JPH1070426A - 圧電共振部品の製造方法 - Google Patents
圧電共振部品の製造方法Info
- Publication number
- JPH1070426A JPH1070426A JP8226328A JP22632896A JPH1070426A JP H1070426 A JPH1070426 A JP H1070426A JP 8226328 A JP8226328 A JP 8226328A JP 22632896 A JP22632896 A JP 22632896A JP H1070426 A JPH1070426 A JP H1070426A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermosetting resin
- piezoelectric resonator
- piezoelectric
- resin layer
- sealing plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 安定した振動空間と良好な密封性を有する圧
電共振部品を提供することを目的としている。 【解決手段】 封止板4上に、熱硬化性樹脂を圧電共振
子1の振動空間とこの振動空間以外に圧電共振子1と封
止板4との間に四カ所に空間6を形成するように塗布し
て樹脂層5を形成する。次に樹脂層5の表面にフッ素樹
脂シートを密着させ、加熱して樹脂層5を半硬化状態に
する。続いて封止板4で圧電共振子1を挟んで加圧、加
熱して樹脂層5を完全硬化させる。
電共振部品を提供することを目的としている。 【解決手段】 封止板4上に、熱硬化性樹脂を圧電共振
子1の振動空間とこの振動空間以外に圧電共振子1と封
止板4との間に四カ所に空間6を形成するように塗布し
て樹脂層5を形成する。次に樹脂層5の表面にフッ素樹
脂シートを密着させ、加熱して樹脂層5を半硬化状態に
する。続いて封止板4で圧電共振子1を挟んで加圧、加
熱して樹脂層5を完全硬化させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電共振子を封止
板と共に積層した圧電共振部品の製造方法に関するもの
である。
板と共に積層した圧電共振部品の製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の圧電共振部品は、特開平2−30
9707号公報等に開示されているように、表、裏面に
振動電極とこの振動電極に接続した引き出し電極とを形
成した圧電共振子を、圧電共振子に面する側に凹部が形
成されている二枚の封止板間に設置して積層体を形成
し、この積層体の端面に外部電極を形成することによっ
て構成している。このような圧電共振部品の構造例を図
4に示す。
9707号公報等に開示されているように、表、裏面に
振動電極とこの振動電極に接続した引き出し電極とを形
成した圧電共振子を、圧電共振子に面する側に凹部が形
成されている二枚の封止板間に設置して積層体を形成
し、この積層体の端面に外部電極を形成することによっ
て構成している。このような圧電共振部品の構造例を図
4に示す。
【0003】図4は圧電共振子と封止板の積層前の分解
斜視図である。同図において11は圧電共振子、12,
13は表、裏面に形成された振動電極および引き出し電
極である。14は封止板であり、圧電共振子11に面す
る側に凹部が形成されており、その凹部周辺部に樹脂1
5を塗布し、圧電共振子11と接着する。図5(a)は
圧電共振子11を二枚の封止板14間に設置し、外部電
極16を形成した状態を表している。また図5(b)は
図5(a)のA−B面における断面図である。このよう
に封止板14の凹部と樹脂層15によって、圧電共振子
11上の振動電極12による振動を阻害しないように空
間を確保している。
斜視図である。同図において11は圧電共振子、12,
13は表、裏面に形成された振動電極および引き出し電
極である。14は封止板であり、圧電共振子11に面す
る側に凹部が形成されており、その凹部周辺部に樹脂1
5を塗布し、圧電共振子11と接着する。図5(a)は
圧電共振子11を二枚の封止板14間に設置し、外部電
