JPH1079667A - 歪み検出装置および歪み補正装置および歪み補正方法 - Google Patents
歪み検出装置および歪み補正装置および歪み補正方法Info
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- JPH1079667A JPH1079667A JP8448397A JP8448397A JPH1079667A JP H1079667 A JPH1079667 A JP H1079667A JP 8448397 A JP8448397 A JP 8448397A JP 8448397 A JP8448397 A JP 8448397A JP H1079667 A JPH1079667 A JP H1079667A
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- Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
- Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Analogue/Digital Conversion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 直線性誤差を有したアナログ/デジタル変換
器でアナログ/デジタル変換されたデジタルオーディオ
信号から、アナログ/デジタル変換時のアナログ/デジ
タル変換器の直線性誤差に基づく歪みを推定する。 【解決手段】 デジタルオーディオ信号を記憶する記憶
手段2と、記憶手段2からデジタルオーディオ信号を読
み出し複数サンプルについて各々の量子化レベルを表わ
すコード毎の出現度数を検出する出現度数検出手段3
と、出現度数検出手段3で検出されたコード毎の出現度
数からA/Dコンバータ11の直線性誤差に基づく歪み
を正規化された出現度数として検出する正規化手段4
と、正規化手段4で検出した正規化された出現度数のコ
ードから誤差ビットを検出する誤差ビット検出手段5と
を有している。
器でアナログ/デジタル変換されたデジタルオーディオ
信号から、アナログ/デジタル変換時のアナログ/デジ
タル変換器の直線性誤差に基づく歪みを推定する。 【解決手段】 デジタルオーディオ信号を記憶する記憶
手段2と、記憶手段2からデジタルオーディオ信号を読
み出し複数サンプルについて各々の量子化レベルを表わ
すコード毎の出現度数を検出する出現度数検出手段3
と、出現度数検出手段3で検出されたコード毎の出現度
数からA/Dコンバータ11の直線性誤差に基づく歪み
を正規化された出現度数として検出する正規化手段4
と、正規化手段4で検出した正規化された出現度数のコ
ードから誤差ビットを検出する誤差ビット検出手段5と
を有している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アナログオーディ
オ信号をアナログ/デジタル変換器でデジタルオーディ
オ信号にアナログ/デジタル変換した時に発生したアナ
ログ/デジタル変換器の直線性誤差(変換誤差)に基づく
歪みを検出し、デジタルオーディオ信号に含まれる上記
歪みを補正する歪み検出装置および歪み補正装置および
歪み補正方法に関する。
オ信号をアナログ/デジタル変換器でデジタルオーディ
オ信号にアナログ/デジタル変換した時に発生したアナ
ログ/デジタル変換器の直線性誤差(変換誤差)に基づく
歪みを検出し、デジタルオーディオ信号に含まれる上記
歪みを補正する歪み検出装置および歪み補正装置および
歪み補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アナログ/デジタル変換器(A/
Dコンバータ: Analog/Digital コンバータ)は、A/D
変換精度により直線性誤差を有している。A/Dコンバ
ータによりアナログオーディオ信号をデジタルオーディ
オ信号に変換したとき、変換されたデジタルオーディオ
信号にはA/Dコンバータの直線性誤差(以下、変換誤
差という)に基づく歪みが生じる。この場合、A/Dコ
ンバータを用いてA/D変換する際、A/Dコンバータ
内部の抵抗値を調整したり、外付けの回路によりビット
重みを調整することにより、A/D変換時点で変換誤差
に基づく歪みをある程度は低減することができる。
Dコンバータ: Analog/Digital コンバータ)は、A/D
変換精度により直線性誤差を有している。A/Dコンバ
ータによりアナログオーディオ信号をデジタルオーディ
オ信号に変換したとき、変換されたデジタルオーディオ
信号にはA/Dコンバータの直線性誤差(以下、変換誤
差という)に基づく歪みが生じる。この場合、A/Dコ
ンバータを用いてA/D変換する際、A/Dコンバータ
内部の抵抗値を調整したり、外付けの回路によりビット
重みを調整することにより、A/D変換時点で変換誤差
に基づく歪みをある程度は低減することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、過去に
A/D変換されデジタル記録が行なわれた数多くの音楽
ソフト(過去に録音されたデジタルオーディオ信号)は、
そもそも、低いビット数(例えば13ビットあるいは1
4ビット)の変換精度の悪いA/DコンバータによりA
/D変換されているため、A/Dコンバータ自体を調整
しても変換誤差を有しており(現在のA/Dコンバータ
(例えば16ビット)と比較して変換誤差に基づく歪みを
多く有しており)、この変換精度の悪さによる変換誤差
に基づく歪みが、収録された音楽信号の品質を劣化させ
ている要因の1つとなっている。従って、過去の録音時
に使用したA/Dコンバータの変換誤差に基づく歪みを
低減したデジタルオーディオ信号を得ることが現在望ま
れている。
A/D変換されデジタル記録が行なわれた数多くの音楽
ソフト(過去に録音されたデジタルオーディオ信号)は、
そもそも、低いビット数(例えば13ビットあるいは1
4ビット)の変換精度の悪いA/DコンバータによりA
/D変換されているため、A/Dコンバータ自体を調整
しても変換誤差を有しており(現在のA/Dコンバータ
(例えば16ビット)と比較して変換誤差に基づく歪みを
多く有しており)、この変換精度の悪さによる変換誤差
に基づく歪みが、収録された音楽信号の品質を劣化させ
ている要因の1つとなっている。従って、過去の録音時
に使用したA/Dコンバータの変換誤差に基づく歪みを
低減したデジタルオーディオ信号を得ることが現在望ま
れている。
【0004】この場合、過去の録音時に使用したA/D
コンバータの特性を測定し、その特性に基づいてA/D
変換誤差の補正をすることは可能であるが、A/Dコン
バータの特性は経時変化するので、A/D変換時に用い
られていたA/Dコンバータ自体から、A/D変換時の
特性,すなわち変換誤差を正確に検出することはできな
い。また、録音時に用いた13ビットあるいは14ビッ
トのA/Dコンバータは現存しないことが多く、この場
合には、A/Dコンバータの特性をA/Dコンバータか
ら検出することはできない。このように、従来では、過
去の録音時に用いられた13ビットあるいは14ビット
のA/Dコンバータが現存するか否かにかかわらず、こ
れを用いては、デジタルオーディオ信号のA/D変換誤
差を正確に検出することは難かしく、従って、A/D変
換誤差を低減することができないという問題があった。
コンバータの特性を測定し、その特性に基づいてA/D
変換誤差の補正をすることは可能であるが、A/Dコン
バータの特性は経時変化するので、A/D変換時に用い
られていたA/Dコンバータ自体から、A/D変換時の
特性,すなわち変換誤差を正確に検出することはできな
い。また、録音時に用いた13ビットあるいは14ビッ
トのA/Dコンバータは現存しないことが多く、この場
合には、A/Dコンバータの特性をA/Dコンバータか
ら検出することはできない。このように、従来では、過
去の録音時に用いられた13ビットあるいは14ビット
のA/Dコンバータが現存するか否かにかかわらず、こ
れを用いては、デジタルオーディオ信号のA/D変換誤
差を正確に検出することは難かしく、従って、A/D変
換誤差を低減することができないという問題があった。
【0005】また、変換誤差に基づく歪みを有した状態
で記録されたデジタルオーディオ信号から(すでに収録
された音楽信号から)、A/D変換時の変換誤差を推定
(検出)することも困難であった。すなわち、デジタルオ
ーディオ信号からA/D変換時の変換誤差を推定(検出)
する装置として、正弦波ヒストグラム法を用いる測定装
置が知られているが、この測定装置では、歪みのない正
弦波を被測定対象のA/Dコンバータに入力し、ヒスト
グラムを得て、そのヒストグラムを用いて測定対象の変
換誤差を測定するものであって、デジタルオーディオ信
号のように正弦波でないものを信号源とする場合、変換
誤差を推定(検出)することはできなかった。
で記録されたデジタルオーディオ信号から(すでに収録
された音楽信号から)、A/D変換時の変換誤差を推定
(検出)することも困難であった。すなわち、デジタルオ
ーディオ信号からA/D変換時の変換誤差を推定(検出)
する装置として、正弦波ヒストグラム法を用いる測定装
置が知られているが、この測定装置では、歪みのない正
弦波を被測定対象のA/Dコンバータに入力し、ヒスト
グラムを得て、そのヒストグラムを用いて測定対象の変
換誤差を測定するものであって、デジタルオーディオ信
号のように正弦波でないものを信号源とする場合、変換
誤差を推定(検出)することはできなかった。
【0006】このように、従来では、すでにA/D変換
がなされ収録されたデジタルオーディオ信号(音楽信号)
から、A/D変換時の変換誤差を推定(検出)することが
困難であり、従って、A/D変換時の変換誤差に基づく
歪みを低減したデジタルオーディオ信号を得ることはで
きなかった。
がなされ収録されたデジタルオーディオ信号(音楽信号)
から、A/D変換時の変換誤差を推定(検出)することが
困難であり、従って、A/D変換時の変換誤差に基づく
歪みを低減したデジタルオーディオ信号を得ることはで
きなかった。
【0007】本発明は、直線性誤差を有したアナログ/
デジタル変換器でアナログ/デジタル変換されたデジタ
ルオーディオ信号から(すでに収録された音楽信号か
ら)、アナログ/デジタル変換時のアナログ/デジタル
変換器の直線性誤差に基づく歪みを推定(検出)して、デ
ジタルオーディオ信号に含まれる歪みを低減するようデ
ジタルオーディオ信号を補正することの可能な歪み検出
装置および歪み補正装置および歪み補正方法を提供する
ことを目的としている。
デジタル変換器でアナログ/デジタル変換されたデジタ
ルオーディオ信号から(すでに収録された音楽信号か
ら)、アナログ/デジタル変換時のアナログ/デジタル
変換器の直線性誤差に基づく歪みを推定(検出)して、デ
ジタルオーディオ信号に含まれる歪みを低減するようデ
ジタルオーディオ信号を補正することの可能な歪み検出
装置および歪み補正装置および歪み補正方法を提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、デジタルオーディオ信号を
記憶する記憶手段と、該記憶手段から前記デジタルオー
ディオ信号を読み出し複数サンプルについて各々の量子
化レベルを表わすコード毎の出現度数を検出する出現度
数検出手段と、該出現度数検出手段で検出された前記コ
ード毎の出現度数から前記アナログ/デジタル変換器の
直線性誤差に基づく歪みを正規化された出現度数として
検出する正規化手段と、該正規化手段で検出した正規化
された出現度数のコードから誤差ビットを検出する誤差
ビット検出手段とを備えていることを特徴としている。
に、請求項1記載の発明は、デジタルオーディオ信号を
記憶する記憶手段と、該記憶手段から前記デジタルオー
ディオ信号を読み出し複数サンプルについて各々の量子
化レベルを表わすコード毎の出現度数を検出する出現度
数検出手段と、該出現度数検出手段で検出された前記コ
ード毎の出現度数から前記アナログ/デジタル変換器の
直線性誤差に基づく歪みを正規化された出現度数として
検出する正規化手段と、該正規化手段で検出した正規化
された出現度数のコードから誤差ビットを検出する誤差
ビット検出手段とを備えていることを特徴としている。
【0009】また、請求項2記載の発明は、アナログ/
デジタル変換器によりコードに変換されたデジタルオー
ディオ信号のコード毎の出現度数から、アナログ/デジ
タル変換器の直線性誤差に基づく歪みの生じた誤差ビッ
トを検出する変換誤差検出手段と、変換誤差検出手段か
らの検出結果に基づいて、デジタルオーディオ信号のア
ナログ/デジタル変換器の直線性誤差に基づく歪みの生
じた誤差ビットを補正する変換誤差補正手段とを具備す
ることを特徴としている。
デジタル変換器によりコードに変換されたデジタルオー
ディオ信号のコード毎の出現度数から、アナログ/デジ
タル変換器の直線性誤差に基づく歪みの生じた誤差ビッ
トを検出する変換誤差検出手段と、変換誤差検出手段か
らの検出結果に基づいて、デジタルオーディオ信号のア
ナログ/デジタル変換器の直線性誤差に基づく歪みの生
じた誤差ビットを補正する変換誤差補正手段とを具備す
ることを特徴としている。
【0010】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の歪み補正装置において、前記変換誤差検出手段は、
該切替手段から入力された前記デジタルオーディオ信号
を記憶する記憶手段と、該記憶手段から前記デジタルオ
ーディオ信号を読み出し複数サンプルについて各々の量
子化レベルを表わすコード毎の出現度数を検出する出現
度数検出手段と、該出現度数検出手段で検出された前記
コード毎の出現度数から前記アナログ/デジタル変換器
の直線性誤差に基づく歪みを正規化された出現度数とし
て検出する正規化手段と、該正規化手段で検出した正規
化された出現度数のコードから誤差ビットを検出する誤
差ビット検出手段とを具備することを特徴としている。
載の歪み補正装置において、前記変換誤差検出手段は、
該切替手段から入力された前記デジタルオーディオ信号
を記憶する記憶手段と、該記憶手段から前記デジタルオ
ーディオ信号を読み出し複数サンプルについて各々の量
子化レベルを表わすコード毎の出現度数を検出する出現
度数検出手段と、該出現度数検出手段で検出された前記
コード毎の出現度数から前記アナログ/デジタル変換器
の直線性誤差に基づく歪みを正規化された出現度数とし
て検出する正規化手段と、該正規化手段で検出した正規
化された出現度数のコードから誤差ビットを検出する誤
差ビット検出手段とを具備することを特徴としている。
【0011】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載の歪み補正装置において、出現度数検出手段は、デジ
タルオーディオ信号の量子化レベルを表わすコードをア
ドレスとして記憶するヒストグラムメモリを有し、記憶
手段から読み出したデジタルオーディオ信号のコードに
対応するアドレスのデータを、ヒストグラムメモリから
読み出して1を加算し、加算したデータをアドレスメモ
リに書き込み、コード毎の出現度数を表わすヒストグラ
ムを作成することを特徴としている。
載の歪み補正装置において、出現度数検出手段は、デジ
タルオーディオ信号の量子化レベルを表わすコードをア
ドレスとして記憶するヒストグラムメモリを有し、記憶
手段から読み出したデジタルオーディオ信号のコードに
対応するアドレスのデータを、ヒストグラムメモリから
読み出して1を加算し、加算したデータをアドレスメモ
リに書き込み、コード毎の出現度数を表わすヒストグラ
ムを作成することを特徴としている。
【0012】また、請求項5記載の発明は、請求項3記
載の歪み補正装置において、正規化手段は、出現度数検
出手段で得たコード毎の出現度数から、量子化レベルが
近接する複数コードを1ブロックとして全てのコードを
複数ブロックに分割し、各ブロック毎に平均出現度数を
求め、各ブロックにおける各コードを平均出現度数で割
った出現度数を正規化された出現度数とすることを特徴
としている。
載の歪み補正装置において、正規化手段は、出現度数検
出手段で得たコード毎の出現度数から、量子化レベルが
近接する複数コードを1ブロックとして全てのコードを
複数ブロックに分割し、各ブロック毎に平均出現度数を
求め、各ブロックにおける各コードを平均出現度数で割
った出現度数を正規化された出現度数とすることを特徴
としている。
【0013】また、請求項6記載の発明は、請求項3記
載の歪み補正装置において、誤差ビット検出手段は、正
規化手段で検出された正規化された出現度数に基づい
て、コード毎の量子化レベルの差をアナログ/デジタル
変換器の直線性誤差に基づく歪みの生じた誤差ビットと
して検出することを特徴としている。
載の歪み補正装置において、誤差ビット検出手段は、正
