JPH1077073A - ハロゲン化銀写真感光材料用固形処理剤包装体及び処理剤供給方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料用固形処理剤包装体及び処理剤供給方法

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JPH1077073A
JPH1077073A JP5936597A JP5936597A JPH1077073A JP H1077073 A JPH1077073 A JP H1077073A JP 5936597 A JP5936597 A JP 5936597A JP 5936597 A JP5936597 A JP 5936597A JP H1077073 A JPH1077073 A JP H1077073A
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JP
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JP5936597A
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Hideo Kobayashi
秀雄 小林
Shinji Yomo
真司 四方
Tomohiro Uchida
智博 内田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動現像機用処理剤の供給において、液体に
よるトラブルがなく、安全で、廃棄性が良く、しかも、
運搬、物流、在庫管理においてもコスト的に優れ、高品
質の処理剤容器及びそれを用いた供給方法を提供するこ
とにある。 【解決手段】 略方形の基板と、その3辺から各々延伸
する側板を有し、該延伸側板が基板に対し同一方向に折
曲して各々3側面を形成して成る内装板材と、該内装板
材を収容する袋状の部材から構成されることを特徴とす
るハロゲン化銀写真感光材料用固形処理剤包装体及びそ
れを用いた処理剤供給方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハロゲン化銀写真
感光材料に用いる自動現像機用処理剤の包装体或いはハ
ロゲン化銀写真感光材料処理液製造装置用処理剤の包装
体、詳しくはX線用ハロゲン化銀写真感光材料に用いる
固形処理剤包装体及びそれを用いた処理剤供給方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来自動現像機用処理剤は、現像液、定
着液が液体状でポリ袋、ポリ瓶に収容され現像機に供給
する方式が用いられていた。
【0003】しかしながら、液体状であるために重量、
容積がかさみ、自動現像機への供給が簡便でなく供給作
業に労力を要し、また運搬、物流、在庫管理にも労力、
スペース、コストがかかっていた。更に、使用後の廃棄
のためのストックスペースと廃棄処理の手間がかかる
他、液漏れ、液だれによる汚れの問題や寒冷地での処理
液の凍結の問題があり改善が望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記の
ような問題に対し自動現像機処理剤容器を固形処理剤包
装体にすることにより供給作業、在庫管理、廃棄性を大
幅に改善し、液体によるトラブルをなくし、高品質の処
理剤容器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の本発明の構成により達成することができた。
【0006】1.略方形の基板と、その3辺から各々延
伸する側板を有し、該延伸側板が基板に対し同一方向に
折曲して各々3側面を形成して成る内装板材と、該内装
板材を収容する袋状の部材から構成されることを特徴と
するハロゲン化銀写真感光材料用固形処理剤包装体。
【0007】2.前記袋状部材が最外層が厚さ10〜4
0μmのPET又はナイロン層、最内層が厚さ20〜8
0μmのLDPE、LLDPE又はEVA層を有し、中
間層として3〜20μmのAl層を有する防湿袋から構
成されることを特徴とする前記(1)記載のハロゲン化
銀写真感光材料用固形処理剤包装体。
【0008】3.前記袋状部材が最外層が厚さ10〜4
