JPH1081055A - 複写防止媒体 - Google Patents

複写防止媒体

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JPH1081055A
JPH1081055A JP8257326A JP25732696A JPH1081055A JP H1081055 A JPH1081055 A JP H1081055A JP 8257326 A JP8257326 A JP 8257326A JP 25732696 A JP25732696 A JP 25732696A JP H1081055 A JPH1081055 A JP H1081055A
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JP
Japan
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light
light reflecting
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reflecting portion
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JP8257326A
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Satoshi Kinoshita
聡 木下
Akiko Chiyoda
明子 千代田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】目視で複写物(偽物)であることが容易に識別
できる複写防止媒体を提供する。 【解決手段】複写防止媒体1の基材2上に反射率に差の
ある第1の光反射部7と第2の光反射部8を形成し、こ
の両部における45°入射、垂直反射の反射率の差を2
〜10%の範囲として、複写防止媒体1上では目視で両
部の区別ができないが、複写物10においては濃度差が
ついて目視で区別がつくようにし、さらに第1の光反射
部7と第2の光反射部8を隣接させて形成した潜在パタ
ーン3を複写物10において顕在化させることによっ
て、複写物(偽物)であることを本物の複写防止媒体1
を知らない者によっても容易に識別可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機を用いて偽
造又は改ざんされた複写物の判別機能を有する複写防止
媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カラーコピー機等の複写機の技術
的進歩により、高度な偽造防止策が施されているはずの
銀行券、商品券、株券、債権等の金券、証明書、鑑定
書、入場券、招待券、定期券、並びに、IDカード等の
複写防止媒体の複写物が、市場に出回るようになり、社
会問題となっている。これらの複写機を用いた偽造を抑
制する方法として、従来から、複写防止媒体に、アルミ
粉等からなる銀インキによって、一部の情報を形成する
ことが知られている。この銀インキを用いた複写防止媒
体が、カラーコピー機等の複写機によって、偽造された
としても、光沢感のある銀インキの銀色は、複写物では
再現されない。従って、銀インキの銀色を見ることで、
複写機を用いて偽造された複写物かどうかを判別するこ
とができるため、銀インキには偽造を防止する効果があ
る。また、ホログラムや回折格子の回折構造も、同様
に、複写機で再現できず、複写防止媒体の一部に設けら
れることが行われている。ホログラムや回折格子などの
回折構造は、観察方向や照明方向を変えることで、その
回折光を動的に変化させることができるため、この動的
な変化を確認することにより、回折構造が設けられた複
写防止媒体の真偽を判別することができる。さらに、、
特開平7−309062号公報では、ピッチの異なるス
クリーン線数で形成された大きさが異なり、同じ濃度を
有する2種類の網点を、目視では判別できないように隣
接してパターン状に、複写防止媒体に設けることが提案
されている。この複写防止媒体が、カラーコピー機等の
複写機で複写されると、複写機の低い解像度によって、
2種類の網点の濃度バランスが崩壊し、パターンが顕在
化するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、銀インキ
は、アルミ等からなる扁平な金属粉を透明なビヒクルに
混合させたものであり、金属粉の扁平面の方向にばらつ
きがある。従って、マクロ的にみると、銀インキの反射
表面は、粗面である。一方、カラーコピー機は、被複写
物の表面の法線に対して45度の角度で光源から光を照
射し、その表面の法線に対して0度方向に設置されてい
