JPH1077308A - 難燃性光重合性組成物及びこれを用いた難燃性粘着テープ - Google Patents
難燃性光重合性組成物及びこれを用いた難燃性粘着テープInfo
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- JPH1077308A JPH1077308A JP8231854A JP23185496A JPH1077308A JP H1077308 A JPH1077308 A JP H1077308A JP 8231854 A JP8231854 A JP 8231854A JP 23185496 A JP23185496 A JP 23185496A JP H1077308 A JPH1077308 A JP H1077308A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高い難燃性と、高い剪断強度及び高い剥離強
度を有する粘着テープ並びにこれらを形成するために用
いられる難燃性光重合性組成物を提供する。 【解決手段】 炭素数1〜12のアルキル基を有する
(メタ)アクリル酸エステルを主体とし、これと共重合
可能な極性基を有するモノマー及び分子内にリン元素を
有するモノマーからなる特定組成の光重合性モノマー
に、光重合開始剤並びに特定サイズ及び特性の繊維質、
非極性樹脂微粒子、有機及び無機微粒子、偏平状微粒
子、特定屈折率を有する微粒子から選ばれた1種以上の
フィラーを特定組成で含有してなる難燃性光重合性組成
物及びこれを用いた難燃性粘着テープ。
度を有する粘着テープ並びにこれらを形成するために用
いられる難燃性光重合性組成物を提供する。 【解決手段】 炭素数1〜12のアルキル基を有する
(メタ)アクリル酸エステルを主体とし、これと共重合
可能な極性基を有するモノマー及び分子内にリン元素を
有するモノマーからなる特定組成の光重合性モノマー
に、光重合開始剤並びに特定サイズ及び特性の繊維質、
非極性樹脂微粒子、有機及び無機微粒子、偏平状微粒
子、特定屈折率を有する微粒子から選ばれた1種以上の
フィラーを特定組成で含有してなる難燃性光重合性組成
物及びこれを用いた難燃性粘着テープ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、難燃性光重合性組
成物及びこれを用いた難燃性粘着テープに関し、更に、
優れた接着強度を有し、構造体等の接合作業を簡便に行
うことができる難燃性粘着テープに関する。尚、本発明
の難燃性粘着テープは、その使用目的に応じてサイズを
適宜変更できるものであるので、広幅に形成された難燃
性粘着シートを含むものとする。
成物及びこれを用いた難燃性粘着テープに関し、更に、
優れた接着強度を有し、構造体等の接合作業を簡便に行
うことができる難燃性粘着テープに関する。尚、本発明
の難燃性粘着テープは、その使用目的に応じてサイズを
適宜変更できるものであるので、広幅に形成された難燃
性粘着シートを含むものとする。
【0002】
【従来の技術】従来より、ポリエチレン系発泡体、クロ
ロプレン系発泡体、ウレタン系発泡体、アクリル系発泡
体等を基材とし、その両面にアクリル系粘着剤層を設け
た所謂両面発泡体粘着テープが、無溶剤性であり、作業
の安全性及び接着力発現の早さ等の高作業効率の点か
ら、自動車産業、電気電子産業、建築材料等の多くの分
野で接着剤に代わって接合作業に用いられている。
ロプレン系発泡体、ウレタン系発泡体、アクリル系発泡
体等を基材とし、その両面にアクリル系粘着剤層を設け
た所謂両面発泡体粘着テープが、無溶剤性であり、作業
の安全性及び接着力発現の早さ等の高作業効率の点か
ら、自動車産業、電気電子産業、建築材料等の多くの分
野で接着剤に代わって接合作業に用いられている。
【0003】又、粘着テープの粘着物性を良好に保持し
たまま、難燃性等の各種機能を付与する試みもなされて
いる。例えば、特開平8−53597号公報には、中空
粒子を含有するアクリル系樹脂マトリックスからなる粘
着シートが開示されており、所望の機能を付与した中空
粒子を用いることによって、粘着テープの機能化を行う
記載がある。
たまま、難燃性等の各種機能を付与する試みもなされて
いる。例えば、特開平8−53597号公報には、中空
粒子を含有するアクリル系樹脂マトリックスからなる粘
着シートが開示されており、所望の機能を付与した中空
粒子を用いることによって、粘着テープの機能化を行う
記載がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、難燃性
を付与する場合には、難燃化した中空粒子を含有させる
だけでは、充分な難燃効果が得られない。又、公知の難
燃剤を単に添加する方法もかんがえられるが、公知のハ
ロゲン系難燃剤を用いれば、使用後の廃棄物焼却処理時
に環境上の問題を生じ、非ハロゲン系難燃剤を用いる
と、粘着物性との両立が困難である。即ち、非ハロゲン
系難燃剤としては、トリクレジルホスフェート、トリス
(β−クロロエチル)ホスフェート、トリス(ジクロロ
プロピル)ホスフェート、トリス(ジブロモプロピル)
ホスフェート等が多用されているが、これらの難燃剤
は、粘着テープ基材フィルムや粘着剤を構成する合成樹
脂や弾性体の高分子物質に比して低分子に過ぎ、添加成
形後、マイグレーション等による系外への移行が大きい
ため、難燃性を付与するために比較的多量の添加を必要
とし、添加された基材フィルムや粘着剤の性能、就中、
接着性能に悪影響を及ぼすばかりか、安定した長期の難
燃性を保持せしめることが極めて難しいものであり、且
つ、その発泡体基材の破壊強度が低いため、剪断強度、
剥離強度等の接着強度が、発泡体基材の凝集破壊強度で
決定されてしまい、更に高い破壊強度、即ち、高い接着
強度が得られないという問題点がある。
を付与する場合には、難燃化した中空粒子を含有させる
だけでは、充分な難燃効果が得られない。又、公知の難
燃剤を単に添加する方法もかんがえられるが、公知のハ
ロゲン系難燃剤を用いれば、使用後の廃棄物焼却処理時
に環境上の問題を生じ、非ハロゲン系難燃剤を用いる
と、粘着物性との両立が困難である。即ち、非ハロゲン
系難燃剤としては、トリクレジルホスフェート、トリス
(β−クロロエチル)ホスフェート、トリス(ジクロロ
プロピル)ホスフェート、トリス(ジブロモプロピル)
ホスフェート等が多用されているが、これらの難燃剤
は、粘着テープ基材フィルムや粘着剤を構成する合成樹
脂や弾性体の高分子物質に比して低分子に過ぎ、添加成
形後、マイグレーション等による系外への移行が大きい
ため、難燃性を付与するために比較的多量の添加を必要
とし、添加された基材フィルムや粘着剤の性能、就中、
接着性能に悪影響を及ぼすばかりか、安定した長期の難
燃性を保持せしめることが極めて難しいものであり、且
つ、その発泡体基材の破壊強度が低いため、剪断強度、
剥離強度等の接着強度が、発泡体基材の凝集破壊強度で
決定されてしまい、更に高い破壊強度、即ち、高い接着
強度が得られないという問題点がある。
【0005】本発明の目的は、上記問題を解決し、高い
難燃性と、高い剪断強度及び高い剥離強度を有する粘着
テープ並びにこれらを形成するために用いられる難燃性
光重合性組成物を提供することにある。本発明の他の目
的は、透明性に優れた難燃性粘着テープを提供すること
にある。
難燃性と、高い剪断強度及び高い剥離強度を有する粘着
テープ並びにこれらを形成するために用いられる難燃性
光重合性組成物を提供することにある。本発明の他の目
的は、透明性に優れた難燃性粘着テープを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記問題を
解決するために鋭意検討した結果、粘着テープを構成す
るアクリル系共重合体の共重合モノマー成分として、分
子内にリン元素を有する化合物を用いることにより、ア
クリル系共重合体組成物の有する優れた接着強度を低下
させることなく、長期に安定した難燃性を発現すること
を知見し、更に、特定のフィラーを配合した特定の光重
合性組成物により、接着強度が向上することを知見し、
本発明を完成するに至ったのである。
解決するために鋭意検討した結果、粘着テープを構成す
るアクリル系共重合体の共重合モノマー成分として、分
子内にリン元素を有する化合物を用いることにより、ア
クリル系共重合体組成物の有する優れた接着強度を低下
させることなく、長期に安定した難燃性を発現すること
を知見し、更に、特定のフィラーを配合した特定の光重
合性組成物により、接着強度が向上することを知見し、
本発明を完成するに至ったのである。
【0007】請求項1記載の発明は、炭素数1〜12の
アルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルから選
択される1種以上の(メタ)アクリル酸エステルモノマ
ー(a)50〜98重量%と、極性基を有し、且つ、該
(メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)と共重合可
能なモノマーから選択される1種以上のモノマー(b)
50〜2重量%を含有するモノマー混合物100重量部
に対し、該(メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)
及び該モノマー(b)と共重合可能であり、且つ、分子
内にリン元素を有する化合物(c)3〜20重量部、光
重合開始剤(d)0.01〜5重量部及び以下の(e
1)〜(e9)からなる群より選択される少なくとも一
種のフィラーを含有するの難燃性光重合性組成物をその
要旨とするものである。平均直径が0.2〜20μmで
あり、且つ、平均繊維長が5μm〜1mmである繊維状
フィラー(e1);平均粒子径が0.5〜150μmで
ある多孔質微粒子(e2);平均粒子径が5〜150μ
mである非極性樹脂微粒子(e3);平均粒子径が5〜
100μmであり、且つ、ガラス転移温度が90℃以上
である有機微粒子(e4);平均粒子径が1〜50μm
であり、且つ、アスペクト比が20〜40である偏平状
微粒子(e5);平均粒子径が1〜150μmであり、
且つ、アルミノシリケート化合物を主成分とする微粒子
(e6);平均粒子径が10〜150μmであり、且
つ、粒子表面が平滑であるシリカ系微粒子(e7);平
均粒子径が10〜150μmであり、且つ、粒子表面が
疎水化処理されたシリカ系微粒子(e8);及び平均粒
子径が5〜150μmであり、且つ、屈折率が1.47
〜1.51である微粒子(e9)。
アルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルから選
択される1種以上の(メタ)アクリル酸エステルモノマ
ー(a)50〜98重量%と、極性基を有し、且つ、該
(メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)と共重合可
能なモノマーから選択される1種以上のモノマー(b)
50〜2重量%を含有するモノマー混合物100重量部
に対し、該(メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)
及び該モノマー(b)と共重合可能であり、且つ、分子
内にリン元素を有する化合物(c)3〜20重量部、光
重合開始剤(d)0.01〜5重量部及び以下の(e
1)〜(e9)からなる群より選択される少なくとも一
種のフィラーを含有するの難燃性光重合性組成物をその
要旨とするものである。平均直径が0.2〜20μmで
あり、且つ、平均繊維長が5μm〜1mmである繊維状
フィラー(e1);平均粒子径が0.5〜150μmで
ある多孔質微粒子(e2);平均粒子径が5〜150μ
mである非極性樹脂微粒子(e3);平均粒子径が5〜
100μmであり、且つ、ガラス転移温度が90℃以上
である有機微粒子(e4);平均粒子径が1〜50μm
であり、且つ、アスペクト比が20〜40である偏平状
微粒子(e5);平均粒子径が1〜150μmであり、
且つ、アルミノシリケート化合物を主成分とする微粒子
(e6);平均粒子径が10〜150μmであり、且
つ、粒子表面が平滑であるシリカ系微粒子(e7);平
均粒子径が10〜150μmであり、且つ、粒子表面が
疎水化処理されたシリカ系微粒子(e8);及び平均粒
子径が5〜150μmであり、且つ、屈折率が1.47
〜1.51である微粒子(e9)。
【0008】上記難燃性光重合性組成物の主成分として
用いられる(メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)
としては、炭素数1〜12のアルキル基を有する(メ
タ)アクリル酸エステル、好ましくは炭素数4〜12の
アルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルが挙げ
られ、具体的には、n−ブチル(メタ)アクリレート、
2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソオクチ
ル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリ
レート、イソノニル(メタ)アクリレート、ラウリル
(メタ)アクリレート等を挙げることができる。これら
は、単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることが
できる。得られる難燃性光重合性組成物の粘着性と凝集
性とのバランス等から、通常ホモポリマーのガラス転移
温度(Tg)が−50℃以下の(メタ)アクリル酸エス
テルを主成分とし、これにメチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート等の低級アルキル基を
有する(メタ)アクリル酸エステルを組み合わせて用い
られる。
用いられる(メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)
としては、炭素数1〜12のアルキル基を有する(メ
タ)アクリル酸エステル、好ましくは炭素数4〜12の
アルキル基を有する(メタ)アクリル酸エステルが挙げ
られ、具体的には、n−ブチル(メタ)アクリレート、
2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソオクチ
ル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリ
レート、イソノニル(メタ)アクリレート、ラウリル
(メタ)アクリレート等を挙げることができる。これら
は、単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることが
できる。得られる難燃性光重合性組成物の粘着性と凝集
性とのバランス等から、通常ホモポリマーのガラス転移
温度(Tg)が−50℃以下の(メタ)アクリル酸エス
テルを主成分とし、これにメチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート等の低級アルキル基を
有する(メタ)アクリル酸エステルを組み合わせて用い
られる。
【0009】上記(メタ)アクリル酸エステルモノマー
(a)は、モノマー混合物中に、50〜98重量%、好
ましくは70〜90重量%の範囲で含有される。モノマ
ー混合物中の(メタ)アクリル酸エステルモノマー
(a)の含有量が50重量%未満の場合には、得られる
アクリル系共重合体の凝集力が高くなり過ぎ、これを用
いて得られる難燃性粘着テープの接着強度が不十分とな
り、98重量%を超える場合には、得られるアクリル系
共重合体の凝集力が低くなり過ぎ、これを用いて得られ
る難燃性粘着テープの剪断強度が不十分となる。
(a)は、モノマー混合物中に、50〜98重量%、好
ましくは70〜90重量%の範囲で含有される。モノマ
ー混合物中の(メタ)アクリル酸エステルモノマー
(a)の含有量が50重量%未満の場合には、得られる
アクリル系共重合体の凝集力が高くなり過ぎ、これを用
いて得られる難燃性粘着テープの接着強度が不十分とな
り、98重量%を超える場合には、得られるアクリル系
共重合体の凝集力が低くなり過ぎ、これを用いて得られ
る難燃性粘着テープの剪断強度が不十分となる。
【0010】上記モノマー(b)は、極性基を有し、上
記(メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)と共重合
可能である。このようなモノマー(b)としては、(メ
タ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等
のカルボキシル基含有モノマー又はその無水物;(メ
タ)アクリロニトリル、N−ビニルピロリドン、N−ビ
ニルカプロラクタム、アクリロイルモルホリン、(メ
タ)アクリルアミド、ジメチルアミノエチル(メタ)ア
クリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト、ジメチルアミノプロピルアクリルアミド等の窒素含
有モノマー;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、2−ヒド