0μmのPET又はナイロン層、最内層が厚さ20〜8
0μmのLDPE、LLDPE又はEVA層を有し、中
間層として透湿度が3.5g/m2・24hrs以下の
透明ないし半透明の無機質蒸着PET層を有する防湿袋
から構成されることを特徴とする前記(1)記載のハロ
ゲン化銀写真感光材料用固形処理剤包装体。
【0009】4.前記袋状部材が前記Al層と最内層と
の間に、厚さ10〜40μmのPET又はナイロン層を
有する防湿袋から構成されることを特徴とする前記
(2)記載のハロゲン化銀写真感光材料用固形処理剤包
装体。
【0010】5.前記防湿袋において、袋の横方向の引
張り強度が800kg/m2以下、袋の縦方向の引張り
強度が2,000kg/m2以上で厚さが10〜50μ
mである横一軸延伸PE又は横一軸延伸PPを中間層に
有することを特徴とする前記(1)、(2)、(3)又
は(4)記載のハロゲン化銀写真感光材料用固形処理剤
包装体。
【0011】6.前記防湿袋がガセットタイプであり、
背シール部に帯状に防湿袋を開封できる開封部位を有
し、前記帯状の幅が5〜25mmであることを特徴とす
る前記(1)〜(5)の何れか1項に記載のハロゲン化
銀写真感光材料用固形処理剤包装体。
【0012】7.前記防湿袋が平袋タイプであり、シー
ル端部側に開封するためのノッチ部位を有し、該ノッチ
部位と収容されている内装板材の先端との間の寸法が0
〜30mmであることを特徴とする前記(1)〜(5)
の何れか1項に記載のハロゲン化銀写真感光材料用固形
処理剤包装体。
【0013】8.前記ノッチ部位と開封サイドのシール
部位との間に難破断材が開封方向と略平行に具備されて
いることを特徴とする前記(7)記載のハロゲン化銀写
真感光材料用固形処理剤包装体。
【0014】9.前記内装板材が、坪量100〜600
g/m2の紙材であって、固形処理剤が接触する表面の
摩擦係数が0.6以下であることを特徴とする前記
(1)〜(8)の何れか1項に記載のハロゲン化銀写真
感光材料用固形処理剤包装体。
【0015】10.前記内装板材が、紙材に厚さ20〜
200μmのプラスチックフィルムを少なくとも片面に
ラミネートした複合材であって、固形処理剤が接触する
表面の摩擦係数が0.6以下であることを特徴とする前
記(1)〜(8)の何れか1項記載のハロゲン化銀写真
感光材料用固形処理剤包装体。
【0016】11.前記内装板材が、紙材であって、防
湿袋に組み込み時の含水量が25g/m2以下であるこ
とを特徴とする前記(1)〜(8)の何れか1項記載の
ハロゲン化銀写真感光材料用固形処理剤包装体。
【0017】12.前記内装板材が厚さ0.1〜0.8
mm、固形処理剤と接触する表面の静摩擦係数が0.6
以下のプラスチックであることを特徴とする前記(1)
〜(8)の何れか1項に記載のハロゲン化銀写真感光材
料用固形処理剤包装体。
【0018】13.前記内装板材の略方形の基板の固形
処理剤と接触する表面がレール状の凸部を複数個有し、
錠剤型固形処理剤との接触面積を減少せしめたことを特
徴とする前記(1)〜(12)の何れか1項記載のハロ
ゲン化銀写真感光材料用固形処理剤包装体。
【0019】14.固型処理剤包装体が略方形の基板
と、その3辺から各々延伸する側板を有し、該延伸側板
が基板に対し同一方向に折曲して各々3側面を形成して
成る内装板材と該内装板材を収容する袋状の部材から構
成され、前記内装板材の基板の延伸する側板を有してい
ない1辺に対応する前記袋状部材の一部を開封すること
により、収容しているハロゲン化銀写真感光材料用固形
処理剤を自動現像機に供給することを特徴とする処理剤
供給方法。
【0020】
【実施例】本発明に係る固形処理剤としては、粉体、顆
粒、錠剤、丸薬状のものを包含するが、好ましくは錠剤
型固形処理剤である。
【0021】本発明の固形処理剤を収納する包装体の実
施例を添付図面に基づいて説明する。
【0022】図1は本発明に係る固形処理剤を収容する
ガセットタイプの固形処理剤包装体1を示す。
【0023】図2は本発明に係る固形処理剤を収容する
平袋タイプの固形処理剤包装体21を示す。
【0024】以下に本願発明に係る固形処理剤の内、錠
剤型固形処理剤Jを収容した例を示す。前記包装体1及
