JPH107984A - 絶縁被覆材 - Google Patents
絶縁被覆材Info
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- JPH107984A JPH107984A JP8165441A JP16544196A JPH107984A JP H107984 A JPH107984 A JP H107984A JP 8165441 A JP8165441 A JP 8165441A JP 16544196 A JP16544196 A JP 16544196A JP H107984 A JPH107984 A JP H107984A
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- diisocyanate
- polycarbodiimide
- mdi
- residue
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 イソシアネート残基のうち、5%以上が
2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート残基であ
るポリカルボジイミド共重合体を用いる絶縁被覆材。 【効果】 本発明方法による絶縁被覆材であるポリカル
ボジイミド共重合体は、従来のポリカルボジイミド硬化
物の持つ高い耐熱性を維持したまま、従来にない可撓性
を発現するポリカルボジイミドであるため、これまで耐
熱性を必要としながらも従来のポリカルボジイミド共重
合体の硬化物では脆さのために適用できなかった電線や
電気基盤などの絶縁被覆に適用できる。
2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート残基であ
るポリカルボジイミド共重合体を用いる絶縁被覆材。 【効果】 本発明方法による絶縁被覆材であるポリカル
ボジイミド共重合体は、従来のポリカルボジイミド硬化
物の持つ高い耐熱性を維持したまま、従来にない可撓性
を発現するポリカルボジイミドであるため、これまで耐
熱性を必要としながらも従来のポリカルボジイミド共重
合体の硬化物では脆さのために適用できなかった電線や
電気基盤などの絶縁被覆に適用できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高い耐熱性、耐薬
品性、電気絶縁性を示すポリカルボジイミド共重合体を
主体とする耐熱性絶縁被覆材に関する。
品性、電気絶縁性を示すポリカルボジイミド共重合体を
主体とする耐熱性絶縁被覆材に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子回路の小型化、軽量化に伴
い、電線、ケーブルの細径化、軽量化や基板の薄型化、
軽量化が進められている。そこで、被覆の厚さを薄く出
来る熱硬化性樹脂による絶縁被覆が非常に有効な手段と
して用いられている。従来、耐熱性絶縁被覆材として用
いられている熱硬化性樹脂にはエポキシ系、シリコン
系、ポリウレタン系、ポリアミドイミド系、ポリイミド
系、ポリエステルイミド系等がある。しかし、耐熱性の
高いイミド系の被覆材は、高価であるため、より安価で
高い耐熱性を示す素材が求められている。
い、電線、ケーブルの細径化、軽量化や基板の薄型化、
軽量化が進められている。そこで、被覆の厚さを薄く出
来る熱硬化性樹脂による絶縁被覆が非常に有効な手段と
して用いられている。従来、耐熱性絶縁被覆材として用
いられている熱硬化性樹脂にはエポキシ系、シリコン
系、ポリウレタン系、ポリアミドイミド系、ポリイミド
系、ポリエステルイミド系等がある。しかし、耐熱性の
高いイミド系の被覆材は、高価であるため、より安価で
高い耐熱性を示す素材が求められている。
【0003】また、安価なイソシアネートのみを原料と
するポリカルボジイミドは安価に提供できる熱硬化性耐
熱素材であるが、熱硬化後のポリカルボジイミドは硬度
が硬くなるため、ポリカルボジイミドで被覆した電線や
金属板を巻き付けたり、折り曲げたりといった加工をす
ると被膜が破れてしまうなどの不都合があり、耐熱絶縁
被覆分野においてポリカルボジイミドのみが用いられる
ことはなかった。
するポリカルボジイミドは安価に提供できる熱硬化性耐
熱素材であるが、熱硬化後のポリカルボジイミドは硬度
が硬くなるため、ポリカルボジイミドで被覆した電線や
金属板を巻き付けたり、折り曲げたりといった加工をす
ると被膜が破れてしまうなどの不都合があり、耐熱絶縁
被覆分野においてポリカルボジイミドのみが用いられる
ことはなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】高い耐熱性、電気絶縁
性、耐薬品性を示すポリカルボジイミドの硬化物に、十
分な可撓性を付与することができれば、安価な耐熱性絶
縁被覆材として有用であると考えられる。
性、耐薬品性を示すポリカルボジイミドの硬化物に、十
分な可撓性を付与することができれば、安価な耐熱性絶
縁被覆材として有用であると考えられる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するために鋭意検討した結果、ポリカルボジイ
ミド分子中のジイソシアネート残基のうち5%以上を、
2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート残基とす
ることで十分な可撓性を付与したポリカルボジイミドを
得ることができることを見出し本発明に到達した。すな
わち、本発明は、(1) 下記一般式(1)[化3]で
表わされる構造を有するポリカルボジイミド共重合体を
主体とする耐熱性絶縁被覆材、
的を達成するために鋭意検討した結果、ポリカルボジイ
ミド分子中のジイソシアネート残基のうち5%以上を、
2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート残基とす
ることで十分な可撓性を付与したポリカルボジイミドを
得ることができることを見出し本発明に到達した。すな
わち、本発明は、(1) 下記一般式(1)[化3]で
