリーニング
液は前記タンク5に戻し、30分間供給し、さらにポン
プ8、9により透過水を供給し、水洗水中のホルマリン
濃度が0ppmになり、かつpHが中性になるまで水洗
を行った。上記洗浄方法の効果を確認するため、上記洗
浄の前後において、水温25℃に調節した1500pp
m塩化ナトリウム水溶液を用いて、当該モジュールの評
価を行った。新品時(メーカーの出荷時)のモジュール
性能との比較結果を表2(実施例1)、表3(比較例
1)に示す。
量%のホルマリン水溶液100 lをクリーニングタン
ク5に調整し、前記モジュール7に供給した。この際、
モジュールの透過側と濃縮側より流出するクリーニング
液は前記タンク5に戻し、30分間供給し、さらにポン
プ8、9により透過水を供給し、水洗水中のホルマリン
濃度が0ppmになり、かつpHが中性になるまで水洗
を行った。上記洗浄方法の効果を確認するため、上記洗
浄の前後において、水温25℃に調節した1500pp
m塩化ナトリウム水溶液を用いて、当該モジュールの評
価を行った。新品時(メーカーの出荷時)のモジュール
性能との比較結果を表2(実施例1)、表3(比較例
1)に示す。
【0049】
【表2】
【表3】 表2および表3から明らかなように、第1段階の洗浄を
行った場合の膜透過水量は新品時以上の回生をしている
のに対し、第1段階の酸性溶液での洗浄を省略した比較
例1の洗浄方法では除去率には大差はないが、膜透過水
量が新品時の約80%にまでしか回生していない。これ
により、第1段階の酸性溶液による洗浄は第2段階の洗
浄効果をより高める上で必要であることがいえる。
行った場合の膜透過水量は新品時以上の回生をしている
のに対し、第1段階の酸性溶液での洗浄を省略した比較
例1の洗浄方法では除去率には大差はないが、膜透過水
量が新品時の約80%にまでしか回生していない。これ
により、第1段階の酸性溶液による洗浄は第2段階の洗
浄効果をより高める上で必要であることがいえる。
【0050】実施例2 実施例1と同様の約5000時間運転後の逆浸透膜装置
よりモジュールを引き抜き、下記の条件によって洗浄試
験を行った。
よりモジュールを引き抜き、下記の条件によって洗浄試
験を行った。
【0051】第1段階洗浄 水酸化ナトリウムを用いてpH2に調整した0.2重量
%のシュウ酸水溶液100 lを30分間循環後、60
分間静置し、排出した。
%のシュウ酸水溶液100 lを30分間循環後、60
分間静置し、排出した。
【0052】第2段階洗浄 水酸化ナトリウムを用いてpH10(比較例2はpH
8)に調整した1.0重量%のドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウムを含有する水溶液100 lを30分間
循環後、120分間静置し、排出した。引き続き水洗を
行い、水洗水の発泡がなくなり、水洗水中のホルマリン
濃度が0ppmになり、かつpHが中性になるまで水洗
を行った。上記洗浄方法の効果を確認するため、上記洗
浄の前後において、水温25℃に調整した1500pp
m塩化ナトリウム水溶液を用いて、モジュールの評価を
行った。新品時(メーカー出荷時)のモジュールの性能
との比較結果を表4(実施例2)、表5(比較例2)に
示す。
8)に調整した1.0重量%のドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウムを含有する水溶液100 lを30分間
循環後、120分間静置し、排出した。引き続き水洗を
行い、水洗水の発泡がなくなり、水洗水中のホルマリン
濃度が0ppmになり、かつpHが中性になるまで水洗
を行った。上記洗浄方法の効果を確認するため、上記洗
浄の前後において、水温25℃に調整した1500pp
m塩化ナトリウム水溶液を用いて、モジュールの評価を
行った。新品時(メーカー出荷時)のモジュールの性能
との比較結果を表4(実施例2)、表5(比較例2)に
示す。
【表4】
【表5】 ここでは、第2段階の洗浄溶液のpHを変化させて比較
をした。表4、表5より明らかなように洗浄溶液のpH
が8である比較例2(表5)では、除去率には実施例と
の相違はないが、膜透過水量に大きな差がある。すなわ
ち、実施例2の洗浄方法ではほぼ新品時の膜透過水量に
まで回生しているのに対し、比較例2では回生率が新品
時の約77%しかない。これにより、膜に付着した汚染
物質を効果的に除去するには、第2段階の洗浄溶液のp
Hを9〜10以上にする必要があるといえる。
をした。表4、表5より明らかなように洗浄溶液のpH
が8である比較例2(表5)では、除去率には実施例と
の相違はないが、膜透過水量に大きな差がある。すなわ
ち、実施例2の洗浄方法ではほぼ新品時の膜透過水量に
まで回生しているのに対し、比較例2では回生率が新品
時の約77%しかない。これにより、膜に付着した汚染
物質を効果的に除去するには、第2段階の洗浄溶液のp
Hを9〜10以上にする必要があるといえる。
【0053】以上の実施例から明らかなように、本発明
によれば、従来の洗浄方法では除去困難であった硫酸カ
ルシウムやシリカ等のスケール物質と微生物及びその代
謝物等の有機性物質とからなる混合汚染物質を、膜の劣
化を生じることなく効率良く除去できるといえる。
によれば、従来の洗浄方法では除去困難であった硫酸カ
ルシウムやシリカ等のスケール物質と微生物及びその代
謝物等の有機性物質とからなる混合汚染物質を、膜の劣
化を生じることなく効率良く除去できるといえる。
【図1】 本発明の洗浄試験を行うモジュール洗浄試験
装置のフローチャートを説明するための図。
装置のフローチャートを説明するための図。
1……原水タンク、2……移送ポンプ、3……膜前処理
装置、4……濾過水タンク、5……クリーニングタン
ク、6……クリーニングポンプ、7……モジュール、8
……RO(逆浸透)ポンプ、9……高圧ポンプ
装置、4……濾過水タンク、5……クリーニングタン
ク、6……クリーニングポンプ、7……モジュール、8