び21は防湿袋5及び防湿袋内部に収容される内装板材
2から構成され、内部に錠剤型固形処理剤Jが収容され
る。
【0025】図2は平袋タイプ防湿袋を示し、シール部
26の端部に開封のためのノッチ部位27を形成し、開
口が確実かつ容易に行えるようにしたものである。また
ノッチ部位と解放サイドのシール部位との間に難破断部
材28を設けたものを示す。
【0026】図3は内装板材2を示したものであり、内
装板材2には略方形の基板3とその基板の3辺から延伸
する41、42、43から成る側板4を有し(図3
(a))、該延伸する側板が基板に対し同一方向に折曲
して各々3側面を形成する(図3(b))。
【0027】図4(a)は防湿袋5の背シール部6に具
備されている開封用部位7を示し、図4(b)は該開封
用部位7を帯状に防湿袋の一部を切り取り、開封を行っ
た所を表す。
【0028】図5(a)は開封された固形処理剤包装体
及び包装体中の錠剤型固形処理剤Jの状態を表す斜視図
である。図5(b)は開封された固形処理剤包装体及び
包装体中の顆粒型固形処理剤Kの状態を表す斜視図であ
る。
【0029】図6及び図7は該固形処理剤包装体を自動
現像機10にセット投入する過程を示す1例を表したも
のである。図6は自動現像機10から処理剤投入部Aを
引き出し現像剤及び定着剤の固形処理剤包装体1を装填
部位に準備しようとしている状態を表し、図7は処理剤
投入部Aに固形処理剤包装体1を装填後、防湿袋の背シ
ール部6に具備されている開封用部位7から帯状に防湿
袋の一部を切り取り、開封した後、自動現像機の処理剤
投入部Aをセット収容した状態を示す。
【0030】図8(a)及び図8(b)はそれぞれ処理
液製造装置20の断面図であり、処理剤の投入操作を示
す。該処理液製造装置20は上記図6及び図7の自動現
像機10と同様な処理剤投入部Aを具備している。図8
(a)に示すように、処理剤投入部Aの投入台12を右
方向に引き出した後に、固形処理剤包装体1は装填部1
1にセットされる。その後、図8(b)に示すように、
処理剤投入部11を上方に持ち上げて投入台12を傾け
ると、固形処理剤包装体1は、開封口が下向きになるよ
うに斜めに傾斜され、錠剤は開封口から滑り落ちて、固
形処理剤溶解部に投入される。
【0031】図9は図8(b)に示す状態における投入
台12の拡大図である。投入台12の側部前方の内側に
は突起50が設けられていて、開封口が下向きになるよ
うに斜めに傾斜された固形処理剤包装体1は、内装板材
2の側板の前端部が突起50と当たることにより下方へ
の移動が停止される。
【0032】以下に上記固形処理剤包装体1及び21の
好ましい構成について記述する。
【0033】収容される錠剤型固形処理剤Jは吸水特性
があるため、防湿性が前記包装体1、21には要求され
る。
【0034】よって、防湿袋5の中間層に3〜20μm
望ましくは5〜10μmのAl層を具備し、更に最外層
に輸送や取扱い時にピンホールが発生するのを防止する
ため、10〜40μm、望ましくは12〜30μmのP
ET(ポリエチレンテレフタレート)或いはナイロン層
を有している。
【0035】上記A1層の代わりに透湿度が3.5g/
m2・24hs(40℃,90%RH)以下の透明若し
くは半透明の無機質蒸着のPET層を使用することもで
きる。この無機質蒸着のPET層はPETに酸化アルミ
ニウム又は酸化ケイ素を蒸着することにより形成され、
防湿性の高い中間層が得られる。また、無機質の蒸着の
PET層は透明若しくは半透明であるので、包装体1内
の固形処理剤の有無が確認できる。従って、投入時に包
装体1内に万一、固形処理剤が残っていても、包装体1
を振動させる等の方法により、内部の状況を確認しなが
ら、内部に残っている処理剤を完全に処理層に投入する
ことができる。
【0036】防湿袋の透湿度は3.5g/m2・24h
s以下、好ましくは1.5g/m2・24hs以下、更
に好ましくは1.5g/m2・24hs以下が良い。
【0037】固形処理剤は吸湿性が高いので、防湿袋の
透湿性が高いと高温高湿度下で固形処理剤が水分を吸収
して、表面が湿潤し、内装板材等に付着して、固形処理
剤の処理槽への投入が阻害される。
【0038】温度40℃、湿度90%の環境下で所定の
