JPH1077421A - 紫外線硬化型光ファイバ用テープ材組成物及びテープ型心線 - Google Patents

紫外線硬化型光ファイバ用テープ材組成物及びテープ型心線

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JPH1077421A
JPH1077421A JP8251031A JP25103196A JPH1077421A JP H1077421 A JPH1077421 A JP H1077421A JP 8251031 A JP8251031 A JP 8251031A JP 25103196 A JP25103196 A JP 25103196A JP H1077421 A JPH1077421 A JP H1077421A
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meth
acrylate
carbon atoms
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JP8251031A
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English (en)
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Mitsuhiro Nishimura
光弘 西村
Setsu Kamimura
節 上村
Shohei Kosakai
正平 小堺
Masatoshi Asano
雅俊 浅野
Hiromasa Yamaguchi
博正 山口
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬化後の被膜が耐ブロッキング性に優れ、ま
た被膜同士の滑り性が良好である紫外線硬化型光ファイ
バ用テープ材組成物を得る。 【解決手段】 (A)(メタ)アクリレートオリゴマ
ー、(B)重合性二重結合を有する反応性希釈剤、
(C)光重合開始剤を含有してなる紫外線硬化型樹脂組
成物に、前記(A),(B)及び(C)成分の合計量1
00重量部に対して (D)トリオルガノシリル基を有する有機けい素化合物又はシロキサンジオール を用いて表面処理された平均粒子径が0.1〜5μmの球状シリコーンゲル粒子 0.05〜5重量部 (E)フッ素シリコーン系界面活性剤 0.01〜5重量部 を配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐ブロッキング性
に優れ、また被膜同士の滑り性が良好である硬化被膜を
与える紫外線硬化型光ファイバ用テープ材組成物及びテ
ープ型心線に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現在、
最も大量に生産されている光ファイバ心線の代表的なも
のとしてテープ型心線がある。これは、石英ファイバの
まわりに軟らかくヤング率の温度依存性が小さいウレタ
ン系アクリレートプライマリ被膜を施し、次いでそのま
わりに硬く高ヤング率を有するウレタン系アクリレート
セカンダリー被膜を施してなる被覆ファイバを数本一列
に並べてその全体の外周をウレタン系アクリレート系紫
外線硬化型テープ化材で硬化し、集束したテープ状(板
状)のもの(リボン構造)である。
【0003】しかし、これらテープ型心線は、製造工程
でボビンに巻き取られるように生産され、重ね合わされ
るが、その際、テープ心線が板状であることから重ね合
わされる面積が大きいため、テープ心線同士がくっつい
てしまう、所謂ブロッキングが起こり易い。この場合、
ブロッキング性が高いと、次のような問題がある。即
ち、これらのテープ心線で構成される光ファイバケーブ
ルは、テープ心線が互いに重ね合わされて積層構造とな
っている。このような構造では、ケーブルが曲げられた
り、温度変化が生じたりすると、心線に長手方向に応力
が加わるが、心線同士がくっついて相互に自由に動けな
いと応力が局部的に集中し、伝送特性に悪影響を及ぼす
という問題が生じる。このため、テープ化材には、良好
な耐ブロッキング性や滑り性が要求される。
【0004】このため、従来は耐ブロッキング性の改良
のためにテープ心線製造後にその表面にタルクやシリコ
ーンオイルを塗布する方法が行われているが、この方法
ではタルクやシリコーンオイルが製造装置などに付着
し、製造現場を汚染するという問題があり、実用的とは
言い難いものであった。
【0005】また、特開平2−170867号公報に
は、硬化性組成物中にシリカ等の無機粒子や有機樹脂の
粒子を添加する方法が示されている。しかし、シリカ等
の無機粒子は、比重が重いため、経時的に組成物中で沈
降する問題がある。また、有機樹脂粒子の場合には、そ
れ単独での使用では十分な滑り性が得られず、滑り性及
び耐ブロッキング性を高めようとすると粒子の添加量を
増やす必要があるが、添加量を増やすと得られる塗膜表
面の凹凸が大きくなる結果、伝送損失の増加、テープ心
線の強度の低下、更には透明度の低下により着色素線の
色別が困難となるなど種々の問題がある。
【0006】従って、上記問題のない光ファイバ用テー
プ材組成物の開発が望まれる。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、耐ブロッキング性及び滑り性に優れた硬化被膜を与
える紫外線硬化型光ファイバ用テープ材組成物及びテー
プ型心線を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結
果、(A)(メタ)アクリレートオリゴマー、(B)重
合性二重結合を有する反応性希釈剤、(C)光重合開始
剤を含有してなる紫外線硬化型樹脂組成物に、前記
(A),(B)及び(C)成分の合計量100重量部に
対して、(D)下記一般式(1)で示されるトリオルガ
ノシリル基を有する有機けい素化合物又は下記一般式
(2)もしくは(3)で示されるシロキサンジオールを