規化手段で検出された正規化された出現度数に基づい
て、コード毎の量子化レベルの差をアナログ/デジタル
変換器の直線性誤差に基づく歪みの生じた誤差ビットと
して検出することを特徴としている。
【0014】また、請求項7記載の発明は、請求項2記
載の歪み補正装置において、デジタル信号処理手段は、
入力されたデジタルオーディオ信号の誤差ビットを正し
いと推定されるコードに補正して出力することを特徴と
している。
載の歪み補正装置において、デジタル信号処理手段は、
入力されたデジタルオーディオ信号の誤差ビットを正し
いと推定されるコードに補正して出力することを特徴と
している。
【0015】また、請求項8記載の発明は、請求項7記
載の歪み補正装置において、デジタル信号処理手段にお
ける正しいコードの推定は、誤差ビットを有する各コー
ドの正規化した出現度数の平均をXとし、デジタルオー
ディオ信号の同じ値が時刻K1からKtまで複数サンプル
Kt個続いた時、同じ値が続く最初のサンプルの値と1
つ前のサンプルの値との第1の差D1をとり、同じ値が
続いた最後のサンプルの値と1つ後のサンプルの値との
第2の差D2をとり、第1の差D1及び第2の差D2が
正の値の場合、複数サンプルのうちKt/XからKtまでの
値を+1とし、第1の差D1及び第2の差D2が負の値
の場合、複数サンプルのうちK1からKt(1−1/X)ま
での値を+1とすることを特徴としている。
載の歪み補正装置において、デジタル信号処理手段にお
ける正しいコードの推定は、誤差ビットを有する各コー
ドの正規化した出現度数の平均をXとし、デジタルオー
ディオ信号の同じ値が時刻K1からKtまで複数サンプル
Kt個続いた時、同じ値が続く最初のサンプルの値と1
つ前のサンプルの値との第1の差D1をとり、同じ値が
続いた最後のサンプルの値と1つ後のサンプルの値との
第2の差D2をとり、第1の差D1及び第2の差D2が
正の値の場合、複数サンプルのうちKt/XからKtまでの
値を+1とし、第1の差D1及び第2の差D2が負の値
の場合、複数サンプルのうちK1からKt(1−1/X)ま
での値を+1とすることを特徴としている。
【0016】また、請求項9記載の発明は、アナログ/
デジタル変換器によりコードに変換されたデジタルオー
ディオ信号を記憶する記憶手段と、該記憶手段から前記
デジタルオーディオ信号を読み出し複数サンプルについ
て各々の量子化レベルを表わすコード毎の出現度数をレ
ベル分布として検出する出現度数検出手段と、該出現度
数検出手段で検出されたレベル分布に対しローパスフィ
ルタリング処理を施して、アナログ/デジタル変換器に
誤差が無い場合の理想的なレベル分布に近似し、ローパ
スフィルタリング処理がなされる前のレベル分布を前記
理想的なレベル分布に近似した結果で除算したものを正
規化されたレベル分布として検出する正規化手段と、正
規化手段で正規化されたレベル分布からデジタルオーデ
ィオ信号のレベルに対する変換テーブルを算出する変換
テーブル算出手段と、前記デジタルオーディオ信号のレ
ベルを前記変換テーブルに従ったレベルデータに置換し
て出力するデータ置換手段とを備えていることを特徴と
している。
デジタル変換器によりコードに変換されたデジタルオー
ディオ信号を記憶する記憶手段と、該記憶手段から前記
デジタルオーディオ信号を読み出し複数サンプルについ
て各々の量子化レベルを表わすコード毎の出現度数をレ
ベル分布として検出する出現度数検出手段と、該出現度
数検出手段で検出されたレベル分布に対しローパスフィ
ルタリング処理を施して、アナログ/デジタル変換器に
誤差が無い場合の理想的なレベル分布に近似し、ローパ
スフィルタリング処理がなされる前のレベル分布を前記
理想的なレベル分布に近似した結果で除算したものを正
規化されたレベル分布として検出する正規化手段と、正
規化手段で正規化されたレベル分布からデジタルオーデ
ィオ信号のレベルに対する変換テーブルを算出する変換
テーブル算出手段と、前記デジタルオーディオ信号のレ
ベルを前記変換テーブルに従ったレベルデータに置換し
て出力するデータ置換手段とを備えていることを特徴と
している。
【0017】また、請求項10記載の発明は、アナログ
/デジタル変換器を使用して収録されたデジタルオーデ
ィオ信号のレベル分布から、使用されたアナログ/デジ
タル変換器の変換誤差を検出し、その検出した変換誤差
から変換テーブルを算出し、前記デジタルオーディオ信
号に対してテーブル変換処理を行ない、アナログ/デジ
タル変換器の変換誤差によって発生した歪みを補正する
ことを特徴としている。
/デジタル変換器を使用して収録されたデジタルオーデ
ィオ信号のレベル分布から、使用されたアナログ/デジ
タル変換器の変換誤差を検出し、その検出した変換誤差
から変換テーブルを算出し、前記デジタルオーディオ信
号に対してテーブル変換処理を行ない、アナログ/デジ
タル変換器の変換誤差によって発生した歪みを補正する
ことを特徴としている。
【0018】また、請求項11記載の発明は、請求項1
0記載の歪み補正方法において、前記変換テーブルは、
アナログ/デジタル変換器を使用して収録されたデジタ
ルオーディオ信号に対し、一定サンプル数のレベル分布
をとり、該レベル分布にローパスフィルタリング処理を
施して、アナログ/デジタル変換器に誤差が無い場合の
理想的なレベル分布に近似し、ローパスフィルタリング
処理がなされる前のレベル分布を前記理想的なレベル分
布に近似した結果で除算したものを積算することによっ
て作成されることを特徴としている。
0記載の歪み補正方法において、前記変換テーブルは、
アナログ/デジタル変換器を使用して収録されたデジタ
ルオーディオ信号に対し、一定サンプル数のレベル分布
をとり、該レベル分布にローパスフィルタリング処理を
施して、アナログ/デジタル変換器に誤差が無い場合の
理想的なレベル分布に近似し、ローパスフィルタリング
処理がなされる前のレベル分布を前記理想的なレベル分
布に近似した結果で除算したものを積算することによっ
て作成されることを特徴としている。
【0019】また、請求項12記載の発明は、アナログ
/デジタル変換器にリニアカウントアップ信号を入力
し、このときの該アナログ/デジタル変換器の入力信号
と出力信号とを比較して、該アナログ/デジタル変換器
の変換誤差を算出し、該アナログ/デジタル変換器から
の出力信号に含まれる変換誤差に基づく歪みを、上記の
ように算出された変換誤差によって補正することを特徴
としている。
/デジタル変換器にリニアカウントアップ信号を入力
し、このときの該アナログ/デジタル変換器の入力信号
と出力信号とを比較して、該アナログ/デジタル変換器
の変換誤差を算出し、該アナログ/デジタル変換器から
の出力信号に含まれる変換誤差に基づく歪みを、上記の
ように算出された変換誤差によって補正することを特徴
としている。
【0020】請求項1乃至請求項8記載の発明によれ
ば、デジタルオーディオ信号のコード毎の出現度数から
アナログ/デジタル変換器の直線性誤差に基づく歪みが
生じたビットを検出することができ、また、その検出結
果に基づいてデジタルオーディオ信号のアナログ/デジ
タル変換器の直線性誤差に基づく歪みが生じたビットを
補正するため、入力したデジタルオーディオ信号のアナ
ログ/デジタル変換器の直線性誤差に基づく歪みを低減
することができる。
ば、デジタルオーディオ信号のコード毎の出現度数から
アナログ/デジタル変換器の直線性誤差に基づく歪みが
生じたビットを検出することができ、また、その検出結
果に基づいてデジタルオーディオ信号のアナログ/デジ
タル変換器の直線性誤差に基づく歪みが生じたビットを
補正するため、入力したデジタルオーディオ信号のアナ
ログ/デジタル変換器の直線性誤差に基づく歪みを低減
することができる。
【0021】また、請求項4記載の発明によれば、デジ
タルオーディオ信号の量子化レベルを表わすコードをア
ドレスとして記憶するヒストグラムメモリを有し、記憶
手段から読み出したデジタルオーディオ信号のコードに
対応するアドレスのデータを、ヒストグラムメモリから
読み出して1を加算し、1を加算されたデータをアドレ
スメモリに書き込み、コード毎の出現度数を表わすヒス
トグラムを作成するため、デジタルオーディオ信号のよ
うな、歪みがなく純粋な正弦波でない信号源であって
も、コード毎の出現度数を検出することができる。
タルオーディオ信号の量子化レベルを表わすコードをア
ドレスとして記憶するヒストグラムメモリを有し、記憶
手段から読み出したデジタルオーディオ信号のコードに
対応するアドレスのデータを、ヒストグラムメモリから
読み出して1を加算し、1を加算されたデータをアドレ
スメモリに書き込み、コード毎の出現度数を表わすヒス
トグラムを作成するため、デジタルオーディオ信号のよ
うな、歪みがなく純粋な正弦波でない信号源であって
も、コード毎の出現度数を検出することができる。
【0022】また、請求項5記載の発明によれば、コー
ド毎の出現度数から量子化レベルが近接する複数コード
を1ブロックとして全てのコードを複数ブロックに分割
し、各ブロック毎に平均出現度数を求め、各ブロックに
おける各コードを平均出現度数で割った出現度数を、正
規化された出現度数として求めることができるため、デ
ジタルオーディオ信号の直線性誤差に基づく歪みをコー
ド毎の出現度数として検出することができる。
ド毎の出現度数から量子化レベルが近接する複数コード
を1ブロックとして全てのコードを複数ブロックに分割
し、各ブロック毎に平均出現度数を求め、各ブロックに
おける各コードを平均出現度数で割った出現度数を、正
規化された出現度数として求めることができるため、デ
ジタルオーディオ信号の直線性誤差に基づく歪みをコー
ド毎の出現度数として検出することができる。
【0023】また、請求項6記載の発明によれば、直線
性誤差検出手段で検出された正規化された出現度数に基
づいて、コード毎の量子化レベルの差を、アナログ/デ
ジタル変換器の直線性誤差に基づく歪みの生じたビット
数として検出することができる。
性誤差検出手段で検出された正規化された出現度数に基
づいて、コード毎の量子化レベルの差を、アナログ/デ
ジタル変換器の直線性誤差に基づく歪みの生じたビット
数として検出することができる。
【0024】また、請求項7記載の発明によれば、誤差
ビット検出手段で検出された入力されたデジタルオーデ
ィオ信号の誤差ビットを、正しいと推定されるコードと
置き換えて出力するため、デジタルオーディオ信号のア
ナログ/デジタル変換器の直線性誤差に基づく歪みを低
減することができる。
ビット検出手段で検出された入力されたデジタルオーデ
ィオ信号の誤差ビットを、正しいと推定されるコードと
置き換えて出力するため、デジタルオーディオ信号のア
ナログ/デジタル変換器の直線性誤差に基づく歪みを低
減することができる。
【0025】また、請求項9乃至請求項11記載の発明
によれば、アナログ/デジタル変換器を使用して収録さ
れたデジタルオーディオ信号のレベル分布から、使用さ
れたアナログ/デジタル変換器の変換誤差を検出し、そ
の検出した変換誤差から変換テーブルを算出し、前記デ
ジタルオーディオ信号に対してテーブル変換処理を行な
い、アナログ/デジタル変換器の変換誤差によって発生
した歪みを補正するので、しきい値以下の出現度数の凹
凸をも補正し、A/D変換誤差を著しく低減することが
できる。
によれば、アナログ/デジタル変換器を使用して収録さ
れたデジタルオーディオ信号のレベル分布から、使用さ
れたアナログ/デジタル変換器の変換誤差を検出し、そ
の検出した変換誤差から変換テーブルを算出し、前記デ
ジタルオーディオ信号に対してテーブル変換処理を行な
い、アナログ/デジタル変換器の変換誤差によって発生
した歪みを補正するので、しきい値以下の出現度数の凹
凸をも補正し、A/D変換誤差を著しく低減することが
できる。
【0026】また、請求項12記載の発明によれば、ア
ナログ/デジタル変換器にリニアカウントアップ信号を
入力し、このときの該アナログ/デジタル変換器の入力
信号と出力信号とを比較して、該アナログ/デジタル変
換器の変換誤差を算出し、該アナログ/デジタル変換器
からの出力信号に含まれる変換誤差に基づく歪みを、上
記のように算出された変換誤差によって補正するので、
音楽ソースの録音時に用いたA/D変換器が変換特性の
変化なく現存する場合に、例えば、現在16ビットで録
音されている音楽信号を、将来24ビットあるいはそれ
以上のビット長の音楽信号に変換することができる。
ナログ/デジタル変換器にリニアカウントアップ信号を
入力し、このときの該アナログ/デジタル変換器の入力
信号と出力信号とを比較して、該アナログ/デジタル変
換器の変換誤差を算出し、該アナログ/デジタル変換器
からの出力信号に含まれる変換誤差に基づく歪みを、上
記のように算出された変換誤差によって補正するので、
音楽ソースの録音時に用いたA/D変換器が変換特性の
変化なく現存する場合に、例えば、現在16ビットで録
音されている音楽信号を、将来24ビットあるいはそれ
以上のビット長の音楽信号に変換することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明に係る歪み補正装置
の構成例を示す図である。
基づいて説明する。図1は、本発明に係る歪み補正装置
の構成例を示す図である。
【0028】図1を参照すると、この歪み補正装置10
は、アナログオーディオ信号をA/Dコンバータ11で
A/D変換し、デジタルオーディオテープ(DAT:Dig
italAudio Tape)やコンパクトディスク(CD:Compact
Disk)等の記録媒体12に記録されたデジタルオーディ
オ信号を、その記録媒体12から読み出して、デジタル
オーディオ信号からA/D変換時の変換誤差に基づく歪
みを低減することを意図しており、このため、この歪み
補正装置10は、A/Dコンバータ11によりコードに
変換されたデジタルオーディオ信号の出力を切り替える
切替手段1と、該切替手段1から入力された前記デジタ
ルオーディオ信号を記憶する記憶手段2と、該記憶手段
2から前記デジタルオーディオ信号を読み出し複数サン
プルについて各々の量子化レベルを表わすコード毎の出
現度数を検出する出現度数検出手段3と、該出現度数検
出手段3で検出された前記コード毎の出現度数から前記
A/Dコンバータ11の直線性誤差に基づく歪みを正規
化された出現度数として検出する正規化手段4と、該正
規化手段4で検出した正規化された出現度数のコードか
ら誤差ビットを検出する誤差ビット検出手段5と、前記
切替手段1から入力された前記デジタルオーディオ信号
に対して前記誤差ビット検出手段5で検出した前記誤差
ビットを補正し出力するデジタル信号処理手段6とを有
している。
は、アナログオーディオ信号をA/Dコンバータ11で
A/D変換し、デジタルオーディオテープ(DAT:Dig
italAudio Tape)やコンパクトディスク(CD:Compact
Disk)等の記録媒体12に記録されたデジタルオーディ
オ信号を、その記録媒体12から読み出して、デジタル
オーディオ信号からA/D変換時の変換誤差に基づく歪
みを低減することを意図しており、このため、この歪み
補正装置10は、A/Dコンバータ11によりコードに
変換されたデジタルオーディオ信号の出力を切り替える
切替手段1と、該切替手段1から入力された前記デジタ
ルオーディオ信号を記憶する記憶手段2と、該記憶手段
2から前記デジタルオーディオ信号を読み出し複数サン
プルについて各々の量子化レベルを表わすコード毎の出
現度数を検出する出現度数検出手段3と、該出現度数検
出手段3で検出された前記コード毎の出現度数から前記
A/Dコンバータ11の直線性誤差に基づく歪みを正規
化された出現度数として検出する正規化手段4と、該正
規化手段4で検出した正規化された出現度数のコードか
ら誤差ビットを検出する誤差ビット検出手段5と、前記
切替手段1から入力された前記デジタルオーディオ信号
に対して前記誤差ビット検出手段5で検出した前記誤差
ビットを補正し出力するデジタル信号処理手段6とを有
している。
【0029】より具体的に、切替手段1は、例えばスイ
ッチにより構成され、記録媒体12からデジタルオーデ
ィオ信号をデジタルオーディオインターフェースを介し
て読み出し、読み出したデジタルオーディオ信号をハー
ドディスク等の記憶手段2または後述するデジタル信号
処理手段6に与えるように、デジタルオーディオ信号の
出力を切り替えるようになっている。例えば、切替手段
1は、後述の例のように、当初、記憶媒体12から読み
出したデジタルオーディオ信号を記憶手段2に与え、記
憶手段2,出現度数検出手段3,正規化手段4,誤差ビ
ット検出手段5によって、デジタルオーディオ信号に含
まれている誤差ビットを検出させた後、記憶媒体12か
ら再びデジタルオーディオ信号を読み出し、これをデジ
タル信号処理手段6に与え、デジタル信号処理手段6に
おいて、デジタルオーディオ信号に含まれている歪みを
誤差ビット検出手段5で検出された誤差ビットに基づい
