JPH1072865A - 面ファスナ利用建物構造 - Google Patents
面ファスナ利用建物構造Info
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- JPH1072865A JPH1072865A JP24878896A JP24878896A JPH1072865A JP H1072865 A JPH1072865 A JP H1072865A JP 24878896 A JP24878896 A JP 24878896A JP 24878896 A JP24878896 A JP 24878896A JP H1072865 A JPH1072865 A JP H1072865A
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Abstract
り簡単かつ短期に建物を構築可能とする。 【解決手段】 面ファスナ6を有する壁パネル2,2
A,2Bと、面ファスナ6を有する床パネル1とを、相
互に面ファスナ6で接合する。これらの壁パネル2,2
A,2Bおよび床パネル1は、各々金属製のパネルフレ
ーム4,14と、このパネルフレームに張った面材1
0,20と、パネル内に充填した発泡樹脂製の断熱材5
とを有するものとする。壁パネル2,2A,2Bには、
そのの下縁に沿って切欠14aを設け、この切欠14a
に床パネル1の側縁部を嵌合させ、切欠14aの内部お
よび外部の両方で、面ファスナ6による壁パネル2,2
A,2Bと床パネル1との接合を行う。
Description
パネル,床パネル等の構造材を相互に接合する接合手段
として面ファスナを利用した住宅,その他の建物構造に
関する。
力壁,屋根トラス,梁,ブレース等の主要構造材の相互
を、ボルト,溶接,釘打ちなどにより接合して構築して
いた。このことは、構造材として予め工場で生産した壁
パネル,床パネル,天井パネルを現場で組み合わせるパ
ネル工法や、パネル・軸組併用工法の建物の場合でも同
様である。
ボルト,溶接,釘打ちにより構造材の相互を接合する建
物構造では、程度の差こそあれ、いずれも訓練を積んだ
専門職が特殊な工具を使って施工しなければならず、工
期が長くなり、素人には無理な作業となる。工法の内容
についても、例えば軽鉄プレハブ工法(パネル・軸組工
法)では、さらに柱、耐力壁、非耐力壁など、構造部品
を用途毎に分化しており、さらに壁パネルは構造材
(鉄)、下地材(木)、仕上材、断熱材(グラスウー
ル)など、個々に異なる機能を持ち、全てを組み合わせ
ることにより、所定の機能を満たす考え方に依ってい
る。そのため、工場生産を進めるにしても、多大な手間
がかかり、重量が増し、さらにコスト上昇につながると
いった問題に直結する。
殊な工具を要することなく多能工等の作業により簡単に
かつ短工期で構築できる面ファスナ利用建物構造を提供
することを目的とする。
の面ファスナ利用建物構造は、建物強度を負担する構造
材を相互に面ファスナで接合したものである。この構成
によれば、特殊な工具を用いることなく素人の作業で簡
単かつ短期に建物を構築することができる。すなわち、
建物における主要な接合部に面ファスナを使用すること
により、現場での特殊な加工や危険作業,時間のかかる
作業を省略し、簡易にかつ短工期で施工できる。また、
面ファスナの着脱性を生かし、増改築や移築も容易とな
る。
建物構造は、面ファスナを有する壁パネルと、面ファス
ナを有する床パネルとを、相互に前記面ファスナで接合
したものである。このようにパネル化した壁および床の
接合に面ファスナを使用することにより、一層構築作業
が簡単となり、また強度確保も図り易くなる。
記壁パネルおよび床パネルを、各々金属製のパネルフレ
ームと、このパネルフレームに張った面材と、パネル内
に充填した発泡樹脂製の断熱材とを有するものとしても
よい。このようなパネル構造とすることにより、軽量
で、断熱化の優れた壁パネルおよび床パネルとでき、建
物部品数の削減、コスト低下を図ると同時に、断熱性の
向上が実現できる。また、前記金属製のパネルフレーム
として、薄肉のスチールを成形した軽量形鋼を用い、ま