……RO(逆浸透)ポンプ、9……高圧ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 有宏 神奈川県厚木市岡田2丁目9番8号 野村 マイクロ・サイエンス株式会社内 (72)発明者 木暮 雅彦 神奈川県厚木市岡田2丁目9番8号 野村 マイクロ・サイエンス株式会社内 (72)発明者 阿部 嗣 神奈川県厚木市岡田2丁目9番8号 野村 マイクロ・サイエンス株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 少なくとも二つの洗浄段階を含む水処理
用分離膜の洗浄回生方法において、水処理用分離膜の膜
に酸性溶液で洗浄する第1の洗浄段階と、前記膜にホル
マリンとアルカリ助剤とを含有するアルカリ性溶液で洗
浄する第2の洗浄段階を順に行うことを特徴とする逆浸
透膜の洗浄回生方法。 - 【請求項2】 少なくとも二つの洗浄段階を含む水処理
用分離膜の洗浄回生方法において、水処理用分離膜の膜
に酸性溶液で洗浄する第1の洗浄段階と、前記膜にホル
マリンとアルカリ助剤と界面活性剤とを含有するアルカ
リ性溶液で洗浄する第2の洗浄段階を順に行うことを特
徴とする水処理用分離膜の洗浄回生方法。 - 【請求項3】前記水処理用分離膜が逆浸透膜であること
を特徴とする請求項1乃至2記載の水処理用分離膜の洗
浄回生方法。 - 【請求項4】 前記第1段階の洗浄に用いる酸性溶液に
含まれる酸は有機酸であることを特徴とする請求項1乃
至3のいずれか1記載の水処理用分離膜の洗浄回生方
法。 - 【請求項5】 前記第1段階の洗浄に使用する酸性溶液
のpHは6以下であることを特徴とする請求項1乃至4
のいずれか1記載の水処理用分離膜の洗浄回生方法。 - 【請求項6】 前記第2段階の洗浄に使用するアルカリ
性溶液のpHは9以上であることを特徴とする請求項1
乃至5のいずれか1記載の水処理用分離膜の洗浄回生方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22707096A JPH1066972A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 水処理用分離膜の洗浄回生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22707096A JPH1066972A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 水処理用分離膜の洗浄回生方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1066972A true JPH1066972A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=16855065
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22707096A Withdrawn JPH1066972A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 水処理用分離膜の洗浄回生方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1066972A (ja) |
Cited By (27)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006102634A (ja) * | 2004-10-05 | 2006-04-20 | Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd | 中空糸膜の洗浄方法及び水処理設備 |
| JP2010058120A (ja) * | 2004-12-24 | 2010-03-18 | Siemens Water Technologies Corp | 膜濾過システムの洗浄 |
| US20120080058A1 (en) * | 2010-10-04 | 2012-04-05 | Saudi Arabian Oil Company | Application of Rejection Enhancing Agents (REAs) that do not have Cloud Point Limitations on Desalination Membranes |
| CN102489160A (zh) * | 2011-12-10 | 2012-06-13 | 安徽环球药业股份有限公司 | 反渗透膜钙垢清洗方法 |
| WO2013047398A1 (ja) | 2011-09-29 | 2013-04-04 | 東レ株式会社 | 複合半透膜 |
| CN103041710A (zh) * | 2013-01-11 | 2013-04-17 | 北京碧水源膜科技有限公司 | 酸性膜清洗试剂及其应用 |
| US8840783B2 (en) | 2007-05-29 | 2014-09-23 | Evoqua Water Technologies Llc | Water treatment membrane cleaning with pulsed airlift pump |
| US8858796B2 (en) | 2005-08-22 | 2014-10-14 | Evoqua Water Technologies Llc | Assembly for water filtration using a tube manifold to minimise backwash |
| US8956464B2 (en) | 2009-06-11 | 2015-02-17 | Evoqua Water Technologies Llc | Method of cleaning membranes |
| US9023206B2 (en) | 2008-07-24 | 2015-05-05 | Evoqua Water Technologies Llc | Frame system for membrane filtration modules |
