JPH107724A - ポリマーの製法及びコポリマー - Google Patents

ポリマーの製法及びコポリマー

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JPH107724A
JPH107724A JP9065734A JP6573497A JPH107724A JP H107724 A JPH107724 A JP H107724A JP 9065734 A JP9065734 A JP 9065734A JP 6573497 A JP6573497 A JP 6573497A JP H107724 A JPH107724 A JP H107724A
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hydrogen peroxide
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JP9065734A
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Juergen Dr Tropsch
トロプシュ ユルゲン
Joerg Dr Breitenbach
ブライテンバッハ イェルク
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F8/00Chemical modification by after-treatment
    • C08F8/06Oxidation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F291/00Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to macromolecular compounds according to more than one of the groups C08F251/00 - C08F289/00
    • C08F291/18Macromolecular compounds obtained by polymerising monomers on to macromolecular compounds according to more than one of the groups C08F251/00 - C08F289/00 on to irradiated or oxidised macromolecules
    • C08F291/185The monomer(s) not being present during the irradiation or the oxidation of the macromolecule

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過酸化水素の少ない量でペルオキシカルボキ
シル基の高い比率を得ることが可能である、モノオレフ
ィン性不飽和ジカルボン酸無水物基本構成単位を有する
ポリマーを過酸化水素と反応させることによる、ペルオ
キシカルボキシル基を有するポリマーの製法を提供する
こと。 【解決手段】 過酸化水素を不活性希釈剤中のモノオレ
フィン性不飽和ジカルボン酸無水物基本構成単位を有す
るポリマーの懸濁液に添加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペルオキシカルボ
キシル基を有するポリマーの製法、適当な使用可能なポ
リマー及び該方法の生成物並びに該生成物の使用に関す
る。
【0002】
【従来の技術】東ドイツ国特許(DD A−A−)第2
52378号明細書には、未架橋のポリマーのペルオキ
シカルボキシレートを製造する方法について記載されて
おり、この場合、マレイン酸及び/又はフマル酸を有す
る未架橋のポリマーが酸化することが困難である不活性
溶剤に溶解され、さらに過酸化水素は添加され、かつ生
成物は固体生成物として減圧下及び100℃未満の温度
において単離される。この記載されている方法の場合に
は、マレイン酸コポリマー基本単位及び過酸化水素の間
の比は、有利に1:2〜1:4である。COOHについ
て60%及びそれ以上のペルカルボキシレートの収率を
得るために、過酸化水素とマレイン酸単位の比について
は1:2もしくはそれ以上である必要がある。部分的に
加水分解されたかもしくは加水分解されたマレイン酸コ
ポリマーは使用される。
【0003】東ドイツ国特許(DD−A−)第2726
54号明細書には、共重合体のペルオキシカルボン酸と
その塩を製造する方法が記載されており、この場合、共
重合体のジカルボン酸無水物は、溶剤及び不均質相中の
触媒不在下で過酸化水素と反応する。活性酸素含量3.