極16を形成した状態を表している。また図5(b)は
図5(a)のA−B面における断面図である。このよう
に封止板14の凹部と樹脂層15によって、圧電共振子
11上の振動電極12による振動を阻害しないように空
間を確保している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記方法では、封止板
14を磁器で構成する時は、凹部を磁器の焼成前に形成
しなければならず、焼成の際、変形や歪みが生じ易く、
寸法精度の高い封止板を得ることができなかった。そし
て、変形や歪みが大きい封止板14と圧電共振子11と
を単に樹脂15を塗布して接着するだけでは、封止板1
4自体のそりやうねり等のために、封止板14と圧電共
振子11との間に樹脂層15が充分行き渡らず、密封性
が悪く、耐水、耐湿性に劣る。そのため、樹脂15を形
成する接着剤の量を増やしたりして、密封性は向上させ
ていたが、封止板14の凹部から圧電共振子11の振動
電極12側に接着剤がしみ出して振動を妨げて圧電共振
子11の特性を劣化させるという問題点を有していた。
14を磁器で構成する時は、凹部を磁器の焼成前に形成
しなければならず、焼成の際、変形や歪みが生じ易く、
寸法精度の高い封止板を得ることができなかった。そし
て、変形や歪みが大きい封止板14と圧電共振子11と
を単に樹脂15を塗布して接着するだけでは、封止板1
4自体のそりやうねり等のために、封止板14と圧電共
振子11との間に樹脂層15が充分行き渡らず、密封性
が悪く、耐水、耐湿性に劣る。そのため、樹脂15を形
成する接着剤の量を増やしたりして、密封性は向上させ
ていたが、封止板14の凹部から圧電共振子11の振動
電極12側に接着剤がしみ出して振動を妨げて圧電共振
子11の特性を劣化させるという問題点を有していた。
【0005】そこで本発明は、安定した振動空間と良好
な密封性を有する圧電共振部品を提供することを目的と
している。
な密封性を有する圧電共振部品を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の圧電共振部品の製造方法は、封止板の圧電共
振子側の面上に前記振動電極及びその近傍領域に対応す
る振動空間とこの振動空間以外に少なくとも一カ所の空
間を有するように耐熱性固形物を含有させた熱硬化性樹
脂を塗布する工程と、前記熱硬化性樹脂を半硬化する工
程と、前記圧電共振子の表、裏面を二枚の前記封止板で
挟み、前記半硬化状態の熱硬化性樹脂を本硬化させる工
程とを備えたものであり、これにより上記目的が達成で
きる。
に本発明の圧電共振部品の製造方法は、封止板の圧電共
振子側の面上に前記振動電極及びその近傍領域に対応す
る振動空間とこの振動空間以外に少なくとも一カ所の空
間を有するように耐熱性固形物を含有させた熱硬化性樹
脂を塗布する工程と、前記熱硬化性樹脂を半硬化する工
程と、前記圧電共振子の表、裏面を二枚の前記封止板で
挟み、前記半硬化状態の熱硬化性樹脂を本硬化させる工
程とを備えたものであり、これにより上記目的が達成で
きる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、表、裏面にそれぞれ振動電極と、この振動電極に電
気的に接続した引き出し電極を設けた圧電共振子と、こ
の圧電共振子の表、裏面を熱硬化性樹脂層を介して設け
た封止板とを備えた圧電共振部品の製造方法において、
前記封止板の圧電共振子側の面上に前記振動電極及びそ
の近傍領域に対応する振動空間とこの振動空間以外に少
なくとも一カ所の空間を有するように耐熱性固形物を含
有させた熱硬化性樹脂を塗布する工程と、前記熱硬化性
樹脂を半硬化する工程と、前記圧電共振子の表、裏面を
二枚の前記封止板で挟み、前記半硬化状態の熱硬化性樹
脂を本硬化させる工程とを備えた圧電共振部品の製造方
法であり、熱硬化性樹脂の圧電共振子の振動電極側への
流れ込みを防ぐことができる。
は、表、裏面にそれぞれ振動電極と、この振動電極に電
気的に接続した引き出し電極を設けた圧電共振子と、こ
の圧電共振子の表、裏面を熱硬化性樹脂層を介して設け
た封止板とを備えた圧電共振部品の製造方法において、
前記封止板の圧電共振子側の面上に前記振動電極及びそ
