JPH1067604A - 時限溶出型農薬粒剤およびその製造方法 - Google Patents
時限溶出型農薬粒剤およびその製造方法Info
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- JPH1067604A JPH1067604A JP24115096A JP24115096A JPH1067604A JP H1067604 A JPH1067604 A JP H1067604A JP 24115096 A JP24115096 A JP 24115096A JP 24115096 A JP24115096 A JP 24115096A JP H1067604 A JPH1067604 A JP H1067604A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 優れた初期溶出抑制能を有する時限溶出型農
薬粒剤および該時限溶出型農薬粒剤を簡単に得ることの
できる製造方法を提供するものである。 【解決手段】 1種以上の農薬活性成分を含有する農薬
粒剤を合成樹脂から成る被膜材料で被覆させて得られる
被覆農薬粒剤の表面に対して、界面活性剤を付着処理す
る。
薬粒剤および該時限溶出型農薬粒剤を簡単に得ることの
できる製造方法を提供するものである。 【解決手段】 1種以上の農薬活性成分を含有する農薬
粒剤を合成樹脂から成る被膜材料で被覆させて得られる
被覆農薬粒剤の表面に対して、界面活性剤を付着処理す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時限溶出型農薬粒
剤およびその製造方法に関する。さらに詳しくは、優れ
た初期溶出抑制能を有する時限溶出型農薬粒剤および該
時限溶出型農薬粒剤を簡単に得ることのできる製造方法
に関する。
剤およびその製造方法に関する。さらに詳しくは、優れ
た初期溶出抑制能を有する時限溶出型農薬粒剤および該
時限溶出型農薬粒剤を簡単に得ることのできる製造方法
に関する。
【0002】
【背景技術】作物の栽培には、殺虫剤、殺菌剤あるいは
除草剤等の農薬が不可欠となっている。農薬の施用に際
しては、作業の省力化の観点から一度に多量の農薬を施
用することが好ましいが、多量の農薬を施用すると、農
薬の施用濃度が高くなり作物もしくは人体へ被害を及ぼ
したり、農薬の流亡等による損失が激しかったり、効果
の持続時間が極めて短かい等の欠点を有しているため、
作物の栽培期間中に数回に分けて施用するのが通例であ
る。
除草剤等の農薬が不可欠となっている。農薬の施用に際
しては、作業の省力化の観点から一度に多量の農薬を施
用することが好ましいが、多量の農薬を施用すると、農
薬の施用濃度が高くなり作物もしくは人体へ被害を及ぼ
したり、農薬の流亡等による損失が激しかったり、効果
の持続時間が極めて短かい等の欠点を有しているため、
作物の栽培期間中に数回に分けて施用するのが通例であ
る。
【0003】また、水稲栽培のように、苗の移植を必要
とする作物は、移植時に毛根が切れたり作物が折れたり
して傷みを生じ易く、苗床と本圃場との間の環境変化も
大きいので、移植後根が活着するまでは、苗は不安定な
状態にある。従って、この時期に農薬、特に除草剤を施
用したりすると、薬害による苗の発育不良や枯死を招く
恐れがある。苗の移植と同時に、除草剤等の農薬を施用
できれば、農作業の省力化に有効であるが、水稲の場合
には、上記の理由より、田植えから約1週間経過した後
でなければ除草剤を施用できないのが現状である。
とする作物は、移植時に毛根が切れたり作物が折れたり
して傷みを生じ易く、苗床と本圃場との間の環境変化も
大きいので、移植後根が活着するまでは、苗は不安定な
状態にある。従って、この時期に農薬、特に除草剤を施
用したりすると、薬害による苗の発育不良や枯死を招く
恐れがある。苗の移植と同時に、除草剤等の農薬を施用
できれば、農作業の省力化に有効であるが、水稲の場合
には、上記の理由より、田植えから約1週間経過した後
でなければ除草剤を施用できないのが現状である。
【0004】このような欠点を解消する目的で、圃場に
施用した後、農薬の有効成分である農薬活性成分が徐々
に溶出する徐放性農薬粒剤および圃場に施用した後、農
薬活性成分が一定期間溶出しない時限溶出型農薬粒剤が
研究されている。(特公昭64−5002号公報、特開
昭54−89034号公報、特開平6−9303号公
報、特開平6−9304号公報、特開平6−72805
号公報、特開平6−80514号公報、特開平5−16
3091号公報等)
施用した後、農薬の有効成分である農薬活性成分が徐々
に溶出する徐放性農薬粒剤および圃場に施用した後、農
薬活性成分が一定期間溶出しない時限溶出型農薬粒剤が
研究されている。(特公昭64−5002号公報、特開
昭54−89034号公報、特開平6−9303号公
報、特開平6−9304号公報、特開平6−72805
号公報、特開平6−80514号公報、特開平5−16
3091号公報等)
【0005】しかし、徐放性農薬粒剤では、初期溶出を
十分に抑えることができないため、薬害による苗の発育
不良や枯死を招く恐れが残っている。一方、これまでの
時限溶出型農薬粒剤は、初期溶出をしっかりと抑制する
には、限られた農薬活性成分しか使用できなかったり、
複雑な製造方法を用いなければ得られなかったりするた
め、結果として高価なものになってしまったり、農薬活
性成分の有効使用効率が低くなるといった欠点を有して
いた。そのため、安価で優れた初期溶出抑制能を有する
時限溶出型農薬粒剤および該時限溶出型農薬粒剤を簡単
に得ることのできる製造方法が望まれていた。
十分に抑えることができないため、薬害による苗の発育
不良や枯死を招く恐れが残っている。一方、これまでの
時限溶出型農薬粒剤は、初期溶出をしっかりと抑制する
には、限られた農薬活性成分しか使用できなかったり、
複雑な製造方法を用いなければ得られなかったりするた
め、結果として高価なものになってしまったり、農薬活
性成分の有効使用効率が低くなるといった欠点を有して
いた。そのため、安価で優れた初期溶出抑制能を有する
時限溶出型農薬粒剤および該時限溶出型農薬粒剤を簡単
に得ることのできる製造方法が望まれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、徐放性農薬
および時限溶出型農薬の上記現状を改善したもので、圃
場に施用後しばらくの間農薬活性成分が溶出しないか、
もしくは極めて微量の農薬活性成分しか溶出せず、一定
期間後に効果的な量の農薬活性成分を継続的に溶出させ
ることのできる優れた初期溶出抑制能を有し、しかも農
作物の栽培期間内に溶出を完了させることのできる時限
溶出型農薬粒剤を提供すること、および該時限溶出型農
薬粒剤を簡単に得ることのできる製造方法を提供するこ
とを目的とする。
および時限溶出型農薬の上記現状を改善したもので、圃
場に施用後しばらくの間農薬活性成分が溶出しないか、
もしくは極めて微量の農薬活性成分しか溶出せず、一定
期間後に効果的な量の農薬活性成分を継続的に溶出させ
ることのできる優れた初期溶出抑制能を有し、しかも農
作物の栽培期間内に溶出を完了させることのできる時限
溶出型農薬粒剤を提供すること、および該時限溶出型農
