JPH1077368A - ゴム組成物 - Google Patents

ゴム組成物

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JPH1077368A
JPH1077368A JP22974396A JP22974396A JPH1077368A JP H1077368 A JPH1077368 A JP H1077368A JP 22974396 A JP22974396 A JP 22974396A JP 22974396 A JP22974396 A JP 22974396A JP H1077368 A JPH1077368 A JP H1077368A
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宏之 大畠
Harukazu Okuda
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 摺動性、耐汚染性等に優れた加硫ゴムを与え
るゴム組成物の提供。 【解決手段】 (1)合成ゴム及び/又は天然ゴム 100
重量部に対し、(2)ラジカル重合性基を有するオルガ
ノポリシロキサンと他のラジカル重合性単量体との共重
合体 0.1〜50重量部を配合したことを特徴とするゴム組
成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成ゴム又は天然
ゴム組成物、特には、特定のオルガノポリシロキサンと
他のラジカル重合性単量体との共重合体が配合された、
摺動性、耐汚染性等に優れた加硫ゴムを与えるゴム組成
物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ゴムは一般に、いわゆるゴム弾性を有
し、伸長性、復元性、反撥弾性、引裂強さ、屈曲性等に
優れる反面、摺動性、耐摩耗性が劣り、また、加硫の程
度によっては粘着性を有し、このため耐汚染性、耐ブロ
ッキング性に劣る欠点がある。例えば、エチレン−プロ
ピレン系ゴムは、耐候性、耐熱性、加工性に優れている
ため、ガラスランや窓枠に使用されてきたが、摺動性に
劣るため、振動によりきしみ音が発生する。これを防止
するためガラス摺動部位に植毛加工したり(特開平2-20
424号公報参照)、ウレタン滑性層を形成させたり(特
開平3-161329号公報参照)する必要があり、そのため工
程が長くなり生産性が良くないし、さらに、アクリルゴ
ムは、耐油性、耐候性、耐オゾン性、耐熱性に優れてい
るが、摺動性に加え耐汚染性が良くない等、個々のゴム
に応じて改良すべき問題点がある。この問題点を解決す
る一方法として、ゴムにオルガノポリシロキサンと(メ
タ)アクリル酸エステル等をグラフト共重合したアクリ
ル変性オルガノポリシロキサンを配合する(特開平6-15
7830号公報参照)方法が提案されているが、多少の低分
子オルガノポリシロキサンオリゴマーを含むため、摺動
性に効果は認められるものの、耐汚染性は良くない。こ
のように、ゴムには摺動性、耐汚染性に代表される特性
が一般に劣るという問題点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のような状況か
ら、本発明は摺動性、耐汚染性等に優れた加硫ゴムを与
えるゴム組成物を提供しようとしてなされたものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記の課題
を解決するため鋭意検討の結果、特定のオルガノポリシ
ロキサンと他のラジカル重合性単量体との共重合体を配
合すれば目的が達成されることを見出して本発明に到達
した。すなわち、本発明のゴム組成物は前記の課題を解
決したものであり、(1)合成ゴム及び/又は天然ゴム
100重量部に対し、(2)一般式(I)
【化4】 (式中、Rは同一又は異なる炭素数1〜20の1価の炭化
水素基又はハロゲン化炭化水素基を、Xは1価のラジカ
ル重合性基を表し、nは5〜 200の整数を表す。)で示
されるオルガノポリシロキサンと他のラジカル重合性単
量体との共重合体0.1〜50重量部を配合したことを特徴
とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に本発明について詳しく説明
する。本発明の組成物を構成する(1)成分は生ゴムと
しての合成ゴム及び/又は天然ゴムであって、合成ゴム