用いて表面処理され、表面に存在するシラノール基が封
鎖処理された平均粒子径が0.1〜5μmの球状シリコ
ーンゲル粒子と、(E)下記一般式(4),(5)又は
(6)で示されるフッ素シリコーン系界面活性剤を配合
することにより、紫外線照射により容易に硬化して良好
な透明性と共に、優れた滑り性及び耐ブロッキング性を
示す硬化被膜を与える紫外線硬化型光ファイバ用テープ
材組成物が得られることを知見し、本発明をなすに至っ
た。
【0009】従って、本発明は、 (A)(メタ)アクリレートオリゴマー (B)重合性二重結合を有する反応性希釈剤 (C)光重合開始剤 を含有してなる紫外線硬化型樹脂組成物に、前記(A),(B)及び(C)成分 の合計量100重量部に対して、 (D)下記一般式(1)で示されるトリオルガノシリル基を有する有機けい素化 合物又は下記一般式(2)もしくは(3)で示されるシロキサンジオールを用い て表面処理された平均粒子径が0.1〜5μmの球状シリコーンゲル粒子 0.05〜5重量部 (E)下記一般式(4),(5)又は(6)で示されるフッ素シリコーン系界面 活性剤 0.01〜5重量部 を配合してなることを特徴とする紫外線硬化型光ファイ
バ用テープ材組成物、及びこの組成物に紫外線を照射す
ることにより得られる硬化物で被覆されたテープ型心線
を提供する。
【0010】
【化4】 (但し、式中R1はメチル基又はフェニル基、R2はメチ
ル基、トリメチルシロキシ基、ビニル基又はトリフルオ
ロプロピル基であり、aは0,1,2又は3である。)
【0011】
【化5】 (但し、式中Rf1は炭素原子数4〜10のパーフルオ
ロアルキル基又は炭素原子数5〜14のパーフルオロポ
リエーテル基、Q1はポリエチレングリコール鎖、ポリ
プロピレングリコール鎖又はこれらの両方からなる2価
のポリエーテル基、R3は水素原子、アリル基、炭素原
子数1〜4のアルキル基又は炭素原子数2〜3のアシル
基であり、k,mはそれぞれ0又は1、nは1〜3の整
数である。)
【0012】
【化6】 (但し、式中Rf2は炭素原子数4〜14のパーフルオ
ロアルキル基又は炭素原子数5〜14のパーフルオロポ
リエーテル基、Q2 はポリエチレングリコール鎖、ポリ
プロピレングリコール鎖又はこれらの両方からなる2価
のポリエーテル基、R4は水素原子、アリル基、炭素原
子数1〜4のアルキル基又は炭素原子数2〜3のアシル
基であり、p,rはそれぞれ0又は1、qは1又は2、
xは2又は3である。)
【0013】以下、本発明につき更に詳しく説明する。A:(メタ)アクリレートオリゴマー 本発明の紫外線硬化型光ファイバ用テープ材組成物の第
1成分である(メタ)アクリレートオリゴマーとして
は、(メタ)アクリレート樹脂を主成分とする従来公知
の紫外線硬化型樹脂組成物に通常使用されるものを用い
ることができ、例えばエポキシ系(メタ)アクリレート
オリゴマー、ウレタン系(メタ)アクリレートオリゴマ
ー、エーテル系(メタ)アクリレートオリゴマー、エス
テル系(メタ)アクリレートオリゴマー、ポリカーボネ
ート系(メタ)アクリレートオリゴマー等が挙げられ
る。なお、この(メタ)アクリレートオリゴマーは、通
常200〜20,000の数平均分子量を有することが
望ましい。
【0014】上記(メタ)アクリレートオリゴマーは、
ポリエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリコ
ール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、ビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エ
ポキシ樹脂、多価アルコールとε−カプロラクトンの付
加物等の化合物と、(メタ)アクリル酸との反応によ
り、あるいはポリイソシアネート化合物及び水酸基を有
する(メタ)アクリレート化合物をウレタン化すること
により合成することができる。
【0015】エポキシ系(メタ)アクリレートオリゴマ
ーの例としては、グリシジル基を有する化合物と(メ
タ)アクリル酸との反応生成物であればいずれでも良い
が、中でもベンゼン環、ナフタレン環、スピロ環、ジシ
クロペンタジエン、トリシクロデカン等の環状構造を有
し、かつグリシジル基を有する化合物と(メタ)アクリ
ル酸の反応生成物が、硬化物のヤング率が高いので好ま
しい。
【0016】更に、これらの中でもビスフェノールA、
ビスフェノールS、ビスフェノールF等のビスフェノー
ル類及びフェノール樹脂等の芳香環を含むフェノール類
のグリシジルエーテルと(メタ)アクリル酸の反応生成
物が、高ヤング率となるので好ましい。
【0017】また、ウレタン系(メタ)アクリレートオ
リゴマーは、下記に示すポリオール、イソシアネート化
合物と水酸基を有する(メタ)アクリレート化合物とを
ウレタン化することによって得られる。
【0018】更に、エーテル系(メタ)アクリレートオ
リゴマー、エステル系(メタ)アクリレートオリゴマ
ー、ポリカーボネート系(メタ)アクリレートオリゴマ
ーは、下記に例示する各々に対応するポリオールと(メ
タ)アクリル酸との反応によって得ることができる。
【0019】(ポリエーテルポリオール)ポリエーテル
ポリオールとしては、例えば、ポリエチレングリコー
ル、ポリオキシプロピレングリコール、ポリテトラメチ
レンエーテルグリコール、プロピレンオキサイドとエチ
レンオキサイドの共重合体;テトラヒドロフランとプロ
ピレンオキサイドの共重合体;テトラヒドロフランとプ
ロピレンオキサイドの共重合体;ビスフェノールAのエ
チレンオキサイド付加体;ビスフェノールAのプロピレ
ンオキサイド付加体等を挙げることができる。
【0020】これらの市販品としては、例えば、(1)
ポリエチレングリコールとして、三洋化成工業社製の
「PEG 600」、「PEG 1000」、「PEG
2000」、(2)ポリオキシプロピレングリコール
として、武田薬品工業社製の「タケラックP−22」、
「タケラックP−21」、「タケラックP−23」、