ロキシブチルアクリレート等の水酸基含有モノマー等が
好適に使用される。
記(メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)と共重合
可能である。このようなモノマー(b)としては、(メ
タ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等
のカルボキシル基含有モノマー又はその無水物;(メ
タ)アクリロニトリル、N−ビニルピロリドン、N−ビ
ニルカプロラクタム、アクリロイルモルホリン、(メ
タ)アクリルアミド、ジメチルアミノエチル(メタ)ア
クリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレー
ト、ジメチルアミノプロピルアクリルアミド等の窒素含
有モノマー;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、2−ヒド
ロキシブチルアクリレート等の水酸基含有モノマー等が
好適に使用される。
【0011】上記モノマー(b)は、モノマー混合物中
に、2〜50重量%、好ましくは10〜30重量%の範
囲の割合で含有される。モノマー混合物中のモノマー
(b)の含有量が2重量%未満の場合には、得られるア
クリル系共重合体の凝集力が高くなり過ぎ、得られる難
燃性粘着テープの剪断強度が不十分となり、50重量%
を超える場合、得られるアクリル系共重合体の凝集力が
低くなり過ぎ、難燃性粘着テープの接着強度が不十分と
なる。
に、2〜50重量%、好ましくは10〜30重量%の範
囲の割合で含有される。モノマー混合物中のモノマー
(b)の含有量が2重量%未満の場合には、得られるア
クリル系共重合体の凝集力が高くなり過ぎ、得られる難
燃性粘着テープの剪断強度が不十分となり、50重量%
を超える場合、得られるアクリル系共重合体の凝集力が
低くなり過ぎ、難燃性粘着テープの接着強度が不十分と
なる。
【0012】又、上記分子内にリン元素を有する化合物
(c)は、上記(メタ)アクリル酸エステルモノマー
(a)及び上記モノマー(b)と共重合可能である。こ
のような化合物(c)としては、分子内にリン元素を有
し、上記(メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)及
びモノマー(b)と共重合可能である化合物であれば特
に限定されるものではないが、例えば、下記構造式
(I)もしくは(II)で表される化合物が好適に用い
られる。
(c)は、上記(メタ)アクリル酸エステルモノマー
(a)及び上記モノマー(b)と共重合可能である。こ
のような化合物(c)としては、分子内にリン元素を有
し、上記(メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)及
びモノマー(b)と共重合可能である化合物であれば特
に限定されるものではないが、例えば、下記構造式
(I)もしくは(II)で表される化合物が好適に用い
られる。
【0013】
【化2】
【0014】上記化合物(c)の具体例として、アクリ
ロイロキシホスフェート、アクリロイロキシ(ジメチ
ル)ホスフェート、アクリロイロキシ(ジエチル)ホス
フェート、アクリロイロキシ(ジフェニル)ホスフェー
ト、アクリロイロキシメチルホスフェート、アクリロイ
ロキシメチル(ジメチル)ホスフェート、アクリロイロ
キシメチル(ジエチル)ホスフェート、アクリロイロキ
シエチルホスフェート、アクリロイロキシエチル(ジメ
チル)ホスフェート、アクリロイロキシエチル(ジエチ
ル)ホスフェート、アクリロイロキシヘキシルホスフェ
ート、アクリロイロキシオクチルホスフェート、アクリ
ロイロキシフェニルホスフェート等が挙げられる。
ロイロキシホスフェート、アクリロイロキシ(ジメチ
ル)ホスフェート、アクリロイロキシ(ジエチル)ホス
フェート、アクリロイロキシ(ジフェニル)ホスフェー
ト、アクリロイロキシメチルホスフェート、アクリロイ
ロキシメチル(ジメチル)ホスフェート、アクリロイロ
キシメチル(ジエチル)ホスフェート、アクリロイロキ
シエチルホスフェート、アクリロイロキシエチル(ジメ
チル)ホスフェート、アクリロイロキシエチル(ジエチ
ル)ホスフェート、アクリロイロキシヘキシルホスフェ
ート、アクリロイロキシオクチルホスフェート、アクリ
ロイロキシフェニルホスフェート等が挙げられる。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の
(メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)及びモノマ
ー(b)と共重合可能であり、且つ、分子内にリン元素
を有する化合物が上記構造式(I)もしくは(II)で
表される化合物である難燃性光重合性組成物をその要旨
とするものである。
(メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)及びモノマ
ー(b)と共重合可能であり、且つ、分子内にリン元素
を有する化合物が上記構造式(I)もしくは(II)で
表される化合物である難燃性光重合性組成物をその要旨
とするものである。
【0016】上記化合物(c)は、上記(メタ)アクリ
ル酸エステルモノマー(a)及びモノマー(b)の混合
物100重量部に対し、3〜20重量部の範囲ので含有
される。上記含有量が3重量部未満の場合、得られるア
クリル系共重合体の難燃性が必要性能を満たさず、且
つ、凝集力及び耐クリープ性も充分に与えられない。
又、20重量部を超えると、凝集力が高過ぎ、且つ、剥
離強度が低下する。
ル酸エステルモノマー(a)及びモノマー(b)の混合
物100重量部に対し、3〜20重量部の範囲ので含有
される。上記含有量が3重量部未満の場合、得られるア
クリル系共重合体の難燃性が必要性能を満たさず、且
つ、凝集力及び耐クリープ性も充分に与えられない。
又、20重量部を超えると、凝集力が高過ぎ、且つ、剥
離強度が低下する。
【0017】上記光重合開始剤(d)としては、特に限
定されるものではないが、例えば、4−(2−ヒドロキ
シエトキシ)フェニル(2−ヒドロキシ−2−プロピ
ル)ケトン(チバガイギー社製、商品名「イルガキュア
2959」)等のケトン系;α−ヒドロキシ−α,α’
−ジメチル−アセトフェノン(チバガイギー社製、商品
名「ダロキュア1173」)、メトキシアセトフェノ
ン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン
(チバガイギー社製、商品名「イルガキュア65
1」)、2−ヒドロキシ−2−シクロヘキシルアセトフ
ェノン(チバガイギー社製、商品名「イルガキュア18
4」)等のアセトフェノン系;ベンジルジメチルケター
ル等のケタール系;その他、ハロゲン化ケトン、アシル
ホスフィノキシド、アシルホスフォナート等を挙げるこ
とができる。
定されるものではないが、例えば、4−(2−ヒドロキ
シエトキシ)フェニル(2−ヒドロキシ−2−プロピ
ル)ケトン(チバガイギー社製、商品名「イルガキュア
2959」)等のケトン系;α−ヒドロキシ−α,α’
−ジメチル−アセトフェノン(チバガイギー社製、商品
名「ダロキュア1173」)、メトキシアセトフェノ
ン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン
(チバガイギー社製、商品名「イルガキュア65
1」)、2−ヒドロキシ−2−シクロヘキシルアセトフ
ェノン(チバガイギー社製、商品名「イルガキュア18
4」)等のアセトフェノン系;ベンジルジメチルケター
ル等のケタール系;その他、ハロゲン化ケトン、アシル
ホスフィノキシド、アシルホスフォナート等を挙げるこ
とができる。
【0018】上記光重合開始剤(d)の含有量は、上記
(メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)及びモノマ
ー(b)の混合物100重量部に対し、0.01〜5重
量部、好ましくは0.05〜3重量部である。光重合開
始剤(d)の含有量が、0.01重量部未満の場合、重
合反応が進行しにくいため、十分な転化率が得られず、
5重量部を超える場合、ラジカル発生量が多くなり過
ぎ、低分子量の共重合体しか得られない。
(メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)及びモノマ
ー(b)の混合物100重量部に対し、0.01〜5重
量部、好ましくは0.05〜3重量部である。光重合開
始剤(d)の含有量が、0.01重量部未満の場合、重
合反応が進行しにくいため、十分な転化率が得られず、
5重量部を超える場合、ラジカル発生量が多くなり過
ぎ、低分子量の共重合体しか得られない。
【0019】本発明に用いられるフィラーとしては、上
記のように繊維状フィラー(e1)、多孔質微粒子(e
2)、非極性樹脂微粒子(e3)、有機微粒子(e
4)、偏平状微粒子(e5)、微粒子(e6)、シリカ
系微粒子(e7)、シリカ系微粒子(e8)および微粒
子(e9)が挙げられる。
記のように繊維状フィラー(e1)、多孔質微粒子(e
2)、非極性樹脂微粒子(e3)、有機微粒子(e
4)、偏平状微粒子(e5)、微粒子(e6)、シリカ
系微粒子(e7)、シリカ系微粒子(e8)および微粒
子(e9)が挙げられる。
【0020】上記繊維状フィラー(e1)としては、ガ
ラス繊維、セピオライト系繊維、クリソタイル系繊維、
ウオラストナイト、PMF(Processed Mi
neral Fiber)、ゾノトライト、チタン酸カ
リ等が挙げられるが、安全環境上の問題から、クリソタ
イル等のアスベスト系繊維は避けるべきである。本発明
の難燃性光重合性組成物には、上記繊維状フィラーのう
ち、平均直径が0.2〜20μmであり、且つ、平均繊
維長が5μm〜1mmのフィラーが用いられる。上記繊
維状フィラーの平均直径が0.2μm未満の場合、得ら
れる難燃性粘着テープの剪断強度が不十分となり、20
μmを超える場合、平滑な表面を有する難燃性粘着テー
プが得られない。繊維状フィラーの平均繊維長が5μm
未満の場合、得られる難燃性粘着テープの剪断強度が不
十分となり、1mmを超える場合、平滑な表面を有する
難燃性粘着性テープが得られない。
ラス繊維、セピオライト系繊維、クリソタイル系繊維、
ウオラストナイト、PMF(Processed Mi
neral Fiber)、ゾノトライト、チタン酸カ
リ等が挙げられるが、安全環境上の問題から、クリソタ
イル等のアスベスト系繊維は避けるべきである。本発明
の難燃性光重合性組成物には、上記繊維状フィラーのう
ち、平均直径が0.2〜20μmであり、且つ、平均繊
維長が5μm〜1mmのフィラーが用いられる。上記繊
維状フィラーの平均直径が0.2μm未満の場合、得ら
れる難燃性粘着テープの剪断強度が不十分となり、20
μmを超える場合、平滑な表面を有する難燃性粘着テー
プが得られない。繊維状フィラーの平均繊維長が5μm
未満の場合、得られる難燃性粘着テープの剪断強度が不
十分となり、1mmを超える場合、平滑な表面を有する
難燃性粘着性テープが得られない。
【0021】上記繊維状フィラー(e1)の含有量は、
上記(メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)及びモ
ノマー(b)の混合物100重量部に対し、0.5〜2
0重量部であることが好ましく、更に好ましくは2〜1
5重量部である。繊維状フィラー(e1)の含有量が、
モノマー混合物100重量部に対して0.5重量部未満
の場合、得られる難燃性粘着テープの剪断強度が不十分
となり、20重量部を超える場合、得られる難燃性光重
合性組成物の粘度が著しく高くなり、平滑な表面を有す
る難燃性粘着テープが得られない。
上記(メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)及びモ
ノマー(b)の混合物100重量部に対し、0.5〜2
0重量部であることが好ましく、更に好ましくは2〜1
5重量部である。繊維状フィラー(e1)の含有量が、
モノマー混合物100重量部に対して0.5重量部未満
の場合、得られる難燃性粘着テープの剪断強度が不十分
となり、20重量部を超える場合、得られる難燃性光重
合性組成物の粘度が著しく高くなり、平滑な表面を有す
る難燃性粘着テープが得られない。
【0022】上記多孔質微粒子(e2)としては、ケイ
ソウ土等の天然無機微粒子、シリカゲル等の合成無機微
粒子、多孔質処理をした有機微粒子等がある。本発明の
難燃性光重合性組成物には、上記多孔質微粒子のうち、
平均粒子径が0.5〜150μmの微粒子が用いられ
る。上記多孔質微粒子の平均粒子径が0.5μm未満の
場合、得られる難燃性粘着テープの剥離強度が不十分と
なり、150μmを超える場合には、難燃性粘着テープ
の剪断強度が不十分となる。
ソウ土等の天然無機微粒子、シリカゲル等の合成無機微
粒子、多孔質処理をした有機微粒子等がある。本発明の
難燃性光重合性組成物には、上記多孔質微粒子のうち、
平均粒子径が0.5〜150μmの微粒子が用いられ
る。上記多孔質微粒子の平均粒子径が0.5μm未満の
場合、得られる難燃性粘着テープの剥離強度が不十分と
なり、150μmを超える場合には、難燃性粘着テープ
の剪断強度が不十分となる。
【0023】上記多孔質微粒子(e2)の含有量は、上
記(メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)及びモノ
マー(b)の混合物100重量部に対し、0.5〜20
重量部であることが好ましく、更に好ましくは2〜15
重量部である。多孔質微粒子(e2)の含有量が、モノ
マー混合物100重量部に対して0.5重量部未満の場
合、得られる難燃性粘着テープの接着強度が不十分とな
り、20重量部を超える場合、得られる難燃性光重合性
組成物の粘度が著しく高くなり、平滑な表面を有する難
燃性粘着テープが得られない。
記(メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)及びモノ
マー(b)の混合物100重量部に対し、0.5〜20
重量部であることが好ましく、更に好ましくは2〜15
重量部である。多孔質微粒子(e2)の含有量が、モノ
マー混合物100重量部に対して0.5重量部未満の場
合、得られる難燃性粘着テープの接着強度が不十分とな
り、20重量部を超える場合、得られる難燃性光重合性
組成物の粘度が著しく高くなり、平滑な表面を有する難
燃性粘着テープが得られない。
【0024】上記非極性樹脂微粒子(e3)としては、
低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエ
チレン(L−LDPE)、高密度ポリエチレン(HDP
E)などのポリエチレン微粒子;ポリプロピレン微粒
子;ジメチルシリコーン等のシリコーン微粒子等が挙げ
られる。本発明の難燃性光重合性組成物には、上記非極
性樹脂微粒子のうち、平均粒子径が5〜150μmの微
粒子が用いられる。上記非極性樹脂微粒子の平均粒子径
が5μm未満の場合、得られる難燃性粘着テープの剥離
強度が不十分となり、150μmを超える場合には、得
られる難燃性粘着テープの剪断強度が不十分となる。
低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエ
チレン(L−LDPE)、高密度ポリエチレン(HDP
E)などのポリエチレン微粒子;ポリプロピレン微粒
子;ジメチルシリコーン等のシリコーン微粒子等が挙げ
られる。本発明の難燃性光重合性組成物には、上記非極
性樹脂微粒子のうち、平均粒子径が5〜150μmの微
粒子が用いられる。上記非極性樹脂微粒子の平均粒子径
が5μm未満の場合、得られる難燃性粘着テープの剥離
強度が不十分となり、150μmを超える場合には、得
られる難燃性粘着テープの剪断強度が不十分となる。
【0025】上記非極性樹脂微粒子(e3)の含有量
は、上記(メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)及
びモノマー(b)の混合物100重量部に対して8〜7
0重量部であることが好ましく、更に好ましくは10〜
60重量部である。非極性樹脂微粒子(e3)の含有量
が、モノマー混合物100重量部に対して8重量部未満
の場合、得られる難燃性粘着テープの接着強度が不十分
となり、70重量部を超える場合、得られる難燃性光重
合性組成物の光透過率が低くなり、重合反応速度が著し
く低下する。
は、上記(メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)及
びモノマー(b)の混合物100重量部に対して8〜7
0重量部であることが好ましく、更に好ましくは10〜
60重量部である。非極性樹脂微粒子(e3)の含有量
が、モノマー混合物100重量部に対して8重量部未満
の場合、得られる難燃性粘着テープの接着強度が不十分
となり、70重量部を超える場合、得られる難燃性光重
合性組成物の光透過率が低くなり、重合反応速度が著し
く低下する。