1〜5.8%が達成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、過酸
化水素の少ない量でペルオキシカルボキシル基の高い比
率を得ることが可能である、モノオレフィン性不飽和ジ
カルボン酸無水物基本構成単位を有するポリマーを過酸
化水素と反応させることによる、ペルオキシカルボキシ
ル基を有するポリマーの製法を提供することである。
【0005】本発明の他の課題は、簡単な方法で生成物
を単離することが可能である上記の方法を提供すること
である。
【0006】本発明の他の課題は、生成物中のペルオキ
シカルボキシル基の含量を簡単な方法で制御することが
できる上記の方法を提供することである。
【0007】本発明の他の課題は、架橋されたかもしく
は部分的に架橋されたペルオキシカルボキシル基を有し
ているポリマーの製法を提供することである。
【0008】本発明の他の課題は、ペルオキシカルボキ
シル基を有する新規のポリマーを提供することである。
【0009】本発明の他の課題は、ペルオキシカルボキ
シル基を有するポリマーに変換されることができる、モ
ノオレフィン性不飽和ジカルボン酸無水物基本構成単位
を有する新規のポリマーを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題は、過酸化水素
を不活性希釈剤中のモノオレフィン性不飽和ジカルボン
酸無水物基本構成単位を有するポリマーの懸濁液に添加
することによるペルオキシカルボキシル基を有するポリ
マーの製法並びに少なくとも1つのモノオレフィン性不
飽和ジカルボン酸無水物及び少なくとも1つのN−ビニ
ルラクタムを基本構成単位として有しているコポリマー
によって解決することができることが見いだされた。
【0011】本発明による方法の場合には、モノオレフ
ィン性不飽和ジカルボン酸無水物基本構成単位を有する
ポリマーは、不活性溶剤中で懸濁され、かつ必要量の過
酸化水素と、本発明による一実施態様によれば、二段階
反応で反応する。この場合には、過酸化水素の添加量の
みによってポリマー中のペルオキシカルボキシル基の含
量を制御することは、可能である。
【0012】本発明によれば使用されるモノオレフィン
性不飽和ジカルボン酸無水物基本構成単位を有するポリ
マーは、有利にホモポリマー、コポリマー、ターポリマ
ー、グラフト共重合体もしくはブロックコポリマー又は
他のポリマーであることができる。
【0013】本発明によれば使用されるポリマーは、少
なくとも1つのモノオレフィン性不飽和ジカルボン酸無
水物基本構成単位と少なくとも1つのモノエチレン性不
飽和コモノマー基本構成単位とのコポリマーであること
ができる。
【0014】モノオレフィン性不飽和ジカルボン酸無水
物基本構成単位 可能なモノオレフィン性不飽和ジカルボン酸無水物基本
構成単位の例は、環構造内に1つのモノオレフィン性不
飽和を有する環状ジカルボン酸である。このようなジカ
ルボン酸無水物の例は、マレイン酸無水物、シトラコン
酸無水物及びグルタコン酸無水物である。これらの無水
物は、1つもしくはそれ以上のC1〜C20−アルキル
基、特にC1〜C10−アルキル基、殊にC1〜C5−アル
キル基によってか又は芳香族基、例えばフェニル基もし
くはナフチル基によって置換されていてもよい。環状ジ
カルボン酸無水物並びにアルキル置換基もしくはアリー
ル置換基は、適当な不活性な置換基、例えばヘテロ原子
によって置換されていてもよい。
【0015】使用することができるジカルボン酸無水物
には、例えば結合されたオレフィン基を通して、環状無
水物構造の外側にモノオレフィン性不飽和を有していて
もよい。このような例は、メチレンマロン酸無水物、イ
タコン酸無水物、1,2,3,6−テトラヒドロフタル
酸無水物、3−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロ
フタル酸無水物、2−メチル−1,2,3,6−テトラ
ヒドロフタル酸無水物、3,6−エポキシ−1,2,
3,6−テトラヒドロフタル酸無水物、5−ノルボルネ
ン−2,3−ジカルボン酸無水物及びビシクロ[2.