| US9022224B2 (en) | 2010-09-24 | 2015-05-05 | Evoqua Water Technologies Llc | Fluid control manifold for membrane filtration system |
| JP2016185514A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | 栗田工業株式会社 | 透過膜の洗浄方法及び洗浄剤 |
| US9533261B2 (en) | 2012-06-28 | 2017-01-03 | Evoqua Water Technologies Llc | Potting method |
| US9604166B2 (en) | 2011-09-30 | 2017-03-28 | Evoqua Water Technologies Llc | Manifold arrangement |
| US9675938B2 (en) | 2005-04-29 | 2017-06-13 | Evoqua Water Technologies Llc | Chemical clean for membrane filter |
| US9764288B2 (en) | 2007-04-04 | 2017-09-19 | Evoqua Water Technologies Llc | Membrane module protection |
| US9764289B2 (en) | 2012-09-26 | 2017-09-19 | Evoqua Water Technologies Llc | Membrane securement device |
| US9815027B2 (en) | 2012-09-27 | 2017-11-14 | Evoqua Water Technologies Llc | Gas scouring apparatus for immersed membranes |
| US9914097B2 (en) | 2010-04-30 | 2018-03-13 | Evoqua Water Technologies Llc | Fluid flow distribution device |
| US9925499B2 (en) | 2011-09-30 | 2018-03-27 | Evoqua Water Technologies Llc | Isolation valve with seal for end cap of a filtration system |
| US9962865B2 (en) | 2012-09-26 | 2018-05-08 | Evoqua Water Technologies Llc | Membrane potting methods |
| US9966390B2 (en) | 2002-05-13 | 2018-05-08 | Semicondutcor Energy Laboratory Co., LTD. | Display device |
| WO2018198679A1 (ja) | 2017-04-28 | 2018-11-01 | 東レ株式会社 | 複合半透膜及びその製造方法 |
| US10322375B2 (en) | 2015-07-14 | 2019-06-18 | Evoqua Water Technologies Llc | Aeration device for filtration system |
| US10427102B2 (en) | 2013-10-02 | 2019-10-01 | Evoqua Water Technologies Llc | Method and device for repairing a membrane filtration module |
| WO2021246025A1 (ja) * | 2020-06-02 | 2021-12-09 | 栗田工業株式会社 | 分離膜の洗浄方法 |
| WO2025089362A1 (ja) * | 2023-10-24 | 2025-05-01 | 旭化成株式会社 | 分離膜又は濃縮膜の洗浄方法及び洗浄装置 |
-
1996
- 1996-08-28 JP JP22707096A patent/JPH1066972A/ja not_active Withdrawn
Cited By (42)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9966390B2 (en) | 2002-05-13 | 2018-05-08 | Semicondutcor Energy Laboratory Co., LTD. | Display device |
| JP2006102634A (ja) * | 2004-10-05 | 2006-04-20 | Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd | 中空糸膜の洗浄方法及び水処理設備 |
| JP2010058120A (ja) * | 2004-12-24 | 2010-03-18 | Siemens Water Technologies Corp | 膜濾過システムの洗浄 |
| US9675938B2 (en) | 2005-04-29 | 2017-06-13 | Evoqua Water Technologies Llc | Chemical clean for membrane filter |
| US8858796B2 (en) | 2005-08-22 | 2014-10-14 | Evoqua Water Technologies Llc | Assembly for water filtration using a tube manifold to minimise backwash |
