JPH1076223A - 複合型光学素子の製造方法及び製造装置 - Google Patents
複合型光学素子の製造方法及び製造装置Info
- Publication number
- JPH1076223A JPH1076223A JP23239896A JP23239896A JPH1076223A JP H1076223 A JPH1076223 A JP H1076223A JP 23239896 A JP23239896 A JP 23239896A JP 23239896 A JP23239896 A JP 23239896A JP H1076223 A JPH1076223 A JP H1076223A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin layer
- ultraviolet light
- optical element
- multiple reflection
- glass substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 title claims abstract description 34
- 239000002131 composite material Substances 0.000 title claims abstract description 24
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 19
- 238000000034 method Methods 0.000 title description 6
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims abstract description 71
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims abstract description 71
- 239000011521 glass Substances 0.000 claims description 29
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 28
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 10
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 9
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 9
- QSHDDOUJBYECFT-UHFFFAOYSA-N mercury Chemical compound [Hg] QSHDDOUJBYECFT-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract description 6
- 229910052753 mercury Inorganic materials 0.000 abstract description 6
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 13
- PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N Nickel Chemical compound [Ni] PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 6
- 239000006087 Silane Coupling Agent Substances 0.000 description 3
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 238000007747 plating Methods 0.000 description 3
- LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N Ethanol Chemical compound CCO LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 2
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 2
- 230000003746 surface roughness Effects 0.000 description 2
- 238000002834 transmittance Methods 0.000 description 2