た高強度の断熱材および面材を使用することで、前記壁
パネルを鉛直荷重および水平荷重の負担が可能な軽量の
耐力壁とでき、また床パネルや屋根パネル、壁梁等も同
様な構成とでき、これらの構成部材を高強度の面ファス
ナで立体的に連結することにより、建物全体として高い
剛性を確保することができる。前記のような軽量形鋼の
パネルフレームと面材,断熱材を用いた壁パネル,床パ
ネルの場合、2〜3人程度で持ち運びができる程度の軽
量なパネルとでき、これを面ファスナで接合するため、
特殊な工具を使用せずに、簡単に組み立てることがで
き、素人でも建てることができる。
て、壁パネルの下縁に沿って切欠を設け、この切欠に床
パネルの側縁部を嵌合させ、前記切欠の内部および外部
の両方で、面ファスナによる壁パネルと床パネルとの接
合を行ってもよい。この構成によれば、嵌合と面ファス
の接合とによって壁パネルと床パネルの相互が連結さ
れ、また2方向の接合が行えるので、満足できる連結強
度を確保できる。
建物構造は、並設される各外壁パネルを、外部パネルと
内部パネルとの2重に形成し、これら外部パネルと内部
パネルの幅方向位置を交互にずらし、これら外部パネル
と内部パネルとは互いの重なり面に面ファスナを設け、
各外部パネルを隣合う2枚の内部パネルに前記面ファス
ナで接合したものである。この構成によれば、面ファス
ナによる接合面が広くなり、隣合う外壁パネルの連続性
が堅固となるため、外壁に十分な強度が確保される。ま
た、面ファスナは外壁パネルの内部に隠れるので、防火
性能が向上する。
パネルおよび床パネルのいずれか片方または両方におけ
る一部または全部の面ファスナを、パネル内に充填され
た発泡樹脂製の断熱材に、その溶融樹脂の発泡成形に伴
って一体に付着させてもよい。発泡樹脂としてはウレタ
ン等が使用できる。この構成の場合、パネル成形後に面
ファスナをパネルフレーム等に接着する作業が不要とな
り、パネルの製造が容易になる。しかも、ウレタン等の
発泡樹脂による接着力は強固に得られるため、面ファス
ナがその裏面と壁パネルや床パネルの構成部材等の間で
剥離する問題も解消される。
建物構造は、間仕切壁パネルの下端面を、床パネルに設
けられた溝内に嵌合し、前記間仕切壁パネルの上端面と
天井材との間にスペーサを介在させ、前記間仕切壁パネ
ルの上端面を前記スペーサに面ファスナで接合したもの
である。この構成によれば、床パネルと天井材との間に
間仕切壁パネルを簡単かつ強固に接合できる。
建物構造は、壁パネルまたは天井パネルに設けたヒンジ
に屋根パネルを接合し、この屋根パネルと前記ヒンジと
の接合を面ファスナで行ったものである。この構成によ
れば、屋根パネルの取付けを簡単に行うことができ、そ
の屋根パネルの勾配の違いに対しても、同じ仕様の壁パ
ネルや天井パネル等で対処することができる。
パネルと接合する面ファスナを有するものである。
金属製のパネルフレームと、このパネルフレームに張っ
た面材と、パネル内に充填した発泡樹脂製の断熱材と、
前記パネルフレームに貼られて構造材と接合される面フ
ァスナとを備えたものである。この構成によれば、前記
面ファスナ利用建物構造に使用可能な壁パネルを、工場
で容易に生産でき、そのコストも低減できる。また、そ
の壁パネルに十分な強度および断熱性を持たせることが
できると共に、比較的に重量を軽くすることができる。
壁パネルと接合する面ファスナを有するものである。
パネルフレームと、このフレームの内側に充填状態に設
けられて上面に配線配管用溝を有する発泡樹脂製の断熱
材と、この断熱材の上面に重ねられて前記断熱材に面フ
ァスナで接合された床仕上材とを有するものである。こ
の構成によれば、前記面ファスナ利用建物構造に使用可
能な床パネルを、工場で容易に生産でき、そのコストも
低減できる。また、その床パネルに十分な強度および断
熱性を持たせることができると共に、比較的に重量を軽
くすることができる。また、上面に有する配線配管用溝
により床面上での配線処理および配管処理を簡単かつ仕
上げよく行うことができる。
用建物の構築方法は、前記面ファスナ利用建物の構築方
法であって、互いに方向を異ならせて隣接する2面の面
ファスナの接合に際して、片方の面の面ファスナによる