の近傍領域に対応する振動空間とこの振動空間以外に少
なくとも一カ所の空間を有するように耐熱性固形物を含
有させた熱硬化性樹脂を塗布する工程と、前記熱硬化性
樹脂を半硬化する工程と、前記圧電共振子の表、裏面を
二枚の前記封止板で挟み、前記半硬化状態の熱硬化性樹
脂を本硬化させる工程とを備えた圧電共振部品の製造方
法であり、熱硬化性樹脂の圧電共振子の振動電極側への
流れ込みを防ぐことができる。
【0008】請求項2に記載の発明は、熱硬化性樹脂を
塗布後、この熱硬化性樹脂表面に面精度の高いフッ素樹
脂シートを密着させてから前記熱硬化性樹脂を半硬化状
態にすることを特徴とする請求項1に記載の圧電共振部
品の製造方法であり、封止板の面精度が向上するので振
動電極の密封性が向上する。
塗布後、この熱硬化性樹脂表面に面精度の高いフッ素樹
脂シートを密着させてから前記熱硬化性樹脂を半硬化状
態にすることを特徴とする請求項1に記載の圧電共振部
品の製造方法であり、封止板の面精度が向上するので振
動電極の密封性が向上する。
【0009】請求項3に記載の発明は、表、裏面にそれ
ぞれ振動電極とこの振動電極に電気的に接続した引き出
し電極を設けた圧電共振子と、この圧電共振子の表、裏
面を熱硬化性樹脂層を介して設けた封止板とを備えた圧
電共振部品の製造方法において、前記封止板の圧電共振
子側の面上に前記振動電極及びその近傍領域に対応する
振動空間を有するように耐熱性固形物を含有させた第1
の熱硬化性樹脂を塗布し、硬化させる工程と、次にこの
第1の熱硬化性樹脂の上に耐熱性固形物を含有させた第
2の熱硬化性樹脂を塗布し、半硬化させる工程と、前記
圧電共振子の表、裏面を二枚の前記封止板で挟み、前記
半硬化状態の第2の熱硬化性樹脂を本硬化させる工程と
を備えた圧電共振部品の製造方法であり、熱硬化性樹脂
の圧電共振子の振動電極側への流れ込みを防ぐことがで
きる。
ぞれ振動電極とこの振動電極に電気的に接続した引き出
し電極を設けた圧電共振子と、この圧電共振子の表、裏
面を熱硬化性樹脂層を介して設けた封止板とを備えた圧
電共振部品の製造方法において、前記封止板の圧電共振
子側の面上に前記振動電極及びその近傍領域に対応する
振動空間を有するように耐熱性固形物を含有させた第1
の熱硬化性樹脂を塗布し、硬化させる工程と、次にこの
第1の熱硬化性樹脂の上に耐熱性固形物を含有させた第
2の熱硬化性樹脂を塗布し、半硬化させる工程と、前記
圧電共振子の表、裏面を二枚の前記封止板で挟み、前記
半硬化状態の第2の熱硬化性樹脂を本硬化させる工程と
を備えた圧電共振部品の製造方法であり、熱硬化性樹脂
の圧電共振子の振動電極側への流れ込みを防ぐことがで
きる。
【0010】請求項4に記載の発明は、第2の熱硬化性
樹脂は、振動電極及びその近傍領域に対応する振動空間
以外に少なくとも一カ所の空間を有するように塗布した
請求項3に記載の圧電共振部品の製造方法であり、熱硬
化性樹脂の圧電共振子の振動電極側への流れ込みを防ぐ
ことができる。
樹脂は、振動電極及びその近傍領域に対応する振動空間
以外に少なくとも一カ所の空間を有するように塗布した
請求項3に記載の圧電共振部品の製造方法であり、熱硬
化性樹脂の圧電共振子の振動電極側への流れ込みを防ぐ
ことができる。
【0011】請求項5に記載の発明は、第2の熱硬化性
樹脂を塗布後、この第2の熱硬化性樹脂表面に面精度の
高いフッ素樹脂シートを密着させてから前記熱硬化性樹
脂を半硬化状態にすることを特徴とする請求項3に記載
の圧電共振部品の製造方法であり、封止板の面精度が向
上するので振動電極の密封性が向上する。
樹脂を塗布後、この第2の熱硬化性樹脂表面に面精度の
高いフッ素樹脂シートを密着させてから前記熱硬化性樹
脂を半硬化状態にすることを特徴とする請求項3に記載
の圧電共振部品の製造方法であり、封止板の面精度が向
上するので振動電極の密封性が向上する。
【0012】以下、本発明の実施の形態について図1か
ら図3を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の第1の実施の形態にお
ける圧電共振子と封止板との積層前の状態を表す分解斜
視図である。
ら図3を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の第1の実施の形態にお