2.2]−5−オクテン−2,3−ジカルボン酸無水物
である。
【0016】マレイン酸無水物は、有利に使用される。
【0017】モノエチレン性不飽和コモノマー基本構成
単位 全ての適当な基本構成単位は、モノエチレン性不飽和コ
モノマー基本構成単位として使用することができる。適
当な基本構成単位の例は、N−ビニルラクタム、有利に
N−ビニルピロリドン、N−ビニルピペリドン、ジカル
ボン酸無水物のための上記の1つかもしくはそれ以上の
置換基によって置換されていてもよいN−ビニルカプロ
ラクタムである。特にマレイン酸無水物組合せ物の形で
の、N−ビニルピロリドン及び/又はN−ビニルカプロ
ラクタムは、モノオレフィン性不飽和ジカルボン酸無水
物基本構成単位として特に有利に使用される。
【0018】適当なモノエチレン性不飽和コモノマーの
他の群は、N−ビニルアミド、例えばN−ビニルホルム
アミドもしくはN−ビニルアセトアミドである。
【0019】さらに、例えばC1〜C20−アルキルビニ
ルエーテル、有利にC1〜C10−アルキルビニルエーテ
ル、特に有利にC1〜C4−アルキルビニルエーテル、例
えばメチルビニルエーテル、エチルビニルエーテルビニ
ルエーテル、n−プロピルビニルエーテル、イソプロピ
ルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、イソブ
チルビニルエーテル、オクチルビニルエーテル、シクロ
ヘキシルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニルエ
ーテル、ドデシルビニルエーテル及びオクタデシルビニ
ルエーテルを使用することは、可能である。
【0020】さらに、ビニルエステル、例えばギ酸ビニ
ル、酢酸ビニル及びプロピオン酸ビニルを使用すること
は、可能である。
【0021】さらに、ビニル芳香族化合物、例えばスチ
レン及びα−メチルスチレンを使用することは、可能で
ある。
【0022】同様に、アクリル酸及びメタクリル酸並び
にアクリル酸エステル及びメタクリル酸エステル並びに
アクリルアミド及びメタクリルアミドを使用すること
は、可能である。これら化合物の例は、メチルアクリレ
ート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、イ
ソプロピルアクリレート、ブチルアクリレート、イソブ
チルアクリレート、t−ブチルアクリレート、ペンチル
アクリレート、ヘキシルアクリレート、2−エチルヘキ
シルアクリレート、オクチルアクリレート、ラウリルア
クリレート、ステアリルアクリレート及び相応するメタ
クリレート、モノ−及びジ置換されたアクリルアミド及
びメタクリルアミド、例えばN−メタクリルアミド、N
−エチルアクリルアミド、N−プロピルアクリルアミ
ド、N−イソプロピルアクリルアミド、N−t−ブチル
アクリルアミド、N−ブチルアクリルアミド、N−ヘキ
シルアクリルアミド、N−オクチルアクリルアミド、
N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジエチルア
クリルアミド及び相応するメタクリルアミドである。
【0023】適当なコモノマーの他の群は、上記のモノ
オレフィン性不飽和ジカルボン酸無水物である。
【0024】さらに、オレフィン例えばC2〜C30−オ
レフィン、例えばエテン、プロペン、イソブテン、1−
ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、
1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−ヘ
キサデセン、1−オクタデセン及び高級オレフィンの市
販の混合物、例えばC12/C14−オレフィン、C12/C
16−オレフィン、C20/C24−オレフィン、C24/C28
−オレフィンを使用することは可能である。
【0025】特に有利なモノエチレン性不飽和コモノマ
ー基本構成単位は、N−ビニルピロリドン及びC1〜C4
−ビニルエーテル及びC2〜C8−オレフィンである。
【0026】(コ)モノマーは、単独で使用することも
できるし、混合物の形で使用することもできる。
【0027】不飽和ジカルボン酸無水物基本構成単位と