(3)ポリテトラメチレンエーテルグリコールとして、
保土谷化学社製の「PTG650」、「PTG 85
0」、「PTG 1000」、「PTG 2000」、
「PTG 4000」、(4)プロピレンオキサイドと
エチレンオキサイドの共重合体として、三井東圧化学社
製の「ED−28」、旭硝子社製の「エクセノール 5
10」、(5)テトラヒドロフランとプロピレンオキサ
イドの共重合体として、保土谷化学社製の「PPTG
1000」、「PPTG 2000」、「PPTG 4
000」、日本油脂社製の「ユニセーフ DCB−11
00」、「ユニセーフ DCB−1800」、(6)テ
トラヒドロフランとエチレンオキサイドの共重合体とし
て、日本油脂社製の「ユニセーフ DC−1100」、
「ユニセーフ DC−1800」、(7)ビスフェノー
ルAのエチレンオキサイド付加体として、日本油脂社製
の「ユニオール DA−400」、「ユニオールDA−
700」、(8)ビスフェノールAのプロピレンオキサ
イド付加体として、日本油脂社製の「ユニオール DB
−400」等を挙げることができる。
【0021】(ポリエステルポリオール)ポリエステル
ポリオールとしては、例えば、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピ
レングリコール、1,5−ペンタンジオール、3−メチ
ル−1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、ネオペンチルグリコールの如きジオール化合物と
ε−カプロラクトン又はβ−メチル−δ−バレロラクト
ンとの付加反応物;上記ジオール化合物とコハク酸、ア
ジピン酸、フタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、テトラヒ
ドロフタル酸の如き二塩基酸との反応生成物;上記ジオ
ール化合物と上記二塩基酸とε−カプロラクトン又はβ
−メチル−δ−バレロラクトンとの三成分の反応生成物
等を挙げることができる。
【0022】(ポリカーボネートポリオール)ポリカー
ボネートポリオールとしては、例えば、1,6−ヘキサ
ンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、
ネオペンチルグリコール、1,4−ブタンジオール、
1,5−オクタンジオール、1,4−ビス−(ヒドロキ
シメチル)シクロヘキサン、2−メチルプロパンジオー
ル、ジプロピレングリコール、ジブチレングリコール、
ビスフェノールAのようなジオール化合物、あるいはこ
れらジオール化合物とエチレンオキサイド2〜6モル付
加反応物、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネー
ト等の短鎖ジアルキルカーボネートとの反応生成物から
なるポリカーボネートポリオールが挙げられる。
【0023】更に、これらのポリカーボネートポリオー
ルのエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ε−
カプロラクトン又はβ−メチル−δ−バレロラクトン付
加反応物であるポリエステルジオール等も用いることが
できる。
【0024】ポリカーボネートポリオールの市販品とし
ては、住友バイエル社製の「デスモフェン2020
E」、日本ポリウレタン社製の「DN−980」、「D
N−981」、「DN−982」及び「DN−983」
等が挙げられる。
【0025】(ポリイソシアネート)また、上述したポ
リイソシアネートとしては、例えばトリレンジイソシア
ネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、水添4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、キシリレンジイソシアネート、水添キシリレンジイ
ソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソ
ホロンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシ
アネート、トリジンジイソシアネート、p−フェニレン
ジイソシアネート、トランスシクロヘキサン−1,4−
ジイソシアネート、リジンジイソシアネート、テトラメ
チルキシレンジイソシアネート、リジンエステルトリイ
ソシアネート、1,6,11−ウンデカントリイソシア
ネート、1,8−ジイソシアネート−4−イソシアネー
トメチルオクタン、1,3,6−ヘキサメチレントリイ
ソシアネート、ビシクロヘプタントリイソシアネート、
トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート等が使用さ
れる。これらの中では、環状構造を有するポリイソシア
ネートが、高ヤング率を有する硬化物が得られるので特
に好ましい。
【0026】B:重合性二重結合を有する反応性希釈剤 本発明において、重合性二重結合を有する反応性希釈剤
は、組成物の粘度調整のために配合される。このような
反応性希釈剤としては、アミノ基や水酸基を含む化合物
に(メタ)アクリル酸がエステル化反応及びアミド化反
応で結合した構造の化合物等が挙げられ、例えば下記の
単官能、2官能、多官能重合性希釈剤を用いることがで
きる。
【0027】(単官能重合性希釈剤)メトキシエチレン
グリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレ
ングリコール(メタ)アクリレート、ノニルフェノキシ
エチル(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロ
キシプロピル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル
(メタ)アクリレート、フェノキシポリエチレングリコ
ール(メタ)アクリレート、ブトキシポリエチレングリ
コール(メタ)アクリレート、アルキル(メタ)アクリ