としては従来より知られている各種のゴム、例えば、ス
チレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエ
ンゴム、水素化アクリロニトリル−ブタジエンゴム、ブ
タジエンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、エ
チレン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレン−ジエ
ンゴム、アクリルゴム、エチレン−アクリル酸エステル
ゴム、エチレン−酢酸ビニルゴム、ウレタンゴム、多硫
化ゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、塩素化ポ
リエチレンゴム、フッ素ゴム、エピクロルヒドリンゴム
等を挙げることができる。これら合成ゴムあるいは天然
ゴムは必要に応じて2種以上を併用することができる。
【0006】本発明の組成物における(2)成分として
は、一般式(I)
【化5】 (ただし、式中のRは同一又は異なる炭素数1〜20の1
価の炭化水素基又はハロゲン化炭化水素基を、Xは1価
のラジカル重合性基を表し、nは5〜200 の整数を表
す。)で示されるオルガノポリシロキサンと他のラジカ
ル重合性単量体との共重合体が用いられる。なお、この
一般式(I)で示されるオルガノポリシロキサンは、特
開昭59-78236号公報、特開平6-228316号公報などに開示
されている方法により製造することができる。一般式
(I)中のRの具体例としては、メチル基、エチル基、
プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、n−ヘキ
シル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基等のアリ
ール基、フェネチル基、ベンジル基等のアラルキル基、
3,3,3−トリフルオロプロピル基、3−クロロプロ
ピル基等のハロゲン化アルキル基などのラジカル重合性
を有しない基が挙げられ、工業的にはメチル基、ブチル
基、フェニル基が好ましい。更に摺動性付与、耐汚染性
面から全R中の50モル%以上がメチル基であることが好
ましい。
【0007】一般式(I)中のXは1価のラジカル重合
性基であるが、これにはラジカル共重合性の置換基が結
合した有機基、具体的には、好適なものとして、式
【化6】 (式中、R1はヘテロ原子を含み得る炭素数3〜20の2価
の有機基を、R2は水素原子又はメチル基を表す。)で示
される基が挙げられる。式中のR1としては例えば-(CH2)
3-、-CH2CH(CH3)CH2- 、-(CH2)4-、-(CH2)6-、-(CH2)3O
(CH2)2- 、-(CH2)3-(CH2)2O-(CH2)2- 等が挙げられる。
一般式(I)中のnの数は5〜 200の整数が好ましく、
5未満ではシリコーンとしての性能、すなわち摺動性、
耐汚染性等が乏しくなり、 200を超えると他のラジカル
重合性単量体と共重合しにくくなり、未反応のオルガノ
ポリシロキサンが多くなって、加硫ゴム表面にブリード
したり、強度低下等を引き起こすので好ましくない。一
般式(I)で示されるオルガノポリシロキサンはラジカ
ル重合性シリコーンマクロモノマーであるが、その具体
例として下記のものを挙げることができる。ただし、こ
れらに限定されるものではない。
【0008】
【化7】
【0009】
【化8】
【0010】
【化9】
【0011】一般式(I)で示されるオルガノポリシロ
キサンと共重合可能な他のラジカル重合性単量体には、
アクリル酸エステル類、メタクリル酸エステル類、スチ
レン類、ビニルエステル類が好適であり、その2種以上
を併用することもできる。その具体例としては、メチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
n−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレート等のアルキル(メタ)アクリレー
ト類;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒド
ロキシブチル(メタ)アクリレート等のヒドロキシアル
キル(メタ)アクリレート類;トリフロロプロピル(メ
タ)アクリレート、パーフロロブチルエチル(メタ)ア
クリレート、パーフロロオクチルエチル(メタ)アクリ