て補正させるようになっている。
ッチにより構成され、記録媒体12からデジタルオーデ
ィオ信号をデジタルオーディオインターフェースを介し
て読み出し、読み出したデジタルオーディオ信号をハー
ドディスク等の記憶手段2または後述するデジタル信号
処理手段6に与えるように、デジタルオーディオ信号の
出力を切り替えるようになっている。例えば、切替手段
1は、後述の例のように、当初、記憶媒体12から読み
出したデジタルオーディオ信号を記憶手段2に与え、記
憶手段2,出現度数検出手段3,正規化手段4,誤差ビ
ット検出手段5によって、デジタルオーディオ信号に含
まれている誤差ビットを検出させた後、記憶媒体12か
ら再びデジタルオーディオ信号を読み出し、これをデジ
タル信号処理手段6に与え、デジタル信号処理手段6に
おいて、デジタルオーディオ信号に含まれている歪みを
誤差ビット検出手段5で検出された誤差ビットに基づい
て補正させるようになっている。
【0030】このような切替手段1の機能に着目すると
き、記憶手段2、出現度数検出手段3、正規化手段4、
誤差ビット検出手段5は、変換誤差検出手段として機能
し、また、デジタル信号処理手段6は、変換誤差補正手
段として機能するようになっている。
き、記憶手段2、出現度数検出手段3、正規化手段4、
誤差ビット検出手段5は、変換誤差検出手段として機能
し、また、デジタル信号処理手段6は、変換誤差補正手
段として機能するようになっている。
【0031】ここで、先ず、変換誤差検出手段(記憶手
段2、出現度数検出手段3、正規化手段4、誤差ビット
検出手段5)としての機能について説明する。
段2、出現度数検出手段3、正規化手段4、誤差ビット
検出手段5)としての機能について説明する。
【0032】記憶手段2には、ハードディスク等のデー
タの記憶が可能なものが用いられ、切替手段1から与え
られるデジタルオーディオ信号が蓄積される。
タの記憶が可能なものが用いられ、切替手段1から与え
られるデジタルオーディオ信号が蓄積される。
【0033】また、出現度数検出手段3は、記憶手段2
に記憶されたデジタルオーディオ信号を読み出し、読み
出された複数サンプル分のデジタルオーディオ信号につ
いて、それぞれの量子化レベルを表わすコード毎に、コ
ードの出現度数を検出するようになっている。すなわ
ち、複数サンプル分のデジタルオーディオ信号につい
て、コード毎の出現度数を表わすヒストグラム(レベル
分布)を作成するようになっている。
に記憶されたデジタルオーディオ信号を読み出し、読み
出された複数サンプル分のデジタルオーディオ信号につ
いて、それぞれの量子化レベルを表わすコード毎に、コ
ードの出現度数を検出するようになっている。すなわ
ち、複数サンプル分のデジタルオーディオ信号につい
て、コード毎の出現度数を表わすヒストグラム(レベル
分布)を作成するようになっている。
【0034】ここで、デジタルオーディオ信号の量子化
レベルを表わすコードについて説明する。デジタルオー
ディオ信号の量子化レベルは、1と0の2進法を用い、
複数のビットで表現している。ビット数を多くすること
により、より細かな振幅レベルを表現することができ
る。例えば、2進法の13ビットで表現された振幅レベ
ルを、10進法になおすと、−4096〜4095の範
囲で表わすことができる。この−4096〜4096を
コードとして表わしている。0のコードとは、アナログ
信号における振幅レベルが0であることを表わし、コー
ドの絶対値が大きくなるに従って、アナログ信号におけ
る振幅レベルが大きいことを表わしている。
レベルを表わすコードについて説明する。デジタルオー
ディオ信号の量子化レベルは、1と0の2進法を用い、
複数のビットで表現している。ビット数を多くすること
により、より細かな振幅レベルを表現することができ
る。例えば、2進法の13ビットで表現された振幅レベ
ルを、10進法になおすと、−4096〜4095の範
囲で表わすことができる。この−4096〜4096を
コードとして表わしている。0のコードとは、アナログ
信号における振幅レベルが0であることを表わし、コー
ドの絶対値が大きくなるに従って、アナログ信号におけ
る振幅レベルが大きいことを表わしている。
【0035】また、デジタルオーディオ信号のヒストグ
ラム(レベル分布)について説明する。図2は、デジタル
オーディオ信号のヒストグラム(レベル分布)の一例を示
す図である。図2に示すヒストグラムにおける出現度数
は、コード0の場合を中心として、正方向、負方向にほ
ぼ対称になっており、コードが0のとき出現度数が高
く、コードが正方向に大きくなるに従い、また、コード
が負方向に小さくなるに従い、出現度数が徐々に低くな
る。このようなヒストグラムの特徴は、入力されたオー
ディオ信号それぞれに固有のものである。このヒストグ
ラムにおいて、隣接するコードに対して、急激に出現度
数が高くなるコード、または、急激に出現度数が低くな
るコードは、変換誤差に基づく歪みの生じたコードであ
る。
ラム(レベル分布)について説明する。図2は、デジタル
オーディオ信号のヒストグラム(レベル分布)の一例を示
す図である。図2に示すヒストグラムにおける出現度数
は、コード0の場合を中心として、正方向、負方向にほ
ぼ対称になっており、コードが0のとき出現度数が高
く、コードが正方向に大きくなるに従い、また、コード
が負方向に小さくなるに従い、出現度数が徐々に低くな
る。このようなヒストグラムの特徴は、入力されたオー
ディオ信号それぞれに固有のものである。このヒストグ
ラムにおいて、隣接するコードに対して、急激に出現度
数が高くなるコード、または、急激に出現度数が低くな
るコードは、変換誤差に基づく歪みの生じたコードであ
る。
【0036】出現度数検出手段3におけるヒストグラム
の算出方法について説明する。出現度数検出手段3は、
量子化レベルを表わすコード自体をアドレスとして、そ
のアドレスに対応した値を記憶しているヒストグラムメ
モリを有している。出現度数検出手段3は、記憶手段2
からデジタルオーディオ信号を読み出し、そのコードに
基づいてヒストグラムメモリにアクセスし、前記ヒスト
グラムメモリに記憶してあるアドレスに対応する値を読
み出す。この値に1を加算し、1を加算した値を同じア
ドレスのところに書き込む。この処理を複数サンプル分
について繰り返し行なう。このことにより、コード毎の
累積回数、すなわち、出現度数が求められ、ヒストグラ
ムメモリに蓄積される。
の算出方法について説明する。出現度数検出手段3は、
量子化レベルを表わすコード自体をアドレスとして、そ
のアドレスに対応した値を記憶しているヒストグラムメ
モリを有している。出現度数検出手段3は、記憶手段2
からデジタルオーディオ信号を読み出し、そのコードに
基づいてヒストグラムメモリにアクセスし、前記ヒスト
グラムメモリに記憶してあるアドレスに対応する値を読
み出す。この値に1を加算し、1を加算した値を同じア
ドレスのところに書き込む。この処理を複数サンプル分
について繰り返し行なう。このことにより、コード毎の
累積回数、すなわち、出現度数が求められ、ヒストグラ
ムメモリに蓄積される。
【0037】前記処理を行なうサンプルの数は、変換誤
差に基づく歪みを低減する対象のデジタルオーディオ信
号の全てではなく、同じA/Dコンバータによりデジタ
ルオーディオ信号に変換されたものであるならば、その
デジタルオーディオ信号の一部、例えば最初の数秒間の
サンプルで良い。しかし、サンプル数が多いほど、ヒス
トグラムの精度が向上する。例えば、比較的レベルの高
い部分が連続した2,500,000サンプルを用いると、良好
なヒストグラム分布を得ることができる。このヒストグ
ラム化は、デジタルカウンタ回路、または、ソフトウェ
アで実現することが可能である。
差に基づく歪みを低減する対象のデジタルオーディオ信
号の全てではなく、同じA/Dコンバータによりデジタ
ルオーディオ信号に変換されたものであるならば、その
デジタルオーディオ信号の一部、例えば最初の数秒間の
サンプルで良い。しかし、サンプル数が多いほど、ヒス
トグラムの精度が向上する。例えば、比較的レベルの高
い部分が連続した2,500,000サンプルを用いると、良好
なヒストグラム分布を得ることができる。このヒストグ
ラム化は、デジタルカウンタ回路、または、ソフトウェ
アで実現することが可能である。
【0038】次に、正規化手段4について説明する。上
述のように入力されたデジタルオーディオ信号の出現度
数は、そのデジタルオーディオ信号固有の出現度数を表
わすため、正規化手段4は、より具体的には、例えば、
変換誤差に基づく歪みの生じたコードを含む近接した複
数のコードにおける平均出現度数で、変換誤差に基づく
歪みの生じたコードの出現度数を除算することにより、
デジタルオーディオ信号の変換誤差に基づく歪みを出現
度数の特徴として抽出することができる。
述のように入力されたデジタルオーディオ信号の出現度
数は、そのデジタルオーディオ信号固有の出現度数を表
わすため、正規化手段4は、より具体的には、例えば、
変換誤差に基づく歪みの生じたコードを含む近接した複
数のコードにおける平均出現度数で、変換誤差に基づく
歪みの生じたコードの出現度数を除算することにより、
デジタルオーディオ信号の変換誤差に基づく歪みを出現
度数の特徴として抽出することができる。
【0039】具体的には、量子化レベルが隣接する複数
のコード、例えば4つのコードを1単位として、全ての
コードについて、複数ブロックに分割する。このブロッ
クを構成する各コード(4つのコード)の出現度数から、
1ブロック毎の平均出現度数を求める。ブロックを構成
する各コードの出現度数を、この1ブロック毎の平均出
現度数で除算した値を、各コードの正規化された出現度
数Aとすると、各コードの正規化された出現度数Aは、
次式によって表わされる。
のコード、例えば4つのコードを1単位として、全ての
コードについて、複数ブロックに分割する。このブロッ
クを構成する各コード(4つのコード)の出現度数から、
1ブロック毎の平均出現度数を求める。ブロックを構成
する各コードの出現度数を、この1ブロック毎の平均出
現度数で除算した値を、各コードの正規化された出現度
数Aとすると、各コードの正規化された出現度数Aは、
次式によって表わされる。
【0040】
【数1】正規化された出現度数A=(4つずつ分割した
それぞれのコードの出現度数)/(4つのコードの出現度
数の平均)
それぞれのコードの出現度数)/(4つのコードの出現度
数の平均)
【0041】この正規化された出現度数Aからなるヒス
トグラムは、デジタルオーディオ信号の変換誤差に基づ
く歪みを出現度数の特徴として抽出したものとなる。す
なわち、この出現度数Aは、デジタルオーディオ信号の
固有の出現度数の特徴が、ほぼ除去されたものとなり、
変換誤差に基づく歪みがない場合、正規化された出現度
数Aは、全てのコードにおいて1となる。なお、上述の
例では、正規化手段4は、予め分割したブロック内の各
コードの出現度数の平均を平均出現度数として求めた
が、変換誤差に基づく歪みの生じたコードの近傍にある
所定数のコードの各出現度数の移動平均を平均出現度数
として求め用いてもよい。
トグラムは、デジタルオーディオ信号の変換誤差に基づ
く歪みを出現度数の特徴として抽出したものとなる。す
なわち、この出現度数Aは、デジタルオーディオ信号の
固有の出現度数の特徴が、ほぼ除去されたものとなり、
変換誤差に基づく歪みがない場合、正規化された出現度
数Aは、全てのコードにおいて1となる。なお、上述の
例では、正規化手段4は、予め分割したブロック内の各
コードの出現度数の平均を平均出現度数として求めた
が、変換誤差に基づく歪みの生じたコードの近傍にある
所定数のコードの各出現度数の移動平均を平均出現度数
として求め用いてもよい。
【0042】この正規化手段4における処理例として
(特別な場合として)、記録媒体12から読み出されたデ
ジタルオーディオ信号中に、正弦波あるいは正弦波に近
いデジタル化された音楽信号が含まれている場合につい
て説明する。このような音楽信号が含まれている場合、
従来の正弦波ヒストグラム測定装置における微分直線性
誤差の算出方法と同様の方法により、正規化された出現
度数を得ることができる。すなわち、理論的には、歪の
ない正弦波ヒストグラムは、振幅レベル0の場合に出現
度数が小さく、振幅レベルが正方向に大きくなるに従っ
て、または、負の方向に小さくなるに従って、振幅レベ
ル0を中心として左右対称に急峻に出現度数が高くな
り、正方向及び負方向のピークレベルにおいて出現度数
が最大となる。理論的に得られたヒストグラムは、入力
されたデジタルオーディオ信号固有の出現度数を表わし
ている。従って、この場合、歪のない正弦波あるいは正
弦波に近いデジタルオーディオ信号を入力し、各コード
毎の出現度数を、正弦波ヒストグラムの理論値から得た
同一コードの出現度数で除算することにより、正規化さ
れた出現度数を得ることができる。
(特別な場合として)、記録媒体12から読み出されたデ
ジタルオーディオ信号中に、正弦波あるいは正弦波に近
いデジタル化された音楽信号が含まれている場合につい
て説明する。このような音楽信号が含まれている場合、
従来の正弦波ヒストグラム測定装置における微分直線性
誤差の算出方法と同様の方法により、正規化された出現
度数を得ることができる。すなわち、理論的には、歪の
ない正弦波ヒストグラムは、振幅レベル0の場合に出現
度数が小さく、振幅レベルが正方向に大きくなるに従っ
て、または、負の方向に小さくなるに従って、振幅レベ
ル0を中心として左右対称に急峻に出現度数が高くな
り、正方向及び負方向のピークレベルにおいて出現度数
が最大となる。理論的に得られたヒストグラムは、入力
されたデジタルオーディオ信号固有の出現度数を表わし
ている。従って、この場合、歪のない正弦波あるいは正
弦波に近いデジタルオーディオ信号を入力し、各コード
毎の出現度数を、正弦波ヒストグラムの理論値から得た
同一コードの出現度数で除算することにより、正規化さ
れた出現度数を得ることができる。
【0043】次に、誤差ビット検出手段5について説明
する。誤差ビット検出手段5は、正規化手段4からの正
規化されたヒストグラムから誤差ビットを検出するよう
になっている。ここで、正規化されたヒストグラムに
は、出現度数が極端に多いコードと、出現度数が極端に
少ないコードとが含まれ、前記出現度数が多いコードと
出現度数が少ないコードとの量子化レベルの差は、変換
度差に基づく歪みの生じたビットの重み、言い換えれ
ば、ビットの桁位置を表わしている。
する。誤差ビット検出手段5は、正規化手段4からの正
規化されたヒストグラムから誤差ビットを検出するよう
になっている。ここで、正規化されたヒストグラムに
は、出現度数が極端に多いコードと、出現度数が極端に
少ないコードとが含まれ、前記出現度数が多いコードと
出現度数が少ないコードとの量子化レベルの差は、変換
度差に基づく歪みの生じたビットの重み、言い換えれ
ば、ビットの桁位置を表わしている。
【0044】変換誤差の原因は、オーディオ信号がA/
Dコンバータ11によってデジタル化されたとき、A/
Dコンバータ11の変換方式により異なる。ここでは、
重み抵抗型A/Dコンバータ、または、R−2Rラダー
を有するバイナリウェイト電流源型D/Aコンバータ等
を内部D/Aコンバータとして用いる逐次比較型A/D
コンバータを前提とする。すなわち、しきい値とする振
幅レベルの設定に重みを利用するものを前提としてい
る。換言すれば、ある重みの影響が、複数の量子化レベ
ルに波及することに着目し、複数の量子化レベル、すな
わちコードの出現度数から変換誤差に基づく歪みの原因
となった重みを検出するようにしている。
Dコンバータ11によってデジタル化されたとき、A/
Dコンバータ11の変換方式により異なる。ここでは、
重み抵抗型A/Dコンバータ、または、R−2Rラダー
を有するバイナリウェイト電流源型D/Aコンバータ等
を内部D/Aコンバータとして用いる逐次比較型A/D
コンバータを前提とする。すなわち、しきい値とする振
幅レベルの設定に重みを利用するものを前提としてい
る。換言すれば、ある重みの影響が、複数の量子化レベ
ルに波及することに着目し、複数の量子化レベル、すな
わちコードの出現度数から変換誤差に基づく歪みの原因
となった重みを検出するようにしている。
【0045】例えば、出現度数が極端に多いコードの間
の間隔が2、すなわち量子化レベルの間隔が最下位ビッ
トの量子化レベルの21倍である場合、最下位ビットに
誤差があることがわかる。また、出現度数が極端に多い
コードの間の間隔が23、すなわち量子化レベルの間隔
が最下位ビットの量子化レベルの23倍である場合、最
下位ビットから3ビット目の桁位置のビットに誤差があ
ることがわかる。つまり、出現度数が極端に多い複数の
コードの量子化レベルの間隔が2nである場合、最下位
ビットからnビット目の桁位置のビットに誤差があるこ
とがわかる。
の間隔が2、すなわち量子化レベルの間隔が最下位ビッ
