JPH1081503A - 二酸化塩素水の製造方法及びその装置 - Google Patents
二酸化塩素水の製造方法及びその装置Info
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- JPH1081503A JPH1081503A JP8253935A JP25393596A JPH1081503A JP H1081503 A JPH1081503 A JP H1081503A JP 8253935 A JP8253935 A JP 8253935A JP 25393596 A JP25393596 A JP 25393596A JP H1081503 A JPH1081503 A JP H1081503A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】従来知られていた二酸化塩素水の製造方法で問
題となっていたガスアウトによる濃度低下を起こさな
い、操作が簡便で濃度の安定した二酸化塩素水の製造方
法およびそのための製造装置を提供すること。 【解決手段】それぞれ別のタンクに入れた鉱酸水溶液と
亜塩素酸塩水溶液とを、液面に加えた空気圧により連続
的に静的混合装置を具備した反応カラム中に導き、該反
応カラム中で生成した1.0から4.0%の二酸化塩素
溶液を該反応カラムに連結した静的混合装置を具備した
混合カラム中で水により希釈し、10mg/lから3,
000mg/l濃度の二酸化塩素水となす、二酸化塩素
水の製造方法およびその装置。 【効果】広範囲濃度の二酸化塩素水を簡易設備で簡単操
作、安全に製造出来る。
題となっていたガスアウトによる濃度低下を起こさな
い、操作が簡便で濃度の安定した二酸化塩素水の製造方
法およびそのための製造装置を提供すること。 【解決手段】それぞれ別のタンクに入れた鉱酸水溶液と
亜塩素酸塩水溶液とを、液面に加えた空気圧により連続
的に静的混合装置を具備した反応カラム中に導き、該反
応カラム中で生成した1.0から4.0%の二酸化塩素
溶液を該反応カラムに連結した静的混合装置を具備した
混合カラム中で水により希釈し、10mg/lから3,
000mg/l濃度の二酸化塩素水となす、二酸化塩素
水の製造方法およびその装置。 【効果】広範囲濃度の二酸化塩素水を簡易設備で簡単操
作、安全に製造出来る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は殺菌・消毒、脱臭、
脱色、防虫、異臭味改善等広範囲の用途に利用される二
酸化塩素及び二酸化塩素水の連続的な製造方法及びその
製造装置に関する。さらに詳しくは反応カラム及びこれ
に連結する希釈カラムが、混合・攪拌効果のあるスタテ
ィックミキサー、充填剤としてラッシヒリング、多孔
体、粒状体、網状体、繊維フィルター等を単体もしく
は、2種類以上を組み合わせて内装した混合・反応のカ
ラム装置を使用することで、連続で高効率(亜塩素酸塩
の二酸化塩素への転換率が高い)、高純度(不純物塩
素、亜塩素酸イオン等)な二酸化塩素水を製造するに際
して、ブロワーの静圧を利用した貯圧タンク方式の原料
薬液供給システム採用で少流量無脈動を特徴とし、低濃
度から高濃度の広範囲に適応可能であり、種々用途にタ
イムリーな対応ならしめた製造方法及びその装置に関す
る。
脱色、防虫、異臭味改善等広範囲の用途に利用される二
酸化塩素及び二酸化塩素水の連続的な製造方法及びその
製造装置に関する。さらに詳しくは反応カラム及びこれ
に連結する希釈カラムが、混合・攪拌効果のあるスタテ
ィックミキサー、充填剤としてラッシヒリング、多孔
体、粒状体、網状体、繊維フィルター等を単体もしく
は、2種類以上を組み合わせて内装した混合・反応のカ
ラム装置を使用することで、連続で高効率(亜塩素酸塩
の二酸化塩素への転換率が高い)、高純度(不純物塩
素、亜塩素酸イオン等)な二酸化塩素水を製造するに際
して、ブロワーの静圧を利用した貯圧タンク方式の原料
薬液供給システム採用で少流量無脈動を特徴とし、低濃
度から高濃度の広範囲に適応可能であり、種々用途にタ
イムリーな対応ならしめた製造方法及びその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】二酸化塩素は化学式ClO2で表される
物質で、融点−59℃、沸点11℃の常温ではガス状の
物質であって、強い酸化力と殺菌性を有する。 ガス濃
度10%以上で爆発性、ガス濃度8%、20℃では水に
対して約7000ppm(mg/l)の溶解度を持つ。
二酸化塩素の製造方法としては従来、パルプ漂白等の大
規模な工業利用では塩素酸塩に鉱酸単独あるいは過酸化
水素、亜硫酸ガス、メタノール等の還元性物質を加え製
造する方法が行われている。飲料水の殺菌・消毒、異臭
味改善、工業廃水等の脱臭、脱色、農業ハウス内の防
虫、冷却塔のスライム防止、油井賦活等の中規模利用や
生活関連用途では亜塩素酸塩水溶液と酸水溶液あるいは
亜塩素酸塩水溶液と塩素ガス(次亜塩素酸塩と酸を含
む)を反応させ、発生した二酸化塩素をポンプ送水のエ
ジェクター下流の背圧下に水吸収と希釈を行う方法があ
るが、これ等はいずれも二酸化塩素をクローズドシステ
ムで発生、利用するのに適した方法であって、原料から
二酸化塩素への高転換率も加圧下の条件のものであり、
常温常圧下に開放すると転換率は十数%から数十%それ
より低下する。
物質で、融点−59℃、沸点11℃の常温ではガス状の
物質であって、強い酸化力と殺菌性を有する。 ガス濃
度10%以上で爆発性、ガス濃度8%、20℃では水に
対して約7000ppm(mg/l)の溶解度を持つ。
二酸化塩素の製造方法としては従来、パルプ漂白等の大
規模な工業利用では塩素酸塩に鉱酸単独あるいは過酸化
水素、亜硫酸ガス、メタノール等の還元性物質を加え製
造する方法が行われている。飲料水の殺菌・消毒、異臭
味改善、工業廃水等の脱臭、脱色、農業ハウス内の防
虫、冷却塔のスライム防止、油井賦活等の中規模利用や
生活関連用途では亜塩素酸塩水溶液と酸水溶液あるいは