- XDLMVUHYZWKMMD-UHFFFAOYSA-N 3-trimethoxysilylpropyl 2-methylprop-2-enoate Chemical compound CO[Si](OC)(OC)CCCOC(=O)C(C)=C XDLMVUHYZWKMMD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910000851 Alloy steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910000975 Carbon steel Inorganic materials 0.000 description 1
- CWYNVVGOOAEACU-UHFFFAOYSA-N Fe2+ Chemical compound [Fe+2] CWYNVVGOOAEACU-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- BLRPTPMANUNPDV-UHFFFAOYSA-N Silane Chemical compound [SiH4] BLRPTPMANUNPDV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N Titanium Chemical compound [Ti] RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 1
- 230000000996 additive effect Effects 0.000 description 1
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000010962 carbon steel Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- UHESRSKEBRADOO-UHFFFAOYSA-N ethyl carbamate;prop-2-enoic acid Chemical compound OC(=O)C=C.CCOC(N)=O UHESRSKEBRADOO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 239000005304 optical glass Substances 0.000 description 1
- 238000005498 polishing Methods 0.000 description 1
- 238000012805 post-processing Methods 0.000 description 1
- 238000002310 reflectometry Methods 0.000 description 1
- 229910000077 silane Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 239000010936 titanium Substances 0.000 description 1
- 229910052719 titanium Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高精度の複合型光学素子を極めて短いサイク
ルタイムで製造する。 【解決手段】 高圧水銀ランプ5から出射された紫外光
は、凹面鏡7、ミラー8及びミラー9で反射されて、多
重反射面3aに入射され多重反射された後、樹脂層6a
に照射される。樹脂層6aには多重反射により様々な方
向から多数の紫外光が照射されるため、その光量が樹脂
層6a全面で平均化され均一になると共に光路にフィル
ター等の紫外光を減衰させる部材がないので、大きな光
量で均一に樹脂層6aを短時間で硬化させ、高精度の複
合型光学素子を製造できる。
ルタイムで製造する。 【解決手段】 高圧水銀ランプ5から出射された紫外光
は、凹面鏡7、ミラー8及びミラー9で反射されて、多
重反射面3aに入射され多重反射された後、樹脂層6a
に照射される。樹脂層6aには多重反射により様々な方
向から多数の紫外光が照射されるため、その光量が樹脂
層6a全面で平均化され均一になると共に光路にフィル
ター等の紫外光を減衰させる部材がないので、大きな光
量で均一に樹脂層6aを短時間で硬化させ、高精度の複
合型光学素子を製造できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガラス基材上に紫外
線硬化型樹脂よりなる樹脂層を所望の形状に設けてなる
複合型光学素子の製造方法及び製造装置に関する。
線硬化型樹脂よりなる樹脂層を所望の形状に設けてなる
複合型光学素子の製造方法及び製造装置に関する。
【0002】
【従来技術】複合型光学素子を製造する方法として特開
平4−161305号公報に開示されている方法があ
