JPH1076385A - レーザ加工用光学系 - Google Patents
レーザ加工用光学系Info
- Publication number
- JPH1076385A JPH1076385A JP8230386A JP23038696A JPH1076385A JP H1076385 A JPH1076385 A JP H1076385A JP 8230386 A JP8230386 A JP 8230386A JP 23038696 A JP23038696 A JP 23038696A JP H1076385 A JPH1076385 A JP H1076385A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laser beam
- power density
- laser
- lens
- density distribution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 title claims abstract description 49
- 238000009826 distribution Methods 0.000 abstract description 43
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 abstract description 8
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 5
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 5
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 2
- 238000001704 evaporation Methods 0.000 description 1
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 238000003672 processing method Methods 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Laser Beam Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】出力を大きくすることでマルチモードとなった
拡り角の大きいレーザビームを集光しても、十分にパワ
ー密度を集中させることが可能なレーザ加工用光学系を
提供する。 【解決手段】集光レンズ3の前のレーザビーム5の光路
上に光線入れ換え光学手段としてのコーンレンズ10を
配置する。これにより、コーンレンズ10から出射後の
レーザビーム5断面内のパワー密度分布P2が中心部で
大きく、最外周部で小さくなる。このようなパワー密度
分布のレーザビーム5を集光レンズ3で集光し、その集
光位置で十分にパワー密度を集中させたパワー密度分布
を得る。
拡り角の大きいレーザビームを集光しても、十分にパワ
ー密度を集中させることが可能なレーザ加工用光学系を
提供する。 【解決手段】集光レンズ3の前のレーザビーム5の光路
上に光線入れ換え光学手段としてのコーンレンズ10を
配置する。これにより、コーンレンズ10から出射後の
レーザビーム5断面内のパワー密度分布P2が中心部で
大きく、最外周部で小さくなる。このようなパワー密度
分布のレーザビーム5を集光レンズ3で集光し、その集
光位置で十分にパワー密度を集中させたパワー密度分布
を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ発振器より
発射されるレーザビームを被加工物に照射して溶接、穴
開け、切断等の加工を行うためのレーザ加工用光学系に
関する。
発射されるレーザビームを被加工物に照射して溶接、穴
開け、切断等の加工を行うためのレーザ加工用光学系に
関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ光を利用した加工(以下、適宜、
レーザ加工という)としては、切断、穴あけ、溶接等の
加工方法が機械、電子、半導体装置などの多方面の分野
の製造過程で利用されている。図3に従来の一般的なレ
ーザ加工装置におけるレーザ加工用光学系の一例を示
す。レーザ発振器1から出射されたレーザビーム5はベ
ンディングミラー2で方向が例えば90゜曲げられ、集
光レンズ3により集光され、その焦点付近に置かれた被
加工物4の表面に照射される。レーザビーム5が集光レ
ンズ3で集光されることによってそのスポット内に高パ
ワー密度の部分が生じ、これによって被加工物4を溶融
あるいは蒸発させ、切断、穴開け、溶接等の加工を実現
している。
レーザ加工という)としては、切断、穴あけ、溶接等の