亜塩素酸塩水溶液と塩素ガス(次亜塩素酸塩と酸を含
む)を反応させ、発生した二酸化塩素をポンプ送水のエ
ジェクター下流の背圧下に水吸収と希釈を行う方法があ
るが、これ等はいずれも二酸化塩素をクローズドシステ
ムで発生、利用するのに適した方法であって、原料から
二酸化塩素への高転換率も加圧下の条件のものであり、
常温常圧下に開放すると転換率は十数%から数十%それ
より低下する。
【0003】原料薬液の供給をポンプ送水等で得られた
水流エジェクターが作り出す減圧を利用して吸引する方
式のものはシンプルな装置である利点はあるが、減圧下
で発生する二酸化塩素ガスと水溶液を同時に吸引するた
め運転時の薬液流量が不安定である、また薬液吸引の為
の最低限の減圧度が必要であり、毎分10リッター以下
の小容量の製造は出来ない。一方この不安定さを解消し
て、小容量製造を可能にする為にエジェクターに送るそ
れぞれの薬液をわざわざ高価な定量ポンプで行う方式の
装置も発明されているが、この場合でもエジェクターを
使う以上、小容量化に限界があるのと不安定さは付きも
のである。常温、常圧下での反応で亜塩素酸塩を原料と
した方法では、亜塩素酸塩と次亜塩素酸塩および酸の3
薬液を反応させる方法がある。特願07−194346
の記載の如く、この3薬液法はそれぞれの薬液を正確に
コントロールして混合・撹拌すれば、高転換率、高純
度、高範囲な濃度に対応可能な優れた方法である。しか
しながら、次亜塩素酸ソーダは市販濃度である10〜1
2.5%で、特に夏場の温度の高い時には短期日に大幅
な濃度ダウンが生じる事は良く知られている。また、比
較的に濃度ダウンの小さな6%以下であっても徐々に塩
素が飛んでしまうので、高転換率、高純度をキープする
のが難しくなる。これらのキープには、運転毎に次亜塩
素酸ソーダ薬液濃度のチェックと製造した二酸化塩素水
の純度を測定して3薬液のバランスがとれているか、検
定(キャリブレーション)しなければならない等の煩わ
しさがある。
水流エジェクターが作り出す減圧を利用して吸引する方
式のものはシンプルな装置である利点はあるが、減圧下
で発生する二酸化塩素ガスと水溶液を同時に吸引するた
め運転時の薬液流量が不安定である、また薬液吸引の為
の最低限の減圧度が必要であり、毎分10リッター以下
の小容量の製造は出来ない。一方この不安定さを解消し
て、小容量製造を可能にする為にエジェクターに送るそ
れぞれの薬液をわざわざ高価な定量ポンプで行う方式の
装置も発明されているが、この場合でもエジェクターを
使う以上、小容量化に限界があるのと不安定さは付きも
のである。常温、常圧下での反応で亜塩素酸塩を原料と
した方法では、亜塩素酸塩と次亜塩素酸塩および酸の3
薬液を反応させる方法がある。特願07−194346
の記載の如く、この3薬液法はそれぞれの薬液を正確に
コントロールして混合・撹拌すれば、高転換率、高純
度、高範囲な濃度に対応可能な優れた方法である。しか
しながら、次亜塩素酸ソーダは市販濃度である10〜1
2.5%で、特に夏場の温度の高い時には短期日に大幅
な濃度ダウンが生じる事は良く知られている。また、比
較的に濃度ダウンの小さな6%以下であっても徐々に塩
素が飛んでしまうので、高転換率、高純度をキープする
のが難しくなる。これらのキープには、運転毎に次亜塩
素酸ソーダ薬液濃度のチェックと製造した二酸化塩素水
の純度を測定して3薬液のバランスがとれているか、検
定(キャリブレーション)しなければならない等の煩わ
しさがある。
【0004】亜塩素酸塩水溶液に塩素ガスを吹き込む1
液1ガス法は反応の正確なコントロールがし易いので、
発癌性のトリハロメタン(THMと略す)生成の原因に
なる不純物塩素含量を極端に少なく出来る利点と、ペー
ハーを中性付近で二酸化塩素を発生出来る利点も有して
いる、しかしながら毒性の強い危険な塩素ガスボンベを
取り扱う関係で浄水場等従来より扱い慣れた事業所に限
られる。本発明で採用した亜塩素酸塩と酸とを反応させ
る2薬液法は、従来より良く知られた方法である。例え
ば、セルローズ系繊維の漂白では亜塩素酸ソーダの活性
化剤として無機酸または有機酸あるいは緩衝剤を用いて
pHを2.5から4.0に下げ、生成した二酸化塩素や
亜塩素酸で酸化漂白が行われている。この例ではステン
レス槽等の腐食性を抑える為に適度な二酸化塩素生成率
で漂白効果の高い領域を選定して使用されるので、必ず
しも亜塩素酸塩の二酸化塩素への転換効率の高い条件で
はない。
液1ガス法は反応の正確なコントロールがし易いので、
発癌性のトリハロメタン(THMと略す)生成の原因に
なる不純物塩素含量を極端に少なく出来る利点と、ペー
ハーを中性付近で二酸化塩素を発生出来る利点も有して
いる、しかしながら毒性の強い危険な塩素ガスボンベを
取り扱う関係で浄水場等従来より扱い慣れた事業所に限
られる。本発明で採用した亜塩素酸塩と酸とを反応させ
る2薬液法は、従来より良く知られた方法である。例え
ば、セルローズ系繊維の漂白では亜塩素酸ソーダの活性
化剤として無機酸または有機酸あるいは緩衝剤を用いて
pHを2.5から4.0に下げ、生成した二酸化塩素や
亜塩素酸で酸化漂白が行われている。この例ではステン
レス槽等の腐食性を抑える為に適度な二酸化塩素生成率
で漂白効果の高い領域を選定して使用されるので、必ず
しも亜塩素酸塩の二酸化塩素への転換効率の高い条件で
はない。
【0005】二酸化塩素の使用直前の発生方法は種々の
方法が知られているが、化学反応速度が常温で速く、し
かも亜塩素酸塩の二酸化塩素への転換効率が80%以上
で、かつ添加する酸量の変動で発生する二酸化塩素濃度
に影響しないことが重要である。また、殺菌・消毒を必
要とする場所に二酸化塩素水の発生機を設置するのであ
るから装置自体がコンパクトで簡便に操作できることも
実用上、重要事項である。そして、二酸化塩素水中の二
酸化塩素は気体として溶存しているので、極弱いバブリ
ングや攪拌でも極端なガスアウトが生じて濃度が大幅に
低下する。従来法ではこの飛散を防ぐ必要がありクロー
ズドシステムでないと効率的な適応が出来ない為に、常