モノエチレン性不飽和コモノマー基本構成単位のモル比
は、所望のポリマーに必要とされるとおりに選択される
ことができる。比は、有利に20:1〜1:20、特に
有利に10:1〜1:10、殊に、5:1〜1:5にあ
る。
【0028】N−ビニルラクタム基本構成単位が使用さ
れる本発明による一実施態様の場合には、モノオレフィ
ン性不飽和ジカルボン酸無水物基本構成単位とN−ビニ
ルラクタム基本構成単位のモル比は、20:1〜1:2
0、特に5:1〜1:5、殊に2:1〜1:2にある。
【0029】本発明の一実施態様によるこれらのコポリ
マーの場合には、1〜95%、有利に30〜95%のモ
ノオレフィン性不飽和ジカルボン酸無水物基本構成単位
は、モノオレフィン性不飽和モノペルオキシジカルボン
酸基本構成単位に変換される。
【0030】架橋剤 本発明によれば使用されるポリマーは、本発明の一実施
態様の場合には部分的にかもしくは完全に架橋すること
ができる。
【0031】使用されることができる架橋剤は、あらゆ
る適当な架橋剤である。
【0032】適当な架橋剤の例は、以下にあげるもので
ある: −アルカジエン、例えばα,ω−アルカジエン例えば
1,9−デカジエン −ジビニルアルキルエーテル、例えば1,4−ブタンジ
オールジビニルエーテル、1,6−ヘキサンジオールジ
ビニルエーテル、1,8−オクタンジオールジビニルエ
ーテル −ジオールのジ(メタ)アクリレート、例えばエチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、1,2−プロピレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタン
ジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジ
オールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレートもしくはポリエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート 多価アルコールの−トリ(メタ)アクリレート、例えば
トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート −アリルエステル、例えばアリル(メタ)アクリレート 多価アルコールの−アリルエーテル、例えばペンタエリ
トリトールトリアリルエーテル −N,N’−ジビニルアルキレン尿素、例えばジビニル
エチレン尿素、ジビニルプロピレン尿素 −メチレンビス(メタ)アクリルアミド −ジビニルベンゼン。
【0033】本発明によれば使用されるポリマーは、引
き続き、部分的にされることもできる。このことのため
に、ポリマーは、過酸化水素との反応の前もしくはその
最中に架橋剤としてのジオール及び/又はジアミンと反
応することができる。架橋剤として適当であるジオール
の例は、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパン
ジオール、1,2−ブタンジオール、1,4−ブタンジ
オール、1,5−ペンタンジオール、1,2−ペンタン
ジオール、1,3−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサ
ンジオールである。使用することができるジアミンの例
は、エタンジアミン、1,2−プロパンジアミン、1,
3−プロパンジアミン、1,2−ブタンジアミン、1,
4−ブタンジアミン、1,5−ペンタンジアミン、1,
2−ペンタンジアミン、1,2−ヘキサンジアミン、
1,6−ヘキサンジアミンである。
【0034】架橋剤は、所望の架橋度に依存した適当な
量で使用することができる。少量のみの、例えば他の基
本構成単位の全体重量の0.001〜10%、有利に
0.01〜5%の架橋剤は、通常使用される。
【0035】少なくとも1つのモノオレフィン性不飽和
ジカルボン酸無水物基本構成単位、有利にマレイン酸無
水物基本構成単位、及び少なくとも1つのN−ビニルラ
クタム基本構成単位、有利にN−ビニルピロリドン及び
/又はビニルカプロラクタムの基本構成単位、を有して
いる本発明によるコポリマーは、本発明による一実施態
様の場合には、ジビニルベンゼン及び/又はジビニルエ
