JPH1067105A - インクジェット記録ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

インクジェット記録ヘッド及びその製造方法

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JPH1067105A
JPH1067105A JP22815096A JP22815096A JPH1067105A JP H1067105 A JPH1067105 A JP H1067105A JP 22815096 A JP22815096 A JP 22815096A JP 22815096 A JP22815096 A JP 22815096A JP H1067105 A JPH1067105 A JP H1067105A
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JP
Japan
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flow path
ink
diaphragm
path substrate
recording head
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JP22815096A
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Hirozo Matsumoto
浩造 松本
Nobuko Kiyono
信子 清野
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高価な設備や高度な技術を必要とせず、小型
で、インクノズル密度が高く、駆動電圧が低く、価格が
安いインクジェット記録ヘッドを提供する。 【解決手段】流路基板1と振動板8を接合するのに、無
機ポリマーの塗布層を両者間に挟み、空気中で、 250℃
から 450℃で熱処理することによって生成されるシリカ
層13によっている。シリカ層13はインクの濡れ性に優
れ、優れたインク吐出特性が得られる。流路基板1とし
てシリコンウェハを採用する場合に、振動板8として厚
さ10μm 程度の薄板が入手できるステンレスや鉄- ニッ
ケル合金や鉄- ニッケル−コバルト合金が使用でき、従
来技術に比べて大幅な小型化とインクノズルの高密度化
と低駆動電圧化が低コストで実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、記録液を小滴と
してノズルより噴射して記録するインクジェット記録方
式に用いられるインクジェット記録ヘッド及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】微小なノズル孔よりインクを噴射して紙
などの記録媒体上に付着させて記録する方法は、インク
ジェット記録法として知られている。インクジェット記
録ヘッドを用いた印刷装置は、構成が簡単であるという
利点から、小型軽量が要求される卓上プリンタやファッ
クスなどの分野に広く用いられている。この方法の一つ
である、振動板に圧電素子を接着し、その圧電素子に電
圧を印加することにより、圧電素子を伸縮させ、振動板
を振動させる方式は、オンデマンド型インクジェット記
録ヘッド(以下、記録ヘッドと略称する)と呼ばれる。
この方式の記録ヘッドは、米国のカイザー氏によって、
1970年に提案されており、日本においては、特公昭53-1
2138号公報によって公告されている。この方式は、ヘッ
ド寿命が半永久的であり、ランニングコストが低いなど
の長所をもつものであり、今後広く用いられようとして
いる。
【0003】この方式の記録ヘッドは、一般的には、図
6に示す断面構造をもち、そのインク流路は、流路基板
の平面図である図5に示すような構成となっており、図
4に示すような工程によって製造される。すなわち、シ
リコンウェハ、ガラス、金属板、あるいはプラスチック
材料などからなる流路基板1には、エッチング、機械加
工あるいは金型成形などの方法で、インクノズル2、ノ
ズル流路3、インク加圧室4、インク供給路5及び流路
抵抗調整部である絞り流路6からなる複数のインク流路
11とこれらの流路につながるインク溜め7及びインク注
入口12が溝状に形成されている(工程A)。この流路基
板1に、表面仕上げ工程B1で表面仕上げされた後、蒸着
あるいはスパッタなどの方法で導電性層が形成(工程B
2)された振動板8(図4では、ガラス板)が積層・一
