JPH1074636A - 力率改善用リアクトル - Google Patents
力率改善用リアクトルInfo
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- JPH1074636A JPH1074636A JP22802896A JP22802896A JPH1074636A JP H1074636 A JPH1074636 A JP H1074636A JP 22802896 A JP22802896 A JP 22802896A JP 22802896 A JP22802896 A JP 22802896A JP H1074636 A JPH1074636 A JP H1074636A
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- circuit
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型で、漏洩磁束が少なく、周囲の回路に影
響を与えることのない力率改善用リアクトルを提供す
る。 【解決手段】 巻数の等しい4つのコイルN1 、N2 、
N3 、及びN4 を、閉磁路を形成する磁心11、12の
磁脚に巻回する。コイルN1 とコイルN2 とは互いに接
続されており、相互に漏洩磁束を打ち消すように磁脚に
巻回される。同様に、コイルN3 とコイルN4 とは互い
に接続されており、相互に漏洩磁束を打ち消すように磁
脚に巻回される。さらに、コイルN1 とコイルN4 と
は、直接磁脚に巻回され、コイルN2 とコイルN3 と
は、それぞれ、コイルN4 とコイルN1の上に重ねて巻
回される。
響を与えることのない力率改善用リアクトルを提供す
る。 【解決手段】 巻数の等しい4つのコイルN1 、N2 、
N3 、及びN4 を、閉磁路を形成する磁心11、12の
磁脚に巻回する。コイルN1 とコイルN2 とは互いに接
続されており、相互に漏洩磁束を打ち消すように磁脚に
巻回される。同様に、コイルN3 とコイルN4 とは互い
に接続されており、相互に漏洩磁束を打ち消すように磁
脚に巻回される。さらに、コイルN1 とコイルN4 と
は、直接磁脚に巻回され、コイルN2 とコイルN3 と
は、それぞれ、コイルN4 とコイルN1の上に重ねて巻
回される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、力率改善用リアク
トルに関し、特に、入力電源電圧に応じて、倍電圧整流
回路と全波整流回路とを切り替えて使用する電源装置に
用いられる力率改善用リアクトルに関する。
トルに関し、特に、入力電源電圧に応じて、倍電圧整流
回路と全波整流回路とを切り替えて使用する電源装置に
用いられる力率改善用リアクトルに関する。
【0002】
【従来の技術】商用電源等から入力される交流電圧を直
流電圧に変換して負荷に供給する電源装置の中には、例
えば、100[V]と200[V]といった、異なる入
力電圧に対応できる装置(ワイド入力電源装置)があ
る。そのような電源装置を図5に示す。
流電圧に変換して負荷に供給する電源装置の中には、例
えば、100[V]と200[V]といった、異なる入
力電圧に対応できる装置(ワイド入力電源装置)があ
る。そのような電源装置を図5に示す。
【0003】図5の電源装置は、整流回路51と、平滑
回路52と、スイッチ53とを有し、入力電圧Vinが1
00[V]のときは、スイッチ53をオンして、整流回
路51と平滑回路52とで倍電圧整流回路を構成し、入
力電圧Vinが200[V]のときは、スイッチ53をオ
フして、整流回路51と平滑回路52とで全波整流回路
を構成して、入力電圧にかかわらず、一定の直流電圧を
負荷54に供給するように構成されている。
回路52と、スイッチ53とを有し、入力電圧Vinが1
00[V]のときは、スイッチ53をオンして、整流回
路51と平滑回路52とで倍電圧整流回路を構成し、入
力電圧Vinが200[V]のときは、スイッチ53をオ
フして、整流回路51と平滑回路52とで全波整流回路
を構成して、入力電圧にかかわらず、一定の直流電圧を
負荷54に供給するように構成されている。
【0004】この種の電源装置では、その力率を改善す
るために、入力側において電源ラインに力率改善用リア
クトル55が挿入接続される。ところが、入力電圧が1
00[V]の場合に最適となるように設計された力率改