温常圧下での使用が制限されて来た。特に二酸化塩素水
を低濃度で殺菌や脱臭に適応する場合、従来法による二
酸化塩素連続発生では二酸化塩素水は高濃度、乱流で得
られるので、ガスアウトし易くかつ、使用に適した希釈
液を作る希釈混合操作でもガスアウトが生じて、使用以
前に無視できない量の高価な二酸化塩素が空気中に飛散
するので経済上著しく不利であるばかりでなく危険も伴
っていた。
方法が知られているが、化学反応速度が常温で速く、し
かも亜塩素酸塩の二酸化塩素への転換効率が80%以上
で、かつ添加する酸量の変動で発生する二酸化塩素濃度
に影響しないことが重要である。また、殺菌・消毒を必
要とする場所に二酸化塩素水の発生機を設置するのであ
るから装置自体がコンパクトで簡便に操作できることも
実用上、重要事項である。そして、二酸化塩素水中の二
酸化塩素は気体として溶存しているので、極弱いバブリ
ングや攪拌でも極端なガスアウトが生じて濃度が大幅に
低下する。従来法ではこの飛散を防ぐ必要がありクロー
ズドシステムでないと効率的な適応が出来ない為に、常
温常圧下での使用が制限されて来た。特に二酸化塩素水
を低濃度で殺菌や脱臭に適応する場合、従来法による二
酸化塩素連続発生では二酸化塩素水は高濃度、乱流で得
られるので、ガスアウトし易くかつ、使用に適した希釈
液を作る希釈混合操作でもガスアウトが生じて、使用以
前に無視できない量の高価な二酸化塩素が空気中に飛散
するので経済上著しく不利であるばかりでなく危険も伴
っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来知られていた二酸化塩素水の製造方法
で問題となっていたガスアウトによる濃度低下を起こさ
ない、操作が簡便で濃度の安定した二酸化塩素水の製造
方法およびそのための製造装置を提供することである。
する課題は、従来知られていた二酸化塩素水の製造方法
で問題となっていたガスアウトによる濃度低下を起こさ
ない、操作が簡便で濃度の安定した二酸化塩素水の製造
方法およびそのための製造装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明らは、常温での反
応速度が速く、かつ亜塩素酸塩からの二酸化塩素収率
(転換率)を80%以上にする為に、亜塩素酸塩中の亜
塩素酸イオンモル比に対して用いる鉱酸モル濃度を少な
くとも3倍以上で30倍以下、望ましくは5倍以上、1
0倍以下となし、しかも用いた亜塩素酸塩溶液量に対し
て鉱酸溶液量をほぼ同等とする条件を選定した。本発明
者らは、これらを考慮して、二酸化塩素発生原料薬液の
2種を反応カラムにて混合して反応させ、濃厚な反応溶
液を、これに連結した希釈カラムにて連続かつ静的に混
合反応せしめる方法、これを実現させる装置を発明し
た。
応速度が速く、かつ亜塩素酸塩からの二酸化塩素収率
(転換率)を80%以上にする為に、亜塩素酸塩中の亜
塩素酸イオンモル比に対して用いる鉱酸モル濃度を少な
くとも3倍以上で30倍以下、望ましくは5倍以上、1
0倍以下となし、しかも用いた亜塩素酸塩溶液量に対し
て鉱酸溶液量をほぼ同等とする条件を選定した。本発明
者らは、これらを考慮して、二酸化塩素発生原料薬液の
2種を反応カラムにて混合して反応させ、濃厚な反応溶
液を、これに連結した希釈カラムにて連続かつ静的に混
合反応せしめる方法、これを実現させる装置を発明し
た。
【0008】すなわち、本発明は、それぞれ別のタンク
に入れた鉱酸水溶液と亜塩素酸塩水溶液とを、液面に加
えた空気圧により連続的に静的混合装置を具備した反応
カラム中に導き、該反応カラム中で生成した1.0から
4.0%の二酸化塩素溶液を該反応カラムに連結した静
的混合装置を具備した混合カラム中で水により希釈し、
10mg/lから3,000mg/l濃度の二酸化塩素
水となす、二酸化塩素水の製造方法に関する。
に入れた鉱酸水溶液と亜塩素酸塩水溶液とを、液面に加
えた空気圧により連続的に静的混合装置を具備した反応
カラム中に導き、該反応カラム中で生成した1.0から
4.0%の二酸化塩素溶液を該反応カラムに連結した静
的混合装置を具備した混合カラム中で水により希釈し、
10mg/lから3,000mg/l濃度の二酸化塩素
水となす、二酸化塩素水の製造方法に関する。
【0009】本発明の具体的な態様は、鉱酸が塩酸であ
り、亜塩素酸塩が亜塩素酸ソーダであり、かつ塩酸の量
が亜塩素酸ソーダ量に対して3倍モルから30倍モルで
ある上記の二酸化塩素水の製造方法である。
り、亜塩素酸塩が亜塩素酸ソーダであり、かつ塩酸の量
が亜塩素酸ソーダ量に対して3倍モルから30倍モルで
ある上記の二酸化塩素水の製造方法である。
【0010】本発明の更に別な具体的な態様は、反応カ
ラム及び水希釈カラムが、スタティツクミキサー、ラッ
シヒリング、多孔体、粒状体、網状体、繊維フィルター
から選ばれる充填材の1種または2種類以上を組み合わ
せて内装した静的混合装置を具備したカラムであり、か
つ反応カラムに供給する鉱酸水溶液および亜塩素酸塩水
溶液の流速が0.01m/sec〜0.5m/secで
あり、水希釈カラムに供給する清水の流速が0.01m
/sec〜0.5m/secであることを特徴とする上
記いずれかの二酸化塩素水の製造方法である。
ラム及び水希釈カラムが、スタティツクミキサー、ラッ
シヒリング、多孔体、粒状体、網状体、繊維フィルター
から選ばれる充填材の1種または2種類以上を組み合わ
せて内装した静的混合装置を具備したカラムであり、か
つ反応カラムに供給する鉱酸水溶液および亜塩素酸塩水
溶液の流速が0.01m/sec〜0.5m/secで
あり、水希釈カラムに供給する清水の流速が0.01m
/sec〜0.5m/secであることを特徴とする上
記いずれかの二酸化塩素水の製造方法である。
【0011】本発明の更に別な具体的な態様は、タンク
中の鉱酸水溶液および亜塩素酸塩水溶液の液面を加圧す
るためにブロワーの静圧を利用した貯圧タンクを使用
し、少流量無脈動により鉱酸水溶液および亜塩素酸塩水
溶液を反応カラム中に導くことを特徴とする上記いずれ
かの二酸化塩素の製造方法である。