ける圧電共振子と封止板との積層前の状態を表す分解斜
視図である。
【0013】同図において1は圧電共振子であり、圧電
共振子1の表、裏面に振動励振用の振動電極2とこの振
動電極2に接続された引き出し電極3がそれぞれ形成さ
れている。4は封止板であり、5は印刷により形成した
樹脂層で、圧電共振子1の振動空間を形成するととも
に、この振動空間以外に圧電共振子1と封止板4との間
に四カ所に空間6を形成している。この樹脂層5には、
耐熱性固形物(例えばAl2O3,SiC)を混入してい
る。また空間6は、樹脂層5の外周部に凹部形成するこ
とにより設けている。樹脂層5が熱硬化性樹脂層の場
合、樹脂層5の種類に応じた温度で所定時間以上加熱す
ることによって硬化させる。加熱する温度によって、硬
化に要する時間と硬化後の強度は異なるが、熱硬化性樹
脂層の硬化に要する過程は、おおよそ室温から温度を上
昇させると一旦粘度が高くなり、ある温度を越えると再
び粘度が小さくなって完全に硬化する。この完全に硬化
する前の再度粘度が小さくなりはじめるあたりの温度で
特定の時間加熱すると、樹脂層5はゲル状に半硬化した
状態になる。
共振子1の表、裏面に振動励振用の振動電極2とこの振
動電極2に接続された引き出し電極3がそれぞれ形成さ
れている。4は封止板であり、5は印刷により形成した
樹脂層で、圧電共振子1の振動空間を形成するととも
に、この振動空間以外に圧電共振子1と封止板4との間
に四カ所に空間6を形成している。この樹脂層5には、
耐熱性固形物(例えばAl2O3,SiC)を混入してい
る。また空間6は、樹脂層5の外周部に凹部形成するこ
とにより設けている。樹脂層5が熱硬化性樹脂層の場
合、樹脂層5の種類に応じた温度で所定時間以上加熱す
ることによって硬化させる。加熱する温度によって、硬
化に要する時間と硬化後の強度は異なるが、熱硬化性樹
脂層の硬化に要する過程は、おおよそ室温から温度を上
昇させると一旦粘度が高くなり、ある温度を越えると再
び粘度が小さくなって完全に硬化する。この完全に硬化
する前の再度粘度が小さくなりはじめるあたりの温度で
特定の時間加熱すると、樹脂層5はゲル状に半硬化した
状態になる。
【0014】この特性を利用して、本実施の形態におけ
る圧電共振部品の製造方法は、封止板4の圧電共振子1
に面する側に、耐熱性固形物(例えばAl2O3,Si
C)を混入した熱硬化性樹脂を圧電共振子1の振動空間
とこの振動空間以外に圧電共振子1と封止板4との間に
四カ所に空間6を形成するパターンで印刷等により塗布
して樹脂層5を形成する。次にこの樹脂層5の表面に面
精度の高いフッ素樹脂のシートとを密着させ、前記温度
と時間で加熱して樹脂層5を半硬化状態にする。
る圧電共振部品の製造方法は、封止板4の圧電共振子1
に面する側に、耐熱性固形物(例えばAl2O3,Si
C)を混入した熱硬化性樹脂を圧電共振子1の振動空間
とこの振動空間以外に圧電共振子1と封止板4との間に
四カ所に空間6を形成するパターンで印刷等により塗布
して樹脂層5を形成する。次にこの樹脂層5の表面に面
精度の高いフッ素樹脂のシートとを密着させ、前記温度
と時間で加熱して樹脂層5を半硬化状態にする。
【0015】続いて封止板4で圧電共振子1を挟んで特
定の加圧力で加圧すると、半硬化した樹脂層5が圧電共
振子1のそりやうねりに沿って変形して、圧電共振子1
と封止板4との密着性が向上する。この状態で特定の温
度と時間で加熱し、樹脂層5を完全硬化させる。このと
き、圧電共振子1と封止板4との間に空間6を設けてい
るため、樹脂層5の流れが空間6に集中し、樹脂層5が
振動電極2の近傍に流れることなく、一定の形状の振動
空間を安定に形成することができる。
定の加圧力で加圧すると、半硬化した樹脂層5が圧電共
振子1のそりやうねりに沿って変形して、圧電共振子1
と封止板4との密着性が向上する。この状態で特定の温
度と時間で加熱し、樹脂層5を完全硬化させる。このと
き、圧電共振子1と封止板4との間に空間6を設けてい
るため、樹脂層5の流れが空間6に集中し、樹脂層5が
振動電極2の近傍に流れることなく、一定の形状の振動
空間を安定に形成することができる。
【0016】このような圧電共振部品の製造方法をとる