加工方法が機械、電子、半導体装置などの多方面の分野
の製造過程で利用されている。図3に従来の一般的なレ
ーザ加工装置におけるレーザ加工用光学系の一例を示
す。レーザ発振器1から出射されたレーザビーム5はベ
ンディングミラー2で方向が例えば90゜曲げられ、集
光レンズ3により集光され、その焦点付近に置かれた被
加工物4の表面に照射される。レーザビーム5が集光レ
ンズ3で集光されることによってそのスポット内に高パ
ワー密度の部分が生じ、これによって被加工物4を溶融
あるいは蒸発させ、切断、穴開け、溶接等の加工を実現
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般にレーザ加工で
は、上記のように集光レンズ3によって高パワー密度を
得ることがまず必要となるが、その時にはレーザビーム
5の集光性が重要となる。レーザ発振器1から出射され
るレーザビーム5の集光性やパワー密度に関係するパラ
メータとしては、図4(a)に示すようなレーザ発振器
1から出射されるレーザビーム5の拡り角θと、図4
(b)に示すようなレーザビーム5のビームモードとが
ある。集光性に直接関係するのは図4(a)に示す拡り
角θであり、集光レンズ3で集光した時の集光位置での
集光径dは、集光レンズ3の焦点距離をfとすると次式
(1)で示される。 d=2fθ … (1) 従って、レーザ発振器1より出射されるレーザビーム5
の全パワーが同一であれば、拡り角θが小さい程集光径
dは小となり、集光位置では高いパワー密度が得られる
ことになる。
は、上記のように集光レンズ3によって高パワー密度を
得ることがまず必要となるが、その時にはレーザビーム
5の集光性が重要となる。レーザ発振器1から出射され
るレーザビーム5の集光性やパワー密度に関係するパラ
メータとしては、図4(a)に示すようなレーザ発振器
1から出射されるレーザビーム5の拡り角θと、図4
(b)に示すようなレーザビーム5のビームモードとが
ある。集光性に直接関係するのは図4(a)に示す拡り
角θであり、集光レンズ3で集光した時の集光位置での
集光径dは、集光レンズ3の焦点距離をfとすると次式
(1)で示される。 d=2fθ … (1) 従って、レーザ発振器1より出射されるレーザビーム5
の全パワーが同一であれば、拡り角θが小さい程集光径
dは小となり、集光位置では高いパワー密度が得られる
ことになる。
【0004】また、レーザビーム5のビームモードに
は、シングルモードとマルチモードとがあり、レーザビ
ーム5の断面方向でみると、図4(b)に示すようにシ
ングルモードは中央に鋭いピークを有する分布となって
おり、マルチモードはいくつかのピークを有する分布と
なっている。前述の拡り角θは、シングルモードとマル
チモードとで異なり、シングルモードではθが小さく、
マルチモードではθが大きい。つまり、集光性の面で
は、シングルモードの方が優れており、このシングルモ
ードのレーザビームは微細切断などに利用されることが
多い。
は、シングルモードとマルチモードとがあり、レーザビ
ーム5の断面方向でみると、図4(b)に示すようにシ
ングルモードは中央に鋭いピークを有する分布となって
おり、マルチモードはいくつかのピークを有する分布と
なっている。前述の拡り角θは、シングルモードとマル
チモードとで異なり、シングルモードではθが小さく、
マルチモードではθが大きい。つまり、集光性の面で
は、シングルモードの方が優れており、このシングルモ
ードのレーザビームは微細切断などに利用されることが
多い。
【0005】ところで、高いエネルギー密度を得るため
にはレーザ発振器1から出射されるレーザビームの出力
を上げることが考えられる。しかし、レーザ発振器1の
出力を上げるとシングルモードのレーザビームは得られ
にくくなり、マルチモードとなってしまう。そのため、
拡り角θも大となって集光性が悪くなり、レーザ発振器
1の出力を大きくしたにもかかわらず、パワー密度の集
中が不十分でパワー密度の増加にはつながらないことに
なる。
にはレーザ発振器1から出射されるレーザビームの出力
を上げることが考えられる。しかし、レーザ発振器1の
出力を上げるとシングルモードのレーザビームは得られ
にくくなり、マルチモードとなってしまう。そのため、
拡り角θも大となって集光性が悪くなり、レーザ発振器
1の出力を大きくしたにもかかわらず、パワー密度の集
中が不十分でパワー密度の増加にはつながらないことに
なる。
【0006】本発明の目的は、出力を大きくすることで
マルチモードとなった拡り角の大きいレーザビームを集
光しても、十分にパワー密度を集中させることが可能な
レーザ加工用光学系を提供することである。
マルチモードとなった拡り角の大きいレーザビームを集
光しても、十分にパワー密度を集中させることが可能な