レート等のフッ素置換アルキル(メタ)アクリレート
類;グリシジル(メタ)アクリレート、アリルグリシジ
ルエーテル、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル
(メタ)アクリレート等のエポキシ基含有単量体;メト
キシエチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メ
タ)アクリレート等のアルコキシアルキル(メタ)アク
リレート類;モノクロロ酢酸ビニル、2−クロロエチル
ビニルエーテル等のハロゲン含有単量体;スチレン、α
−メチルスチレン、4−メチルスチレン、3−メチルス
チレン、4−ビニルアニソール、2−クロロスチレン、
3−クロロスチレン、4−クロロスチレン等のスチレン
類;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ラウリル酸ビニ
ル等のビニルエステル類などが挙げられる。
【0012】さらに、本発明の効果を損なわない範囲内
で、前述以外のラジカル重合性単量体を共重合させるこ
とができる。このような単量体としては、例えば、マレ
イン酸、フマル酸、アクリル酸、メタクリル酸等の酸
類;アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド等
のアクリルアミド類;3−トリメトキシシリルプロピル
(メタ)アクリレート、3−トリエトキシシリルプロピ
ル(メタ)アクリレート、3−ジメトキシメチルシリル
プロピル(メタ)アクリレート、ビニルトリエトキシシ
ラン、4−ビニルフェニルトリメトキシシラン、ビニル
メチルジメトキシシラン、4−トリメトキシシリル−1
−ブテン、6−トリメトキシシリル−1−ヘキセン等の
ラジカル重合性シラン化合物;アクリロニトリル、塩化
ビニル、塩化ビニリデン、ビニルピリジン、ビニルピロ
リドン、ビニルアルキルエーテル類、分子中に1個のラ
ジカル重合性基を有するポリオキシアルキレン及びポリ
カプロラクトン等のラジカル重合性マクロモノマー、エ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブタンジオ
ールジ(メタ)アクリレート、ジビニルベンゼン、アリ
ルメタクリレート等の架橋性単量体などが挙げられる。
【0013】また、耐候性をより向上させる目的でラジ
カル重合性二重結合を有する酸化防止剤や光安定剤を用
いることも可能である。このような単量体としては、
2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニルアク
リレート、2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリ
ジニルメタクリレート、1,2,2,6,6−ペンタメ
チル−4−ピペリジニルアクリレート、1,2,2,
6,6−ペンタメチル−4−ピペリジニルメタクリレー
トなどが例示される。
【0014】以上に説明した一般式(I)で示されるオ
ルガノポリシロキサンと、このオルガノポリシロキサン
と共重合可能な他のラジカル重合性単量体(II)の共重
合における配合比は、(I)/(II)=(5〜95)/
(5〜95)(重量%)であることが好ましい。(I)の
配合量が5重量%未満では摺動性、耐汚染性の向上効果
が不足し、95重量%を超えるとゴムとの相溶性が悪くな
り外観を損なうので好ましくない。
【0015】(I)及び(II)を共重合させる方法とし
ては、乳化重合法、懸濁重合法、マイクロサスペンジョ
ン重合法、溶液重合法、塊状重合法など公知の重合方法
を使用することができるが、乳化重合法、懸濁重合法、
マイクロサスペンジョン重合法が好ましい。共重合させ
るための重合開始剤としては通常のラジカル重合開始剤
を用いることができ、ベンゾイルパーオキサイド、ジク
ミルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、2,
2’−アゾビス−(2−メチルブチロニトリル)、2,
2’−アゾビスイソブチロニトリル等の油溶性ラジカル
重合開始剤、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過
酸化水素水、t−ブチルハイドロパーオキサイド、t−
ブチルパーオキシピバレート、2,2’−アゾビス−
(2−N−ベンジルアミジノ)プロパン塩酸塩等の水溶