【0026】上記有機微粒子(e4)としては、ポリメ
チルメタクリレート、ポリスチレンなど、又はこれらを
主成分とする共重合体が挙げられ、その共重合体は架橋
されていることが好ましい。上記有機微粒子は又、フェ
ノール樹脂、グアナミン樹脂等の熱硬化性樹脂であって
もよい。本発明の難燃性光重合性組成物には、上記有機
微粒子のうち、平均粒子径が5〜100μmであり、且
つ、ガラス転移温度が90℃以上である微粒子が用いら
れる。上記有機微粒子の平均粒子径が5μm未満の場
合、得られる難燃性粘着テープの剥離強度が不十分とな
り、100μmを超える場合、得られる難燃性粘着テー
プの剪断強度が不十分となる。又、上記有機微粒子のガ
ラス転移温度が90℃未満の場合には、得られる難燃性
粘着テープの高温での接着強度が不十分となる。
チルメタクリレート、ポリスチレンなど、又はこれらを
主成分とする共重合体が挙げられ、その共重合体は架橋
されていることが好ましい。上記有機微粒子は又、フェ
ノール樹脂、グアナミン樹脂等の熱硬化性樹脂であって
もよい。本発明の難燃性光重合性組成物には、上記有機
微粒子のうち、平均粒子径が5〜100μmであり、且
つ、ガラス転移温度が90℃以上である微粒子が用いら
れる。上記有機微粒子の平均粒子径が5μm未満の場
合、得られる難燃性粘着テープの剥離強度が不十分とな
り、100μmを超える場合、得られる難燃性粘着テー
プの剪断強度が不十分となる。又、上記有機微粒子のガ
ラス転移温度が90℃未満の場合には、得られる難燃性
粘着テープの高温での接着強度が不十分となる。
【0027】上記有機微粒子(e4)の含有量は、上記
(メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)及びモノマ
ー(b)の混合物100重量部に対して5〜50重量部
であることが好ましく、更に好ましくは10〜40重量
部である。有機微粒子(e4)の含有量が、モノマー混
合物100重量部に対して5重量部未満の場合、得られ
る難燃性粘着性テープの接着強度が不十分となり、50
重量部を超える場合、得られる難燃性光重合性組成物の
粘度が著しく高くなり、平滑な表面を有する難燃性粘着
テープを得ることができない。
(メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)及びモノマ
ー(b)の混合物100重量部に対して5〜50重量部
であることが好ましく、更に好ましくは10〜40重量
部である。有機微粒子(e4)の含有量が、モノマー混
合物100重量部に対して5重量部未満の場合、得られ
る難燃性粘着性テープの接着強度が不十分となり、50
重量部を超える場合、得られる難燃性光重合性組成物の
粘度が著しく高くなり、平滑な表面を有する難燃性粘着
テープを得ることができない。
【0028】上記偏平状微粒子(e5)としては、例え
ば、微粉カリ・フッ素雲母、微粉ナトリウム・フッ素雲
母等の合成雲母等が挙げられる。マスコバイト、フロゴ
パイトのようなケイ酸アルミニウム系化合物であって、
通常マイカと呼ばれる化合物を用いることもできるが、
マイカは着色の度合が強く、光の透過を阻害するため、
光照射により重合を行う場合には好ましくない。即ち、
本発明においては、光透過性の高い合成雲母を用いるこ
とが好ましい。本発明の難燃性光重合性組成物には、上
記偏平状微粒子のうち、平均粒子径が1〜50μmであ
り、且つ、アスペクト比が20〜40である微粒子が用
いられる。上記偏平状微粒子の平均粒子径が1μm未満
の場合、得られる難燃性粘着テープの剥離強度が不十分
となり、50μmを超える場合には、難燃性粘着テープ
の剪断強度が不十分となる。上記偏平状微粒子のアスペ
クト比が20未満の場合、得られる難燃性粘着テープの
剪断強度が不十分となり、40を超える場合、平滑な表
面を有する難燃性粘着テープを得ることができない。
ば、微粉カリ・フッ素雲母、微粉ナトリウム・フッ素雲
母等の合成雲母等が挙げられる。マスコバイト、フロゴ
パイトのようなケイ酸アルミニウム系化合物であって、
通常マイカと呼ばれる化合物を用いることもできるが、
マイカは着色の度合が強く、光の透過を阻害するため、
光照射により重合を行う場合には好ましくない。即ち、
本発明においては、光透過性の高い合成雲母を用いるこ
とが好ましい。本発明の難燃性光重合性組成物には、上
記偏平状微粒子のうち、平均粒子径が1〜50μmであ
り、且つ、アスペクト比が20〜40である微粒子が用
いられる。上記偏平状微粒子の平均粒子径が1μm未満
の場合、得られる難燃性粘着テープの剥離強度が不十分
となり、50μmを超える場合には、難燃性粘着テープ
の剪断強度が不十分となる。上記偏平状微粒子のアスペ
クト比が20未満の場合、得られる難燃性粘着テープの
剪断強度が不十分となり、40を超える場合、平滑な表
面を有する難燃性粘着テープを得ることができない。
【0029】上記偏平状微粒子(e5)の含有量は、上
記(メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)及びモノ
マー(b)の混合物100重量部に対して1〜20重量
部であることが好ましく、更に好ましくは3〜15重量
部である。上記偏平状微粒子(e5)の含有量が、モノ
マー混合物100重量部に対して1重量部未満の場合、
得られる難燃性粘着テープの接着強度が不十分となり、
20重量部を超える場合、得られる難燃性光重合性組成
物の粘度が著しく高くなり、平滑な表面を有する難燃性
粘着テープを得ることができない。
記(メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)及びモノ
マー(b)の混合物100重量部に対して1〜20重量
部であることが好ましく、更に好ましくは3〜15重量
部である。上記偏平状微粒子(e5)の含有量が、モノ
マー混合物100重量部に対して1重量部未満の場合、
得られる難燃性粘着テープの接着強度が不十分となり、
20重量部を超える場合、得られる難燃性光重合性組成
物の粘度が著しく高くなり、平滑な表面を有する難燃性
粘着テープを得ることができない。
【0030】上記アルミノシリケート化合物を主成分と
する微粒子(e6)としては、例えば、アルミナとケイ
酸塩とから合成されるものや、発電所などから排出され
るフライアッシュ等がある。上記微粒子(e6)は中空
微粒子であってもよく、このような中空微粒子として
は、シラスバルーン、フラシアッシュバルーン等があ
る。シラスバルーンは、九州に大量に存在するシラス土
壌(火山灰)を焼成発泡させたものであり、市販品とし
ては、イチジ化成社製のウインライト(商品名)、昭和
化学工業社製のスーパーバルーン(商品名)等がある。
フライアッシュバルーンは、主に発電所から排出される
軽質灰であり、市販品としては、英国フィライト社製の
フィライト(商品名)、小野田セメント社製のマイクロ
セルズ(商品名)、PQコーポレーション製のエクステ
ンドスフェア(商品名)等がある。
する微粒子(e6)としては、例えば、アルミナとケイ
酸塩とから合成されるものや、発電所などから排出され
るフライアッシュ等がある。上記微粒子(e6)は中空
微粒子であってもよく、このような中空微粒子として
は、シラスバルーン、フラシアッシュバルーン等があ
る。シラスバルーンは、九州に大量に存在するシラス土
壌(火山灰)を焼成発泡させたものであり、市販品とし
ては、イチジ化成社製のウインライト(商品名)、昭和
化学工業社製のスーパーバルーン(商品名)等がある。
フライアッシュバルーンは、主に発電所から排出される
軽質灰であり、市販品としては、英国フィライト社製の
フィライト(商品名)、小野田セメント社製のマイクロ
セルズ(商品名)、PQコーポレーション製のエクステ
ンドスフェア(商品名)等がある。
【0031】本発明の難燃性光重合性組成物には、上記
微粒子(e6)のうち平均粒子径が1〜150μmであ
る微粒子が用いられる。上記微粒子(e6)の平均粒子
径が1μm未満の場合、得られる難燃性粘着テープの剥
離強度が不十分となり、150μmを超える場合、難燃
性粘着テープの剪断強度が不十分となる。
微粒子(e6)のうち平均粒子径が1〜150μmであ
る微粒子が用いられる。上記微粒子(e6)の平均粒子
径が1μm未満の場合、得られる難燃性粘着テープの剥
離強度が不十分となり、150μmを超える場合、難燃
性粘着テープの剪断強度が不十分となる。
【0032】上記微粒子(e6)の含有量は、上記(メ
タ)アクリル酸エステルモノマー(a)及びモノマー
(b)の混合物100重量部に対して1〜40重量部で
あることが好ましく、更に好ましくは3〜30重量部で
ある。上記微粒子(e6)の含有量が、モノマー混合物
100重量部に対して1重量部未満の場合、得られる難
燃性粘着テープの接着強度が不十分となり、40重量部
を超える場合、得られる難燃性光重合性組成物の光透過
率が低くなり、重合反応が著しく遅くなる。
タ)アクリル酸エステルモノマー(a)及びモノマー
(b)の混合物100重量部に対して1〜40重量部で
あることが好ましく、更に好ましくは3〜30重量部で
ある。上記微粒子(e6)の含有量が、モノマー混合物
100重量部に対して1重量部未満の場合、得られる難
燃性粘着テープの接着強度が不十分となり、40重量部
を超える場合、得られる難燃性光重合性組成物の光透過
率が低くなり、重合反応が著しく遅くなる。
【0033】上記シリカ系微粒子(e7)としては、ア
ルカリガラス、ホウケイ酸系ガラスのようにSiO2 を
約50〜約70重量%含有するガラス類;SiO2 を9
8重量%以上含有するシリカ類;Al2 O3 とSiO2
とを主成分とするアルミノシリケート類などを原料とす
る微粒子及びそれらの微粒子の表面に疎水化処理を施し
た微粒子が挙げられる。本発明の難燃性光重合性組成物
には、上記微粒子のうち、平均粒子径が10〜150μ
mであり、且つ、表面が平滑である微粒子が用いられ
る。上記微粒子の10μm未満の場合、得られる難燃性
粘着テープの剥離強度が不十分となり、150μmを超
える場合、難燃性粘着テープの剪断強度が不十分とな
る。又、該シリカ系微粒子の表面が平滑であることによ
り、難燃性光重合性組成物中に含まれるシリカ系微粒子
とモノマー混合物との接触面積が小さくなり、難燃性光
重合性組成物の粘度が上昇しにくい。そのため難燃性粘
着テープを製造する際の難燃性光重合性組成物の塗工を
容易に行うことができる。
ルカリガラス、ホウケイ酸系ガラスのようにSiO2 を
約50〜約70重量%含有するガラス類;SiO2 を9
8重量%以上含有するシリカ類;Al2 O3 とSiO2
とを主成分とするアルミノシリケート類などを原料とす
る微粒子及びそれらの微粒子の表面に疎水化処理を施し
た微粒子が挙げられる。本発明の難燃性光重合性組成物
には、上記微粒子のうち、平均粒子径が10〜150μ
mであり、且つ、表面が平滑である微粒子が用いられ
る。上記微粒子の10μm未満の場合、得られる難燃性
粘着テープの剥離強度が不十分となり、150μmを超
える場合、難燃性粘着テープの剪断強度が不十分とな
る。又、該シリカ系微粒子の表面が平滑であることによ
り、難燃性光重合性組成物中に含まれるシリカ系微粒子
とモノマー混合物との接触面積が小さくなり、難燃性光
重合性組成物の粘度が上昇しにくい。そのため難燃性粘
着テープを製造する際の難燃性光重合性組成物の塗工を
容易に行うことができる。
【0034】上記シリカ系微粒子(e7)の含有量は、
上記(メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)及びモ
ノマー(b)の混合物100重量部に対して50〜17
5重量部であることが好ましく、更に好ましくは70〜
150重量部である。上記シリカ系微粒子(e7)の含
有量が、50重量部未満の場合、得られる難燃性粘着テ
ープの剥離強度が不十分となり、175重量部を超える
場合、難燃性粘着テープの剪断強度が不十分となる。
上記(メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)及びモ
ノマー(b)の混合物100重量部に対して50〜17
5重量部であることが好ましく、更に好ましくは70〜
150重量部である。上記シリカ系微粒子(e7)の含
有量が、50重量部未満の場合、得られる難燃性粘着テ
ープの剥離強度が不十分となり、175重量部を超える
場合、難燃性粘着テープの剪断強度が不十分となる。
【0035】上記粒子表面が疎水化処理されたシリカ系
微粒子(e8)としては、アルカリガラス、ホウケイ酸
系ガラス等のガラス類;SiO2 を98重量%以上含有
するような石英、シリカゲル等;ガラスバルーン;シラ
スバルーン等がある。疎水化処理を行うには、ポリジメ
チルシロキサン、トリメトキシオクチルシラン、ヘキサ
メチルシラザン、トリメトキシステアリルシラン等のシ
ランカップリング剤を用いることが好ましい。このよう
に微粒子表面を疎水化処理することにより、この微粒子
(e8)と微粒子を取り巻くアクリル系共重合体との界
面接着力が向上するため、該難燃性光重合性組成物を用
いて得られる難燃性粘着テープは、接着強度に優れてい
る。
微粒子(e8)としては、アルカリガラス、ホウケイ酸
系ガラス等のガラス類;SiO2 を98重量%以上含有
するような石英、シリカゲル等;ガラスバルーン;シラ
スバルーン等がある。疎水化処理を行うには、ポリジメ
チルシロキサン、トリメトキシオクチルシラン、ヘキサ
メチルシラザン、トリメトキシステアリルシラン等のシ
ランカップリング剤を用いることが好ましい。このよう
に微粒子表面を疎水化処理することにより、この微粒子
(e8)と微粒子を取り巻くアクリル系共重合体との界
面接着力が向上するため、該難燃性光重合性組成物を用
いて得られる難燃性粘着テープは、接着強度に優れてい
る。
【0036】本発明の難燃性光重合性組成物には、上記
微粒子のうち、平均粒子径が10〜150μmである微
粒子が用いられる。上記微粒子の10μm未満の場合、
得られる難燃性粘着性テープの剥離強度が不十分とな
り、150μmを超える場合、難燃性粘着テープの剪断
強度が不十分となる。
微粒子のうち、平均粒子径が10〜150μmである微
粒子が用いられる。上記微粒子の10μm未満の場合、
得られる難燃性粘着性テープの剥離強度が不十分とな
り、150μmを超える場合、難燃性粘着テープの剪断
強度が不十分となる。
【0037】上記シリカ系微粒子(e8)は、得られる
難燃性光重合性組成物の全体積中の15〜50体積%を
占める割合となるように含有されることが好ましい。上
記シリカ系微粒子(e8)の含有量が、得られる難燃性
光重合性組成物の全体積中の10体積%を占める割合未
満の場合、得られる難燃性粘着テープの剥離強度が不十
分となり、50体積%を占める割合を超える場合には、
難燃性粘着テープの剪断強度が不十分となる。微粒子
(e8)のうち、中空構造を有しない微粒子の比重は約
2.1である。微粒子(e8)として中空微粒子を用い
る場合、比重が0.15〜1.1の微粒子が好適に使用
される。従って、上記シリカ系微粒子(e8)の含有量
を重量部に換算すると、上記(メタ)アクリル酸エステ
ルモノマー(a)及びモノマー(b)の混合物100重
量部に対して2〜175重量部であることが好ましく、
更に好ましくは3〜150重量部である。
難燃性光重合性組成物の全体積中の15〜50体積%を
占める割合となるように含有されることが好ましい。上
記シリカ系微粒子(e8)の含有量が、得られる難燃性
光重合性組成物の全体積中の10体積%を占める割合未
満の場合、得られる難燃性粘着テープの剥離強度が不十
分となり、50体積%を占める割合を超える場合には、
難燃性粘着テープの剪断強度が不十分となる。微粒子
(e8)のうち、中空構造を有しない微粒子の比重は約
2.1である。微粒子(e8)として中空微粒子を用い
る場合、比重が0.15〜1.1の微粒子が好適に使用
される。従って、上記シリカ系微粒子(e8)の含有量
を重量部に換算すると、上記(メタ)アクリル酸エステ
ルモノマー(a)及びモノマー(b)の混合物100重
量部に対して2〜175重量部であることが好ましく、
更に好ましくは3〜150重量部である。
【0038】上記微粒子(e9)としては、ポリメチル
メタクリレート、ポリエチルアクリレート、ポリブチル
メタクリレート、ウレタンエラストマー等の有機微粒
子;シリカ微粒子等が挙げられる。有機微粒子を用いる
場合、耐熱性を向上させるために、有機微粒子を構成す
るポリマーは架橋されていることが好ましい。本発明の
難燃性光重合性組成物には、上記微粒子のうち、平均粒
子径が5〜150μmであり、且つ、屈折率が1.47
〜1.51である微粒子が用いられる。上記微粒子の平
均粒子径が5μm未満の場合、得られる難燃性粘着テー
プの剥離強度が不十分となり、150μmを超える場
合、難燃性粘着テープの剪断強度が不十分となる。上記
微粒子の屈折率が1.47〜1.51の範囲外の場合、
この微粒子(e9)を含有する難燃性光重合性組成物を
用いて得られる難燃性粘着テープの透明性が不十分とな
る。上記微粒子(e9)が中空微粒子であることは好ま
しくない。何故ならば、中空微粒子の殻の屈折率が1.