中の鉱酸水溶液および亜塩素酸塩水溶液の液面を加圧す
るためにブロワーの静圧を利用した貯圧タンクを使用
し、少流量無脈動により鉱酸水溶液および亜塩素酸塩水
溶液を反応カラム中に導くことを特徴とする上記いずれ
かの二酸化塩素の製造方法である。
【0012】本発明はまた、ブロワーにより加圧される
貯圧タンク、鉱酸水溶液タンクおよび亜塩素酸塩水溶液
タンク、静的混合装置を具備した反応カラム、静的混合
装置を具備した混合カラムからなり、貯圧タンクから出
る均圧管は各薬液タンクの上部に連結され、各薬液タン
クの下部より該反応カラムの入口に各薬液供給管が連結
され、該反応カラムの出口より出る管は該混合カラムの
入口に連結され、また該混合カラムの入口には清水供給
管が連結されており、該混合カラムの出口から配された
管より二酸化塩素水を取り出すことを特徴とする二酸化
塩素水の製造装置に関する。
貯圧タンク、鉱酸水溶液タンクおよび亜塩素酸塩水溶液
タンク、静的混合装置を具備した反応カラム、静的混合
装置を具備した混合カラムからなり、貯圧タンクから出
る均圧管は各薬液タンクの上部に連結され、各薬液タン
クの下部より該反応カラムの入口に各薬液供給管が連結
され、該反応カラムの出口より出る管は該混合カラムの
入口に連結され、また該混合カラムの入口には清水供給
管が連結されており、該混合カラムの出口から配された
管より二酸化塩素水を取り出すことを特徴とする二酸化
塩素水の製造装置に関する。
【0013】本発明の二酸化塩素の製造装置において好
ましい態様は、タンクおよび配管の材質が塩化ビニール
樹脂、塩素化塩化ビニール樹脂、硝子、テフロン、ステ
ンレススチールまたはチタン合金よりなるか、あるいは
これらの材質でライニングされている装置である。
ましい態様は、タンクおよび配管の材質が塩化ビニール
樹脂、塩素化塩化ビニール樹脂、硝子、テフロン、ステ
ンレススチールまたはチタン合金よりなるか、あるいは
これらの材質でライニングされている装置である。
【0014】
【発明の実施の形態】二酸化塩素発生の原料として用い
る水溶液は1種が亜塩素酸塩を含む水溶液である。この
塩の具体的化合物としては好適には亜塩素酸ソーダが用
いられるが、例えば亜塩素酸カリ、亜塩素酸カルシウム
等のアルカリまたはアルカリ土類金属の亜塩素酸塩等も
用いる事が出来る。原料薬液のもう1種は酸を含む水溶
液である。好適に用いられる酸としては塩酸、硫酸、燐
酸の様な鉱酸が好適で、特に希釈熱発生が小さく、二酸
化塩素類縁である塩酸が特に好ましい。クエン酸、酒石
酸等の様な弱酸性の有機酸はも使用可能であるが、反応
効率が小さく実用上不利である。
る水溶液は1種が亜塩素酸塩を含む水溶液である。この
塩の具体的化合物としては好適には亜塩素酸ソーダが用
いられるが、例えば亜塩素酸カリ、亜塩素酸カルシウム
等のアルカリまたはアルカリ土類金属の亜塩素酸塩等も
用いる事が出来る。原料薬液のもう1種は酸を含む水溶
液である。好適に用いられる酸としては塩酸、硫酸、燐
酸の様な鉱酸が好適で、特に希釈熱発生が小さく、二酸
化塩素類縁である塩酸が特に好ましい。クエン酸、酒石
酸等の様な弱酸性の有機酸はも使用可能であるが、反応
効率が小さく実用上不利である。
【0015】本発明では、用いた亜塩素酸ソーダの理論
量に対して塩酸量を少なくも3倍以上、好ましくは5倍
以上の過剰で反応させる事を、80%以上の収率をキー
プする為に必要とする。塩酸の過剰量はこれより多くて
も反応上は構わないが、酸性度が高いのは、用いる装置
材質の制限やコスト面等で不利な点ばかりであるから、
出来る限り低い倍率で80%以上の収率がキープ出来る
倍率を選ぶべきである。本発明の方法を実現する具体的
な装置として、採用した方法は反応カラム及びこれに連
結した希釈カラムに混合、攪拌効果のあるスタティック
ミキサー、ラッシヒリング、多孔体、粒状体、網状体、
繊維フィルター等を単体もしくは2種類以上を組み合わ
せて内装した混合・反応の装置を用する事である。
量に対して塩酸量を少なくも3倍以上、好ましくは5倍
以上の過剰で反応させる事を、80%以上の収率をキー
プする為に必要とする。塩酸の過剰量はこれより多くて
も反応上は構わないが、酸性度が高いのは、用いる装置
材質の制限やコスト面等で不利な点ばかりであるから、
出来る限り低い倍率で80%以上の収率がキープ出来る
倍率を選ぶべきである。本発明の方法を実現する具体的
な装置として、採用した方法は反応カラム及びこれに連
結した希釈カラムに混合、攪拌効果のあるスタティック
ミキサー、ラッシヒリング、多孔体、粒状体、網状体、
繊維フィルター等を単体もしくは2種類以上を組み合わ
せて内装した混合・反応の装置を用する事である。
【0016】本発明の装置例は第1図に示した。エアー
フイルターを通った空気はオイルレスブロワー(1)に
より貯圧タンク(2)に吹き込まれる。圧力調節弁
(3)の開度により貯圧タンク(2)内の静圧力を調節
する。貯圧タンク(2)は原料薬液タンク(4)、
(5)と均圧管によって結ばれ、原料薬液を押し出す働
きをする。原料薬液の減量分だけ貯圧タンクの空気が原
料薬液タンクへ移動し、原料薬液の多少によらず均圧を
保つことが出来る。押し出された薬液は、流量調節弁
(6)、流量計(7)、逆止弁(8)を通って、それぞ
れ反応カラム(9)へ送られる。反応カラム内で混合さ
れ反応して濃厚な二酸化塩素溶液が生成する。この濃厚
な二酸化塩素溶液は希釈カラム(10)入り口直前で水
道水等(12)の清水と合流し、希釈カラム(10)に
導かれ希釈混合される。そして、希釈された二酸化塩素
水としてレシーバータンク(11)に溜められる。
フイルターを通った空気はオイルレスブロワー(1)に
より貯圧タンク(2)に吹き込まれる。圧力調節弁
(3)の開度により貯圧タンク(2)内の静圧力を調節
する。貯圧タンク(2)は原料薬液タンク(4)、
(5)と均圧管によって結ばれ、原料薬液を押し出す働
きをする。原料薬液の減量分だけ貯圧タンクの空気が原
料薬液タンクへ移動し、原料薬液の多少によらず均圧を