薬粒剤を簡単に得ることのできる製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明者らは、上記の課題
の解決のため鋭意検討した結果、驚いたことに、1種以
上の農薬活性成分を含有する農薬粒剤を合成樹脂から成
る被膜材料で被覆させて得られる被覆農薬粒剤の表面に
対して、界面活性剤を付着処理することにより、優れた
初期溶出抑制能を有する時限溶出型農薬粒剤が得られる
ことが分かった。また、従来技術の徐放性農薬粒剤、す
なわち施用直後から放出または溶出(以下、総称して溶
出という。)を開始するリニアタイプの徐放型農薬粒剤
の表面に対して、界面活性剤を付着処理させると、初期
溶出抑制能を有する時限放出型被覆農薬粒剤に改善する
ことができ、従来技術の時限溶出型農薬粒剤の表面に対
して、界面活性剤およびその量を選択的に付着させるこ
とにより初期溶出抑制能を簡単に調節できることを見い
出し、本発明を完成させた。
の解決のため鋭意検討した結果、驚いたことに、1種以
上の農薬活性成分を含有する農薬粒剤を合成樹脂から成
る被膜材料で被覆させて得られる被覆農薬粒剤の表面に
対して、界面活性剤を付着処理することにより、優れた
初期溶出抑制能を有する時限溶出型農薬粒剤が得られる
ことが分かった。また、従来技術の徐放性農薬粒剤、す
なわち施用直後から放出または溶出(以下、総称して溶
出という。)を開始するリニアタイプの徐放型農薬粒剤
の表面に対して、界面活性剤を付着処理させると、初期
溶出抑制能を有する時限放出型被覆農薬粒剤に改善する
ことができ、従来技術の時限溶出型農薬粒剤の表面に対
して、界面活性剤およびその量を選択的に付着させるこ
とにより初期溶出抑制能を簡単に調節できることを見い
出し、本発明を完成させた。
【0008】すなわち、本発明は以下の構成を有する。 (1)1種以上の農薬活性成分を含有する農薬粒剤を合
成樹脂から成る被膜材料で被覆させて得られる被覆農薬
粒剤の表面に、界面活性剤が付着されている時限溶出型
農薬粒剤。 (2)合成樹脂がオレフィンの重合体、その共重合体ま
たはその混合体のいずれか1種以上のものである前記第
(1)項記載の時限溶出型農薬粒剤。 (3)界面活性剤がノニオン系界面活性剤から選ばれる
1種以上のものである前記第(1)項記載の時限溶出型
農薬粒剤。 (4)界面活性剤がHLB値0.5〜40の範囲のもの
である前記第(1)項もしくは前記第(3)項のいずれ
かに記載の時限溶出型農薬粒剤。 (5)1種以上の農薬活性成分を含有する農薬粒剤を合
成樹脂から成る被膜材料で被覆させて得られる被覆農薬
粒剤の表面に対して、界面活性剤を付着処理する時限溶
出型農薬粒剤の製造方法。 (6)界面活性剤と有機溶媒よりなる界面活性剤溶液中
に、被覆農薬粒剤を浸漬し、被膜表層に界面活性剤溶液
を含浸吸着させた後、被覆農薬粒剤に付着もしくは含浸
している有機溶媒を揮発乾燥させる前記第(5)項記載
の時限溶出型農薬粒剤の製造方法。
成樹脂から成る被膜材料で被覆させて得られる被覆農薬
粒剤の表面に、界面活性剤が付着されている時限溶出型
農薬粒剤。 (2)合成樹脂がオレフィンの重合体、その共重合体ま
たはその混合体のいずれか1種以上のものである前記第
(1)項記載の時限溶出型農薬粒剤。 (3)界面活性剤がノニオン系界面活性剤から選ばれる
1種以上のものである前記第(1)項記載の時限溶出型
農薬粒剤。 (4)界面活性剤がHLB値0.5〜40の範囲のもの
である前記第(1)項もしくは前記第(3)項のいずれ
かに記載の時限溶出型農薬粒剤。 (5)1種以上の農薬活性成分を含有する農薬粒剤を合
成樹脂から成る被膜材料で被覆させて得られる被覆農薬
粒剤の表面に対して、界面活性剤を付着処理する時限溶
出型農薬粒剤の製造方法。 (6)界面活性剤と有機溶媒よりなる界面活性剤溶液中
に、被覆農薬粒剤を浸漬し、被膜表層に界面活性剤溶液
を含浸吸着させた後、被覆農薬粒剤に付着もしくは含浸
している有機溶媒を揮発乾燥させる前記第(5)項記載
の時限溶出型農薬粒剤の製造方法。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明
は、1種以上の農薬活性成分を含有する農薬粒剤を合成
樹脂から成る被膜材料で被覆させて得られる被覆農薬粒
剤の表面に、界面活性剤が付着されている時限溶出型農
薬粒剤である。本発明の時限溶出型農薬粒剤は、被覆農
薬粒剤の表面に対して、界面活性剤が処理されているこ
とを特徴とするため、該構成の被覆農薬粒剤であれば、
本発明において、どの様な被覆農薬粒剤を使用しても良
い。従来技術である徐放性農薬粒剤や時限溶出型農薬粒
剤を本発明における被覆農薬粒剤として使用しても何等
差し支えない。
は、1種以上の農薬活性成分を含有する農薬粒剤を合成
樹脂から成る被膜材料で被覆させて得られる被覆農薬粒
剤の表面に、界面活性剤が付着されている時限溶出型農
薬粒剤である。本発明の時限溶出型農薬粒剤は、被覆農
薬粒剤の表面に対して、界面活性剤が処理されているこ
とを特徴とするため、該構成の被覆農薬粒剤であれば、
本発明において、どの様な被覆農薬粒剤を使用しても良
い。従来技術である徐放性農薬粒剤や時限溶出型農薬粒
剤を本発明における被覆農薬粒剤として使用しても何等
差し支えない。
【0010】従来の被覆農薬粒剤は、種類の応じてそれ
ぞれ独特の溶出特性を有しており、圃場に施用直後から
大部分溶出するもの、徐々に溶出するもの、初期溶出抑
制期間を有するもの等があるが、本発明では、これらの
被覆農薬粒剤の表面に対して、界面活性剤を付着処理す
ることで、優れた初期溶出抑制能を付与させることがで
きる。
ぞれ独特の溶出特性を有しており、圃場に施用直後から
大部分溶出するもの、徐々に溶出するもの、初期溶出抑
制期間を有するもの等があるが、本発明では、これらの
被覆農薬粒剤の表面に対して、界面活性剤を付着処理す
ることで、優れた初期溶出抑制能を付与させることがで
きる。
【0011】本発明の時限溶出型農薬粒剤の有する初期
溶出抑制能は、合成樹脂から成る被膜材料から生成した
被膜の表面上に、界面活性剤を付着させて、被膜の透湿
性を調整することにより簡単に得られる。被膜の透湿性
を一定期間抑制し、抑制期間終了後に水分が被膜を透過
するように調整しておくと、一定期間後に水分が農薬粒
剤に作用して、徐々に農薬粒剤中の農薬活性成分が外部
へ溶出してゆく。また、農薬粒剤にベントナイトのよう
な水膨潤性物質を含有させておくと、水膨潤性物質が水
分を吸収して起こる膨潤力により被膜が崩壊し、一定期
間後に農薬活性成分を外部に溶出させることができる。
その他、多層被膜構造にしたり、前記の方法を組み合わ
せることにより、種々の溶出抑制期間と経時的溶出量を
得ることができる。
溶出抑制能は、合成樹脂から成る被膜材料から生成した
被膜の表面上に、界面活性剤を付着させて、被膜の透湿
性を調整することにより簡単に得られる。被膜の透湿性
を一定期間抑制し、抑制期間終了後に水分が被膜を透過
するように調整しておくと、一定期間後に水分が農薬粒
剤に作用して、徐々に農薬粒剤中の農薬活性成分が外部
へ溶出してゆく。また、農薬粒剤にベントナイトのよう
な水膨潤性物質を含有させておくと、水膨潤性物質が水
分を吸収して起こる膨潤力により被膜が崩壊し、一定期
間後に農薬活性成分を外部に溶出させることができる。
その他、多層被膜構造にしたり、前記の方法を組み合わ