47〜1.51の範囲内であっても、該殻と内部との界
面で反射してしまい、透明性が失われるためである。
メタクリレート、ポリエチルアクリレート、ポリブチル
メタクリレート、ウレタンエラストマー等の有機微粒
子;シリカ微粒子等が挙げられる。有機微粒子を用いる
場合、耐熱性を向上させるために、有機微粒子を構成す
るポリマーは架橋されていることが好ましい。本発明の
難燃性光重合性組成物には、上記微粒子のうち、平均粒
子径が5〜150μmであり、且つ、屈折率が1.47
〜1.51である微粒子が用いられる。上記微粒子の平
均粒子径が5μm未満の場合、得られる難燃性粘着テー
プの剥離強度が不十分となり、150μmを超える場
合、難燃性粘着テープの剪断強度が不十分となる。上記
微粒子の屈折率が1.47〜1.51の範囲外の場合、
この微粒子(e9)を含有する難燃性光重合性組成物を
用いて得られる難燃性粘着テープの透明性が不十分とな
る。上記微粒子(e9)が中空微粒子であることは好ま
しくない。何故ならば、中空微粒子の殻の屈折率が1.
47〜1.51の範囲内であっても、該殻と内部との界
面で反射してしまい、透明性が失われるためである。
【0039】上記微粒子(e9)は、得られる難燃性光
重合性組成物の全体積中の15〜50体積%を占める割
合となるように含有されることが好ましく、更に好まし
くは20〜40体積%を占める割合となるように含有さ
れる。上記微粒子(e9)の含有量が、得られる難燃性
光重合性組成物の全体積中の15体積%を占める割合未
満の場合、得られる難燃性粘着テープの接着強度が不十
分となり、50体積%を占める割合を超える場合、難燃
性粘着テープの透明性が不十分となる。
重合性組成物の全体積中の15〜50体積%を占める割
合となるように含有されることが好ましく、更に好まし
くは20〜40体積%を占める割合となるように含有さ
れる。上記微粒子(e9)の含有量が、得られる難燃性
光重合性組成物の全体積中の15体積%を占める割合未
満の場合、得られる難燃性粘着テープの接着強度が不十
分となり、50体積%を占める割合を超える場合、難燃
性粘着テープの透明性が不十分となる。
【0040】本発明の難燃性光重合性組成物は、上記
(メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)、モノマー
(b)、分子内にリン元素を有する化合物(c)、光重
合開始剤(d)、および上記フィラー(e1)〜(e
9)のいずれか一種を、常法に従って、均一に攪拌しな
がら混合することにより得ることができる。
(メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)、モノマー
(b)、分子内にリン元素を有する化合物(c)、光重
合開始剤(d)、および上記フィラー(e1)〜(e
9)のいずれか一種を、常法に従って、均一に攪拌しな
がら混合することにより得ることができる。
【0041】本発明の難燃性光重合性組成物には、耐熱
性を向上するために、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、イソボルニル(メタ)アクリレート等の0℃以上の
Tgを有するモノマーを必要に応じて配合してもよい。
本発明の難燃性光重合性組成物には又、粘着付与樹脂
(TF)を配合することもできる。好適なTFとして
は、ロジン系樹脂、変性ロジン系樹脂、テルペン系樹
脂、テルペンフェノール系樹脂、C5およびC9系石油
樹脂、クマロン樹脂等、及びこれらの水添物などが挙げ
られ、これらは単独または2種以上を組み合わせて使用
することができる。ただし、上記0℃以上のTgを有す
るモノマー及び/又は上記TFを難燃性光重合性組成物
に配合して重合する場合、重合速度が低下したり、分子
量が低下したりする場合があるので、このような場合に
は、連鎖移動剤や上記分子内にリン元素を有する化合物
(c)の配合量を適宜調整することが好ましい。
性を向上するために、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、イソボルニル(メタ)アクリレート等の0℃以上の
Tgを有するモノマーを必要に応じて配合してもよい。
本発明の難燃性光重合性組成物には又、粘着付与樹脂
(TF)を配合することもできる。好適なTFとして
は、ロジン系樹脂、変性ロジン系樹脂、テルペン系樹
脂、テルペンフェノール系樹脂、C5およびC9系石油
樹脂、クマロン樹脂等、及びこれらの水添物などが挙げ
られ、これらは単独または2種以上を組み合わせて使用
することができる。ただし、上記0℃以上のTgを有す
るモノマー及び/又は上記TFを難燃性光重合性組成物
に配合して重合する場合、重合速度が低下したり、分子
量が低下したりする場合があるので、このような場合に
は、連鎖移動剤や上記分子内にリン元素を有する化合物
(c)の配合量を適宜調整することが好ましい。
【0042】上記連鎖移動剤は、共重合体の分子量を調
節するために用いられ、例えば、n−ドデシルメルカプ
タン、t−ドデシルメルカプタン等が挙げられる。これ
らの連鎖移動剤は、上記(メタ)アクリル酸エステルモ
ノマー(a)及びモノマー(b)の混合物100重量部
に対し、0.01〜0.1重量部の範囲で用いられ得
る。
節するために用いられ、例えば、n−ドデシルメルカプ
タン、t−ドデシルメルカプタン等が挙げられる。これ
らの連鎖移動剤は、上記(メタ)アクリル酸エステルモ
ノマー(a)及びモノマー(b)の混合物100重量部
に対し、0.01〜0.1重量部の範囲で用いられ得
る。
【0043】本発明の難燃性粘着テープを製造するに
は、先ず、得られる難燃性粘着テープの表面が平滑にな
るように、配合されているフィラーが均一に分散される
ように難燃性光重合組成物を十分に攪拌増粘し、チキソ
性を付与する。この難燃性光重合性組成物を離型処理し
た紙又はポリエチレンテレフタレート(PET)フィル
ム上に所定の厚さになるように塗工し、次いでその塗工
面を光照射することにより難燃性粘着テープを得ること
ができる。
は、先ず、得られる難燃性粘着テープの表面が平滑にな
るように、配合されているフィラーが均一に分散される
ように難燃性光重合組成物を十分に攪拌増粘し、チキソ
性を付与する。この難燃性光重合性組成物を離型処理し
た紙又はポリエチレンテレフタレート(PET)フィル
ム上に所定の厚さになるように塗工し、次いでその塗工
面を光照射することにより難燃性粘着テープを得ること
ができる。
【0044】上記難燃性粘着テープは、50μm〜5m
mの範囲の厚みに形成することができる。厚みが100
μm以下の粘着テープを製造する場合、粘度が1000
cps程度であり、チキソトロピー性を示すチキソトロ
ピックインデックス(TI)値が1.5程度の難燃性光
重合性組成物を用いて塗工することができるが、厚さが
100μmを超える粘着テープを製造する場合には、上
記難燃性光重合性組成物を更に高粘度にすることが好ま
しい。
mの範囲の厚みに形成することができる。厚みが100
μm以下の粘着テープを製造する場合、粘度が1000
cps程度であり、チキソトロピー性を示すチキソトロ
ピックインデックス(TI)値が1.5程度の難燃性光
重合性組成物を用いて塗工することができるが、厚さが
100μmを超える粘着テープを製造する場合には、上
記難燃性光重合性組成物を更に高粘度にすることが好ま
しい。
【0045】難燃性光重合性組成物を高粘度にする手段
としては、アクリルゴム、ニトリルゴム、スチレン−イ
ソプレン−スチレンブロック(SIS)等のジブロック
又はトリブロックゴム等のエラストマー;ポリメチルメ
タクリレート(PMMA)、ポリスチレン(PSt)等
の熱可塑性プラスチック等を溶解してもよいし、平均粒
子径が5μm以下のシリカ粒子、アルミナ粒子等を上記
難燃性光重合性組成物に混合してもよい。上記添加物の
うち無機物を添加する場合、より早く一次粒子まで分散
することができるという点から、表面が疎水化処理を施
されている粒子を用いることが好ましい。高粘度にする
ための他の方法として、上記のような添加物を加えず、
上記難燃性光重合性組成物の一部を予め部分重合する方
法がある。この部分重合は、分子内にリン元素を有する
化合物(c)を添加する以前に行い、ミクロゲル生成を
防ぐべきである。部分的にミクロゲルが生成した場合に
は、塗工時に、スジ等の発生の原因となる。部分重合さ
れるモノマーは、全モノマーの1.5重量%〜60重量
%にすべきである。部分重合されるモノマーが1.5重
量%未満の場合、必要な粘度を得ることができず、60
重量%を超える場合、得られる難燃性光重合性組成物の
粘度が高くなり過ぎて塗工できなくなる。
としては、アクリルゴム、ニトリルゴム、スチレン−イ
ソプレン−スチレンブロック(SIS)等のジブロック
又はトリブロックゴム等のエラストマー;ポリメチルメ
タクリレート(PMMA)、ポリスチレン(PSt)等
の熱可塑性プラスチック等を溶解してもよいし、平均粒
子径が5μm以下のシリカ粒子、アルミナ粒子等を上記
難燃性光重合性組成物に混合してもよい。上記添加物の
うち無機物を添加する場合、より早く一次粒子まで分散
することができるという点から、表面が疎水化処理を施
されている粒子を用いることが好ましい。高粘度にする
ための他の方法として、上記のような添加物を加えず、
上記難燃性光重合性組成物の一部を予め部分重合する方
法がある。この部分重合は、分子内にリン元素を有する
化合物(c)を添加する以前に行い、ミクロゲル生成を
防ぐべきである。部分的にミクロゲルが生成した場合に
は、塗工時に、スジ等の発生の原因となる。部分重合さ
れるモノマーは、全モノマーの1.5重量%〜60重量
%にすべきである。部分重合されるモノマーが1.5重
量%未満の場合、必要な粘度を得ることができず、60
重量%を超える場合、得られる難燃性光重合性組成物の
粘度が高くなり過ぎて塗工できなくなる。
【0046】上記のようにして基材上に塗工した難燃性
光重合性組成物に光を照射するには、以下に示す条件を
用いて行われる。
光重合性組成物に光を照射するには、以下に示す条件を
用いて行われる。
【0047】光照射には、光波長400nm以下に発光
分布を有するランプ類が用いられる。このようなランプ
類としては、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超
高圧水銀灯、ケミカルランプ、ブラックライトランプ、
マイクロウエーブ励起水銀灯、メタルハライドランプ等
が挙げられる。この中でも、ケミカルランプは、開始剤
の活性波長領域の光を効率よく発光し、開始剤以外の組
成物はこの波長領域の光をあまり吸収しないため、難燃
性光重合性組成物の内部まで光が透過し、高厚膜のシー
トを製造するのに好ましい。上記ランプの光照射強度
は、得られるポリマーの重合度を左右する因子であり、
目的製品の性能毎に適宜制御される。例えば、通常用い
られるアセトフェノン基を有する開裂型の開始剤を配合
した場合には、その開始剤の光分解に有効な波長領域
(開始剤によって異なるが、通常、365nm〜420
nmの光が用いられる)の光が照射され、その光照射強
度は、0.1〜100mW/cm2 の範囲であることが
好ましい。
分布を有するランプ類が用いられる。このようなランプ
類としては、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、超
高圧水銀灯、ケミカルランプ、ブラックライトランプ、
マイクロウエーブ励起水銀灯、メタルハライドランプ等
が挙げられる。この中でも、ケミカルランプは、開始剤
の活性波長領域の光を効率よく発光し、開始剤以外の組
成物はこの波長領域の光をあまり吸収しないため、難燃
性光重合性組成物の内部まで光が透過し、高厚膜のシー
トを製造するのに好ましい。上記ランプの光照射強度
は、得られるポリマーの重合度を左右する因子であり、
目的製品の性能毎に適宜制御される。例えば、通常用い
られるアセトフェノン基を有する開裂型の開始剤を配合
した場合には、その開始剤の光分解に有効な波長領域
(開始剤によって異なるが、通常、365nm〜420
nmの光が用いられる)の光が照射され、その光照射強
度は、0.1〜100mW/cm2 の範囲であることが
好ましい。
【0048】本発明における光重合は、空気中の酸素お
よび難燃性光重合性組成物に溶解している酸素によって
反応が阻害される。このため、光照射は、酸素の阻害さ
れないような手法を用いて実施されなければならない。
このような手法としては、表面を離型処理したポリエチ