ことにより、気密性が高く特性の安定した圧電共振部品
を得ることができる。
ことにより、気密性が高く特性の安定した圧電共振部品
を得ることができる。
【0017】なお、本実施の形態では一枚の圧電共振子
1と二枚の封止板4とを積層した例で説明したが、複数
の圧電共振子を積層する場合にも同様の効果が得られ
る。
1と二枚の封止板4とを積層した例で説明したが、複数
の圧電共振子を積層する場合にも同様の効果が得られ
る。
【0018】(実施の形態2)図2は本発明の第2の実
施の形態における圧電共振子と封止板との積層前の状態
を表す分解斜視図である。同図において1は圧電共振子
であり、圧電共振子1の表、裏面に振動電極2と引き出
し電極3がそれぞれ形成されている。4は封止板であ
り、5,7は圧電共振子1の振動空間を形成する樹脂層
であり、耐熱性固形物(例えばAl2O3,SiC)を混
入している。
施の形態における圧電共振子と封止板との積層前の状態
を表す分解斜視図である。同図において1は圧電共振子
であり、圧電共振子1の表、裏面に振動電極2と引き出
し電極3がそれぞれ形成されている。4は封止板であ
り、5,7は圧電共振子1の振動空間を形成する樹脂層
であり、耐熱性固形物(例えばAl2O3,SiC)を混
入している。
【0019】本実施の形態における圧電共振部品の製造
方法は、圧電共振子1の表、裏面に振動空間を形成でき
るように樹脂を封止板4上に、印刷等により塗布して、
樹脂層5を形成する。次に、樹脂層5の表面に面精度の
高いフッ素樹脂のシートを密着させ、特定の温度と時間
で加熱して硬化させる。さらに、樹脂層5の上に圧電共
振子1の振動空間を形成できるように樹脂を印刷等によ
り塗布して、樹脂層7を形成する。次に樹脂層7の表面
に面精度の高いフッ素樹脂のシートを密着させ、特定の
温度と時間で加熱して半硬化状態にする。続いてこの封
止板4で圧電共振子1を挟んで特定の加圧力で加圧する
と、半硬化した樹脂層7が圧電共振子1のそりやうねり
に沿って変形して、圧電共振子1と封止板4との密着性
が向上する。この状態で特定の温度と時間で加熱するこ
とで、樹脂層7を完全硬化させる。このとき樹脂層5が
あるため樹脂層7の振動電極2への流れ込みは、更に低
減される。
方法は、圧電共振子1の表、裏面に振動空間を形成でき
るように樹脂を封止板4上に、印刷等により塗布して、
樹脂層5を形成する。次に、樹脂層5の表面に面精度の
高いフッ素樹脂のシートを密着させ、特定の温度と時間
で加熱して硬化させる。さらに、樹脂層5の上に圧電共
振子1の振動空間を形成できるように樹脂を印刷等によ
り塗布して、樹脂層7を形成する。次に樹脂層7の表面
に面精度の高いフッ素樹脂のシートを密着させ、特定の
温度と時間で加熱して半硬化状態にする。続いてこの封
止板4で圧電共振子1を挟んで特定の加圧力で加圧する
と、半硬化した樹脂層7が圧電共振子1のそりやうねり
に沿って変形して、圧電共振子1と封止板4との密着性
が向上する。この状態で特定の温度と時間で加熱するこ
とで、樹脂層7を完全硬化させる。このとき樹脂層5が
あるため樹脂層7の振動電極2への流れ込みは、更に低
減される。
【0020】このような圧電共振部品の製造方法をとる
ことにより、気密性が高く特性の安定した圧電共振部品
を得ることができる。
ことにより、気密性が高く特性の安定した圧電共振部品
を得ることができる。
【0021】なお、本実施の形態においても一枚の圧電
共振子1と二枚の封止板4とを積層した例で説明した
が、複数の圧電共振子を積層する場合にも同様に適用す
ることができる。
共振子1と二枚の封止板4とを積層した例で説明した
が、複数の圧電共振子を積層する場合にも同様に適用す
ることができる。
【0022】(実施の形態3)図3は本発明の第3の実
施の形態における圧電共振子と封止板との積層前の状態
を表す分解斜視図である。同図において1は圧電共振子
であり、圧電共振子1の表、裏面に振動電極2と引き出
し電極3がそれぞれ形成されている。4は封止板であ
り、5は圧電共振子1の振動空間を形成した耐熱性固形
物(例えばAl2O3,SiC)を混入した樹脂層であ
る。7は、樹脂層5の上に圧電共振子1の振動空間を形
成し、この樹脂層5と圧電共振子1との間に四カ所に空