保つことが出来る。押し出された薬液は、流量調節弁
(6)、流量計(7)、逆止弁(8)を通って、それぞ
れ反応カラム(9)へ送られる。反応カラム内で混合さ
れ反応して濃厚な二酸化塩素溶液が生成する。この濃厚
な二酸化塩素溶液は希釈カラム(10)入り口直前で水
道水等(12)の清水と合流し、希釈カラム(10)に
導かれ希釈混合される。そして、希釈された二酸化塩素
水としてレシーバータンク(11)に溜められる。
【0017】貯圧タンクの圧力は装置の高さ以上(水
柱)あれば良いが配管抵抗及び主反応器以後の抵抗を考
慮して装置高さプラス数メーター(水柱)とすれば良
い。ブロワー圧力は圧力調節弁を閉じた時、前記の装置
高さプラス数m(水柱)以上であれば良い。貯圧タンク
容量は大きい方が圧力変動は少ないが、現実的には2薬
液タンク容量の合計と同等以上あれば支障ない。ブロワ
ー風量は2薬液の減る量の100〜1000倍あれば貯
圧タンクの圧力変動率は1〜0.1%位となり、充分に
安定運転が出来る。厳密には圧力調節弁から出る空気量
が2薬液の減る量の100倍以上であれば圧力変動率は
1%以下になる。均圧管は空気流量が少ないため、1/
2〜2(インチ)あれば充分である。
柱)あれば良いが配管抵抗及び主反応器以後の抵抗を考
慮して装置高さプラス数メーター(水柱)とすれば良
い。ブロワー圧力は圧力調節弁を閉じた時、前記の装置
高さプラス数m(水柱)以上であれば良い。貯圧タンク
容量は大きい方が圧力変動は少ないが、現実的には2薬
液タンク容量の合計と同等以上あれば支障ない。ブロワ
ー風量は2薬液の減る量の100〜1000倍あれば貯
圧タンクの圧力変動率は1〜0.1%位となり、充分に
安定運転が出来る。厳密には圧力調節弁から出る空気量
が2薬液の減る量の100倍以上であれば圧力変動率は
1%以下になる。均圧管は空気流量が少ないため、1/
2〜2(インチ)あれば充分である。
【0018】圧力調節弁はボール弁、ブローブ弁、仕切
弁等が良く、ダンパーでは調節し難い。2薬液の流量調
節弁は微細調節の可能なニードル弁が良い。流量計は液
流量が広範囲、且つ正確に計れるものが良く、ローター
メーターやボールタイプのものが使える。又、自動制御
用の流量計とニードル弁を組み合わせる方法もある。2
薬液及び清水のラインには混合液が逆流しないように逆
防止弁が必要である。清水はポンプ送水による圧水又は
水道水で、圧力変動が少ないことが要求される。主反応
器は2薬液と水を静的に混合、反応させることを目的と
し、静かに混合しながら2薬液の分子がまんべん無く接
触することが好ましく、スタティックミキサー、ラッシ
ヒリング、多孔体、粒状体、網状体、繊維フィルターな
どの液の流路を細分し、また、合流して、これを複数回
繰り返すような構造が必要である。これらは単体でも良
いが2種類以上を組み合わせて混合、反応効果を向上さ
せることが出来る。例えば、スタティックミキサーで、
まず荒混合をさせた後、微細な繊維フィルターを通すこ
とにより分子間接触の機会を増やすことが出来る。
弁等が良く、ダンパーでは調節し難い。2薬液の流量調
節弁は微細調節の可能なニードル弁が良い。流量計は液
流量が広範囲、且つ正確に計れるものが良く、ローター
メーターやボールタイプのものが使える。又、自動制御
用の流量計とニードル弁を組み合わせる方法もある。2
薬液及び清水のラインには混合液が逆流しないように逆
防止弁が必要である。清水はポンプ送水による圧水又は
水道水で、圧力変動が少ないことが要求される。主反応
器は2薬液と水を静的に混合、反応させることを目的と
し、静かに混合しながら2薬液の分子がまんべん無く接
触することが好ましく、スタティックミキサー、ラッシ
ヒリング、多孔体、粒状体、網状体、繊維フィルターな
どの液の流路を細分し、また、合流して、これを複数回
繰り返すような構造が必要である。これらは単体でも良
いが2種類以上を組み合わせて混合、反応効果を向上さ
せることが出来る。例えば、スタティックミキサーで、
まず荒混合をさせた後、微細な繊維フィルターを通すこ
とにより分子間接触の機会を増やすことが出来る。
【0019】本発明の方法では、貯圧タンク方式の原料
薬液供給システムによりいずれも小流量の上述の亜塩素
酸塩水溶液と鉱酸水溶液を鉱酸の量が亜塩素酸塩に対し
て3倍モルから30倍モル、好ましくは5倍モルから1
0倍モルの比率で反応カラムに、0.01〜0.5m/
secで無脈動にて定量的に注入する。反応カラムに流
入する薬液の流速が0.01m/sec未満であると撹
拌混合効果が期待できなくなるので好ましくない。ま
た、薬液の反応カラム内の流速が0.5m/secを越
すと、反応液が乱流となり溶液中に溶解している二酸化
塩素ガスが気泡となり揮散し、二酸化塩素濃度が低下す
るので好ましくない。本流速範囲は、反応カラム内で生
成した二酸化塩素溶液を清水にて希釈する希釈カラムに
ついてもそのまま当てはまることである。
薬液供給システムによりいずれも小流量の上述の亜塩素
酸塩水溶液と鉱酸水溶液を鉱酸の量が亜塩素酸塩に対し
て3倍モルから30倍モル、好ましくは5倍モルから1
0倍モルの比率で反応カラムに、0.01〜0.5m/
secで無脈動にて定量的に注入する。反応カラムに流
入する薬液の流速が0.01m/sec未満であると撹
拌混合効果が期待できなくなるので好ましくない。ま
た、薬液の反応カラム内の流速が0.5m/secを越
すと、反応液が乱流となり溶液中に溶解している二酸化
塩素ガスが気泡となり揮散し、二酸化塩素濃度が低下す
るので好ましくない。本流速範囲は、反応カラム内で生
成した二酸化塩素溶液を清水にて希釈する希釈カラムに
ついてもそのまま当てはまることである。
【0020】なお、二酸化塩素発生装置は水道水の様な
清水の一定流量に一定流量の薬液を供給して発生濃度を
決める仕組みである、そこで安全上、清水停止の場合に
は薬液供給バルブが閉まる構造としておく事が望まし
い。 同じく2薬液量をレベルゲージ等で検知して、空
になった場合には安全上、全ての薬液供給が停止する構
造としておく事が望ましい。かくして、水道水等の0.
01〜0.5m/sec.の清水流中に上述の2種原料
溶液をほぼ反応理論量で貯圧タンク方式の原料薬液供給
システムにより少流量無脈動で定量的に送り、連続で高
効率(亜塩素酸塩の二酸化塩素への転換率が高い)の二
酸化塩素水を製造することができる。
清水の一定流量に一定流量の薬液を供給して発生濃度を
決める仕組みである、そこで安全上、清水停止の場合に
は薬液供給バルブが閉まる構造としておく事が望まし
い。 同じく2薬液量をレベルゲージ等で検知して、空
になった場合には安全上、全ての薬液供給が停止する構
造としておく事が望ましい。かくして、水道水等の0.
01〜0.5m/sec.の清水流中に上述の2種原料
溶液をほぼ反応理論量で貯圧タンク方式の原料薬液供給
システムにより少流量無脈動で定量的に送り、連続で高
効率(亜塩素酸塩の二酸化塩素への転換率が高い)の二
酸化塩素水を製造することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明により、経済性と安全性が高く、
簡単な操作で二酸化塩素を製造する事が出来る。そし
て、殺菌や脱臭目的に合わせた濃度の二酸化塩素水をそ
の場で必要な時に得られる方法を提供出来る。本発明は
低濃度に好適であるばかりでなく、種々用途に応じた広
範囲の濃度にもタイムリーに対応可能である。
簡単な操作で二酸化塩素を製造する事が出来る。そし
て、殺菌や脱臭目的に合わせた濃度の二酸化塩素水をそ
の場で必要な時に得られる方法を提供出来る。本発明は
低濃度に好適であるばかりでなく、種々用途に応じた広
範囲の濃度にもタイムリーに対応可能である。
【0022】
【実施例】以下、実施例により本発明をより詳細に説明
する。
する。
【0023】実施例1 フラスコ法による二酸化塩素水
製造時の薬液供給量の決定 亜塩素酸塩として亜塩素酸ソーダ、酸として塩酸を選ん
だ。各薬液濃度は次のものを使用した。 亜塩素酸ソーダ水溶液 8.00重量/容積% 塩酸水溶液 18.00重量/容積% 反応式 5NaClO2+4HCl=4ClO2+5N
aCl+2H2O
製造時の薬液供給量の決定 亜塩素酸塩として亜塩素酸ソーダ、酸として塩酸を選ん
だ。各薬液濃度は次のものを使用した。 亜塩素酸ソーダ水溶液 8.00重量/容積% 塩酸水溶液 18.00重量/容積% 反応式 5NaClO2+4HCl=4ClO2+5N
aCl+2H2O
【0024】200ミリリッター容積の硝子製メスフラ
スコに上述の亜塩素酸ソーダ溶液を4.8ml採ったも
のを数本準備する。これに上述の塩酸水溶液を式−1の
化学式で示した化学量論量の1倍から35倍添加、混合
して反応せしめ、メスアップしてからヨー化カリ/チオ
硫酸ソーダ標準液による酸化還元滴定法により、二酸化
塩素濃度を求めた。なお、使用した亜塩素酸ソーダ量か
ら理論二酸化塩素転換濃度は1440mg/lであっ
た。その結果、塩酸添加量と二酸化塩素発生量の関係
は、表1と図1に示した通り、亜塩素酸ソーダ量に対し
て化学量論量の0から5倍までは直線的に収率が増加
し、5倍以上であれば酸量に関係せず収率は一定とな
る。82〜83%と高収率であった。
スコに上述の亜塩素酸ソーダ溶液を4.8ml採ったも
のを数本準備する。これに上述の塩酸水溶液を式−1の
化学式で示した化学量論量の1倍から35倍添加、混合
して反応せしめ、メスアップしてからヨー化カリ/チオ
硫酸ソーダ標準液による酸化還元滴定法により、二酸化
塩素濃度を求めた。なお、使用した亜塩素酸ソーダ量か
ら理論二酸化塩素転換濃度は1440mg/lであっ
た。その結果、塩酸添加量と二酸化塩素発生量の関係
は、表1と図1に示した通り、亜塩素酸ソーダ量に対し
て化学量論量の0から5倍までは直線的に収率が増加
し、5倍以上であれば酸量に関係せず収率は一定とな
る。82〜83%と高収率であった。
【0025】
【表1】
【0026】別に3.00(w/v%)、6.00(w/v%)、1
0(w/v%)、30(w/v%)亜塩素酸ソーダ溶液を用いて同様
な塩酸倍率にて試験した結果、8.00(w/v%)と同様に
収率80%以上で発生二酸化塩素濃度カーブも図1と同
様のものとなった。
0(w/v%)、30(w/v%)亜塩素酸ソーダ溶液を用いて同様
な塩酸倍率にて試験した結果、8.00(w/v%)と同様に
収率80%以上で発生二酸化塩素濃度カーブも図1と同
様のものとなった。
【0027】実施例2 二酸化塩素製造装置による製造
例 原料薬液濃度は次の濃度のものを使用した。なお亜塩素
酸ソーダ溶液供給に対して塩酸溶液のフィードが多少変
動しても得られる二酸化塩素水の濃度が計画したものと
なる様な、亜塩素酸ソーダに対する塩酸倍率6.0を選
択した。 亜塩素酸ソーダ水溶液 8.00重量/容積% 塩酸水溶液 15.5重量/容積%
例 原料薬液濃度は次の濃度のものを使用した。なお亜塩素
酸ソーダ溶液供給に対して塩酸溶液のフィードが多少変
動しても得られる二酸化塩素水の濃度が計画したものと
なる様な、亜塩素酸ソーダに対する塩酸倍率6.0を選
択した。 亜塩素酸ソーダ水溶液 8.00重量/容積% 塩酸水溶液 15.5重量/容積%
【0028】二酸化塩素水の製造装置は基本的に図2に
示したものを採用した。ブロワーは5Nm3/min.