期間保存した後に上記図8(a)及び図8(b)の処理
剤投入部を使用して投入試験を行った結果を次に示す。
【0039】 防湿袋の透湿度(g/m2・24hs) 許容保存期間(月) 3.5 7 1.5 16 1.0 24 各防湿袋はその許容保存期間を過ぎると内装板材等に付
着して、処理槽への投入不良が発生した。
【0040】前記防湿袋5の形状は特に限定されない
が、錠剤の収容性及び開封性、更に自動現像機へのセッ
ト性の点より平袋タイプ或いはガセットタイプの袋を用
いることが好ましい。
【0041】前記防湿袋5を確実に開封し、収容してい
る錠剤を自動現像機に間違いなく装填するため、ガセッ
トタイプの防湿袋の場合は背シール部に背シール部から
帯状に開封できる開封用部位7が設けられていることが
好ましく、また平袋タイプの場合は、サイドのシール部
26に開封のためのノッチ部位27を有するものが好ま
しい。
【0042】帯状の幅は5〜25mm、望ましくは8〜
20mmが良い。5mmより幅が小さいと途中で切れて
しまう危険性があり、逆に25mmより大きいと開封が
しづらくなる。
【0043】また、平袋タイプにおいては、ノッチ部位
27と中に収容されている内装板材2の先端との間の寸
法を0〜30mmとすることにより、開封が容易とな
り、その後の固形処理剤の投入も確実となり好ましい。
また、更に開封性を確実にするため、前記ノッチ部位と
開封サイドのシール部位との間に難破断部材28が開封
方向に略平行に具備されていることが好ましい。
【0044】ここで言う難破断部材とは、開封ラインが
開封方向に略直線となるように誘導する機能を有するも
のであり、巾が1mm以上、厚さが0.3mm以上のプ
ラスチックフィルム(ナイロン、PET、PP、PE、
塩ビ等)で形成することができる。
【0045】また、開封方向である袋の横方向の引張り
強度が800kg/m2以下、望ましくは600kg/
m2以下、袋の縦方向の引張り強度が2,000kg/
m2以上、望ましくは2,500kg/m2以上で、厚さ
が10〜50μmの横一軸延伸PE(ポリエチレン)又
は横一軸延伸PP(ポリプロピレン)層を防湿袋の中間
層に設けることにより、防湿袋の開封が確実に行うこと
ができる。
【0046】更に、最内層として厚さ20〜80μmの
LDPE(低密度ポリエチレン)、LLDPE(鎖状低
密度ポリエチレン)又はEVA(エチレン−酢酸ビニル
共重合体)を使用することにより、安定したシール性と
小さな力で開封を行うことが可能となる。
【0047】更に、前記Al層と最内層のとの間には厚
さ10〜40μmのPET或いはナイロン層を有するも
のであっても良い。
【0048】防湿袋内部に収容する内装板材は、坪量が
100〜600g/m2で摩擦係数が0.6以下の紙
材、或いは該紙材の少なくとも処理剤が接触する片面に
摩擦係数が0.6以下、厚さが20〜200μmのプラ
スチックフィルムをラミネートした複合材を使用するこ
とにより錠剤が自動現像機に確実に投入される。
【0049】図8(a)及び図8(b)の処理剤投入部
より、固形処理剤包装体1を開封口が下向きになるよう
に斜めに傾斜させて、固形処理剤を内装板材上を滑らせ
て投入する場合は、内装板材の静止摩擦係数を0.6以
下にすることが好ましい。
【0050】坪量が100g/m2以下であると部材の
強度が弱くなり取扱い時の変形が生じて自動現像機にセ
ットできなくなる可能性がある。
【0051】また、坪量が600g/m2より大きくな
ると略方形の基板の3辺から延伸する部位を折り曲げて
組み立てることが難しくなり作業効率が落ちるばかりか
コスト的にもアップし、好ましくない。
【0052】内装板材として、紙材を使用する時は、固
形処理剤包装体1組立時の紙材の含水量を25g/m2
以下にするのが好ましい。紙材の含水量が高いと、固形
処理剤包装体1組立後、包装体内で処理剤を保存中、処
理剤が紙材から水分を吸収して、その表面が湿潤して、
紙材と、或いは、処理剤相互に付着して、処理槽への処
理剤投入不良が発生する。また、投入不良以外に錠剤等
の固形処理剤の変色或いは紙材のシミが発生することも
ある。
【0053】含水率比較試験 組立時、下記に示す含水量を有する紙材をそれぞれ、直
径30mm、高さ10mmのほぼ円柱形の錠剤とともに
