JPH1072439A - ピリジン誘導体 - Google Patents

ピリジン誘導体

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JPH1072439A
JPH1072439A JP24896496A JP24896496A JPH1072439A JP H1072439 A JPH1072439 A JP H1072439A JP 24896496 A JP24896496 A JP 24896496A JP 24896496 A JP24896496 A JP 24896496A JP H1072439 A JPH1072439 A JP H1072439A
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JP
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group
unsubstituted
compound
formula
compounds
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Pending
Application number
JP24896496A
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English (en)
Inventor
Kouya Murata
晃哉 村田
Kiyoshi Furukawa
清 古川
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Sumitomo Pharma Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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  • Quinoline Compounds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 BZω3 受容体に選択的に作用し、不安関連
疾患,うつ病,てんかんなどの中枢性疾患治療薬及び予
防薬として有用な化合物の提供。 【解決手段】 下記化1で表されるピリジン誘導体又は
その生理的に許容される酸付加塩。 【化1】 〔式中、Xは−O−又は−NR4 −を、R1 は水素原
子、アルキル基等を、R2 はアルキル基、非置換もしく
は置換フェニル基等を、R3 及びR4 は同一又は異なっ
て水素原子又は低級アルキル基を、R5 及びR6 は同一
又は異なって水素原子又は低級アルキル基、或いはR5
及びR6 が一緒になって−(CH2)n−(nは3,4,
5又は6)を、Aは非置換もしくは置換フェニル基又は
非置換もしくは置換ヘテロアリール基を意味する。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、末梢型ベンゾジア
ゼピン受容体に選択的に作用する新規なピリジン誘導
体、更に詳しくはピリジン環の4位に2−アミノ酢酸ア
ミド部分又は2−オキシ酢酸アミド部分、ピリジン環の
2位(又は6位)にフェニル基又はヘテロアリール基を
有するピリジン誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒトを含む哺乳類の中枢神経系には、3
つのベンゾジアゼピン(以下、「BZ」と略記すること
もある)認識部位があり、それぞれ「中枢型(ω1 ,ω
2 )」及び「末梢型(ω3 )」ベンゾジアゼピン受容体
と称されている(以下、それぞれ「BZω1 受容体」,
「BZω2 受容体」及び「BZω3 受容体」と称するこ
ともある)。このうち末梢型BZ受容体は、末梢の組織
や器官では偏在的な分布(腎臓、肝臓、心臓等)を示
し、特に、副腎や睾丸等の内分泌系臓器や肥満細胞、リ
ンパ球、マクロファージ、血小板等の生体炎症免疫機構
に深く関わる細胞に高密度に存在することから、最近、
その生理的役割への関心が高まっている。一方、脳では
グリア細胞のミトコンドリア膜に多く存在し、コレステ
ロールのミトコンドリア膜内への取り込みに関与し、プ
レグネノロンを経てニューロステロイドと称されるアロ
プレグネノロンやアロテトラヒドロデオキシコルチコス
テロン(THDOC)等への生合成経路に影響を与える
と考えられている。従って、末梢型BZ受容体を刺激す
ると、脳内でのニューロステロイドの生成が促進され、
γ−アミノ酪酸(以下、「GABA」と略記することも
ある)a受容体に存在するニューロステロイドに特異な
認識部位への結合機構を介してClイオンチャネル開口
過程に影響を与えると考えられている〔Romeo, E. ら,
J. Pharmacol. Exp. Ther., 262, 971-978 (1992)参
照〕。
【0003】非BZ骨格を有し、末梢型BZ受容体に対
して選択的に親和性を示す化合物は、特開昭58−20
1756号公報で報告されて以来、特許出願等において
相当数報告されている。しかし、医薬品として実用化さ
れている化合物は皆無である。
【0004】非BZ骨格を有し、末梢型BZ受容体に対
して選択的親和性を示す化合物としては、例えば次のも
のが知られている。
【0005】特開昭62−5946号公報には、下記化
2で表されるアミド類が末梢型BZ受容体類と結合し、
抗不安剤、鎮痙剤及び抗狭心症剤、並びに免疫欠損症状
の治療薬として有用であると記載されている。
【0006】
【化2】
【0007】上記化2において、Aは窒素原子又は=C
H−を、Bは窒素原子又は=CH−を、ZはBに関して
オルトまたはパラ位置で結合され、フェニル、チエニ
ル、ピリジル等を、鎖−X−(CH2 )n−(CHR)
m−CONR12 はBに関してオルトまたはパラ位置