レンテレフタレート(PET)やテフロン等のフィルム
で、塗工された難燃性光重合性組成物を覆い、このフィ
ルムを介して該難燃性光重合性組成物へ光を照射する方
法がある。或いは、窒素ガス、炭酸ガス等のような不活
性なガスで酸素を置換したイナートゾーンの中で光透過
性の窓を介して外部より光照射して反応させる方法もあ
る。イナートゾーンの中で反応させる方法において、該
難燃性光重合性組成物の重合転化率を99.7%以上と
するためには、この照射雰囲気の酸素濃度は5000p
pm以下であることが好ましく、より好ましくは300
ppm以下である。
よび難燃性光重合性組成物に溶解している酸素によって
反応が阻害される。このため、光照射は、酸素の阻害さ
れないような手法を用いて実施されなければならない。
このような手法としては、表面を離型処理したポリエチ
レンテレフタレート(PET)やテフロン等のフィルム
で、塗工された難燃性光重合性組成物を覆い、このフィ
ルムを介して該難燃性光重合性組成物へ光を照射する方
法がある。或いは、窒素ガス、炭酸ガス等のような不活
性なガスで酸素を置換したイナートゾーンの中で光透過
性の窓を介して外部より光照射して反応させる方法もあ
る。イナートゾーンの中で反応させる方法において、該
難燃性光重合性組成物の重合転化率を99.7%以上と
するためには、この照射雰囲気の酸素濃度は5000p
pm以下であることが好ましく、より好ましくは300
ppm以下である。
【0049】急速に光重合反応が進行する場合には、重
合熱により、塗工される離型処理フィルムや、カバー用
離型処理フィルムが加熱伸縮され、得られる難燃性粘着
テープにスジなどが発生する場合がある。このようなス
ジの発生は、光カットフィルターによりランプからの輻
射熱を抑制したり、照射面の反対側の背面を冷却板と接
触させることにより冷却することで防ぐことができる。
合熱により、塗工される離型処理フィルムや、カバー用
離型処理フィルムが加熱伸縮され、得られる難燃性粘着
テープにスジなどが発生する場合がある。このようなス
ジの発生は、光カットフィルターによりランプからの輻
射熱を抑制したり、照射面の反対側の背面を冷却板と接
触させることにより冷却することで防ぐことができる。
【0050】本発明の難燃性粘着テープは、上記のよう
に本発明の難燃性光重合性組成物を光重合により硬化さ
せることにより得られる。この光重合によって得られる
架橋体のガラス転移温度(Tg)が50℃以下である場
合には、この架橋体からなる難燃性粘着テープは、接合
作業時にドライヤー等で僅かに加熱するだけで接着力を
発現する感熱型の難燃性粘着テープとなる。光重合によ
って得られる架橋体のTgが20℃以下である場合に
は、常温で粘着性のある難燃性粘着テープが得られる。
雰囲気温度が0℃以下となるような冬場の現場作業性を
重視する場合には、Tgを5℃以下となるように設定す
べきである。上記難燃性粘着テープの接着強度は、重合
によって得られる架橋体のTgによらず、本発明のよう
にフィラーを配合することにより向上することができ
る。
に本発明の難燃性光重合性組成物を光重合により硬化さ
せることにより得られる。この光重合によって得られる
架橋体のガラス転移温度(Tg)が50℃以下である場
合には、この架橋体からなる難燃性粘着テープは、接合
作業時にドライヤー等で僅かに加熱するだけで接着力を
発現する感熱型の難燃性粘着テープとなる。光重合によ
って得られる架橋体のTgが20℃以下である場合に
は、常温で粘着性のある難燃性粘着テープが得られる。
雰囲気温度が0℃以下となるような冬場の現場作業性を
重視する場合には、Tgを5℃以下となるように設定す
べきである。上記難燃性粘着テープの接着強度は、重合
によって得られる架橋体のTgによらず、本発明のよう
にフィラーを配合することにより向上することができ
る。
【0051】本発明の難燃性粘着テープは、又、上記自
粘性の難燃性粘着テープの片面又は両面に、更に粘着剤
層を積層することにより作成することができる。新たに
積層される粘着剤層を構成する粘着剤としては、アクリ
ル系、ゴム系、シリコーン系等の粘着剤を使用すること
ができ、それらの粘着剤は溶剤型、水分散型、ホットメ
ルト型のいずれのタイプであってもかまわない。表面に
光重合性組成物を塗布して光照射を行うことにより積層
してもよい(以下、光重合型という)。用いる粘着剤
が、ホットメルト型又は光重合型の場合、基材となる上
記難燃性粘着テープ上に直接塗工し、積層することがで
きる。用いる粘着剤が、溶剤型または水分散型の場合に
は、離型処理を施したフィルム上に該粘着剤を塗工し、
乾燥して粘着剤層を形成し、その後、基材となる上記難
燃性粘着テープ上に、該粘着剤層を転写積層する方法が
用いられる。基材となる上記難燃性粘着テープ上に直
接、溶剤型または水分散型の粘着剤を塗工すると、溶剤
や水分が上記難燃性粘着テープ中に拡散し、それを乾燥
するために長時間を要する場合がある。
粘性の難燃性粘着テープの片面又は両面に、更に粘着剤
層を積層することにより作成することができる。新たに
積層される粘着剤層を構成する粘着剤としては、アクリ
ル系、ゴム系、シリコーン系等の粘着剤を使用すること
ができ、それらの粘着剤は溶剤型、水分散型、ホットメ
ルト型のいずれのタイプであってもかまわない。表面に
光重合性組成物を塗布して光照射を行うことにより積層
してもよい(以下、光重合型という)。用いる粘着剤
が、ホットメルト型又は光重合型の場合、基材となる上
記難燃性粘着テープ上に直接塗工し、積層することがで
きる。用いる粘着剤が、溶剤型または水分散型の場合に
は、離型処理を施したフィルム上に該粘着剤を塗工し、
乾燥して粘着剤層を形成し、その後、基材となる上記難
燃性粘着テープ上に、該粘着剤層を転写積層する方法が
用いられる。基材となる上記難燃性粘着テープ上に直
接、溶剤型または水分散型の粘着剤を塗工すると、溶剤
や水分が上記難燃性粘着テープ中に拡散し、それを乾燥
するために長時間を要する場合がある。
【0052】上記粘着剤の組成および配合は、被着体に
応じて変更するべきである。例えば、被着体がポリエチ
レンや、ポリプロピレンのようなポリオレフィン系の場
合には、粘着付与樹脂を20〜35重量%配合したアク
リル系粘着剤又は天然ゴム系粘着剤を用いることが好ま
しい。被着体が軟質塩化ビニル樹脂の場合には、極性成
分として、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラ
クタム、アクリロイルモルホリン等を含有し、(メタ)
アクリル酸等のカルボキシル基を含有しないアクリル系
粘着剤組成物を使用すると、耐熱性に優れた粘着テープ
を得ることができる。
応じて変更するべきである。例えば、被着体がポリエチ
レンや、ポリプロピレンのようなポリオレフィン系の場
合には、粘着付与樹脂を20〜35重量%配合したアク
リル系粘着剤又は天然ゴム系粘着剤を用いることが好ま
しい。被着体が軟質塩化ビニル樹脂の場合には、極性成
分として、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラ
クタム、アクリロイルモルホリン等を含有し、(メタ)
アクリル酸等のカルボキシル基を含有しないアクリル系
粘着剤組成物を使用すると、耐熱性に優れた粘着テープ
を得ることができる。
【0053】難燃性粘着テープの製造に用いられる難燃
性光重合性組成物に、各種フィラーを配合することによ
り、得られる難燃性粘着テープの物性が向上する。例え
ば、繊維状フィラー(e1)、非極性樹脂微粒子(e
3)、有機微粒子(e4)、偏平状微粒子(e5)、シ
リカ系微粒子(e7)及び微粒子(e9)を配合するこ
とにより、得られる難燃性粘着テープの接着強度が向上
する。接着強度が向上する理由は必ずしも明らかではな
いが、特定組成のアクリル系架橋体中に、特定の微粒子
を配合することにより弾性率が上昇し、剪断強度が向上
することが推定される。
性光重合性組成物に、各種フィラーを配合することによ
り、得られる難燃性粘着テープの物性が向上する。例え
ば、繊維状フィラー(e1)、非極性樹脂微粒子(e
3)、有機微粒子(e4)、偏平状微粒子(e5)、シ
リカ系微粒子(e7)及び微粒子(e9)を配合するこ
とにより、得られる難燃性粘着テープの接着強度が向上
する。接着強度が向上する理由は必ずしも明らかではな
いが、特定組成のアクリル系架橋体中に、特定の微粒子
を配合することにより弾性率が上昇し、剪断強度が向上
することが推定される。
【0054】本発明の難燃性光重合性組成物は、叙上の
如く構成されており、特に分子内にリン元素を有する化
合物(c)が(メタ)アクリル酸エステルモノマー
(a)及びモノマー(b)と共重合され、主材となるア
クリル系共重合体を構成しているので、僅かな量の分子
内にリン元素を有する化合物(c)の共重合によって高
い難燃性が長期間安定して保持され、これらを用いて得
られる請求項3及び請求項4記載の発明の難燃性粘着テ
ープは、いずれも高い難燃性を示し、且つ、該難燃性粘
着テープの製造に用いられる難燃性光重合性組成物に、
繊維状フィラー(e1);多孔質表面を有する微粒子
(例えば、多孔質粒子(e2));シラノール基などの
極性基を表面に有する微粒子(例えば、アルミノシリケ
ート化合物を主成分とする微粒子(e6));又は、表
面が疎水化処理された微粒子(例えば、シリカ系微粒子
(e8))をフィラーとして配合する場合には、フィラ
ーの体積当たりの表面積が比較的大きく、接着面積が増
大するため、より少量のフィラーで接着強度の優れた難
燃性粘着テープを得ることができると考えられる。
如く構成されており、特に分子内にリン元素を有する化
合物(c)が(メタ)アクリル酸エステルモノマー
(a)及びモノマー(b)と共重合され、主材となるア
クリル系共重合体を構成しているので、僅かな量の分子
内にリン元素を有する化合物(c)の共重合によって高
い難燃性が長期間安定して保持され、これらを用いて得
られる請求項3及び請求項4記載の発明の難燃性粘着テ
ープは、いずれも高い難燃性を示し、且つ、該難燃性粘
着テープの製造に用いられる難燃性光重合性組成物に、
繊維状フィラー(e1);多孔質表面を有する微粒子
(例えば、多孔質粒子(e2));シラノール基などの
極性基を表面に有する微粒子(例えば、アルミノシリケ
ート化合物を主成分とする微粒子(e6));又は、表
面が疎水化処理された微粒子(例えば、シリカ系微粒子
(e8))をフィラーとして配合する場合には、フィラ
ーの体積当たりの表面積が比較的大きく、接着面積が増
大するため、より少量のフィラーで接着強度の優れた難
燃性粘着テープを得ることができると考えられる。
【0055】微粒子(e9)を配合する難燃性光重合性
組成物を用いて製造された難燃性粘着テープを基材と
し、これに、アクリル系粘着剤層を積層して難燃性粘着
テープを製造した場合、この微粒子(e9)の屈折率
(1.47〜1.51の範囲)が、アクリル系粘着剤の
屈折率に近いため、得られる難燃性粘着テープは透明性
に優れている。
組成物を用いて製造された難燃性粘着テープを基材と
し、これに、アクリル系粘着剤層を積層して難燃性粘着
テープを製造した場合、この微粒子(e9)の屈折率
(1.47〜1.51の範囲)が、アクリル系粘着剤の
屈折率に近いため、得られる難燃性粘着テープは透明性
に優れている。
【0056】
【発明の実施の形態】以下に、実施例を用いて本発明を
詳しく説明する。
詳しく説明する。
【0057】(実施例1)冷却管、温度計及び攪拌器を
備えたセパラブルフラスコに、2−エチルヘキシルアク
リレート900g、アクリル酸100g、イルガキュア
184(チバガイギー社製、商品名)0.3g及びセピ
オライト系繊維(水沢化学工業社製、商品名「エードプ
ラスSP」、平均直径:0.2μm、平均繊維長:7.
5μm)100gを仕込み、均一に分散するまで、攪拌
混合した後、窒素ガスパージにより、溶存酸素を除去し
た。次いで、上記組成物にブラックライトランプを用い
て紫外線を照射したところ、組成物の温度が上昇すると
同時に粘度が高くなった。組成物の温度が5℃上昇した
ところで、光照射を止めた(この組成物を部分光重合増
粘組成物という)。得られた部分光重合増粘組成物の転
化率は4.1%、粘度は2300cpsであった。
備えたセパラブルフラスコに、2−エチルヘキシルアク
リレート900g、アクリル酸100g、イルガキュア
184(チバガイギー社製、商品名)0.3g及びセピ
オライト系繊維(水沢化学工業社製、商品名「エードプ
ラスSP」、平均直径:0.2μm、平均繊維長:7.