性ラジカル重合開始剤などが例示される。更に必要に応
じて、酸性亜硫酸ナトリウム、ロンガリット、L−アス
コルビン酸等の還元剤を併用したレドックス系も使用す
ることができる。
【0016】乳化重合法、マイクロサスペンジョン重合
法において使用される界面活性剤としては、ドデシルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム等のアルキルベンゼンスル
ホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキル
スルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニ
ルエーテル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウムな
どのアニオン性界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テル、ソルビタン脂肪酸エステル、エチレンオキシド−
プロピレンオキシドブロック共重合体などのノニオン性
界面活性剤;アルキルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、アルキルベンジルアンモニウムクロライド等の第4
級アンモニウム塩や、アルキルアミン塩などのカチオン
性界面活性剤が例示される。
【0017】さらには、特開昭54−144317、特開昭55−
115419、特開昭62-34947、特開昭58−203960、特開平 4
-53802、特開昭62−104802、特開昭49-40388、特開昭52
−134658、特公昭49-46291各号公報に記載されている反
応性アニオン性界面活性剤;特開昭53−126093、特開昭
56-28208、特開平 4-50204、特開昭62−104802、特開昭
50-98484各号公報に記載されている反応性ノニオン性界
面活性剤;第4級アンモニウム塩あるいは第3級アミン
塩とラジカル重合性基とを有する反応性カチオン性界面
活性剤が例示される。また、懸濁重合法における懸濁剤
としては、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセ
ルロース、ポリアルキレンオキサイド、ポリアクリル
酸、ポリアクリル酸塩等が例示される。
【0018】重合温度は10〜 150℃、特には30〜90℃の
範囲が好ましく、この温度条件下であれば3〜10時間程
度で重合反応を完結させることができる。この様にして
重合された共重合体は、乳化重合法、マイクロサスペン
ジョン重合法の場合は、重合後のエマルジョンを凝析・
水洗・脱水・乾燥させたり、あるいはスプレードライヤ
ーで直接乾燥させて固形の共重合体とする。また、懸濁
重合法の場合は脱水・水洗・乾燥させ、溶液重合法の場
合には貧溶剤中に析出させ濾過・乾燥、あるいはスプレ
ードライヤーで直接乾燥させて固形の共重合体とする。
得られた固形の共重合体は、必要に応じ、ハンマーミ
ル、ジェットミル等により粉砕すれば、微粒子状の共重
合体が得られる。
【0019】以上に説明した(2)成分のオルガノポリ
シロキサンと他のラジカル重合性単量体との共重合体
は、合成ゴム及び/又は天然ゴム 100重量部に対し、
0.1〜50重量部、好ましくは 0.5〜20重量部配合され
る。 0.1重量部未満では組成物から得られる成形体の摺
動性、耐汚染性向上効果が小さく、本発明の効果が十分
発揮されず、50重量部を超えると、配合量の割には効果
の向上が認められにくく、また、過剰に配合されるとゴ
ム本来の特性が損なわれる。
【0020】本発明の組成物には、(1)成分の種類に
応じて通常用いられている加硫剤、加硫促進剤、その他
の加硫助剤を添加し混合することによって加硫が可能と
なる。さらに所望により本発明の目的を損なわない範囲
で、通常のゴム配合において添加される各種添加剤、例
えば充填剤、老化防止剤、可塑剤、プロセスオイル、着
色剤、発泡剤などを添加することができる。また、
(2)成分に共重合によって(1)成分と同類の加硫用
官能基を持たせることにより、(1)成分と(2)成分
を共加硫させることができ、これによってゴムの特性は
より向上する。
【0021】本発明の組成物の調製方法については特に
制限はなく、従来公知の方法、例えば、前記(1)、
(2)成分及び各種添加成分(但し、加硫剤、加硫促進
剤等の加硫助剤は除く)をそれぞれ所定の割合で用い、