| US8894858B1 (en) | 2005-08-22 | 2014-11-25 | Evoqua Water Technologies Llc | Method and assembly for water filtration using a tube manifold to minimize backwash |
| US9764288B2 (en) | 2007-04-04 | 2017-09-19 | Evoqua Water Technologies Llc | Membrane module protection |
| US9206057B2 (en) | 2007-05-29 | 2015-12-08 | Evoqua Water Technologies Llc | Membrane cleaning with pulsed airlift pump |
| US10507431B2 (en) | 2007-05-29 | 2019-12-17 | Evoqua Water Technologies Llc | Membrane cleaning with pulsed airlift pump |
| US9573824B2 (en) | 2007-05-29 | 2017-02-21 | Evoqua Water Technologies Llc | Membrane cleaning with pulsed airlift pump |
| US8840783B2 (en) | 2007-05-29 | 2014-09-23 | Evoqua Water Technologies Llc | Water treatment membrane cleaning with pulsed airlift pump |
| US9023206B2 (en) | 2008-07-24 | 2015-05-05 | Evoqua Water Technologies Llc | Frame system for membrane filtration modules |
| US8956464B2 (en) | 2009-06-11 | 2015-02-17 | Evoqua Water Technologies Llc | Method of cleaning membranes |
| US10441920B2 (en) | 2010-04-30 | 2019-10-15 | Evoqua Water Technologies Llc | Fluid flow distribution device |
| US9914097B2 (en) | 2010-04-30 | 2018-03-13 | Evoqua Water Technologies Llc | Fluid flow distribution device |
| US9630147B2 (en) | 2010-09-24 | 2017-04-25 | Evoqua Water Technologies Llc | Fluid control manifold for membrane filtration system |
| US9022224B2 (en) | 2010-09-24 | 2015-05-05 | Evoqua Water Technologies Llc | Fluid control manifold for membrane filtration system |
| US9216385B2 (en) * | 2010-10-04 | 2015-12-22 | Saudi Arabian Oil Company | Application of rejection enhancing agents (REAs) that do not have cloud point limitations on desalination membranes |
| US20120080058A1 (en) * | 2010-10-04 | 2012-04-05 | Saudi Arabian Oil Company | Application of Rejection Enhancing Agents (REAs) that do not have Cloud Point Limitations on Desalination Membranes |
| KR20140082644A (ko) | 2011-09-29 | 2014-07-02 | 도레이 카부시키가이샤 | 복합 반투막 |
| WO2013047398A1 (ja) | 2011-09-29 | 2013-04-04 | 東レ株式会社 | 複合半透膜 |
| US9925499B2 (en) | 2011-09-30 | 2018-03-27 | Evoqua Water Technologies Llc | Isolation valve with seal for end cap of a filtration system |
| US11065569B2 (en) | 2011-09-30 | 2021-07-20 | Rohm And Haas Electronic Materials Singapore Pte. Ltd. | Manifold arrangement |
| US9604166B2 (en) | 2011-09-30 | 2017-03-28 | Evoqua Water Technologies Llc | Manifold arrangement |
| US10391432B2 (en) | 2011-09-30 | 2019-08-27 | Evoqua Water Technologies Llc | Manifold arrangement |
| CN102489160A (zh) * | 2011-12-10 | 2012-06-13 | 安徽环球药业股份有限公司 | 反渗透膜钙垢清洗方法 |