表わされる構造を有するポリカルボジイミド共重合体を
主体とする耐熱性絶縁被覆材、
【0006】
【化3】 R’−N=C=N−(R−N=C=N−)n−R’ (1) (ただし、式中nは4≦n≦100の整数を表し、R’
はモノイソシアネート残基を表す。また、Rは有機ジイ
ソシアネート残基を表わし、該有機ジイソシアネート残
基は、下記式(2)[化4]で表わされる構造単位を該
有機ジイソシアネート残基の全構造単位のうち5%以上
含有する。)
はモノイソシアネート残基を表す。また、Rは有機ジイ
ソシアネート残基を表わし、該有機ジイソシアネート残
基は、下記式(2)[化4]で表わされる構造単位を該
有機ジイソシアネート残基の全構造単位のうち5%以上
含有する。)
【0007】
【化4】 (2) 有機ジイソシアネート残基が、2,4’−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート、4,4’−ジフェニル
メタンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシア
ネート、2,6−トリレンジイソシアネート、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアネー
トのそれぞれのイソシアネート残基の群から選ばれる1
種又はそれ以上であることを特徴とする(1)記載の耐
熱性絶縁被覆材、(3) 被覆する対象が金属であるこ
とを特徴とする(1)または(2)記載の耐熱性絶縁被
覆材、を提供するものである。
ェニルメタンジイソシアネート、4,4’−ジフェニル
メタンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシア
ネート、2,6−トリレンジイソシアネート、ヘキサメ
チレンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアネー
トのそれぞれのイソシアネート残基の群から選ばれる1
種又はそれ以上であることを特徴とする(1)記載の耐
熱性絶縁被覆材、(3) 被覆する対象が金属であるこ
とを特徴とする(1)または(2)記載の耐熱性絶縁被
覆材、を提供するものである。
【0008】即ち、本発明ではポリカルボジイミド共重
合体中のジイソシアネート残基のうち2,4’−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート残基を5%以上含有するこ
とで、耐熱性を犠牲にすることなく、かつ、可撓性のあ
る硬化物を得ることができ、電線や金属板に被覆・硬化
することで耐熱性及び可撓性の良好な被覆を得ることが
できるものである。
合体中のジイソシアネート残基のうち2,4’−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート残基を5%以上含有するこ
とで、耐熱性を犠牲にすることなく、かつ、可撓性のあ
る硬化物を得ることができ、電線や金属板に被覆・硬化
することで耐熱性及び可撓性の良好な被覆を得ることが
できるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について詳細
に説明する。本発明において重合されるポリカルボジイ
ミド共重合体は下記一般式(1)[化5]
に説明する。本発明において重合されるポリカルボジイ
ミド共重合体は下記一般式(1)[化5]
【0010】
【化5】 R’−N=C=N−(R−N=C=N−)n−R’ (1) で表わされる。上記一般式(1)におけるRは有機ジイ
ソシアネート残基(ここで、有機ジイソシアネート残基
とは、有機ジイソシアネート分子からイソシアネート基
(NCO)を除いた残りの部分のことをいう。)を表わ
し、例えば2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト(以下2,4’−MDIと略する)、4,4’−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート(以下4,4’−MDI
と略する)、2,4−トリレンジイソシアネート(以下
2,4−TDIと略する)、2,6−トリレンジイソシ
アネート(以下2,6−TDIと略する)、ヘキサメチ
レンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアネー
ト、キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシ
アネート、ナフチレンジイソシアネート等の残基を挙げ
ることができ、2,4’−MDI、4,4’−MDI、
2,4−TDI、2,6−TDI、ヘキサメチレンジイ
ソシアネート、ノルボルナンジイソシアネートは工業的
に入手しやすく好ましい。また、これらのジイソシアネ
ート残基はポリカルボジイミド共重合体中に単独で存在
しても2種類以上が混合されて存在していても良いが、
このポリカルボジイミド共重合体中に含まれるジイソシ
アネート残基のうち2,4’−MDI残基(下記式
(2)[化6])の構造単位をジイソシアネート残基の
全構造単位中5%以上含有していなくてはならない。
ソシアネート残基(ここで、有機ジイソシアネート残基
とは、有機ジイソシアネート分子からイソシアネート基
(NCO)を除いた残りの部分のことをいう。)を表わ
し、例えば2,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト(以下2,4’−MDIと略する)、4,4’−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート(以下4,4’−MDI
と略する)、2,4−トリレンジイソシアネート(以下
2,4−TDIと略する)、2,6−トリレンジイソシ
アネート(以下2,6−TDIと略する)、ヘキサメチ
レンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシアネー
ト、キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシ
アネート、ナフチレンジイソシアネート等の残基を挙げ
ることができ、2,4’−MDI、4,4’−MDI、
2,4−TDI、2,6−TDI、ヘキサメチレンジイ
ソシアネート、ノルボルナンジイソシアネートは工業的
に入手しやすく好ましい。また、これらのジイソシアネ
ート残基はポリカルボジイミド共重合体中に単独で存在
しても2種類以上が混合されて存在していても良いが、
このポリカルボジイミド共重合体中に含まれるジイソシ
アネート残基のうち2,4’−MDI残基(下記式
(2)[化6])の構造単位をジイソシアネート残基の
全構造単位中5%以上含有していなくてはならない。
【0011】
【化6】 また、上記一般式(1)におけるR’は有機モノイソシ
アネート残基(ここで、有機モノイソシアネート残基と
は、有機モノイソシアネート分子からイソシアネート基
(NCO)を除いた残りの部分のことをいう。)を表わ
し、例えば、フェニルイソシアネート、1−ナフチルイ
ソシアネート、アルキル(炭素数1〜18)イソシアネ
ート、メトキシフェニルイソシアネート等のイソシアネ
ート残基を挙げることができる。また、上記一般式
(1)中のnは4以上100以下の整数を表わす。
アネート残基(ここで、有機モノイソシアネート残基と
は、有機モノイソシアネート分子からイソシアネート基
(NCO)を除いた残りの部分のことをいう。)を表わ
し、例えば、フェニルイソシアネート、1−ナフチルイ
ソシアネート、アルキル(炭素数1〜18)イソシアネ
ート、メトキシフェニルイソシアネート等のイソシアネ
ート残基を挙げることができる。また、上記一般式
(1)中のnは4以上100以下の整数を表わす。
【0012】本発明におけるポリカルボジイミド共重合
体は、有機ジイソシアネートをカルボジイミド化の触媒
存在下で反応させて得られ、使用される有機ジイソシア
ネートの内、5モル%以上好ましくは10モル%以上を
2,4’−MDIとすることで製造される。2,4’−
MDIの使用量が5モル%未満であると、重合されたポ
リカルボジイミド共重合体を硬化した際、可撓性が不足
した硬化物しか得られないため好ましくない。
体は、有機ジイソシアネートをカルボジイミド化の触媒
存在下で反応させて得られ、使用される有機ジイソシア
ネートの内、5モル%以上好ましくは10モル%以上を
2,4’−MDIとすることで製造される。2,4’−
MDIの使用量が5モル%未満であると、重合されたポ
リカルボジイミド共重合体を硬化した際、可撓性が不足
した硬化物しか得られないため好ましくない。
【0013】本発明のポリカルボジイミド共重合体を得
るために用いられる有機ジイソシアネートは、2,4’
−MDI、4,4’−MDI、2,2’−ジフェニルメ
タンジイソシアネート(以下、2,2’−MDI)、
2,4−TDI、2,6−TDI、イソホロンジイソシ
アネート、ナフチレンジイソシアネート、パラフェニレ
ンジイソシアネート、メタテトラメチルキシリレンジイ
ソシアネート、パラテトラメチルキシリレンジイソシア
ネート、ノルボルナンジイソシアネート、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート等が挙げられ、特に2,4’−MD
I、4,4’−MDI、2,4−TDI、2,6−TD
I、ヘキサメチレンジイソシアネート、ノルボルナンジ
イソシアネートは工業的に入手しやすく好ましい。これ
らのジイソシアネートを単独で用いても2種以上を混合
して用いても構わないが、2,4’−MDIが5モル%
以上好ましくは10モル%以上含有されていなければな
らない。
るために用いられる有機ジイソシアネートは、2,4’
−MDI、4,4’−MDI、2,2’−ジフェニルメ
タンジイソシアネート(以下、2,2’−MDI)、
2,4−TDI、2,6−TDI、イソホロンジイソシ
アネート、ナフチレンジイソシアネート、パラフェニレ
ンジイソシアネート、メタテトラメチルキシリレンジイ
ソシアネート、パラテトラメチルキシリレンジイソシア
ネート、ノルボルナンジイソシアネート、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート等が挙げられ、特に2,4’−MD
I、4,4’−MDI、2,4−TDI、2,6−TD
I、ヘキサメチレンジイソシアネート、ノルボルナンジ
イソシアネートは工業的に入手しやすく好ましい。これ
らのジイソシアネートを単独で用いても2種以上を混合
して用いても構わないが、2,4’−MDIが5モル%
以上好ましくは10モル%以上含有されていなければな
らない。
【0014】本発明においてポリカルボジイミド共重合
体を得る為に用いられる触媒は種々のカルボジイミド化
触媒が使用できるが、1−フェニル−2−ホスホレン−
1−オキシド、3−メチル−1−フェニル−2−ホスホ
レン−1−オキシド、1−フェニル−2−ホスホレン−
1−スルフィド、1−エチル−3−メチル−2−ホスホ
レン−1−オキシド、3−メチル−1−フェニル−1−
ホスファ−3−シクロペンテン−1−オキシド、2,5
−ジヒドロ−3−メチル−1−フェニルホスホール−1
−オキシドや、これらに相当する異性体、3−ホスホレ
ン類が良好であり、使用されるイソシアネート成分全量
に対して0.001〜1重量%の間で使用できる。0.
001%未満であると重合に時間がかかりすぎ実用的で
なく、1重量%を越えると反応が速すぎてゲル化してし
まったり、ゲル化しないものも溶液の保存安定性が著し
く低下したものしか得られない傾向にある。
体を得る為に用いられる触媒は種々のカルボジイミド化
触媒が使用できるが、1−フェニル−2−ホスホレン−
1−オキシド、3−メチル−1−フェニル−2−ホスホ
レン−1−オキシド、1−フェニル−2−ホスホレン−
1−スルフィド、1−エチル−3−メチル−2−ホスホ
レン−1−オキシド、3−メチル−1−フェニル−1−
ホスファ−3−シクロペンテン−1−オキシド、2,5
−ジヒドロ−3−メチル−1−フェニルホスホール−1
−オキシドや、これらに相当する異性体、3−ホスホレ
ン類が良好であり、使用されるイソシアネート成分全量
に対して0.001〜1重量%の間で使用できる。0.