る。同号公報では、金型に紫外線硬化型の樹脂を滴下し
た後、ガラスブランクをその樹脂の上に載せて、樹脂を
広げて所望の樹脂層を形成する。続いて、金型と紫外線
光源との間に中央部と外周部とで光線透過率の異なるフ
ィルターを入れて、樹脂層に照射される光量分布を均一
化して樹脂層を硬化するため、ヒケや応力の発生が少な
くなり、高精度のレンズが得られることが開示されてい
る。又、樹脂層の硬化速度を早めるため、フィルターを
紫外光の照射の途中で取り出す方法も開示されている。
平4−161305号公報に開示されている方法があ
る。同号公報では、金型に紫外線硬化型の樹脂を滴下し
た後、ガラスブランクをその樹脂の上に載せて、樹脂を
広げて所望の樹脂層を形成する。続いて、金型と紫外線
光源との間に中央部と外周部とで光線透過率の異なるフ
ィルターを入れて、樹脂層に照射される光量分布を均一
化して樹脂層を硬化するため、ヒケや応力の発生が少な
くなり、高精度のレンズが得られることが開示されてい
る。又、樹脂層の硬化速度を早めるため、フィルターを
紫外光の照射の途中で取り出す方法も開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平4−161305号公報記載の発明においては、以
下に示すような問題点がある。即ち、部分的に光線透過
率の異なるフィルターを通過する光量は通過前に比べて
減衰してしまう。照度分布が均一で減衰した紫外線を樹
脂層に照射した場合、内部応力が小さくかつ均一なの
で、高精度のレンズを得ることができる反面、硬化時間
が数分程度と長く、サイクルタイムが長くなって量産性
に欠ける問題点がある。
開平4−161305号公報記載の発明においては、以
下に示すような問題点がある。即ち、部分的に光線透過
率の異なるフィルターを通過する光量は通過前に比べて
減衰してしまう。照度分布が均一で減衰した紫外線を樹
脂層に照射した場合、内部応力が小さくかつ均一なの
で、高精度のレンズを得ることができる反面、硬化時間
が数分程度と長く、サイクルタイムが長くなって量産性
に欠ける問題点がある。
【0004】又、途中でフィルターを取り出しても、サ
イクルタイムは多少改善されるが、量産性には不十分で
あり、またフィルターやフィルター駆動装置等が必要と
なり、装置が複雑で高価となる。本発明は上記問題点に
鑑みてなされたものであり、簡単な構成の装置で、サイ
クルタイムを大幅に短縮して、量産性に優れた高精度の
複合型光学素子の製造方法及び製造装置を提供すること
を目的とする。
イクルタイムは多少改善されるが、量産性には不十分で
あり、またフィルターやフィルター駆動装置等が必要と
なり、装置が複雑で高価となる。本発明は上記問題点に
鑑みてなされたものであり、簡単な構成の装置で、サイ
クルタイムを大幅に短縮して、量産性に優れた高精度の
複合型光学素子の製造方法及び製造装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、ガラス基材上に紫外線硬化型樹
脂よりなる樹脂層を形成する複合型光学素子の製造方法
において、紫外線光源からの紫外光を多重反射させなが
ら前記樹脂層に入射させて、前記樹脂層を硬化する。
に、請求項1の発明は、ガラス基材上に紫外線硬化型樹
脂よりなる樹脂層を形成する複合型光学素子の製造方法
において、紫外線光源からの紫外光を多重反射させなが
ら前記樹脂層に入射させて、前記樹脂層を硬化する。
【0006】また、請求項2の発明は、ガラス基材上に
紫外線硬化型樹脂よりなる樹脂層を形成する複合型光学
素子の製造装置において、紫外光を出射する紫外線光源
と、前記紫外光を多重反射させ前記樹脂層に入射させる
多重反射部材と、前記紫外線光源からの紫外光を前記多
重反射部材に導く光学部材とを具備する。更に、請求項
3の発明は、請求項2の発明において、前記多重反射部
材は、筒状をなして内面が金属加工面であり、前記紫外
光を前記金属加工面で多重反射させる。
紫外線硬化型樹脂よりなる樹脂層を形成する複合型光学
素子の製造装置において、紫外光を出射する紫外線光源
と、前記紫外光を多重反射させ前記樹脂層に入射させる
多重反射部材と、前記紫外線光源からの紫外光を前記多
重反射部材に導く光学部材とを具備する。更に、請求項
3の発明は、請求項2の発明において、前記多重反射部
材は、筒状をなして内面が金属加工面であり、前記紫外
光を前記金属加工面で多重反射させる。
【0007】従って、請求項1の発明は、紫外線光源か
らの紫外光を多重反射させながらガラス基材上の樹脂層
に入射させて、樹脂層を硬化する。また、請求項2の発
明は、紫外線光源から出射させた紫外光を、光学部材に
よって反射させて多重反射部材に導き、この多重反射部
材で多重反射させてガラス基材上の樹脂層に入射させ
る。
らの紫外光を多重反射させながらガラス基材上の樹脂層
に入射させて、樹脂層を硬化する。また、請求項2の発