善用リアクトルと、入力電圧が200[V]の場合に最
適となるように設計された力率改善用リアクトルとで
は、巻線の太さや巻数が異なる。つまり、負荷の消費電
力が同じと仮定し、入力電圧が100[V]の場合と入
力電圧が200[V]の場合とを比べると、入力電圧が
100[V]の場合は、入力電圧が200[V]の場合
に比べ、リアクトルに流れる電流が多いので、巻線の断
面積を大きく(即ち、太い導線を使用)しなければなら
ない。ここで巻枠のサイズに決まっていると、その巻数
は少なくなる。逆に、入力電圧が200[V]の場合
は、入力電圧が100[V]の場合に比べ、リアクトル
に流れる電流は少ないので、細い導線が使用でき、巻数
を多くすることができる。
るために、入力側において電源ラインに力率改善用リア
クトル55が挿入接続される。ところが、入力電圧が1
00[V]の場合に最適となるように設計された力率改
善用リアクトルと、入力電圧が200[V]の場合に最
適となるように設計された力率改善用リアクトルとで
は、巻線の太さや巻数が異なる。つまり、負荷の消費電
力が同じと仮定し、入力電圧が100[V]の場合と入
力電圧が200[V]の場合とを比べると、入力電圧が
100[V]の場合は、入力電圧が200[V]の場合
に比べ、リアクトルに流れる電流が多いので、巻線の断
面積を大きく(即ち、太い導線を使用)しなければなら
ない。ここで巻枠のサイズに決まっていると、その巻数
は少なくなる。逆に、入力電圧が200[V]の場合
は、入力電圧が100[V]の場合に比べ、リアクトル
に流れる電流は少ないので、細い導線が使用でき、巻数
を多くすることができる。
【0005】このように、力率改善用のリアクトルは入
力電圧によって、その最適条件が異なる。このため、従
来の力率改善用リアクトル55は、例えば、入力電圧が
100[V]のときの電流容量と、その電流容量におけ
る磁気飽和と発熱等を考慮しつつ、入力電圧が200
[V]のときに必要になる最低のインダクタンス値を満
たすように設計される。その結果、従来の、ワイド入力
電源装置に使用される力率改善用リアクトルは、単一の
入力電圧に対して最適設計された力率改善用リアクトル
に比べ大型になるという欠点がある。
力電圧によって、その最適条件が異なる。このため、従
来の力率改善用リアクトル55は、例えば、入力電圧が
100[V]のときの電流容量と、その電流容量におけ
る磁気飽和と発熱等を考慮しつつ、入力電圧が200
[V]のときに必要になる最低のインダクタンス値を満
たすように設計される。その結果、従来の、ワイド入力
電源装置に使用される力率改善用リアクトルは、単一の
入力電圧に対して最適設計された力率改善用リアクトル
に比べ大型になるという欠点がある。
【0006】そこで、発明者等は、特願平8−1038
06号において、小型の力率改善用リアクトルを提案し
た。その力率改善用リアクトルを備えた電源装置を図6
に示す。
06号において、小型の力率改善用リアクトルを提案し
た。その力率改善用リアクトルを備えた電源装置を図6
に示す。
【0007】図6の電源装置は、図5の電源装置と同様
に、整流回路51、平滑回路52、及びスイッチ53を
有している。そして、整流回路51と平滑回路52とを
接続する電源ラインに力率改善用リアクトル61が挿入
接続されている。この力率改善用リアクトル61は、閉
磁路磁心と、この閉磁路磁心に巻回された巻数の等しい
2つのコイル(必要とされる巻数の1/2の巻数をそれ
ぞれ有するコイル)を有している。
に、整流回路51、平滑回路52、及びスイッチ53を
有している。そして、整流回路51と平滑回路52とを
接続する電源ラインに力率改善用リアクトル61が挿入
接続されている。この力率改善用リアクトル61は、閉
磁路磁心と、この閉磁路磁心に巻回された巻数の等しい
2つのコイル(必要とされる巻数の1/2の巻数をそれ
ぞれ有するコイル)を有している。
【0008】この力率改善用リアクトルは、小型で、広
い範囲の入力電圧に対する力率を改善することができ
る。
い範囲の入力電圧に対する力率を改善することができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の力率改善用リア
クトルは、上述したように、ワイド入力電源装置に用い
る場合には大型のものが必要となるという問題点があ
る。
クトルは、上述したように、ワイド入力電源装置に用い
る場合には大型のものが必要となるという問題点があ