001%未満であると重合に時間がかかりすぎ実用的で
なく、1重量%を越えると反応が速すぎてゲル化してし
まったり、ゲル化しないものも溶液の保存安定性が著し
く低下したものしか得られない傾向にある。
【0015】本発明において用いられるポリカルボジイ
ミド共重合体の末端をモノイソシアネートによって封止
して分子量を制御することで、耐熱性の低下を招くこと
なく、溶液の安定性を向上することができる。この目的
のために用いられるモノイソシアネートとしては、フェ
ニルイソシアネート、アルキル(炭素数1〜10)イソ
シアネート、ナフチルイソシアネート等を挙げることが
できる。このモノイソシアネートは、使用するジイソシ
アネート成分100モルに対して2〜25モルの範囲で
用いることができる。ジイソシアネート成分100モル
に対してモノイソシアネート成分を2モル未満しか用い
ないと(式(1)のn>100の場合)、合成されるポ
リカルボジイミドの分子量が大きくなりすぎ、溶液の粘
度の上昇及び溶液の保存安定性の著しい低下をまねくこ
とになる。また、ジイソシアネート成分100モルに対
してモノイソシアネート成分を25モルを超えて用いる
と(式(1)のn<4の場合)、合成されるポリカルボ
ジイミド分子中に含まれるカルボジイミド結合の数が少
なくポリカルボジイミドの本来持つ高い耐熱性を発現で
きない傾向にある。
ミド共重合体の末端をモノイソシアネートによって封止
して分子量を制御することで、耐熱性の低下を招くこと
なく、溶液の安定性を向上することができる。この目的
のために用いられるモノイソシアネートとしては、フェ
ニルイソシアネート、アルキル(炭素数1〜10)イソ
シアネート、ナフチルイソシアネート等を挙げることが
できる。このモノイソシアネートは、使用するジイソシ
アネート成分100モルに対して2〜25モルの範囲で
用いることができる。ジイソシアネート成分100モル
に対してモノイソシアネート成分を2モル未満しか用い
ないと(式(1)のn>100の場合)、合成されるポ
リカルボジイミドの分子量が大きくなりすぎ、溶液の粘
度の上昇及び溶液の保存安定性の著しい低下をまねくこ
とになる。また、ジイソシアネート成分100モルに対
してモノイソシアネート成分を25モルを超えて用いる
と(式(1)のn<4の場合)、合成されるポリカルボ
ジイミド分子中に含まれるカルボジイミド結合の数が少
なくポリカルボジイミドの本来持つ高い耐熱性を発現で
きない傾向にある。
【0016】本発明におけるポリカルボジイミド共重合
体は、非プロトン性有機溶媒中でカルボジイミド化の反
応を行なうことによりポリカルボジイミド共重合体溶液
を得ることができる。この目的で使用する非プロトン性
有機溶媒としてはトルエン、キシレン、ベンゼン、パー
クレン、シクロヘキサノン、トリメチルベンゼン、テト
ラメチルベンゼン、アルキル(炭素数2〜4)トルエ
ン、アルキル(炭素数3〜36)ベンゼン、シメン、ジ
エチルベンゼン、ナフタリン、テトラヒドロフラン及び
ジオキサン等が挙げられ、これらを単独で用いても、2
種類以上を混合して用いても良く、また反応に関与しな
い第3成分が混在しても良い。これらの溶媒の使用量
は、該溶液中のポリカルボジイミド共重合体の濃度が1
〜90重量%になるように用いる。該濃度が90重量%
を超えると粘度が高くなり、また、溶液の保存安定性も
悪くなる。また、該濃度が1重量%未満になると溶液の
ほとんどが溶媒となってしまい、硬化の際に大量の溶媒
を蒸発させなくてはならず、実用的でなくなってしま
う。
体は、非プロトン性有機溶媒中でカルボジイミド化の反
応を行なうことによりポリカルボジイミド共重合体溶液
を得ることができる。この目的で使用する非プロトン性
有機溶媒としてはトルエン、キシレン、ベンゼン、パー
クレン、シクロヘキサノン、トリメチルベンゼン、テト
ラメチルベンゼン、アルキル(炭素数2〜4)トルエ
ン、アルキル(炭素数3〜36)ベンゼン、シメン、ジ
エチルベンゼン、ナフタリン、テトラヒドロフラン及び
ジオキサン等が挙げられ、これらを単独で用いても、2
種類以上を混合して用いても良く、また反応に関与しな
い第3成分が混在しても良い。これらの溶媒の使用量
は、該溶液中のポリカルボジイミド共重合体の濃度が1
〜90重量%になるように用いる。該濃度が90重量%
を超えると粘度が高くなり、また、溶液の保存安定性も
悪くなる。また、該濃度が1重量%未満になると溶液の
ほとんどが溶媒となってしまい、硬化の際に大量の溶媒
を蒸発させなくてはならず、実用的でなくなってしま
う。
【0017】また、本発明方法によって得られるポリカ
ルボジイミド共重合体はカルボジイミドと反応してすぐ
にゲル化を起こし、電線や金属板に被覆することができ
なくなってしまわなければ、必要に応じてジシアネート