で結合され、Xは−NR4 −、酸素、硫黄等を示す(他
の置換基の定義については省略)。
【0008】特開平2−32058号公報には、下記化
3で表される4−アミノ−3−カルボキシキノリン類が
インビトロおよびインビボで末梢型BZ受容体に対し親
和性を有し、ヒトの心臓血管疾患の防止および治療、ま
たは抗アレルギー薬として、および感染症状の予防もし
くは治療、または不安症状の治療に使用できると記載さ
れている。
【0009】
【化3】
【0010】上記化3において、記号A、B、C、Dの
1個はNで、その他はCH、またはA、B、C、Dがそ
れぞれCHを、R10は水素、C1 −C4 のアルキルまた
はフェニル(フェニル基はハロゲン、C1 −C3 のアル
コキシ、アルキルもしくはチオアルキル、ニトロ、トリ
フルオロメチルもしくはヒドロキシで置換されていても
よい)を示す(他の置換基の定義については省略)。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、BZω
3 受容体に選択的かつ強力に作用する化合物を得るべく
鋭意研究を重ねた結果、後記式(I)で表されるピリジ
ン誘導体がこの目的に合致することを見出し、本発明を
完成した。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、下記式
(I)で表されるピリジン誘導体及びその生理的に許容
される酸付加塩が提供される。
【0013】
【化4】
【0014】〔式中、Xは−O−又は−NR4 −を意味
し、R1 は水素原子、アルキル基、低級アルケニル基又
はシクロアルキル(低級)アルキル基を意味し、R2
アルキル基、シクロアルキル基又は非置換もしくは置換
フェニル基を意味し、R3 及びR4 は同一又は異なっ
て、それぞれ水素原子又は低級アルキル基を意味し、R
5 及びR6 は同一又は異なって、それぞれ水素原子又は
低級アルキル基を意味するか、或いはR5 及びR6 が一
緒になって−(CH2)n−を形成していてもよく、ここ
においてnは3、4、5又は6を意味し、Aは非置換も
しくは置換フェニル基又は非置換もしくは置換ヘテロア
リール基を意味する。〕
【0015】式(I)で表される化合物の生理的に許容
される酸付加塩とは、酸付加塩を形成し得るに十分な塩
基度を有する場合の式(I)の化合物の生理的に許容さ
れる酸付加塩を意味し、例えば、塩酸塩、臭化水素酸
塩、ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩等の無機酸塩及
びマレイン酸塩、フマル酸塩、シュウ酸塩、クエン酸
塩、酒石酸塩、乳酸塩、安息香酸塩、メタンスルホン酸
塩等の有機酸塩が挙げられる。式(I)で表される化合
物及びその酸付加塩は水和物及び/又は溶媒和物の形で
存在することもあるので、これらの水和物及び溶媒和物
も本発明の化合物に包含される。
【0016】式(I)の化合物は、場合により1個以上
の不斉炭素原子を有し、また幾何異性を生ずることがあ
る。従って、式(I)の化合物は、場合により2種以上
の立体異性体の形で存在し得る。これらの立体異性体、
その混合物及びラセミ体は本発明の化合物に包含され
る。
【0017】本明細書における用語を以下に説明する。
【0018】「アルキル基」とは特に断らない限り炭素
原子数1〜10のものを意味し、直鎖状又は分枝鎖状の
いずれでもよい。低級アルキル基及び低級アルキル部分
は、特に断らない限り炭素原子数1〜6のものを意味
し、直鎖状又は分枝鎖状のいずれでもよい。「低級アル
キル基」の具体例としては、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ペンチル、ヘ
キシルが挙げられる。R3、R4 、R5 及びR6 の低級
アルキル基としては炭素原子数1〜4のものが好まし
い。「低級アルコキシ基」の具体例としては、メトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシが挙げられる。
「低級アルケニル基」とは、1−2位間以外に二重結合
を1個有する炭素原子数3〜6のものを意味し、例えば
アリル、2−ブテニルが挙げられる。「シクロアルキル
基」とは炭素原子数3〜8のものを意味し、具体例とし
てはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、
シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチルが挙
げられる。「シクロアルキル(低級)アルキル基」と
は、上記「シクロアルキル基」が置換している炭素原子
数1〜4のアルキル基を意味し、例えばシクロプロピル
メチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチル
が挙げられる。「ハロゲン原子」とは、フッ素、塩素、
臭素、ヨウ素を意味する。
【0019】「非置換もしくは置換フェニル基」とは、
ハロゲン原子、C1 〜C3 アルキル、C1 〜C3 アルコ
キシ、トリフルオロメチル、アミノ、モノもしくはジ
(C1〜C3 )アルキルアミノ、シアノ及びニトロから
選ばれる1個又は2個で置換されていてもよいフェニル
基を意味し、例えばフェニル;2−,3−又は4−クロ
ロフェニル;2−,3−又は4−ブロモフェニル;2
−,3−又は4−フルオロフェニル;2,4−ジクロロ
フェニル;2,4−ジブロモフェニル;2,4−ジフル
オロフェニル;2−,3−又は4−メチルフェニル;2
−,3−又は4−メトキシフェニル;2−,3−又は4
−トリフルオロメチルフェニル;2−,3−又は4−ア
ミノフェニル;2−,3−又は4−メチルアミノフェニ
ル;2−,3−又は4−ジメチルアミノフェニル;2
−,3−又は4−シアノフェニル;2−,3−又は4−