体化(図4の場合には、静電接合工程Cとして示す)さ
れた後、ダイサーなどによって切断・チップ化され(工
程D)、図示していないが、インクノズル周辺部にはっ
水処理が施される。次いで、インク加圧室4に対応する
位置の振動板8の反対側表面に電気機械変換素子である
圧電素子9が接着剤層10を介して接着(圧電素子の接着
工程E)されて、図6に示す構造に構成される。通常、
圧電素子9の下部電極は共通電極とされ、上部電極は個
別電極とされる。
【0004】参考までに、ここで使用している静電接合
技術は、特公昭58-5785 号公報において、インクジェッ
ト記録ヘッドの流路基板(公報では、基板)と振動板
(公報では、蓋板)の接合に適用することが公告されて
いる。なお、振動板8が金属板の場合には、工程B2の導
電性層形成工程を省略できることは言うまでもないであ
ろう。
【0005】圧電素子9と振動板8とが接着されて構成
される2層構造(以下、バイモルフ機構という)におい
て、圧電素子9にパルス状の電圧を印加すると、振動板
8が変形する。インク加圧室4側に変位させると、その
容積は急激に減少し、その減少容積相当分のインクがノ
ズル流路3に押し出され、インクノズル2から吐出さ
れ、図示していない記録媒体上に点状に付着し記録され
る。
【0006】流路基板1と振動板8とを一体化する方法
として、図4では静電接合工程Cをを示したが、静電接
合の他にも、熱圧着や拡散接合で一体化することができ
る。しかし、有機系接着剤を用いた接着法は採用されな
い。その理由は、接着剤がインク流路11に流れ込み、流
路の形状を変えたり、最悪の場合には流路を塞いでしま
うことにより、所期の特性を得ることができなくなるこ
とや、インクにより接着剤が変質して信頼性を低下させ
ることである。
【0007】したがって、流路基板1と振動板8の材質
がガラス同士やシリコンとガラスの場合には静電接合や
熱圧着が採用され、金属同士の場合には拡散接合が採用
されている。これらの接合方法では、いずれの方法にお
いても、 500℃から 900℃の高温に加熱することが必要
であり、非常に面精度の高い表面状態が要求され、接合
後に反りやうねりを発生させないためには、流路基板1
と振動板8の材質の熱膨張係数の整合が重要であり、そ
の組合せは非常に限定され、コスト高の要因となってい
る。拡散接合の場合には大型で高価な設備を必要とす
る。
【0008】このような問題点を解決した、使用できる
材質及び面状態の制限が少なく、室温に近い温度で接合
できる方法としては、特開平2-276649号公報に記載され
ているインクジェット記録ヘッドの製造方法がある。こ
の方法は、流路基板1が接着される側の振動板8の表面
にフッ素樹脂膜を被覆した後、流路基板1と振動板8と
をフッ素樹脂膜により 180℃から 250℃という低い温度
で加熱加圧接合するものである。この方法では、接合温
度が低いこと及びフッ素樹脂の塑性変形によって素材の
熱膨張係数に対する制限が大幅に緩和され、フッ素樹脂
の塑性変形が面の微小な凹凸を吸収することにより面状
態に対する制限も大幅に緩和される。しかし、インク流
路を形成する部分にフッ素樹脂が存在するとインクの濡
れ性が悪く、インクの吐出特性に悪い影響をもつので、
加熱加圧接合後にインク流路部分のフッ素樹脂を除去す
る工程が必要である。実際にインクの接触角を測定した
結果では、フッ素樹脂除去後においてもインクの接触角
が55〜65°であり、十分に実用に耐えるインク接触角の
10°よりははるかに大きい。
【0009】更に別の解決手段としては、発明者の一人
が出願している特願平7-200148号に記載のインクジェッ
ト記録ヘッドの製造方法がある。この方法は、振動板8
の一方の面に予め低融点ガラス層を形成し、この面に流
路基板1を重ね合わせて低融点ガラスの軟化点の±50℃
の温度に加熱し、0.05から5kg/cm2で加圧して接合す
る。この方法では、流路基板1と振動板8の一体化温度
が 250℃から 450℃と低くできるので、素材の熱膨張係
数に対する制限が緩和され、接合の装置自体も簡素化で
きるという利点がある。しかし、振動板8の一方の面に
低融点ガラス層を形成するために高価なスパッタ装置が
必要であり、スパッタ時にガラス組成が変化し易いの
で、ガラス組成の均質化には高度の技術が要求される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来技術の状況
に鑑み、この発明は、静電接合や熱圧着や拡散接合のよ
うな使用材料の熱膨張係数や面状態に対する厳しい制限
がなく、大型で高価な設備を必要とせず、フッ素樹脂膜