せることにより、種々の溶出抑制期間と経時的溶出量を
得ることができる。
【0012】被覆農薬粒剤の表面に界面活性剤を付着さ
せる方法としては、特に制限はないが、界面活性剤と有
機溶媒よりなる界面活性剤溶液中に該被覆農薬粒剤を浸
漬させ、被膜表層に界面活性剤溶液を含浸吸着させた
後、被覆農薬粒剤に付着もしくは含浸している有機溶媒
を揮発乾燥させる方法が最も簡便な方法である。
せる方法としては、特に制限はないが、界面活性剤と有
機溶媒よりなる界面活性剤溶液中に該被覆農薬粒剤を浸
漬させ、被膜表層に界面活性剤溶液を含浸吸着させた
後、被覆農薬粒剤に付着もしくは含浸している有機溶媒
を揮発乾燥させる方法が最も簡便な方法である。
【0013】界面活性剤の付着状態としては、被覆農薬
粒剤の各粒子の被膜表面上に、界面活性剤が均一に付着
していることが好ましいが、多少のむらがあっても差し
支えない。また、被膜中や農薬粒剤中に予め界面活性剤
を含有させおき、被膜の表面上に界面活性剤が移行する
ようにしても良いが、低分子量の界面活性剤を用いた
り、被膜を得る際に合成樹脂等を溶解させる溶媒の溶解
パラメーターと近いものを用いなければならないため、
使用できる界面活性剤が限られてくるという欠点を有し
ており、被覆農薬粒剤の表面上を界面活性剤で直接処理
したものと比べて、初期溶出抑制期間や経時的溶出量の
調節が難しく、精度や効果が格段に劣る。また、初期溶
出抑制能を悪化させる界面活性剤も存在するので、この
方法においては、界面活性剤の選択に注意が必要であ
る。
粒剤の各粒子の被膜表面上に、界面活性剤が均一に付着
していることが好ましいが、多少のむらがあっても差し
支えない。また、被膜中や農薬粒剤中に予め界面活性剤
を含有させおき、被膜の表面上に界面活性剤が移行する
ようにしても良いが、低分子量の界面活性剤を用いた
り、被膜を得る際に合成樹脂等を溶解させる溶媒の溶解
パラメーターと近いものを用いなければならないため、
使用できる界面活性剤が限られてくるという欠点を有し
ており、被覆農薬粒剤の表面上を界面活性剤で直接処理
したものと比べて、初期溶出抑制期間や経時的溶出量の
調節が難しく、精度や効果が格段に劣る。また、初期溶
出抑制能を悪化させる界面活性剤も存在するので、この
方法においては、界面活性剤の選択に注意が必要であ
る。
【0014】初期溶出抑制期間や経時的溶出量の調節
は、界面活性剤の種類や処理量等を考慮することにより
行うことができるが、高い精度で調節するには、用いて
いる農薬活性成分の種類・物性、農薬活性成分を含有す
る農薬粒剤の粒径・粒形・組成、被膜の種類・組成・膜
厚等も考慮する必要がある。
は、界面活性剤の種類や処理量等を考慮することにより
行うことができるが、高い精度で調節するには、用いて
いる農薬活性成分の種類・物性、農薬活性成分を含有す
る農薬粒剤の粒径・粒形・組成、被膜の種類・組成・膜
厚等も考慮する必要がある。
【0015】本発明において用いる界面活性剤として
は、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、ノニオ
ン界面活性剤、両性界面活性剤はもちろんのこと帯電防
止剤も本発明でいう界面活性剤として使用することがで
き、単一種の界面活性剤であってもよく、複数の界面活
性剤を混合物として用いることもできる。本発明におい
てはノニオン界面活性剤が好ましい。
は、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、ノニオ
ン界面活性剤、両性界面活性剤はもちろんのこと帯電防
止剤も本発明でいう界面活性剤として使用することがで
き、単一種の界面活性剤であってもよく、複数の界面活
性剤を混合物として用いることもできる。本発明におい
てはノニオン界面活性剤が好ましい。
【0016】界面活性剤の具体例としては、アニオン性
界面活性剤として、アルキルアリールスルホン酸塩類、
アルキルスルホン酸塩類、スルホコハク酸エステル類、
アルキル硫酸塩類、高級脂肪酸アルカリ塩類等を挙げる
ことができ、カチオン性界面活性剤として、高級アルキ
ル・アミン塩類、第4級アンモニウム塩類等を挙げるこ
とができ、両性界面活性剤として、ベタイン型、グリシ
ン型、アラニン型、スルフォベタイン型等の両性界面活
性剤を挙げることができ、ノニオン性界面活性剤とし
て、ポリエチレン・オキサイド縮合型であるポリオキシ
エチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル、ポリオキシエチレンスチリルエーテ
ル、ポリオキシエチレンアミン、ポリオキシエチレンア
ルキルアミド、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ
ーテルやこれらの高分子、ポリオールの脂肪酸エステル
類等を挙げることができる。
界面活性剤として、アルキルアリールスルホン酸塩類、
アルキルスルホン酸塩類、スルホコハク酸エステル類、
アルキル硫酸塩類、高級脂肪酸アルカリ塩類等を挙げる
ことができ、カチオン性界面活性剤として、高級アルキ
ル・アミン塩類、第4級アンモニウム塩類等を挙げるこ
とができ、両性界面活性剤として、ベタイン型、グリシ
ン型、アラニン型、スルフォベタイン型等の両性界面活
性剤を挙げることができ、ノニオン性界面活性剤とし
て、ポリエチレン・オキサイド縮合型であるポリオキシ
エチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル、ポリオキシエチレンスチリルエーテ
ル、ポリオキシエチレンアミン、ポリオキシエチレンア
ルキルアミド、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ
ーテルやこれらの高分子、ポリオールの脂肪酸エステル
類等を挙げることができる。
【0017】本発明に用いる界面活性剤の分子量として
は、100〜1000が良く、200〜500が特に好
ましい。また、親油性部位がアルキル構造物質である界
面活性剤を使用すると、初期溶出抑制能が顕著に現れ
る。
は、100〜1000が良く、200〜500が特に好
ましい。また、親油性部位がアルキル構造物質である界
面活性剤を使用すると、初期溶出抑制能が顕著に現れ
る。
【0018】また、界面活性剤の選択においては、親水
性−親油性バランスを考慮することが重要である。一般
的に親水性が強過ぎると、水分が被膜を透過し易くなる
ため初期溶出抑制期間が極端に短くなり、反面、親油性
が強過ぎると、水分が被膜を透過する速度が遅くなるた
め初期溶出抑制期間が極端に長くなる。親水性−親油性
の均衡を表すHLB値の範囲で、0.5〜40、好まし
くは5〜19、さらに好ましくは9〜16のものが良
い。40を超えると初期溶出抑制能が得難くなり、0.
5未満だと各粒子の初期溶出抑制能にバラツキが生じ易
くなる。
性−親油性バランスを考慮することが重要である。一般
的に親水性が強過ぎると、水分が被膜を透過し易くなる
ため初期溶出抑制期間が極端に短くなり、反面、親油性
が強過ぎると、水分が被膜を透過する速度が遅くなるた
め初期溶出抑制期間が極端に長くなる。親水性−親油性
の均衡を表すHLB値の範囲で、0.5〜40、好まし
くは5〜19、さらに好ましくは9〜16のものが良
い。40を超えると初期溶出抑制能が得難くなり、0.