ニトロフェニルが挙げられる。「非置換もしくは置換フ
ェニル基」の好適な具体例としては、フェニル、4−又
は3−クロロフェニル、4−又は3−ブロモフェニル、
4−又は3−フルオロフェニル、4−メトキシフェニル
を挙げることができる。
【0020】「非置換もしくは置換ヘテロアリール基」
とは、C1 〜C3 アルキル又はトリフルオロメチルで置
換されていてもよい、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子
を少なくとも1個含む5員環ないし6員環の単環性ヘテ
ロアリール基又は5員環ないし6員環の二環性ヘテロア
リール基を意味し、例えば2−,3−又は4−ピリジ
ル;5−メチル−2−ピリジル;2−又は3−チエニ
ル;2−又は3−フリル;2−メチル−3−フリル;2
−,4−又は5−ピリミジニル;2−又は3−ピラジニ
ル;1−ピラゾリル;2−イミダゾリル;2−チアゾリ
ル;2−イソキサゾリル;5−メチル−3−イソキサゾ
リル;キノリル;イソキノリルが挙げられる。
【0021】本発明の化合物のうちで好適なものは、式
(I)においてR1 が低級アルキル基であり、R2 が低
級アルキル基又は非置換もしくは置換フェニル基であ
り、R3 、R5 、R6 、A及びXが前掲に同じものであ
る化合物及びその生理的に許容される酸付加塩である。
【0022】本発明の化合物のうちで更に好適なもの
は、式(I)においてR1 がメチル基、エチル基、プロ
ピル基、イソプロピル基又はブチル基であり、R2 がプ
ロピル基、イソプロピル基、ブチル基、フェニル基又は
ハロゲンもしくはメトキシで置換されたフェニル基であ
り、R3 が水素原子であり、R5 がメチル基、エチル基
又はヒドロキシメチル基であり、R6 がメチル基又はエ
チル基であるか或いはR5 及びR6 が一緒になって−
(CH2)4 −を形成しており、Aがフェニル基又はハロ
ゲンもしくはメトキシで置換されたフェニル基であり、
Xが前掲に同じものである化合物及びその生理的に許容
される酸付加塩である。
【0023】本発明に含まれる化合物の具体例として、
後記実施例の化合物に加えて下記化5で表される表1及
び表2の化合物及びその生理的に許容される酸付加塩が
挙げられる。
【0024】なお、本明細書の表1及び表2並びに後記
参考例及び実施例において記載の簡略化のために、次の
ような略号を用いることもある。
【0025】Me :メチル基、 Et :エチル基、 Pr :プロピル基、 i-Pr :イソプロピル基、 Bu :ブチル基、 Hex:ヘキシル基、 Ph :フェニル基、 CH2-△ :シクロプロピルメチル基。
【0026】従って、例えばPh-4-Cl は4−クロロフェ
ニル基、3-フリル-2-Meは2−メチル−3−フリル基を表
す。
【0027】
【化5】
【0028】
【表1】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ R125 6 A X ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Et Et Me Me Ph-4-Cl NH Pr Pr Me Me Ph-4-Cl NH Pr Pr Me Me Ph-4-OMe NH Pr Pr Me Me Ph-4-Cl NMe i-Pr i-Pr Me Me Ph NH Bu Bu Me Me Ph-3-Cl NH Bu Bu Me Me Ph-4-F NH Me Ph Me Me Ph-4-Cl NH Me Ph Me Me Ph-4-OMe NH Me Ph-2-Cl Me Me Ph NH Me Ph-4-F Me Me Ph NH Me Ph-2-F Me Me Ph NH Et Ph Me Me Ph-4-Cl NH Et Ph-4-Cl Me Me Ph NH ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0029】
【表2】 表1の続き ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ R125 6 A X ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Pr Pr Me Me 4-ヒ゜リシ゛ル NH Pr Pr Me Me 2-チエニル NH Pr Pr Me Me 3-フリル NH Pr Pr H Me Ph NH Pr Pr Me H Ph NH Pr Pr Et Me Ph NH CH2CH=CH2 Ph Me Me Ph NH CH2-△ Ph Me Me Ph-4-OMe NH Et Et Me Me Ph-4-Cl O Pr Pr Me Me Ph-4-Cl O Pr Pr Me Me Ph-4-OMe O Pr Pr H Me Ph NH Pr Pr Me H Ph NH Pr Pr Et Me Ph NH Pr Pr -(CH2)3- Ph NH Pr Pr -(CH2)3- Ph-4-Cl O Me Ph -(CH2)5- Ph-4-Cl NH Me Ph -(CH2)5- Ph-4-OMe O Me Ph -(CH2)6- Ph NH Me Ph -(CH2)6- Ph-4-Cl O ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0030】本発明の化合物は、例えば以下の方法によ
り製造することができる。
【0031】製法(a)――式(I)において、Xが−
NR4 −である化合物は、下記式(II)
【0032】
【化6】
【0033】(式中、Zは脱離原子又は脱離基を意味
し、R6 、R5 及びAは前掲に同じものを意味する。)
【0034】で表される化合物と下記式(III)
【0035】
【化7】 HN(R4 )−CH(R3 )−CON(R1 )(R2 ) (III)
【0036】(式中、R1 、R2 、R3 及びR4 は前掲
に同じものを意味する。)
【0037】で表される化合物とを反応させることによ
り製造することができる。
【0038】式(II)においてZで表される脱離原子又は
脱離基とは、反応条件下に式(III)の化合物のNH部分
の水素原子と共にHZの形で脱離し得る原子又は基を意
味し、例えば塩素,臭素,ヨウ素のようなハロゲン原
子、メタンスルホニルオキシのような低級アルキルスル
ホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ
のようなトリハロゲノメタンスルホニルオキシ基、ベン
ゼンスルホニルオキシ,p−トルエンスルホニルオキシ
のようなアリールスルホニルオキシ基が挙げられる。
【0039】式(II)で表される化合物と式(III) で表さ
れる化合物との反応は、常圧又は加圧下に、溶媒の不存
在下又は適当な溶媒中で行われる。
【0040】溶媒の具体例としては、トルエン,キシレ
ンのような芳香族炭化水素類、メチルエチルケトン,メ
チルイソブチルケトンのようなケトン類、ジオキサン,
ジグライムのようなエーテル類、エタノール,イソプロ
パノール,ブタノールのようなアルコール類、アセトニ
トリル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド
が挙げられる。本反応は塩基の存在下に行うのが好まし
く、塩基の具体例としては、炭酸ナトリウム,炭酸カリ
ウムのような炭酸アルカリ、炭酸水素ナトリウム,炭酸
水素カリウムのような炭酸水素アルカリ、トリエチルア
ミンのような第三アミンが挙げられるが、式(III) 化合
物の過剰量で兼ねることもできる。反応温度は、原料化
合物の種類、反応条件等により異なるが、通常約 40 〜
約200 ℃で、好ましくは約100 ℃〜約170 ℃である。
【0041】原料化合物(II)は、自体公知の方法、例え
ば特開平7−196647号公報並びに後記参考例7に
記載の方法又はこれらに準じた方法により製造すること
ができる。
【0042】本製法におけるもう一方の原料化合物であ
る式(III)の化合物は、自体公知の方法、例えば特開平
2−32058号公報並びに後記参考例14に記載の方
法又はこれらに準じた方法により製造することができ
る。
【0043】製法(b)――式(I)において、Xが−
O−である化合物は下記式(IV)
【0044】
【化8】
【0045】(式中、R5 、R6 及びAは前掲に同じも
のを意味する。)で表される化合物と下記式(V)
【0046】
【化9】 Z1 −CH(R3 )−CON(R1 )(R2 ) (V)
【0047】(式中、Z1 はハロゲン原子を意味し、R
1 、R2 及びR3 は前掲に同じものを意味する。)
【0048】で表される化合物とを反応させることによ
り製造することができる。
【0049】式(IV)の化合物と式(V)の化合物との
反応は、塩基の存在下、無溶媒下又は適当な溶媒中で常
圧又は加圧下に行うことができる。使用する溶媒として
は、例えばトルエン、キシレン、ジメトキシエタン、
1,2−ジクロロエタン、アセトン、メチルエチルケト
ン、ジオキサン、ジグライム、酢酸エチル、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシドが挙げられる。塩基
としては水素化ナトリウム、トリエチルアミン、炭酸カ
リウム、炭酸ナトリウムが挙げられる。反応温度は通常
約−10℃〜約150 ℃で、好ましくは約10℃〜約70℃であ
る。
【0050】原料化合物(IV)は、自体公知の方法、例え
ば特開平7−196647号公報並びに後記参考例1に
記載の方法又はこれらに準じた方法により製造すること
ができる。
【0051】式(V)の化合物は、自体公知の方法、例
えば特開昭62−64号公報並びに後記参考例11に記
載の方法又はこれらに準じた方法により製造することが
できる。
【0052】前記各製法により得られる生成物は、クロ
マトグラフィー、再結晶、再沈殿等の常法により単離・
精製することができる。酸付加塩を形成するに十分な塩
基度を有する場合の式(I)の化合物は、常法に従って
各種の酸と処理することにより酸付加塩に導くことがで
きる。
【0053】式(I)の化合物の各種立体異性体は、ク
ロマトグラフィー等の常法に従って分離・精製すること
ができる。以下に本発明の代表的化合物の試験結果を示
し、本発明の化合物の薬理作用の特徴について説明す
る。
【0054】試験例1――中枢型(ω1 ,ω2 )及び末
梢型(ω3 )ベンゾジアゼピン受容体結合試験――
【0055】BZω1 及びω2 受容体結合試験及び受容
体膜標品の調製は、Stephens, D. N. らの方法〔J. Pha
rmacol. Exp. Ther., 253, 334-343 (1990)参照〕に準
拠し、BZω3 受容体結合試験及び受容体膜標品の調製
は、Schoemaker, H の方法〔J. Pharmacol. Exp. The
r., 225, 61-69 (1983)参照〕に準拠して行った。
【0056】受容体膜標品は7〜8週令のウィスター系
雄性ラットの小脳、脊髄又は腎臓からそれぞれ以下の操
作により調製した。
【0057】小脳又は脊髄に20倍容の氷冷した緩衝液
(50 mM トリス−クエン酸緩衝液、pH7.1)を加えホモジ
ナイズした後、40,000 gで15分間遠心した。得られた沈
渣を同様の操作により4回洗浄後、−60℃で24時間凍結
保存した。凍結沈渣を融解後、緩衝液で洗浄・遠心して
得られた沈渣を結合試験用緩衝液I(120 mM塩化ナトリ
ウム、5mM塩化カリウム、2mM塩化カルシウム、1mM塩
化マグネシウムを含む50mM トリス−塩酸緩衝液、pH 7.
4)に懸濁(1g 組織湿重量/40 ml)したものをBZω1
又はω2 受容体膜標品として結合試験に用いた。一
方、腎臓に20倍容の氷冷した結合試験用緩衝液II(100
mM塩化ナトリウムを含む50 mM リン酸ナトリウム−リン
酸カリウム緩衝液、pH7.4)を加えホモジナイズした後、
4重に重ねたガーゼで濾過した濾液を40,000 gで20分間
遠心した。得られた沈渣を緩衝液IIに懸濁(1g 組織湿
重量/100 ml) したものをBZω3 受容体膜標品として
結合試験に用いた。
【0058】標識リガンド及び非標識リガンドとして
は、BZω1 及びω2 受容体結合試験には[3H] Ro 15-1
788 〔最終濃度(ω1 :0.3 nM)(ω2 :1nM)〕とフ
ルニトラゼパム(最終濃度10μM)を、BZω3 受容体結
合試験には[3H] Ro 5-4864(最終濃度0.5 nM)とジアゼ
パム(最終濃度100 μM)をそれぞれ用いた。インキュベ
ーション条件は、BZω1 及びω2 受容体結合試験では
37℃で30分間、BZω3受容体結合試験では0℃で150
分間行った。なお、BZω1 及びω2 受容体結合試験は
ビキュクリン(bicuculline:最終濃度100 μM)存在下に
行った。
【0059】受容体結合試験は以下の操作手順で行っ
た。各試験管に濃度既知の試験化合物、トリチウム標識
リガンド、受容体膜標品及び結合試験用緩衝液I又はII
を加えて総量1mlの反応液とし、受容体膜標品の添加に
より反応を開始した。インキュベーション後、受容体に
結合した標識リガンドをセルハーベスター(ブランデル
社製,米国)を用い、ワットマンGF/Bグラスファイバー
フィルター上に吸引濾過することで反応を停止した。直
ちに、氷冷した緩衝液〔ω1 及びω2 では50 mMトリス
−塩酸緩衝液(pH 7.7);ω3 では緩衝液II〕5mlで3
回洗浄した。放射活性はフィルターをバイアルに移し、
液体シンチレーションカクテル(ACS-II,アマシャム社
製,米国)10 ml を加え、一定時間安置した後、シンチ
レーションカウンターで測定した。特異的結合量は同時
に測定した非標識リガンド存在下における非特異的結合
量を総結合量から差し引くことにより求めた。なお、試
験化合物が標識リガンドの特異的結合量を50%抑制する
濃度(IC50値)はプロビット法で求めた。結果を表3
に示す。
【0060】
【表3】 * 実施例1の化合物を意味する(以下同じ)。
【0061】式(I)の化合物及びその生理的に許容さ
れる酸付加塩(以下、本発明の化合物と称することもあ
る)は、in vitro試験でBZω3 受容体に対して選択的
でかつ顕著な親和性を示すので、不安関連疾患(神経
症,心身症,その他の不安障害),うつ病,てんかんな
どの中枢性疾患、多発性硬化症などの免疫性神経疾患、
狭心症,高血圧症などの循環器系疾患、或いはリウマチ
などの免疫性炎症疾患の治療薬及び予防薬として有用で
ある。
【0062】本発明の化合物の投与経路としては、経口
投与、非経口投与あるいは直腸内投与のいずれでもよ
い。投与量は、化合物の種類、投与方法、患者の症状・
年齢等により異なるが、通常0.01〜50mg/kg/
日、好ましくは0.03〜5mg/kg/日である。
【0063】本発明の化合物は通常、製剤用担体と混合
して調製した製剤の形で投与される。製剤用担体として
は、製剤分野において常用され、かつ本発明の化合物と
反応しない物質が用いられる。具体的には、例えば乳
糖、イノシトール、ブドウ糖、マンニトール、デキスト
ラン、シクロデキストリン、ソルビトール、デンプン、
部分アルファー化デンプン、白糖、メタケイ酸アルミン
酸マグネシウム、合成ケイ酸アルミニウム、結晶セルロ
ース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロ
キシプロピルデンプン、カルボキシメチルセルロースカ
ルシウム、イオン交換樹脂、メチルセルロース、ゼラチ
ン、アラビアゴム、ヒドロキシプロピルセルロース、低
置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリビ
ニルアルコール、アルギン酸、アルギン酸ナトリウム、
軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム、タルク、
カルボキシビニルポリマー、酸化チタン、ソルビタン脂
肪酸エステル、ラウリル硫酸ナトリウム、グリセリン、
脂肪酸グリセリンエステル、精製ラノリン、グリセロゼ
ラチン、ポリソルベート、マクロゴール、植物油、ロ
ウ、プロピレングリコール、水、エタノール、ポリオキ
シエチレン硬化ヒマシ油(HCO)、塩化ナトリウム、
水酸化ナトリウム、塩酸、リン酸一水素ナトリウム、リ
ン酸二水素ナトリウム、クエン酸、グルタミン酸、ベン