る。
【0010】また、発明者等が提案した力率改善用リア
クトルを有する電源装置では、スイッチオン状態で、2
つのコイルの内、一方のコイルにしか電流が流れないた
め、漏洩磁束が多く、周囲の回路に悪影響を与える。例
えば、CRTやモニターなどでは、漏洩磁束の影響によ
って、画面がちらついたり、ブレたりする。したがっ
て、このような力率改善用リアクトルを有する電源装置
は、使用できる範囲が限られてしまうという問題点があ
る。
クトルを有する電源装置では、スイッチオン状態で、2
つのコイルの内、一方のコイルにしか電流が流れないた
め、漏洩磁束が多く、周囲の回路に悪影響を与える。例
えば、CRTやモニターなどでは、漏洩磁束の影響によ
って、画面がちらついたり、ブレたりする。したがっ
て、このような力率改善用リアクトルを有する電源装置
は、使用できる範囲が限られてしまうという問題点があ
る。
【0011】本発明は、小型で、漏洩磁束が少なく、周
囲の回路に影響を与えることのない力率改善用リアクト
ルを提供することを目的とする。
囲の回路に影響を与えることのない力率改善用リアクト
ルを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、閉磁路
を形成する磁心と、巻数の等しい第1乃至第4のコイル
とを有し、前記第1のコイルと前記第2のコイルとは、
互いに接続されて相互に漏洩磁束を打ち消すように前記
磁心に巻回され、前記第3のコイルと前記第4のコイル
とは、互いに接続され相互に漏洩磁束を打ち消すように
前記磁心に巻回されており、かつ、前記第1のコイル及
び前記第4のコイルが前記磁心に直接巻回され、前記第
2のコイルが前記第4のコイルに重ねて、前記第3のコ
イルが前記第1のコイルに重ねて巻回されていることを
特徴とする力率改善用リアクトルが得られる。
を形成する磁心と、巻数の等しい第1乃至第4のコイル
とを有し、前記第1のコイルと前記第2のコイルとは、
互いに接続されて相互に漏洩磁束を打ち消すように前記
磁心に巻回され、前記第3のコイルと前記第4のコイル
とは、互いに接続され相互に漏洩磁束を打ち消すように
前記磁心に巻回されており、かつ、前記第1のコイル及
び前記第4のコイルが前記磁心に直接巻回され、前記第
2のコイルが前記第4のコイルに重ねて、前記第3のコ
イルが前記第1のコイルに重ねて巻回されていることを
特徴とする力率改善用リアクトルが得られる。
【0013】また、本発明によれば、整流回路と、平滑
回路と、スイッチとを有し、入力電圧に応じてスイッチ
を切り替えることによって、前記整流回路及び前記平滑
回路を倍電圧整流回路として動作させたり、全波整流回
路として動作させたりできる電源装置であって、前記整
流回路と前記平滑回路とを結ぶ第1及び第2の電源ライ
ンに力率改善用リアクトルが接続されている電源装置に
おいて、前記力率改善用リアクトルが、閉磁路を形成す
る磁心と、巻数の等しい第1乃至第4のコイルとを有
し、前記第1のコイルと前記第2のコイルとは、前記第
1の電源ラインに直列に挿入接続されて相互に漏洩磁束
を打ち消すように前記磁心に巻回され、前記第3のコイ
ルと前記第4のコイルとは、前記第2の電源ラインに直
列に挿入接続されて相互に漏洩磁束を打ち消すように前
記磁心に巻回されており、かつ、前記第1のコイル及び
前記第4のコイルが前記磁心に直接巻回され、前記第2
のコイルが前記第4のコイルに重ねて、前記第3のコイ
ルが前記第1のコイルに重ねて巻回されていることを特
徴とする電源装置が得られる。
回路と、スイッチとを有し、入力電圧に応じてスイッチ
を切り替えることによって、前記整流回路及び前記平滑
回路を倍電圧整流回路として動作させたり、全波整流回
路として動作させたりできる電源装置であって、前記整
流回路と前記平滑回路とを結ぶ第1及び第2の電源ライ
ンに力率改善用リアクトルが接続されている電源装置に
おいて、前記力率改善用リアクトルが、閉磁路を形成す
る磁心と、巻数の等しい第1乃至第4のコイルとを有
し、前記第1のコイルと前記第2のコイルとは、前記第
1の電源ラインに直列に挿入接続されて相互に漏洩磁束
を打ち消すように前記磁心に巻回され、前記第3のコイ
ルと前記第4のコイルとは、前記第2の電源ラインに直
列に挿入接続されて相互に漏洩磁束を打ち消すように前
記磁心に巻回されており、かつ、前記第1のコイル及び
前記第4のコイルが前記磁心に直接巻回され、前記第2