これらをミキシングロール、加圧ニーダー、バンバリー
ミキサーなどの混練機を用いて均一に混練することによ
りゴム組成物を製造することができる。さらに、このよ
うにして得られた組成物に、加硫剤、加硫促進剤、その
他の加硫助剤を前記混練機を用いて均一に混和後、常用
の押出成形機、射出成形機、加圧成形機などを用いて所
望の形状に適宜成形加硫することができる。成形加硫条
件は前記(2)成分を配合することなく処方された組成
物の場合と同様の条件として特に問題はない。
【0022】本発明の組成物は、成形品に摺動性、耐汚
染性を付与すると同時に、耐ブロッキング性、耐摩耗性
を向上させ、また、押出成形時の吐出速度の増大効果、
金型離型性の向上が見られ、特性の向上とともに生産性
の向上がはかれる。従って、本発明の組成物はシール
材、ガスケット材、押出成形品等、各種用途に好適であ
る。
【0023】
【実施例】本発明を実施例に基づき、より具体的に説明
する。なお、例中の部は重量部を、%は重量%を表す。 製造例1 攪拌機、コンデンサー及び温度計を備えた重合容器に、
トルエン 100部を仕込み、95℃に昇温後、メチルメタク
リレート20部、スチレン10部、ブチルアクリレート20
部、一般式
【化10】 で表されるオルガノポリシロキサン50部の混合物、及び
パーブチルO(日本油脂社製、商品名)2.7 部とトルエ
ン10部の混合物を、器内温度を95℃に保持しながらそれ
ぞれ4時間かけて滴下して重合させ、さらにパーブチル
O 0.3部、トルエン2部の混合物を添加して、95℃で2
時間熟成させてポリシロキサン共重合体溶液を得た。こ
の溶液を多量のn−ヘキサン中へ添加して共重合体を析
出させ、濾過・乾燥してポリシロキサン共重合体(C−
1)を得た。
【0024】製造例2 攪拌機、コンデンサー、温度計及び窒素ガス導入口を備
えた重合容器に、脱イオン水 200部を仕込み、ついで電
化ポバールB−17R 0.15 部及び同24W 0.05部(いず
れも電気化学社製、商品名)を仕込み、攪拌しながら溶
解し、窒素置換した後、器内温度を75℃に調整した。重
合開始剤アゾビスイソブチロニトリル 0.1部を添加した
後、メチルメタクリレート30部、n−ブチルメタクリレ
ート20部、ブチルアクリレート20部及び製造例1で用い
たのと同じオルガノポリシロキサン30部の混合物を、器
内温度を75℃に保持しながら3時間かけて滴下して重合
させ、さらに2時間熟成させて反応を完結させ、粒径約
1mmの球状ポリマーの懸濁液を得た。この懸濁液を水洗
・脱水・乾燥してポリシロキサン共重合体(C−2)を
得た。
【0025】製造例3 攪拌機、コンデンサー、温度計及び窒素ガス導入口を備
えた重合容器に、脱イオン水50部を仕込み、窒素置換し
てから60℃に昇温後、メチルメタクリレート20部、ブチ
ルアクリレート72部及び一般式
【化11】 で表されるオルガノポリシロキサン8部の混合物を、脱
イオン水50部、ラウリル硫酸ナトリウム2部、ノイゲン
EA-170(第一工業製薬社製、商品名)2部の水溶液中
に添加し、ホモミキサーで乳化して得た単量体乳化液 1
54部のうちから5部を仕込み、次に重合開始剤としてt
−ブチルハイドロパーオキサイド(純度70%)0.3 部、
ロンガリット0.17部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリ
ウムの1%水溶液 0.3部、硫酸第一鉄の1%水溶液 0.1
部を添加して重合を開始させ、30分後から、残りの単量
体乳化液 149部を、器内温度を80℃に保持しながら3時
間かけて滴下して重合させ、さらに1時間熟成させて反
応を完結させた。得られた乳化液を等量の脱イオン水で
希釈し、80℃で20%硫酸ナトリウム水溶液を添加して乳
化液を凝析させ、水洗・脱水・乾燥してポリシロキサン
共重合体(C−3)を得た。
【0026】製造例4 攪拌機、コンデンサー、温度計及び窒素ガス導入口を備
えた重合容器に、脱イオン水50部を仕込み、窒素置換し
てから60℃に昇温後、スチレン20部、メチルメタクリレ
ート43部、ブチルアクリレート27部、製造例3で用いた
のと同じオルガノポリシロキサン10部、ラジカル反応性
界面活性剤アクアロンHS−10の1部、アクアロンRN
−20の3部(いずれも第一工業製薬社製、商品名)の混
合物を、脱イオン水50部に添加後ホモミキサーで乳化し
て得た単量体乳化液 154部のうちから5部を仕込み、次