5未満だと各粒子の初期溶出抑制能にバラツキが生じ易
くなる。
【0019】界面活性剤の使用量は、合成樹脂から成る
被膜材料から生成される被膜の固形分量100重量部に
対して、0.001〜10重量部であり、好ましくは
0.01〜5重量部、更に好ましくは0.05〜1重量
部である。10重量部を超えると製品コストが高くなる
割に優れた効果が得られなくなり、反面、0.001重
量部未満だと初期溶出抑制能が得難くなる。
被膜材料から生成される被膜の固形分量100重量部に
対して、0.001〜10重量部であり、好ましくは
0.01〜5重量部、更に好ましくは0.05〜1重量
部である。10重量部を超えると製品コストが高くなる
割に優れた効果が得られなくなり、反面、0.001重
量部未満だと初期溶出抑制能が得難くなる。
【0020】本発明に用いる被覆農薬粒剤は、1種以上
の農薬活性成分を含有する農薬粒剤を合成樹脂から成る
被膜材料で被覆させて得られるものである。この様な被
覆農薬粒剤を得るための製造方法は、特に限定するもの
ではないが、転動または流動状態にある農薬活性成分を
含有する農薬粒剤に対して、合成樹脂を成分とする被膜
が溶解された溶解液を噴霧等の手段により吹き付けて、
農薬粒剤の表面に溶解液を付着させる一方、該付着物を
同時並行的に高速熱風流で処理して該付着物中の溶媒を
瞬時に蒸発乾燥させる方法が好適である。この方法にお
いて、農薬粒剤を流動させる装置には、流動層や噴流層
等を用いることが好ましい。
の農薬活性成分を含有する農薬粒剤を合成樹脂から成る
被膜材料で被覆させて得られるものである。この様な被
覆農薬粒剤を得るための製造方法は、特に限定するもの
ではないが、転動または流動状態にある農薬活性成分を
含有する農薬粒剤に対して、合成樹脂を成分とする被膜
が溶解された溶解液を噴霧等の手段により吹き付けて、
農薬粒剤の表面に溶解液を付着させる一方、該付着物を
同時並行的に高速熱風流で処理して該付着物中の溶媒を
瞬時に蒸発乾燥させる方法が好適である。この方法にお
いて、農薬粒剤を流動させる装置には、流動層や噴流層
等を用いることが好ましい。
【0021】本発明に用いる合成樹脂としては、常温で
水に難溶性または不溶性であれば、熱可塑性樹脂であっ
ても、熱硬化性樹脂であっても、特に限定はないが、熱
可塑性樹脂が推奨される。合成樹脂として、生分解性高
分子、光分解性高分子、酸化分解性高分子等の自然崩壊
型合成樹脂を用いると、使用後に被膜が分解し易く、消
失し易いので、このような合成樹脂は、環境にとって好
ましい材料であるといえる。生分解性高分子は、透湿性
が大きいことから、農薬活性成分(特に、水溶解度の大
きな農薬活性成分)の溶出速度を抑えることが困難なた
め、時限溶出型農薬粒剤に使用し難いものであったが、
本発明は、このような合成樹脂を用いるものに対して
も、初期溶出抑制能の優れた時限溶出型農薬粒剤とする
ことができる。
水に難溶性または不溶性であれば、熱可塑性樹脂であっ
ても、熱硬化性樹脂であっても、特に限定はないが、熱
可塑性樹脂が推奨される。合成樹脂として、生分解性高
分子、光分解性高分子、酸化分解性高分子等の自然崩壊
型合成樹脂を用いると、使用後に被膜が分解し易く、消
失し易いので、このような合成樹脂は、環境にとって好
ましい材料であるといえる。生分解性高分子は、透湿性
が大きいことから、農薬活性成分(特に、水溶解度の大
きな農薬活性成分)の溶出速度を抑えることが困難なた
め、時限溶出型農薬粒剤に使用し難いものであったが、
本発明は、このような合成樹脂を用いるものに対して
も、初期溶出抑制能の優れた時限溶出型農薬粒剤とする
ことができる。
【0022】熱硬化性樹脂としては、アマニ油とジシク
ロペンタジエン等の共重合物であるアルキド樹脂等を例
示することができる。熱可塑性樹脂としては、オレフィ
ンの重合体またはその共重合体、塩化ビニリデン重合体
およびその共重合体、ジエン系重合体、ワックス類、石
油樹脂、油脂およびその変性物、ポリエステル、塩化ビ
ニル共重合体を例示することができ、これらから選ばれ
た2種以上の混合物として使用しても良い。本発明にお
いては、オレフィンの重合体またはその共重合体、ポリ
エステルが好ましい。
ロペンタジエン等の共重合物であるアルキド樹脂等を例
示することができる。熱可塑性樹脂としては、オレフィ
ンの重合体またはその共重合体、塩化ビニリデン重合体
およびその共重合体、ジエン系重合体、ワックス類、石
油樹脂、油脂およびその変性物、ポリエステル、塩化ビ
ニル共重合体を例示することができ、これらから選ばれ
た2種以上の混合物として使用しても良い。本発明にお
いては、オレフィンの重合体またはその共重合体、ポリ
エステルが好ましい。
【0023】オレフィンの重合体またはその共重合体と
は、メチレン鎖を基本骨格とする合成高分子であり、具
体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−
プロピレン共重合体、ポリブテン、ブテン−エチレン共
重合体、ブテン−プロピレン共重合体、ポリスチレン、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸
共重合体、エチレン−メタアクリル酸エステル共重合体
等を挙げることができる。本発明では、これら上記の2
種以上の物質が任意の割合で混合されたものを用いても
良い。
は、メチレン鎖を基本骨格とする合成高分子であり、具
体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−
プロピレン共重合体、ポリブテン、ブテン−エチレン共
重合体、ブテン−プロピレン共重合体、ポリスチレン、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸
共重合体、エチレン−メタアクリル酸エステル共重合体
等を挙げることができる。本発明では、これら上記の2
種以上の物質が任意の割合で混合されたものを用いても
良い。
【0024】生分解性高分子としては、ポリエステル、
ポリウレタンもしくはポリエステルポリオールまたはポ
リエステルポリアミドから誘導されたウレタン重合体等
を挙げることができるが、ヒドロキシカルボン酸の高分
子や下記式に示される脂肪族ポリエステル共重合体が好
ましい。
ポリウレタンもしくはポリエステルポリオールまたはポ
リエステルポリアミドから誘導されたウレタン重合体等
を挙げることができるが、ヒドロキシカルボン酸の高分
子や下記式に示される脂肪族ポリエステル共重合体が好
ましい。
【0025】
【化1】
【0026】ヒドロキシカルボン酸の高分子として
は、、ポリ−ε−カプロラクトン、ポリ−δ−バレロラ
クトン、ポリ−β−プロピオラクトン、ポリ−γ−ブチ
ロラクトン、ポリ乳酸、ポリグリコール酸等のポリラク
トン類、ポリ−3−ヒドロキシ酪酸、ポリ−3−ヒドロ
キシ吉草酸等のポリヒドロキシアルカノエート類が挙げ
られる。これらの分子量としては、500〜30万程度
のものが好ましい。また、ポリ乳酸の単量体には、L
体、D体、D,L体と3種類の光学異性体が存在する
が、これらの内どれであっても本発明で使用することが
できる。
は、、ポリ−ε−カプロラクトン、ポリ−δ−バレロラ
クトン、ポリ−β−プロピオラクトン、ポリ−γ−ブチ
ロラクトン、ポリ乳酸、ポリグリコール酸等のポリラク
トン類、ポリ−3−ヒドロキシ酪酸、ポリ−3−ヒドロ
キシ吉草酸等のポリヒドロキシアルカノエート類が挙げ
られる。これらの分子量としては、500〜30万程度
のものが好ましい。また、ポリ乳酸の単量体には、L
体、D体、D,L体と3種類の光学異性体が存在する
が、これらの内どれであっても本発明で使用することが
できる。
【0027】光分解性高分子としては、エチレン−一酸
化炭素共重合体、エチレン−酢酸ビニル−一酸化炭素共
重合体、ビニル−ケトン共重合体、光分解性添加剤を加
えたオレフィンの重合体またはその共重合体の1種以上
からなるオレフィン系重合体等が挙げることができる。
化炭素共重合体、エチレン−酢酸ビニル−一酸化炭素共
重合体、ビニル−ケトン共重合体、光分解性添加剤を加
えたオレフィンの重合体またはその共重合体の1種以上
からなるオレフィン系重合体等が挙げることができる。
【0028】光分解性添加物としては、遷移金属錯体、
酸化促進剤、光増感剤等が挙げることができる。遷移金