のコイルが前記第4のコイルに重ねて、前記第3のコイ
ルが前記第1のコイルに重ねて巻回されていることを特
徴とする電源装置が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。
実施の形態について説明する。
【0015】図1に本発明の力率改善用リアクトルの一
実施の形態を示す。図1の力率改善用リアクトルは、閉
磁路を形成する2つの磁心11、12と、これら磁心1
1、12の磁脚に巻回された巻数の等しい(必要な巻数
の1/4の巻数を有する)4つのコイルN1 、N2 、N
3 、及びN4 とを有している。
実施の形態を示す。図1の力率改善用リアクトルは、閉
磁路を形成する2つの磁心11、12と、これら磁心1
1、12の磁脚に巻回された巻数の等しい(必要な巻数
の1/4の巻数を有する)4つのコイルN1 、N2 、N
3 、及びN4 とを有している。
【0016】磁心11、12は、図1(a)に示すよう
に、それぞれコの字型を呈しており、互いの磁脚を、例
えば、エアーギャップが0.5mmとなる様に、互いに対
向させて配置されている。
に、それぞれコの字型を呈しており、互いの磁脚を、例
えば、エアーギャップが0.5mmとなる様に、互いに対
向させて配置されている。
【0017】コイルN1 、N2 、N3 、及びN4 は、図
1(a)に示すように、コイルN1とN2 とが互いに接
続され、コイルN3 とN4 とが互いに接続されて、2つ
のラインを形成している。また、これらのコイルは、図
1(b)に示すように、磁脚11、12に巻回されたコ
イルN1 の上にコイルN3 が重ねて巻回され、磁脚1
1、12に巻回されたコイルN4 の上にコイルN2 が重
ねて巻回されている。各コイルは、例えば、線径φ=
0.5mm(100W仕様)を線材を用いて、各コイルの
巻数が150ターンとなる様に巻回すると、コイルN1
とN4 とがそれぞれ約830mΩ、コイルN2 とN3 の
それぞれが抵抗値が約1000mΩとなる。
1(a)に示すように、コイルN1とN2 とが互いに接
続され、コイルN3 とN4 とが互いに接続されて、2つ
のラインを形成している。また、これらのコイルは、図
1(b)に示すように、磁脚11、12に巻回されたコ
イルN1 の上にコイルN3 が重ねて巻回され、磁脚1
1、12に巻回されたコイルN4 の上にコイルN2 が重
ねて巻回されている。各コイルは、例えば、線径φ=
0.5mm(100W仕様)を線材を用いて、各コイルの
巻数が150ターンとなる様に巻回すると、コイルN1
とN4 とがそれぞれ約830mΩ、コイルN2 とN3 の
それぞれが抵抗値が約1000mΩとなる。
【0018】図1の力率改善用リアクトルを備えた電源
装置を図2に示す。この電源装置は、4つのダイオード
で構成されたダイオードブリッジである整流回路21
と、直列接続された2つのコンデンサをである平滑回路
22と、これら整流回路21と平滑回路22との間を接
続する電源ラインに挿入接続された力率改善用リアクト
ル23と、整流回路21と平滑回路22との間に接続さ
れ、入力電圧に応じて、整流回路21及び平滑回路22
を、倍電圧整流回路として動作させるのか、全波整流回
路として動作させるのか選択するスイッチ24とを有し
ている。
装置を図2に示す。この電源装置は、4つのダイオード
で構成されたダイオードブリッジである整流回路21
と、直列接続された2つのコンデンサをである平滑回路
22と、これら整流回路21と平滑回路22との間を接
続する電源ラインに挿入接続された力率改善用リアクト
ル23と、整流回路21と平滑回路22との間に接続さ
れ、入力電圧に応じて、整流回路21及び平滑回路22
を、倍電圧整流回路として動作させるのか、全波整流回
路として動作させるのか選択するスイッチ24とを有し
ている。
【0019】この電源装置は、商用電源等の入力電圧V
inを整流、平滑して直流電圧を得、負荷25に供給する
装置であって、スイッチを切り替えることにより、異な
る入力電圧、例えば、100[V]と200[V]、が
入力されても、同一の直流電圧を負荷25に供給できる
装置である。
inを整流、平滑して直流電圧を得、負荷25に供給する
装置であって、スイッチを切り替えることにより、異な
る入力電圧、例えば、100[V]と200[V]、が
入力されても、同一の直流電圧を負荷25に供給できる
装置である。
【0020】図3及び図4を参照して、図2の電源装置