に重合開始剤としてt−ブチルハイドロパーオキサイド
(純度70%)0.3 部、ロンガリット0.17部、エチレンジ
アミン四酢酸二ナトリウムの1%水溶液 0.3部、硫酸第
一鉄の1%水溶液 0.1部を添加して重合を開始させ、30
分後から、残りの単量体乳化液 149部を、器内温度を80
℃に保持しながら3時間かけて滴下して重合させ、さら
に1時間熟成させて反応を完結させた。得られた乳化液
を等量の脱イオン水で希釈し、80℃で20%硫酸ナトリウ
ム水溶液を添加して乳化液を凝析させ、水洗・脱水・乾
燥してポリシロキサン共重合体(C−4)を得た。
【0027】製造例5 オクタメチルシクロテトラシロキサン 1,500部、メタク
リロキシプロピルメチルシロキサン 1.2部及び純水 1,5
00部を混合し、これにラウリル硫酸ナトリウム15部、ド
デシルベンゼンスルホン酸10部を添加してからホモミキ
サーで攪拌して乳化させたのち、圧力3,000psiのホモジ
ナイザーに2回通して安定なエマルジョンを作った。つ
いで、このエマルジョンを70℃で12時間加熱後、25℃ま
で冷却して24時間熟成させ、炭酸ナトリウムを用いてエ
マルジョンのpHを7に調整し、4時間窒素ガスを吹き込
んでから水蒸気蒸留して揮発性のシロキサンを留去し、
つぎに純水を加えて不揮発分を45%に調整して、メタク
リル基0.03モル%を含有するオルガノポリシロキサンの
エマルジョンを得た。攪拌機、コンデンサー、温度計及
び窒素ガス導入口を備えた重合容器に、上記で得たオル
ガノポリシロキサンのエマルジョン 1,110部(オルガノ
ポリシロキサン分 500部)と純水 1,053部を仕込み、窒
素ガス気流下に器内を10℃に調整したのち、t−ブチル
ハイドロパーオキサイド 1.0部、L−アスコルビン酸
0.5部、硫酸第一鉄の1%水溶液 0.2部を加え、ついで
器内温度を30℃に保ちながら、メチルメタクリレート 2
10部及び2−ヒドロキシエチルメタクリレート 4.5部の
混合物を3時間かけて滴下して重合させ、滴下終了後さ
らに1時間攪拌を続けて反応を完結させた。得られたグ
ラフト共重合体のエマルジョンは固形分濃度30%であっ
た。ついで、このエマルジョン 1,000部を攪拌機付きの
容器に仕込み60℃に加温し、ここに硫酸ナトリウム92部
を純水 563部に溶解した溶液を加えてアクリル変性オル
ガノポリシロキサンを析出させ、濾過・水洗を繰り返し
てから60℃で乾燥してアクリル変性ポリシロキサン共重
合体(C−5)を得た。
【0028】実施例1 エチレン−プロピレン系ゴム(EPT#3045、三井石油
化学社製、商品名) 100部に対し、ステアリン酸1部、
老化防止剤(イルガノックス#1010、チバガイギー社
製、商品名)1部、酸化亜鉛5部、HAFカーボン60
部、パラフィン系プロセスオイル20部、製造例1で得た
ポリシロキサン共重合体C−1を5部配合して加圧ニー
ダーで充分混練後、得られた混練物に8インチロール上
で加硫促進剤ノクセラーTS(大内新興化学社製、商品
名) 1.5部、加硫促進剤アクセルM(川口化学社製、商
品名) 0.5部及び硫黄 1.5部を均一に混練し、ロールシ
ート成形物を作製し、これを 160℃で30分間加圧加硫
し、2mm厚の加硫シートを作製した。この加硫シートに
ついてJIS K−6301の測定方法に準じて加硫物性を
測定した。また、下記の方法により静摩擦係数と動摩擦
係数、及び汚染性を測定した。結果は表1に示すとおり
であった。
【0029】1)静摩擦係数、動摩擦係数 加硫シートの表面をサンドペーパーAA−180で研磨
後、摩擦試験機ヘイドン−14(新東科学社製、商品
名)を用い、10φ×15のSUS円筒体、荷重50g、引張
速度100mm/分の条件で静摩擦係数と動摩擦係数を測定し
た。 2)汚染性 試料表面に綿ぼこり、アッシュ、糸屑を付着させ、付着
面を清浄なサラシ布で拭き、付着物による汚れがなくな
るまでの回数を測定し、下記の基準で評価した。 A:1〜2回で汚れが認められなくなる。 B:3〜4回で汚れが認められなくなる。 C:5回以上で汚れが認められなくなる。
【0030】実施例2〜5 表1に示す各種のポリシロキサン共重合体を同表に示す
配合量に従って配合した以外は、実施例1と同様にして
加硫シートを作製し、その加硫物性、静摩擦係数と動摩
擦係数、及び汚染性についても同様にして測定し、結果
を表1に示した。
【0031】比較例1 ポリシロキサン共重合体を添加しなかった他は、実施例