5μm)100gを仕込み、均一に分散するまで、攪拌
混合した後、窒素ガスパージにより、溶存酸素を除去し
た。次いで、上記組成物にブラックライトランプを用い
て紫外線を照射したところ、組成物の温度が上昇すると
同時に粘度が高くなった。組成物の温度が5℃上昇した
ところで、光照射を止めた(この組成物を部分光重合増
粘組成物という)。得られた部分光重合増粘組成物の転
化率は4.1%、粘度は2300cpsであった。
【0058】更にこの部分光重合増粘組成物にアクリロ
イロキシホスフェート(共栄化学社製、商品名「ライト
エステルPA」)180gを配合し、図1に示すよう
に、離型処理した38μmの厚みのポリエチレンテレフ
タレートフィルム(PETフィルム)1上に、重合終了
時の厚みが1.0±0.1mmとなるようにこの組成物
を塗工し、更に同じPETフィルム1’を用いて、その
離型処理面が塗工面に接するように塗工面をカバーし
た。
イロキシホスフェート(共栄化学社製、商品名「ライト
エステルPA」)180gを配合し、図1に示すよう
に、離型処理した38μmの厚みのポリエチレンテレフ
タレートフィルム(PETフィルム)1上に、重合終了
時の厚みが1.0±0.1mmとなるようにこの組成物
を塗工し、更に同じPETフィルム1’を用いて、その
離型処理面が塗工面に接するように塗工面をカバーし
た。
【0059】次いで、ケミカルランプを用いてこのカバ
ーに用いたPETフィルム1’上の照射強度が2mW/
cm2 となるようにランプ高さを調整し、8分間照射し
て難燃性粘着シート2aを得た。得られた難燃性粘着シ
ート2aの残存モノマーは0.1%、ゲル分率は86%
であった。
ーに用いたPETフィルム1’上の照射強度が2mW/
cm2 となるようにランプ高さを調整し、8分間照射し
て難燃性粘着シート2aを得た。得られた難燃性粘着シ
ート2aの残存モノマーは0.1%、ゲル分率は86%
であった。
【0060】(実施例2)イソノニルアクリレート95
0g、アクリル酸10g、N−ビニルピロリドン40g
及び親水性シリカ(日本アエロジル社製、商品名「アエ
ロジル200」)40gをデイスパーで4時間にわたっ
て1000rpmで攪拌混合し、粘稠な液体を得た。こ
れに、「イルガキュア184」0.3g及び「ライトエ
ステルPA」を120g加え、均一になるまで攪拌混合
した後、窒素ガスをパージし、溶存する酸素を除去し
た。以下の工程は実施例1と同様にして厚さ1mmの難
燃性粘着シートを得た。
0g、アクリル酸10g、N−ビニルピロリドン40g
及び親水性シリカ(日本アエロジル社製、商品名「アエ
ロジル200」)40gをデイスパーで4時間にわたっ
て1000rpmで攪拌混合し、粘稠な液体を得た。こ
れに、「イルガキュア184」0.3g及び「ライトエ
ステルPA」を120g加え、均一になるまで攪拌混合
した後、窒素ガスをパージし、溶存する酸素を除去し
た。以下の工程は実施例1と同様にして厚さ1mmの難
燃性粘着シートを得た。
【0061】(実施例3)2−エチルヘキシルアクリレ
ート700g、イソオクチルアクリレート200g、ア
クリル酸100g及び疎水性シリカ(日本アエロジル社
製、商品名「アエロジルR976」)70gを、デイス
パーで1000rpmで30分間攪拌混合し、粘稠な液
体を得た。これに表面を疎水化処理したガラス繊維(フ
ィラーとして用いた)(旭ファイバーグラス社製、商品
名「ミルドファイバーT10」、平均直径:13μm、
平均繊維長:200μm)100g、「ライトエステル
PA」80g及び「イルガキュア651」(チバガイギ
ー社製、商品名)0.3gを加え、均一になるまで攪拌
混合した後、窒素ガスをパージし、溶存する酸素を除去
した。以下の工程は実施例1と同様にして厚み約1mm
の難燃性粘着シートを得た。
ート700g、イソオクチルアクリレート200g、ア
クリル酸100g及び疎水性シリカ(日本アエロジル社
製、商品名「アエロジルR976」)70gを、デイス
パーで1000rpmで30分間攪拌混合し、粘稠な液
体を得た。これに表面を疎水化処理したガラス繊維(フ
ィラーとして用いた)(旭ファイバーグラス社製、商品
名「ミルドファイバーT10」、平均直径:13μm、
平均繊維長:200μm)100g、「ライトエステル
PA」80g及び「イルガキュア651」(チバガイギ
ー社製、商品名)0.3gを加え、均一になるまで攪拌
混合した後、窒素ガスをパージし、溶存する酸素を除去
した。以下の工程は実施例1と同様にして厚み約1mm
の難燃性粘着シートを得た。
【0062】(実施例4)セピオライト系繊維100g
の代わりに、平均粒子径75μmの多孔質シリカゲル
(水沢化学工業社製、商品名「シルビードD−MS10
00」)100gをフィラーとして用いたこと以外は、
実施例1と同様にして部分光重合増粘組成物を得た。得
られた部分光重合増粘組成物の転化率は4.1%、粘度
は2300cpsであった。以下の工程は実施例1と同
様にして難燃性粘着シートを得た。得られた難燃性粘着
シートの残存モノマーは0.1%未満であり、ゲル分率
は85%であった。
の代わりに、平均粒子径75μmの多孔質シリカゲル
(水沢化学工業社製、商品名「シルビードD−MS10
00」)100gをフィラーとして用いたこと以外は、
実施例1と同様にして部分光重合増粘組成物を得た。得
られた部分光重合増粘組成物の転化率は4.1%、粘度
は2300cpsであった。以下の工程は実施例1と同
様にして難燃性粘着シートを得た。得られた難燃性粘着
シートの残存モノマーは0.1%未満であり、ゲル分率
は85%であった。
【0063】(実施例5)疎水化処理したガラス繊維1
00gの代わりに、平均粒子径25μmの中空多孔質シ
リカ微粒子(鈴木油脂工業社製、商品名「ゴッドボール
B−25C」)50gをフィラーとして用いたこと以外
は、実施例3と同様にして難燃性光重合性組成物を得
た。以下の工程は実施例3と同様にして難燃性粘着シー
トを得た。
00gの代わりに、平均粒子径25μmの中空多孔質シ
リカ微粒子(鈴木油脂工業社製、商品名「ゴッドボール
B−25C」)50gをフィラーとして用いたこと以外
は、実施例3と同様にして難燃性光重合性組成物を得
た。以下の工程は実施例3と同様にして難燃性粘着シー
トを得た。
【0064】(実施例6)疎水化処理したガラス繊維1
00gの代わりに、平均粒子径が0.7μmの沈降性シ
リカ(水沢化学工業社製、商品名「ミズカシルP−52
7U」)100gをフィラーとして用いたこと以外は、
実施例3と同様にして難燃性光重合性組成物を得た。以
下の工程は実施例3と同様にして難燃性粘着シートを得
た。
00gの代わりに、平均粒子径が0.7μmの沈降性シ
リカ(水沢化学工業社製、商品名「ミズカシルP−52
7U」)100gをフィラーとして用いたこと以外は、
実施例3と同様にして難燃性光重合性組成物を得た。以
下の工程は実施例3と同様にして難燃性粘着シートを得
た。
【0065】(実施例7)セピオライト系繊維100g
の代わりに、低密度ポリエチレン微粒子(住友精化社
製、商品名「フローセンUF4」、平均粒子径:25μ
m)600gをフィラーとして用いたこと以外は、実施
例1と同様にして部分光重合増粘組成物を得た。得られ
た部分光重合増粘組成物の転化率は4.1%、粘度は2
300cpsであった。以下の工程は実施例1と同様に
して難燃性粘着シートを得た。得られた難燃性粘着シー
トの残存モノマーは0.1%、ゲル分率は80%であっ
た。
の代わりに、低密度ポリエチレン微粒子(住友精化社
製、商品名「フローセンUF4」、平均粒子径:25μ
m)600gをフィラーとして用いたこと以外は、実施
例1と同様にして部分光重合増粘組成物を得た。得られ
た部分光重合増粘組成物の転化率は4.1%、粘度は2
300cpsであった。以下の工程は実施例1と同様に
して難燃性粘着シートを得た。得られた難燃性粘着シー
トの残存モノマーは0.1%、ゲル分率は80%であっ
た。
【0066】(実施例8)疎水化処理したガラス繊維1
00gの代わりに、シリコーン微粒子(東レ・ダウコー
ニング・シリコーン社製、商品名「トレフィルE−60
0」、平均粒子径:5μm)200gをフィラーとして
用いたこと以外は、実施例3と同様にして難燃性光重合
性組成物を得た。以下の工程は実施例3と同様にして難
燃性粘着シートを得た。
00gの代わりに、シリコーン微粒子(東レ・ダウコー
ニング・シリコーン社製、商品名「トレフィルE−60
0」、平均粒子径:5μm)200gをフィラーとして
用いたこと以外は、実施例3と同様にして難燃性光重合
性組成物を得た。以下の工程は実施例3と同様にして難
燃性粘着シートを得た。
【0067】(実施例9)疎水化処理したガラス繊維1
00gの代わりに、高密度ポリエチレン微粒子(三井石
油化学社製、商品名「ミペロンXM−220」、平均粒
子径:20μm)500gをフィラーとして用いたこと
以外は、実施例3と同様にして難燃性光重合性組成物を
得た。以下の工程は実施例3と同様にして難燃性粘着シ
ートを得た。
00gの代わりに、高密度ポリエチレン微粒子(三井石
油化学社製、商品名「ミペロンXM−220」、平均粒
子径:20μm)500gをフィラーとして用いたこと
以外は、実施例3と同様にして難燃性光重合性組成物を
得た。以下の工程は実施例3と同様にして難燃性粘着シ
ートを得た。
【0068】(実施例10)セピオライト系繊維100
gの代わりに、平均粒子径40μmのポリメチルメタク
リレート(PMMA)架橋体微粒子(積水化成品工業社
製、商品名「テクポリマーMBX−40」)500gを
フィラーとして用いたこと以外は、実施例1と同様にし
て部分光重合増粘組成物を得た。得られた組成物の転化
率は4.8%、粘度は2500cpsであった。以下の
工程は実施例1と同様にして難燃性粘着シートを得た。
得られた難燃性粘着シートの残存モノマーは0.1%未
満であり、ゲル分率は85%であった。
gの代わりに、平均粒子径40μmのポリメチルメタク
リレート(PMMA)架橋体微粒子(積水化成品工業社
製、商品名「テクポリマーMBX−40」)500gを
フィラーとして用いたこと以外は、実施例1と同様にし
て部分光重合増粘組成物を得た。得られた組成物の転化
率は4.8%、粘度は2500cpsであった。以下の
工程は実施例1と同様にして難燃性粘着シートを得た。
得られた難燃性粘着シートの残存モノマーは0.1%未
満であり、ゲル分率は85%であった。
【0069】(実施例11)ガラス繊維100gの代わ
りに、平均粒子径20μmのポリスチレン架橋体微粒子
(積水化成品工業社製、商品名「テクポリマーSBX−
20」)200gをフィラーとして用いたこと以外は、
実施例2と同様にして光重合性組成物を得た。以下の工
程は実施例2と同様にして難燃性粘着シートを得た。
りに、平均粒子径20μmのポリスチレン架橋体微粒子
(積水化成品工業社製、商品名「テクポリマーSBX−
20」)200gをフィラーとして用いたこと以外は、
実施例2と同様にして光重合性組成物を得た。以下の工
程は実施例2と同様にして難燃性粘着シートを得た。
【0070】(実施例12)セピオライト系繊維100
gの代わりに、平均粒子径3μmの雲母(コープケミカ
ル社製、商品名「合成雲母MK−100」、アスペクト
比:30)50gをフィラーとして用いたこと以外は、
実施例1と同様にして部分光重合増粘組成物を得た。以
下の工程は実施例1と同様にして難燃性粘着シートを得
た。得られた難燃性粘着シートの残存モノマーは0.1
%未満であり、ゲル分率は83%であった。
gの代わりに、平均粒子径3μmの雲母(コープケミカ
ル社製、商品名「合成雲母MK−100」、アスペクト
比:30)50gをフィラーとして用いたこと以外は、
実施例1と同様にして部分光重合増粘組成物を得た。以
下の工程は実施例1と同様にして難燃性粘着シートを得
た。得られた難燃性粘着シートの残存モノマーは0.1
%未満であり、ゲル分率は83%であった。
【0071】(実施例13)セピオライト系繊維100
gの代わりに、平均粒子径45μmであり、且つ、Si
O2 約60重量%およびAl2 O3 約38重量%を含有
するフライアッシュバルーン(小野田セメント社製、商
品名「マイクロセルズSL75」)300gをフィラー
として用いたこと以外は、実施例1と同様にして部分光
重合増粘組成物を得た。得られた部分光重合増粘組成物
の転化率は4.1%、粘度は2300cpsであった。
以下の工程は実施例1と同様にして難燃性粘着シートを
得た。得られた難燃性粘着シートの残存モノマーは0.
1%未満であり、ゲル分率は85%であった。
gの代わりに、平均粒子径45μmであり、且つ、Si
O2 約60重量%およびAl2 O3 約38重量%を含有
するフライアッシュバルーン(小野田セメント社製、商
品名「マイクロセルズSL75」)300gをフィラー
として用いたこと以外は、実施例1と同様にして部分光
重合増粘組成物を得た。得られた部分光重合増粘組成物
の転化率は4.1%、粘度は2300cpsであった。
以下の工程は実施例1と同様にして難燃性粘着シートを
得た。得られた難燃性粘着シートの残存モノマーは0.
1%未満であり、ゲル分率は85%であった。
【0072】(実施例14)ガラス繊維100gの代わ
りに、平均粒子径40μmであり、且つ、SiO2約7
5重量%及びAl2 O3 約15重量%を含有するシラス
バルーン(イチジ化成社製、商品名「ウインライトSC
−50」)200gをフィラーとして用いたこと以外
は、実施例2と同様にして難燃性光重合性組成物を得
た。以下の工程は実施例2と同様にして難燃性粘着シー
トを得た。
りに、平均粒子径40μmであり、且つ、SiO2約7
5重量%及びAl2 O3 約15重量%を含有するシラス
バルーン(イチジ化成社製、商品名「ウインライトSC
−50」)200gをフィラーとして用いたこと以外
は、実施例2と同様にして難燃性光重合性組成物を得
た。以下の工程は実施例2と同様にして難燃性粘着シー
トを得た。
【0073】(実施例15)疎水化処理したガラス繊維
100gの代わりに、平均粒子径2.4μmであり、且
つ、SiO2 約48重量%及びAl2 O3 約40重量%
を含有するアルミノシリケート系微粒子(水沢化学工業
社製、商品名「シルトンAMT25」)100gをフィ
ラーとして用いたこと以外は、実施例3と同様にして光
重合性組成物を得た。以下の工程は実施例3と同様にし
て難燃性粘着シートを得た。
100gの代わりに、平均粒子径2.4μmであり、且
つ、SiO2 約48重量%及びAl2 O3 約40重量%
を含有するアルミノシリケート系微粒子(水沢化学工業
社製、商品名「シルトンAMT25」)100gをフィ
ラーとして用いたこと以外は、実施例3と同様にして光
重合性組成物を得た。以下の工程は実施例3と同様にし
て難燃性粘着シートを得た。
【0074】(実施例16)セピオライト系繊維100
gの代わりに、ガラスビーズ(東芝バロティーニ社製、
商品名「EGB731」、平均粒子径:25μm)10
00gをフィラーとして用いたこと以外は、実施例1と
同様にして部分光重合増粘組成物を得た。以下の工程は
実施例1と同様にして難燃性粘着シートを得た。得られ
た難燃性粘着シートの残存モノマーは0.1%、ゲル分
率は84%であった。
gの代わりに、ガラスビーズ(東芝バロティーニ社製、
商品名「EGB731」、平均粒子径:25μm)10
00gをフィラーとして用いたこと以外は、実施例1と
同様にして部分光重合増粘組成物を得た。以下の工程は
実施例1と同様にして難燃性粘着シートを得た。得られ
た難燃性粘着シートの残存モノマーは0.1%、ゲル分
率は84%であった。
【0075】(実施例17)ガラス繊維100gの代わ
りに、シリカビーズ(洞海化学社製、商品名「M.S.
GEL D−50−0A」、平均粒子径:50μm)1
000gをフィラーとして用いたこと以外は、実施例2
と同様にして難燃性光重合性組成物を得た。以下の工程
は実施例2と同様にして難燃性粘着シートを得た。
りに、シリカビーズ(洞海化学社製、商品名「M.S.