の動作を説明する。
の動作を説明する。
【0021】入力電圧Vinが100[V]の場合は、図
3(a)及び(b)に示すように、スイッチ24をオン
して、整流回路21及び平滑回路22を倍電圧整流回路
として動作させる。
3(a)及び(b)に示すように、スイッチ24をオン
して、整流回路21及び平滑回路22を倍電圧整流回路
として動作させる。
【0022】この場合、入力電圧Vinが正の周期(図の
上方の入力端子+、下方の入力端子が−)では、図3
(a)に太線で示すように電流が流れる。即ち、力率改
善用リアクトル23に関しては、コイルN1 及びN2 に
のみ電流が流れる。このとき、力率改善用リアクトル2
3の漏洩磁束φNは、コイルN1 からの漏洩磁束φN1
とコイルN2 からの漏洩磁束φN2が、互いに打ち消し
合う(図1(a)参照)ように作用するので、φN=φ
N1−φN2=0,(巻数N1 =N2 =N3 =N4 )と
なる。
上方の入力端子+、下方の入力端子が−)では、図3
(a)に太線で示すように電流が流れる。即ち、力率改
善用リアクトル23に関しては、コイルN1 及びN2 に
のみ電流が流れる。このとき、力率改善用リアクトル2
3の漏洩磁束φNは、コイルN1 からの漏洩磁束φN1
とコイルN2 からの漏洩磁束φN2が、互いに打ち消し
合う(図1(a)参照)ように作用するので、φN=φ
N1−φN2=0,(巻数N1 =N2 =N3 =N4 )と
なる。
【0023】また、入力電圧Vinが負の周期(図の上方
の入力端子−、下方の入力端子が+)では、図3(b)
に太線で示すように電流が流れる。即ち、力率改善用リ
アクトル23に関しては、コイルN3 及びN4 にのみ電
流が流れる。このとき、力率改善用リアクトル23の漏
洩磁束φNは、コイルN3 からの漏洩磁束φN3とコイ
ルN4 からの漏洩磁束φN4が、互いに打ち消し合う
(図1(a)参照)ように作用するので、φN=φN3
−φN4=0,(巻数N1 =N2 =N3 =N4 )とな
る。
の入力端子−、下方の入力端子が+)では、図3(b)
に太線で示すように電流が流れる。即ち、力率改善用リ
アクトル23に関しては、コイルN3 及びN4 にのみ電
流が流れる。このとき、力率改善用リアクトル23の漏
洩磁束φNは、コイルN3 からの漏洩磁束φN3とコイ
ルN4 からの漏洩磁束φN4が、互いに打ち消し合う
(図1(a)参照)ように作用するので、φN=φN3
−φN4=0,(巻数N1 =N2 =N3 =N4 )とな
る。
【0024】入力電圧Vinが200[V]の場合は、図
4(a)及び(b)に示すように、スイッチ24をオフ
して、整流回路21及び平滑回路22を全波整流回路と
して動作させる。
4(a)及び(b)に示すように、スイッチ24をオフ
して、整流回路21及び平滑回路22を全波整流回路と
して動作させる。
【0025】この場合、入力電圧Vinが正の周期では、
図4(a)に太線で示すように電流が流れる。また、入
力電圧Vinが負の周期では、図4(b)に太線で示すよ
うに電流が流れる。即ち、いずれの場合もコイルN1 、
N2 、N3 、及びN4 の全てに電流が流れる。入力電圧
Vinが100[V]の場合に説明したように、コイルN
1 とN2 で発生する漏洩磁束φN1とφN2とは互いに
打ち消し合い、コイルN3 とN4 で発生する漏洩磁束φ
N3とφN4とは互いに打ち消し合うので、これらの場
合の漏洩磁束φNは、φN=φN1−φN2+φN3−
φN4=0,(巻数N1 =N2 =N3 =N4 )となる。
図4(a)に太線で示すように電流が流れる。また、入
力電圧Vinが負の周期では、図4(b)に太線で示すよ
うに電流が流れる。即ち、いずれの場合もコイルN1 、
N2 、N3 、及びN4 の全てに電流が流れる。入力電圧
Vinが100[V]の場合に説明したように、コイルN
1 とN2 で発生する漏洩磁束φN1とφN2とは互いに
打ち消し合い、コイルN3 とN4 で発生する漏洩磁束φ
N3とφN4とは互いに打ち消し合うので、これらの場
合の漏洩磁束φNは、φN=φN1−φN2+φN3−
φN4=0,(巻数N1 =N2 =N3 =N4 )となる。
【0026】このように、本発明の力率改善用リアクト
ルでは、理論上、漏洩磁束は、全く発生しない。
ルでは、理論上、漏洩磁束は、全く発生しない。
【0027】また、上述したように(図1(b)参照)
コイルN1 、N2 、N3 、及びN4を磁心に巻回する様