1と同様にして加硫シートを作製し、その加硫物性、静
摩擦係数と動摩擦係数、及び汚染性についても同様にし
て測定し、結果を表1に示した。
【0032】
【表1】
【0033】実施例6 アクリルゴム(RV−1040、日信化学社製、商品名) 1
00部に対し、ステアリン酸1部、FEFブラック40部、
ノクラック#224 (大内新興化学社製、商品名) 1.5
部、製造例3で得たポリシロキサン共重合体C−3の10
部を配合して加圧ニーダーで充分混練後、得られた混練
物に8インチロール上で加硫促進剤ノクセラーPZ(大
内新興化学社製、商品名)2部を均一に混練し、ロール
シート成形物を作製し、これを 170℃で10分間加圧加硫
後、 170℃で4時間の後加硫を行い、2mm厚の加硫シー
トを作製した。この加硫シートについて、実施例1と同
様にして加硫物性、静摩擦係数と動摩擦係数、及び汚染
性を測定した。結果は表2に示すとおりであった。
【0034】比較例2 ポリシロキサン共重合体を添加しなかった他は、実施例
6と同様にして加硫シートを作製し、その加硫物性、静
摩擦係数と動摩擦係数、及び汚染性についても同様にし
て測定し、結果を表2に示した。
【0035】比較例3 実施例6において、ポリシロキサン共重合体C−3の替
りに製造例5で得たアクリル変性ポリシロキサン共重合
体C−5を配合した他は、実施例6と同様にして加硫シ
ートを作製し、その加硫物性、静摩擦係数と動摩擦係
数、及び汚染性についても同様にして測定し、結果を表
2に示した。
【0036】
【表2】
【0037】
【発明の効果】本発明により、摺動性が極めて優れ、そ
れ自体の汚染性が小さく、耐ブロッキング性、耐摩耗性
が優れ、かつブリードもほとんどないので外観不良や加
工性不良、他部材への汚染のない成形品が得られるゴム
組成物が提供された。また、本発明の組成物は押出成形
時の吐出速度が増大し、金型離型性が向上している。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)合成ゴム及び/又は天然ゴム 100重
    量部に対し、(2)一般式(I) 【化1】 (式中、Rは同一又は異なる炭素数1〜20の1価の炭化
    水素基又はハロゲン化炭化水素基を、Xは1価のラジカ
    ル重合性基を表し、nは5〜 200の整数を表す。)で示
    されるオルガノポリシロキサンと他のラジカル重合性単
    量体との共重合体0.1〜50重量部を配合したことを特徴
    とするゴム組成物。
  2. 【請求項2】 前記オルガノポリシロキサンが、一般式 【化2】 (式中、R1はヘテロ原子を含み得る炭素数3〜20の2価
    の有機基を、R2は水素原子又はメチル基を表す。R、n
    は請求項1に同じ。ただし、Rのうち50モル%以上がメ
    チル基である。)で示されるものである請求項1記載の
    ゴム組成物。
  3. 【請求項3】 前記オルガノポリシロキサンが、一般式 【化3】 (式中、R、nは請求項1に同じ。ただし、Rのうち50
    モル%以上がメチル基である。)で示されるものである
    請求項1記載のゴム組成物。
  4. 【請求項4】 前記共重合体がオルガノポリシロキサン
    と他のラジカル重合性単量体とを配合比(重量比)5:
    95ないし95:5で共重合させたものである請求項1〜3
    記載のゴム組成物。
  5. 【請求項5】 前記他のラジカル重合性単量体が、(メ
    タ)アクリル酸エステルを主成分とするものである請求
    項1〜4記載のゴム組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6569942B2 (en) 2001-03-14 2003-05-27 The Goodyear Tire & Rubber Company Rubber compositions containing silicon coupled oligomers
JP2006176577A (ja) * 2004-12-21 2006-07-06 Denki Kagaku Kogyo Kk ゴム組成物
JP2008031219A (ja) * 2006-07-26 2008-02-14 Sanyo Chem Ind Ltd 熱可塑性樹脂組成物

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