接合時にもう片方の面の面ファスナをシート類で覆って
おき、前記片方の面の面ファスナによる接合が終わった
後、前記シート類を取り除いてもう片方の面の面ファス
ナによる接合を行うものである。角度をなす2面を面フ
ァスナで接合する場合、同時に接合すると、その接合過
程で各面の面ファスナの接合の進行が隣の面の面ファス
ナの接合の進行を阻害することがあるが、上記のように
シート類で覆って各面を順に接合することで、角度をな
す2面の両方で、面ファスナの確実な接合が行える。
ないし図6と共に説明する。図1はこの実施形態に係る
面ファスナ利用建物構造の要部を示す縦断面図である。
この建物構造は、床パネル1、壁パネル2,2A,2
B、屋根パネル3などの構造材を相互に接合して構築し
たものである。1階の床パネル1は、金属製のパネルフ
レーム4と、このフレーム4の内側に充填した発泡樹脂
製の断熱材5とを有し、前記断熱材5の上面と前記パネ
ルレーム4の外周面には面ファスナ6が付着させてあ
る。パネルフレーム4には、例えば比較的薄肉の軽量形
鋼(LGS)が用いられ、内向きの溝形またはリップ溝
形としたもの等が使用される。断熱材5は、押出発泡ポ
リスチレンや、ウレタン樹脂等の発泡樹脂が使用され
る。
る外周の布基礎7Aはプレキャストコンクリート等から
なり、その上端には土台となる金属製のフレーム8が一
体に設けられていて、このフレーム8の表面に面ファス
ナ6が接着してある。フレーム8は、基礎7Aの天端面
の外周部が上方へ突出する溝形部分とその下端から内側
へ延びる平板部分とを有している。また、フレーム8に
は、床パネル1を位置決めする位置決めピン9Aと、壁
パネル2を位置決めする位置決めピン9Bとが突設させ
てある。床パネル1を支持する内部布基礎7Bもプレキ
ャストコンクリート等からなり、その上端には床パネル
1を位置決めする位置決めピン9Aが突設されている。
これら布基礎7A,7B上への床パネル1の設置に際し
ては、床パネル1のパネルフレーム4に設けられた図示
しないピン挿通孔に、布基礎7A,7Bの位置決めピン
9Aを挿通させる。これにより、床パネル1を布基礎7
A,7B上の正しい位置に配置することができる。ま
た、この設置状態で、布基礎7A側の面ファスナ6と床
パネル1側の面ファスナ6とが接合し、布基礎7A,7
B上への設置強度が向上する。床パネル1の設置後に、
その上面に図4のように床仕上材10を張り付ける。こ
の床仕上材10の裏面には面ファスナ6を付着させてお
く。これにより、床仕上材10の面ファスナ6と床パネ
ル1上の面ファスナ6とで、床仕上材10が床パネル1
上に接合される。なお、床仕上材10は工場生産過程で
床パネル1に設けておいても良い。床パネル1の短辺側
では、そのパネルフレーム4の下側または上側に図3の
ように切欠4aが形成されており、短辺同士が隣接する
両床パネル1,1間では、それらの切欠4a,4aが互
いに噛み合うようにしてある。すなわち合欠接合とな
る。また、両床パネル1,1間は面ファスナ6を介して
接合する。このため、床パネル1の設置強度が一層向上
する。
も、金属製のパネルフレーム14と、このフレーム14
の内側に充填した発泡樹脂製の断熱材5とを有し、前記
パネルレーム14の外周面には面ファスナ6が付着させ
てある。フレーム14および断熱材5は、前述の床パネ
ル1と同様な材質,形状のものが使用される。また、前
記パネルフレーム14の上下端の屋内側または屋外側に
は切欠14aが形成されている。外周布基礎7A上への
壁パネル2,2Aの設置に際しては、壁パネル2,2A
のパネルフレーム14の下端に設けられた図示しないピ
ン挿通孔に布基礎7A側の位置決めピン9Bを挿通させ
る。これにより、壁パネル2,2Aを布基礎7A上の正
しい位置に立設することができる。この設置状態で、布
基礎7A側および床パネル1側の面ファスナ6と、壁パ
ネル2,2A下端の面ファスナ6とを接合する。壁パネ
ル2,2Aの下端の切欠14aが床パネル1の端部に噛
み合うので、壁パネル2の接合強度が一層向上する。一
方、床パネル1では、その端部が布基礎7A上の切欠8
aと壁パネル2,2Aの下端の切欠14aとに噛み合う