間6を有するように印刷により形成した樹脂層であり、
耐熱性固形物(例えばAl2O3,SiC)を混入してい
る。
施の形態における圧電共振子と封止板との積層前の状態
を表す分解斜視図である。同図において1は圧電共振子
であり、圧電共振子1の表、裏面に振動電極2と引き出
し電極3がそれぞれ形成されている。4は封止板であ
り、5は圧電共振子1の振動空間を形成した耐熱性固形
物(例えばAl2O3,SiC)を混入した樹脂層であ
る。7は、樹脂層5の上に圧電共振子1の振動空間を形
成し、この樹脂層5と圧電共振子1との間に四カ所に空
間6を有するように印刷により形成した樹脂層であり、
耐熱性固形物(例えばAl2O3,SiC)を混入してい
る。
【0023】本実施の形態における圧電共振部品の製造
方法は、圧電共振子1の振動空間を形成できる形状に樹
脂を封止板4に、印刷等により塗布して、樹脂層5を形
成し、この樹脂層5の表面に面精度の高いフッ素樹脂の
シートを密着させ、特定の温度と時間で加熱して硬化さ
せる。次に、樹脂層5の上に圧電共振子1の振動空間と
この振動空間以外に四カ所、樹脂層5と圧電共振子1と
の間に空間6を形成できるように樹脂を印刷等により塗
布して、樹脂層7を形成する。空間6は樹脂層7の外周
に凹部を形成することにより形成する。この樹脂層7の
表面に面精度の高いフッ素樹脂のシートを密着させ、特
定の温度と時間で加熱して半硬化状態にする。続いて封
止板4で圧電共振子1を挟んで一定の加圧力で加圧する
と、半硬化した樹脂層7が圧電共振子1のそりやうねり
に沿って変形して、圧電共振子1と封止板4との密着性
が向上する。この状態で特定の温度と時間で加熱するこ
とで、樹脂層7を完全硬化させる。このとき、樹脂層5
と圧電共振子1との間に空間6を設けているため、樹脂
層7の流れが空間6に集中し、また樹脂層5があるため
樹脂層7の振動電極2への流れ込みは、更に低減され
る。
方法は、圧電共振子1の振動空間を形成できる形状に樹
脂を封止板4に、印刷等により塗布して、樹脂層5を形
成し、この樹脂層5の表面に面精度の高いフッ素樹脂の
シートを密着させ、特定の温度と時間で加熱して硬化さ
せる。次に、樹脂層5の上に圧電共振子1の振動空間と
この振動空間以外に四カ所、樹脂層5と圧電共振子1と
の間に空間6を形成できるように樹脂を印刷等により塗
布して、樹脂層7を形成する。空間6は樹脂層7の外周
に凹部を形成することにより形成する。この樹脂層7の
表面に面精度の高いフッ素樹脂のシートを密着させ、特
定の温度と時間で加熱して半硬化状態にする。続いて封
止板4で圧電共振子1を挟んで一定の加圧力で加圧する
と、半硬化した樹脂層7が圧電共振子1のそりやうねり
に沿って変形して、圧電共振子1と封止板4との密着性
が向上する。この状態で特定の温度と時間で加熱するこ
とで、樹脂層7を完全硬化させる。このとき、樹脂層5
と圧電共振子1との間に空間6を設けているため、樹脂
層7の流れが空間6に集中し、また樹脂層5があるため
樹脂層7の振動電極2への流れ込みは、更に低減され
る。
【0024】このような圧電共振部品の製造方法をとる
ことにより、気密性が高く特性の安定した圧電共振部品
を得ることができる。
ことにより、気密性が高く特性の安定した圧電共振部品
を得ることができる。
【0025】本実施の形態においては、(実施の形態
2)と同様の効果に加えて、樹脂層7の振動電極2への
流れ込みを更に低減することができる。
2)と同様の効果に加えて、樹脂層7の振動電極2への
流れ込みを更に低減することができる。
【0026】なお、本実施の形態においても一枚の圧電
共振子1と二枚の封止板4とを積層した例で説明した
が、複数の圧電共振子を積層する場合にも同様に適用す
ることができる。
共振子1と二枚の封止板4とを積層した例で説明した
が、複数の圧電共振子を積層する場合にも同様に適用す
ることができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、安定した
振動空間と良好な密封性を有する圧電共振部品を得るこ
とができる。封止板は平板であるために加工し易く製造
コストを低減することができる。さらに、最小限の振動
空間を設けることができるため、全体をより小型化する
ことができる。
振動空間と良好な密封性を有する圧電共振部品を得るこ
とができる。封止板は平板であるために加工し易く製造
コストを低減することができる。さらに、最小限の振動
空間を設けることができるため、全体をより小型化する
ことができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態における圧電共振部
品の積層前の分解斜視図
品の積層前の分解斜視図
【図2】本発明の第2の実施の形態における圧電共振部
品の積層前の分解斜視図
品の積層前の分解斜視図
【図3】本発明の第3の実施の形態における圧電共振部
品の積層前の分解斜視図
品の積層前の分解斜視図
【図4】従来の圧電共振部品の積層前の分解斜視図
【図5】(a)従来の圧電共振部品の斜視図 (b)(a)のA−B面での断面図
1 圧電共振子 2 振動電極 3 引き出し電極 4 封止板 5 樹脂層 6 空間 7 樹脂層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 弘康 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 表、裏面にそれぞれ振動電極と、この振
動電極に電気的に接続した引き出し電極を設けた圧電共
振子と、この圧電共振子の表、裏面を熱硬化性樹脂層を
介して設けた封止板とを備えた圧電共振部品の製造方法
において、前記封止板の圧電共振子側の面上に前記振動
電極及びその近傍領域に対応する振動空間とこの振動空
間以外に少なくとも一カ所の空間を有するように耐熱性
固形物を含有させた熱硬化性樹脂を塗布する工程と、前
記熱硬化性樹脂を半硬化する工程と、前記圧電共振子の
表、裏面を二枚の前記封止板で挟み、前記半硬化状態の
熱硬化性樹脂を本硬化させる工程とを備えた圧電共振部
品の製造方法。 - 【請求項2】 熱硬化性樹脂を塗布後、この熱硬化性樹
脂表面に面精度の高いフッ素樹脂シートを密着させてか
ら前記熱硬化性樹脂を半硬化状態にすることを特徴とす
る請求項1に記載の圧電共振部品の製造方法。 - 【請求項3】 表、裏面にそれぞれ振動電極とこの振動
電極に電気的に接続した引き出し電極を設けた圧電共振
子と、この圧電共振子の表、裏面を熱硬化性樹脂層を介
して設けた封止板とを備えた圧電共振部品の製造方法に
おいて、前記封止板の圧電共振子側の面上に前記振動電
極及びその近傍領域に対応する振動空間を有するように
耐熱性固形物を含有させた第1の熱硬化性樹脂を塗布
し、硬化させる工程と、次にこの第1の熱硬化性樹脂の
上に耐熱性固形物を含有させた第2の熱硬化性樹脂を塗
布し、半硬化させる工程と、前記圧電共振子の表、裏面
を二枚の前記封止板で挟み、前記半硬化状態の第2の熱
硬化性樹脂を本硬化させる工程とを備えた圧電共振部品
の製造方法。 - 【請求項4】 第2の熱硬化性樹脂は、振動電極及びそ
の近傍領域に対応する振動空間以外に少なくとも一カ所
の空間を有するように塗布した請求項3に記載の圧電共
振部品の製造方法。 - 【請求項5】 第2の熱硬化性樹脂を塗布後、この第2
の熱硬化性樹脂表面に面精度の高いフッ素樹脂シートを
密着させてから前記熱硬化性樹脂を半硬化状態にするこ
とを特徴とする請求項3に記載の圧電共振部品の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8226328A JPH1070426A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 圧電共振部品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8226328A JPH1070426A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 圧電共振部品の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1070426A true JPH1070426A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=16843462