防湿袋に梱包して、固形処理剤包装体とした。現像用の
錠剤は現像剤成分Aの錠剤及び現像剤成分Bの錠剤より
なる。一方、定着用の錠剤は定着剤成分Aの錠剤及び定
着剤成分Bの錠剤よりなる。なお、現像剤成分Aの錠
剤、現像剤成分B、定着剤成分Aの錠剤及び定着剤成分
Bの錠剤の成分は特開平8−69098号に記載されて
いる。それぞれの固形処理剤包装体を温度50℃の恒温
槽で2週間保存した。その後、開放して包装体内部の保
存状況をチェックした。試験結果を表1に示す。
【0054】
【表1】
【0055】上記結果からわかるように、紙材の含水量
が25g/m2以下であると、錠剤の変色、紙材のシ
ミ、錠剤の紙材への付着等の問題がなく、好ましい。な
お、顕著な含水量の錠剤の硬度への影響は認められなか
った。
【0056】上記のように、内装板材2が紙材である
と、紙材が水分を吸収し錠剤に影響を与えるため、本部
材の含水量管理することが好ましいが、厚さ0.1〜
0.8mm、静摩擦係数が0.6以下のプラスチックに
すれば、水分吸収について配慮する必要がなくなり、生
産工程での管理が非常に容易になり好ましい。
【0057】更に、図3(c)に示すように内装板材2
の略方形の基板3の表面にレール状の凸部8を複数設け
ることにより、錠剤型固形処理剤との接触面積を減少さ
せることができ良好な錠剤投入性を得ることができる。
レール状の凸部の幅は0.5〜10mm、高さは0.1
〜4mmが望ましい。
【0058】上述したように内装板材2は略方形の基板
3とその3辺から同方向に延伸する側板とからほぼ箱型
に形成され、固形処理剤包装体1の外形状を形成する。
【0059】固形処理剤包装体の開封部に対面する内装
板材2の辺には側板が設けられていないので開封部を開
口し易い。即ち、側板が設けられていない辺に沿って、
ほぼ、直線状に開封部を開口できる。また、開口後、側
板が設けられていない辺からの固形材排出操作が容易で
ある。
【0060】内装板材2はその3辺が側板で囲まれ、側
板の設けられていない一辺から固形処理剤を排出するの
で、固形処理剤排出時の案内部材としての機能が優れて
いる。
【0061】更に、図9に示したように、内装板材は、
その側板の前端部を突起50の当接させて、傾斜された
固形処理剤包装体の下方への移動を停止するのに利用す
ることもできる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のハロゲン
化銀写真感光材料用固形処理剤包装体は、略方形の基板
3と、その基板の3辺から各々延伸する側板4を有し、
この3側面が基板に対し折曲して成る内装板材2と、該
内装板材2を収容する防湿袋5から構成され、該防湿袋
の最外層が厚さ10〜40μmのPET或いはナイロン
層、最内層が厚さ20〜80μmのLDPE、LLDP
E或いはEVA層、中間層として3〜20μmのAl層
又は透湿度が3.5g/m2・24hrs以下の透明な
いし半透明の無機質蒸着PET層を有することを特徴と
し、前記防湿袋において、袋の横方向の引張り強度が8
00kg/m2以下、袋の縦方向の引張り強度が2,0
00kg/m2以上で厚さが10〜50μmの横一軸延
伸PE又は横一軸延伸PPを中間層に有することを特徴
とし、また、中間層として、Al層と最内層との間には
PET又はナイロン層を有し、また、前記防湿袋5が平
袋タイプ又はガセットタイプであり、平袋タイプにおい
ては、シール部26端部に開封のためのノッチ部位27
を有し、ガセットタイプにおいては、背シール部6より
帯状に防湿袋を開封できる開封用部位7が背シール部に
存在し、前記帯状の幅が5〜25mmであることを特徴
とし、ノッチの場合には、ノッチ部位27と収容されて
いる内装板材2の先端とのあいだの寸法が0〜30mm
であり、更に、内装板材2が坪量が100〜600g/
m2、摩擦係数が0.6以下の紙材、或いは前記紙材に
摩擦係数が0.6以下、厚さが20〜200μmのプラ
スチックフィルムを少なくとも片面にラミネートした複
合材であることを特徴とし、また、更に、内装板材2が
厚さ0.1〜0.8mm、静摩擦係数が0.6以下のプ
ラスチックであることを特徴とし、また、更に、内装板
材2の略方形の基板3の表面がレール状の凸部8を複数