GEL D−50−0A」、平均粒子径:50μm)1
000gをフィラーとして用いたこと以外は、実施例2
と同様にして難燃性光重合性組成物を得た。以下の工程
は実施例2と同様にして難燃性粘着シートを得た。
【0076】(実施例18)疎水化処理したガラス繊維
100gの代わりに、表面を疎水化処理したガラスビー
ズ(東芝バロティーニ社製、商品名「EGB731
N」、平均粒子径:20μm)1000gをフィラーと
して用いたこと以外は、実施例3と同様にして難燃性光
重合性組成物を得た。以下の工程は実施例3と同様にし
て難燃性粘着シートを得た。
100gの代わりに、表面を疎水化処理したガラスビー
ズ(東芝バロティーニ社製、商品名「EGB731
N」、平均粒子径:20μm)1000gをフィラーと
して用いたこと以外は、実施例3と同様にして難燃性光
重合性組成物を得た。以下の工程は実施例3と同様にし
て難燃性粘着シートを得た。
【0077】(実施例19)疎水化処理されたガラス繊
維100gの代わりに、平均粒子径60μmの中空ガラ
ス微粒子(旭硝子社製、商品名「セルスターZ−2
7」、比重0.27)の表面をポリジメチルシロキサン
処理したもの50gをフィラーとして用いたこと以外
は、実施例3と同様にして難燃性光重合性組成物を得
た。以下の工程は実施例3と同様にして難燃性粘着シー
トを得た。
維100gの代わりに、平均粒子径60μmの中空ガラ
ス微粒子(旭硝子社製、商品名「セルスターZ−2
7」、比重0.27)の表面をポリジメチルシロキサン
処理したもの50gをフィラーとして用いたこと以外
は、実施例3と同様にして難燃性光重合性組成物を得
た。以下の工程は実施例3と同様にして難燃性粘着シー
トを得た。
【0078】(比較例1)繊維状フィラーを含有させな
かったこと以外は実施例1と同様にして難燃性光重合性
組成物を得た。得られた難燃性光重合性組成物の転化率
は5.1%、粘度は4100cpsであった。この難燃
性光重合性組成物を用いて実施例1と同様にして難燃性
粘着シートを得た。
かったこと以外は実施例1と同様にして難燃性光重合性
組成物を得た。得られた難燃性光重合性組成物の転化率
は5.1%、粘度は4100cpsであった。この難燃
性光重合性組成物を用いて実施例1と同様にして難燃性
粘着シートを得た。
【0079】(比較例2)「ライトエステルPA」を含
有させなかったこと以外は実施例1と同様にして光重合
性組成物を得た。このようにして得られた組成物の転化
率は4.1%であり、そして粘度は2300cpsであ
った。この組成物を用いて実施例1と同様にして粘着シ
ートを得た。
有させなかったこと以外は実施例1と同様にして光重合
性組成物を得た。このようにして得られた組成物の転化
率は4.1%であり、そして粘度は2300cpsであ
った。この組成物を用いて実施例1と同様にして粘着シ
ートを得た。
【0080】上記実施例1〜19及び比較例1〜2で得
られた難燃性粘着テープの難燃性、剪断強度及びT剥離
強度について、以下に示す方法により測定した。測定結
果は表1に示す。
られた難燃性粘着テープの難燃性、剪断強度及びT剥離
強度について、以下に示す方法により測定した。測定結
果は表1に示す。
【0081】<剪断強度>図2に示すように、幅20m
m×長さ20mmの上記粘着シート2aの粘着面を、プ
ライマー表面処理したポリカーボネート板3(幅25m
m×長さ10mm×厚み2mm)に貼り合わせ、24時
間室温にて放置て試験片を作成し、この試験片を用いて
剪断強度を測定した。引張速度は、50mm/分で行っ
た。
m×長さ20mmの上記粘着シート2aの粘着面を、プ
ライマー表面処理したポリカーボネート板3(幅25m
m×長さ10mm×厚み2mm)に貼り合わせ、24時
間室温にて放置て試験片を作成し、この試験片を用いて
剪断強度を測定した。引張速度は、50mm/分で行っ
た。
【0082】<T剥離強度>図3に示すように、幅20
mm×長さ70mmの上記粘着シート2aの両面に、プ
ライマー表面処理した厚み300μmのアルミ箔4を貼
り付け、室温で24時間放置して試験片を作成し、この
試験片を用いてT剥離強度を測定した。引張速度は、2
00mm/分で行った。
mm×長さ70mmの上記粘着シート2aの両面に、プ
ライマー表面処理した厚み300μmのアルミ箔4を貼
り付け、室温で24時間放置して試験片を作成し、この
試験片を用いてT剥離強度を測定した。引張速度は、2
00mm/分で行った。
【0083】<難燃性>難燃性の評価は、JIS D
1201に準拠して燃焼性の区分を行った。
1201に準拠して燃焼性の区分を行った。
【0084】
【表1】
【0085】(実施例20)冷却管、温度計及び攪拌器
を備えたセパラブルフラスコに、2−エチルヘキシルア
クリレート200g、n−ブチルアクリレート700
g、N−ビニルピロリドン100g、2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート2g、n−ドデカンチオール2g及
び酢酸エチル900gを仕込み、窒素ガス雰囲気下で、
還流するまで昇温し、20分間保持した後、ベンジルペ
ルオキシド1gを酢酸エチル100gに溶解した溶液を
滴下し、4時間反応させた。その後、ベンジルペルオキ
シド1gを酢酸エチル100gに溶解した溶液を滴下
し、さらに3時間反応させた。次いで、トルエン400
gを攪拌混合して、粘度12000cpsの粘着剤溶液
(A)を得た。固形分は39.5重量%であった。
を備えたセパラブルフラスコに、2−エチルヘキシルア
クリレート200g、n−ブチルアクリレート700
g、N−ビニルピロリドン100g、2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート2g、n−ドデカンチオール2g及
び酢酸エチル900gを仕込み、窒素ガス雰囲気下で、
還流するまで昇温し、20分間保持した後、ベンジルペ
ルオキシド1gを酢酸エチル100gに溶解した溶液を
滴下し、4時間反応させた。その後、ベンジルペルオキ
シド1gを酢酸エチル100gに溶解した溶液を滴下
し、さらに3時間反応させた。次いで、トルエン400
gを攪拌混合して、粘度12000cpsの粘着剤溶液
(A)を得た。固形分は39.5重量%であった。
【0086】この粘着剤溶液(A)100gにイソシア
ネート系硬化剤(日本ポリウレタン社製、商品名:コロ
ネートL55E)を4.0g加え、十分混合した後、脱
泡し、離型処理したPETフィルム1上に塗工し、厚み
40μmの粘着剤層を形成した。その後、上記粘着剤層
を直ちに実施例1で得られた難燃性粘着シートの一方の
面に、ホットラミネートし、図4で示されるような難燃
性粘着シートを得た。
ネート系硬化剤(日本ポリウレタン社製、商品名:コロ
ネートL55E)を4.0g加え、十分混合した後、脱
泡し、離型処理したPETフィルム1上に塗工し、厚み
40μmの粘着剤層を形成した。その後、上記粘着剤層
を直ちに実施例1で得られた難燃性粘着シートの一方の
面に、ホットラミネートし、図4で示されるような難燃
性粘着シートを得た。
【0087】(比較例3)実施例1で得られた難燃性粘
着シートの代わりに、比較例1で得られた難燃性粘着シ
ートを用いたこと以外は、実施例20と同様にして難燃
性粘着シートを得た。尚、得られた難燃性粘着シートの
性能を評価するための試験片は、図6に示すように、比
較例1で得られた難燃性粘着シート2bの一方の粘着面
に、軟質塩化ビニル樹脂6をラミネートし、難燃性粘着
シート2bの他方の粘着面に、ポリカーボネート板3を
貼り合わせて作成された。
着シートの代わりに、比較例1で得られた難燃性粘着シ
ートを用いたこと以外は、実施例20と同様にして難燃
性粘着シートを得た。尚、得られた難燃性粘着シートの
性能を評価するための試験片は、図6に示すように、比
較例1で得られた難燃性粘着シート2bの一方の粘着面
に、軟質塩化ビニル樹脂6をラミネートし、難燃性粘着
シート2bの他方の粘着面に、ポリカーボネート板3を
貼り合わせて作成された。
【0088】(実施例21)実施例1で得られた難燃性
粘着シートの代わりに、実施例4で得られた難燃性粘着
シートを用いたこと以外は、実施例20と同様にして粘
着剤を塗工して難燃性粘着シートを得た。
粘着シートの代わりに、実施例4で得られた難燃性粘着
シートを用いたこと以外は、実施例20と同様にして粘
着剤を塗工して難燃性粘着シートを得た。
【0089】(実施例22)実施例1で得られた難燃性
粘着シートの代わりに、実施例7で得られた難燃性粘着
シートを用いたこと以外は、実施例20と同様にして難
燃性粘着シートに粘着剤層をホットラミネートし、難燃
性粘着シートを得た。
粘着シートの代わりに、実施例7で得られた難燃性粘着
シートを用いたこと以外は、実施例20と同様にして難
燃性粘着シートに粘着剤層をホットラミネートし、難燃
性粘着シートを得た。
【0090】(実施例23)実施例1で得られた難燃性
粘着シートの代わりに、実施例10で得られた難燃性粘
着シートを用いたこと以外は、実施例20と同様にして
粘着剤層をラミネートし、難燃性粘着テープを得た。
粘着シートの代わりに、実施例10で得られた難燃性粘
着シートを用いたこと以外は、実施例20と同様にして
粘着剤層をラミネートし、難燃性粘着テープを得た。
【0091】(実施例24)実施例1で得られた難燃性
粘着シートの代わりに、実施例12で得られた難燃性粘
着シートを用いたこと以外は、実施例20と同様にして
粘着剤層をラミネートして難燃性粘着シートを得た。
粘着シートの代わりに、実施例12で得られた難燃性粘
着シートを用いたこと以外は、実施例20と同様にして
粘着剤層をラミネートして難燃性粘着シートを得た。
【0092】(実施例25)実施例1で得られた難燃性
粘着シートの代わりに、実施例13で得られた難燃性粘
着シートを用いたこと以外は、実施例20と同様にして
粘着剤層をラミネートして難燃性粘着シートを得た。
粘着シートの代わりに、実施例13で得られた難燃性粘
着シートを用いたこと以外は、実施例20と同様にして
粘着剤層をラミネートして難燃性粘着シートを得た。
【0093】(実施例26)実施例1で得られた難燃性
粘着シートの代わりに、実施例16で得られた難燃性粘
着シートを用いたこと以外は、実施例20と同様にして
粘着剤層をラミネートして難燃性粘着シートを得た。得
られた難燃性粘着シートについて、実施例20と同様に
して難燃性、剪断強度及びT剥離強度を測定した。
粘着シートの代わりに、実施例16で得られた難燃性粘
着シートを用いたこと以外は、実施例20と同様にして
粘着剤層をラミネートして難燃性粘着シートを得た。得
られた難燃性粘着シートについて、実施例20と同様に
して難燃性、剪断強度及びT剥離強度を測定した。
【0094】(実施例27)実施例1で得られた難燃性
粘着シートの代わりに、実施例19で得られた難燃性粘
着シートを用いたこと以外は、実施例20と同様にして
粘着剤層をラミネートして難燃性粘着シートを得た。
粘着シートの代わりに、実施例19で得られた難燃性粘
着シートを用いたこと以外は、実施例20と同様にして
粘着剤層をラミネートして難燃性粘着シートを得た。
【0095】実施例20〜27で得られた難燃性粘着性
テープについて、以下に示す如く、実施例1で行った試
験法を一部変更して難燃性、剪断強度及びT剥離強度を
測定した。測定結果は表2に示す。
テープについて、以下に示す如く、実施例1で行った試
験法を一部変更して難燃性、剪断強度及びT剥離強度を
測定した。測定結果は表2に示す。
【0096】<剪断強度>図5に示すように、軟質塩化
ビニル樹脂板6(ショアD硬度50、幅25mm×長さ
100mm×厚さ5mm)に、実施例4で得られた幅2
0mm×長さ20mmの粘着性シートの粘着剤層5a側
の面を貼付し、難燃性粘着シート2a側の面を、プライ
マー処理したポリカーボネート板3(幅25mm×長さ
100mm×厚さ2mm)に貼り合わせて80℃で1週
間にわたって熱老化させて試験片を作成し、この試験片
を用いて剪断強度を測定した。引張速度は、50mm/
分で行った。
ビニル樹脂板6(ショアD硬度50、幅25mm×長さ
100mm×厚さ5mm)に、実施例4で得られた幅2
0mm×長さ20mmの粘着性シートの粘着剤層5a側
の面を貼付し、難燃性粘着シート2a側の面を、プライ
マー処理したポリカーボネート板3(幅25mm×長さ
100mm×厚さ2mm)に貼り合わせて80℃で1週
間にわたって熱老化させて試験片を作成し、この試験片
を用いて剪断強度を測定した。引張速度は、50mm/
分で行った。
【0097】(実施例28)冷却管、温度計及び攪拌器
を備えたセパラブルフラスコに、2−エチルヘキシルア
クリレート900g、アクリル酸100g、n−ドデカ
ンチオール0.2g及び酢酸エチル900gを仕込み、
窒素ガス雰囲気下で、還流するまで昇温し、20分間保
持した後、ベンジルペルオキシド1gを酢酸エチル10
0gに溶解した溶液を滴下し、4時間反応させた。その
後、ベンジルペルオキシド1gを酢酸エチル100gに
溶解した溶液を滴下し、更に3時間反応させた。次い
で、トルエン400gを攪拌混合して、粘度12000
cpsの粘着剤溶液(B)を得た。固形分は36.4重
量%であった。
を備えたセパラブルフラスコに、2−エチルヘキシルア
クリレート900g、アクリル酸100g、n−ドデカ
ンチオール0.2g及び酢酸エチル900gを仕込み、
窒素ガス雰囲気下で、還流するまで昇温し、20分間保
持した後、ベンジルペルオキシド1gを酢酸エチル10
0gに溶解した溶液を滴下し、4時間反応させた。その
後、ベンジルペルオキシド1gを酢酸エチル100gに
溶解した溶液を滴下し、更に3時間反応させた。次い
で、トルエン400gを攪拌混合して、粘度12000
cpsの粘着剤溶液(B)を得た。固形分は36.4重
量%であった。
【0098】この粘着剤溶液(B)100gに、ヘキサ
メチレンジエチレンウレア(相互薬工社製、商品名)
0.2gを加え、十分混合攪拌した後、脱泡し、離型処
理したPETフィルム上に塗工し、厚み40μmの粘着
剤層を形成した。その後、直ちに実施例7で得られた難
燃性粘着シートの両面に粘着剤層をホットラミネート
し、図8で示されるような難燃性粘着シートを得た。
メチレンジエチレンウレア(相互薬工社製、商品名)
0.2gを加え、十分混合攪拌した後、脱泡し、離型処
理したPETフィルム上に塗工し、厚み40μmの粘着
剤層を形成した。その後、直ちに実施例7で得られた難
燃性粘着シートの両面に粘着剤層をホットラミネート
し、図8で示されるような難燃性粘着シートを得た。
【0099】(実施例29)2−エチルヘキシルアクリ
レート950g、アクリル酸50g、n−ドデカンチオ
ール0.2g及び酢酸エチル900gを用いて実施例2
8と同様の方法により粘度8900cps、固形分38
重量%の粘着剤溶液(C)を得た。この粘着剤溶液
(C)を用いて厚み40μmの粘着剤層を形成した。そ
の後、この粘着剤層を実施例7で得られた難燃性粘着シ
ートの両面にラミネートし、難燃性粘着シートを得た。
レート950g、アクリル酸50g、n−ドデカンチオ
ール0.2g及び酢酸エチル900gを用いて実施例2
8と同様の方法により粘度8900cps、固形分38
重量%の粘着剤溶液(C)を得た。この粘着剤溶液
(C)を用いて厚み40μmの粘着剤層を形成した。そ
の後、この粘着剤層を実施例7で得られた難燃性粘着シ
ートの両面にラミネートし、難燃性粘着シートを得た。
【0100】(比較例4)実施例7で得られた難燃性粘
着シートの代わりに、比較例1で得られた難燃性粘着シ
ートを用いたこと以外は、実施例28と同様にして難燃
性粘着シートを得た。
着シートの代わりに、比較例1で得られた難燃性粘着シ
ートを用いたこと以外は、実施例28と同様にして難燃
性粘着シートを得た。
【0101】実施例28〜29及び比較例4で得られた
難燃性粘着性テープについて、以下に示す如く、一部方
法を変更して難燃性、剪断強度及びT剥離強度を測定し
た。
難燃性粘着性テープについて、以下に示す如く、一部方
法を変更して難燃性、剪断強度及びT剥離強度を測定し
た。
【0102】<剪断強度>図9に示すように、幅20m
m×長さ20mmの実施例9で得られた難燃性粘着性シ
ートの両面に、ステンレス板7(幅50mm×長さ12
5mm×厚み1mm)を貼り合わせて90℃で24時間
にわたって熱老化させて試験片を作成し、この試験片を
用いて剪断強度を測定した。引張速度は、50mm/分
で行った。
m×長さ20mmの実施例9で得られた難燃性粘着性シ