属錯体としては、錯生成剤が酸素を介して金属に結合し
ており、かつ金属は遷移金属であるものが挙げられる。
具体的には、鉄アセチルアセトネート、鉄アセトニルア
セトネート等を例示することができる。該錯体の添加量
は、0.0001〜0.5重量%、好ましくは0.00
5〜0.2重量%である。
酸化促進剤、光増感剤等が挙げることができる。遷移金
属錯体としては、錯生成剤が酸素を介して金属に結合し
ており、かつ金属は遷移金属であるものが挙げられる。
具体的には、鉄アセチルアセトネート、鉄アセトニルア
セトネート等を例示することができる。該錯体の添加量
は、0.0001〜0.5重量%、好ましくは0.00
5〜0.2重量%である。
【0029】酸化分解性高分子としては、酸化分解促進
物質を加えたオレフィン系重合体、昇華性物質の微粒子
を含有するオレフィン系重合体等を挙げることができ
る。酸化分解促進物質としては、−C=C−不飽和結合
を有する不飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸エステル、油脂
類、ジエン系重合体、遷移金属、遷移金属化合物等が挙
げられる。具体的には、オレイン酸、リノール酸、アマ
ニ油、大豆油、ポリブタジエン等が挙げられる。酸化分
解促進物質の使用量としては、比較的低分子量のもので
は0.5〜40重量%、ジエン系重合体のような高分子
量のものは0.5〜80重量%、遷移金属および遷移金
属化合物では0.05〜20重量%が好ましい。
物質を加えたオレフィン系重合体、昇華性物質の微粒子
を含有するオレフィン系重合体等を挙げることができ
る。酸化分解促進物質としては、−C=C−不飽和結合
を有する不飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸エステル、油脂
類、ジエン系重合体、遷移金属、遷移金属化合物等が挙
げられる。具体的には、オレイン酸、リノール酸、アマ
ニ油、大豆油、ポリブタジエン等が挙げられる。酸化分
解促進物質の使用量としては、比較的低分子量のもので
は0.5〜40重量%、ジエン系重合体のような高分子
量のものは0.5〜80重量%、遷移金属および遷移金
属化合物では0.05〜20重量%が好ましい。
【0030】昇華性物質としては、硫黄、ナフタレン、
樟脳等が挙げられる。その粒径は、0.01〜30μ
m、好ましくは0.1〜20μmであり、使用量は、5
〜90重量%、好ましくは10〜80重量%が好まし
い。
樟脳等が挙げられる。その粒径は、0.01〜30μ
m、好ましくは0.1〜20μmであり、使用量は、5
〜90重量%、好ましくは10〜80重量%が好まし
い。
【0031】また、被膜には、水不溶性または難溶性無
機粉体微粉体を添加しても良い。該微粉体を添加するこ
とにより、被膜の成分である合成樹脂の使用量を節約で
き、製品コストを下げることができる。具体例として、
タルク、クレー、金属酸化物、珪酸質、ガラスおよびア
ルカリ土類金属の炭酸塩、硫酸塩等が挙げられる。水不
溶性または難溶性無機粉体微粉体は、粒径が1〜50μ
mのものが良く、20μm以下のものが好ましい。該微
粒子体が、被膜内に均一に分布するように、該微粒子体
の粒径と時限溶出型農薬粒剤の膜厚とを考慮することが
望ましい。該微粒子体の添加量は、特に制限はないが、
50〜90重量%の範囲で用いると被膜の崩壊しやすい
時限溶出型農薬粒剤が得られる。
機粉体微粉体を添加しても良い。該微粉体を添加するこ
とにより、被膜の成分である合成樹脂の使用量を節約で
き、製品コストを下げることができる。具体例として、
タルク、クレー、金属酸化物、珪酸質、ガラスおよびア
ルカリ土類金属の炭酸塩、硫酸塩等が挙げられる。水不
溶性または難溶性無機粉体微粉体は、粒径が1〜50μ
mのものが良く、20μm以下のものが好ましい。該微
粒子体が、被膜内に均一に分布するように、該微粒子体
の粒径と時限溶出型農薬粒剤の膜厚とを考慮することが
望ましい。該微粒子体の添加量は、特に制限はないが、
50〜90重量%の範囲で用いると被膜の崩壊しやすい
時限溶出型農薬粒剤が得られる。
【0032】本発明に用いる農薬粒剤は、1種以上の農
薬活性成分および造粒助剤等を用いて粒状に造粒するこ
とにより得られる。粒径は0.5〜10mmが好まし
く、0.8〜5mmが特に好ましい。これら造粒方法
は、公知方法に準じて行うことができるが、押し出し造
粒法が最も簡易である。
薬活性成分および造粒助剤等を用いて粒状に造粒するこ
とにより得られる。粒径は0.5〜10mmが好まし
く、0.8〜5mmが特に好ましい。これら造粒方法
は、公知方法に準じて行うことができるが、押し出し造
粒法が最も簡易である。
【0033】本発明で用いる農薬活性成分は、殺虫、殺
菌、除草および植物成長調整等の作用を有するものであ
る。本発明において用いる農薬活性成分は、水に溶けて
農薬活性を示すものであれば特に制限はないが、蒸散性
の小さなものが好ましい。
菌、除草および植物成長調整等の作用を有するものであ
る。本発明において用いる農薬活性成分は、水に溶けて
農薬活性を示すものであれば特に制限はないが、蒸散性
の小さなものが好ましい。
【0034】農薬活性成分としては、1−(6−クロロ
−3−ピリジルメチル)−N−ニトロイミダゾリジン−
2−イリデンアミン、O,O−ジエチル−S−2−(エ
チルチオ)エチルホスホロジチオエート、1,3−ビス
(カルバモイルチオ)−2−(N,N−ジメチルアミ
ノ)プロパン塩酸塩、2,3−ジヒドロ−2,2−ジメ
チル−7−ベンゾ〔b〕フラニル=N−ジブチルアミノ
チオ−N−メチルカルバマート、(2−イソプロピル−
4−メチルピリミジル−6)−ジエチルチオホスフェー
ト、5−ジメチルアミノ −1,2,3−トリチアンシュ
ウ酸塩、O,O−ジプロピル−O−4−メチルチオフェ
ニルホスフェート、エチル=N−〔2,3−ジヒドロ−
2,2−ジメチルベンゾフラン−7−イルオキシカルボ
ニル(メチル)アミノチオ〕−N−イソプロピル−β−
アラニナート、1−ナフチル−N−メチルカーバメー
ト、2−イソプロポキシフェニル−N−メチルカーバメ
ート、ジイソプロピル−1,3−ジチオラン−2−イリ
デン−マロネート、5−メチル−1,2,4−トリアゾ
ロ〔3,4−b〕ベンゾチアゾール、1,2,5,6−
テトラヒドロピロロ〔3,2,1−ij〕キノリン−4
−オン、3−アリルオキシ−1,2−ベンゾイソチアゾ
ール−1,1−ジオキシド、2,4−ジクロロフェノキ
シ酢酸のナトリウム塩、ジメチルアミン塩またはエチル
エステル。2−メチル−4−クロロフェノキシ酢酸のナ
トリウム塩、エチルまたはブチルエステル。2−メチル
−4−クロロフェノキシ酪酸のナトリウム塩またはエチ
ルエステル。α−(2−ナフトキシ)プロピオンアニリ
ド、S−1−メチル−1−フェニルエチル=ピペリジン
−1−カルボチオアート、S−(4−クロロベンジル)
−N,N−ジエチルチオカーバメート、5−ターシャリ
ーブチル−3−(2,4−ジクロル−5−イソプロポキ
シフェニル)−1,3,4−オキサジアゾリン−2−オ
ン、2−〔4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,
3−ジメチルピラゾール−5−イルオキシ〕アセトフェ
ノン、4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−
ジメチル−5−ピラゾリル−p−トルエンスルホネー
ト、3−イソプロピル−2,1,3−ベンゾ−チアジア
ジノン−(4)−2,2−ジオキシドまたはそのナトリ
ウム塩、2−クロロ−4−エチルアミノ−6−イソプロ
ピルアミノ−s−トリアジン、2−メチルチオ−4−エ
チルアミノ−6−(1,2−ジメチルプロピルアミノ)
−s−トリアジン、2−メチルチオ−4,6−ビス(エ
チルアミノ)−s−トリアジン、2−メチルチオ−4,
6−ビス(イソプロピルアミノ)−s−トリアジン、1
−(α,α−ジメチルベンジル)−3−(パラトリル)
尿素、メチル=α−(4,6−ジメトキシピリミジン−
2−イルカルバモイルスルファモイル)−ο−トルアー
ト、2−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ−N−メチ
ルアセトアニリド、1−(2−クロロイミダゾ[1,2
−a]ピリジン−3−イルスルホニル)−3−(4,6
−ジメトキシピリミジン−2−イル尿素、S−ベンジル