個有し、錠剤型固形処理剤との接触面積を減少せしめた
ことを特徴とすることにより、略方形の基板3と、その
3辺から延伸する側板4を有し、該延伸部位が基板に対
し同一方向に折曲して各々3面を形成して成る内装板材
2と該内装板材を収容する袋状の部材5から構成される
ハロゲン化銀写真感光材料用固形処理剤包装体におい
て、前記内装板材2の基板3の延伸する部位を有してい
ない1辺に対応する前記袋状部材の一部を、具備する開
封用部位を開封することにより、収容しているハロゲン
化銀写真感光材料用錠剤型固形処理剤Jを自動現像機に
確実に供給することを特徴とする処理剤供給方法を提供
するものである。
【0063】これらにより、従来の自動現像機用処理剤
として使用されてきた液体状で、ポリ袋或いはポリ瓶等
に収容してきたものに対し本発明の固形処理剤包装体に
より、重量、容量を大幅に低減し、自動現像機への供給
を簡便にし、供給作業の労力を著しく軽減し、更に運
搬、物流、在庫管理にも労力、スペースを少なくしコス
ト的にも優れ、かつ環境問題が重要視されている今日、
廃棄のための廃材のストックスペースの低減及び廃材を
少なくすることによる廃材処理の手間を軽減し、品質的
にも液漏れ、液だれによる汚れの問題や寒冷地での処理
液の凍結の問題を完全になくした優れた包装体を提供す
ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固形処理剤包装体のうちガセットタイ
プを示す斜視図。
【図2】本発明の固形処理剤包装体のうち平袋タイプを
示す斜視図。
【図3】延伸し、折曲部位を有する内装板材及び基板に
凸部を有する内装板材の斜視図。
【図4】本発明の固形処理剤包装体及び開封用部位を開
封した固形処理剤包装体の斜視図。
【図5】開封された固形処理剤包装体及び包装体中の錠
剤型固形処理剤Jの状態を示す斜視図。
【図6】自動現像機の処理剤投入部の包装体装填準備状
態を示す斜視図。
【図7】自動現像機の処理剤投入部に固形処理剤包装体
をセット収容し処理剤投入直前の状態を示す斜視図。
【図8】処理液製造装置の断面図。
【図9】投入台の拡大図。
【符号の説明】
1 ガセットタイプの固形処理剤包装体 2 内装板材 3 基板 4,41,42,43 基板より延伸する側板 5 袋状の部材(防湿袋) 6 背シール部 7 開封用部位 8 レール状の凸部 10 自動現像機 11 処理剤投入部 12 投入台 20 処理液製造装置 21 平袋タイプの固形処理剤包装体 26 シール部 27 ノッチ部位 28 難破断部材 A 処理剤投入部 B 溶解部 C 貯蔵部 J 錠剤型固形処理剤 K 顆粒型固形処理剤

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略方形の基板と、その3辺から各々延伸
    する側板を有し、該延伸側板が基板に対し同一方向に折
    曲して各々3側面を形成して成る内装板材と、該内装板
    材を収容する袋状の部材から構成されることを特徴とす
    るハロゲン化銀写真感光材料用固形処理剤包装体。
  2. 【請求項2】 前記袋状部材が最外層が厚さ10〜40
    μmのPET又はナイロン層、最内層が厚さ20〜80
    μmのLDPE、LLDPE又はEVA層を有し、中間
    層として3〜20μmのAl層を有する防湿袋から構成
    されることを特徴とする請求項1記載のハロゲン化銀写
    真感光材料用固形処理剤包装体。
  3. 【請求項3】 前記袋状部材が最外層が厚さ10〜40
    μmのPET又はナイロン層、最内層が厚さ20〜80
    μmのLDPE、LLDPE又はEVA層を有し、中間
    層として透湿度が3.5g/m2・24hrs以下の透
    明ないし半透明の無機質蒸着PET層を有する防湿袋か
    ら構成されることを特徴とする請求項1記載のハロゲン
    化銀写真感光材料用固形処理剤包装体。
  4. 【請求項4】 前記袋状部材が前記Al層と最内層との
    間に、厚さ10〜40μmのPET又はナイロン層を有
    する防湿袋から構成されることを特徴とする請求項2記
    載のハロゲン化銀写真感光材料用固形処理剤包装体。
  5. 【請求項5】 前記防湿袋において、袋の横方向の引張