レーザ加工用光学系を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、光軸に垂直な断面内のパワー密度
がマルチモードであるレーザビームを出射するレーザ発
振器と、前記レーザビームを集光する集光レンズとを有
するレーザ加工用光学系において、上記レーザビームを
構成する互いに平行な個々の光線の位置をそのレーザビ
ームの光軸に対して内外で入れ替える光線入れ替え光学
手段を、前記集光レンズ入射前の前記レーザビームの光
路上に配置したことを特徴とするレーザ加工用光学系が
提供される。
め、本発明によれば、光軸に垂直な断面内のパワー密度
がマルチモードであるレーザビームを出射するレーザ発
振器と、前記レーザビームを集光する集光レンズとを有
するレーザ加工用光学系において、上記レーザビームを
構成する互いに平行な個々の光線の位置をそのレーザビ
ームの光軸に対して内外で入れ替える光線入れ替え光学
手段を、前記集光レンズ入射前の前記レーザビームの光
路上に配置したことを特徴とするレーザ加工用光学系が
提供される。
【0008】上記のように構成した本発明においては、
集光レンズ入射前のレーザビームの光路上に光線入れ替
え光学手段を配置し、それによってレーザビーム断面内
のパワー密度分布をそのレーザビームの光軸に対して変
化させる。この光線入れ替え光学手段としては、具体的
には例えばコーンレンズを用いることができる。これに
より、光線入れ替え光学手段に入射する前においてレー
ザビーム断面内のある半径方向の幅を有する輪環部分に
存在していたレーザビームのエネルギーは、光線入れ替
え光学手段を通過後にはレーザビーム断面内における同
一幅の別の輪環領域に移されることになる。
集光レンズ入射前のレーザビームの光路上に光線入れ替
え光学手段を配置し、それによってレーザビーム断面内
のパワー密度分布をそのレーザビームの光軸に対して変
化させる。この光線入れ替え光学手段としては、具体的
には例えばコーンレンズを用いることができる。これに
より、光線入れ替え光学手段に入射する前においてレー
ザビーム断面内のある半径方向の幅を有する輪環部分に
存在していたレーザビームのエネルギーは、光線入れ替
え光学手段を通過後にはレーザビーム断面内における同
一幅の別の輪環領域に移されることになる。
【0009】ところが、上記光線入れ替え光学手段に入
射する前の外周側に近い輪環部分の面積に比べて、光線
入れ替え光学手段から出射後に光線が集まる中央に近い
同一幅の輪環領域の面積の方が小さいことは明らかであ
る。従って、光線入れ替え光学手段から出射後のパワー
密度分布における中心部に近い輪環領域のパワー密度
(単位面積当たりのパワー)は、光線入れ替え光学手段
を設けない場合に比べて増加することになる。
射する前の外周側に近い輪環部分の面積に比べて、光線
入れ替え光学手段から出射後に光線が集まる中央に近い
同一幅の輪環領域の面積の方が小さいことは明らかであ
る。従って、光線入れ替え光学手段から出射後のパワー
密度分布における中心部に近い輪環領域のパワー密度
(単位面積当たりのパワー)は、光線入れ替え光学手段
を設けない場合に比べて増加することになる。
【0010】一方、光線入れ替え光学手段に入射する前
においてレーザビーム断面内中央付近に存在していた光
線は、光線入れ替え光学手段を通過後にはレーザビーム
断面内の外周側に近い輪環部分に移されることになるた
め、光線入れ替え光学手段から出射後のパワー密度分布
における外周側に近い輪環部分のパワー密度(単位面積
当たりのパワー)は小さくなる。
においてレーザビーム断面内中央付近に存在していた光
線は、光線入れ替え光学手段を通過後にはレーザビーム
断面内の外周側に近い輪環部分に移されることになるた
め、光線入れ替え光学手段から出射後のパワー密度分布
における外周側に近い輪環部分のパワー密度(単位面積
当たりのパワー)は小さくなる。
【0011】以上のことから、光線入れ替え光学手段か
ら出射後のレーザビームは、その断面内のパワー密度分
布が中心部で大きく、外周部で小さくなり、一見シング
ルモードの如き分布になる。このようなパワー密度分布
を有するレーザビームを集光レンズで集光することによ
り、その集光位置では十分にパワー密度を集中させるこ
とが可能となる。
ら出射後のレーザビームは、その断面内のパワー密度分
布が中心部で大きく、外周部で小さくなり、一見シング
ルモードの如き分布になる。このようなパワー密度分布
を有するレーザビームを集光レンズで集光することによ
り、その集光位置では十分にパワー密度を集中させるこ
とが可能となる。
【0012】また、上記のような光線入れ替え光学手段
をレーザビームの光路上に配置してもレーザビームの拡
り角は何ら変化しないため、そのレーザビームを集光レ
ンズで集光した集光径にも変化はなく、集光径が広がる
ことによるパワー密度の低下の心配もない。
をレーザビームの光路上に配置してもレーザビームの拡