る受光部で、その表面からの散乱光を受光し、その受光
強度に応じて、被複写物の情報を再現するものである。
よって、銀インキの反射表面は、カラーコピー機の光源
からの光を散乱反射し、その反射光の一部をカラーコピ
ー機の受光部に入射させる。この入射光の強度に基づい
て、カラーコピー機は、被複写物の銀インキの部分を、
複写物では光沢感のない薄い灰色系の色相に再現する。
しかしながら、このように、銀インキの弱い輝きのある
銀色が、複写物において、薄い灰色に再現されるという
変化は、それ自体、インパクトに欠けるため、人によっ
ては、この変化に気が付かず、複写物を本物の複写防止
媒体と見間違えることもあり、また、この程度の変化で
は、複写機による偽造行為を抑制することができないと
いう問題がある。また、ホログラムや回折格子を複写防
止媒体の一部に設けた場合、前述のカラーコピー機の構
造から、45度の方向から入射した照明光による0度の
方向へのホログラムや回折格子の再生像が、複写物に再
現される。ところで、混雑時における短時間の複写物の
判別作業や、暗がりでの複写物の判別作業においては、
回折構造による回折光の動的な変化が充分に確認でき
ず、複写物を本物の複写防止媒体と見間違えるという問
題がある。さらに、特開平7−309062号公報で提
案されている方法では、複写機の解像度に依存している
ため、複写機の解像度や再現性等の性能向上にともな
い、偽造防止効果が薄れていくことが予想されるという
問題がある。本発明は、前述の問題点を鑑みてなされた
もので、目視のみで真偽判別作業が容易にできる複写防
止媒体の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明による複写防止媒体は、第1の反射率を有す
る第1の光反射部と、前記第1の反射率と異なる第2の
反射率を有する第2の光反射部とを有し、複写物におけ
る第1の光反射部と第2の光反射部との再現状態に差が
生じる。また、第1の反射率と第2の反射率との差が、
2〜10パーセントであれば、本物である複写防止媒体
の2つの光反射部の差を目視で判別しにくく、また、複
写物では再現された2つの光反射部の濃度差が目視で判
別可能となる。隣接して設けられた第1の光反射部及び
第2の光反射部によって、潜在パターンが形成されてい
れば、複写物における第1の光反射部と第2の光反射部
との再現状態に差により、潜在パターンが現出する。第
1の光反射部及び第2の光反射部上に、カムフラージュ
パターンが形成されていれば、複写防止媒体における第
1の光反射部と第2の光反射部との反射率の差をカモフ
ラージュすることができる。第1の光反射部及び第2の
光反射部上に、個別情報が形成されていてもよい。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面にしたがって、本発明
を詳細に説明する。図1は、本発明による複写防止媒体
の原理を説明するための図である。一般に、複写機で
は、図1に示すように、複写しようとする被複写物の表
面の法線に対して45度の角度方向の光源から光を照射
し、被複写物の表面で反射散乱する光のうち、法線に対
して0度の角度方向に反射する光を、その方向に設けら
れた受光部で受光し、その受光強度を読み取り、それを
再現する方式が採用されている。なお、本出願におい
て、角度をいうときはすべて法線に対する角度とする。
また、被複写物となる複写防止媒体は、多色印刷された
ものが多く、カラーコピー機では、3原色の各成分ごと
に、受光部で受光される被複写物の表面からの反射光の
受光強度が計測され、その受光強度に応じて、被複写物
の濃度階調や色調が再現される。図1(a)は、一般的
な白色紙を被複写物とした場合を示す図である。照明光
は、被複写物の表面で反射散乱され、0度の角度方向に
反射した光のみが受光部に到達し、受光強度が測定され
る。この受光強度に基づいて、被複写物の濃度階調や色
調が、複写物に再現される。一般的な白色紙面の場合、
反射散乱光の分布は、ほぼ均等であり、0度の角度方向
における反射率は、後述する銀インキや金属光沢に比べ
て大きく、複写機によって複写物に白く再現される。一
方、図1(b)は、鏡面のような金属光沢面を被複写物
とした場合を示す図である。45度の角度方向で照射さ
れた照明光は、金属光沢面で、ほとんど−45度の角度
方向に正反射するため、0度に角度方向にある複写機の
受光部は、反射光をほとんど受光しない。従って、金属
光沢面は、複写機によって複写物に黒く再現される。ま
た、図1(c)は、銀インキによる印刷面を、被複写物
とした場合を示す図である。銀インキによる印刷面は、
反射散乱光の分布が、一般の白色紙よりも、正反射方向
に偏っており、一般の白色紙と金属光沢面との中間的な
特性を示すため、0度に角度方向における反射率も、中