| US9533261B2 (en) | 2012-06-28 | 2017-01-03 | Evoqua Water Technologies Llc | Potting method |
| US9764289B2 (en) | 2012-09-26 | 2017-09-19 | Evoqua Water Technologies Llc | Membrane securement device |
| US9962865B2 (en) | 2012-09-26 | 2018-05-08 | Evoqua Water Technologies Llc | Membrane potting methods |
| US9815027B2 (en) | 2012-09-27 | 2017-11-14 | Evoqua Water Technologies Llc | Gas scouring apparatus for immersed membranes |
| CN103041710A (zh) * | 2013-01-11 | 2013-04-17 | 北京碧水源膜科技有限公司 | 酸性膜清洗试剂及其应用 |
| US10427102B2 (en) | 2013-10-02 | 2019-10-01 | Evoqua Water Technologies Llc | Method and device for repairing a membrane filtration module |
| US11173453B2 (en) | 2013-10-02 | 2021-11-16 | Rohm And Haas Electronic Materials Singapores | Method and device for repairing a membrane filtration module |
| JP2016185514A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | 栗田工業株式会社 | 透過膜の洗浄方法及び洗浄剤 |
| US10322375B2 (en) | 2015-07-14 | 2019-06-18 | Evoqua Water Technologies Llc | Aeration device for filtration system |
| WO2018198679A1 (ja) | 2017-04-28 | 2018-11-01 | 東レ株式会社 | 複合半透膜及びその製造方法 |
| KR20190128241A (ko) | 2017-04-28 | 2019-11-15 | 도레이 카부시키가이샤 | 복합 반투막 및 그의 제조 방법 |
| WO2021246025A1 (ja) * | 2020-06-02 | 2021-12-09 | 栗田工業株式会社 | 分離膜の洗浄方法 |
| JP2021186779A (ja) * | 2020-06-02 | 2021-12-13 | 栗田工業株式会社 | 分離膜の洗浄方法 |
| CN115916384A (zh) * | 2020-06-02 | 2023-04-04 | 栗田工业株式会社 | 分离膜的清洗方法 |
| CN115916384B (zh) * | 2020-06-02 | 2024-03-19 | 栗田工业株式会社 | 分离膜的清洗方法 |
| WO2025089362A1 (ja) * | 2023-10-24 | 2025-05-01 | 旭化成株式会社 | 分離膜又は濃縮膜の洗浄方法及び洗浄装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| TWI421132B (zh) | 溶解氣體洗淨水之製法、製造裝置及洗淨裝置 | |
| JP7236313B2 (ja) | 膜脱気装置の洗浄方法及び超純水製造システム | |
| JP2007130523A (ja) | 水処理システムにおける膜洗浄方法 | |
| JP6540154B2 (ja) | 逆浸透膜の洗浄方法 | |
| KR20080012888A (ko) | 생성물의 막 여과 방법 | |
| JP2017113729A (ja) | 膜洗浄剤、膜洗浄液及び膜の洗浄方法 | |
| JP2015229146A (ja) | 膜モジュールの洗浄方法 | |
| CN111556852B (zh) | 部件的再生方法以及海水淡化方法 | |
| JP3200314B2 (ja) | 有機物含有酸性排水処理装置 | |
| JP2003001073A (ja) | 分離膜の洗浄方法 | |
| JP2827877B2 (ja) | 膜分離装置及びその洗浄方法 | |
| JP2005238135A (ja) | 膜分離装置の洗浄方法 | |
| JP3944973B2 (ja) | 逆浸透膜処理方法 | |
| JPH0131403B2 (ja) | ||
| JP2021045701A (ja) | 超純水製造システム及び超純水製造方法 | |
| JP7643701B2 (ja) | 分離膜洗浄方法及びそれに用いる分離膜用洗浄剤 | |
| JPS6111108A (ja) | 膜モジユ−ルの洗浄方法 | |
| JP3817799B2 (ja) | 排水の膜処理装置 | |
| JPH1157415A (ja) | 膜脱気装置の運転方法及び膜脱気装置 | |
| JPH05247868A (ja) | パルプ製造排水の処理方法 | |
| WO2007029291A1 (ja) | 分離膜洗浄用組成物 | |
| WO2005049501A1 (ja) | 有機物含有排水の処理方法及び処理装置 | |
| JPS63141694A (ja) | 超純水の製造方法 | |
| JP2003164737A (ja) | 分離膜の洗浄方法及びその装置 | |
| JPH04244290A (ja) | 水洗水循環処理方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031104 |