状態となるので、その接合強度がさらに向上する。壁パ
ネル2,2Aの設置後に、その両面に図4のように外装
用および内装下地用の面材20を張り付ける。この面材
20の裏面には面ファスナ6を付着させておく。これに
より、面材20の面ファスナ6と壁パネル2,2A上の
面ファスナ6とで、面材20が壁パネル2,2Aの両面
に接合される。面材20は、壁パネル2に工場生産過程
で設けておいても良い。前記壁パネル2のパネルフレー
ム14の上端には2階の床パネル1を位置決めする位置
決めピン9Aと後述する2階用壁パネル2Bを位置決め
する位置決めピン9Bが突設されている。これら位置決
めピン9A,9Bは、壁パネル2に設けておいたピン嵌
合孔に現場で差込むことなどによって突設する。
Aとほぼ同様の構成である。そのパネルフレーム14の
上端には後述する屋根パネル3を位置決めする位置決め
ピン9Cが前記と同様に突設されている。ただし、この
パネルフレーム14の上端には切欠は形成されない。こ
の壁パネル2Bは屋内壁としても使用される。1階の屋
内壁として使用する場合には、切欠14aのある方が上
端となるように上下を逆にする。ただし、この場合、切
欠14aのある端部側に位置決めピン9A,9Bを突設
する。
用する。この2階の床パネル1は、1階の壁パネル2,
2Bの上端間に横架して設置する。すなわち、床パネル
1のパネルフレーム4に設けた図示しないピン挿通孔
に、壁パネル2,2Bの上端の位置決めピン9Aを挿通
させることにより、壁パネル2,2Bの上端の切欠14
aに床パネル1の端部が噛み合う正しい位置に床パネル
1が設置される。この設置状態で、床パネル1と壁パネ
ル2,2Bとを面ファスナ6により接合する。このよう
にして、2階の床パネル1を設置した後、その下面に天
井面材21を張り付ける。この天井面材21の裏面には
面ファスナ6を付着させておく。これにより、天井面材
21の面ファスナ6と床パネル1の下面の面ファスナ6
とで、天井面材21が床パネル1の下面に接合される。
2,2A,2Bの上に継ぎ足した状態に連結するが、そ
の連結部が床パネル1の設置部となる場合は、下端の切
欠14aが床パネル1の端部と噛み合う向きに配置す
る。設置にあたっては、その下端のパネルフレーム14
に形成された図示しないピン挿通孔に1階の壁パネル
2,2Bの上端の位置決めピン9Bを挿通させて位置決
めを行う。これにより、2階の壁パネル2Bの下端は面
ファスナ6を介して1階の壁パネル2,2Bおよび2階
の床パネル1に接合する。このようにして2階の壁パネ
ル2Bを設置した後で、2階の床パネル1の上に床仕上
材10を1階の場合と同様にして張り付ける。
の連結部が床パネル1の設置部とならない場合は、1階
の壁パネル2Aの上端の切欠14aに2階の壁パネル2
Bの下端の切欠14aが噛み合うように向きを定めて2
階の壁パネル2Bを設置する。
置した建物の例を示している。この屋根パネル3も、金
属製のパネルフレーム24と、そのパネルフレーム24
内に充填した発泡樹脂製の断熱材5とを有し上下面や側
面には面ファスナ6が付着させてある。また、上面から
屋外側に向く側面にわたっては、面ファスナ6の接合に
より外装面材26が張り付けてある。さらに、前記外装
面材26の屋外側に向く角部には樋27が取り付けられ
る。この樋27は、樋本体28をヒンジ29の一片29
aに固定したものであり、前記ヒンジ29の他の一片2
9bを面ファスナ6を介して前記屋根パネル3に接合す
ることにより取り付けられる。前記屋根パネル3の前記
2階の壁パネル2B上への設置においても、屋根パネル
3の下面側に形成したピン挿通孔に壁パネル2Bの位置
決めピン9Cを挿通させることにより位置決めする。こ
のように設置することにより、面ファスナ6を介して屋
根パネル3が2階の壁パネル2Bの上に接合される。
6の各例を示したものである。図6(A)はファスナ基
材6cに半球形の頭部を有する無数の係合体6aを植毛
したファスナ6Aと、ファスナ基材6cにループ状の無
数の係合体6bを植毛したフスナ6Bとの組み合わせか
らなるものであり、例えば前記床パネル1側には前記フ
ァスナ6Aを、床パネル1に接合させる壁パネル2,2