明は、紫外線光源から出射させた紫外光を、光学部材に
よって反射させて多重反射部材に導き、この多重反射部
材で多重反射させてガラス基材上の樹脂層に入射させ
る。
【0008】更に、請求項3の発明は、紫外線光源から
出射させた紫外光を、光学部材によって反射させて筒状
の多重反射部材の内面即ち金属加工面に導き、この金属
加工面で多重反射させてガラス基材上の樹脂層に入射さ
せる。このように、本発明は、紫外線光源から出射させ
た紫外光を、光学部材によって反射させて、多重反射が
可能となるように様々な角度で多重反射部材に導く。多
重反射部材は金属加工面であって、反射率の高い多数の
反射面を有しているので、この多重反射部材に導かれた
紫外光は多重反射され樹脂層に入射する。
出射させた紫外光を、光学部材によって反射させて筒状
の多重反射部材の内面即ち金属加工面に導き、この金属
加工面で多重反射させてガラス基材上の樹脂層に入射さ
せる。このように、本発明は、紫外線光源から出射させ
た紫外光を、光学部材によって反射させて、多重反射が
可能となるように様々な角度で多重反射部材に導く。多
重反射部材は金属加工面であって、反射率の高い多数の
反射面を有しているので、この多重反射部材に導かれた
紫外光は多重反射され樹脂層に入射する。
【0009】
(実施の形態1)図1〜図5は本発明の実施の形態を示
し、図1は複合型光学素子の製造工程を示す概略図、図
2は樹脂層が成形された状態における成形装置の一部及
び樹脂層を紫外光で硬化する装置を示す概略図、図3は
図2のA部の部分拡大図、図4はガラス基材を位置決め
する装置の一部を示す平面図、図5は樹脂層に照射する
紫外光の方向及びその照度分布を示す概略図である。
し、図1は複合型光学素子の製造工程を示す概略図、図
2は樹脂層が成形された状態における成形装置の一部及
び樹脂層を紫外光で硬化する装置を示す概略図、図3は
図2のA部の部分拡大図、図4はガラス基材を位置決め
する装置の一部を示す平面図、図5は樹脂層に照射する
紫外光の方向及びその照度分布を示す概略図である。
【0010】図1において、所望の形状に加工された金
型1は、図示しない駆動装置により上下動が可能なよう
に設置されており、この金型1の成形面1aは非球面
(近似Rが40mm)に鏡面加工されている。また、金
型1の下方には、ガラス基材2を載置するための多重反
射部材としてのヤトイ3が配置されている。本実施の形
態で使用するガラス基材2は、材質がBSL7の光学ガ
ラスであり、樹脂層が成形される樹脂成形面2aがR2
5mm、非成形面がR70mm、中心の厚みが3.5m
m、直径20mmの凹レンズである。また、ガラス基材
2は、プレス成形または研磨加工により前記寸法に加工
され、光学面が鏡面仕上げされている。
型1は、図示しない駆動装置により上下動が可能なよう
に設置されており、この金型1の成形面1aは非球面
(近似Rが40mm)に鏡面加工されている。また、金
型1の下方には、ガラス基材2を載置するための多重反
射部材としてのヤトイ3が配置されている。本実施の形
態で使用するガラス基材2は、材質がBSL7の光学ガ
ラスであり、樹脂層が成形される樹脂成形面2aがR2
5mm、非成形面がR70mm、中心の厚みが3.5m
m、直径20mmの凹レンズである。また、ガラス基材
2は、プレス成形または研磨加工により前記寸法に加工
され、光学面が鏡面仕上げされている。
【0011】また、ヤトイ3は、炭素鋼、合金鋼等の鉄
鋼材料もしくはアルミニウム、チタンまたはそれらの合
金等の非鉄金属材料で作ることができるが、本実施の形
態ではSUS303を用いた。ヤトイ3の内面3aは、
紫外光を多重反射させるための多重反射面であり、旋盤
加工等により、Rmaxが1〜100μmに仕上げられ
ている。
鋼材料もしくはアルミニウム、チタンまたはそれらの合
金等の非鉄金属材料で作ることができるが、本実施の形
態ではSUS303を用いた。ヤトイ3の内面3aは、
紫外光を多重反射させるための多重反射面であり、旋盤
加工等により、Rmaxが1〜100μmに仕上げられ
ている。
【0012】なお、多重反射面即ち金属加工面とは、材
質が金属であって、加工が旋盤等による機械加工面の
他、機械加工後反射率をあげるためのメッキ処理等の後
処理された面をも含むものとする。図2において、ヤト
イ3の下方には、紫外線光源としての出力250Wの高
圧水銀ランプ5が設置されており、この高圧水銀ランプ
5からの紫外光を集光し反射するように凹面鏡7が設け
られている。また、ヤトイ3の下方には、凹面鏡7から
の紫外光を反射してヤトイ3の真下にあるミラー9に導
くためのミラー8が設置されている。そして、光学部材
としての凹面鏡7、ミラー8及びミラー9は、高圧水銀
ランプ5から出射される同図で矢印で示す紫外光が、様
々な角度で多重反射面3aに入射されるように、それぞ