×3000mmAqのターボブロワーを使用し、貯圧タ
ンクは100リッターの硬質PVC製タンクとし圧力計
を設けた。圧力調節弁はPVC製ボール弁(40A)を
使用した。貯圧タンクの圧力は180mmAqで運転し
た。2薬液のタンクは20リッターのPVC缶を使用
し、蓋には均圧管と液の押し上げ管を取り付け、密閉を
保てるようにした。均圧管は6Aのテフロン管とし、2
薬液の流量調節弁はテフロン製ニードル弁(6A)を、
流量計は0から最大200ミリリッター毎分を計れるロ
ーターメーターを使用した。逆止弁は市販のプラスチッ
ク製(6A)を、2薬液の供給配管はテフロンチューブ
(6A)とした。反応カラムは13AのPVC管を使用
し、60cm長さとして、中に外径2mmのガラス管を
2mm長さにカットしたピースをラッシヒリングの様に
多数個充填したものを使用した。これに接続した希釈カ
ラムには、スタティクミキサー(ノリタケカンパニー製
1−N10−321−N型)を使用した。このカラムの
下部よりは、水道水をニードルバルブ−流量計−逆止弁
を通して供給、カラム下部に接続したT字管より反応カ
ラムで混合・反応した濃厚な二酸化塩素を流入させ、直
ちに希釈カラム内で混合・希釈されて目的濃度の二酸化
塩素水として連続的にレシバータンクに流入した。得ら
れた二酸化塩素水の分析は実施例1と同様に行った。水
道水流量と各薬液流量の比率及びこの条件で得られた二
酸化塩素水の分析値を表2に示した。表から明らかな様
に広範囲濃度の二酸化塩素水を高収率、連続的で簡易に
製造出来た。
示したものを採用した。ブロワーは5Nm3/min.
×3000mmAqのターボブロワーを使用し、貯圧タ
ンクは100リッターの硬質PVC製タンクとし圧力計
を設けた。圧力調節弁はPVC製ボール弁(40A)を
使用した。貯圧タンクの圧力は180mmAqで運転し
た。2薬液のタンクは20リッターのPVC缶を使用
し、蓋には均圧管と液の押し上げ管を取り付け、密閉を
保てるようにした。均圧管は6Aのテフロン管とし、2
薬液の流量調節弁はテフロン製ニードル弁(6A)を、
流量計は0から最大200ミリリッター毎分を計れるロ
ーターメーターを使用した。逆止弁は市販のプラスチッ
ク製(6A)を、2薬液の供給配管はテフロンチューブ
(6A)とした。反応カラムは13AのPVC管を使用
し、60cm長さとして、中に外径2mmのガラス管を
2mm長さにカットしたピースをラッシヒリングの様に
多数個充填したものを使用した。これに接続した希釈カ
ラムには、スタティクミキサー(ノリタケカンパニー製
1−N10−321−N型)を使用した。このカラムの
下部よりは、水道水をニードルバルブ−流量計−逆止弁
を通して供給、カラム下部に接続したT字管より反応カ
ラムで混合・反応した濃厚な二酸化塩素を流入させ、直
ちに希釈カラム内で混合・希釈されて目的濃度の二酸化
塩素水として連続的にレシバータンクに流入した。得ら
れた二酸化塩素水の分析は実施例1と同様に行った。水
道水流量と各薬液流量の比率及びこの条件で得られた二
酸化塩素水の分析値を表2に示した。表から明らかな様
に広範囲濃度の二酸化塩素水を高収率、連続的で簡易に
製造出来た。
【0029】
【表2】
【図1】亜塩素酸ソーダに対する塩酸のモル比と、生成
する二酸化塩素の濃度の関係を示した図である。
する二酸化塩素の濃度の関係を示した図である。
【図2】連続二酸化塩素水発生装置の一例を示した図で
ある。
ある。
(1)オイルレスブロワー (2)貯圧タンク (3)圧力調節弁 (4)亜塩素酸塩水溶液タンク (5)酸水溶液タンク (6)流量調節弁 (7)流量計 (8)逆止弁 (9)反応カラム (10)希釈カラム (11)二酸化塩素水レシーバータンク (12)希釈水入口
Claims (6)
- 【請求項1】それぞれ別のタンクに入れた鉱酸水溶液と
亜塩素酸塩水溶液とを、液面に加えた空気圧により連続
的に静的混合装置を具備した反応カラム中に導き、該反
応カラム中で生成した1.0から4.0%の二酸化塩素
溶液を該反応カラムに連結した静的混合装置を具備した
混合カラム中で水により希釈し、10mg/lから3,
000mg/l濃度の二酸化塩素水となす、二酸化塩素
水の製造方法。 - 【請求項2】鉱酸が塩酸であり、亜塩素酸塩が亜塩素酸
ソーダであり、かつ塩酸の量が亜塩素酸ソーダ量に対し
て3倍モルから30倍モルである請求項1に記載した二
酸化塩素水の製造方法。 - 【請求項3】反応カラム及び水希釈カラムが、スタティ
ツクミキサー、ラッシヒリング、多孔体、粒状体、網状
体、繊維フィルターから選ばれる充填材の1種または2
種類以上を組み合わせて内装した静的混合装置を具備し
たカラムであり、かつ反応カラムに供給する鉱酸水溶液
および亜塩素酸塩水溶液の流速が0.01m/sec〜
0.5m/secであり、水希釈カラムに供給する清水
の流速が0.01m/sec〜0.5m/secである
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載した二
酸化塩素水の製造方法。 - 【請求項4】タンク中の鉱酸水溶液および亜塩素酸塩水
溶液の液面を加圧するためにブロワーの静圧を利用した
貯圧タンクを使用し、少流量無脈動により鉱酸水溶液お
よび亜塩素酸塩水溶液を反応カラム中に導くことを特徴
とする請求項1から請求項3のいずれかに記載した二酸
化塩素の製造方法。 - 【請求項5】ブロワーにより加圧される貯圧タンク、鉱
酸水溶液タンクおよび亜塩素酸塩水溶液タンク、静的混
合装置を具備した反応カラム、静的混合装置を具備した
混合カラムからなり、貯圧タンクから出る均圧管は各薬
液タンクの上部に連結され、各薬液タンクの下部より該
反応カラムの入口に各薬液供給管が連結され、該反応カ
ラムの出口より出る管は該混合カラムの入口に連結さ
れ、また該混合カラムの入口には清水供給管が連結され
ており、該混合カラムの出口から配された管より二酸化
塩素水を取り出すことを特徴とする二酸化塩素水の製造
装置。 - 【請求項6】タンクおよび配管の材質が塩化ビニール樹
脂、塩素化塩化ビニール樹脂、硝子、テフロン、ステン
レススチールまたはチタン合金よりなるか、あるいはこ
れらの材質でライニングされていることを特徴とする請
求項5に記載の二酸化塩素の製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8253935A JPH1081503A (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | 二酸化塩素水の製造方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8253935A JPH1081503A (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | 二酸化塩素水の製造方法及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1081503A true JPH1081503A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17258068
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8253935A Pending JPH1081503A (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | 二酸化塩素水の製造方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1081503A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004002883A1 (en) * | 2002-06-28 | 2004-01-08 | Sk Aquatech Co., Ltd. | Method and apparatus for producing chlorine dioxide useful in water purification plants |
| JP2007143907A (ja) * | 2005-11-29 | 2007-06-14 | Daisen Sangyo Kk | エアマット |
| JP2008178823A (ja) * | 2007-01-25 | 2008-08-07 | Dowa Technology Kk | 複数流体反応方法ならびにそれを用いた複数流体反応装置 |
| KR100937065B1 (ko) | 2003-08-04 | 2010-01-15 | 다이꼬 야꾸힝 가부시끼가이샤 | 이산화염소 제조장치 |
| KR101045062B1 (ko) * | 2009-02-19 | 2011-06-29 | 김철원 | 살균수 제조장치의 반응조 |
| KR101162536B1 (ko) | 2009-10-23 | 2012-07-05 | 주식회사 에코시아 | THMs등이 생성되지 않는 녹색 친환경 살균소독제인 이산화염소 수용액 제조장치 및 그 제조방법 |
| JP2014530169A (ja) * | 2011-10-14 | 2014-11-17 | インフラコアゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテルハフツングInfracor GmbH | 水を二酸化塩素で処理する改善された方法 |
| US20150140126A1 (en) * | 2008-05-26 | 2015-05-21 | Taiko Pharmaceutical Co., Ltd. | Repelling agent, bite repelling agent and arthropod-borne disease preventive agent |
| KR102041132B1 (ko) * | 2019-06-24 | 2019-11-06 | 주식회사 이노푸스 | 동력원 없는 감압 방식 원료 공급 및 반응으로 폭발 위험성을 제거한 이산화염소수 제조 장치 및 제조 방법 |
| CN112390336A (zh) * | 2019-08-13 | 2021-02-23 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种适用于带压管道的负压式二氧化氯投加装置 |
-
1996
- 1996-09-04 JP JP8253935A patent/JPH1081503A/ja active Pending
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100456483B1 (ko) * | 2002-06-28 | 2004-11-09 | (주)에스케이 아쿠아테크 | 정수장에 유용한 이산화염소의 제조방법 및 장치 |
| WO2004002883A1 (en) * | 2002-06-28 | 2004-01-08 | Sk Aquatech Co., Ltd. | Method and apparatus for producing chlorine dioxide useful in water purification plants |
| KR100937065B1 (ko) | 2003-08-04 | 2010-01-15 | 다이꼬 야꾸힝 가부시끼가이샤 | 이산화염소 제조장치 |
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| JP2008178823A (ja) * | 2007-01-25 | 2008-08-07 | Dowa Technology Kk | 複数流体反応方法ならびにそれを用いた複数流体反応装置 |
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| KR101162536B1 (ko) | 2009-10-23 | 2012-07-05 | 주식회사 에코시아 | THMs등이 생성되지 않는 녹색 친환경 살균소독제인 이산화염소 수용액 제조장치 및 그 제조방법 |
| JP2014530169A (ja) * | 2011-10-14 | 2014-11-17 | インフラコアゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテルハフツングInfracor GmbH | 水を二酸化塩素で処理する改善された方法 |
| US9743670B2 (en) | 2011-10-14 | 2017-08-29 | Infracor Gmbh | Method of treating water with chlorine dioxide |
| KR102041132B1 (ko) * | 2019-06-24 | 2019-11-06 | 주식회사 이노푸스 | 동력원 없는 감압 방식 원료 공급 및 반응으로 폭발 위험성을 제거한 이산화염소수 제조 장치 및 제조 방법 |
| WO2020262798A1 (ko) * | 2019-06-24 | 2020-12-30 | 주식회사 이노푸스 | 동력원 없는 감압 방식 원료 공급 및 반응으로 폭발 위험성을 제거한 이산화염소수 제조 장치 및 제조 방법 |
| CN112390336A (zh) * | 2019-08-13 | 2021-02-23 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种适用于带压管道的负压式二氧化氯投加装置 |
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