トの量子化レベルの21倍である場合、最下位ビットに
誤差があることがわかる。また、出現度数が極端に多い
コードの間の間隔が23、すなわち量子化レベルの間隔
が最下位ビットの量子化レベルの23倍である場合、最
下位ビットから3ビット目の桁位置のビットに誤差があ
ることがわかる。つまり、出現度数が極端に多い複数の
コードの量子化レベルの間隔が2nである場合、最下位
ビットからnビット目の桁位置のビットに誤差があるこ
とがわかる。
【0046】コードの出現度数が極端に多いと判定する
には、しきい値が必要がある。例えば、正規化された出
現度数Aが1.2以上のものを出現度数が極端に多いも
のと判定する。また、出現度数が極端に少ないコードの
間の間隔からも、誤差のあるビットの桁位置を検出する
ことができる。また、これらの両者を併用して、誤差の
あるビットを検出してもよい。
には、しきい値が必要がある。例えば、正規化された出
現度数Aが1.2以上のものを出現度数が極端に多いも
のと判定する。また、出現度数が極端に少ないコードの
間の間隔からも、誤差のあるビットの桁位置を検出する
ことができる。また、これらの両者を併用して、誤差の
あるビットを検出してもよい。
【0047】誤差ビット検出手段5における誤差ビット
の検出処理について説明する。図3は、誤差ビット検出
手段5の誤差ビット検出処理の一例を示すフローチャー
トである。
の検出処理について説明する。図3は、誤差ビット検出
手段5の誤差ビット検出処理の一例を示すフローチャー
トである。
【0048】図3の処理例では、先ず、正規化手段4か
らの正規化されたヒストグラムを入力する(ステップS
11)。次いで、変数nの値の初期値を、デジタルオー
ディオ信号の量子化ビット数から1を減算した値とする
(ステップS12)。次いで、各コードの正規化された出
現度数を、各コードの量子化レベルの2n毎に抽出する
(ステップS13)。そして、あるnの値について抽出さ
れた全ての出現度数が1.2以上であるか否かを判定す
る(ステップS14)。出現度数が1.2以上である場
合、最下位ビットからnビット目に誤差があると判断
し、このnの値を誤差ビットメモリに記憶する(ステッ
プS15)。また、出現度数が1.2未満である場合、
このnの値から1を減算してnの値を更新する(ステッ
プS16)。nの値が0かどうかを判断し、nの値が0
でなければ、再度、各コードの正規化された出現度数
を、各コードの量子化レベルの2n毎に抽出する処理に
戻る(ステップS17)。nの値が0の場合、誤差ビット
メモリに記憶された誤差ビットをデジタル信号処理手段
6に出力する(ステップS18)。以上の処理により、誤
差ビットを検出することができる。
らの正規化されたヒストグラムを入力する(ステップS
11)。次いで、変数nの値の初期値を、デジタルオー
ディオ信号の量子化ビット数から1を減算した値とする
(ステップS12)。次いで、各コードの正規化された出
現度数を、各コードの量子化レベルの2n毎に抽出する
(ステップS13)。そして、あるnの値について抽出さ
れた全ての出現度数が1.2以上であるか否かを判定す
る(ステップS14)。出現度数が1.2以上である場
合、最下位ビットからnビット目に誤差があると判断
し、このnの値を誤差ビットメモリに記憶する(ステッ
プS15)。また、出現度数が1.2未満である場合、
このnの値から1を減算してnの値を更新する(ステッ
プS16)。nの値が0かどうかを判断し、nの値が0
でなければ、再度、各コードの正規化された出現度数
を、各コードの量子化レベルの2n毎に抽出する処理に
戻る(ステップS17)。nの値が0の場合、誤差ビット
メモリに記憶された誤差ビットをデジタル信号処理手段
6に出力する(ステップS18)。以上の処理により、誤
差ビットを検出することができる。
【0049】図4は、最近の精度の良いA/D変換器を
使用した音楽信号のレベル分布の一例を示す図であり、
図5は、初期のPCM音楽信号のレベル分布の一例を示
す図である。両方とも、同じ音楽信号を用い、2,50
0,000サンプル(サンプリング周波数44.1KH
zで、約1分)のレベル分布である。縦軸は出現度数、
横軸は13ビットでのLSB単位である。音楽信号の
(長時間の)レベル分布は、0(LSB)を中心とした正規
分布に近い形をしているが、図4はその傾向が表われて
いる。図5は、ほぼ正規分布に近い形ではあるが、図4
と比べて出現度数が極端に多いレベル、また、極端に少
ないレベルが存在する。これは、逐次比較型A/D変換
器の誤差によるものである。理想的なA/D変換器で
は、1つの出力レベルに対して、アナログ入力電圧は±
0.5(LSB)の幅をもっている。しかし、実際の逐次
比較型A/D変換器は、内部D/A変換器等に誤差があ
るため、この幅が一定ではない。そのため、A/D変換
器の入力アナログ電圧の幅が、±0.5(LSB)よりも
大きなレベルでは、本来、隣接するレベルに変換される
べきデータを含んでいるため、そのレベルの出現頻度が
大となり、逆に、A/D変換器の入力アナログ電圧の幅
が、±0.5(LSB)よりも小さなレベルでは、そのレ
ベルの出現頻度が小になる。従って、音楽信号のレベル
分布を用いれば、前述の処理によって、使用したA/D
コンバータの誤差を検出することができる。
使用した音楽信号のレベル分布の一例を示す図であり、
図5は、初期のPCM音楽信号のレベル分布の一例を示
す図である。両方とも、同じ音楽信号を用い、2,50
0,000サンプル(サンプリング周波数44.1KH
zで、約1分)のレベル分布である。縦軸は出現度数、
横軸は13ビットでのLSB単位である。音楽信号の
(長時間の)レベル分布は、0(LSB)を中心とした正規
分布に近い形をしているが、図4はその傾向が表われて
いる。図5は、ほぼ正規分布に近い形ではあるが、図4
と比べて出現度数が極端に多いレベル、また、極端に少
ないレベルが存在する。これは、逐次比較型A/D変換
器の誤差によるものである。理想的なA/D変換器で
は、1つの出力レベルに対して、アナログ入力電圧は±
0.5(LSB)の幅をもっている。しかし、実際の逐次
比較型A/D変換器は、内部D/A変換器等に誤差があ
るため、この幅が一定ではない。そのため、A/D変換
器の入力アナログ電圧の幅が、±0.5(LSB)よりも
大きなレベルでは、本来、隣接するレベルに変換される
べきデータを含んでいるため、そのレベルの出現頻度が
大となり、逆に、A/D変換器の入力アナログ電圧の幅
が、±0.5(LSB)よりも小さなレベルでは、そのレ
ベルの出現頻度が小になる。従って、音楽信号のレベル
分布を用いれば、前述の処理によって、使用したA/D
コンバータの誤差を検出することができる。
【0050】このように、変換誤差検出手段(記憶手段
2、出現度数検出手段3、正規化手段4、誤差ビット検
出手段5)では、直線性誤差の有したアナログ/デジタ
ル変換器でアナログ/デジタル変換されたデジタルオー
ディオ信号から(すでに収録された音楽信号から)、アナ
ログ/デジタル変換時のアナログ/デジタル変換器の直
線性誤差に基づく歪みを推定(検出)することができる。
2、出現度数検出手段3、正規化手段4、誤差ビット検
出手段5)では、直線性誤差の有したアナログ/デジタ
ル変換器でアナログ/デジタル変換されたデジタルオー
ディオ信号から(すでに収録された音楽信号から)、アナ
ログ/デジタル変換時のアナログ/デジタル変換器の直
線性誤差に基づく歪みを推定(検出)することができる。
【0051】次に、変換誤差補正手段としてのデジタル
信号処理手段6について説明する。デジタル信号処理手
段6には、上記のように、デジタルオーディオ信号に含
まれているA/D変換時の変換誤差(誤差ビット)が検出
された後、例えば切替手段1から同じデジタルオーディ
オ信号が再び与えられ、デジタル信号処理手段6は、誤
差ビット検出手段5で検出されたA/D変換時の変換誤
差(誤差ビット)に基づいて、デジタルオーディオ信号の
変換誤差に基づく歪みの補正を行ない、歪みを低減する
ようになっている。すなわち、変換誤差に基づく歪みに
より出現度数が大きくなった量子化レベルを有する複数
サンプルのうち、変換誤差に基づく歪みの生じたサンプ
ルの量子化レベルを本来の正しい量子化レベルであると
推測される量子化レベルに補正して、変換誤差に基づく
歪みの低減を行なうようになっている。
信号処理手段6について説明する。デジタル信号処理手
段6には、上記のように、デジタルオーディオ信号に含
まれているA/D変換時の変換誤差(誤差ビット)が検出
された後、例えば切替手段1から同じデジタルオーディ
オ信号が再び与えられ、デジタル信号処理手段6は、誤
差ビット検出手段5で検出されたA/D変換時の変換誤
差(誤差ビット)に基づいて、デジタルオーディオ信号の
変換誤差に基づく歪みの補正を行ない、歪みを低減する
ようになっている。すなわち、変換誤差に基づく歪みに
より出現度数が大きくなった量子化レベルを有する複数
サンプルのうち、変換誤差に基づく歪みの生じたサンプ
ルの量子化レベルを本来の正しい量子化レベルであると
推測される量子化レベルに補正して、変換誤差に基づく
歪みの低減を行なうようになっている。
【0052】図6は、デジタル信号処理手段6における
補正処理の一例を示すフローチャートである。
補正処理の一例を示すフローチャートである。
【0053】図6の処理例では、誤差低減の対象となる
デジタルオーディオ信号の各サンプルのコードが、切替
手段1から与えられると(ステップS21)、デジタル信
号処理手段6は、1サンプル毎に誤差ビットの桁位置に
おける値が1であるか否かを判定する(ステップS2
2)。誤差ビットの桁位置における値が1のコード(誤差
ビットにより量子化レベルが影響を受けたコード)であ
る場合、当該サンプルの正しい量子化レベル、すなわ
ち、コードを推定する(ステップS23)。また、誤差ビ
ットの桁位置における値が1でないコードである場合、
入力されたサンプルのコードまたは前記処理において推
定されたコードを、ファイルに書き込み出力する(ステ
ップS24)。このとき、時間軸上の位置、すなわち当
該サンプルが最初から何サンプル目のものかを示すデー
タも、コードと共にファイルに出力される。以上の処理
により変換誤差に基づき歪みの生じたコードを、本来の
正しいと推定されるコードに補正して、変換誤差に基づ
く歪みを低減することができる。
デジタルオーディオ信号の各サンプルのコードが、切替
手段1から与えられると(ステップS21)、デジタル信
号処理手段6は、1サンプル毎に誤差ビットの桁位置に
おける値が1であるか否かを判定する(ステップS2
2)。誤差ビットの桁位置における値が1のコード(誤差
ビットにより量子化レベルが影響を受けたコード)であ
る場合、当該サンプルの正しい量子化レベル、すなわ
ち、コードを推定する(ステップS23)。また、誤差ビ
ットの桁位置における値が1でないコードである場合、
入力されたサンプルのコードまたは前記処理において推
定されたコードを、ファイルに書き込み出力する(ステ
ップS24)。このとき、時間軸上の位置、すなわち当
該サンプルが最初から何サンプル目のものかを示すデー
タも、コードと共にファイルに出力される。以上の処理
により変換誤差に基づき歪みの生じたコードを、本来の
正しいと推定されるコードに補正して、変換誤差に基づ
く歪みを低減することができる。
【0054】ここで、変換誤差に基づく歪みの影響を受
けたコードの補正について説明する。LSBを最下位ビ
ットの量子化レベルとし、a,bを正の整数とし、Nを
0または正の整数とする。
けたコードの補正について説明する。LSBを最下位ビ
ットの量子化レベルとし、a,bを正の整数とし、Nを
0または正の整数とする。
【0055】例えば、逐次比較型A/Dコンバータ内部
の抵抗値が、下位からaビット目に+b・LSBの誤差
を持つ場合、量子化レベルが2a・N+2a-1−bとなる
コードの出現度数がb+1倍に増加し、量子化レベルが
2a・N+2a−1から2a・N+2a−bまでの間の各コ
ードの出現度数が、いずれも0となる。
の抵抗値が、下位からaビット目に+b・LSBの誤差
を持つ場合、量子化レベルが2a・N+2a-1−bとなる
コードの出現度数がb+1倍に増加し、量子化レベルが
2a・N+2a−1から2a・N+2a−bまでの間の各コ
ードの出現度数が、いずれも0となる。
【0056】また、下位からaビット目に−b・LSB
の誤差を持つ場合、量子化レベルが2a・N+2a-1−1
の出現度数がb+1倍に増加し、量子化レベルが2a・
N+2a-1−1から2a・N+2a-1+b−1までの間の
各コードの出現度数が、いずれも0となる。
の誤差を持つ場合、量子化レベルが2a・N+2a-1−1
の出現度数がb+1倍に増加し、量子化レベルが2a・
N+2a-1−1から2a・N+2a-1+b−1までの間の
各コードの出現度数が、いずれも0となる。
【0057】従って、このような誤差がキャンセルされ
るように補正を行なうと、変換誤差に基づく歪みが低減
される。しかし、出現度数が少ないコードでなければな
らないサンプルデータは、出現度数の多いコードに誤変
換される。つまり、出現度数が多い量子化レベルを有す
る複数のサンプルには、本来、他の量子化レベルになる
べきサンプルも含まれている。
るように補正を行なうと、変換誤差に基づく歪みが低減
される。しかし、出現度数が少ないコードでなければな
らないサンプルデータは、出現度数の多いコードに誤変
換される。つまり、出現度数が多い量子化レベルを有す
る複数のサンプルには、本来、他の量子化レベルになる
べきサンプルも含まれている。
【0058】前記誤変換を補正するために、まず、誤差
ビット検出手段5で検出された1つの誤差ビットの影響
を受けた出現度数が極端に多くなる複数のコードが得ら
れる。この複数のコードが検出された出現度数の平均を
Xとする。前記誤差ビットの影響を受けて出現度数が極
端に多くなるコードを有するサンプルは、そのコードを
前記Xの値に応じて、前記1つの誤差ビットにより出現
度数が極端に小さくなる1または複数コードに、例えば
X個に1個の割合で変換する。複数のビットに誤差があ
る場合は、それぞれのビットに対して上記処理を行な
う。
ビット検出手段5で検出された1つの誤差ビットの影響
を受けた出現度数が極端に多くなる複数のコードが得ら
れる。この複数のコードが検出された出現度数の平均を
Xとする。前記誤差ビットの影響を受けて出現度数が極
端に多くなるコードを有するサンプルは、そのコードを
前記Xの値に応じて、前記1つの誤差ビットにより出現
度数が極端に小さくなる1または複数コードに、例えば
X個に1個の割合で変換する。複数のビットに誤差があ
る場合は、それぞれのビットに対して上記処理を行な
う。
【0059】誤差ビット検出手段5において、検出され
た誤差ビットの影響を受けた量子化レベルは、時間軸上
で隣接するサンプルの量子化レベル差により、正負のど
ちらに訂正すればよいか判断されている。
た誤差ビットの影響を受けた量子化レベルは、時間軸上
で隣接するサンプルの量子化レベル差により、正負のど
ちらに訂正すればよいか判断されている。
【0060】変換誤差に基づく歪みのないコードを推定
する処理について説明する。図7は、アナログ/デジタ
ル変換器(A/Dコンバータ)11のA/D変換特性図で
ある。誤差ビットの桁位置における値が1であるコード
について、このコードが時間軸上で何サンプル連続して
いるかを内部ファイルを読み出し調べる。例えば、下位
からa=3ビット目にb=+1・LSBの誤差を持って
いると判断した場合、A/Dコンバータの入出力特性
は、図7に示すようになる。つまり、8n+3におい
て、アナログ入力の+1・LSB相当の増加に対してデ
ジタル出力が変化してない。従って、8n+3において
は、出現度数が極端に少なくなる。そして、8n+6に
おいて、アナログ入力の+1・LSB相当の増加に対し
て、デジタル出力が8n+8となり、出現度数が多くな
る。
する処理について説明する。図7は、アナログ/デジタ
ル変換器(A/Dコンバータ)11のA/D変換特性図で
ある。誤差ビットの桁位置における値が1であるコード
について、このコードが時間軸上で何サンプル連続して
いるかを内部ファイルを読み出し調べる。例えば、下位
からa=3ビット目にb=+1・LSBの誤差を持って
いると判断した場合、A/Dコンバータの入出力特性
は、図7に示すようになる。つまり、8n+3におい
て、アナログ入力の+1・LSB相当の増加に対してデ
ジタル出力が変化してない。従って、8n+3において
は、出現度数が極端に少なくなる。そして、8n+6に
おいて、アナログ入力の+1・LSB相当の増加に対し
て、デジタル出力が8n+8となり、出現度数が多くな
る。
【0061】図8は、本発明の歪み補正装置において時
間軸上のデジタル出力を説明するための図である。図8
において、デジタルオーディオ信号の変換誤差に基づく
歪みを低減させるために、8n+4〜8n+6に該当す
るデジタル出力は、全て+1・LSBだけ大きい値に変