り角は何ら変化しないため、そのレーザビームを集光レ
ンズで集光した集光径にも変化はなく、集光径が広がる
ことによるパワー密度の低下の心配もない。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について、図
1及び図2を参照しながら説明する。図1は本実施形態
のレーザ加工用光学系を示す図である。図1の集光レン
ズ3の前のレーザビーム5(直径D1)の光路上には光
線入れ替え光学手段としてのコーンレンズ10が配置さ
れている。コーンレンズ10には図1と同様の方式で出
射されたレーザビーム5が入射する。図1には、コーン
レンズ10への入射前のA点及び出射後のB点、さらに
集光レンズ3の集光位置のC点におけるレーザビーム5
の断面内のパワー密度分布をその該当する位置に付記し
てあり、このパワー密度分布において半径方向距離をy
とする。
1及び図2を参照しながら説明する。図1は本実施形態
のレーザ加工用光学系を示す図である。図1の集光レン
ズ3の前のレーザビーム5(直径D1)の光路上には光
線入れ替え光学手段としてのコーンレンズ10が配置さ
れている。コーンレンズ10には図1と同様の方式で出
射されたレーザビーム5が入射する。図1には、コーン
レンズ10への入射前のA点及び出射後のB点、さらに
集光レンズ3の集光位置のC点におけるレーザビーム5
の断面内のパワー密度分布をその該当する位置に付記し
てあり、このパワー密度分布において半径方向距離をy
とする。
【0014】コーンレンズ10は、例えば特開昭60−
191689号公報や特開昭62−201416号公報
などに開示されているコーンレンズと同様のものであ
り、このコーンレンズ10によれば、図1中に矢印で示
すようにレーザビーム5断面内の光線の位置がその光軸
に対して内外で入れ替わる。ここで、コーンレンズ10
に入射する前のA点においてレーザビーム5断面内のパ
ワー密度分布がP1で示すような平坦な分布に近いマル
チモードの分布であったとすると、レーザビーム5の断
面内の中心から距離y1のところにある半径方向の幅が
dy1である外周側に近い輪環部分に存在していた光線
の束は、コーンレンズ10を通過後のB点では外周から
の距離y2のところでdy2の幅を有するレーザビーム5
の断面内中央に近い円環領域に移されることになる。こ
こに、当然、y1=y2、かつdy1=dy2となる。
191689号公報や特開昭62−201416号公報
などに開示されているコーンレンズと同様のものであ
り、このコーンレンズ10によれば、図1中に矢印で示
すようにレーザビーム5断面内の光線の位置がその光軸
に対して内外で入れ替わる。ここで、コーンレンズ10
に入射する前のA点においてレーザビーム5断面内のパ
ワー密度分布がP1で示すような平坦な分布に近いマル
チモードの分布であったとすると、レーザビーム5の断
面内の中心から距離y1のところにある半径方向の幅が
dy1である外周側に近い輪環部分に存在していた光線
の束は、コーンレンズ10を通過後のB点では外周から
の距離y2のところでdy2の幅を有するレーザビーム5
の断面内中央に近い円環領域に移されることになる。こ
こに、当然、y1=y2、かつdy1=dy2となる。
【0015】ところが、コーンレンズ10に入射する前
のA点における幅dy1の外周側に近い輪環部分の面積
に比べて、コーンレンズ10から出射後における半径d
y2(dy2=dy1)の円環領域の面積の方が小さいこ
とは明らかである。従って、コーンレンズ10から出射
後のB点のパワー密度分布P2における中心部のパワー
密度は、コーンレンズ10を設けない場合に比べて増加
することになる。
のA点における幅dy1の外周側に近い輪環部分の面積
に比べて、コーンレンズ10から出射後における半径d
y2(dy2=dy1)の円環領域の面積の方が小さいこ
とは明らかである。従って、コーンレンズ10から出射
後のB点のパワー密度分布P2における中心部のパワー
密度は、コーンレンズ10を設けない場合に比べて増加
することになる。
【0016】一方、コーンレンズ10に入射する前のA
点においてパワー密度分布P1の中央付近に存在してい
たパワーは、コーンレンズ10を通過後のB点ではパワ
ー密度分布P2の外周側に近い輪環部分に移されること
になるため、コーンレンズ10から出射後のB点のパワ
ー密度分布P2における外周側に近い輪環部分のパワー
密度(単位面積当たりのパワー)は小さくなる。
点においてパワー密度分布P1の中央付近に存在してい
たパワーは、コーンレンズ10を通過後のB点ではパワ
ー密度分布P2の外周側に近い輪環部分に移されること
になるため、コーンレンズ10から出射後のB点のパワ
ー密度分布P2における外周側に近い輪環部分のパワー
密度(単位面積当たりのパワー)は小さくなる。
【0017】なお、当然のことであるが、コーンレンズ