ートの両面に、ステンレス板7(幅50mm×長さ12
5mm×厚み1mm)を貼り合わせて90℃で24時間
にわたって熱老化させて試験片を作成し、この試験片を
用いて剪断強度を測定した。引張速度は、50mm/分
で行った。
【0103】<T剥離強度>図10に示すように、幅2
0mm×長さ70mmの実施例9で得られた難燃性粘着
シートの両面に、厚み300μmのアルミ箔4を貼り付
け、90℃で24時間にわたって熱老化させて試験片を
作成し、この試験片を用いてT剥離強度を測定した。引
張速度は、200mm/分で行った。
0mm×長さ70mmの実施例9で得られた難燃性粘着
シートの両面に、厚み300μmのアルミ箔4を貼り付
け、90℃で24時間にわたって熱老化させて試験片を
作成し、この試験片を用いてT剥離強度を測定した。引
張速度は、200mm/分で行った。
【0104】(実施例30)セピオライト系繊維100
gの代わりに、平均粒子径が5μmであり、且つ、屈折
率が1.49であるポリメチルメタクリレート架橋体微
粒子(積水化成品工業社製、商品名「テクポリマーMB
X−5」)100gをフィラーとして用いたこと以外
は、実施例1と同様にして部分光重合増粘組成物を得
た。得られた部分光重合増粘組成物の転化率は4.9
%、粘度は2900cpsであった。以下の工程は実施
例1と同様にして難燃性粘着シートを得た。得られた難
燃性粘着シートの残存モノマーは0.1%未満であり、
ゲル分率は85%であった。得られた難燃性粘着シート
について、実施例1と同様にして難燃性、剪断強度及び
T剥離強度を測定した。更に、目視にて透明性を評価し
た。
gの代わりに、平均粒子径が5μmであり、且つ、屈折
率が1.49であるポリメチルメタクリレート架橋体微
粒子(積水化成品工業社製、商品名「テクポリマーMB
X−5」)100gをフィラーとして用いたこと以外
は、実施例1と同様にして部分光重合増粘組成物を得
た。得られた部分光重合増粘組成物の転化率は4.9
%、粘度は2900cpsであった。以下の工程は実施
例1と同様にして難燃性粘着シートを得た。得られた難
燃性粘着シートの残存モノマーは0.1%未満であり、
ゲル分率は85%であった。得られた難燃性粘着シート
について、実施例1と同様にして難燃性、剪断強度及び
T剥離強度を測定した。更に、目視にて透明性を評価し
た。
【0105】(実施例31)疎水化処理したガラス繊維
100gの代わりに、平均粒子径が50μmであり、且
つ、屈折率が1.50であるシリカ微粒子(洞海化学社
製、商品名「M.S.GEL D−50−0A」)10
00gをフィラーとして用いたこと以外は、実施例2と
同様にして難燃性粘着シートを得た。得られた難燃性粘
着シートについて、実施例1と同様にして難燃性、剪断
強度及びT剥離強度を測定した。更に、目視にて透明性
を評価した。
100gの代わりに、平均粒子径が50μmであり、且
つ、屈折率が1.50であるシリカ微粒子(洞海化学社
製、商品名「M.S.GEL D−50−0A」)10
00gをフィラーとして用いたこと以外は、実施例2と
同様にして難燃性粘着シートを得た。得られた難燃性粘
着シートについて、実施例1と同様にして難燃性、剪断
強度及びT剥離強度を測定した。更に、目視にて透明性
を評価した。
【0106】(実施例32)疎水化処理したガラス繊維
100gの代わりに、平均粒子径が20μmであり、且
つ、屈折率が1.48であるポリエチルアクリレート架
橋体微粒子(積水化成品工業社製、商品名「テクポリマ
ーEAX−15」)200gをフィラーとして用いたこ
と以外は、実施例3と同様にして難燃性光重合性組成物
を得た。以下の工程は実施例3と同様にして難燃性粘着
シートを得た。得られた難燃性粘着シートについて、実
施例1と同様にして難燃性、剪断強度及びT剥離強度を
測定した。更に、目視にて透明性を評価した。
100gの代わりに、平均粒子径が20μmであり、且
つ、屈折率が1.48であるポリエチルアクリレート架
橋体微粒子(積水化成品工業社製、商品名「テクポリマ
ーEAX−15」)200gをフィラーとして用いたこ
と以外は、実施例3と同様にして難燃性光重合性組成物
を得た。以下の工程は実施例3と同様にして難燃性粘着
シートを得た。得られた難燃性粘着シートについて、実
施例1と同様にして難燃性、剪断強度及びT剥離強度を
測定した。更に、目視にて透明性を評価した。
【0107】(実施例33)実施例31で得られた難燃
性粘着シートの両方の表面をプライマー処理し、比較例
1で得られた厚さ100μmの難燃性粘着シートを各々
転写して表面粘着層を有する難燃性両面粘着シートを得
た。得られた難燃性両面粘着シートをガラス板(幅25
mm×長さ100mm)に貼り合わせて剪断強度を測定
した。又、ガラス板を両面に貼り合わせて透明性を目視
にて確認したところ、得られた難燃性両面粘着性シート
は透明性があった。
性粘着シートの両方の表面をプライマー処理し、比較例
1で得られた厚さ100μmの難燃性粘着シートを各々
転写して表面粘着層を有する難燃性両面粘着シートを得
た。得られた難燃性両面粘着シートをガラス板(幅25
mm×長さ100mm)に貼り合わせて剪断強度を測定
した。又、ガラス板を両面に貼り合わせて透明性を目視
にて確認したところ、得られた難燃性両面粘着性シート
は透明性があった。
【0108】上記実施例30〜33で得られた難燃性粘
着性テープについて、実施例1で行った難燃性、剪断強
度及びT剥離強度の各試験に加えて、透明性の評価を目
視試験で行い、透明で背後の物品が透視できるものに
○、透視不能のものに×の2段階で評価し、表2に併せ
て示した。
着性テープについて、実施例1で行った難燃性、剪断強
度及びT剥離強度の各試験に加えて、透明性の評価を目
視試験で行い、透明で背後の物品が透視できるものに
○、透視不能のものに×の2段階で評価し、表2に併せ
て示した。
【0109】
【表2】
【0110】(実施例34)2−エチルヘキシルアクリ
レート400g、イソノニルアクリレート500gN−
ビニルピロリドン50g、脂環式エポキシアクリレート
(ダイセルヒュルス社製、商品名「サイクロマーA−2
00」)50g及び親水性シリカ(日本アエロジル社
製、商品名「アエロジル200」)40gを、デイスパ
ーで4時間にわたって1000rpmで攪拌混合し、粘
稠な液体を得た。これにポリエチレン微粒子(住友精化
社製、商品名「フローセンUF4」、平均粒子径:25
μm)200g及びイルガキュア184を0.3gを加
え、均一になるまで攪拌混合した後、窒素ガスをパージ
し、溶存する酸素を除去した。以下の工程は実施例1と
同様にして、厚さ約1mmの難燃性粘着シートを得た。
レート400g、イソノニルアクリレート500gN−
ビニルピロリドン50g、脂環式エポキシアクリレート
(ダイセルヒュルス社製、商品名「サイクロマーA−2
00」)50g及び親水性シリカ(日本アエロジル社
製、商品名「アエロジル200」)40gを、デイスパ
ーで4時間にわたって1000rpmで攪拌混合し、粘
稠な液体を得た。これにポリエチレン微粒子(住友精化
社製、商品名「フローセンUF4」、平均粒子径:25
μm)200g及びイルガキュア184を0.3gを加
え、均一になるまで攪拌混合した後、窒素ガスをパージ
し、溶存する酸素を除去した。以下の工程は実施例1と
同様にして、厚さ約1mmの難燃性粘着シートを得た。
【0111】実施例20で得られた粘着剤溶液(A)1
00gに不均化ロジンエステル(荒川化学社製、商品名
「スーパーエステルA−115」)10.0g配合し、
溶解した後、架橋剤としてコロネートL55E(商品
名)を1.5g混合攪拌して粘着剤を調製し、離型処理
したPETフィルム上に塗工し、乾燥して粘着剤層を作
製し、直ちに、上記難燃性粘着シートの両面にホットラ
ミネートして難燃性両面粘着テープを得た。得られた難
燃性両面粘着テープについて、難燃性及び以下の方法に
より180°剥離強度を測定した。
00gに不均化ロジンエステル(荒川化学社製、商品名
「スーパーエステルA−115」)10.0g配合し、
溶解した後、架橋剤としてコロネートL55E(商品
名)を1.5g混合攪拌して粘着剤を調製し、離型処理
したPETフィルム上に塗工し、乾燥して粘着剤層を作
製し、直ちに、上記難燃性粘着シートの両面にホットラ
ミネートして難燃性両面粘着テープを得た。得られた難
燃性両面粘着テープについて、難燃性及び以下の方法に
より180°剥離強度を測定した。
【0112】<180°剥離強度>得られた難燃性両面
粘着テープの片方の面に、コロナ放電処理を施したPE
Tフィルム(厚み38μm)をバッキングフィルムとし
て貼付し、片面粘着テープとした。被着体として、ポリ
プロピレン(PP)板(幅50mm×長さ125mm×
厚み1mm)に、JIS Z 0237の180°引き
はがし法に準じて貼付し、180°剥離強度を測定し
た。
粘着テープの片方の面に、コロナ放電処理を施したPE
Tフィルム(厚み38μm)をバッキングフィルムとし
て貼付し、片面粘着テープとした。被着体として、ポリ
プロピレン(PP)板(幅50mm×長さ125mm×
厚み1mm)に、JIS Z 0237の180°引き
はがし法に準じて貼付し、180°剥離強度を測定し
た。
【0113】(比較例5)アクリロイロキシメチル(ジ
メチル)ホスフェート及びポリエチレン微粒子を用いな
かったこと以外は、実施例34と同様にして粘着テープ
を得た。得られた粘着テープについて、実施例34と同
様の方法により難燃性及び180°剥離強度を測定し
た。
メチル)ホスフェート及びポリエチレン微粒子を用いな
かったこと以外は、実施例34と同様にして粘着テープ
を得た。得られた粘着テープについて、実施例34と同
様の方法により難燃性及び180°剥離強度を測定し
た。
【0114】上記実施例34および比較例5の難燃性及
び180°剥離強度の測定結果を以下の表3に示す。
び180°剥離強度の測定結果を以下の表3に示す。
【0115】
【表3】
【0116】
【発明の効果】本発明の難燃性光重合性組成物は、叙上
の如く構成されているので、高い難燃性が長期安定して
保持され、且つ、剪断強度および剥離強度などの接着強
度に優れた難燃性粘着テープを得ることができ、この難
燃性粘着テープを用いることにより構造体などの接合作
業を簡便に行うことができる。本発明によればまた、透
明性に優れた難燃性粘着テープを得ることができる。
の如く構成されているので、高い難燃性が長期安定して
保持され、且つ、剪断強度および剥離強度などの接着強
度に優れた難燃性粘着テープを得ることができ、この難
燃性粘着テープを用いることにより構造体などの接合作
業を簡便に行うことができる。本発明によればまた、透
明性に優れた難燃性粘着テープを得ることができる。
【図1】実施例1において、難燃性粘着シートを作製す
る際の、難燃性粘着シート及びPETフィルムの構成を
示す断面図である。
る際の、難燃性粘着シート及びPETフィルムの構成を
示す断面図である。
【図2】実施例1で得られた難燃性粘着シートの剪断強
度を測定する際に用いられる試験片の断面図である。
度を測定する際に用いられる試験片の断面図である。
【図3】実施例1で得られた難燃性粘着シートのT剥離
強度を測定する際に用いられる試験片の断面図である。
強度を測定する際に用いられる試験片の断面図である。
【図4】実施例4において、難燃性粘着シートを作製す
る際の、粘着シート、粘着剤層及びPETフィルムの構
成を示す断面図である。
る際の、粘着シート、粘着剤層及びPETフィルムの構
成を示す断面図である。
【図5】実施例4で得られた難燃性粘着シートの剪断強
度を測定する際に用いられる試験片の断面図である。
度を測定する際に用いられる試験片の断面図である。
【図6】比較例4において、剪断強度を測定する際に用
いられる、試験片の断面図である。
いられる、試験片の断面図である。
【図7】比較例5において、剪断強度を測定する際に用
いられる、試験片の断面図である。
いられる、試験片の断面図である。
【図8】実施例35において、粘着性シートを得る際
の、接着性シート、粘着剤層およびPETフィルムの構
成を示す断面図である。
の、接着性シート、粘着剤層およびPETフィルムの構
成を示す断面図である。
【図9】実施例35において、剪断強度を測定する際に
用いられる、試験片の断面図である。
用いられる、試験片の断面図である。
【図10】実施例35において、T剥離強度を測定する
際に用いられる、試験片の断面図である。
際に用いられる、試験片の断面図である。
1,1’ PETフィルム 2a,2b,2c 接着性シート 3 ポリカーボネート板 4 アルミ箔 5a,5b 粘着剤層 6 軟質塩化ビニル樹脂板 7 ステンレス板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JKF C09J 7/02 JKF JKK JKK JKZ JKZ 133/06 JDE 133/06 JDE 143/02 JDF 143/02 JDF // C08F 220/06 MLU 7824−4J C08F 220/06 MLU 220/10 MMB 220/10 MMB MME MME 230/02 MNS 230/02 MNS
Claims (4)
- 【請求項1】 炭素数1〜12のアルキル基を有する
(メタ)アクリル酸エステルから選択される1種以上の
(メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)50〜98
重量%と、 極性基を有し、且つ、該(メタ)アクリル酸エステルモ
ノマー(a)と共重合可能なモノマーから選択される1
種以上のモノマー(b)50〜2重量%を含有するモノ
マー混合物100重量部に対し、 該(メタ)アクリル酸エステルモノマー(a)及び該モ
ノマー(b)と共重合可能であり、且つ、分子内にリン
元素を有する化合物(c)3〜20重量部、 光重合開始剤(d)0.01〜5重量部及び以下の(e
1)〜(e9)からなる群より選択される少なくとも一
種のフィラーを含有する難燃性光重合性組成物:平均直
径が0.2〜20μmであり、且つ、平均繊維長が5μ
m〜1mmである繊維状フィラー(e1);平均粒子径
が0.5〜150μmである多孔質微粒子(e2);平
均粒子径が5〜150μmである非極性樹脂微粒子(e
3);平均粒子径が5〜100μmであり、且つ、ガラ
ス転移温度が90℃以上である有機微粒子(e4);平
均粒子径が1〜50μmであり、且つ、アスペクト比が
20〜40である偏平状微粒子(e5);平均粒子径が
1〜150μmであり、且つ、アルミノシリケート化合
物を主成分とする微粒子(e6);平均粒子径が10〜
150μmであり、且つ、粒子表面が平滑であるシリカ
系微粒子(e7);平均粒子径が10〜150μmであ
り、且つ、粒子表面が疎水化処理されたシリカ系微粒子
(e8);及び平均粒子径が5〜150μmであり、且
つ、屈折率が1.47〜1.51である微粒子(e
9)。 - 【請求項2】 請求項1記載の(メタ)アクリル酸エス
テルモノマー(a)及び該モノマー(b)と共重合可能
であり、且つ、分子内にリン元素を有する化合物(c)
が下記構造式(I)もしくは(II)で表される化合物
である難燃性光重合性組成物。 【化1】 - 【請求項3】 請求項1もしくは請求項2記載の難燃性
光重合性組成物をシート状に塗工し、次いで該シート状
の光重合性組成物に光を照射することによって得られる
難燃性粘着テープ。 - 【請求項4】 請求項3記載の難燃性粘着テープの少な
くとも一方の面に粘着剤層を積層してなる難燃性粘着テ
ープ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23185496A JP3577172B2 (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 難燃性光重合性組成物及びこれを用いた難燃性粘着テープ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23185496A JP3577172B2 (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 難燃性光重合性組成物及びこれを用いた難燃性粘着テープ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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