A側には前記ファスナ6Bを付着させる。図5(B)は
ファスナ基材6cにフック状の無数の係合体6aを植毛
したファスナ6Aと、ファスナ基材6cにループ状の無
数の係合体6bを植毛したファスナ6Bとの組み合わせ
からなるものである。図5(C)は球形の頭部を有する
無数の係合体6aを植毛した一組のファスナ6A,6B
からなるものである。このように、面ファスナ6は、互
いに係合する無数の係合体が設けられたものであれば良
く、その具体的構成は特に問わない。また、互いに接合
される面ファスナ6A,6Bは、係合体に雄雌等の区別
があるものに限らず、区別がないものを使用しても良
い。
記1階の壁パネル2の上端と、2階の床パネル1との接
合においは、予め図5(A)のように壁パネル2の上端
の切欠14aの縦面の面ファスナ6にシート類36で覆
っておいて、その切欠14aの横面の面ファスナ6と、
床パネル1の下面の面ファスナ6との接合を行い、その
接合が終わった後、図5(B)のように前記シート類3
6を抜き取って、壁パネル2の切欠14aの縦面の面フ
ァスナ6と、床パネル1の縦面の面ファスナ6との接合
を行ってもよい。このような手順で行うことにより、異
なる2面で互いに接合される壁パネル2と床パネル1と
の接合を、円滑にかつ十分な接合強度が確保できるよう
に行うことができる。このような手法は、布基礎7Aへ
の床パネル1の接合など、他の接合箇所においても採用
することができる。
用した場合を示したが、図2のように切妻型の屋根パネ
ル3Aを使用してもよい。この屋根パネル3Aは、前記
フラット型の屋根パネル3とほぼ同様の構成のパネル本
体33の2枚を、ヒンジ30を介して連結すると共に、
ヒンジ30で連結される両パネル本体33,33の端部
間にできる隙間に断面が方形の棒状体34を取り付けた
ものであり、そのパネル本体33の裏面に取り付けた別
のヒンジ35を介して2階の壁パネル2Bの上端に連結
する。また、パネル本体33の下端すなわち軒先には、
図1の場合と同様の樋27を取り付ける。前記両パネル
本体33への、ヒンジ30,35、棒状体34および樋
27の取付けは、面ファスナ6の接合によって行う。こ
の屋根パネル3Aでは、前記ヒンジ30により屋根勾配
を自在に可変設定できるので、組み立て段階で容易に設
計変更が可能である。
ボルトや溶接や釘打ちによらず、床パネル1、壁パネル
2,2A,2B、屋根パネル3,3Aなどの構造材の相
互を面ファスナ6によって接合するので、専門職によら
ず特殊な工具を要することなく、素人の作業により短期
間で構築できる。また、解体も容易なため、リサイクル
にも有効である。したがって、仮設住宅や、アトリエ等
として利用できる。図7(A)〜(D)は、前記面ファ
スナ利用建物構造を住宅用として構築した一例を示す縦
断面図、および各階の平面図であり、その増築例を同図
(E)〜(H)に示す。このような増築や改築が、面フ
ァスナによる各部の接合のために容易に行える。
ナ利用建物構造の第2の実施形態を示す縦断面図であ
る。この実施形態では、建物の外壁パネル42を、外部
パネル42aと内部パネル42bとを重ねてなる二重構
造としたものである。外部パネル42aと内部パネル4
2bの幅方向位置は図10(A)に水平断面図で示すよ
うに交互に半幅ずつずらしている。外部パネル42a
は、図9および図10(B)に斜視図および水平断面図
で示すように、金属製のパネルフレーム44と、このパ
ネルフレーム44内に充填した発泡樹脂製の断熱材5
と、パネルの片面や上下端の一部に付着させた面ファス
ナ6と、パネルの他の片面に張り付けた面材46と、パ
ネルの両側面に取付けたガスケット47とを有する。パ
ネルフレーム44および断熱材5の材質は、前記実施形
態と同様に、溝形等の軽鉄性のもの、および発泡樹脂製
のものが各々使用される。面ファスナ6は、前記断熱材
5となるウレタン樹脂の発泡成形に伴って、この断熱材
44に一体に付着させる。なお、パネルフレーム44に
は、図9のように帯板状の軽鉄からなる帯状の補強フレ
ーム材48を付加してもよい。補強フレーム材48は、
筋違となるように外部パネル42aの角部間に設けても
良い。この補強フレーム材48で用いる軽鉄および前記