10に入射する前のA点におけるパワー密度分布P1の
パワーの総量(全断面積に亘って積分した量)とコーン
レンズ10から出射後のB点におけるパワー密度分布P
2のパワーの総量(全断面積に亘って積分した量)とは
等しい。
10に入射する前のA点におけるパワー密度分布P1の
パワーの総量(全断面積に亘って積分した量)とコーン
レンズ10から出射後のB点におけるパワー密度分布P
2のパワーの総量(全断面積に亘って積分した量)とは
等しい。
【0018】以上のことから、コーンレンズ10から出
射後のB点におけるレーザビーム5は、その断面内のパ
ワー密度分布P2が中心部で大きく(この最大値をP
3maxとする)、最外周部で小さくなり、一見シングルモ
ードの如き分布になる。このようなパワー密度分布P2
のレーザビーム5を集光レンズ3で直径D1からD2に集
光することにより、その集光位置Cでは十分にパワー密
度を集中させたパワー密度分布P3を得ることが可能と
なる。
射後のB点におけるレーザビーム5は、その断面内のパ
ワー密度分布P2が中心部で大きく(この最大値をP
3maxとする)、最外周部で小さくなり、一見シングルモ
ードの如き分布になる。このようなパワー密度分布P2
のレーザビーム5を集光レンズ3で直径D1からD2に集
光することにより、その集光位置Cでは十分にパワー密
度を集中させたパワー密度分布P3を得ることが可能と
なる。
【0019】また、上記のようなコーンレンズ10をレ
ーザビーム5の光路上に配置してもその拡り角θ(図4
参照)は何ら変化しないため、そのレーザビーム5を集
光レンズ3で集光した集光径D2にも変化はなく、集光
径が広がることによるパワー密度の低下の心配もない。
ーザビーム5の光路上に配置してもその拡り角θ(図4
参照)は何ら変化しないため、そのレーザビーム5を集
光レンズ3で集光した集光径D2にも変化はなく、集光
径が広がることによるパワー密度の低下の心配もない。
【0020】ここで、コーンレンズ10を用いないでマ
ルチモードのレーザビーム5を集光する従来の場合につ
いて、本実施形態と比較しながら説明する。図2は、コ
ーンレンズ10を用いないレーザ光学系を示す図であ
り、図1と同様に、集光レンズ3への入射前のK点及び
集光レンズ3の集光位置L点におけるレーザビーム5の
断面内のパワー密度分布をその該当する位置に付記して
あり、このパワー密度分布において中心からの半径方向
距離をyとする。
ルチモードのレーザビーム5を集光する従来の場合につ
いて、本実施形態と比較しながら説明する。図2は、コ
ーンレンズ10を用いないレーザ光学系を示す図であ
り、図1と同様に、集光レンズ3への入射前のK点及び
集光レンズ3の集光位置L点におけるレーザビーム5の
断面内のパワー密度分布をその該当する位置に付記して
あり、このパワー密度分布において中心からの半径方向
距離をyとする。
【0021】図2に示すように、レーザビーム5断面内
のパワー密度分布がP4で示すようなマルチモードの分
布であった場合、集光レンズ3の集光作用により、集光
レンズ3に入射する前のK点で直径D3であったもの
が、集光レンズ3の集光位置L点ではレーザビーム5の
拡り角θに応じて決まる直径D4となり、それに対応し
てパワー密度は増加する。この時、L点におけるレーザ
ビーム5断面内のパワー密度分布P5は、集光レンズ3
に入射する前のK点でのパワー密度分布P4とほぼ相似
な関係が保存されることになる。勿論、この時も、集光
レンズ3に入射する前のK点におけるパワー密度分布P
4のパワーの総量(全断面積に亘って積分した量)と集
光位置L点におけるパワー密度分布P5のパワーの総量
(全断面積に亘って積分した量)とは等しいことは言う
までもない。従って、集光位置L点におけるパワー密度
分布P5ではその最外周部付近まである程度高いパワー
密度となり、そのため上述のパワーの総量が一定という
条件を考慮するとパワー密度の最大値P5maxはある値に
とどまる。
のパワー密度分布がP4で示すようなマルチモードの分
布であった場合、集光レンズ3の集光作用により、集光
レンズ3に入射する前のK点で直径D3であったもの
が、集光レンズ3の集光位置L点ではレーザビーム5の
拡り角θに応じて決まる直径D4となり、それに対応し
てパワー密度は増加する。この時、L点におけるレーザ
ビーム5断面内のパワー密度分布P5は、集光レンズ3
に入射する前のK点でのパワー密度分布P4とほぼ相似
な関係が保存されることになる。勿論、この時も、集光
レンズ3に入射する前のK点におけるパワー密度分布P
4のパワーの総量(全断面積に亘って積分した量)と集
光位置L点におけるパワー密度分布P5のパワーの総量
(全断面積に亘って積分した量)とは等しいことは言う
までもない。従って、集光位置L点におけるパワー密度
分布P5ではその最外周部付近まである程度高いパワー
密度となり、そのため上述のパワーの総量が一定という