換されている。8n+3に該当するデジタル出力のサン
プルをK1、K2、K3…Ktとすると、8n+3に該当す
るサンプルが2サンプル以上tサンプル続いた場合、K
1とその1サンプル前のサンプルK0とのデジタル出力の
差をとり、この差をD1とする。また、Ktとその1サン
プル後のサンプルKt+1とのデジタル出力の差をとり、
この差をD2とする。差D1、D2が共に正の場合には、
前記Xの値を用い、Kt/XからKtまでの値を+1と
し、差D1、D2が共に負の場合には、前記Xの値を用
い、K1からKt/Xまでの値を+1とする。ここで、t
/Xの値が整数以外の場合には、t/Xの値が整数にな
るように、値の切り捨てまたは切り上げをする。
間軸上のデジタル出力を説明するための図である。図8
において、デジタルオーディオ信号の変換誤差に基づく
歪みを低減させるために、8n+4〜8n+6に該当す
るデジタル出力は、全て+1・LSBだけ大きい値に変
換されている。8n+3に該当するデジタル出力のサン
プルをK1、K2、K3…Ktとすると、8n+3に該当す
るサンプルが2サンプル以上tサンプル続いた場合、K
1とその1サンプル前のサンプルK0とのデジタル出力の
差をとり、この差をD1とする。また、Ktとその1サン
プル後のサンプルKt+1とのデジタル出力の差をとり、
この差をD2とする。差D1、D2が共に正の場合には、
前記Xの値を用い、Kt/XからKtまでの値を+1と
し、差D1、D2が共に負の場合には、前記Xの値を用
い、K1からKt/Xまでの値を+1とする。ここで、t
/Xの値が整数以外の場合には、t/Xの値が整数にな
るように、値の切り捨てまたは切り上げをする。
【0062】このようにすることにより、X回に1回の
割合で8n+3に該当するデジタル出力のサンプルは、
+1・LSBだけ大きな値に変換される。どのサンプル
を変換するかは、時間軸上で隣接するサンプルの量子化
レベルの差D1、D2により決定される。前述した説明で
は、b=+1・LSBの誤差を持っていると判断した場
合について説明したが、bが他の値であっても、同様に
変換誤差に基づく歪みのないコードを推定することがで
きる。
割合で8n+3に該当するデジタル出力のサンプルは、
+1・LSBだけ大きな値に変換される。どのサンプル
を変換するかは、時間軸上で隣接するサンプルの量子化
レベルの差D1、D2により決定される。前述した説明で
は、b=+1・LSBの誤差を持っていると判断した場
合について説明したが、bが他の値であっても、同様に
変換誤差に基づく歪みのないコードを推定することがで
きる。
【0063】以上の構成からなるA/Dコンバータの直
線性誤差低減処理について図1を用いて説明する。記録
媒体12からデジタルオーディオ信号が読み出され切替
手段1に入力すると、切替手段1は、入力されたデジタ
ルオーディオ信号を記憶手段2に出力されるように切り
替える。
線性誤差低減処理について図1を用いて説明する。記録
媒体12からデジタルオーディオ信号が読み出され切替
手段1に入力すると、切替手段1は、入力されたデジタ
ルオーディオ信号を記憶手段2に出力されるように切り
替える。
【0064】記憶手段2は、切替手段1からのデジタル
オーディオ信号を蓄積する。
オーディオ信号を蓄積する。
【0065】出現度数検出手段3は、記憶手段2に一時
記憶されているデジタルオーディオ信号を複数サンプル
分読み出し、それぞれの量子化レベルを表わすコード毎
に出現度数を検出し、ヒストグラムを作成し出力する。
記憶されているデジタルオーディオ信号を複数サンプル
分読み出し、それぞれの量子化レベルを表わすコード毎
に出現度数を検出し、ヒストグラムを作成し出力する。
【0066】正規化手段4は、出現度数検出手段3から
出力されたヒストグラムから、コードの出現度数に基づ
いて変換誤差に基づく歪みを抽出し、正規化されたヒス
トグラムとして出力する。デジタルオーディオ信号にお
いて、本来変換誤差に基づく歪みが生じていない場合
は、各コードの出現度数の値は同じになるが、変換誤差
に基づく歪みが生じた場合、コード毎に出現度数に差が
生じる。
出力されたヒストグラムから、コードの出現度数に基づ
いて変換誤差に基づく歪みを抽出し、正規化されたヒス
トグラムとして出力する。デジタルオーディオ信号にお
いて、本来変換誤差に基づく歪みが生じていない場合
は、各コードの出現度数の値は同じになるが、変換誤差
に基づく歪みが生じた場合、コード毎に出現度数に差が
生じる。
【0067】誤差ビット検出手段5は、正規化手段4か
らの正規化されたヒストグラムに基づいて、各コードに
おける出現度数の違いから、デジタルオーディオ信号の
誤差ビットを検出し、デジタル信号処理手段6に出力す
る。
らの正規化されたヒストグラムに基づいて、各コードに
おける出現度数の違いから、デジタルオーディオ信号の
誤差ビットを検出し、デジタル信号処理手段6に出力す
る。
【0068】次に、切替手段1は、記録媒体12から読
み出されたデジタルオーディオ信号をデジタルインタフ
ェースを介してデジタル信号処理手段6に出力するよう
に切り替える。
み出されたデジタルオーディオ信号をデジタルインタフ
ェースを介してデジタル信号処理手段6に出力するよう
に切り替える。
【0069】デジタル信号処理手段6には、記録媒体か
ら読み出されたデジタルオーディオ信号と、そのデジタ
ルオーディオ信号の直線性誤差の生じた誤差ビットを検
出した検出結果とが入力される。
ら読み出されたデジタルオーディオ信号と、そのデジタ
ルオーディオ信号の直線性誤差の生じた誤差ビットを検
出した検出結果とが入力される。
【0070】デジタル信号処理手段6は、誤差ビット検
出手段5からの検出結果に基づいて、入力されるデジタ
ルオーディオ信号の変換誤差により誤ったコードに変換
されたデジタルオーディオ信号を、本来の変換誤差に基
づく歪みのないレベルに近い値に補正して出力する。出
力されたデジタルオーディオ信号は、変換誤差に基づく
歪みが低減されたデジタルオーディオ信号となる。
出手段5からの検出結果に基づいて、入力されるデジタ
ルオーディオ信号の変換誤差により誤ったコードに変換
されたデジタルオーディオ信号を、本来の変換誤差に基
づく歪みのないレベルに近い値に補正して出力する。出
力されたデジタルオーディオ信号は、変換誤差に基づく
歪みが低減されたデジタルオーディオ信号となる。
【0071】以上のように、デジタルオーディオ信号の
変換誤差により誤った値に変換されたコードを容易に補
正することができ、変換誤差に基づく歪みを低減するこ
とができる。
変換誤差により誤った値に変換されたコードを容易に補
正することができ、変換誤差に基づく歪みを低減するこ
とができる。
【0072】なお、上述の処理において、変換誤差に基
づく歪みの補正方法として、誤差ビット検出手段5によ
り判定された誤差ビットが、その量子化レベルに影響を
与えているコードを有する連続したサンプルについて、
あるサンプルの量子化レベルを、時間軸上で隣接したサ
ンプルの量子化レベルから推定するときに用いる各種の
補間技術を用いることができる。
づく歪みの補正方法として、誤差ビット検出手段5によ
り判定された誤差ビットが、その量子化レベルに影響を
与えているコードを有する連続したサンプルについて、
あるサンプルの量子化レベルを、時間軸上で隣接したサ
ンプルの量子化レベルから推定するときに用いる各種の
補間技術を用いることができる。
【0073】また、上述の歪み補正装置において、変換
誤差検出手段(記憶手段2,出現度数検出手段3,正規化
手段4,誤差ビット検出手段5)だけを単体の装置(歪み
検出装置)として構成することもできる。すなわち、本
発明は、デジタルオーディオ信号に含まれているA/D
変換時の変換誤差(歪み)を検出するだけの歪み検出装置
として構成することもできる。
誤差検出手段(記憶手段2,出現度数検出手段3,正規化
手段4,誤差ビット検出手段5)だけを単体の装置(歪み
検出装置)として構成することもできる。すなわち、本
発明は、デジタルオーディオ信号に含まれているA/D
変換時の変換誤差(歪み)を検出するだけの歪み検出装置
として構成することもできる。
【0074】また、上述の構成例では、正規化手段4お
よび誤差ビット検出手段5は、録音された音楽信号(デ
ジタルオーディオ信号)の量子化レベルを表わすコード
の出現度数からヒストグラムを求め、そのヒストグラム
におけるしきい値以上の出現度数の凹凸を、A/D変換
誤差の生じた誤差ビットを判断し、デジタル信号処理手
段6は、誤差ビットのコードを前後のコードに基づいて
補正するようになっており(すなわち、ヒストグラムに
おけるしきい値以上の出現度数の凹凸を誤差ビットと判
断し、前後のコードに基づいて補正しており)、このた
め、しきい値以下の出現度数の凹凸は、誤差ビットと判
断せず補正されないため、A/D変換誤差を著しく低減
することができないこともある。
よび誤差ビット検出手段5は、録音された音楽信号(デ
ジタルオーディオ信号)の量子化レベルを表わすコード
の出現度数からヒストグラムを求め、そのヒストグラム
におけるしきい値以上の出現度数の凹凸を、A/D変換
誤差の生じた誤差ビットを判断し、デジタル信号処理手
段6は、誤差ビットのコードを前後のコードに基づいて
補正するようになっており(すなわち、ヒストグラムに
おけるしきい値以上の出現度数の凹凸を誤差ビットと判
断し、前後のコードに基づいて補正しており)、このた
め、しきい値以下の出現度数の凹凸は、誤差ビットと判
断せず補正されないため、A/D変換誤差を著しく低減
することができないこともある。
【0075】しきい値以下の出現度数の凹凸をも補正
し、A/D変換誤差を著しく低減するため、本願の発明
者は、さらに、次のような構成例のものを案出した。
し、A/D変換誤差を著しく低減するため、本願の発明
者は、さらに、次のような構成例のものを案出した。
【0076】図9は本発明に係る歪み補正装置の他の構
成例を示す図である。なお、図9において、図1と同様
の箇所には同じ符号を用いている。図9を参照すると、
この歪み補正装置20は、A/Dコンバータ11により
コードに変換されたデジタルオーディオ信号(音楽信号)
の出力を切り替える切替手段1と、該切替手段1から入
力された前記デジタルオーディオ信号を記憶する記憶手
段2と、該記憶手段2から前記デジタルオーディオ信号
を読み出し複数サンプルについて各々の量子化レベルを
表わすコード毎の出現度数をヒストグラム(レベル分布)
として検出する出現度数検出手段3と、該出現度数検出
手段3で検出されたレベル分布に対しローパスフィルタ
リング処理を施して、アナログ/デジタル変換器に誤差
が無い場合の理想的なレベル分布に近似し、ローパスフ
ィルタリング処理がなされる前のレベル分布を前記理想
的なレベル分布に近似した結果で除算したものを正規化
されたレベル分布として検出する正規化手段34と、正
規化手段34で正規化されたレベル分布からデジタルオ
ーディオ信号のレベルに対する変換テーブルT(i)を算
出し所定のメモリに記憶する変換テーブル算出手段35
と、記録媒体12から読み出されたデジタルオーディオ
信号のレベルを前記変換テーブルT(i)に従ったレベル
データに置換して出力するデータ置換手段36とを備え
ている。
成例を示す図である。なお、図9において、図1と同様
の箇所には同じ符号を用いている。図9を参照すると、
この歪み補正装置20は、A/Dコンバータ11により
コードに変換されたデジタルオーディオ信号(音楽信号)
の出力を切り替える切替手段1と、該切替手段1から入
力された前記デジタルオーディオ信号を記憶する記憶手
段2と、該記憶手段2から前記デジタルオーディオ信号
を読み出し複数サンプルについて各々の量子化レベルを
表わすコード毎の出現度数をヒストグラム(レベル分布)
として検出する出現度数検出手段3と、該出現度数検出
手段3で検出されたレベル分布に対しローパスフィルタ
リング処理を施して、アナログ/デジタル変換器に誤差
が無い場合の理想的なレベル分布に近似し、ローパスフ
ィルタリング処理がなされる前のレベル分布を前記理想
的なレベル分布に近似した結果で除算したものを正規化
されたレベル分布として検出する正規化手段34と、正
規化手段34で正規化されたレベル分布からデジタルオ
ーディオ信号のレベルに対する変換テーブルT(i)を算
出し所定のメモリに記憶する変換テーブル算出手段35
と、記録媒体12から読み出されたデジタルオーディオ
信号のレベルを前記変換テーブルT(i)に従ったレベル
データに置換して出力するデータ置換手段36とを備え
ている。
【0077】すなわち、図9の構成例では、正規化手段
34は、ローパスフィルタリング処理機能を有し、出現
度数検出手段3で作成されたヒストグラム(レベル分布)
に対してローパスフィルタリング処理を施して、このヒ
ストグラム(レベル分布)を理想的なヒストグラム(レベ
ル分布),すなわちA/Dコンバータ11に誤差がない
場合の理想的なヒストグラム(レベル分布)に近似し、ロ
ーパスフィルタリング処理がなされる前のヒストグラム
(レベル分布)を、ローパスフィルタリング処理がなされ
た後のヒストグラム(レベル分布)で除算することによ
り、A/Dコンバータ11の変換誤差を、誤差がない場
合の出現頻度を1.0に正規化した分布として、検出す
るようになっている。
34は、ローパスフィルタリング処理機能を有し、出現
度数検出手段3で作成されたヒストグラム(レベル分布)
に対してローパスフィルタリング処理を施して、このヒ
ストグラム(レベル分布)を理想的なヒストグラム(レベ
ル分布),すなわちA/Dコンバータ11に誤差がない
場合の理想的なヒストグラム(レベル分布)に近似し、ロ
ーパスフィルタリング処理がなされる前のヒストグラム
(レベル分布)を、ローパスフィルタリング処理がなされ
た後のヒストグラム(レベル分布)で除算することによ
り、A/Dコンバータ11の変換誤差を、誤差がない場
合の出現頻度を1.0に正規化した分布として、検出す
るようになっている。
【0078】より具体的に、デジタルオーディオ信号
(音楽信号)のレベルiの出現頻度をg(i)、量子化ビッ
ト数をn、ローパスフィルタ(移動平均フィルタ)の平均
をとるサンプル数をm(m:奇数)とすると、正規化手段
34は、正規化した値N(i)を、次式のようにして求め
るようになっている。
(音楽信号)のレベルiの出現頻度をg(i)、量子化ビッ
ト数をn、ローパスフィルタ(移動平均フィルタ)の平均
をとるサンプル数をm(m:奇数)とすると、正規化手段
34は、正規化した値N(i)を、次式のようにして求め
るようになっている。
【0079】
【数2】
【0080】ここで、c(j)は、次式を満たす窓関数で
ある。
ある。
【0081】
【数3】
【0082】換言すれば、上記g(i)は、窓関数c(j)
の移動平均フィルタを示している。また、移動平均法で
は、平滑化波形の両端部分の計算が不可能なため、ま
た、平滑化波形の両端部分は、音楽レベルが大きい部分
であり、実際には、そのような大きなレベルは存在しな
いため、無視できるものであることから、上式(数2)に
おいて、平滑化波形の両端部分のサンプルに相当する
(m−1)/2を、コードiの範囲から除外している。
の移動平均フィルタを示している。また、移動平均法で
は、平滑化波形の両端部分の計算が不可能なため、ま
た、平滑化波形の両端部分は、音楽レベルが大きい部分
であり、実際には、そのような大きなレベルは存在しな
いため、無視できるものであることから、上式(数2)に
おいて、平滑化波形の両端部分のサンプルに相当する
(m−1)/2を、コードiの範囲から除外している。
【0083】このように、図9の歪み補正装置20の正
規化手段34は、デジタルオーディオ信号(音楽信号)の
デジタルコードiの出現頻度g(i)に対して、移動平均
フィルタを用い、近傍の値との平均値を計算することに
より、デジタルオーディオ信号(音楽信号)のデジタルコ
ードiの出現頻度g(i)を理想的な出現頻度に近似し、
正規化を行なうようになっており、これにより、A/D
変換後のデジタルオーディオ信号(音楽信号)のレベル分
布に楽音の種類による固有の偏りがある場合にも、理想
的なレベル分布を算出することができる。すなわち、正
規化を行なうことができる。
規化手段34は、デジタルオーディオ信号(音楽信号)の
デジタルコードiの出現頻度g(i)に対して、移動平均
フィルタを用い、近傍の値との平均値を計算することに
より、デジタルオーディオ信号(音楽信号)のデジタルコ
ードiの出現頻度g(i)を理想的な出現頻度に近似し、
正規化を行なうようになっており、これにより、A/D
変換後のデジタルオーディオ信号(音楽信号)のレベル分
布に楽音の種類による固有の偏りがある場合にも、理想
的なレベル分布を算出することができる。すなわち、正
規化を行なうことができる。
【0084】また、変換テーブル算出手段35は、具体
的には、正規化手段34で上記のように求めた正規化さ
れた値N(i)を、次式(数4)のように積算し、変換テー