各パネルフレームに用いる軽鉄は、厚み0.4〜0.9
mm程度のものが好ましい。
いが、外部パネル42aと略同様の構造であり、前記ガ
スケット47を持たない点が異なるのみである。前記外
部パネル42aと内部パネル42bの接合は、各パネル
42a,42bの面ファスナ6によって行う。この場
合、外部パネル42aと内部パネル42bを互いにずら
して接合するため、例えば外部パネル42aは隣接する
2枚の内部パネル42bに跨がって接合されることにな
り、その接合強度が大幅に向上する。また、外部パネル
42aと内部パネル42bを接合する面ファスナ6は一
般的に樹脂製であるが、前記外壁パネル42に構造にお
いて、面ファスナ6は外壁パネル42の内部に隠れてし
まうため、防火性能が向上することになる。なお、前記
各部に用いる面ファスナ6としては、樹脂製のものの他
に金属製のものを用いても良い。
ル42の上下端や、2階の外壁パネル42の下端には床
パネル1と嵌合する切欠42cを形成する。この外壁パ
ネル42の構成の場合、前記切欠42cは、前記外部パ
ネル42aに対して、前記内部パネル42bの高さ寸法
を若干短くすることにより容易に形成することができ
る。外壁パネル42と床パネル1とを図10(C)のよ
うに面ファスナ6の接合により連結する構造は、先の実
施形態の場合と同様である。
場合は、図11のように外部パネル42aおよび内部パ
ネル42aに開口49の一部を構成する切欠49aを形
成したり、開口部専用の外部パネル42aaや内部パネ
ル42bbを使用する。外壁パネル42に比べて強度が
小さくてよい間仕切壁パネル50の場合、二重構造とす
る内外の両パネル50a,50bは、幅方向にずらさな
くてもよい。
る床パネルの他の例を示す斜視図である。この床パネル
1Aは、パネルフレーム4内に充填して設けられる発泡
樹脂製の断熱材5の上面に配線配管用溝51を形成した
ものであり、その断熱材5の上面には床仕上材10が張
り付けられる。断熱材5の上面への前記床仕上材10の
張り付けは、面ファスナ6の接合によって行われる。そ
の他の構成は、先の実施形態における床パネル1の場合
と同様である。この床パネル1Aによると、設置後に、
別途、配線用や配管用の空間を確保する作業が要らない
ので、さらに施工が容易になる。
パネル50の設置は例えば図13にようにして行う。図
13(A)はその一例を示す。この例では、間仕切壁パ
ネル50の下端を、床パネル1に設けられた溝1a内に
ゴムマット52を介在させて嵌合し、前記間仕切壁パネ
ル50の上端面と天井面材21との間にスペーサ53を
介在させ、間仕切壁パネル50の上端面を面ファスナ6
で前記スペーサ53に接合したものである。スペーサ5
3と天井面材21との接合も面ファスナ6で行う。この
ように構成することにより、間仕切壁パネル50の設置
も、ボルト、溶接、釘打ちによらず、特殊な工具も用い
ることなく素人の作業で簡単に行うことができる。な
お、床パネル1の溝1aへの前記間仕切壁パネル50の
下端の嵌合においては、図13(B)のように、間仕切
壁パネル50の下端にばね部54aと幅木54bとが一
体となった下地材54を設け、この下地材54の下端を
前記床パネル1の溝1aに嵌合させることにより、前記
ゴムマット52を省略してもよい。
り二重構造とした間仕切壁パネル50の場合には、図1
3(C)のように両パネル50a,50bを上下にずら
して重ね、下側に突出する片方のパネル50aの下端を
下階の床パネル1の上面に形成した溝1aに嵌合させ、
上側に突出するもう片方のパネル50bの上端を上階の
床パネル1の下面に形成した溝1bに嵌合させてもよ
い。この場合、パネル50bの下端と床パネル1の上面
との間にできる空間Aや、パネル50aの上端と床パネ
ル1の下面との間にできる空間Bを配線用空間として利
用できるので、別途、配線用空間を確保するための施工
を省略できる。
構造材を相互に面ファスナで接合したため、特殊な工具
を要することなく多能工等の作業により簡単にかつ短工
期で構築することができる。また、壁パネルおよび床パ
ネルとして、金属製のパネルフレームと、このパネルフ
レームに張った面材と、パネル内に充填した発泡樹脂製