条件を考慮するとパワー密度の最大値P5maxはある値に
とどまる。
【0022】これに対し、図1に示した本実施形態によ
るパワー密度分布P3では、最外周部でのパワー密度は
ほぼ零で中心に向かうほど大きくなり、パワーの総量が
一定という条件を考慮すると図2のパワー密度分布の中
心における最大値P5maxよりも図1のパワー密度分布の
中心における最大値P3maxの方がはるかに大きくなるこ
とは明らかである。
るパワー密度分布P3では、最外周部でのパワー密度は
ほぼ零で中心に向かうほど大きくなり、パワーの総量が
一定という条件を考慮すると図2のパワー密度分布の中
心における最大値P5maxよりも図1のパワー密度分布の
中心における最大値P3maxの方がはるかに大きくなるこ
とは明らかである。
【0023】以上のような本実施形態によれば、集光レ
ンズ3の前のレーザビーム5の光路上に光線入れ換え光
学手段としてのコーンレンズ10を配置するので、コー
ンレンズ10から出射後のレーザビーム5断面内のパワ
ー密度分布P2を中心部で大きく、最外周部で小さくす
ることができ、そのようなパワー密度分布のレーザビー
ム5を集光レンズ3で集光することにより、その集光位
置で十分にパワー密度を集中させたパワー密度分布を得
ることができる。従って、出力を大きくすることでレー
ザビーム5が拡り角の大きいマルチモードとなっても、
十分にパワー密度を集中させることが可能になり、例え
ば溶接においては溶け込み深さを大きくすることがで
き、また切断や穴あけにおいては適用できる板厚を厚く
することができる。
ンズ3の前のレーザビーム5の光路上に光線入れ換え光
学手段としてのコーンレンズ10を配置するので、コー
ンレンズ10から出射後のレーザビーム5断面内のパワ
ー密度分布P2を中心部で大きく、最外周部で小さくす
ることができ、そのようなパワー密度分布のレーザビー
ム5を集光レンズ3で集光することにより、その集光位
置で十分にパワー密度を集中させたパワー密度分布を得
ることができる。従って、出力を大きくすることでレー
ザビーム5が拡り角の大きいマルチモードとなっても、
十分にパワー密度を集中させることが可能になり、例え
ば溶接においては溶け込み深さを大きくすることがで
き、また切断や穴あけにおいては適用できる板厚を厚く
することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、集光レンズの前のレー
ザビームの光路上に光線入れ換え光学手段を配置するの
で、レーザビームの集光位置で十分にパワー密度を集中
させたパワー密度分布を得ることができる。従って、出
力を大きくすることでレーザビームが拡り角の大きいマ
ルチモードとなっても、十分にパワー密度を集中させる
ことが可能になり、例えば溶接においては溶け込み深さ
を大きくすることができ、また切断や穴あけにおいては
適用できる板厚を厚くすることができる。
ザビームの光路上に光線入れ換え光学手段を配置するの
で、レーザビームの集光位置で十分にパワー密度を集中
させたパワー密度分布を得ることができる。従って、出
力を大きくすることでレーザビームが拡り角の大きいマ
ルチモードとなっても、十分にパワー密度を集中させる
ことが可能になり、例えば溶接においては溶け込み深さ
を大きくすることができ、また切断や穴あけにおいては
適用できる板厚を厚くすることができる。
【図1】本発明の一実施形態によるレーザ加工用光学系
を示す図である。
を示す図である。
【図2】コーンレンズを用いないでマルチモードのレー
ザビームを集光する従来の場合を説明する図である。
ザビームを集光する従来の場合を説明する図である。
【図3】従来の一般的なレーザ加工装置におけるレーザ
加工用光学系の一例を示す図である。
加工用光学系の一例を示す図である。
【図4】(a)はレーザビームの拡り角を示す図であ
り、(b)はレーザビームのビームモードを示す図であ
る。
り、(b)はレーザビームのビームモードを示す図であ
る。
1 レーザ発振器 2 ベンディングミラー 3 集光レンズ 4 被加工物 5 レーザビーム 10 コーンレンズ
Claims (2)
- 【請求項1】 光軸に垂直な断面内のパワー密度がマル
チモードであるレーザビームを出射するレーザ発振器
と、前記レーザビームを集光する集光レンズとを有する
レーザ加工用光学系において、 前記レーザビームを構成する互いに平行な個々の光線の
位置をそのレーザビームの光軸に対して内外で入れ替え
る光線入れ替え光学手段を、前記集光レンズ入射前の前
記レーザビームの光路上に配置したことを特徴とするレ
ーザ加工用光学系。 - 【請求項2】 請求項1記載のレーザ加工用光学系にお
いて、前記光線入れ替え光学手段はコーンレンズである