にしたことで、2つのラインを構成するコイルN1 及び
N2と、コイルN3 及びN4 との、抵抗値が等しくな
り、これらライン間のバランスが良くなり、また各ライ
ン上に発生する熱量も等しくなる。
コイルN1 、N2 、N3 、及びN4を磁心に巻回する様
にしたことで、2つのラインを構成するコイルN1 及び
N2と、コイルN3 及びN4 との、抵抗値が等しくな
り、これらライン間のバランスが良くなり、また各ライ
ン上に発生する熱量も等しくなる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、巻数の等しい4つのコ
イルを用いて、2つの電源ラインのそれぞれについて漏
洩磁束を打ち消し合うように、磁心に巻回したので、小
型でありながら、周囲に漏洩磁束の影響を与え難い力率
改善用リアクトルが得られる。
イルを用いて、2つの電源ラインのそれぞれについて漏
洩磁束を打ち消し合うように、磁心に巻回したので、小
型でありながら、周囲に漏洩磁束の影響を与え難い力率
改善用リアクトルが得られる。
【0029】また、一方の電源ラインに接続される一方
のコイルの上に他方の電源ラインに接続される一方のコ
イルを巻回し、他方の電源ラインに接続される他方のコ
イルの上に一方の電源ラインに接続される他方のコイル
を巻回すようにしたことで、2つの電源ライン間のバラ
ンスを取ることができる。
のコイルの上に他方の電源ラインに接続される一方のコ
イルを巻回し、他方の電源ラインに接続される他方のコ
イルの上に一方の電源ラインに接続される他方のコイル
を巻回すようにしたことで、2つの電源ライン間のバラ
ンスを取ることができる。
【図1】本発明の一実施の形態を示す図であって、
(a)は正面図、(b)は断面図である。
(a)は正面図、(b)は断面図である。
【図2】図1の力率改善用リアクトルを備えた電源装置
の回路図である。
の回路図である。
【図3】図2の電源装置を倍電圧整流回路としたときの
動作を説明するための図であって、(a)は、入力電圧
が正の周期のときの電流経路を示す図、(b)は、入力
電圧が負の周期のときの電流経路を示す図である。
動作を説明するための図であって、(a)は、入力電圧
が正の周期のときの電流経路を示す図、(b)は、入力
電圧が負の周期のときの電流経路を示す図である。
【図4】図2の電源装置を全波整流回路としたときの動
作を説明するための図であって、(a)は、入力電圧が
正の周期のときの電流経路を示す図、(b)は、入力電
圧が負の周期のときの電流経路を示す図である。
作を説明するための図であって、(a)は、入力電圧が
正の周期のときの電流経路を示す図、(b)は、入力電
圧が負の周期のときの電流経路を示す図である。
【図5】従来の力率改善用リアクトルを備えた電源装置
の回路図である。
の回路図である。
【図6】発明者らが提案した小型の力率改善用リアクト
ルを備えた電源装置の回路図である。
ルを備えた電源装置の回路図である。
11,12 磁心 21 整流回路 22 平滑回路 23 力率改善用リアクトル 24 スイッチ 25 負荷 51 整流回路 52 平滑回路 53 スイッチ 54 負荷 55 力率改善用リアクトル 61 力率改善用リアクトル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H01F 27/28 H01F 27/28 K
Claims (3)
- 【請求項1】 閉磁路を形成する磁心と、巻数の等しい
第1乃至第4のコイルとを有し、前記第1のコイルと前
記第2のコイルとは、互いに接続されて相互に漏洩磁束
を打ち消すように前記磁心に巻回され、前記第3のコイ
ルと前記第4のコイルとは、互いに接続され相互に漏洩
磁束を打ち消すように前記磁心に巻回されており、か
つ、前記第1のコイル及び前記第4のコイルが前記磁心
に直接巻回され、前記第2のコイルが前記第4のコイル
に重ねて、前記第3のコイルが前記第1のコイルに重ね
て巻回されていることを特徴とする力率改善用リアクト
ル。 - 【請求項2】 整流回路と、平滑回路と、スイッチとを
有し、入力電圧に応じてスイッチを切り替えることによ
って、前記整流回路及び前記平滑回路を倍電圧整流回路
として動作させたり、全波整流回路として動作させたり
できる電源装置に用いられる力率改善用リアクトルであ
って、前記整流回路と前記平滑回路とを結ぶ第1及び第
2の電源ラインに接続される力率改善用リアクトルにお