による接合法における、狭い部分では数十μm という流
路内のフッ素樹脂膜を除去するというような非常に面倒
な工程を必要とせず、低融点ガラスによる接合のよう
な、高価な設備と組成のバラツキを制御するという高度
な技術を必要としない、インクノズルを含むインク流路
部分のインクの濡れ性の優れている、小型、高密度で駆
動電圧の低いインクジェット記録ヘッド及びその製造方
法を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、無機ポリマーを流路基板と
振動板の間に挟んで 250〜450 ℃で熱処理し、生成され
たシリカ(Si02)層によって接合している。流路基板と
しては、シリコンあるいはガラスが優れており、振動板
としては、ステンレス鋼、鉄−ニッケル合金、鉄−ニッ
ケル−コバルト合金あるいはガラスのいずれかが優れて
いる。更に、シリカ層の厚さは、0.5 μm から3μm が
望ましい。
【0012】流路基板と振動板の接合工程は、流路基板
あるいは振動板のどちらかに、無機ポリマーの溶液を塗
布・乾燥し、この塗布面に振動板あるいは流路基板を重
ね合わせ、この重ね合わせた流路基板と振動板とを 250
〜450 ℃の温度で熱処理する、という工程からなる。接
合層としてのシリカ層は、無機ポリマーの溶液として塗
布・乾燥され、 250〜450 ℃の温度で熱処理されて生成
され、強固な結合力をもつ接合層となる。したがって、
塗布状態に近い状態で接合層が形成されので、液体状に
なって流路を閉塞することはなく、処理温度が低いの
で、流路基板と振動板に使用される素材の熱膨張係数に
ある程度の幅が許容される。しかも、無機ポリマーを溶
液として塗布するので、塗布面の僅かな凹凸は問題にな
らない。
【0013】したがって、流路基板の素材に、流路基板
として非常に優れているシリコンあるいはガラスを採用
すると、振動板として、10μm 程度の極薄板が入手で
き、熱膨張係数がシリコンあるいはガラスの熱膨張係数
に近い材料である、ステンレス鋼、鉄−ニッケル合金あ
るいは鉄−ニッケル−コバルト合金を採用することがで
き、インク耐食性のある薄いバイモルフ機構を実現する
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に実施例について説明する。 〔第1の実施例〕図1は、この発明による記録ヘッドの
第1の実施例の側断面図であり、図3はその製造工程図
である。従来技術と同じ機能の部分には、同じ符号を付
している。
【0015】従来技術と異なる点は、流路基板1と振動
板8の接合において、振動板8の接合側表面に塗布した
無機ポリマー溶液を乾燥した後、流路基板1と重ね合わ
せて熱処理することによりシリカ層13を生成させ、この
シリカ層13により強固に接合していることである。以下
に更に詳しく説明する。
【0016】流路基板1は厚さ0.75mmのシリコンウェハ
からなり、その一表面には、フォトエッチング工程とド
ライエッチング工程で、インクノズル2から絞り流路6
までの複数のインク流路11とインク溜め7などを含むイ
ンク通路となる溝が形成されている(工程A)。これは
従来技術と同じである。一方、工程B1で表面仕上げされ
た振動板8は厚さ30μm の鉄−46%ニッケル合金からな
り、-SiH2-NH- を基本構造とする分子量 600〜2000の無
機ポリマーの粘度約1.4mPa・s のエタノール溶液を、ス
ピンコート法で、乾燥後の厚さが3μm になるように塗
布・乾燥した(工程C1)後、前述の流路基板1と重ね合
わせ(工程C2)、加重をかけて熱処理し、無機ポリマー
層をシリカ層13に転化させ、流路基板1と振動板8を接
合した(工程C3)。生成したシリカ層の厚さは乾燥後の
塗布層の厚さの半分の 1.5μm となった。強固な接合が
得られたのは、下記の条件範囲であった。
【0017】温度: 250〜400 ℃ 圧力:0.05〜5kg
/cm2 保持時間:10〜60分 なお、シリコン及び鉄−46%ニッケル合金の線膨張係数
は、それぞれ33×10-7/℃及び85×10-7/℃である。接
合温度が高いほど、圧力は小さくかつ保持時間は短くて
も良好な接合が得られる。逆に、接合温度が低い場合に
は、高い圧力と長い時間をかけないと良好な接合が得ら
れない。上記以下の低い温度では、高い圧力と長い時間
をかけても良好な接合は得られない。上記以上の高い温
度では、接合は強固になるが記録ヘッドに問題になるほ
どの反りを生ずる。
【0018】また、シリカ層13の厚さは、 0.5μm より