れ配置されている。
質が金属であって、加工が旋盤等による機械加工面の
他、機械加工後反射率をあげるためのメッキ処理等の後
処理された面をも含むものとする。図2において、ヤト
イ3の下方には、紫外線光源としての出力250Wの高
圧水銀ランプ5が設置されており、この高圧水銀ランプ
5からの紫外光を集光し反射するように凹面鏡7が設け
られている。また、ヤトイ3の下方には、凹面鏡7から
の紫外光を反射してヤトイ3の真下にあるミラー9に導
くためのミラー8が設置されている。そして、光学部材
としての凹面鏡7、ミラー8及びミラー9は、高圧水銀
ランプ5から出射される同図で矢印で示す紫外光が、様
々な角度で多重反射面3aに入射されるように、それぞ
れ配置されている。
【0013】図3は図2の多重反射面3aのA部の部分
拡大図であり、図示したように多重反射面3aは、多数
の角度の異なる小さな反射面を有している。そして、ミ
ラー9からの反射光は平行光ではないので、同図で矢印
で示す紫外光は様々な角度でこれらの反射面に入射し、
更に多重反射面3a内で多数回反射して多重反射光とな
る。
拡大図であり、図示したように多重反射面3aは、多数
の角度の異なる小さな反射面を有している。そして、ミ
ラー9からの反射光は平行光ではないので、同図で矢印
で示す紫外光は様々な角度でこれらの反射面に入射し、
更に多重反射面3a内で多数回反射して多重反射光とな
る。
【0014】図4に示すように、ガラス基材2の回りに
は、ガラス基材2の中心方向に進退自在の3つの芯出し
ツメ4a,4b,4cが120°間隔で配置されてお
り、ガラス基材2の位置出しができるようになってい
る。上記構成における複合型光学素子の製造方法につい
て説明する。先ず、ガラス基材2の樹脂層が成形される
樹脂成形面2aにシランカップリング剤((株)信越化
学製:KBM−503)を滴下し、図示しないスピンナ
ーで樹脂成形面2aの光学面全面に均一に塗布する。シ
ランカップリング剤は適宜エタノールで希釈して使用す
る。その後、80℃の雰囲気に20分間放置し、シラン
カップリング剤を樹脂成形面2aに焼き付かせる。シラ
ンカップリング処理されたガラス基材2を室温に戻した
後、ガラス基材2の樹脂成形面2aに図示しない液体定
量吐出装置により、ウレタンアクリレート系紫外線硬化
型樹脂6を1g吐出する。そして、このガラス基材2
を、図1(A)に示すように金型1の下部のヤトイ3上
に載置する。次に図4に示すように、3つの芯出しツメ
4a,4b,4cをガラス基材2の外周面に押し付け、
金型1とガラス基材2の双方の中心軸が一致するように
位置出しを行う。
は、ガラス基材2の中心方向に進退自在の3つの芯出し
ツメ4a,4b,4cが120°間隔で配置されてお
り、ガラス基材2の位置出しができるようになってい
る。上記構成における複合型光学素子の製造方法につい
て説明する。先ず、ガラス基材2の樹脂層が成形される
樹脂成形面2aにシランカップリング剤((株)信越化
学製:KBM−503)を滴下し、図示しないスピンナ
ーで樹脂成形面2aの光学面全面に均一に塗布する。シ
ランカップリング剤は適宜エタノールで希釈して使用す
る。その後、80℃の雰囲気に20分間放置し、シラン
カップリング剤を樹脂成形面2aに焼き付かせる。シラ
ンカップリング処理されたガラス基材2を室温に戻した
後、ガラス基材2の樹脂成形面2aに図示しない液体定
量吐出装置により、ウレタンアクリレート系紫外線硬化
型樹脂6を1g吐出する。そして、このガラス基材2
を、図1(A)に示すように金型1の下部のヤトイ3上
に載置する。次に図4に示すように、3つの芯出しツメ
4a,4b,4cをガラス基材2の外周面に押し付け、
金型1とガラス基材2の双方の中心軸が一致するように
位置出しを行う。
【0015】続いて金型1をガラス基材2上の樹脂6の
方向に下降させる。すると、ガラス基材2の樹脂成形面
2a上の樹脂6は、金型1の成形面1aに押されて樹脂
成形面2aの光学面に広がり、図1(B)に示すように
樹脂層6aが成形される。通常、複合型光学素子では、
樹脂層はその中心の厚さが0.01〜0.5mm程度に
成形されるが、本実施の形態においては0.1mmに設
定されている。従って、金型1はその成形面1aの中心
とガラス基材2の樹脂成形面2aとの中心間距離が0.
1mmになったときに停止し、樹脂層6aは金型1の成
形面1aの近似Rに沿った形状に成形される。
方向に下降させる。すると、ガラス基材2の樹脂成形面
2a上の樹脂6は、金型1の成形面1aに押されて樹脂
成形面2aの光学面に広がり、図1(B)に示すように
樹脂層6aが成形される。通常、複合型光学素子では、
樹脂層はその中心の厚さが0.01〜0.5mm程度に
成形されるが、本実施の形態においては0.1mmに設
定されている。従って、金型1はその成形面1aの中心
とガラス基材2の樹脂成形面2aとの中心間距離が0.