いて、閉磁路を形成する磁心と、巻数の等しい第1乃至
第4のコイルとを有し、前記第1のコイルと前記第2の
コイルとは、前記第1の電源ラインに直列に挿入接続さ
れて相互に漏洩磁束を打ち消すように前記磁心に巻回さ
れ、前記第3のコイルと前記第4のコイルとは、前記第
2の電源ラインに直列に挿入接続されて相互に漏洩磁束
を打ち消すように前記磁心に巻回されており、かつ、前
記第1のコイル及び前記第4のコイルが前記磁心に直接
巻回され、前記第2のコイルが前記第4のコイルに重ね
て、前記第3のコイルが前記第1のコイルに重ねて巻回
されていることを特徴とする力率改善用リアクトル。 - 【請求項3】 整流回路と、平滑回路と、スイッチとを
有し、入力電圧に応じてスイッチを切り替えることによ
って、前記整流回路及び前記平滑回路を倍電圧整流回路
として動作させたり、全波整流回路として動作させたり
できる電源装置であって、前記整流回路と前記平滑回路
とを結ぶ第1及び第2の電源ラインに力率改善用リアク
トルが接続されている電源装置において、前記力率改善
用リアクトルが、閉磁路を形成する磁心と、巻数の等し
い第1乃至第4のコイルとを有し、前記第1のコイルと
前記第2のコイルとは、前記第1の電源ラインに直列に
挿入接続されて相互に漏洩磁束を打ち消すように前記磁
心に巻回され、前記第3のコイルと前記第4のコイルと
は、前記第2の電源ラインに直列に挿入接続されて相互
に漏洩磁束を打ち消すように前記磁心に巻回されてお
り、かつ、前記第1のコイル及び前記第4のコイルが前
記磁心に直接巻回され、前記第2のコイルが前記第4の
コイルに重ねて、前記第3のコイルが前記第1のコイル
に重ねて巻回されていることを特徴とする電源装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22802896A JP3744616B2 (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 力率改善用リアクトル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22802896A JP3744616B2 (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 力率改善用リアクトル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1074636A true JPH1074636A (ja) | 1998-03-17 |
| JP3744616B2 JP3744616B2 (ja) | 2006-02-15 |
Family
ID=16870074
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22802896A Expired - Fee Related JP3744616B2 (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 力率改善用リアクトル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3744616B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011142218A (ja) * | 2010-01-07 | 2011-07-21 | Toshiba Industrial Products Manufacturing Corp | 単相変圧器及びそれを用いた配電系統 |
-
1996
- 1996-08-29 JP JP22802896A patent/JP3744616B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011142218A (ja) * | 2010-01-07 | 2011-07-21 | Toshiba Industrial Products Manufacturing Corp | 単相変圧器及びそれを用いた配電系統 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3744616B2 (ja) | 2006-02-15 |
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