レート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、テトラ
ヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、イソポルニル
(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−エチル
ヘキシル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタジエン
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキ
シプロピル(メタ)アクリレート、2−(メタ)アクリ
ロイルオキシエチル−2−ヒドロキシエチルフタル酸、
3−アクリロイルオキシグリセリンモノ(メタ)アクリ
レート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキシ−1−(メタ)アクリロキシ−3−(メ
タ)アクリロキシプロパン、ポリプロピレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールモ
ノ(メタ)アクリレート、ポリε−カプロラクトンモノ
(メタ)アクリレート、ジアルキルアミノエチル(メ
タ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、
モノ[2−(メタ)アクリロイルオキシエチル]アッシ
ドホスフェート、トリフルオロエチル(メタ)アクリレ
ート、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル(メ
タ)アクリレート、2,2,3,4,4,4−ヘキサフ
ルオロブチル(メタ)アクリレート、パーフルオロオク
チルエチル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル
オキシアルキル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテ
ニル(メタ)アクリレート、トリシクロデカニル(メ
タ)アクリレート、トリシクロデカニルオキシエチル
(メタ)アクリレート、イソボルニルオキシエチル(メ
タ)アクリレート、モルホリン(メタ)アクリレート、
N,N’−ジメチルアクリルアミド、及びN−ビニルピ
ロリドン、N−ビニルピリジン、N−ビニルカプロラク
トン等。
【0028】(2官能重合性希釈剤)2,2−ジメチル
−3−ヒドロキシプロピル−2,2−ジメチル−3−ヒ
ドロキシプロピオネートのジ(メタ)アクリレート、エ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ
(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ
(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレ
ート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールのジ
(メタ)アクリレート、ビスフェノールAのエチレンオ
キシド付加物のジ(メタ)アクリレート、ビスフェノー
ルAのプロピレンオキシド付加物のジ(メタ)アクリレ
ート、2,2’−ジ(ヒドロキシプロポキシフェニル)
プロパンのジ(メタ)アクリレート、2,2’−ジ(ヒ
ドロキシエトキシフェニル)プロパンのジ(メタ)アク
リレート、トリシクロデカンジメチロールのジ(メタ)
アクリレート、ジシクロペンタジエンジ(メタ)アクリ
レート、ペンタンジ(メタ)アクリレート、トリシクロ
デカンジメタトルジアクリレート、2,2’−ジ(グリ
シジルオキシフェニル)プロパンの(メタ)アクリル酸
付加物等。
【0029】(多官能重合性希釈剤)トリメチロールプ
ロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロ
パントリオキシエチルアクリレート、ペンタエリスリト
ールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール
テトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトール
ヘキサ(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタン
トリ(メタ)アクリレート、テトラメチロールメタンテ
トラ(メタ)アクリレート、トリス(アクリロキシ)イ
ソシアヌレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソ
シアヌレートのトリ(メタ)アクリレート、トリス(ヒ
ドロキシプロピル)イソシアヌレートのトリ(メタ)ア
クリレート、トリアリルトリメリット酸、トリアリルイ
ソシアヌレート等。
【0030】これらの希釈剤は、(メタ)アクリレート
オリゴマー(A)100重量部当たり、通常10〜20
0重量部用いることが好ましい。
【0031】C:光重合開始剤 光重合開始剤としては、公知のものを使用することがで
き、例えば、4−ジメチルアミノ安息香酸、4−ジメチ
ルアミノ安息香酸エステル、2,2−ジメトキシ−2−
フェニルアセトフェノン、アセトフェノンジエチルケタ
ール、アルコキシアセトフェノン、ベンジルジメチルケ
タール、ベンゾフェノン及び3,3−ジメチル−4−メ
トキシベンゾフェノン、4,4−ジメトキシベンゾフェ
ノン、4,4−ジアミノベンゾフェノン等のベンゾフェ
ノン誘導体、ベンゾイル安息香酸アルキル、ビス(4−
ジアルキルアミノフェニル)ケトン、ベンジル及びベン
ジルメチルケタール等のベンジル誘導体、ベンゾイン及
びベンゾインイソブチルエーテル等のベンゾイン誘導
体、ベンゾインイソプロピルエーテル、2−ヒドロキシ
−2−メチルプロピオフェノン、1−ヒドロキシシクロ
ヘキシルフェニルケトン、キサントン、チオキサントン
及びチオキサントン誘導体、フルオレン、2,4,6−
トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、
ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−
トリメチルペンチルホスフィンオキシド、2−メチル−
1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノ
プロパン−1,2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1
−(モルホリノフェニル)−ブタノン−1等が挙げられ
る。これらは1種を単独で使用してもよいし、2種以上
を併用してもよい。
【0032】なお、これらの中では、1−ヒドロキシシ
クロヘキシルフェニルケトン、チオキサントン及びチオ
キサントン誘導体、2,4,6−トリメチルベンゾイル
ジフェニルホスフィンオキシド、2−メチル−1−[4
−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノプロパン
−1,2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(モル
ホリノフェニル)−ブタノン−1の群から選ばれる1種
又は2種以上の混合系が硬化性が高いので特に好まし
い。
【0033】光重合開始剤の配合量は、(メタ)アクリ
レートオリゴマー(A)100重量部当たり0.1〜1
0重量部が好ましい。
【0034】本発明では、上記必須成分以外に、必要に
応じて、上記の光重合開始剤による光重合反応を促進す
るためにトリエチルアミン、トリエタノールアミン等の
第3級アミン、トリフェニルホスフィン等のアルキルホ
スフィン系光重合促進剤、p−チオジグリコール等のチ
オエーテル系光重合促進剤などを添加してもよい。これ
らの化合物の添加量は、通常(メタ)アクリレートオリ
ゴマー(A)100重量部当たり0.01〜10重量部
の範囲が好ましい。
【0035】本発明では、上記した(A)(メタ)アク
リレートオリゴマー、(B)重合性二重結合を有する反
応性希釈剤及び(C)光重合開始剤を含有してなる紫外
線硬化型樹脂組成物に対して、(D)成分として特定の
化合物で表面処理された特定粒子径の球状シリコーンゲ
ル粒子、(E)成分として特定のフッ素シリコーン系界
面活性剤を配合する。以下、この点につき更に詳述す
る。
【0036】D:表面処理された球状シリコーンゲル粒
本発明で用いる球状シリコーンゲル粒子は、下記式
(7) RSiO3/2 …(7) (式中、Rは1価の有機基。)で表わされるモノオルガ
ノシロキサン単位を主成分とし、シロキサン結合による
三次元網目構造を有する、いわゆるポリオルガノシルセ
スキオキサンの球状粒子であり、上記式において、けい
素原子に結合する有機基(例えば上記のR)としては、
例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピ
ル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、
ペンチル基、ヘキシル基、オクチル基、デシル基等のア
ルキル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、ビ
ニル基、アリル基、プロペニル基、イソプロペニル基、
ブテニル基、イソブテニル基、ヘキセニル基等のアルケ
ニル基、フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル
基等のアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基等の
アラルキル基、更にこれらの基の水素原子の一部又は全
部がフッ素、塩素、臭素などのハロゲン原子やシアノ基
等で置換された、例えばクロロメチル基、クロロプロピ
ル基、ブロモエチル基、トリフルオロプロピル基などの
通常炭素原子数1〜10、特に脂肪族不飽和結合を有し
ない炭素原子数1〜6の非置換又は置換の1価炭化水素
基が好適である。これらの中では、原料の入手し易さ、
工業的製造面の容易さ、あるいはシリコーンゲル粒子の
安定性等の点から、メチル基などの低級アルキル基が好
ましいが、一部にビニル基、フェニル基、3,3,3−
トリフルオロプロピル基等を含むものであってもよい。
また、本発明の効果を損なわない限り、けい素原子に結
合する有機基としてその他の官能性基、例えばアミノ基
や(メタ)アクリル基などを有する置換基を含んだ球状
変性シリコーンゲル粒子を用いることもできる。
【0037】この球状シリコーンゲル粒子は、上記した
ようにモノオルガノシロキサン単位を基本的な構成単位
としたポリオルガノシルセスキオキサン粒子であるが、
これは、構成単位の一部として、トリオルガノシロキシ
単位(R3SiO1/2単位)、ジオルガノシロキサン単位
(R2SiO2/2単位)、SiO4/2単位等を含むもので
あってもよい(ここでRは前記の通りである)。
【0038】このような球状シリコーンゲル粒子は、公
知の方法、例えば下記式(8) RSiY3 …(8) (式中、Rは上記と同様の意味を示す。Yは塩素、臭素
等のハロゲン原子又は炭素原子数1〜4のアルコキシ基
である。)で表わされる加水分解性基又は原子を有する
オルガノシラン化合物を酸又はアルカリ触媒の存在下で
加水分解する、所謂ゾル−ゲル法により合成することが
できる。この際、場合によっては式(8)で示されるオ
ルガノシランと共に、式:R3SiY、R2SiY2、及
びSiY4(式中、R及びYは前記の通り)で示される
加水分解性基又は原子を有するオルガノシランの1種又
は2種以上を共加水分解してもよい。
【0039】本発明における(D)成分は、上記したよ
うな球状シリコーンゲル粒子が下記一般式(1)で示さ
れるトリオルガノシリル基を有する有機けい素化合物、
下記一般式(2)又は(3)で示されるシロキサンジオ
ールを用いて表面処理されたものである。
【0040】
