JPH1077850A - 2サイクルエンジンの排気制御装置 - Google Patents
2サイクルエンジンの排気制御装置Info
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- JPH1077850A JPH1077850A JP8232201A JP23220196A JPH1077850A JP H1077850 A JPH1077850 A JP H1077850A JP 8232201 A JP8232201 A JP 8232201A JP 23220196 A JP23220196 A JP 23220196A JP H1077850 A JPH1077850 A JP H1077850A
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- low
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- exhaust port
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- F01L5/20—Slide valve-gear or valve-arrangements specially for two-stroke engines
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D13/00—Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing
- F02D13/02—Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing during engine operation
- F02D13/028—Controlling the engine output power by varying inlet or exhaust valve operating characteristics, e.g. timing during engine operation for two-stroke engines
- F02D13/0284—Variable control of exhaust valves only
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D9/00—Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
- F02D9/04—Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits concerning exhaust conduits
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- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L2800/00—Methods of operation using a variable valve timing mechanism
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 2サイクルエンジンの排気制御装置におい
て、簡単かつ安価な構成で、圧縮比に影響を与えること
なくエンジン低回転時に排気口の開口面積を大きく絞
り、さらに排気行程において所望のスワールを生成す
る。 【解決手段】 左右の排気口28の上縁位置を制御する
左右一対の中バルブ44・高バルブ46を排気タイミン
グ用バルブとして備えた2サイクルエンジンの排気制御
装置において、エンジン低回転時に、一方の排気口28
については、中バルブ44の下側に摺動自在に設けた排
気絞り用の低バルブ48Lで完全に閉塞し、かつ、他方
の排気口28については、その下縁から中バルブ44の
下側まで開口させ、さらに低バルブ48Lの先端面48
L1をシリンダ壁面24と略面一に形成する。
て、簡単かつ安価な構成で、圧縮比に影響を与えること
なくエンジン低回転時に排気口の開口面積を大きく絞
り、さらに排気行程において所望のスワールを生成す
る。 【解決手段】 左右の排気口28の上縁位置を制御する
左右一対の中バルブ44・高バルブ46を排気タイミン
グ用バルブとして備えた2サイクルエンジンの排気制御
装置において、エンジン低回転時に、一方の排気口28
については、中バルブ44の下側に摺動自在に設けた排
気絞り用の低バルブ48Lで完全に閉塞し、かつ、他方
の排気口28については、その下縁から中バルブ44の
下側まで開口させ、さらに低バルブ48Lの先端面48
L1をシリンダ壁面24と略面一に形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2サイクルエンジ
ンの排気制御装置に関する。
ンの排気制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図21に従来の2サイクルエンジンの排
気制御装置を示す。この排気制御装置は、排気通路aに
対して出没する排気タイミング用の中バルブbおよび低
バルブcを排気通路aの上側に上下に重ねて摺動自在に
設け、この中バルブbおよび低バルブcを出没させてそ
の先端縁で排気口dの上縁位置を昇降させるものであ
る。低バルブcの後端部には、駆動アームeが駆動ピン
fを介して接続され、中バルブbは、低バルブcに係合
ボルトgを介して摺動方向に係合可能となっている。ま
た、中バルブbの上面には、先端縁でエンジン高回転時
の排気口dの上縁位置を形成する高バルブhが固定され
る。
気制御装置を示す。この排気制御装置は、排気通路aに
対して出没する排気タイミング用の中バルブbおよび低
バルブcを排気通路aの上側に上下に重ねて摺動自在に
設け、この中バルブbおよび低バルブcを出没させてそ
の先端縁で排気口dの上縁位置を昇降させるものであ
る。低バルブcの後端部には、駆動アームeが駆動ピン
fを介して接続され、中バルブbは、低バルブcに係合
ボルトgを介して摺動方向に係合可能となっている。ま
た、中バルブbの上面には、先端縁でエンジン高回転時
の排気口dの上縁位置を形成する高バルブhが固定され
る。
【0003】この従来の排気制御装置によれば、エンジ
ン低回転時では、図21に示すように、低バルブcおよ
び中バルブbが共に突出状態にあり、排気口dの上縁位
置が低バルブcの先端縁によって決定されるため、排気
タイミングはエンジン低回転に応じて遅いものとなる。
エンジン中回転時では、図22に示すように、駆動アー
ムeの回転により下側の低バルブcのみが引上げられ
て、排気タイミングは、中バルブbの先端縁によってや
や早くなる。さらに、エンジン高回転時では、図23に
示すように、低バルブcをさらに後退させることで、係
合ボルトgを介して中バルブbも一緒に引上げて排気口
dの上縁位置を高バルブhの先端縁とし、排気タイミン
グを最も早くする。
ン低回転時では、図21に示すように、低バルブcおよ
び中バルブbが共に突出状態にあり、排気口dの上縁位
置が低バルブcの先端縁によって決定されるため、排気
タイミングはエンジン低回転に応じて遅いものとなる。
エンジン中回転時では、図22に示すように、駆動アー
ムeの回転により下側の低バルブcのみが引上げられ
て、排気タイミングは、中バルブbの先端縁によってや
や早くなる。さらに、エンジン高回転時では、図23に
示すように、低バルブcをさらに後退させることで、係
合ボルトgを介して中バルブbも一緒に引上げて排気口
dの上縁位置を高バルブhの先端縁とし、排気タイミン
グを最も早くする。
【0004】排気タイミングを可変としたこのような装
置の公知例としては、実開平3−119535号公報お
よび特開平4−183927号に記載された排気制御装
置が挙げられる。
置の公知例としては、実開平3−119535号公報お
よび特開平4−183927号に記載された排気制御装
置が挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の2サイクル
エンジンの排気制御装置においては、次のような問題点
がある。例えば実開平3−119535号公報記載の装
置は、各バルブによって排気タイミングのみを制御する
ものであり、エンジン低回転時の出力を排気通路の断面
積変化によって制御することはできない。一般にエンジ
ン低回転時では、エンジン出力の向上およびHCの排出
量の低減を図るため、排気口の開口面積を大きく絞るこ
とが望ましい。
エンジンの排気制御装置においては、次のような問題点
がある。例えば実開平3−119535号公報記載の装
置は、各バルブによって排気タイミングのみを制御する
ものであり、エンジン低回転時の出力を排気通路の断面
積変化によって制御することはできない。一般にエンジ
ン低回転時では、エンジン出力の向上およびHCの排出
量の低減を図るため、排気口の開口面積を大きく絞るこ
とが望ましい。
【0006】なお、図24に示すように、低バルブcを
排気口dの下縁近傍まで延設し、これによりエンジン低
回転時に排気口dを大きく絞ることは可能である。しか
し、この場合は、排気口dの上縁位置(低バルブcの下
縁位置)が極端に下がってしまい、排気口dの閉じタイ
ミングが早くなって圧縮比の上昇を招く恐れがある。
排気口dの下縁近傍まで延設し、これによりエンジン低
回転時に排気口dを大きく絞ることは可能である。しか
し、この場合は、排気口dの上縁位置(低バルブcの下
縁位置)が極端に下がってしまい、排気口dの閉じタイ
ミングが早くなって圧縮比の上昇を招く恐れがある。
【0007】また、前記特開平4−183927号公報
記載の装置においては、左右の排気通路に突出したバル
ブの個数によって、排気口の開口形状を全体で左右非対
称としているが、この場合、排気口の開口形状を左右で
大きく異ならせることができず、排気行程において有効
なスワールを生成することは難しい。また、駆動手段の
細かい動作でバルブの個数を制御するため、制御が複雑
である。
記載の装置においては、左右の排気通路に突出したバル
ブの個数によって、排気口の開口形状を全体で左右非対
称としているが、この場合、排気口の開口形状を左右で
大きく異ならせることができず、排気行程において有効
なスワールを生成することは難しい。また、駆動手段の
細かい動作でバルブの個数を制御するため、制御が複雑
である。
【0008】本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、既存の排気タイミング可変装置を利
用した簡単かつ安価な構成で、圧縮比に影響を与えるこ
となくエンジン低回転時に排気口の開口面積を大きく絞
り、さらに排気行程において所望のスワールを生成する
こともできる2サイクルエンジンの排気制御装置を提供
することを目的とする。
れたものであって、既存の排気タイミング可変装置を利
用した簡単かつ安価な構成で、圧縮比に影響を与えるこ
となくエンジン低回転時に排気口の開口面積を大きく絞
り、さらに排気行程において所望のスワールを生成する
こともできる2サイクルエンジンの排気制御装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、次のような構成を有する。すなわち、請求
項1の発明は、排気タイミング用バルブを排気通路の上
側に設け、該排気タイミング用バルブの先端縁で排気口
の上縁位置を制御する2サイクルエンジンの排気制御装
置において、前記排気タイミング用バルブの下側に、エ
ンジン低回転時に前記排気通路に突出して先端面で前記
排気口の開口面積を絞る排気絞り用バルブを摺動自在に
重ねて設け、該排気絞り用バルブを、エンジン低回転時
に前記排気口の下縁またはその近傍から前記排気タイミ
ング用バルブの下縁またはその近傍にかけて、排気口を
部分的に開口させるように構成し、かつ、該排気絞り用
バルブの先端面をシリンダ壁面と略面一に形成したこと
を特徴とする2サイクルエンジンの排気制御装置であ
る。
成するため、次のような構成を有する。すなわち、請求
項1の発明は、排気タイミング用バルブを排気通路の上
側に設け、該排気タイミング用バルブの先端縁で排気口
の上縁位置を制御する2サイクルエンジンの排気制御装
置において、前記排気タイミング用バルブの下側に、エ
ンジン低回転時に前記排気通路に突出して先端面で前記
排気口の開口面積を絞る排気絞り用バルブを摺動自在に
重ねて設け、該排気絞り用バルブを、エンジン低回転時
に前記排気口の下縁またはその近傍から前記排気タイミ
ング用バルブの下縁またはその近傍にかけて、排気口を
部分的に開口させるように構成し、かつ、該排気絞り用
バルブの先端面をシリンダ壁面と略面一に形成したこと
を特徴とする2サイクルエンジンの排気制御装置であ
る。
【0010】請求項2の発明は、前記排気絞り用バルブ
の動作をエンジン回転数、スロットル開度およびスロッ
トル速度に応じて制御することを特徴とする請求項1記
載の2サイクルエンジンの排気制御装置である。
の動作をエンジン回転数、スロットル開度およびスロッ
トル速度に応じて制御することを特徴とする請求項1記
載の2サイクルエンジンの排気制御装置である。
【0011】本発明によれば、排気タイミング用バルブ
によってエンジン回転数に応じた排気タイミングが得ら
れると同時に、エンジン低回転時には排気口を排気絞り
用バルブによって大きく絞ることができる。よって、既
存の排気タイミング可変装置を利用した簡単かつ安価な
構成により、エンジン低回転時における出力向上および
HC排出量の低減を図ることができる。
によってエンジン回転数に応じた排気タイミングが得ら
れると同時に、エンジン低回転時には排気口を排気絞り
用バルブによって大きく絞ることができる。よって、既
存の排気タイミング可変装置を利用した簡単かつ安価な
構成により、エンジン低回転時における出力向上および
HC排出量の低減を図ることができる。
【0012】また、前記排気口の下縁またはその近傍か
ら前記排気タイミング用バルブの下縁またはその近傍に
かけて、排気口を部分的に開口させるように排気絞り用
バルブを構成したので、エンジン低回転時における排気
口の上端位置が排気タイミング用バルブの下縁またはそ
の近傍となる。よって、エンジン低回転時に排気口を大
きく絞っても閉じタイミングが早くならないので、排気
絞り用バルブにより圧縮比が影響されることもない。
ら前記排気タイミング用バルブの下縁またはその近傍に
かけて、排気口を部分的に開口させるように排気絞り用
バルブを構成したので、エンジン低回転時における排気
口の上端位置が排気タイミング用バルブの下縁またはそ
の近傍となる。よって、エンジン低回転時に排気口を大
きく絞っても閉じタイミングが早くならないので、排気
絞り用バルブにより圧縮比が影響されることもない。
【0013】また、排気絞り用バルブの構成(形状・配
置等)を適宜に変更するだけで、排気口の開口形状を容
易に左右非対称に形成できるので、複雑な駆動手段によ
る制御を用いずに、排気行程で所望のスワールを生成す
ることもできる。
置等)を適宜に変更するだけで、排気口の開口形状を容
易に左右非対称に形成できるので、複雑な駆動手段によ
る制御を用いずに、排気行程で所望のスワールを生成す
ることもできる。
【0014】また、排気絞り用バルブの先端面をシリン
ダ壁面と略面一に形成したので、排気口の開口面積を正
確に設定することができ、アイドリング運転等の低回転
・低負荷運転時のHC排出量およびエンジン出力が安定
する。
ダ壁面と略面一に形成したので、排気口の開口面積を正
確に設定することができ、アイドリング運転等の低回転
・低負荷運転時のHC排出量およびエンジン出力が安定
する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態(第1〜第9実施形態)を説明する。これらの実
施形態は、本発明の排気制御装置を自動二輪車の2サイ
クルエンジンに適用したものである。
施形態(第1〜第9実施形態)を説明する。これらの実
施形態は、本発明の排気制御装置を自動二輪車の2サイ
クルエンジンに適用したものである。
【0016】まず、本実施形態に係るエンジンの構成に
ついて図1および図2を参照して説明する。図1に示す
ように、本実施形態に係る自動二輪車は、前輪2および
後輪4と、この前輪2および後輪4の間に配置された2
サイクルエンジン6とを備える。このエンジン6は、図
2に示すように、車体フレームに固定されたクランクケ
ース8と、このクランクケース8の前上面に設けられた
シリンダ10と、このシリンダ10の上面にボルト12
で締着されたシリンダヘッド14とから主に構成され
る。
ついて図1および図2を参照して説明する。図1に示す
ように、本実施形態に係る自動二輪車は、前輪2および
後輪4と、この前輪2および後輪4の間に配置された2
サイクルエンジン6とを備える。このエンジン6は、図
2に示すように、車体フレームに固定されたクランクケ
ース8と、このクランクケース8の前上面に設けられた
シリンダ10と、このシリンダ10の上面にボルト12
で締着されたシリンダヘッド14とから主に構成され
る。
【0017】クランクケース8には、図2に示すよう
に、車両後方に向けて開口した吸気通路16が形成され
ており、この吸気通路16内にはリードバルブ18が設
置される。シリンダ10は、吸気通路16と反対側に形
成された排気通路20と、この排気通路20の排気口2
8が開口するシリンダ壁面24とを備え、シリンダ壁面
24では、ピストン26が上下に摺動する。なお、シリ
ンダ壁面24は、シリンダ10に組み込まれたシリンダ
スリーブの内周面でもよい。
に、車両後方に向けて開口した吸気通路16が形成され
ており、この吸気通路16内にはリードバルブ18が設
置される。シリンダ10は、吸気通路16と反対側に形
成された排気通路20と、この排気通路20の排気口2
8が開口するシリンダ壁面24とを備え、シリンダ壁面
24では、ピストン26が上下に摺動する。なお、シリ
ンダ壁面24は、シリンダ10に組み込まれたシリンダ
スリーブの内周面でもよい。
【0018】図2に示すように、シリンダ10における
排気通路20の上側には、後述する各バルブを収納する
バルブ孔30と、このバルブ孔30に連通した機械室3
2とが設けられる。この機械室32は、車両前方に向け
て開放するようにシリンダ10に形成された凹部をカバ
ー34で覆うことにより形成される。また、機械室32
の左右両側壁には、駆動軸36の両端部が支持されてお
り、この駆動軸36には駆動アーム40が固定される。
排気通路20の上側には、後述する各バルブを収納する
バルブ孔30と、このバルブ孔30に連通した機械室3
2とが設けられる。この機械室32は、車両前方に向け
て開放するようにシリンダ10に形成された凹部をカバ
ー34で覆うことにより形成される。また、機械室32
の左右両側壁には、駆動軸36の両端部が支持されてお
り、この駆動軸36には駆動アーム40が固定される。
【0019】なお、以下説明する第1〜第4実施形態に
係る排気制御装置は、例えば図3に示すように排気口2
8がリブ28aを挟んで左右に分割された構造に本発明
を適用したものであり、一方、第5〜第9実施形態の排
気制御装置は、例えば図10に示すようにリブの無い一
つの排気口28を有する構造に本発明を採用したもので
ある。
係る排気制御装置は、例えば図3に示すように排気口2
8がリブ28aを挟んで左右に分割された構造に本発明
を適用したものであり、一方、第5〜第9実施形態の排
気制御装置は、例えば図10に示すようにリブの無い一
つの排気口28を有する構造に本発明を採用したもので
ある。
【0020】まず、第1実施形態の排気制御装置を説明
する。図3〜図5に示すように、バルブ孔30には、排
気通路20に対して出没して左右の排気口28の上縁位
置を昇降させる左右の中バルブ44が摺動自在に設けら
れている。また、左右の中バルブ44の上側には、バル
ブ孔30の上面に固定された左右一対の高バルブ46が
設けられている。さらに左右の中バルブ44それぞれの
下側には、低バルブ48L,48Rが摺動自在に重ねて
設けられている。中バルブ44の中央部には、係合ボル
ト50が貫通して設けられていて、この係合ボルト50
の上端部には、中バルブ44を突出方向に付勢するスプ
リング52の前端が当接する一方、その下端部は、低バ
ルブ48L,48Rに形成された凹部54に嵌まってい
る。低バルブ48L,48Rの後端部には、駆動ピン5
6を介して前記駆動アーム40が係合している。
する。図3〜図5に示すように、バルブ孔30には、排
気通路20に対して出没して左右の排気口28の上縁位
置を昇降させる左右の中バルブ44が摺動自在に設けら
れている。また、左右の中バルブ44の上側には、バル
ブ孔30の上面に固定された左右一対の高バルブ46が
設けられている。さらに左右の中バルブ44それぞれの
下側には、低バルブ48L,48Rが摺動自在に重ねて
設けられている。中バルブ44の中央部には、係合ボル
ト50が貫通して設けられていて、この係合ボルト50
の上端部には、中バルブ44を突出方向に付勢するスプ
リング52の前端が当接する一方、その下端部は、低バ
ルブ48L,48Rに形成された凹部54に嵌まってい
る。低バルブ48L,48Rの後端部には、駆動ピン5
6を介して前記駆動アーム40が係合している。
【0021】この第1実施形態においては、一方の低バ
ルブ48L(図3で紙面に対して左側のもの)を排気絞
り用バルブとして構成している。すなわち、エンジン低
回転時には、図3および図4に示すように一方の排気口
28については、低バルブ48Lの先端面48L1が排
気口28の下縁まで塞いでおり、排気口28が三つのバ
ルブ44,46,48Lで完全に閉塞される。他方の排
気口28については、図3および図5に示すように低バ
ルブ48Rの先端縁が中バルブ44の先端縁と略同じ高
さにあり、中バルブ44の下方が排気口28の下縁にか
けて大きく開口している。これにより、エンジン低回転
時において、排気ガスは、大きく開口した他方の排気口
28の開口部のみから排出される。また、エンジン低回
転時において、他方の排気口28における開口部の上縁
位置は、中バルブ44の先端縁となる。
ルブ48L(図3で紙面に対して左側のもの)を排気絞
り用バルブとして構成している。すなわち、エンジン低
回転時には、図3および図4に示すように一方の排気口
28については、低バルブ48Lの先端面48L1が排
気口28の下縁まで塞いでおり、排気口28が三つのバ
ルブ44,46,48Lで完全に閉塞される。他方の排
気口28については、図3および図5に示すように低バ
ルブ48Rの先端縁が中バルブ44の先端縁と略同じ高
さにあり、中バルブ44の下方が排気口28の下縁にか
けて大きく開口している。これにより、エンジン低回転
時において、排気ガスは、大きく開口した他方の排気口
28の開口部のみから排出される。また、エンジン低回
転時において、他方の排気口28における開口部の上縁
位置は、中バルブ44の先端縁となる。
【0022】また、図6に示すように、排気絞り用バル
ブとして機能する一方の低バルブ48Lの先端面48L
1は、中バルブ44および高バルブ46の先端縁と同様
に、略円弧状に形成されてシリンダ壁面24と略面一に
形成される(後述する第2〜第9実施形態に係る低バル
ブ48L,48R,48についても同様)。
ブとして機能する一方の低バルブ48Lの先端面48L
1は、中バルブ44および高バルブ46の先端縁と同様
に、略円弧状に形成されてシリンダ壁面24と略面一に
形成される(後述する第2〜第9実施形態に係る低バル
ブ48L,48R,48についても同様)。
【0023】また、左右の低バルブ48L,48Rは、
図4および図5に示すように、エンジン回転数の変化に
応じて駆動アーム40により駆動ピン56を介して駆動
される。左右の中バルブ44は、この低バルブ48L,
48Rの動作に連動して出没する。その動作を簡単に説
明すると、エンジン低回転時には低バルブ48L,48
Rおよび左右の中バルブ44が共に突出した状態にあ
り、この状態からエンジンが中回転域に入ると、低バル
ブ48L,48Rのみが中バルブ44を残して駆動アー
ム40の回転により没入方向に摺動する。そして、エン
ジンが中回転域から高回転域に入ると、駆動アーム40
がさらに回転して低バルブ48L,48Rが没入する
が、このときは係合ピン50の下端部が凹部54の前面
に当接するため、低バルブ48L,48Rの動作に連動
して中バルブ44もスプリング52の付勢力に抗して引
上げられる。
図4および図5に示すように、エンジン回転数の変化に
応じて駆動アーム40により駆動ピン56を介して駆動
される。左右の中バルブ44は、この低バルブ48L,
48Rの動作に連動して出没する。その動作を簡単に説
明すると、エンジン低回転時には低バルブ48L,48
Rおよび左右の中バルブ44が共に突出した状態にあ
り、この状態からエンジンが中回転域に入ると、低バル
ブ48L,48Rのみが中バルブ44を残して駆動アー
ム40の回転により没入方向に摺動する。そして、エン
ジンが中回転域から高回転域に入ると、駆動アーム40
がさらに回転して低バルブ48L,48Rが没入する
が、このときは係合ピン50の下端部が凹部54の前面
に当接するため、低バルブ48L,48Rの動作に連動
して中バルブ44もスプリング52の付勢力に抗して引
上げられる。
【0024】このように左右の低バルブ48L,48R
は、周知の排気タイミング可変装置における低バルブと
略同じ動作をする。また、低バルブ48L,48Rおよ
び左右の中バルブ44の突出時および没入時の位置決め
についても、周知の排気タイミング可変装置と同様に、
バルブ孔30の後端のストッパプレート58(図4参
照)に対して、低バルブ48L,48R後端に嵌着した
筒体60、または、低バルブ48L,48Rの段差面4
8L2,48R2を当接させることにより行う。
は、周知の排気タイミング可変装置における低バルブと
略同じ動作をする。また、低バルブ48L,48Rおよ
び左右の中バルブ44の突出時および没入時の位置決め
についても、周知の排気タイミング可変装置と同様に、
バルブ孔30の後端のストッパプレート58(図4参
照)に対して、低バルブ48L,48R後端に嵌着した
筒体60、または、低バルブ48L,48Rの段差面4
8L2,48R2を当接させることにより行う。
【0025】なお、図5に示す装置の状態では、前記他
方の低バルブ48Rが没入状態であるため、中バルブ4
4によってエンジン低回転時の排気タイミングが決定さ
れるが、この低バルブ48Rをシリンダ壁面24まで延
没して排気タイミングをやや遅くすることもできる。
方の低バルブ48Rが没入状態であるため、中バルブ4
4によってエンジン低回転時の排気タイミングが決定さ
れるが、この低バルブ48Rをシリンダ壁面24まで延
没して排気タイミングをやや遅くすることもできる。
【0026】以上のような第1実施形態の排気制御装置
によれば、中バルブ44および高バルブ46によってエ
ンジン回転数に応じた排気タイミングが得られる。それ
と同時に、エンジン低回転時には一方の排気口28を低
バルブ48Lによって完全に閉じ、他方の排気口28の
みを開口させることができる。よって、既存の排気タイ
ミング可変装置を利用した、すなわち、同一の駆動手段
により前記排気絞り用の低バルブ48Lと排気タイミン
グ用の中バルブ44とを連動させた簡単かつ安価な構成
により、エンジン低回転時の出力向上およびHCの排出
量の低減を図ることができる。また、シリンダ10に排
気制御装置を内蔵させているので、排気管に排気絞り装
置を内蔵させているものに比べ、駆動軸36の軸受け部
分が熱影響を受けにくく、該軸受け部分のシール部材等
が高熱で劣化することもない。
によれば、中バルブ44および高バルブ46によってエ
ンジン回転数に応じた排気タイミングが得られる。それ
と同時に、エンジン低回転時には一方の排気口28を低
バルブ48Lによって完全に閉じ、他方の排気口28の
みを開口させることができる。よって、既存の排気タイ
ミング可変装置を利用した、すなわち、同一の駆動手段
により前記排気絞り用の低バルブ48Lと排気タイミン
グ用の中バルブ44とを連動させた簡単かつ安価な構成
により、エンジン低回転時の出力向上およびHCの排出
量の低減を図ることができる。また、シリンダ10に排
気制御装置を内蔵させているので、排気管に排気絞り装
置を内蔵させているものに比べ、駆動軸36の軸受け部
分が熱影響を受けにくく、該軸受け部分のシール部材等
が高熱で劣化することもない。
【0027】また、他方の排気口28については、中バ
ルブ44の下側から排気口28の下縁にかけて開口する
ので、エンジン低回転時に一方の排気口28を完全に絞
っても、排気口28の閉じタイミングは、他方の排気口
28の中バルブ44の先端縁で決まる。よって、圧縮比
が影響されることはない。
ルブ44の下側から排気口28の下縁にかけて開口する
ので、エンジン低回転時に一方の排気口28を完全に絞
っても、排気口28の閉じタイミングは、他方の排気口
28の中バルブ44の先端縁で決まる。よって、圧縮比
が影響されることはない。
【0028】また、一方の排気口28のみを閉塞するこ
とにより、排気口全体(二つの排気口28を併せたも
の)における開口部の形状をシリンダ壁面24の中心軸
に対して大きく左右非対称に(リブ28aを挟んで左右
非対称に)形成できるため、排気工程で所望のスワール
を容易に生成することができる。
とにより、排気口全体(二つの排気口28を併せたも
の)における開口部の形状をシリンダ壁面24の中心軸
に対して大きく左右非対称に(リブ28aを挟んで左右
非対称に)形成できるため、排気工程で所望のスワール
を容易に生成することができる。
【0029】また、排気絞り用バルブとなる低バルブ4
8Lの先端面48L1がエンジン低回転時にシリンダ壁
面24と略面一になるので、排気口28の絞り込み量を
正確に設定することができ、アイドリング運転時等の低
回転・低負荷運転時におけるHC排出量およびエンジン
出力が安定する。
8Lの先端面48L1がエンジン低回転時にシリンダ壁
面24と略面一になるので、排気口28の絞り込み量を
正確に設定することができ、アイドリング運転時等の低
回転・低負荷運転時におけるHC排出量およびエンジン
出力が安定する。
【0030】次に、第2実施形態および第3実施形態の
排気制御装置それぞれを図7(a)・同(b)および図
8(a)・同(b)を参照して説明する。第2実施形態
に係る左右の低バルブ48L,48Rは、エンジン低回
転時に完全に排気口28を閉塞するバルブ形状に対し、
鉛直線に沿う切欠き線L1に従ってその外側部に切欠き
60aを設けたものである。第3実施形態では、反対に
内側部に鉛直線に沿った切欠き線L2により切欠き60
bを設けている。これらの実施形態の場合、左右の低バ
ルブ48L,48Rは、共に排気絞り用バルブとして機
能し、エンジン低回転時には、左右の排気口28の下部
を大きく絞って切欠き60a,60bのみから排気ガス
を排出させる。なお、第2実施形態および第3実施形態
それぞれにおいて、左右の低バルブ48L,48Rのう
ちの一方については排気口28を完全に閉塞するバルブ
形状としてもよい。
排気制御装置それぞれを図7(a)・同(b)および図
8(a)・同(b)を参照して説明する。第2実施形態
に係る左右の低バルブ48L,48Rは、エンジン低回
転時に完全に排気口28を閉塞するバルブ形状に対し、
鉛直線に沿う切欠き線L1に従ってその外側部に切欠き
60aを設けたものである。第3実施形態では、反対に
内側部に鉛直線に沿った切欠き線L2により切欠き60
bを設けている。これらの実施形態の場合、左右の低バ
ルブ48L,48Rは、共に排気絞り用バルブとして機
能し、エンジン低回転時には、左右の排気口28の下部
を大きく絞って切欠き60a,60bのみから排気ガス
を排出させる。なお、第2実施形態および第3実施形態
それぞれにおいて、左右の低バルブ48L,48Rのう
ちの一方については排気口28を完全に閉塞するバルブ
形状としてもよい。
【0031】第4実施形態は、図9に示すように、一方
の低バルブ48Rの外側部に、排気口28の下縁から外
側縁にかけて円弧状に延びる切欠き線L3に従い、切欠
き60cを設けたものである。この場合においても、左
右の低バルブ48L,48Rの両方に切欠き60cを設
けてもよく、また切欠き60cを排気口28の内側寄り
(リブ28a側)に形成してもよい。
の低バルブ48Rの外側部に、排気口28の下縁から外
側縁にかけて円弧状に延びる切欠き線L3に従い、切欠
き60cを設けたものである。この場合においても、左
右の低バルブ48L,48Rの両方に切欠き60cを設
けてもよく、また切欠き60cを排気口28の内側寄り
(リブ28a側)に形成してもよい。
【0032】次に、分割されない一つの排気口28に本
発明を適用した第5実施形態を図10〜図13を参照し
て説明する。この排気制御装置は、図10(a)に示す
ように、一つの排気口28の構成に対応して、高バルブ
46、中バルブ44および低バルブ48を一つずつ備え
ている。低バルブ48は、排気口28における中バルブ
44の下方を略閉塞する形状を呈し、低バルブ48の下
部には、略コの字形状の切欠き線L4に従って幅a1、
高さb1、角部の丸みrの切欠き60dが設けられてい
る。図10(a)および同(b)では、その一例とし
て、低バルブ48の下部中央に切欠き60dを設けた場
合を示しているが、この切欠き60dの位置は、スワー
ルを生成するために低バルブ48の中心に対して左右い
ずれかに偏らせてもよい。
発明を適用した第5実施形態を図10〜図13を参照し
て説明する。この排気制御装置は、図10(a)に示す
ように、一つの排気口28の構成に対応して、高バルブ
46、中バルブ44および低バルブ48を一つずつ備え
ている。低バルブ48は、排気口28における中バルブ
44の下方を略閉塞する形状を呈し、低バルブ48の下
部には、略コの字形状の切欠き線L4に従って幅a1、
高さb1、角部の丸みrの切欠き60dが設けられてい
る。図10(a)および同(b)では、その一例とし
て、低バルブ48の下部中央に切欠き60dを設けた場
合を示しているが、この切欠き60dの位置は、スワー
ルを生成するために低バルブ48の中心に対して左右い
ずれかに偏らせてもよい。
【0033】また、この第5実施形態では、図11およ
び図12に示すように、低バルブ48の摺動性を考慮
し、かつ、低バルブ48の没入時に切欠き60dがデッ
ドボリュームとならないよう、切欠き60dに摺動自在
に嵌まる凸部30aをバルブ孔30の下面に突設するこ
とが望ましい。
び図12に示すように、低バルブ48の摺動性を考慮
し、かつ、低バルブ48の没入時に切欠き60dがデッ
ドボリュームとならないよう、切欠き60dに摺動自在
に嵌まる凸部30aをバルブ孔30の下面に突設するこ
とが望ましい。
【0034】第6実施形態の排気制御装置は、図13に
示すように、低バルブ48の下部に、曲率半径rの円弧
状の切欠き線L5により形成される幅a1、高さb1の
切欠き60eを設けたものである。図13では、その一
例として、低バルブ48の側部に排気口28の下縁から
側縁にかけて切欠き線L5を形成した場合を示してい
る。
示すように、低バルブ48の下部に、曲率半径rの円弧
状の切欠き線L5により形成される幅a1、高さb1の
切欠き60eを設けたものである。図13では、その一
例として、低バルブ48の側部に排気口28の下縁から
側縁にかけて切欠き線L5を形成した場合を示してい
る。
【0035】この第6実施形態および前記第5実施形態
において、低バルブ48の幅をW、高さをHとすると、
a1≦W、b1≦Hのとき、曲率半径rまたは角部の丸
みrが小さい程、任意に切欠き60d,60eを左右い
ずかの側に偏在させることができ、rはW以下に設定す
ることが望ましい。
において、低バルブ48の幅をW、高さをHとすると、
a1≦W、b1≦Hのとき、曲率半径rまたは角部の丸
みrが小さい程、任意に切欠き60d,60eを左右い
ずかの側に偏在させることができ、rはW以下に設定す
ることが望ましい。
【0036】図14に示す第7実施形態の排気制御装置
は、エンジン低回転時に、中バルブ44の下側における
排気口28の側部のみが開口するように低バルブ48を
形成したものであり、低バルブ48の左右いずれかの側
部を、排気口28の下縁から中バルブ44の下縁へ鉛直
方向に沿って延びる切欠き線L6で切欠いたものであ
る。形成される切欠き60fの幅a1は、低バルブ48
の幅Wよりも小さく、また切欠き60fの高さb1は、
低バルブ48の高さHと一致している。
は、エンジン低回転時に、中バルブ44の下側における
排気口28の側部のみが開口するように低バルブ48を
形成したものであり、低バルブ48の左右いずれかの側
部を、排気口28の下縁から中バルブ44の下縁へ鉛直
方向に沿って延びる切欠き線L6で切欠いたものであ
る。形成される切欠き60fの幅a1は、低バルブ48
の幅Wよりも小さく、また切欠き60fの高さb1は、
低バルブ48の高さHと一致している。
【0037】この第7実施形態によれば、切欠き線L6
が直線状であることから、低バルブ48に対して切欠き
60fを形成するための機械加工が容易に行えるという
効果がある。
が直線状であることから、低バルブ48に対して切欠き
60fを形成するための機械加工が容易に行えるという
効果がある。
【0038】第8実施形態は、図15に示すように、低
バルブ48あるいは中バルブ44の作動性を考慮して、
中バルブ44の下面全体に低バルブ48の上面が接触す
るよう、略横L字形の切欠き線L7で切欠き60gを低
バルブ48の側部に形成したものである。すなわち、切
欠き60gの高さb1を低バルブ48の高さHよりも小
さく設定している。
バルブ48あるいは中バルブ44の作動性を考慮して、
中バルブ44の下面全体に低バルブ48の上面が接触す
るよう、略横L字形の切欠き線L7で切欠き60gを低
バルブ48の側部に形成したものである。すなわち、切
欠き60gの高さb1を低バルブ48の高さHよりも小
さく設定している。
【0039】さらに、第9実施形態では、図16に示す
ように、低バルブ48における排気口28の下縁から側
縁に直線状に延びる傾斜した切欠き線L8に従って切欠
き60hを形成したものである。この第9実施形態によ
れば、中バルブ48の下面全体に低バルブ48の上面を
接触させることができると同時に直線状の切欠き線L8
により低バルブ48の加工も容易になるという極めて有
利な効果がある。
ように、低バルブ48における排気口28の下縁から側
縁に直線状に延びる傾斜した切欠き線L8に従って切欠
き60hを形成したものである。この第9実施形態によ
れば、中バルブ48の下面全体に低バルブ48の上面を
接触させることができると同時に直線状の切欠き線L8
により低バルブ48の加工も容易になるという極めて有
利な効果がある。
【0040】なお、これら第2〜第9実施形態の排気制
御装置においても、第1実施形態の効果と同様に、圧縮
比の上昇防止、左右非対称の開口部(切欠き)による有
効なスワールの生成、既存の排気タイミング可変装置の
利用によるコスト削減、および、排気口28の開口面積
の正確な制御が図れる。
御装置においても、第1実施形態の効果と同様に、圧縮
比の上昇防止、左右非対称の開口部(切欠き)による有
効なスワールの生成、既存の排気タイミング可変装置の
利用によるコスト削減、および、排気口28の開口面積
の正確な制御が図れる。
【0041】以上の各実施形態の排気制御装置において
は、図17に示すように、ワイヤ62を介して前記駆動
軸36をモータ等のアクチュエータ64で回転駆動す
る。このアクチュエータ64は、エンジン回転数、スロ
ットル動作(スロットル開度およびスロットル速度)に
応じて制御される。エンジン回転数は、点火プラグ66
に接続した点火CDIより検出され、スロットル開度・
スロットル速度は、スロットルグリップ68とキャブレ
タ70とを繋ぐスロットルワイヤ72に設けたスロット
ルポジションセンサにより検出される。
は、図17に示すように、ワイヤ62を介して前記駆動
軸36をモータ等のアクチュエータ64で回転駆動す
る。このアクチュエータ64は、エンジン回転数、スロ
ットル動作(スロットル開度およびスロットル速度)に
応じて制御される。エンジン回転数は、点火プラグ66
に接続した点火CDIより検出され、スロットル開度・
スロットル速度は、スロットルグリップ68とキャブレ
タ70とを繋ぐスロットルワイヤ72に設けたスロット
ルポジションセンサにより検出される。
【0042】本実施形態に係る各バルブのアクチュエー
タ64による出没動作は、例えば、図18に示したフロ
ーチャートに従って制御される。このフローチャートの
制御方法では、エンジン回転数が5000r.p.m未満
である場合、スロットル開度が20%未満でかつスロッ
トル速度が20%/(0.1秒)未満のときには、低バ
ルブ48L,48R,48および中バルブ44を完全に
突出させ、排気タイミングを最も遅くすると同時に排気
口28の開口面積を大きく絞る。また、エンジン回転数
が5000r.p.m未満の場合であっても、スロットル
開度が20%以上またはスロットル速度が20%/
(0.1秒)以上のときは、アクチュエータ64によっ
て低バルブ48L,48R,48のみをバルブ孔30に
没入させて中バルブ44の先端縁により排気タイミング
をエンジン中回転に応じたものとする。
タ64による出没動作は、例えば、図18に示したフロ
ーチャートに従って制御される。このフローチャートの
制御方法では、エンジン回転数が5000r.p.m未満
である場合、スロットル開度が20%未満でかつスロッ
トル速度が20%/(0.1秒)未満のときには、低バ
ルブ48L,48R,48および中バルブ44を完全に
突出させ、排気タイミングを最も遅くすると同時に排気
口28の開口面積を大きく絞る。また、エンジン回転数
が5000r.p.m未満の場合であっても、スロットル
開度が20%以上またはスロットル速度が20%/
(0.1秒)以上のときは、アクチュエータ64によっ
て低バルブ48L,48R,48のみをバルブ孔30に
没入させて中バルブ44の先端縁により排気タイミング
をエンジン中回転に応じたものとする。
【0043】そして、スロットル開度およびスロットル
速度の大きさに拘わらず、エンジン回転数が5000〜
7000r.p.mの場合は、低バルブ48L,48R,
48を没入させて中バルブ44の先端縁により排気タイ
ミングをエンジン中回転に対応させ、またエンジン回転
数が7000r.p.mを越える場合には、低バルブ48
L,48R,48および中バルブ44の両方を没入さ
せ、高バルブ46の先端縁によって排気タイミングを最
も早くする。
速度の大きさに拘わらず、エンジン回転数が5000〜
7000r.p.mの場合は、低バルブ48L,48R,
48を没入させて中バルブ44の先端縁により排気タイ
ミングをエンジン中回転に対応させ、またエンジン回転
数が7000r.p.mを越える場合には、低バルブ48
L,48R,48および中バルブ44の両方を没入さ
せ、高バルブ46の先端縁によって排気タイミングを最
も早くする。
【0044】このように各バルブの出没動作を、エンジ
ン回転数、スロットル開度およびスロットル速度をパラ
メータとして制御すれば、エンジン低回転時であって
も、スロットル開度またはスロットル速度の大きさによ
っては、エンジン中回転時と同じ排気制御を行うことが
でき、スロットル操作に対する排気制御の応答性を高め
ることができる。
ン回転数、スロットル開度およびスロットル速度をパラ
メータとして制御すれば、エンジン低回転時であって
も、スロットル開度またはスロットル速度の大きさによ
っては、エンジン中回転時と同じ排気制御を行うことが
でき、スロットル操作に対する排気制御の応答性を高め
ることができる。
【0045】以上のような本実施形態によれば、図19
および図20に示すグラフからわかるように、エンジン
低回転時において、エンジン出力を従来に比して向上さ
せることができ、しかも排出されるHC量については大
幅に低減することができる。
および図20に示すグラフからわかるように、エンジン
低回転時において、エンジン出力を従来に比して向上さ
せることができ、しかも排出されるHC量については大
幅に低減することができる。
【0046】なお、本実施形態は本発明の好適な実施の
態様であり、本発明の技術的範囲は本実施形態に限定さ
れない。例えば、本実施形態では、2段の排気タイミン
グ用バルブ(高バルブ46・中バルブ44)の下に排気
絞り用バルブを設けたが、本発明は、これに限定され
ず、1段または3段以上の排気タイミング用バルブの下
に排気絞り用バルブを設けた装置も含む。
態様であり、本発明の技術的範囲は本実施形態に限定さ
れない。例えば、本実施形態では、2段の排気タイミン
グ用バルブ(高バルブ46・中バルブ44)の下に排気
絞り用バルブを設けたが、本発明は、これに限定され
ず、1段または3段以上の排気タイミング用バルブの下
に排気絞り用バルブを設けた装置も含む。
【0047】
【発明の効果】以上の説明の通り、本発明によれば、既
存の排気タイミング可変装置を利用した簡単かつ安価な
構成により、エンジン低回転時のエンジンの出力向上お
よびHC排出量の低減を図ることができる。また、エン
ジン低回転時に排気口を大きく絞っても、閉じタイミン
グが早くならないので、圧縮比が影響されることもな
い。また、排気絞り用バルブの構成(形状・配置等)を
適宜に変更するだけで、排気行程において所望のスワー
ルを容易に生成することもできる。さらに、排気口の開
口面積を正確に設定することができるので、アイドリン
グ運転等のエンジン低回転・低負荷運転時におけるHC
の排出量およびエンジン出力を安定させることができ
る。
存の排気タイミング可変装置を利用した簡単かつ安価な
構成により、エンジン低回転時のエンジンの出力向上お
よびHC排出量の低減を図ることができる。また、エン
ジン低回転時に排気口を大きく絞っても、閉じタイミン
グが早くならないので、圧縮比が影響されることもな
い。また、排気絞り用バルブの構成(形状・配置等)を
適宜に変更するだけで、排気行程において所望のスワー
ルを容易に生成することもできる。さらに、排気口の開
口面積を正確に設定することができるので、アイドリン
グ運転等のエンジン低回転・低負荷運転時におけるHC
の排出量およびエンジン出力を安定させることができ
る。
【図1】本実施形態に係る自動二輪車の側面図である。
【図2】本実施形態に係るエンジン上部の断面図であ
る。
る。
【図3】第1実施形態に係るシリンダの断面図であっ
て、図2におけるIII−III断面図である。
て、図2におけるIII−III断面図である。
【図4】図3におけるIV−IV断面図である。
【図5】図3におけるV−V断面図である。
【図6】図3におけるVI−VI断面図である。
【図7】(a)は第2実施形態に係る排気口の正面図、
(b)は(a)におけるB1−B1断面図である。
(b)は(a)におけるB1−B1断面図である。
【図8】(a)は第3実施形態に係る排気口の正面図、
(b)は(a)におけるB2−B2断面図である。
(b)は(a)におけるB2−B2断面図である。
【図9】第4実施形態に係る排気口の正面図である。
【図10】(a)は第5実施形態に係る排気口の正面
図、(b)は(a)におけるB4−B4断面図である。
図、(b)は(a)におけるB4−B4断面図である。
【図11】第5実施形態に係る断面図であって、第1実
施形態に係る図3に相当する図である。
施形態に係る図3に相当する図である。
【図12】図11におけるXII−XII断面図である。
【図13】第6実施形態に係る排気口の正面図である。
【図14】第7実施形態に係る排気口の正面図である。
【図15】第8実施形態に係る排気口の正面図である。
【図16】第9実施形態に係る排気口の正面図である。
【図17】本実施形態の排気制御装置の全体を示す概略
図である。
図である。
【図18】本実施形態に係る排気制御を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図19】本実施形態の排気制御装置および従来の排気
制御装置それぞれより得られるエンジン出力を比較して
示すグラフである。
制御装置それぞれより得られるエンジン出力を比較して
示すグラフである。
【図20】本実施形態の排気制御装置および従来の排気
制御装置それぞれにおける排気ガス中のHC量を比較し
て示すグラフである。
制御装置それぞれにおける排気ガス中のHC量を比較し
て示すグラフである。
【図21】エンジン低回転時における従来の排気制御装
置の断面図である。
置の断面図である。
【図22】エンジン中回転時における従来の排気制御装
置の断面図である。
置の断面図である。
【図23】エンジン高回転時における従来の排気制御装
置の断面図である。
置の断面図である。
【図24】従来の排気制御装置において低バルブを下方
に延ばした例を示す排気口の正面図である。
に延ばした例を示す排気口の正面図である。
10 シリンダ 20 排気通路 24 シリンダ壁面 28 排気口 40 駆動アーム 44 中バルブ(排気タイミング用バ
ルブに相当) 46 高バルブ(排気タイミング用バ
ルブに相当) 48,48L,48R 低バルブ(排気絞り用バルブに
相当) 48L1 先端面
ルブに相当) 46 高バルブ(排気タイミング用バ
ルブに相当) 48,48L,48R 低バルブ(排気絞り用バルブに
相当) 48L1 先端面
Claims (2)
- 【請求項1】 排気タイミング用バルブを排気通路の上
側に設け、該排気タイミング用バルブの先端縁で排気口
の上縁位置を制御する2サイクルエンジンの排気制御装
置において、 前記排気タイミング用バルブの下側に、エンジン低回転
時に前記排気通路に突出して先端面で前記排気口の開口
面積を絞る排気絞り用バルブを摺動自在に重ねて設け、
該排気絞り用バルブを、エンジン低回転時に前記排気口
の下縁またはその近傍から前記排気タイミング用バルブ
の下縁またはその近傍にかけて、排気口を部分的に開口
させるように構成し、かつ、該排気絞り用バルブの先端
面をシリンダ壁面と略面一に形成したことを特徴とする
2サイクルエンジンの排気制御装置。 - 【請求項2】 前記排気絞り用バルブの動作をエンジン
回転数、スロットル開度およびスロットル速度に応じて
制御することを特徴とする請求項1記載の2サイクルエ
ンジンの排気制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23220196A JP3624569B2 (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 2サイクルエンジンの排気制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23220196A JP3624569B2 (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 2サイクルエンジンの排気制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1077850A true JPH1077850A (ja) | 1998-03-24 |
| JP3624569B2 JP3624569B2 (ja) | 2005-03-02 |
Family
ID=16935579
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23220196A Expired - Fee Related JP3624569B2 (ja) | 1996-09-02 | 1996-09-02 | 2サイクルエンジンの排気制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3624569B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11525383B2 (en) * | 2016-06-03 | 2022-12-13 | Timothy B. King | Motorcycle engine with an always spring biased open exhaust valve |
-
1996
- 1996-09-02 JP JP23220196A patent/JP3624569B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11525383B2 (en) * | 2016-06-03 | 2022-12-13 | Timothy B. King | Motorcycle engine with an always spring biased open exhaust valve |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3624569B2 (ja) | 2005-03-02 |
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Legal Events
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