間的な値となる。従って、銀インキによる印刷面は、複
写機によって複写物に輝きのない薄い灰色に再現され
る。これら金属光沢面や銀インキによる印刷面の輝き
は、種々の角度方向から照射される光の中の一部が、金
属光沢面や銀インキの金属粉の表面で正反射され、この
反射光が目に入ってくるためである。ところで、カラー
コピー機等の複写機は、その構造上、正反射光を受光す
ることができず、また、正反射面の再現もできないた
め、これらの光沢面を再現できない。ここで、カラーコ
ピー機の45度の角度方向に設けられた光源からの照明
光に対して、被複写物の0度の角度方向の反射光の比
率、すなわち、45度照射、0度反射率(以下、「反射
率45−0」という)を、次式であらわすことができ
る。 反射率45−0 = 0度の反射光量/45度の照射光
量×100
【0006】被複写物の表面に形成された光反射部の反
射率45−0と目視感覚、複写機によって複写物に再現
された光反射部の反射濃度と目視感覚、及び、被複写物
と複写物との差に関する評価を調べた結果を、表1に示
す。
【表1】 以上の計測の試料とした被複写物の光反射部は、アルミ
蒸着面であり、アルミを蒸着する基材の表面粗さを制御
することにより、反射率45−0の異なる光反射部を得
た。被複写物の光反射部の反射率45−0の計測は、マ
クベスプリントコントラストメーター「PCM−2」に
よりビジュアルフィルターを使用した。なお、以下、反
射率45−0の値は、すべて、この装置による測定値で
ある。複写物で再現された光反射部の反射濃度は、マク
ベス反射濃度計RD−918S(ビジュアルフィルタ
ー)型によって計測した。この反射濃度計は、45度の
角度方向から照明光を照射し、0度の角度方向に反射す
る光量を受光し、反射濃度換算を行う。さらに、目視感
覚の欄は、被複写物では光反射部を、複写物では再現さ
れた光反射部を、目視により表現し、また、評価の欄
は、被複写物の光反射部と複写物で再現された光反射部
とを、10人の人間に見せ、一見して、複写物の判別が
つくかどうかを確認し、判別がついた人の数を記載し
た。表1から、被複写物の光反射部が、複写物では輝き
のない黒又は濃い灰色に再現されれば、それらの違いは
明白となるため、誰が見てもその違いに気が付くととも
に、被複写物をよく知らない者であっても、複写物で再
現された黒又は濃い灰色の異常さに気が付くので、この
光反射部が真偽判別の機能を有する。しかしながら、被
複写物に単一の光反射部しかない場合、カラーコピー機
等の複写機で複写する際に、複写濃度をこの光反射部の
複写物での再現色に基づいて調整されると、例えば、光
反射部が灰色に再現され、被複写物を知らない人が、複
写物が複写されたものかどうか明確に判断できない場合
があった。そこで、本発明では、反射率の異なる2種以
上の光反射部を複写防媒体に設けることにより、複写濃
度の調整による偽造を困難にするとともに、複写物にお
ける2種以上の光反射部の再現状態によって、複写物で
あることを目視で明確に判断できるようにしている。
【0007】図2は、本発明による複写防止媒体の実施
例を示す平面図である。図2(a)に示すように、複写
防止媒体1は、紙、プラスチックシート等の基材2上
に、反射率の異なる2種の光反射部、すなわち、第1の
光反射部7と第2の光反射部8とが隣接して設けられ、
両光反射部7、8の境界線で、「COPY」という潜在
パターンを構成している。両光反射部7、8の反射率4
5−0差は、複写防止媒体における両光反射部7、8の
違いを目視で見落とす程度のもので、カラーコピー機等
の複写機でその違いを複写物に再現できるように、2〜
10パーセントの範囲にあることが好ましく、3〜5パ
ーセントの範囲が両者のバランスから望ましい。
【0008】光反射部7、8の反射率45−0を所望に
調整するためには、光反射部となる基材の表面粗さを、
例えば、粒径の異なる二酸化珪素、炭酸カルシウム等の
微粉末をそれぞれ添加したインキ、あるいはメジウムに
よって、光反射部7、8に相当する領域を毛抜きあわせ
で印刷し、下地を形成して、その上からアルミ蒸着など
の金属薄膜を形成すればよい。また、光反射部7、8に
異種の金属を使用したり、吸収散乱する層を設けても同
様に反射率45−0を調整できる。本実施例では、両光
反射部7、8の反射率45−0差を、4パーセントとし
た。ここで、両光反射部7、8の反射率45−0の差
が、10パーセントを越えると、本物である複写防止媒
体1であっても、目視困難でなければならない潜在パタ
ーン3が、目視により容易に見分けられるため、複写防
止媒体を複写物と間違えてしまうことがある。また、両
光反射部7、8の反射率45−0の差が、2パーセント
未満であると、カラーコピー機によって複写された複写