化合物、ジアミン化合物やジフェノール化合物等のポリ
カルボジイミドの硬化を促進する物質やリン酸エステル
等の可塑剤等を混合して用いても構わない。
ルボジイミド共重合体はカルボジイミドと反応してすぐ
にゲル化を起こし、電線や金属板に被覆することができ
なくなってしまわなければ、必要に応じてジシアネート
化合物、ジアミン化合物やジフェノール化合物等のポリ
カルボジイミドの硬化を促進する物質やリン酸エステル
等の可塑剤等を混合して用いても構わない。
【0018】本発明方法において被覆の対象として用い
られる金属は、銅、鉄、ニッケル、ステンレス、アルミ
ニウム、銀、金等が挙げられ、これらの金属の単体ある
いは2種類以上の合金であってもかまわない。また、こ
れら金属の形状は、糸状、板状あるいは、成型加工した
ものであってもかまわない。
られる金属は、銅、鉄、ニッケル、ステンレス、アルミ
ニウム、銀、金等が挙げられ、これらの金属の単体ある
いは2種類以上の合金であってもかまわない。また、こ
れら金属の形状は、糸状、板状あるいは、成型加工した
ものであってもかまわない。
【0019】本発明のポリカルボジイミド共重合体は、
例えば次のような方法で製造され、そして金属に被覆さ
れる。キシレン中で2,4’−MDI 40%と4,
4’−MDI 60%の混合物20モル部、フェニルイ
ソシアネート2モル部を混合し、混合物中にカルボジイ
ミド化触媒を添加して撹拌しながら60〜140℃で1
〜24時間、カルボジイミド化反応を行なうことで製造
される。このポリカルボジイミド共重合体を金属表面に
塗布したり、カルボジイミド共重合体溶液中に金属を浸
積後取り出した後、250〜400℃のオーブン中で5
秒から30分間硬化することで、被覆された金属を得る
ことができる。
例えば次のような方法で製造され、そして金属に被覆さ
れる。キシレン中で2,4’−MDI 40%と4,
4’−MDI 60%の混合物20モル部、フェニルイ
ソシアネート2モル部を混合し、混合物中にカルボジイ
ミド化触媒を添加して撹拌しながら60〜140℃で1
〜24時間、カルボジイミド化反応を行なうことで製造
される。このポリカルボジイミド共重合体を金属表面に
塗布したり、カルボジイミド共重合体溶液中に金属を浸
積後取り出した後、250〜400℃のオーブン中で5
秒から30分間硬化することで、被覆された金属を得る
ことができる。
【0020】
【実施例】次に実施例を挙げてこの発明をさらに具体的
に説明する。ただし、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではない。また、実施例及び比較例において得
られたコポリマー及びコポリマーの溶液(以下ワニスと
称する)の分析、物性値は以下の方法で測定した。
に説明する。ただし、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではない。また、実施例及び比較例において得
られたコポリマー及びコポリマーの溶液(以下ワニスと
称する)の分析、物性値は以下の方法で測定した。
【0021】《固形分濃度》:直径5cmのアルミカッ
プに約1gのワニスを展開して精秤し、120℃の窒素
下で2時間、さらに230℃に昇温して1時間乾燥後に
デシケーターに移し、室温になってから重量を精秤す
る。その後、以下の式によって固形分の濃度を算出す
る。 固形分濃度(重量%)=(1−(始めの重量−乾燥後の
重量)/始めの重量)×100 《5%重量損失温度》:固形分濃度測定後の試料を示差
熱/熱重量分析装置を用いて空気中、昇温温度16℃/
分でポリマーの5%重量損失温度を測定した。
プに約1gのワニスを展開して精秤し、120℃の窒素
下で2時間、さらに230℃に昇温して1時間乾燥後に
デシケーターに移し、室温になってから重量を精秤す
る。その後、以下の式によって固形分の濃度を算出す
る。 固形分濃度(重量%)=(1−(始めの重量−乾燥後の
重量)/始めの重量)×100 《5%重量損失温度》:固形分濃度測定後の試料を示差
熱/熱重量分析装置を用いて空気中、昇温温度16℃/
分でポリマーの5%重量損失温度を測定した。
【0022】《電線被覆剤としての可撓性評価》:直径
0.5mmの銅線にワニスを付着させ、フェルトで拭き
取り後300℃、15分間硬化させる工程を7回繰り返
した後、直径2.5,2.0,1.5,1.0,0.5
mmのステンレス棒(以下それぞれ5d、4d、3d、
2d、1dと表わす)に360°の巻きつけを行ない、
銅線の被膜がどの径に巻きつけたときに割れが生じるか
を観察した。
0.5mmの銅線にワニスを付着させ、フェルトで拭き
取り後300℃、15分間硬化させる工程を7回繰り返
した後、直径2.5,2.0,1.5,1.0,0.5