=1,2−ジメチルプロピル(エチル)チオカルバマー
ト、2−クロロ−N−(3−メトキシ−2−テニル)−
2´,6´−ジメチルアセトアニリド等を挙げることが
できるが、これらに限定されるものではない。
−3−ピリジルメチル)−N−ニトロイミダゾリジン−
2−イリデンアミン、O,O−ジエチル−S−2−(エ
チルチオ)エチルホスホロジチオエート、1,3−ビス
(カルバモイルチオ)−2−(N,N−ジメチルアミ
ノ)プロパン塩酸塩、2,3−ジヒドロ−2,2−ジメ
チル−7−ベンゾ〔b〕フラニル=N−ジブチルアミノ
チオ−N−メチルカルバマート、(2−イソプロピル−
4−メチルピリミジル−6)−ジエチルチオホスフェー
ト、5−ジメチルアミノ −1,2,3−トリチアンシュ
ウ酸塩、O,O−ジプロピル−O−4−メチルチオフェ
ニルホスフェート、エチル=N−〔2,3−ジヒドロ−
2,2−ジメチルベンゾフラン−7−イルオキシカルボ
ニル(メチル)アミノチオ〕−N−イソプロピル−β−
アラニナート、1−ナフチル−N−メチルカーバメー
ト、2−イソプロポキシフェニル−N−メチルカーバメ
ート、ジイソプロピル−1,3−ジチオラン−2−イリ
デン−マロネート、5−メチル−1,2,4−トリアゾ
ロ〔3,4−b〕ベンゾチアゾール、1,2,5,6−
テトラヒドロピロロ〔3,2,1−ij〕キノリン−4
−オン、3−アリルオキシ−1,2−ベンゾイソチアゾ
ール−1,1−ジオキシド、2,4−ジクロロフェノキ
シ酢酸のナトリウム塩、ジメチルアミン塩またはエチル
エステル。2−メチル−4−クロロフェノキシ酢酸のナ
トリウム塩、エチルまたはブチルエステル。2−メチル
−4−クロロフェノキシ酪酸のナトリウム塩またはエチ
ルエステル。α−(2−ナフトキシ)プロピオンアニリ
ド、S−1−メチル−1−フェニルエチル=ピペリジン
−1−カルボチオアート、S−(4−クロロベンジル)
−N,N−ジエチルチオカーバメート、5−ターシャリ
ーブチル−3−(2,4−ジクロル−5−イソプロポキ
シフェニル)−1,3,4−オキサジアゾリン−2−オ
ン、2−〔4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,
3−ジメチルピラゾール−5−イルオキシ〕アセトフェ
ノン、4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3−
ジメチル−5−ピラゾリル−p−トルエンスルホネー
ト、3−イソプロピル−2,1,3−ベンゾ−チアジア
ジノン−(4)−2,2−ジオキシドまたはそのナトリ
ウム塩、2−クロロ−4−エチルアミノ−6−イソプロ
ピルアミノ−s−トリアジン、2−メチルチオ−4−エ
チルアミノ−6−(1,2−ジメチルプロピルアミノ)
−s−トリアジン、2−メチルチオ−4,6−ビス(エ
チルアミノ)−s−トリアジン、2−メチルチオ−4,
6−ビス(イソプロピルアミノ)−s−トリアジン、1
−(α,α−ジメチルベンジル)−3−(パラトリル)
尿素、メチル=α−(4,6−ジメトキシピリミジン−
2−イルカルバモイルスルファモイル)−ο−トルアー
ト、2−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ−N−メチ
ルアセトアニリド、1−(2−クロロイミダゾ[1,2
−a]ピリジン−3−イルスルホニル)−3−(4,6
−ジメトキシピリミジン−2−イル尿素、S−ベンジル
=1,2−ジメチルプロピル(エチル)チオカルバマー
ト、2−クロロ−N−(3−メトキシ−2−テニル)−
2´,6´−ジメチルアセトアニリド等を挙げることが
できるが、これらに限定されるものではない。
【0035】造粒助剤としては、公知の物質を使用する
ことができ、一般的には鉱物質、植物性物質、消石灰、
尿素、硫安、塩安、化成肥料、プラスチック発泡体等が
挙げられる。鉱物質とは、ベントナイト、クレー、カオ
リン、セリサイト、タルク、酸性白土、軽石、珪砂、珪
石、炭酸カルシウム、ゼオライト、パーライト、バーミ
キュライト等が挙げられる。植物性物質としては、モミ
ガラ、オガクズ、木質粉、パルプフロック、大豆粉、ト
ウモロコシ茎、デンプン等が挙げられる。なかでも、ベ
ントナイトやデンプン等のような水膨潤性物質を用いる
と、圃場に施用後、圃場に供給された水分を吸水膨張し
て被膜に応力割れを生じさせる効果を与えることができ
る。造粒を容易に行わせしめるのにバインダーを用いて
も良い。バインダーとしては、アラビアゴム、カルボキ
シメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、リ
グニンスルホン酸塩類、ポリビニルアルコール、ポリエ
チレングリコール、界面活性剤類、流動パラフィン等を
挙げられるが、本発明においては、水溶解度の大きなも
のが望ましい。また、農薬粒剤に薬害軽減剤等種々の物
質を添加しても何等差し支えない。
ことができ、一般的には鉱物質、植物性物質、消石灰、
尿素、硫安、塩安、化成肥料、プラスチック発泡体等が
挙げられる。鉱物質とは、ベントナイト、クレー、カオ
リン、セリサイト、タルク、酸性白土、軽石、珪砂、珪
石、炭酸カルシウム、ゼオライト、パーライト、バーミ
キュライト等が挙げられる。植物性物質としては、モミ
ガラ、オガクズ、木質粉、パルプフロック、大豆粉、ト
ウモロコシ茎、デンプン等が挙げられる。なかでも、ベ
ントナイトやデンプン等のような水膨潤性物質を用いる
と、圃場に施用後、圃場に供給された水分を吸水膨張し
て被膜に応力割れを生じさせる効果を与えることができ
る。造粒を容易に行わせしめるのにバインダーを用いて
も良い。バインダーとしては、アラビアゴム、カルボキ
シメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、リ
グニンスルホン酸塩類、ポリビニルアルコール、ポリエ
チレングリコール、界面活性剤類、流動パラフィン等を
挙げられるが、本発明においては、水溶解度の大きなも
のが望ましい。また、農薬粒剤に薬害軽減剤等種々の物
質を添加しても何等差し支えない。
【0036】
【発明の効果】本発明は、優れた初期溶出抑制能を有す
る時限溶出型農薬粒剤である。この様な機能は、被覆農
薬粒剤の被膜表面に、界面活性剤を付着処理するだけで
容易に得ることができる。また、界面活性剤の種類や量
を調整することにより、初期溶出抑制能を比較的自由に
調節することができる。
る時限溶出型農薬粒剤である。この様な機能は、被覆農
薬粒剤の被膜表面に、界面活性剤を付着処理するだけで
容易に得ることができる。また、界面活性剤の種類や量
を調整することにより、初期溶出抑制能を比較的自由に
調節することができる。
【0037】
【実施例】以下、実施例によって本発明を説明するが、
本発明はこれら実施例により限定されるべきものではな
い。尚、以下の実施例における「%」は特にことわりが
ない限り「重量%」である。
本発明はこれら実施例により限定されるべきものではな
い。尚、以下の実施例における「%」は特にことわりが
ない限り「重量%」である。
【0038】(農薬粒剤の製造)農薬活性成分として2
−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ−N−メチルアセ
トアニリドが87.3%含有されている農薬15重量
部、水膨潤性を有するベントナイト30重量部、クレー
55重量部をニーダーで均一に混合し、加水混練した。
この混合物をスクリュー押し出し式造粒機(スクリーン
径0.8mmφ)で押し出し造粒した後、球形整粒機で
整粒し、造粒物を得た。次に該造粒物を熱風循環乾燥機
を用いて100℃で乾燥して篩分けを行い、農薬活性成
分が13%含有する粒径0.8〜1.4mmφの農薬粒
剤を得た。
−ベンゾチアゾール−2−イルオキシ−N−メチルアセ
トアニリドが87.3%含有されている農薬15重量
部、水膨潤性を有するベントナイト30重量部、クレー
55重量部をニーダーで均一に混合し、加水混練した。
この混合物をスクリュー押し出し式造粒機(スクリーン
径0.8mmφ)で押し出し造粒した後、球形整粒機で
整粒し、造粒物を得た。次に該造粒物を熱風循環乾燥機
を用いて100℃で乾燥して篩分けを行い、農薬活性成
分が13%含有する粒径0.8〜1.4mmφの農薬粒
剤を得た。
【0039】(被覆粒剤の製造)図1に示される噴流層