物であっても、両光反射部による反射率差によって顕在
化するはずの潜在パターン3が顕在化せず、複写物を容
易に見分けることができない。なお、アルミニウム等の
金属単体に代えて、硫化亜鉛等の透明で高い屈折率を有
する金属化合物を使用してもよい。高い屈折率を有する
金属化合物は、界面での屈折率差によって、入射光の一
部を正反射方向に反射するため、金属化合物が形成され
た部分の複写物は、形成されていない部分に比べて黒ず
んで再現される。高い屈折率を有する金属化合物は、金
属の単体のように複写防止媒体が金属光沢を持たず、複
写防止媒体としての自然さが増す。
【0009】また、複写防止媒体1の潜在パターン3を
一層見分けにくくするため、微細な文字、模様、波線等
からなるカムフラージュパターン5が、潜在パターン3
を設ける潜在パターン領域Sに、印刷により形成されて
いる。複写防止媒体1には、金券類等に必要な個別情報
表示4が印刷又は印字されている。個別情報は、例え
ば、銀行券であれば、金額、シリアルナンバー、製造所
名等の文字、人物像、日本銀行印、彩紋等の図形であ
り、複写機で複写されては困る複写防止媒体自体に特有
で個別な文字あるいは図形である。
【0010】以上、潜在パターン3を設ける複写防止媒
体1の場所は、図2(a)の例に限らず、複写防止媒体
1上であれば、どのような位置にあってもよいが、複写
機を用いて偽造された複写物の目に付きやすい場所に設
けることが好ましい。また、図示しないが、必要に応じ
て、ポリエステル系樹脂やアクリル系樹脂等による保護
層や、それらに染料や顔料を混入した着色層等を設けて
もよい。さらに、潜在パターン表示領域Sと個別情報表
示4が形成されている個別情報表示領域Kとは、図2
(a)のように、区画する必要はなく、適宜重なり合っ
てもよく、個別情報表示4が、光反射部7、8上に設け
られてもよい。
【0011】図2(b)は、図2(a)で示されている
複写防止媒体1がカラーコピー機等の複写機で複写され
た複写物10を示す図である。複写物10の個別情報表
示領域K’は、複写防止媒体1の個別情報表示領域K
と、ほとんど同じように再現される。一方、複写防止媒
体1の潜在パターン領域Sに対応する複写物10の潜在
パターン領域の再現領域S′において、図2(b)で示
すように、複写防止媒体1で目視困難であった潜在パタ
ーン3が、複写物10では、顕在化し、牽制パターン6
として容易に目視で確認できるようになる。この潜在パ
ターン3の顕在化は、複写防止媒体1の特定な部分の濃
度や色調の微妙な変化とは異なり、複写防止媒体1で目
視困難であったパターンが複写物で顕在化するため、イ
ンパクトがある。従って、複写防止媒体1をよく知らな
い者であっても、複写物を見るだけで、その異常さがわ
かるので、この顕在化による、複写物の判定機能は大き
な効果がある。なお、潜在パターン3、すなわち、牽制
パターン6は、「複写」、「偽物」、「無効」等の警告
文字又はマークから、適宜選択すればよい。また、前述
したように、アルミ蒸着面などの光反射部は、反射率4
5−0が30パーセントを越えて、40〜50パーセン
トになると、複写物では薄い灰色に再現されてしまい、
複写物の判定機能が低下する。しかし、本発明の複写防
止媒体のように2種の光反射部を有することで、反射率
45−0が30パーセントを越えていたとしても、複写
物は、再現された光反射部に薄いカブリが発生じた状態
となるものの、その中に、濃度の異なる2つの光反射部
の再現領域が見える状態となる。なお、光反射部の反射
率45−0が30パーセントを越えると、光反射部は若
干の光沢が感じられる程度となり、複写防止媒体の全体
を見た場合の不自然さが減少する。
【0012】図3は、本発明による複写防止媒体の他の
実施例を示す図である。図3(a)で平面図を示すよう
に、複写防止媒体11の潜在パターン領域Sには、文字
パターンの光反射部17a〜17dと背景パターンであ
る光反射部18とから潜在パターン13が構成されてい
る。文字パターンである光反射部17a〜17dの反射
率45−0は、図の上部では低く、下部では高くなるよ
うに4段階に設定されている。すなわち、光反射部17
aの反射率45−0が10パーセント、同様に、光反射
部17bが15パーセント、光反射部17cが25パー
セント、光反射部17dが30パーセントに設定されて
いる。また、背景パターンである光反射部18の反射率
45−0が20パーセントに設定されており、光反射部
17a〜17dと光反射部18との反射率45−0の差
が、10パーセント以内におさまるようになっている。
従って、複写防止媒体11は、光反射部17a〜17d
と光反射部18との違いが、目視では認識困難である。
【0013】次に、複写防止媒体11を複写機の標準濃
度で複写すると、図3(b)に示すように、複写物20
が得られる。複写物20には、光反射部17a〜17d
に対応する牽制パターン16が発生した。この牽制パタ
ーン16を消すために、複写防止媒体11を複写機の低
濃度で複写すると、図3(c)で複写物30として示す
ように、光反射部17cと17dに相当する牽制パター
ンは消失したものの、光反射部17aと17bに相当す
る牽制パターン36が現出した。逆に、複写機の高濃度
で複写防止媒体11を複写すると、図3(d)で複写物
40として示すように、光反射部17aと17bに相当
する牽制パターンは消失したものの、光反射部17cと
17dに相当する牽制パターン46が現出した。
【0014】
【発明の効果】以上、本発明の複写防止媒体は、第1の
反射率を有する第1の光反射部と、前記第1の反射率と
異なる第2の反射率を有する第2の光反射部とを有し、
複写物における第1の光反射部と第2の光反射部との再
現状態に差が生じるため、複写機の濃度調節による偽造
を困難にするとともに、複写物が複写されたものである
ことを目視で明確に判断できるので、複写防止媒体の複
写機による偽造を抑制できるとともに、複写物の使用を
防止することができる。また、第1の反射率と第2の反
射率との差が、2〜10パーセントであれば、本物であ
る複写防止媒体の2つの光反射部の差を目視で判別しに
くく、また、複写物では再現された2つの光反射部の濃
度差が目視で判別可能となるため、複写防止媒体と複写
機を用いて偽造された複写物との判別が容易にできる。
潜在パターンが形成されていれば、複写物における第1
の光反射部と第2の光反射部との再現状態の差により、
潜在パターンが現出するため、本物の複写防止媒体を知
らない人であっても、複写物の判別を容易にすることが
できる。カムフラージュパターンが形成されていれば、
複写防止媒体における第1の光反射部と第2の光反射部
との反射率の差をカモフラージュすることができるの
で、複写防止媒体の2つの光反射部の差を目視で判別し
にくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による複写防止媒体の原理を説
明するための図である。
【図2】図2は、本発明による複写防止媒体の実施例を
示す平面図である。
【図3】図3は、本発明による複写防止媒体の他の実施
例を示す図である。
【符号の説明】
1 複写防止媒体 2 基材 3 潜在パターン 4 個別情報表示 5 カムフラージュパターン 6 牽制パターン 7 第1の光反射部 8 第2の光反射部 7’ 第1の光反射部の再現領域 8’ 第2の光反射部の再現領域 10 複写物 K 個別情報表示領域 K’ 個別情報表示領域の再現領域 S 潜在パターン領域 S’ 潜在パターン領域の再現領域

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の反射率を有する第1の光反射部
    と、前記第1の反射率と異なる第2の反射率を有する第
    2の光反射部とを有することを特徴とする複写防止媒
    体。
  2. 【請求項2】 前記第1の反射率と前記第2の反射率と
    の差が、2〜10パーセントである請求項1記載の複写
    防止媒体。
  3. 【請求項3】 隣接して設けられた前記第1の光反射部
    及び前記第2の光反射部によって、潜在パターンが形成
    されている請求項1又は2項記載の複写防止媒体。
  4. 【請求項4】 前記第1の光反射部及び前記第2の光反
    射部上に、カムフラージュパターンが形成されている請
    求項1から3のいずれか1項記載の複写防止媒体。
  5. 【請求項5】 前記第1の光反射部及び前記第2の光反
    射部上に、個別情報が形成されている請求項1から4の
    いずれか1項記載の複写防止媒体。
JP8257326A 1996-09-09 1996-09-09 複写防止媒体 Withdrawn JPH1081055A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002051643A1 (fr) * 2000-12-26 2002-07-04 National Printing Bureau, Incorporated Adiministrative Agency Imprime a mise en evidence d'authenticite et procede correspondant
JP2009220378A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Dainippon Printing Co Ltd 複写防止媒体及び複写防止用紙

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