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8226328A Pending JPH1070426A (ja) | 1996-08-28 | 1996-08-28 | 圧電共振部品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1070426A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100757902B1 (ko) * | 2006-03-27 | 2007-09-11 | 조인셋 주식회사 | 정전기 방전 보호기능을 갖는 세라믹 필터요소 및 그제조방법 |
| KR100852162B1 (ko) | 2006-08-23 | 2008-08-13 | 주식회사 이노칩테크놀로지 | 압전 진동 소자 |
-
1996
- 1996-08-28 JP JP8226328A patent/JPH1070426A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100757902B1 (ko) * | 2006-03-27 | 2007-09-11 | 조인셋 주식회사 | 정전기 방전 보호기능을 갖는 세라믹 필터요소 및 그제조방법 |
| KR100852162B1 (ko) | 2006-08-23 | 2008-08-13 | 주식회사 이노칩테크놀로지 | 압전 진동 소자 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH11503272A (ja) | 薄層複合一形態強誘電ドライバー及びセンサー | |
| US5410789A (en) | Method of manufacturing piezoelectric-resonator having vibrating spaces formed therein | |
| US20040117960A1 (en) | Method of manufacturing a multi-layered piezoelectric actuator | |
| JP4069787B2 (ja) | 多層基板およびその製造方法 | |
| JPH1070426A (ja) | 圧電共振部品の製造方法 | |
| JP2004015604A (ja) | 圧電部品の製造方法 | |
| JPH0740613B2 (ja) | 積層型圧電体の製造方法 | |
| JPH05220998A (ja) | サーマルプリントヘッド | |
| JPH09238043A (ja) | 圧電共振部品とその製造方法 | |
| JPS59110217A (ja) | チツプ形状の圧電振動部品とその製造方法 | |
| JPH01112805A (ja) | 圧電部品の製造方法 | |
| JPH03265204A (ja) | 圧電共振子部品の製造方法 | |
| JP2011135128A (ja) | 圧電部品 | |
| JP2001308522A (ja) | 多層プリント配線板の製造方法およびプリプレグ | |
| JP2001202839A (ja) | 絶縁板の積層接着方法 | |
| JPH10190400A (ja) | 圧電共振部品と製造方法 | |
| JP2000040936A (ja) | 圧電共振子、圧電共振子の製造方法、圧電共振部品および圧電共振部品の製造方法 | |
| JP4649852B2 (ja) | 電子部品の接合方法および電子部品の接合構造 | |
| JP3351273B2 (ja) | 圧電共振部品の製造方法 | |
| JPH03155176A (ja) | 積層型圧電素子の製造方法 | |
| WO2026009358A1 (ja) | 半導体装置、半導体装置の製造方法 | |
| JPH11306914A (ja) | 実装メンブレンスイッチ及びその製造方法 | |
| JPH05246185A (ja) | Icカード及びその製造方法 | |
| JPH065216U (ja) | 圧電チップ部品 | |
| JPH08330884A (ja) | チップ型圧電振動部品とその製造方法 |