ブルT(i)を求め、これを例えばテーブル変換用メモリ
に格納するようになっている。
的には、正規化手段34で上記のように求めた正規化さ
れた値N(i)を、次式(数4)のように積算し、変換テー
ブルT(i)を求め、これを例えばテーブル変換用メモリ
に格納するようになっている。
【0085】
【数4】
【0086】本来、理想的なA/Dコンバータの変換特
性(入出力特性)は、図10に示すようになる。しかし、
A/Dコンバータに変換誤差がある場合には、A/Dコ
ンバータの変換特性(入出力特性)は、図11に示すよう
になる。
性(入出力特性)は、図10に示すようになる。しかし、
A/Dコンバータに変換誤差がある場合には、A/Dコ
ンバータの変換特性(入出力特性)は、図11に示すよう
になる。
【0087】図11において、レベルbの部分は出現頻
度が多く、レベルcの部分は出現頻度が少なくなる。正
規化したレベル分布N(i)は、各レベル(a〜f)の入力
レベル幅(A〜F)を示している。そうすると、例えば、
レベルbは、入力レベル幅Bの中央値であり、N(b)=
(A+B)/2が代表値となる。同様に、レベルcは、N
(c)=(A+B)/2+(B+C)/2となり、また、レベ
ルdは、N(d)=(A+B)/2+(B+C)/2+(C+
D)/2となる。数4は、このようなN(i)の積算処理
を表わしている。なお、変換テーブルT(i)=N(i)と
した場合は、N(i)の値を積算していないため、正しい
T(i)の値が求まらない。つまり、N(i)は、図12に
示すように、階段の横幅に相当し、求めるT(i)は、図
13に示す階段の中央値となる。しかし、T(i)=N
(i)とした場合、N(i)を積算しないために、図14に
示すようになる。数4の場合、N(i)を積算しているた
め、正しいT(i)が求まる。
度が多く、レベルcの部分は出現頻度が少なくなる。正
規化したレベル分布N(i)は、各レベル(a〜f)の入力
レベル幅(A〜F)を示している。そうすると、例えば、
レベルbは、入力レベル幅Bの中央値であり、N(b)=
(A+B)/2が代表値となる。同様に、レベルcは、N
(c)=(A+B)/2+(B+C)/2となり、また、レベ
ルdは、N(d)=(A+B)/2+(B+C)/2+(C+
D)/2となる。数4は、このようなN(i)の積算処理
を表わしている。なお、変換テーブルT(i)=N(i)と
した場合は、N(i)の値を積算していないため、正しい
T(i)の値が求まらない。つまり、N(i)は、図12に
示すように、階段の横幅に相当し、求めるT(i)は、図
13に示す階段の中央値となる。しかし、T(i)=N
(i)とした場合、N(i)を積算しないために、図14に
示すようになる。数4の場合、N(i)を積算しているた
め、正しいT(i)が求まる。
【0088】そして、データ置換手段36は、記録媒体
12から読み出されたデジタルオーディオ信号のレベル
iに対応した値T(i)を、上記のようにして求まった変
換テーブルから割り出し、この値T(i)を、歪み補正さ
れたデジタルオーディオ信号として出力することができ
る。具体的に、変換テーブル算出手段35によって算出
される変換テーブルT(i)は、量子化レベルを表わすコ
ードi自体をアドレスとして、そのアドレスに対応した
値を記憶する形に、テーブル変換用メモリに格納される
ようになっており、この場合、データ置換手段36は、
記録媒体12から読み出されたデジタルオーディオ信号
(量子化レベルを表わすコード)iをアドレスとし、その
アドレス(レベルi)に対応した値T(i)をテーブル変換
用メモリから読み出して、これを歪み補正されたデジタ
ルオーディオ信号として出力することができる。
12から読み出されたデジタルオーディオ信号のレベル
iに対応した値T(i)を、上記のようにして求まった変
換テーブルから割り出し、この値T(i)を、歪み補正さ
れたデジタルオーディオ信号として出力することができ
る。具体的に、変換テーブル算出手段35によって算出
される変換テーブルT(i)は、量子化レベルを表わすコ
ードi自体をアドレスとして、そのアドレスに対応した
値を記憶する形に、テーブル変換用メモリに格納される
ようになっており、この場合、データ置換手段36は、
記録媒体12から読み出されたデジタルオーディオ信号
(量子化レベルを表わすコード)iをアドレスとし、その
アドレス(レベルi)に対応した値T(i)をテーブル変換
用メモリから読み出して、これを歪み補正されたデジタ
ルオーディオ信号として出力することができる。
【0089】このように、図9の構成例では、アナログ
/デジタル変換器を使用して収録されたデジタルオーデ
ィオ信号のレベル分布から、使用されたアナログ/デジ
タル変換器の変換誤差を検出し、その検出した変換誤差
から変換テーブルを算出し、前記デジタルオーディオ信
号に対してテーブル変換処理を行ない、アナログ/デジ
タル変換器の変換誤差によって発生した歪みを補正する
ので、しきい値以下の出現度数の凹凸をも補正し、A/
D変換誤差を著しく低減することができる。
/デジタル変換器を使用して収録されたデジタルオーデ
ィオ信号のレベル分布から、使用されたアナログ/デジ
タル変換器の変換誤差を検出し、その検出した変換誤差
から変換テーブルを算出し、前記デジタルオーディオ信
号に対してテーブル変換処理を行ない、アナログ/デジ
タル変換器の変換誤差によって発生した歪みを補正する
ので、しきい値以下の出現度数の凹凸をも補正し、A/
D変換誤差を著しく低減することができる。
【0090】また、図9の構成例では、例えば、変換テ
ーブルT(i)のビット長を、入力データのビット長より
も大きくすることによって、ビット長の拡張(例えば、
13ビットから16ビットへの拡張)を行なうことも可
能である。
ーブルT(i)のビット長を、入力データのビット長より
も大きくすることによって、ビット長の拡張(例えば、
13ビットから16ビットへの拡張)を行なうことも可
能である。
【0091】具体的に、13ビット信号の取り得る値を
−213-1〜213-1−1(−4096〜+4095)とする
と、テーブル変換後の信号は、演算により小数点以下の
値が発生する。例えば、レベル分布g(i)が、 g(0)=100 g(1)=150 g(2)=50 g(3)=100 の場合、ローパスフィルタを通した後のレベル分布h
(i)を h(0)=h(1)=h(2)=h(3)=100 とする。このレベル分布h(i)は、ローパスフィルタの
公式から次式のように求められる。
−213-1〜213-1−1(−4096〜+4095)とする
と、テーブル変換後の信号は、演算により小数点以下の
値が発生する。例えば、レベル分布g(i)が、 g(0)=100 g(1)=150 g(2)=50 g(3)=100 の場合、ローパスフィルタを通した後のレベル分布h
(i)を h(0)=h(1)=h(2)=h(3)=100 とする。このレベル分布h(i)は、ローパスフィルタの
公式から次式のように求められる。
【0092】
【数5】
【0093】そして、N(i)=g(i)/h(i)より、 N(0)=100/100=1.0 N(1)=150/100=1.5 N(2)=50/100=0.5 N(3)=100/100=1.0
【0094】そして、数4より、 N(0)=0.0 N(1)=0.0+(1.0+1.5)/2=1.25 N(2)=1.25+(1.5+0.5)/2=2.25 N(3)=2.25+(0.5+1.0)/2=3.0 となり、テーブル変換により、小数点以下の値が発生す
る。この小数点以下の値が下位ビットであり、どの値ま
で出力するかにより、任意のビット長の信号に変換する
ことができる。
る。この小数点以下の値が下位ビットであり、どの値ま
で出力するかにより、任意のビット長の信号に変換する
ことができる。
【0095】図15には、テーブル変換前とテーブル変
換後の入出力特性の一部が示されている。図15におい
て、横軸は入力(アナログ)、縦軸は出力(A/D変換器
の入出力特性は13ビット、テーブル変換後の入出力特
性は16ビットでのLSB単位)である。100Hz,
−40dBの正弦波を誤差の大きな逐次比較型A/D変
換器(ビット長13ビット)に入力した時の出力、およ
び、その出力信号に対して、同じA/Dコンバータで収
録したデジタルオーディオ信号(音楽信号)から算出した
変換テーブルを用いて、上記のテーブル変換処理を行な
ったものに対して、81920ポイント、Hanning窓の
FFT(高速フーリエ変換)処理を行ない、プロットした
ものを図16に示す。なお、図17には、本発明による
上記処理を行なわない場合が示されている。図16を図
17と比較すると、テーブル変換処理を行なったものの
方(図16)がテーブル変換処理を行なわない場合(図1
7)に比べて、歪みが減少していることがわかる。
換後の入出力特性の一部が示されている。図15におい
て、横軸は入力(アナログ)、縦軸は出力(A/D変換器
の入出力特性は13ビット、テーブル変換後の入出力特
性は16ビットでのLSB単位)である。100Hz,
−40dBの正弦波を誤差の大きな逐次比較型A/D変
換器(ビット長13ビット)に入力した時の出力、およ
び、その出力信号に対して、同じA/Dコンバータで収
録したデジタルオーディオ信号(音楽信号)から算出した
変換テーブルを用いて、上記のテーブル変換処理を行な
ったものに対して、81920ポイント、Hanning窓の
FFT(高速フーリエ変換)処理を行ない、プロットした
ものを図16に示す。なお、図17には、本発明による
上記処理を行なわない場合が示されている。図16を図
17と比較すると、テーブル変換処理を行なったものの
方(図16)がテーブル変換処理を行なわない場合(図1
7)に比べて、歪みが減少していることがわかる。
【0096】次に、図9の歪み補正装置の処理動作を図
18,図19のフローチャートを用いて説明する。な
お、図18は変換テーブル算出処理(変換誤差検出処理)
の動作例を示すフローチャートであり、図19は、デジ
タルオーディオデータのテーブル変換処理(変換誤差補
正処理)の動作例を示すフローチャートである。
18,図19のフローチャートを用いて説明する。な
お、図18は変換テーブル算出処理(変換誤差検出処理)
の動作例を示すフローチャートであり、図19は、デジ
タルオーディオデータのテーブル変換処理(変換誤差補
正処理)の動作例を示すフローチャートである。
【0097】本装置を使用する場合、入力、出力のデジ
タルオーディオ信号(音楽信号)のビット長は、任意でよ
いが、この例では、入力、出力の音楽信号のビット長
を、それぞれ13ビット,16ビットとする。先ず、切
替手段(例えばスイッチ)1を記憶手段2側に切り換え、
記憶手段2,出現度数検出手段3,正規化手段34,変
換テーブル算出手段35により変換テーブルの算出を行
なわせる。すなわち、ヒストグラム(レベル分布)を作成
するためのデジタルオーディオ信号のサンプル数(測定
サンプル数)aを所定数に設定する(ステップS31)。
次いで、記録媒体12からデジタルオーディオ信号(1
3ビット)をサンプル数aでサンプリングして読み出
し、これを記憶手段2に入力させる(ステップS32)。
このようにして入力され記憶手段2に記憶されたビット
長13ビットの音楽信号は、出現度数検出手段3で、ヒ
ストグラム(レベル分布)の測定が行なわれる。この場
合、出現度数検出手段3は、前述したと同様に、ヒスト
グラムメモリを有し、入力されたデータに該当するアド
レス(番地)のヒストグラムメモリの値を+1し、これを
所定回数(サンプル数a)繰り返して、ヒストグラム(レ
ベル分布)を作成する(ステップS33乃至S35)。な
お、デジタルオーディオ信号のレベル分布をとるサンプ
ル数aは、ある程度多くなければ統計的なデータとして
精度が低くなり、また、必要以上に多くても処理に時間
がかかるので、これはできる限り最適値に近い値に設定
される必要がある。すなわち、レベル分布を測定するサ
ンプル数aは多い方がよいが、必要以上に多くても時間
を要するので、2,500,000サンプル程度でよい。
タルオーディオ信号(音楽信号)のビット長は、任意でよ
いが、この例では、入力、出力の音楽信号のビット長
を、それぞれ13ビット,16ビットとする。先ず、切
替手段(例えばスイッチ)1を記憶手段2側に切り換え、
記憶手段2,出現度数検出手段3,正規化手段34,変
換テーブル算出手段35により変換テーブルの算出を行
なわせる。すなわち、ヒストグラム(レベル分布)を作成
するためのデジタルオーディオ信号のサンプル数(測定
サンプル数)aを所定数に設定する(ステップS31)。
次いで、記録媒体12からデジタルオーディオ信号(1
3ビット)をサンプル数aでサンプリングして読み出
し、これを記憶手段2に入力させる(ステップS32)。
このようにして入力され記憶手段2に記憶されたビット
長13ビットの音楽信号は、出現度数検出手段3で、ヒ
ストグラム(レベル分布)の測定が行なわれる。この場
合、出現度数検出手段3は、前述したと同様に、ヒスト
グラムメモリを有し、入力されたデータに該当するアド
レス(番地)のヒストグラムメモリの値を+1し、これを
所定回数(サンプル数a)繰り返して、ヒストグラム(レ
ベル分布)を作成する(ステップS33乃至S35)。な
お、デジタルオーディオ信号のレベル分布をとるサンプ
ル数aは、ある程度多くなければ統計的なデータとして
精度が低くなり、また、必要以上に多くても処理に時間
がかかるので、これはできる限り最適値に近い値に設定
される必要がある。すなわち、レベル分布を測定するサ
ンプル数aは多い方がよいが、必要以上に多くても時間
を要するので、2,500,000サンプル程度でよい。
【0098】次いで、正規化手段34は、出現度数検出
手段3で作成されたヒストグラム(レベル分布)に対し
て、数2,数3の演算を行ない、正規化した値N(i)を
出力する(ステップS36)。なお、この正規化手段34
におけるローパスフィルタリング処理において、移動平
均フィルタのサンプル数mは、できる限り、最適値に設
定されているのが良い。図20(a)はサンプル数mが
“1”のとき(フィルタなしのとき)、図20(b)はサン
プル数mが小さいとき、図20(c)はサンプル数mが最
適値のとき、図20(d)はサンプル数mが大きいときの
レベル分布をそれぞれ示す図である。移動平均フィルタ
のサンプル数mが最適値よりも小さい場合には、図20
(b)のようにレベル分布の凹凸が残り、また、移動平均
フィルタのサンプル数mが最適値よりも大きい場合に
は、図20(d)のように0(LSB)付近の値が小さくな
り、その結果、どちらもmが最適値のときのように(図
20(c)の場合のように)、歪みが減少しない。
手段3で作成されたヒストグラム(レベル分布)に対し
て、数2,数3の演算を行ない、正規化した値N(i)を
出力する(ステップS36)。なお、この正規化手段34
におけるローパスフィルタリング処理において、移動平
均フィルタのサンプル数mは、できる限り、最適値に設
定されているのが良い。図20(a)はサンプル数mが
“1”のとき(フィルタなしのとき)、図20(b)はサン
プル数mが小さいとき、図20(c)はサンプル数mが最
適値のとき、図20(d)はサンプル数mが大きいときの
レベル分布をそれぞれ示す図である。移動平均フィルタ
のサンプル数mが最適値よりも小さい場合には、図20
(b)のようにレベル分布の凹凸が残り、また、移動平均
フィルタのサンプル数mが最適値よりも大きい場合に
は、図20(d)のように0(LSB)付近の値が小さくな
り、その結果、どちらもmが最適値のときのように(図
20(c)の場合のように)、歪みが減少しない。
【0099】次いで、変換テーブル算出手段35は、正
規化手段34からの出力,すなわち正規化データN(i)
に対して、数4の演算を行ない(正規化データN(i)の
積算処理を行ない)、変換テーブルT(i)を算出し、こ
れをビット長16ビットでテーブル変換用メモリに出力
する(ステップS37)。
規化手段34からの出力,すなわち正規化データN(i)
に対して、数4の演算を行ない(正規化データN(i)の
積算処理を行ない)、変換テーブルT(i)を算出し、こ
れをビット長16ビットでテーブル変換用メモリに出力
する(ステップS37)。
【0100】図21(a)乃至(d)には、上記処理の概要
が示されている。ここで、図21(a)は出現度数検出手
段3で測定されたレベル分布を示す図、図21(b)は図
21(a)のレベル分布に対しローパスフィルタリング処
理を施して平滑化したレベル分布を示す図、図21(c)
は正規化手段34によって正規化されたデータ(図21
(a)のレベル分布を図21(b)の平滑化されたレベル分
布で除算したデータ)N(i)を示す図、図21(d)は図
21(c)の正規化されたデータすなわち正規化度数N
(i)を数4によって積算して作成された変換テーブルを
示す図である。
が示されている。ここで、図21(a)は出現度数検出手
段3で測定されたレベル分布を示す図、図21(b)は図