【化7】 (但し、式中R1はメチル基又はフェニル基、R2はメチ
ル基、トリメチルシロキシ基、ビニル基又はトリフルオ
ロプロピル基であり、aは0,1,2又は3である。)
【0041】この場合、上記表面処理により、球状シリ
コーンゲル粒子表面に存在するシラノール基が上記式
(1)で示されるトリオルガノシリル基又は下記一般式
(2a),(3a)で示されるシロキサン残基により封
鎖され、かかるシラノール基が不活性化されて、得られ
る硬化物の滑り性及び耐ブロッキング性が大きく改善さ
れると推測される。
【0042】
【化8】 (R2,aは前記の通り。)
【0043】これに対し、上記合成法により得られた球
状シリコーンゲル粒子は、通常、透明性を損なわない程
度の少量の配合量でそのまま本発明の組成物に添加して
も、硬化物表面の滑り性、耐ブロッキング性は向上しな
い。その理由としては、この球状シリコーンゲル粒子の
表面にはかなりの量のシラノール基が存在し、これが硬
化物表面の滑り性、耐ブロッキング性に悪影響を及ぼす
ためと考えられる。
【0044】上記式(1)で示されるトリオルガノシリ
ル基を有する有機けい素化合物としては、例えば式(1
a)のアルコキシシラン、式(1b)のシリルアミン、
式(1c)のシラザン等が挙げられ、これら処理剤の中
でも処理能力の高いシリルアミン又はシラザンを用いる
ことが好ましい。
【0045】
【化9】 (R1は前記と同じ。なお、各R1は互いに同一であって
も異なっていてもよい。R5は炭素原子数1〜4のアル
キル基、アルケニル基等の1価炭化水素基、R6,R7
炭素原子数1〜4のアルキル基、アルケニル基等の1価
炭化水素基を示す。)
【0046】このようなトリオルガノシリル基含有有機
けい素化合物として具体的には、下記化合物が例示され
る。
【0047】
【化10】
【0048】また、上記式(2),(3)のシロキサン
ジオールは、公知の方法により製造することができる。
式(2)の化合物の場合、例えば1,1,1,3,5,
7,7,7−オクタメチルテトラシロキサンや3,5−
ビス(トリメチルシロキシ)−1,1,1,7,7,7
−ヘキサメチルテトラシロキサンをPd/C触媒で加水
分解するなどの方法により得ることができる。
【0049】特に式(3)のシロキサンジオールは、次
に示すような公知の方法により得ることができる。
【0050】
【化11】
【0051】上記化合物による球状シリコーンゲル粒子
の表面処理方法としては、上記式(1)のトリオルガノ
シリル基を有する有機けい素化合物、上記式(2)又は
(3)のシロキサンジオールと未処理の球状シリコーン
ゲル粒子とを反応容器内で混合接触した後、熱処理を行
うことで容易に行うことができる。処理剤を混合接触す
る場合、処理剤はそのまま混合したり、あるいは水と球
状シリコーンゲル粒子を予め混合しておき、次に処理剤
を混合接触する方法などが使用できる。
【0052】表面処理剤の使用量は、球状シリコーンゲ
ル粒子の比表面積と処理剤の分子専有面積から決定さ
れ、通常、球状シリコーンゲル粒子の0.05〜10重
量%、特に0.1〜5重量%が好適である。
【0053】この表面処理された球状シリコーンゲル粒
子は、得られる硬化物表面の滑り性及びテープ化材の膜
厚の点から、平均粒子径が0.1〜5μm、好ましくは
0.2〜3μmであることが必要である。平均粒子径が
0.1μm未満であると、目的とする耐ブロッキング性
や滑り性が得られず、5μmを超えると硬化被膜の表面
状態が悪くなったり、また粒子が沈降し易くなるなどの
不利を生じる。
【0054】(D)成分の表面処理された球状シリコー
ンゲル粒子の配合量は、得られる硬化被膜の透明性及び
滑り性がより良好な点で、通常(A)〜(C)成分の合
計量100重量部に対して0.05〜5重量部、好まし
くは0.1〜0.4重量部である。配合量が0.05重
量部に満たないと満足な効果が得られず、5重量部を超
えると透明性の低下による着色剤の色の識別不能や球状
シリコーンゲル粒子が凝集沈降し易くなるなどの問題が
生じる。
【0055】E:フッ素シリコーン系界面活性剤 (E)成分のフッ素シリコーン系界面活性剤としては、
下記一般式(4),(5)又は(6)で示されるものが
使用される。
【0056】
【化12】
【0057】
【化13】
【0058】ここで、Q1,Q2のポリエーテル基の重合
度は、通常、疎水性の含フッ素有機基Rfとの均衡を考
慮して決定されればよく、エチレングリコールを単独重
合鎖として用いるときには、重合度は好ましくは3〜2
0、より好ましくは3〜12である。
【0059】また、エチレングリコールより親水性の低
いプロピレングリコールを単独重合鎖として用いるとき
には、相対的に高重合度の重合鎖のものが好ましく、よ
り好ましくは重合度が100〜200のものである。
【0060】また、プロピレングリコールとエチレング
リコールとの共重合鎖の場合には、プロピレングリコー
ルのポリエーテル基全体に占める含有量が、通常、0〜
50モル%の範囲、好ましくは2〜10モル%のもので
ある。
【0061】上記式(4),(5)のフッ素シリコーン
系界面活性剤は、特開平3−47190号公報に記載の
方法で製造することができ、具体的には下記化合物を例
示することができる。
【0062】
【化14】
【0063】
【化15】
【0064】また、上記式(6)で示されるフッ素シリ
コーン系界面活性剤は、下記一般式(9)で示される化
合物を縮合させることにより製造することができる。
【0065】
【化16】 (Zは水素原子又は水酸基を示し、Rf2,Q2,R4
p,q,rは前記の通り。)
【0066】上記式(9)において、Zが水素原子であ
れば、水酸化アルカリ水溶液中で加水分解縮合させるこ
とで、Zが水酸基であれば、触媒の存在下、脱水縮合さ
せることによって上記式(6)の化合物を得ることがで
きる。なお、上記式(9)の化合物は、下記一般式(1
0)で示される化合物と、下記一般式(11)で示され
るポリエーテル化合物とを白金系触媒の存在下、ヒドロ
シリル化反応させることにより得ることができる。
【0067】
【化17】 (Rf2,Q2,R4,p,q,rは前記の通り。)
【0068】なお、上記式(10)で示される化合物
は、例えば特開平3−197484号公報に記載の方法
により製造することができる。
【0069】このような上記式(6)のフッ素シリコー
ン系界面活性剤として具体的には、下記化合物を例示す
ることができる。
【0070】
【化18】
【0071】
【化19】
【0072】上記のフッ素シリコーン系界面活性剤は、
その1種を単独で又は2種以上を混合して使用すること
ができ、その配合量は、得られる硬化被膜の透明性、平
滑性及び滑り性がより良好な点で通常(A)〜(C)成
分の合計100重量部に対して0.01〜5重量部、好
ましくは0.05〜1重量部である。配合量が0.01
重量部に満たないと満足な配合効果が得られず、5重量
部を超えるとそれ以上の平滑性、滑り性の向上が見られ
ない一方、硬化被膜の透明性が劣ったり、組成物中から
該界面活性剤が相分離したりする。
【0073】本発明のテープ材組成物には、前記成分の
他に例えば酸化防止剤、紫外線吸収剤等の安定剤、着色
顔料、前記(D)成分以外のフィラー、前記(E)成分
以外の界面活性剤、溶剤等を本発明の目的を損なわない
範囲で必要に応じて添加することができる。
【0074】本発明組成物は、上記した所要の成分を配
合撹拌し、3本ロールミルで混練することにより調製す
ることができ、その粘度は、作業性の点で特にテープ型
心線の通常の製造条件との適合性から通常1,000〜
10,000cp(25℃)の範囲が望ましい。
【0075】上記組成物は、通常の紫外線硬化型組成物
の場合と同様に紫外線を照射することで硬化して硬化物
となるもので、このようにして得られる硬化被膜は、テ
ープ型心線の外被として外部力から光ファイバを保護す
るのに望ましい30〜150kgf/mm2 程度の高ヤ
ング率を達成することができる。なお、テープ型心線の
その他の構成は公知のテープ型心線と同様である。
【0076】
【発明の効果】本発明の紫外線硬化型光ファイバ用テー
プ材組成物は、耐ブロッキング性及び滑り性に優れた硬
化被膜を与えるもので、光ファイバ用のテープ化材とし
てばかりでなく、セカンダリコーティング材、着色コー
ティング材としても適用することができる。更に、光フ
ァイバ用に限らず、種々の基材の表面保護コーティング
材としても利用することができる。
【0077】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示して本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。なお、各例中の部はいずれも重量部であ
る。
【0078】(1)球状シリコーンゲル粒子の合成 (球状シリコーンゲル粒子−I、II、III)5リッ
トルのガラス容器にpHが6.8の水3,660gとア
ンモニア水(濃度28%)90gを添加撹拌した。得ら
れた混合液を撹拌翼を回転数200rpmで回転させる
低速撹拌下、液温を5〜10℃に保ちながら、メチルト
リメトキシシラン750gを3時間かけて滴下した。更
に、液温を5〜10℃に保ちながら4時間撹拌した後、
液温を40〜50℃に加熱し、その温度で1時間撹拌し
た。その結果、シリコーンゲルスラリーが得られた。次
に、このようにして得たシリコーンゲルスラリーを加圧
濾過して水分が約30%のケーキ状物とした後、105
℃の乾燥機中で乾燥した。得られた乾燥物をジェットミ
ルで解砕した。得られた微粒子を電子顕微鏡で観察した
ところ、粒子径が1.6〜2.0μmの球状粒子であ
り、これは表面に多量の活性シラノール基を有するもの
であると考えられた。こうして得られたものを球状シリ
コーンゲル粒子−Iという。
【0079】次いで、この球状シリコーンゲル粒子−I
を100gとイオン交換水1.0gをミキサーで混合
し、60℃で24時間加熱処理した。処理した混合物を
室温まで冷却し、1,1,1,3,5,7,7,7−オ
クタメチルテトラシロキサン−3,5−ジオール4.0
gを添加混合後、24時間室温に放置した。更に、12
0℃で24時間熱処理を行い、表面処理された球状シリ
コーンゲル粒子−IIを得た。
【0080】また、表面処理材としてヘキサメチルジシ
ラザンを4.0g使用した以外は球状シリコーンゲル粒
子−IIと同様にして処理を行い、表面処理された球状
シリコーンゲル粒子−IIIを得た。
【0081】(2)ウレタンアクリレートオリゴマーの
合成 数平均分子量2,000のポリテトラメチレンエーテル
グリコール(保土谷化学社製、商品名PTG−200
0)201g、2,4−トリレンジイソシアネート5
2.5gを反応容器に仕込み、この混合物を60〜70
℃の温度で6時間反応させた。次に、この反応混合物に
数平均分子量650のポリテトラメチレンエーテルグリ
コール(保土谷化学社製、商品名PTG−650)15
3g、2,4−トリレンジイソシアネート92.9gを
加え、更に60〜70℃の温度で6時間反応を行った。
こうして得られた反応混合物を約40℃まで冷却し、こ
れにtert−ブチルヒドロキシトルエン0.15g、
ジブチルスズラウレート0.08g及び2−ヒドロキシ
エチルアクリレート118.4gを添加し、温度60〜
70℃で3時間反応を行い、ウレタンアクリレートオリ
ゴマーを得た。こうして得たものをウレタンアクリレー
トオリゴマーAという。
【0082】数平均分子量2,000のポリオキシプロ
ピレングリコール(武田薬品工業社製、商品名P21)
167g、数平均分子量650のポリテトラメチレンエ
ーテルグリコール(保土谷化学社製、商品名PTG−6
50)163g、2,4−トリレンジイソシアネート2
09.0gを反応容器に仕込み、この混合物を60〜7
0℃の温度で6時間反応させた。次に、この反応混合物
を約40℃まで冷却し、これにtert−ブチルヒドロ
キシトルエン0.16g、ジブチルスズラウレート0.
09g及び2−ヒドロキシエチルアクリレート202.