1mmになったときに停止し、樹脂層6aは金型1の成
形面1aの近似Rに沿った形状に成形される。
【0016】図1(B)の状態で図2に示すように、高
圧水銀ランプ5から紫外光が出射され、前記の如く紫外
光は凹面鏡7、ミラー8及びミラー9で反射されヤトイ
3の内面の多重反射面3aで多重反射された後、ガラス
基材2を透過し樹脂層6aに照射される。樹脂層6aに
照射される紫外光は、図5(A)に示すような様々な方
向に反射された多重反射光であり、この多重反射光は平
均化されて図5(B)に示すように照度分布が樹脂層6
a全面にわたって均一となっている。従って、樹脂層6
aは全面が均一に硬化される。紫外光の強度は、樹脂層
6a全面にわたり250mW/cm2 にして、照射時間
は20秒で樹脂層6aを完全硬化させた。
圧水銀ランプ5から紫外光が出射され、前記の如く紫外
光は凹面鏡7、ミラー8及びミラー9で反射されヤトイ
3の内面の多重反射面3aで多重反射された後、ガラス
基材2を透過し樹脂層6aに照射される。樹脂層6aに
照射される紫外光は、図5(A)に示すような様々な方
向に反射された多重反射光であり、この多重反射光は平
均化されて図5(B)に示すように照度分布が樹脂層6
a全面にわたって均一となっている。従って、樹脂層6
aは全面が均一に硬化される。紫外光の強度は、樹脂層
6a全面にわたり250mW/cm2 にして、照射時間
は20秒で樹脂層6aを完全硬化させた。
【0017】硬化が完了した後、図示しない離型手段に
より、樹脂層6aの光学面でない外周部を押さえ、図1
(C)に示すように金型1を上昇させ、金型1と樹脂層
6aとを離型させることにより、樹脂層6aとガラス基
材2とが一体となった複合型光学素子を得た。このよう
にして製造された複合型光学素子はアスやヒケがなく、
形状精度は実用上十分なものであった。ここで、光量が
大きいと樹脂層が硬化収縮する際応力が発生するが、こ
の応力は照射される紫外光の照度が均一であるため、樹
脂層全体にわたって均一に発生するので、応力が小さい
場合と同様となり、形成される複合型光学素子の形状精
度は、偏肉度が極端に大きい樹脂層の場合を除き、実用
的に十分な精度となる。
より、樹脂層6aの光学面でない外周部を押さえ、図1
(C)に示すように金型1を上昇させ、金型1と樹脂層
6aとを離型させることにより、樹脂層6aとガラス基
材2とが一体となった複合型光学素子を得た。このよう
にして製造された複合型光学素子はアスやヒケがなく、
形状精度は実用上十分なものであった。ここで、光量が
大きいと樹脂層が硬化収縮する際応力が発生するが、こ
の応力は照射される紫外光の照度が均一であるため、樹
脂層全体にわたって均一に発生するので、応力が小さい
場合と同様となり、形成される複合型光学素子の形状精
度は、偏肉度が極端に大きい樹脂層の場合を除き、実用
的に十分な精度となる。
【0018】また、金型と樹脂層との間に紫外光を減衰
させるフィルターが挿入されていないので、樹脂層に照
射する光量を大きくすることができ、サイクルタイムを
極めて短時間にすることができた。更に、ヤトイの内面
を多重反射面として使用することにより、部材の点数を
増やさずに必要な機能を満たす装置が構成できたので、
製造装置を低コストとすることができた。
させるフィルターが挿入されていないので、樹脂層に照
射する光量を大きくすることができ、サイクルタイムを
極めて短時間にすることができた。更に、ヤトイの内面
を多重反射面として使用することにより、部材の点数を
増やさずに必要な機能を満たす装置が構成できたので、
製造装置を低コストとすることができた。
【0019】(実施の形態2)本実施の形態は、ヤトイ
3の内面、即ち多重反射面3aの加工のみが実施の形態
1と異なり、その他は実施の形態1と同一なので、ヤト
イ3の加工以外の構成や作用の説明は省略する。本実施
の形態では、多重反射面3aはサンドブラストにより加
工した。砂面は#100〜1000程度で効果のあるも
のを用いた。面粗さは実施の形態1に記載した面粗さの
範囲であるが、やや粗さが大きいほうに偏っている。但
し、実施の形態1の場合と比較し反射面の数は増加して
いる。
3の内面、即ち多重反射面3aの加工のみが実施の形態
1と異なり、その他は実施の形態1と同一なので、ヤト
イ3の加工以外の構成や作用の説明は省略する。本実施
の形態では、多重反射面3aはサンドブラストにより加
工した。砂面は#100〜1000程度で効果のあるも
のを用いた。面粗さは実施の形態1に記載した面粗さの
範囲であるが、やや粗さが大きいほうに偏っている。但
し、実施の形態1の場合と比較し反射面の数は増加して
いる。
【0020】本実施の形態によれば、反射面の数が増え
た分、樹脂層6aに照射される紫外光の照度分布の均一
化が増すので、製造された複合型光学素子の形状精度は
更に向上する。 (実施の形態3)本実施の形態は、ヤトイ3の多重反射
面3aの加工のみが実施の形態1と異なり、その他は実
施の形態1と同一なので、ヤトイ3の加工以外の構成や
作用の説明は省略する。
た分、樹脂層6aに照射される紫外光の照度分布の均一
化が増すので、製造された複合型光学素子の形状精度は