ジルアルコール、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキ
シ安息香酸エチル等が挙げられる。
【0064】剤型としては、錠剤、カプセル剤、顆粒
剤、散剤、シロップ剤、懸濁剤、坐剤、注射剤等が挙げ
られる。これらの製剤は常法に従って調製される。な
お、液体製剤にあっては、用時、水又は他の適当な媒体
に溶解又は懸濁する形であってもよい。また錠剤、顆粒
剤は周知の方法でコーティングしてもよい。注射剤の場
合には、本発明の化合物を水に溶解させて調製される
が、必要に応じて等張化剤や溶解補助剤を用いて溶解さ
せてもよく、またpH調節剤、緩衝剤や保存剤を添加し
てもよい。
【0065】これらの製剤は、本発明の化合物を0.0
1%以上、好ましくは0.1〜70%の割合で含有する
ことができる。これらの製剤はまた、治療上有効な他の
成分を含有していてもよい。
【0066】
【実施例】以下に参考例及び実施例を挙げて本発明をさ
らに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。化合物の同定は元素分析値、マ
ス・スペクトル、IRスペクトル、NMRスペクトル等
により行った。
【0067】また、以下の参考例及び実施例において、
記載の簡略化のために次の略号を使用することもある。
【0068】〔再結晶溶媒〕 PE :石油エーテル、 HX :n−ヘキサン、 IP :イソプロパノール。
【0069】参考例 1――2,3−ジメチル−6−フ
ェニル−4(1H)−ピリジノンの製造――
【0070】約60%水素化ナトリウム(油性)31.6 gを
1,2−ジメトキシエタン500 mlに懸濁し、0〜5℃で
撹拌しながら3−メチル−2,4−ペンタンジオン30 g
を徐々に加えた。これを室温で30分間撹拌した後、再
び0〜5℃で安息香酸メチル53.7 gを加え、3時間加熱
還流した。反応混合物を減圧で濃縮し、残留物にジエチ
ルエーテル500 mlを加えて懸濁液とした後、これを氷水
中に撹拌しながら加えた。水層を分取し、ジエチルエー
テルで洗浄した後、濃塩酸を加えて酸性とし、酢酸エチ
ルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、次いで飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液で洗浄した後、無水硫酸ナトリウム
で乾燥し、減圧で濃縮した。残留物をエタノール200 ml
に溶解し、これにアンモニアガスを20分間吹き込み、
次いで1時間加熱還流した後、減圧で濃縮した。残留物
をエタノールから再結晶して目的物21 gを得た。 融点
249〜251℃
【0071】参考例 2〜6――対応する原料化合物を
用い、参考例1と同様に反応・処理し、エタノールから
再結晶して化10で表される表4の化合物を得た。
【0072】
【化10】
【0073】
【表4】
【0074】参考例 7――2,3−ジメチル−6−フ
ェニル−4−トリフルオロメチルスルホニルオキシピリ
ジンの製造――
【0075】2,3−ジメチル−6−フェニル−4(1
H)−ピリジノン3 g 及びピリジン30 ml の混合物に、
0〜5℃でトリフルオロメチルスルホニルクロリド2.8
g を滴下した。滴下終了後、室温で3時間撹拌した後、
反応混合物を減圧で濃縮した。残留物に水及びn−ヘキ
サンを加え、n−ヘキサン層を分取し、飽和炭酸水素ナ
トリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した後、減圧で濃縮し、目的物4 g を油
状物として得た。
【0076】参考例 8〜10――対応する原料化合物
を用い、参考例7と同様に反応・処理し、石油エーテル
から再結晶して化11で表される表5の化合物を得た。
【0077】
【化11】
【0078】
【表5】
【0079】参考例 11――2−ブロモ−N,N−ジ
プロピルアセトアミドの製造――
【0080】ジプロピルアミン10.1 g、トリエチルアミ
ン10.1 g及び無水ジエチルエーテル80 ml の混合物に、
ブロモアセチルクロリド15.8 gの無水ジエチルエーテル
40 ml 溶液を反応温度を−40℃に保ちながら滴下し
た。滴下終了後、徐々に温度を上げ、室温で1時間撹拌
した。反応混合物を濾過し、濾液を減圧で濃縮した後、
減圧蒸留によって精製して目的物14 gを得た。沸点 1
00〜103℃/1mmHg
【0081】参考例 12〜13――対応する原料化合
物を用い、参考例11と同様に反応・処理し、以下の化
合物を得た。
【0082】(参考例12)―― 2−ブロモ−N,N
−ジヘキシルアセトアミド;油状物
【0083】(参考例13)―― 2−ブロモ−N−
(4−クロロフェニル)−N−メチルアセトアミド;融
点 52〜53℃(イソプロパノールから再結晶)
【0084】参考例 14―― 2−アミノ−N,N−ジプロピルアセトアミドの製造
【0085】(1) ジプロピルアミン5 g 、トリエチ
ルアミン5 g 及び塩化メチレン50 mlの混合物に、反応
温度を0〜5℃に保ちながらN−フタロイルグリシルク
ロリド11 gの塩化メチレン50 ml 溶液を滴下した。滴下
終了後、室温で6時間撹拌した。反応混合物に水を加
え、塩化メチレン層を分取し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、減圧で濃縮した。残留物をイソプロパノールから
再結晶して2−フタルイミド−N,N−ジプロピルアセ
トアミド12.5 gを得た。 融点 99〜100℃
【0086】(2) 上記生成物12.5 g、ヒドラジン・
1水和物4.3 g 及びエタノール150 mlの混合物を、1時
間加熱還流した。反応混合物を減圧で濃縮した後、残留
物にクロロホルムを加え濾過し、濾液に水を加えクロロ
ホルム層を分取し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧
で濃縮し、目的物6.7 g を油状物として得た。
【0087】参考例 15――2−アミノ−N−(4−
クロロフェニル)−N−メチルアセトアミドの製造
【0088】参考例14におけるジプロピルアミンの代
わりに4−クロロ−N−メチルアニリンを用い、参考例
14と同様に反応・処理し、目的物を油状物として得
た。
【0089】実施例 1――N−(4−クロロフェニ
ル)−N−メチル−2−(2,3−ジメチル−6−フェ
ニル−4−ピリジルオキシ)アセトアミドの製造――
【0090】2,3−ジメチル−6−フェニル−4(1
H)−ピリジノン1.2 g 、2−ブロモ−N−(4−クロ
ロフェニル)−N−メチルアセトアミド1.6 g 、無水炭
酸カリウム1.7 g 及びN,N−ジメチルホルムアミド15
ml の混合物を60℃で3時間撹拌した。反応混合物に
水及びクロロホルムを加えてクロロホルム層を分取し、
水洗、次いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥後、減圧で濃縮した。残留物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーに付し、クロロホルムで溶出・精製
し、イソプロパノールから再結晶して目的物2.0 g を得
た。融点 141〜142℃
【0091】実施例 2〜8――対応する原料化合物を
用い、実施例1と同様に反応・処理し、化12で表され
る表6の化合物を得た。
【0092】
【化12】
【0093】
【表6】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 実施例 R5 6 1 2 7 融点(℃) 再結晶溶媒 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2 Me Me Pr Pr H 81-82 IP 3 -(CH2)4- Pr Pr H 120-121 IP 4 -(CH2)4- Hex Hex H 49-51 HX 5 -(CH2)4- Pr Pr 2-Me 80-82 PE 6 -(CH2)4- Pr Pr 4-Cl 97-98 IP 7 -(CH2)4- Pr Pr 4-F 105-106 IP 8 -(CH2)4- Me Ph-4-Cl H 115-116 IP ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Hex: -(CH2)5CH3
【0094】実施例 9――2−〔5,6,7,8−テ
トラヒドロ−2−(2−メチル−3−フリル)−4−キ
ノリルオキシ〕−N,N−ジプロピルアセトアミドの製
造――
【0095】実施例1における2,3−ジメチル−6−
フェニル−4(1H)−ピリジノンの代わりに、5,
6,7,8−テトラヒドロ−2−(2−メチル−3−フ
リル)−4(1H)−キノロンを、2−ブロモ−N−
(4−クロロフェニル)−N−メチルアセトアミドの代
わりに、2−ブロモ−N,N−ジプロピルアセトアミド
を用い、実施例1と同様に反応・処理し、生成物をジエ
チルエーテル−n−ヘキサンから再結晶して目的物を得
た。 融点 76〜77℃
【0096】実施例 10――N−(4−クロロフェニ
ル)−N−メチル−2−(2,3−ジメチル−6−フェ
ニル−4−ピリジルアミノ)アセトアミドの製造――
【0097】2,3−ジメチル−6−フェニル−4−ト
リフルオロメチルスルホニルオキシピリジン1.8 g 、2
−アミノ−N−(4−クロロフェニル)−N−メチルア
セトアミド1.3 g 及びトリエチルアミン0.66 gの混合物
を撹拌下に150℃で3時間加熱還流した。反応混合物
に水及びクロロホルムを加えてクロロホルム層を分取
し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄した後、無水
硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧で濃縮した。残留物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、クロロホル
ムで溶出・精製し、イソプロパノールから再結晶して目
的物1.7 g を得た。 融点 167〜168℃
【0098】実施例 11〜14――対応する原料化合
物を用い、実施例10と同様に反応・処理し、化13で
表される表7の化合物を得た。
【0099】
【化13】
【0100】
【表7】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 実施例 R5 6 1 2 7 融点(℃) 再結晶溶媒 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 11 Me Me Pr Pr H 95-96 IP 12 -(CH2)4- Me Ph-4-Cl H 206-207 IP 13 -(CH2)4- Pr Pr H 117-118 IP 14 -(CH2)4- Pr Pr Cl 104-106 IP ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0101】実施例 15――N−(4−クロロフェニ
ル)−2−〔5,6,7,8−テトラヒドロ−2−(2
−メチル−3−フリル)−4−キノリルオキシ〕−N−
メチルアセトアミドの製造――
【0102】実施例10における2,3−ジメチル−6
−フェニル−4−トリフルオロメチルスルホニルオキシ
ピリジンの代わりに、2−(2−メチル−3−フリル)
−4−トリフルオロメチルスルホニルオキシ−5,6,
7,8−テトラヒドロキノリンを用い、実施例10と同
様に反応・処理し、生成物をイソプロパノールから再結
晶して目的物を得た。 融点 138〜139℃
【0103】実施例 16――2−〔5,6,7,8−
テトラヒドロ−2−(2−メチル−3−フリル)−4−
キノリルオキシ〕−N,N−ジプロピルアセトアミドの
製造――
【0104】実施例10における2,3−ジメチル−6
−フェニル−4−トリフルオロメチルスルホニルオキシ
ピリジンの代わりに、2−(2−メチル−3−フリル)
−4−トリフルオロメチルスルホニルオキシ−5,6,
7,8−テトラヒドロキノリンを、2−アミノ−N−
(4−クロロフェニル)−N−メチルアセトアミドの代
わりに、2−アミノ−N,N−ジプロピルアセトアミド
を用い、実施例10と同様に反応・処理し、生成物をジ
エチルエーテルから再結晶して目的物を得た。融点 1
27〜128℃
【0105】
【発明の効果】式(I)で表される本発明の化合物は、
末梢型BZω3 受容体に対して選択的でかつ顕著な親和
性を示すので、不安関連疾患(神経症,心身症,その他
の不安障害),うつ病,てんかんなどの中枢性疾患、狭
心症,高血圧症などの循環器系疾患の治療薬及び予防薬
として有用である。また、式(I)で表される本発明の
化合物は、多発性硬化症などの免疫性神経疾患、或いは
リウマチなどの免疫性炎症疾患の治療薬及び予防薬とし
て期待される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/44 ABN A61K 31/44 ABN 31/47 31/47 C07D 405/04 213 C07D 405/04 213 409/04 213 409/04 213

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記化1で表されるピリジン誘導体又は
    その生理的に許容される酸付加塩。 【化1】 〔式中、Xは−O−又は−NR4 −を意味し、R1 は水
    素原子、アルキル基、低級アルケニル基又はシクロアル
    キル(低級)アルキル基を意味し、R2 はアルキル基、
    シクロアルキル基又は非置換もしくは置換フェニル基を
    意味し、R3 及びR4 は同一又は異なって、それぞれ水
    素原子又は低級アルキル基を意味し、R5 及びR6 は同
    一又は異なって、それぞれ水素原子又は低級アルキル基
    を意味するか、或いはR5 及びR6 が一緒になって−
    (CH2)n−を形成していてもよく、ここにおいてnは
    3、4、5又は6を意味し、Aは非置換もしくは置換フ
    ェニル基又は非置換もしくは置換ヘテロアリール基を意
    味する。〕
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