mmのステンレス棒(以下それぞれ5d、4d、3d、
2d、1dと表わす)に360°の巻きつけを行ない、
銅線の被膜がどの径に巻きつけたときに割れが生じるか
を観察した。
【0023】《金属板被覆剤としての可撓性評価》:5
0mm(縦)×50mm(横)×0.5mm(厚さ)の
銅板およびアルミニウム板(以下アルミ板)の片面にカ
ルボジイミドの固形分として0.1gになるようにワニ
スを塗布し、120℃のオーブン中で1時間溶媒を蒸発
させた後に、300℃のオーブンに移し15分間硬化さ
せる。硬化したものを取り出し、冷却後、塗布面が外側
になるようにして金属板を二つに折り曲げ、どこまで折
り曲げたときに硬化物にヒビが入るか観察した。(最大
折り曲げ角度は180°) 《残存イソシアネート検査》:重合中溶液の一部を採取
し、岩塩板にはさみ赤外吸収スペクトル測定装置(I
R)を用いてイソシアネートの赤外吸収が見られなくな
るまで反応を続けた。
0mm(縦)×50mm(横)×0.5mm(厚さ)の
銅板およびアルミニウム板(以下アルミ板)の片面にカ
ルボジイミドの固形分として0.1gになるようにワニ
スを塗布し、120℃のオーブン中で1時間溶媒を蒸発
させた後に、300℃のオーブンに移し15分間硬化さ
せる。硬化したものを取り出し、冷却後、塗布面が外側
になるようにして金属板を二つに折り曲げ、どこまで折
り曲げたときに硬化物にヒビが入るか観察した。(最大
折り曲げ角度は180°) 《残存イソシアネート検査》:重合中溶液の一部を採取
し、岩塩板にはさみ赤外吸収スペクトル測定装置(I
R)を用いてイソシアネートの赤外吸収が見られなくな
るまで反応を続けた。
【0024】実施例1 撹拌機、温度計、冷却コンデンサーを備えた1000m
lセパラブルフラスコ中に2,4’−MDI 38%、
4,4’−MDI 62%の混合物(商品名;o−MD
I,三井東圧化学(株)製)239.8g、フェニルイ
ソシアネート(東京化成工業(株)製)15.2g、キ
シレン490.0g、2,5−ジヒドロ−3−メチル−
1−フェニルホスホール−1−オキシド(MERCK社
製)0.185gを入れ、気相部に窒素ガスを流しなが
ら撹拌・昇温を行なう。内温を105℃になるように維
持しながら8時間反応を続けたところ、微黄色透明なポ
リカルボジイミド共重合体溶液を得た。
lセパラブルフラスコ中に2,4’−MDI 38%、
4,4’−MDI 62%の混合物(商品名;o−MD
I,三井東圧化学(株)製)239.8g、フェニルイ
ソシアネート(東京化成工業(株)製)15.2g、キ
シレン490.0g、2,5−ジヒドロ−3−メチル−
1−フェニルホスホール−1−オキシド(MERCK社
製)0.185gを入れ、気相部に窒素ガスを流しなが
ら撹拌・昇温を行なう。内温を105℃になるように維
持しながら8時間反応を続けたところ、微黄色透明なポ
リカルボジイミド共重合体溶液を得た。
【0025】この溶液の一部を取り出し、固形分濃度を
測定した結果30.1%であり、また、5%分解温度は
533℃であった。銅線での可撓性は、1dの巻きつけ
においてもヒビ割れることなく良好であった。銅板での
可撓性は180°まで折り曲げてもひび割れることなく
良好であった。アルミ板での可撓性は180°まで折り
曲げてもひび割れることなく良好であった。
測定した結果30.1%であり、また、5%分解温度は
533℃であった。銅線での可撓性は、1dの巻きつけ
においてもヒビ割れることなく良好であった。銅板での
可撓性は180°まで折り曲げてもひび割れることなく
良好であった。アルミ板での可撓性は180°まで折り
曲げてもひび割れることなく良好であった。
【0026】実施例2 o−MDI 120.0g、4,4’−MDI 11
9.8g(商品名;コスモネート MDI−PH,三井
東圧化学(株)製)の混合物を用いた以外は、実施例1
と同様に、微黄色透明なポリカルボジイミド共重合体溶
液を得た。分析・物性値は、表−1に示す。
9.8g(商品名;コスモネート MDI−PH,三井
東圧化学(株)製)の混合物を用いた以外は、実施例1
と同様に、微黄色透明なポリカルボジイミド共重合体溶
液を得た。分析・物性値は、表−1に示す。
【0027】実施例3 o−MDIを蒸留して、2,4’−MDI 82%、
4,4’−MDI 18%の混合物を得た。この混合物
239.8gを用いた以外は、実施例1と同様に、微黄
色透明なポリカルボジイミド共重合体溶液を得た。分析
・物性値は表−1に示す。
4,4’−MDI 18%の混合物を得た。この混合物
239.8gを用いた以外は、実施例1と同様に、微黄
色透明なポリカルボジイミド共重合体溶液を得た。分析
・物性値は表−1に示す。
【0028】実施例4 o−MDI 144.3g、2,4−TDI 100.