チレン尿素及び/又はアルカジエン及び/又はジビニル
アルキルエーテル及び/又はジオール及び/又はジアミ
ンによって少なくとも部分的に架橋されている。本発明
による有利な実施態様によれば、本発明によるコポリマ
ーは、有利に後記の方法によって製造される。
【0036】有利に使用される架橋剤基本構成単位は、
ジビニルベンゼン、ジビニルエチレン尿素、アルカジエ
ン又はジビニルアルキルエーテルである。これら物質
は、有利にα,ω−アルカジエン、特に1,9−デカジ
エン、又は1,4−ブタンジオールジビニルエーテル、
1,6−ヘキサンジオールジビニルエーテルもしくは
1,8−オクタンジオールジビニルエーテルから選択さ
れる。
【0037】本発明によれば使用されるポリマーは、あ
らゆる適当な分子量、有利に数平均分子量1000〜5
000000、有利に2000〜1000000を有す
ることができる。
【0038】希釈剤 本発明によればペルオキシカルボキシル基を有するポリ
マーを製造するために使用されるポリマーもしくはコポ
リマーは、本発明の一実施態様によれば、出発ポリマー
もしくは生成物を溶解しない希釈剤中で懸濁される。従
って使用することができる希釈剤は、出発ポリマーも、
生成物も溶解しない全ての希釈剤である。それに加え
て、有利に希釈剤は、不活性でなければならず、即ち、
本質的に過酸化水素との反応を示してはならない。使用
することができる希釈剤の例は、芳香族化合物、例えば
ベンゼン、トルエン、o−キシレン、m−キシレン、p
−キシレン、及びカルボン酸エステル、例えばメチルア
セテート、エチルアセテート、イソプロピルアセテー
ト、ブチルアセテート、アミルアセテート、アルカン、
例えばヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナンもしくは
デカン又はこれらの異性体或いはアルカンの混合物であ
る。他の適当な希釈剤は、当業者に公知である。
【0039】不活性な希釈剤は、有利に水と不混和性も
しくは低い混和性の希釈剤である。
【0040】エチルアセテートかアルカン、例えばヘキ
サンもしくはヘプタンは、有利に使用される。
【0041】反応生成物は、簡単な方法で、例えば濾過
によって或いはデカンテーションによって希釈剤から単
離することができる。
【0042】さらに、結果として生じる生成物は、適当
な温度、例えば50℃までで減圧下で乾燥することがで
きる。
【0043】製法 本発明の一実施態様によれば、出発ポリマーは、適当な
不活性希釈剤中で懸濁され、かつ0〜70℃、有利に2
0〜55℃の範囲内の温度で必要量の過酸化水素、有利
に過酸化水素水溶液に添加される。生成物ポリマー中の
ペルオキシカルボキシル基の含量は、ポリマー中の過酸
化水素とジカルボン酸無水物基本構成単位の比によって
影響を及ぼされうる。
【0044】本発明の一実施態様によれば使用される過
酸化水素の量は、出発ポリマー中のジカルボン酸無水物
1モルにつき過酸化水素0.01〜1.5、特に0.1
〜1.5、殊に0.3〜1.5モルである。
【0045】反応時間は、生成物中のペルオキシカルボ
キシル基の所望の含量によって、かつ反応温度によって
調整することができる。反応時間は、有利に0.1〜8
時間、特に有利に0.5〜6時間である。
【0046】出発物質として使用されるポリマーは、希
釈剤中で懸濁された固体の形ですでに使用することがで
きる。本発明の一実施態様によれば出発ポリマーは、懸
濁重合或いは沈殿重合によって製造することができ、か
つさらに先行する単離なしで過酸化水素と、ジオール及
び/又はジアミンを用いてかもしくは用いずに反応させ
ることができる。重合のために過酸化水素との次の反応
に適当な希釈剤である希釈剤を使用することは、有利で
ある。この反応方法は、著しく簡単にペルオキシカルボ
キシル基を有するポリマーを製造することを可能にす
る。
【0047】過酸化水素原は、過酸化水素10〜100
重量%、有利に30〜60重量%を含有する水の溶液と
して有利に使用される。
【0048】さらに過酸化水素との反応から得られたペ
ルオキシカルボキシル基を有するポリマーは、本発明の
一実施態様によれば、反応混合物からの単離の前に該ポ
リマーのアルカリ金属かアルカリ土類金属塩に変換する
ことができる。この処理は、アルカリ金属もしくはアル
カリ土類金属水酸化物、重炭酸塩又は炭酸塩の水溶液を
添加することによって有利に行なわれる。
【0049】ペルオキシカルボキシル基を有するポリマ
ーは、濾過又はデカンテーションによって反応混合物か
ら単離することができる。
【0050】本発明によって製造された生成物は、使用
された過酸化水素の量に依存して、出発ポリマー中のジ
カルボン酸無水物基の全体量に対してモノペルオキシカ
ルボキシル基1〜95%を含有する。本発明の一実施態
様によれば、モノペルオキシカルボキシル基のこの高い
含量は、水を含有する過酸化水素溶液の使用においても
得られる。驚くべきことに、過酸化水素水溶液を用いて
さえ、水との比較において、主として過酸化水素のポリ
マー中への組み込みが行なわれる。
【0051】活性酸素の結合された含量は、例えばヨウ
素滴定によって確認することができる。
【0052】本発明によって製造されたペルオキシカル
ボキシル基を有しているポリマーは、広い範囲の使用、
例えば漂白剤、消毒剤、洗浄剤又はエポキシ化のために
使用することができる。化粧品の分野並びに製薬の分野
における使用は、可能である。このような使用の例は、
次の分野にある: ニキビ薬、歯漂白剤又は歯の明色化
(lightening)、非水性歯磨きペースト及び歯磨き粉、義
歯及び歯列矯正装置の洗浄、発泡口内洗浄錠剤、毛除去
剤(酸化脱毛剤)、毛脱色剤、皮膚の脱色及び染髪剤及
びパーマネントウェーブ製品中のカップリング剤(アル
カリ・コールド・ウェーブ(alkali cold wave))、例え
ば足のケアの場合のクチクラの軟化、深部濾過系(deep
bed filter systems)中への組み込み、同時の吸収及び
消毒のための充填タンポン挿入、消毒ワイプ、医療用具
の消毒剤、表面消毒(surface disinfection)、水の消
毒、膣坐剤、非水性軟膏、例えばポリエチレンを基礎と
する軟膏、抗菌リップスティック、外傷用医薬材料、外
傷パウダー(wound powder)、コンタクトレンズ洗浄、コ
ールド・ウォッシュ・タブレット(cold wash tablet
s)。
【0053】同様に本発明による生成物は、化学反応、
例えばN−酸化物、エポキシドの製造の場合の化学反応
での使用に、アルコール及びアルデヒド並びに他の化合
物の酸化に、全ての公知である適当なモノマーを用いた
重合、例えば溶液重合、乳化重合、沈澱重合及び懸濁重
合並びにホモ重合及び共重合の場合の前記重合の組合せ
のための開始剤としての使用或いはポリマーの架橋に適
当である。
【0054】次に本発明を例につき詳説する。
【0055】全ての例中のビニルピロリドン/マレイン
酸無水物のモル比は、1:1である。
【0056】
【実施例】
ペルオキシカルボキシル基を有しているポリマーの製造 例 1 N−ビニルピロリドンとマレイン酸無水物のコポリマー
10gを100mlの容量を有し、かつ撹拌機が装備さ
れているガラス製フラスコに導入し、かつ酢酸エチル5
0mlで懸濁する。さらにこの懸濁液にH22 0.9
6g(50%、マレイン酸無水物含量に対して30モル
%当量)を添加する。この混合物を25℃で4時間撹拌
し、その後にペルオキシカルボキシル基を有しているポ
リマーを濾過によって単離する。生成物は、H22の結
合された含量2.5%を有している(理論値の54.0
%に相応する)。
【0057】例 2 N−ビニルピロリドンとマレイン酸無水物のコポリマー
10gを100mlの容量を有し、かつ撹拌機が装備さ
れているガラス製フラスコに導入し、かつ酢酸エチル5
0mlで懸濁する。さらにこの懸濁液にH22 3.8
4g(50%、マレイン酸無水物含量に対して120モ
ル%当量)を添加する。この混合物を0℃で2時間撹拌
し、その後にペルオキシカルボキシル基を有しているポ
リマーを濾過によって単離する。生成物は、H22の結
合された含量7.2%を有している(理論値の51.4
%に相応する)。
【0058】例 3 N−ビニルピロリドンとマレイン酸無水物のコポリマー
25gを250mlの容量を有し、かつ撹拌機が装備さ
れているガラス製フラスコに導入し、かつ酢酸エチル2
50mlで懸濁する。さらにこの懸濁液にH22 9.