薄いと全面で均一に接合することが困難となり、3μm
より厚いと、振動板が薄い場合にバイモルフとしての振
動板の変形に対する影響が大きくなる。このようにして
接合された流路基板1と振動板8の積層板のインク加圧
室4に対応する位置の振動板8の反対面に圧電素子9を
エポキシ接着剤(図では、接着剤層)10で接着した。こ
のようにして得られた記録ヘッドの圧電素子9に40Vを
印加してインクの吐出特性を測定した結果、インク吐出
速度が12m/sec であり、従来技術による記録ヘッドと同
等以上である。なお、温度サイクル試験や高温保管試験
などの信頼性試験においても、問題はなかった。
【0019】この実施例では、無機ポリマーを溶かす溶
剤としてエタノールを示したが、他のアルコール類も使
用可能である。また、塗布方法としてスピンコート法を
示したが、ディップ法(浸漬塗り)、フロー法(流し塗
り)、ロール法、スプレー法なども採用可能である。 〔第2の実施例〕図2は、この発明による記録ヘッドの
第2の実施例の側断面図である。第1の実施例と異なる
点は、流路基板1に無機ポリマー溶液を塗布することで
あり、シリカ層14が流路基板1の流路用溝内にも形成さ
れている。他は全て第1の実施例と同じである。
【0020】この場合において、シリカ層13の厚さは、
薄い方は第1の実施例と同様に、均一な接合を得るため
に 0.5μm 以上が必要であり、厚い方は流路基板の溝の
形状に対する影響が大きくなるので3μm 以下とする必
要がある。この場合の記録ヘッドも第1の実施例と同様
に、従来技術による記録ヘッドの特性と同等以上の特性
を得た。
【0021】〔第3の実施例〕第3の実施例は、第1の
実施例における振動板8を、厚さ30μm の鉄−ニッケル
−コバルト合金に変えた場合である。工程は第1の実施
例と全く同じであるので説明を省略する。強固な接合が
得られたのは、下記の条件範囲であった。 温度: 250〜400 ℃ 圧力:0.05〜5kg/cm2 保持
時間:10〜60分 なお、鉄−ニッケル−コバルト合金の線膨張係数は、65
×10-7/℃である。
【0022】シリコンとの線膨張係数の差が鉄−46%ニ
ッケル合金の場合より小さいので、接合条件の制約は少
ない。この場合の記録ヘッドも第1の実施例と同様に、
従来技術による記録ヘッドの特性と同等以上の特性を得
た。 〔第4の実施例〕第4の実施例は、第1の実施例におけ
る振動板8を、厚さ30μm のステンレス鋼(SUS304)に
変えた場合である。工程は第1の実施例と全く同じであ
るので説明を省略する。強固な接合が得られたのは、下
記の条件範囲であった。
【0023】温度: 250〜300 ℃ 圧力:2〜5kg/c
m2 保持時間:30〜90分 なお、ステンレス鋼(SUS304)の線膨張係数は、 130×
10-7/℃である。シリコンとの線膨張係数の差が鉄−46
%ニッケル合金の場合より大きいので、接合条件への制
約が厳しい。この場合の記録ヘッドも第1の実施例と同
様に、従来技術による記録ヘッドの特性と同等以上の特
性を得た。
【0024】これまでの説明は全て、エッジシューター
型の記録ヘッドに関する説明となっているが、インクノ
ズルが流路基板1を貫通して形成されると、流路基板1
に垂直方向にインクが噴射される構造となり、サイドシ
ューター型の記録ヘッドとなる。エッジシューター型も
サイドシューター型もインクノズルの開口状態を除け
ば、ほぼ同じ構造となる。したがって、この発明がサイ
ドシューター型の記録ヘッドに関しても全く同様に有効
であることは言うまでもない。
【0025】なお、上記の実施例においては、流路基板
1としてシリコンの場合を説明したが、感光性ガラスあ
るいは別のガラスを流路基板1として採用することがで
きる。特に、感光性ガラスはインク流路の形成において
有効である。
【0026】
【発明の効果】この発明によれば、無機ポリマー層を間
に挟んで、流路基板と振動板を 250〜450 ℃という低い
温度で熱処理することによって、接合することができる
ので、流路基板及び振動板の素材の熱膨張係数間にある
程度の差を許容することができ、流路基板に、微細加工
性、耐溶剤性、耐インク性及び耐熱性に優れたシリコン
ウェハを用いても、振動板として、安価で破損しにく
く、耐インク性にも優れ、厚さ10μm 程度の薄板化が可
能なステンレス、鉄−ニッケル合金あるいは鉄−ニッケ
ル−コバルト合金が使用できるようになる。このように
振動板の厚さを従来技術に比べて大幅に薄くできること
により、バイモルフの厚さを大幅に薄くすることが可能
となり、記録ヘッドの小型化、インクノズルの高密度化