の断熱材とを有するものとした場合は、比較的に軽量の
パネルとできて、人手で持ち運びが行え、一層構築が簡
単となる。また、断熱性にも優れ、かつ工場生産性にも
優れた壁パネルおよび床パネルとできる。
物構造の要部を示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
短辺側を示す断面図である。
よび壁パネルへの面材張付け手順を示す説明図である。
壁パネルの接合方法を示す説明図である。
ナの各例を示す側面図である。
の一例を示す縦断面図、(B)〜(D)はその各階の平
面プラン図、(E)は同建物の増改築後の状態を示す縦
断面図、(F)〜(H)はその各階の平面プラン図であ
る。
建物構造の要部縦断面図である。
を構成する外部パネルの斜視図である。
は同外壁パネルを構成する外部パネルの水平断面図、
(C)は同外壁パネルと床パネルの接合構造を示す縦断
面図である。
である。
示す斜視図である。
ネルの設置構造の一例を示す縦断面図、(B)は同間仕
切壁パネルの下端構造の他の例を示す縦断面図、(C)
は同間仕切壁パネルの設置構造の他の例を示す縦断面図
である。
ネル、3,3A…屋根パネル、4,14,24,44…
パネルフレーム、14a…切欠、5…断熱材、6…面フ
ァスナ、10…床仕上材、21…天井面材、26…外装
面材、30…ヒンジ、36…シート類、42…外壁パネ
ル、42a…外部パネル、42b…内部パネル、50…
間仕切壁パネル、51…配線配管用溝、53…スペーサ
Claims (13)
- 【請求項1】 建物強度を負担する構造材を相互に面フ
ァスナで接合した面ファスナ利用建物構造。 - 【請求項2】 面ファスナを有する壁パネルと、面ファ
スナを有する床パネルとを、相互に前記面ファスナで接
合した面ファスナ利用建物構造。 - 【請求項3】 前記壁パネルおよび床パネルは、各々金
属製のパネルフレームと、このパネルフレームに張った
面材と、パネル内に充填した発泡樹脂製の断熱材とを有
するものである請求項2記載の面ファスナ利用建物構
造。 - 【請求項4】 壁パネルの下縁に沿って切欠を設け、こ
の切欠に床パネルの側縁部を嵌合させ、前記切欠の内部
および外部の両方で、面ファスナによる壁パネルと床パ
ネルとの接合を行った請求項2または請求項3記載の面
ファスナ利用建物構造。 - 【請求項5】 並設される各外壁パネルを、外部パネル
と内部パネルとの2重に形成し、これら外部パネルと内
部パネルの幅方向位置を交互にずらし、これら外部パネ
ルと内部パネルとは互いの重なり面に面ファスナを設
け、各外部パネルを隣合う2枚の内部パネルに前記面フ
ァスナで接合した面ファスナ利用建物構造。 - 【請求項6】 壁パネルおよび床パネルのいずれか片方
または両方における一部または全部の面ファスナが、パ
ネル内に充填された発泡樹脂製の断熱材に、その溶融樹
脂の発泡成形に伴って一体に付着させたものである請求
項3または請求項4または請求項5記載の面ファスナ利
用建物構造。 - 【請求項7】 間仕切壁パネルの下端面を、床パネルに
設けられた溝内に嵌合し、前記間仕切壁パネルの上端面
と天井材との間にスペーサを介在させ、前記間仕切壁パ
ネルの上端面を前記スペーサに面ファスナで接合した面
ファスナ利用建物構造。 - 【請求項8】 壁パネルまたは天井パネルに設けたヒン
ジに屋根パネルを接合し、この屋根パネルと前記ヒンジ
との接合を面ファスナで行った面ファスナ利用建物構
造。 - 【請求項9】 床パネルと接合する面ファスナを有する
壁パネル。 - 【請求項10】 金属製のパネルフレームと、このパネ
ルフレームに張った面材と、パネル内に充填した発泡樹
脂製の断熱材と、前記パネルフレームに貼られて構造材
と接合される面ファスナとを備えた壁パネル。 - 【請求項11】 壁パネルと接合する面ファスナを有す
る床パネル。 - 【請求項12】 パネルフレームと、このフレームの内
側に充填状態に設けられて上面に配線配管用溝を有する
発泡樹脂製の断熱材と、この断熱材の上面に重ねられて
前記断熱材に面ファスナで接合された床仕上材とを有す
る床パネル。 - 【請求項13】 請求項4記載の建物構造の構築方法で
あって、互いに方向を異ならせて隣接する2面の面ファ
スナの接合に際して、片方の面の面ファスナによる接合
時にもう片方の面の面ファスナをシート類で覆ってお
き、前記片方の面の面ファスナによる接合が終わった
後、前記シート類を取り除いてもう片方の面の面ファス
ナによる接合を行う面ファスナ利用建物の構築方法。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24878896A JP3865830B2 (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | 面ファスナ利用建物構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP24878896A JP3865830B2 (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | 面ファスナ利用建物構造 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1072865A true JPH1072865A (ja) | 1998-03-17 |
| JP3865830B2 JP3865830B2 (ja) | 2007-01-10 |
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ID=17183414
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| JP24878896A Expired - Lifetime JP3865830B2 (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | 面ファスナ利用建物構造 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3865830B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008208544A (ja) * | 2007-02-23 | 2008-09-11 | Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd | 基礎断熱構造 |
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| JP2009133201A (ja) * | 2009-03-24 | 2009-06-18 | Ohbayashi Corp | 仕上材、仕上面施工方法、床、および、壁 |
| JP2009287668A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 断熱材 |
| JP2016070054A (ja) * | 2014-09-29 | 2016-05-09 | みやび建設株式会社 | 断熱壁構造、断熱壁構造組立方法、及び建築構造物 |
| JP2018069962A (ja) * | 2016-10-31 | 2018-05-10 | 株式会社ホンダアクセス | 部材の組立構造および部材の組立方法 |
-
1996
- 1996-08-30 JP JP24878896A patent/JP3865830B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| CN108016263A (zh) * | 2016-10-31 | 2018-05-11 | 株式会社本田阿克塞斯 | 部件组装构造及部件组装方法 |
| CN108016263B (zh) * | 2016-10-31 | 2020-12-01 | 株式会社本田阿克塞斯 | 部件组装构造及部件组装方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3865830B2 (ja) | 2007-01-10 |
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