被覆装置を用いて、前記の(農薬粒剤の製造)によって
得られた農薬粒剤を、表1記載の被膜材料組成のもの
で、被覆率20%となるよう被覆し、被覆粒剤1〜4
(比較例1〜4)の被覆農薬粒剤を得た。製造方法は、
以下の方法に準拠して行った。また、被覆率は、農薬粒
剤の重量(a)と被膜の重量(b)との和を100重量
%とした被覆粒剤に対する被膜の重量(b)の比率であ
り、算式[b×100/(a+b)]で求めた値であ
る。
被覆装置を用いて、前記の(農薬粒剤の製造)によって
得られた農薬粒剤を、表1記載の被膜材料組成のもの
で、被覆率20%となるよう被覆し、被覆粒剤1〜4
(比較例1〜4)の被覆農薬粒剤を得た。製造方法は、
以下の方法に準拠して行った。また、被覆率は、農薬粒
剤の重量(a)と被膜の重量(b)との和を100重量
%とした被覆粒剤に対する被膜の重量(b)の比率であ
り、算式[b×100/(a+b)]で求めた値であ
る。
【0040】
【表1】
【0041】被覆粒剤の製造を図1のフローシートによ
り説明する。塔径250mm、高さ2000mm、窒素
ガス噴出口径50mm、円錘角50度の形状を有する噴
流塔1内へ、噴流用高温熱風(窒素ガス)を下部から上
部に向けて流入する。高温熱風は、ブロアー10から送
風され、オリフィス流量計9を通り、熱交換器8によっ
て高温に加熱されて、噴流塔1に流入され、噴流塔1の
上部に設置されている排ガス用出口3から排出される。
この高温熱風が循環している噴流塔1の内部に、前記に
よって得られた農薬粒剤5を、噴流塔1の側面に設置さ
れている農薬粒剤投入口2から3kg投入し、図1に示
されるように農薬粒剤5を流動させる。この際、流量お
よび熱風温度は、各サンプル毎に適宜調節する必要があ
り、流量はオリフィス流量計で測定しながら調節し、熱
風温度は、T1の熱風温度、T2の農薬粒剤温度、T3
の排気温度を測定しながら調節する。本実施各例におい
ては、流量(オリフィス流量計9)4m3 /min、熱
風温度(熱風温度T1)80℃±2℃で実施した。他
方、溶解槽11に、表1に示される被膜材料組成の各成
分と溶媒としてトルエンを投入し、混合撹拌することに
よって、2.5重量部の均一な被膜材料溶解液を得る。
該溶解液は、ポンプ6によって噴流塔1の下部に設置さ
れている開口0.6mmフルコーン型一流体ノズルであ
るスプレーノズル4に、流速0.2kg/minで輸送
され、流動中の農薬粒剤5に、噴霧され、吹き付けられ
る。該吹き付け工程は、流動中の農薬粒剤5の農薬粒剤
温度T2が所定の温度に達した時点から開始し、所定時
間スプレーした後、所定時間の乾燥を実施し、乾燥が終
了した時点で、ブロアー10を止め、被覆された農薬粒
剤5を、噴流塔1の最下部にある抜き出し口7より排出
し、表1に記載する被覆粒剤1〜4(比較例1〜4)の
被覆農薬粒剤を得た。
り説明する。塔径250mm、高さ2000mm、窒素
ガス噴出口径50mm、円錘角50度の形状を有する噴
流塔1内へ、噴流用高温熱風(窒素ガス)を下部から上
部に向けて流入する。高温熱風は、ブロアー10から送
風され、オリフィス流量計9を通り、熱交換器8によっ
て高温に加熱されて、噴流塔1に流入され、噴流塔1の
上部に設置されている排ガス用出口3から排出される。
この高温熱風が循環している噴流塔1の内部に、前記に
よって得られた農薬粒剤5を、噴流塔1の側面に設置さ
れている農薬粒剤投入口2から3kg投入し、図1に示
されるように農薬粒剤5を流動させる。この際、流量お
よび熱風温度は、各サンプル毎に適宜調節する必要があ
り、流量はオリフィス流量計で測定しながら調節し、熱
風温度は、T1の熱風温度、T2の農薬粒剤温度、T3
の排気温度を測定しながら調節する。本実施各例におい
ては、流量(オリフィス流量計9)4m3 /min、熱
風温度(熱風温度T1)80℃±2℃で実施した。他
方、溶解槽11に、表1に示される被膜材料組成の各成
分と溶媒としてトルエンを投入し、混合撹拌することに
よって、2.5重量部の均一な被膜材料溶解液を得る。
該溶解液は、ポンプ6によって噴流塔1の下部に設置さ
れている開口0.6mmフルコーン型一流体ノズルであ
るスプレーノズル4に、流速0.2kg/minで輸送
され、流動中の農薬粒剤5に、噴霧され、吹き付けられ
る。該吹き付け工程は、流動中の農薬粒剤5の農薬粒剤
温度T2が所定の温度に達した時点から開始し、所定時
間スプレーした後、所定時間の乾燥を実施し、乾燥が終
了した時点で、ブロアー10を止め、被覆された農薬粒
剤5を、噴流塔1の最下部にある抜き出し口7より排出
し、表1に記載する被覆粒剤1〜4(比較例1〜4)の
被覆農薬粒剤を得た。
【0042】(界面活性剤処理)100mLビーカー
に、表2に示す界面活性剤をアセトンに分散もしくは溶
解させた処理液50gと表2に示す被覆粒剤1gを投入
し、2分間撹拌し、ろ過、乾燥して各被覆粒剤の被膜表
面に界面活性剤の付着処理を行った。該付着処理を10
回繰り返し本発明品である時限溶出型農薬粒剤(実施例
1〜8)を得た。用いる界面活性剤、処理濃度および被
覆粒剤は、表2に示す通りである。
に、表2に示す界面活性剤をアセトンに分散もしくは溶
解させた処理液50gと表2に示す被覆粒剤1gを投入
し、2分間撹拌し、ろ過、乾燥して各被覆粒剤の被膜表
面に界面活性剤の付着処理を行った。該付着処理を10
回繰り返し本発明品である時限溶出型農薬粒剤(実施例
1〜8)を得た。用いる界面活性剤、処理濃度および被
覆粒剤は、表2に示す通りである。
【0043】
【表2】
【0044】(水中溶出試験)実施例1〜8(時限溶出
型農薬粒剤)、比較例1〜4(被覆農薬粒剤)をサンプ
ルに用いた水中溶出試験を行った。水中溶出試験は、以
下の方法に準じて実施した。キャップ付試験管(12m
m×72mm)に、水を1.5mL入れ、試験管1本当
たりに、各サンプルを1粒投入後キャップした。これを
実施各例および比較各例に対し、100管(100粒)
用いて、水温20℃一定の条件下で、各サンプルが崩壊
する個数をカウントした。カウントする時期は、試験開
始から1週間までは毎日行い、10日目以降からは、5
日毎とした。各サンプルの崩壊数を経過時間と共に加算
してゆき、各サンプルの累積溶出曲線(累積溶出率)を
得た。その結果を図2〜図5に示した。
型農薬粒剤)、比較例1〜4(被覆農薬粒剤)をサンプ
ルに用いた水中溶出試験を行った。水中溶出試験は、以
下の方法に準じて実施した。キャップ付試験管(12m
m×72mm)に、水を1.5mL入れ、試験管1本当
たりに、各サンプルを1粒投入後キャップした。これを
実施各例および比較各例に対し、100管(100粒)
用いて、水温20℃一定の条件下で、各サンプルが崩壊
する個数をカウントした。カウントする時期は、試験開
始から1週間までは毎日行い、10日目以降からは、5
日毎とした。各サンプルの崩壊数を経過時間と共に加算
してゆき、各サンプルの累積溶出曲線(累積溶出率)を
得た。その結果を図2〜図5に示した。
【0045】図2の結果より、界面活性剤の付着処理を
施していない比較例1は、水中溶出試験を開始した後2
0日目から溶出が始まっている。これに対し、比較例1
の被覆粒剤(被覆農薬粒剤)に、濃度を変えて界面活性
剤の付着処理を施した実施例1〜3は、25日目(実施
例1)、27日目(実施例2)、30日目(実施例3)
と、比較例1の20日目に比べ、溶出開始時期が長くな
っているのが分かる。この様に、被覆農薬粒剤に対し
て、界面活性剤を付着処理すると溶出開始時期を長くす
る、すなわち初期溶出抑制効果が向上することが分かっ
た。また、界面活性剤の処理濃度を変化させ、付着含有
量を変えることにより、初期溶出抑制能を調節できるこ
とが分かった。
施していない比較例1は、水中溶出試験を開始した後2
0日目から溶出が始まっている。これに対し、比較例1
の被覆粒剤(被覆農薬粒剤)に、濃度を変えて界面活性
剤の付着処理を施した実施例1〜3は、25日目(実施
例1)、27日目(実施例2)、30日目(実施例3)
と、比較例1の20日目に比べ、溶出開始時期が長くな
っているのが分かる。この様に、被覆農薬粒剤に対し
て、界面活性剤を付着処理すると溶出開始時期を長くす
る、すなわち初期溶出抑制効果が向上することが分かっ
た。また、界面活性剤の処理濃度を変化させ、付着含有
量を変えることにより、初期溶出抑制能を調節できるこ
とが分かった。
【0046】また、図3の結果より、比較例1の被覆粒