6g(50%、マレイン酸無水物含量に対して120モ
ル%当量)を添加する。この混合物を25℃で4時間撹
拌し、その後にペルオキシカルボキシル基を有している
ポリマーを濾過によって単離する。生成物は、H22
結合された含量11.1%を有している(理論値の7
9.3%に相応する)。
【0059】例 4 N−ビニルピロリドンとマレイン酸無水物のコポリマー
10gを100mlの容量を有し、かつ撹拌機が装備さ
れているガラス製フラスコに導入し、かつ酢酸エチル5
0mlで懸濁する。さらにこの懸濁液にH22 4.7
9g(50%、マレイン酸無水物含量に対して150モ
ル%当量)を添加する。この混合物を50℃で2時間撹
拌し、その後にペルオキシカルボキシル基を有している
ポリマーを濾過によって単離する。生成物は、H22
結合された含量13.3%を有している(理論値の95
%に相応する)。
【0060】例 5 N−ビニルピロリドンとマレイン酸無水物のコポリマー
10gを100mlの容量を有し、かつ撹拌機が装備さ
れているガラス製フラスコに導入し、かつ酢酸エチル5
0mlで懸濁する。さらにこの懸濁液にH22 4.7
9g(50%、マレイン酸無水物含量に対して150モ
ル%当量)を添加する。この混合物を25℃で2時間撹
拌し、その後にペルオキシカルボキシル基を有している
ポリマーを濾過によって単離する。生成物は、H22
結合された含量10.7%を有している(理論値の7
6.4%に相応する)。
【0061】例 6 N−ビニルピロリドンとマレイン酸無水物のコポリマー
10gを100mlの容量を有し、かつ撹拌機が装備さ
れているガラス製フラスコに導入し、かつヘプタン50
mlで懸濁する。さらにこの懸濁液にH22 4.08
g(50%、マレイン酸無水物含量に対して125モル
%当量)を添加する。この混合物を50℃で2時間撹拌
し、その後にペルオキシカルボキシル基を有しているポ
リマーを濾過によって単離する。生成物は、H22の結
合された含量11.2%を有している(理論値の79.
9%に相応する)。
【0062】例 7 N−ビニルピロリドンとマレイン酸無水物のコポリマー
60gを500mlの容量を有し、かつ撹拌機が装備さ
れているガラス製フラスコに導入し、かつ酢酸エチル3
50mlで懸濁する。さらにこの懸濁液にH22
8.74g(50%、マレイン酸無水物含量に対して1
50モル%当量)を添加する。この混合物を25℃で4
時間撹拌し、その後にペルオキシカルボキシル基を有し
ているポリマーを濾過によって単離する。生成物は、H
22の結合された含量12.45%を有している(理論
値の88.9%に相応する)。
【0063】例 8 N−ビニルピロリドンとマレイン酸無水物のコポリマー
10gを100mlの容量を有し、かつ撹拌機が装備さ
れているガラス製フラスコに導入し、かつヘプタン50
mlで懸濁する。さらにこの懸濁液にH22 3.36
g(50%、マレイン酸無水物含量に対して100モル
%当量)を添加する。この混合物を50℃で2時間撹拌
し、その後にペルオキシカルボキシル基を有しているポ
リマーを濾過によって単離する。生成物は、H22の結
合された含量10.3%を有している(理論値の73.
6%に相応する)。
【0064】例 9 N−ビニルピロリドンとマレイン酸無水物のコポリマー
10gを100mlの容量を有し、かつ撹拌機が装備さ
れているガラス製フラスコに導入し、かつヘキサン50
mlで懸濁する。さらにこの懸濁液にH22 4.79
g(50%、マレイン酸無水物含量に対して150モル
%当量)を添加する。この混合物を50℃で4時間撹拌
し、その後にペルオキシカルボキシル基を有しているポ
リマーを濾過によって単離する。生成物は、H22の結
合された含量13.0%を有している(理論値の93.