8gを添加し、温度60〜70℃で3時間反応を行い、
ウレタンアクリレートオリゴマーを得た。こうして得た
ものをウレタンアクリレートオリゴマーBという。
【0083】(3)紫外線硬化型樹脂組成物の調製 前記で得られたウレタンアクリレートオリゴマー55
部、トリシクロデカンジメタノールジアクリレート(三
菱化成工業社製、SA−1002)15部、ビスフェノ
ールAエチレンオキサイド変性ジアクリレート(東亜合
成社製、M−210)10部、N−ビニルピロリドン1
0部、イソボルニルアクリレート10部、光重合開始剤
として1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン3
部を混合し、ベース組成物を調製した。ウレタンアクリ
レートオリゴマーAを用いたベース組成物Aの粘度は2
5℃で8,000cpであった。また、ウレタンアクリ
レートオリゴマーBを用いたベース組成物Bの粘度は2
5℃で6,000cpであった。
【0084】〔実施例1〜8,比較例1〜6〕表1,2
に示す組成となるように前記ベース組成物に処理済又は
未処理の球状シリコーンゲル粒子及びフッ素シリコーン
系界面活性剤を配合し、得られた混合物を3本ロールミ
ルで2回混練した。こうして得られたテープ化材組成物
から下記に示すようにして硬化フィルムを作成し、物性
を評価した。比較のため、球状シリコーンゲル粒子の代
わりに球状シリカIVを用いて同様に硬化フィルムを作
成し、物性を評価した。結果を表1,2に示す。
【0085】なお、表1,2中の球状シリカIVは、球
状シリカ(アドマファインSO−C5、アドマテック社
製、平均粒子径2μm、粒度分布0.1〜5μm)を球
状シリコーンゲル粒子−IIと同様にオクタメチルテト
ラシロキサン−3,5−ジオールで表面処理したもので
ある。
【0086】評価方法: (1)サンプルの作成 ガラス板上にテープ化材組成物を200〜300μmの
膜厚に塗布し、500mJ/cm2 (波長350nm)
の紫外線を照射し、硬化フィルムを得た。 (2)耐ブロッキング性 5×5cmに切断した硬化フィルムを2枚のガラス板に
はさみ、100gの荷重をのせて60℃で24時間放置
後、密着の程度を次の基準で評価した。 ○:容易に剥がれる。 ×:密着している。 (3)滑り性(動摩擦係数) 25℃、相対湿度50%で硬化フィルムを24時間状態
調整した後、荷重200g、テーブルスピード150m
m/min(ASTM D1894)の条件で硬化フィ
ルム同士の動摩擦係数を測定した。 (4)ヤング率の測定 25℃、相対湿度50%で硬化フィルムを4時間状態調
整した後、標線間25mm、引っ張り速度1mm/mi
nの条件で2.5%引っ張り弾性率を測定した。 (5)沈降性 硬化前のテープ化材組成物を40℃で1ヶ月放置した
後、粒子の沈降状態を肉眼で観察した。 ○:分離なし(沈降なし) ×:分離あり(沈降あり) (6)透明性 膜厚50μmの硬化フィルムを作成し、フィルムを肉眼
で透かして見た場合にフィルムの向こう側が透けて見え
るかどうかを基準として評価した。 ○:透けて見える。 ×:透けて見えない。
【0087】
【表1】
【0088】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08F 290/00 MRW C08F 290/00 MRW (72)発明者 小堺 正平 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内 (72)発明者 浅野 雅俊 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内 (72)発明者 山口 博正 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)(メタ)アクリレートオリゴマー (B)重合性二重結合を有する反応性希釈剤 (C)光重合開始剤 を含有してなる紫外線硬化型樹脂組成物に、前記(A),(B)及び(C)成分 の合計量100重量部に対して、 (D)下記一般式(1)で示されるトリオルガノシリル基を有する有機けい素化 合物又は下記一般式(2)もしくは(3)で示されるシロキサンジオールを用い て表面処理された平均粒子径が0.1〜5μmの球状シリコーンゲル粒子 0.05〜5重量部 【化1】 (但し、式中R1はメチル基又はフェニル基、R2はメチ
    ル基、トリメチルシロキシ基、ビニル基又はトリフルオ
    ロプロピル基であり、aは0,1,2又は3である。) (E)下記一般式(4),(5)又は(6)で示されるフッ素シリコーン系界面 活性剤 0.01〜5重量部 【化2】 (但し、式中Rf1は炭素原子数4〜10のパーフルオ
    ロアルキル基又は炭素原子数5〜14のパーフルオロポ
    リエーテル基、Q1はポリエチレングリコール鎖、ポリ
    プロピレングリコール鎖又はこれらの両方からなる2価
    のポリエーテル基、R3は水素原子、アリル基、炭素原
    子数1〜4のアルキル基又は炭素原子数2〜3のアシル
    基であり、k,mはそれぞれ0又は1、nは1〜3の整
    数である。) 【化3】 (但し、式中Rf2は炭素原子数4〜14のパーフルオ
    ロアルキル基又は炭素原子数5〜14のパーフルオロポ
    リエーテル基、Q2 はポリエチレングリコール鎖、ポリ
    プロピレングリコール鎖又はこれらの両方からなる2価
    のポリエーテル基、R4は水素原子、アリル基、炭素原
    子数1〜4のアルキル基又は炭素原子数2〜3のアシル
    基であり、p,rはそれぞれ0又は1、qは1又は2、
    xは2又は3である。)を配合してなることを特徴とす
    る紫外線硬化型光ファイバ用テープ材組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のテープ材組成物の硬化物
    で被覆してなるテープ型心線。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100500191B1 (ko) * 2002-09-10 2005-07-14 에스에스씨피 주식회사 자외선 경화성 광섬유 클래딩용 수지 조성물
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