ことを特徴とするレーザ加工用光学系。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8230386A JPH1076385A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | レーザ加工用光学系 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8230386A JPH1076385A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | レーザ加工用光学系 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1076385A true JPH1076385A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=16907068
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8230386A Pending JPH1076385A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | レーザ加工用光学系 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1076385A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6210864B1 (en) | 1998-10-06 | 2001-04-03 | Presstek, Inc. | Method and apparatus for laser imaging with multi-mode devices and optical diffusers |
-
1996
- 1996-08-30 JP JP8230386A patent/JPH1076385A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6210864B1 (en) | 1998-10-06 | 2001-04-03 | Presstek, Inc. | Method and apparatus for laser imaging with multi-mode devices and optical diffusers |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6526089B1 (en) | Laser marker and method of light spot adjustment therefor | |
| JP3141715B2 (ja) | レーザ加工方法 | |
| JP5832412B2 (ja) | 光学系及びレーザ加工装置 | |
| CN111201464A (zh) | 激光加工装置 | |
| JP2003078190A (ja) | 光伝送装置、レーザ光発生・伝送装置及びレーザ加工装置 | |
| JP2000275568A (ja) | ビームモード変換光学系 | |
| JP2021104518A (ja) | レーザ加工装置およびレーザ加工方法 | |
| JPH0436794B2 (ja) | ||
| JP2000227576A (ja) | レーザ加工装置用出射光学系 | |
| JPH1076385A (ja) | レーザ加工用光学系 | |
| JPH0727993A (ja) | 光ビーム均一化光学系 | |
| JPH0332484A (ja) | レーザ加工装置 | |
| CN114682906A (zh) | 激光加工装置的光学系统、激光加工装置 | |
| JP2002316291A (ja) | レーザ加工機 | |
| JP2001075043A (ja) | 精密可変型長尺ビーム光学系 | |
| JP3057110B2 (ja) | レーザー加工用マスク照射装置 | |
| JP2005186099A (ja) | レーザ加工装置およびレーザ加工方法 | |
| JP2000288766A (ja) | レーザ加工装置 | |
| JP2002023100A (ja) | 分割光学素子、光学系及びレーザ加工装置 | |
| JP2001009580A (ja) | レーザ光集光装置 | |
| JPH07185860A (ja) | レーザ加工装置 | |
| JPS61186186A (ja) | レ−ザ光集光装置 | |
| JPH1117268A (ja) | 半導体レーザーアレイ装置 | |
| JP2001129679A (ja) | レーザ装置、レーザ加工装置および非球面レンズ | |
| JP3287318B2 (ja) | 光ビーム加熱装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |