JPH107847A - オレフィン系樹脂フィルム - Google Patents

オレフィン系樹脂フィルム

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JPH107847A
JPH107847A JP18008396A JP18008396A JPH107847A JP H107847 A JPH107847 A JP H107847A JP 18008396 A JP18008396 A JP 18008396A JP 18008396 A JP18008396 A JP 18008396A JP H107847 A JPH107847 A JP H107847A
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JP
Japan
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film
hindered amine
olefin resin
weather resistance
resin
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JP18008396A
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Masaaki Sato
正明 佐藤
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Achilles Corp
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Achilles Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 家具、家電、建材等の表面化粧材および農業
用資材として使用されるオレフィン系樹脂フィルムに関
し、特に、オレフィン系樹脂フィルムからなる表面化粧
材本体の表面側に積層するのに適した、あるいは農業用
ハウス被覆用として適した実質的に透明なオレフィン系
樹脂フィルムに関する。 【解決手段】 オレフィン系樹脂100重量部に対し、
分子量が1000未満のヒンダードアミン系化合物と1
000以上のヒンダードアミン系化合物とを組合せて
0.1〜1重量部含んでなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家具、家電、建材
等の表面化粧材および農業用資材として使用されるオレ
フィン系樹脂フィルムに関し、特に、オレフィン系樹脂
フィルムからなる表面化粧材本体の表面側に積層するの
に適した、あるいは農業用ハウス被覆材として適した実
質的に透明なオレフィン系樹脂フィルムに関する。
【0002】
【技術背景】オレフィン系樹脂からなるフィルムは、耐
候性に劣るため、これに対処する手段として、一般に、
分子量が1000未満のヒンダードアミン系化合物の添
加が行われている。しかし、分子量が1000未満のヒ
ンダードアミン系化合物を、所望の耐候性を得るのに充
分な量で添加すると、ブルーム(ヒンダードアミン系化
合物がフィルム表面へ移行する現象)が発生すると言う
問題がある。従って、ヒンダードアミン系化合物の添加
量は、ブルームが問題とならない程度に抑えざるを得
ず、充分な耐候性を有するオレフィン系樹脂フィルムは
得られていない。
【0003】また、ブルームを抑制するために、分子量
の大きいヒンダードアミン系化合物を使用することも考
えられているが、分子量の大きいヒンダードアミン系化
合物を添加しても、耐候性の向上は不充分であり、所望
の耐候性を有するオレフィン系樹脂フィルムを得ること
はできない。
【0004】
【発明の目的】本発明は、以上のような問題を解決する
ためになされたものであり、耐候性に優れると共に、ブ
ルームの発生を抑制したオレフィン系樹脂からなる化粧
用フィルム素材および農業用フィルム素材を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【発明の概要】上記目的を達成するために、本発明のフ
ィルムは、オレフィン系樹脂100重量部に対し、分子
量が1000未満のヒンダードアミン系化合物と100
0以上のヒンダードアミン系化合物とを組合せて0.1
〜1重量部含んでなることを特徴とする。
【0006】本発明におけるオレフィン系樹脂として
は、ポリエチレン;ポリプロピレン;エチレン−酢酸ビ
ニル共重合樹脂;エチレン−メチルアクリレート共重合
樹脂等のエチレン−アクリル系共重合樹脂;エチレン−
プロピレン共重合樹脂等が使用できる。中でも、化粧用
フィルムに好適な硬さを有するアイソタクチックのホ
モ、ランダムあるいはブロックポリプロピレンが適して
いる。農業用フィルムとする場合には、ポリエチレン;
エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂;エチレン−メチルア
クリレート共重合樹脂;エチレン−エチルアクリレート
共重合樹脂等が適している。なお、上記のオレフィン系
樹脂からなるフィルムは、単層であってもよいし、上記
の樹脂からなるフィルムの積層フィルムであってもよ
い。
【0007】但し、化粧用フィルムにアイソタクチック
ポリプロピレンをオレフィン系樹脂として使用する場合
には、得られるフィルムの後エンボス適性が悪い。そこ
で、後エンボス適性を改良するために、ポリエチレン、
特に低密度ポリエチレンをブレンドするのが望ましい。
ポリエチレンのブレンドの割合は、少なすぎればブレン
ド効果が発現せず、多すぎると相対的にアイソタクチッ
クポリプロピレンの量が少なくなりすぎて化粧用フィル
ムに好適な硬さを得ることができなくなるため、アイソ
タクチックポリプロピレン100重量部に対し、ポリエ
チレン(好ましくは低密度ポリエチレン)10〜300
重量部、好ましくは30〜200重量部が適している。
【0008】上記のフィルムは、Tダイ押出法、カレン
ダー法、インフレーション法等の手段で製造でき、製造
法は特に限定されないが、上記のフィルムをカレンダー
加工法により製造する場合には、このカレンダー加工性
を改良するために、上記のアイソタクチックポリプロピ
レンにシンジオタクチックポリプロピレンをブレンドす
ることが好ましい。シンジオタクチックポリプロピレン
のブレンドの割合は、少なすぎればブレンド効果が発現
せず、多すぎると相対的にアイソタクチックポリプロピ
レンの量が少なくなりすぎて、化粧用フィルムに好適な
硬さを得ることがきなくなるため、アイソタクチックポ
リプロピレン100重量部に対し、シンジオタクチック
ポリプロピレン5〜200重量部が適している。
【0009】さらに、上記のフィルムにおいては、耐衝
撃性を向上するために、上記のアイソタクチックポリプ
ロピレンあるいはこれとポリエチレンやシンジオタクチ
ックポリプロピレンとのブレンド物に、エチレン−プロ
ピレンゴム、水添加SBR、ポリブテン等のゴム成分を
配合することが望ましい。ゴム成分の配合割合は、所望
の耐衝撃強度により異なり、一概には決められないが、
本発明のフィルムでは、上記のオレフィン系樹脂100
重量部に対し、10〜200重量部の範囲から所望の耐
衝撃強度に応じて適宜選択すればよい。
【0010】なお、農業用フィルムの場合は、上記のT
ダイ押出法、カレンダー法、インフレーション法等の手
段でも製造することができるが、一般には、インフレー
ション法にて製造する。特に、積層フィルムとする場合
には多層インフレーション法にて製造するのが好まし
い。
【0011】本発明における分子量が1000未満のヒ
ンダードアミン系化合物として、また分子量が1000
以上のヒンダードアミン系化合物として、具体的には、
下記のものを使用することができる。
【0012】
【化1】
【0013】
【化2】
【0014】本発明においては、上記の(A)グレープ
の中から選ばれる1種以上のヒンダードアミン系化合物
と、(B)グレープの中から選ばれる1種以上のヒンダ
ードアミン系化合物とを組合せて、使用する。このとき
の(A)グループのヒンダードアミン系化合物と、
(B)グループのヒンダードアミン系化合物との配合割
合は、特に限定せず、等量でもよいし、どちらかを多く
してもよいが、優れた耐候性を得る上では(A)グルー
プのヒンダードアミン系化合物よりも(B)グループの
ヒンダードアミン系化合物を多くすることが好ましい。
【0015】このような(A),(B)の組合せからな
るヒンダードアミン系化合物は、オレフィン系樹脂10
0重量部に対し、0.1〜1重量部とする。ヒンダード
アミン系化合物が少なすぎると、フィルムの耐候性が充
分に向上せず、多すぎても、それに見合って耐候性が向
上すると言うことはなく、却ってコストアップになるば
かりか、ブルームの発生が懸念される。
【0016】なお、本発明では、以上の各成分の外に、
必要に応じて、帯電防止剤、酸化防止剤、光安定剤、滑
剤、紫外線吸収剤、重金属系以外の着色剤(顔料)、保
湿剤、防滴剤等の添加剤を配合してもよい。
【0017】このとき、上記の着色剤(顔料)に関して
は、顔料そのままをオレフィン系樹脂に混合してもよい
が、特に顔料の添加量が少量の場合には微妙な量の違い
によって所望の色が得られなくなることから、予めオレ
フィン系樹脂で希釈しておいたもの(すなわち、希釈顔
料としたもの)を使用することが望ましい。このときの
希釈用オレフィン系樹脂としては、本発明のフィルムに
使用しているオレフィン系樹脂との相溶性に優れるもの
(特に望ましくは同種の樹脂)を使用し、また該オレフ
ィン系樹脂として上記のようなブレンド物を使用する場
合には、ブレンドする各オレフィン系樹脂中の最高融点
を有するオレフィン系樹脂の融点以下の融点を有するオ
レフィン系樹脂を使用することが、均一な混合状態を容
易かつ確実に得る上で望ましい。
【0018】本発明のフィルムは、片面あるいは両面に
模様や文字等の印刷を施してもよい。印刷用のインク
は、オレフィン系樹脂と被着性のあるインクであればよ
いが、前述した環境上の観点からハロゲンを含有しな
い、ウレタン系インクや熱硬化タイプのインクが好まし
い。これらのインクを用いた印刷法は、スクリーン印刷
法、グラビア印刷法、フレキソ印刷法、オフセット印刷
法等の印刷手法が採用できる。勿論、印刷に先立ち、本
発明のフィルムの被印刷面にコロナ放電処理等を施して
もよい。
【0019】本発明のフィルムを化粧用フィルムとして
使用する場合には、化粧用フィルム本体として使用する
こともできるが、半透明ないし不透明のオレフィン系樹
脂からなる他の化粧用フィルム本体の表面側に積層する
フィルム(以下、積層用フィルムと記す)として使用す
るのが一般的である。
【0020】本発明のフィルムを上記の積層用フィルム
として使用する場合、本発明のフィルムは、555nm
の全光線透過率が70%以上で、厚さが0.03〜0.
2mmの実質的に透明なフィルムであって、しかも紫外
線吸収剤をも含有するものが望ましい。なお、紫外線吸
収剤の添加量は、オレフィン系樹脂100重量部に対
し、0.05〜2.0重量部とすることが望ましい。
【0021】また、本発明のフィルムにおいては、エン
ボス加工を施すこともできる。エンボス加工は、Tダイ
押出機やカレンダー等でフィルムを作製する際に同時に
エンボスする方法や、フィルム作製後に後工程でエンボ
スする後エンボス加工法等により行われる。この後エン
ボス加工法は、従来の塩化ビニル系樹脂製の床材をエン
ボスする場合と同様の加工方法でよい。さらに、以上の
ようなエンボス加工により彫設された凹部には、言わゆ
る谷印刷を施すこともできる。
【0022】
【実施例】
実施例1〜9、比較例1〜6 表1〜2の配合からなるオレフィン系樹脂組成物を用
い、190℃の押出機にて、厚さ0.1mmのフィルム
を調製した。
【0023】得られた各フィルムについての耐候性テス
トおよびブルーム発生状況の観察を行い、結果を表1〜
2に合わせて示す。耐候性テストは、サンシャインウエ
ザオメーターを使用し、63℃でフィルムが脆化するま
での時間を測定することにより行った。ブルーム発生状
況は、50℃に保った状態で1週間放置した後、目視に
より観察したもので、 ○:ブルームしていないか、極く僅かにブルームしてい
る。 ×:明らかにブルームしている。 を意味する。
【0024】
【表1の1】
【0025】
【表1の2】
【0026】
【表1の3】
【0027】
【表2の1】
【0028】
【表2の2】
【0029】*1:ヒンダードアミン1:分子量481
(チバガイギー社製商品名「チヌービンL−770」) *2:ヒンダードアミン2:分子量685(チバガイギ
ー社製商品名「チヌービンL−144」) *3:ヒンダードアミン3:分子量900(旭電化社製
商品名「アデカスタブLA−62」) *4:ヒンダードアミン4:分子量2000(旭電化社
製商品名「アデカスタブLA−63」) *5:ヒンダードアミン4:分子量1500(ヘキスト
社製商品名「ホスタピンARO8」) *6:紫外線吸収剤:シプロ化成社製商品名「シーソー
プ702」
【0030】表1〜2から明らかなように、本発明のフ
ィルムによれば、耐候性に優れると共に、ブルームの発
生も見られず、化粧用フィルム本体として、あるいは他
のオレフィン系樹脂からなる半透明ないしは不透明の化
粧用フィルムの表面側に積層するフィルムとして、極め
て優れた特性を有するものであることが判る。
【0031】実施例10〜18、比較例6〜10 表3の配合からなるオレフィン系樹脂組成物を用い、9
0mmの単軸押出機にて、シリンダー温度220℃、ダ
イス温度210℃の条件で、厚さ0.1mmの化粧用フ
ィルム本体となるフィルム(以下、本体フィルムと記
す)を製造し、この本体フィルムの表面側に、実施例1
〜9および比較例1〜5で得た実質的に透明なフィルム
14枚を、接着剤を用いてそれぞれ積層した。
【0032】
【表3】
【0033】得られた各化粧用フィルムについて、実施
例1〜9および比較例1〜5と同様の耐候性テストおよ
びブルーム発生状況を観察したところ、実施例1〜9の
本発明のフィルムを表面側に積層したものでは、表1に
示す実施例1〜9と同様の結果を示し、比較例1〜5の
比較のフィルムを表面側に積層したものでは、表2に示
す比較例1〜5と同様の結果を示した。
【0034】実施例19〜21、比較例11〜13 表4の配合からなるオレフィン系樹脂組成物を用い、1
70℃でインフレーション成形して、厚さ0.1mmの
フィルムを調製した。
【0035】得られた各フィルムについて、実施例1〜
9および比較例1〜5と同様の耐候性テストおよびブル
ーム発生状況の観察を行い、結果を表4に合わせて示
す。
【0036】
【表4の1】
【0037】
【表4の2】
【0038】実施例22 表層に実施例21、中間層に実施例19、内層に実施例
20の組成物を使用し、170℃で3種3層インフレー
ション成形して、厚さ0.1mmの3層フィルムを調製
した。得られたフィルムについて、実施例1〜9および
比較例1〜5と同様の耐候性テストおよびブルーム発生
状況を観察したところ、実施例19〜21と同様の結果
を示した。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、耐候性
に優れると同時に、ブルームスを発生する懸念のない、
化粧用フィルム本体や、農業用フィルム、あるいは他の
オレフィン系樹脂フィルムの表面側に積層する実質的に
透明なフィルムを提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C08L 23/02 79:04)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オレフィン系樹脂100重量部に対し、
    分子量が1000未満のヒンダードアミン系化合物と1
    000以上のヒンダードアミン系化合物とを組合せて
    0.1〜1重量部含んでなるオレフィン系樹脂フィル
    ム。
JP18008396A 1996-06-20 1996-06-20 オレフィン系樹脂フィルム Pending JPH107847A (ja)

Priority Applications (1)

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JP18008396A JPH107847A (ja) 1996-06-20 1996-06-20 オレフィン系樹脂フィルム

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