    り強度が800kg/m2以下、袋の縦方向の引張り強
    度が2,000kg/m2以上で厚さが10〜50μm
    である横一軸延伸PE又は横一軸延伸PPを中間層に有
    することを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のハ
    ロゲン化銀写真感光材料用固形処理剤包装体。
  6. 【請求項6】 前記防湿袋がガセットタイプであり、背
    シール部に帯状に防湿袋を開封できる開封部位を有し、
    前記帯状の幅が5〜25mmであることを特徴とする請
    求項1〜5の何れか1項に記載のハロゲン化銀写真感光
    材料用固形処理剤包装体。
  7. 【請求項7】 前記防湿袋が平袋タイプであり、シール
    端部側に開封するためのノッチ部位を有し、該ノッチ部
    位と収容されている内装板材の先端との間の寸法が0〜
    30mmであることを特徴とする請求項1〜5の何れか
    1項に記載のハロゲン化銀写真感光材料用固形処理剤包
    装体。
  8. 【請求項8】 前記ノッチ部位と開封サイドのシール部
    位との間に難破断材が開封方向と略平行に具備されてい
    ることを特徴とする請求項7記載のハロゲン化銀写真感
    光材料用固形処理剤包装体。
  9. 【請求項9】 前記内装板材が、坪量100〜600g
    /m2の紙材であって、固形処理剤が接触する表面の摩
    擦係数が0.6以下であることを特徴とする請求項1〜
    8の何れか1項に記載のハロゲン化銀写真感光材料用固
    形処理剤包装体。
  10. 【請求項10】 前記内装板材が、紙材に厚さ20〜2
    00μmのプラスチックフィルムを少なくとも片面にラ
    ミネートした複合材であって、固形処理剤が接触する表
    面の摩擦係数が0.6以下であることを特徴とする請求
    項1〜8の何れか1項記載のハロゲン化銀写真感光材料
    用固形処理剤包装体。
  11. 【請求項11】 前記内装板材が、紙材であって、防湿
    袋に組み込み時の含水量が25g/m2以下であること
    を特徴とする請求項1〜8の何れか1項記載のハロゲン
    化銀写真感光材料用固形処理剤包装体。
  12. 【請求項12】 前記内装板材が厚さ0.1〜0.8m
    m、固形処理剤と接触する表面の静摩擦係数が0.6以
    下のプラスチックであることを特徴とする請求項1〜8
    の何れか1項に記載のハロゲン化銀写真感光材料用固形
    処理剤包装体。
  13. 【請求項13】 前記内装板材の略方形の基板の固形処
    理剤と接触する表面がレール状の凸部を複数個有し、錠
    剤型固形処理剤との接触面積を減少せしめたことを特徴
    とする請求項1〜12の何れか1項記載のハロゲン化銀
    写真感光材料用固形処理剤包装体。
  14. 【請求項14】 固型処理剤包装体が略方形の基板と、
    その3辺から各々延伸する側板を有し、該延伸側板が基
    板に対し同一方向に折曲して各々3側面を形成して成る
    内装板材と該内装板材を収容する袋状の部材から構成さ
    れ、前記内装板材の基板の延伸する側板を有していない
    1辺に対応する前記袋状部材の一部を開封することによ
    り、収容しているハロゲン化銀写真感光材料用固形処理
    剤を自動現像機に供給することを特徴とする処理剤供給
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019031306A (ja) * 2017-08-08 2019-02-28 凸版印刷株式会社 自立性包装袋
JP2019031298A (ja) * 2017-08-07 2019-02-28 凸版印刷株式会社 自立性包装袋

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JP2019031298A (ja) * 2017-08-07 2019-02-28 凸版印刷株式会社 自立性包装袋
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