0%に相応する)。
【0065】例 10 N−ビニルピロリドンとマレイン酸無水物のコポリマー
10gを100mlの容量を有し、かつ撹拌機が装備さ
れているガラス製フラスコに導入し、かつ酢酸エチル5
0mlで懸濁する。さらにこの懸濁液にH22 1.6
g(10%、マレイン酸無水物含量に対して10モル%
当量)を添加する。この混合物を25℃で4時間撹拌
し、その後にペルオキシカルボキシル基を有しているポ
リマーを濾過によって単離する。生成物は、H22の結
合された含量0.8%を有している(理論値の50%に
相応する)。
【0066】例 11 ペルオキシカルボキシル基を有しているポリマーの分解
の速度論 例7からのペルオキシカルボキシル基を有しているポリ
マーの分解の速度論を過酸化水素の分解の速度論と、同
じ条件下で試験で比較した。温度は、90℃であり、p
Hは、2でありかつ出発過酸化物含量が0.2重量%で
あった。過酸化物含量をヨウ素滴定によって確認した。
分解の速度論の結果は、時間に対して残留過酸化物含量
がプロットされた図1の線図に示されている(実線:
例7からのポリマー、破線: 工業的に安定された過酸
化水素)。例7からのポリマー中の過酸化物含量が匹敵
する過酸化水素溶液の過酸化物含量より著しく急速に減
少することは、明らかである。本発明によればペルオキ
シカルボキシル基を有しているポリマーが酸化剤とし
て、かつ活性酸素を提供する薬剤として、より適当であ
ること示している。
【0067】重合のための開始剤としてのペルオキシカ
ルボキシル基を有しているポリマーの使用 例 12 アクリル酸の28.8g(0.4モル)を還流凝縮器及
び窒素フラッシング装置が備えられた撹拌装置中の水6
7gに導入し、かつ例3からの重合体の過酸1.36g
を添加し、かつこの混合物を85℃で2時間加熱しかつ
さらに95℃で2時間加熱する。反応の終了のために、
この混合物を水125mlで希釈する。K値は、30.
4である。
【0068】例 13 ヒドロプロピルアクリレート30g(0.23モル)、
N,N−ジメチル−N−エチル−N−(2−メタクリロ
イルオキシ)エチルアンモニウムエチルスルフェート6
0g(0.09モル)(水中の50%濃度)、水110
g及び例3からの重合体の過酸1.12gのを還流凝縮
器及び窒素フラッシング装置が備えられた撹拌装置中に
導入する。この混合物を100℃で2時間加熱しかつさ
らに90℃で2時間加熱する。反応の終了のために、こ
の混合物を水100mlで希釈する。固体含量13%及
びK値51.0を有する粘稠溶液が得られた。
【0069】上記K値は、フィケンチャー法(Cellulos
echemie 13(1932)58〜64頁、25℃、0.5モルのN
aCl溶液中の0.l重量%で)で測定した。
【図面の簡単な説明】
【図1】時間に対する残留過酸化物含量を示す線図であ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペルカルボキシル基有するポリマーを製
    造する方法において、過酸化水素を不活性希釈剤中のモ
    ノオレフィン性不飽和ジカルボン酸無水物基本構成単位
    を有するポリマーの懸濁液に添加することを特徴とす
    る、ポリマーの製法。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つのモノオレフィン性不飽
    和ジカルボン酸無水物及び少なくとも1つのN−ビニル
    ラクタムを基本構成単位として有しているコポリマー。
JP9065734A 1996-03-19 1997-03-19 ポリマーの製法及びコポリマー Withdrawn JPH107724A (ja)

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