21(a)のレベル分布に対しローパスフィルタリング処
理を施して平滑化したレベル分布を示す図、図21(c)
は正規化手段34によって正規化されたデータ(図21
(a)のレベル分布を図21(b)の平滑化されたレベル分
布で除算したデータ)N(i)を示す図、図21(d)は図
21(c)の正規化されたデータすなわち正規化度数N
(i)を数4によって積算して作成された変換テーブルを
示す図である。
【0101】このようにして変換テーブルT(i)が算出
され、テーブル変換用メモリに格納された後、切替手段
2をデータ置換手段36側に切り換え、記録媒体12か
ら読み出されたデジタルオーディオ信号に対し、変換テ
ーブルT(i)に従ったデータ変換を行なう。すなわち、
データ置換手段36は、記録媒体12から読み出された
デジタルオーディオ信号(レベルi)に該当するアドレス
(番地)のテーブル変換用メモリの値T(i)を出力する動
作を、所定回数繰り返す。
され、テーブル変換用メモリに格納された後、切替手段
2をデータ置換手段36側に切り換え、記録媒体12か
ら読み出されたデジタルオーディオ信号に対し、変換テ
ーブルT(i)に従ったデータ変換を行なう。すなわち、
データ置換手段36は、記録媒体12から読み出された
デジタルオーディオ信号(レベルi)に該当するアドレス
(番地)のテーブル変換用メモリの値T(i)を出力する動
作を、所定回数繰り返す。
【0102】より具体的には、図19に示すように、例
えば、記録媒体12から読み出した13ビットのデジタ
ルオーディオ信号をデータ置換手段36に順次に入力さ
せ(ステップS41)、データ置換手段36で、入力され
たデジタルオーディオ信号のレベルに該当するテーブル
変換用メモリの値を出力する処理(ステップS43)を、
EOF(データの終了を知らせるデータ)が検出されるま
で(ステップS42)、繰り返し行ない、歪みが低減され
たビット長16ビットのデジタルオーディオ信号に変換
されて出力される。このように、記録媒体12から読み
出されたビット長13ビットの音楽信号は、データ置換
手段36で、テーブル変換が行なわれ、A/Dコンバー
タ11の変換誤差に基づく歪みが低減されたビット長1
6ビットの音楽信号に変換されて出力される。
えば、記録媒体12から読み出した13ビットのデジタ
ルオーディオ信号をデータ置換手段36に順次に入力さ
せ(ステップS41)、データ置換手段36で、入力され
たデジタルオーディオ信号のレベルに該当するテーブル
変換用メモリの値を出力する処理(ステップS43)を、
EOF(データの終了を知らせるデータ)が検出されるま
で(ステップS42)、繰り返し行ない、歪みが低減され
たビット長16ビットのデジタルオーディオ信号に変換
されて出力される。このように、記録媒体12から読み
出されたビット長13ビットの音楽信号は、データ置換
手段36で、テーブル変換が行なわれ、A/Dコンバー
タ11の変換誤差に基づく歪みが低減されたビット長1
6ビットの音楽信号に変換されて出力される。
【0103】このように、図9の歪み補正装置では、デ
ジタルオーディオ信号(音楽信号)のヒストグラム(レベ
ル分布)から変換テーブルT(i)を作成する際、旧A/
Dコンバータの誤差によるレベル分布の凹凸を移動平均
フィルタで平滑し、A/Dコンバータに誤差がない場合
の理想的なレベル分布に近似しているので、図1の歪み
補正装置に対して、さらに、しきい値以下の出現度数の
凹凸をも補正し、A/D変換誤差を著しく低減すること
が可能となる。
ジタルオーディオ信号(音楽信号)のヒストグラム(レベ
ル分布)から変換テーブルT(i)を作成する際、旧A/
Dコンバータの誤差によるレベル分布の凹凸を移動平均
フィルタで平滑し、A/Dコンバータに誤差がない場合
の理想的なレベル分布に近似しているので、図1の歪み
補正装置に対して、さらに、しきい値以下の出現度数の
凹凸をも補正し、A/D変換誤差を著しく低減すること
が可能となる。
【0104】このように、上述の各構成例では、音楽ソ
ースの録音時に用いたA/Dコンバータが、現存してい
ない、または、変換特性が変化している場合に、旧録音
ソースからA/D変換誤差がない元の音楽ソースの状態
を推定し、入力されたデータを正しいと推定されるデー
タに置換して、A/D変換誤差が生じた音楽ソースを補
正することができる。
ースの録音時に用いたA/Dコンバータが、現存してい
ない、または、変換特性が変化している場合に、旧録音
ソースからA/D変換誤差がない元の音楽ソースの状態
を推定し、入力されたデータを正しいと推定されるデー
タに置換して、A/D変換誤差が生じた音楽ソースを補
正することができる。
【0105】なお、図9の構成例では、音楽信号(デジ
タルオーディオ信号)を用いてA/D変換誤差を推定し
たが、音楽ソースの録音時に用いたA/D変換器が変換
特性の変化なく現存する場合には、前記A/D変換器に
リニアカウントアップ信号を入力し、A/D変換器の入
力信号と出力信号を比較し、A/D変換誤差を求めるこ
とができる。このようなリニアカウントアップ信号を用
いた補正は、次のようにして行なうことができる。
タルオーディオ信号)を用いてA/D変換誤差を推定し
たが、音楽ソースの録音時に用いたA/D変換器が変換
特性の変化なく現存する場合には、前記A/D変換器に
リニアカウントアップ信号を入力し、A/D変換器の入
力信号と出力信号を比較し、A/D変換誤差を求めるこ
とができる。このようなリニアカウントアップ信号を用
いた補正は、次のようにして行なうことができる。
【0106】すなわち、例えば、図22に示すように、
旧A/Dコンバータ測定システム(例えば図23のよう
なシステム)を使用し、リニアカウントアップ信号と正
弦波をパーソナルコンピュータに取り込み、リニアカウ
ントアップ信号のレベル分布から変換テーブルを算出
し、正弦波に対してテーブル変換、FFT(高速フーリ
エ変換)を行なって、ひずみの増減を調べる。変換テー
ブルの算出処理およびテーブル変換処理は、例えばC言
語でプログラム作成し、パーソナルコンピュータ内部で
処理し、また、FFTには、市販の信号処理ソフトを使
用することができる。
旧A/Dコンバータ測定システム(例えば図23のよう
なシステム)を使用し、リニアカウントアップ信号と正
弦波をパーソナルコンピュータに取り込み、リニアカウ
ントアップ信号のレベル分布から変換テーブルを算出
し、正弦波に対してテーブル変換、FFT(高速フーリ
エ変換)を行なって、ひずみの増減を調べる。変換テー
ブルの算出処理およびテーブル変換処理は、例えばC言
語でプログラム作成し、パーソナルコンピュータ内部で
処理し、また、FFTには、市販の信号処理ソフトを使
用することができる。
【0107】ここで、変換テーブルの算出処理は、例え
ば以下のような方法で行なうことができる。すなわち、
量子化ビット数n、総サンプル数scの時のデジタルコ
ードi(−2n-1≦i≦2n-1−1)の出現頻度をh(i),
正規化した出現頻度をN(i)とする。テーブルの算出を
容易にするため、次式のように、h(i)=sc/2nの
ときに、N(i)=1.0になるように、h(i)の正規化
を行なう。
ば以下のような方法で行なうことができる。すなわち、
量子化ビット数n、総サンプル数scの時のデジタルコ
ードi(−2n-1≦i≦2n-1−1)の出現頻度をh(i),
正規化した出現頻度をN(i)とする。テーブルの算出を
容易にするため、次式のように、h(i)=sc/2nの
ときに、N(i)=1.0になるように、h(i)の正規化
を行なう。
【0108】
【数6】N(i)=(2n/sc)・h(i)
【0109】次いで、N(i)を数4のように積算し、テ
ーブルT(i)を求める。
ーブルT(i)を求める。
【0110】実際の処理では、テーブル変換前のデータ
(13ビット)と、テーブル変換後のデータ(16ビット)
が、図24に示すような関係になっているのでテーブル
値T(i)を23=8倍し、16ビットにしている。
(13ビット)と、テーブル変換後のデータ(16ビット)
が、図24に示すような関係になっているのでテーブル
値T(i)を23=8倍し、16ビットにしている。
【0111】このように、リニアカウントアップ信号を
用いる補正では、例えば、現在16ビットで録音されて
いる音楽信号を、将来24ビットあるいはそれ以上のビ
ット長の音楽信号に変換する場合などに有効である。ま
た、リニアカウントアップ信号は、音楽信号録音時に記
録媒体等に記録するようにしてもよく、このような場
合、A/D変換器が現存しない場合であっても、より精
度よく変換誤差に基づく歪みを低減することができる。
用いる補正では、例えば、現在16ビットで録音されて
いる音楽信号を、将来24ビットあるいはそれ以上のビ
ット長の音楽信号に変換する場合などに有効である。ま
た、リニアカウントアップ信号は、音楽信号録音時に記
録媒体等に記録するようにしてもよく、このような場
合、A/D変換器が現存しない場合であっても、より精
度よく変換誤差に基づく歪みを低減することができる。
【0112】図1あるいは図9により説明した上述した
処理では、切替手段1は、記録媒体12からのデジタル
オーディオ信号を変換誤差を検出する処理のために記憶
手段2に出力した後、再度同じデジタルオーディオ信号
を記録媒体12から読み出してデジタル信号処理手段6
あるいはデータ置換手段36に出力するものとなってい
るが、本発明は、この処理に限定されるものではない。
例えば、変換誤差に基づく歪みを低減する対象のデジタ
ルオーディオ信号のすべてを切替手段1を介して記憶手
段2に記憶し、しかる後、切替手段1を介し、記憶手段
2からの出力を、直接、デジタル信号処理手段6あるい
はデータ置換手段36に与える構成となっていてもよ
い。
処理では、切替手段1は、記録媒体12からのデジタル
オーディオ信号を変換誤差を検出する処理のために記憶
手段2に出力した後、再度同じデジタルオーディオ信号
を記録媒体12から読み出してデジタル信号処理手段6
あるいはデータ置換手段36に出力するものとなってい
るが、本発明は、この処理に限定されるものではない。
例えば、変換誤差に基づく歪みを低減する対象のデジタ
ルオーディオ信号のすべてを切替手段1を介して記憶手
段2に記憶し、しかる後、切替手段1を介し、記憶手段
2からの出力を、直接、デジタル信号処理手段6あるい
はデータ置換手段36に与える構成となっていてもよ
い。
【0113】また、例えば、デジタル信号処理手段6あ
るいはデータ置換手段36の前段に遅延手段を設け、切
替手段1は、記録媒体12から読み出したデジタルオー
ディオ信号を記憶手段2と前記遅延手段とに同時に与
え、変換誤差を検出している間、補正の対象となるデジ
タルオーディオ信号を遅延手段により遅延させ、デジタ
ル信号処理手段6あるいはデータ置換手段36でリアル
タイムに補正出力処理ができるよう構成することもでき
る。
るいはデータ置換手段36の前段に遅延手段を設け、切
替手段1は、記録媒体12から読み出したデジタルオー
ディオ信号を記憶手段2と前記遅延手段とに同時に与
え、変換誤差を検出している間、補正の対象となるデジ
タルオーディオ信号を遅延手段により遅延させ、デジタ
ル信号処理手段6あるいはデータ置換手段36でリアル
タイムに補正出力処理ができるよう構成することもでき
る。
【0114】また、変換誤差に基づく歪みが低減された
デジタルオーディオ信号をリアルタイムで出力する必要
がない場合、例えば、歪みが低減されたデジタルオーデ
ィオ信号を他の記憶装置に記憶するような場合には、記
憶手段2としてデータ転送速度の速いハードディスク等
を用い、記憶手段2の出力を切替手段1を介して、直
接、デジタル信号処理手段6あるいはデータ置換手段3
6に入力する構成としてもよい。
デジタルオーディオ信号をリアルタイムで出力する必要
がない場合、例えば、歪みが低減されたデジタルオーデ
ィオ信号を他の記憶装置に記憶するような場合には、記
憶手段2としてデータ転送速度の速いハードディスク等
を用い、記憶手段2の出力を切替手段1を介して、直
接、デジタル信号処理手段6あるいはデータ置換手段3
6に入力する構成としてもよい。
【0115】また、上述の例では、コンパクトディスク
等の記録媒体12にデジタルオーディオ信号が記録され
ており、記録媒体12からデジタルオーディオ信号を読
み出すとしたが、補正の対象となるデジタルオーディオ
信号は、ROM、RAM等の半導体メモリにより構成さ
れた記憶装置に記憶されることも可能であり、この場合
には、この記憶装置からデジタルオーディオ信号が読み
出される。そして、この場合、記憶装置自体が、記憶手
段2の機能をも有するように記憶装置を制御してもよ
く、このときには、さらに、記憶装置からの出力を、直
接、出現度数検出手段3に入力させることができる。
等の記録媒体12にデジタルオーディオ信号が記録され
ており、記録媒体12からデジタルオーディオ信号を読
み出すとしたが、補正の対象となるデジタルオーディオ
信号は、ROM、RAM等の半導体メモリにより構成さ
れた記憶装置に記憶されることも可能であり、この場合
には、この記憶装置からデジタルオーディオ信号が読み
出される。そして、この場合、記憶装置自体が、記憶手
段2の機能をも有するように記憶装置を制御してもよ
く、このときには、さらに、記憶装置からの出力を、直
接、出現度数検出手段3に入力させることができる。
【0116】換言すれば、本発明において、「記憶手
段」の語は、広義に捉えられるべきであり、記憶手段
は、図1あるいは図9の記憶手段2に限らず、記憶媒体
12やROM,RAMなどをも指すことができる。
段」の語は、広義に捉えられるべきであり、記憶手段
は、図1あるいは図9の記憶手段2に限らず、記憶媒体
12やROM,RAMなどをも指すことができる。
【0117】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1乃至請
求項8記載の発明によれば、デジタルオーディオ信号の
コード毎の出現度数からアナログ/デジタル変換器の直
線性誤差に基づく歪みが生じたビットを検出することが
でき、また、その検出結果に基づいてデジタルオーディ
オ信号のアナログ/デジタル変換器の直線性誤差に基づ
く歪みが生じたビットを補正するため、入力したデジタ
ルオーディオ信号のアナログ/デジタル変換器の直線性
誤差に基づく歪みを低減することができる。
求項8記載の発明によれば、デジタルオーディオ信号の
コード毎の出現度数からアナログ/デジタル変換器の直
線性誤差に基づく歪みが生じたビットを検出することが
でき、また、その検出結果に基づいてデジタルオーディ
オ信号のアナログ/デジタル変換器の直線性誤差に基づ
く歪みが生じたビットを補正するため、入力したデジタ
ルオーディオ信号のアナログ/デジタル変換器の直線性
誤差に基づく歪みを低減することができる。
【0118】また、請求項4記載の発明によれば、デジ
タルオーディオ信号の量子化レベルを表わすコードをア
ドレスとして記憶するヒストグラムメモリを有し、記憶
手段から読み出したデジタルオーディオ信号のコードに
対応するアドレスのデータを、ヒストグラムメモリから
読み出して1を加算し、1を加算されたデータをアドレ
スメモリに書き込み、コード毎の出現度数を表わすヒス
トグラムを作成するため、デジタルオーディオ信号のよ
うな、歪みがなく純粋な正弦波でない信号源であって
も、コード毎の出現度数を検出することができる。
タルオーディオ信号の量子化レベルを表わすコードをア
ドレスとして記憶するヒストグラムメモリを有し、記憶
手段から読み出したデジタルオーディオ信号のコードに
対応するアドレスのデータを、ヒストグラムメモリから
読み出して1を加算し、1を加算されたデータをアドレ
スメモリに書き込み、コード毎の出現度数を表わすヒス
トグラムを作成するため、デジタルオーディオ信号のよ
うな、歪みがなく純粋な正弦波でない信号源であって
も、コード毎の出現度数を検出することができる。
【0119】また、請求項5記載の発明によれば、コー
ド毎の出現度数から量子化レベルが近接する複数コード
を1ブロックとして全てのコードを複数ブロックに分割
し、各ブロック毎に平均出現度数を求め、各ブロックに
おける各コードを平均出現度数で割った出現度数を、正
規化された出現度数として求めることができるため、デ
ジタルオーディオ信号の直線性誤差に基づく歪みをコー
ド毎の出現度数として検出することができる。
ド毎の出現度数から量子化レベルが近接する複数コード
を1ブロックとして全てのコードを複数ブロックに分割
し、各ブロック毎に平均出現度数を求め、各ブロックに
おける各コードを平均出現度数で割った出現度数を、正
規化された出現度数として求めることができるため、デ
ジタルオーディオ信号の直線性誤差に基づく歪みをコー
ド毎の出現度数として検出することができる。
【0120】また、請求項6記載の発明によれば、直線
性誤差検出手段で検出された正規化された出現度数に基
づいて、コード毎の量子化レベルの差を、アナログ/デ