及びバイモルフの駆動電圧の低電圧化が達成され、コス
トも大幅に削減できる。
【0027】また、無機ポリマーの溶液を塗布するか
ら、塗布面の表面状態に厳しい制限はなく、ある程度の
凹凸を許容することができる。接合温度が 250〜450 ℃
と低く、必要な加重も小さいので大型の高価な設備を必
要としない。熱処理して得られたシリカ層のインク接触
角の測定結果は9°であり、フッ素樹脂膜による接合法
におけるような、樹脂膜を除去するという非常に面倒な
工程を必要とせず、十分な濡れ性を確保できる。
【0028】また、低融点ガラスによる接合のような、
高価な設備と組成のバラツキを制御するという高度な技
術を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による記録ヘッドの第1の実施例の構
造を示す側断面図
【図2】この発明による第2の実施例の構造を示す側断
面図
【図3】第1の実施例の製造方法を示す製造工程図
【図4】従来技術による記録ヘッドの製造方法を示す製
造工程図
【図5】流路基板の平面図
【図6】従来技術による記録ヘッドの構造を示す側断面
【符号の説明】
1 流路基板 2 インクノズル 3
ノズル流路 4 インク加圧室 5 インク供給路 6
絞り流路 7 インク溜め 8 振動板 9
圧電素子 10 接着剤層 11 インク流路 12
インク注入口 13,14 シリカ層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクノズルからインク供給部までのイン
    ク通路の全部、あるいは、少なくともインク加圧室を含
    むインク通路の一部に相当する溝が形成されている流路
    基板と、この流路基板の溝側に接合され、流路基板とは
    反対の側の表面でインク加圧室に対向する位置に圧電素
    子が接合されている振動板とで構成されているインクジ
    ェット記録ヘッドにおいて、 流路基板と振動板が、無機ポリマーが熱処理されて生成
    されるシリカ層によって接合されていることを特徴とす
    るインクジェット記録ヘッド。
  2. 【請求項2】流路基板がシリコンあるいはガラスからな
    り、振動板がステンレス鋼、鉄−ニッケル合金、鉄−ニ
    ッケル−コバルト合金あるいはガラスのいずれか1つか
    らなることを特徴とする請求項1に記載のインクジェッ
    ト記録ヘッド。
  3. 【請求項3】流路基板と振動板を接合するシリカ層の厚
    さが、 0.5μm から3μm であることを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載のインクジェット記録ヘッド。
  4. 【請求項4】請求項1から請求項3のいずれかに記載の
    インクジェット記録ヘッドの製造方法であって、 流路基板と振動板の接合工程が、振動板に無機ポリマー
    の溶液を塗布する工程と、この塗布面に流路基板を重ね
    合わせる工程と、この重ね合わせた流路基板と振動板と
    を 250℃から 450℃の温度で熱処理する工程とからなる
    ことを特徴とするインクジェット記録ヘッドの製造方
    法。
  5. 【請求項5】請求項1から請求項3のいずれかに記載の
    インクジェット記録ヘッドの製造方法であって、 流路基板と振動板の接合工程が、流路基板に無機ポリマ
    ーの溶液を塗布する工程と、この塗布面に振動板を重ね
    合わせる工程と、この重ね合わせた流路基板と振動板と
    を 250℃から 450℃の温度で熱処理する工程とからなる
    ことを特徴とするインクジェット記録ヘッドの製造方
    法。
JP22815096A 1996-08-29 1996-08-29 インクジェット記録ヘッド及びその製造方法 Pending JPH1067105A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010184505A (ja) * 2010-06-04 2010-08-26 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010184505A (ja) * 2010-06-04 2010-08-26 Seiko Epson Corp 液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置

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