更に向上する。 (実施の形態3)本実施の形態は、ヤトイ3の多重反射
面3aの加工のみが実施の形態1と異なり、その他は実
施の形態1と同一なので、ヤトイ3の加工以外の構成や
作用の説明は省略する。
【0021】本実施の形態では、実施の形態1と同様に
多重反射面3aを旋盤などで機械加工した後、紫外光の
反射率を向上させるためにニッケルメッキを施した。ニ
ッケルメッキには、光沢度を上げるために添加剤(上村
工業(株)製ニクスター2000)を加えた。本実施の
形態によれば、多重反射面3aを構成する多数の反射面
の反射率を上げることにより、樹脂層6aに照射する紫
外光の照度も向上することができ、その硬化時間は約1
0秒となり、実施の形態1の場合より更にサイクルタイ
ムを短縮できる。
多重反射面3aを旋盤などで機械加工した後、紫外光の
反射率を向上させるためにニッケルメッキを施した。ニ
ッケルメッキには、光沢度を上げるために添加剤(上村
工業(株)製ニクスター2000)を加えた。本実施の
形態によれば、多重反射面3aを構成する多数の反射面
の反射率を上げることにより、樹脂層6aに照射する紫
外光の照度も向上することができ、その硬化時間は約1
0秒となり、実施の形態1の場合より更にサイクルタイ
ムを短縮できる。
【0022】なお、多重反射面3aに実施の形態2に記
載したサンドブラスト処理をした後ニッケル処理をすれ
ば、複合型光学素子の形状精度も更に向上できる。
載したサンドブラスト処理をした後ニッケル処理をすれ
ば、複合型光学素子の形状精度も更に向上できる。
【0023】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る製造方法によれ
ば、樹脂層に照射される紫外光の照度を大きくし、かつ
照度を樹脂層全面にわたり均一にすることができるの
で、量産性に優れ、極めて短時間に高精度の複合型光学
素子を製造できるという効果を奏する。
ば、樹脂層に照射される紫外光の照度を大きくし、かつ
照度を樹脂層全面にわたり均一にすることができるの
で、量産性に優れ、極めて短時間に高精度の複合型光学
素子を製造できるという効果を奏する。
【0024】また、本発明の請求項2または請求項3に
係る製造装置によれば、樹脂層に照射される紫外光の照
度を大きくし、かつ照度を樹脂層全面にわたり均一にす
る手段を備えているので、高精度の複合型光学素子を量
産性よく製造できると共に装置自体が簡単な構成になる
ので、低コストにすることができるという効果を奏す
る。
係る製造装置によれば、樹脂層に照射される紫外光の照
度を大きくし、かつ照度を樹脂層全面にわたり均一にす
る手段を備えているので、高精度の複合型光学素子を量
産性よく製造できると共に装置自体が簡単な構成になる
ので、低コストにすることができるという効果を奏す
る。
【図1】本発明の実施の形態における複合型光学素子の
製造工程を示す概略図である。
製造工程を示す概略図である。
【図2】本発明の実施の形態における紫外光の照射装置
を示す概略図である。
を示す概略図である。
【図3】本発明の実施の形態における紫外光多重反射面
の部分拡大図である。
の部分拡大図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるガラス基材の位置
決め装置を示す平面図である。
決め装置を示す平面図である。
【図5】本発明の実施の形態における紫外光の方向及び
照度分布を示す概略図である。
照度分布を示す概略図である。
1 金型 2 ガラス基材 3 ヤトイ 3a ヤトイの多重反射面 5 高圧水銀ランプ 6a 樹脂層 7 凹面鏡 8、9 ミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 3/00 G02B 3/00 Z // B29K 101:10 B29L 11:00
Claims (3)
- 【請求項1】 ガラス基材上に紫外線硬化型樹脂よりな
る樹脂層を形成する複合型光学素子の製造方法におい
て、 紫外線光源からの紫外光を多重反射させながら前記樹脂
層に入射させて、前記樹脂層を硬化することを特徴とす
る複合型光学素子の製造方法。 - 【請求項2】 ガラス基材上に紫外線硬化型樹脂よりな
る樹脂層を形成する複合型光学素子の製造装置におい
て、 紫外光を出射する紫外線光源と、 前記紫外光を多重反射させ前記樹脂層に入射させる多重
反射部材と、 前記紫外線光源からの紫外光を前記多重反射部材に導く
光学部材と、を具備することを特徴とする複合型光学素
子の製造装置。 - 【請求項3】 前記多重反射部材は、筒状をなして内面
が金属加工面であり、前記紫外光を前記金属加工面で多
重反射させることを特徴とする請求項2記載の複合型光