ジタル変換器の直線性誤差に基づく歪みの生じたビット
数として検出することができる。
性誤差検出手段で検出された正規化された出現度数に基
づいて、コード毎の量子化レベルの差を、アナログ/デ
ジタル変換器の直線性誤差に基づく歪みの生じたビット
数として検出することができる。
【0121】また、請求項7記載の発明によれば、誤差
ビット検出手段で検出された入力されたデジタルオーデ
ィオ信号の誤差ビットを、正しいと推定されるコードと
置き換えて出力するため、デジタルオーディオ信号のア
ナログ/デジタル変換器の直線性誤差に基づく歪みを低
減することができる。
ビット検出手段で検出された入力されたデジタルオーデ
ィオ信号の誤差ビットを、正しいと推定されるコードと
置き換えて出力するため、デジタルオーディオ信号のア
ナログ/デジタル変換器の直線性誤差に基づく歪みを低
減することができる。
【0122】また、請求項9乃至請求項11記載の発明
によれば、アナログ/デジタル変換器を使用して収録さ
れたデジタルオーディオ信号のレベル分布から、使用さ
れたアナログ/デジタル変換器の変換誤差を検出し、そ
の検出した変換誤差から変換テーブルを算出し、前記デ
ジタルオーディオ信号に対してテーブル変換処理を行な
い、アナログ/デジタル変換器の変換誤差によって発生
した歪みを補正するので、しきい値以下の出現度数の凹
凸をも補正し、A/D変換誤差を著しく低減することが
できる。
によれば、アナログ/デジタル変換器を使用して収録さ
れたデジタルオーディオ信号のレベル分布から、使用さ
れたアナログ/デジタル変換器の変換誤差を検出し、そ
の検出した変換誤差から変換テーブルを算出し、前記デ
ジタルオーディオ信号に対してテーブル変換処理を行な
い、アナログ/デジタル変換器の変換誤差によって発生
した歪みを補正するので、しきい値以下の出現度数の凹
凸をも補正し、A/D変換誤差を著しく低減することが
できる。
【0123】換言すれば、請求項1乃至請求項11記載
の発明によれば、使用されたアナログ/デジタル変換器
の特性がわからない場合でも、また、使用されたアナロ
グ/デジタル変換器自体が無い場合でも、記録されたデ
ジタルオーディオ信号から、アナログ/デジタル変換器
の誤差を検出することができ、さらに、検出したアナロ
グ/デジタル変換器の誤差に基づき、デジタルオーディ
オ信号の歪みを補正することで、デジタルオーディオ信
号の歪みを低減し、音質を高めることができる。
の発明によれば、使用されたアナログ/デジタル変換器
の特性がわからない場合でも、また、使用されたアナロ
グ/デジタル変換器自体が無い場合でも、記録されたデ
ジタルオーディオ信号から、アナログ/デジタル変換器
の誤差を検出することができ、さらに、検出したアナロ
グ/デジタル変換器の誤差に基づき、デジタルオーディ
オ信号の歪みを補正することで、デジタルオーディオ信
号の歪みを低減し、音質を高めることができる。
【0124】また、請求項12記載の発明によれば、ア
ナログ/デジタル変換器にリニアカウントアップ信号を
入力し、このときの該アナログ/デジタル変換器の入力
信号と出力信号とを比較して、該アナログ/デジタル変
換器の変換誤差を算出し、該アナログ/デジタル変換器
からの出力信号に含まれる変換誤差に基づく歪みを、上
記のように算出された変換誤差によって補正するので、
音楽ソースの録音時に用いたA/D変換器が変換特性の
変化なく現存する場合に、例えば、現在16ビットで録
音されている音楽信号を、将来24ビットあるいはそれ
以上のビット長の音楽信号に変換することができる。
ナログ/デジタル変換器にリニアカウントアップ信号を
入力し、このときの該アナログ/デジタル変換器の入力
信号と出力信号とを比較して、該アナログ/デジタル変
換器の変換誤差を算出し、該アナログ/デジタル変換器
からの出力信号に含まれる変換誤差に基づく歪みを、上
記のように算出された変換誤差によって補正するので、
音楽ソースの録音時に用いたA/D変換器が変換特性の
変化なく現存する場合に、例えば、現在16ビットで録
音されている音楽信号を、将来24ビットあるいはそれ
以上のビット長の音楽信号に変換することができる。
【図1】本発明に係る歪み補正装置の構成例を示す図で
ある。
ある。
【図2】デジタルオーディオ信号のヒストグラム(レベ
ル分布)の一例を示す図である。
ル分布)の一例を示す図である。
【図3】誤差ビット検出処理の一例を示すフローチャー
トである。
トである。
【図4】最近の精度の良いA/D変換器を使用した音楽
信号のレベル分布の一例を示す図である。
信号のレベル分布の一例を示す図である。
【図5】初期のPCM音楽信号のレベル分布の一例を示
す図である。
す図である。
【図6】デジタル信号処理手段における補正処理の一例
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図7】アナログ/デジタル変換器のアナログ/デジタ
ル変換特性図である。
ル変換特性図である。
【図8】本発明の歪み補正装置において時間軸上のデジ
タル出力を示す模式図である。
タル出力を示す模式図である。
【図9】本発明に係る歪み補正装置の他の構成例を示す
図である。
図である。
【図10】理想的なA/Dコンバータの変換特性を示す
図である。
図である。
【図11】A/Dコンバータに変換誤差がある場合のA
/Dコンバータの変換特性を示す図である。
/Dコンバータの変換特性を示す図である。
【図12】変換テーブルの算出の仕方を説明するための
図である。
図である。
【図13】変換テーブルの算出の仕方を説明するための
図である。
図である。
【図14】変換テーブルの算出の仕方を説明するための
図である。
図である。
【図15】テーブル変換前とテーブル変換後の入出力特
性の一部を示す図である。
性の一部を示す図である。
【図16】デジタルオーディオ信号に対してテーブル変
換処理を行なった結果を示す図である。
換処理を行なった結果を示す図である。
【図17】デジタルオーディオ信号に対してテーブル変
換処理を行なわない場合を示す図である。
換処理を行なわない場合を示す図である。
【図18】図9の歪み補正装置の処理動作を説明するた
めのフローチャートである。
めのフローチャートである。
【図19】図9の歪み補正装置の処理動作を説明するた
めのフローチャートである。
めのフローチャートである。
【図20】移動平均フィルタのサンプル数mを変化させ
たときのレベル分布を示す図である。
たときのレベル分布を示す図である。
【図21】図9の歪み補正装置におけるテーブル変換ま
での処理概要を示す図である。
での処理概要を示す図である。
【図22】リニアカウントアップ信号を用いた補正処理
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図23】リニアカウントアップ信号を用いた補正処理
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図24】テーブル変換前のデータ(13ビット)と、テ
ーブル変換後のデータ(16ビット)との関係を示す図で
ある。
ーブル変換後のデータ(16ビット)との関係を示す図で
ある。
1 切替手段 2 記憶手段 3 出現度数検出手段 4,34 正規化手段 5 誤差ビット検出手段 6 デジタル信号処理手段 10,20 歪み補正装置 11 A/Dコンバータ 12 記録媒体 35 変換テーブル算出手段 36 データ置換手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G01R 31/00 G01R 31/00
Claims (12)
- 【請求項1】 デジタルオーディオ信号を記憶する記憶
手段と、該記憶手段から前記デジタルオーディオ信号を
読み出し複数サンプルについて各々の量子化レベルを表
わすコード毎の出現度数を検出する出現度数検出手段
と、該出現度数検出手段で検出された前記コード毎の出
現度数から前記アナログ/デジタル変換器の直線性誤差
に基づく歪みを正規化された出現度数として検出する正
規化手段と、該正規化手段で検出した正規化された出現
度数のコードから誤差ビットを検出する誤差ビット検出
手段とを備えていることを特徴とする歪み検出装置。 - 【請求項2】 アナログ/デジタル変換器によりコード
に変換されたデジタルオーディオ信号のコード毎の出現
度数からアナログ/デジタル変換器の直線性誤差に基づ
く歪みの生じた誤差ビットを検出する変換誤差検出手段
と、該変換誤差検出手段からの検出結果に基づいて前記
デジタルオーディオ信号の前記アナログ/デジタル変換
器の直線性誤差に基づく歪みの生じた誤差ビットを補正
する変換誤差補正手段とを具備することを特徴とする歪
み補正装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の歪み補正装置において、
前記変換誤差検出手段は、該切替手段から入力された前
記デジタルオーディオ信号を記憶する記憶手段と、該記
憶手段から前記デジタルオーディオ信号を読み出し複数
サンプルについて各々の量子化レベルを表わすコード毎
の出現度数を検出する出現度数検出手段と、該出現度数
検出手段で検出された前記コード毎の出現度数から前記
アナログ/デジタル変換器の直線性誤差に基づく歪みを
正規化された出現度数として検出する正規化手段と、該
正規化手段で検出した正規化された出現度数のコードか
ら誤差ビットを検出する誤差ビット検出手段とを具備す
ることを特徴とする歪み補正装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の歪み補正装置において、
前記出現度数検出手段は、前記デジタルオーディオ信号
の量子化レベルを表わすコードをアドレスとして記憶す
るヒストグラムメモリを有し、前記記憶手段から読み出
した前記デジタルオーディオ信号のコードに対応する前
記アドレスのデータを前記ヒストグラムメモリから読み
出して“1”を加算し、前記加算したデータを前記ヒス
トグラムメモリに書き込み、コード毎の出現度数を表わ
すヒストグラムを作成することを特徴とする歪み補正装
置。 - 【請求項5】 請求項3記載の歪み補正装置において、
前記正規化手段は、前記出現度数検出手段で得た前記コ
ード毎の出現度数から量子化レベルが近接する複数コー
ドを1ブロックとして全てのコードを複数ブロックに分
割し、各ブロック毎に平均出現度数を求め、各ブロック
における各コードを前記平均出現度数で割った出現度数
を正規化された出現度数とすることを特徴とする歪み補
正装置。 - 【請求項6】 請求項3記載の歪み補正装置において、
前記誤差ビット検出手段は、前記正規化手段で検出され
た前記正規化された出現度数に基づいてコード毎の量子
化レベルの差をアナログ/デジタル変換器の直線性誤差
に基づく歪みの生じた誤差ビットとして検出することを
特徴とする歪み補正装置。 - 【請求項7】 請求項2記載の歪み補正装置において、
前記デジタル信号処理手段は、入力された前記デジタル
オーディオ信号の前記誤差ビットを正しいと推定される
コードに補正して出力することを特徴とする歪み補正装
置。 - 【請求項8】 請求項7記載の歪み補正装置において、
前記デジタル信号処理手段における正しいコードの推定
は、前記誤差ビットを有する各コードの正規化した出現
度数の平均をXとし、前記デジタルオーディオ信号の同
じ値が時刻K1からKtまで複数サンプルKt個続いた
時、前記同じ値が続く最初のサンプルの値と1つ前のサ
ンプルの値との第1の差D1をとり、前記同じ値が続い
た最後のサンプルの値と1つ後のサンプルの値との第2
の差D2をとり、前記第1の差D1及び第2の差D2が
正の値の場合、前記複数サンプルのうちKt/XからKtま
での値を+1とし、前記第1の差D1及び第2の差D2
が負の値の場合、前記複数サンプルのうちK1からK
t(1−1/X)までの値を+1とすることを特徴とする
歪み補正装置。 - 【請求項9】 アナログ/デジタル変換器によりコード
に変換されたデジタルオーディオ信号を記憶する記憶手
段と、該記憶手段から前記デジタルオーディオ信号を読
み出し複数サンプルについて各々の量子化レベルを表わ
すコード毎の出現度数をレベル分布として検出する出現
度数検出手段と、該出現度数検出手段で検出されたレベ
ル分布に対しローパスフィルタリング処理を施して、ア
ナログ/デジタル変換器に誤差が無い場合の理想的なレ
ベル分布に近似し、ローパスフィルタリング処理がなさ
れる前のレベル分布を前記理想的なレベル分布に近似し
た結果で除算したものを正規化されたレベル分布として
検出する正規化手段と、正規化手段で正規化されたレベ
ル分布からデジタルオーディオ信号のレベルに対する変
換テーブルを算出する変換テーブル算出手段と、前記デ
ジタルオーディオ信号のレベルを前記変換テーブルに従
ったレベルデータに置換して出力するデータ置換手段と
を備えていることを特徴とする歪み補正装置。 - 【請求項10】 アナログ/デジタル変換器を使用して
収録されたデジタルオーディオ信号のレベル分布から、
使用されたアナログ/デジタル変換器の変換誤差を検出
し、その検出した変換誤差から変換テーブルを算出し、
前記デジタルオーディオ信号に対してテーブル変換処理
を行ない、アナログ/デジタル変換器の変換誤差によっ
て発生した歪みを補正することを特徴とする歪み補正方
法。 - 【請求項11】 請求項10記載の歪み補正方法におい
て、前記変換テーブルは、アナログ/デジタル変換器を
使用して収録されたデジタルオーディオ信号に対し、一
定サンプル数のレベル分布をとり、該レベル分布にロー
パスフィルタリング処理を施して、アナログ/デジタル
変換器に誤差が無い場合の理想的なレベル分布に近似
し、ローパスフィルタリング処理がなされる前のレベル
分布を前記理想的なレベル分布に近似した結果で除算し
たものを積算することによって作成されることを特徴と
する歪み補正方法。 - 【請求項12】 アナログ/デジタル変換器にリニアカ
ウントアップ信号を入力し、このときの該アナログ/デ
ジタル変換器の入力信号と出力信号とを比較して、該ア
ナログ/デジタル変換器の変換誤差を算出し、該アナロ
グ/デジタル変換器からの出力信号に含まれる変換誤差
に基づく歪みを、上記のように算出された変換誤差によ
って補正することを特徴とする歪み補正方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08448397A JP3556066B2 (ja) | 1996-07-10 | 1997-03-18 | 歪み検出装置および歪み補正装置および歪み補正方法 |
| EP98900195A EP1033817A4 (en) | 1997-03-18 | 1998-01-09 | DISTORTION DETECTOR, DISTORTION CORRECTOR, AND DISTORTION CORRECTION METHOD FOR DIGITAL AUDIO SIGNAL |
| PCT/JP1998/000053 WO1998042077A1 (fr) | 1997-03-18 | 1998-01-09 | Detecteur de distorsion, correcteur de distorsion, et procede de correction de distorsion pour signal audio numerique |
| US09/381,202 US6587984B1 (en) | 1997-03-18 | 1998-01-09 | Distortion detecting device, distortion correcting device, and distortion correcting method for digital audio signal |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8-199853 | 1996-07-10 | ||
| JP19985396 | 1996-07-10 | ||
| JP08448397A JP3556066B2 (ja) | 1996-07-10 | 1997-03-18 | 歪み検出装置および歪み補正装置および歪み補正方法 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1079667A true JPH1079667A (ja) | 1998-03-24 |
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Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 1997-03-18 JP JP08448397A patent/JP3556066B2/ja not_active Expired - Fee Related
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