剤(被覆農薬粒剤)に、種類を変えて界面活性剤の付着
処理を施した実施例3〜6は、30日目(実施例3)、
25日目(実施例4)、25日目(実施例5)、35日
目(実施例6)と、比較例1の20日目に比べ、溶出開
始時期が長くなっているのが分かる。この様に、被覆農
薬粒剤に対して、界面活性剤を付着処理すると初期溶出
抑制能が向上し、界面活性剤の種類を検討することによ
り、初期溶出溶性能を調節できることが分かった。
剤(被覆農薬粒剤)に、種類を変えて界面活性剤の付着
処理を施した実施例3〜6は、30日目(実施例3)、
25日目(実施例4)、25日目(実施例5)、35日
目(実施例6)と、比較例1の20日目に比べ、溶出開
始時期が長くなっているのが分かる。この様に、被覆農
薬粒剤に対して、界面活性剤を付着処理すると初期溶出
抑制能が向上し、界面活性剤の種類を検討することによ
り、初期溶出溶性能を調節できることが分かった。
【0047】図4は、界面活性剤が配合されている被膜
材料を用いて被覆した時限溶出型農薬粒剤(比較例2)
と被覆農薬粒剤に対して界面活性剤を付着処理した時限
溶出型農薬粒剤(実施例4)とが有する初期溶出抑制能
を比べたものである。比較例2は、比較例1の被覆粒剤
(被覆農薬粒剤)の被膜に、界面活性剤2を添加したも
のであるが、界面活性剤を添加することにより、溶出開
始時期が短くなっているのが分かる。これに対し、実施
例4は、比較例1の被覆粒剤(被覆農薬粒剤)の被膜
に、界面活性剤2を付着処理したものであり、溶出開始
時期が長くなっているのが分かる。この様に、本発明の
効果を得るには、被膜に対して界面活性剤を付着処理す
ることが確実な方法であり、界面活性剤が添加されてい
る被膜材料で被覆すると、初期溶出抑制能を悪化させる
場合がある。
材料を用いて被覆した時限溶出型農薬粒剤(比較例2)
と被覆農薬粒剤に対して界面活性剤を付着処理した時限
溶出型農薬粒剤(実施例4)とが有する初期溶出抑制能
を比べたものである。比較例2は、比較例1の被覆粒剤
(被覆農薬粒剤)の被膜に、界面活性剤2を添加したも
のであるが、界面活性剤を添加することにより、溶出開
始時期が短くなっているのが分かる。これに対し、実施
例4は、比較例1の被覆粒剤(被覆農薬粒剤)の被膜
に、界面活性剤2を付着処理したものであり、溶出開始
時期が長くなっているのが分かる。この様に、本発明の
効果を得るには、被膜に対して界面活性剤を付着処理す
ることが確実な方法であり、界面活性剤が添加されてい
る被膜材料で被覆すると、初期溶出抑制能を悪化させる
場合がある。
【0048】図5は、初期溶出抑制能を有さない徐放性
被覆粒剤に対して、界面活性剤を付着処理し、その初期
溶出抑制能を調べたものである。実施例7は、比較例3
の被覆粒剤(徐放性被覆農薬粒剤)に対して、界面活性
剤を付着処理したものであるが、界面活性剤を付着させ
ることにより、溶出開始時期を3日間長くでき、累積溶
出曲線も比較的なだらかになっているのが分かる。実施
例8と比較例4とを比較しても、同様の結果であること
が分かった。
被覆粒剤に対して、界面活性剤を付着処理し、その初期
溶出抑制能を調べたものである。実施例7は、比較例3
の被覆粒剤(徐放性被覆農薬粒剤)に対して、界面活性
剤を付着処理したものであるが、界面活性剤を付着させ
ることにより、溶出開始時期を3日間長くでき、累積溶
出曲線も比較的なだらかになっているのが分かる。実施
例8と比較例4とを比較しても、同様の結果であること
が分かった。
【0049】(溶出精度試験)水中溶出試験における累
積溶出率が5%に到達した日数を製造ロットの異なるサ
ンプルで10回測定し、その平均値(x)および変動係
数(σ/x)を求めた。その結果を表3に示す。試験
は、(被覆粒剤の製造)に準拠し、製造ロットの異なる
比較例1を10サンプル得て実施したものと、該10サ
ンプルに対して界面活性剤を付着処理した実施例1の1
0サンプルで実施したものである。この結果から明らか
なように、実施例1は、界面活性剤の付着処理が施され
ていない比較例1に比べ、変動係数(σ/x)が小さ
く、初期溶出抑制能にバラツキのない高精度のものとな
っていることが分かる。
積溶出率が5%に到達した日数を製造ロットの異なるサ
ンプルで10回測定し、その平均値(x)および変動係
数(σ/x)を求めた。その結果を表3に示す。試験
は、(被覆粒剤の製造)に準拠し、製造ロットの異なる
比較例1を10サンプル得て実施したものと、該10サ
ンプルに対して界面活性剤を付着処理した実施例1の1
0サンプルで実施したものである。この結果から明らか
なように、実施例1は、界面活性剤の付着処理が施され
ていない比較例1に比べ、変動係数(σ/x)が小さ
く、初期溶出抑制能にバラツキのない高精度のものとな
っていることが分かる。
【0050】
【表3】
【図1】噴流層のフローシートの図
【図2】実施例1〜3と比較例1の溶出特性図
【図3】実施例3〜6と比較例1の溶出特性図
【図4】実施例4と比較例1〜2の溶出特性図
【図5】実施例7〜8と比較例3〜4の溶出特性図
1.噴流塔 2.農薬粒剤投入口 3.排ガス出口 4.スプレーノズル 5.農薬粒剤 6.ポンプ 7.抜き出し口 8.熱交換器 9.オリフィス流量計 10.ブロアー 11.溶解槽 12.被膜材料の混合溶解液 T1 .熱風温度 T2 .農薬粒剤温度 T3 .排気温度 SL.スチーム
Claims (6)
- 【請求項1】 1種以上の農薬活性成分を含有する農薬
粒剤を合成樹脂から成る被膜材料で被覆させて得られる
被覆農薬粒剤の表面に、界面活性剤が付着されているこ
とを特徴とする時限溶出型農薬粒剤。 - 【請求項2】 合成樹脂がオレフィンの重合体、その共
重合体またはその混合体のいずれか1種以上のものであ
ることを特徴とする請求項1記載の時限溶出型農薬粒
剤。 - 【請求項3】 界面活性剤がノニオン系界面活性剤から
選ばれる1種以上のものであることを特徴とする請求項
1記載の時限溶出型農薬粒剤。 - 【請求項4】 界面活性剤がHLB値0.5〜40の範
囲のものであることを特徴とする請求項1もしくは請求
項3のいずれかに記載の時限溶出型農薬粒剤。 - 【請求項5】 1種以上の農薬活性成分を含有する農薬
粒剤を合成樹脂から成る被膜材料で被覆させて得られる
被覆農薬粒剤の表面に対して、界面活性剤を付着処理す
ることを特徴とする時限溶出型農薬粒剤の製造方法。 - 【請求項6】 界面活性剤と有機溶媒よりなる界面活性
剤溶液中に、被覆農薬粒剤を浸漬し、被膜表層に界面活
性剤溶液を含浸吸着させた後、被覆農薬粒剤に付着もし
くは含浸している有機溶媒を揮発乾燥させることを特徴
とする請求項5記載の時限溶出型農薬粒剤の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24115096A JPH1067604A (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | 時限溶出型農薬粒剤およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24115096A JPH1067604A (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | 時限溶出型農薬粒剤およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1067604A true JPH1067604A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=17070017
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24115096A Pending JPH1067604A (ja) | 1996-08-23 | 1996-08-23 | 時限溶出型農薬粒剤およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1067604A (ja) |
-
1996
- 1996-08-23 JP JP24115096A patent/JPH1067604A/ja active Pending
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