5g、フェニルイソシアネート19.7gを用いた以外
は実施例1と同様に微黄色透明なポリカルボジイミド共
重合体溶液を得た。分析・物性値は表−1に示す。
5g、フェニルイソシアネート19.7gを用いた以外
は実施例1と同様に微黄色透明なポリカルボジイミド共
重合体溶液を得た。分析・物性値は表−1に示す。
【0029】実施例5 o−MDI 36.2g、MDI−PH 211.5g
の混合物、フェニルイソシアネート13.12gを用い
た以外は、実施例1と同様に微黄色透明なポリカルボジ
イミド共重合体溶液を得た。分析・物性値を表−1に示
す。
の混合物、フェニルイソシアネート13.12gを用い
た以外は、実施例1と同様に微黄色透明なポリカルボジ
イミド共重合体溶液を得た。分析・物性値を表−1に示
す。
【0030】実施例6 実施例1のキシレンの代わりにトルエン490.0gを
用いた以外は、実施例1と同様に、微黄色透明なポリカ
ルボジイミド共重合体溶液を得た。分析・物性値を表−
1に示す。
用いた以外は、実施例1と同様に、微黄色透明なポリカ
ルボジイミド共重合体溶液を得た。分析・物性値を表−
1に示す。
【0031】実施例7 o−MDI 399.6g、フェニルイソシアネート2
5.4g、キシレン350.0gを用い、反応時間を1
0時間とした以外は実施例1と同様にして、淡黄色透明
なポリカルボジイミド共重合体溶液を得た。分析・物性
値を表−1に示す。
5.4g、キシレン350.0gを用い、反応時間を1
0時間とした以外は実施例1と同様にして、淡黄色透明
なポリカルボジイミド共重合体溶液を得た。分析・物性
値を表−1に示す。
【0032】実施例8 o−MDI 273.5g、2,4−TDIと2,6−
TDIがそれぞれ80%、20%の混合物(商品名;コ
スモネート T−80,三井東圧化学(株)製)19
0.5g、1−ナフチルイソシアネート37.0g、
2,5−ジヒドロ−3−メチル−1−フェニルホスホー
ル−1−オキシド0.21g、トルエン600.0gを
用いて反応を12時間行った以外は、実施例1と同様に
微黄色透明なポリカルボジイミド共重合体溶液を得た。
分析・物性値を表−1に示す。
TDIがそれぞれ80%、20%の混合物(商品名;コ
スモネート T−80,三井東圧化学(株)製)19
0.5g、1−ナフチルイソシアネート37.0g、
2,5−ジヒドロ−3−メチル−1−フェニルホスホー
ル−1−オキシド0.21g、トルエン600.0gを
用いて反応を12時間行った以外は、実施例1と同様に
微黄色透明なポリカルボジイミド共重合体溶液を得た。
分析・物性値を表−1に示す。
【0033】比較例1 T−80 257.0g、フェニルイソシアネート2
2.0gを用いて重合した以外は、実施例1と同様に微
黄色透明なポリカルボジイミド共重合体溶液を得た。分
析・物性値は表−1に示す。
2.0gを用いて重合した以外は、実施例1と同様に微
黄色透明なポリカルボジイミド共重合体溶液を得た。分
析・物性値は表−1に示す。
【0034】比較例2 MDI−PH 239.8gを用いた以外は実施例1と
同様に重合を行なった結果、白色の微粉末が沈殿した。
可撓性の評価は行なえず、熱減量温度についてのみ表−
1に示す。
同様に重合を行なった結果、白色の微粉末が沈殿した。
可撓性の評価は行なえず、熱減量温度についてのみ表−
1に示す。
【0035】比較例3 MDI−PH 228.8g o−MDI 11.0g
を混合して用いた以外は、実施例1と同様に重合を行な
った結果、少量の白色沈殿が見られるとともに粘調な液
体が得られ、重合翌日にゲル化してしまった。分析、物
性値を表−1に示す。
を混合して用いた以外は、実施例1と同様に重合を行な
った結果、少量の白色沈殿が見られるとともに粘調な液
体が得られ、重合翌日にゲル化してしまった。分析、物
性値を表−1に示す。
【0036】比較例4 撹拌機、温度計、冷却コンデンサーを備えた1000m
lセパラブルフラスコ中に、T−80を190.4g、
ポリエーテルジオール(商品名;Diol1000,三
井東圧化学(株)製,重量平均分子量1000)、キシ
レン490.0gを入れて攪袢しながら、80℃、1時
間ポリエーテルジオールとTDIとのウレタン化反応を
行なった後、フェニルイソシアネート15.2g、2,
5−ジヒドロ−3−メチル−1−フェニルホスホール−
1−オキシド0.185gを追加して装入し、105
℃、8時間カルボジイミド化の反応を行い、淡黄色透明
の部分ウレタン変性ポリカルボジイミド共重合体溶液を
得た。分析・物性値を表−1に示す。
lセパラブルフラスコ中に、T−80を190.4g、
ポリエーテルジオール(商品名;Diol1000,三
井東圧化学(株)製,重量平均分子量1000)、キシ
レン490.0gを入れて攪袢しながら、80℃、1時
間ポリエーテルジオールとTDIとのウレタン化反応を
行なった後、フェニルイソシアネート15.2g、2,
5−ジヒドロ−3−メチル−1−フェニルホスホール−
1−オキシド0.185gを追加して装入し、105
℃、8時間カルボジイミド化の反応を行い、淡黄色透明
の部分ウレタン変性ポリカルボジイミド共重合体溶液を
得た。分析・物性値を表−1に示す。
【0037】
【表1】
【0038】
【発明の効果】本発明によるポリカルボジイミド共重合
体は、これまで知られているポリカルボジイミドの耐熱
性の低下を伴わずに、可撓性の良好な硬化物を得ること
ができるため、安価な耐熱性絶縁被覆材料として電線や
金属板に被覆して用いるのに有用であり、産業上の利用
価値は極めて高い。
体は、これまで知られているポリカルボジイミドの耐熱
性の低下を伴わずに、可撓性の良好な硬化物を得ること
ができるため、安価な耐熱性絶縁被覆材料として電線や
金属板に被覆して用いるのに有用であり、産業上の利用
価値は極めて高い。
Claims (3)
- 【請求項1】下記一般式(1)[化1]で表わされる構
造を有するポリカルボジイミド共重合体を主体とする耐
熱性絶縁被覆材。 【化1】 R’−N=C=N−(R−N=C=N−)n−R’ (1) (ただし、式中nは4≦n≦100の整数を表し、R’
はモノイソシアネート残基を表す。また、Rは有機ジイ
ソシアネート残基を表わし、該有機ジイソシアネート残
基は、下記式(2)[化2]で表わされる構造単位を該
有機ジイソシアネート残基の全構造単位のうち5%以上
含有する。) 【化2】 - 【請求項2】有機ジイソシアネート残基が、2,4’−
ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4’−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソ
シアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、ヘキ
サメチレンジイソシアネート、ノルボルナンジイソシア
ネートのそれぞれのイソシアネート残基の群から選ばれ
る1種又はそれ以上であることを特徴とする請求項1記
載の耐熱性絶縁被覆材。 - 【請求項3】被覆する対象が金属であることを特徴とす
る請求項1または2記載の耐熱性絶縁被覆材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8165441A JPH107984A (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | 絶縁被覆材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8165441A JPH107984A (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | 絶縁被覆材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH107984A true JPH107984A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=15812500
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8165441A Pending JPH107984A (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | 絶縁被覆材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH107984A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4726059A (en) * | 1986-03-14 | 1988-02-16 | Karel Havel | Variable color display telephone |
| JP2005203737A (ja) * | 2003-12-19 | 2005-07-28 | Nitto Denko Corp | 半導体発光素子の製造方法 |
| CN102002317A (zh) * | 2009-08-31 | 2011-04-06 | 日立卷线株式会社 | 聚酰胺酰亚胺树脂绝缘涂料以及使用了该涂料的绝缘电线 |
| WO2019044719A1 (ja) * | 2017-08-28 | 2019-03-07 | 日清紡ケミカル株式会社 | ポリカルボジイミド化合物及び熱硬化性樹脂組成物 |
| CN113677752A (zh) * | 2019-04-15 | 2021-11-19 | 日清纺化学株式会社 | 聚酯类树脂组合物 |
-
1996
- 1996-06-26 JP JP8165441A patent/JPH107984A/ja active Pending
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4726059A (en) * | 1986-03-14 | 1988-02-16 | Karel Havel | Variable color display telephone |
| JP2005203737A (ja) * | 2003-12-19 | 2005-07-28 | Nitto Denko Corp | 半導体発光素子の製造方法 |
| CN102002317A (zh) * | 2009-08-31 | 2011-04-06 | 日立卷线株式会社 | 聚酰胺酰亚胺树脂绝缘涂料以及使用了该涂料的绝缘电线 |
| JP2011068875A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-04-07 | Hitachi Magnet Wire Corp | ポリアミドイミド樹脂絶縁塗料及びそれを用いた絶縁電線 |
| JP2012251155A (ja) * | 2009-08-31 | 2012-12-20 | Hitachi Magnet Wire Corp | ポリアミドイミド樹脂絶縁塗料及びそれを用いた絶縁電線 |
| US9145505B2 (en) | 2009-08-31 | 2015-09-29 | Hitachi Metals, Ltd. | Polyamide-imide resin based insulating varnish and insulated wire covered with same |
| WO2019044719A1 (ja) * | 2017-08-28 | 2019-03-07 | 日清紡ケミカル株式会社 | ポリカルボジイミド化合物及び熱硬化性樹脂組成物 |
| JP2019038960A (ja) * | 2017-08-28 | 2019-03-14 | 日清紡ケミカル株式会社 | ポリカルボジイミド化合物及び熱硬化性樹脂組成物 |
| KR20200044820A (ko) * | 2017-08-28 | 2020-04-29 | 닛신보 케미칼 가부시키가이샤 | 폴리카르보디이미드 화합물 및 열경화성 수지 조성물 |
| CN111094374A (zh) * | 2017-08-28 | 2020-05-01 | 日清纺化学株式会社 | 聚碳化二亚胺化合物及热固化性树脂组合物 |
| US11208523B2 (en) | 2017-08-28 | 2021-12-28 | Nisshtnbo Chemical Inc. | Polycarbodiimide compound and thermosetting resin composition |
| CN111094374B (zh) * | 2017-08-28 | 2022-02-15 | 日清纺化学株式会社 | 聚碳化二亚胺化合物及热固化性树脂组合物 |
| TWI794277B (zh) * | 2017-08-28 | 2023-03-01 | 日商日清紡化學股份有限公司 | 聚碳二亞胺化合物及熱硬化性樹脂組成物 |
| CN113677752A (zh) * | 2019-04-15 | 2021-11-19 | 日清纺化学株式会社 | 聚酯类树脂组合物 |
| US11879051B2 (en) | 2019-04-15 | 2024-01-23 | Nisshinbo Chemical Inc. | Polyester resin composition |
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