学素子の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23239896A JPH1076223A (ja) | 1996-09-03 | 1996-09-03 | 複合型光学素子の製造方法及び製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23239896A JPH1076223A (ja) | 1996-09-03 | 1996-09-03 | 複合型光学素子の製造方法及び製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1076223A true JPH1076223A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=16938626
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23239896A Pending JPH1076223A (ja) | 1996-09-03 | 1996-09-03 | 複合型光学素子の製造方法及び製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1076223A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US12299411B2 (en) | 2009-06-19 | 2025-05-13 | Singular Computing Llc | Processing with compact arithmetic processing element |
-
1996
- 1996-09-03 JP JP23239896A patent/JPH1076223A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US12299411B2 (en) | 2009-06-19 | 2025-05-13 | Singular Computing Llc | Processing with compact arithmetic processing element |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR100788025B1 (ko) | 복합 렌즈 및 복합 렌즈의 성형 방법 | |
| US5269867A (en) | Method for producing optical device | |
| KR20100029577A (ko) | 기능성 나노패턴을 갖는 렌즈와 그 제조방법 | |
| JP2006337985A (ja) | ハイサグレンズの製作方法及びこれを利用し製作されたレンズ | |
| KR19990036943A (ko) | 반사체의 제조방법 및 제조장치 | |
| JPH0313902A (ja) | 複合型光学部品とその製造方法 | |
| JP2006106229A (ja) | 透過型光学素子の製造方法および透過型光学素子 | |
| JP2000301550A (ja) | マイクロレンズアレイの製造方法 | |
| JPH06254868A (ja) | 複合型精密成形品の製造方法 | |
| JP3409383B2 (ja) | 非球面光学素子の製造方法 | |
| JPH1076223A (ja) | 複合型光学素子の製造方法及び製造装置 | |
| JP3670027B2 (ja) | 樹脂接合型光学素子、およびその製造方法 | |
| JPH0659104A (ja) | 非球面光学素子の製造方法 | |
| JPH06130209A (ja) | 樹脂接合型非球面レンズの製造方法 | |
| JP3111677B2 (ja) | 非球面光学素子の製造方法 | |
| JPH09274425A (ja) | ホログラム素子およびその製造方法 | |
| JPH07164453A (ja) | 樹脂接合型レンズの製造方法及び装置 | |
| US20070007675A1 (en) | Method of manufacturing compound optical element and compound optical element module | |
| JPH10113995A (ja) | 樹脂接合型非球面レンズの製造方法および製造装置 | |
| JPH02196201A (ja) | マイクロレンズアレイの製造方法 | |
| JPH08142068A (ja) | 複合型光学素子の成形用金型 | |
| JP3849217B2 (ja) | 樹脂接合型レンズの製造方法および製造装置 | |
| JP3469655B2 (ja) | 複合型光学素子の成形用金型および複合型光学素子の成形方法 | |
| JPH11105144A (ja) | 複合型光学素子の成形方法 | |
| JPH0552481B2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050928 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051115 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060329 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |